JP4984784B2 - 複数の患者に対する治療計画を情報処理装置に行わせるプログラム、情報処理装置、及び治療計画方法 - Google Patents

複数の患者に対する治療計画を情報処理装置に行わせるプログラム、情報処理装置、及び治療計画方法 Download PDF

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Description

本発明は、患者本人及び家族の負担を最小限とすると共に、複数の患者の治療計画の調整を可能とし、また、病院運営を効率的に情報処理装置に行わせるプログラム、その情報処理装置及び治療計画方法に関する。
患者に対する治療計画をクリニカルパスといい、一つのクリニカルパスには、検査や手術といった複数の医療行為が含まれていることが多い。このクリニカルパスの作成を支援するシステムが提案されている。
例えば、特許文献1において、疾病名等が利用者である医師等によって指定されることにより、これに対応する一連の医療行為が所定のルールに基づいて自動的にスケジューリングされる技術が開示されている。
特開2000−48109号公報
大規模病院のように扱う患者数が膨大である場合、上述のようなスケジューリングを行う際に、スケジューリングしようとする医療行為(例えば検査)の予約が一杯で、近い日時が取れないという事態が発生する。その結果、本来1週間程度で完了すべきクリニカルパスであっても、予約が取れないがために長期化してしまうことが考えられる。治療期間が長期化してしまうことによって、患者本人のみならず患者家族に精神面及び経済面において負担を強いることになる。
また、近年、包括的診療報酬制度(DPC:Diagnosis Procedure Combination)の導入が開始された。このDPCは、過剰診療を招き易いとの批判が高い従来の出来高払い診療報酬体系に替わる新たな診療報酬制度である。DPCは、疾病の種類や患者属性等によって診療パターンが定められており、そのパターンごとに一日あたりの診療報酬の点数が定められている。そして、この点数は、入院期間が長くなると一日あたりの診療報酬の点数が逓減するように設定されている。即ち、病院の立場では、患者の入院期間が長期化すると、収益が逓減する仕組みとなっている。
そのため、前述のように長期化してしまうようなクリニカルパスを設定すると、病院の収益が逓減してしまうという問題もある。
よって、本発明の目的は、患者本人及び家族の負担を最小限とすると共に、複数の患者の治療計画の調整を可能とし、また、病院運営を効率的に行わせるプログラム、その情報処理装置及び治療計画方法に関する
上記課題を解決するため、本発明は、複数の患者に対する治療計画を情報処理装置に行わせるプログラムであって、該情報処理装置に、医師によって入力された対象患者の病名と治療開始日とに基づいて、医療行為の基本パスを、病名毎に該基本パスにおける該医療行為の明細手順、予約を要する医療行為の予約コード、該明細手順毎に医療内容を示すオーダ名、及び所要日数を対応付けた記憶領域に格納されるパス明細マスタテーブルから、該対象患者の病名に対応する前記基本パスを取得する基本パス取得段階と、前記基本パスを適用したときに、該基本パスに含まれる予約コードと、前記医師が入力した入院日とに基づいて、予約コード毎に予約可能日、開始時間及び終了時間とで示される予約枠、患者IDを少なくとも対応付けた前記記憶領域に格納される予約明細テーブルを参照することによって、該入院日から最短の予約可能日で該患者IDが設定されていない空きの予約枠が存在するか否かを判断する最短予約日判断段階と、前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在しない場合、患者ID毎に入院日数と、該入院日数に基づいて算出した医療報酬の点数とを対応させて記憶した前記記憶領域内の入院日数算出作業域から、一番点数の高い患者IDを取得して、前記予約明細テーブルから検索する高点数患者検索段階と、前記予約明細テーブルから前記一番点数の高い患者IDに対応する前記予約可能日と前記予約枠とを取得して、前記対象患者と、該対象患者と同一予約コードによる予約日時が重なってい患者に関して患者ID毎の明細順序適用開始日、適用終了日、予約取得日を少なくとも対応させ前記記憶領域内に記憶したパス展開作業域において、前記取得した前記予約可能日と前記予約枠とを該対象患者の前記基本パス内の予約が必要な明細手順に適用させて該対象患者の前記明細手順毎の適用開始及び適用終了日とを再計算する再スケジュールによって、所定日数の範囲内で前記治療計画を行い、前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在する場合、前記予約明細テーブルの該空き予約枠に予約して、前記基本パスの明細順序と所要日数とから入院日から退院日までの入院期間を求める治療計画段階を実行させるように構成される。
このようなプログラムによって情報処理装置では、患者本人及び家族の負担を最小限とすると共に、複数の患者の治療計画の調整を可能とし、また、病院運営を効率的に行うことを支援することができる。
上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記治療計画を行う段階を手段として備えた情報処理装置、該情報処理装置における治療計画方法、及び、上記プログラムを記憶した記憶媒体とすることもできる。
本願発明は、患者本人及び家族の負担を最小限とすると共に、複数の患者の治療計画の調整を可能とし、また、病院運営を効率的に行うことを支援することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、クリニカルパス適応支援装置の機能構成を示す図である。図1において、クリニカルパス適応支援装置100は、例えば、病院内に構築される。クリニカルパス適応支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)によって制御されるコンピュータサーバであって、ネットワーク2を介して、複数の医師端末3と接続される。また、クリニカルパス適応支援装置100は、ASP(Application Service Provider)として機能する。
クリニカルパス適応支援装置100は、ネットワーク2を介して複数の医師端末3に最適なクリニカルパスを適応するための処理を提供し、医師端末3を利用する医師による患者の病名及び入院日の入力に応じて、最適なクリニカルパスを適応したスケジュールを医師端末3へ提供する。
クリニカルパス適応支援装置100は、出力制御部13と、入力制御部14と、表示制御部15と、通信制御部18と、インストーラ19と、病名・入院日取得部31と、再スケジューリング処理部32aを有するスケジューリング処理部32と、確定処理部33とを有する。
更に、クリニカルパス適応支援装置100は、ハードディスク等の記憶領域に、患者マスタテーブル51と、DPCパスマスタテーブル52と、DPC(Diagnosis Procedure Combination)パス明細マスタテーブル53と、パス適用テーブル54と、予約枠テーブル55と、予約明細テーブル56と、パス展開作業域57と、入院日数算出作業域58とを格納し管理する。
出力制御部13は、CPUからの指示に応じて、出力データを制御してプリンタ等に出力する。入力制御部14は、キーボード、マウス等によって入力された入力データを制御する。表示制御部15は、表示データを制御してモニタ等への表示を制御する。
通信制御部18は、クリニカルパス適応支援装置100が例えばインターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して外部の端末とのデータの送受信を所定の通信プロトコルに従って制御する。
インストーラ19は、クリニカルパス適応支援装置100での処理を実現するプログラムが格納された記憶媒体20がドライバにセットされると、記憶媒体20からそのプログラムを読み出して、ハードディスク等の所定の記憶領域にインストールする。クリニカルパス適応支援装置100での処理の実行は、CPUがハードディスク等の所定の記憶領域にインストールされたプログラムに従って行うことにより実現される。記憶媒体20は、プログラムをコンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等である。また、ネットワークを介してダウンロードし、ハードディスク等の所定の記憶領域にインストールするようにしても良い。
病名・入院日取得部31は、医師端末3に患者の病名及び入院日を入力するDPCパス入力画面を表示して、医師が入力した患者の病名及び入院日を処理部である。
スケジューリング処理部32は、病名及び入院日に基づくクリニカルパスによる治療計画及び入院期間を、包括的診療報酬精度(DPC)を考慮しつつ決定する。再スケジューリング処理部32aは、病名及び入院日に基づくクリニカルパスが、他の患者のクリニカルパスにより長期化する場合に、他の患者のクリニカルパスで指定される検査及び手術などの日程を調整してスケジュールをし直す処理部である。
確定処理部33は、患者のクリニカルパスによるスケジュールを確定する処理部である。
DPCには、製造業の損益分岐点のような収益の閾値を示す数値として、25パーセンタイル値と呼ばれる期間が存在する。即ち、当該期間内にクリニカルパスを収めれば診療報酬の収益が高くなるというものである。
本実施例は、患者(患者A)のスケジュールを作成する際、他の患者のスケジュールとの兼ね合いのためにDPCが25パーセンタイル値を超過するようなスケジュールとなってしまう場合は、他の患者(患者B)の診療行為のスケジュールを調整することで、患者AのDPCを25パーセンタイル値に収めるようにするものである。
図1に示す各テーブル51から56及び各作業域57から58について図2から図9で説明する。
図2は、患者マスタテーブルの例を示す図である。図2において、患者マスタテーブル51は、患者ID、患者名などの項目で構成される。例えば、患者ID「0000000001」の患者名は「患者A」であり、患者ID「0000000002」の患者名は「患者B」であり、患者ID「0000000003」の患者名は「患者C」であことが示される。
図3は、DPCパスマスタテーブルの例を示す図である。図3において、DPCパスマスタテーブル52は、病名に対応するDPCパスコード毎に入院期間毎の点数を管理するテーブルであり、DPCパスコード、病名、病名コード、入院期間、入院期間の点数、入院期間1、入院期間1の点数、入院期間2、入院期間2の点数などの項目で構成される。
例えば、病名コード「65001」で特定される病名「胃がん」に対応するDPCパスコード「1001」では、入院期間が「7」日であれば入院期間の点数は「2900」点であり、入院期間が「14」日であれば入院期間の点数は「1800」点であり、入院期間が「18」日であれば入院期間の点数は「1200」点であることが示される。
病名コード「65002」で特定される病名「盲腸」に対応するDPCパスコード「1002」では、入院期間が「4」日であれば入院期間の点数は「2000」点であり、入院期間が「12」日であれば入院期間の点数は「1500」点であり、入院期間が「19」日であれば入院期間の点数は「900」点であることが示される。
病名コード「65003」で特定される病名「肺がん」に対応するDPCパスコード「1003」では、入院期間が「7」日であれば入院期間の点数は「1300」点であり、入院期間が「18」日であれば入院期間の点数は「900」点であり、入院期間が「26」日であれば入院期間の点数は「500」点であることが示される。
図4は、DPCパス明細マスタテーブルの例を示す図である。図4において、DPCパス明細マスタテーブル53は、検査、手術などの複数の医療行為の手順を示すテーブルであり、DPCパスコード、パス名、明細順序、予約コード、オーダ名、所要日数などの項目で構成される。
例えば、DPCパスコード「1001」で識別されるパス名「パス1」では、明細順序「1」で所要日数「1」日の「血液検査」を行うこと、明細順序「2」で所要日数「1」日の「カウンターショック」を行うこと、明細順序「3」で所要日数「1」日の「MRI」を行うこと、明細順序「4」で所要日数「1」日の「注射」を行うこと、明細順序「5」で所要日数「1」日の「注射」を行うこと、明細順序「6」で所要日数「1」日の「処方」を行うこと、・・・等が、医療行為の手順であることが示されている。
ここで、明細順序「3」で予約コード「R01」が指定されている。これは、明細順序「3」で行う「MRI」は、特定の治療室の予約が必要であることを示している。
DPCパスコード「1002」で識別されるパス名「パス2」では、明細順序「1」で所要日数「1」日の「尿検査」を行うこと、明細順序「2」で所要日数「1」日の「MRI」を行うこと、明細順序「3」で所要日数「1」日の「処方」を行うこと、明細順序「4」で所要日数「1」日の「処方」を行うこと、・・・等が、医療行為の手順であることが示されている。
ここで、明細順序「2」で予約コード「R01」が指定されている。明細順序「2」で行う「MRI」は、特定の治療室の予約が必要であることを示している。
図5は、パス適用マスタテーブルの例を示す図である。図5において、パス適用マスタテーブル54は、現在適用されているクリニカルパスに基づくスケジュールを示すテーブルであり、DPCパスコード、パス名、患者ID、適用開始日、適用終了日、明細順序、予約取得日などで構成される。予約取得日は、特定の治療室の予約日を示す。
例えば、患者ID「0000000001」に適応されているクリニカルパス(すなわち、パス名「パス1」)に基づくスケジュールは、図4に示すDPCパス明細マスタテーブルの「パス1」の明細順序に従って、適用開始日「2006/5/2」に入院した場合、適用終了日「2006/5/2」に明細順序「1」が行われ、適用終了日「2006/5/3」に明細順序「2」が行われ、適用終了日「2006/5/5」に明細順序「3」が行われ、適用終了日「2006/5/6」に明細順序「4」が行われ、適用終了日「2006/5/7」に明細順序「5」が行われ、そして適用終了日「2006/5/8」に明細順序「6」が行われることを示している。
この患者ID「0000000001」のスケジュールでは、「MRI」のための特定の治療室の予約を、図4に示すパス1の明細順序1及び2に要する所要日数に基づく3日後の「2006/5/4」に行うことができず、1日ずれた「2006/5/5 14:00:00」が取得できた予約日となっている。この調整については、後述される。
また、患者ID「0000000002」に適応されているクリニカルパス(すなわち、パス名「パス2」)に基づくスケジュールは、図4に示すDPCパス明細マスタテーブルの「パス2」の明細順序に従って、適用開始日「2006/5/3」に入院した場合、適用終了日「2006/5/3」に明細順序「1」が行われ、適用終了日「2006/5/4」に明細順序「2」が行われ、適用終了日「2006/5/5」に明細順序「3」が行われ、そして適用終了日「2006/5/6」に明細順序「4」が行われることを示している。
この患者ID「0000000002」のスケジュールでは、「MRI」のための特定の治療室の予約が「2006/5/4 10:00:00」になされている。
図6は、予約枠テーブルの例を示す図である。図6において、予約枠テーブル55は、予約コードによって特定される検査項目又は治療室などの予約内容であり、予約コード、診療科コード、予約名などの項目で構成される。
例えば、予約コード「R01」について、診療科コードは「01」で、予約名「MRI」の予約を示している。予約コード「R01」について、診療科コードは「01」で、予約名「CT検査室1」の予約を示している。予約コード「R02」について、診療科コードは「01」で、予約名「CT検査室1」の予約を示している。予約コード「R03」について、診療科コードは「01」で、予約名「CT検査室2」の予約を示している。
予約コード「R04」について、診療科コードは「01」で、予約名「内視鏡」の予約を示している。予約コード「R05」について、診療科コードは「01」で、予約名「心電図」の予約を示している。
図7は、予約明細テーブルの例を示す図である。図7において、予約明細テーブル56は、予約状況を管理するテーブルであり、予約コード、予約名、年、月、日、予約順序、開始時間、終了時間、患者ID、病名コードなどの項目で構成される。予約明細テーブル56には、予約枠単位で予約可能な開始時間及び終了時間が登録されており、クリニカルパスで予約が必要となった患者の患者IDと病名コードとが設定される。患者IDと病名コードとが「NULL」となっている場合、その時間帯が空いている(予約可能)であることを示す。
例えば、予約コード「R01」の2006年5月4日の予約状況については、開始時間「1000」(10時00分)から終了時間「1100」(11時00分)は患者ID「0000000002」の病名コード「65002」で予約され、開始時間「1100」(11時00分)から終了時間「1200」(12時00分)は患者ID「0000000007」の病名コード「38281」で予約され、開始時間「1300」(13時00分)から終了時間「1400」(14時00分)は患者ID「0000000006」の病名コード「43021」で予約され、そして、開始時間「1400」(14時00分)から終了時間「1500」(15時00分)は患者ID「0000000004」の病名コード「49521」で予約されている。
予約コード「R01」の2006年5月5日の予約状況については、開始時間「1300」(13時00分)から終了時間「1400」(14時00分)と開始時間「1400」(14時00分)から終了時間「1500」(15時00分)とが、空き状態で予約可能であることを示している。
図8は、パス展開作業域の例を示す図である。図8において、パス展開作業域57は、最適なクリニカルパスを患者に適応するために同一予約コードによる予約日時が重なる患者のクリニカルパスに基づくスケジュールを再計算するための作業域であり、DPCパスコード、パス名、患者ID、適用開始日、適用終了日、明細順序、予約取得日などの項目で構成される。
図9は、入院日数算出作業域の例を示す図である。図9において、入院日数算出作業域58は、特定の検査又は治療室の調整をした場合に各患者の入院日数を算出し、その入院日数に基づいて25パーセンタイル値となるDPCパスコードについてその点数を対応させるテーブルである。
次に、全体処理フローについて説明する。図10は、全体処理を説明するためのフローチャート図である。図10において、クリニカルパス適応支援装置100は、カルテ記載画面を表示し(ステップS1)、ユーザによるDPCパスボタンのクリックに応じて、DPCパス画面を表示する(ステップS2)。病名・入院日取得部31が起動する。
DPCパス画面でのユーザによる病名を選択するための病名ボタンのクリックに応じて、病名・入院日取得部31は、病名入力画面を表示する(ステップS3)。ユーザが対象となる病名を選択して確定ボタンをクリックすると、病名・入院日取得部31は、病名入力画面を終了させ、その病名をDPCパス画面に表示する(ステップS4)。
医師がDPCパス入力画面の入院日を入力し(ステップS5)、医師によるパスボタンのクリックに応じて、最適なクリニカルパスでスケジュールを行う(ステップS6)。スケジューリング処理部32が起動して、スケジューリング処理が実行される。スケジュールされたDPCパスに基づく医療報酬の点数がDPCパス画面に表示される。
医師がDPCパス画面の確定ボタンをクリックすると、確定処理部33は、スケジュールを確定するための確定処理を行う(ステップS7)。そして、DPCパス画面は終了して、カルテ記載画面に戻る(ステップS8)。
上述した全体処理フローにて医師が操作する画面について図11から図15で説明する。図11は、DPCパス画面の初期表示状態を示す図である。図11において、DPCパス画面G60は、主たる病名を入力する病名入力域61と、入院日を入力する入院日入力域62と、退院日を表示する退院日表示域63と、パス情報を表示するパス表示域64と、医療報酬の点数を表示する点数表示域65と、主たる病名を選択する病名入力画面を表示させるための病名ボタン66と、クリニカルパスを適応したスケジュールを作成するためのパスボタン67と、パスを確定するための確定ボタン68とを有する。
医師は、患者Aの主たる病名を選択するために病名ボタン66をクリックすると、図12に示すような病名入力画面70が医師端末3に表示される。図12は、病名入力画面の例を示す図である。図12において、病名入力画面70は、患者のカルテ情報から抽出された患者の病名リストを示す病名表示欄71と、医師が選択した病名を確定するための確定ボタン72とを有する。
例えば、医師が「胃がん」を選択して確定ボタン72をクリックすると、図13に示すように、DPCパス画面60の病名入力域61に「胃がん」が入力される。そして、医師が入院日を入院日入力域62に入力してパスボタン67をクリックすると、図14又は図15に示すようなDPCパス画面60が医師端末3に表示される。
図14は、患者が最短の入院期間でスケジュールできた場合のDPCパス画面の例を示す図である。図14において、スケジューリング処理部32による処理結果として、退院日表示域63に「2006/5/7」が表示され、パス情報表示域64に「パス1」が表示され、点数表示域65に「2,900」点が表示され、そして、表示域65−2には「2,900」点が適応される入院日数として「7日間まで」が表示される。医師がこの処理結果でスケジュールを確定する場合、確定ボタン68をクリックする。
図15は、再スケジューリング処理部によってスケジュールが調整された場合のDPCパス画面の例を示す図である。図15に示すDPCパス画面60は、他の患者のスケジュールを調整しない場合の患者Aに適応されたクリニカルパスに基づくスケジュールの結果を表示する基本パス表示域60aと、他の患者のスケジュールを調整することによって基本パスより短い最短パスに基づくスケジュールの結果を表示する最短パス表示域60bと、調整された他の患者のスケジュールの結果を表示する変更患者パス表示域60cとで構成される。
基本パス表示域60aは、主たる病名を表示する病名表示域61aと、入院日を表示する入院日表示域62aと、退院日を表示する退院日表示域63aと、パス情報を表示するパス表示域64aと、医療報酬の点数を表示する点数表示域65aと、パスが適応される日数を表示する日数表示域65a−2と、基本パス表示域60aに表示されるスケジュールを有効とするためのチェックボックス69aとを有する。
基本パス表示域60aでは、例えば、病名表示域61aに「胃がん」、入院日表示域62aに「2006/5/2」、退院日表示域63aに「2006/5/7」、パス表示域64aに「パス1」、点数表示域65aに「1,800」、日数表示域65a−2に「14日間まで」、と表示される。
最短パス表示域60bも同様に、主たる病名を表示する病名表示域61bと、入院日を表示する入院日表示域62bと、退院日を表示する退院日表示域63bと、パス情報を表示するパス表示域64bと、医療報酬の点数を表示する点数表示域65bと、パスが適応される日数を表示する日数表示域65b−2と、基本パス表示域60bに表示されるスケジュールを有効とするためのチェックボックス69bとを有する。
最短パス表示域60bでは、例えば、病名表示域61bに「胃がん」、入院日表示域62bに「2006/5/2」、退院日表示域63bに「2006/5/8」、パス表示域64bに「最短パス」、点数表示域65bに「2,900」、日数表示域65b−2に「7日間まで」、と表示される。
変更患者パス表示域60cは、主たる病名を表示する病名表示域61cと、入院日を表示する入院日表示域62cと、退院日を表示する退院日表示域63cと、パス情報を表示するパス表示域64cと、医療報酬の点数を表示する点数表示域65cと、パスが適応される日数を表示する日数表示域65c−2と、変更された患者名を含む変更情報を表示する表示域69cとを有する。
変更患者パス表示域60cでは、例えば、病名表示域61cに「胃がん」、入院日表示域62cに「2006/5/3」、退院日表示域63cに「2006/5/6」、パス表示域64cに「最短パス」、点数表示域65cに「2,000」、日数表示域65c−2に「4日間まで」、と表示される。
医師は、適応するパス、入院期間などのスケジュール、調整された患者のスケジュールなどを確認後、例えば、最短パス表示域60bのスケジュールを確定する場合、チェックボックス69bにチェックして確定ボタン68をクリックすると、患者のスケジュールが確定する。
図10に示す全体処理フロー及び図11から図15に示す画面例を用いて、処理概要について説明してきたが、図11から図15に示す画面例にて示されるスケジュールを患者ID「0000000001」で識別される患者Aとして、以下に、ステップS6で実行されるスケジューリング処理を詳述する。
図16は、スケジューリング処理を説明するためのフローチャート図である。図16において、スケジューリング処理部32は、DPCパス画面60で医師が入力した患者Aの病名「胃がん」に対応するクリニカルパス(以下、基本パスという)を適用する(ステップS11)。DPCパスマスタテーブル52(図3)の病名を特定するDPCパスコードに該当するレコードをDPCパス明細マスタテーブル53(図4)から取得する。
DPCパス明細マスタテーブル53から取得した患者Aの基本パスを適用したときに、基本パスに含まれる予約コード「R01」とDPCパス画面60で医師が入力した入院日「2006/5/2」とに基づいて、予約明細テーブル56(図7)から入院日から最短の予約可能日を特定した場合、パスの適用期間の変更があるか否かを判定する(ステップS12)。
この場合、DPCパス明細マスタテーブル53から取得した患者Aの基本パスの明細順序と所要日数とから、明細順序「3」の予約コード「R01」で指定される「MRI」は、最短で第3日目に必要となる。つまり、入院日「2006/5/2」であるので、「2006/5/4」以降で「MRI」を予約することになる。予約明細テーブル56において、「2006/5/4」で予約コード「R01」の空き(NULL)が有るか否かを予約明細テーブル56で確認する。予約明細テーブル56に「2006/5/4」で空き(NULL)がない場合、変更が必要であると判定する。
判定結果が変更を示すか否かをチェックする(ステップS13)。変更しない場合、患者Aの基本パスをDPCパス画面60の基本パス表示域60aに表示する(ステップS13−2)。例えば、図14のDPCパス画面となる。この場合、予約明細テーブル56に「2006/5/4」で空き(NULL)があった場合であるので、「2006/5/4」で「MRI」が予約され、基本パスの明細順序と所要日数とから退院日「2006/5/7」となる。入院日「2006/5/2」から退院日「2006/5/7」までの入院期間は5日間となり、DPCパスマスタテーブル52(図3)の「胃がん」の入院期間「5」日間までが適用されて、入院期間の点数は「2,900」点となる。
一方、患者Aの予約を変更する場合、予約影響調査を実行する。予約明細テーブル56から、患者Aの基本パスの明細順序と所要日数とに基づく最短の予約日「2006/5/4」に予約のある患者IDを患者ID一覧として取得する(ステップS14)。この場合、予約明細テーブル56の予約コード「R01」の「2006/5/4」に予約されている患者ID「0000000002」、「0000000007」、「0000000006」及び「0000000004」が抽出される。
そして、再スケジューリング処理部32aによって再スケジューリング処理を実行して、患者A及び患者ID「0000000002」、「0000000007」、「0000000006」及び「0000000004」の夫々で特定される患者に対して再スケジュールする(ステップS15)。
他の患者のスケジュールを調整しなかった場合の患者の基本パスをDPCパス画面60の基本パス表示域60aに表示する(ステップS16)。この場合、例えば、「2006/5/5」で「MRI」が予約され、入院日「2006/5/2」から退院日「2006/5/8」までの入院期間は6日間となり、DPCパスマスタテーブル52によって入院期間1の「14」日間までと入院期間1の点数「1,800」とが、図15に示すようにDPCパス画面60の基本パス表示域60aに表示される。
また、再スケジューリング処理の結果に基づいて、患者Aを基本パス表示域60aに表示されるスケジュールより短くできるスケジュールを、図15に示すようにDPCパス画面60の最短パス表示域60bに表示する(ステップS17)。例えば、他の患者の予約を調整することによって、退院日が「2006/5/7」となって入院期間が5日間となり、DPCパスマスタテーブル52によって入院期間の「5」日間までと入院期間の点数「2,500」とが、図15に示すようにDPCパス画面60の最短パス表示域60bに表示される。
更に、再スケジューリング処理の結果に基づいて、患者Aの最短パスを可能とするために変更される患者のパスを、図15に示すようにDPCパス画面60の変更患者パス表示域60cに表示する(ステップS18)。例えば、患者Bのスケジュールが調整されたとすると、患者Bに適用されたパスに基づくスケジュールがDPCパス画面60の変更患者パス表示域60cに表示される。そして、スケジューリング処理は終了する。
次に、図16のステップS15において、再スケジューリング処理部32aによって実行される再スケジューリング処理について詳述する。
図17は、再スケジューリング処理を説明するためのフローチャート図である。図17において、患者Aに予約を渡した場合のパスをパス展開作業域57に再展開する(ステップS151)。図16のステップS14で取得した患者ID一覧から患者ID毎にパス展開作業域57、パスの明細手順に従ってスケジュールを展開する。このとき、予約コードに基づいて、予約明細テーブル56の予約のない直近の予約を取得する。
図18を用いて、ステップS151の処理例を患者ID「0000000002」の患者Bで説明する。図18は、図17のステップS151の処理例を示す図である。図18において、患者ID一覧の患者ID「0000000002」に適用されているDPCパスコード又はパス名をパス適用マスタテーブル54から取得する(ステップS151−2)。
そして、DPCパスコード又はパス名に基づいて、DPCパス明細マスタテーブル53から明細順序「1」から明細順序「5」まで各レコードを参照しつつ(ステップS151−4)、患者ID「0000000002」のパスを一日ずつ再計算する。このとき、明細順序「2」では、予約明細テーブル56を参照して、予約コード「R01」による予約を予約のない直近の「2006/5/5」の開始時間「1300」に仮予約したとして(ステップS151−6)、パス展開作業域57に適用終了日「2006/5/5」、明細手順「2」、予約取得日「2006/5/5 13:00:00」を書き込む(ステップS151−8)。
患者ID一覧の他の患者IDについても上記同様の処理を行い、再計算されたパスに基づくスケジュールがパス展開作業域57に書き出される。最後に、患者ID「0000000001」の患者Aについても同様の処理によってパスに基づくスケジュールがパス展開作業域57に書き出される。患者Aの場合、パス名「パス1」の明細順序「3」で必要となる予約コード「R01」によって、予約明細テーブル56から開始時間「1400」に仮予約したとして、パス展開作業域57に適用終了日「2006/5/5」、明細手順「3」、予約取得日「2006/5/5 14:00:00」を書き込む。
図17において、患者ID毎に入院日数を算出する(ステップS152)。パス展開作業域57を用いて、患者ID毎に最後のレコードの適用開始日と適用終了日とを用いて入院日数を計算し、DPCパスマスタテーブル52から算出した入院日数が最短の入院期間で収まっている場合、その入院期間の点数を取得して、入院日数算出作業域58に書き出す。
図19を用いて、ステップS152の処理を詳述する。図19は、図17のステップS152の処理を説明するための図である。図19において、パス展開作業域57から患者ID毎にDPCパスコードを取得し(ステップS152−2)、パス展開作業域57から患者ID毎に適用開始日と適用終了日とから入院日数を算出する(ステップS152−4)。
算出した入院日数に基づいて、DPCパスマスタテーブル52を参照してDPCパスコードと入院日数とから入院期間を特定し、最も短い入院期間(つまり、25パーセンタイル値の範囲)となる場合、その入院期間に対応する入院期間の点数を取得して、患者ID、DPCパスコード、入院日数、点数とを入院日数算出作業域58へ書き出す(ステップS152−6)。
この例の場合、患者ID「0000000002」と「0000000004」とが25パーセンタイル値の範囲であり、夫々の点数は、「2000」と「1800」となる。
図17において、患者Aのためにスケジュールを変更する患者を選択する(ステップS153)。入院日数算出作業域58に書き出された点数のうち一番高い患者IDを取得する。図19の例の場合、患者ID「0000000002」で識別される患者Bとなる(図2)。
そして、予約明細テーブル56からステップS153で取得した患者IDに対する予約日と開始時間とを取得して、パス展開作業域57の患者Aの予約取得日として展開したパスを書き換える(ステップS154)。
図20を用いて、ステップS154の処理を詳述する。図20は、図17のステップS154の処理を説明するための図である。図20において、入院日数算出作業域58から一番点数の高い患者ID「0000000002」を取得して、図16のステップS12にて患者Aの予約を入れようとした予約コード「R01」の「2006/5/4」の患者ID「0000000002」を予約明細テーブル56から検索する(ステップS154−2)。
そして、患者ID「0000000002」の開始時間「1000」(10時)を予約明細テーブル56から取得して、パス展開作業域57の患者Aを示す患者ID「0000000001」の予約が必要な明細手順「3」の適用終了日を「2006/5/5」から「2006/5/4」へと変更し、また、予約取得日を「2006/5/5 14:00:00」から「2006/5/4 10:00:00」へと変更する(ステップS154−4)。
図17において、このようにしてパス展開作業域57でパスを適用したスケジュールを調整し、患者Aと患者ID「0000000002」で識別される患者Bの調整後のレコードのみを残してパス展開作業域57から他患者のレコードを削除する(ステップS155)。そして、パス展開作業域57を再スケジューリング処理による処理結果とする(ステップS156)。
このような処理結果に基づいて、図16のスケジューリング処理では、ステップS17において、パス展開作業域57の患者Aを識別する「0000000001」のレコードによって、患者Aの最短パスに基づくスケジュールが図15に示すDPCパス画面60の最短パス表示域60bに表示し、ステップS18において、患者Bを識別する「0000000002」のレコードによって、患者Bの最短パスに基づくスケジュールが図15に示すDPCパス画面60の変更患者パス表示域60cに表示する。
医師が図15のDPCパス画面60のチェックボックス69bをチェックして確定ボタン68を押下すると、処理結果としてのパス展開作業域57のデータに基づいて、パス適用マスタテーブル54が書き換える確定処理が行われる。
上述したように、本願発明では、DPCを25パーセンタイル値の範囲内になるように入院計画を行うことによって、患者の長期入院による患者本人及び家族の負担を最小限とすると共に、複数の患者の入院計画の調整を支援可能とすることによって、入院計画を容易とし、また病院運営を効率的に行うことができる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
複数の患者に対する治療計画を情報処理装置に行わせるプログラムであって、該情報処理装置に、
医師によって入力された対象患者の病名と治療開始日とに基づいて、病名毎に診療手順を対応させた治療手順マスタテーブルから該対象患者の病名に対応する前記治療手順を取得して、予約を必要とする医療行為の予約日を前記複数の患者間で調整することによって、所定日数の範囲内で前記治療計画を行う治療計画段階を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記2)
前記治療計画段階は、前記情報処理装置に、
前記複数の患者に対して予約された前記医療行為の変更しなかった場合の前記治療手順を適用させた前記対象患者の前記治療計画を示す治療計画情報を適用テーブルに記憶する適用治療計画記憶段階と、
治療手順毎に前記所定日数と該所定日数に対する医療報酬の点数とを対応させた点数テーブルを参照することによって、前記治療計画情報と該点数とを示す第一情報を表示する第一表示段階とを実行させることを特徴とする付記1記載のプログラム。
(付記3)
前記治療計画段階は、前記情報処理装置に、
前記所定日数の範囲内で前記対象患者の前記治療計画を行うために他患者に対して予約されている前記医療行為の予約を変更した場合の該対象患者の該治療計画に係る治療計画情報を適用作業領域に記憶する対象患者治療計画記憶段階と、
前記点数テーブルを参照することによって、前記治療計画と該治療計画に対応する医療報酬の点数とを示す第二情報を表示する第二表示段階とを実行させることを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記4)
前記治療計画段階は、前記情報処理装置に、
前記所定日数の範囲内で前記対象患者の前記治療計画を行うために、他患者の病名に基づいて治療手順マスタテーブルを参照することによって該他患者の治療計画に係る治療計画情報を適用作業領域に記憶する他象患者治療計画記憶段階と、
前記点数テーブルを参照することによって、前記予約が変更された他患者のうち一番点数が高い患者の前記治療計画を選択する他患者治療計画選択段階と、
前記点数テーブルを参照することによって、前記一番点数の高い患者の治療計画と該治療計画に対応する医療報酬の点数とを示す第三情報を表示する第三表示段階とを実行させることを特徴とする付記2又は3記載のプログラム。
(付記5)
前記医師が前記第二表示段階によって表示された前記第二情報に示される治療計画を選択した場合、前記適用作業域に記憶されている前記対象患者の治療計画と前記一番点数の高い患者の治療計画とて前記適用テーブルを更新することによって確定処理を行う確定段階を有することを特徴とする付記3又は4記載のプログラム。
(付記6)
複数の患者に対する治療計画を行う情報処理装置であって、
病名毎に診療手順を対応させた治療手順マスタテーブルと、
医師によって入力された対象患者の病名と治療開始日とに基づいて、前記治療手順マスタテーブルから該病名に対応する前記治療手順を取得して、予約を必要とする医療行為の予約日を前記複数の患者間で調整することによって、所定日数の範囲内で前記治療計画を行う治療計画手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
(付記7)
複数の患者に対する治療計画を行う治療計画方法であって、コンピュータが、
医師によって入力された対象患者の病名と治療開始日とに基づいて、病名毎に診療手順を対応させた治療手順マスタテーブルから該病名に対応する前記治療手順を取得して、予約を必要とする医療行為の予約日を前記複数の患者間で調整することによって、所定日数の範囲内で前記治療計画を行う治療計画手順を実行することを特徴とする治療計画方法。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
クリニカルパス適応支援装置の機能構成を示す図である。 患者マスタテーブルの例を示す図である。 DPCパスマスタテーブルの例を示す図である。 DPCパス明細マスタテーブルの例を示す図である。 パス適用マスタテーブルの例を示す図である。 予約枠テーブルの例を示す図である。 予約明細テーブルの例を示す図である。 パス展開作業域の例を示す図である。 入院日数算出作業域の例を示す図である。 全体処理を説明するためのフローチャート図である。 DPCパス画面の初期表示状態を示す図である。 病名入力画面の例を示す図である。 病名及び入院日が入力されたDPCパス画面の表示状態を示す図である。 患者が最短の入院期間でスケジュールできた場合のDPCパス画面の例を示す図である。 再スケジューリング処理部によってスケジュールが調整された場合のDPCパス画面の例を示す図である。 スケジューリング処理を説明するためのフローチャート図である。 再スケジューリング処理を説明するためのフローチャート図である。 図17のステップS151の処理例を示す図である。 図17のステップS152の処理を説明するための図である。 図17のステップS154の処理を説明するための図である。
符号の説明
2 ネットワーク
3 医師端末
13 出力制御部
14 入力制御部
15 表示制御部
18 通信制御部
19 インストーラ
20 記憶媒体
31 病名・入院日取得部
32 スケジューリング処理部
32a 再スケジューリング処理部
33 確定処理部
51 患者マスタテーブル
52 DPCパスマスタテーブル
53 DPCパス明細マスタテーブル
54 パス適用テーブル
55 予約枠テーブル
56 予約明細テーブル
57 パス展開作業域
58 入院日数算出作業域
100 クリニカルパス適応支援装置

Claims (5)

  1. 複数の患者に対する治療計画を情報処理装置に行わせるプログラムであって、該情報処理装置に、
    医師によって入力された対象患者の病名と治療開始日とに基づいて、医療行為の基本パスを、病名毎に該基本パスにおける該医療行為の明細手順、予約を要する医療行為の予約コード、該明細手順毎に医療内容を示すオーダ名、及び所要日数を対応付けた記憶領域に格納されるパス明細マスタテーブルから、該対象患者の病名に対応する前記基本パスを取得する基本パス取得段階と、
    前記基本パスを適用したときに、該基本パスに含まれる予約コードと、前記医師が入力した入院日とに基づいて、予約コード毎に予約可能日、開始時間及び終了時間とで示される予約枠、患者IDを少なくとも対応付けた前記記憶領域に格納される予約明細テーブルを参照することによって、該入院日から最短の予約可能日で該患者IDが設定されていない空きの予約枠が存在するか否かを判断する最短予約日判断段階と、
    前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在しない場合、患者ID毎に入院日数と、該入院日数に基づいて算出した医療報酬の点数とを対応させて記憶した前記記憶領域内の入院日数算出作業域から、一番点数の高い患者IDを取得して、前記予約明細テーブルから検索する高点数患者検索段階と、
    前記予約明細テーブルから前記一番点数の高い患者IDに対応する前記予約可能日と前記予約枠とを取得して、前記対象患者と、該対象患者と同一予約コードによる予約日時が重なってい患者に関して患者ID毎の明細順序適用開始日、適用終了日、予約取得日を少なくとも対応させ前記記憶領域内に記憶したパス展開作業域において、前記取得した前記予約可能日と前記予約枠とを該対象患者の前記基本パス内の予約が必要な明細手順に適用させて該対象患者の前記明細手順毎の適用開始及び適用終了日とを再計算する再スケジュールによって、所定日数の範囲内で前記治療計画を行い、前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在する場合、前記予約明細テーブルの該空き予約枠に予約して、前記基本パスの明細順序と所要日数とから入院日から退院日までの入院期間を求める治療計画段階を実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記治療計画段階は、前記情報処理装置に、
    前記複数の患者に対して前記医療行為の予約を変更せずに、前記対象患者の前記基本パスに従って前記予約を要する医療行為が空きの予約枠で予約された場合の、該対象患者の前記治療計画に係る治療計画情報と、
    病名毎に複数の入院期間の各々に対する点数を対応付けた前記記憶領域に格納されるパスマスタテーブルから取得した前記基本パスの所要日数から算出した入院日数に対応する点数とを示す第一情報を表示する第一表示段階とを実行させることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記治療計画段階は、前記情報処理装置に、
    前記所定日数の範囲内で前記対象患者の前記治療計画を行うために他患者の前記医療行為の予約を変更する場合の、該対象患者の該治療計画に係る治療計画情報と病名毎に複数の入院期間の各々に対する点数を対応付けた前記記憶領域に格納されるパスマスタテーブルから取得した前記パス展開作業域を参照することによって該対象患者の前記適用開始日と前記適用終了日とを用いて算出した入院日数に対応する点数とを示す第二情報を表示する第二表示段階とを実行させることを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  4. 複数の患者に対する治療計画を行う情報処理装置であって、
    医療行為の基本パスを、病名毎に該基本パスにおける該医療行為の明細手順、予約を要する医療行為の予約コード、該明細手順毎に医療内容を示すオーダ名、及び所要日数を対応付けた記憶領域に格納されるパス明細マスタテーブルと、
    予約コード毎に予約可能日、開始時間及び終了時間とで示される予約枠、患者IDを少なくとも対応付けた前記記憶領域に格納される予約明細テーブルと、
    医師によって入力された対象患者の病名と治療開始日とに基づいて、前記パス明細マスタテーブルから該病名に対応する前記治療手順を取得する基本パス取得手段と、
    前記基本パスを適用したときに、該基本パスに含まれる予約コードと、前記医師が入力した入院日とに基づいて、前記予約明細テーブルを参照することによって、該入院日から最短の予約可能日で該患者IDが設定されていない空きの予約枠が存在するか否かを判断する最短予約日判断手段と、
    前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在しない場合、患者ID毎に入院日数と、該入院日数に基づいて算出した医療報酬の点数とを対応させて記憶した前記記憶領域内の入院日数算出作業域から、一番点数の高い患者IDを取得して、前記予約明細テーブルから検索する高点数患者検索手段と、
    前記予約明細テーブルから前記一番点数の高い患者IDに対応する前記予約可能日と前記予約枠とを取得して、前記対象患者と、該対象患者と同一予約コードによる予約日時が重なってい患者に関して患者ID毎の明細順序適用開始日、適用終了日、予約取得日を少なくとも対応させ前記記憶領域内に記憶したパス展開作業域において、前記取得した前記予約可能日と前記予約枠とを該対象患者の前記基本パス内の予約が必要な明細手順に適用させて該対象患者の前記明細手順毎の適用開始及び適用終了日とを再計算する再スケジュールによって、所定日数の範囲内で前記治療計画を行い、前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在する場合、前記予約明細テーブルの該空き予約枠に予約して、前記基本パスの明細順序と所要日数とから入院日から退院日までの入院期間を求める治療計画手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 複数の患者に対する治療計画を行う治療計画方法であって、コンピュータが、
    医師によって入力された対象患者の病名と治療開始日とに基づいて、医療行為の基本パスを、病名毎に該基本パスにおける該医療行為の明細手順、予約を要する医療行為の予約コード、該明細手順毎に医療内容を示すオーダ名、及び所要日数を対応付けた記憶領域に格納されるパス明細マスタテーブルから、該対象患者の病名に対応する前記基本パスを取得する基本パス取得手順と、
    前記基本パスを適用したときに、該基本パスに含まれる予約コードと、前記医師が入力した入院日とに基づいて、予約コード毎に予約可能日、開始時間及び終了時間とで示される予約枠、患者IDを少なくとも対応付けた前記記憶領域に格納される予約明細テーブルを参照することによって、該入院日から最短の予約可能日で該患者IDが設定されていない空きの予約枠が存在するか否かを判断する最短予約日判断手順と、
    前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在しない場合、患者ID毎に入院日数と、該入院日数に基づいて算出した医療報酬の点数とを対応させて記憶した前記記憶領域内の入院日数算出作業域から、一番点数の高い患者IDを取得して、前記予約明細テーブルから検索する高点数患者検索手順と、
    前記予約明細テーブルから前記一番点数の高い患者IDに対応する前記予約可能日と前記予約枠とを取得して、前記対象患者と、該対象患者と同一予約コードによる予約日時が重なってい患者に関して患者ID毎の明細順序適用開始日、適用終了日、予約取得日を少なくとも対応させ前記記憶領域内に記憶したパス展開作業域において、前記取得した前記予約可能日と前記予約枠とを該対象患者の前記基本パス内の予約が必要な明細手順に適用させて該対象患者の前記明細手順毎の適用開始及び適用終了日とを再計算する再スケジュールによって、所定日数の範囲内で前記治療計画を行い、前記最短の予約可能日で前記空きの予約枠が存在する場合、前記予約明細テーブルの該空き予約枠に予約して、前記基本パスの明細順序と所要日数とから入院日から退院日までの入院期間を求める治療計画手順を実行することを特徴とする治療計画方法。
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