JP4982864B2 - 空調設備及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却庫や冷凍・冷蔵保管庫等の冷却のための空調設備であって、フロン系冷媒を用いた既設の空調設備を大幅な改造を必要とせずに、地球環境に無害な空調設備に切り替える場合に好適な空調設備及び切り替えのために好適な施工方法に関する。
フロン系冷媒は、分子構造上CFC、HCFC及びHFCに分類される。CFC冷媒(クロロフルオロカーボン)は化学的に安定なため分解しにくく、成層圏で初めて分解され、そこで発生した塩素がオゾン層を破壊するため1995年末に全廃されている。HCFC冷媒(ハイドロクロロフルオロカーボン)は、化学的にCFC冷媒ほど安定でないため、成層圏まで達する量が少なく、オゾン層に与える影響がCFC冷媒の1/20程度であるが、既に規制を受けている。
HFC冷媒(ハイドロフルオロカーボン)は分子中に塩素を含まないため、オゾン層を破壊しない冷媒であり、CFCやHCFCに代わって使用され出した代替冷媒である。しかし、HCFC冷媒と同様に、COに比べ数百〜1万倍以上の温室効果をもつことがわかり、地球温暖化への影響を懸念して規制されつつある。
規制前の時期では、例えば、特許文献1(特開平7−269964号公報)に、HFC冷媒又は自然冷媒のアンモニア及び二酸化炭素を使用した冷熱装置が提案され、新設の冷凍回路として検討されている。
図14は、HCFC冷媒に属するR−22冷媒を用いた従来の冷凍装置を示す構成図である。図14において、被冷凍物が収納された低温庫01の屋上等のスペースにR−22冷凍装置02が配置される。なおR−22冷凍装置02は立面視で図示され、低温庫01は平面視で図示され、低温庫01の入口は扉014で開閉される。冷凍装置02は、R−22冷媒が循環する循環ライン03に圧縮機04、凝縮器05及び受液器06が介設されている。R−22冷媒は圧縮機04で圧縮され、凝縮器05では冷却塔07から冷却水ライン08を通ってポンプ09によって冷却水が供給され、R−22冷媒を冷却し凝縮させる。
凝縮器05で凝縮したR−22冷媒は一旦受液器06に貯留され、その後循環ライン03を経て蒸発器からなる空気冷却器011a、011bに供給される。該空気冷却器は、該循環ライン03に分岐ライン013を介して接続され、低温庫01内の各被空調フロア又は各被空調室ごとに複数設置される。空気冷却器011a、011bの上流側には膨張弁012a、012bが設けられ、R−22冷媒は該膨張弁で減圧され、該空気冷却器で蒸発して蒸発潜熱を周囲の雰囲気から奪い、各被空調フロア又は各被空調室の内部を冷却する。
なお、本明細書において、同一構成の機器が複数存在し、これらの機器に同一の番号を付し、個々の機器を同一番号の末尾にa、b、c、・・・を付して区別することとする。なお、同一機器に共通した事項を説明する場合は、以後末尾のa、b、c、・・・を省略して示す。
特開平7−269964号公報
最近、新規に製造される冷却庫や冷凍・冷蔵保管庫等の冷却のための空調設備の冷媒回路には地球環境にやさしい自然冷媒を使用するものが採用されてきている。しかし既設のR−22等フロン系冷媒を用いた冷却施設の自然冷媒使用への転換は、改造工事が面倒で費用がかかることもあり、一向に進んでいない。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、R−22等のフロン系冷媒を用いた既設の空調設備を大幅な改造を必要とせずに、地球環境に無害な空調設備に改造することが可能な空調設備、及びこの改造工事に面倒で費用のかかる改造工事を回避可能とした施工方法を実現することを目的とする。
また冷却施設の運転を継続しながら改造工事を行うことができ、該改造工事による冷却運転の中断を最小限に留めることができる施工方法を実現することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の空調設備は、
アンモニア冷媒使用の冷凍サイクルを構成するアンモニア冷凍回路と、
二酸化炭素冷媒使用の冷凍サイクルを構成し、該アンモニア冷凍回路との間に第1のカスケードコンデンサを介して接続する二酸化炭素冷凍回路と、
フロン系冷媒使用の冷凍サイクルを構成し、該二酸化炭素冷凍回路と第2のカスケードコンデンサを介して接続するフロン冷凍回路とからなり、
該フロン冷凍回路は圧縮機、凝縮器及び受液器からなる冷凍装置を設けずに、一又は複数の空気冷却器と、夫々の空気冷却器の入口側に設け各空気冷却器のフロン冷媒の蒸発温度を制御する絞り弁を介装させた密閉された循環管路に構成されたことを要旨とし、
そして第1の発明は、 該第2のカスケードコンデンサを該空気冷却器より上方に配置して、該フロン冷凍回路内で該フロン系冷媒を自然循環させてなることを特徴とする空調設備にある。
叉第2の発明は、前記密閉された循環管路にキャンドポンプ(密封ポンプ)を設置して前記フロン冷凍回路内で該フロン系冷媒強制循環させてなることを特徴とする空調設備にある。
本発明の空調設備は、フロン系冷媒が循環する冷凍サイクルを構成する既設のフロン冷凍回路及び該フロン冷凍回路に介設され建物の各被空調フロア又は被空調室に配置された蒸発器からなる既設の空気冷却器を撤去することなく、そのまま利用するようにしたものである。即ち、該空気冷却器が介設され該フロン冷凍回路を構成する既設の冷媒配管を用いて密閉された循環管路を形成し、該循環管路の該空気冷却器の近傍に、二酸化炭素冷凍回路と接続する第2のカスケードコンデンサを設ける。
これによって空気冷却器と第2のカスケードコンデンサとの間でフロン系冷媒を自然循環又は強制循環させる循環流路を形成する。そして第2のカスケードコンデンサで二酸化炭素冷媒の蒸発潜熱によって、フロン系冷媒を液化し、液化したフロン系冷媒を各被空調フロア又は各被空調室に配置された空気冷却器に送る。そこでフロン系冷媒は蒸発して周囲から蒸発潜熱を奪うことにより、該被空調フロア又は被空調室内の雰囲気を冷却する。気化したフロン系冷媒は再び第2のカスケードコンデンサに到達し、第2のカスケードコンデンサで二酸化炭素冷媒により冷却され液化する。
また本発明は、建物に配設されフロン系冷媒使用の冷凍サイクルを構成するフロン冷凍回路を備えた既設の空調設備を自然系冷媒使用の冷凍サイクルを構成する冷凍回路を備えた空調設備に交換する空調設備の施工方法において、
アンモニア冷媒使用の冷凍サイクルを構成するアンモニア冷凍回路と、該アンモニア冷凍回路と第1のカスケードコンデンサを介して接続され、二酸化炭素冷媒使用の冷凍サイクルを構成する二酸化炭素冷凍回路を設ける第1ステップと、
既存のフロン系冷媒使用の冷凍サイクルから、圧縮機、凝縮器及び受液器からなる冷凍装置を外して、一又は複数の空気冷却器と、夫々の空気冷却器の入口側に設け各空気冷却器のフロン冷媒の蒸発温度を制御する絞り弁を介装させた密閉された循環管路からなるフロン冷凍回路に改造する第2ステップと
第2のカスケードコンデンサを介して前記二酸化炭素冷凍回路とフロン冷凍回路の密閉された循環管路とを接続する第3のステップとからなることを特徴とする空調設備の施工方法にある。
本発明では、フロン系冷媒は空気冷却器近傍の密閉された循環管路の内部に封入されている場合では、充填量も少量であり、外部に漏れるおそれがない。また該循環管路及び該循環管路に介設された空気冷却器は既設のものを使用するので、面倒で費用のかかる改造工事を必要としない。即ち、空気冷却器が介設され該フロン冷凍回路を構成する既設の冷媒配管を用いて密閉された循環管路を形成し(残し)一方フロン冷凍回路に設けられた冷凍装置(圧縮機、凝縮器及び受液器)を撤去し、代わりに、冷凍装置を組み込んだアンモニア冷凍回路と二酸化炭素冷凍回路とを設けるだけでよい。建物の壁等に埋設された既設のフロン系冷媒配管(循環管路)を撤去するのは容易なことではなく、大掛かりな工事を必要とするが、本発明の空調設備では、「フロン冷凍回路に設けられた冷凍装置(圧縮機、凝縮器及び受液器)のみ撤去し」既設のフロン系冷媒配管を利用するので、そのような工事を必要とせず、小規模な改造工事で済む。
また本発明では、アンモニア冷凍回路とフロン冷凍回路との間に二酸化炭素冷凍回路を介在させているので、アンモニア冷媒の使用量を低減することができる。また、高段側にアンモニア冷媒を循環したアンモニア冷凍回路を使用し、低段側に二酸化炭素冷媒を循環した二酸化炭素冷凍回路としたため、毒性がありかつ可燃性のあるアンモニア冷媒を用いたアンモニア冷凍回路を構成する機器を屋外に配置し、安全な二酸化炭素冷媒を用いた二酸化炭素冷凍回路の構成機器を屋内に配置できるので、漏れが生じた場合の危険性を小さくすることができる。
また、本発明の空調設備において、第2のカスケードコンデンサに、フロン系冷媒の流路を密閉可能なシェルアンドチューブ型熱交換器、プレートシェル型熱交換器又はプレート型熱交換器を使用すれば、該第2のカスケードコンデンサにおいて、フロン冷凍回路からフロン系冷媒が漏洩するのを防止することができる。
また、本発明では、フロン冷凍回路でフロン系冷媒を自然循環させるようにすれば、フロン系冷媒を循環させるための動力を不要とする。一方、フロン冷凍回路でフロン系冷媒を強制循環させれば、第2のカスケードコンデンサを空気冷却器より上方に設置する必要がなく、第2のカスケードコンデンサの設置場所の制約が自然循環の場合より緩和される。
即ち、第2のカスケードコンデンサは、空気冷却器の近傍に配置さればよく、建物の内部又は外部であってもよい。また、空気冷却器が複数あり、各被空調フロア又は被空調室に分散配置される場合、第2のカスケードコンデンサを複数のカスケードコンデンサで構成し、各カスケードコンデンサを各空気冷却器の近傍に分散配置するようにしてもよい。
第2のカスケードコンデンサを被空調フロア又は被空調室の内部に配置すれば、第2のカスケードコンデンサへの熱侵入がなくなるので、防熱対策が簡便になるという利点がある。一方第2のカスケードコンデンサを被空調フロア又は被空調室の外部に配置すれば、低温下での制約された工事から解放されるという利点がある。
本発明の空調設備のデフロスト設備は、該空気冷却器に付設された既設のデフロスト設備をそのまま利用するようにすれば、デフロスト設備を新たに付設する必要がない。例えば、散水式のデフロスト設備であれば、フロン系冷媒を用いた冷凍装置の既設の給水設備及び排水設備をそのまま残して利用すればよい。
一方ホットガス供給式の場合は、アンモニア冷凍回路の圧縮機出口側の高温高圧のアンモニアガスを利用すればよい。
本発明の空調設備のホットガス供給式のデフロスト設備として、フロン冷凍回路において第2のカスケードコンデンサと空気冷却器との間に受液器を設け、該受液器の下流側で該フロン冷凍回路を分岐させる分岐路を設け、該分岐路を該空気冷却器のドレン受け部を経由して該空気冷却器に接続し、該ドレン受け部の上流側で該フロン冷凍回路を流れるフロン系冷媒を加熱する加熱手段を設けるようにするとよい。
デフロスト運転中は空気冷却器に付設されたファンは停止するため、該ファンに要する動力を該加熱手段の作動動力として使用することができる。従ってホットガス供給のために余分な動力を必要としない。またデフロスト運転中は該受液器に該フロン系冷媒を回収するようにする。
前記加熱手段として、例えば、電熱ヒータを用いることができる。あるいは、前記加熱手段を、アンモニア冷凍回路の圧縮機出口側のアンモニア冷媒の保有熱と前記ドレン受け部の上流側を流れるフロン系冷媒とを熱交換させて該フロン系冷媒を加熱する熱交換器で構成するとよい。これによって、圧縮機吐出側のアンモニア冷媒の保有熱を有効利用できるため、余分な熱源を必要としない利点がある。
デフロスト運転を行うときは、前記分岐路にフロン系冷媒を通し、該加熱手段で該フロン系冷媒を加熱した後、加熱して気化したフロン系冷媒を空気冷却器のドレン受け部を経由して空気冷却器に供給する。ドレン受け部を経由させる理由は、ドレン受け部をフロン系冷媒で加熱することにより、空気冷却器に付着した霜を融解した融解水がドレン受け部に落ちたとき再び凍らないようにするためである。
また本発明の空調設備の施工方法は、
建物に配設されフロン系冷媒使用の冷凍サイクルを構成するフロン冷凍回路を備えた既設の空調設備を自然系冷媒使用の冷凍サイクルを構成する冷凍回路を備えた空調設備に交換する空調設備の施工方法において、
アンモニア冷媒使用の冷凍サイクルを構成するアンモニア冷凍回路と、該アンモニア冷凍回路と第1のカスケードコンデンサを介して接続され二酸化炭素冷媒使用の冷凍サイクルを構成する二酸化炭素冷凍回路を設ける第1ステップと、
前記フロン冷凍回路に介設され各被空調フロア又は各被空調室ごとに配設された空気冷却器の近傍に、該二酸化炭素冷凍回路を構成する二酸化炭素冷媒配管を配設する第2ステップと、
該空気冷却器の近傍に第2のカスケードコンデンサを配設し、該フロン冷凍回路を構成する既設のフロン系冷媒配管を用いて該第2のカスケードコンデンサと該空気冷却器とを接続する密閉された循環管路を形成することにより、該循環管路内で該フロン系冷媒を自然循環又は強制循環させる循環流路を形成するとともに、該循環管路と該二酸化炭素冷媒管路とを第2のカスケードコンデンサを介して接続する第3ステップと、からなり、
該第3ステップを各空気冷却器で順次行いながら他の空気冷却器では空調運転を継続するものである。
本発明の施工方法では、まず第1ステップとして、アンモニア冷凍回路と、該アンモニア冷凍回路と第1のカスケードコンデンサを介して接続された二酸化炭素冷凍回路を設ける。そしてフロン系冷媒使用の冷凍回路を構成する機器を撤去するが、各被空調フロア又は各被空調室ごとに配設された空気冷却器、及び該空気冷却器に接続されたフロン系冷媒配管を建物に残して置く。
次に第2ステップとして、既存のフロン系冷媒使用の冷凍サイクルから、圧縮機、凝縮器及び受液器からなる冷凍装置を外して、一又は複数の空気冷却器と、夫々の空気冷却器の入口側に設け各空気冷却器のフロン冷媒の蒸発温度を制御する絞り弁を介装させた密閉された循環管路からなるフロン冷凍回路に改造する。
第3ステップは、第2のカスケードコンデンサを介して前記二酸化炭素冷凍回路とフロン冷凍回路の密閉された循環管路とを接続する。そして、該循環管路内で該フロン系冷媒を自然循環又は強制循環させる循環流路を形成する。建物全体としては、該改造工事の間でも空調運転を休むことなく継続することができる。また各空気冷却器の近傍に予め二酸化炭素冷媒配管を配設してあるので、個々の被空調フロア又は各被空調室の前記第3ステップの改造工事は短時間で完了することができ、空調運転が中断する時間を極力短縮化できる。該改造工事を終えた被空調フロア又は被空調室では、改造後の空調設備で空調運転を行うようにする。改造後の空調運転では、フロン系冷媒は密閉された循環管路の内部を循環するので、外部に漏洩するおそれはない。
かかる本発明の施工方法において、既設の空調設備のデフロスト設備及び建物に既設の電気設備をそのまま利用するようにすれば、該改造工事を小規模で限定的なものにすることができる。
本発明の空調設備によれば、既設のフロン系冷媒配管及び各被空調フロア又は各被空調室に設けられた空気冷却器を撤去することなくそのまま利用するようにしているので、大掛かりな改造工事を必要とせず、低コストで環境に無害な空調設備に改造することができる。フロン系冷媒は密閉された循環管路内を循環するように構成されているので、外部に漏洩するおそれがなく、オゾン層の破壊など地球環境に害を及ぼすおそれがない。
また本発明の空調設備施工方法によれば、既設のフロン系冷媒配管及び各被空調フロア又は各被空調室に設けられた空気冷却器を撤去することなくそのまま利用できるので、大掛かりな改造工事を必要とすることなく、環境に無害な空調設備に改造することができる。
また他の空気冷却器では空調運転を継続しながら、個々の空気冷却器ごとに改造工事を順次行うので、建物全体として空調運転を中断することがないとともに、個々の空気冷却器の改造工事も短時間できるので、各被空調フロア又は被空調室の中断時間も極力短縮することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
次に本発明の空調設備の第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1の(a)は第1実施形態の全体構成図、(b)は第1実施形態の一部を変更した変形例を示す一部構成図、図2は第1実施形態で用いられるプレートシェル型熱交換器の模式的断面図である。図1において、アンモニア/二酸化炭素冷凍装置2は、アンモニア冷媒が循環する循環ライン3で冷凍サイクルを構成する冷凍回路と、二酸化炭素冷媒が循環する循環ライン11及び12で冷凍サイクルを構成する冷凍回路とが第1のカスケードコンデンサ10で接続された冷凍装置である。なお、図1(a)において、アンモニア/二酸化炭素冷凍装置2は立面視で図示され、低温庫1は平面視で図示されている。低温庫1の入口は扉16で開閉される。
NH循環ライン3には、圧縮機4、蒸発式凝縮器5、膨張弁6及び蒸発器として機能する第1のカスケードコンデンサ10が介設され、アンモニア冷媒が循環される。NH循環ライン3では、圧縮機4で圧縮されたアンモニア冷媒は、蒸発式凝縮器5で凝縮され、膨張弁6を経て第1のカスケードコンデンサ10でCO循環ライン11を流れる二酸化炭素冷媒から蒸発潜熱を奪って蒸発する。CO循環ライン11は、第1のカスケードコンデンサ10と受液器13との間を繋ぐ循環ラインを形成し、第1のカスケードコンデンサ10が受液器13の上方に設置されている。
CO循環ライン11では、気化した二酸化炭素冷媒が受液器13から第1のカスケードコンデンサ10に流入し、第1のカスケードコンデンサ10で冷却されて液化し受液器13に流下する自然循環を行う循環流路を形成している。またCO循環ライン12は、受液器13と受液器13より下方に配置された第2のカスケードコンデンサ20との間で二酸化炭素冷媒がポンプ14によって強制循環する流路を形成している。
第1及び第2のカスケードコンデンサ10及び20は、図2に示すようなプレートシェル型熱交換器で構成される。図2において、プレートシェル型熱交換器は、両側に端版102及び103を有するシェル型ケーシング101と、該シェル型ケーシング101の内部に配置されるプレート型熱交換部106とからなる。プレート型熱交換部106は、内部に被熱交換流体が流れる空間が形成され、複数のプレート型熱交換部106が間隔を置いて並設され、これら複数のプレート型熱交換部106が水平方向に配置される入口管107及び出口管108で連結されている。
ケーシング101の入口管104及び出口管105は、CO循環ライン11又はR−22循環ライン21に接続されて、ケーシング101の内部には二酸化炭素冷媒又はR−22冷媒が流入し、入口管107及び出口管108はNH循環ライン3又はCO循環ライン12に接続されて、プレート型熱交換部106の内部空間にはアンモニア冷媒又はCO冷媒が流れる。
NH循環ライン3では、圧縮機4で圧縮され、蒸発式凝縮器5で冷却されて液状となったアンモニア冷媒は、第1のカスケードコンデンサ10を構成するプレートシェル型熱交換器に入口管107から流入し、プレート型熱交換部106の内部で二酸化炭素冷媒から蒸発潜熱を奪い、蒸発してガス状となって出口管108から流出する。
一方ケーシング101の入口管104にはガス状の二酸化炭素冷媒が流入し、プレート型熱交換部106内を流れるアンモニア冷媒に熱を奪われて液状となって出口管105から排出し、受液器13に貯留する。
受液器13に貯留した液状二酸化炭素冷媒は、ポンプ14によって第2のカスケードコンデンサ20に送られる。第2のカスケードコンデンサ20は、第1のカスケードコンデンサ10と同一構成のプレートシェル型熱交換器で構成されている。CO循環ライン12は、該第2のカスケードコンデンサ20でR−22冷媒が循環する循環ライン21と接続される。
即ち、第2のカスケードコンデンサ20では、入口管104からガス状のR−22冷媒が流入して出口管105から液状のR−22冷媒が流出し、入口管107から液状の二酸化炭素冷媒が流入し、出口管108からガス状の二酸化炭素冷媒が流出する。第2のカスケードコンデンサ20の上流側のCO循環ライン12には流量調整弁15が介設されている。CO循環ライン12を流下した液状の二酸化炭素冷媒は、第2のカスケードコンデンサ20でR−22冷媒から熱を奪って気化し、第2のカスケードコンデンサ20から流出する。その後CO循環ライン12内を上昇し、受液器13に戻る。
R−22冷媒が循環する循環ライン21には、分岐ライン21aが設けられ、循環ライン21及び分岐ライン21aにはそれぞれ蒸発器からなる空気冷却器22a及び22bが介設されている。なお分岐ライン21aは、被空調室の数に応じて設けられる。循環ライン21は密閉された循環管路で構成され、空気冷却器22の設置位置より上方に第2のカスケードコンデンサ20が配置されている。かかる構成により、密閉された循環管路内でR−22冷媒を上下に自然循環させる流路を形成している。
即ち循環ライン21のR−22冷媒は、カスケードコンデンサ20で二酸化炭素冷媒に熱を奪われて液化し、自重により循環ライン21内を流下し、空気冷却器22に達し、該空気冷却器で被空調室内雰囲気を冷却し、該雰囲気から蒸発熱を得てガス状となって第2のカスケードコンデンサ20へ向って上昇する。
尚、図14は本発明の参考例であって、R−22冷媒の循環ライン21は、図14に示すR−22冷媒を用いた既設の冷凍装置02のうち、低温庫01の隔壁等に埋設された循環ライン03及び各被空調室に配置された空気冷却器011をそのまま残して利用している。即ち、図14に示す既設の空調設備から図1に示す本実施形態の空調設備に改造する場合、図14の破線で囲まれた部分のR−22冷凍装置02を撤去し、代わりに図1の破線で囲まれたアンモニア/二酸化炭素冷凍装置2を付設するとともに、第2のカスケードコンデンサ20を設置するだけで、大部分の改造工事を完成することができる。従って図14に示すR−22冷凍装置02から構成される空調設備から、図1に示す本実施形態の空調設備に改造する場合、改造工事が大掛かりにならず、低コストで実施できる。
また、第2のカスケードコンデンサ20が空気冷却器22の近傍上方に配置され、R−22循環ライン21でR−22冷媒を自然循環させるようにしているので、R−22冷媒を循環させるための動力を必要としない。また、R−22冷媒の循環ライン21が密閉された循環管路で構成されるとともに、第2のカスケードコンデンサ20がR−22冷媒の漏れを防止可能な構造のプレートシェル型熱交換器で構成されているため、R−22冷媒が循環ライン21から外部に漏れるおそれがなく、従って地球環境を害するおそれがない。
なお図1(b)は、前記第1実施形態の変形例を示す。図1(b)において、前記第1実施形態と同一構成のプレートシェル型熱交換器からなる第2のカスケードコンデンサ20とR−22冷媒の循環ライン21との間にR−22冷媒の自然循環ライン23及び収容液量の少ないミニ受液器24を設けたものである。
かかる構成とすれば、ミニ受液器24でR−22冷媒の液溜めを行うことにより、循環ライン21及び23の内部のR−22冷媒の挙動を安定化させるとともに、ミニ受液器24の内部で液状のR−22冷媒による液頭を形成しているので、液状R−22冷媒の液頭圧により循環ライン21内でのR−22冷媒の循環が良くなるとともに、R−22冷媒の気相を含まずに確実にR−22液相を送ることができるようになり、このため、熱輸送量を増大でき、熱効率を高めることができる。
(実施形態2)
次に本発明装置の第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3は本実施形態の立面視構成図である。本実施形態は、低温庫30の各被空調フロア31a、31b及び31cをそれぞれ冷却する場合の実施形態である。図3において、低温庫30の屋上にアンモニア/二酸化炭素冷凍装置32が設けられている。該冷凍装置32は、アンモニア冷媒が循環するNH循環ライン34に、圧縮機35、凝縮器36、膨張弁37、及び第1のカスケードコンデンサ40が介設されたアンモニア冷凍装置33を備えている。
またアンモニア冷凍装置33は第1のカスケードコンデンサ40を介してCO循環ライン41と接続されている。CO循環ライン41は、第1のカスケードコンデンサ40と第1のカスケードコンデンサ40より下方に配置された受液器42との間を二酸化炭素冷媒が自然循環する循環流路が形成されている。即ち受液器42から上昇したガス状の二酸化炭素冷媒は、第1のカスケードコンデンサ40でアンモニア冷媒と熱交換し、冷却されて液化し、自重により受液器42に流下する。
また受液器42と受液器42の下方に設けられた第2のカスケードコンデンサ50とは、CO循環ライン45で接続されている。CO循環ライン45は、受液器42と第2のカスケードコンデンサ50との間を二酸化炭素冷媒がポンプ46により循環する循環流路を形成している。即ち、受液器42から流下した液状の二酸化炭素冷媒は流量調整弁47を通り、第2のカスケードコンデンサ50でR−22冷媒から蒸発潜熱を奪い、循環ライン45内を上昇して受液器42に戻る。
また第2のカスケードコンデンサ50には、R−22冷媒が循環する循環ライン51が接続されている。第1及び第2のカスケードコンデンサ40及び50はプレートシェル型熱交換器で構成され、これによってR−22冷媒が第2のカスケードコンデンサ50で二酸化炭素冷媒側に漏洩するのを防止している。循環ライン51を流れるR−22冷媒は第2のカスケードコンデンサ50で二酸化炭素冷媒と熱交換して冷却され液化して循環ライン51内を自重により流下する。
循環ライン51に介設された第2のカスケードコンデンサ50は、R−22冷媒が流路から漏洩するおそれのない構造をしているので、R−22冷媒がこれらの機器で循環ライン51から漏洩するおそれがない。低温庫30の各被空調フロア31a、31b及び31cに蒸発器からなる空気冷却器53が設けられ、分岐ライン54を介して循環ライン51と接続されている。個々の空気冷却器の入口側分岐ラインには該空気冷却器の蒸発温度を調整するための絞り弁55が設けられている。
本実施形態において、R−22冷媒の循環ライン51及び各被空調フロアに配置された空気冷却器53は、図14に示すR−22冷媒を用いた既設の空調設備の空気冷却器011をそのまま用いたものであり、図14の破線で示すR−22冷凍装置02を撤去し、代わりに図3に示すアンモニア/二酸化炭素冷凍装置32を付設したものである。
各被空調フロア31a〜cでは、空気冷却器53の入口側に設けた絞り弁55で空気冷却器53の蒸発温度を各個で独立して調整可能であり、これによって、冷却温度が各被空調フロア31の設定温度になるように調整している。
本実施形態によれば、R−22冷媒を用いた既設の冷凍装置を撤去するが、低温庫30の壁等に埋設されたR−22冷媒の配管及び各被空調フロア又は各被空調室に設置された空気冷却器53をそのまま利用し、これにアンモニア/二酸化炭素冷凍装置32を付設しているので、改造工事が大掛かりとならず、低コストで行うことができる。
またR−22冷媒が循環する循環ライン51を自然循環としたことにより、循環ライン51にR−22冷媒を循環させるための動力が不要になる。また、循環ライン51を密閉された循環管路で構成し、かつ循環ライン51にR−22冷媒が外部に漏れないプレートシェル型熱交換器からなるカスケードコンデンサ50を介設しているので、R−22冷媒が外部に漏れて地球環境を害することがない。
なお本実施形態において、図1(b)に示すように、第2のカスケードコンデンサ50と分岐ライン54との間に受液器を設け、第2のカスケードコンデンサ50と該受液器との間を自然循環するR−22冷媒の循環ラインを設けるようにしてもよい。
次に、前記第2実施形態の変形例を図4に基づいて説明する。図4において、循環ライン51には、循環ライン51を流れるR−22冷媒を強制循環させると共に、各被空調フロアごとに空気冷却器53の冷却温度を異なる温度に設定するため、キャンドポンプ52を介設している。その他の構成は前記第2実施形態と同一である。
この変形例では、キャンドポンプ52の冷媒輸送量を各被空調フロアを合計した全体負荷に対応させ、被空調フロア31では空気冷却器53の入口側に設けた絞り弁55で必要供給量を調整し、空気冷却器53の蒸発温度を調整することにより、冷却温度が各被空調フロア31の設定温度になるように調整している。
このように、この変形例では、R−22冷媒の循環ライン51にキャンドポンプ52を介設して、R−22冷媒を強制循環させると共に、キャンドポンプ52の冷媒輸送量を全負荷に対応させ、各被空調フロア31に配置された空気冷却器53の入口側の絞り弁55で、空気冷却器53の給液量を調整することにより、各被空調フロア31の冷却設定温度に調整するようにしているので、各被空調フロアごとに異なる冷却温度とすることができる。
次に、前記第2実施形態のさらに別な変形例を図5に基づいて説明する。前記第2実施形態は、低温庫30の屋上にアンモニア/二酸化炭素冷凍装置32を設けた場合であったが、この変形例は、アンモニア/二酸化炭素冷凍装置32を地上に設置したものである。図5において、アンモニア/二酸化炭素冷凍装置32’を地上gに設置する。アンモニア/二酸化炭素冷凍装置32’は図3のアンモニア/二酸化炭素冷凍装置32と同一構成をなす。アンモニア/二酸化炭素冷凍装置32’のCO2循環ラインとR−22循環ライン51とは第2カスケードコンデンサ50’で接続されている。
この変形例では、R−22循環ライン51’でR−22冷媒を自然循環させることができないので、R−22循環ライン51’にキャンドポンプ52’を介設して、R−22冷媒を強制循環させている。強制循環とする場合、キャンドポンプ52’の動力を必要とするが、第2カスケードコンデンサ50’の設置位置に制約がなくなり、第2カスケードコンデンサ50’の設置が容易になる。
(実施形態3)
次に本発明の空調設備の施工方法の第1実施形態を図6に基づいて説明する。図6(a)は、本発明の施工前のR−22冷媒を用いた空調設備を示す模式図である。図6(a)において、R−22冷凍装置02は、図14に示すR−22冷凍装置02と同一構成を有し、図14に示す圧縮機04、凝縮器05、受液器06、冷却塔07、及び冷却水ライン08を備えている。R−22冷媒は、各被空調フロア31で複数の分岐ライン013を介して蒸発器からなる複数の空気冷却器011が介設されている。
各空気冷却器011の上流側には膨張弁012が介設され、R−22冷媒は膨張弁012によって減圧され、空気冷却器011中で蒸発潜熱を奪い、各被空調フロア31の雰囲気を冷却する。本実施形態では、この既設のR−22冷凍機02を地球環境に無害な自然冷媒を用いた冷凍装置に改造する。以下図6の(b)〜(d)に基づいてその施工手順を説明する。
図6(b)において、低温庫30の屋上に、R−22冷凍機02に並べて図1の破線で囲まれたアンモニア/二酸化炭素冷凍装置2と同一構成の冷凍装置2を設置する。また冷凍装置2から二酸化炭素冷媒を各被空調フロア31に循環するCO循環ライン12を上下方向に各被空調フロア31の床面を貫いて配設する。その後各被空調フロア31ごとの改造工事は、被空調フロアごとに順々に行い、改造工事を行っていない被空調フロアでは空調運転を継続して、低温状態を保持する。
まず、最初に被空調フロア31cの改造を行う。R−22循環ライン03に配管の結合部61cを設け、該結合部61cにCO循環ライン11を接続する。空気冷却器011cの近傍でかつ空気冷却器011cの上方に第2のカスケードコンデンサ63cを設置し、第2のカスケードコンデンサ63cと該結合部61cとを結ぶCO循環ライン62cを配設する。CO循環ライン62cは、ポンプ14によりCOを強制循環するものである。
さらに第2のカスケードコンデンサ63cと空気冷却器011cとを結ぶR−22冷媒の循環ライン64cを配設する。循環ライン64cは、図1(a)に示すR−22循環ライン21と同様に密閉された循環管路を形成し、該循環管路内でR−22冷媒を上下に自然循環させる循環流路を形成している。
ここまでの改造工事によって、被空調フロア31cでは、アンモニア/二酸化炭素冷凍装置2を稼動させた空調運転を行うことができるので、改造工事が終わり次第、該冷凍装置2による空調運転を開始する。
被空調フロア31cの場合と同じ手順で、被空調フロア31a及び31bでも同様の改造工事を行う。また全被空調フロアの改造工事が終了したら、低温庫30の屋上に設置されているR−22冷凍装置02を撤去する。この状態を図6(c)に示す。
図6(c)に示す状態で、被空調フロアの全部でアンモニア/二酸化炭素冷凍装置2を稼動させた空調運転が可能となる。R−22冷媒の循環ライン64は、R−22冷媒を自然循環させるため、R−22冷媒を循環させる動力を必要としない。また、循環ライン64は、密閉された循環管路を形成しているので、R−22冷媒が外部に漏れるおそれがなく、地球環境を害することがない。この状態で低温庫30の長期空調運転が可能である。
なお、図6(d)に示すように、R−22冷媒を用いた空気冷却器011を二酸化炭素冷媒を用いた空気冷却器65と取り替え、CO循環ライン11と該空気冷却器65を分岐ライン66で接続するようにしてもよい。この状態で自然冷媒のみを用いた冷凍装置による空調運転が可能となる。なお各被空調フロア31で、使わなくなったR−22循環ライン03の配管は、工事終了後に埋め殺しとする。
この場合、余分な改造工事を行なうことになるが、図6の(b)及び(c)に示すステップを実施しているため、改造工事中の各被空調フロア31a〜cの空調運転の中断時期を極力短縮することができる。
図6(d)で本実施形態に係る空調設備の散水式デフロスト設備70の構成を説明する。低温庫30の地下等にデフロスト水槽71が設けられている。デフロスト水槽71から給水ポンプ73が介設された給水ライン72が低温庫30に導設され、給水ライン72から分岐した枝管74a〜cが各空気冷却器65に導設されている。そして、各空気冷却器65の図示しない蒸発器にデフロスト水が散布されて、該蒸発器の表面に付着した霜を取り除く。
除霜に供された後のデフロスト水は、空気冷却器65の下部に設けられたドレンパン76に落ち、そこから排水ライン77a〜cに排水される。そして、エアカット弁78a〜cで空気が除去され、排水ライン79を経てデフロスト水槽71に戻される。
なお、デフロスト設備70は、R−22冷媒冷凍装置02に付設された既存の散水式デフロスト設備があれば、それをそのまま利用すればよい。この場合、デフロスト設備を新たに付設する必要がないので、介装工事を簡素化できる。既存のデフロスト設備がなければ、新設する必要がある。
本実施形態によれば、各被空調フロアごとに順々にアンモニア冷媒及び二酸化炭素冷媒を用いた冷凍装置2に取り替える工事を実施し、該工事を行っていない被空調フロアの空調運転を継続するようにしているので、低温庫30全体の空調運転を中断させることなく改造工事を実施できる。しかも冷凍装置2及びCO循環ライン11の設置を前もって行っておき、各被空調フロアの改造工事は、小型の第2カスケードコンデンサ63を設置するだけであるので、短時間の作業で済み、空調運転を長時間中断させることがない。
また、散水式デフロスト設備70は、R−22冷媒冷凍装置02の既存のデフロスト設備をそのまま利用すればよく、大掛かりな改造工事を必要としない。
またR−22冷媒が循環する循環ライン64は、自然循環であるため、強制循環用のポンプを不要とし、さらに、密閉された循環管路を形成しているので、R−22冷媒が外部に漏れるおそれがない。
次に、本発明方法の前記第3実施形態の変形例を図7に基づいて説明する。図7において、この変形例は、前記第3実施形態のように、空気冷却器011の上方に第2のカスケードコンデンサ63を設置せず、各被空調フロア31で、空気冷却器011と同一床面上に第2カスケードコンデンサ63を設置するようにしている。そして、第2カスケードコンデンサ63と空気冷却器011とを結ぶR−22冷媒の循環ライン64に強制循環用ポンプ67を介設している。その他の構成は、前記実施形態3と同一である。
前述のように、この変形例では、R−22冷媒の循環ライン64に強制循環用のポンプ67を介設し、循環ライン64を強制循環としているため、第2カスケードコンデンサ63を空気冷却器011の上方に設置する必要がなくなる。従って、第2カスケードコンデンサ63の設置位置に制約がなくなり、第2カスケードコンデンサ63の取り付けが容易になる。
(実施形態4)
次に本発明装置の第3実施形態を図8に基づいて説明する。本実施形態は、R−22冷媒の自然循環ラインに介設された空気冷却器のデフロスト設備に係る実施形態である。
図8は、R−22冷媒を用いた既設の空気冷却器に付設された散水式デフロスト設備をそのまま利用する実施形態に係る立面視断面図である。図8において、空気冷却器80の中空なケーシング81の内部には、R−22冷媒を自然循環する循環流路を形成したR−22循環ライン82に接続した冷却コイルからなる蒸発器83が設けられ、蒸発器83の上流側循環ライン82には膨張弁84及び開閉用電磁弁85が介設されている。
またケーシング81にはファン86が設けられて、矢印a方向の空気流路を形成している。蒸発器83の上方には複数の散水ヘッダ87が設けられ、散水ヘッダ87には図示しない給水源に接続された給水管88が接続されている。散水ヘッダ87から散水することによって、蒸発器83を構成する冷却コイルの外表面に付着した霜を融解し、融解水を下方に流し、該融解水を蒸発器83の下方に設けられたドレンパン89で受け、ドレンパン89に設けられた排水管90から外部に排水する。
このようにR−22冷媒を用いた既設の空気冷却器011に付設された給水式のデフロスト設備を利用すれば、新たなデフロスト設備を付設することなく、デフロストを実施することができる。従って、改造工事を簡素化できる。
(実施形態5)
次にホットガス供給式のデフロスト設備を用いる場合の例を説明する。この場合、通常冷凍サイクルを構成する冷凍回路に介設された圧縮機の出口側の高温高圧のガス状冷媒を空気冷却器に導入してデフロストを行う。しかし本発明では、R−22冷媒を用いた冷凍装置は撤去されるので、R−22冷媒の保有熱を利用することはできない。
図9(a)は、図1(b)に示す本発明の実施形態にホットガス供給方式のデフロスト設備を設けた実施形態を示す立面視構成図、図9(b)は図9(a)の装置の作動を示す図表、図10は本実施形態の空気冷却器の立面視断面図、図11は該空気冷却器の斜視図である。
図9において、R−22冷媒が自然循環を行う循環流路を形成する循環ライン21は、ミニ受液器24から空気冷却器110のケーシング111の内部に導設され、ケーシング111の内部で循環ライン21に冷却コイルからなる蒸発器112が介設されている。蒸発器112で空気流aから蒸発潜熱を奪って気化したR−22冷媒はミニ受液器24に戻る。なお、ミニ受液器24は空気冷却器110より上方に設けられ、循環ライン21内で液状R−22冷媒の自重により、R−22冷媒を自然循環させている。また、ミニ受液器24より上方に第2カスケードコンデンサ20を設け、循環ライン23内でR−22冷媒を自然循環させている。
循環ライン21には分岐ライン113が設けられ、該分岐ライン113は電熱ヒータ114による加熱部を経由してドレンパン115に接続され、ドレンパン115から蒸発器112に導設されて循環ライン21に接続されている。なお循環ライン21には、分岐ライン113との分岐部の下流側で電磁弁116が介設され、分岐ライン113には開閉用電磁弁117及び流量調整弁118が介設されている。
図10及び図11において、ケーシング111の上流側端にはファン119が設けられてケーシング111内で空気流aを形成する。ケーシング111の出口には、デフロスト時にケーシング111の出口を閉鎖して加熱能力を増大させるダンパ120が設けられている。またドレンパン115には、蒸発器112に付着した霜が融解し、ドレンパン115に落下した融解水を排出するための排水管121が設けられている。
かかる構成において、図9(b)に示すように、空気冷却器110の冷却運転時には、電磁弁116が開、電磁弁117が閉となっており、またファン119が作動して空気流aが形成され、ヒータ114がオフとなっている。この状態で循環ライン21からR−22冷媒が蒸発器112に供給され、空気流aとの間で熱交換して空気流aを冷却する。
デフロスト実施時においては、電磁弁116が閉、電磁開閉弁117が開となり、ファン119が停止し、電熱ヒータ114が稼動する。またダンパ120が作動して空気冷却器110の空気流路を閉鎖する。これによってR−22冷媒は分岐ライン113を通って電熱ヒータ114で加熱され、高温のガス状となってドレンパン115を経由して蒸発器112に導入される。分岐ライン113を通るR−22冷媒の流量は流量調整弁118で調整される。
R−22冷媒が加熱されたホットガスが蒸発器112を構成する冷却コイルの内部を流れることによって該冷却コイルの外表面に付着した霜が融解し、融解水となってドレンパン115に流れ落ち、ドレンパン115に設けられた排水管121から外部に排出される。なおケーシング111の入口側に入口フード111aが設けられ、かつデフロスト時にダンパ120で空気冷却器110の出口を閉鎖することにより、ケーシング111内でデフロスト時の熱の放散を防止し、熱効率を向上させている。
デフロスト時においては、ファン119を停止させ、ファン119のモータ動力分を電熱ヒータ114の動力として使用するので、電熱ヒータ114の作動に余分な動力を必要としない。
また、本実施形態では、ミニ受液器24が使用され、ミニ受液器24の冷媒容量が限られているので、電熱ヒータ114によるR−22冷媒の加熱効率が向上する。そのため、デフロスト時のR−22冷媒の温度上昇を早めることができ、例えば、R−22冷媒を15℃に短時間で昇温させることができる。従って、電熱ヒータ114によるデフロスト機能を効率的に行なうことができる。
次に前記ホットガス供給方式の変形例を図12により説明する。図12(a)は本変形例の立面視構成図、図12(b)は図12(a)の装置の作動を示す図表である。図12において、図9〜図11と同一の部位又は機器には同一の符号を付し、それら部位又は機器の説明を省略する。図12(a)において、R−22冷媒の循環ライン21’は、図9(a)の循環ライン21と異なり、ミニ受液器24から流下した液状のR−22冷媒が蒸発器112に至り、蒸発器112で空気流aから蒸発潜熱を奪って蒸発し、上昇してカスケードコンデンサ20に戻る循環流路を形成している。該循環流路は、液状のR−22冷媒がミニ受液器24から自重により流下し、蒸発器112で気化したR−22冷媒が上昇して第2カスケードコンデンサ20に至る自然循環を形成している。第2カスケードコンデンサ20に戻ったR−22冷媒は、そこで凝縮してミニ受液器24に戻る。
かかる構成において、図12(b)に示すように、空気冷却器110の冷却運転時は、図9(b)に示す場合と同様に、電磁弁116が開、電磁弁117が閉となっていて、R−22冷媒が蒸発器112に導入され、ファン119が作動して空気流aを形成し、該空気流aを蒸発器112で冷却する。このとき電熱ヒータ114はオフとなっている。
次にデフロスト移行時においては、電磁弁116を閉、電磁弁117を開として、R−22冷媒を分岐ライン113からドレンパン115を経由して蒸発器112に導入する。なおファン119は作動状態とし、電熱ヒータ114は停止したままとする。
次にデフロスト実施時には、電磁弁116及び117を閉とし、ファン119を停止させ、電熱ヒータ114を稼動させる。この操作によって循環ライン21’のR−22冷媒の流れを止め、R−22冷媒の流れが止まった状態で電熱ヒータ114により分岐ライン113に溜まっているR−22冷媒を加熱する。
これによって分岐ライン113の下流側、即ちドレンパン115及び蒸発器112の冷却コイル内に溜まったR−22冷媒を加熱し、冷却コイル外表面の霜を融解させると共に、循環管21’を通ってミニ受液器24に戻る。かかる装置によってデフロストを容易に行うことができる。なお本例においても、ファン119を停止させた状態で電熱ヒータ114を稼動させるので、電熱ヒータ114はファン119の動力を使用でき、電熱ヒータ114のために余分な動力を必要としない。
(実施形態6)
次に、散水式デフロスト設備の別の構成例を図13に基づいて説明する。図13において、アンモニア/二酸化炭素冷凍装置120には、図示しないアンモニア冷凍回路が設けられ、該アンモニア冷凍回路には図示しない凝縮器が介設されている。そして、該凝縮器と冷却塔122が冷却水ライン121及び124で接続されている。該凝縮器で圧縮機出口側の高温のアンモニア冷媒と熱交換して暖められた冷却水cが冷却水ライン121を通って冷却塔122に供給される。冷却水cは冷却塔122で冷却されて、ポンプ123により冷却水ライン124を経て再び該凝縮器に戻される。
冷却水ライン121から分岐した分岐ライン125を介して暖められた冷却水cの一部が熱交換器126に供給される。熱交換器126と熱交換器128との間にブラインbが循環する循環ライン127が接続されている。冷却水cは熱交換器126で不凍液からなるブラインbと熱交換してブラインbを加熱する。加熱されたブラインbは、熱交換器128で図9又は図12に図示された分岐ライン113を流れるR−22冷媒と熱交換して、R−22冷媒を加熱する。
加熱されたR−22冷媒は、高温のガス状となってドレンパン115を経由して蒸発器112に導入される。そして、R−22冷媒が加熱されたホットガスが蒸発器112を構成する冷却コイルの内部を流れることによって該冷却コイルの外表面に付着した霜が融解する。このように、本実施形態によれば、アンモニア/二酸化炭素冷凍装置120のR−22冷媒の圧縮機出口側の高温のアンモニア冷媒の保有熱を利用して蒸発器112のデフロストを可能にするので、デフロストのための余分な熱源を必要としない。
本発明によれば、フロン系冷媒を用いた既設の空調設備を、既設の空調設備の一部を利用して大掛かりな改造工事を必要とせずに、地球環境に無害な空調設備に改造することができる。
本発明装置の第1実施形態に係り、(a)は全体構成図、(b)は第1実施形態の一部を変更した変形例を示す一部構成図である。 前記第1実施形態で用いられるプレートシェル型熱交換器の模式的断面図である。 本発明装置の第2実施形態を示す立面視構成図である。 前記第2実施形態の変形例を示す立面視構成図である。 前記第2実施形態のさらに別の変形例を示す立面視構成図である。 本発明方法の第1実施形態を順を追って示す立面視説明図である。 本発明方法の前記第1実施形態の変形例を示す立面視説明図である。 本発明装置の第3実施形態に係る散水式デフロスト設備の立面視断面図である。 本発明装置の第4実施形態のホットガス供給方式のデフロスト設備に係り、(a)は、立面視構成図、(b)は(a)の装置の作動を示す図表である。 前記第4実施形態のデフロスト設備を備えた空気冷却器の立面視断面図である。 図10の空気冷却器の斜視図である。 前記第4実施形態の変形例に係り、(a)は、立面視構成図、(b)は(a)の装置の作動を示す図表である。 本発明装置の第5実施形態に係る散水式デフロスト設備の系統図である。 従来のR−22冷媒を用いた空調設備を示す全体構成図(本発明の参考例)である。
1,30 低温庫
2,32,120 アンモニア/二酸化炭素冷凍装置
33 アンモニア冷凍装置
3,34 NH循環ライン
10,40 第1のカスケードコンデンサ
11,12 CO循環ライン
20,50,50’、63 第2のカスケードコンデンサ
21 R−22循環ライン
22、53,80、110 R−22空気冷却器
24 ミニ受液器
31a、31b、31c 被空調フロア
52,52’ キャンドポンプ
55a、55b、55c 絞り弁
65 CO空気冷却器
113 分岐ライン
114 電熱ヒータ(加熱手段)
115 ドレンパン(ドレン受け部)
126,128 熱交換器(加熱手段)

Claims (6)

  1. アンモニア冷媒使用の冷凍サイクルを構成するアンモニア冷凍回路と、
    二酸化炭素冷媒使用の冷凍サイクルを構成し、該アンモニア冷凍回路との間に第1のカスケードコンデンサを介して接続する二酸化炭素冷凍回路と、
    フロン系冷媒使用の冷凍サイクルを構成し、該二酸化炭素冷凍回路と第2のカスケードコンデンサを介して接続するフロン冷凍回路とからなり、
    該フロン冷凍回路は圧縮機、凝縮器及び受液器からなる冷凍装置を設けずに、一又は複数の空気冷却器と、夫々の空気冷却器の入口側に設け各空気冷却器のフロン冷媒の蒸発温度を制御する絞り弁を介装させた密閉された循環管路に構成され
    該第2のカスケードコンデンサを該空気冷却器より上方に配置して、該フロン冷凍回路内で該フロン系冷媒を自然循環させてなることを特徴とする空調設備。
  2. アンモニア冷媒使用の冷凍サイクルを構成するアンモニア冷凍回路と、
    二酸化炭素冷媒使用の冷凍サイクルを構成し、該アンモニア冷凍回路との間に第1のカスケードコンデンサを介して接続する二酸化炭素冷凍回路と、
    フロン系冷媒使用の冷凍サイクルを構成し、該二酸化炭素冷凍回路と第2のカスケードコンデンサを介して接続するフロン冷凍回路とからなり、
    該フロン冷凍回路は圧縮機、凝縮器及び受液器からなる冷凍装置を設けずに、一又は複数の空気冷却器と、夫々の空気冷却器の入口側に設け各空気冷却器のフロン冷媒の蒸発温度を制御する絞り弁を介装させた密閉された循環管路に構成され
    前記密閉された循環管路にキャンドポンプを設置して前記フロン冷凍回路内で該フロン系冷媒強制循環させてなることを特徴とする空調設備。
  3. 前記第2のカスケードコンデンサが複数のカスケードコンデンサで構成され、各カスケードコンデンサが1個ずつ前記空気冷却器の近傍に分散配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調設備。
  4. 前記フロン冷凍回路において前記第2のカスケードコンデンサと前記空気冷却器との間に受液器を設け、該受液器の下流側で該フロン冷凍回路を分岐した分岐路を形成させ、該分岐路を該空気冷却器のドレン受け部を経由して該空気冷却器に接続し、該ドレン受け部の上流側で該分岐路を流れるフロン系冷媒を加熱する加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の空調設備。
  5. 前記加熱手段が、アンモニア冷凍回路の圧縮機出口側のアンモニア冷媒の保有熱と前記ドレン受け部の上流側を流れるフロン系冷媒とを熱交換させて該フロン系冷媒を加熱する熱交換器からなることを特徴とする請求項4に記載の空調設備。
  6. 建物に配設されフロン系冷媒使用の冷凍サイクルを構成するフロン冷凍回路を備えた既設の空調設備を自然系冷媒使用の冷凍サイクルを構成する冷凍回路を備えた空調設備に交換する空調設備の施工方法において、
    アンモニア冷媒使用の冷凍サイクルを構成するアンモニア冷凍回路と、該アンモニア冷凍回路と第1のカスケードコンデンサを介して接続され、二酸化炭素冷媒使用の冷凍サイクルを構成する二酸化炭素冷凍回路を設ける第1ステップと、
    既存のフロン系冷媒使用の冷凍サイクルから、圧縮機、凝縮器及び受液器からなる冷凍装置を外して、一又は複数の空気冷却器と、夫々の空気冷却器の入口側に設け各空気冷却器のフロン冷媒の蒸発温度を制御する絞り弁を介装させた密閉された循環管路からなるフロン冷凍回路に改造する第2ステップと
    第2のカスケードコンデンサを介して前記二酸化炭素冷凍回路とフロン冷凍回路の密閉された循環管路とを接続する第3のステップとからなることを特徴とする空調設備の施工方法。
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