JPH11253565A - 放射線治療スケジューリングシステム - Google Patents

放射線治療スケジューリングシステム

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JPH11253565A
JPH11253565A JP6312498A JP6312498A JPH11253565A JP H11253565 A JPH11253565 A JP H11253565A JP 6312498 A JP6312498 A JP 6312498A JP 6312498 A JP6312498 A JP 6312498A JP H11253565 A JPH11253565 A JP H11253565A
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JP
Japan
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treatment
schedule
planning
patient
radiation
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JP6312498A
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English (en)
Inventor
Isao Aoyama
功 青山
Hiroyuki Sato
裕幸 佐藤
Takenobu Sakamoto
豪信 坂本
Masaharu Tsuchiya
昌晴 土谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/103Treatment planning systems

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく放射線治療装置を運用できる治療ス
ケジュールを自動立案し、立案作業の負担を軽減する放
射線治療スケジューリングシステムを提供する。 【解決手段】 患者情報を格納する患者情報格納手段
1、各患者の治療部位毎に必要な治療内容を示す治療計
画を格納する治療計画格納手段2、放射線照射装置情報
を格納する照射装置情報格納手段3、治療室情報を格納
する治療室情報格納手段4、患者スケジュールと、放射
線照射装置運転スケジュールと、治療室スケジュールを
立案する治療スケジュール立案手段5、立案された治療
スケジュールの表示を行い、治療スケジュールの対話的
な修正を行う立案結果表示手段6、新たに立案された治
療スケジュールを格納し、前回の立案結果を治療スケジ
ュール立案手段5と立案結果表示手段6とに転送を行う
立案結果格納手段7を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放射線治療装置
による治療の治療スケジュールを立案するための放射線
治療スケジューリングシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】癌治療法の1つである放射線治療は、光
子線(X線、γ線など)、電子線、重粒子線(陽子、ヘリ
ウム、炭素、ネオン、π中間子線、中性子線など)を患
部に照射して治療を行うものである。放射線治療装置は
大きく分けて放射線照射装置と治療室の2つの設備で構
成される。放射線治療装置の運用にあたっては、放射線
照射装置の効率の良い運転と治療室の効率の良い使用を
考慮しなければならない。さらには、患者が治療計画
(患者の治療内容を定めたもの)通りに治療を受けられる
ように患者の治療日を決めなければならない。すなわ
ち、放射線照射装置運転スケジュールと治療室スケジュ
ールと患者スケジュールの3種類の治療スケジュールを
立案する必要がある。
【0003】放射線照射装置運転スケジュールでは放射
線種、エネルギー強度の使用予定日や各日の放射線種、
エネルギー強度、ビームコース(ビームコースとは1台
の放射線照射装置から1つの治療室の1つの照射口まで
の通り道のこと)の切り替え順序などが決定され、治療
室スケジュールでは治療室の使用予定日や各日の患者治
療順序などが決定され、患者スケジュールでは患者の治
療予定日が決定される。
【0004】これらの治療スケジュールの立案作業は立
案担当者自身が様々な条件を考慮しながら試行錯誤を繰
り返しながら行っており、計算機導入による立案の自動
化は殆ど行われていないのが現状である。
【0005】また、立案された治療スケジュールは決め
られた場所に掲示されることが多く、このような場合、
治療担当者あるいは患者等の治療関係者は掲示場所まで
移動して治療スケジュールを確認しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来にお
いては、放射線治療装置の放射線照射装置運転スケジュ
ール、治療室スケジュール、患者スケジュールは立案担
当者が試行錯誤を繰り返しながら立案を行っている。こ
れら3つの治療スケジュールはお互いに関連し合ってい
るのでそれぞれを別々に立案することができず、立案担
当者にとって効率よく放射線治療装置を運用する治療ス
ケジュールを立案することは大きな負担となっている。
さらに、スケジュール通り治療が行われずに治療スケジ
ュールの見直しを行うことも度々あり、治療スケジュー
ル立案の自動化が望まれている。
【0007】また、治療スケジュールが決められた場所
でした閲覧できない場合、治療担当者あるいは患者等の
治療関係者が治療スケジュールの確認のためだけに移動
することは面倒である。このため、自由な時間にいつで
も最寄りの場所で治療スケジュールの閲覧ができるシス
テムの導入が望まれている。従来においては以上のよう
な問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、放射線照射装置運転スケジュー
ル、治療室スケジュール、患者スケジュールの3つの治
療スケジュールを1度に自動立案し、複数箇所で治療ス
ケジュールの閲覧ができる放射線治療スケジューリング
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、放射線治療の治療スケジュールを立案する放射
線治療スケジューリング装置であって、患者情報を格納
する患者情報格納手段と、各患者に対して必要な治療内
容を示す治療計画を格納する治療計画格納手段と、放射
線照射装置情報を格納する照射装置情報格納手段と、治
療室情報を格納する治療室情報格納手段と、上記各手段
からの情報を基に治療スケジュールを自動立案する治療
スケジュール立案手段と、立案結果を表示する立案結果
表示手段と、立案結果を格納する立案結果格納手段と、
を備え、患者の治療に関する患者スケジュールと、放射
線照射装置に関する放射線照射装置運転スケジュール
と、治療室の使用に関する治療室スケジュールとの3種
類のスケジュールを一度に自動立案することを特徴とす
る放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0010】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、各患者が治療が不可能な時間帯に割り付けら
れる治療の割合の分散が最小となる治療スケジュールを
立案することを特徴とする放射線治療スケジューリング
システムにある。
【0011】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、1人の患者に対して1日に複数回の治療を行
う連続照射制約を満たす治療スケジュールを立案するこ
とを特徴とする放射線治療スケジューリングシステムに
ある。
【0012】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、上記治療計画格納手段に格納される治療計画
毎に指定される1週間の治療回数を満たすように治療ス
ケジュールを立案することを特徴とする放射線治療スケ
ジューリングシステムにある。
【0013】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、予定通りに実施できなかった治療の治療予定
日が、新たに指定した日にち以降となるように治療スケ
ジュールを再立案できることを特徴とする放射線治療ス
ケジューリングシステムにある。
【0014】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、上記放射線照射装置の1週間の総照射線量が
法定値以下となるように治療スケジュールを立案するこ
とを特徴とする放射線治療スケジューリングシステムに
ある。
【0015】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、上記放射線照射装置の1週間の総照射時間が
法定値以下となるように治療スケジュールを立案するこ
とを特徴とする放射線治療スケジューリングシステムに
ある。
【0016】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、上記治療室の1週間の総照射線量が法定値以
下となるように治療スケジュールを立案することを特徴
とする放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0017】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、上記治療室の1週間の総照射時間が法定値以
下となるように治療スケジュールを立案することを特徴
とする放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0018】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、治療のリハーサルや治療補助具の性能測定の
実施予定日時を含めた治療スケジュールを立案すること
を特徴とする放射線治療スケジューリングシステムにあ
る。
【0019】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、治療スケジュールの立案を2段階に分けて行
い、前段では各日の治療終了時刻を見積り、各日の見積
り値が指定された上限値をできるだけ超えないように患
者スケジュールの立案を行い、後段では詳細なスケジュ
ールが必要な期間における放射線照射装置運転スケジュ
ールおよび治療室スケジュールの立案を行うことを特徴
とする放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0020】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、2段階の治療スケジュール立案において、前
段では複数の患者スケジュールを保持し、後段では前段
でのスケジュールを1つ選んで放射線照射装置運転スケ
ジュールおよび治療室スケジュールを立案し、立案した
スケジュールが不十分な場合には前段での別のスケジュ
ールを用いて後段の処理をやり直すことを特徴とする放
射線治療スケジューリングシステムにある。
【0021】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、2段階の治療スケジュール立案において、前
段では複数の患者スケジュールを保持し、後段では前段
で保持している全ての患者スケジュールに対して放射線
照射装置運転スケジュールおよび治療室スケジュールを
立案し、得られた放射線照射装置運転スケジュールおよ
び治療室スケジュールの中で最も良いものを1組選択す
ることを特徴とする放射線治療スケジューリングシステ
ムにある。
【0022】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、2段階の治療スケジュール立案において後段
で得られる放射線照射装置運転スケジュールおよび治療
室スケジュールが不十分な場合には、前段における終了
時刻見積りの上限値を変更して前段の処理からやり直す
ことを特徴とする放射線治療スケジューリングシステム
にある。
【0023】またこの発明は、上記治療スケジュール立
案手段は、患者の治療可能時間帯の治療可能である度合
いを示す治療可能レベルが多段階に扱えることを特徴と
する放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0024】またこの発明は、上記立案結果表示手段を
使用して、外部からの入力に従って、治療希望時間帯の
上記治療可能レベルをグラフィカルに多段階設定できる
治療可能時間帯設定手段と、をさらに備えたことを特徴
とする放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0025】またこの発明は、上記立案結果表示手段が
各患者の治療部位毎の治療予定日およびその日に行う治
療の種類を表示し、さらに外部からの入力によって選択
された治療の詳細を表示することを特徴とする放射線治
療スケジューリングシステムにある。
【0026】またこの発明は、上記立案結果表示手段
は、外部からの入力により治療予定日の変更が行え、さ
らに、治療予定日を変更した治療よりも後に行う全ての
同じ内容の治療の治療日を同じ日数だけずらした日に変
更し、さらにずらした日が治療不可能な場合は最寄りの
治療可能日を新たな治療日とすることを特徴とする放射
線治療スケジューリングシステムにある。
【0027】またこの発明は、上記立案結果表示手段
は、上記患者スケジュール、治療室スケジュールおよび
放射線照射装置運転スケジュールの3種類の治療スケジ
ュールの表示切り替えが可能なことを特徴とする放射線
治療スケジューリングシステムにある。
【0028】またこの発明は、上記立案結果表示手段
は、患者ID順、患者読み順、治療開始日順、治療終了
順のように複数種類の患者治療予定日の表示順序切り替
えが可能なことを特徴とする放射線治療スケジューリン
グシステムにある。
【0029】またこの発明は、上記立案結果表示手段
は、治療中または治療開始予定の患者を上方にまとめ、
治療が終了した患者を下方にまとめて表示することを特
徴とする放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0030】またこの発明は、上記立案結果格納手段
は、治療スケジュール立案結果各項目をCSV形式で格
納することを特徴とする放射線治療スケジューリングシ
ステムにある。
【0031】またこの発明は、上記放射線治療スケジュ
ーリングシステムを使用する際に、立案者もしくは閲覧
者にパスワード入力を促し、入力されたパスワードによ
り、治療スケジュールの立案および立案結果の編集を行
えるレベル、立案結果の閲覧のみ行えるレベル、患者名
等のプライバシーに関わる情報を隠蔽した情報のみ閲覧
できるレベル、のいずれか実行可能なレベルを変更でき
るシステムログイン手段をさらに備えたことを特徴とす
る放射線治療スケジューリングシステムにある。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態による放射線治療スケジューリングシステ
ムを図面を用て詳細に説明する。図1はこの発明の一実
施の形態に係る放射線治療スケジューリングシステムの
構成図である。図1において、1は患者毎の氏名、I
D、治療可能日および時間帯などの患者情報を格納する
患者情報格納手段である。2は各患者の治療部位毎に必
要な治療内容を示す治療計画を格納する治療計画格納手
段である。
【0033】3は放射線照射装置毎の照射可能な放射線
種、エネルギー強度、稼働日、放射線種切り替え時間、
エネルギー強度切り替え時間およびビームコース切り替
え時間などの放射線照射装置情報を格納する照射装置情
報格納手段である。なお、ビームコースとは1つの放射
線照射装置から1つの治療室の1つの放射線照射口(以
降ポートと呼ぶ)までの通り道のことである。4は治療
室毎の設置ポート(各治療室には照射方向の異なるポー
トが複数設置される場合がある)、使用可能日、1回の
治療毎の準備時間、1回の治療毎の後片付け時間および
1回の治療毎の患者入れ替え時間などの治療室情報を格
納する治療室情報格納手段である。
【0034】5は患者情報格納手段1、治療計画格納手
段2、照射装置情報格納手段3および治療室情報格納手
段4からデータを受け取り、患者の治療予定日を示す患
者スケジュールと、放射線照射装置の放射線種やエネル
ギー強度、使用予定日および各日の放射線種やエネルギ
ー強度、ビームコースの切り替え順序を示す放射線照射
装置運転スケジュールと、治療室の使用予定日、各日の
治療室毎の患者の割り当ておよび各日の患者の治療順序
を示す治療室スケジュールと、の3種類の治療スケジュ
ールを立案する治療スケジュール立案手段である。
【0035】6は立案された治療スケジュールの表示を
行い、治療スケジュールの対話的な修正を行う立案結果
表示手段である。7は新たに立案された治療スケジュー
ルを格納し、前回の立案結果を治療スケジュール立案手
段5と立案結果表示手段6とに転送を行う立案結果格納
手段である。以上のような構成の放射線治療スケジュー
リングシステムにより、放射線治療装置の効率的な運用
が行える治療スケジュールの自動立案が可能になり、立
案者の負荷を大きく軽減できるという効果がある。
【0036】図1の放射線治療スケジューリングシステ
ムは、基本的にプログラムに従って動作するコンピュー
タで構成され、治療スケジュール立案手段5は演算処理
部、患者情報格納手段1、治療計画格納手段2、照射装
置情報格納手段3、治療室情報格納手段4および立案結
果格納手段7はメモリ部、立案結果表示手段6は一部の
演算処理部分と表示部分で構成される。なおその他に、
外部から入力を行う入力手段等が含まれるが図示は省略
されている。
【0037】図2は治療計画格納手段2に格納される治
療計画を示している。図2の8は各患者に必要な治療内
容を治療部位毎に格納した治療計画に含まれる項目の1
部を示したものである。
【0038】8aは治療計画を適用する患者を示す患者
IDである。8bは患者ID8aで指定される患者の治
療計画の識別番号を示す治療計画IDである。8cは患
者ID8aおよび治療計画ID8bで指定される治療計
画の治療部位である。8dは患者ID8aおよび治療計
画ID8bで指定される治療計画の開始予定日である。
8eは患者ID8aおよび治療計画ID8bで指定され
る治療計画の終了予定日である。
【0039】8fは患者ID8aおよび治療計画ID8
bで指定される治療計画の治療日数を示す治療期間であ
る。8gは患者ID8aおよび治療計画ID8bで指定
される治療計画の治療内容を示す照射データの識別番号
を示す照射データIDである。8hは連続照射となる連
続照射データである。なお、連続照射とは常に同じ日に
治療を行うことを意味する。
【0040】図3は治療計画に含まれる照射データを示
している。図3の9は患者ID8a、治療計画ID8b
および照射データID8gで指定される照射データに含
まれる項目の1部を示したものである。9aは照射デー
タ9で使用する放射線種である。9bは照射データ9で
使用する放射線のエネルギー強度である。9cは照射デ
ータ9で使用するポートである。9dは照射データ9で
照射される放射線の総線量である。9eは照射データ9
で行われる1回の治療で照射される放射線の線量であ
る。
【0041】次に、治療スケジュール立案手段5の動作
を説明する。治療スケジュール立案手段5は患者情報格
納手段1からは患者情報を、治療計画格納手段2からは
図2に示される患者毎の治療計画8を、照射装置情報格
納手段3からは照射装置情報を、治療室情報格納手段4
からは治療室情報を取得する。治療スケジュール立案手
段5は、患者スケジュールおよび治療室スケジュールお
よび放射線照射装置運転スケジュールの3種類の治療ス
ケジュールの立案を同時に行う。
【0042】治療スケジュール立案手段5が上記治療ス
ケジュールを立案する上で満足すべき制約条件を以下に
示す。制約条件は必ず満足されなければならない。 [制約1] 各治療はその治療が含まれる治療計画で指
定される治療開始予定日以降に治療を行う。 [制約2] 患者が治療を受けられない日に治療を割り
付けない。 [制約3] 治療計画毎の1週間の治療回数は指定され
た回数とする。ただし、治療開始の週と治療終了の週は
指定された回数以下でよい。 [制約4] 連続照射の指定がある照射データの治療は
すべて同じ日に割り当てる。 [制約5] 放射線照射装置の1週間の総照射線量は法
定上限値以下とする。 [制約6] 放射線照射装置の1週間の総照射時間は法
定上限値以下とする。 [制約7] 治療室の1週間の総照射線量は法定上限値
以下とする。 [制約8] 治療室の1週間の総照射時間は法定上限値
以下とする。 [制約9] 放射線照射装置の放射線種、エネルギー強
度、ビームコースの切り替えを行う場合はそれぞれ切り
替え時間が必要。 [制約10] 1回の治療では照射時間以外に準備時間
と後片付け時間が必要。 [制約11] 各治療室で患者の入れ替えを行う場合は
患者入れ替え時間が必要。
【0043】以上のように、[制約3]の制約条件を満
足することにより、効率的な治療が行えるよう計画され
た治療計画に沿った治療が可能となる治療スケジュール
を立案できるという効果がある。また、[制約4]の制
約条件を満足することにより、1日に複数回の治療をま
とめて行なえるようになり、治療のために拘束される日
にちを減らし患者の負担を少なくする治療スケジュール
を立案できるという効果がある。また、[制約5]の制
約条件を満足することにより、放射線照射装置が法定値
を超える線量の照射を行わないようにする治療スケジュ
ールを立案できるという効果がある。
【0044】また、[制約6]の制約条件を満足するこ
とにより、放射線照射装置が法定値を超える時間の照射
を行わないようにする治療スケジュールを立案できると
いう効果がある。また、[制約7]の制約条件を満足す
ることにより、治療室に法定値を超える線量の照射が行
われないようにする治療スケジュールを立案できるとい
う効果がある。また、[制約8]の制約条件を満足する
ことにより、治療室に法定値を超える時間の照射が行わ
れないようにする治療スケジュールを立案できるという
効果がある。
【0045】また、治療スケジュール立案手段5が上記
治療スケジュールを立案する上で考慮すべき最適化条件
を以下に示す。これらの最適化条件が満足される程度で
立案された治療スケジュールの良し悪しを判断する。 [最適化1] 各治療計画毎の実際の治療開始日と治療
開始予定日との差を最小にする。 [最適化2] 各治療計画毎の実際の治療終了日と治療
終了予定日との差を最小にする。 [最適化3] 各照射データ毎に行われる全ての治療に
おける実際の治療間隔と治療計画から算出される治療間
隔との差を最小にする。 [最適化4] 各治療計画毎に行われる全ての治療にお
ける実際の治療間隔と治療計画から算出される治療間隔
との差を最小にする。 [最適化5] 放射線照射装置の1日の放射線種切り替
え回数を最小にする。 [最適化6] 放射線照射装置の1日のエネルギー強度
切り替え回数を最小にする。 [最適化7] 1日の最終治療の終了時刻と指定された
時刻との差を最小にする。 [最適化8] 同一週における日毎の最終治療の終了時
刻の差を最小にする。 [最適化9] できる限り患者の治療可能時間帯に治療
を行なう。 [最適化10] 各患者の不可能な時間帯に割り付けら
れる治療の割合の分散を最小にする。
【0046】以上のように、[最適化5]および[最適
化6]の最適化条件をできる限り満足することにより、
効率良く放射線照射装置の運用が行える治療スケジュー
ルを立案できるという効果がある。また、[最適化1
0]の最適化条件をできる限り満足することにより、患
者毎の治療不可能時間帯に割り付けられる治療割合を均
等にし、患者間の不公平を最小にする治療スケジュール
が立案できるという効果がある。
【0047】治療スケジュール立案手段5は上記治療ス
ケジュールの立案に際して2段階の立案処理を行う。以
降第1段目の処理を前段処理、第2段目の処理を後段処
理と呼ぶことにする。前段処理では患者スケジュールの
立案を行い、後段処理では放射線照射装置運転スケジュ
ールおよび治療室スケジュールの立案を行う。図4の1
0は前段処理で立案される患者スケジュールである。
【0048】患者スケジュール10において丸印のつい
ているところが治療予定日を示している。10aは患者
IDが“0001"で治療計画IDが“01"で照射デー
タIDが“01"である照射データの治療予定日であ
り、10bは患者IDが“0001"で治療計画IDが
“01"で照射データlDが“02"である照射データの
治療予定日である。10cは患者IDが“0001"で
治療計画IDが“02"で照射データIDが“01"であ
る照射データの治療予定日であり、10dは患者IDが
“0001"で治療計画IDが“02"で照射データID
が“02"である照射データの治療予定日である。
【0049】前段処理は上記制約条件を満たし、上記最
適化条件をできる限り満足するように患者スケジュール
の決定を行う。上記制約条件[制約5]から[制約1
1]および上記最適化条件[最適化5]から[最適化
8]は後段処理で立案するスケジュールの評価に用いる
が、後段処理で立案するスケジュールを評価値の良いも
のとするためには前段処理でもこれらの制約条件および
最適化条件を考慮しなければならない。このため、前段
処理では、上記制約条件[制約9]から[制約11]を
満足し、上記最適化条件[最適化5]および[最適化
6]を最も満たすように放射線照射装置運転スケジュー
ルおよび治療室スケジュールの仮決定を行い、各日の最
後の治療の終了時刻の見積り値(以降単に終了時刻見積
り値と呼ぶ)を算出し、終了時刻見積り値を用いて最適
化条件[最適化7]および[最適化8]をできるだけ満
足する患者スケジュールを立案する。
【0050】また、前段処理ではスケジュール案の生成
と評価を繰り返し患者スケジュールの立案を行う。すな
わち、患者スケジュール案の生成および終了時刻見積り
値算出および最適化条件の評価の3つの処理を繰り返し
行い、最も良いスケジュールを選ぶ。
【0051】前段処理における見積り時刻算出の手順を
以下に示す。 [ステップ1] 生成された患者スケジュール案の1日
分の治療を使用する放射線種毎にグループ分けを行い、
さらに各放射線種グループ内の治療を使用するエネルギ
ー強度毎にグルーブ分けを行う。 [ステップ2] 放射線種の切り替え回数が最小になる
ように同じ放射線種を使用する治療をまとめ、さらにそ
の中でエネルギー強度の切り替え回数が最小になるよう
に同じエネルギー強度を使用する治療まとめる。同じエ
ネルギー強度を使用する治療については、同じ治療室に
続けて放射線の照射を行うと患者を入れ替えている間、
放射線の照射が行なえないので、できる限り同じ治療室
に続けて照射を行なわないように治療順および治療室を
仮決定する。 [ステップ3] 各治療に使用する放射線照射装置は、
放射線種およびエネルギー強度およびビームコースの切
り替え時間を考慮して最も早く照射が行えるものを選
ぶ。 [ステップ4] 治療順に各治療の治療開始時刻を前詰
めに決めていき、1番最後の治療の終了時刻を見積もり
終了時刻とする。
【0052】後段処理では、前段処理で決定された患者
スケジュールのうち指定された期間に対して、患者の治
療可能時間帯を考慮し、上記制約条件[制約5]から
[制約11]を満たし、上記最適化条件[最適化5]か
ら[最適化10]をできる限り満足するように放射線照
射装置運転スケジュールおよび治療室スケジュールの立
案を行う。
【0053】図5の11は後段処理によって立案される
治療室スケジュールである。治療室スケジュール11は
各日の治療室毎の患者の治療順を表す。1つの治療室に
複数のビームコース(各治療室のポートとビームコース
は1対1に対応している)がある場合はそれぞれのビー
ムコース毎に患者の治療順を表す。図5の矢印は患者の
入室から退室までの時間帯を表している。11aは患者
Bが1号治療室に入室してから退室するまでの時間帯で
ある。また、図5の矩形は患者が入れ替わる時の患者入
れ替え時間を表している。11bは1号治療室で患者B
と患者Dとの入れ替わりに要する入れ替え時間である。
【0054】図6の12は後段処理によって立案される
放射線照射装置運転スケジュールである。放射線照射装
置運転スケジュール12は各日の放射線照射装置毎のビ
ームコース照射順を表す。1つの照射装置が複数種類の
放射線の照射が可能な場合は放射線種毎に、さらに、複
数のエネルギー強度の照射が可能な場合はエネルギー強
度毎にビームコース照射順を表す。
【0055】図6の矢印は放射線を照射する時間帯を表
している。12aは放射線照射装置1号機がビームコー
スbに照射を行う時間帯である。また、図6の矩形は大
きさによってそれぞれビームコース切り替え時間、エネ
ルギー強度切り替え時間、放射線種切り替え時間を表し
ている。12bはビームコースをeからaに切り替える
場合の切り替え時間、12cはエネルギー強度を190
から230に切り替える場合の切り替え時間、12dは
放射線種を陽子から炭素に切り替える場合の切り替え時
間である。以上のことより、2段階のスケジュール立案
を行なうことで1度にまとめて全ての治療スケジュール
の立案を行う方法に比べて短時間で治療スケジュールを
立案することができるという効果がある。
【0056】後段処理では患者の治療可能時間帯の治療
可能である度合い(治療可能レベル)を多段階に設定でき
る。例えば、無条件に治療可能である時間帯の治療可能
レベルを“0"、絶対に治療不可能である時間帯の治療
可能レベルを“1"として、どちらかといえば治療可
能、あるいは、どちらかといえば治療不可能などの時間
帯は治療可能レベルを“0"と“1"の間の値に設定す
る。さらに、各治療が割り当てられた時間帯の治療可能
レベルを立案された治療スケジュールの評価値とするこ
とができる。
【0057】以上のことより、治療可能と治療不可能と
の中間の状態(例えば、「できるだけこの時間帯は避け
てほしい」とか、「他に空いでなければこの時間帯でも
良い」等)を指定でき、さらに、治療が割り当てられた
時間帯の治療可能レベルを治療スケジュールの評価指標
の一つとして用いることで、できる限り治療可能である
度合いの高い治療可能時間帯に各治療が割り付けられる
治療スケジュールの立案が可能になるという効果があ
る。
【0058】また、治療スケジュール立案手段5は、治
療予定日に実施できなかった治療がある場合、実施でき
なかった治療の治療予定日が新たに指定された日にち以
降になるように治療スケジュールを再立案できる。この
時、指定された日にち以降に割り付いている治療を全て
再立案の対象とする。以上のことより、治療計画で定め
られた治療を全て実施できるように治療スケジュールの
変更を容易に行うことができるという効果がある。
【0059】また、放射線治療では照射データ毎に治療
補助具を用いる場合がある。このような場合、使用する
治療補助具の性能が設計通りかどうかを調べるための性
能測定を行う必要がある、また、治療をスムーズに行う
ために照射データ毎の1回目の治療が行われる前に治療
のリハーサルを行うことがある。治療スケジュール立案
手段5では、治療補助具を使用する場合は、治療補助具
を使用する日にその測定が行なえるように治療補助具の
測定時間も考慮した治療スケジュールの立案を行ない、
リハーサルを行う場合は、1回目の治療日よりも前で、
かつ、できる限り1回目の治療日に近い日にリハーサル
が行なえるように治療スケジュールの立案を行なう。以
上のことより、治療に必要な準備期間を考慮した治療ス
ケジュールを立案することができるという効果がある。
【0060】また、治療スケジュール立案手段5は最適
化条件の評価値(評価値が小さいほど良いスケジュール
とする)が予め設定された閾値以下となるまで治療スケ
ジュールの立案を行う。例えば、治療スケジュール立案
手段5は以下のステップ01からステップ04の処理を
実行する。 [ステップ01] 前段処理において複数の治療予定日
の立案を行なう。 [ステップ02] 後段処理においてステップ01で立
案された複数の治療予定日の中から任意に1つ選び各日
毎のスケジュールを立案する。 [ステップ03] ステップ02での立案結果の評価値
が予め設定されている閾値以下となるまでステップ02
を繰り返し実行する。 [ステップ04] ステップ03で評価値が閾値以下と
なる治療スケジュールが立案できなかった場合、前段処
理で設定される終了時刻見積り上限値を変更してステッ
プ01に戻る。 以上のことより、満足できる治療スケジュールが立案さ
れるまで繰り返し新しい治療スケジュールを提示できる
という効果がある。
【0061】また、治療スケジュール立案手段5は、以
下のステップ11からステップ14までの処理を実行す
る。 [ステップ11] 前段処理において複数の治療予定日
を立案する。 [ステップ12] 後段処理においてステップ11で立
案された全ての治療予定日に対して各日毎のスケジュー
ルを立案する。 [ステップ13] ステップ12で立案された複数の治
療スケジュールの中で評価値が最も良いものを1つ選
ぶ。 [ステップ14] ステップ13で選択された治療スケ
ジュールの評価値が予め設定された閾値を超えている場
合、前段処理で設定される終了時刻見積り上限値を変更
してステップ11に戻る。 以上のことより、得られたスケジュールの中で最も良い
ものを選択でき、さらに、満足できる治療スケジュール
が立案されるまで繰り返し新しい治療スケジュールを提
示できるという効果がある。
【0062】次に、立案結果表示手段6について説明す
る。図7の13は立案結果表示手段6で表示される立案
結果画面における患者スケジュールである。患者スケジ
ュール13は患者の治療計画毎に表示される。患者スケ
ジュール13において、Fは治療補助具の制作日を表わ
し、Sはリハーサル日を表わす。また、数字は照射ID
である。例えば、治療スケジュール13の一番上の行は
患者Aの1つ目の治療計画の治療予定日であり、1月2
8日に治療補助具の製作を行ない、1月30日にリハー
サルを行ない、2月2、3、4、6、9日に照射ID1
または2の治療を行なうことを表わしている。同じ日に
2つの照射IDが表示されている場合は両方の治療を行
なう。
【0063】また、立案結果表示手段6は入力手段であ
るマウスあるいはキーボード(特に図示せず)で選択され
た治療の詳細を表示できる。例えば、患者Aの最初の治
療計画において2月3日に行なう予定の治療13aを、
例えば、マウスで選択した場合、画面右下にある詳細表
示欄13bに治療13aの詳細を表示する。詳細表示欄
13bには、患者IDと、患者名と、治療部位と、治療
を行なう担当者と、使用する放射線照射装置と、治療計
画IDと、照射IDと、使用する放射線種類と、使用す
るエネルギー強度と、使用する治療室と、治療の開始時
刻と、治療終了時刻などが表示される。以上のことよ
り、患者の治療部位毎の治療予定日を一覧でき、さら
に、治療の詳細をマウスあるいはキーボード等の簡単な
操作で知ることができるという効果がある。
【0064】また、立案結果表示手段6はマウスによる
ドラッグ&ドロップ操作で治療予定日の変更を行なうこ
とができる。図8、図9を用いて治療日の変更操作を説
明する。図8は移動前の治療予定日を示している。図8
において2月2日の照射ID4の治療13cを2月3日
に移動させる場合を考える。治療13dおよび13eは
治療13cと同じ照射IDの治療である。治療13cを
移動させる場合、治療13cおよび13dおよび13e
の治療間隔が保たれるように治療13dおよび13eも
同じように移動させることができる。
【0065】図9は治療13cを移動した後の治療予定
日である。治療13cを1日分後ろにずらしたので、同
じ照射データの治療である治療13dおよび13eも同
時に1日分後ろにシフトさせる。ただし、治療13dは
2月5日が患者Aの治療不可能日であるためさらにもう
1日ずらして2月6日に移動させている、以上のことに
より、立案担当者は治療日の変更を簡単な操作で対話的
に行え、かつ、変更内容を変更と同時に確認でき、さら
に、マウス操作で移動させた治療以降の同じ内容の治療
の治療日を治療間隔をできる限り保たれるように変更す
ることができるという効果がある。
【0066】また、立案結果表示手段6は、患者スケジ
ュールを表示するだけでなく、治療室スケジュールや、
放射線照射装置運転スケジュールなどの表示も可能であ
り、表示切り替え操作を行なうことでこれら3種類のス
ケジュールの表示切り替えを行なえる。以上のことよ
り、必要に応じて閲覧したいスケジュールの表示切り替
えを簡単に行うことができるという効果がある。
【0067】また、立案結果表示手段6は、患者スケジ
ュールの表示において様々な順番でスケジュールの表示
が行なえる。例えば、患者ID順に表示、あるいは、患
者氏名の読み順に表示、あるいは、治療開始日の早い順
に表示、あるいは、治療終了日の早い順に表示などが可
能であり、切り替え操作を行なうことで患者スケジュー
ルの表示順の切り替えが行なえる。以上のことより、閲
覧者にとって見やすい表示順で治療スケジュールを表示
できるという効果がある。
【0068】また、治療結果表示手段6は、閲覧者の切
り替え操作により、現在治療中の患者およびまだ治療を
開始していない患者を上方にまとめ、すでに全治療を終
了した患者を下方にまとめて表示することができる。以
上のことより、治療中または治療開始予定の患者の治療
スケジュールと治療が終了した患者の治療スケジュール
を区別して閲覧することができるという効果がある。
【0069】実施の形態2.図10は患者の治療可能時
間帯設定手段をさらに備えたこの発明の別の実施の形態
による放射線治療スケジューリングシステムの構成図で
ある。図10において14は治療可能時間帯設定手段で
あり、コンピュータの演算処理部分で構成される。治療
可能時間帯設定手段14では各患者の毎日の治療可能時
間帯の設定を行い、設定した治療可能時間帯を患者情報
格納手段1に格納する。治療スケジュール立案手段5は
患者情報格納手段1に格納された各患者の治療可能時間
帯情報を用いて治療可能時間帯を考慮した治療スケジュ
ールの立案を行う。
【0070】図11の15は治療可能時間帯設定画面で
ある。治療可能時間帯設定画面15ではマウスを用いて
治療可能時間帯の設定を行う。治療可能時間帯設定画面
15において、横方向は時間を表し、縦方向は治療可能
レベルを表す。治療可能レベルは値が大きい程、治療不
可能である度合いが高い。治療可能時間帯は治療可能レ
ベルの変化点である15a、15b、15c、15d、
15eおよび15fをマウスでクリックするだけで設定
できる。なお、15eおよび15fを結ぶ線に関して
は、直線に限らず2次曲線または対数曲線とすることも
可能である。以上のことより、立案担当者にとって簡単
な操作で、かつ、直感的に分りやすい治療可能レベルの
設定が行えるという効果がある。
【0071】次に、立案結果格納手段7に格納される立
案結果の形式について図12および図13を用いて説明
する。図12の16は各治療毎に格納される立案結果の
項目である。CSV形式ではこれらの項目の値を1項目
毎にカンマで区切り1治療を1行として格納する。図1
3の17はCSV形式で格納された1つの治療の治療ス
ケジュールを示すCSV形式のデータである。CSV形
式データ17は、IDが“199801101234"
の治療を1998年2月10日の10時00分から開始
し、照射時間は5分、使用する放射線照射装置は1号
機、使用する治療室は1号室、使用するビームコースは
“a"、患者IDは“0001"、治療計画IDは“0
1"、照射IDは“01"であることを示している、以上
のことより、CSV形式のデータを扱える他システム上
でも立案結果の表示または加工を行なうことができると
いう効果がある。
【0072】実施の形態3.図14はシステムログイン
手段をさらに備えたこの発明の別の実施の形態による放
射線治療スケジューリングシステムの構成図である。図
14において、18はシステムログイン手段である。シ
ステムログイン手段18は、立案者もしくは閲覧者が放
射線治療スケジューリングシステムを利用しようとした
ときにパスワードの入力を要求する。パスワードは放射
線治療スケジューリングシステムの利用レベルに応じて
複数用意されていて、システムログイン手段18は、入
力されたパスワードと対応するレベルに放射線治療スケ
ジューリングシステムの利用レベルを変更する。
【0073】放射線治療スケジューリングシステムの利
用レベルとしては、例えば、治療スケジュールの立案お
よび立案結果の編集を行えるレベル、または、立案結果
の閲覧のみ行えるレベル、または、患者名等のプライバ
シーに関わる情報を隠蔽した情報のみ閲覧できるレベル
などが設定されている。以上のことより、治療スケジュ
ールの無断変更や、患者のプライバシーに関わる情報の
漏出等を防ぐことができるという効果がある。
【0074】実施の形態4.次に、立案された治療スケ
ジュールを複数箇所で同時に閲覧することができるこの
発明の別の実施の形態による放射線治療スケジューリン
グシステムを、図面を用いて説明する。図15はこの発
明に係る放射線治療スケジューリングシステムの構成図
である。図15において、19は治療スケジュールをW
WWブラウザに送信するWWWサーバである。20は治
療スケジュールの立案を行う治療スケジュール計算機で
あり、患者情報格納手段1、治療計画格納手段2、治療
室情報格納手段3、照射装置情報格納手段4、治療スケ
ジュール立案手段5、立案結果格納手段7、WWWサー
バ19を備えている。
【0075】21はWWWブラウザを立案結果表示手段
6として備ている立案結果表示端末である。22は治療
スケジュール計算機20および複数の立案結果表示端末
21を接続するLANである。以上のことより、治療担
当者および患者等の治療関係者は治療スケジュール端末
の設置してある場所ならばどこででも自由な時間に治療
スケジュールの確認ができるという効果がある。
【0076】なお上述の各実施の形態はそれぞれ独立し
たものではなく、必要に応じて組み合わせられることは
言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】上述したように、この発明による放射線
治療スケジューリングシステムによれば、放射線治療の
治療スケジュールを立案する放射線治療スケジューリン
グ装置であって、患者情報を格納する患者情報格納手段
と、各患者に対して必要な治療内容を示す治療計画を格
納する治療計画格納手段と、放射線照射装置情報を格納
する照射装置情報格納手段と、治療室情報を格納する治
療室情報格納手段と、上記各手段からの情報を基に治療
スケジュールを自動立案する治療スケジュール立案手段
と、立案結果を表示する立案結果表示手段と、立案結果
を格納する立案結果格納手段と、を備え、患者の治療に
関する患者スケジュールと、放射線照射装置に関する放
射線照射装置運転スケジュールと、治療室の使用に関す
る治療室スケジュールとの3種類のスケジュールを一度
に自動立案することにより、放射線治療装置の効率的な
運用が行える治療スケジュールの立案が可能になり、立
案者の負荷を大きく軽減できる。
【0078】また、各患者が治療な不可能時間帯に割り
付けられる治療の割合の分散を最小とする治療スケジュ
ール立案手段を備えることで、患者毎の治療不可能時間
帯に割り付けられる治療割合を均等にし、患者間の不公
平を最小にする治療スケジュールが立案できる。
【0079】また、連続照射制約を満たす治療スケジュ
ール立案手段を備えることで1日に複数回の治療をまと
めて行なえるようになり、治療のために患者が拘束され
る日数を減らし患者の負担を少なくする治療スケジュー
ルが立案できる。
【0080】また、治療計画毎に指定される1週間の治
療回数を満たす治療スケジュール立案手段を備えること
で、効率的な治療が行えるよう計画された治療計画に沿
った治療が可能となる治療スケジュールが立案できる。
【0081】また、予定通り実施できなかった治療を指
定して再立案の対象とする治療スケジュール立案手段を
備えることで、治療計画で定められた治療を全て実施で
きるように治療スケジュールの変更を容易に行うことが
できる。
【0082】また、放射線照射装置の1週間の総照射線
量が法定値以下とする治療スケジュール立案手段を備え
ることで、放射線照射装置が法定値を超える線量の照射
を行わないようにする治療スケジュールが立案できる。
【0083】また、放射線照射装置の1週間の総照射時
間が法定値以下とする治療スケジュール立案手段を備え
ることで、放射線照射装置が法定値を超える時間の照射
を行わないようにする治療スケジュールが立案できる。
【0084】また、治療室の1週間の総照射線量が法定
値以下とする治療スケジュール立案手段を備えること
で、治療室に法定値を超える線量の照射が行われないよ
うにする治療スケジュールが立案できる。
【0085】また、治療室の1週間の総照射時間が法定
値以下とする治療スケジュール立案手段を備えること
で、治療室に法定値を超える時間の照射が行われないよ
うにする治療スケジュールが立案できる。
【0086】また、治療のリハーサルや治療補助具の性
能測定等の実施予定日時を含めた治療スケジュールを立
案する治療スケジュール立案手段を備えることで、治療
に必要な準備期間を考盧した治療スケジュールを立案す
ることができる。
【0087】また、治療スケジュールの立案を2段階に
分けて行い、前段の処理で各日の終了時刻の見積り値を
用いて患者スケジュールを決定し、後段の処理で期間を
限定して放射線照射装置スケジュールおよび治療室スケ
ジュールを決定する治療スケジュール立案手段を備える
ことで、前段処理では終了時刻の見積り値を用いること
により放射線照射装置スケジュールおよび治療室スケジ
ュールの立案を行わずに患者スケジュールの決定が行
え、後段処理では必要な期間のみ放射線照射装置スケジ
ュールおよび治療室スケジュールの立案が行えるので、
1度にまとめて全ての治療スケジュールの立案を行う方
法に比べて短時間で治療スケジュールを立案することが
できる。
【0088】また、2段階の治療スケジュール立案にお
いて、前段では複数の患者スケジュールを保持し、後段
では前段でのスケジュールを1つ選んで放射線照射装置
運転スケジュールおよび治療室スケジュールを立案し、
放射線照射装置運転スケジュールおよび治療室スケジュ
ールが不十分な場合には前段での別の患者スケジュール
を用いて後段の処理をやり直す治療スケジュール立案手
段を備えることで、立案担当者が立案された治療スケジ
ュールに満足できない場合に新しい放射線照射装置運転
スケジュールおよび治療室スケジュールを繰り返し提示
できる。
【0089】また、2段階の治療スケジュール立案にお
いて、前段で複数の患者スケジュールを保持し、後段で
は前段で保持している全ての患者スケジュールに対して
放射線照射装置運転スケジュールおよび治療室スケジュ
ールを立案し、得られた放射線照射装置運転スケジュー
ルおよび治療室スケジュールの中で最も良いものを1組
選択する治療スケジュール立案手段を備えることで、複
数の異なる治療スケジュールの中で最も良いものを提示
できる。
【0090】また、2段階の治療スケジュール立案にお
いて後段で得られる放射線照射装置運転スケジュールお
よび治療室スケジュールが不十分な場合には、前段にお
ける終了時刻見積りの上限値を変更して前段の処理から
やり直す治療スケジュール立案手段を備えることで、満
足できる治療スケジュールが立案されるまで繰り返し新
しい治療スケジュールを提示できる。
【0091】また、患者の治療可能時間帯の治療可能レ
ベルを多段階に扱える治療スケジュール立案手段を備え
ることにより、治療可能と治療不可能との中間の状態
(例えば、「出来るだけこの時間帯は避けてほしい」と
か、「他に空いでなければこの時間帯でも良い」等)を
指定でき、治療が割り当てられた時間帯の治療可能レベ
ルを治療スケジュールの評価指標の一つとして用いるこ
とで、できる限り治療可能である度合いの高い治療可能
時間帯に各治療が割り付けられる治療スケジュールを立
案できる。
【0092】また、立案結果表示手段を使用して入力手
段であるマウス操作により治療希望時間帯の治療可能レ
ベルをグラフィカルに多段階設定ができる治療可能時間
帯設定手段を備えることにより、立案担当者にとって簡
単な操作で、かつ直感的に分りやすい治療可能レベルの
設定が行える。
【0093】また、各患者の治療部位毎の治療予定日を
表示し、さらに、入力手段であるマウス操作あるいはキ
ーボード操作等で選択した治療の詳細を表示する立案結
果表示手段を備えることで、患者の療部位毎の治療予定
日を一覧でき、さらに、治療の詳細を入力手段であるマ
ウスあるいはキーボード等による簡単な操作で表示する
ことができる。
【0094】また、入力手段であるマウスのドラッグ&
ドロップ操作等により治療日の変更が行え、さらに、治
療日変更後の治療よりも後に行うの全ての同じ内容の治
療の治療日を同じ日数だけずらした日に変更し、さらに
ずらした日が治療不可能な場合は最寄りの治療可能日を
新たな治療日とできる立案結果表示手段を備えること
で、立案担当者は治療日の変更を簡単な操作で対話的に
行え、かつ変更内容を変更と同時に確認できる。さら
に、マウス操作で移動させた治療以降の同じ内容の治療
の治療日を治療間隔をできる限り保たれるように変更す
ることができる。
【0095】また、患者スケジュール、治療室スケジュ
ールおよび放射線照射装置運転スケジュールの3種類の
スケジュールの表示切り替えが可能な立案結果表示手段
を備えることで、必要に応じて閲覧したいスケジュール
の表示切り替えを簡単に行える。
【0096】また、患者ID順、患者読み順、治療開始
日順、治療終了順のように複数種類の患者治療予定日の
表示順序切り替えが可能な立案結果表示手段を備えるこ
とで、閲覧者にとって見やすい表示順で治療スケジュー
ルを表示できる。
【0097】さらに、治療中または治療開始予定の患者
を上方にまとめ、治療が終了した患者を下方にまとめて
表示する立案結果表示手段を備えることで、治療中また
は治療開始予定の患者の治療スケジュールと治療が終了
した患者の治療スケジュールを区別して閲覧することが
できる。
【0098】また、立案結果をCSV形式で格納する立
案結果格納手段を備えることにより、CSV形式のデー
タを扱える他システム上でも立案結果の表示または加工
を行なうことができる。
【0099】また、放射線治療スケジューリングシステ
ムを使用する際に、ユーザにパスワード入力を促し、入
力されたパスワードにより、治療スケジュールの立案お
よび立案結果の編集を行えるレベル、立案結果の閲覧の
み行えるレベル、または患者名等のプライバシーに関わ
る情報を隠蔽した情報のみ閲覧できるレベル等、実行可
能なレベルを設定できるシステムログイン手段を備える
ことにより、治療スケジュールの無断変更や、患者のプ
ライバシーに関わる情報の漏出等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係る放射線治療ス
ケジューリングシステムを示す構成図である。
【図2】 この発明による治療計画例を示す図である。
【図3】 この発明による照射データ例を示す図であ
る。
【図4】 この発明による患者スケジュール例を示す図
である。
【図5】 この発明による治療室スケジュール例を示す
図である。
【図6】 この発明による放射線照射装置運転スケジュ
ール例を示す図である。
【図7】 この発明による立案結果表示手段で表示され
る立案結果表示画面例を示す図である。
【図8】 この発明による立案結果表示画面上での治療
の移動例を示す図である。
【図9】 この発明による立案結果表示画面上での治療
の移動例を示す図である。
【図10】 この発明の別の実施の形態に係る放射線治
療スケジューリングシステムを示す構成図である。
【図11】 この発明による治療可能時間帯設定手段に
おける治療可能時間帯設定画面例を示す図である。
【図12】 この発明による立案結果格納手段に格納さ
れる各治療毎の項目例を示す図である。
【図13】 この発明によるCSV形式で格納される場
合の立案結果例を示す図である。
【図14】 この発明の別の実施の形態に係る放射線治
療スケジューリングシステムを示す構成図である。
【図15】 この発明のさらに別の実施の形態に係る放
射線治療スケジューリングシステムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 患者情報格納手段、2 治療計画格納手段、3 照
射装置情報格納手段、4 治療室情報格納手段、5 治
療スケジュール立案手段、6 立案結果表示手段、7
立案結果格納手段、8 治療計画の項目、9 照射デー
タの項目、10患者スケジュール、11 治療室スケジ
ュール、12 放射線照射装置運転スケジュール、13
立案結果表示画面で表示される患者スケジュール、1
4 治療可能時間帯設定手段、15 治療可能時間帯設
定画面、16 立案結果項目、17 CSV形式デー
タ、18 システムログイン手段、19 WWWサー
バ、20 治療スケジュール計算機、21 立案結果表
示端末、22 LAN。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土谷 昌晴 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線治療の治療スケジュールを立案す
    る放射線治療スケジューリング装置であって、 患者情報を格納する患者情報格納手段と、 各患者に対して必要な治療内容を示す治療計画を格納す
    る治療計画格納手段と、 放射線照射装置情報を格納する照射装置情報格納手段
    と、 治療室情報を格納する治療室情報格納手段と、 上記各手段からの情報を基に治療スケジュールを自動立
    案する治療スケジュール立案手段と、 立案結果を表示する立案結果表示手段と、 立案結果を格納する立案結果格納手段と、 を備え、患者の治療に関する患者スケジュールと、放射
    線照射装置に関する放射線照射装置運転スケジュール
    と、治療室の使用に関する治療室スケジュールとの3種
    類のスケジュールを一度に自動立案することを特徴とす
    る放射線治療スケジューリングシステム。
  2. 【請求項2】 上記治療スケジュール立案手段は、各患
    者が治療が不可能な時間帯に割り付けられる治療の割合
    の分散が最小となる治療スケジュールを立案することを
    特徴とする請求項1に記載の放射線治療スケジューリン
    グシステム。
  3. 【請求項3】 上記治療スケジュール立案手段は、1人
    の患者に対して1日に複数回の治療を行う連続照射制約
    を満たす治療スケジュールを立案することを特徴とする
    請求項1または2に記載の放射線治療スケジューリング
    システム。
  4. 【請求項4】 上記治療スケジュール立案手段は、上記
    治療計画格納手段に格納される治療計画毎に指定される
    1週間の治療回数を満たすように治療スケジュールを立
    案することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の放射線治療スケジューリングシステム。
  5. 【請求項5】 上記治療スケジュール立案手段は、予定
    通りに実施できなかった治療の治療予定日が、新たに指
    定した日にち以降となるように治療スケジュールを再立
    案できることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の放射線治療スケジューリングシステム。
  6. 【請求項6】 上記治療スケジュール立案手段は、上記
    放射線照射装置の1週間の総照射線量が法定値以下とな
    るように治療スケジュールを立案することを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の放射線治療スケジ
    ューリングシステム。
  7. 【請求項7】 上記治療スケジュール立案手段は、上記
    放射線照射装置の1週間の総照射時間が法定値以下とな
    るように治療スケジュールを立案することを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれかに記載の放射線治療スケジ
    ューリングシステム。
  8. 【請求項8】 上記治療スケジュール立案手段は、上記
    治療室の1週間の総照射線量が法定値以下となるように
    治療スケジュールを立案することを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の放射線治療スケジューリン
    グシステム。
  9. 【請求項9】 上記治療スケジュール立案手段は、上記
    治療室の1週間の総照射時間が法定値以下となるように
    治療スケジュールを立案することを特徴とする請求項1
    ないし8のいずれかに記載の放射線治療スケジューリン
    グシステム。
  10. 【請求項10】 上記治療スケジュール立案手段は、治
    療のリハーサルや治療補助具の性能測定の実施予定日時
    を含めた治療スケジュールを立案することを特徴とする
    請求項1ないし9のいずれかに記載の放射線治療スケジ
    ューリングシステム。
  11. 【請求項11】 上記治療スケジュール立案手段は、治
    療スケジュールの立案を2段階に分けて行い、前段では
    各日の治療終了時刻を見積り、各日の見積り値が指定さ
    れた上限値をできるだけ超えないように患者スケジュー
    ルの立案を行い、後段では詳細なスケジュールが必要な
    期間における放射線照射装置運転スケジュールおよび治
    療室スケジュールの立案を行うことを特徴とする請求項
    1ないし10のいずれかに記載の放射線治療スケジュー
    リングシステム。
  12. 【請求項12】 上記治療スケジュール立案手段は、2
    段階の治療スケジュール立案において、前段では複数の
    患者スケジュールを保持し、後段では前段でのスケジュ
    ールを1つ選んで放射線照射装置運転スケジュールおよ
    び治療室スケジュールを立案し、立案したスケジュール
    が不十分な場合には前段での別のスケジュールを用いて
    後段の処理をやり直すことを特徴とする請求項11に記
    載の放射線治療スケジューリングシステム。
  13. 【請求項13】 上記治療スケジュール立案手段は、2
    段階の治療スケジュール立案において、前段では複数の
    患者スケジュールを保持し、後段では前段で保持してい
    る全ての患者スケジュールに対して放射線照射装置運転
    スケジュールおよび治療室スケジュールを立案し、得ら
    れた放射線照射装置運転スケジュールおよび治療室スケ
    ジュールの中で最も良いものを1組選択することを特徴
    とする請求項11に記載の放射線治療スケジューリング
    システム。
  14. 【請求項14】 上記治療スケジュール立案手段は、2
    段階の治療スケジュール立案において後段で得られる放
    射線照射装置運転スケジュールおよび治療室スケジュー
    ルが不十分な場合には、前段における終了時刻見積りの
    上限値を変更して前段の処理からやり直すことを特徴と
    する請求項11ないし13のいずれかに記載の放射線治
    療スケジューリングシステム。
  15. 【請求項15】 上記治療スケジュール立案手段は、患
    者の治療可能時間帯の治療可能である度合いを示す治療
    可能レベルが多段階に扱えることを特徴とする請求項1
    ないし14のいずれかに記載の放射線治療スケジューリ
    ングシステム。
  16. 【請求項16】 上記立案結果表示手段を使用して、外
    部からの入力に従って、治療希望時間帯の上記治療可能
    レベルをグラフィカルに多段階設定できる治療可能時間
    帯設定手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項
    15記載の放射線治療スケジューリングシステム。
  17. 【請求項17】 上記立案結果表示手段が各患者の治療
    部位毎の治療予定日およびその日に行う治療の種類を表
    示し、さらに外部からの入力によって選択された治療の
    詳細を表示することを特徴とする請求項1ないし16の
    いずれかに記載の放射線治療スケジューリングシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 上記立案結果表示手段は、外部からの
    入力により治療予定日の変更が行え、さらに、治療予定
    日を変更した治療よりも後に行う全ての同じ内容の治療
    の治療日を同じ日数だけずらした日に変更し、さらにず
    らした日が治療不可能な場合は最寄りの治療可能日を新
    たな治療日とすることを特徴とする請求項1ないし17
    のいずれかに記載の放射線治療スケジューリングシステ
    ム。
  19. 【請求項19】 上記立案結果表示手段は、上記患者ス
    ケジュール、治療室スケジュールおよび放射線照射装置
    運転スケジュールの3種類の治療スケジュールの表示切
    り替えが可能なことを特徴とする請求項1ないし18の
    いずれかに記載の放射線治療スケジューリングシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 上記立案結果表示手段は、患者ID
    順、患者読み順、治療開始日順、治療終了順のように複
    数種類の患者治療予定日の表示順序切り替えが可能なこ
    とを特徴とする請求項1ないし19のいずれかに記載の
    放射線治療スケジューリングシステム。
  21. 【請求項21】 上記立案結果表示手段は、治療中また
    は治療開始予定の患者を上方にまとめ、治療が終了した
    患者を下方にまとめて表示することを特徴とする請求項
    1ないし20のいずれかに記載の放射線治療スケジュー
    リングシステム。
  22. 【請求項22】 上記立案結果格納手段は、治療スケジ
    ュール立案結果各項目をCSV形式で格納することを特
    徴とする請求項1ないし21のいずれかに記載の放射線
    治療スケジューリングシステム。
  23. 【請求項23】 上記放射線治療スケジューリングシス
    テムを使用する際に、立案者もしくは閲覧者にパスワー
    ド入力を促し、入力されたパスワードにより、治療スケ
    ジュールの立案および立案結果の編集を行えるレベル、
    立案結果の閲覧のみ行えるレベル、患者名等のプライバ
    シーに関わる情報を隠蔽した情報のみ閲覧できるレベ
    ル、のいずれか実行可能なレベルを変更できるシステム
    ログイン手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    ないし22のいずれかに記載の放射線治療スケジューリ
    ングシステム。
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