JP4980289B2 - 滑動防止パイルマット及びその製法 - Google Patents

滑動防止パイルマット及びその製法 Download PDF

Info

Publication number
JP4980289B2
JP4980289B2 JP2008101966A JP2008101966A JP4980289B2 JP 4980289 B2 JP4980289 B2 JP 4980289B2 JP 2008101966 A JP2008101966 A JP 2008101966A JP 2008101966 A JP2008101966 A JP 2008101966A JP 4980289 B2 JP4980289 B2 JP 4980289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
pile
base layer
mat base
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008101966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009247754A (ja
Inventor
利一 西脇
啓輔 濱野
Original Assignee
山崎産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山崎産業株式会社 filed Critical 山崎産業株式会社
Priority to JP2008101966A priority Critical patent/JP4980289B2/ja
Publication of JP2009247754A publication Critical patent/JP2009247754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4980289B2 publication Critical patent/JP4980289B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Carpets (AREA)

Description

本発明は、加硫ゴム材料からなるエラストマー製のマットベース層上に、シート状基体に多数のパイルが植設されたパイル層が積層された、載置面上での滑動が防がれる滑動防止パイルマット及びその製法に関する。
パイルマット、特に、靴拭等に用いられる業務用のパイルマットは、加硫ゴム材料からなるエラストマー製のマットベース層上に、シート状基体に多数のパイルが植設されたパイル層が積層されて両者が一体状をなし、マットベース層の底面に多数の小凹部が満遍なく形成されてなるものが多く用いられている。これらのパイルマットにおけるマットベース層の底面に形成されている多数の小凹部の深さは約100μmである。
このようなパイルマットは、未加硫マットベース層上にパイル層を積層したものを積層方向に相対する加圧面により挟圧しつつ加熱することにより、マットベース層を構成するゴム材料を加硫してエラストマー化し、マットベース層とパイル層を一体状化することにより得られるものであり、マットベース層の底面に相対する底面側加圧面として、深さが約100μmの多数の小凹部を満遍なく有するものを用いていた。
このようなパイルマット、特に業務用のパイルマットは、所定の載置位置からずれることにより、歩行する人の靴等の泥や塵埃等の除去機能を十分果たし得ないことや、壁、家具、その他の装置類等に一部が当って一部が盛り上がり、歩行する人が躓く原因となることや、自動ドアに挟まって自動ドアの故障を引き起こすことがある。
加硫ゴム材料からなるエラストマー製のマットベース層上に、シート状基体に多数のパイルが植設されたパイル層が積層されたパイルマットのずれを防ぐには、マットベース層を構成するエラストマーの材料を、載置面との摩擦係数が大きい材料、特に、粘着性を有する材料とすることや、粘着テープでマットベースの周囲を載置面に固定することが行われている。
しかしながら、粘着テープによる固定は、マットの洗浄のための交換等の度にやり直す必要があるため費用と手間を要する。また、載置面との摩擦係数を大きくするためにエラストマーの材料の粘着性を高めると、マットベースが汚れた場合に汚れがとれにくくなるという不都合がある。
特開2000−139672号公報(特許文献1)には、水性樹脂に無機中空微粒子または無機粉体のコーテイングを施した中空微粒子を配合してなる滑り防止剤を塗布、乾燥した滑り防止層を有する敷物が記載されている。
しかしながら、このようなコーテイングによる滑り防止層は、長期使用において、特に、繰り返し洗浄して使用される業務用のマットに用いる場合において、十分な耐久性を発揮し得るものか否か不明である。
特開2000−139672号公報
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、製造し易く、床面等の載置面上で滑動し難く、而も耐久性にも優れる滑動防止パイルマット及びその製法を提供することにある。
加硫ゴム材料からなるエラストマー製のマットベース層上に、シート状基体に多数のパイルが植設されたパイル層が積層されて両者が一体状をなすパイルマットを、床面等の載置面上で滑動し難いものとするには、マットベース層の底面に多数満遍なく形成される小凹部の深さを小さいものとすることが考えられる。
ところが、そのようなパイルマットを得るために、マットベース層の底面に相対する底面側加圧面として、深さが小さい多数の小凹部を満遍なく有するものを用いると、マットベース層の底面に、底面側加圧面との間に残留する気体による凹状の疵、特に溝状の疵が生じ易いことがわかった。このような凹状の疵は、遠心洗濯機による洗浄等の処理や、マットとしての使用において、マットを損傷させたり、その進行を早める原因ともなるものである。
また、前記小凹部の深さを更に小さくすると、マットと載置面の間に水が浸透した場合に、パイルマットが却って載置面上を滑動し易くなることがわかった。
本発明によれば、次に述べる手段により、マットベース層の底面に製造時の残留気体による凹状の疵が生じることを防ぎつつ、載置面上で可及的に滑動し難い滑動防止パイルマットと、その製法を提供することができる。
本発明の滑動防止パイルマットは、
加硫ゴム材料からなるエラストマー製のマットベース層と、
シート状基体に多数のパイルが植設されたパイル層であって前記パイルの基端部が前記シート状基体の下面側に位置するものとを備えてなり、
マットベース層上にパイル層が積層されて両者が一体状をなし、マットベース層の底面に多数の小凹部が満遍なく形成されてなるパイルマットであって、
前記小凹部の深さが5乃至50μmであることを特徴とする。
この滑動防止パイルマットにおけるマットベース層の底面に多数満遍なく形成されている小凹部の深さが5乃至50μmである。小凹部の深さは、マットベース層の底面において実質上一定であることが望ましい。尤も、マットベース層の底面において小凹部の深さは必ずしも一定であることを要するものではない。好ましくは前記小凹部の深さは10乃至45μmである。
このパイルマットは、小凹部の深さが約100μmの従来のパイルマットに比し、床面等の載置面上で比較的滑動し難い。また、マットベース層の底面と載置面との間に水が浸透した場合も、小凹部の深さがより小さい場合に比し滑動し難い。
本発明の滑動防止パイルマットは、上記小凹部の深さが15乃至40μmであるものとすることがより好ましい。
このパイルマットは、床面等の載置面上でより滑動し難い。
また本発明の滑動防止パイルマットは、デュロメーター硬さ試験によるマットベース層を構成するエラストマーの硬さが40乃至50であるものとすることができる。
この場合、従来のパイルマットにおけるマットベース層を構成するエラストマーのデュロメーター硬さ試験による硬さが60程度であったのに対し、硬さを低下していることと、マットベース層の底面に多数満遍なく形成されている小凹部の深さが上記の通りであることにより、床面等の載置面上でより滑動し難いパイルマットとなる。また、マットベース層を構成するエラストマーが軟らかすぎることによる耐久性低下等が実質上防止される。
本発明の滑動防止パイルマットは、未加硫マットベース層上にパイル層を積層したものを、積層方向に相対する加圧面により挟圧しつつ加熱することにより、マットベース層を構成するゴム材料を加硫してエラストマー化し、マットベース層とパイル層を一体状化して得られるものとすることができる。
また本発明の滑動防止パイルマットは、マットベース層の底面に、上記各小凹部より広範囲の凹状疵部、特に、溝状疵部を有しないものとすることができる。
この場合、マットベース層の底面に、挟圧加熱時に底面側加圧面との間に気体が残留することによる上記各小凹部より広範囲の凹状疵部、特に、溝状疵部を有しない。
そのため、遠心洗濯機による洗浄等の処理や、マットとしての使用において、前記凹状疵部に起因して損傷が生じたり進行したりすることが防がれる。
本発明の滑動防止パイルマットの製法は、
上記本発明の滑動防止パイルマットを製造する方法であって、
未加硫マットベース層上にパイル層を積層したものを、積層方向に相対する加圧面により挟圧しつつ加熱することにより、マットベース層を構成するゴム材料を加硫してエラストマー化し、マットベース層とパイル層を一体状化するものであり、
前記加圧面のうちマットベース層の底面に相対する底面側加圧面に、深さが5乃至50μmの多数の小凹部を満遍なく有することを特徴とする。
本発明の滑動防止パイルマットの製法は、マットベース層を構成するゴム材料を加硫して架橋を進行させ、そのゴム材料をエラストマー化する過程において、架橋の度合いが低い状態で挟圧力を高い状態として、マットベース層の底面と底面側加圧面との間に存在し得る気体を逃がし、その後、架橋の度合いが比較的高い状態で挟圧力を比較的に低い状態とするものであることが望ましい。
マットベース層を構成するゴム材料を加硫して架橋を進行させ、エラストマー化する過程において、架橋の度合いが低い状態で挟圧力を高い状態として、マットベース層の底面と底面側加圧面との間に存在し得る気体を比較的容易に逃がすことができ、その後、架橋の度合いが比較的高い状態で挟圧力を比較的に低い状態とすることによりパイルが圧縮され過ぎることが防がれる。
これにより、マットベース層の底面に、各小凹部より広範囲の凹状疵部、特に溝状疵部を有さず、而もパイルの起立性が維持されたパイルマットが得られる。
本発明の滑動防止パイルマットは、製造し易く、床面等の載置面上で滑動し難く、而も耐久性にも優れる。また本発明の滑動防止パイルマットの製法によれば、前記本発明の滑動防止パイルマットを製造することができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図3は何れも本発明の実施の形態の一例としての滑動防止パイルマットについてのものであって、図1はパイル布を加圧加熱プレスする模式図、図2は加圧加熱プレスによりNRBゴムシートを加硫してパイルマットを製造する模式図、図3はマットベース層の底面の要部模式拡大図、図4はマットベース層の底面部の要部模式拡大断面図である。
(1) この滑動防止パイルマットMは、NBR(nitrile-butadiene rubber)を加硫した加硫ゴム材料からなるエラストマー製のマットベース層Bと、基布P1(シート状基体)に多数のパイルP2が植設されたパイル層Pを有する。
パイル層PにおけるパイルP2は、基端部Pb以外の部分が基布P1の上側に位置し、基端部Pbが基布P1の下面側に位置する。
パイル層Pはマットベース層B上に積層されて両者が一体状をなし、マットベース層Bの底面に、深さが約25μmで縦横約0.2の多数の小凹部Rが約0.5mmおき(0.5mm毎)に満遍なく形成されている。マットベース層Bの底面には、各小凹部Rより広範囲の凹状疵部、特に溝状疵部を有しない。
マットベース層Bの底面に多数満遍なく形成されている小凹部Rの深さは、約25μmである。このパイルマットMは、小凹部の深さが約100μmの従来のパイルマットに比し、床面等の載置面上で比較的滑動し難い。また、マットベース層Bの底面と載置面との間に水が浸透した場合も、小凹部の深さがより小さい場合に比し滑動し難い。更に、マットベース層B(少なくともその底面)は若干の粘性を有するように材料を選択することにより、より活動し難いパイルマットが得られる。
デュロメーター硬さ試験によるマットベース層Bを構成するエラストマーの硬さは約45である。そのため、マットベース層Bの底面に多数満遍なく形成されている小凹部の上記構成とあいまって、床面等の載置面上でより滑動し難いパイルマットMとなる。また、マットベース層Bを構成するエラストマーが軟らかすぎることによる耐久性低下等が実質上防止される。
また、マットベース層Bの底面に、各小凹部Rより広範囲の凹状疵部、特に溝状疵部を有しないので、遠心洗濯機による洗浄等の処理や、マットとしての使用において、前記凹状疵部に起因して損傷が生じたり進行したりすることが防がれる。
加硫ゴム材料としては、NBR(nitrile-butadiene rubber)を加硫したものに限らずその他の合成ゴムや生ゴムを加硫したものを用い得る。
シート状基体としては、各種の布(織布、又は不織布等)を用いるのが通常であり、その場合、シート状基体は基布であるが、布以外のシート状材料を用いることが必ずしも妨げられものではない。
パイル層Pにおける基布P1の下面側には、基布P1に対し各パイルP2の基端部Pbを確実に固定するために、ラテックス材料(これに限らない)によるバッキング(図示せず)が施されているが、必ずしもバッキングを施すことを要するものではない。
マットベース層Bの底面に形成される小凹部Rは、深さが5乃至50μm(例えば5、10、15又は20μm以上であって、50、40又は30μm以下とすることができる。好ましくは10乃至45μm、より好ましくは15乃至40μm、更に好ましくは20乃至30μm。)で、縦横約0.1乃至0.8mmの略円形若しくは楕円形又は多角形状をなし、約0.2乃至1.5mmおきに(毎に)、多数満遍なく形成されるものとすることができる。小凹部Rの縦断面の周縁形状は、例えば、略放物線状、略円弧状、又は略折線状をなすものとすることができる。小凹部の深さは、マットベース層の底面において実質上一定であることが望ましい。尤も、マットベース層の底面において小凹部の深さは必ずしも一定であることを要するものではない。
(2) 上記パイルマットMは次のように製造される。
図1に示すように、下加圧加熱プレスSL上に、PTFE粗ガラス繊維布CL(PTFEすなわちポリテトラフルオロエチレンを含浸させ且つPTFEにて被覆したガラス繊維布)であって深さ約100μmの小凹部(しぼ目)を多数満遍なく有するもの、基布P1に多数のパイルP2が植設され、基布P1の下面側に各パイルP2の基端部Pbを固定するラテックス材料によるバッキングが施されたパイル布P、前記と同じ別のPTFE粗ガラス繊維布CHを積層し、それらを上下加圧加熱プレスSH・SL間で挟圧して加圧加熱し基布P1の下面側の凹凸(主にパイルP2の基端部Pbによる凹凸)を低減させる。尤も、この工程を採用しないことも勿論可能である。例えば基布P1の下面側の凹凸が小さい場合は、必ずしもこの工程を必要としない。
次に、図2に示すように、下加圧加熱プレスSL上に、PTFE細ガラス繊維布DL(PTFEを含浸させ且つPTFEにて被覆したガラス繊維布であって深さ約25μmの小凹部[しぼ目]を多数満遍なく有するもの)を載置し、その上に、未加硫NBRゴムシートBを載置し、その上に、前記加圧加熱後のパイル布P及びその周囲を囲むように未加硫NBRによる縁ゴムEを載置し、更にその上にPTFE粗ガラス繊維布CHを載置する。なお、縁ゴムEは、継続使用或いは継続使用及び洗浄等によるパイルマットの変形(波打ち等)を防ぐ効果があるが、縁ゴムEを設けないことも勿論可能である。
それらの重積物を上下加圧加熱プレスSH・SL間で挟圧して加圧加熱することにより、マットベース層Bを構成するNRBゴムシート及びNBR縁ゴムEを加硫してエラストマー化し、マットベース層Bとパイル層Pが強固に一体状化する。このように一体化された状態で、パイルP2の基端部Pb等による基布P1の下面側の凹凸は、マットベース層Bの上側からマットベース層B中に入り込んだ状態となる。
マットベース層Bを構成するNRBゴムシートを加硫して架橋を進行させ、そのNRBゴムシートをエラストマー化する過程において、架橋の度合いが低い状態で上下加圧加熱プレスSH・SLによる挟圧力を高い状態として、マットベース層Bの底面と底面側加圧面である下側のPTFE細ガラス繊維布DLとの間に存在し得る空気を逃がし、その後、架橋の度合いが比較的高い状態で前記挟圧力を比較的に低い状態とする。架橋の度合いが低い状態で上下加圧加熱プレスSH・SLによる挟圧力を高い状態として、マットベース層Bの底面と下側PTFEガラス繊維布との間に存在し得る空気を比較的容易に逃がすことができ、その後、架橋の度合いが比較的高い状態で上下加圧加熱プレスSH・SLによる挟圧力を比較的に低い状態とすることにより、パイル層Pを構成するパイルP2が圧縮され過ぎることが防がれる。
上下加圧加熱プレスSH・SLによるプレスを解除し、上下のPTFE粗ガラス繊維布CH及びPTFE細ガラス繊維布DLを除去することにより、マットベース層Bの底面に各小凹部Rより広範囲の凹状疵部、特に溝状疵部を有さず、而もパイルP2の起立性が維持された滑動防止パイルマットMが得られる。
この例では、冷却後、周囲の縁ゴムEの不要部分切除して図3の滑動防止パイルマットMを得ている。また、この例では、滑動防止パイルマットMの基布P1の上面と縁ゴムEの上面は実質上同じ高さとなっている。
なお、以上の実施の形態についての記述における構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
パイル布を加圧加熱プレスする模式図である。 加圧加熱プレスによりNRBゴムシートを加硫してパイルマットを製造する模式図である。 滑動防止パイルマットの模式断面図である。 マットベース層の底面の要部模式拡大図である。 マットベース層の底面部の要部模式拡大断面図である。
符号の説明
B マットベース層、未加硫NBRゴムシート
CH PTFE粗ガラス繊維布
CL PTFE粗ガラス繊維布
DL PTFE細ガラス繊維布
E NBR縁ゴム、縁ゴム
M パイルマット
P パイル層、パイル布
P1 基布
P2 パイル
Pb 基端部
R 小凹部
SL 下加圧加熱プレス
SH 上加圧加熱プレス

Claims (7)

  1. 加硫ゴム材料からなるエラストマー製のマットベース層と、
    シート状基体に多数のパイルが植設されたパイル層であって前記パイルの基端部が前記シート状基体の下面側に位置するものとを備えてなり、
    マットベース層上にパイル層が積層されて両者が一体状をなし、マットベース層の底面に多数の小凹部が満遍なく形成されてなるパイルマットであって、
    未加硫マットベース層上にパイル層を積層したものを、積層方向に相対する加圧面により挟圧しつつ加熱することにより、マットベース層を構成するゴム材料を加硫してエラストマー化し、マットベース層とパイル層を一体状化して得られ、
    前記小凹部の深さが5乃至50μmであることを特徴とする滑動防止パイルマット。
  2. マットベース層の底面に、上記各小凹部より広範囲の凹状疵部を有しない請求項1記載の滑動防止パイルマット。
  3. 上記小凹部の深さが15乃至40μmである請求項1又は2記載の滑動防止パイルマット。
  4. デュロメーター硬さ試験によるマットベース層を構成するエラストマーの硬さが40乃至50である請求項1、2又は3記載の滑動防止パイルマット。
  5. パイルの起立性が維持された請求項1乃至4の何れか1項に記載の滑動防止パイルマット。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の滑動防止パイルマットを製造する方法であって、
    未加硫マットベース層上にパイル層を積層したものを、積層方向に相対する加圧面により挟圧しつつ加熱することにより、マットベース層を構成するゴム材料を加硫してエラストマー化し、マットベース層とパイル層を一体状化するものであり、
    前記加圧面のうちマットベース層の底面に相対する底面側加圧面に、深さが5乃至50μmの多数の小凹部を満遍なく有することを特徴とする滑動防止パイルマットの製法。
  7. マットベース層を構成するゴム材料を加硫して架橋を進行させ、そのゴム材料をエラストマー化する過程において、架橋の度合いが低い状態で挟圧力を高い状態として、マットベース層の底面と底面側加圧面との間に存在し得る気体を逃がし、その後、架橋の度合いが比較的高い状態で挟圧力を比較的に低い状態とする請求項6記載の滑動防止パイルマットの製法。
JP2008101966A 2008-04-09 2008-04-09 滑動防止パイルマット及びその製法 Active JP4980289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008101966A JP4980289B2 (ja) 2008-04-09 2008-04-09 滑動防止パイルマット及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008101966A JP4980289B2 (ja) 2008-04-09 2008-04-09 滑動防止パイルマット及びその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009247754A JP2009247754A (ja) 2009-10-29
JP4980289B2 true JP4980289B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=41308974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008101966A Active JP4980289B2 (ja) 2008-04-09 2008-04-09 滑動防止パイルマット及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4980289B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2975299B2 (ja) * 1995-12-26 1999-11-10 早川ゴム株式会社 置敷カーペットマットの置敷構造
JP4355632B2 (ja) * 2004-08-19 2009-11-04 株式会社メディカルR&D 医療器具滑り止め材および手術用覆布、ならびに医療器具の滑り防止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009247754A (ja) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5362544A (en) Floor mat and method of making same
EP0512904B1 (en) Floor mat and method of making same
US4554194A (en) Self-adhesive floor covering
EP2595837B1 (en) Adhesive products in sheet form
US10391720B2 (en) Method for making a slip resistant mat
BRPI0903821A2 (pt) compósito texturizado
EP2797749A1 (en) Exercise mat
CA3010185A1 (en) Engineered rigid acoustical loose-lay flooring
CA1335649C (en) Dust control mat with non-cleated borders
JP4980289B2 (ja) 滑動防止パイルマット及びその製法
US1815558A (en) Floor covering or mat and method for making the same
KR101936695B1 (ko) 내구성 및 시공성이 향상된 미끄럼방지용 바닥판재 및 이의 제조방법
JPS62137028A (ja) 一体化マツト
JP6419145B2 (ja) 湿気通路を備える耐滑性マット
JP4496436B2 (ja) カーペット
JP7140379B2 (ja) 熱プレス用クッション材および熱プレス用クッション材の製造方法
JP5112744B2 (ja) 伝動ベルトの製造方法
JP2019217039A (ja) カーペットマット及びカーペットマットの製造方法
EP1276924B1 (en) Cleat-forming woven fabric article for the manufacture of anti-creep floor mats
US1905769A (en) Automobile running board and the like
JPH08215131A (ja) 玄関マット
AU2001255835B2 (en) Cleat-forming woven fabric article for the manufacture of anti-creep floor mats
JP4356042B2 (ja) 縁取りマット製造法
BE1028201A1 (nl) Wrijvingsverhogende backing voor vloerbekleding en werkwijze voor het vervaardigen ervan
PT1972436E (pt) Método de produção películas de material sintético com várias camadas

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120418

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4980289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250