JP4979691B2 - 体外処理用カテーテルポート組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、 カテーテルポート組立体、及びカテーテルポート組立体を挿入する方法に関する。
体外血液浄化用カテーテルは、体外の血液循環器を経由する溶質の投与及び患者の体からの毒素及び流体の除去のために、患者の体中にわたる種々の静脈位置や空洞に置かれることができる。そのような静脈カテーテル法は、複数のルーメン(内腔)を有する単一のカテーテルを用いて行われることができる。マルチプル(多数)・ルーメン・カテーテルの典型例としては、一方のルーメンが血液(動脈ライン)を吸引するのに役立ち、他方のルーメンがクリーンにされた血液(静脈ライン)を戻すのに役立つデュアル・ルーメン・カテーテルが挙げられる。そのようなデュアル・ルーメン・カテーテル組立体の一例としては、ペンシルバニア・ハーレイズビルのメディカル・コンポーネンツ社により製造されたスピリット・キャス(SPLIT−CATH、登録商標)が挙げられる。また、カテーテル法は、カテーテルを挿入するために同じ切開口を通じて深い静脈内に挿入される、分離したシングル・ルーメン・カテーテルを用いて行うこともできる。そのようなディアル・カテーテル組立体も、ペンシルバニア・ハーレイズビルのメディカル・コンポーネンツ社により製造されている。デュアル・シングル・ルーメン・カテーテル組立体の一例としては、メディカル・コンポーネンツ社により販売されているテシオ(Tesio、登録商標)が挙げられる。
一般に、深い静脈又は他の血管内に任意のカテーテルを挿入するためには、周知のセルディンガー技術に従って、長い中空針を用いる吸引により血管を確認する。前記針が取り付けられた注射器に血液が入り、血管が見つかったことを示せば、細いガイドワイヤが、典型的には注射針又は他の導入具を通じて、その血管の内部に導入される。次いで、前記導入具は、血管内に挿入されるガイドワイヤの末端部の部分を前記血管内に残して除去され、前記ガイドワイヤの反対側の基端部は前記患者の皮膚の表面を越えて突き出す。このとき、医師にはカテーテルの設置のための幾つかの選択肢が与えられる。最も簡単な選択肢は、前記ガイドワイヤの上に半硬質のカテーテルを直接血管内に通すことである。次いで、前記ガイドワイヤは前記カテーテルを前記血管内の位置に残して除去される。もし、前記挿入されるカテーテルが前記ガイドワイヤより有意に大きい、又は柔らかく柔軟なポリマー材料から構成される場合には、通常鞘内にある静脈拡張器が、前記ガイドワイヤの入口位置を拡大するとともに前記カテーテルの導入を容易にするために、前記ガイドワイヤの上を通される。前記ガイドワイヤ及び拡張器は除去され、前記カテーテルは前記鞘を通じて前記血管内に挿入される。次いで、前記鞘は、前記カテーテルを所定の位置に残して除去される。
前記カテーテルを患者の内部に長期間、例えば数週間又は数ヶ月間、残すことを意図する慢性的カテーテル法のためには、種々のトンネリング技術を用いて前記患者内で前記カテーテルを皮下に進ませる(トンネルする(tunneled))ことが典型的に求められている。前記カテーテルの基端部は、前記患者の静脈内に挿入された後、トンネルされることができる。前記皮下トンネルは、前記患者に不快感及び傷害(例えば感染症、炎症、又は突発的な離脱)のリスクをもたらす、前記カテーテルの基端部が移動すること及び除去される恐れを防ぐために、安定したアンカー(anchor)を提供する。現在利用可能な製品は、前記患者の出口位置での固定接続を容易にするカテーテルポートを提供しない。さらに、現在の製品は、体外処理の管理(administration)のためのコンパクトなポートを提供しない。
自己抑制流れ規制バルブ(self-contained flow restricting valve)を備えるカテーテルポート組立体を提供することは有益であろう。加えて、皮下トンネルの出口位置内に部分的に挿入され、それにより、出口位置を塞ぐとともに、前記皮下トンネル内でアダプタの周囲の肉体のイングロウス(ingrowth of flesh)を通じて組立体を部分的に保持するように構成されたカテーテルポート組立体を提供することは有益であろう。
本発明は、末端部と、基端部と、前記末端部と前記基端部との間で延びる長手方向通路とを備える本体を有するカテーテルポート組立体を開示する。さらに、前記カテーテルポート組立体は、前記長手方向通路に沿って配置されたバルブを有する。前記バルブは、少なくとも一方向の流れを規制するように構成されている。前記末端部は、カテーテルに接続されるように構成されている。また、前記末端部は、カテーテルに接続された後、少なくとも部分的に患者内の皮下に挿入されるように構成され、前記基端部は、体外デバイスに接続されるように構成されている。
また、本発明は、第1の端部と、第2の端部と、中央部分と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びる長手方向通路とを備える管状本体を有するカテーテルポート組立体を開示する。さらに、カテーテルポート組立体は、前記長手方向通路に沿って配置されたバルブを有する。前記組立体の第2の端部は、カテーテルルーメン内に挿入されて前記カテーテルルーメンと係合するように構成された少なくとも1つのバーブ(barb:顎)を有する。前記中央部分は、前記カテーテルルーメンよりも幅が広い。前記第2の端部は、さらに、前記カテーテルルーメンと前記第2の端部とをさらに係合するように構成された末端カバーを有するとともに、前記カテーテルルーメンと前記中央部分との間に遷移部分を提供する。前記第2の端部は、皮下トンネルの出口位置において患者内に部分的に皮下に挿入されるように構成されている。
また、本発明は、カテーテルポート組立体を挿入する方法を開示する。前記方法は、少なくとも1つの末端部と少なくとも1つの基端部とを備える少なくとも1つのルーメンを有するカテーテルを準備することを含む。また、トロカール(trocar:套管針)も準備される。前記トロカールは、末端部と基端部とを備える。また、第1の端部と第2の端部とを備える縫合糸とポート組立体も準備される。前記ポート組立体は、末端部とバルブとを備える本体と、末端カバーとを有する。前記方法は、さらに、前記少なくとも1つのルーメンの末端部を患者の血管内に挿入し、次いで、前記少なくとも1つのルーメンの基端部と前記縫合糸の第1の端部とを、前記トロカールの末端部に接続することを含む。さらに、前記方法は、前記トロカールと前記少なくとも1つのルーメンと前記縫合糸の第1の基端部とを、出口位置の前記患者の肉体を通じてトンネルするとともに、前記少なくとも1つのルーメンの基端部と前記縫合糸の第1の端部とを、前記出口位置を通じて少なくとも部分的に引くことを含む。さらに、前記方法は、前記少なくとも1つのルーメンと前記縫合糸の第1の端部とを、前記本体の末端部に取り付けるとともに、前記組立体の少なくとも一部が前記患者内に配置されるまで、前記縫合糸の第2の端部を引くことを含む。
図面において、類似の数字は全体を通じ類似の要素を示している。便宜上のためだけに、ここでは、特定の専門用語が用いられているが、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。「末(端)」及び「基(端)」なる用語は、それぞれ、本発明にかかるカテーテルポート組立体のカテーテルの挿入先端部「から離れる」及び「に近づく」方向を言及している。前記専門用語には、特に上述した前記用語、その派生語及び類義語が含まれる。以下は、本発明の好ましい実施形態を述べるものである。しかしながら。この開示に基づいて、本発明がここに述べられた好ましい実施形態に限定されるものではないことは理解されるべきである。
図1を参照すると、本発明の実施形態にかかるカテーテルポートアダプタ組立体100が示されている。組立体100は、末端部分110及び基端部分120を備える本体101を有している。末端部分110と基端部分120との間には長手方向軸102が延在している。末端部分110と基端部分120との間の長手方向軸102に沿って中央部分130が配置されている。前記組立体は、さらに末端カバー170を有している。
ここに示される好ましい実施形態において、末端部分110は、好ましくは、カテーテルルーメンの基端部(図1には図示されていない)内に挿入されるように構成される。前記カテーテルルーメンの基端部が末端部分110の少なくとも一部の周りに配置されるとき、末端部分110は、前記カテーテルルーメンと係合するように構成されている。好ましくは、末端部分110は、前記ルーメンに対して基端方向の本体101の移動を規制するように構成された少なくとも1つのバーブ112を有する。ここでは、少なくとも1つのバーブ112が2つのバーブ112を有するように示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、本体101に関する前記カテーテルの移動が他の方法で規制されてもよいことは、当業者に認識されるだろう。そのような他の取り付け手段の例としては、テシオ(Tesio、登録商標)タイプの接続具(米国特許第5,624,413号に開示された)、ねじ締め接続具や、クリップの任意の適当な組み合わせ、当業者に知られているカテーテルルーメンにルアー(luers)又はアダプタを接続するための連結具又は接続金具が挙げられる。あるいは、もし、挿入されるカテーテルが皮下トンネルを逆行しないならば、カテーテルは、組立体100に接合されても、組立体100とインサート成形されてもよい。
図2を参照すると、本体101の末端部分110が末端側開口114及び末端側通路116を有している。末端側通路116は、流体(好ましくは血液又は薬剤)の流れを容易にするように構成されている。図1を参照すると、好ましくは、末端部分110の基端側部分115が、四角形の断面を有し、4つの平らな側面(1つの側面115aのみ図示されている)を有する。本発明の実施形態では4つの側面を有する末端部分110の基端側部分115を開示しているが、末端部分110の基端側部分115がいかなる数の側面を有しても、あるいはその代わりに丸められた又は他の適当な形状を有してもよいことは、当業者には認識されるだろう。
図1及び2を参照すると、好ましくは、基端部分120は、例えば、血液透析器(図示せず)や蓋(図示せず)などの体外処理デバイスに取り外し可能に接続されるように構成される。本実施形態において、その接続手段は、当業者に良く知られているルアー接続部(luer connection)122である。ルアー接続部122は、テーパ状の内壁123を備える基端側開口124を有している。好ましくは、基端部分120の外側面には雄ねじ125が配置される。ここでは、雄ねじ125及びルアー接続部122が示されているが、基端部120が組立体100を体外デバイスに接続する他の適当な手段を有してもよいことは、当業者には認識されるだろう。
好ましくは、中央部分130は、紙面に対して垂直方向に切ったときに、基端及び末端部分120,110のいずれかの断面よりも大きな断面を有する。好ましくは、中央部分130は概ね円形断面を有する。中央部分130は、長手方向軸102に沿って、その内部に配置されたバルブ150と適合するサイズである。好ましくは、少なくとも中央部分130の一部がテーパ状の外表面132を有し、当該テーパ状外表面132は、テーパ状外表面132上の基端側ポイント132aにおけるより広い部分から、テーパ状外表面132上の末端側ポイント132bにおけるより狭い部分までテーパ状になっている。
図2を参照すると、構造において、好ましくは、本体101は、少なくとも、基端部分120及び中央部分130の一部を備える第1の本体セクション103と、末端部分110及び中央部分の一部を備える第2の本体セクション104とを有する。好ましくは、第1の本体セクション103は、第2の本体セクション104に係合して接続するように構成される。前記接続は、溶接、ねじ締め、圧入、又は、当業者に知られている他の適当な手段でされてもよい。好ましくは、第1の本体セクション103と第2の本体セクション104とが互いに接続されたとき、第1の本体セクション103と第2の本体セクション104との間に環状窓枠(circumferential reveal)156が形成される。好ましくは、組立の間、第1の本体セクション103と第2の本体セクション104とを互いに接続する前に、第1の本体セクション103と第2の本体セクション104との間にバルブ150を配置して、その内部にバルブ150を保持する。ここでは、第1の本体セクション103と第2の本体セクション104との間にバルブ150が保持されるものとしたが、本発明の範囲から逸脱することなく、本体101内でバルブ150を保持する他の多くの手段が使用されてもよいことは、当業者には認識されるだろう。
好ましくは、中央部分130の外表面の周りにインジケーターリング160が配置される。本好適な実施形態において、インジケーターリング160は、テーパ状外表面132の基端側ポイント132aと末端側ポイント132bとの間で、テーパ状外表面132の周りに配置される。好ましくは、インジケーターリング160も、テーパ状外表面132の基端側ポイント132aと末端側ポイント132bとの間が滑らかな面となるように、テーパ状にされる。好ましくは、インジケーターリング160は、組立体100を取り付けるルーメンが、静脈ルーメン、動脈ルーメン、又は例えば血流に薬剤を供給するなどの他の目的に使用されるルーメンであるかどうかを示すように着色される。カラーコード状のインジケーターリング160は、組立体が患者内に設置されるとき、前記ルーメンが患者の肉体又は末端カバー170によって完全に覆われることができるので、本発明にとって望ましい。そのカラーコードシステムは、当業者に良く知られている。その目印システムにおいては、青の印をつけられたルーメンが、通常、静脈ルーメン又は本体への血液の帰還を容易にするルーメンを表し、赤の印を付けられたルーメンが、通常、動脈ルーメン又は本体から血液の引き出しを容易にするルーメンを表す。本実施形態においては、インジケーターリング160が組立体100を接続するルーメンのタイプを示すことに使用されているが、ルーメンと同一視される他の適当な手段が同様にして使用されてもよいことは、当業者には認識されるだろう。
好ましくは、中央部分130は、さらに、平坦部分134を有する。好ましくは、平坦部分134の外表面は、6つの平坦面134a(3つの面134aのみ図示されている)を備える六角形の断面を有する。好ましくは、平坦部分134は、テーパ状外表面132の基端側に配置されている。ここで示される好ましい実施形態は、六角形の断面を有する平坦部分134を開示するが、本発明の範囲から逸脱することなく、あらゆる数の面を備える平坦部分134が使用されてもよいことは、当業者には認識されるだろう。
図2を参照すると、中央部分130と基端部分120とが、基端側開口124から末端側通路116まで延在する中央通路136を形成している。好ましくは、中央通路136は、概ね筒状であり、長手方向軸102に沿って延在する。好ましくは、バルブ150は、中央通路136内に長手方向軸102に沿って配置される。好ましくは、バルブ150は、保持用頭部152を有する。本好適な実施形態において、保持用頭部152は、中央通路136の周りに延在する環状窓枠156内に少なくとも部分的に配置される。本実施形態においては、保持用頭部152を環状窓枠156内に少なくとも部分的に配置して組立体100内にバルブを保持するが、バルブ150が他の適当な手段で組立体100内に保持されてもよいことは、当業者には認識されるだろう。
好ましくは、本体101は、ステンレス鋼、チタン、又は他の適当な材料で構成される。
好ましくは、バルブ150は、第1の方向の流れを規制し、第2の方向の流れを容易にする。患者の外部への血液の漏出の発生、あるいは患者内への空気又は汚染物質を減らすために、バルブ150が全ての方向の流れに十分な抵抗を提供することも好ましい。バルブ150の方向性は、1対の組立体100において、第1の組立体100のバルブ150が第1の方向の流れを規制し、第2の組立体100のバルブ150が第2の方向の流れを規制するように、変更してもよい。本実施形態において示されるバルブ150は、双方向圧力逃がしバルブである。好ましくは、バルブ150は、米国特許第4,434,810号の説明に従って構成される。しかしながら、バルブ150が双方向バルブ(図示せず)や他の適当なタイプのバルブでもよいことは、当業者には認識されるだろう。好ましくは、バルブ150は、シリコン、ポリマー、又は他の材料から構成される。
図3及び4を参照すると、組立体100は、さらに、基端部172と、末端部174と、基端部172と末端部174との間にわたって延びる長手方向通路176とを備える末端カバー170を有する。末端カバー170の基端部172は基端側開口178を有する。末端カバー170の末端部174は末端側開口180を有する。末端カバー170は、好ましくは、基端部172に最も近い最も広い部分と、末端部174に最も近い最も狭い部分とを備える円錐形である。
末端カバー170は、末端カバー170の基端側開口178を通じて本体101の末端部分110を挿入することによって、本体101に接続されるように構成される。好ましくは、末端カバー170の長手方向通路176は、本体101と、本体101の末端部分110上に配置されたカテーテルルーメン200とに係合するサイズである。
好ましくは、末端カバー170の基端部172は、前記組立体の末端部分110の基端側部分115の4つの平坦な側面115aに係合するように構成される。末端カバー170の長手方向通路176は、好ましくは、本体101の末端部分110の4つの平坦な側面115aに摩擦係合する4つの平面184a(1つの平面184aのみ図示されている)を有する。ここでは4つの平坦な側面115a及び4つの平面184aを示したが、あらゆる数の平坦な側面115a及び平面184aが使用されてもよいこと、及び、好ましくは、平坦な側面115aと平面184aとが同じ数であることは、当業者には認識されるだろう。
図1を参照すると、好ましくは、基端カバー170の基端部172は、末端カバー170の最も広い部分が、基端側の外表面132上の末端側ポイント132bに配置された中央部分130の一部と同じ断面のサイズを有するような大きさにされる。このことは、組立体100が組み立てられたときに、基端側外表面132と末端カバー170との間の滑らかな遷移を容易にする。
ここで、図1、3、及び4を参照すると、末端カバー170は、好ましくは、少なくとも1つの保持用頭部182を有する。ここで示される好ましい実施形態においては、保持用頭部182は、概ねらせん形状であり、末端カバー170の周り約360度延在する。ここでは、概ねらせん状の保持用頭部182が示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、種々の形状を有する保持用頭部が使用されてもよいことは、当業者には認識されるだろう。好ましくは、保持用頭部182は、患者の肉体内で組立体100の少なくとも一部を保持するように構成される。好ましくは、保持用頭部182と基端部172との間で末端カバー170の周りに、丸められた窪み183が環状に配置される。丸められた窪み183は、好ましくは、前記組立体が挿入されたときに丸められた窪み183の一部が患者内に配置され、且つ、挿入後、患者の外側に丸められた窪み183の一部が残されるように、末端カバー170に沿って配置される。好ましくは、末端カバー170は、シリコン、ポリマー、又は他の材料から構成される。
図5、5a、及び6を参照すると、複数の組立体100,100’が、固定用ブラケット190で互いに保持されることができる。好ましくは、ブラケット190は、少なくとも1つの組立体100と係合するように構成される。本実施形態は、2つの組立体100,100’と係合するように構成されたブラケット190を示す。好ましくは、アダプタ190は、ブラケット190が組立体100と係合する前に、組立体100の少なくとも一部が通過する第1の通路191と第2の通路192とを有する。好ましくは、第1及び第2の通路191,192は、第1及び第2の円形部分193,194と、第1及び第2の六角形部分195,196とを有する。好ましくは、ブラケット190の通路191,192が組立体100,100’と係合するとき、円形部分193,194は、円形部分193,194が各組立体100,100’の本体101の中央部分130と係合するように、六角形部分195,196の末端側に配置される。好ましくは、ブラケット190が組立体100,100’と係合するとき、六角形部分195,196は、各組立体100,100’の本体101の平坦部分134と摩擦係合する。ブラケット190は、好ましくは、組立体100,100’が好ましくは患者10内に挿入された後、組立体100,100’と係合し、挿入後、円形部分193,194がそれぞれ中央部分130と係合するとともに六角形部分がそれぞれ平坦部分134と係合するまで、患者に対向する円形部分193,195を有する開口の側面を備えるブラケット190が組立体100,100’の周りを末端側に滑る。
ここで図5b及び図5cを参照すると、別のブラケット290が示されている。好ましくは、ブラケット290は、第1のブラケット部分297と第2のブラケット部分297'とを有する。第1のブラケット部分297は、好ましくは、ヒンジ298によって、第2のブラケット部分297’と接続される。好ましくは、図5aに示すようにブラケット290が閉位置に配置されたとき、第1の留め具部分299が第2の留め具部分299’と係合し、ブラケット290が閉位置で保持される。好ましくは、第1の留め具部分299と第2の留め具部分299’とは、それぞれ、中子(tang)及び留め金(keeper)を有する。あるいは、第1及び第2の留め具部分299,299’は、互いに対向する中子、タブ、及び凹部、あるいはヒンジ付きブラケット290を閉位置に保持する当業者に知られた他の構成を有してもよい。
ブラケット190と同様に、ブラケット290は、好ましくは、組立体100,100’と係合するように構成された第1及び第2の通路291,292を有する。好ましくは、通路291,292は、第1及び第2の円形部分293,294と、第1及び第2の六角形部分295,296とを有する。好ましくは、組立体100,100’が患者内に挿入された後、ブラケット290は、組立体100,100’の周りにブラケット290を閉じることによって、組立体100,100’と係合する。好ましくは、ブラケット190と同様に、ブラケット290が組立体100,100’と係合するとき、六角形部分1295,296がそれぞれ各平坦部分134と係合するとともに、円形部分293,294がそれぞれ組立体100,100’の各中央部分130と係合する。
図5dには、ブラケット390の第3の実施形態が示されている。ブラケット390は、それぞれ、第1及び第2の開口391,392を有する。好ましくは、第1の開口391及び第2の開口392のそれぞれ少なくとも2つのエッジが、第1及び第2の平坦なブラケット部分395,396を有する。図5dに示される本好適な実施形態においては、第1及び第2の平坦なブラケット部分395,396のそれぞれの3つの側面が、六角形の上半分と概ね同様である。好ましくは、平坦なブラケット部分395,396のそれぞれの2つの対向する側面は、互いに概ね平行であり、図5dでは概ね垂直方向に、開口391,392の各側面に沿って延在する。第1及び第2の平坦なブラケット部分395,396は、好ましくは、組立体100,100’の各平坦部分134にそれぞれ係合するように構成される。好ましくは、第1の受け入れ端部393及び第2の受け入れ端部394は、平坦なブラケット部分395,396から、ブラケット390の第1及び第2の開口391,392の反対側に配置されている。好ましくは、第1及び第2の受け入れ端部393,394にそれぞれ組立体100,100’を挿入し、第1及び第2の平坦なブラケット部分395,396が組立体100,100’の平坦部分134と係合するように組立体100,100’の周りにブラケット390を滑らせることによって、ブラケットが組立体100,100’と係合する。
図5e及び5fには、ブラケット490の第4の実施形態が示されている。ブラケット490は、第1のブラケット部分497と第2のブラケット部分497'とを有する。好ましくは、第1及び第2のブラケット部分497,497’は、図5b及び5cの第1及び第2のブラケット部分297,297’と同様である。すなわち、第1及び第2のブラケット部分497,497’のそれぞれは、第1の通路491及び第2の通路492の一部を形成する。好ましくは、通路491,492は、ブラケット290と同様に、第1及び第2の円形部分493,494と、第1及び第2の六角形部分495,496と、第1及び第2の狭窄部分488,489とを有し、ブラケット490が組立体100,100’と係合するとき、六角形部分495,496がそれぞれ各平坦部分134と係合するとともに、円形部分493,494がそれぞれ各組立体100,100’の中央部分130と係合する。好ましくは、第1及び第2の狭窄部分488,489は、それぞれ各組立体100,100’の基端部分120と係合するように構成される。好ましくは、第1及び第2の狭窄部分488,489は、それぞれ、各基端部分120の各雄ねじ125の末端側で且つ中央部分130の基端側で組立体100,100’と係合する。
好ましくは、第1及び第2のブラケット部分497,497’は、少なくとも2つの中子484,484’及びクリップ485,485’によって互いに取り外し可能に接続可能である。図5e及び5fに示される第4の実施形態において、中子484,484’は、第1ブラケット部分497の側面から外側に延び、クリップ485,485’は、外側で、且つ第2ブラケット部分497から第1ブラケット部分497に向けて延びる。好ましくは、クリップ485,485’は、ブラケット490が組立体100,100’と摩擦係合するとき、中子484,484’と係合するように構成される。第1のブラケット部分497は、好ましくは、クリップ485,485’を、互いから離れるとともに第1のブラケット部分497から離れるように押すことによって、第2ブラケット部分497’との係合が外れる。
好ましくは、ブラケット190,290,390,490は、シリコン、ポリマー、又は他の適当な材料から構成される。あるいは、ブラケット190,290,390,490は、スチール、チタン又は他の硬質な材料及びシリコン、ポリマー又は他の適当な半硬質な材料の組み合わせで構成されてもよい。
図6を参照すると、2つのカテーテル200,200’が、患者10内の挿入位置に位置する状態で示されている。前記挿入は、好ましくは、一度に1つのカテーテルにで行われるが、カテーテル200,200’が同時に挿入されてもよいことは、当業者には認識されるだろう。ここで開示される方法にかかるカテーテルの挿入は、反復法(iteration)で行われる。第1の反復法には、第1のカテーテル200と組立体100とを挿入することが含まれ、第2の反復法には、第2のカテーテル200’と組立体100’とを挿入することが含まれる。各反復法に対して、挿入を完全にするための分離ツール、機器、及び付属品(アクセサリー)が提供される。分離ツール、機器、及び付属品は、好ましくは、少なくともカテーテル200と、トロカール(図示せず)と、縫合糸220と、ポート組立体100とを有する。本発明の範囲から逸脱することなく、2つ以上の反復法が行われてもよいことは、当業者には認識されるだろう。
挿入に関して、例えば患者の内頸静脈などの患者の血管18内に、カテーテルの末端部202,202’が挿入されることがより好ましい。挿入は、当業者によく知られた方法によって行われることが好ましい。末端部202,202’が血管18内に挿入された後、基端部201,201’は、好ましくは、当業者に知られた方法を用いてトロカールの末端部(尖っていない)に接続される。好ましくは、縫合糸220,220’がトロカールのそれぞれに取り付けられ、カテーテルの末端部202,202’が血管18に入る位置の近くに位置する入口位置13から出口位置14,14’まで、縫合糸220,220’がカテーテル200,200’とともに皮下にトンネルされる。好ましくは、カテーテル200,200’は、分かれた皮下トンネル16,16’を通じてトンネルされる。好ましくは、縫合糸220,220’は、縫合糸をトロカールの周りに縛ることよって、又は当業者に知られた他の方法によって、トロカールに取り付けられる。好ましくは、図6に示されるように、カテーテル200,200’は、鎖骨12の上方でトンネルされる。鎖骨12の上方でカテーテル200,200’をトンネルすることは、当業者に良く知られているような付加的な固定と支持を提供する。
好ましくは、カテーテル200,200’は、カテーテル200,200’の基端部201,201’が出口位置14,14’において患者から抜け出すポイントの皮下にトンネルされる。好ましくは、出口位置14,14’は、カテーテル200,200’の外径よりも大きく、本体101の中央部分130の外径よりも小さい。
図4、7、及び7aを参照すると、カテーテルルーメン200が患者10を通ってトンネルされ、カテーテルルーメン200の一部がカテーテルの出口位置から延びると、図4に示すように、末端カバー170がカテーテルルーメン200の基端部201上を滑らされる。好ましくは、末端カバー170(図4及び7aに示される)がカテーテルルーメン200上に位置決めされた後、カテーテルルーメンの基端部201は、図7に示すように、本体101の末端部分の周囲に配置される。カテーテルルーメン200の基端部201は、好ましくは、本体101の末端部分の周囲に配置されたときに、バーブ112の周りに配置される。本発明の実施形態では、ルーメン200が組立体100の末端部分110と係合する前にルーメン200上の滑る末端カバー170を示しているが、本発明の範囲から逸脱することなく、末端カバー170の取り付けを前記取り付けが本発明の実施形態で生じる前後で組立体に許可する他の構造を、末端カバー170が有してもよいことは、当業者には認識されるだろう。
図7を参照すると、好ましくは、カテーテルルーメン200の基端部201が本体101の末端部分110上を滑らされた後、縫合糸220がカテーテルルーメン200の基端部201の周囲に結び目222において縛られ結ばれる。好ましくは、縫合糸220は、2つのバーブ112間の本体101の末端部分110に沿った位置においてカテーテルルーメン200の周囲に縛られる。カテーテルルーメン200は、さらに、縫合糸220がカテーテルルーメン200の周囲に締め付けられて本体101の末端部分110の周囲でカテーテルルーメン200が絞られるとき、組立体100に対して移動することから規制される。
ここで、図4、7、及び7aを参照すると、好ましくは、縫合糸220がカテーテルルーメン200の周囲に締め付けられた後、縫合糸220がカテーテルルーメン200に沿って置かれ、末端カバー170がカテーテル200に沿って、縫合糸220上を、本体101に向けて、基端側に滑る。好ましくは、末端カバー170は、末端カバー170が本体101と係合するまで基端側に滑らされ、それにより、カテーテルルーメン200の基端部201及び縫合糸200の結び目202が覆われる。前に論じたように、好ましくは、末端カバー170が本体101に向けて滑らされたとき、末端カバー170の平面184aが本体101の平坦な側面115aと係合する。
図6を参照すると、組立体100,100’がカテーテル200,200’に接続された後、組立体100,100’が少なくとも部分的に出口位置14,14’を通って皮下トンネル16,16’内に配置される。組立体100,100’が少なくとも部分的に入口位置14,14’内に配置されたとき、好ましくは、患者10の肉体が保持用頭部182の周囲で治療され、さらに組立体100,100’が少なくとも部分的に患者10内に固定されるように、各組立体100,100’の保持用頭部182,182’が患者10の肉体と係合する。
図6、7、及び7aを参照すると、好ましくは、カテーテル組立体100,100’は、組立体100,100’が少なくとも部分的に出口位置14,14’内に位置するまで、末端側に引かれ、患者10内に戻される。好ましくは、組立体100,100’は、患者10内に戻るように末端側に引き戻されたとき、出口位置14,14’を少なくとも部分的に塞ぐ。これは、入口位置12において縫合糸220,220’を引くことによって行われる。好ましくは、前記組立体は、丸められた窪み183が皮膚に配置され、丸められた窪み183の一部が患者の外側に残るとともに丸められた窪み183の一部が患者10内に残るポイントへ患者内に引き戻される。好ましくは、保持用頭部182は、患者10の内部に配置されて、患者10の肉体が保持用頭部182の周囲で治療されることを可能にし、さらに、患者10に対する組立体100,100’の移動を規制する。好ましくは、縫合糸220(図7に示される)の結び目222は、縫合糸220,220’の第1の端部であり、縫合糸220,220’の第2の端部224,224は、組立体100,100’がトンネルされた後に皮下トンネル16,16’の入口位置13の近くに配置される。好ましくは、挿入する医師が縫合糸220,220’の第2の端部224,224’を引き、組立体100,100’を少なくとも部分的に出口位置14,14’内に配置した後、縫合糸220,220’の第2の端部224,224’が、入口位置13の近くに位置決めされた第2の結び目210において一緒に結ばれる。入口位置13の近くで縫合糸220,220’が一緒に結ばれることは、患者10内に組立体100,100’をさらに固定するのに役立つ。
好ましくは、組立体100,100’が患者内に挿入された後、組立体100,100’は、ブラケット190を用いて互いに固定される。好ましくは、ブラケット190は、前にここで論じたように組立体100,100’と係合するが、ブラケット190が、本発明の範囲から逸脱することなく、他の方法で組立体100,100’と係合してもよいことは、当業者には認識されるだろう。
使用時、好ましくは、動脈用組立体100は、例えば血液透析器(図示せず)などの体外処理デバイスの動脈血ラインに接続される。静脈用組立体 100’は、例えば血液透析器(図示せず)などの体外処理デバイスの静脈血ラインに接続される。処理中、血液は動脈ルーメン200’から引かれ、処理後の血液は静脈ルーメン200を経由して血管18に戻される。好ましくは、各バルブ150は、各ルーメン200,200’に対して好ましい血液の流れ方向を容易にするように構成される。好ましくは、各バルブ150はそれぞれ、たとえ組立体100,100’が適当な体外血液ラインに接続されていなくても、そこを通じる流れを容易にするように構成される。不適切な接続を伴う状況下において、好ましくは、各バルブ150はそれぞれ、低下したレベルの流れを可能にし、接続を切られた場合において、各バルブ150はそれぞれ、血液、空気、及びバルブを通じる汚染物質の流れを規制する。
上記した実施形態に、その広い発明の概念から逸脱することなく変更を加えることができることは、当業者に評価されるだろう。それゆえ、本発明が、開示した特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲に定義されるように本発明の精神及び範囲内の改良に及ぶことを意図するものであることは、理解されるべきである。
ここに組合わされ、この明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の現在好ましいとされる実施形態を解説するものであり、上記の一般的記述及び詳細な説明とともに、本発明の特徴を説明するのに役立つものである。
図1は、本発明にかかるカテーテルポート組立体の好ましい実施形態の分解側面図である。 図2は、本発明の好ましい実施形態にかかるカテーテルポート組立体の本体の断面図である。 図3は、本発明の好ましい実施形態にかかるカテーテルポート組立体の末端カバーの拡大断面図である。 図4は、末端カバー及びカテーテルルーメンを有するカテーテルポート組立体を部分的に断面にした分解側面図である。 図5は、本発明の好ましい実施形態にかかるブラケットの正面図である。 図5aは、図5のブラケットを5a−5a線で切り取った断面図である。 図5bは、本発明の別の実施形態にかかるブラケットの正面図である。 図5cは、開位置に位置する図5bのブラケットの正面図である。 図5dは、本発明の第2の別の実施形態にかかるブラケットの正面図である。 図5eは、本発明の第3の別の実施形態にかかるブラケットの正面図である。 図5fは、図5eのブラケットの一部の底面図である。 図6は、本発明の好ましい実施形態にかかる患者の皮下にトンネル及び挿入される2つのカテーテルポート組立体の部分切欠概略図である。 図7は、本発明にかかるカテーテル及び縫合糸を有するカテーテルポート組立体の側面図である。 図7aは、本発明にかかる末端カバーをさらに有する図7のカテーテルポート組立体の側面図である。

Claims (7)

  1. カテーテルと、
    第1の端部と、第2の端部と、中央部分と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びる長手方向通路とを有する管状本体と、
    前記長手方向通路に配置されたバルブと、
    を有するカテーテルポート組立体であって、
    前記管状本体の前記第2の端部は、カテーテルルーメン内に挿入されて前記カテーテルルーメンと係合するように構成された少なくとも1つのバーブを有し、
    前記管状本体の中央部分は、前記カテーテルルーメンの外径よりも大きい外径を有し、
    前記第2の端部は、さらに、前記カテーテルルーメンが前記管状本体の第2の端部上に接続されたときに前記カテーテルルーメンと係合して、前記第2の端部と前記カテーテルルーメンとの接続部を包囲するように構成された通路を有する末端カバーを備え、当該末端カバーは、前記管状本体の中央部分の外径とほぼ同じ外径を有する基端部に向けて概ねテーパ状に形成されて、前記カテーテルルーメンの外径部と前記管状本体の中央部分との間に漸進的な遷移部分を提供し、
    前記第2の端部は、患者の皮下トンネルの出口から外側に延びる前記カテーテルの一部に前記カテーテルポート組立体を接続した後、前記トンネルの出口内に部分的に挿入されるように構成されている、
    カテーテルポート組立体。
  2. 前記末端カバーは、さらに、前記皮下トンネルの出口に隣接する前記患者の皮下組織と協力して前記皮下トンネル内に前記末端カバーを部分的に保持するために、前記末端カバーの外表面から外方へ突出する少なくとも1つの保持用頭部を有する、請求項1に記載のカテーテルポート組立体。
  3. 前記末端カバーは、さらに、前記皮下トンネル内で前記カテーテルポート組立体と前記カテーテルルーメンとの接続を少なくとも部分的に保持するために少なくとも1つの保持用頭部の基端側に丸められた窪みを有する、請求項2に記載のカテーテルポート組立体。
  4. 前記末端カバーの通路の基端部分は、前記カテーテルポート組立体の末端部分の対応する拡張部と摩擦係合するように拡大形成されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載のカテーテルポート組立体。
  5. 前記ポート本体の基端部は、相補的なルアーコネクタに取り外し可能に接続されるルアー接続部を有し、ねじ締めされる、請求項1〜4のいずれか1つに記載のカテーテルポート組立体。
  6. 前記カテーテルは、さらに、前記末端カバーが前記皮下トンネルの出口内に部分的に位置するまで前記カテーテルの端部を前記皮下トンネルの出口内に引き戻すために、前記皮下トンネルを通り且つ前記皮下トンネルの入口を越えて延在する縫合糸によって前記ポート本体の末端部に接続されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載のカテーテルポート組立体。
  7. 前記末端カバーの少なくとも1つの保持用頭部が螺旋状である、請求項2に記載のカテーテルポート組立体。
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