JP2007121820A - 撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて全長の短い構成としながらも、固体撮像素子に好適かつ良好な光学特性を確保することのできる撮像レンズを提供することを目的とする。
【解決手段】撮像レンズは、物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第1レンズL1と、物体側に凹面を向けた負のパワーを有する第2レンズL2と、正のパワーまたは負のパワーを有する第3レンズL3と、が配置されている。第1レンズL1は当該第1レンズL1の物体側の面頂点1が開口絞りSより物体側に位置するように配置されている。第1レンズL1、第2レンズL2、および第3レンズL3のそれぞれに形成されている面のうち少なくとも4以上の面が非球面形状である。
【選択図】図1

Description

本発明は、3枚のレンズを用いた3枚構成のレンズ系の撮像レンズに関し、固体撮像素子を用いた携帯端末搭載カメラ、パソコンカメラ、監視カメラなど撮像装置の画像取込用に好適な撮像レンズに関するものである。
近年、携帯電話等における画像入力用のモジュールカメラやデジタルスチルカメラなどは、小型化が著しい。
また、CCDやCMOSなどの固体撮像素子に関しては、1画素あたりの大きさが縮小され、高解像度となり小型の固体撮像素子が急速に普及しつつある。これに対応する光学系としては、小型、低コスト、良好な光学特性といった条件を満たす光学系が要求される。
固体撮像素子の特性により、撮像レンズには像側のテレセントリック性が求められる。すなわち、固体撮像素子の各受光素子に大きな角度で入射光が入射した場合にはシェーディングが大きくなるために、周辺照度の低下が起こる。そのため像面上の各点について入射光の入射角を小さく抑える必要がある。
小型でありながらも像側のテレセントリック性を良好に維持した撮像レンズとしては、3枚のレンズを用いた3枚構成のレンズ系の撮像レンズが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2004−4566号公報 特開2005−202019号公報
上記特許文献1および特許文献2に記載の撮像レンズにおいては、広角であり、諸収差が良好に補正された、高解像が得られる光学特性を実現している。
しかしながら、撮像レンズにおける光学系の全長は、最も短いものでも焦点距離の1.4倍程度となっているため、携帯端末などのより薄型が求められる光学系としては全長の短縮化が不十分である。
そのため、前述した光学特性はそのままで光学系の全長のみ短縮化されることが望まれている。
一般的に、光学系の全長の短縮化を図るためには3枚のレンズのパワーを大きくすると達成することが可能である。しかし、前記各レンズのパワーを大きくしたことに起因して、発生する収差が大きくなり、全体の収差を良好に補正することが困難になるという問題がある。
そこで、本発明は、極めて全長の短い構成としながらも、固体撮像素子に好適かつ良好な光学特性を確保することのできる撮像レンズを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、請求項1に記載の本発明の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第1のレンズと、物体側に凹面を向けた負のパワーを有する第2のレンズと、正のパワーまたは負のパワーを有する第3のレンズと、が配置され、前記第1のレンズは当該第1のレンズの物体側の面頂点が開口絞りより物体側に位置するように配置され、かつ前記第1のレンズ、前記第2のレンズおよび前記第3のレンズのそれぞれに形成されている面のうち4以上の面が非球面形状であることを特徴とする。
このように、物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第1のレンズと、物体側に凹面を向けた負のパワーを有する第2のレンズと、正のパワーまたは負のパワーを有する第3のレンズと、が配置され、第1のレンズは当該第1のレンズの物体側の面頂点が開口絞りより物体側に位置するように配置され、かつ第1のレンズ、第2のレンズおよび第3のレンズのそれぞれに形成されている面のうち4以上の面が非球面形状であるので、光学系の全長の短縮化を図りつつ、固体撮像素子に好適な高い光学特性を確保することができる。また、第1のレンズの物体側の面頂点が開口絞りより物体側、つまり開口絞りが第1のレンズの物体側の面頂点より像側に位置するように配置されるので、軸外の収差の悪化を抑制することができる。さらに、第1のレンズ、第2のレンズおよび第3のレンズのそれぞれに形成されている面のうち4以上の面が非球面形状になっているので、各面で発生する収差を良好に補正することができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記第1のレンズのパワーをΦ1、前記第2のレンズのパワーをΦ2、前記第3のレンズのパワーをΦ3とした場合に、|Φ3|<|Φ2|<Φ1の関係式を満足することを特徴とする。
このように、第1のレンズ、第2のレンズ、第3のレンズの順に、徐々にパワー(パワーの絶対値)が弱くなっていくように設定されているので、光学系の全長の短縮化を図ることができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、レンズ全系の焦点距離をf(単位=mm)、前記第1のレンズの物体側の近軸曲率半径をr1(単位=mm)とした場合に、0.25<r1/f<0.5の関係式を満足することを特徴とする。
このように、開口絞りの近傍にある第1のレンズの物体側の近軸曲率半径r1とレンズ全系の焦点距離fとの比の値が0.25<r1/f<0.5を満足するよう設定されているので、固体撮像素子の受光素子への入射光の入射角が大きくなるのを抑制しつつ光学系の全長の短縮化を図ることができる。
本発明によれば、光学系の全長の短縮化を図りつつ、固体撮像素子に好適かつ良好な光学特性を確保することができるという有効な効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
本発明に係る撮像レンズの構成について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第1のレンズ(以下、「第1レンズ」という。)L1と、物体側に凹面を向けた負のパワーを有する第2のレンズ(以下、「第2レンズ」という。)L2と、正のパワーまたは負のパワーを有する第3のレンズ(以下、「第3レンズ」という。)L3と、が配置されている。
第1レンズL1は当該第1レンズL1の物体側の面頂点1が開口絞りSより物体側に位置するように配置されている。つまり、開口絞りSは、面頂点1(つまり面r1)から距離rsだけ像面IMG側に離間した位置に配置されている。
第1レンズL1に形成されている面r1,r2、第2レンズL2に形成されている面r3,r4、および第3レンズL3に形成されている面r5,r6の6面のうち少なくとも4以上の面が非球面形状である。ここでは、6面全てが非球面形状になっている。
ここで、非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向をZ軸として直交座標系において、光軸からの高さをY、近軸曲率半径をr、円錐係数をK、非球面係数をA4〜A16とした場合に、次の数1の数式で表される。ただし、非球面係数はA16までに限定されるものではない。つまり、非球面係数は必要な次数だけ用いることができる。
Figure 2007121820
第3レンズL3の像面IMG側にカバーガラスCGが配設されており、このカバーガラスCGには面r7,r8が形成されている。
上述したように、第1レンズL1の物体側の面r1は近軸曲率半径の小さな面に設定されている。これにより固体撮像素子の受光素子への入射光の入射角が大きくなるのを抑制しつつ光学系の全長の短縮化を図ることができる。
第1レンズL1はその物体側の面頂点1が開口絞りSより物体側に位置するように配置されているので、軸外の収差の悪化を抑制することができる。
第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3に形成されている複数の面(この例では6面)のうち少なくとも4面以上が非球面形状に形成されているので、各面において発生する収差を良好に補正することができる。
第1レンズL1のパワーをΦ1、第2レンズL2のパワーをΦ2、第3レンズL3のパワーをΦ3とした場合に、|Φ3|<|Φ2|<Φ1の関係式が満足するように設定されている。
このように、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3の順に、徐々にパワー(パワーの絶対値)が弱くなっていくように設定されているので、光学系の全長の短縮化を図ることができる。この条件を満たせない場合は、光学系の全長の短縮化が困難となる不都合が発生する。
レンズ全系の焦点距離をf(単位=mm)、第1レンズL1の物体側の近軸曲率半径をr1(単位=mm)とした場合に、0.25<r1/f<0.5の関係式が満足するように設定されている。
このように、開口絞りSの近傍にある第1レンズの物体側の近軸曲率半径r1とレンズ全系の焦点距離fとの比の値が0.25<r1/f<0.5を満足するように設定されているので、固体撮像素子の各受光素子への入射光の入射角が大きくなるのを抑制しつつ光学系の全長の短縮化を図ることができる。
以上説明したように本実施の形態に係る撮像レンズによれば、図1において第1レンズL1の面頂点1と像面IMGの点2との間の光軸上の距離、すなわち光学系の全長(以下、「光学系全長」という。)の短縮化を図りつつ、固体撮像素子に好適な広角かつ高画素数に対応した良好な光学特性を得ることができる。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明の撮像レンズについて詳細に説明する。
ここで、物体側から像面側に向かって順に、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、が配置されている。これを、条件1とする。
開口絞りSは、面頂点1(つまり面r1)から距離rsだけ像面IMG側に離間した位置に配置されている。これを、条件2とする。
第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3のそれぞれに形成されている面のうち少なくとも4以上の面が非球面形状である。これを、条件3とする。
第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3のそれぞれのパワーΦ1、Φ2、Φ3とした場合に、|Φ3|<|Φ2|<Φ1の関係式を満足する。これを、条件4とする。
レンズ全系の焦点距離をf(単位=mm)、第1レンズL1の物体側の近軸曲率半径をr1(単位=mm)とした場合に、0.25<r1/f<0.5の関係式を満足する。これを、条件5とする。
図2は実施例1の撮像レンズの構成図を示している。この撮像レンズ10において、第1レンズ11、第2レンズ12および第3レンズ13は、それぞれ図1に示した第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3に対応する。
開口絞りSは、第1レンズ11の物体側の面頂点(つまり面r1)から0.15mm(=距離rs)だけ像面IMG側に離間した位置に配置されている。非球面は、第1レンズ11の面r1、面r2、第2レンズ12の面r3、面r4、および第3レンズ13の面r5、面r6である。
図3(a)は球面収差(mm)を示し、図3(b)は非点収差(mm)を示し、図3(c)は歪曲収差(%)を示している。なお、図3(a)の球面収差においては、656.3nm、587.6nm、546.1nm、486.1nm、435.8nmの各波長の光がそれぞれ入射した場合についての特性を示している(後述する実施例での球面収差についても同様である。)。
本実施例1の撮像レンズの数値例を、次の表1〜表4に示す。
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
なお、表1中、焦点距離f(mm)はレンズ全系の焦点距離を示し、最大像高(mm)は光軸からの高さを示し、全長(mm)は光学系全長を示し上述した第1レンズL1の面頂点1と像面IMGの点2との間の距離に相当する。
また、表2において面番号r1〜r8、および表3において面番号r1〜r6は、図2に示した撮像レンズ10のr1〜r8の各面に対応する。また、表2において、曲率半径r(mm)は近軸曲率半径(mm)を意味する。
さらに、表3中のA4〜A16の表記において、「Eとそれに続く数字」は「10の累乗」を表し、その数値が直前の数値にかけられる。たとえば、面番号r1に対応するA4の欄で「−1.6056687E−02」は(−1.6056687)×10−02を表す。
さらに、表4において、Φ1、Φ2、Φ3はそれぞれ第1レンズ11、第2レンズ12および第3レンズ13のパワーを示す。また、r1は第1レンズ11の物体側の近軸曲率半径(mm)を示し、具体的には表2の面番号r1に対応する曲率半径(mm)の欄の値である。さらに、fはレンズ全系の焦点距離f(mm)を示し、具体的には、表1の焦点距離の値である。
上述した「なお書き」の内容は、後述する実施例における表についても適用される。
ところで、図2に示した例からは、上記条件1および上記条件2を満足することが分かる。表3からは、非球面数は6面であり上記条件3を満足することが分かる。表4からは、上記条件4および上記条件5を満足することが分かる。また、表1より、光学系全長の焦点距離fに対する割合は、4.78/4.2≒1.14である。
本実施例1においては、上述した表1〜表4の諸値、図3の収差図より、焦点距離fの約1.14倍という極めて光学系全長の短い構成でありながら、広角かつ良好な光学特性を得ることができる撮像レンズであることは明白である。
図4は実施例2の撮像レンズの構成図を示している。この撮像レンズ20において、第1レンズ21、第2レンズ22および第3レンズ23は、それぞれ図1に示した第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3に対応する。
開口絞りSは、第1レンズ21の物体側の面頂点(つまり面r1)から0.175mm(=距離rs)だけ像面IMG側に離間した位置に配置されている。非球面は、第1レンズ21の面r1、面r2、第2レンズ22の面r3、面r4、および第3レンズ23の面r5、面r6である。
図5(a)は球面収差(mm)を示し、図5(b)は非点収差(mm)を示し、図5(c)は歪曲収差(%)を示している。
本実施例2の撮像レンズの数値例を、次の表5〜表8に示す。
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
ところで、図4に示した例からは、上記条件1および上記条件2を満足することが分かる。表7からは、非球面数は6面であり上記条件3を満足することが分かる。表8からは、上記条件4および上記条件5を満足することが分かる。また、表5より、光学系全長の焦点距離fに対する割合は、5.25/4.6≒1.14である。
本実施例2においては、上述した表5〜表8の諸値、図5の収差図より、焦点距離fの約1.14倍という極めて光学系全長の短い構成でありながら、広角かつ良好な光学特性を得ることができる撮像レンズであることは明白である。
図6は実施例3の撮像レンズの構成図を示している。この撮像レンズ30において、第1レンズ31、第2レンズ32および第3レンズ33は、それぞれ図1に示した第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3に対応する。
開口絞りSは、第1レンズ31の物体側の面頂点(つまり面r1)から0.12mm(=距離rs)だけ像面IMG側に離間した位置に配置されている。非球面は、第2レンズ32の面r3、面r4、第3レンズ33の面r5、面r6である。
図7(a)は球面収差(mm)を示し、図7(b)は非点収差(mm)を示し、図7(c)は歪曲収差(%)を示している。
本実施例3の撮像レンズの数値例を、次の表9〜表12に示す。
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
ところで、図6に示した例からは、上記条件1および上記条件2を満足することが分かる。表11からは、非球面数は4面であり上記条件3を満足することが分かる。表12からは、上記条件4および上記条件5を満足することが分かる。また、表9より、光学系全長の焦点距離fに対する割合は、5.5/4.6≒1.20である。
本実施例3においては、上述した表9〜表12の諸値、図7の収差図より、焦点距離fの約1.20倍という極めて光学系全長の短い構成でありながら、広角かつ良好な光学特性を得ることができる撮像レンズであることは明白である。
図8は実施例4の撮像レンズの構成図を示している。この撮像レンズ40において、第1レンズ41、第2レンズ42および第3レンズ43は、それぞれ図1に示した第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3に対応する。なお、実施例4では、球面よりなる第1レンズ41の物体側に非球面レプリカ層が形成されている。
開口絞りSは、第1レンズ41の物体側の面頂点(つまり面r1)から0.14mm(=距離rs)だけ像面IMG側に離間した位置に配置されている。非球面は、第1レンズ41に形成された非球面レプリカ層である面r1、第2レンズ42の面r4、面r5、および第3レンズ43の面r6、面r7である。
図9(a)は球面収差(mm)を示し、図9(b)は非点収差(mm)を示し、図9(c)は歪曲収差(%)を示している。
本実施例4の撮像レンズの数値例を、次の表13〜表16に示す。
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
ところで、図8に示した例からは、上記条件1および上記条件2を満足することが分かる。表15からは、非球面数は5面であり上記条件3を満足することが分かる。表16からは、上記条件4および上記条件5を満足することが分かる。また、表13より、光学系全長の焦点距離fに対する割合は、5.5/4.6≒1.20である。
本実施例4においては、上述した表13〜表16の諸値、図9の収差図より、焦点距離fの約1.20倍という極めて光学系全長の短い構成でありながら、広角かつ良好な光学特性を得ることができる撮像レンズであることは明白である。
図10は実施例5の撮像レンズの構成図を示している。この撮像レンズ50において、第1レンズ51、第2レンズ52および第3レンズ53は、それぞれ図1に示した第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3に対応する。なお、実施例5では、球面よりなる第1レンズ51の像側(像面IMG側)に非球面レプリカ層が形成されている。
開口絞りSは、第1レンズ51の物体側の面頂点(つまり面r1)から0.12mm(=距離rs)だけ像面IMG側に離間した位置に配置されている。非球面は、第1レンズ51に形成された非球面レプリカ層である面r3、第2レンズ52の面r4、面r5、および第3レンズ53の面r6、面r7である。
図11(a)は球面収差(mm)を示し、図11(b)は非点収差(mm)を示し、図11(c)は歪曲収差(%)を示している。
本実施例5の撮像レンズの数値例を、次の表17〜表20に示す。
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
Figure 2007121820
ところで、図10に示した例からは、上記条件1および上記条件2を満足することが分かる。表19からは、非球面数は5面であり上記条件3を満足することが分かる。表20からは、上記条件4および上記条件5を満足することが分かる。また、表17より、光学系全長の焦点距離fに対する割合は、5.4/4.55≒1.19である。
本実施例5においては、上述した表17〜表20の諸値、図11の収差図より、焦点距離fの約1.19倍という極めて光学系全長の短い構成でありながら、広角かつ良好な光学特性を得ることができる撮像レンズであることは明白である。
本発明は、極めて光学系の全長の短い構成であり、固体撮像素子に好適な広角かつ高画素数に対応した良好な光学特性を得ることができる撮像レンズ、例えば携帯端末搭載カメラ、パソコンカメラ、監視カメラなど撮像装置の画像取込用の撮像レンズに適用することができる。
本発明の撮像レンズの構成を説明する図である。 実施例1の撮像レンズの構成を示す構成図である。 実施例1における球面収差、非点収差および歪曲収差の特性を示す図である。 実施例2の撮像レンズの構成を示す構成図である。 実施例2における球面収差、非点収差および歪曲収差の特性を示す図である。 実施例3の撮像レンズの構成を示す構成図である。 実施例3における球面収差、非点収差および歪曲収差の特性を示す図である。 実施例4の撮像レンズの構成を示す構成図である。 実施例4における球面収差、非点収差および歪曲収差の特性を示す図である。 実施例5の撮像レンズの構成を示す構成図である。 実施例5における球面収差、非点収差および歪曲収差の特性を示す図である。
符号の説明
1 第1のレンズの物体側の面頂点
2 像面の中心点
10,20,30,40,50 撮像レンズ
L1,11,21,31,41,51 第1のレンズ
L2,12,22,32,42,52 第2のレンズ
L3,13,23,33,43,53 第3のレンズ
S 開口絞り
rs 第1のレンズの物体側の面頂点と開口絞りとの間の距離
CG カバーガラス
IMG 像面

Claims (3)

  1. 物体側から像面側に向かって順に、
    物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第1のレンズと、
    物体側に凹面を向けた負のパワーを有する第2のレンズと、
    正のパワーまたは負のパワーを有する第3のレンズと、が配置され、
    前記第1のレンズは当該第1のレンズの物体側の面頂点が開口絞りより物体側に位置するように配置され、かつ前記第1のレンズ、前記第2のレンズおよび前記第3のレンズのそれぞれに形成されている面のうち4以上の面が非球面形状である
    ことを特徴とする撮像レンズ。
  2. 前記第1のレンズのパワーをΦ1、前記第2のレンズのパワーをΦ2、前記第3のレンズのパワーをΦ3とした場合に、
    |Φ3|<|Φ2|<Φ1
    の関係式を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
  3. レンズ全系の焦点距離をf(単位=mm)、前記第1のレンズの物体側の近軸曲率半径をr1(単位=mm)とした場合に、
    0.25<r1/f<0.5
    の関係式を満足する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の撮像レンズ。
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