JP4980750B2 - 撮像レンズ - Google Patents

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本発明は、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いたデジタルカメラや、銀塩フィルムを用いたカメラなどの小型の撮像装置への搭載に好適な固定焦点の撮像レンズに関する。
近年、パーソナルコンピュータの一般家庭等への普及に伴い、撮影した風景や人物像等の画像情報をパーソナルコンピュータに入力することができるデジタルスチルカメラ(以下、単にデジタルカメラという。)が急速に普及しつつある。また携帯電話の高機能化に伴い、携帯電話に画像入力用のモジュールカメラ(携帯用モジュールカメラ)が搭載されることも多くなってきている。
これらの撮像装置では、CCDやCMOSなどの撮像素子が用いられている。このような撮像装置は、近年、撮像素子の小型化が進んでいることから、装置全体としても非常に小型化が図られてきている。また、撮像素子の高画素化も進んでおり、高解像、高性能化が図られてきている。
このような小型化した撮像装置に用いられる撮像レンズとしては、例えば以下の特許文献記載のものがある。特許文献1〜4には、3枚構成の撮像レンズがそれぞれ記載されている。
特開2002−221659号公報 特開2004−302058号公報 特開2005−173319号公報 特開2005−227755号公報
上述したように近年の撮像素子は、小型化および高画素化が進んでおり、それに伴って、特にデジタルカメラ用の撮像レンズには、高い解像性能と構成のコンパクト化が求められている。一方、携帯用モジュールカメラの撮像レンズには従来、コスト面とコンパクト性が主に要求されていたが、最近では携帯用モジュールカメラにおいても撮像素子の高画素化が進む傾向にあり、性能面に対する要求も高くなってきている。
このため、コスト、結像性能、およびコンパクト性の面で総合的に改善された多種多様なレンズの開発が望まれており、例えば、携帯用モジュールカメラにも搭載可能なコンパクト性を確保しつつ、性能面ではデジタルカメラへの搭載をも視野に入れた、ローコストで高性能な撮像レンズの開発が望まれている。
このような要求に対しては、例えば、コンパクト化およびローコスト化を図るためにレンズ枚数を3枚構成とし、高性能化を図るために非球面を積極的に用いることが考えられる。ただし、非球面の採用はコンパクト化および高性能化に寄与する一方、製造性の点で不利でありコスト高を招き易い。このため、非球面を用いる際には製造性を十分に考慮する必要がある。また、一般的に、4枚構成とすれば3枚構成に比べて性能向上には有利であるが大型化やコスト高を招きやすい。上記各特許文献記載のレンズは、3枚構成で非球面を用いた構成となっているが、結像性能とコンパクト性との両立という点で不十分なところがある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、よりコンパクトな構成でありながら高い結像性能を発現する撮像レンズを提供することにある。
本発明の撮像レンズは、近軸において物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第1レンズと、第1レンズにおける光軸上の物体側の面の頂点位置と第1レンズにおける光軸上の像側の面位置との間に配置された絞りと、第1レンズの像側に配置され、負のパワーを有し、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす第2レンズと、第2レンズの像側に配置され、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす第3レンズとを備え、かつ、以下の条件式(1)〜(4)および(7)を全て満足するように構成されたものである。但し、全体の焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第3レンズの焦点距離をf3、第1レンズの物体側の面の曲率半径をR1、第1レンズの像側の面の曲率半径をR2、第1レンズのアッベ数をν1とし、第2レンズのアッベ数をν2とした。
0.5<f1/f<2.0……(1)
0.5<(|R2|−R1)/(R1+|R2|)≦1.0……(2)
0.5<|f2/f|<3.0……(3)
1.70≦f3/f≦2.12……(4)
20<ν1−ν2≦30.8 ……(7)
本発明の撮像レンズでは、3枚という少ないレンズ枚数によって構成されることでコンパクト化が達成されると共に、画素数の大きな撮像素子を搭載したデジタルカメラにも対応可能な高い結像性能が得られる。具体的には、第1レンズが条件式(1)を満足するようなパワーを有しているので大型化が抑制されると共に球面収差の増大が抑制される。また、第1レンズの物体側の面が条件式(2)を満足するような形状をなすことにより、像面湾曲が良好に補正される。また、第2レンズが条件式(3)を満足するようなパワーを有しているので球面収差やコマ収差等の高次収差が良好に補正される。また、第3レンズが条件式(4)を満足するようなパワーを有しているので第3レンズのパワーが適正化され、十分なバックフォーカスの確保と、収差補正との両立が達成される。また、第1レンズにおける、光軸上の物体側の面の頂点位置と像側の面位置との間に絞りが配置されるので、テレセントリック性の確保と、第1レンズ〜第3レンズにおける相互の軸ずれによる光学性能への影響(軸ずれ感度)の緩和とを両立できるうえ、レンズ系全体の全長の短縮化にも有利となっている。また、条件式(7)を満たすことで、より良好に色収差の補正がなされる。
本発明の撮像レンズでは、さらに以下の条件式(5)を満足するようにするとよい。但し、第3レンズの像側の面から結像面まで(バックフォーカス)の距離(空気換算)をbfと表し、第1レンズの物体側の面から結像面までの距離(但し、バックフォーカスは空気換算)をTLと表す。こうすることで、より十分なバックフォーカスが確保される。
bf/TL>0.2 ……(5)
本発明の撮像レンズでは、さらに以下の条件式(6)を満足するようにするとよい。但し、撮像面での最大像高をIhとする。これにより、さらなる小型化が達成される。
TL/(2×Ih)<1.2 ……(6)
本発明の撮像レンズでは、第2レンズが負のパワーを有し、かつ、以下の条件式(7)を満足するように構成されていることが望ましい。但し、第1レンズのアッベ数をν1とし、第2レンズのアッベ数をν2とする。条件式(7)を満たすことで、より良好に色収差の補正がなされる。
ν1−ν2>20 ……(7)
本発明の撮像レンズでは、絞りが、光軸上において、第1レンズにおける物体側の面の頂点位置と第1レンズにおける物体側の面の端縁位置との間に配置されていることが望ましい。そうすることで、結像面に向かう射出光線の角度が小さくなるのでテレセントリック性の確保が容易となる。また、絞りが、光軸上において、第1レンズにおける物体側の面の頂点位置よりも物体側に配置される場合と比べ、全長の短縮化に有利となる。
本発明の撮像レンズでは、第1レンズ、第2レンズおよび第3レンズが、それぞれ少なくとも1つの非球面を含んでいることが望ましい。こうすることで、高い収差性能が比較的容易に得られる。また、第1レンズが光学ガラスによって構成されると共に第2レンズおよび第3レンズが樹脂材料によって構成されていると、諸収差(特に色収差)の低減と共に軽量化も実現される。
本発明の撮像レンズによれば、近軸において物体側に凸面を向けた正の第1レンズと、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす第2レンズと、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす第3レンズとを物体側から順に配置すると共に、光軸上における第1レンズの物体側の面位置および像側の面位置の間に絞りを配置し、かつ、所定の条件式(1)〜(3)を全て満足するように構成したので、球面収差、像面湾曲およびコマ収差等の諸収差を良好に補正し、高い結像性能を確保しつつ、コンパクト化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明における一実施の形態としての撮像レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図8,図9)のレンズ構成に対応している。また、図2および図5は、それぞれ本実施の形態における第2および第5の構成例を示している。第2の実施例は後述の第2の数値実施例(図10,図11)のレンズ構成に対応し、第3の参考例は後述の第3の数値参考例(図12,図13)のレンズ構成に対応し、第4の参考例は後述の第4の数値参考例(図14,図15)のレンズ構成に対応し、第5の実施例は後述の第5の数値実施例(図16,図17)のレンズ構成に対応し、第6の参考例は後述の第6の数値参考例(図18,図19)のレンズ構成に対応し、第7の参考例は後述の第7の数値参考例(図20,図21)のレンズ構成に対応している。図1〜図7において、符号Siは、絞りStを0番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面を示す。符号Riは、面Siの曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じなので、以下では、図1に示した撮像レンズの構成例を基本にして説明し、必要に応じて図2〜図7の構成例についても説明する。
この撮像レンズは、例えば、CCDやCMOSなどの撮像素子を用いた携帯用モジュールカメラやデジタルカメラ等に搭載されて使用されるものである。この撮像レンズは、光軸Z1に沿って、第1レンズG1と、第2レンズG2と、第3レンズG3とが物体側より順に配設された構成となっている。さらに、絞りStが、第1レンズG1における光軸上の物体側の面位置(面S1と光軸Z1との交わる位置)と、第1レンズG1における光軸上の像側の面位置(面S2と光軸Z1との交わる位置)との間に配置されている。この撮像レンズの結像面(撮像面)Simgには、CCDなどの撮像素子(図示せず)が配置され
る。第3レンズG3と結像面(撮像面)との間には、例えば撮像面を保護するためのカバーガラスのほか、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタなどの光学部材GCが配置されている。
第1レンズG1は、光軸Z1近傍において物体側に凸面を向けたメニスカス形状(実施例1,2)や、両凸形状(実施例)をなし、かつ、正のパワーを有している。第1レンズG1は、例えば物体側の面S1および像側の面S2のうちの少なくとも一方が非球面であることが望ましく、特に、両面S1,S2が非球面であることが望ましい。さらに、第1レンズG1については、高い収差性能が容易に得られると共に温度変化に伴う性能変化も小さいことから比較的小さな分散の光学ガラスによって構成されることが望ましい。但し、樹脂材料によって構成するようにしてもよい。その場合には、低コストおよび軽量化という点で有利である。また、光軸Z1上における面S1と面S2との間(光軸Z1上の面S1の位置および面S2の位置をも含む意である)には、絞りStが配置されている。
第2レンズG2は、光軸Z1近傍において物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなし、かつ、負のパワーを有している。第2レンズG2は、例えば物体側の面S3および像側の面S4のうちの少なくとも一方が非球面であることが望ましく、特に、両面S3,S4が非球面であることが望ましい。
第3レンズG3は、光軸Z1近傍において物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなし、例えば正のパワーを有している。第3レンズG3は、例えば物体側の面S5および像側の面S6のうちの少なくとも一方が非球面であることが望ましい。特に、有効径の範囲内において、面S5が周辺に近づくほど正のパワーが弱くなる非球面形状であり、面S6が有効径の範囲内で周辺に近づくほど負のパワーが弱くなる非球面形状であることが望ましい。すなわち、物体側の面S5が、光軸Z1近傍では凸形状でありながら周辺部では凹形状となる非球面であり、像側の面S6が、光軸Z1近傍では凹形状でありながら周辺部では凸形状となる非球面であることが望ましい。
また、第1レンズG1と比べて複雑な形状を有し、かつサイズの大きな第2レンズG2および第3レンズG3は、いずれも樹脂材料により構成されているとよい。こうすることで複雑な非球面形状を高精度に形成し易くなると共に、撮像レンズ全体としてのさらなる軽量化を図ることができる。
さらに、この撮像レンズは以下の条件式(1)〜(3)を全て満足するように構成されている。但し、fは全体の焦点距離、f1は第1レンズG1の焦点距離、f2は第2レンズG2の焦点距離、R1は第1レンズG1の物体側の面S1の曲率半径、R2は第1レンズG1の像側の面S2の曲率半径である。
0.5<f1/f<2.0 ……(1)
0.5<(|R2|−R1)/(R1+|R2|)≦1.0 ……(2)
0.5<|f2/f|<3.0 ……(3)
この撮像レンズでは、さらに以下の条件式(4)を満たすようにするとよい。但し、f3は第3レンズG3の焦点距離である。
0.9<f3/f<3.0 ……(4)
この撮像レンズでは、さらに以下の条件式(5)を満たすようにするとよい。但し、bfは第3レンズG3の面S6から結像面Simgまで(バックフォーカス)の距離(空気換算)であり、TLは第
1レンズG1の面S1から結像面Simgまでの距離(但し、バックフォーカスは空気換算)である。
bf/TL>0.2 ……(5)
この撮像レンズでは、さらに以下の条件式(6)を満たすようにするとよい。但し、Ihは結像面Simgでの最大像高である。
TL/(2×Ih)<1.2 ……(6)
この撮像レンズでは、さらに以下の条件式(7)を満たすようにするとよい。但し、ν1は第1レンズG1のアッベ数であり、ν2は第2レンズG2のアッベ数である。
ν1−ν2>20 ……(7)
次に、以上のように構成された本実施の形態の撮像レンズの作用および効果を説明する。
本実施の形態の撮像レンズでは、3枚という少ないレンズ枚数によってコンパクト化が達成されると共に、画素数の大きな撮像素子を搭載したデジタルカメラにも対応可能な高い結像性能が得られる。具体的には、第1レンズが条件式(1)を満足するようなパワーを有しているので大型化が抑制されると共に球面収差の増大が抑制される。また、第1レンズの物体側の面が条件式(2)を満足するような形状をなすことにより、像面湾曲が良好に補正される。また、第2レンズが条件式(3)を満足するようなパワーを有しているので球面収差やコマ収差等の高次収差が良好に補正される。さらに、光軸Z1上における面S1と面S2との間の位置に絞りStを配置するようにしたので、テレセントリック性の確保と、第1レンズG1〜第3レンズG3における軸ずれによる光学性能への影響(軸ずれ感度)の緩和との両立がなされるうえ、全長の短縮化も達成される。
絞りStについては、結像面に向かう射出光線の角度(撮像素子への入射角)を小さくするためには、なるべく物体側寄りの位置に配置されているほうが有利である。ただし、絞りStが面S1よりも物体側に位置すると、その分(絞りStと面S1との距離)が光路長として加算されてしまうので全体構成の小型化(低背化)の面で不利となる。一方、第1レンズG1〜第3レンズG3の各々における物体側の面と像側の面との相対的な位置ずれや、いわゆる玉ずれと呼ばれる第1レンズG1〜第3レンズG3の相互間の位置ずれ(以下、前者および後者の位置ずれを併せて単に「軸ずれ」という。)は、その軸ずれの程度に応じて結像性能の劣化を招く。このような軸ずれによる結像性能への影響を低減するには、絞りStを可能な限り像側に配置したほうがよい。このような理由から、絞りStは、光軸Z1上における面S1と面S2との間に配置されている。特に面S1の頂点位置Tと、面S1の端縁位置Eとの間に絞りStを配置する(図1参照)ようにすると、結像面Simgに向かう射出光線の角度がより小さくなるのでテレセントリック性の確保がより容易となる。頂点位置Tとは面S1と光軸Z1との交点であり、端縁位置Eとは面S1の端縁から光軸Z1に下ろした垂線と光軸Z1との交点である。なお、面S1が凸面であることは、一般的にはテレセントリック性の確保には不利な構成である。しかし、本実施の形態では上記の位置に絞りStを配置することで、面S1が凸面であることの不利を補うのに十分なテレセントリック性を確保している。また、面S1が凸面であることは、面S1の頂点と面S1の端縁部との間に絞りStを配置し易い構造ともいえる。
さらに、本実施の形態の撮像レンズでは、特に第1レンズG1〜第3レンズG3の各面S1〜S6を偶数次および奇数次の非球面係数により規定される非球面形状とすれば、コンパクト化と結像性能の向上との両立がさらに容易になる。
さらに、条件式(4)を満足するようにすると、バックフォーカスの確保と収差補正との両立がなされる。条件式(5),(6)を満足するように構成した場合には、十分なバックフォーカスを確保しつつ、さらなる小型化が実現される。
条件式(7)は、第1レンズG1および第2レンズG2のアッベ数のバランスを規定するものであり、これを満足することで、色収差をより良好に補正することができる。
以下、式(1)〜(6)の意義について詳細に説明する。
条件式(1)は、全系のパワー(1/f)に対する第1レンズG1のパワー(1/f1)の大きさを表す量(f1/f)の適正範囲を表す式である。第1レンズG1のパワー配分を適正化することにより、諸収差の補正と、十分なバックフォーカスの確保とをバランス良く実施することができる。ここで、条件式(1)の下限を下回って第1レンズG1の正のパワーが強くなりすぎると特に球面収差の補正が不十分となってしまううえ、全系の大型化を招いてしまう。一方、条件式(1)の上限を上回って第1レンズG1の正のパワーが弱くなりすぎるとバックフォーカスが十分に確保できなくなってしまう。特に、この撮像レンズでは、以下の条件式(8)を満足するようにすると、より良好な収差補正が可能となる。
0.7<f1/f<1.5 ……(8)
条件式(2)は、第1レンズG1の形状に関するものであり、この数値範囲を外れると主に像面湾曲の補正が困難となる。
条件式(3)は、全系のパワー(1/f)に対する第2レンズG2のパワー(1/f2)の大きさを表す量(f2/f)の適正範囲を表す式である。第2レンズG2のパワー配分を適正化することにより、諸収差を良好に補正することができる。ここで、条件式(3)の下限を下回って第2レンズG2の負のパワーが強くなりすぎると高次収差の増大を招いてしまう。一方、条件式(3)の上限を上回って第2レンズG2の負のパワーが弱くなりすぎると主に球面収差やコマ収差の補正が困難となる。特に、この撮像レンズでは、以下の条件式(9)を満足するようにすると、より良好な収差補正が可能となる。
0.8<|f2/f|<2.0 ……(9)
条件式(4)は、全系のパワー(1/f)に対する第3レンズG3のパワー(1/f3)の大きさを表す量(f3/f)の適正範囲を表す式である。第3レンズG3のパワー配分を適正化することにより、諸収差の補正と、十分なバックフォーカスの確保とをバランス良く実施することができる。ここで、条件式(4)の下限を下回って第3レンズG3の正のパワーが強くなりすぎるとバックフォーカスが十分に確保できなくなってしまう。一方、条件式(4)の上限を上回って第3レンズG3の正のパワーが弱くなりすぎると、十分な収差補正が困難となってしまう。特に、以下の条件式(10)を満足するようにすると、十分なバックフォーカスの確保と良好な収差補正とをよりバランス良く実施することが可能となる。
1.0<f3/f<2.5 ……(10)
条件式(5),(6)は、撮像レンズ全体のコンパクト性を規定するものである。条件式(5)を満足することで、より十分なバックフォーカスを確保することができる。特に、以下の条件式(11)を満足する場合には、よりいっそう大きなバックフォーカスを確保することができる。また、条件式(6)を満足することにより、さらなる小型化を実現することができる。
bf/TL>0.25 ……(11)
このように、本実施の形態の撮像レンズによれば、第1レンズG1〜第3レンズG3を上記のように構成し、各条件式(1)〜(3)を全て満足するようにしたので、コンパクト化を実現すると共に高い結像性能を確保することができる。特に、条件式(4)〜(11)を満足するようにした場合には、さらなるコンパクト化と共に結像性能のさらなる向上を実現することができる。
次に、本実施の形態に係る結像レンズの具体的な数値実施例について説明する。
以下では、第1、2および5の数値実施例(実施例1、2および5)をまとめて説明する。ここで、図8,図9は、図1に示した撮像レンズの第1の構成例に対応する具体的なレンズデータ(実施例1)を示している。同様に、図10,図11は、第2の構成例(図2)に対応する具体的なレンズデータ(実施例2)であり、図12,図13は、第3の構成例(図3)に対応する具体的なレンズデータ(参考例3)であり、図14,図15は、第4の構成例(図4)に対応する具体的なレンズデータ(参考例4)であり、図16,図17は、第5の構成例(図5)に対応する具体的なレンズデータ(実施例5)であり、図18,図19は、第6の構成例(図6)に対応する具体的なレンズデータ(参考例6)であり、図20,図21は、第7の構成例(図7)に対応する具体的なレンズデータ(参考例7)である。図8,図10,図12,図14,図16、図18および図20には、その実施例および参考例のレンズデータのうち基本的なデータ部分を示し、図9,図11,図13,図15,図17、図19および図21には、その実施例および参考例のレンズデータのうち非球面形状に関するデータ部分を示す。
図8,図10,図12,図14,図16、図18および図20に示した基本レンズデータにおける面番号Siの欄には、各実施例の撮像レンズについて、図1〜図7にそれぞれ示した符号Siに対応させて、絞りStを含め最も物体側にある構成要素の面を0番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=0〜8)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1〜図7で示した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値を示す。面間隔Diの欄についても、図1〜図7で付した符号に対応させて、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔を示す。曲率半径Riおよび面間隔Diの値の単位はミリメートル(mm)である。Ndj,νdjの欄には、それぞれ、光学部材GCも含めて、物体側からj番目(j=1〜4)のレンズ要素のd線(587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数の値を示す。なお、光学部材GCの両面の曲率半径R7,R8の値が0(ゼロ)となっているが、これは平面であることを示す。また、絞りの面間隔D0がマイナスの符号である実施例は、絞りStが最も物体側のレンズ面S1よりも像側にあることを意味する。図8,図10,図12,図14,図16、図18および図20の欄外には、諸データとして、全系の焦点距離f(mm)、Fナンバー(FNO.)、バックフォーカス(空気換算)bf(mm)、第1レンズG1の物体側の面S1から撮像面Simgまでの距離(但し、バックフォーカスは空気換算)TL(mm)および結像面Simgでの最大像高Ih(mm)の値を同時に示す。


図8,図10,図12,図14,図16、図18および図20において、面番号Siの左側に付された記号「*」は、そのレンズ面が非球面形状であることを示す。各実施例共に、第1レンズG1〜第3レンズG3の全ての両面が非球面形状となっている。基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍(近軸)の曲率半径の数値を示している。
図9,図11,図13,図15,図17、図19および図21の各非球面データの数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
各非球面データには、以下の式(ASP)によって表される非球面形状の式における各係数Ai,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h21/2}+A3・h3+A4・h4+A5・h5+A6・h6+A7・h7+A8・h8+A9・h9+A10・h10 ……(ASP)
但し、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
K:離心率
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
Ai:第i次(i=3〜10)の非球面係数
各実施例共に、第1レンズG1〜第3レンズG3の全ての両面における非球面形状は、非球面係数として、偶数次の係数A4,A6,A8,A10のみならず、奇数次の非球面係数A3,A5,A7,A9をも有効に用いたものとなっている。
図22は、上述の条件式(1)〜(7)に対応する値を、各実施例についてまとめて示したものである。図22に示したように、各実施例の値が、全て条件式(1)〜(7)の数値範囲内となっている。
図23(A)〜23(C)は、実施例1の撮像レンズにおける球面収差、非点収差、およびディストーション(歪曲収差)を示している。各収差図には、d線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図には、F線(波長486.1nm),C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。同様に、実施例2についての諸収差を図24(A)〜24(C)に示し、参考例3についての諸収差を図25(A)〜25(C)に示し、参考例4についての諸収差を図26(A)〜26(C)に示し、実施例5についての諸収差を図27(A)〜27(C)に示し、参考例6についての諸収差を図28(A)〜28(C)に示し、参考例7についての諸収差を図29(A)〜29(C)に示す。
以上の各レンズデータおよび各収差図から明らかなように、各実施例について、極めて良好な収差性能が発揮されている。また、全長のコンパクト化も達成されている。
以上、いくつかの実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。また、上記実施の形態および実施例では、第1レンズ〜第3レンズにおける両面が全て非球面となるようにしたが、これに限定されるものではない。
本発明の一実施の形態としての撮像レンズにおける第1の構成例を示すものであり、実施例1に対応する断面図である。 本発明の一実施の形態としての撮像レンズにおける第2の構成例を示すものであり、実施例2に対応する断面図である。 本発明の参考例としての撮像レンズにおける第3の構成例を示すものであり、参考例3に対応する断面図である。 本発明の参考例としての撮像レンズにおける第4の構成例を示すものであり、参考例4に対応する断面図である。 本発明の一実施の形態としての撮像レンズにおける第5の構成例を示すものであり、実施例5に対応する断面図である。 本発明の参考例としての撮像レンズにおける第6の構成例を示すものであり、参考例6に対応する断面図である。 本発明の参考例としての撮像レンズにおける第7の構成例を示すものであり、参考例7に対応する断面図である。 実施例1の撮像レンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 実施例1の撮像レンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 実施例2の撮像レンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 実施例2の撮像レンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 参考例3の撮像レンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 参考例3の撮像レンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 参考例4の撮像レンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 参考例4の撮像レンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 実施例5の撮像レンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 実施例5の撮像レンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 参考例6の撮像レンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 参考例6の撮像レンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 参考例7の撮像レンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 参考例7の撮像レンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 実施例1、2および5と参考例3、4、6および7の各撮像レンズにおける式(1)〜(7)に対応する数値を示す説明図である。 実施例1の撮像レンズにおける球面収差、非点収差およびディストーションを示す収差図である。 実施例2の撮像レンズにおける球面収差、非点収差およびディストーションを示す収差図である。 参考例3の撮像レンズにおける球面収差、非点収差およびディストーションを示す収差図である。 参考例4の撮像レンズにおける球面収差、非点収差およびディストーションを示す収差図である。 実施例5の撮像レンズにおける球面収差、非点収差およびディストーションを示す収差図である。 参考例6の撮像レンズにおける球面収差、非点収差およびディストーションを示す収差図である。 参考例7の撮像レンズにおける球面収差、非点収差およびディストーションを示す収差図である。
符号の説明
G1〜G3…第1レンズ〜第3レンズ、GC…光学部材、Si…物体側から第i番目のレンズ面、St…絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第(i+1)番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸。

Claims (4)

  1. 近軸において物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第1レンズと、
    前記第1レンズにおける光軸上の物体側の面の頂点位置と、前記第1レンズにおける光軸上の像側の面位置との間に配置された絞りと、
    前記第1レンズの像側に配置され、負のパワーを有し、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす第2レンズと、
    前記第2レンズの像側に配置され、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカス形状
    をなす第3レンズと
    を備え、かつ、以下の条件式(1)〜(および(7)を全て満足するように構成されている
    ことを特徴とする撮像レンズ。
    0.5<f1/f<2.0 ……(1)
    0.5<(|R2|−R1)/(R1+|R2|)≦1.0 ……(2)
    0.5<|f2/f|<3.0 ……(3)
    1.70≦f3/f≦2.12 ……(4)
    20<ν1−ν2≦30.8 ……(7)
    但し、
    f: 全体の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
    R1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
    R2:第1レンズの像側の面の曲率半径
    ν1:第1レンズのアッベ数
    ν2:第2レンズのアッベ数
  2. さらに以下の条件式(5)を満足するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    bf/TL>0.2 ……(5)
    但し、
    bf:第3レンズの像側の面から結像面まで(バックフォーカス)の距離(空気換算)
    TL:第1レンズの物体側の面から結像面までの距離(但し、バックフォーカスは空気換算)
  3. さらに以下の条件式(6)を満足するように構成されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    TL/(2×Ih)<1.2 ……(6)
    但し、
    Ih:結像面での最大像高
  4. 前記絞りは、光軸上において、前記第1レンズにおける物体側の面の頂点位置と、前記
    第1レンズにおける物体側の面の端縁位置との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
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