JP4982040B2 - 靴 - Google Patents

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この発明は靴に関し、特に、柔らかい乳幼児の足の発育をサポートする靴に関する。
従来の、靴底を強化した靴がたとえば下記特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された靴においては、靴底の部材として合成樹脂またはゴム製の硬質プレートを用いることにより、靴底の弾性、耐曲げ疲労性等の機能を向上させている。
特開平7−163404号公報(段落番号0005)
従来の、靴底を強化した靴は上記のように構成されていた。スポーツ用の靴としての考慮はされていたが、乳幼児の骨の発育という観点でとらえていなかった。
本発明は、乳幼児特有の足の構造を考慮して、柔らかい乳幼児の足を傷めることなく、乳幼児の足の骨の発育を考慮した靴を提供することを目的とする。
この発明にかかる靴は、靴底の、乳幼児の中足骨アーチから足根部の横アーチに対応する部分に所定の硬さのスタビライザを有する。
乳幼児の中足骨アーチから足根部の横アーチとに対応する部分に所定の硬さのスタビライザを設けたため、子供の足の発育に合わせて中足骨部分で靴が屈曲する。その結果、自然な歩行を妨げず、裸足のような歩行を促し、乳幼児の足の発育を考慮した靴を提供することができる。
好ましくは、スタビライザは、サーモプラスティックラバーで形成されている。
さらに好ましくは、スタビライザは、靴底より硬い材質で構成される。
さらに好ましくは、スタビライザは、所定の幅を有する帯状であり、踵からつま先方向に延び、その後、靴の内側へ湾曲した曲線部を有する。
さらに好ましくは、スタビライザの形状は、その中心に対して点対称である。
さらに好ましくは、スタビライザよりもつま先側に位置する靴底の領域には、湾曲した曲線部に沿って、複数の溝が設けられている。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態にかかる、乳幼児用靴の斜視図である。図1を参照して、乳幼児用靴10は、幼児の足の下に位置する靴底部11と、乳幼児の足の甲を覆う甲皮部12と、甲皮部12に連続し、乳幼児の足の甲の上部を覆う舌片部13と、甲皮部12に連続して、乳幼児の足の両側面を覆う側皮部14とを備える。
乳幼児用靴10は、側皮部14の上の一方端部から舌片部13に形成された空間を通って他方側の側皮部に延びる接続バンド17を備える。接続バンド17は側皮部14の上の一方端部に固定され、他方端部は、平面ファスナー18によって他方側の側皮部14に固定される。従って、他方側の側皮部の面ファスナー18を開くことによって、乳幼児の足を容易に靴10の内部へ挿入することができる。
なお、図1に示すように、乳幼児用靴10の甲皮部12、側皮部14ともにナイロン製のメッシュ状の布で構成されている。
図2(A)は、図1に示した乳幼児用靴10の靴底部11を示す図であり、図2(B)は、図2(A)のb−bで示す部分の断面図である。図2を参照して、靴底部11の乳幼児の足の指が載置される位置、土踏まずの位置、土踏まずの下部および土踏まずの反対側の位置にメッシュで構成された通気部が設けられる。ここで、足の指のうち、親指以外の指が載置される位置21a〜21cおよび土踏まず24a〜24cの部分には比較的大きなワイヤメッシュが設けられ、足の親指の位置22や靴の先端部23、土踏まずの下部25および土踏まずの反対側の位置26には複数の小さなワイヤメッシュ21〜26が設けられる。また、足の指の載置される位置の少し下方に貫通穴27が設けられている。なお、メッシュのサイズは、小石や小さな異物が侵入しないような寸法に選ばれている。
また、図2を参照して、ワイヤメッシュ21〜26は、靴底11において、外部に直接接触しないよう、周りを凸部で囲まれた凹部に設けられている(図2において、メッシュを囲う線は凹部を表している)。
なお、メッシュはワイヤメッシュに限らず、所定の強度さえあれば、強化プラスティックのようなもので構成されてもよい。
靴の底部11の中央部の土踏まずの位置に隣接した位置にスタビライザ50が設けられている。靴底11は硬度45のTPR(サーモプラスティックラバー)で構成されている。一方、スタビライザ50は靴底11を構成している部材と同じである、TPRで構成されているが、その硬度は靴底11よりも高い硬度60である。
ここでスタビライザ50の寸法は、靴のサイズが16cmであれば、約49.5mmであり、この場合、スタビライザ50の靴の踵側端部から靴の踵側の端部までの寸法は、約47mmであり、その幅は約11.5mmである。また、スタビライザ50の靴底への突出寸法は約6mmである。
また、このスタビライザ50を構成しているTPRの主成分としては、たとえば、SBS(スチレン)が80%、PS(ポリスチレン)が8%、炭酸カルシウムが5%、パラフィンオイルが5%、ステアリン酸が2%のものが使用できるが、これに限るものではない。
次にスタビライザ50の設けられる位置について説明する。図3は、足の骨解剖図である。足の骨は、大きく分けて3つの領域、すなわち指節骨(足趾骨)の領域Bと、中足骨の領域Cと、足根骨の領域Dとからなる。足前方の中足骨アーチ30は、いわゆる足の甲のアーチであり、真のアーチではなく、負荷をかけることにより変化する。大人の場合、歩行時に、自重により中足骨アーチ30はつぶれる。足根部の横アーチ31は、大人の場合、自重によるアーチの変化はない。
乳幼児の足はふにゃふにゃで脂肪が多いため、地面に接地し自重をかけた状態と、足を浮かせた状態とで足の形が変わる。自重をかけた状態では、足の幅が大きくなり、甲の高さが低くなる。一方、足を浮かせた状態では、足の幅が小さくなり、甲の高さが高くなる。
乳幼児は、立っているときには、指先を曲げて地面を掴む。この動作を促すことが土踏まずの形成につながる。この指の動作をスムーズに行なうために、中足骨アーチ30をしっかりとホールドする必要がある。中足骨アーチ30は指の動きを制約しない個所であるので、しっかりと固定しても指の運動に支障を来たさない。
そこで、この実施の形態においては、この中足骨アーチ30をしっかり固定するために中足骨アーチ30から足根部の横アーチ31の間にスタビライザ50を設ける。
このように、靴底の中足骨アーチ30から足根部の横アーチ31の間にスタビライザ50を設けることにより、踵をホールドし、歩行中のねじれも防止できる。
このスタビライザ50の位置は、赤ちゃん医学、育児工学をもとに計算された設計に基づいている。したがって、この位置にスタビライザ50を設けることにより、子供の足の発育に合わせて中足骨部分で靴が屈曲するため、自然な歩行を妨げず、裸足のような歩行を促し、乳幼児の足の発育を考慮した靴を提供することができる。
なお、図2においては、スタビライザ50を靴底11中央部のみに設けたが、これに限らず、幅をもっと大きくしてもよい。
次に、スタビライザの具体的な形状について説明する。図4は、土踏まずが形成された大人の足の裏を示している。図中、矢印で示すのは、歩行時の体重移動の軌跡である。大人の歩行時の重心移動に注目すると、最初に踵で接地し、重心が足の外側に移動して、第5中足骨骨頭部より第1中足骨骨頭部に移行し、母趾(第1指)の先端より抜けていく。
したがって、スタビライザ50の形状も、この重心移動が生じるように歩行時の体重移動に沿った形状が好ましい。そうすれば、足幅方向へも重心移動が生じ、安定感が得られ、歩行が上達して乳幼児の足に、理想的な土踏まずが形成される。
図5は、スタビライザ50の具体的な形状を示す図である。(A)は、図2に示したスタビライザ50aを示し、(B)は、その変形例を示す。図5(A)を参照して、スタビライザ50aの形状は、所定の幅を有する帯状であり、図中矢印で示すように、踵からつま先方向に延び、その後、靴の内側へ湾曲した曲線部を有する。また、図5(A)に示すように、スタビライザ50aの形状は、その中心に対して点対称である。
図5(B)を参照して、変形例にかかるスタビライザ50bの形状は、つま先側は、スタビライザ50aと同様であるが、踵側は、長方形に近い形状を有している。スタビライザを図5に示す形状にすることにより、上記したように土踏まずの形成が助長される。
また、図2を参照して、スタビライザ50よりもつま先側に位置する靴底の領域には、上記の湾曲した曲線部に沿って、複数の溝が設けられている。
なお、上記実施の形態では、幼児の靴の左足用についてのみ説明したが、右足用も同様である。
図面を参照してこの発明の一実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態に限定されるものではない。本発明と同一の範囲内において、または均等の範囲内において、図示した実施形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
この発明にかかる、靴は、靴底の、乳幼児の中足骨が載置されるの部分に所定の硬さのスタビライザを設けたため、柔らかい乳幼児の足を傷めることなく、乳幼児の足の骨の発育を考慮した靴として有利に利用される。
この発明の一実施の形態にかかる靴を示す斜視図である。 靴底を外部から見た図である。 足の骨の解剖図である。 土踏まずが形成された大人の足の裏における、歩行時の体重移動の軌跡を示す図である。 スタビライザ50の具体的な形状を示す図である。
符号の説明
10 幼児用靴、11靴底、12 甲皮部、13 舌片部、14 側皮部、15 メッシュ層、17 接続バンド、30 中足骨アーチ、31 横アーチ、50スタビライザ。

Claims (7)

  1. 靴底の、乳幼児の中足骨アーチから足根部の横アーチに対応する部分に所定の硬さのスタビライザを設け、
    前記スタビライザは、靴幅全体よりも狭い所定の幅を有する帯状であり、踵からつま先方向に延び、その後、靴の内側へ湾曲した曲線部を有する、靴。
  2. 前記スタビライザは、サーモプラスティックラバーで形成されている、請求項1に記載の靴。
  3. 前記スタビライザは、前記靴底より硬い材質で構成される、請求項1または2に記載の靴。
  4. 前記スタビライザの形状は、その中心に対して点対称である、請求項に記載の靴。
  5. 前記スタビライザよりもつま先側に位置する靴底の領域には、前記湾曲した曲線部に沿って、複数の溝が設けられている、請求項1からのいずれかに記載の靴。
  6. 前記スタビライザを挟んで、当該靴の内側および外側には通気部が設けられる、請求項1からのいずれかに記載の靴。
  7. 前記スタビライザの踵側の形状は、長方形に近い形状である、請求項に記載の靴。
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