JP4977966B2 - 映像表示システム、映像表示装置および映像表示方法 - Google Patents

映像表示システム、映像表示装置および映像表示方法 Download PDF

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本発明は、映像をディスプレイに表示させるための映像表示システム、映像表示装置および映像表示方法に関し、特に、信号処理装置と表示装置とが分離された型式の映像表示システム、その映像表示システムにおける映像表示装置、および映像表示方法に関する。
近年、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの映像表示装置においては、様々な信号入力インターフェイスを備えるとともに装置の小型化、スリム化が求められている。このため、こうした映像表示装置にあっては、映像表示装置の信号処理部と表示部とを別体で構成するとともに、信号処理部に信号入力インターフェイスを設け、信号処理部と表示部をケーブル等により接続して表示部をシンプルに構成したものが知られている。
従来、このような信号処理部と表示部とを別体で構成した映像表示システムとしては、例えば、特許文献1に紹介されている。
図12は、従来の映像表示システムの構成を示すブロック図である。図12では、映像を表示するディスプレイとして、プラズマディスプレイパネル(以下、適宜、PDPと呼ぶ)を用いた構成を示している。
図12において、映像表示システムは、映像信号に対して、画質改善などのデジタル信号処理を施す信号処理装置910と、信号処理装置910において処理されたデジタル信号が供給され、この供給されたデジタル信号に基づきPDPを駆動し、PDPに映像を表示する映像表示装置920とを有し、さらに、信号処理装置910と映像表示装置920とは、接続ケーブル950により接続されている。
信号処理装置910は、パーソナルコンピュータやテレビジョン受信器等からのアナログ映像信号を多ビット数のデジタル映像信号に変換するADコンバータ915と、DVI(Digital Visual Interface)やHDMI(High Definition Multimedia Interface)など、フラットパネルディスプレイとビデオカード間のデジタル伝送方式であるTMDS(Transmission Minimized Differential Signaling)規格に基づくデジタル映像信号を、多ビット数のデジタル映像信号に変換するTMDS受信回路916を備える。また、ADコンバータ915やTMDS受信回路916から出力されるデジタル映像信号は、映像信号処理部917に供給される。映像信号処理部917は、供給されたデジタル映像信号に対し、映像表示装置920の解像度に対応したスケーリング処理やインタレース−プログレッシブ変換(IP変換)処理を行なう。また、映像信号処理部917で行なわれる各種補正データは、映像表示システム全体の制御を行なうメインマイコン913により、各種データを格納するメモリ914に記録される。
また、図12において、映像表示装置920には、接続ケーブル950を介して信号処理されたデジタル映像信号が供給される。映像表示装置920において、信号処理装置910からのデジタル映像信号は、PDPドライバ921に供給される。PDPドライバ921は、供給されたデジタル映像信号に基づき、PDP922を駆動するためのPDP駆動信号を生成し、このPDP駆動信号によりPDP922を駆動する。PDP922は、信号処理装置910からのデジタル映像信号をもとに1フィールド分を複数のサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドに所定の輝度重みをもたせて発光するPDPである。また、映像表示装置920は、映像表示装置920の制御を行なうサブマイコン923、および映像表示装置920ごとに異なる補正データや映像表示装置920を識別するための識別データを格納しているメモリ924を備える。すなわち、メモリ924には、例えば、製造番号のようなその装置固有の識別データと、映像表示装置920ごとに異なったその装置固有の補正データとが格納されている。
さらに、図12に示す従来の映像表示システムにおいて、接続ケーブル950には、デジタル映像信号の接続ラインとともに、マイコン間の通信を行なうための通信ラインが設けられている。これにより、信号処理装置910のメインマイコン913と、映像表示装置920のサブマイコン923とは、接続ケーブル950の通信ラインを介して通信を行ない、例えば、サブマイコン923は、メインマイコン913から接続ケーブル950の通信ラインを介して伝送されてくる指示信号等に基づいて映像表示装置920の制御を行なう。
このように構成された従来の映像表示システムにおいて、映像表示装置920のメモリ924には、PDPドライバ921やPDP922などの特性に応じて、信号処理装置910からのデジタル映像信号の信号レベルを補正する表示側補正データが記憶されている。また、信号処理装置910のメモリ914は、映像信号処理部917で行なわれる処理の各種補正データを記憶している。すなわち、従来の映像表示システムは、例えば、製造時、PDP922において適正な映像表示が行なわれるように、映像表示装置920のメモリ924には表示側補正データが記憶され、さらに、信号処理装置910と映像表示装置920との組合せにおいても適正な映像表示が行なわれるように、信号処理装置910のメモリ914には処理側補正データが記憶される。
以上のように、通常、信号処理装置910と映像表示装置920とは、補正データにより適正に補正された状態で映像が表示される。一方、このような映像表示システムにおいては、例えば、ユーザが映像表示装置920と同一タイプの映像表示装置を複数所持しているような場合など、製造時の信号処理装置910と映像表示装置920との組合せとは異なった組合せ状態でユーザに利用される場合がある。
このような異なった組合せの状態に対処するため、従来の映像表示システムは、メインマイコン913とサブマイコン923とが通信を行なうとともに、装置どうしの組合せが換わった場合などに対処するためのデータを転送するような構成としている。すなわち、メインマイコン913は、信号処理装置910と映像表示装置920との接続関係が切り替わったことを検知すると、サブマイコン923に対して、メモリ924に格納された表示側補正データを転送するよう指示する。サブマイコン923は、この指示に応答して、メモリ924に格納された表示側補正データを、接続ケーブル950の通信ラインを通じてメインマイコン913に転送する。メインマイコン913は、この表示側補正データをメモリ914に格納するとともに、この表示側補正データを利用して、映像信号処理部917に対して所定の制御を行なう。このように、信号処理装置910に接続される映像表示装置920が換わっても、信号処理装置910において、接続が換えられた映像表示装置920の特性に応じて補正を施すことができるので、信号処理装置910と映像表示装置920との組合せが換わった場合であっても、映像表示装置920において適正な映像が表示できる。
特開2003−195846号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、信号処理装置910と映像表示装置920との組合せに応じて適正に映像が表示できるように、デジタル信号レベルなどを補正する補正データを信号処理装置910と映像表示装置920との間で転送する必要があるため、接続ケーブル950には、デジタル映像信号の接続ラインに加えて、マイコン間の通信を行なうための通信ラインなどを設けなければならず、さらに、各装置には、このような通信を行なうための回路ブロックや通信プログラムを追加する必要があった。このため、信号処理装置910と映像表示装置920との装置間接続が複雑となり、ユーザの使い勝手が低下したり、コストアップにつながるなどの課題があった。
すなわち、例えば、電源起動時ごとにメインマイコン913とサブマイコン923との通信が必要なため、電源起動時における待ち時間が増加したり、接続ケーブル950のケーブル仕様や通信フォーマットが共通ではない装置どうしの組合せでは接続できないため、個々の組合せに対するユーザ設定などが必要となり、ユーザに対する使い勝手が低下するという課題があった。さらに、接続ケーブル950のケーブル仕様や通信フォーマットが、この映像表示システムに限定されてしまうため、信号処理装置と映像表示装置との組合せにおいて、汎用性の低下を招き、これによってもユーザの使い勝手が低下するという課題があった。また、各装置においてマイコンの通信を行なうための回路ブロックが必要となるためハードウェア量が増加するとともに、マイコンの通信を行なうための通信プログラムなども必要となるためソフトウェア量も増加し、これによって装置のコストアップにつながるなどの課題もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ハードウェア量やソフトウェア量の増加を招くことなく、簡易な構成で、信号処理装置と映像表示装置との組合せに応じて適正に映像を表示できることを可能とした映像表示システム、映像表示装置および映像表示方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明の映像表示システムは、映像信号に対して信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、変換映像信号が供給され、変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムである。さらに、本発明の信号処理装置は、所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号を供給する映像信号供給部と、映像信号に対して、映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号である変換映像信号を生成する映像信号処理部とを備える。さらに、本発明の映像表示装置は、信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する基準信号抽出部と、所定の基準信号である表示側基準信号を生成する基準信号生成部と、基準信号抽出部で抽出した処理側基準信号と基準信号生成部で生成した表示側基準信号との信号レベルを比較し、処理側基準信号と表示側基準信号との信号レベルの差を示す誤差データを生成する基準信号比較部と、誤差データに基づく補正データを生成し、その補正データを記憶するとともに、信号処理装置からの変換映像信号に対して、変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する映像信号補正部と、映像信号補正部が実行する各処理を制御するためのタイミングを示すレベル設定期間信号を生成するタイミング生成部と、映像信号補正部からの補正映像信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するディスプレイ駆動部とを備え、処理側基準信号と表示側基準信号とは、それぞれが同一の標準輝度、または標準彩度に対応した複数の階調レベルを含み、基準信号比較部で生成された誤差データは、複数の階調レベルのそれぞれに対応した誤差データであり、映像信号補正部は、レベル設定期間信号に応じて、レベル設定期間信号が補正データの生成処理を示すとき、誤差データに基づく補正データを生成し、レベル設定期間信号が信号レベル変換処理を示すとき、信号処理装置からの変換映像信号に対して、変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換する構成である。
また、本発明の映像表示システムは、映像信号に対して信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、変換映像信号が供給され、変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムである。さらに、本発明の信号処理装置は、所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号を供給する映像信号供給部と、映像信号に対して、映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号である変換映像信号を生成する映像信号処理部とを備える。さらに、本発明の映像表示装置は、信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する基準信号抽出部と、信号処理装置から供給された変換映像信号に対して、変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する映像信号補正部と、基準信号抽出部で抽出された処理側基準信号と映像信号補正部で補正された補正映像信号とのいずれかを選択するセレクタと、セレクタで選択された信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するディスプレイ駆動部と、表示駆動信号の信号レベルを検出する駆動信号レベル検出部と、表示駆動信号の信号レベルに関するデータを基準駆動データとしてあらかじめ記憶するとともに、駆動信号レベル検出部で検出された表示駆動信号の信号レベルが計測駆動データとして記録される駆動データメモリと、基準駆動データと計測駆動データとに基づき、映像信号補正部で変換映像信号の信号レベルを補正するための補正データを生成する補正データ生成部とを備え、補正データ生成部で生成された補正データは、複数の階調レベルのそれぞれに対応した補正データであり、駆動信号レベル検出部は、セレクタが選択した処理側基準信号に対する表示駆動信号の信号レベルを検出し、計測駆動データとして駆動データメモリに記録する構成である。
さらに、本発明の映像表示方法は、所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号に対して、映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、変換映像信号が供給され、変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムにおける映像表示装置の映像表示方法であって、信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出するステップと、所定の基準信号である表示側基準信号を生成するステップと、変換映像信号が処理側基準信号のとき、抽出した処理側基準信号と生成した表示側基準信号との信号レベルを比較し、処理側基準信号と表示側基準信号との信号レベルの差を示す誤差データを生成するステップと、変換映像信号が処理側基準信号以外のとき、誤差データに基づき生成した補正データに応じて、変換映像信号の信号レベルを変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力するステップと、映像信号補正部からの補正映像信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するステップとを備え、処理側基準信号と表示側基準信号とは、それぞれが同一の標準輝度、あるいは標準彩度に対応した複数の階調レベルを含み、誤差データは、複数の階調レベルのそれぞれに対応した誤差データである
さらに、本発明の映像表示方法は、所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号に対して、映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、変換映像信号が供給され、変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムにおける映像表示装置の映像表示方法であって、信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出するステップと、信号処理装置から供給された変換映像信号に対して、変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力するステップと、抽出した処理側基準信号と補正した補正映像信号とのいずれかを選択するステップと、選択した信号を、ディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するステップと、表示駆動信号の信号レベルを検出するステップと、表示駆動信号の信号レベルに関するデータを基準駆動データとしてあらかじめ記憶するとともに、検出した表示駆動信号の信号レベルが計測駆動データとして記録するステップと、基準駆動データと計測駆動データとに基づき、変換映像信号の信号レベルを補正するための補正データを生成するステップとを備え、補正データは複数の階調レベルのそれぞれに対応した補正データであり、表示駆動信号の信号レベルの検出するとき、選択した処理側基準信号に対する表示駆動信号の信号レベルを検出し、計測駆動データとして記録する。
本発明の映像表示システム、映像表示装置、および映像表示方法は、信号処理装置からの映像信号に含めた処理側基準信号を利用して補正データを生成しているため、本発明の映像表示システム、映像表示装置、および映像表示方法によれば、信号処理装置と映像表示装置との間での通信や補正データなどの転送は必要なく、このため、ハードウェア量やソフトウェア量の増加を招くことなく、簡易な構成で、信号処理装置と映像表示装置との組合せに応じて適正に映像を表示できる映像表示システム、映像表示装置、および映像表示方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における映像表示システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、映像信号に対して信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置100と、変換映像信号が供給され、変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置200と、信号処理装置100から映像表示装置200に対して変換映像信号を伝送する接続ケーブル150とを有した映像表示システムの一例を挙げて説明する。このように、本実施の形態における映像表示システムは、信号処理を施す信号処理装置100と映像を表示する映像表示装置200とが別体であり、信号処理装置100と映像表示装置200とは接続ケーブル150により信号接続される構成である。
図1に示すように、信号処理装置100は、所定の基準信号である処理側基準信号を生成する処理側基準信号生成部11と、この処理側基準信号を含む映像信号を供給する映像信号供給部12と、この映像信号に対して、映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号である変換映像信号を生成する映像信号処理部101とを備えている。
図1において、処理側基準信号生成部11は、例えば、標準映像信号として知られるカラーバー信号やランプ信号など、標準輝度、あるいは標準彩度に対応した一つ以上の階調レベルを含む映像信号を、所定の基準信号である処理側基準信号として生成する。
映像信号供給部12は、映像表示装置200で表示するための映像信号を供給する。映像信号供給部12はこのような映像信号を供給するため、例えば、テレビジョン受信器などから映像信号を入力する信号入力インターフェイス122を備えている。また、信号入力インターフェイス122には、例えば、TMDS規格に基づくデジタル映像信号が供給されるような形態を含めてもよい。さらに、図1では、映像信号供給部12がテレビジョン放送信号を受信し、復調する受信部121を有し、これによって信号処理装置100自体でテレビジョン放送の映像信号も供給可能な構成例を示している。
また、映像信号供給部12は、信号入力インターフェイス122や受信部121からの映像信号に処理側基準信号生成部11からの処理側基準信号を含めた映像信号を、映像信号処理部101に供給する。
なお、映像信号供給部12の映像信号に処理側基準信号を含めるタイミングとしては、例えば、電源起動時において、処理側基準信号を映像信号処理部101に供給し、その後、信号入力インターフェイス122や受信部121からの映像信号を映像信号処理部101に供給するようなタイミングであってもよく、また、信号入力インターフェイス122や受信部121からの映像信号の垂直ブランキング期間などに処理側基準信号を挿入して映像信号処理部101に供給するようなタイミングであってもよい。また、本実施の形態では、処理側基準信号を生成するための処理側基準信号生成部11を有した構成例を挙げて説明するが、例えば、信号入力インターフェイス122に供給される映像信号にカラーバー信号などの標準映像信号が含まれており、このような標準映像信号を処理側基準信号として利用するような構成であってもよい。また、アナログテレビジョン放送においては、映像信号の垂直同期信号期間に標準映像信号を挿入して放送するような放送形態がある。受信部121で復元されたこのようなテレビジョン放送に含まれる標準映像信号を、処理側基準信号として利用するような構成であってもよい。
映像信号処理部101は、処理側基準信号を含む映像信号に対して、信号のレベル変換を少なくとも伴なうデジタル信号処理を施し、信号処理された映像信号である変換映像信号を生成する。映像信号処理部101は、このようなデジタル処理を行なうため、まず、供給される映像信号がアナログ映像信号である場合、ADコンバータなどにより、このアナログ映像信号をデジタル映像信号である映像データに変換する。さらに、映像信号処理部101は、デジタル映像信号である映像データに対して、例えば、走査線数を倍にするようなインタレース−プログレッシブ変換(IP変換)などのデジタル信号処理を施す。
ところで、このようなデジタル信号処理を行なう場合、デジタル映像信号は、例えば、1画素を8ビットのデータとするような映像データとして処理される。すなわち、映像信号供給部12からのアナログ映像信号は、アナログ映像信号の信号レベルに応じた数値で表現される映像データとして処理される。より具体的には、例えば、映像信号における輝度信号が8ビットの映像データとして処理される場合、輝度信号は、例えば、最も暗い状態を示す黒レベルを数値0とし、最も明るい状態を示す白レベルを数値255とするような、最大256階調数の輝度階調レベルで表現される。また、各階調レベルを表現する階調数は、デジタル信号処理の内容によって異なった階調数が利用される。すなわち、例えば、映像信号処理部101に入力される輝度信号が、例えば、黒レベルを数値0とし、白レベルを数値255とするような、最大256階調数の輝度階調レベルで表現される8ビット映像データであっても、処理の内容に応じて、処理された輝度信号は、例えば、黒レベルを数値0とし、白レベルを数値199とするような、最大200階調数の輝度階調レベルで表現される8ビットの映像データとして出力されるような構成とする場合がある。さらに、映像信号処理部101に含まれるADコンバータなどのばらつきなどにより、同一のアナログ映像信号に対して同一のデジタル信号処理を施しても、個々の信号処理装置100間で、わずかながら各階調レベルや階調数が異なる。
このため、映像信号処理部101によるデジタル信号処理では、デジタル信号処理の処理内容に応じた信号のレベル変換とともに、個々の信号処理装置100のばらつきなどによる信号のレベル変換がなされた変換映像信号が生成され、出力されることとなる。
なお、映像信号処理部101において、処理されるデジタル映像信号の形態として、輝度信号と色差信号とで構成されるコンポーネント信号であってもよく、また色の3原色である赤緑青それぞれの明るさを示すRGB信号であってもよい。以下、映像信号における輝度信号を代表して説明するが、コンポーネント信号の場合は、色差信号に対しても輝度信号と同様の処理を行ない、また、RGB信号の場合も各色信号に対して輝度信号と同様の処理を行なうものとする。
以上、信号処理装置100からは、処理側基準信号を含む映像信号に対して信号のレベル変換を伴なったデジタル信号処理を施した映像信号である変換映像信号が出力される。信号処理装置100から出力された変換映像信号は、接続ケーブル150を介して、映像表示装置200に供給される。
次に、図1に示すように、映像表示装置200は、接続ケーブル150を介して、信号処理装置100から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する基準信号抽出部21と、所定の基準信号である表示側基準信号を生成する基準信号生成部としての表示側基準信号生成部22と、基準信号抽出部21で抽出した処理側基準信号と表示側基準信号生成部22で生成した表示側基準信号との信号レベルを比較し、処理側基準信号と表示側基準信号との信号レベルの差を示す誤差データを生成する基準信号比較部262と、誤差データに基づく補正データを生成し、その補正データを記憶するとともに、信号処理装置100からの変換映像信号に対して、変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する映像信号補正部210と、映像信号補正部210が実行する各処理を制御するためのタイミングを示すレベル設定期間信号を生成するタイミング生成部261と、映像信号補正部210からの補正映像信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するディスプレイ駆動部としてのPDP駆動部28と、PDP駆動部28からの表示駆動信号に応じた映像を表示するディスプレイであるプラズマディスプレイパネル(以下、適宜、PDPと呼ぶ)299とを備えている。
図1において、タイミング生成部261は、信号処理装置100から供給された変換映像信号に含まれる同期信号や同期用のパルスなどを抽出し、各処理を実行するためのタイミング信号を生成する。タイミング生成部261は、変換映像信号に含まれる同期信号から、変換映像信号に含まれる処理側基準信号の期間を示す処理側基準信号抽出パルスを生成し基準信号抽出部21に出力する。また、タイミング生成部261は、映像信号補正部210が実行する各処理を制御するためのタイミングを示すレベル設定期間信号を生成し、映像信号補正部210に出力する。
基準信号抽出部21は、タイミング生成部261からの処理側基準信号抽出パルスが処理側基準信号の供給期間であることを示すとき、信号処理装置100から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する。
表示側基準信号生成部22は、例えば、標準映像信号として知られるカラーバー信号やランプ信号など、標準輝度、あるいは標準彩度に対応した一つ以上の階調レベルを含む映像信号を、所定の基準信号である表示側基準信号として生成する。なお、映像表示装置200は、例えば、製造時などにおいて、表示側基準信号生成部22からの表示側基準信号に対して最も適正にPDP299から映像が表示されるように、例えば、PDP駆動部28などが設定されている。
基準信号比較部262は、基準信号抽出部21で抽出した処理側基準信号と表示側基準信号生成部22で生成した表示側基準信号との信号レベルを比較し、処理側基準信号と表示側基準信号との信号レベルの差を示す誤差データを生成する。基準信号比較部262に供給される処理側基準信号と表示側基準信号とは、例えば、標準映像信号としてのカラーバー信号などそれぞれ同一の標準映像信号が供給される。すなわち、基準信号比較部262は、同一の標準映像信号に対する処理側基準信号と表示側基準信号であるそれぞれの映像データの数値を比較し、その比較差に基づく誤差データを生成する。より具体的な一例として、例えば、信号処理装置100の映像信号処理部101は、輝度信号を、黒レベルを数値0とし、白レベルを数値199とするような、200階調数の輝度階調レベルで表現される8ビットの映像データとして出力する場合、例えば、信号処理装置100から供給される処理側基準信号の最も明るい状態を示す白レベルの映像データは数値199となる。一方、表示側基準信号生成部22で生成される表示側基準信号が、輝度信号において、黒レベルを数値0とし、白レベルを数値255とするような、256階調数の輝度階調レベルで表現される8ビットの映像データとして出力される場合、例えば、表示側基準信号の最も明るい状態を示す白レベルの映像データは数値255となる。このように、例えば、上記白レベルのように同一の標準映像信号の同一レベルであっても、処理側基準信号と表示側基準信号とは、異なった数値である映像データで表現される。基準信号比較部262は、このような、同一の標準映像信号の同一レベルに対する、信号処理装置100側の階調特性と映像表示装置200側の適正に設定された階調特性との差異を、同一の標準映像信号を利用して検出している。
また、基準信号比較部262で利用するそれぞれの基準信号としての標準映像信号は、信号処理装置100の処理側基準信号生成部11と表示側基準信号生成部22とで同一となるようにあらかじめ設定されている。なお、例えば、映像表示装置200に対して、新たな信号処理装置100を組合わせた映像表示システムとして利用する場合、新たな信号処理装置100が処理側基準信号生成部11を有しない場合がある。このような場合、例えば、アナログテレビジョン放送の垂直同期信号期間に挿入された標準映像信号を利用することで、信号処理装置100が処理側基準信号生成部11を有しない場合であっても、映像表示装置200が信号処理装置100から、放送に含まれる標準映像信号を処理側基準信号として取込むことが可能となる。
映像信号補正部210は、基準信号比較部262で生成された誤差データに基づく補正データを生成する補正データ生成部263と、その補正データを記憶する補正データメモリ25と、信号処理装置100からの変換映像信号に対して、変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する補正部24とを有している。すなわち、基準信号比較部262で生成された誤差データは、同一の標準映像信号の同一レベルに対する、信号処理装置100側の階調特性と映像表示装置200側の適正に設定された階調特性との差異を示すデータである。補正データ生成部263は、タイミング生成部261からのレベル設定期間信号において補正データの生成処理が示されるとき、このような誤差データを用いて、変換映像信号の各映像データを、映像表示装置200側の適正に設定された各階調レベルへと変換するような補正データを生成し、生成した補正データを補正データメモリ25に格納する。また、タイミング生成部261からのレベル設定期間信号において信号レベル変換処理が示されるとき、補正部24は、信号処理装置100からの変換映像信号が供給されると、この変換映像信号の各映像データに対して、各映像データの階調レベルの応じた補正データを補正データメモリ25から抽出し、各映像データに対してこの補正データによりデータ値の補正を行なう。補正部24で補正された映像データで構成される映像信号は、補正映像信号としてPDP駆動部28に供給される。
PDP駆動部28は、補正部24からの補正映像信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換し、PDP駆動部28から出力された表示駆動信号がPDP299に供給され、これによって、PDP299には、映像信号補正部210からの補正映像信号に応じた映像が表示される。特に、本発明の実施の形態における映像表示システムは、上述したように、基準信号比較部262により、同一の標準映像信号の同一レベルに対する、信号処理装置100側の階調特性と映像表示装置200側の適正に設定された階調特性との差異を補正データとして抽出し、この補正データに基づいて、信号処理装置100からの変換映像信号の階調レベルを補正しているため、信号処理装置100における映像信号処理部101の信号処理により各階調レベルや階調数が変動しても、映像表示装置200では、適正に設定された階調特性に基づき映像を表示することが可能となる。
上記のように構成された本発明の実施の形態1について、図2、図3、および図4を用いて以下その動作を説明する。
図2は、本実施の形態における映像表示システムの各タイミングを示した図である。図2(1)は、信号処理装置100から出力される変換映像信号の波形の一例を示した図である。図2(2)は、映像表示装置200におけるタイミング生成部261から出力される処理側基準信号抽出パルスの波形の一例を示した図である。図2(3)は、表示側基準信号生成部22から出力される表示側基準信号の波形の一例を示した図である。図2(4)は、タイミング生成部261から出力されるレベル設定期間信号における補正データ生成タイミングパルスの波形の一例を示した図である。また、図2(5)は、補正部24から出力される補正映像信号の波形の一例を示した図である。
また、図3は、信号処理装置100、および映像表示装置200における階調特性の一例を示した図である。
また、図4(a)は、表示側基準信号生成部22で生成される表示側基準信号と変換映像信号に含まれる処理側基準信号との詳細を示す図である。図4(b)は、補正データメモリ25に格納した補正データの詳細を示す図である。
また、ここでは、信号入力インターフェイス122や受信部121からの映像信号の垂直ブランキング期間に処理側基準信号を挿入して映像信号処理部101に供給し、映像信号処理部101で処理されることにより、図2(1)で示すような変換映像信号が映像表示装置200に供給される動作例を挙げる。また、信号処理装置100の処理側基準信号生成部11で生成される処理側基準信号、および映像表示装置200の表示側基準信号生成部22で生成される表示側基準信号として、最も暗い状態を示す黒レベルから最も明るい状態を示す白レベルまでの5段階のステップを有した標準輝度信号を例に挙げて説明する。
まず、信号処理装置100からは、図2(1)で示すような変換映像信号が出力される。ここで、信号処理装置100において、映像信号処理部101は、図3の点線で示すような、輝度レベルYの変化に従って、信号処理装置階調特性P(Y)のように階調レベルが変化する階調特性を有している。このため、表示側基準信号生成部22で生成された表示側基準信号が映像信号処理部101により信号処理されると、この信号処理装置階調特性P(Y)に従った階調レベルに変換される。すなわち、図3の信号処理装置階調特性P(Y)に従って、例えば、表示側基準信号の最も暗い状態を示す黒レベルは、変換映像信号の映像データとして数値x1の階調レベルに、また表示側基準信号の最も明るい状態を示す100%白レベルは、変換映像信号の映像データとして数値x3の階調レベルに設定される。これにより、信号処理装置100からは、図2(1)で示すような、黒レベルとする数値x1から白レベルとする数値x3までの範囲で映像信号の輝度レベルが示される映像信号が処理側基準信号P(t)を含めた変換映像信号として出力される。この変換映像信号は、接続ケーブル150を介して映像表示装置200に供給される。
次に、映像表示装置200において、基準信号抽出部21は、図2(2)で示すような処理側基準信号抽出パルスに従って、処理側基準信号P(t)を含めた変換映像信号から処理側基準信号P(t)を抽出する。
また、表示側基準信号生成部22は、基準信号抽出部21が処理側基準信号P(t)を抽出するタイミングに同期して、図2(3)で示すような表示側基準信号を出力する。ここで、表示側基準信号生成部22は、図3の実線で示すような映像表示装置階調特性D(Y)を有している。このため、表示側基準信号生成部22からは、この映像表示装置階調特性D(Y)に従った階調レベルの表示側基準信号が出力される。すなわち、図3の映像表示装置階調特性D(Y)に従って、例えば、表示側基準信号の最も暗い状態を示す黒レベルは数値x0の階調レベルに、また最も明るい状態を示す100%白レベルは数値x4の階調レベルに設定される。表示側基準信号生成部22からは、図2(3)で示すような、黒レベルとする数値x0から白レベルとする数値x4までの範囲で、時間tの経過に伴なって輝度レベルが段階的に増加する表示側基準信号D(t)が出力される。なお、上述したように、映像表示装置200では、このような映像表示装置階調特性D(Y)の映像信号に対して、最も適正にPDP299から映像が表示されるように、例えば、PDP駆動部28などが設定されている。
次に、基準信号比較部262には、図4(a)で示すように、時間tの経過に伴なって輝度レベルが段階的に増加する処理側基準信号P(t)と表示側基準信号D(t)とが供給される。ここでは、黒レベルから白レベルまでの5段階のステップを有したそれぞれの基準信号を例に挙げており、このような場合、基準信号比較部262は、処理側基準信号P(t)と表示側基準信号D(t)とにおける各ステップごとの階調レベルを抽出して、各ステップごとの階調レベル差を演算する。例えば、図4(a)に示すように、時間tがT0からT1までの期間において、基準信号比較部262は、処理側基準信号P(t)と表示側基準信号D(t)との黒レベルにおける階調レベル差を演算し、この階調レベル差d0を黒レベルにおける誤差データとする。同様に、基準信号比較部262は、各ステップごとの階調レベル差d1、d2、d3、d4を算出する。基準信号比較部262は、このようにして算出した階調レベル差を誤差データとして補正データ生成部263に通知する。
次に、基準信号比較部262で算出された誤差データは、補正データ生成部263に通知される。補正データ生成部263は、このような誤差データを用いて、変換映像信号の各映像データを、映像表示装置200側の適正に設定された各階調レベルへと変換するような補正データを生成する。補正データは、変換映像信号の階調レベルを映像表示装置200側の適正に設定された階調レベルへと変換するためのデータである。すなわち、例えば、映像表示装置200側の適正に設定された黒レベルは、図3で示したように、数値x0とする階調レベルである。一方、変換映像信号における黒レベルは、図3で示したように、数値x1とする階調レベルである。また、図4(a)で示したように、黒レベルにおける誤差データd0は、適正に設定された黒レベルの数値x0と変換映像信号における黒レベルx1との差に相当する。よって、変換映像信号における黒レベルを、映像表示装置200において適正に設定された黒レベルへと補正する場合、変換映像信号における黒レベルの数値x1に対して、誤差データd0、すなわち数値(x0−x1)を加算することで適正に設定された黒レベルへと補正できる。なお、ここで示す例では、補正データ生成部263には、黒レベルから白レベルまでの5段階のステップに対応した誤差データのみが通知されるため、5段階のステップの階調レベル以外については、誤差データを実測することができない。このため、補正データ生成部263は、実測した誤差データ間における誤差データについては、例えば、線形補間演算を行なって未実測の誤差データを算出し、補正データとしている。図4(b)は、このようにして補正データ生成部263が算出した補正データの一例を示している。補正データ生成部263は、図4(b)に示すような補正データを補正データメモリ25に格納する。
このようにして、図2(4)で示す補正データ生成タイミングパルス期間において、補正データが生成され、補正データメモリ25に格納される。この後、図2(1)で示すように、映像期間ごとにPDP299により表示するための映像に対応した変換映像信号が映像表示装置200に供給され、映像表示装置200において、変換映像信号が補正部24に供給される。補正部24は、補正データメモリ25に格納された補正データを利用して、変換映像信号の階調レベルを適正に設定された階調レベルへと補正する。例えば、変換映像信号の映像データが数値x1の階調レベルである場合には、補正部24は、補正データメモリ25から、映像データの数値x1に対応した補正データの数値−d0を抽出し、映像データの数値x1に補正データの数値−d0を加算することで、黒レベルである変換映像信号の補正を行なう。また、例えば、変換映像信号の映像データが数値x3の階調レベルである場合には、補正部24は、補正データメモリ25から、映像データの数値x3に対応した補正データの数値d4を抽出し、映像データの数値x3に補正データの数値d4を加算することで、白レベルである変換映像信号の補正を行なう。これにより、補正部24からは、図2(5)で示すように、映像表示装置200側の適正に設定された映像表示装置階調特性D(Y)に対応する補正映像信号が出力される。
PDP駆動部28には、適正に設定された映像表示装置階調特性D(Y)の補正映像信号が供給され、PDP駆動部28は、このような補正映像信号に基づく表示駆動信号でPDP299を駆動する。このため、PDP299からは、信号処理装置100の処理内容やばらつきなどの影響を抑制した、最適な状態で映像を表示することが可能となる。特に、本発明の実施の形態1の映像表示装置200は、乗算器を用いてゲインを補正したり、加算器を用いてオフセットを補正するような手法ではなく、各階調レベルに対してその階調レベルに応じた補正データを加算するような手法であるため、ゲイン、およびオフセットの双方を補正できるとともに、以下で説明するような非線形特性を有した補正なども可能である。
以上、処理側基準信号、および表示側基準信号としての標準映像信号が5段階のステップを有した輝度信号である一例を挙げて説明したが、他の標準映像信号であってもよい。図5(a)は、標準映像信号の一つであるランプ信号に基づいた、表示側基準信号生成部22で生成される表示側基準信号D(t)と変換映像信号に含まれる処理側基準信号P(t)との詳細を示す図である。図5(a)で示すように、ランプ信号は、時間tの経過に伴なって輝度レベルが単調増加するような信号である。このようなレベルが単調増加する信号をそれぞれの基準信号として利用することにより、基準信号比較部262において、変換映像信号の各階調レベルに対する誤差データを算出することができる。すなわち、変換映像信号が、例えば、200階調数の階調レベルで表現される場合、各階調レベルに対応する200個の誤差データが実測できる。図5(b)は、このようなランプ信号を利用して算出した誤差データに基づいて生成した補正データの詳細を示す図である。特に、上述した5段階のステップを有した輝度信号を利用した場合では、実測した誤差データに基づく補正データ以外の補正データについては線形補間により算出した例を挙げて説明したが、図5(b)に示すように、このようなランプ信号を利用することで、実測値に基づいた各階調レベルに対する補正データを生成することができる。これにより、補正データの精度を上げることができ、補正部24においてより適正に変換映像信号の階調レベルを補正することができる。また、補正データは実測値に基づいているため、例えば、映像信号処理部101が非線形な階調特性を有していたり、表示側基準信号生成部22からの表示側基準信号が非線形である場合でも、補正部24において適正に変換映像信号の階調レベルを補正することができる。
図6は、本発明の実施の形態1における映像表示装置200のより具体的な構成例を示すブロック図である。図6に示す映像表示装置200は、CPU(Central Processing Unit)を含むマイコン26を備えている。マイコン26は、マイコン処理用メモリ269に記憶されたプログラムを順次読み取り、読み取ったプログラムに従って処理を実行する。図6では、マイコン26が装置における各処理を制御統括する制御部として機能するとともに、マイコン処理用メモリ269には、タイミング生成部として機能するタイミング生成処理、処理側基準信号および表示側基準信号における階調レベルを比較する基準信号比較部として機能する基準信号比較処理、および補正データを生成するための補正データ生成処理を実行するためのプログラムが格納されており、マイコン26がマイコン処理用メモリ269に格納されたこれら処理のプログラムを読み取り、実行することで、これらの処理を行なうような構成例を示している。
図6において、同期信号抽出部23は、信号処理装置100から供給された変換映像信号に含まれる同期信号や同期用のパルスなどを抽出する。抽出された同期信号や同期用のパルスなどは、マイコン26に送出される。マイコン26は、タイミング生成処理を実行し、受け取った同期信号や同期用のパルスから各種タイミング信号を生成する。マイコン26のタイミング生成処理により、変換映像信号に含まれる同期信号から、変換映像信号に含まれる処理側基準信号の期間を示す処理側基準信号抽出パルスが生成され、基準信号抽出部21に出力される。また、マイコン26のタイミング生成処理により、補正データを生成するためのタイミング信号や、補正データメモリ25に記録するためのタイミング信号が生成される。
基準信号抽出部21は、マイコン26からの図2(2)で示したような処理側基準信号抽出パルスに従って、変換映像信号から処理側基準信号P(t)を抽出する。また、表示側基準信号生成部22は、基準信号抽出部21が処理側基準信号P(t)を抽出するタイミングに同期して、図2(3)で示したような表示側基準信号D(t)を出力する。これらの処理側基準信号P(t)と表示側基準信号D(t)とは、マイコン26に供給される。マイコン26は、基準信号比較処理を実行し、受け取った処理側基準信号P(t)と表示側基準信号D(t)との階調レベル差を演算し、誤差データとして補正データ生成処理に送出する。次に、マイコン26は、補正データ生成処理を実行する。
補正データ生成処理では、処理側基準信号P(t)の各階調レベルに対応づけて、受け取った誤差データから補正データを生成する。さらに、補正データ生成処理では、補正データメモリ25に対して、処理側基準信号P(t)の各階調レベルに対応した書込アドレスに、各階調レベルに対応づけた補正データを書込データとして記録する。このようにして、図2(4)で示した補正データ生成タイミングパルス期間において、補正データが生成され、補正データメモリ25に格納される。この後、図2(1)で示したように、映像期間ごとにPDP299により表示するための映像に対応した変換映像信号が映像表示装置200に供給され、映像表示装置200において、変換映像信号が、補正部24に供給される。補正部24は、補正データメモリ25に格納された補正データを利用して、変換映像信号の階調レベルを適正に設定された階調レベルへと補正する。
図6に示すように、補正部24は、加算演算を行なう加算器243を有している。加算器243には、変換映像信号と補正データメモリ25から読み出した読出データとが供給される。また、変換映像信号は、補正データメモリ25の読出アドレスにも供給される。このような構成により、変換映像信号において、例えば、数値xnの階調レベルである映像データが供給されると、補正データメモリ25のアドレスxnに格納された補正データd(xn)が読み出される。上述したように、補正データメモリ25には、各階調レベルに対応したアドレスにその階調レベルに対応づけた補正データが格納されている。すなわち、例えば、補正データメモリ25のアドレスxnには、処理側基準信号P(t)、および表示側基準信号D(t)を利用して生成した階調レベルxnの変換映像信号に最適な補正データd(xn)が格納されている。このような階調レベルxnである映像データに対して、補正データメモリ25から補正データd(xn)が読み出され、補正部24の加算器243により、階調レベルxnである映像データに補正データd(xn)が加算され、その加算結果xn+d(xn)が出力される。このような処理が、変換映像信号の各映像データに対して実行されることで、補正部24からは、映像表示装置200側の適正に設定された映像表示装置階調特性D(Y)に対応する補正映像信号が出力される。
図7は、本発明の実施の形態1における映像表示装置200のより具体的な他の構成例を示すブロック図である。図6で説明した映像表示装置200は、変換映像信号に対する補正データを補正データメモリ25とするメモリに格納し、補正データメモリ25に格納した補正データを変換映像信号に加算するような構成である。これに対し、図7に示す映像表示装置201は、変換映像信号に対する変換データを変換データメモリ251とするメモリに格納し、変換データメモリ251を有した補正部241から変換映像信号に対する補正映像信号を直接読み出し、出力するような構成である。また、このような処理を実行するため、マイコン265は、このような変換データを生成するための補正変換データ生成処理を実行する。すなわち、補正変換データ生成処理が実行されると、処理側基準信号P(t)の各階調レベルに対応づけて、その階調レベルと受け取った誤差データとを用いて変換データを生成する。さらに、補正変換データ生成処理では、変換データメモリ251に対して、処理側基準信号P(t)の各階調レベルに対応した書込アドレスに、各階調レベルに対応づけた変換データを書込データとして記録する。例えば、処理側基準信号P(t)の階調レベルが数値xの場合、変換データメモリ251の書込アドレスxに、階調レベルxとその階調レベルxに対応した誤差データd(x)の加算値x+d(x)を書込データとして格納する。このような構成により、変換映像信号において、例えば、数値xnの階調レベルである映像データが供給されると、変換データメモリ251のアドレスxnに格納された変換データxn+d(xn)が読み出される。すなわち、変換データメモリ251からは、補正データにより補正済みのデータが読み出されることとなり、このような構成によっても、補正部241からは、映像表示装置201側の適正に設定された映像表示装置階調特性D(Y)に対応する補正映像信号が出力される。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2における映像表示システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態でも、映像信号に対して信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置100と、変換映像信号が供給され、変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置202と、信号処理装置100から映像表示装置202に対して変換映像信号を伝送する接続ケーブル150とを有した映像表示システムの一例を挙げて説明する。また、図1と同一の構成要素については、同一の符号を付しており、これらの詳細な説明は省略する。以下、図8を参照しながら、本実施の形態の構成、およびその動作について説明する。
本実施の形態の映像表示システムは、映像表示装置202において、製造時などあらかじめ、所定の標準映像信号に対して映像表示装置202が適正に動作する状態でのデータを測定し、記憶している。また、信号処理装置100と映像表示装置202とを接続したとき、信号処理装置100から処理側基準信号を映像表示装置202に供給し、このとき、補正を行なわない状態での映像表示装置202の動作に関するデータを測定し、記憶する。さらに、映像表示装置202が適正に動作する状態でのデータと、処理側基準信号に対する補正を行なわない状態での動作に関するデータとに基づき補正データを生成し、この補正データを利用して、信号処理装置100からの映像表示するための変換映像信号の階調レベルを補正するような構成であることを特徴としている。
図8において、実施の形態1と同様に、信号処理装置100からは、処理側基準信号を含む映像信号に対して信号のレベル変換を伴なったデジタル信号処理を施した映像信号である変換映像信号が出力される。信号処理装置100から出力された変換映像信号は、接続ケーブル150を介して、映像表示装置202に供給される。
また、映像表示装置202において、タイミング生成部261は、信号処理装置100から供給された変換映像信号に含まれる同期信号や同期用のパルスなどを抽出し、各処理を実行するためのタイミング信号を生成する。タイミング生成部261は、基準信号抽出部21に対して、変換映像信号に含まれる処理側基準信号の期間を示す処理側基準信号抽出パルスを生成し基準信号抽出部21に出力する。
基準信号抽出部21は、タイミング生成部261からの処理側基準信号抽出パルスが処理側基準信号の供給期間であることを示すとき、信号処理装置100から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する。
セレクタ231は、次に説明する制御部268の指示に従って、基準信号抽出部21からの処理側基準信号と補正部24からの補正映像信号とのいずれかを選択する。
制御部268は、セレクタ231の信号選択を制御するセレクト信号、および補正データの生成を制御するための信号を生成し、セレクタ231や以下で説明する補正データ生成部264を制御する。
セレクタ231で選択された信号は、PDP駆動部28に供給される。PDP駆動部28は、供給された信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換し、PDP駆動部28から出力された表示駆動信号がPDP299に供給される。
ところで、PDP299は、2値表示が基本であるため多階調の映像を表示する場合、PDP駆動部28は、映像信号の1フィールド分を複数のサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドに所定の輝度重みをもたせている。こうした輝度の重みづけによって、PDP駆動部28は、各サブフィールド毎の発光をオン制御またはオフ制御するサブフィールド信号に変換して階調表示を行なう。すなわち、PDP駆動部28から出力される表示駆動信号は、映像信号のレベルに応じたパルス数のパルス信号である。
パルス数検出部281は、PDP駆動部28から出力される表示駆動信号のパルス数を計測する。さらに、パルス数検出部281は、計測したパルス数に関するデータをメモリ27に、計測パルス数データとして格納する。
また、メモリ27には、製造時などあらかじめ、所定の標準映像信号に対して映像表示装置202が適正に動作するよう補正データメモリ25に補正データを設定し、このような状態でPDP駆動部28から出力される表示駆動信号のパルス数を計測したパルス数に関するデータが、基準パルス数データとして格納されている。
補正データ生成部264は、制御部268から補正データを生成するよう指示されると、メモリ27に格納された基準パルス数データ、および計測パルス数データを用い、映像信号の各輝度レベルにおけるパルス数の差分に基づいて補正データを生成する。補正データ生成部264は、生成した補正データを補正データメモリ25に格納する。また、補正部24は、信号処理装置100からの変換映像信号が供給されると、この変換映像信号の各映像データに対して、各映像データの階調レベルに応じた補正データを補正データメモリ25から抽出し、各映像データに対してこの補正データによりデータ値の補正を行なう。補正部24で補正された映像データで構成される映像信号は、セレクタ231を介して補正映像信号としてPDP駆動部28に供給される。
上記のように構成された本発明の実施の形態2について、図9、および図10を用いて以下その動作を説明する。
図9は、実施の形態2における各手順の特性例を示す図である。図9(a)は、補正部24で階調レベルの補正を行なわない場合の各特性を示す図である。図9(b)は、基準パルス数データを生成するときの各特性を示す図である。また、図9(c)は、計測パルス数データを生成するときの各特性を示す図である。また、図10は、補正データ生成部264で補正データを生成するときの各特性を示す図である。図10(a)は、補正データ生成部264で比較する基準パルス数データと計測パルス数データとの関係を示す図である。図10(b)は、補正部24の補正変換特性を示す図である。
まず、図9(a)、および図9(b)を参照して、製造時などあらかじめ、所定の標準映像信号に対して映像表示装置202が適正に動作するよう補正データメモリ25に補正データを設定し、このような状態での基準パルス数データを取得し、メモリ27に記録する手順について説明する。
図9(a)は、補正部24で補正を行なわない場合の、PDP駆動部28の入出力特性を含めた映像表示装置202の入力値に対するパルス数の駆動特性O(x)を示している。ここでは、映像表示装置202の駆動特性が非線形特性を有したような例を挙げている。すなわち、補正部24で補正を行なわない状態で、映像表示装置202の入力端子152に入力値xとする階調レベルの信号が供給されると、PDP駆動部28からは、駆動特性O(x)に従った単位時間あたりパルス数pの駆動信号が出力される。
図9(b)は、製造時などにおいて、映像表示装置202に対し、このような駆動特性O(x)に対する補正を行ない、PDP299が最も適正に表示できように設定するときの状態を示している。すなわち、映像表示装置202の入力端子152には、標準映像信号として知られるカラーバー信号やランプ信号など、標準輝度、あるいは標準彩度に対応した一つ以上の階調レベルを含む映像信号が供給される。図9では、映像信号における輝度信号の一例を挙げており、また、このような標準映像信号として、輝度レベルが最も暗い状態を示す黒レベルから最も明るい状態を示す白レベルまで単調増加するようなランプ信号を利用した一例を挙げている。なお、入力端子152に標準映像信号を入力するのに代えて、実施の形態1のように表示側基準信号生成部22を備え、これにより標準映像信号を入力端子152に供給するような形態でもよい。映像表示装置202は、このような標準映像信号が供給された状態で、PDP299が最も適正に表示できるように、入力端子152に供給された標準映像信号の各階調レベルに対して、その階調レベルの補正処理が行なわれる。例えば、PDP299にランプ信号が表示された状態で、各階調レベルに対応するPDP299上の表示箇所の輝度を測定し、この輝度が最適となるように、補正データメモリ25の補正データを設定する。このようにして、映像表示装置202は、PDP299が最も適正に表示できる状態へと補正される。このような映像表示装置202の適正な状態への設定が完了すると、この適正な状態で、例えば、パルス数検出部281を利用して、PDP駆動部28から出力される表示駆動信号のパルス数を計測する。このとき、入力端子152への入力値xを階調レベルとし、階調レベルと輝度レベルYとを対応づけながら、各階調レベルに対するパルス数を計測し、その計測結果を基準パルス数データとしてメモリ27に記録する。図9(b)に、入力値x、すなわち各階調レベルに対するパルス数pの関係を示す基準パルス数特性S(x)の一例を示す。以上のようにして、製造時などにおいて、PDP299が最も適正に表示できる状態での、入力値xに対するパルス数pの特性である基準パルス数特性S(x)が測定され、記録される。
次に、図9(c)を参照して、映像表示装置202が実際に使用される場合の動作について説明する。
本実施の形態の映像表示システムの動作が開始されると、実施の形態1と同様に、信号処理装置100からは、変換映像信号に含まれる処理側基準信号が、電源起動時や垂直ブランキング期間など所定のタイミングで映像表示装置202に供給される。このとき、信号処理装置100では、処理側基準信号生成部11などにより、上述した基準パルス数特性S(x)を測定したときと同一の標準映像信号が生成され、さらに映像信号処理部101により信号処理されて、信号処理装置100からは、信号処理された標準映像信号である処理側基準信号が出力される。すなわち、図9(c)に示す例のように、黒や白の輝度レベルに対する階調レベルが、基準パルス数特性S(x)の測定時とは異なった、ランプ信号が映像表示装置202の入力端子152に供給される。
映像表示装置202において、基準信号抽出部21は、タイミング生成部261からの処理側基準信号抽出パルスに応答して、変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出し、抽出した処理側基準信号をセレクタ231に供給する。このとき、制御部268は、セレクタ231に対してセレクト信号を送出し、処理側基準信号を選択するようセレクタ231を制御する。このようにして、信号処理装置100から処理側基準信号が供給されると、処理側基準信号は補正部24を介さない状態でPDP駆動部28に供給される。図9(c)は、映像表示装置202のこのような状態を示しており、このような設定状態で計測パルス数データが計測される。
すなわち、処理側基準信号に対しての補正を行なわない状態で、パルス数検出部281は、PDP駆動部28から出力される表示駆動信号のパルス数を計測する。このとき、入力端子152への入力値xを階調レベルとし、階調レベルと輝度レベルYとを対応づけながら、各階調レベルに対するパルス数が計測され、パルス数検出部281は、その計測結果を計測パルス数データとしてメモリ27に記録する。図9(c)に、入力値x、すなわち各階調レベルに対するパルス数pの関係を示す計測パルス数特性U(x)の一例を示す。以上のようにして、処理側基準信号に対しての補正を行なわない状態での、入力値xに対するパルス数pの特性である計測パルス数特性U(x)が測定され、記録される。
以上のようにして計測パルス数データの記録が完了した後、制御部268は、補正データ生成部264に対して、補正データを生成するよう指示する。補正データ生成部264は、メモリ27に格納された基準パルス数データ、および計測パルス数データを用い、映像信号の各輝度レベルにおけるパルス数の差分に基づいて補正データを生成する。すなわち、図10(a)に示すように、補正データ生成部264は、まず、入力値xに対するパルス数pの特性である基準パルス数特性S(x)、および計測パルス数特性U(x)に基づき、輝度レベルYに対するパルス数pの特性である基準パルス数特性S(Y)、および計測パルス数特性U(Y)に各パルス数データを変換する。言い換えれば、例えば、輝度レベルYが黒レベルYbとしたとき、PDP299が最も適正に表示できる状態でのパルス数pは、基準パルス数特性S(Yb)からパルス数P0であり、一方、処理側基準信号に対しての補正を行なわない状態でのパルス数pは、計測パルス数特性U(Yb)からパルス数P1となる。また、例えば、輝度レベルYが白レベルYwとしたとき、PDP299が最も適正に表示できる状態でのパルス数pは、基準パルス数特性S(Yw)からパルス数P4であり、一方、処理側基準信号に対しての補正を行なわない状態でのパルス数pは、計測パルス数特性U(Yw)からパルス数P3となる。
さらに、補正データ生成部264は、輝度レベルYに階調レベルを対応づけながら、基準パルス数特性S(Y)、および計測パルス数特性U(Y)に対応した各輝度レベルにおけるパルス数データの比較を行ない、比較結果である差分を誤差データdpとする。すなわち、例えば、輝度レベルYが黒レベルYbのとき、補正データ生成部264は、黒レベルYbである処理側基準信号の階調レベルx1に対する誤差データdp(x1)を求める。この場合、誤差データdp(x1)は、パルス数P0とパルス数P1との差となる。さらに、補正データ生成部264は、誤差データdpに対応した補正データd(x)を生成し、補正データメモリ25に格納する。この後、制御部268が、セレクタ231に対して、補正部24からの補正映像信号を選択するようセレクタ231を制御する。
このようにして、補正データメモリ25には、変換映像信号の階調レベルxに対応した補正データd(x)が設定され、例えば、実施の形態1で示した図2(1)と同様に、映像期間ごとにPDP299により表示するための映像に対応した変換映像信号が映像表示装置202に供給され、映像表示装置202において、この変換映像信号が、補正部24に供給される。補正部24は、補正データメモリ25に格納された補正データを利用して、図10(b)で示す補正変換特性のように、変換映像信号の階調レベルを適正に設定された階調レベルへと補正する。例えば、変換映像信号の映像データが数値x1の階調レベルである場合には、補正部24は、補正データメモリ25から、映像データの数値x1に対応した補正データの数値d(x1)を抽出し、映像データの数値x1にこの補正データの数値d(x1)を加算することで、適正な黒レベルである映像データの数値x0へと、変換映像信号の補正を行なう。
図11は、本発明の実施の形態2における映像表示装置202のより具体的な構成例を示すブロック図である。実施の形態1における図6、または図7と同一の構成要素については、同一の符号を付しており、これらの詳細な説明は省略する。
図11に示す映像表示装置202は、実施の形態1における図6や図7で示した構成と同様にマイコン266を備えている。また、マイコン266を実行させるための処理プログラムが、メモリ27に格納された構成である。マイコン266は、メモリ27に格納された処理プログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従って処理を実行する。図11では、マイコン266が装置における各処理を制御統括するとともに、メモリ27には、タイミング生成部として機能するタイミング生成処理、補正データ生成部として機能する比較処理および補正変換データ生成処理、およびセレクタ231やパルス数検出部281を制御する駆動データ取込処理を実行するためのプログラムが格納されており、マイコン266がメモリ27に格納されたこれら処理プログラムを読み取り、実行することで、これらの処理を行なうような構成例を示している。
また、図11に示す映像表示装置202は、実施の形態1の図7と同様に、変換映像信号に対する変換データを変換データメモリ252とするメモリに格納し、変換データメモリ252を有した補正部242から変換映像信号に対する補正映像信号を、図10(b)に示すような補正変換特性に対応して直接読み出し、出力するような構成である。また、このような処理を実行するため、マイコン266は、このような変換データを生成するための補正変換データ生成処理を実行する。すなわち、補正変換データ生成処理が実行されると、処理側基準信号の各階調レベルに対応づけて、その階調レベルと受け取った誤差データとを用いて変換データを生成する。さらに、補正変換データ生成処理では、変換データメモリ252に対して、処理側基準信号の各階調レベルに対応した書込アドレスに、各階調レベルに対応づけた変換データを書込データとして記録する。このようにして、補正部242からは、適正な階調レベルに補正された映像信号である補正映像信号が出力される。
本発明の映像表示システム、映像表示装置、および映像表示方法は、信号処理装置と映像表示装置との接続関係が換わっても、簡易に信号レベルが補正できるので産業上の利用可能性は極めて高く、例えば、プラズマディスプレイ標準装置や液晶表示装置などに利用できる。
本発明の実施の形態1における映像表示システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における映像表示システムのタイミングを示した図 信号処理装置、および映像表示装置における階調特性の一例を示した図 (a)は、表示側基準信号と処理側基準信号との詳細を示す図(b)は、補正データメモリに格納した補正データの詳細を示す図 (a)は、標準映像信号の一つであるランプ信号に基づいた、表示側基準信号と処理側基準信号との詳細を示す図(b)は、ランプ信号を利用して生成した補正データの詳細を示す図 本発明の実施の形態1における映像表示装置の具体的な構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態1における映像表示装置の他の具体的な構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2における映像表示システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における映像表示システムの各手順の特性例を示す図 補正データ生成部で補正データを生成するときの各特性を示す図 本発明の実施の形態2における映像表示装置の具体的な構成例を示すブロック図 従来の映像表示システムの構成を示すブロック図
符号の説明
11 処理側基準信号生成部
12 映像信号供給部
21 基準信号抽出部
22 表示側基準信号生成部
23 同期信号抽出部
24,241,242 補正部
25 補正データメモリ
26,265,266 マイコン
27,914,924 メモリ
28 PDP駆動部
100,910 信号処理装置
101,917 映像信号処理部
121 受信部
122 信号入力インターフェイス
150,950 接続ケーブル
152 入力端子
200,201,202,920 映像表示装置
210 映像信号補正部
231 セレクタ
243 加算器
251,252 変換データメモリ
261 タイミング生成部
262 基準信号比較部
263,264 補正データ生成部
268 制御部
269 マイコン処理用メモリ
281 パルス数検出部
299,922 PDP
913 メインマイコン
915 ADコンバータ
916 TMDS受信回路
921 PDPドライバ
923 サブマイコン

Claims (11)

  1. 映像信号に対して信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、前記変換映像信号が供給され、前記変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムであって、
    前記信号処理装置は、
    所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号を供給する映像信号供給部と、
    前記映像信号に対して、前記映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、前記信号処理された映像信号である変換映像信号を生成する映像信号処理部とを備え、
    前記映像表示装置は、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する基準信号抽出部と、
    所定の基準信号である表示側基準信号を生成する基準信号生成部と、
    前記基準信号抽出部で抽出した処理側基準信号と前記基準信号生成部で生成した表示側基準信号との信号レベルを比較し、前記処理側基準信号と前記表示側基準信号との信号レベルの差を示す誤差データを生成する基準信号比較部と、
    前記誤差データに基づく補正データを生成し、その補正データを記憶するとともに、前記信号処理装置からの変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを前記補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する映像信号補正部と、
    前記映像信号補正部が実行する各処理を制御するためのタイミングを示すレベル設定期間信号を生成するタイミング生成部と、
    前記映像信号補正部からの補正映像信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するディスプレイ駆動部とを備え、
    前記処理側基準信号と前記表示側基準信号とは、それぞれが同一の標準輝度、または標準彩度に対応した複数の階調レベルを含み、
    前記基準信号比較部で生成された前記誤差データは、前記複数の階調レベルのそれぞれに対応した誤差データであり、
    前記映像信号補正部は、前記レベル設定期間信号に応じて、前記レベル設定期間信号が補正データの生成処理を示すとき、前記誤差データに基づく補正データを生成し、前記レベル設定期間信号が信号レベル変換処理を示すとき、前記信号処理装置からの変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを前記補正データに応じた信号レベルに変換することを特徴とする映像表示システム。
  2. 映像信号に対して信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、前記変換映像信号が供給され、前記変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムであって、
    前記信号処理装置は、
    所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号を供給する映像信号供給部と、
    前記映像信号に対して、前記映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、前記信号処理された映像信号である変換映像信号を生成する映像信号処理部とを備え、
    前記映像表示装置は、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する基準信号抽出部と、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する映像信号補正部と、
    前記基準信号抽出部で抽出された処理側基準信号と前記映像信号補正部で補正された補正映像信号とのいずれかを選択するセレクタと、
    前記セレクタで選択された信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するディスプレイ駆動部と、
    前記表示駆動信号の信号レベルを検出する駆動信号レベル検出部と、
    前記表示駆動信号の信号レベルに関するデータを基準駆動データとしてあらかじめ記憶するとともに、前記駆動信号レベル検出部で検出された前記表示駆動信号の信号レベルが計測駆動データとして記録される駆動データメモリと、
    前記基準駆動データと前記計測駆動データとに基づき、前記映像信号補正部で前記変換映像信号の信号レベルを補正するための補正データを生成する補正データ生成部とを備え、前記補正データ生成部で生成された前記補正データは、複数の階調レベルのそれぞれに対応した補正データであり、
    前記駆動信号レベル検出部は、前記セレクタが選択した処理側基準信号に対する前記表示駆動信号の信号レベルを検出し、前記計測駆動データとして前記駆動データメモリに記録することを特徴とする映像表示システム。
  3. 所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号に対して、前記映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、前記変換映像信号が供給され、前記変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムの前記映像表示装置であって、
    前記映像表示装置は、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する基準信号抽出部と、
    所定の基準信号である表示側基準信号を生成する基準信号生成部と、
    前記基準信号抽出部で抽出した処理側基準信号と前記基準信号生成部で生成した表示側基準信号との信号レベルを比較し、前記処理側基準信号と前記表示側基準信号との信号レベルの差を示す誤差データを生成する基準信号比較部と、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に対し、前記誤差データに基づき生成した補正データに応じて、前記変換映像信号の信号レベルを変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する映像信号補正部と、
    前記映像信号補正部が実行する各処理を制御するためのタイミングを示すレベル設定期間信号を生成するタイミング生成部と、
    前記映像信号補正部からの補正映像信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するディスプレイ駆動部とを備え、
    前記処理側基準信号と前記表示側基準信号とは、それぞれが同一の標準輝度、または標準彩度に対応した複数の階調レベルを含み、
    前記基準信号比較部で生成された前記誤差データは、前記複数の階調レベルのそれぞれに対応した誤差データであり、
    前記映像信号補正部は、前記レベル設定期間信号に応じて、前記レベル設定期間信号が補正データの生成処理を示すとき、前記誤差データに基づく補正データを生成し、前記レベル設定期間信号が信号レベル変換処理を示すとき、前記信号処理装置からの変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを前記補正データに応じた信号レベルに変換することを特徴とする映像表示装置。
  4. 前記映像信号補正部は、前記誤差データに基づき補正データを生成し、その補正データを記憶するとともに、前記信号処理装置からの変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを前記補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力することを特徴とする請求項3記載の映像表示装置。
  5. 前記映像信号補正部は、前記誤差データと前記変換映像信号の各映像データとに基づき変換データを生成し、その変換データを記憶するとともに、前記信号処理装置からの変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを前記変換データの信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力することを特徴とする請求項3記載の映像表示装置。
  6. 所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号に対して、前記映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、前記変換映像信号が供給され、前記変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムの前記映像表示装置であって、
    前記映像表示装置は、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出する基準信号抽出部と、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力する映像信号補正部と、
    前記基準信号抽出部で抽出された処理側基準信号と前記映像信号補正部で補正された補正映像信号とのいずれかを選択するセレクタと、
    前記セレクタで選択された信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するディスプレイ駆動部と、
    前記表示駆動信号の信号レベルを検出する駆動信号レベル検出部と、
    前記表示駆動信号の信号レベルに関するデータを基準駆動データとしてあらかじめ記憶するとともに、前記駆動信号レベル検出部で検出された前記表示駆動信号の信号レベルが計測駆動データとして記録される駆動データメモリと、
    前記基準駆動データと前記計測駆動データとに基づき、前記映像信号補正部で前記変換映像信号の信号レベルを補正するための補正データを生成する補正データ生成部とを備え、前記補正データ生成部で生成された前記補正データは、複数の階調レベルのそれぞれに対応した補正データであり、
    前記駆動信号レベル検出部は、前記セレクタが選択した処理側基準信号に対する前記表示駆動信号の信号レベルを検出し、前記計測駆動データとして前記駆動データメモリに記録することを特徴とする映像表示装置。
  7. 前記映像を表示するディスプレイは、プラズマディスプレイであり、
    前記ディスプレイ駆動部は、前記プラズマディスプレイの発光をパルス数に基づきオン制御またはオフ制御する前記表示駆動信号により前記プラズマディスプレイを駆動し、
    前記駆動信号レベル検出部は、前記表示駆動信号のパルス数を計測することで、前記表示駆動信号の信号レベルを検出することを特徴とする請求項6記載の映像表示装置。
  8. 前記映像信号補正部は、前記誤差データ生成部で生成した補正データを記憶するとともに、前記信号処理装置からの変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを前記補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力することを特徴とする請求項7記載の映像表示装置。
  9. 前記映像信号補正部は、前記補正データ生成部で生成した補正データと前記変換映像信号の各映像データとに基づき変換データを生成し、その変換データを記憶するとともに、前記信号処理装置からの変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを前記変換データの信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力することを特徴とする請求項7記載の映像表示装置。
  10. 所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号に対して、前記映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、前記変換映像信号が供給され、前記変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムにおける前記映像表示装置の映像表示方法であって、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出するステップと、
    所定の基準信号である表示側基準信号を生成するステップと、
    前記変換映像信号が前記処理側基準信号のとき、前記抽出した処理側基準信号と前記生成した表示側基準信号との信号レベルを比較し、前記処理側基準信号と前記表示側基準信号との信号レベルの差を示す誤差データを生成するステップと、
    前記変換映像信号が前記処理側基準信号以外のとき、
    前記誤差データに基づき生成した補正データに応じて、前記変換映像信号の信号レベルを変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力するステップと、
    前記映像信号補正部からの補正映像信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するステップとを備え、
    前記処理側基準信号と前記表示側基準信号とは、それぞれが同一の標準輝度、または標準彩度に対応した複数の階調レベルを含み、前記誤差データは、前記複数の階調レベルのそれぞれに対応した誤差データであることを特徴とする映像表示方法。
  11. 所定の基準信号である処理側基準信号を含む映像信号に対して、前記映像信号における信号のレベル変換を少なくとも伴なう信号処理を施し、信号処理された映像信号を変換映像信号として出力する信号処理装置と、前記変換映像信号が供給され、前記変換映像信号に対して映像表示処理を施すことで、映像を表示するディスプレイを駆動するための表示駆動信号を生成する映像表示装置とを有した映像表示システムにおける前記映像表示装置の映像表示方法であって、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に含まれる処理側基準信号を抽出するステップと、
    前記信号処理装置から供給された変換映像信号に対して、前記変換映像信号の信号レベルを補正データに応じた信号レベルに変換し、この変換された信号を補正映像信号として出力するステップと、
    前記抽出した処理側基準信号と前記補正した補正映像信号とのいずれかを選択するステップと、
    前記選択した信号をディスプレイを駆動するための表示駆動信号に変換するステップと、前記表示駆動信号の信号レベルを検出するステップと、
    前記表示駆動信号の信号レベルに関するデータを基準駆動データとしてあらかじめ記憶するとともに、前記検出した表示駆動信号の信号レベルが計測駆動データとして記録するステップと、
    前記基準駆動データと前記計測駆動データとに基づき、前記変換映像信号の信号レベルを補正するための前記補正データを生成するステップとを備え、前記補正データは複数の階調レベルのそれぞれに対応した補正データであり、
    前記表示駆動信号の信号レベルを検出するとき、前記選択した処理側基準信号に対する前記表示駆動信号の信号レベルを検出し、前記計測駆動データとして記録することを特徴とする映像表示方法。
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