JP4974936B2 - ガスセンサ素子の検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスセンサ素子の検査方法に関する。
従来から、内燃機関等における排ガスに含まれる特定ガス成分の検出や、濃度の測定を行うガスセンサの素子として複数の基板が積層されたものが知られている。このガスセンサ素子における不良品の検査方法について種々の技術が知られている。例えば、積層型ガスセンサ素子を検査液に浸し、検査液と積層型ガスセンサ素子の電極との間に電圧を印加することで絶縁が確保されているか否かを判定する技術が知られている(特許文献1)。また、導電性を有する液面上にガスセンサ素子を構成する基板を配置することで、基板にクラックが存在する場合には、毛細現象によりクラック内に液体が浸入することを利用し、液体と基板との絶縁抵抗値の変化により基板内のクラックの存在を検査する技術が知られている(特許文献2)。
特許第3867666号公報 特開平9−304324号公報
しかし、ガスセンサ素子を検査液に浸し、電圧を印加することで基板の絶縁が確保されているか否かを判定する場合、検査液に電極が浸されない構造であることが必要である。例えば、基板に配置された電極がいずれも被測定ガスに晒される構造のガスセンサ素子など、ガスセンサ素子を検査液に浸した際に、検査液に構造上電極が浸漬するガスセンサ素子については特許文献1のような検査方法により検査をすることができない。また、特許文献2のような導電性を有する液面上に積層型ガスセンサ素子を配置して検査する場合、検査対象とする基板の外面に例えば多孔質部等が存在すると、検査対象となる基板に液体が到達しにくく、クラック内に液体が浸入するためには多くの時間を費やすことがあった。これに対し、ガスセンサ素子の多孔質部まで液体に浸して検査対象とする基板と液体とを接触させて検査する場合、ガスセンサ素子の適切な位置での固定が困難であり、検査液との接触を望まない電極にも検査液が接触して所望の検査ができない虞があった。このように、外面の少なくとも一部に多孔質部を備え、かつ、検査対象とする基板に配置された電極が被測定ガスに晒される(つまり、検査液が接触してしまう)ガスセンサ素子について不良品か否かの検査を実施することは容易ではなかった。
本発明は、上記した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされた発明であり、外面の少なくとも一部に多孔質部を備え、かつ、検査対象とする基板に配置された電極が被測定ガスに晒されるガスセンサ素子について不良品か否かの検査を容易に実施することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために本願発明は以下の態様を採る。
本発明の第1の態様は、第1固体電解質層と、該第1固体電解質層の表面上に設けられると共に、多孔質部を介して被測定ガスに晒される第1電極と、該第1固体電解質層の裏面側に形成され測定室内に露出するように前記裏面上に設けられると共に、ガス導入部を介して該測定室内に導入される被測定ガスに晒される第2電極と、を有するガスセンサ素子の検査方法であって、少なくとも前記第1固体電解質層に接触させ、且つ多くとも前記ガス導入部に非接触となるように、前記多孔質部に導電性を有する第1検査液を供給する第1工程と、前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加して前記第1電極と前記第2電極との間に流れる第1電流値を検出する第2工程と、前記第1電流値と第1閾値とを比較して前記第1電極と前記第2電極との間で絶縁が確保されているか否かを判定する第3工程と、を備える。
本発明の第1の態様に係るガスセンサ素子の検査方法によれば、少なくとも第1固体電解質層に接触させ、且つ多くともガス導入部に非接触となるように多孔質部に第1検査液の供給するため、固体電解質層に配置された第2電極に第1検査液が接触することを抑制できる。よって、固体電解質層に配置された第1電極および第2電極が被測定ガスに晒されるガスセンサ素子においても、不良品か否かを容易に検査することができる。
さらに、多孔質部に第1検査液を供給することで、時間を費やすことなく、且つガスセンサ素子の位置に影響されること無く、ガスセンサ素子について不良品か否かの検査を実施することができる。
さらに、本発明の第1の態様に係るガスセンサ素子の検査方法は、第1工程では、第1検査液が多孔質部から溢れるように、多孔質部に第1検査液を供給してもよい。このように、第1検査液が多孔質部から溢れるように供給することで、多孔質部全体に第1検査液が充填され、第1検査液を固体電解質層に確実に接触させることができるため、ガスセンサ素子が不良品か否かを安定して検査することができる。
さらに、本発明の第1の態様に係るガスセンサ素子の検査方法は、前記ガスセンサ素子は、前記第1固体電解質層の裏面上に前記測定室を介して積層された第2固体電解質層と、該第2固体電解質層の表面上で且つ前記測定室内に露出するように設けられると共に、該測定室内に導入される被測定ガスに晒される第3電極と、該第2固体電解質層の裏面上に設けられる第4電極と、前記第4電極を覆うように前記第2固体電解質層の裏面上に積層される第1基板と、を備え、前記第3工程よりも後に、少なくとも前記測定室が導電性を有する第2検査液で浸漬されるように、前記ガスセンサ素子の一部を前記第2検査液に浸す第4工程と、前記第4電極と前記第2検査液との間に電圧を印加して前記第4電極と前記第2の検査液との間に流れる第2電流値を検出する第5工程と、前記第2電流値と第2閾値とを比較して前記第4電極と第2検査液との間で絶縁が確保されているか否かを判定する第6工程と、を備えてもよい。
このように、ガスセンサ素子に、第1基板によって覆われ、被測定ガスに晒されない第4電極をも備えている場合、第2固体電解質層のクラック等を検査する方法として、ガスセンサ素子の一部を第2検査液に浸して、第2固体電解質層に第2検査液を接触させ、第4電極と第2検査液との間の絶縁が確保されているかどうかを検査すればよい。この場合においても、まず上述した第1工程〜第3工程を経た後、第4工程〜第6工程を行うことで、先に第4工程〜第6工程を経て、第1工程〜第3工程を行った場合に起こる素子表面又はガス測定室内に第2検査液が残存することを抑制でき、第1固体電解質層のクラック等の有無及び第2固体電解質層のクラック等の有無を正確に検査することができ、ガスセンサ素子が不良品か否かを正確に検査することができる。
さらに、本発明の第1の態様に係るガスセンサ素子の検査方法は、前記第1基板には、内部に抵抗発熱体を有し、前記第4工程よりも後に、前記抵抗発熱体と前記第2検査液との間に電圧を印加して前記抵抗発熱体と前記第2の検査液との間に流れる第3電流値を検出する第7工程と、前記第3電流値と第3閾値とを比較して前記発熱抵抗体と前記第2検査液との間で絶縁が確保されているか否かを判定する第8工程と、を備えてもよい。
このように、ガスセンサ素子に、第1基板内部に配置される抵抗発熱体をも備えている場合、第1基板のクラック等を検査する方法として、ガスセンサ素子の一部を第2検査液に浸して、第1基板に第2検査液を接触させ、抵抗発熱体と第2検査液との間の絶縁が確保されているかどうかを検査すればよい。この場合においても、まず上述した第1工程〜第3工程を経た後、第4工程を行い、更には第7工程、第8工程を行うことで、先に第4工程、第7工程、第8工程を経て、第1工程〜第3工程を行った場合に起こる素子表面又はガス測定室内に第2検査液が残存することを抑制でき、第1固体電解質層のクラック等の有無及び第1基板のクラック等の有無を正確に検査することができ、ガスセンサ素子が不良品か否かを正確に検査することができる。
以下、本発明に係るガスセンサ素子の検査方法について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.被検査対象素子の構成:
図1は、本発明に係る検査方法の被検査対象となるガスセンサ素子の構成を示した説明図である。ガスセンサ素子100は、検出素子110とヒータ120とが積層されて長板状に形成されている。なお、図1では、ガスセンサ素子100における検出素子110を上側として表す。検出素子110は酸素濃度検出セル110aと、酸素ポンプセル110bとを酸素ポンプセル110bが上側となるように積層されて形成されている。
酸素濃度検出セル110aは、第2固体電解質層112と、第4電極111aと、第3電極113aとを備える。第4電極111aと第3電極113aは第2固体電解質層112を介して対向するように先端側に配置されている。なお、ガスセンサにおいて、図1における左側を先端とし、右側を後端として表す。第2固体電解質層112は後端部に第1スルーホール112cを備える。また、第4電極111aは、後述する第1基体121と対向するように、第2固体電解質層112の裏面112b上(下側)に配置されている。他方、第3電極113aは後述する測定室114aに露出するように、第2固体電解質層112の表面112a上(上側)に配置されている。なお、第4電極111a、第3電極113aには、それぞれ後端側に向かって延びる第4リード部111b、第3リード部113bが接続されている。この酸素濃度検出セル110aは、酸素濃淡電池素子として第4電極111aと、第3電極113aにおける酸素濃度の差異に応じた電圧を発生する。
酸素ポンプセル110bは、第1固体電解質層116と、第2電極115aと、第1電極117aとを備える。第2電極115aと第1電極117aは第1固体電解質層116を介して対向するように先端側に配置されている。第1固体電解質体116は、後端部に第4スルーホール116cと、第5スルーホール116dとを備える。また、第2電極115aは後述する測定室114aに露出するように、第1固体電解質層116の裏面116b上(下側)に配置されている。他方、第1電極117aは、後述する多孔室部118bと対向するように、第1固体電解質層116の表面116a上(上側)に配置されている。なお、第2電極115a、第1電極117aには、それぞれ後端側に向かって延びる第2リード部115b、第1リード部117bが接続されている。この酸素ポンプセル110bは、第1電極117aと第2電極115aとの間の電位差により第1固体電解質体116内で酸素の移動をおこなう。具体的には、酸素ポンプセル110bは、酸素濃度検出セル110aにより生じる起電力が一定(例えば450mV)となるように酸素を移動させることで測定室114aへの酸素の汲み入れ、汲み出しをおこなう。そして、検出素子110は酸素ポンプセル110bが測定室114aへの酸素の汲み入れ、汲み出しに必要な電流の値(電流値)を指標とした空燃比に関する情報を出力する。
第2固体電解質層112および第1固体電解質層116は、ジルコニア(ZrO2)に安定化剤としてイットリア(Y2O3)またはカルシア(CaO)を添加してなる部分安定化ジルコニア焼結体により構成されている。また、第4電極111a、第3電極113a、第2電極115a、第1電極117a、第4リード部111b、第3リード部113b、第2リード部115b、第1リード部117b、はそれぞれ白金族元素で形成することができる。なお、白金族元素のうち、Pt、Rh、Pdにより形成することが好ましい。さらに、上記電極111a、113a、115a、117a、及びリード部111b、113b、115b、117bは1種類の材料により形成してもよいし、2種以上の材料により形成してもよい。
さらに、検出素子110は、酸素濃度検出セル110aと酸素ポンプセル110bは絶縁層114を介して積層され、また、酸素ポンプセル110bの上面には保護層118が配設されている。
絶縁層114は、第1固体電解質体112および第2固体電解質体116に挟持されることにより形成されるガス検出室114aを備え、さらに、ガスセンサ素子100外部から被測定ガスを拡散、律速させてガス検出室114aに流入させるための拡散律速層114bを備える。さらに、絶縁層114の後端部には、第2スルーホール114cと、第3スルーホール114dとを備える。この絶縁層114は絶縁性を有するセラミック焼結体であれば特に限定されず、例えばアルミナやムライト等の酸化物系セラミックで形成できる。また、拡散律速層114bは多孔質体であれば特に限定されず、例えばアルミナからなる多孔質体により形成できる。なお、拡散律速層114bは、特許請求の範囲におけるガス導入部である。
保護層118は本体部118aと、多孔質部118bと、第6スルーホール118cと、第7スルーホール118dと、第8スルーホール118eとを備える。多孔質部118bは、第1電極117aの上面の本体部118aに設けられた孔部に配置され、第1電極117aにガスセンサ素子100外部の気体との接触を可能にしている。第6スルーホール118c、第7スルーホール118d、第8スルーホール118eは、保護層118の本体部118aの後端部に配置され、各スルーホールの上面には、それぞれを覆うように第1電極端子部119c、第2電極端子部119d、第3電極端子部119eが配置されている。上記電極端子部119c、119d、119eは白金族元素で形成することができる。なお、白金族元素のうち、Pt、Rh、Pdにより形成することが好ましい。上記電極端子部119c、119d、119eは1種類の材料により形成してもよいし、2種以上の材料により形成してもよい。
なお、第4リード部111bは、第1スルーホール112cと、第2スルーホール114cと、第4スルーホール116cと、第6スルーホール118cとを介して第1電極端子部119cに接続されている。また、第3リード部113bは、第3スルーホール114dと、第5スルーホール116dと、第7スルーホール118dとを介して第2電極端子部119dに接続されている。第2リード部115bは、第5スルーホール116dと、第7スルーホール118dとを介して第2電極端子部119dに接続されている。第1リード部117bは、第8スルーホール118eを介して第3電極端子部119eに接続されている。
ヒータ120は、第1基体121と、第2基体123と、抵抗発熱体122と、を備える。第1基体121および第2基体123はアルミナを主体にとした板状部材で、第1基体121を上側にして抵抗発熱体122を挟持するように形成されている。第2基体123の後端側には、ヒータ側スルーホール123cを備え、ヒータ側スルーホール123cの下面上にはヒータ側電極端子部124を備える。抵抗発熱体122は、先端部に配置された発熱部122dと、発熱部122dからガスセンサ素子100の後端側に延びる一対のヒータリード部122cとを備える。ヒータリード部122cは第2基体123に設けられたヒータ側スルーホール123cを介してヒータ側電極端子部124と接続されている。なお、第1基体121及び第2基体123は、特許請求の範囲における第1基板である。
抵抗発熱体122およびヒータ側電極端子部124は白金族元素で形成することができる。なお、白金族元素のうち、Pt、Rh、Pdにより形成することが好ましい。抵抗発熱体122およびヒータ側電極端子部124は1種類の材料により形成してもよいし、2種以上の材料により形成してもよい。
なお、第4電極111a、第3電極113a、第2電極115a、第1電極117a、第4リード部111b、第3リード部113b、第2リード部115b、第1リード部117b、第1電極端子部119c、第2電極端子部119d、第3電極端子部119e、抵抗発熱体122、ヒータ側電極端子部124は、耐熱性および耐酸化性からPtを主体にして形成することがより一層好ましい。さらには、主体となる白金属元素の他にセラミック成分を含有することが好ましい。このセラミック成分は、固着という観点から積層される側の主体となる材料(例えば、第2固体電解質体112、第1固体電解質体116、保護層118の本体部118a、第2基体123の主体となる成分)と同様の成分であることが好ましい。
B.酸素ポンプセルの検査:
ガスセンサ素子100の酸素ポンプセル110bに存在するクラックを本発明に係る検査方法を用いて検出する手順について説明する。図2は酸素ポンプセル110bの検査方法の手順を示したフローチャートである。図3は、ガスセンサ素子100の酸素ポンプセル110bの検査方法を例示した説明図である。図4は、図3のA−A断面を例示した説明図である。
図3に示すように、まず、本検査では既述のガスセンサ素子100と、抵抗測定器500と、検査液滴下装置600とを準備する(ステップS100)。抵抗測定器500は、例えばLCR測定器や絶縁計等であり、電極間における電気抵抗値を検出できるものであればよい。抵抗測定器500が備える各端子をガスセンサ素子100の外面における第2電極端子部119dおよび第3電極端子部119eと接続する。つまり、ガスセンサ素子100の第1電極117aと第2電極115aに接続されている。検査液滴下装置600は例えばディスペンサ等の液滴を排出する装置であり、本実施例では後述するように第1検査液610を滴下する。第1検査液610は導電性を有する液体であり、多孔質部118b内の透過を容易にするため、界面活性剤が混入されている。
次に、第1検査液610を多孔質部118bに滴下する(ステップS110)。検査液滴下装置600から多孔質部118bに滴下された第1検査液610の液滴は、図4に示すように、多孔質部118bの下に配置されている第1電極117aへ浸透し、さらに第1固体電解質体116と接触する。この際、第1固体電解質体116にクラック116gが存在すると、毛細現象により第1検査液610はクラック116g内に導入され、第2電極115aと接触する。第1固体電解質体116にクラック116gが存在しない場合には第1検査液610は第1電極115aと接触しない。この第1検査液610の滴下は第4電極117に検査液が十分行き渡るまでおこなう。なお、ステップS110が特許請求の範囲における第1工程である。
その後、第1検査液610が第1固体電解質層116に十分に接触したか否かの確認をおこなう(ステップS115)。具体的な確認方法としては、多孔質部118bから第1検査液610が溢れたか否を目視する方法があり、例えば、ガスセンサ素子100を横から目視した際に第1検査液610が多孔質部118b上に図4のように現れていることを検知する方法や、ガスセンサ素子100を上から目視した際に、多孔質部118b上に第1検査液610が染み出していることを検知することで確認が可能である。なお、本発明において、『第1検査液610が溢れたか否か』は第1検査液が多孔質部118bの表面上に現れたか否かで判断するものであり、例えば本体部118aなど、多孔質部118b以外の部分に拡がるか否かで判断するものではない。また、第1検査液610が多孔質部118bから溢れたか否かを確認すると同時に、第1検査液610が拡散律速層114bに非接触かどうかについても確認することもできる。
次に、第2電極115aと第1電極117a間に電圧を印加する(ステップS120)。第2電極端子部119dおよび第3電極端子部119eを介して、第2電極115aと第1電極117a間に電位差を発生させる。その後、抵抗測定器500が電極間を流れる第1電流値A1を検出する(ステップS130)。なお、ステップS120及びステップS130が特許請求の範囲における第2工程である。
このとき、第1固体電解質体116にクラック116gが存在する場合、クラック116g内に導入された第1検査液610を介して電流が流れるため電極間における絶縁抵抗値が小さくなるが、クラック116gがない場合は絶縁抵抗値が大きくなる。よって、抵抗測定器500にて検出した第1電流値A1と所定の第1閾値T1とを比較し、酸素ポンプセル110bにおける第1固体電解質体116にクラックが存在するか否かを判定することができる(ステップS140)。なお、ステップS140が特許請求の範囲における第3工程である。
C.酸素濃度検出セルおよびヒータの検査:
次に、ガスセンサ素子100の酸素濃度検出セル110aおよびヒータ120に存在するクラックを本発明に係る検査方法を用いて検出する手順について説明する。図5は酸素濃度検出セルおよびヒータの検査方法の手順を示したフローチャートである。図6は、ガスセンサ素子の酸素濃度検出セルを例示した説明図である。図7は、図6のB−B断面を例示した説明図である。なお、このガスセンサ素子の酸素濃度検出セルおよびヒータの検査方法は、上述した酸素ポンプセルの検査方法よりも後に行われる。
図6に示すように、本検査では既述のガスセンサ素子100と、抵抗測定器500と、第2検査液620とを準備する(ステップS200)。第2検査液620は導電性を有する液体であり、容体630に収容されている。第2検査液620には表面張力を低下させるために界面活性剤を混入してもよい。抵抗測定器500が備える各端子のうち、一方をガスセンサ素子100の外面における第1電極端子部119cと接続し、他方を第2検査液620と接触させる。つまり、ガスセンサ素子の第4電極111aに接続されている。
次に、ガスセンサ素子100を第2検査液620に浸す(ステップS210)。拡散律速層114bが第2検査液620に浸るように容体630内にガスセンサ素子100を配置することにより、拡散律速層114bから第2検査液620をガス測定室114aに流入させ、ガス測定室114aに第2検査液620を浸漬させる。これにより、拡散律速層114bから流入した第2検査液620は、図7に示すように、第3電極113aを透過し、または直接、第2固体電解質体112と接触する。第2固体電解質体112にクラック112gが存在すると、毛細現象により第2検査液620はクラック112g内に導入され、第4電極111aと接触する。第2固体電解質体112にクラック112gが存在しない場合には第2検査液620は第4電極111aと接触しない。なお、このステップS210が特許請求の範囲における第4工程である。
その後、第4電極111aと第2検査液620間に電圧を印加する(ステップS220)。第1電極端子部119cおよび第2検査液620を介して、第2固体電解質体112の両面に電位差を発生させる。その後、抵抗測定器500が第4電極111aと第2検査液620間に流れる第2電流値A2を検出する。(ステップS230)なお、ステップS220及びステップS230が特許請求の範囲における第5工程である。
このとき、第2固体電解質体112にクラック112gが存在する場合、クラック112g内に導入された第2検査液620を介して電流が流れるため電極間における絶縁抵抗値が小さくなるが、クラック112gがない場合は絶縁抵抗値が大きくなる。よって、抵抗測定器500にて検出した第2電流値A2と所定の第2閾値T2とを比較し、酸素濃度検出セル110aにおける第2固体電解質体112にクラックが存在するか否かを判定することができる(ステップS235)。なお、ステップS235が特許請求の範囲における第6工程である。
図8は、ヒータのクラックを図6のB−B断面により例示した説明図である。ガスセンサ素子100を第2検査液620に浸すことにより、第2基体123にクラック123gが存在すると、毛細現象により第2検査液620はクラック123g内に導入され、抵抗発熱体122と接触する。第2基体123にクラック123gが存在しない場合には第2検査液620は抵抗発熱体122と接触しない。
その後、第1電極端子部119cに接続されている抵抗測定器500の電極を、ヒータ側電極端子部124と接続し、ヒータ側電極端子部124を介して抵抗発熱体122と第2検査液620間に電圧を印加する(ステップS240)。ヒータ側電極端子部124および第2検査液620を介して、第2基体123の両面に電位差を発生させる。その後、抵抗測定器500が抵抗発熱体122と第2検査液620間に流れる第3電流値A3を検出する。(ステップS250)なお、ステップS240及びステップS250が特許請求の範囲における第7工程である。
電圧の印加により第2基体123の両面に電位差を発生させると、第2基体123にクラック123gが存在する場合、クラック112g内に導入された第2検査液620を介して電流が流れるため電極間における絶縁抵抗値が小さくなるが、クラック112gがない場合は絶縁抵抗値が大きくなる。よって、抵抗測定器500にて検出した第3電流値A3と所定の第3閾値T3とを比較し、ヒータ120における第2基体123にクラックが存在するか否かを判定することができる(ステップS260)。なお、ステップS260が特許請求の範囲における第8工程である。
以上の本実施例に係るガスセンサ素子の検査方法によれば、多孔質部118bに第1検査液610を滴下することにより、精度よく多孔質部118bのみに第1検査液610を供給することができる。そのため、第1検査液610が拡散律速層114bに接触することを抑制でき、第2電極115aと接触することを抑制できるため、ガスセンサ素子が不良品か否かについて容易に検査することができる。
よって、本実施例に係るガスセンサ素子の検査方法によれば、酸素ポンプセル110b上に多孔質部118bを備え、また、酸素ポンプセル110b上の第2電極115aおよび第1電極117aが被測定ガスに晒される構造のガスセンサ素子100であっても、ガスセンサ素子が不良品か否かについて容易に検査することができる。
さらに、本実施例に係るガスセンサ素子の検査方法によれば、多孔質部118bから溢れるように第1検査液610を滴下することで、多孔質部118b全体に第1検査液610が充填され、第1固体電解質体116に確実に第1検査液610を接触することができるため、ガスセンサ素子が不良品か否かを安定して検査することができる。
さらに、本実施例に係るガスセンサ素子の検査方法によれば、酸素ポンプセル110bと酸素濃度検出セル110aを備えたガスセンサ素子100において、第2固体電解質体112のクラックを検査する方法として、ガスセンサ素子100の先端側を第2検査液620に浸して、第2固体電解質層120に第2検査液620とを接触させるが、この場合において、まずステップS100〜ステップS140を行った後にステップS200以降を行うことで、先にステップS200以降を経て、ステップS100〜ステップS140を行った場合に起こる素子表面又はガス測定室114a内に第2検査液620が残存することを抑制でき、第1固体電解質層116のクラックの有無及び第2固体電解質層112のクラック等の有無を正確に検査することができる。
さらに、本実施例に係る積層型ガスセンサ素子の検査方法によれば、ヒータ120を備えたガスセンサ素子100において、第2基体123のクラックを検査する方法として、ガスセンサ素子100の先端側を第2検査液620に浸して、第2基板123に第2検査液620とを接触させるが、この場合において、まずステップS100〜ステップS140を行った後にステップS240を行うことで、先にステップS240を経て、ステップS100〜ステップS140を行った場合に起こる素子表面又はガス測定室114a内に第2検査液620が残存することを抑制でき、第1固体電解質層126のクラックの有無及び第2基体123のクラックの有無を正確に検査することができる。
D.空燃比センサの構成:
本発明に係る検査方法の被検査対象となるガスセンサ素子を用いた空燃比センサについて説明する。図9は、空燃比センサの構成を示した説明図である。空燃比センサ10は自動車や各種内燃機関における排気管に装着され、測定対象気体となる排ガス中の特定ガスを検出する。空燃比センサ10は特定ガスを検出することにより各種内燃機関において空燃比フィードバック制御を実施するために用いられる。空燃比センサ10は主にガスセンサ素子100と、主体金具200と、接続端子300と、外筒400と、を備える。
主体金具200は、ガスセンサ素子100を支持し、衝撃からガスセンサ素子100を保護し、ガスセンサ素子100を所定の位置に固定する。主体金具200は、筒形状を有し、外面には内燃機関の排気管に固定するために用いられるねじ部210を備える。ガスセンサ素子100はガス測定室114aが先端側になるようにして主体金具200の筒内を貫通して配置されている。なお、図9の下側を先端とし、その反対側である上側を後端として説明する。
主体金具200とガスセンサ素子100との間には、ガスセンサ素子100を定位させるために、環形状のセラミックホルダ231と、第1充填粉末232と、第2充填粉末233と、セラミックスリーブ234と、が先端側から順に積層されている。セラミックスリーブ234と主体金具200との間には、パッキン235が配置されており、セラミックホルダ231と主体金具200との間には金属ホルダ236が配置されている。主体金具200の後端部237はパッキン235を介してセラミックスリーブ234を押圧する状態に加締められている。
主体金具200の先端部にはガスセンサ素子100の先端部を覆う2重のプロテクタが備えられている。具体的には、素子100の先端側を直接覆う内部プロテクタ241と、内側プロテクタ241の外面上の少なくとも一部を覆う外部プロテクタ242とを備える。内部プロテクタ241および外部プロテクタ242は複数の孔部243を備えたステンレスなどの金属により形成され、溶接などにより主体金具200の先端側に取り付けられている。内部プロテクタ241および外部プロテクタ242の孔部243は、被測定ガスをプロテクタ内部に導入することでガスセンサ素子100との接触を可能にしながら、内部プロテクタ241および外部プロテクタ242における孔部243の位置をずらすことにより直接的に水滴がガスセンサ素子100に接触することを低減させている。
接続端子300は、ガスセンサ素子100の第1電極端子部119c、第2電極端子部119d、第3電極端子部119e、ヒータ側電極端子部124と電気的に接続されている。接続端子300は、リード線310と接続し、リード線310を介して、ガスセンサ素子100がガスの検出に伴い発生する電気信号を図示しない制御装置に伝える。
外筒400は筒形状を有し、先端部を主体金具200の外面に固定する。外筒400の後端側内部には、外筒400を封止するグロメット430が備えてられている。このグロメットには、リード線310を挿通する挿通孔が設けられている。また、外筒400の内部には、絶縁コンタクト部材410を備える。この絶縁コンタクト部材410は筒形状を有し、内部に接続端子300を配置し、接続端子300とガスセンサ素子100との接続を支持している。この絶縁コンタクト部材410は外筒に対し、保持部材420にて固定されている。この保持部材420は環形状を有し、外筒400と絶縁コンタクト部材410との間に配置されている。
E.変形例
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施可能である。
E1.変形例1:
図10は変形例に係るガスセンサ素子の酸素ポンプセルの検査方法である。本実施例では、ステップS110にて、第1検査液610を多孔質部118bに滴下することにより第1電極117aへ浸透させていたが、図10に示すように、ガスセンサ素子100を傾けた上で、第1検査液610をガスセンサ素子100上から流下させて多孔質部118bに第1検査液610を供給してもよい。このように、第1検査液610をガスセンサ素子100上から流下させても、第1検査液610が拡散律速層114bに接触することを抑制できており、第2電極115aと接触することを抑制できるため、ガスセンサ素子が不良品か否かについて容易に検査することができる。
E2.変形例2:
本実施例では、酸素ポンプセルの検査において、第1検査液610を多孔質部118bに滴下するとしているが、多孔質部118bに第1検査液610を供給する際に、保護層118から第1検査液610が溢れ出ない範囲において、第1検査液610を流下することにより多孔質部118bに供給してもよい。
E3.変形例3:
本実施例では、酸素濃度検出セルの検査において、抵抗測定器500の各電極を第1電極端子部119cと第2検査液620と接続して実施しているが、第2検査液620の代わりに第2電極端子部119dと接続してもよい。これによっても、第1固体電解質体112の両面に電位差を発生させることができ、酸素濃度検出セル110aにクラックが存在するか否かを判定することができる。
E4.変形例4:
本実施例では、多孔質部118bは保護層118の一部に形成されているものとしたが、保護層118全体が多孔質部材により形成されていてもよい。
上記以外の種々の態様で、実現可能であり、例えば、空燃比センサ以外の酸素センサ、NOxセンサ、HCセンサ等にも上記検査方法を適用することが可能である。
本発明に係る検査方法の被検査対象となるガスセンサ素子の構成を示した説明図である。 酸素ポンプセルの検査方法の手順を示したフローチャートである。 ガスセンサ素子の酸素ポンプセルの検査方法を例示した説明図である。 図3のA−A断面を例示した説明図である。 酸素濃度検出セルおよびヒータの検査方法の手順を示したフローチャートである。 ガスセンサ素子の酸素濃度検出セルおよびヒータの検査方法を例示した説明図である。 図6のB−B断面を例示した説明図である。 ヒータのクラックを図6のB−B断面により例示した説明図である。 空燃比センサの構成を示した説明図である。 変形例に係るガスセンサ素子の酸素ポンプセルの検査方法である。
符号の説明
10…空燃比センサ
100…ガスセンサ素子
110…検出素子
111a…第4電極
112…第2固体電解質層
113a…第3電極
114…絶縁層
114a…ガス測定室
114b…拡散律速層
115a…第2電極
116…第1固体電解質層
117a…第1電極
118…保護層
118b…多孔室部
120…ヒータ
121…第1基体
122…抵抗発熱体
123…第2基体
124…ヒータ側電極端子部
200…主体金具
300…接続端子
400…外筒
500…抵抗測定器
600…検査液滴下装置

Claims (4)

  1. 第1固体電解質層と、該第1固体電解質層の表面上に設けられると共に、多孔質部を介して被測定ガスに晒される第1電極と、該第1固体電解質層の裏面側に形成され測定室内に露出するように前記裏面上に設けられると共に、ガス導入部を介して測定室内に導入される被測定ガスに晒される第2電極と、を有するガスセンサ素子の検査方法であって、
    少なくとも前記第1固体電解質層に接触させ、且つ多くとも前記ガス導入部に非接触となるように、前記多孔質部に導電性を有する第1検査液を供給する第1工程と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加して前記第1電極と前記第2電極との間に流れる第1電流値を検出する第2工程と、
    前記第1電流値と第1閾値とを比較して前記第1電極と前記第2電極との間で絶縁が確保されているか否かを判定する第3工程と、を備えるガスセンサ素子の検査方法。
  2. 請求項1に記載のガスセンサ素子の検査方法において、
    前記第1工程では、前記第1検査液が前記多孔質部から溢れるように、前記多孔質部に前記第1検査液を供給するガスセンサ素子の検査方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスセンサ素子の検査方法において、
    前記ガスセンサ素子は、前記第1固体電解質層の裏面上に前記測定室を介して積層された第2固体電解質層と、該第2固体電解質層の表面上で且つ前記測定室内に露出するように設けられると共に、該測定室内に導入される被測定ガスに晒される第3電極と、該第2固体電解質層の裏面上に設けられる第4電極と、前記第4電極を覆うように前記第2固体電解質層の裏面上に積層される第1基板と、を備え、
    前記第3工程よりも後に、少なくとも前記測定室が、導電性を有する第2検査液で浸漬されるように、前記ガスセンサ素子の一部を前記第2検査液に浸す第4工程と、
    前記第4電極と前記第2検査液との間に電圧を印加して前記第4電極と前記第2の検査液との間に流れる第2電流値を検出する第5工程と、
    前記第2電流値と第2閾値とを比較して前記第4電極と第2検査液との間で絶縁が確保されているか否かを判定する第6工程と、を備えるガスセンサ素子の検査方法。
  4. 請求項3に記載のガスセンサ素子の検査方法において、
    前記第1基板には、内部に抵抗発熱体を有し、
    前記第4工程よりも後に、前記抵抗発熱体と前記第2検査液との間に電圧を印加して前記抵抗発熱体と前記第2の検査液との間に流れる第3電流値を検出する第7工程と、
    前記第3電流値と第3閾値とを比較して前記発熱抵抗体と前記第2検査液との間で絶縁が確保されているか否かを判定する第8工程と、を備えるガスセンサ素子の検査方法。
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