JP4980875B2 - 車両用移動可能範囲検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の時間間隔で自車周辺の水平方向の所定角度範囲を走査するように電磁波を送信し、電磁波が物体に反射された反射波を受信する送受信手段と、前記送受信手段による反射波の受信結果に基づいて電磁波が前記物体上で反射する反射点を検出する反射点検出手段と、前記反射点の配列に基づいて自車の車幅方向における移動可能範囲を算出する移動可能範囲算出手段とを備えた車両用移動可能範囲検出装置に関する。
自車が駐車スペースを通り過ぎる際にレーザーレーダーやフォトセンサからなる距離センサにより自車から周囲物体までの相対距離を検出するとともに、自車の位置をステアリング角センサおよび車速センサを用いて検出し、予め記憶した自車の外形寸法や最小旋回半径に関する情報と前記各センサによる検出結果とを比較することで、駐車可能なスペースが有るか否か、あるいは最小旋回半径で移動した場合に駐車スペースに駐車可能であるか否かを判断し、それを音声で運転者に報知するものが、下記特許文献1により公知である。
また上記特許文献1と同様に、自車が駐車スペースを通り過ぎる際に、障害物の状態を検出することで駐車スペースの有無を判定するものが、下記特許文献2、3により公知である。
特開平9−180100号公報 特開2002−154396号公報 特開2002−243857号公報
ところで、道路に対して直角な駐車スペースに自車を後進させながら駐車する場合、駐車スペースの幅が充分であっても、その駐車スペースが面する道路の幅が狭い場合には駐車が不可能な場合があり、また複数回の切り返しを行うことで駐車が可能になる場合もある。このように、駐車スペースへの駐車の可否は、駐車スペースの幅だけでなく、駐車スペースが面する道路の幅によっても制限されてしまう。
しかしながら上記従来のものは、駐車スペースの幅の大小に基づいて駐車の可否を判断するものであり、道路の幅を考慮していないため、駐車スペースの幅が充分であっても道路の幅が狭いために実際には駐車が不可能となる場合や、切り返しを行うことで駐車が可能となる場合を判断することができないという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、駐車スペースに駐車するための自車の移動可能範囲の有無を的確に判断することが可能な車両用移動可能範囲検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、所定の時間間隔で自車周辺の水平方向の所定角度範囲を走査するように電磁波を送信し、電磁波が物体に反射された反射波を受信する送受信手段と、前記送受信手段による反射波の受信結果に基づいて電磁波が前記物体上で反射する反射点を検出する反射点検出手段と、前記反射点の配列に基づいて自車の車幅方向における移動可能範囲を算出する移動可能範囲算出手段とを備えた車両用移動可能範囲検出装置において、自車の車幅方向における第1の範囲と、自車の車長方向における第2の範囲とから構成される所定の処理領域を設定する処理領域設定手段と、前記処理領域内に存在する各反射点との自車の車幅方向における距離の総和が最小となる直線を車幅方向境界線として算出するとともに、自車の車長方向における距離の総和が最小となる直線を車長方向境界線として算出する境界線算出手段とを備え、前記移動可能範囲算出手段は、前記処理領域を自車の車体軸を中心として左右に設定するとともに、左右の車幅方向境界線の車幅方向における距離のうちで最小距離を移動可能範囲として算出することを特徴とする車両用移動可能範囲検出装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記処理領域内に前記反射点組が存在する場合に、前記反射点組のうち自車に対しての車長方向における距離が近い反射点を第1反射点として記憶するとともに、遠い反射点を第2反射点として記憶する反射点記憶手段を備え、前記境界線算出手段は、左右一方の処理領域で記憶された前記第1反射点よりも車長方向において遠方となる他方の処理領域内で車幅方向境界線を算出することを特徴とする車両用移動可能範囲検出装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記境界線算出手段は、前記左右の処理領域内で前記車幅方向境界線よりも自車の車体軸側に反射点が存在する場合に、前記反射点を通るように前記車幅方向境界線を補正することを特徴とする車両用移動可能範囲検出装置が提案される。
尚、実施の形態のレーダー装置11は本発明の送受信手段に対応する。
請求項1の構成によれば、送受信手段で所定の時間間隔で自車周辺の水平方向の所定角度範囲を走査するように電磁波を送信し、その電磁波が物体に反射された反射波が受信されると、反射点検出手段が反射波の受信結果に基づいて電磁波が物体上で反射する反射点を検出し、移動可能範囲算出手段が反射点の配列に基づいて駐車のための自車の車幅方向における移動可能範囲を算出する。このとき、処理領域設定手段が自車の車幅方向における第1の範囲と、自車の車長方向における第2の範囲とから構成される所定の処理領域を設定し、境界線算出手段が処理領域内に存在する各反射点との自車の車幅方向における距離の総和が最小となる直線を車幅方向境界線として算出し、かつ自車の車長方向における距離の総和が最小となる直線を車長方向境界線として算出すると、移動可能範囲算出手段が処理領域を自車の車体軸を中心として左右に設定し、左右の車幅方向境界線の車幅方向における距離のうちで最小距離を移動可能範囲として算出するので、その移動可能範囲を精度良く算出することが可能となり、移動可能範囲が不足しているのに駐車可能であると誤判定されるのを防止することができる。
また請求項2の構成によれば、処理領域内に反射点組が存在する場合に、反射点記憶手段が反射点組のうち車長方向における距離が近い反射点を第1反射点として記憶するとともに、遠い反射点を第2反射点として記憶すると、境界線算出手段が左右一方の処理領域で記憶された第1反射点よりも車長方向において遠方となる他方の処理領域内で車幅方向境界線を算出するので、他方の処理領域内の車幅方向境界線を算出するための演算負荷を軽減して処理の高速化を図りながら、車幅方向境界線の真に必要な部分を確実に算出することができる。
また請求項3の構成によれば、左右の処理領域内で車幅方向境界線よりも自車の車体軸側に反射点が存在する場合に、境界線算出手段が前記反射点を通るように車幅方向境界線を補正するので、車幅方向境界線の内側にポールのような孤立した障害物が存在する場合でも、その障害物を考慮して移動可能範囲をより的確に算出することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図13は本発明の実施の形態を示すものであり、図1は自車、他車、道路、壁および駐車スペースの位置関係を示す図、図2は電子制御ユニットの回路を示すブロック図、図3はメインルーチンのフローチャート、図4はメインルーチンのステップS2のサブルーチンのフローチャート、図5はメインルーチンのステップS6のサブルーチンのフローチャート、図6はメインルーチンのステップS5のサブルーチンのフローチャート、図7は処理領域内の反射点の分布を示す説明図、図8は駐車スペースの反対側の処理領域を狭める場合の説明図、図9は車幅方向境界線の設定方法の説明図、図10は駐車スペースの奥側の車長方向境界線の設定方法の説明図、図11は駐車可否の判定を行うためのマップを示す図、図12は表示装置に表示された駐車可の画面を示す図、図13は表示装置に表示された駐車不可の画面を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態の車両用駐車可否判定装置は、自車の前端に設けられたレーダー装置11で、自車の車体軸を中心として水平面内で左右各80°、合計160°の領域に存在する他車や壁のような障害物を検知することで、自車が駐車可能な駐車スペースが存在するか否かを判定するものである。この例では、自車が停止している道路の左側は壁であり、右側には複数台の他車が並列駐車しており、それら複数台の他車の間に駐車スペースSpが存在している。
自車にはレーダー装置11の位置を原点とするx−y直交座標系が固定されており、そのy軸は車体軸に一致し、そのx軸はy軸に直交するものとする。レーダー装置11は、電磁波で水平方向の160°の角度範囲を走査するもので、その分解能は0.5°である。従って、160°の角度範囲において電磁波が321の方向に送信され、それが物体に反射された反射波が受信されることで、電磁波の反射点のx−y座標が検出される。例えば、図1において、160°の角度範囲の右端(0°方向)から反時計まわりに40°方向に存在する物体は、81番目の電磁波で走査される。また物体の検知可能距離には限界があり、例えば、レーダー装置11から15m以上遠方の物体は、反射波の強度が弱まることで検知されなくなる。
図2に示すように、車両用駐車可否判定装置の電子制御ユニットUには、前記レーダー装置11に加えて、表示装置12および音声案内装置13が接続される。電子制御ユニットUは、反射点検出手段M1と、反射点記憶手段M2と、処理領域設定手段M3と、境界線算出手段M4と、交点算出手段M5と、駐車スペース有無判定手段M6と、駐車スペース幅算出手段M7と、移動可能範囲算出手段M8と、駐車可否判定手段M9とを備えており、反射点検出手段M1にはレーダー装置11が接続され、駐車可否判定手段M9には表示装置12および音声案内装置13が接続される。
次に、図3のメインルーチンのフローチャートに基づいて車両用駐車可否判定装置の作用の概略を説明する。
先ずステップS1でレーダー装置11の検知結果に基づいて反射点検出手段M1(図2参照)が障害物の反射点データを取得する。本実施の形態では、障害物は並列駐車した他車および壁であり、反射点データは、並列駐車した他車および壁に0.5°間隔で送信された電磁波が反射した反射点のx−y座標で与えられる。
続くステップS2で道路に停止した自車の右側に存在する障害物から、駐車可否を判定するのに充分な量の反射点データが得られているか否かを判定するとともに、駐車スペース有無判定手段M6(図2参照)により自車が駐車可能な駐車スペースSpが存在するか否かを判定する。駐車スペース有無判定手段M6により自車の右側に駐車スペースSpが存在すると判定された場合でも、道路の幅Wxが狭い場合には前記駐車スペースSpに駐車できないこともあるため、駐車スペースSpが存在しても駐車可能であるとは限らない。
続くステップS3で道路に停止した自車の左側に存在する障害物から、駐車可否を判定するのに充分な量の反射点データが得られているか否かを判定するとともに、駐車スペース有無判定手段M6により自車が駐車可能なスペースが存在するか否かを判定する。ステップS3の内容はステップS2の内容と実質的に同じであり、自車の車体軸の右側の反射点データに基づく処理(ステップS2)と、自車の車体軸の左側の反射点データに基づく処理(ステップS3)との違いだけである。
続くステップS4で左側の自車移動可能範囲、つまり道路の幅Wxの左側の境界線(これを左側の車幅方向境界線Lyと定義する)の位置を、境界線算出手段M4(図2参照)によって算出し、ステップS5で右側の駐車スペースSpが道路に接する二つの角のうち、自車から遠い方の角(これを交点P3と定義する)の座標を交点算出手段M5(図2参照)により算出することで、駐車スペースSpの幅Wyを算出する。
続くステップS6で右側の自車移動可能範囲、つまり道路の幅Wyの右側の境界線(これを右側の車幅方向境界線Lyと定義する)の位置を、境界線算出手段M4(図2参照)によって算出し、ステップS7で左側の駐車スペースSpが道路に接する二つの角のうち、自車から遠い方の角(これを交点P3と定義する)の座標を、交点算出手段M5(図2参照)により算出することで、駐車スペースSpの幅Wyを算出する。
ステップS6の内容はステップS4の内容と実質的に同じであり、自車の車体軸の左側の反射点データに基づく処理(ステップS4)と、自車の車体軸の右側の反射点データに基づく処理(ステップS6)との違いだけである。またステップS7の内容はステップS5の内容と実質的に同じであり、自車の車体軸の右側の反射点データに基づく処理(ステップS5)と、自車の車体軸の左側の反射点データに基づく処理(ステップS7)との違いだけである。
図4は前記ステップS2(右側障害物および右側駐車スペース有無検出)のサブルーチンを示すもので、先ずステップS21で各フラグおよびパラメータを初期化し、ステップS22で自車の車体軸の右側の処理領域の中で、隣り合う二つの反射点間のy軸方向の距離disy rを算出する。
即ち、図1に示すように、自車の右側に他車が駐車スペースSpを挟んで並列駐車している場合を考える。データの処理量を抑えるために、図7において、処理領域設定手段M3(図2参照)が駐車スペースSpが存在する可能性が高い位置に長方形の処理領域Rを設定する。実施の形態では、処理領域Rはx座標が1mから5mの範囲で、y座標が0mから10mの範囲とされる。処理領域R内の複数の+印は、障害物(並列駐車した2台の他車)からの電磁波の反射点を示しており、隣合う二つの反射点間のy軸方向の距離disy rが全て算出される。
続くステップS23で距離disy rが、2.5m<disy r<3.5mを満たす反射点組が存在すれば、駐車スペース有無判定手段M6(図2参照)が並列駐車した2台の他車間に幅2.5mから幅3.5mまでの並列駐車が可能な駐車スペースSpが存在すると判定し、ステップS24で右側並列駐車フラグをONする。またステップS25で距離disy rが、6.5<disy rを満たす反射点組が存在すれば、駐車スペース有無判定手段M6が並列駐車した2台の他車間に幅6.5mを超える縦列駐車が可能な駐車スペースSpが存在すると判定し、ステップS26で右側縦列駐車フラグをONする。
そしてステップS27で右側駐車スペース検知フラグをONし、ステップS28で、前記ステップS23,S25の条件を満たす二つの反射点のうち、第1反射点P1の座標を記憶する。図7に示すように、第1反射点P1は自車に近い側の他車の右前の角部に対応する。続くステップS29で、前記ステップS23,S25の条件を満たす二つの反射点のうち、第2反射点P2の座標を記憶する。図7に示すように、第2反射点P2は自車から遠い側の他車の左側面上の点に対応する。
続くステップS30で右側の処理領域R内に前記ステップS4,S6の処理を行うために充分な数の反射点が存在するか否かを判定し、充分な数の反射点が存在すればステップS31で右側障害物検知フラグをONし、存在しなければステップS32で右側障害物検知フラグをOFFする。
以上、前記ステップS2(右側障害物および右側駐車スペース有無検出)のサブルーチンを説明したが、前記ステップS3(左側障害物および左側駐車スペース有無検出)のサブルーチンは、左右が入れ代わるだけで前記ステップS2と実質的に同一であるため、その重複する説明を省略する。
図5は前記ステップS6(移動可能範囲の右側の車幅方向境界線算出)のサブルーチンを示すもので、先ずステップS41で前記右側障害物検知フラグがONしていなければ、ステップS42で移動可能範囲右側境界検知フラグをOFFする。前記ステップS41で前記右側障害物検知フラグがONしているとき、ステップS43で左側駐車スペース検知フラグがONしていれば、つまり自車の車体軸の左側に駐車スペースSpが有れば、ステップS44で車幅方向境界線検出の範囲を、第1反射点P1のy座標<y<10mの範囲に設定する。
即ち、図8において、右側の判定領域Rの自車に近い側のx軸に平行なラインを、左側の駐車スペースSpの第1点P1のy座標の位置まで遠ざかる方向に移動させ、判定領域Rを狭める方向に補正する。その理由は以下の通りである。右側の車幅方向境界線Lyは、道路の幅Wyが駐車を行うのに充分であるか否かを判定するためのものであるが、左側の駐車スペースSpが確定しているとき、その第1反射点P1のy座標よりも手前側の道路の幅Wyが狭くなっていても駐車の可否には影響がないため、判定領域Rを狭くして演算負荷を軽減するとともに、真に必要な領域からより正確に判定するためである。
一方、前記ステップS43で左側駐車スペース検知フラグがONしていなければ、つまり自車の車体軸の左側に駐車スペースSpが無ければ、ステップS45で車幅方向境界線検出の範囲を通常の判定領域R(図7参照)のままとする。
続くステップS46で、図9に示すように、右側の判定領域R内に傾き80°〜100°でx切片が1.0m〜5.0mの多数の直線(破線参照)を、右側の車幅方向境界線Lyの候補として算出する。前記直線の傾きは例えば1°間隔で変化させ、前記直線のx切片は例えば0.1m間隔で変化させる。続くステップS47でそれぞれの車幅方向境界線Lyの候補と各反射点との距離Δxを算出した後、ステップS48で前記距離Δxの総和ΣΔxを算出し、その総和ΣΔxが最小となる1本の直線を右側の車幅方向境界線Lyとして決定する。
続くステップS49で、図9に示すように、前記車幅方向境界線Lyよりも内側(自車の車体軸に近い側)に反射点が存在すれば、それらのうちの最も内側の反射点P4の位置まで前記車幅方向境界線Lyをx軸方向に平行移動し、それを最終的な車幅方向境界線Lyとして決定する。その理由は、車幅方向境界線Lyの内側に反射点(障害物)が存在すると、その障害物が邪魔になって駐車スペースSpに駐車するのが不能になる可能性があるからである。
続くステップS50で車幅方向境界線Ly上の反射点の数が規定値以上であれば、ステップS51で移動可能範囲右側境界検知フラグをONし、規定値以上でなければステップS52で移動可能範囲右側境界検知フラグをOFFする。
以上、前記ステップS6(移動可能範囲の右側の車幅方向境界線算出)のサブルーチンを説明したが、前記ステップS4(移動可能範囲の左側の車幅方向境界線算出)のサブルーチンは、左右が入れ代わるだけで前記ステップS6と実質的に同一であるため、その重複する説明を省略する。
図6は前記ステップS5(右側駐車スペース座標算出)のサブルーチンを示すもので、先ずステップS61で前記右側駐車スペース検知フラグがONしていなければ、ステップS62で右側駐車位置FIXフラグをOFFする。前記ステップS61で前記右側駐車スペース検知フラグがONしているとき、図10に示すように、ステップS63で傾き−10°〜10°で第2反射点P2からy軸方向に±0,5mの範囲を通る多数の直線(破線参照)を、右側の車長方向境界線Lxの候補として算出する。前記直線の傾きは例えば1°間隔で変化させ、前記直線のy軸方向の位置は例えば0.1m間隔で変化させる。続くステップS64でそれぞれの車長方向境界線Lxの候補と各反射点との距離Δyを算出した後、ステップS65で前記距離Δyの総和ΣΔyを算出し、その総和ΣΔyが最小となる1本の直線を駐車スペースSpの奥側の車長方向境界線Lxとして決定する。
続くステップS66で前記車長方向境界線Lx上の反射点の数が規定値以上であれば、ステップS67で右側駐車位置FIXフラグをONし、規定値以上でなければステップS68で右側駐車位置FIXフラグをOFFする。
続くステップS69で交点算出手段M5(図2参照)が右側の車幅方向境界線Lyと車長方向境界線Lxとの交点P3を、右側駐車位置座標として算出する。
以上、前記ステップS5(右側駐車スペース座標算出)のサブルーチンを説明したが、前記ステップS7(左側駐車スペース座標算出)のサブルーチンをは、左右が入れ代わるだけで前記ステップS5と実質的に同一であるため、その重複する説明を省略する。
図3のフローチャートに戻り、ステップS8で自車の右側あるいは左側に駐車スペースSpが有るか否かを判定する。前記ステップS2,S3ではdisy rが、2.5m<disy r<3.5mが成立するか、6.5m<disy rが成立する場合に駐車スペースSpが有ると判定しているが、それに加えて前記交点P3と前記第2反射点P2のx軸方向の距離が所定値以上であることを必要条件としも良い。その理由は、交点P3と第2反射点P2との距離が短いと、自車を駐車スペースSpに駐車した際に、自車の車体前部が駐車スペースSpから道路上にはみ出す可能性があるからである。
続くステップS9でその駐車スペースSpに駐車可能であるか否かを、駐車可否判定手段M9により図11のマップを用いて判定する。このマップは駐車スペース幅判定手段M7(図2参照)で判定した駐車スペースSpの幅Wyと、移動可能範囲判定手段M8(図2参照)で判定した道路の幅Wx(移動可能範囲)とをパラメータとするもので、駐車スペースSpの幅Wyは第1反射点P1と交点P3との距離として算出され、道路の幅Wx(移動可能範囲)は右側の車幅方向境界線Lyおよび左側の車幅方向境界線Lyとの距離の最小値として算出される。
駐車スペースSpの幅Wyおよび道路の幅Wxが狭い領域では駐車不可となり、駐車スペースSpの幅Wyおよび道路の幅Wxが広い領域では駐車可となる。駐車可の領域でも、駐車スペースSpの幅Wyおよび道路の幅Wxが狭くなるほど必要な切り返し回数が増加し、切り返し回数は5回が上限であって、必要な切り返し回数が6回以上の場合は駐車不可となる。
そして駐車可の場合には、ステップS10で表示装置12に駐車可であることを表示し(図12参照)、併せて音声案内装置13が駐車可の判定結果を報知する。また駐車不可の場合には、ステップS11で表示装置12に駐車不可であることを表示し(図13参照)、併せて音声案内装置が駐車不可の判定結果を報知する。そして駐車可の場合にステップS12で自動駐車開始スイッチがONされると、ステップS13で前記駐車スペースSpに対する自動駐車が開始される。
以上のように、自車が駐車しようとしている場所を通過することなく、その場所の手前位置から駐車スペースSpの有無を的確に判定することができるので、駐車のための自車の無駄な動きを最小限に抑えて短時間で容易に駐車を完了させることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では駐車可の判定がなされた場合に自動駐車を行うようになっているが、マニュアル操作による駐車を行っても良い。
自車、他車、道路、壁および駐車スペースの位置関係を示す図 電子制御ユニットの回路を示すブロック図 メインルーチンのフローチャート メインルーチンのステップS2のサブルーチンのフローチャート メインルーチンのステップS6のサブルーチンのフローチャート メインルーチンのステップS5のサブルーチンのフローチャート 処理領域内の反射点の分布を示す説明図 駐車スペースの反対側の処理領域を狭める場合の説明図 車幅方向境界線の設定方法の説明図 駐車スペースの奥側の車長方向境界線の設定方法の説明図 駐車可否の判定を行うためのマップを示す図 表示装置に表示された駐車可の画面を示す図 表示装置に表示された駐車不可の画面を示す図
符号の説明
Ly 車幅方向境界線
Lx 車長方向境界線
M1 反射点検出手段
M2 反射点記憶手段
M3 処理領域設定手段
M4 境界線算出手段
M8 移動可能範囲算出手段
P1 第1反射点
P2 第2反射点
P3 交点
R 処理領域
Sp 駐車スペース
11 レーダー装置(送受信手段)

Claims (3)

  1. 所定の時間間隔で自車周辺の水平方向の所定角度範囲を走査するように電磁波を送信し、電磁波が物体に反射された反射波を受信する送受信手段(11)と、
    前記送受信手段(11)による反射波の受信結果に基づいて電磁波が前記物体上で反射する反射点を検出する反射点検出手段(M1)と、
    前記反射点の配列に基づいて自車の車幅方向における移動可能範囲(Wx)を算出する移動可能範囲算出手段(M8)とを備えた車両用移動可能範囲検出装置において、
    自車の車幅方向における第1の範囲と、自車の車長方向における第2の範囲とから構成される所定の処理領域(R)を設定する処理領域設定手段(M3)と、
    前記処理領域(R)内に存在する各反射点との自車の車幅方向における距離の総和が最小となる直線を車幅方向境界線(Ly)として算出するとともに、自車の車長方向における距離の総和が最小となる直線を車長方向境界線(Lx)として算出する境界線算出手段(M4)とを備え、
    前記移動可能範囲算出手段(M8)は、前記処理領域(R)を自車の車体軸を中心として左右に設定するとともに、左右の車幅方向境界線(Ly)の車幅方向における距離のうちで最小距離を移動可能範囲(Wx)として算出することを特徴とする車両用移動可能範囲検出装置。
  2. 前記処理領域(R)内に前記反射点組が存在する場合に、前記反射点組のうち自車に対しての車長方向における距離が近い反射点を第1反射点(P1)として記憶するとともに、遠い反射点を第2反射点(P2)として記憶する反射点記憶手段(M2)を備え、
    前記境界線算出手段(M4)は、左右一方の処理領域(R)で記憶された前記第1反射点(P1)よりも車長方向において遠方となる他方の処理領域(R)内で車幅方向境界線(Ly)を算出することを特徴とする、請求項1に記載の車両用移動可能範囲検出装置。
  3. 前記境界線算出手段(M4)は、前記左右の処理領域(R)内で前記車幅方向境界線(Ly)よりも自車の車体軸側に反射点が存在する場合に、前記反射点を通るように前記車幅方向境界線(Ly)を補正することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用移動可能範囲検出装置。
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