JP4982487B2 - 折り目形成を低減するためのシロキサン含有調製物 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維製品上の折り目形成を低減するための組成物であって、少なくとも一つのアミノアルキルシロキサンと、ヒドロキシカルボン酸および/またはいずれの場合にも少なくとも二つのヒドロキシル基を有するモノ−および/またはジサッカリドにより変性された、少なくとも一つの高級アルキル変性アミドアミノシロキサンとの混合物を含んでなる組成物、および繊維製品の処理用の該組成物の使用に関する。
繊維製品の折り目、およびしわは、外力の作用の結果として、繊維製品を折り畳むことおよび折り目を付けることによって、特に、繊維製品を着用することおよび洗浄することによって生じ、繊維製品の外側に面した部分は引っ張られ、同時に繊維製品の内側に面した部分は圧力が加わる。特に、分子レベルにおいては、このことは、力の作用の減少後、少なくとも部分的に変形状態を停止させることができる水素結合の形成へとつながり得る。主に、この問題は綿によって生じ、水素結合はセルロース分子間に存在する。
先行技術で、既に、ポリシロキサンを用いることによって、繊維製品の折り目形成を低減し得ることが記載された。
従って、US4923623には、繊維製品の折り目形成を低減するためのデンプン含有液体を含む、アミノシリコーンを含んでなる組成物が記載されている。
出願WO96/15309およびWO96/15310は、シリコーンおよび皮膜形成ポリマーならびに液体キャリアの有効量を含んでなり、本質的に、デンプンおよび変性デンプンを含有しない、繊維製品の折り目形成を低減させるための組成物を記載する。
EP0058493は、特定のポリオルガノシロキサンの組み合わせに基づく繊維製品処理用組成物を記載し、とりわけ、折り目形成の減少も記述されている。
さらに、シリコーンポリマーを含有する繊維処理剤は、出願WO02/088456、US2002/0120057、EP1033434およびEP1081272に記載される。
US4923623 WO96/15309 WO96/15310 EP0058493 WO02/088456 US2002/0120057 EP1033434 EP1081272
驚くべきことに、少なくとも一つのアミノアルキルシロキサン、およびヒドロキシカルボン酸および/またはいずれの場合にも少なくとも二つのヒドロキシル基を有するモノ−および/またはジサッカリドにより変性された、少なくとも一つの高級アルキル変性アミドアミノシロキサンを含んでなる組成物が、しわ防止挙動に関して、特に有利な特性を有することが判明した。
従って、本発明の第一の主題は、少なくとも一つのアミノアルキルシロキサン、およびヒドロキシカルボン酸および/またはいずれの場合にも少なくとも二つのヒドロキシル基を有するモノ−および/またはジサッカリドにより変性された、少なくとも一つの高級アルキル変性アミドアミノシロキサンを含んでなる組成物である。
アミノアルキルシロキサンと高級アルキル変性アミドアミノシロキサンのいずれもが、好ましくは、一般式(I):
Figure 0004982487
[式中、式(I)の高級アルキル変性アミドアミノシロキサンに対して、
は、同一のまたは異なる、一価の、任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C18炭化水素基、水素原子、C〜C12アルコキシまたはヒドロキシル基またはアルキルグリコール基を表し、
は、Rおよび/または基Xおよび/またはYを表し、
Xは、一般式(II):
Figure 0004982487
および/または一般式(III):
Figure 0004982487
(式中、Rは、二価のC〜C18炭化水素基を表し、
は、水素原子または任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C10アルキル基を表し、
Zは、ヒドロキシカルボン酸およびそれぞれ少なくとも二つのヒドロキシル基を含有する、酸化モノ−およびジサッカリドから誘導され、
は、水素原子および/またはZを表す。)
の基を表し、
Yは、一般式(IV):
Figure 0004982487
および/または一般式(V):
Figure 0004982487
(式中、RおよびRは、上述の意味を有す。)
の基を表し、
kとmの比が、10:1〜0.1:1の範囲に属する条件で、
kは、平均値0.5〜50であり、
lは、平均値10〜1500であり、
mは、0〜50の平均値を有し、
pは、2、3または4の値を表し、
および式(I)のアミノアルキルシロキサンに対して、式中、
は、同一のまたは異なる、一価の、任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C18炭化水素基、水素原子、C〜C12アルコキシまたはヒドロキシ基またはアルキルグリコール基を表し、
は、Rおよび/またはYを表し、
Yは、一般式(IV):
Figure 0004982487
および/または一般式(V):
Figure 0004982487
(式中、Rは、二価のC〜C18炭化水素基を表し、
は、水素原子または任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C10アルキル基を表す。)
の基を表し、
kは、値0を有し、
lは、平均値10〜1500であり、
mは、1〜100、特に5〜50の平均値を有し、pは、値2、3または4を表す。]
の物質から選択される。
分子中の置換ケイ素原子の連続的な立体配置は、定まった順序ではなく、製造方法に起因する。
具体的なC〜C18炭化水素基Rは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、tert.−ブチル、n−ペンチル、ネオ−ペンチル、tert.−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル−、n−オクチル−、トリメチルペンチル、n−ノニル−、n−デシル−、n−ウンデシル−、n−ドデシル−、シクロアルキル、特にシクロペンチルまたはシクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、アリール、特にフェニルまたはナフチル、アルカリル、特にo−、m−またはp−トリル、キシリルまたはエチルフェニル;アラルキル基、特にベンジル、α−またはβ−フェニルエチルである。
前述の炭化水素基は、任意に、脂肪族二重結合を含んでなる。具体的なアルケニル基は、ビニル、アリル、5−ヘキセニル、E−4−ヘキセニル、Z−4−ヘキセン−1−イル、2−(3−シクロヘキセニル)エチル−およびシクロドデカ−4,8−ジエニル基である。脂肪族二重結合を有する好ましい基は、ビニル、アリルおよび5−ヘキセニル基である。しかしながら、好ましくは、最大で1%の炭化水素基Rが、二重結合を含んでなる。
フッ素、塩素または臭素原子を用いて置換された、具体的なC〜C18炭化水素基は、3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル基、2,2,2,2’,2’,2’−ヘキサフルオロイソプロピル基、ヘプタフルオロイソプロピル基およびo−、m−およびp−クロロフェニル基である。
具体的なC〜C10アルキル基Rは、直鎖状および環状アルキル基、およびフッ素、塩素または臭素原子を用いて置換された、C〜C10アルキル基のRに対する前記の例である。
具体的な二価のC〜C18炭化水素基Rは、飽和の直鎖状または分枝鎖状、または環状のアルキレン基、例えば、メチレンおよびエチレン基ならびにプロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、2−メチルプロピレン、シクロヘキシレンおよびオクタデシレン基など、または不飽和のアルキレン基またはアリーレン基、例えば、ヘキセニレン基およびフェニレン基などであり、n−プロピレン基および2−メチルプロピレン基は、特に好ましい。アルコキシ基は、酸素原子を介して結合した、前述のアルキル基である。また、アルキル基の例は、完全に、アルコキシ基にも通用する。
アルキルグリコール基Rは、好ましくは、一般式(VI):
Figure 0004982487
[式中、R、Rは前述の意味を有し、qは値1〜100を有し、Rは、水素原子、基Rまたは一般式:
Figure 0004982487
(式中、Rは、基RまたはO−Rを表す。)
の基を表す。]
を有する。
Zは、ヒドロキシカルボン酸および少なくとも二つのヒドロキシル基を含有する、酸化モノ−およびジサッカリドから誘導する基を表す。例えば、一般式(VII):
Figure 0004982487
一般式(VIII):
Figure 0004982487
および一般式(IX):
Figure 0004982487
(式中、sは2以上10以下である。)
のウロン酸、アルダル酸およびアルドン酸などの酸化モノサッカリドは好ましい。
具体的なZ基は、メバロン酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、L−イズロン酸、ガラクタル酸、グルカル酸、グルコン酸、マンノン酸、2−ケト−L−グロン酸基および式:
Figure 0004982487
から誘導される基を含む。
本発明において、室温固体ラクトンは、特に好ましく用いられる。
好ましくは、前述の一般式(I)〜(VI)中で、互いに独立して、
は、メチル基、フェニル基、C〜Cアルコキシ基またはヒドロキシ基または一般式(VI)の基を表し、
は、基Rを表し、
は、二価のC〜C炭化水素基を表し、
は、水素原子またはC〜Cアルキル基を表す。
好ましくは、アルキル変性アミドアミノシロキサンでは、
kは、値0.5〜10を表し、
lは、値40〜600を表し、
mは、値0〜10を表し、
pは、値2を表す。
ここで、アミド官能アミノポリシロキサンは特に好ましく、kとmの比が、5:1〜1:1の範囲にある。
高級アルキル変性アミドアミノシロキサンの特に好ましい実施態様では、
は、メチル基を表し、
は、C1〜4アルキル、特にメチル、OHまたはC1〜4アルコキシ基、特にメトキシ基を表し、
Xは、アミノエチルアミノプロピルとグルコン酸ラクトンとの反応生成物を表し、
Yは、アミノエチルアミノプロピルを表す。
アミノアルキルシロキサンの特に好ましい実施態様において、
は、メチル基を表し、
は、C1〜4アルキル、特にメチル、OHまたはC1〜4アルコキシ基、特にメトキシ基を表し、
Yは、アミノエチルアミノプロピルを表す。
好ましくは、アミノアルキルシロキサンと高級アルキル変性アミドアミノシロキサンは、互いに独立して、本発明の組成物中に0.001〜20重量%の量で、特に好ましくは0.01〜10重量%の量で、中でも0.1〜5.0重量%の量で含まれる。
活性物質の重量比は、好ましくは1:20〜20:1、特に1:10〜10:1、好ましくは2:3〜3:2である。
特に好ましい実施態様において、高級アルキル変性アミドアミノシロキサンとアミノアルキルシロキサンの重量比は、1:1〜1:2、特に1:1.3〜1:1.7、好ましくは1:1.4〜1:1.6、中でも約1:1.5であり、活性物質の全量は、0.1〜3.0重量%、特に0.15〜2.0重量%、好ましくは0.2〜1.0重量%である。また、きわめて特に好ましい実施態様において、0.3〜0.5重量%の活性物質量は、先行技術に対して特筆すべき改良を提供するには十分でさえある。
本発明のさらなる主題は、折り目および/または折り目の形成を除去および/または低減するための、および/または繊維製品の折り目の形成を抑制するための本発明組成物の使用である。
本発明のさらなる主題は、繊維製品を処理するための、特に、上質な仕上げ剤、アイロン掛け補助剤またはリンス柔軟剤としての、本発明組成物の使用、ならびに布処理剤中での、特に上質仕上げ剤、アイロン掛け補助剤、またはリンス柔軟剤中での本発明組成物の使用である。
本発明のさらなる主題は、本発明組成物を含んでなる布処理剤であり、布処理剤は、特に上質仕上げ剤、アイロン掛け補助剤またはリンス柔軟剤に関する。
羊毛、綿、絹、アンゴラ、合成絹、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルならびにこれらの材料でできた混合布で作られた繊維製品は、本発明による処理が可能な繊維製品の例として挙げられる。繊維製品は、好ましくは羊毛または綿ならびに羊毛または綿を含んでなる混合布で作られる。
本発明の組成物または本発明の布処理剤は、付加的な成分、特に前述の布処理剤または最終用途に通常用いる成分を含んでなってもよい。
本発明による好ましい実施態様において、本発明の組成物は、非水性溶媒、香料および/または保存料から選択される、少なくとも一つの成分を含んでなる。
使用し得る非水性溶媒は、規定された濃度範囲において水と混和さえすれば、例えば、モノ−または多価アルコール、アルカノールアミンまたはグリコールエーテルの群に由来する。好ましくは、溶媒は、エタノール、n−プロパノールまたはi−プロパノール、ブタノール、グリコール、プロパンジオールまたはブタンジオール、グリセリン、ジグリコール、プロピルジグリコールまたはブチルジグリコール、ヘキシレングリコール、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールプロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールメチル−、−エチル−または−プロピル−エーテル、ジプロピレングリコールモノメチル−または−エチルエーテル、ジ−イソプロピレングリコールモノメチル−または−エチルエーテル、メトキシ−、エトキシ−またはブトキシトリグリコール、1−ブトキシエトキシ−2−プロパノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、プロピレン−グリコール−t−ブチルエーテルならびにこれらの溶媒の混合物から選択される。エタノールは特に好ましい。
非水性溶媒、特にエタノールまたはイソ−プロパノールは、好ましくは、本発明の組成物中に0.001〜20重量%の量で、特に好ましくは0.01〜10重量%の量で、中でも0.1〜5重量%の量で含まれる。
天然および合成の匂いを放つ物質の既知の混合物を、香料の例として挙げることができる。天然の香料は、花(ユリ、ラベンダー、薔薇、ジャスミン、ネロリ、イランイラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニシード、コリアンダー、キャラウェー、ジュニパー)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(メース、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アイリス、カルムス)、木(パイン、サンダル、グアバ、シーダー、ローズウッド)、薬草および草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針葉および枝(トウヒ、モミ、スコッチパイン、カラマツ)、樹脂およびバルサム(ガルバナム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、オリバナム、オポポナクス)の抽出物である。加えて、動物由来の物質、例えば、シベットおよび海里香など、を考慮してよい。典型的な合成の匂いを放つ物質は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。エステル型の香料化合物は、例えば、酢酸ベンジル、フェノキシエチルイソブチレート、酢酸p−tert.−ブチルシクロヘキシル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカービニル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、エチルメチルフェニルグリシネート、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸スチラリルおよびサリチル酸ベンジルである。エーテルは、例えば、ベンジルエチルエーテルを含み、アルデヒドは、例えば、8個〜18個の炭素原子を含有する直鎖状アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびボージュナールを含み、ケトンは、例えば、イオノン、α−イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケトンを含み、テルペンアルコールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、ネロール、フェニルエチルアルコール、テトラヒドロミルセノールおよびテルピネオールを含み、炭化水素は、中でも、テルペンおよびバルサムを含む。しかしながら、種々の匂いを放つ物質の混合物は、魅力的な良い香りの特徴を同時に生成し、それは、好ましく用いられる。主に芳香成分として用いられる、低揮発性のエーテル油は、香油、例えば、セージ油、カモミール油、チョウジ油、メリッサ油、ミント油、シナモンリーフ油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバナム油、ラボラナム油(labolanum oil)およびラベンダー油、として適当である。ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール、シトルネロール、フェニルエチルアルコール、α−ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサンブレンフォート(Boisambrene Forte)、アンブロキサン(Ambroxan)、インドール、ヘジオン(Hedione)、サンデリス(Sandelice)、レモン油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタル(Cyclovertal)、ラベンダー油、マスカテルセージ油、β−ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、サリチル酸シクロヘキシル、バートフィックスクール(Vertofix coeur)、イソ−E−スーパー(Iso−E−Super)、フィクソリドNP(Fixolide NP)、エベルニル(Evernyl)、イラルデインガンマ(Iraldein gamma)、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミラト(Romillat)、イロチル(Irotyl)およびフロラマト(Floramat)は、個々にまたは混合物中で、好ましく使用される。
香料材料は、好ましくは本発明の組成物中に、0.001〜5重量%の量で、特に好ましくは0.01〜3重量%の量で、中でも0.1〜2重量%の量で含まれる。
適当な保存料は、特にイソチアゾリン混合物、安息香酸ナトリウムおよび/またはサリチル酸である。さらなる例は、グラム陽性バクテリアに対して特定の作用を有する物質、例えば、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、クロルヘキシジン(1,6−ジ−(4−クロロフェニル−ビグアニド)−ヘキサン)またはTCC(3,4,4’−トリクロロカルバニリド)など、である。また、多くの匂いを放つ物質は、抗菌性を示す。典型的な例は、チョウジ油、ミント油およびタイム油中の活性物質オイゲノール、メントールおよびチモールである。興味深い天然の細菌抑制剤は、テルペンアルコールファルネソール(3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−1−オル)であり、それは、シナノキ花油から得られ、スズランのにおいを有する。また、グリセリンモノラウレートは、静菌薬であることが証明された。この細菌抑制剤の量は、それぞれの化合物の活性に強く依存し、それは5重量%までであってよい。
さらなる適当な保存料は、例えば、安息香酸または安息香酸塩、サリチル酸またはサリチル酸塩、ソルビン酸またはソルビン酸塩、ギ酸またはギ酸塩、プロピオン酸またはプロピオン酸塩、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、o−フェニルフェノール、PHBエステル(例えば、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル)、10−ウンデシレン酸、ヘキセチジン、ブロニドックス(Bronidox)、ブロノポール、トリクロロカルバニリド、p−クロロ−m−クレゾール、トリクロサン、イミダゾリジニルウレア、2−フェノキシエタノール、ジメチルジメチロールヒダントイン、ベンジルアルコール、ジブロモシアノブタン、イソチアゾリノン混合物、2−クロロアセトアミド、グルコン酸クロルヘキセジン、ジアゾリジニルウレア、塩化ベンザルコニウム、1,2−ベンズイソチオゾロン、ベンジルアルコールモノヘミホルマール、2−(2−ヒドロキシプロピル)アミノメタノール、メチレンビスチオシアネート、(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、ジチオ−2,2’−ビス(ベンズメチルアミド)、塩化銀担持TiO、塩化ジデシルジメチレンアンモニウム、N,N−ビス−33−アミノプロピル−C12−アミン、ヒドロキシメチルグリシンナトリウム、デヒドロ酢酸、エチレングリコールジホルマール、2,4−ジクロルベンジルアルコール、2−フェノキシプロパノール、3−(4−クロロフェノキシ)−1,2−プロパンジオール、4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール、塩化ヘキサデシルピリジニウムおよび/または3−ヨウ素プロピニル−ブチル−カルバメート、である。
保存料は、好ましくは本発明の組成物中に、0.0001〜5重量%の量で、特に好ましくは0.001〜1重量%の量で、中でも0.01〜0.1重量%の量で含まれる。
本発明のさらなる主題は、本発明の組成物または本発明の布処理剤を含んでなる容器である。好ましい実施態様において、この容器はスプレーに関する。従って、好ましい実施態様において、該容器は、スプレーディスペンサーを含み、洗浄剤は、好ましくはこのスプレーディスペンサーの使用によって該容器から塗装される。
好ましいスプレーディスペンサーは、手動で操作されるスプレーディスペンサーであって、特に、エアロゾルスプレーディスペンサー(加圧ガス容器;とりわけスプレー缶として既知でもある)、自己生成圧スプレーディスペンサー、ポンプスプレーディスペンサーおよびトリガースプレーディスペンサー、特に透明なポリエチレンまたはポリエチレンテレフタレート製の容器を有するポンプスプレーディスペンサーおよびトリガースプレーディスペンサーを含む群から選択される。スプレーディスペンサーは、広く、WO96/04940(Proctor&Gamble)、およびスプレーディスペンサーに関しては、そこに挙げられた米国特許に記載され、これに関してそれらの全てを引用し、それによってその内容を本出願に組み入れる。トリガースプレーディスペンサーおよびポンプスプレーディスペンサーは、噴射剤を用いる必要がないため加圧ガス容器と比較すると有利である。
その結果として、特に加圧ガス容器を用いる際、本発明の組成物は、一つ以上の噴射剤を含んでなってもよい。それらは、通常は、1〜80重量%、好ましくは1.5〜30重量%、特に2〜10重量%、特に好ましくは2.5〜8重量%、中でも3〜6重量%の量で含まれる。
本発明による噴射剤は、通常、噴射ガスであり、特に液化または圧縮ガスである。その選択は、吹き付けられる生成物および利用分野に依存する。圧縮ガス、例えば、窒素、二酸化炭素または亜酸化窒素などを用いる際、それらは、一般に液状洗浄剤中に不溶であり、作動圧は、弁の各作動で減少する。洗浄剤中に可溶である、または自らが洗浄剤の溶媒として働く液化ガスは、一定な作動圧および一様な分布の噴射剤として優位性を示すが、該噴射剤は空気中で蒸発しその後数百倍の容積に膨張するためである。
したがって、以下は、適当な噴射剤(INCIによる名称)である:ブタン、二酸化炭素、炭酸ジメチル、ジメチルエーテル、エタン、ヒドロクロロフルオロカーボン−22、ヒドロクロロフルオロカーボン−142b、ヒドロフルオロカーボン−152a、ヒドロフルオロカーボン−134a、ヒドロフルオロカーボン−227ea、イソブタン、イソペンタン、窒素、亜酸化窒素、ペンタン、プロパン。しかしながら、噴射剤としてクロロフルオロカーボン(CFC)の使用は、好ましくは広く避けられ、特に、有害な紫外線から保護する大気のオゾン層への有害な影響のため、完全に避けられる。
好ましい噴射剤は、液状ガスである。液状ガスは、主に低圧および20℃でも気体状態から液体状態へ変換できる気体である。しかしながら、液状ガスは、特に、炭化水素プロパン、プロペン、ブタン、ブテン、イソブタン(2−メチルプロパン)、イソブテン(2−メチルプロペン、イソブチレン)およびそれらの混合物であると理解され、それらは、石油精製所での石油の蒸留および分解に由来の、ならびにガソリン分離中に加工される天然ガスの副生成物として生じる。本発明の組成物は、特に好ましくは、プロパン、ブタンおよび/またはイソブタン、特にプロパンおよびブタン、中でもプロパン、ブタンおよびイソブタンの混合物から選択される一つ以上の噴射剤を含んでなる。
さらに、本発明による好ましい実施態様では、本発明の組成物は、布柔軟剤に関する。該剤は、通常、自動洗浄機のリンスサイクルに導入される。
上記の組成物に加えて、本発明の組成物は、特に布柔軟剤として、以下に挙げられた組成物を一つ以上含み得る。
好ましい実施態様で、本発明の組成物は、さらに、柔らかい感触およびフレッシュにさせる特性を改良するために柔軟剤成分を含んでなる。そのような化合物の例は、毛髪手入れ剤に、および布清浄化剤にも組み入れられる第四級アンモニウム化合物、カチオン性ポリマーおよび乳化剤である。
適当な例は、式(XII):
Figure 0004982487
および式(XIII):
Figure 0004982487
[式中、(XII)において、RおよびRは、12〜24個の炭素原子を含有する非環状アルキル基を表し、Rは、飽和C〜Cアルキルまたはヒドロキシアルキル基を表し、Rは、R、RまたはRと等しいか、または芳香族基を表す。Xは、ハロゲン化物イオン、メトサルフェートイオン、メトホスフェートイオンまたはホスフェートイオンならびにそれらの混合物のいずれかを表す。]
の第四級アンモニウム化合物である。具体的な、(XIII)のカチオン性化合物は、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ジ獣脂ジメチルアンモニウムまたは塩化ジヘキサデシルアンモニウムである。
さらに、エステルクオートに基づく布柔軟性成分を有する組成物は、特に好ましい。
式(XIII)の化合物は、いわゆるエステルクオートである。エステルクオートは、その際立った生分解性を特徴とする。式(XIII)において、Rは、12〜22個の炭素原子および0、1、2または3個の二重結合を含有する脂肪族アルキル基を表し、Rは、H、OHまたはO(CO)Rを表し、Rは、Rから独立して、H、OHまたはO(CO)Rを表し、RおよびRは、互いに独立して、それぞれ0、1、2または3個の二重結合と共に12個〜22個の炭素原子を有する脂肪族アルキル(アルケニル)基を表し、m、nおよびpは、互いに独立して、それぞれ値1、2または3を有し得る。Xは、ハロゲン化物イオン、メトサルフェートイオン、メトホスフェートイオンまたはホスフェートイオンならびにそれらの混合物のいずれかであってよい。好ましい化合物は、Rには基O(CO)R、およびRおよびRには16〜18個の炭素原子を有するアルキル基を含んでなる。さらに、RがOHを表す化合物が特に好ましい。式(IV)の化合物の例は、メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N,N−ジ(獣脂アシルオキシエチル)アンモニウム−メトサルフェート、ビス(パルミトイル)−エチル−ヒドロキシエチル−メチル−アンモニウム−メトサルフェートまたはメチル−N,N−ビス(アシルオキシエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム−メトサルフェートである。不飽和アルキル鎖を有する、式(IV)の四級化化合物が用いられる際は、アシル基が好ましく、その相当する脂肪酸は、5〜80、好ましくは10〜60、および特に15〜45のヨウ素価を有し、それは、30:70より大きい、好ましくは50:50より大きいおよび特に70:30より大きいシス/トランス異性体比(重量%中)を有する。市販の例は、Stepantex(登録商標)の商標名としてStepan社から販売されるメチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトサルフェート、または商標名Dehyquart(登録商標)であるCognis社製の既知の製品、またはRewoquat(登録商標)の名称としてGoldshmidt−Witco社により製造される既知の製品である。さらに好ましい化合物は、式(XIV):
Figure 0004982487
[式中、R21およびR22は、互いに独立して、それぞれ0、1、2または3個の二重結合と12〜22個の炭素原子を有する脂肪族基を表す。]
のジエステルクオートであり、それは、名称Rewoquat(登録商標)W222LMまたはCR3099として利用でき、柔軟さに加えて安定性と着色防止を確実にする。
上述の第四級化合物のほかに、他の既知の化合物、例えば、式(XV):
Figure 0004982487
[式中、Rは、1〜4個の炭素原子を有する飽和アルキル基を表し、R10およびR11は、互いに独立して、それぞれ脂肪族の、12〜18個の炭素原子を有する飽和または不飽和アルキル基を表し、あるいは、R10はO(CO)R20(式中、R20は、脂肪族の、12〜18個の炭素原子を有する飽和または不飽和アルキル基を意味する。)を表してよく、Zは、NH基または酸素を意味し、Xはアニオンである。qは、1〜4の整数値をとり得る。]
の第四級イミダゾリニウム化合物など、を使用してもよい。
さらに好ましくは、好ましいエステルクオートは、式(XVI):
Figure 0004982487
[式中、R12、R13およびR14は、互いに独立して、C1〜4アルキル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基を表し、R15およびR16は、それぞれ独立して選択され、C8〜28アルキル基を表し、rは0から5の数である。]
により記載される。
式(XII)および(XIII)の化合物のほか、短鎖状、水溶性の、第四級アンモニウム化合物、例えば、トリヒドロキシエチルメチルアンモニウムメトサルフェート、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウムおよび塩化トリアルキルメチルアンモニウム、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ラウリルジメチルアンモニウム、塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化トリセチルメチルアンモニウムなど、を用いてもよい。
また、柔軟化作用を呈するプロトン化アルキルアミン化合物、ならびに非第四級の、カチオン性乳化剤のプロトン化前駆体は適当である。
さらに、四級化タンパク質加水分解物は、本発明により使用できるカチオン性化合物を例示する。
適当なカチオン性ポリマーは、ポリクオタニウムポリマー、例えば、CTFA化粧品成分辞典(The CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary)(The Cosmetic,Toiletry and Fragrance,Inc.、1997年)中のポリマー、特に、メルクアット(Merquats)としても記載されるそのポリクオタニウム−6、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10ポリマー(Ucare Polymer IR400、Amerchol)など、ポリクオタニウム−4コポリマー、例えば、塩化アリルジメチルアンモニウムを介して結合した、セルロース骨格と第四級アンモニウム基とのグラフトコポリマーなど、カチオン性グアールのようなカチオン性セルロース誘導体、例えば、塩化グアールヒドロキシプロピルトリアンモニウム、および同様の四級化グアール誘導体(例えば、Cognis社製のCosmedia Guar)など、カチオン性第四級糖誘導体(カチオン性アルキルポリグルコシド)、例えば、市販製品のGlucquat(登録商標)100、CTFA名称「Lauryl Methyl Glucquat(登録商標)100 Hydroxypropyl Dimonium Chloride」、PVPとジメチルアミノメタクリレートとのコポリマー、ビニルイミダゾールとビニルピロリドンとのコポリマー、アミノシリコーンポリマーおよびコポリマーを含む。
ポリ四級化ポリマー(例えば、BASF社製のLuviquat Care)およびまたキチンに基づくカチオン性バイオポリマーおよびその誘導体、例えば、商標名Chitosan(登録商標)(製造業者:Cognis)として得られるポリマーを用いてもよい。
式(XVII):
Figure 0004982487
の化合物は、同様に使用することができ、その非第四級形態、または上式で示されるようなその第四級形態のアルキルアミドアミンであってよい。R17は、0、1、2または3個の二重結合と12〜22個の炭素原子を有する脂肪族アルキル(アルケニル)基であってよく、sは、値0〜5をとり得る。R18およびR19は、互いに独立して、それぞれH、C1〜4アルキルまたはヒドロキシアルキルを表す。好ましい化合物は、脂肪酸アミドアミン、例えば、商標名Tego Amid(登録商標)として利用できるステアリルアミドプロピルジメチルアミン、または商標名Stepantex(登録商標)X9124として利用できる3−獣脂アミドプロピル−トリメチルアンモニウム−メトサルフェートなど、であり、それらは、優れたコンディショニング作用ならびに色移り抑制作用および特にその優れた生分解性を特徴とする。
エステル基および/またはアミド基によって中断される少なくとも一つのアルキル鎖を有する、アルキル化第四級アンモニウム化合物、特にN−メチル−N(2−ヒドロキシエチル)−N,N−(ジ獣脂アシルオキシエチル)アンモニウム−メトサルフェートは特に好ましい。
非イオン性柔軟剤は、主として、英国特許GB2202244に記載されるポリオキシアルキレングリセロールアルカノアート、英国特許GB2199855に記載されるポリブチレン、EP13780に記載される長鎖状脂肪酸、EP43547に記載されるエトキシ化脂肪酸エタノールアミド、アルキルポリグリコシド、特に、EP698140に記載されるソルビタン−モノ−、−ジ−およびトリエステル、および独国特許DE2822891に記載されるポリカルボン酸の脂肪酸エステルを含む。
本発明では、柔軟剤を、1〜90重量%、好ましくは3〜35重量%の量で含んでよく、それぞれ全組成物に基づく。
さらに、本発明組成物は、脂肪アルコールおよび/または脂肪酸を含んでなってよい。
単独でまたは混合物中で、脂肪アルコールを製造するために用いる脂肪酸は、脂肪酸、例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸(リシノール酸)、ジヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ペトロセリン酸、エライジン酸、アラキジン酸、ベヘン酸およびエルカ酸、ガドレイン酸、ならびにそれらの工業混合物、例えば、天然の脂肪および油、例えば、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸および特に菜種油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、獣脂脂肪酸などの圧力分解で生じる混合物である。原則として、類似した鎖分布を有する全ての脂肪酸は適当である。
これらの脂肪酸または脂肪酸エステルの不飽和部の含量は、必要であれば、既知の触媒水素化過程を用いて望ましいヨウ素価へと調整されるか、または十分に水素化された脂肪成分と非水素化脂肪成分との混合によって調整される。
脂肪酸の平均飽和度の定量的尺度としてのヨウ素価は、100gの化合物の二重結合を飽和させるために取り込まれるヨウ素の量である。
約80〜150の範囲のヨウ素価を有する、部分的に水素化されたC8/18ヤシ油またはパーム油脂肪酸、菜種油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、大豆油脂肪酸および獣脂油脂肪酸および特に工業用C8/18ヤシ油脂肪酸が用いられ、任意に、シス/トランス異性体、例えば、エライジン酸に富んだC16/18脂肪酸部など、の選択が有利であり得る。それらは、市販の製品であり、種々の企業からそれぞれの商標名で提供される。
pH調整剤の添加を、本発明の組成物のpHを所望の範囲にするため検討し得る。既知の酸またはアルカリを、それらの添加が、技術上のまたは環境保護上の理由、または消費者保護の理由で禁じられていない限り、添加することができる。これらの調整剤の量は、通常、全製剤の10重量%を越えない。
具体的な、適当なpH調整剤は、無機酸、例えば、塩酸、リン酸、HBrおよび硫酸など、ならびに有機酸、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸ならびにそれらの工業用混合物など、である。適当なC〜C12ジカルボン酸、例えば、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸およびドデカン二酸など、を用いてもよい。ヒドロキシ官能化の多価カルボン酸、例えば、リンゴ酸、酒石酸および特にクエン酸など、は特に適当である。
本発明の組成物は、好ましくは水性であり、好ましい実施態様で、特にリンス柔軟剤として、9未満、特に好ましくは7.5未満、特に6未満、もっとも好ましくは5未満、特に2〜4.5のpHを有する。
好ましい実施態様では、好ましくは液状の組成物は、さらに、安定化目的で電解液、好ましくはアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属塩、特に好ましくはアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属のハロゲン化物、特にマグネシウムおよびカルシウムのアルカリ土類金属ハロゲン化物、とりわけ、塩化マグネシウムおよび塩化カルシウムを含んでなる。
好ましい実施態様では、本発明の組成物は、さらに臭気吸収剤を含んでなる。本発明において、臭気吸収剤は、アルカリ金属塩を除いた、直鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、少なくとも16個の炭素原子を含有するモノまたはポリヒドロキシル化脂肪酸の、および/または樹脂酸の、一つ以上の金属塩ならびにそれらの混合物である。
特に好ましい、直鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、少なくとも16個の炭素原子を含有するモノまたはポリヒドロキシル化脂肪酸はリシノール酸である。特に好ましい樹脂酸はアベエチン酸である。
好ましい金属は、遷移金属およびランタノイドであり、特に周期系のVIIIa族、Ib族およびIIb族の遷移金属ならびにランタン、セリウムおよびネオジム、特に好ましくはコバルト、ニッケル、銅および亜鉛、もっとも好ましくは亜鉛である。コバルト、ニッケルおよび銅の塩および亜鉛塩は、同じく有効であるが、亜鉛塩が、毒物学上の理由で好ましい。
リシノール酸および/またはアビエチン酸の一つ以上の金属塩、好ましくは、リシノール酸亜鉛および/またはアビエチン酸亜鉛、特にアビエチン酸亜鉛は、有利に、ひいては特に好ましく、脱臭物質として用いられる。
本発明において、シクロデキストリンならびに上述の金属塩とシクロデキストリンとの混合物は、同様に、好ましくは1:10〜10:1、特に好ましくは1:5〜5:1および特に1:3〜3:1の重量比で、さらに適当な脱臭物質であることが証明された。ここで用語「シクロデキストリン」は、全ての既知のシクロデキストリン、すなわち、置換されていない、6〜12個のグルコース単位を含有するシクロデキストリン、特にアルファ、ベータおよびガンマシクロデキストリン、およびそれらの混合物、および/またはそれらの誘導体および/またはそれらの混合物のいずれをも含む。
有利に使用できる布柔軟剤の、より優れた分散、懸濁または乳化のため、組成物は、有利にさらに界面活性剤を含んでなる。界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性イオン性および両性の界面活性剤の群から選択される。
好ましい実施態様では、本発明の組成物は、さらに界面活性剤を含んでなってよい。界面活性剤の付加的な使用は、コンディショニング特性を増進させ、改良された保存安定性および個々のコンディショニング剤成分の分散性または乳化性に寄与する。
添加された非イオン性界面活性剤は、特に、好ましくはアルコキシ化、有利にエトキシ化および/またはプロポキシ化された、好ましくは8〜18個の炭素原子およびアルコール1molあたり平均で1〜12molのエチレンオキシド(EO)および/または1〜10molのプロピレンオキシド(PO)を有する、第一級アルコールである。エトキシ化度2〜10、好ましくは3〜8および/またはプロポキシ化度1〜6、好ましくは1.5〜5を有する、C〜C16アルコールアルコキシレート、有利にエトキシ化および/またはプロポキシ化されたC10〜C15アルコールアルコキシレート、特にC12〜C14アルコールアルコキシレートは特に好ましい。アルコール基は、好ましくは直鎖状であって、または特に好ましくは、二位のメチル分枝鎖状であって、または直鎖状の基とメチル分枝鎖状の基との混合物を含んでなってよく、典型的には、オキソアルコール基中に存在する。しかしながら、12〜18個の炭素原子を有する天然物起源のアルコール、例えば、ヤシ油−、パーム油−、獣脂−またはオレイルアルコール、に由来する直鎖状の基、およびアルコール1molあたり平均で2〜8EOを有するアルコールエトキシレートが特に好ましい。具体的な好ましいエトキシ化アルコールは、3EOまたは4EOを有するC12〜14アルコール、7EOを有するC9〜11アルコール、3EO、5EO、7EOまたは8EOを有するC13〜15アルコール、3EO、5EOまたは7EO有するC12〜18アルコールおよびそれらの混合物、ならびに3EOを有するC12〜14アルコールと5EOを有するC12〜18アルコールとの混合物を含む。前述のエトキシ化度およびプロポキシ化度は、特定の生成物に対して、整数または小数値であり得る統計的平均値を構成する。好ましいアルコールエトキシレートおよびプロポキシレートは、狭められた同族体分布(狭範囲エトキシレート/プロポキシレート、NRE/NRP)を有する。これらの非イオン性界面活性剤に加えて、12EO以上の脂肪アルコールを用いてもよい。この例は、14EO、25EO、30EO、または40EOを有する獣脂脂肪アルコールである。
また、アルコキシ化アミン、有利にエトキシ化および/またはプロポキシ化された、特に、好ましくはアルキル鎖あたり1〜18個の炭素原子およびアミン1molあたり平均で1〜12molのエチレンオキシド(EO)および/または1〜10molのプロピレンオキシド(PO)を有する、第一級および第二級のアミンは適当である。
さらに、付加的な非イオン性界面活性剤として、一般式RO(G)を満足させるアルキルグリコシドを、例えば、特にアニオン性界面活性剤を有する化合物として添加することができ、Rは、第一級の直鎖状またはメチル分枝鎖状、特に2−メチル分枝鎖状の、8〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を含有する脂肪族基を意味し、Gは、5または6個の炭素原子を含有するグリコース単位、好ましくはグルコースを表す。オリゴマー化度xは、モノグリコシドとオリゴクリコシドの分布を定義し、1.0〜10、好ましくは1.2〜1.4である。
単独の非イオン性界面活性剤としてまたは他の非イオン性界面活性剤との組み合わせにおいて用いる、好ましい非イオン界面活性剤の別の部類は、アルコキシ化、好ましくはエトキシ化された、またはエトキシ化およびプロポキシ化された、好ましくはアルキル鎖中に1〜4個の炭素原子を含有する脂肪酸アルキルエステル、より具体的には、例えば、日本国特許出願JP58/217598に記載される、または好ましくは国際特許出願WO−A−90/13533に記載される方法によって製造された脂肪酸メチルエステルである。
また、アミンオキシド型の非イオン性界面活性剤、例えば、N−ココアルキル−N,N−ジメチルアミンオキシドおよびN−獣脂アルキル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキシドおよび脂肪酸アルカノールアミドは、適当であり得る。
いわゆるジェミニ型界面活性剤を、さらなる界面活性剤として検討し得る。一般的にいえば、そのような化合物は、分子あたり2個の親水基、および2個の疎水基を有する化合物を意味すると理解される。一般に、これらの基は、「スペーサー」によって互いに分離される。スペーサーは、通常、十分に長いことが意図される炭化水素鎖であり、親水基は十分に間隔があるため、離れて互いに独立して作用することができる。この種の界面活性剤は、一般に、非常に低い臨界ミセル濃度および強力に水の表面張力を減少させる能力を特徴とする。しかしながら、例外的な場合では、二量体だけでなく、三量体もまた、用語ジェミニ型界面活性剤を意味する。
例えば、適当なジェミニ型界面活性剤は、独国特許出願DE−A4321022による硫酸化されたヒドロキシ混成エーテル、または国際特許出願WO−A−96/23768による二量体アルコールビス−、および三量体アルコールトリス−スルフェート、およびエーテルスルフェートである。独国特許出願DE−A−19513391による末端基がブロック化された二量体、および三量体混成エーテルは、特に、その二官能価および多官能価を特徴とする。従って、上記の末端基がブロック化された界面活性剤は、優れた濡れ特性を有し、ひいては、低起泡性であるため、特に、自動洗浄または清浄過程での利用に適する。
しかしながら、例えば、国際特許出願WO−A−95/19953、WO−A−95/19954、WO−A−95/19955に記載される、ジェミニ型ポリヒドロキシ酸アミドまたはポリ−ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを用いてもよい。
他の適当な界面活性剤は、式:
Figure 0004982487
[式中、RCOは、6〜22個の炭素原子を有する脂肪族アシル基を表し、Rは、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル基、および[Z]は、3〜10個の炭素原子および3〜10個のヒドロキシル基を有する、直鎖状または分枝鎖状ポリヒドロキシアルキル基を表す。]
に相当するポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、既知の物質であり、通常、それを、アンモニアを有する還元糖、アルキルアミンまたはアルカノールアミンの還元的アミノ化、その後の、脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸塩化物のアシル化によって得ることができる。
また、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの群は、以下の式:
Figure 0004982487
[式中、Rは、7〜12個の炭素原子を有する、直鎖状または分枝鎖状アルキルまたはアルケニル基であり、Rは、直鎖状、分枝鎖状または環状アルキル基、または2〜8個の炭素原子を有するアリール基であり、Rは、直鎖状、分枝鎖状または環状アルキル基またはアリール基または1〜8個の炭素原子を含有するオキシアルキル基であり、C1〜4アルキルまたはフェニル基が好ましく、[Z]は、直鎖状ポリヒドロキシアルキル基であり、そのアルキル鎖は、少なくとも二つのヒドロキシル基で置換されるか、またはアルコキシ化、好ましくはエトキシ化またはプロポキシ化された、その基の誘導体である。]
に相当する化合物を含む。
[Z]は、好ましくは、還元糖、例えば、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノースまたはキシロースの還元的アミノ化によって得られる。その場合には、N−アルコキシ−またはN−アリルオキシ−置換化合物は、例えば、国際出願WO−A−95/07331の教示によれば、触媒としてのアルコキシドの存在下で、脂肪酸メチルエステルとの反応によって、所要のポリヒドロキシ脂肪酸アミドへと変換されてよい。
好ましい、非イオン性界面活性剤は、一つ以上の、直鎖状または分枝鎖状、飽和または不飽和の、30までのアルコキシ化度を有する、エチレンオキシド(EO)および/またはプロピレンオキシド(PO)でアルコキシ化されたC10〜22アルコール、好ましくは、30未満、好ましくは1〜20、特に1〜12、特に好ましくは1〜8、もっとも好ましくは2〜5のエトキシ化度を有するエトキシ化C10〜18脂肪アルコール、例えば、2、3または4EOを有するC12〜14脂肪アルコールエトキシレート、または1対1の重量比で、3EOを有するC12〜14脂肪アルコールエトキシレートと、4EOを有するものとの混合物、または例えば、DE4014055C2(Grillo−Werke)に記載される、5、8または12EOを有するイソトリデシルアルコールエトキシレートであり、前記文献を参照し、その内容を本出願に組み入れる。
非イオン性界面活性剤は、通常、それぞれ全剤に基づいて50重量%まで、好ましくは0.1〜40重量%、特に好ましくは0.5〜30重量%、特に2〜25重量%の量で存在し得る。
本発明の組成物は、任意にさらに、両性界面活性剤を含んでなってよい。多数のモノないしトリアルキル化アミンオキシドの他、ベタインは、重要な部類を例示する。
ベタインは、主に、カルボキシアルキル化、好ましくは、アミノ化合物のカルボキシメチル化によって調製される。出発材料は、好ましくは、カルボン酸ハロゲン化物またはその塩、特にクロロ酢酸ナトリウムで凝縮され、ベタイン1molあたり、1molの塩が形成される。さらにまた、不飽和カルボン酸、例えば、アクリル酸など、の添加が可能である。用語、および特にベタインと「真の」両性界面活性剤との区別に関して、参照文献は、U.Ploogの研究論文、石鹸・油・脂肪・ワックス、108、373(1982年)である。この話題のさらなるレビューを、例えば、A.O’Lennickら、HAPPI、11月、70(1986年)、S.Holzmanら、Tens.Surf.Det.、23、309(1986年)、R.Biboら、Soap Cosm.Chem.Spec.、4月、46(1990年)、およびP.Ellisら、Euro Cosm.1、14(1994年)において見ることができる。適当なベタインの例は、式(XVIII):
Figure 0004982487
(式中、Rは、6〜22個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルケニル基を表し、Rは、水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、Rは、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、nは、1〜6の数を表し、およびXは、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属またはアンモニアを表す。)
を有する、第二級および特に第三級アミンのカルボキシアルキル化生成物により示される。典型的な例は、ヘキシルメチルアミン、ヘキシルジメチルアミン、オクチルジメチルアミン、デシルジメチルアミン、ドデシルメチルアミン、ドデシルジメチルアミン、ドデシルエチルメチルアミン、C12/14ヤシ油アルキルジメチルアミン、ミリスチルジメチルアミン、セチルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン、ステアリルエチルメチルアミン、オレイルジメチルアミン、C16/18獣脂アルキルジメチルアミンならびにそれらの工業用混合物のカルボキシメチル化生成物である。
加えて、式(XIX):
Figure 0004982487
(式中、RCOは、6〜22個の炭素原子および0または1〜3個の二重結合を有する脂肪族基を表し、mは1〜3の数を表し、およびR、R、nおよびXは上述の意味を有する。)
を有する、アミドアミンのカルボキシアルキル化生成物を検討する。典型的な例は、6〜22個の炭素原子を含有する脂肪酸、すなわち、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸ならびにそれらの工業用混合物と、N,N−ジメチルアミノエチルアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、N,N−ジエチルアミノエチルアミンおよびN,N−ジエチルアミノプロピルアミンとの反応生成物であり、該生成物は、クロロ酢酸ナトリウムで凝縮される。C8/18ヤシ油脂肪酸−N,N−ジメチルアミノプロピルアミドと、クロロ酢酸ナトリウムとの凝縮生成物は、好ましく用いられる。
加えて、本発明において使用することができるベタインの、適当な出発材料は、式(XX):
Figure 0004982487
(式中、Rは、5〜21個の炭素原子を有するアルキル基を表し、Rは、ヒドロキシル基、OCOR−またはNHCOR基を表し、mは2または3を表す。)
のイミダゾリンである。また、この物質は、既知の材料であり、例えば、該材料を、1または2molの脂肪酸と、ポリアミン、例えば、アミノエチルエタノールアミン(AEEA)またはジエチレントリアミンなど、との凝縮/環化によって得ることができる。異なった開鎖ベタインの混合物は、相当するカルボキシアルキル化生成物を例示する。典型的な例は、上記の脂肪酸とAEEAとの凝縮生成物、好ましくは、ラウリン酸または順にC12/14ヤシ油脂肪酸に基づくイミダゾリンであり、それらは、その後、クロロ酢酸ナトリウムでベタイン化される。
好ましい実施態様では、本発明の組成物は、液体形態で存在する。液体コンシステンシーを得るために、液体有機溶媒ならびに水のいずれをも添加することが妥当であり得る。従って、本発明の洗濯コンディショニング剤は、任意に、溶媒を含んでなる。
例えば、特にリンス柔軟剤に添加し得る溶媒は、規定濃度の範囲で水と混和する限りにおいて、モノ−または多価アルコール、アルカノールアミンまたはグリコールエーテルの群に由来する。好ましくは、溶媒は、エタノール、n−またはi−プロパノール、ブタノール、グリコール、プロパンジオールまたはブタンジオール、グリセリン、ジグリコール、プロピルジグリコールまたはブチルジグリコール、ヘキシレングリコール、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールプロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールメチル−、−エチル−または−プロピル−エーテル、ブトキシプロポキシプロパノール(BPP)、ジプロピレングリコールモノメチル−または−エチルエーテル、ジイソプロピレングリコールモノメチル−または−エチルエーテル、メトキシ−、エトキシ−またはブトキシトリグリコール、1−ブトキシエトキシ−2−プロパノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、プロピレングリコール−t−ブチルエーテルならびにこれらの溶媒の混合物から選択される。
グリコールエーテルは、例えば、商標名アルコソルブ(登録商標)(Arco Chemical社)またはセロソルブ(登録商標)、カルビトール(登録商標)またはプロパゾール(登録商標)(Union Carbide社);ブチルカルビトール(登録商標)、ヘキシルカルビトール(登録商標)、メチルカルビトール(登録商標)およびカルビトール(登録商標)それ自体として利用でき、また、(2−(2−エトキシ)エトキシ)エタノールは、この群に属する。グリコールエーテルの選択は、揮発性、水溶性、全分散の重量パーセントによる含量などに基づいて、専門家によって、容易に行い得る。ピロリドン溶媒、例えば、N−アルキルピロリドン、例えば、N−メチル−2−ピロリドンまたはN−C〜C12アルキルピロリドン、または2−ピロリドンなどを添加してもよい。さらに、単独溶媒として、または溶媒の混合物の成分として、グリセリン誘導体、特にグリセリンカーボネートは好ましい。
共溶媒として本発明において添加し得るアルコールは、低分子量を有する液体ポリエチレングリコール、例えば、200、300、400または600の分子量を有するポリエチレングリコールを含む。さらに適当な共溶媒は、他のアルコール、例えば、(a)低級アルコール、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノールおよびn−ブタノールなど、(b)ケトン、例えば、アセトンおよびメチルエチルケトンなど、(c)C〜Cポリオール、例えば、ジオールまたはトリオールなど、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンまたはそれらの混合物である。ジオールの部類に由来する1,2−オクタンジオールは特に好ましい。
好ましい実施態様において、本発明の組成物は、C〜Cモノアルコール、C〜Cグリコール、C〜C12グリコールエーテルおよびグリセリン、特にエタノールを含む群に由来する、一つ以上の溶媒を含んでなる。本発明のC〜C12グリコールエーテルは、10個未満、好ましくは8個まで、特に6個まで、特に好ましくは1〜4個およびもっとも好ましくは2〜3個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を含んでなる。
好ましいC〜Cモノアルコールは、エタノール、n−プロパノール、イソ−プロパノールおよびtert−ブタノールである。好ましいC〜Cグリコールは、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコールおよび1,6−ヘキサンジオール、特にエチレングリコールおよび1,2−プロピレングリコールである。好ましいC〜C12グリコールエーテルは、ジ−、トリ−、テトラ−およびペンタエチレングリコール、ジ−、トリ−およびテトラプロピレングリコール、プロピレングリコールモノターシャリーブチルエーテルおよびプロピレングリコールモノエチルエーテル、ならびにブトキシジグリコール、ブトキシエタノール、ブトキシイソプロパノール、ブトキシプロパノール、ブチルオクタノール、エトキシジグリコール、エトキシエタノール、エチルヘキサンジオール、イソブトキシプロパノール、イソペンチルジオール、3−メトキシブタノール、メトキシエタノール、メトキシイソプロパノールおよびメトキシメチルブタノールとしてINCIにより命名された溶媒である。
本発明の組成物は、特にリンス柔軟剤として、それぞれ全剤に基づいて、通常、40重量%まで、有利には0.1〜30重量%、特に2〜20重量%、特に好ましくは3〜15重量%、もっとも好ましくは5〜12重量%、例えば、5.3または10.6重量%
の量で、一つ以上の溶媒を含んでなってよい。
好ましい実施態様では、本発明の組成物は、任意に、50重量%以上、特に60〜95重量%、特に70〜93重量%、およびもっとも好ましくは80〜90重量%の量で水を含んでなる。
加えて、本発明の組成物は、一つ以上の典型的な、特に、ビルダー、酵素、漂白剤、漂白活性剤、電解液、pH調整剤、錯化剤、芳香剤、香料キャリア、蛍光剤、着色剤、気泡抑制剤、灰色化抑制剤、しわ防止剤、抗菌剤、殺菌剤、防かび剤、酸化防止剤、帯電防止剤、アイロン掛け補助剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、再付着防止剤、粘度調整剤、パーライザー、色移り抑制剤、防縮剤、腐食抑制剤、保存料、防水および含浸剤、ハイドロトロープ剤、シリコーンオイルならびに膨張および防滑剤の群から選択される補助剤および添加剤を含んでなってよい。
加えて、好ましい実施態様では、本発明の組成物は、任意に、一つ以上のキレート剤を含んでなる。
また、INCI用語「キレート剤」は、金属イオン封止剤として既知であり、剤の安定性または外観について、その有害な作用、例えば、濁りを防ぐため、金属イオンを錯化することおよび不活性化することができる成分である。硬水中のカルシウムおよびマグネシウムイオンは、多くの成分と相いれないので、該イオンを錯化することは重要である。鉄または銅のような重金属イオンを錯化することは、仕上げ剤の酸化分解を抑制する。
例えば、INCIに挙げられた、さらに適当なキレート剤は、国際化粧品成分辞典およびハンドブック中に、より詳細に記載される次のものである:アミノトリメチレンホスホン酸、β−アラニン二酢酸、EDTAカルシウム二ナトリウム、クエン酸、シクロデキストリン、シクロヘキサンジアミン四酢酸、クエン酸二アンモニウム、EDTA二アンモニウム、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸、EDTA二カリウム、アザシクロヘプタンジホスホネート二ナトリウム、EDTA二ナトリウム、ピロリン酸二ナトリウム、エチドロン酸、ガラクタル酸、グルコン酸、グルクロン酸、HEDTA、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、メチルシクロデキストリン、三リン酸五カリウム、アミノトリメチレンホスホン酸五ナトリウム、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸五ナトリウム、ペンテト酸五ナトリウム、三リン酸五ナトリウム、ペンテト酸、フィチン酸、クエン酸カリウム、EDTMPカリウム、グルコン酸カリウム、ポリリン酸カリウム、カリウムトリホスホノメチルアミンオキシド、リボン酸、キトサンメチレンホスホン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、ジヒドロキシエチルグリシン酸ナトリウム、EDTMPナトリウム、グルセプト酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、グリセレス−1−ポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、フィチン酸ナトリウム、ポリジメチルグリシノフェノールスルホン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、EDTA−TEA、ポリリン酸−TEA、テトラヒドロキシエチルエチレンジアミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、エチドロン酸四カリウム、ピロリン酸四カリウム、EDTA四ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、EDTA三カリウム、ジカルボキシメチルアラニン三ナトリウム、EDTA三ナトリウム、HEDTA三ナトリウム、NTA三ナトリウムおよびリン酸三ナトリウム。
好ましいキレート剤は、第三級アミン、特に第三級アルカノールアミン(アミノアルコール)である。アルカノールアミンは、官能基として、アミノ基およびヒドロキシ基および/またはエーテル基のいずれをも有する。特に好ましい第三級アルカノールアミンは、トリエタノールアミンおよびテトラ−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン(N,N,N’,N’−テトラキス−(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン)である。第三級アミンと、リシノール酸亜鉛、および非イオン性可溶化剤としての一つ以上のエトキシ化脂肪アルコール、ならびに任意の溶媒との特に好ましい組み合わせは、DE4014055C2(Grillo−Werke)に記載され、これに関し該文献を参照し、それによってその内容を本出願へ組み入れる。
特に好ましいキレート剤は、エチドロン酸(1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、HEDP、アセトホスホン酸、INCIエチドロン酸)であり、その塩も含める。従って、好ましい実施態様では、本発明の剤は、キレート剤として、エチドロン酸および/または一つ以上のその塩を含んでなる。
好ましい実施態様では、本発明の組成物は、一つ以上の第三級アミンに由来するキレート剤と、一つ以上の付加的なキレート剤との組み合わせ、好ましくは、特にトリエタノールアミンおよび/またはテトラ−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミンに由来する一つ以上のキレート酸またはその塩と、エチドロン酸および/または一つ以上のその塩との組み合わせを含んでなる。
本発明の組成物は、典型的には0〜20重量%、有利には0.1〜15重量%、特に0.5〜10重量%、特に好ましくは1〜8重量%、もっとも好ましくは1.5〜6重量%、例えば、1.5、2.1、3または4.2重量%の量でキレート剤を含んでなる。
さらなる実施態様では、本発明の組成物は、任意に、好ましくは増粘剤として働く、一つ以上の粘度調整剤を含んでなる。剤の粘度を、標準的方法を用いて(例えば、ブルックフィールド粘度計RVD−VII、20rpmおよび20℃で、スピンドル3を用いて)測定でき、該粘度は、好ましくは、10〜5000mPasの範囲内にある。液体ないしゲル形態の好ましい剤は、20〜4000mPas、特に好ましくは40〜2000mPasの粘度を有する。
適当な増粘剤は、無機またはポリマー有機化合物である。複数の増粘剤の混合物を使用してもよい。
無機増粘剤は、例えば、ポリケイ酸、モンモリロナイトのような鉱物粘土、ゼオライト、ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、層状シリケートおよびベントナイトを含む。
有機増粘剤は、天然ポリマー、天然ポリマーの誘導体および合成ポリマーの群に由来する。
具体的な、増粘剤として用いてよい天然ポリマーは、キサンタン、寒天、カラギーン、トラガカント、アラビアゴム、アルギネート、ペクチン、ポリオース、グアー粉、ジェランガム、イナゴマメ粉、デンプン、デキストリン、ゼラチンおよびカゼインである。
変性天然生成物は、主に、変性デンプン、およびセルロース、例えば、カルボキシメチルセルロースおよび他のセルロースエーテル、ヒドロキシエチルおよびヒドロキシプロピルセルロース、高度にエステル化されたメチルヒドロキシエチルセルロース、ならびに豆粉エーテルの群に由来して生じる。
非常に多様な用途に広く用いられる増粘剤の主要な群は、架橋または非架橋の、任意にカチオン性に変性されたビニルポリマー、ポリカルボン酸、ポリエーテル、活性ポリアミド誘導体、ヒマシ油誘導体、ポリイミン、ポリアミドおよびポリウレタンであり得るポリアクリル酸、およびポリメタクリル酸化合物などの合成ポリマーである。
さらに適当な増粘剤は、有機酸の誘導体ならびにそのアルコキシド付加物、例えば、アリールポリグリコールエーテル、カルボキシル化されたノニルフェノールエトキシレート誘導体、アルギン酸ナトリウム、ジグリセリンモノイソステアレート、非イオン性エチレンオキシド付加物、ココ脂肪酸ジエタノールアミド、イソドデセニル無水コハク酸ならびにガラクトマンナンである。
前述の物質の部類に由来する増粘剤は、例えば、商標名Acusol(登録商標)−820(メタクリル酸(ステアリルアルコール−20−EO)エステルアクリル酸コポリマー、30%水溶液、Rohm&Haas社)、Dapral(登録商標)−GT−282−S(アルキルポリグリコールエーテル、Akzo社)、Deuterol(登録商標)−Polymer−11(ジカルボン酸コポリマー、Schoner社)、Deuteron(登録商標)−XG(β−D−グルコース、D−マンノース、D−グルクロン酸に基づくアニオン性ヘテロポリサッカリド、Schoner社)、Deuteron(登録商標)−XN(非イオン性ポリサッカリド、Schoner社)、Dicrylan(登録商標)−Verdicker−O(エチレンオキシド付加物、50%水/イソプロパノール溶液、Pfersse Chemie社)、EMA(登録商標)−81およびEMA(登録商標)−91(エチレン−無水マレイン酸コポリマー、Monsanto社)、Verdicker−QR−1001(ポリウレタンエマルジョン、19〜21%水/ジグリコールエーテル溶液、Rohm&Haas社)、Mirox(登録商標)−AM(アニオン性アクリル酸アクリレートコポリマー分散体、25%水溶液、Stockhausen社)、SER−AD−FX−1100(疎水性ウレタンポリマー、Servo Delden社)、Shellflo(登録商標)−S(ホルムアルデヒドで安定化された高分子量ポリサッカリド、Shell社)、Shellflo(登録商標)−XA(ホルムアルデヒドで安定化されたキサンタンバイオポリマー、Shell)、Kelzan、Keltrol T(Kelco社)として市販であり、提供される。
さらなる好ましい実施態様では、本発明の組成物は、任意に、一つ以上の酵素、特にセルラーゼを含んでなる。
加えて、組成物は、任意に、紫外線吸収剤を含んでなってよく、それは、処理した繊維製品上で吸収し、繊維の光安定性および/または製剤の多様な成分の光安定性を向上させる。紫外線吸収剤は、紫外線を吸収することができ、より長波長の放射線、例えば、熱として、吸収エネルギーを放出することができる有機化合物(光保護フィルター)を意味すると理解される。この所望の特性を有する化合物は、例えば、効果的な無放射不活性化合物および2位および/または4位に置換基を有するベンゾフェノンの誘導体である。また、適当な置換ベンゾトリアゾール、例えば、3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシ−5−(メチルプロピル)ベンゼンスルホン酸の水溶性ナトリウム塩(Cibafast(登録商標) H)など、任意に2位にシアノ基を有する、3位にフェニル置換されたアクリレート(桂皮酸誘導体)、サリチル酸塩、有機Ni錯体、ならびに天然生成物、例えば、ウンベリフェロンおよび内因性ウロカニン酸など、は適当である。ビフェニルおよび上述の全てのスチルベン誘導体、例えば、EP0728749Aに記載されたもの、およびCiba社からTinosorb(登録商標)FDまたはTinosorb(登録商標)FRとして市販のものなど、は特に重要である。紫外線B吸収剤として以下に挙げることができる:3−ベンジリデンカンファーまたは3−ベンジリデンノルカンファーおよびその誘導体、例えば、EP0693471B1に記載される3−(4−メチルベンジリデン)カンファー;4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)安息香酸−2−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)安息香酸−2−オクチルエステル、および4−(ジメチルアミノ)安息香酸アミルエステル;桂皮酸エステル、好ましくは4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル、4−メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソアミルエステル、2−シアノ−3,3−フェニル桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル(オクトクリレン);サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、サリチル酸−4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエステル;ベンゾフェノン誘導体、好ましく2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン;ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4−メトキシベンズマロン酸−ジ−2−エチルヘキシルエステル;トリアジン誘導体、例えば、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン、およびEP0818450A1に記載されるオクチルトリアゾン、またはジオクチルブタミドトリアゾン(Uvasorb(登録商標)HEB)など;プロパン−1,3−ジオン、例えば、1−(4−tert.−ブチルフェニル)−3−(4’メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオンなど;例えば、EP0694521B1に記載されるケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体。さらに、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルカンモニウム塩;ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩;3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば、4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデン)スルホン酸ならびにそれらの塩など、が適当である。
典型的な紫外線Aフィルターは、特にベンゾイルメタン誘導体、例えば、1−(4’−tert.−ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン、および4−tert.−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol 1789)、1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、ならびにDE19712033A1(BASF)に記載されるエンアミン化合物など、を含む。当然ながら、紫外線Aおよび紫外線Bフィルターを混合物として添加してもよい。上記の可溶性物質の他、不溶性の光保護顔料、すなわち、微細に分散された、好ましくは、ナノ金属酸化物または塩を、この課題のために検討してもよい。具体的な、適当な金属酸化物は、特に、酸化亜鉛、二酸化チタンおよび鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウムおよびセリウムの酸化物ならびにそれらの混合物である。塩として、シリケート(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン酸亜鉛を添加してよい。酸化物および塩は、すでに、肌を手入れおよび肌を保護するエマルションならびに装飾的化粧品のため、顔料の形態で用いられる。ここで、該粒子は、100nm未満、好ましくは5〜50nm、特に15〜30nmの平均直径を有するべきである。それらは、球形であってよく、楕円形粒子または他の形をした粒子を用いてもよい。顔料は、表面処理、すなわち、親水化または疎水化されてもよい。典型的な例は、コーティングした二酸化チタン、例えば、二酸化チタンT805(Degussa社)またはEusolex(登録商標)T2000(Merck社)である。疎水性コーティング剤は、好ましくは、シリコーンおよびその中でも特にトリアルコキシオクチルシラン又はジメチコンを含む。微粉化された酸化亜鉛は、好ましく用いられる。さらに適当な紫外光保護フィルターは、P.Finkel、SOFW−Journal、122巻、543頁(1996年)でレビューをみることができる。
紫外線吸収剤は、通常、0.01重量%〜5重量%、好ましくは0.03重量%〜1重量%の量で用いられる。
本発明の組成物を、コンディショニング剤を製造するために、標準的技術に従い当業者により得ることができる。該剤を、直接的にその原料を混合することにより、任意に、高剪断混合装置を用いて、得ることができる。液状製剤のため、推奨される手順は、任意に存在する柔軟成分を溶融させ、その後、溶媒中に、好ましくは水に溶融物を分散させる。本発明の利用できるケイ素含有化合物は、容易な混合手順によってコンディショニング剤へと合成することができる。
以下の例は、本発明を何ら制限せず例示することを目的とする。
実施例1:調製と概説
1.仕上げ:
漂白された綿クロス1.1.10(綿)を仕上げ処理される繊維製品として用い、事前に滑らかにドライアイロンを掛けた。処理のために、寸法50×25mm(計50×75mm)の3つの試験試料を切断した。結晶皿中の試験試料(50×75mm)に、市販のスプレーアダプターを用いて2回吹き付け、それは、0.023g/cmの塗装に相当した。
2.電気アイロンを用いた処理:
湿った試験試料を、設定IIIで電気アイロンを用いて10秒間アイロンを掛けて乾燥させた。試験試料を冷却した後、該試料は、3つの同一の50×25mmの試料に裁断され、しわ回復角度を決定した。
3.試験手順
しわ回復角度試験器は、BS EN 22313、ISO 2313、M&S P22およびAATCC試験方法66の必要条件に従って働く。該試験器は、2つの装置からなる。一番目の機器は、加重によって布に折り目をつける、2個の長方形の加重ブロックからなる。二番目の装置は、実際の計測器であり、それを用いてしわ回復角度を決定する。
3.1 荷重
試験試料(50mm×25mm)を、プラスチック製ピンセットによって各末端で同時に保持する。最高で5mmまでの材料をつかんでよい。折り目は、5分間19.63N(2kg)の規定の重さを有する平らな加重ブロックの荷重によって作り出される。
3.2 しわ回復の測定
支給スチール製ピンセットを用いて、折り目をつけられた材料の試料は、慎重に、クランプ内に設置される。所定の位置に固定後、また、該材料は、上部の留め具に挟まれる。垂直の位置は、参照部分として働く。折り目をつけられた材料が、角度ホイールの回転によってこの部分に触れる際、角度は角度ホイール上で読まれる。
測定は、ホイールから加重が除かれた後、または折り目形成後、5分間行われる。一般に、しわ回復角度が大きいと、折り目のついた材料試料のしわ防止挙動は良好である。
Figure 0004982487
実施例2:実験結果
各比較(水、市販のシリコーン含有剤または3%エタノール溶液)とのしわ回復角度の差異(CRA)は、結果として表で示される。正の数はしわ回復角度の増大、従って、性能の増大を意味する。
2.1.さらなる調査
この試験のため、市販のシリコーン含有剤を、1%活性物質濃度で、活性物質に加えて添加。処理は、実施例1に記載たように行なった。
Figure 0004982487
上述の全てのアミノシロキサンおよびアミノアルキルシロキサンは、良好なしわ防止性能を示すことをみることができる。
2.2.市販剤のシリコーンオイルを置き換えることについての調査
2.2.1
この試験のため、活性物質を、3%エタノール溶液中に1%活性物質の濃度で溶解させた。処理は、実施例1に記載たように行なった。
Figure 0004982487
アミドアミノシロキサンおよびアミノアルキルシロキサンの良好な性能をみることができる。また、市販剤に対して、やや劣ったCRAの差異は、以下の実験においても常に存在し、常に5度のオーダーである。個々のテスト系列で確定した差異を、独立して示す。
2.2.2.a
基本処方との比較において、さらなる製剤のより良好な性能の結果を受けて、異なったシロキサンの間で相乗効果が存在することを結論付けることができる。最適混合物の決定のための試験を以下に記載する。
この試験のため、各活性物質を、3%エタノール溶液中に0.5%活性物質の濃度(活性物質の総濃度1%)で溶解させた。処理は、実施例1に記載たように行なった。市販剤のCRAおよび水/エタノール(3%)のCRAは、参照として働いた;CRA差異:4度。
Figure 0004982487
2.2.2.b
この試験のため、活性物質を、3%エタノール中に0.4%および0.6%活性物質の濃度(活性物質の総濃度1%)で溶解させた。処理は、実施例1に記載たように行った。市販剤のCRAおよび水/エタノール(3%)のCRAは、参照として働いた;CRA差異:6度。
Figure 0004982487
2.2.2.c
この試験のため、活性物質を、3%エタノール中に0.3%および0.7%活性物質の濃度(活性物質の総濃度1%)で溶解させた。処理は、実施例1に記載たように行なった。市販剤のCRAおよび水/エタノール(3%)のCRAは、参照として働いた;CRA差異:5度。
Figure 0004982487
Figure 0004982487
Figure 0004982487
最も良好な混合物(Hansa ASM 9180(0.14%)/Arristan 64(0.21%))を使用して、より多くの比較試験を、付加的な市販の生成物を用いて行った(実施例3)。
実施例3:付加的な市販の生成物との比較
試験:布処理、アイロン掛けおよび洗浄サイクルからなる処理手順を、4回繰り返した。
漂白された綿クロス1.1.10(綿)を仕上げ処理る繊維製品として用い、処理あたり4つの20×120cm試験試料へと裁断した。しわは、家庭用洗浄機中で(HOのみ用いて)布試料を洗浄し、それらを気候制御室に24時間吊すことによって作り出た。水平試験試料、市販のスプレーアダプターの10個のスプレーを用いて、可能な限り均一に吹き付けた。塗装量は、0.16g/cmに相当した
市販のスチームアイロン、Rowenta Company製のプロフェッショナル・レーザー、自家製の自動アイロン掛け装置、67cmの幅を布越しに掛けた。速度は、53.3mm/s(=3200mm/min)であった。アイロンの温度は、段階IIIにセットた。アイロンは、2940gの金属ペレットを用いて加重けた。アイロンのスライド面は、長さ23.5cmであり、12cmの最大幅を有し、該電化製品は、測定の開始と終了の時点では、まだ布上に置、測定データの評価のため布上に長さ約20cmおよび幅12cmのエリアを残し、計400〜1000の測定箇所(測定値300〜700)、平均値を計算するために用いた
3.3アイロン掛け試験の手順と評価:
アイロン掛けの力について、アイロンの表面への湿気の影響を最小限にするため、試験は、2つの測定系列に細分化した。各製剤に対し、5つの布片、それぞれ4回2940gの加重でアイロンけた。最初のアイロンの通過はいずれも、以下の評価には含かった。各測定前に、アイロンは、表示光が消えるまで加熱た。測定実行中は、プラグは、電気コードの抵抗を避けるために抜た。各新規製剤の前に、アイロンは、クエン酸溶液(3%)、エタノールおよび蒸留水で清掃た。各製剤の布片を、アイロン掛けのオーバーレイを暖めるため、およびアイロン上の残渣をできるだけ除去するために、予備のアイロン掛けとして用いた。
アイロン掛けの間、しわの消失が、それぞれアイロンの通過後に、視覚的に観測された。
Figure 0004982487
3.5 AATCC 124によるしわ防止試験
しわの寄った試験試料は、視覚的に評価され、AATCC 124に従って参照基準に対して採点(1〜5)された。採点1の参照基準は、もっともしわを含有する。5は完全にしわがない。評価は8人の採点者によって行なった。平均値は、8つの異なった試験値から計算された。生成物あたり計8×3で評価測定が行われるように、3つの試験試料が各生成物で処理された。
3.6 結果
Figure 0004982487
Figure 0004982487
Figure 0004982487
実施例4:吹き付けおよび平滑化
4.0 実験:
単一の処理手順は、次の部分的な段階からなる:
洗浄、乾燥、しわ防止試験(AATCC 124)、吹き付けおよび平滑化、乾燥およびしわ防止試験(AATCC 124)。
4.1 試験試料の調製
漂白された綿クロス1.1.10を試験試料として用いた。粉末洗浄剤を用いて前洗いされた繊維は、AATCC 124に従って38×38cmのサイズに裁断された。3つの試験試料が、各生成物用に作られた。
4.2 洗浄サイクル:
しわを作り出すために、布試料を、家庭用洗浄機で以下のように洗浄した。
Figure 0004982487
4.3 乾燥サイクル
湿った洗浄試料を、洗浄スタンドに吊し、気候制御室で24時間乾燥させた。
4.4 AATCC 124によるしわ防止試験
また、しわの初期角度を決定するため、ひいては結果の定量的な評価のため、しわ試験試料は、AATCC124に従って吹き付け処理する前に評価された。評価は、生成物あたり7×3の記録からなるように、7人の異なった評価者が評価に加わった。
4.5 吹き付け処理:
水平試験試料、25cmの距離から、旧Perlaスプレーボトルの市販のスプレーアダプターの5つのスプレーを用いて、可能な限り均一に吹き付けた。塗装量は、0.08g/cmに相当した
4.6.平滑化
吹き付け処理直後に、処理された試験試料は、それぞれ水平方向および垂直方向に2回、手によってまっすぐに伸ばされ、平滑化された(図参照)。
Figure 0004982487
4.7 乾燥:
処理された試験試料を洗浄スタンドに吊し、気候制御室で30分間乾燥させた。
4.8 AATCC 124によるしわ防止試験:
処理された試験試料は、視覚的に評価され、AATCC 124に従って参照基準に対して採点(1〜5)された。
1点の参照基準は、もっとも多くしわを含有する。5は、完全にしわがない。また、1未満の点数および小数第一位までの点数が示される。
評価は、7人の評価者によって行なった。平均値は、7つの異なった試験値から計算された。生成物あたり計7×3の評価測定が行われるように、3つの試験試料が各生成物で処理された。
4.9 結果
Figure 0004982487
実施例5:市販のリンス柔軟剤を用いた比較試験
市販の、エステルクオート含有リンス柔軟剤を参照として用いた。製剤を、17リットルのリンス柔軟剤溶液中で用い、その後、布のしわ防止挙動を、しわ角度回復試験器を用いて試験した。
Figure 0004982487

Claims (9)

  1. 少なくとも一つのアミノアルキルシロキサン、およびヒドロキシカルボン酸および/またはいずれの場合にも少なくとも二つのヒドロキシル基を有するモノ−および/またはジサッカリドにより変性された、少なくとも一つの高級アルキル変性アミドアミノシロキサンを含んでなる組成物であって、該高級アルキル変性アミドアミノシロキサンと該アミノアルキルシロキサンの重量比は、1:1〜1:2である、組成物
  2. アミノアルキルシロキサン、および高級アルキル変性アミドアミノシロキサンが、一般式(I):
    Figure 0004982487
    [式中、高級アルキル変性アミドアミノシロキサンに対して、
    は、同一のまたは異なった、一価の、任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C18炭化水素基、水素原子、C〜C12アルコキシまたはヒドロキシ基、またはアルキルグリコール基を表し、
    は、Rおよび/または基Xおよび/またはYのいずれかを表し、
    Xは、一般式(II):
    Figure 0004982487
    および/または一般式(III):
    Figure 0004982487
    (式中、Rは、二価のC〜C18炭化水素基を表し、
    は、水素原子または任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C10アルキル基を表し、
    Zは、ヒドロキシカルボン酸、およびそれぞれ少なくとも二つのヒドロキシル基を含有する酸化モノ−およびジサッカリドから誘導され、
    は、水素原子および/またはZを表す。)
    の基を表し、
    Yは、一般式(IV):
    Figure 0004982487
    および/または一般式(V):
    Figure 0004982487
    (式中、RおよびRは、上述の意味を有す。)
    の基を表し、
    kとmの比が、10:1〜0.1:1の範囲である条件で、
    kは、0.5〜50の平均値を有し、
    lは、10〜1500の平均値を有し、
    mは、0〜50の平均値を有し、
    pは、2、3または4の値を表し、
    および式(I)のアミノアルキルシロキサンに対して式中、
    は、同一のまたは異なる、一価の、任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C18炭化水素基、水素原子、C〜C12アルコキシまたはヒドロキシ基、またはアルキルグリコール基を表し、
    は、Rおよび/またはYを表し、
    Yは、一般式(IV):
    Figure 0004982487
    および/または一般式(V):
    Figure 0004982487
    (式中、Rは、二価のC〜C18炭化水素基を表し、
    は、水素原子または任意にフッ素、塩素または臭素置換されたC〜C10アルキル基を表す。)
    の基を表し、
    kは、値0を有し、
    lは、10〜1500の平均値を有し、
    mは、1〜100の平均値を有し、
    pは、2、3または4の値を表す。]
    の物質から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. Zが、一般式(VII):
    Figure 0004982487
    一般式(VIII):
    Figure 0004982487
    一般式(IX):
    Figure 0004982487
    (式中、sは2以上10以下である。)
    のウロン酸、アルダル酸およびアルドン酸から誘導される、請求項2に記載の組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物を含んでなる、布処理剤。
  5. 前記組成物が、上質仕上げ剤、アイロン掛け補助剤またはリンス柔軟剤に関する、請求項4に記載の布処理剤。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物または請求項4または5に記載の布処理剤を含んでなる、容器。
  7. スプレーディスペンサーを含んでなる、請求項6に記載の容器。
  8. 繊維製品を処理するための、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物の使用。
  9. 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物、または請求項4または5に記載の布処理剤の、折り目および/または折り目形成を除去および/または低減するための、および/または布の折り目形成を抑制するための、使用。
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