JP4974525B2 - フィン構造体のプレス成形方法およびそのプレス成形装置 - Google Patents
フィン構造体のプレス成形方法およびそのプレス成形装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4974525B2 JP4974525B2 JP2005379970A JP2005379970A JP4974525B2 JP 4974525 B2 JP4974525 B2 JP 4974525B2 JP 2005379970 A JP2005379970 A JP 2005379970A JP 2005379970 A JP2005379970 A JP 2005379970A JP 4974525 B2 JP4974525 B2 JP 4974525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- forming
- wave
- groove
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、従来のロールによる成形方法に替えて、上下一対の凹凸金型によるプレス成形方法とその成形装置を提供しようとするものである。
図1は本発明に係る一実施例によってプレス成形されたフィン構造体の斜視図、図2は本発明における一実施例によるフィン構造体のプレス成形方法を説明するための要部側面図であり、(a)は上型であるブレード型が同時に下降を開始した第1ステップの状態を示し、(b)は第2、第3波型ブレードが第2第3型溝に嵌合着底した第1ステップの状態を示し、(c)は第3波型ブレードが第3型溝に嵌合した第1ステップの状態を示すそれぞれ要部側面図、図3は上記実施例における第1〜第3ステップが完了した状態を詳細かつ模式的に示す要部拡大側面図、図4は本発明に係るプレス成形装置と金属製薄板からなる素材の状態を模式的に示す要部側面図、図5は本発明に係るプレス成形装置に装着される一実施例による第1〜第3ステップ間の下型である溝型と素材が成形されていく過程を示す要部斜視図である。
上記の上型および下型において、上型の第1波型ブレード2−1と下型の第1型溝3−1は、送り機構(図示を省略)によって導入された素材4に対し、第1作動による予備的な成形を実施するものであり、第1波型ブレード2−1の素材入側壁面は、図2、図4に示すように、分岐点2−1aを境に上側が垂直の壁面2−1c、分岐点2−1aから下面までが緩やかな凸状の曲面2−1dとなし、第1型溝3−1は図3に拡大して示すように曲げ開始点3−1dから分岐点3−1aまでが前記第1波型ブレード2−1の凸状の曲面2−1bと対応する緩やかな凸状の曲面3−1e、分岐点3−1aから底面までが垂直の壁面3−1fとなし、上型と下型が重なると凸状の曲面2−1d、3−1eとで略S字曲面が形成されるように構成され、さらに第1型溝3−1の奥側の壁面と底面が交わる部分は、当初の素材4の先端が引き込まれる引き込み奥角3−1cとなり、同様ゆるやかな曲面としての予備成形角R1が形成されるように構成されている。また、隣接する第2型溝3−2は、前記第1型溝3−1における第1作動によって予備成形された素材4に対し、第2作動による中間仕上げ成形を行うものであり、両側の壁面と底面とが交わる部分のうち手前側の角3−2bにおいては、前記第1作動で緩やかに略S字曲面に予備成形されたR1部分に対してやや緩やかな曲面としての予備成形角R2を形成し、奥側の角3−2aにおいては前記第1作動で予備成形角R3を施された部分を保持し、さらに隣接する第3型溝3−3においては、本発明による1工程3作動の最終仕上げ成形を行うものであり、両側の壁面と底面とが交わる部分であるそれぞれの角3−3aおよび3−3bには、それぞれ設計上の仕上がり角に応じた曲面としてのR3が形成されるようになっている。ここで本発明における上記最終仕上がり角R3を、効率的にかつ精度良く成形加工する上で、仕上がり角R3に対する予備成形角R1もしくは中間仕上げ角R2の関係が、R1>2〜5×R2であることが好ましい。
前記の各型溝の断面形状は上記の通りであるが、長手方向にも所定のうねり幅Wとピッチ幅Pとを以ってうねりが形成されるが、その全長並びに前記うねり幅Wおよびピッチ幅Pは、設計上の寸法形状に応じてそれぞれ同一に形成される。
[比較例1]
1−1 スプリング
1−2、1−3、1−4 ボルト
2 ブレード型
2−1 第1波型ブレード
2−2 第2波型ブレード
2−3 第3波型ブレード
3 溝型
3−1 第1型溝
2−1a、3−1a 分岐点
2−1c、3−1f 垂直壁面
2−1d、3−1e 曲面
3−1b 空隙
3−1c 引き込み奥角
3−1d 曲げ開始点
3−2 第2型溝
3−2b 中間仕上げ角R2
3−2d 曲げ加工終点
3−3 第3型溝
3−3a 仕上げ角R3
3−3b 仕上げ角R3
4 素材
5 波型フィン
5−1 山面
5−2 谷面
Claims (3)
- プレス成形装置の雄雌一対の金型における雄である上型として第1波型ブレード、第2波型ブレードおよび第3波型ブレードを、対応する雌である下型として第1型溝、第2型溝および第3型溝がそれぞれ装着され、送り機構を介して順送りする金属薄板製の素材に対して、上記第1、第2、第3波型ブレードと、第1、第2、第3型溝によるプレス成形を、1工程3作動により順次にかつ繰返して行うことにより、断面形状が略矩形の波形であり、長手方向に所定のピッチ幅を以ってうねりが形成された湾曲曲面を有する、金属薄板製折板材からなるフィン構造体に、成形加工する装置であって、前記1工程3作動によるプレス成形における第1作動が、上記第1波形ブレードと第1型溝の嵌合による、素材に対する引き込み奥角3−1cにおける予備成形角R1の加工と、略S字形状曲面加工の予備成形であり、第2作動が第2波型ブレードと第2型溝の嵌合による、前記予備成形角R1に対する中間仕上げ角R2の加工と、前記略S字形状曲面加工に対する予備成形角R1の加工であり、第3作動が第3波型ブレードと第3型溝の嵌合による、前記予備成形角R1と中間仕上げ角R2に対する仕上げ角R3の加工であり、それぞれ1工程毎に素材が順送りされて成形加工が施される仕組みとなし、前記第1波型ブレードによる第1型溝内への素材の引き込み長さL1は、第1型溝の引き込み奥角3−1cから曲げ開始点3−1dまでの長さに相当し、第2型溝の凹部角3−2aから凸部角3−2dまでの長さL、並びに第3型溝における凹部角3−3aから凸部角3−3dまでの最終仕上がり溝角稜長さLとの比が、L=L1であることを特徴とするフィン構造体のプレス成形装置。
- 前記第1波型ブレードと第1型溝とによる予備成形において、引き込み奥角3−1cにおける予備成形角R1、第2波型ブレードと第2型溝による予備成形角R1並びに中間仕上げ角R2に対する、第3波型ブレードと第3型溝とによって形成される仕上がり角R3との比が、R1>R2>R3であって、それぞれR1≧4R3(ただし、R3が2mm以下の場合)、R2≧2R3であることを特徴とする請求項1に記載のフィン構造体のプレス成形装置。
- 前記断面形状が略矩形の折板材における波形の波幅Hが3〜5mm、波の高さDが2〜7mmであり、該波幅Hに対する波の高さDの比が、D/H=0.5〜1.7の範囲であり、長手方向に形成されるうねりのピッチPは最小10mmが可能で、該うねりの幅Wは、前記波幅Hに対してW≧H×1.0であることを特徴とする請求項1または2に記載のフィン構造体のプレス成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005379970A JP4974525B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | フィン構造体のプレス成形方法およびそのプレス成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005379970A JP4974525B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | フィン構造体のプレス成形方法およびそのプレス成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007175757A JP2007175757A (ja) | 2007-07-12 |
JP4974525B2 true JP4974525B2 (ja) | 2012-07-11 |
Family
ID=38301462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005379970A Active JP4974525B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | フィン構造体のプレス成形方法およびそのプレス成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4974525B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106424260A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-02-22 | 华中科技大学 | 小尺寸波纹薄板压制方法及装置 |
CN106424259A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-02-22 | 华中科技大学 | 小尺寸波纹薄板折边装置及方法 |
KR102171497B1 (ko) * | 2020-08-12 | 2020-10-29 | (주)케이엠피 | 오일쿨러용 인너핀의 제조장치 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010121925A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-06-03 | Atago Seisakusho:Kk | 熱交換器 |
JP5784267B2 (ja) * | 2009-08-25 | 2015-09-24 | 臼井国際産業株式会社 | Egrクーラー用扁平伝熱管およびこの扁平伝熱管を使用したegrクーラー |
JP5418861B2 (ja) | 2011-06-23 | 2014-02-19 | 株式会社デンソー | 車両用交流発電機 |
KR101434050B1 (ko) | 2012-12-12 | 2014-08-26 | 주식회사 마노 | 인너핀 제조장치 |
CN104353715B (zh) * | 2014-11-14 | 2016-05-18 | 新乡市豫新航空工业制品有限公司 | 一种波纹板成型机 |
KR101713773B1 (ko) * | 2015-12-29 | 2017-03-09 | 유진레이델 주식회사 | 배터리 모듈용 방열핀 제조방법 |
CN107737838A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-02-27 | 江苏金仕达汽配科技有限公司 | 一种环形波纹板的冲压装置及冲压方法 |
CN109261828B (zh) * | 2018-11-15 | 2023-10-13 | 无锡海特精密模具有限公司 | 一种送料机构及空调翅片模具 |
CN114618943A (zh) * | 2022-03-15 | 2022-06-14 | 浙江嘉诚动能科技股份有限公司 | 一种蒸发器波形板成型专用模具及波纹成型工艺 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04162364A (ja) * | 1990-10-24 | 1992-06-05 | Hitachi Ltd | 燃料電池及びその波板成形方法 |
JP3519194B2 (ja) * | 1995-12-08 | 2004-04-12 | 古河スカイ株式会社 | 波板の製造方法 |
JP3806353B2 (ja) * | 2002-01-10 | 2006-08-09 | 三菱重工業株式会社 | 熱交換器の製造方法 |
JP4345578B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2009-10-14 | 株式会社デンソー | 板材のプレス加工装置 |
-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005379970A patent/JP4974525B2/ja active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106424260A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-02-22 | 华中科技大学 | 小尺寸波纹薄板压制方法及装置 |
CN106424259A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-02-22 | 华中科技大学 | 小尺寸波纹薄板折边装置及方法 |
KR102171497B1 (ko) * | 2020-08-12 | 2020-10-29 | (주)케이엠피 | 오일쿨러용 인너핀의 제조장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007175757A (ja) | 2007-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4974525B2 (ja) | フィン構造体のプレス成形方法およびそのプレス成形装置 | |
US10406579B2 (en) | Apparatus and method for ram bending of tube material | |
CA2879808C (en) | Press-forming tool and method for manufacturing press-formed product | |
JP2007326112A (ja) | プレス成形方法 | |
JP2011206789A (ja) | プレス成形方法 | |
JP2007175758A (ja) | 波形フィン構造体の成形方法および成形装置 | |
KR101579028B1 (ko) | 폐단면 구조 부품의 제조 방법 및 장치 | |
JP6330930B1 (ja) | プレス成形方法 | |
CN113172158A (zh) | 用于盒形件的拉深凹模、组合拉深模具及拉深方法 | |
JP2010144970A (ja) | 二重管式熱交換器およびその製造方法 | |
JP2011206800A (ja) | 円形鋼管柱のプレス成形方法及び円形鋼管柱のプレス成形機 | |
JP4984414B2 (ja) | 金属板のプレス加工方法及びプレス金型並びにプレス成形品の製造方法 | |
KR100319064B1 (ko) | 이형재 스트립의 제조방법 | |
JP4680652B2 (ja) | 部品用の断面形状をもつ金属曲管の製造方法 | |
JP2900611B2 (ja) | コルゲ−トフィン及びその製造方法 | |
JP6457856B2 (ja) | 連続波形状製品の製造方法 | |
JP4496707B2 (ja) | Uプレス工具及びuoe鋼管の製造方法 | |
US11833570B2 (en) | Method for manufacturing shaped part | |
JPH10249444A (ja) | 異形断面曲管の成形方法 | |
JP2002086213A (ja) | 溶接鋼管の成形方法および装置 | |
JP6153584B2 (ja) | 金属プレートの製造方法、及び該製造方法により製造された金属プレートのプレート式熱交換器への使用 | |
CN216441518U (zh) | 一种板材冲压膨胀固定装置 | |
RU2198757C2 (ru) | Способ изготовления изделий с зигзагообразно гофрированными стенками | |
JP7126079B2 (ja) | プレス部品の製造方法、プレス成形用の金属板、及び高張力鋼板 | |
JP7294355B2 (ja) | プレス成形方法およびプレス成形金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120410 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420 Year of fee payment: 3 |