JP4975501B2 - 画像処理装置およびそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータグラフィックス技術により、3D形状の画像データを生成してモニタに描画すると共に、その3D形状の画像データに色を着色して描画する画像処理装置およびそのプログラムに関する。
従来、物体の3D形状の画像データに色を着色してモニタに描画させる技術として、分光反射率の情報を入力してその分光反射率の情報に基づいてRGBの値を算出し、形状に色を着色して描画する画像処理装置が存在する。また、3バンドカメラ等で撮影した画像から分光反射率を推定して、その分光反射率に基づいてRGBの値を算出し、撮影した形状に色を着色して描画する画像処理装置が存在する(例えば特許文献1参照)。
特開2005−114530号公報
しかしながら、ユーザが3D形状のデータをコンピュータに入力してそれに着色するような場合には、実際の物体が存在するわけではないので特許文献1の技術のように3バンドカメラで撮影することはもちろんできない。したがって色を着色するための情報をコンピュータに入力しなければならないが、上述の従来の装置のように分光反射率の情報を入力させるとなると、ユーザが着色したいと思う色を特定するために、図8の分光反射率の入力画面の例で示すように、色の分光反射率を特定するための光の波長とその光の反射率との対応関係の情報を数多く入力しなければならない。したがってどのような色がどのような分光反射率となるのかを知らないユーザにとっては、3D形状に対して色を着色するために入力する値(波長や反射率の対応関係)が分からず、不便であった。また分光反射率で色の実サンプルを計測してその色が着色される3D形状の画像を描画すると共に、ユーザがモニタに表示された数多くの色のうちの一つの色を指定してその色で3D形状の画像を描画することを同時に行う場合には、モニタから指定された色の情報と実サンプルの計測により入力された色の情報の色を表現する情報や次元が違うので、同時に描画処理することができなかった。さらに、ユーザがモニタに表示された色を3D形状の画像に着色して描画するだけでなく、ユーザがモニタを見ている照明環境下またはユーザが所望する照明環境下に応じた色で、3D形状の画像に着色してモニタに描画する必要がある。
そこでこの発明は、3D形状の画像データを表示する画像処理装置において、ユーザが3D形状に着色する色の特定を容易にするとともに、そのユーザが指定した色にユーザのいる照明環境またはユーザ所望の照明環境に応じた色を描画することができ、さらに、モニタから指定された色の情報と実サンプルの計測により入力された色の情報を同時に用いて一つの3D画像を描画することのできる画像処理装置およびそのプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段と、前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する測色値情報算出手段と、前記算出した測色値情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記算出した測色値情報に対応する分光反射率を算出する分光反射率算出手段と、前記算出した分光反射率からNバンドの第一のマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段と、前記第一のマルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段と、前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、上述の画像処理装置において、前記分光反射率算出手段は、前記算出した測色値情報と、前記人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、前記入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に加えさらに、前記3D画像データが示す形状の被写体の分光反射率特性の統計情報と、に基づいて、前記算出した測色値情報に対応する分光反射率を算出することを特徴とする。
また本発明は、画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段と、前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する第1測色値情報算出手段と、予め分光反射率記憶手段において記憶する複数の分光反射率の情報から特定したいずれかの分光反射率の情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記特定した分光反射率に対応する測色値情報を算出する第2測色値算出手段と、前記算出された2つの測色値を比較して、前記第2測色値算出手段により算出された測色値情報のうち、前記第1測色値情報算出手段により算出された測色値情報に最も近い測色値情報を特定し、前記第2測色値算出手段において当該特定した側色値情報の算出に用いた分光反射率を前記分光反射率記憶手段より読み出して、当該分光反射率からNバンドの第一のマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段と、前記第一のマルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段と、前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、上述の画像処理装置において、前記第2測色値算出手段は、特定した分光反射率の情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に加えさらに、前記3D画像データが示す形状の被写体の分光反射率特性の統計情報と、に基づいて、前記特定した分光反射率に対応する測色値情報を算出することを特徴とする。
また本発明は、上述の画像処理装置において、実サンプルの分光反射率を計測する分光反射率計測手段と、をさらに備え、前記マルチスペクトルデータ算出手段が、前記第一のマルチスペクトルデータを算出すると共に、前記分光反射率計測手段によって計測された分光反射率からNバンドの第二のマルチスペクトルデータをさらに算出し、前記3D画像データ生成手段は、前記第一のマルチスペクトルデータと、前記第二のマルチスペクトルデータと、3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成することを特徴とする。
また本発明は、コンピュータを、画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段、前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する測色値情報算出手段、前記算出した測色値情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記算出した測色値情報に対応する分光反射率を算出する分光反射率算出手段、前記算出した分光反射率からNバンドのマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段、前記マルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段、前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段、として機能させるためのプログラムである。
また本発明は、コンピュータを、画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段、前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する第1測色値情報算出手段、予め分光反射率記憶手段において記憶する複数の分光反射率の情報から特定したいずれかの分光反射率の情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記特定した分光反射率に対応する測色値情報を算出する第2測色値算出手段、前記算出された2つの測色値を比較して、前記第2測色値算出手段により算出された測色値情報のうち、前記第1測色値情報算出手段により算出された測色値情報に最も近い測色値情報を特定し、前記第2測色値算出手段において当該特定した側色値情報の算出に用いた分光反射率を前記分光反射率記憶手段より読み出して、当該分光反射率からNバンドの第一のマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段、前記第一のマルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段、前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、3D形状の画像データを表示する画像処理装置において、ユーザはその3D形状の色を指定する場合にカラーパレットを用いて指定すればよい。したがってユーザが3D形状に着色する色の特定を容易にすることができる。また、ユーザが指定した色から分光反射率を算出する際に、ユーザのいる照明環境またはユーザ所望の照明環境の照明光スペクトルを用いると共に、人間の目の感度特性やサンプル特性の統計情報を用いるので、分光反射率の算出において、ユーザの見た色に合わせた分光反射率を算出できる。またモニタにおいて指定された色のRGB値から算出されたマルチスペクトルデータと、色を実際に測色した値から算出されたマルチスペクトルデータの両方のデータに基づいて3D画像データを生成することができるので、モニタから指定された色の情報と実サンプルの計測により入力された色の情報を同時に用いて一つの3D画像を描画することができる。
以下、第1の実施形態による画像処理装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は画像処理装置である。そして画像処理装置1はモニタに表示した色の指定を、マウスやキーボードなどの入力手段から受け付ける色指定部11と、ユーザの居る照明環境下またはユーザ所望の照明環境下の照明スペクトルを記憶する照明スペクトル記憶部12と、モニタ特性の情報を記憶するモニタ特性記憶部13と、ユーザに指定された色に基づいてユーザの居る照明環境下またはユーザ所望の照明環境下に応じた色の分光反射率を算出する分光反射率算出部14と、分光反射率算出部14で算出された分光反射率に基づいて当該分光反射率の色を表現する6バンドのマルチスペクトルデータを算出する第1マルチスペクトル変換部15と、実サンプルから計測された分光反射率の入力を受けて、当該分光反射率の色を表現する6バンドのマルチスペクトルデータを算出する第2マルチスペクトル変換部16と、第1マルチスペクトル変換部15から入力を受けた分光反射率または第2マルチスペクトル変換部16から入力を受けたマルチスペクトルデータのいずれかまたは両方に基づいて、3D画像データの生成と、その3D画像データに着色する色の情報を生成するマルチスペクトルCG描画部17(3D画像データ生成手段)と、出力する色の再現処理を行う色再現処理部18とを備えている。また図1において符号2は実サンプルの分光反射率を計測する分光反射率計測部である。また3は3D形状の画像を表示するモニタである。
図2はRGB値からXYZ値への変換処理の概要を示す図である。
図3はXYZ値に基づく分光反射率の算出処理の概要を示す図である。
図4は分光反射率に基づくマルチスペクトルデータの算出処理の概要を示す図である。
図5は画像処理装置の処理概要の全体像を示す第1の図である。
図6は画像処理装置の処理フローを示す図である。
次に図2〜図6を用いて第1の実施形態による画像処理装置の処理フローについて説明する。
まず、ユーザは3D形状の画像の生成を行うにあたり、画像処理装置1のモニタにカラーパレットを表示するよう指示を入力する。このカラーパレットはRGBによって表現できる多くの色の指定を行うことができるものであり、ユーザはマウス等の入力装置を使って、色の色相を徐々に変化させて色を表示しているカラーパレット上で、その色を指定する。図2で示すようにユーザが色を指定するとその色に対応するRGB値を色指定部11が判定し(ステップS101)、そのRGB値を分光反射率算出部14へ転送する。次に分光反射率算出部14は、モニタで出力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の実際に測色したXYZ値{(Xr,Yr,Zr)、(Xg,Yg,Zg)、(Xb,Yb,Zb)}の値と、指定を受けたRGB値(モニタのRGB信号値)とを用いて式(1)により、ユーザより指定を受けた色のRGB値に基づくXYZ値を算出する(ステップS102)。なおモニタのR(赤)、G(緑)、B(青)の色の出力を測色した(Xr,Yr,Zr)、(Xg,Yg,Zg)、(Xb,Yb,Zb)はモニタ特性データであり、このデータは予め画像処理装置1が記憶していても良いし、XYZ値の算出の度に入力を受けてもよい。また式(1)においてモニタ特性データは(Xr,Yr,Zr)、(Xg,Yg,Zg)、(Xb,Yb,Zb)を要素に持つ行列である。
Figure 0004975501
次に分光反射率算出部14は、図3で示すように式(1)により算出したXYZ値と、人間の目の感度特性(等色関数)と、そのユーザの居る環境における照明光のデータである照明光スペクトルと、サンプル特性の統計情報とを用いて、分光反射率を算出する(ステップS103)。ここで、分光反射率は分光反射率推定行列Gを用いて式(2)で表される。
Figure 0004975501
また人間の目の分光感度(等色関数)と、対角成分が照明光スペクトルである対角行列とに基づいて、
Figure 0004975501
とすると、分光反射率推定行列Gは
Figure 0004975501
で表すことができる。ここで式(3)においてX(λ),Y(λ)、Z(λ)を要素に持つ行列が人間の目の分光感度(等色関数)を表しており、また(W1,W2・・・Wn)の要素を対角成分に持つ行列が照明光スペクトルを表している。またHはHの転置行列、Rはサンプル特性の統計情報である。なおサンプル特性の統計情報は、色の実サンプルを計測した分光反射率サンプルの相関行列などである。以上の処理により、例えば光の波長380nm〜780nmまでの1nm毎の反射率が算出できる。そして分光反射率算出部14は算出した分光反射率を第1マルチスペクトル変換部15に出力する。
次に第1マルチスペクトル変換部15は、図4で示すように、指定された色の分光反射率のデータから6バンドのフィルタによって得られるマルチスペクトルデータを算出する(ステップS104)。ここで、このマルチスペクトルデータの算出において、式(5),式(6)を用いて算出する。なお、C(c1,…C6)は6バンドの各反射率、Mvmscはフィルターの感度(分光反射率を6バンドに変換する行列)である。
Figure 0004975501
Figure 0004975501
そして、第1マルチスペクトル変換部15は算出したマルチスペクトルデータをマルチスペクトルCG描画部17へ出力する。そしてマルチスペクトルCG描画部17は、第1マルチスペクトル変換部15から受け付けたマルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて、3D画像データを生成する(ステップS105)。そして、色再現処理部18は、マルチスペクトルCG描画部17から受け付けた3D画像データに基づいてモニタに3D画像を描画する。ここでこの3D画像を描画する際の色のデータは6バンドのマルチスペクトルデータに基づいて行われる。この時、色再現処理部18は、6バンドのマルチスペクトルデータに照明光のスペクトルを掛け合わせて分光反射率を算出し(ステップS106)、上述のRGB値→測色値→分光反射率の算出処理の逆演算により、分光反射率→測色値→RGB値の算出処理を行う(ステップS107)。そしてモニタが色再現処理部18で算出されたRGB値で発色する3D画像を表示する(ステップS108)。
また画像処理装置1は、分光反射率計測部2によって計測した実サンプルの色の分光反射率に基づいて、3D画像データを生成してもよい。この場合、第2マルチスペクトル変換部16が分光反射率計測部2より分光反射率を受け付けて、その分光反射率に基づいて、第1マルチスペクトル変換部15と同様の演算によりマルチスペクトルデータを算出する。そして、マルチスペクトルCG描画部17は上述の演算と同様に3D画像データを生成する。またマルチスペクトルCG描画部17は、第1マルチスペクトル変換部15と第2マルチスペクトル変換部16の両方から、3D形状のそれぞれの部分のマルチスペクトルデータを受け付けて、それら受け付けたマルチスペクトルデータに基づいて、上述の演算と同様に3D画像データを生成するようにしてもよい。これにより、モニタから指定された色の情報と実サンプルの計測により入力された色の情報を同時に用いて一つの3D画像を描画することができる。例えば車の3D画像を生成するにあたり、ボディーの色は実測した分光反射率に基づいて色を描画し、シートなどの内装については入力装置を用いて指定した色のRGB値から算出された分光反射率に基づいて色を描画し、一つの3D画像データが生成される。なお、本実施形態においては、6バンドのマルチスペクトルデータを生成する場合について説明したが、他の複数のNバンドのマルチスペクトルデータであってもよい。
以上、本発明の第1の実施形態について説明したが、上述の処理によれば、3D形状の画像データを表示する画像処理装置において、ユーザは3D形状の色を指定する場合にカラーパレットを用いて指定すればよい。したがってユーザが3D形状に着色する色の特定を容易にすることができる。また、ユーザが指定した色から分光反射率を算出する際に、ユーザのいる照明環境またはユーザ所望の照明環境の照明光スペクトルを用いると共に、人間の目の感度特性やサンプル特性の統計情報を用いるので、分光反射率の算出において、ユーザの見た色に合わせた分光反射率を算出できる。またモニタにおいて指定された色のRGB値から算出されたマルチスペクトルデータと、色を実際に測色した値から算出されたマルチスペクトルデータの両方のデータに基づいて3D画像データを生成することができるので、モニタから指定された色の情報と実サンプルの計測により入力された色の情報を同時に用いて一つの3D画像を描画することができる。
図7は画像処理装置の処理概要の全体像を示す第2の図である。
次に第2の実施形態による画像処理装置の処理を、図7を用いて説明する。
画像処理装置1は、図7で示すように、数多くの色の分光反射率のデータを記憶しておき、ユーザから指定された色の測色値と、記憶している分光反射率のデータから求めた測色値とを比較して、ユーザから指定された色の測色値と同等の測色値の算出に用いた分光反射率のデータを用いて3D画像データを生成するようにしても良い。この場合、第1の実施形態と同様に指定された色のRGB値から測色値を算出する。また分光反射率データベースに記録されている分光反射率データから第1の実施形態で測色値から分光反射率を算出した演算処理の逆演算により、照明光スペクトル、人間の目の感度特性、サンプル特性の統計情報を用いて測色値を算出する。そして、RGB値から算出した測色値と、予め記憶された分光反射率から算出した測色値とを比較して、ユーザから指定された色の測色値と同等の測色値の算出に用いた分光反射率のデータを特定する。そしてその特定した分光反射率のデータを用いて、第1の実施形態と同様にマルチスペクトルデータを算出し、また3D画像データの生成、その3D画像データに基づく3D形状及び色のモニタへの表示の処理を行う。
なお、上述の画像処理装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
・・・・によって、・・・・が不可欠な用途にも適用できる。
画像処理装置の構成を示すブロック図である。 RGB値からXYZ値への変換処理の概要を示す図である。 XYZ値に基づく分光反射率の算出処理の概要を示す図である。 マルチスペクトルデータの算出処理の概要を示す図である。 画像処理装置の処理概要の全体像を示す第1の図である。 画像処理装置の処理フローを示す図である。 画像処理装置の処理概要の全体像を示す第2の図である。 分光反射率の入力画面の例を示す図である。
符号の説明
1・・・画像処理装置
11・・・色指定部
12・・・照明スペクトル入力部
13・・・モニタ特性部
14・・・分光反射率算出部
15・・・第1マルチスペクトル変換部
16・・・第2マルチスペクトル変換部
17・・・マルチスペクトルCG描画部
18・・・色再現処理部
2・・・分光反射率計測部
3・・・モニタ

Claims (7)

  1. 画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段と、
    前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する測色値情報算出手段と、
    前記算出した測色値情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記算出した測色値情報に対応する分光反射率を算出する分光反射率算出手段と、
    前記算出した分光反射率からNバンドの第一のマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段と、
    前記第一のマルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段と、
    前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分光反射率算出手段は、前記算出した測色値情報と、前記人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、前記入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に加えさらに、前記3D画像データが示す形状の被写体の分光反射率特性の統計情報と、に基づいて、前記算出した測色値情報に対応する分光反射率を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段と、
    前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する第1測色値情報算出手段と、
    予め分光反射率記憶手段において記憶する複数の分光反射率の情報から特定したいずれかの分光反射率の情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記特定した分光反射率に対応する測色値情報を算出する第2測色値算出手段と、
    前記算出された2つの測色値を比較して、前記第2測色値算出手段により算出された測色値情報のうち、前記第1測色値情報算出手段により算出された測色値情報に最も近い測色値情報を特定し、前記第2測色値算出手段において当該特定した側色値情報の算出に用いた分光反射率を前記分光反射率記憶手段より読み出して、当該分光反射率からNバンドの第一のマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段と、
    前記第一のマルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段と、
    前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記第2測色値算出手段は、特定した分光反射率の情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に加えさらに、前記3D画像データが示す形状の被写体の分光反射率特性の統計情報と、に基づいて、前記特定した分光反射率に対応する測色値情報を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 実サンプルの分光反射率を計測する分光反射率計測手段と、をさらに備え、
    前記マルチスペクトルデータ算出手段が、前記第一のマルチスペクトルデータを算出すると共に、前記分光反射率計測手段によって計測された分光反射率からNバンドの第二のマルチスペクトルデータをさらに算出し、
    前記3D画像データ生成手段は、前記第一のマルチスペクトルデータと、前記第二のマルチスペクトルデータと、3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. コンピュータを、
    画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段、
    前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する測色値情報算出手段、
    前記算出した測色値情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記算出した測色値情報に対応する分光反射率を算出する分光反射率算出手段、
    前記算出した分光反射率からNバンドのマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段、
    前記マルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段、
    前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段、
    として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを、
    画像を出力するモニタに表示された色の指定を受け付ける色情報受付手段、
    前記指定を受け付けた色の情報とモニタが発色する色の測色値と測色値算出式により前記指定を受け付けた色の情報に対応する測色値情報を算出する第1測色値情報算出手段、
    予め分光反射率記憶手段において記憶する複数の分光反射率の情報から特定したいずれかの分光反射率の情報と、人間の目の分光感度を表した分光感度情報と、入力を受け付けた照明光スペクトル情報と、に基づいて、前記特定した分光反射率に対応する測色値情報を算出する第2測色値算出手段、
    前記算出された2つの測色値を比較して、前記第2測色値算出手段により算出された測色値情報のうち、前記第1測色値情報算出手段により算出された測色値情報に最も近い測色値情報を特定し、前記第2測色値算出手段において当該特定した側色値情報の算出に用いた分光反射率を前記分光反射率記憶手段より読み出して、当該分光反射率からNバンドの第一のマルチスペクトルデータを算出するマルチスペクトルデータ算出手段、
    前記第一のマルチスペクトルデータと3Dモデリングデータとを用いて3D画像データを生成する3D画像データ生成手段、
    前記3D画像データに基づいて前記モニタに形状とその形状の色を描画する描画手段、
    として機能させるためのプログラム。
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