JP4974990B2 - 記録テープカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープが巻装されたリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジに関する。
従来から、コンピューター等のデータ記録再生媒体として使用されている磁気テープ等の記録テープをリールに巻装し、そのリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジは知られている。このような記録テープカートリッジをドライブ装置にローディング(装填)する際には、そのドライブ装置の装填口に配置されているローダトレーに記録テープカートリッジを装填する。
そして、その後、ローダトレー全体が下降することにより、リールに設けられたリールギアとドライブ装置に設けられた駆動ギアとが噛合する。ここで、このリールギアと駆動ギアとの噛合を良好とするために、ローダトレーの天板には、板バネが設けられており、ローダトレーに装填された記録テープカートリッジは、その板バネによってローダトレーの底板側へ押圧(付勢)されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−312996号公報
しかしながら、このような構成であると、記録テープカートリッジをローダトレーに装填する度に、その板バネがケースの天板に対して所定の圧力で相対的に摺動することになるため、その天板が擦られ、摩耗粉が発生する。この摩耗粉は、記録テープカートリッジの開口からケース内に進入して記録テープに付着したり、ドライブ装置内の記録再生ヘッドやテープ搬送路等に飛散して記録・再生時のエラーやトラッキングの妨げになったり、ドライブ機構の故障等を引き起こす原因となったりする。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ドライブ装置に装填したときに、ケースから摩耗粉が発生するのを抑制できる記録テープカートリッジを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の記録テープカートリッジは、記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容するケースと、ドライブ装置への装填中に、該ドライブ装置に設けられた板バネが通過する前記ケースの第1部位と、前記第1部位よりも高位とされ、前記ドライブ装置への装填後に、前記板バネが圧接する前記ケースの第2部位と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ドライブ装置への装填中に板バネが通過するケースの第1部位が、ドライブ装置への装填後に板バネが圧接するケースの第2部位よりも低位とされているので、少なくともドライブ装置への装填中においては、ケースに対する板バネの押圧力を低減することができる。したがって、板バネによってケースが擦られるのを抑制することができ、ケースから摩耗粉が発生するのを抑制することができる。
また、請求項2に記載の記録テープカートリッジは、請求項1に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記第1部位と前記第2部位のうち、少なくとも前記第2部位に低摩擦・低摩耗部材が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、第1部位と第2部位のうち、少なくとも第2部位に低摩擦・低摩耗部材が設けられているので、ドライブ装置への装填後における板バネによるケースの擦れを更に抑制することができる。したがって、ケースから摩耗粉が発生するのを更に抑制することができる。
なお、ドライブ装置への装填中に板バネが通過するケースの第1部位と、ドライブ装置への装填後に板バネが圧接するケースの第2部位のうち、少なくとも第2部位に低摩擦・低摩耗部材を設けるようにしてもよい
これによれば少なくともドライブ装置への装填後における板バネによるケースの擦れを抑制することができる。したがって、ケースから摩耗粉が発生するのを抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、ドライブ装置に装填したときに、ケースから摩耗粉が発生するのを抑制できる記録テープカートリッジを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図1において、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印A方向と直交する矢印B方向を記録テープカートリッジ10の右方向(右側)とする。まず、第1実施例について説明する。
図1〜図3で示すように、記録テープカートリッジ10は、略矩形箱状のケース12を有している。このケース12は、ポリカーボネート(PC)等の樹脂製の上ケース14と下ケース16とが、それぞれ天板14Aの周縁に立設された周壁14Bと、底板16Aの周縁に立設された周壁16Bとを互いに当接させた状態で、超音波溶着やビス止め等によって接合されて構成されている。
ケース12の内部には、リール20(図3(B)参照)が1つだけ回転可能に収容されている。このリール20は、軸心部を構成する有底円筒状のリールハブ(図示省略)と、その下端部に設けられる下フランジ22と、その上端部に設けられる上フランジ24とで構成されており、リールハブの外周面に、情報記録再生媒体としての磁気テープ等の記録テープTが巻回されている。
また、リールハブの底壁の下面には、リールギア(図示省略)が環状に形成されており、下ケース16の中央部には、そのリールギアを外部に露出するためのギア開口(図示省略)が穿設されている。このギア開口から露出されるリールギアが、ドライブ装置の回転シャフト(図示省略)に形成された駆動ギア(図示省略)に噛合されて回転駆動されることにより、ケース12内において、リール20がケース12に対して相対回転可能とされる。
また、ケース12の右側壁12Bには、リール20に巻装された記録テープTを引き出すための開口18が形成されており、この開口18から引き出される記録テープTの自由端部には、ドライブ装置の引出部材(図示省略)によって係止(係合)されつつ引き出し操作されるリーダーピン26(図3(B)参照)が固着されている。
また、その開口18は、ドア30によって開閉される。このドア30は、開口18を閉塞可能な大きさの略矩形板状に形成され、ケース12の右側壁12Bに沿って移動できるように、開口18内側の天板14A及び底板16Aには、ドア30の上下端部を摺動可能に嵌入させる溝部28が形成されている。そして、このドア30は、コイルバネ等の付勢部材(図示省略)により常時開口18の閉塞方向へ付勢されている。
また、ドア30の前端部には、開閉操作用の凸部32がケース外方に向かって突設されている。この凸部32が、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填に伴い、そのドライブ装置の後述するローダトレー40の内部における右側壁に設けられた開閉用凸部(図示省略)と係合するようになっている。これにより、ドア30がコイルバネの付勢力に抗して開放される構成である。
また、図2、図3で示すように、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置への装填時には、その装填口(図示省略)に配置されているローダトレー40へ装填されるが、このローダトレー40の天板40Aには、先端部(記録テープカートリッジ10の装填方向後側)近傍が下方へ向けて屈曲形成されて圧接部44とされた付勢手段としての板バネ42が一体に形成されており、その圧接部44が下方(ローダトレー40の底板40B)へ向けて所定の圧力で付勢されるようになっている。
したがって、記録テープカートリッジ10をドライブ装置のローダトレー40へ装填したときには、上ケース14の天板14A外面に、板バネ42の圧接部44が相対的に所定の圧力で摺動(摺接)することになるが、その天板14A外面における圧接部44の摺動軌跡上(圧接部44が通過する部位)には、板バネ42(圧接部44)の幅W1以上の幅W2(W2≧W1)とされた所定深さの凹部34(第1部位)が形成されている。
これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填時(装填中)において、上ケース14の天板14Aに対する板バネ42の圧接部44の押圧力(摩擦力)が低減される(板バネ42の圧接部44が天板14Aに対して非接触となる場合も含む)構成である。つまり、この凹部34を形成することにより、ケース12の天板14Aからの摩耗粉の発生を抑制できる構成である。
また、ドライブ装置に対する記録テープカートリッジ10の前方向への装填が完了した時点(この時点が本発明における「装填後」である)で、その板バネ42の圧接部44が圧接(押圧)する天板14Aの所定部位(図1、図2において仮想線で示す領域)は被圧接部36(第2部位)とされ、その被圧接部36には凹部34が形成されていない。つまり、被圧接部36は凹部34よりも高位とされている。
そして、その被圧接部36と凹部34との間には、その凹部34から被圧接部36へ連続する上り傾斜のスロープ部35が形成されている。これにより、記録テープカートリッジ10のローダトレー40への装填に伴い、板バネ42の圧接部44が相対的に凹部34内を摺動(摺接)し、スロープ部35によって、天板14Aにおける被圧接部36へ誘導される構成である。なお、当然ながら、スロープ部35の幅W3は凹部34の幅W2と同等(W2=W3)とされている。
また、ドライブ装置に対する記録テープカートリッジ10の前方向への装填完了後、板バネ42の圧接部44は、上ケース14の天板14Aにおける被圧接部36を下方に向かって所定の圧力で押圧するが、この被圧接部36の位置は、その天板14Aの前後方向略中央で、かつ左右両端部近傍である。
したがって、板バネ42の押圧力で、記録テープカートリッジ10を下方に向けて良好に押さえ付けることができ、その下ケース16の底板16A外面をローダトレー40の底板40B内面へ良好に押し付けることができる。つまり、これにより、ギア開口から露出しているリールギアをドライブ装置の駆動ギアに確実に噛合させられる構成である。
以上のような構成の第1実施例の記録テープカートリッジ10において、次にその作用について説明する。上記構成の記録テープカートリッジ10では、不使用時(保管時や運搬時等)には、開口18がドア30によって閉塞されている。記録テープTを使用する際には、前側壁12Aを先頭にして、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置内へ装填する。すると、その装填口にはローダトレー40が待機しているので、記録テープカートリッジ10は、そのローダトレー40内へ装填される。
ここで、このローダトレー40の天板40Aには、下方へ向かって付勢された圧接部44を有する板バネ42が設けられているので、記録テープカートリッジ10は、その装填に伴って、板バネ42の圧接部44に下方へ向けて押圧されつつ装填される。そして、このとき、上ケース14の天板14A外面で、かつ圧接部44の摺動軌跡上には、所定深さの凹部34が形成されているので、その装填中における天板14Aに対する圧接部44の押圧力(摩擦力)は低減されている。
したがって、上ケース14の天板14A外面が、その圧接部44(板バネ42)によって擦られる力が低減され、その天板14A外面からの摩耗粉の発生を抑制することができる。よって、摩耗粉が、開口18からケース12内へ進入して記録テープTに付着したり、後述する記録再生ヘッドやテープ搬送路等に飛散して記録・再生時のエラーやトラッキングの妨げになったり、ドライブ機構の故障等を引き起こす原因になったりすることを防止することができる。
また、この圧接部44が凹部34内を相対的に摺動して行くと、スロープ部35によって、その圧接部44が板バネ42の付勢力に抗して上昇し、凹部34内から抜け出る。そして、記録テープカートリッジ10のローダトレー40に対する前方向への装填が完了すると、この圧接部44は、上ケース14の天板14A外面における被圧接部36を所定の圧力で押圧する。これにより、記録テープカートリッジ10は下方へ向けて良好に押し付けられ、ローダトレー40内において、その位置が正確に位置決めされる。
また、記録テープカートリッジ10がローダトレー40に装填されたときには、そのローダトレー40の右側壁に設けられた開閉用凸部が、ドア30の凸部32に係合する。そして、この状態で、記録テープカートリッジ10が矢印A方向へローダトレー40内を移動すると、その開閉用凸部が凸部32をコイルバネの付勢力に抗しつつ相対的に後方へ移動させる。すると、その凸部32が突設されているドア30は、ケース12の右側壁12Bに沿って溝部28内を後側へ摺動し、開口18を開放する(図3(B)参照)。
こうして、記録テープカートリッジ10がローダトレー40内へ装填され、その装填が完了して開口18が完全に開放されると、ローダトレー40は、更に矢印A方向へ所定位置まで移動し、その後、記録テープカートリッジ10を収容したまま所定高さ下降する。すると、ドライブ装置の位置決め部材(図示省略)が、下ケース16に形成された位置決め用の穴部(図示省略)に相対的に挿入され、記録テープカートリッジ10がドライブ装置内の所定位置に正確に位置決めされる。
また、ローダトレー40(記録テープカートリッジ10)の下降動作に伴い、回転シャフトが相対的にギア開口から進入し、駆動ギアをリールギアに噛合させる。このとき、記録テープカートリッジ10は、ローダトレー40に設けられている板バネ42によって、下方(ローダトレー40の底板40B)へ向けて付勢されているので、駆動ギアはリールギアに確実に噛合できる。そして、駆動ギアのリールギアに対する噛合動作に伴い、リール20が、ケース12内において所定高さ(テープ走行可能位置まで)上昇し、そのケース12に対して相対回転可能となる。
また、開放された開口18からは、ドライブ装置に設けられた引出部材がケース12内に進入し、リーダーピン26を把持して引き出す。そして、開口18から引き出されたリーダーピン26は、図示しない巻取リールに収容される。そして、その巻取リールとリール20とを同期して回転駆動することにより、記録テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド(図示省略)によって情報の記録や再生が行われる。
情報の記録や再生が終了した記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、まず、回転シャフトが逆回転することにより、記録テープTがリール20に巻き戻される。そして、記録テープTがリール20に最後まで巻き戻されて、リーダーピン26がケース12内に収容保持されると、ローダトレー40(記録テープカートリッジ10)は所定高さ上昇し、位置決め部材が位置決め用の穴部から抜き出されるとともに、リール20がケース12内における元の位置へ下降し、回転シャフトがギア開口から抜き出され、リールギアに対する駆動ギアの噛合が解除される。
そして、ローダトレー40が矢印A方向とは反対方向へ元の位置まで移動すると、記録テープカートリッジ10は、図示しないイジェクト機構によって矢印A方向とは反対方向へ移動され、ローダトレー40内から排出される。すると、この移動に伴って、ドア30はコイルバネの付勢力によって開口18の閉塞方向へ摺動し、開口18を閉塞する(初期状態に復帰する)。
また、このとき、板バネ42の圧接部44は、被圧接部36からスロープ部35を経由して、凹部34内を装填時とは逆方向(矢印A方向とは反対方向)へ摺動することになるが、上記と同様に、天板14Aからの摩耗粉の発生は抑制される。こうして、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置(ローダトレー40)内から完全に排出される。
次に、第2実施例について説明する。なお、上記第1実施例と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。図4、図5で示すように、この記録テープカートリッジ10は、ケース12を構成する樹脂材料、即ちポリカーボネート(PC)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂などよりも低摩擦係数・低摩耗な樹脂材料で構成された低摩擦・低摩耗部材38が、被圧接部36に相当する位置に、2色成形又は貼着等により設けられている。
ポリカーボネート(PC)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂などよりも低摩擦係数・低摩耗な樹脂材料とは、ポリアセタール(POM)、フッ素樹脂、その他の結晶性樹脂材料であり、板バネ42の圧接部44が押圧(圧接)しても、そこから摩耗粉が発生し難い樹脂材料である。なお、図4、図5で示す記録テープカートリッジ10では、凹部34と低摩擦・低摩耗部材38との間にスロープ部35が設けられていないが、スロープ部35を設ける構成としてもよいことは言うまでもない。
以上のような構成の第2実施例の記録テープカートリッジ10において、次にその作用について説明する。上記構成の記録テープカートリッジ10では、不使用時(保管時や運搬時等)には、開口18がドア30によって閉塞されている。記録テープTを使用する際には、前側壁12Aを先頭にして、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置内へ装填する。すると、その装填口にはローダトレー40が待機しているので、記録テープカートリッジ10は、そのローダトレー40内へ装填される。
このとき、記録テープカートリッジ10は、上記第1実施例と同様に、その装填に伴って、板バネ42の圧接部44に下方へ向けて押圧されつつ装填されるが、上ケース14の天板14A外面で、かつ圧接部44の摺動軌跡上には、所定深さの凹部34が形成されているので、その装填中における天板14Aに対する圧接部44の押圧力(摩擦力)は低減されている。
したがって、上ケース14の天板14A外面が、その圧接部44(板バネ42)によって擦られる力が低減され、その天板14A外面からの摩耗粉の発生を抑制することができる。よって、摩耗粉が、開口18からケース12内へ進入して記録テープTに付着したり、後述する記録再生ヘッドやテープ搬送路等に飛散して記録・再生時のエラーやトラッキングの妨げになったり、ドライブ機構の故障等を引き起こす原因になったりすることを防止することができる。
また、この圧接部44が凹部34内を相対的に摺動して行って、記録テープカートリッジ10のローダトレー40に対する前方向への装填が完了すると、この圧接部44は凹部34内から抜け出て、天板14A外面に設けられた低摩擦・低摩耗部材38を所定の圧力で押圧する。これにより、記録テープカートリッジ10は下方へ向けて良好に押し付けられ、ローダトレー40内において、その位置が正確に位置決めされる。
また、記録テープカートリッジ10がローダトレー40に装填されたときには、そのローダトレー40の右側壁に設けられた開閉用凸部が、ドア30の凸部32に係合する。そして、この状態で、記録テープカートリッジ10が矢印A方向へローダトレー40内を移動すると、その開閉用凸部が凸部32をコイルバネの付勢力に抗しつつ相対的に後方へ移動させる。すると、その凸部32が突設されているドア30は、ケース12の右側壁12Bに沿って溝部28内を後側へ摺動し、開口18を開放する(図5(B)参照)。
こうして、記録テープカートリッジ10がローダトレー40内へ装填され、その装填が完了して開口18が完全に開放されると、ローダトレー40は、更に矢印A方向へ所定位置まで移動し、その後、記録テープカートリッジ10を収容したまま所定高さ下降する。すると、ドライブ装置の位置決め部材(図示省略)が、下ケース16に形成された位置決め用の穴部(図示省略)に相対的に挿入され、記録テープカートリッジ10がドライブ装置内の所定位置に正確に位置決めされる。
また、ローダトレー40(記録テープカートリッジ10)の下降動作に伴い、回転シャフトが相対的にギア開口から進入し、駆動ギアをリールギアに噛合させる。このとき、記録テープカートリッジ10は、ローダトレー40に設けられている板バネ42によって、下方(ローダトレー40の底板40B)へ向けて付勢されているので、駆動ギアはリールギアに確実に噛合できる。そして、駆動ギアのリールギアに対する噛合動作に伴い、リール20が、ケース12内において所定高さ(テープ走行可能位置まで)上昇し、そのケース12に対して相対回転可能となる。
また、開放された開口18からは、ドライブ装置に設けられた引出部材がケース12内に進入し、リーダーピン26を把持して引き出す。そして、開口18から引き出されたリーダーピン26は、図示しない巻取リールに収容される。そして、その巻取リールとリール20とを同期して回転駆動することにより、記録テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド(図示省略)によって情報の記録や再生が行われる。
情報の記録や再生が終了した記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、まず、回転シャフトが逆回転することにより、記録テープTがリール20に巻き戻される。そして、記録テープTがリール20に最後まで巻き戻されて、リーダーピン26がケース12内に収容保持されると、ローダトレー40(記録テープカートリッジ10)は所定高さ上昇し、位置決め部材が位置決め用の穴部から抜き出されるとともに、リール20がケース12内における元の位置へ下降し、回転シャフトがギア開口から抜き出され、リールギアに対する駆動ギアの噛合が解除される。
そして、ローダトレー40が矢印A方向とは反対方向へ元の位置まで移動すると、記録テープカートリッジ10は、図示しないイジェクト機構によって矢印A方向とは反対方向へ移動され、ローダトレー40内から排出される。すると、この移動に伴って、ドア30はコイルバネの付勢力によって開口18の閉塞方向へ摺動し、開口18を閉塞する(初期状態に復帰する)。
また、このとき、板バネ42の圧接部44は、低摩擦・低摩耗部材38から凹部34内へ移動し、その凹部34内を装填時とは逆方向(矢印A方向とは反対方向)へ摺動することになるが、上記と同様に、天板14Aからの摩耗粉の発生は抑制される。こうして、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置(ローダトレー40)内から完全に排出される。
なお、図4、図5で示す記録テープカートリッジ10では、被圧接部36に相当する部位(第2部位)に低摩擦・低摩耗部材38が設けられているが、低摩擦・低摩耗部材38は、例えば図6、図7で示す変形例のように、凹部34(第1部位)にも(スロープ部35が設けられている場合は、そのスロープ部35にも)連続して(或いは非連続でもよいが)設けられる構成としてもよい。
また、低摩擦・低摩耗部材38を図示のものよりも薄く形成し、凹部34(スロープ部35)を形成しないで、凹部34(スロープ部35)及び被圧接部36に相当する部位(板バネ42の圧接部44が通過する部位)に設ける構成としてもよい。何れにしても、この低摩擦・低摩耗部材38は、少なくとも被圧接部36に相当する部位に設けられていればよく、図4〜図7で示すように、天板14A外面と略面一になるように設けられることが望ましい。
以上、本実施形態に係る記録テープカートリッジ10について説明したが、本実施形態に係る記録テープカートリッジ10は、図示の各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば上記第1実施例において、被圧接部36に低摩擦・低摩耗部材38を貼着等によって設ける構成としてもよい。また、その被圧接部36を天板14A外面よりも高位となるように構成してもよい。この場合、その被圧接部36を記録テープカートリッジ10のスタッキングリブとして利用することができる。
また、ローダトレー40の左側壁に板バネ42を設け、記録テープカートリッジ10をローダトレー40の右側壁へ付勢し、ドア30の凸部32に対する開閉用凸部の係合を確実にする構成にしてもよい。この場合、記録テープカートリッジ10の左側壁に、凹部34や低摩擦・低摩耗部材38を設けることで、同様に対応可能である。また、ローダトレー40に設ける板バネ42は、ローダトレー40と別体として、その天板40Aに取り付けられる構成としてもよい。
何れにしても、板バネ42によって記録テープカートリッジ10を下方に向けて押圧(付勢)することは、ローダトレー40内で記録テープカートリッジ10を位置決めする上で必要である。しかしながら、記録テープカートリッジ10は、被圧接部36において、板バネ42の圧接部44によって押圧(圧接)されていればよく、その他の部位は押圧(圧接)される必要がない。
したがって、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填時において、その被圧接部36に板バネ42の圧接部44が至るまでの天板14A外面に凹部34を形成し、その板バネ42の圧接部44による天板14Aへの押圧力(摩擦力)を低減できるようにすること(板バネ42が天板14Aに対して非接触となるようにすることも含む)は有効である。これにより、天板14Aからの摩耗粉の発生を極力抑制、更には防止することができる。
第1実施例の記録テープカートリッジを示す概略斜視図 ドライブ装置のローダトレーへ装填するときの第1実施例の記録テープカートリッジを示す概略斜視図 ドライブ装置のローダトレーへ装填するときの第1実施例の記録テープカートリッジを示す一部破断概略側面図 第2実施例の記録テープカートリッジを示す概略斜視図 ドライブ装置のローダトレーへ装填するときの第2実施例の記録テープカートリッジを示す一部破断概略側面図 第2実施例における変形例の記録テープカートリッジを示す概略斜視図 ドライブ装置のローダトレーへ装填するときの第2実施例における変形例の記録テープカートリッジを示す一部破断概略側面図
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
14 上ケース
16 下ケース
18 開口
20 リール
26 リーダーピン
30 ドア
32 凸部
34 凹部(第1部位)
35 スロープ部
36 被圧接部(第2部位)
38 低摩擦・低摩耗部材
40 ローダトレー
42 板バネ
44 圧接部
T 記録テープ

Claims (2)

  1. 記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容するケースと、
    ドライブ装置への装填中に、該ドライブ装置に設けられた板バネが通過する前記ケースの第1部位と、
    前記第1部位よりも高位とされ、前記ドライブ装置への装填後に、前記板バネが圧接する前記ケースの第2部位と、
    を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 前記第1部位と前記第2部位のうち、少なくとも前記第2部位に低摩擦・低摩耗部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録テープカートリッジ。
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