JP4978335B2 - ロータリジョイント - Google Patents

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Description

本発明は、固定部とこれに回転自在に組み合わされた回転部とにわたる信号伝送を行うロータリジョイントに係り、特に、ブラシと導電リングの摺動接触による伝送と、光信号による伝送とを併用するロータリジョイントに関する。
屋内の天井等に固定設置される監視カメラ装置として、カメラのパン角度やチルト角度を制御して撮像方向を変えながら監視を行うものが多数普及している。このような角度制御が可能な監視カメラ装置においては、天井等に固定設置される固定部とパン方向に回動可能な可動部とが電動雲台を介して接続された構成を有しているものが多い。即ち、監視カメラ装置は、チルト方向に回転駆動するチルト駆動機構を備えたカメラが搭載された可動部が、パン方向に回動可能な電動雲台の一方(可動部分)に取り付けられると共に電動雲台の他方(固定部分)が固定部の一方に取り付けられ、そして固定部の他方が天井等に固定設置された構成を有したものが多い。このような構成の監視カメラ装置においては、可動部に搭載されたカメラから出力された映像信号が電動雲台を介して固定部に伝送され、この固定部で画像処理や出力インターフェース変換がされたのち、外部のモニタや映像信号記録装置に出力されるようになっている。
このような監視カメラ装置で用いられる電動雲台には幾つかの方式が知られているが、特に可動部をパン方向に連続して旋回させることが可能な電動雲台としては、スリップリングとブラシとの摺動接点によって旋回部と固定部とにわたる信号接続路を構築するものが知られている。しかし、この摺動接点方式は、旋回するスリップリングと固定されたブラシとの接点部分に油膜や塵埃が付着して電気的接触が不安定になったり、機械的接触に伴うノイズが発生したり、長期間の連続摺動により電気的接触性能が劣化する等の問題があった。特に映像信号においては回転に伴うノイズ発生、パン、チルトコントロール等の制御信号においては、誤動作の発生が問題となっている。さらにこのような機械接触による方法では伝送可能な周波数帯域が限られているので、高精細映像信号や高速データの伝送は困難であった。
そこで、特許文献1では、スリップリングとブラシによる摺動接触と光伝送とを併用して、カメラの映像信号伝送路をスリップリングとブラシの摺動接触に替えて回転軸部に設けた伝送路により光信号伝送を行う電動雲台が提案されている。
この特許文献1に記載の電動雲台では、回転体と共に回転される複数の導電リングと摺動接触する複数の導電接触片とによるスリップリング伝達部と、回転体の回転軸に一致する光軸を成すように回転体の一端に固定され回転体と共に回転する発光素子と、発光素子からの光を受光する受光素子とによって信号を伝達する光信号伝達部と、カメラを回転させる伝達歯車と、回転体を回転自在に保持する2個の軸受とを有する電動雲台において、スリップリング伝達部を第1の閉空間で囲むと共に、光信号伝達部を第2の閉空間で囲むように形成して、これらの閉じられた空間外に伝達歯車を設ける構成としている。特に、その構成の詳細においては、軸受が第1及び第2の閉空間を仕切るようになっている。
特許第3687453号公報(図2,図4)
しかしながら、特許文献1に記載の電動雲台では次の問題がある。即ち、軸受はその構造上、仕切る側と仕切られる側とを完全に遮断できる構造はとりづらく、第1の閉空間内に存するスリップリングとブラシによる摺動接触伝送部から飛散されるグリースが軸受を通過して第2の閉空間に入り込み、光伝送伝達部の光出入射面に付着し、これによって光伝送伝達部の光伝送効率が低下するおそれがあった。
即ち、スリップリングとブラシによる摺動接触部には、安定的な接触を保つためグリースを塗布する必要がある。また、グリースが塗布された摺動接触部は構造的に光伝送伝達部近くに設けられるので、摺動接触部に塗布されたグリースの油分によるオイルミストが飛散し、この飛散したオイルミストが光伝送伝達部の光出入射面に付着して油膜を形成する場合があった。この形成された油膜により、発光素子の光出射面からの出射光量、又は受光素子の光入射面への入射光量が低下し、光伝送伝達部の光伝送効率が低下する場合があった。
また、発光素子、又は受光素子の光出入射面に油膜が形成されると、この油膜に塵埃が付着し易くなる。さらに塵埃に加えて、劣化したグリースが接触部から飛散して付着するおそれもある。この付着物によりさらに光伝送伝達部の光伝送効率が低下する場合があった。
さらに、摺動接触部を挟む軸受にも潤滑剤としてグリースを封入することが好ましいが、そのようにすることにより、軸受に封入されたグリースがオイルミストとなり、同様に光伝送伝達部の光伝送効率を低下させるおそれがあった。このように、従来の閉空間構造では、光信号伝達部のオイルミスト・防塵対策は不十分であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光伝送の信頼性低下を防止するロータリジョイントを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るロータリジョイントの第1の特徴は、固定部と、該固定部に対して軸を中心に回転可能な回転部と、固定部内に少なくともその一端が軸を中心とする軸受けにより回転自在に取り付けられると共に、他端が回転部に固定又は係合された中空の回転体部とを有し、回転体部を経由して、固定部と回転部との間で情報の伝送を行うよう構成したロータリジョイントであって、回転体部は、回転体部の外周部に設けられた導電リングと、回転体部の内部に軸と略同軸上に設けられた光透過性を有する光伝送手段とを備え、回転部は、光伝送手段の一方の端部に近接するように配置された第1の発光素子又は第1の受光素子を備え、固定部は、固定部の内側に前記軸受けと、導電リングに摺動接触するよう設けられた導電ブラシとが固定されると共に、導電リングが収納された導電リングハウジングと、光伝送手段の他方の端部側に近接されて、第1の発光素子又は第1の受光素子と対になるように設けられた第2の受光素子又は第2の発光素子と、第2の受光素子又は前記第2の発光素子と、光伝送手段の他方の端部とを収納する光伝送ハウジングと、第2の受光素子又は第2の発光素子と光伝送手段の他方の端部との間で行われる光伝送を妨げず、かつ光伝送ハウジング内部への軸受け及び導電リングに塗布された潤滑剤の侵入を遮蔽するように、導電リングハウジングと前記光伝送ハウジングとの間に設けられた遮蔽壁とを備え、回転体部は更に、光透過性を有した部材で形成されると共に、回転部側における前記回転体部の端部が、軸に直交する面を回転体部の外周側から軸方向へ回転体部の中心部に向かってすり鉢状の傾斜面を形成するように成型され、回転部は更に、固定部側における回転体部の端部との間の光信号伝送が、すり鉢状の傾斜面の光反射により光路が設けられる位置に固定された第3の受光素子又は第3の発光素子を備え、固定部は更に、第3の受光素子又は第3の発光素子と対になるように、光伝送ハウジングの内側に固定された第4の発光素子又は第4の受光素子と、固定部側における回転体部の端部と第4の発光素子の発光面又は第4の受光素子の受光面との間で、光反射により光路が確立するように設けられた反射部材とを備えたことにある。
本発明のロータリジョイントによれば、光伝送の信頼性低下を防止することができる。
以下、本発明の実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態では、発光素子と受光素子とこの受発光素子間に光透過性を有する樹脂で成形した光伝送部材とを備えた光伝送伝達部により光伝送を行うと共に、ブラシと導電リングを用いた摺動接触による電力又は電気信号の伝送を行うロータリジョイントを例に挙げて説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施形態であるロータリジョイントの構成を示した構成図である。
図1に示すように、第1の実施形態であるロータリジョイント1は、固定部3とこの固定部3に対して軸Pを中心に回転する回転部2と、固定部3に対して一端が軸Pを中心に回転自在に取り付けられ、かつ他端が回転部2に固定される中空の回転体部21とを備えている。
固定部3は、回転体部21を回転自在に保持する軸受としての中空ベアリング4a及び4bを有している。そして、この回転体部21の周辺に設けられた中空部を有するダイレクトドライブモータ17の動力により回転体部21が回転し、これにより固定部3に対して回転体部21と共に回転部2が回転する。
なお、ダイレクトドライブモータ17のロータ部(不図示)に回転部2を固定し、回転体部21とダイレクトドライブ17のロータ部とを係合させる構成としてもよい。
この回転体部21を円滑に回転させるために、中空ベアリング4a,4bには潤滑剤としてグリースが封入されている。
また、回転体部21の外周部であって、かつ中空ベアリング4a及び4bの内側にはスリップリング伝達部5が形成されている。具体的には、スリップリング伝達部5は、複数(本実施形態においては11本とする)の導電リング6が回転体部21の外周部であって、かつ中空ベアリング4a,4bの内側に、絶縁リング7を介して固定されたものである。
そして、複数(本実施形態においては11本とする)のブラシ8は、11本の導電リング6にそれぞれ対応している摺動接触を維持するように絶縁台9に固定され、絶縁台9は固定部3に導電リングを収納するように形成された導電リングハウジング12に固定されている。そして、ブラシ8の各先端部は、各ブラシ8自身の弾性力によって導電リング6に押圧されて接触の安定性を確保している。
この11本の導電リング6には、回転部2側リード線10の一端がそれぞれ接続されており、回転部2側リード線10の他端は、回転体部21の内部を通って回転部2側に引き出されて駆動部105(後述する図2を参照)等に接続される。また、11本のブラシ8には、固定部3側リード線11の一端がそれぞれ接続されており、固定部3側リード線11の他端は、固定部3側へ引き出されて制御回路109や電源回路110(いずれも、後述する図2を参照)等に接続される。このようにして、導電リング6に摺動接触したブラシ8を介してそれぞれ接続された回転部2側の駆動部105等と固定部3側の制御回路109や電源回路110等との電気的接続が確立される。そして、良好な電気的接続を維持するために、導電リング6とブラシ8の摺動接触部には、潤滑剤としてグリースが塗布されている。
また、固定部3には、受光素子であるフォトダイオード16が、このフォトダイオード16の光軸が軸Pと略一致するようにフォトダイオード基板15に取り付けられており、フォトダイオード基板15は、フォトダイオード16を収納するように形成された光伝送ハウジング18に固定されている。
回転部2には、発光素子であるレーザダイオード13が、このレーザダイオード13の光軸が軸Pと略一致するようにレーザダイオード基板14に取り付けられている。
図1に示すように、回転体部21内部は空洞であり、レーザダイオード13とフォトダイオード16との間に、径寸法が数100μm〜数mm程度である光透過性を有する円柱形状の導光管19が、この円柱形状の中心軸と軸Pとを略一致させて設けている。
導光管19は、導光管19の一方(回転部2側)がレーザダイオード13からの出射光に最適な光結合が得られるように固定されている。また、導光管19の他方(固定部3側)とフォトダイオード16の受光部分との間隔は、数mm以下であって物理的に接触しない程度になるように設定され、導光管19の他方(固定部3側)から出射される信号光はこの近距離の自由空間を介してフォトダイオード16に入射される。
これにより、レーザダイオード13から出射されて導光管19を伝播した信号光が、フォトダイオード16で受光され、光伝送が確立される。
そして、スリップリング伝達部5の回転により飛散する導電リング6とブラシ8の摺動接触部に塗布されたグリースのオイルミストや、中空ベアリング4aに封入されたグリースのオイルミストが、フォトダイオード16の光入射面や導光管19の光出射端面に付着しないように、中空ベアリング4aの光伝送ハウジング18側に近接されて遮蔽壁20が設けられている。
具体的には、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部を収納する導電リングハウジング12により形成される内部空間22と、導光管19の光出射端面と光信号を受光するフォトダイオード16を収納する光伝送ハウジング18により形成される内部空間23とを仕切るように、中空ベアリング4aに近接されて遮蔽壁20が導電リングハウジング12と光伝送ハウジング18との間に固定されている。
これにより、オイルミストが、内部空間23に侵入することを防ぎ、フォトダイオード16の光入射面への入射光量の低下や導光管19の光出射面からの出射光量の低下を防止することができる。
なお、ダイレクトドライブモータ17内部にもベアリングが使用されているが、ベアリングがダイレクトドライブモータ17内部で密閉されており、フォトダイオード16から十分な距離を有しているので、ダイレクトドライブモータ17内部のベアリングからのオイルミスト飛散の影響はない。
次に、第1の実施形態であるロータリジョイント1を適用した電動監視カメラシステム100の構成について説明する。
図2は、第1の実施形態であるロータリジョイント1を適用した電動監視カメラシステム100の構成を示した構成図である。
図2に示すように、電動監視カメラシステム100は、旋回部101と設置部102とを備え、旋回部101と設置部102とはロータリジョイント1により接続されている。旋回部101には高精細、例えばSXVGA(1280×960ピクセル)、30fpsのカメラ103と、パラレル→シリアル変換部104と、駆動部105と、チルトモータ106とを備える。
カメラ103の出力はRGBそれぞれ8ビットのパラレルデータで出力され、パラレル→シリアル変換部104に入力される。パラレル→シリアル変換部104はパラレルデータを一本のシリアルデータに変換する。シリアルデータ信号は、8B−10B変換後にロータリジョイント1に出力される。8B−10B変換されたシリアルデータ信号の伝送レートは約1.1〜1.5Gbpsになる。これにより、ロータリジョイント1のレーザダイオード13ではシリアルデータにより強度変調された信号光が出力される。レーザダイオード13の周波数応答は数GHz程度の性能が容易に得られるため、1.1〜1.5Gbps程度のデータ伝送を十分に行う事が可能である。また、レーザダイオード13は、出射光軸が回転軸である軸Pに略一致するように配置されているので、レーザダイオード13から出射された信号光は回転軸中心に設けられた導光管19の一端に入射する。そして、導光管19に入射した信号光は他端に向かって伝播し、導光管19内を伝播した信号光は他端より設置部102内に放出される。
設置部102は、O/E変換部107と、シリアル→パラレル変換部108と、制御回路109と、電源回路110と、駆動部111と、ダイレクトドライブモータ17と、ネットワーク回路113とを備える。
ロータリジョイント1の導光管19から出射された信号光は、フォトダイオード16により受光され、O/E変換部107により電気信号へと変換された後、シリアル→パラレル変換部108に出力される。シリアル→パラレル変換部108は、送られてきたシリアル電気信号を10B−8B変換し、カメラ103のRGBパラレルデータ信号に復調してネットワーク回路113から映像出力コネクタ114より出力する。映像出力コネクタ114はケーブルを介し図示しないPCやモニタに接続され、映像出力コネクタ114を介して出力されたカメラ画像データが記録または再生される。
また、回転部2を回転させるアクチュエータとして、駆動系の省スペース化と静音化に有効なダイレクトドライブモータ17が設置されており、駆動部111から供給される制御信号に基づいて駆動する。このダイレクトドライブモータ17の駆動により、回転部2が軸Pを中心に回転され、それに伴い旋回部101全体が回転される。このダイレクトドライブモータ17は、伝達歯車のような動力伝達部品を必要としない構造を有するので、動力伝達部品に塗布されたグリースの飛散を考慮する必要はない。
以上のように、第1の実施形態であるロータリジョイント1を電動監視カメラシステム100に適用することによって、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部に塗布されたグリースから生ずるオイルミストや中空ベアリング4aに封入されたオイルミストの飛散による光伝送伝達部の光伝送効率の低下を防止することができ、安定的に監視映像を受信できる電動監視カメラシステムを実現することができる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明に係る第2の実施形態であるロータリジョイントの構成を示した構成図である。
第1の実施形態であるロータリジョイント1では、円柱形状の光透過性の部材で形成された導光管19を備える構成とした。第2の実施形態であるロータリジョイント1aでは、第1の実施形態であるロータリジョイント1の構成に加え、更に、LED発光素子24と、反射部材25と、LED受光素子28とを備える。反射部材25は、錫メッキを施したブリキにより形成した部材で構成されており、信号光を反射させる光反射面26を有する。
LED発光素子24は、レーザダイオードより安価なLED発光ダイオードを用いており、数十〜100Mbps程度の制御信号を送信することができる。このLED発光素子24は、光伝送ハウジング18に固定されており、LED発光素子24から出射された制御信号光は、反射部材25の反射面26により回転体部21方向へ反射され、回転体部21の端面27に入射する。
また、第2の実施形態であるロータリジョイント1aの回転体部21は、図3に示すように、中空円筒形状を有する光透過性樹脂で形成されており、回転部2側の端面は、中空円筒状形状の外周側から軸P方向へ、導光管19の中心部に向かってすり鉢状の傾斜面を形成するように成型されている。
これにより、回転体部21は、回転体部21の一方の端部27より入射したLED発光素子24の制御信号光を内部で伝送させ、伝送された制御信号光を、回転部2側の端面で中空円筒状形状の外周側へ反射させ、回転部2側に設けられたLED受光素子28に入射させる。
ここで、回転体部21は、回転部2と共に軸Pを回転軸として回転する。この場合にも回転体部21は中空円筒形状を有しているので、LED発光素子24と反射部材25と回転体部21の光入射面との位置関係に変化は生じない。そのため、回転体部21は、回転しながら制御信号光を入射させ、内部を伝播させて、回転体部21と共に回転するLED受光素子28に安定的に制御信号光を伝送することができる。
また、第1の実施形態であるロータリジョイント1では、ブラシ8と導電リング6による摺動接触を用いて、固定部3から回転部2へ制御信号を伝送するが、第2の実施形態であるロータリジョイント1aでは、ブラシ8と導電リング6による摺動接触を用いて、固定部3から回転部2への電力を供給するようにしてもよい。
このように、より高速な光伝送が要求される映像信号の伝送路として導光管19を用いて光伝送を行い、信比較的低速で良い制御信号光を伝送するために、回転体部21を用いて光伝送を行うことにより、より効率的にデータ伝送を行うことができる。
そして、これらLED発光素子24と反射部材25と回転体部21の光入射端面は、共に光伝送ハウジング18と、基板15と、遮蔽壁20とで形成された内部空間23内に配置されている。これにより、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部に塗布されたグリースから生ずるオイルミストや中空ベアリング4aに封入されたグリースから生じるオイルミストの付着による光伝送伝達部の光伝送効率の低下を防止している。
具体的には、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部を取り囲む導電リングハウジング12により形成される内部空間22と、光伝送ハウジング18により形成される内部空間23を仕切るように、遮蔽壁20が形成されており、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部に塗布されたグリースから生ずるオイルミストや中空ベアリング4aに封入されたグリースから生じるオイルミストが、内部空間23に侵入するのを防ぐことができる。
これにより、フォトダイオード16の入射面や導光管19の光入射面からの入射光量の低下を防止するだけでなく、LED発光素子24の出射光量の低下、反射板26の反射効率の低下、及び回転体部21の一方の端部27への入射光量の低下を防止することができる。
以上のように第2の実施形態であるロータリジョイント1aによれば、一つの回転軸である軸Pについて、導光管19による高精細カメラ映像伝送を行い、回転体部21による制御信号の伝送を併用して高精細カメラ映像伝送に最適な非対称双方向光伝送路を構成することができる。
なお、第2の実施形態であるロータリジョイント1aの反射部材25の材質は、安価なブリキを用いたが、材質はブリキに限られない。LED発光素子24からの制御信号光が反射されるようにミラーや樹脂の光沢面により反射面を形成するようにしてもよい。
図4は、第2の実施形態であるロータリジョイント1aを適用した電動監視カメラシステム100aの構成を示した構成図である。
図4に示すように、電動監視カメラシステム100aは、第1の実施形態であるロータリジョイント1を適用した電動監視カメラシステム100の構成に加え、更に、設置部102にパラレル→シリアル変換部115を備え、旋回部101にシリアル→パラレル変換部116と制御回路117とを備える。
パラレル→シリアル変換部115は、制御回路109からパラレルデータとして出力された制御信号をシリアルデータに変換する。そして、シリアルデータに変換した制御信号をロータリジョイント1aに供給し、ロータリジョイント1aに供給された制御信号は、LED発光素子24で制御信号光へ変換されて出射される。
LED発光素子24より発光された制御信号光は、光透過性樹脂で形成された回転体部21の一方の端部27より入射され、入射した制御信号光は回転体部21内部を伝送し、回転体部21の他端から出射されて回転部2側に設けられたLED受光素子28に入射する。
そして、入射した制御信号光はLED受光素子28において、電気信号に変換され、シリアル→パラレル変換部116に供給される。シリアル→パラレル変換部116では、送られてきたシリアル電気信号を10B−8B変換し、変換した制御信号を制御回路117へ供給する。そして、制御回路117は、供給された制御信号に基づいて、カメラ103を制御する。
以上のように、第2の実施形態であるロータリジョイント1aを電動監視カメラシステム100aに適用することによって、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部に塗布されたグリースから生ずるオイルミストや中空ベアリング4aに封入されたグリースから生じるオイルミストの飛散による光伝送伝達部の光伝送効率の低下を防止することができ、安定的に監視映像及び制御信号を送受信できる電動監視カメラシステムを実現することができる。
<第3の実施形態>
図5は、本発明に係る第3の実施形態であるロータリジョイントの構成を示した構成図である。
第1の実施形態であるロータリジョイント1では、回転部2にレーザダイオード13を備え、固定部3にフォトダイオード16を備える構成としたが、固定部3にレーザダイオード13を備え、回転部2にフォトダイオード16を備える構成としてもよい。
第3の実施形態であるロータリジョイント1bは、固定部3にレーザダイオード13を備え、回転部2にフォトダイオード16を備える構成とする。
図5に示すように、固定部3には、発光素子であるレーザダイオード13が、このレーザダイオード13の光軸が軸Pと略一致するようにレーザダイオード基板14に取り付けられており、レーザダイオード基板14は、光伝送ハウジング18により固定されている。
そして、回転部2には受光素子であるフォトダイオード16が、このフォトダイオード16の光軸が軸Pと略一致するようにフォトダイオード基板15に取り付けられている。
さらに、導電リングハウジング12と光伝送ハウジング18との接続部には、導電リングハウジング12により形成される内部空間22と光伝送ハウジング18により形成される内部空間23とを遮断するように、遮蔽壁20がベアリング4aの光伝送ハウジング18側に近接されて光伝送ハウジング18に固定されている。
具体的には、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部を取り囲む導電リングハウジング12により形成される内部空間22と、導光管19の光出射端面と光信号を受光するフォトダイオード16が存在する光伝送ハウジング18により形成される内部空間23を仕切るように、中空ベアリング4aに近接して遮蔽壁20が形成されている。
これにより、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部に塗布されたグリースから生ずるオイルミストや中空ベアリング4aに封入されたグリースから生じるオイルミストが、内部空間23に侵入するのを防ぎ、レーザダイオード13の出射面からの出射光量の低下や導光管19の光入射面からの入射光量の低下を防止し、光伝送伝達部の光伝送効率の低下を防止することができる。
次に、第3の実施形態であるロータリジョイント1bを適用した回転表示システム200の構成について説明する。
図6は、第3の実施形態であるロータリジョイント1bを適用した回転表示システム200の構成を示した構成図である。
図6に示すように、回転表示システム200は、第1の実施形態であるロータリジョイント1を適用した電動監視カメラシステム100の構成と比較して、カメラ103に置き換えて表示部118を備えている。これに伴い、設置部102にパラレル→シリアル変換部104を備え、旋回部101にシリアル→パラレル変換部108を備える構成とする。
図6に示すように、第3の実施形態であるロータリジョイント1bを適用した回転表示システム200では、設置部102に、例えばSXVGA(1280×960ピクセル)、30fpsの映像データがネットワーク回路113及び制御回路を介してパラレル→シリアル変換部104に供給される。そして、供給された映像データはパラレル→シリアル変換部104によりパラレルデータを一本のシリアルデータに変換される。シリアルデータ信号は、8B−10B変換後にO/E変換部107により光信号に変換され、ロータリジョイント1bに出力される。8B−10B変換されたシリアルデータ信号の伝送レートは約1.1〜1.5Gbpsになる。これにより、ロータリジョイント1bのレーザダイオード13ではシリアルデータにより強度変調された信号光が出力される。レーザダイオード13の周波数応答は数GHz程度の性能が容易に得られるため、1.1〜1.5Gbps程度のデータ伝送を十分に行う事が可能である。レーザダイオード13は、出射光軸が回転軸に略一致するように配置されているので、信号光は回転軸中心に設けられた導光路19の一端に入射する。入射された信号光は導光路19の内部を他端に向かって伝播し、他端より旋回部101内に放出される。
旋回部101は、駆動部105と、チルトモータ106と、シリアル→パラレル変換部108と、表示部118とを備えている。
ロータリジョイント1bの導光管19から出射された信号光は、フォトダイオード16により受光され、電気信号へと変換される。電気信号に変換された映像信号はシリアル→パラレル変換部108に出力される。シリアル→パラレル変換部108は、送られてきたシリアル電気信号を10B−8B変換し、パラレルデータ信号に復調して表示部118へ出力する。そして表示部118がパラレルデータ信号として供給された映像データに基づいて映像を表示する。
以上のように、第3の実施形態であるロータリジョイント1aを回転表示システム200に適用することによって、ブラシ8と導電リング6の摺動接触部に塗布されたグリースから生ずるオイルミストや中空4aベアリングに封入されたオイルミスとの飛散による光伝送効率の低下を防止することができ、安定的に映像を表示できる回転表示システムを実現することができる。
なお、第1の実施形態から第3の実施形態であるロータリジョイントにおいて、レーザダイオード13の前面にレンズを備えることにより、より多くの光を効率的に導光管19に入射させる構成としてもよいし、フォトダイオード16の前面にレンズ等の集光手段を備えて、フォトダイオードの素子に効率良く信号光を集める構成としても良い。
また、第1の実施形態から第3の実施形態であるロータリジョイントにおいては、回転部側2の信号光を発光するレーザダイオード13と導光管19の光入射端面、又は信号光を受光するフォトダイオード16と導光管19の光出射端面が配置される空間は、固定部3の導電リングハウジング12で形成される内部空間22と繋がった構造では無い。また、パンとチルトの駆動系はダイレクトドライブモータ17により伝達機構を用いず直接回転させていることから、周囲に伝達歯車のようにグリースを塗布された部品は無い。そのため、この空間は特に閉じた空間に収める必要はないが、塵埃防止のために閉じた構造としてもよい。
また、第2の実施形態であるロータリジョイント1aでは、回転部2にLED受光素子28を備え、固定部3にLED発光素子24を備える構成としたが、固定部3にLED受光素子28を備え、回転部2にLED発光素子24を備える構成としてもよい。
本発明に係る第1の実施形態であるロータリジョイントの構成を示した構成図である。 第1の実施形態であるロータリジョイントを適用した電動監視カメラシステムの構成を示した構成図である。 本発明に係る第2の実施形態であるロータリジョイントの構成を示した構成図である。 第2の実施形態であるロータリジョイントを適用した電動監視カメラシステムの構成を示した構成図である。 本発明に係る第3の実施形態であるロータリジョイントの構成を示した構成図である。 第3の実施形態であるロータリジョイントを適用した回転表示システムの構成を示した構成図である。
符号の説明
1,1a,1b…ロータリジョイント
2…回転部
3…固定部
4a…ベアリング
4a…中空ベアリング
4a,4b…中空ベアリング
5…スリップリング伝達部
6…導電リング
7…絶縁リング
8…ブラシ
9…絶縁台
12…導電リングハウジング
13…レーザダイオード
13…LED発光素子
14…レーザダイオード基板
15…フォトダイオード基板
16…フォトダイオード
17…ダイレクトドライブモータ
18…光伝送ハウジング
19…導光管
20…光伝送ハウジング
20…遮蔽壁
21…回転体部
24…LED発光素子(第2の発光素子)
25…反射部材
28…LED受光素子(第2の受光素子)
100,100a…電動監視カメラシステム
101…旋回部
102…設置部
103…カメラ
104,115…パラレル→シリアル変換部
105…駆動部
106…チルトモータ
107…O/E変換部
108,116…シリアル→パラレル変換部
109…制御回路
110…電源回路
111…駆動部
113…ネットワーク回路
114…映像出力コネクタ
117…制御回路
118…表示部
200…回転表示システム

Claims (1)

  1. 固定部と、該固定部に対して軸を中心に回転可能な回転部と、前記固定部内に少なくともその一端が前記軸を中心とする軸受けにより回転自在に取り付けられると共に、他端が前記回転部に固定又は係合された中空の回転体部とを有し、該回転体部を経由して、前記固定部と前記回転部との間で情報の伝送を行うよう構成したロータリジョイントであって、
    前記回転体部は、
    該回転体部の外周部に設けられた導電リングと、
    前記回転体部の内部に前記軸と略同軸上に設けられた光透過性を有する光伝送手段とを
    備え、
    前記回転部は、
    前記光伝送手段の一方の端部に近接するように配置された第1の発光素子又は第1の受光素子を備え、
    前記固定部は、
    該固定部の内側に前記軸受けと、前記導電リングに摺動接触するよう設けられた導電ブラシとが固定されると共に、前記導電リングが収納された導電リングハウジングと、
    前記光伝送手段の他方の端部側に近接されて、前記第1の発光素子又は前記第1の受光素子と対になるように設けられた第2の受光素子又は第2の発光素子と、
    前記第2の受光素子又は前記第2の発光素子と、前記光伝送手段の他方の端部とを収納する光伝送ハウジングと、
    前記第2の受光素子又は前記第2の発光素子と前記光伝送手段の他方の端部との間で行われる光伝送を妨げず、かつ前記光伝送ハウジング内部への前記軸受け及び前記導電リングに塗布された潤滑剤の侵入を遮蔽するように、前記導電リングハウジングと前記光伝送ハウジングとの間に設けられた遮蔽壁と、
    を備え、
    前記回転体部は更に、
    光透過性を有した部材で形成されると共に、前記回転部側における前記回転体部の端部が、前記軸に直交する面を前記回転体部の外周側から前記軸方向へ前記回転体部の中心部に向かってすり鉢状の傾斜面を形成するように成型され、
    前記回転部は更に、
    前記固定部側における前記回転体部の端部との間の光信号伝送が、前記すり鉢状の傾斜面の光反射により光路が設けられる位置に固定された第3の受光素子又は第3の発光素子を備え、
    前記固定部は更に、
    前記第3の受光素子又は前記第3の発光素子と対になるように、前記光伝送ハウジングの内側に固定された第4の発光素子又は第4の受光素子と、
    前記固定部側における前記回転体部の端部と前記第4の発光素子の発光面又は第4の受光素子の受光面との間で、光反射により光路が確立するように設けられた反射部材と
    を備えた構成のロータリジョイント。
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