JP4973371B2 - 情報処理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は手書き入力を容易にすることができる情報処理装置及びコンピュータに手書き入力認識を実行させるコンピュータプログラムに関する。
従来、コンピュータの入力デバイスとして、マウス又はトラックボールのみならず手書き入力のデジタイザが用いられている。手書き入力のデジタイザには、表面をなぞった指の軌跡を画面上のカーソルの動作に関連づける指入力方式と、表面をなぞったペンの軌跡を画面上のカーソルの動作に関連づけるペン入力方式とがある。手書き入力のデジタイザは、指又はペンなどを用いて直感的に操作することができ、操作のなれが必要なマウスなどよりも繊細且つ迅速にカーソルを操作することができるので、画面上で文字又は図形のデータを入力するデバイスとして最適とされている。
ここで、ペン入力方式による手書き入力のデジタイザについて説明する。図13は従来のペン入力を説明するための概略図である。デジタイザは、入力用のペン91と、ペン91の軌跡を検出するタブレット9とで構成されている。タブレット9は、表面に細長いセンサコイル92が複数並べられている。各センサコイル92は、スイッチ94に接続されている。スイッチ94は、センサコイル92と電流ドライバ93又は受信アンプ95との接続をオンオフにする。また、ペン91は、先端に巻線コイル911及びコンデンサ912を備え、当該巻線コイル911及びコンデンサ912によりLC共振回路が形成されている。センサコイル92とLC共振回路とが以下のように作用したとき、タブレット9上でのペン91の座標が検出される。
電流ドライバ93には電流が常時流れている。スイッチ94が電流ドライバ93とセンサコイル92とを接続したとき、センサコイル92には電流が流れ、その表面に磁界MFが発生する。ペン91がタブレット9に近接したとき、磁界MFに反応した巻線コイル911に誘導電流が流れる。誘導電流が流れたとき、コンデンサ912は蓄電状態になる。
スイッチ94が電流ドライバ93とセンサコイル92との接続を切断したとき、センサコイル92の電流の流れが停止する。電流の流れが停止したとき、巻線オイル911には、コンデンサ912に蓄電してある電気を源にした電流が流れ、磁界MFが発生する。ペン91に近接するセンサコイル92は、発生した電界MFに影響されて誘導電流が流れる。
スイッチ94が電流ドライバ93と受信アンプとを接続したとき、受信アンプ95にはセンサコイル92の誘導電流が流れ、受信アンプ95は、誘導電流を検出信号に変換して検出器(図示せず)に出力する。その結果、タブレット9は、検出信号を出力したセンサコイル92の配置場所が近接するペン91の位置であるとして検出する。
また、指入力方式による手書き入力のデジタイザについて説明する。当該デジタイザは、指の軌跡を検出するタブレットで構成されている。タブレットには、表面にセンサが複数並べられている。各センサは、指に帯びる微弱な静電容量の変化を検出して指が自身の上位置にあることを検出する。その結果、タブレット上にある指の位置が検出される。
ところで、従来の手書き入力のデジタイザにおいては、タブレットの解像度が表示画面を表示する液晶モニタなどの解像度に比して低解像度である場合、タブレット上での操作の移動量が表示画面上のカーソルの移動量より大きくなり、表示画面上のカーソルを直感的に操作できなくなるという問題を有していた。尚、ここでいう移動量とは、移動の距離を指す。
図14は従来の手書き入力を説明するための概略図である。図中のとおり、例えば、表示画面96内でカーソルを移動して文字、記号及び図形などの線書きデータを入力する場合、例えば、狭領域に繊細な線書きデータを入力するようなときはタブレット9上で非常に繊細なペン操作を行う必要があり、操作を行う利用者にストレスを与えてしまうという問題を有していた(図14(a)参照)。
そこで、表示画面96内にタブレット9の解像度に対してドットバイドットで表示できる部分領域LSを設けて部分領域LS内で線書きデータの入力を行う装置が提案された(図14(b)参照)。当該装置によれば、タブレット9上での操作の移動量と部分領域LS上のカーソルの移動量とが一致するので、表示画面96内で繊細な文字を直感的に入力することが可能になった。
しかし、当該装置は、部分領域LSが表示画面96の視認性を下げるという問題と、部分領域LSを超えた広範囲に線書きデータを連続入力しようとする場合、入力に応じて部分領域を順次移動していく必要があるという問題を有していた。(図14(b)参照)。
そこで、従来、部分領域の移動を操作し易くするための操作ユニットをタブレットとは別体で設けることにより、部分領域へのデータ入力を行いつつ、部分領域の移動を迅速に行うことができる手書き入力認識の装置が提案された(例えば、特許文献1)。
特開2003−122492号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、部分領域の移動を操作するための装置が別体で必要となり、別体の設置スペースが更に必要となるという問題を有している。また、例えば、特許文献1に記載された発明では、片手で手書き入力のデジタイザを操作すると共に、他方で部分領域の移動を操作する必要があるから、操作の慣れが必要になり、データ入力を直感的に入力できるという手書き入力の有意さが損なわれるという問題を有していた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ペンの動きを検出できる入力面にペンを近接したときに表示画面の所定の位置に部分領域を配置し、入力面とペンとの位置関係に基づいて表示画面のカーソルの位置を決定し、決定したカーソルの位置に基づいて部分領域を配置することにより、表示画面の視認性を低下させることなく、利用者にストレスを与えることなく直感的な入力が可能な手書き入力認識を実行する情報処理装置及びコンピュータに前記手書き入力認識を実行させるためのコンピュータプログラムを提供することにある。
上記目的を解決するために本発明に係る情報処理装置は、ペンの動きを検出する入力面と、カーソルを表示する表示画面と、該ペンの入力面に対する位置関係を検出する検出手段と、検出した位置関係に応じて前記表示画面でのカーソルの表示位置を決定する決定手段とを備える情報処理装置において、ペンの前記入力面に対する近接を検知する手段と、ペンの前記入力面に対する近接を検知したとき、前記表示画面の所定の位置に、線書きデータの入力を受付ける入力領域及び領域の動きを指定する指定領域を有する部分領域を配置する手段と、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記入力領域内であり、かつペンが非接触状態である場合、カーソルの移動と判定し、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が入力領域内であり、かつペンが接触状態である場合、線書きデータの入力を受付ける入力モードと判定し、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記指定領域内である場合、前記部分領域を移動させる操作と判定する判定手段と、該判定手段にて前記部分領域を移動させる操作と判定した場合、前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に応じて前記部分領域の配置を変更する制御手段と
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に基づいて該カーソルが移動した方向を算出する手段と、算出した方向に応じて前記部分領域を移動すべき方向を決定する移動方向決定手段とを更に備え、前記制御手段は、決定した移動すべき方向に応じて前記部分領域を配置するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に基づいて該カーソルが移動すべき量を決定する第一の移動量決定手段と、ペンの前記入力面への接地回数を計数し、当該計数した接地回数に応じて前記部分領域を移動すべき量を決定する第二の移動量決定手段と、ペンの前記入力面への接地圧力を検出し、当該検出した接地圧力に応じて前記部分領域を移動すべき量を決定する第三の移動量決定手段との少なくとも一を更に備え、前記制御手段は、決定した移動すべき量に応じて前記部分領域を配置するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、前記制御手段は、決定した移動すべき方向又は量に応じて前記部分領域を配置する大きさを拡大又は縮小するようにしてあることを特徴とする。
更にまた、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、ペンの動きを検出できる入力面と該ペンとの位置関係に応じて表示画面でのカーソルの表示位置を決定させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、ペンの前記入力面に対する近接を検知させるステップと、コンピュータに、ペンの戦記入力面に対する近接を検知したとき、前記表示位置の所定の位置に、線書きデータの入力を受付ける入力領域及び領域の動きを指定する指定領域を有する部分領域を配置させるステップと、コンピュータに、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記入力領域内であり、かつペンが非接触状態である場合、カーソルの移動と判定させ、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が入力領域内であり、かつペンが接触状態である場合、線書きデータの入力を受付ける入力モードと判定させ、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記指定領域内である場合、前記部分領域を移動させる操作と判定させる判定ステップと、コンピュータに、前記判定ステップにて前記部分領域を移動させる操作と判定した場合、決定したカーソルの表示位置に応じて前記部分領域の配置を変更させるステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、ペンの動きを検出できる入力面にペンを近接したときに表示画面の所定の位置に部分領域を配置することにより、例えば、ペンによる手書き文字の入力をするなど部分領域が必要となる場合にのみ表示画面に部分領域を表示させることができ、表示画面の視認性を極力低下させることがないようにできる。また、入力面とペンとの位置関係に基づいて表示画面のカーソルの位置を決定し、決定したカーソルの位置に基づいて部分領域の配置を変更することにより、部分領域を操作するための特殊な装置を別体で設ける必要がないので設置スペースを節約でき、特殊な操作を強いられることがないので直感的なデータ入力が保持できる。
本発明にあっては、表示画面の視認性を極力低下させないようにできる。また、例えば、表示画面の部分領域の位置又は拡縮などを変更させる場合であっても、特殊な装置を別体で設けることないので設置スペースを節約でき、特殊な操作を強いられることがないので直感的にデータの入力を行うことができる。
以下、本発明に係る手書き入力認識を実行する情報処理装置及びコンピュータに前記手書き入力認識を実行させるコンピュータプログラムについて、実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1中、1は本発明に係る情報処理装置である。情報処理装置1は、ペン入力インタフェース11、指入力インタフェース12、デジタイザ制御ユニット13、外部記憶装置14、出力インタフェース15、補助記憶装置16、RAM17及びCPU18で構成されている。
ペン入力インタフェース11は、デジタイザのタブレット2に接続してある。ペン入力インタフェース11は、タブレット2から出力された検出信号を受け付けるための窓口となる。また、ペン入力インタフェース11は、受け付けた検出信号に基づいてペン座標を算出する。
指入力インタフェース12は、デジタイザのタブレット2に接続してある。指入力インタフェース12は、タブレット2から出力された検出信号を受け付けるための窓口となる。また、指入力インタフェース12は、受け付けた検出信号に基づいて指座標を算出する。
タブレット2は、表面を移動するペン21又は指の動きを検出して検出信号をペン入力インタフェース11又は指入力インタフェース12へ出力する。検出信号は、ペン入力インタフェース11又は指入力インタフェース12で受け付けられ、後述する情報処理装置1を制御して表示画面内のカーソルの動きに指示を与える。尚、タブレット2がペン21又は指の動きを検出する方法については、前述した従来のペン入力又は指入力と同様であるからここでの説明を省略する。
デジタイザ制御ユニット13は、情報処理装置1及びタブレット2で構成されるデジタイザを制御するためのユニットであり、指位置検出部131、ペン近接検知部132、カーソル位置検出部133、部分領域位置検出部134、部分領域表示制御部135、指定領域内侵入判定部136、部分領域移動量方向決定部137、ペン位置検出部138及び入力座標算出部139で構成されている。各ハードウェアは、バス(図示せず)で相互に接続されている。尚、本実施の形態では、デジタイザ制御ユニット13が専用の演算処理器の集まりとした一例で説明している。しかし、本発明は、これに限るものでなく、CPU18が各演算処理器の機能を全て担当するようにしてもよい。
指位置検出部131は、指入力インタフェース12で算出された指座標を受け付け、受け付けた指座標に基づいてタブレット2での指位置を相対座標として検出する。指位置検出部131は、検出した相対座標をRAM17へ出力する。相対座標は、RAM17で受け付けられた後、CPU18を介してカーソル位置検出部133へ出力される。
ペン位置検出部138は、ペン入力インタフェース11で算出されたペン座標を受け付け、受け付けたペン座標に基づいてタブレット2でのペン位置を検出する。ペン位置検出部138は、検出したペン位置を入力座標算出部139へ出力する。
入力座標算出部139は、ペン位置検出部138から出力されたペン位置及び後述する部分領域位置検出部134から出力された部分領域の位置に基づいて線書きデータの入力座標を算出する。算出された入力座標は、部分領域に対する絶対座標としてRAM17へ出力される。絶対座標は、RAM17へ出力された後、CPU18を介してカーソル位置検出部133へ出力される。
ペン近接検知部132は、タブレット2内のセンサコイルに誘導電流が流れているか否かを監視することによりペン21のタブレット2への近接状態を検知する。ペン近接検知部132は、近接状態を検知したとき、検知信号をカーソル位置検出部133、部分領域表示制御部135又は指定領域内侵入判定部136へ出力する。
カーソル位置検出部133は、ペン近接検知部132から出力された検知信号を受け付けたときに以下の処理を実行する。
カーソル位置検出部133は、CPU18から受け付けた相対座標又は絶対座標に基づいて表示画面でのカーソル位置(x,y)を検出する。カーソル位置検出部133は、検出したカーソル位置(x、y)を部分領域位置検出部134へ出力する。
このように、本発明では、部分領域の解像度がタブレット2の解像度に対してドットバイドットで表示できるようにしてあるので、タブレット2で移動するペン21の動きの量と表示画面で移動するカーソルの動きの量とを一致させることができ、表示画面内のカーソルを直感的に操作することができる。
部分領域位置検出部134は、カーソル位置検出部133から出力されたカーソル位置(x,y)を受け付けたときに以下の処理を実行する。
部分領域位置検出部134は、補助記憶装置16内に記憶してあるt時(t≧0)の部分領域位置の端点座標を読み出し、読み出した端点座標に基づいて部分領域の位置を検出する。
また、部分領域位置検出部134は、後述する部分領域移動量方向決定部137から出力された部分領域の移動量及び移動方向に基づいて、読み出したt=0時の端点座標を更新し、更新した端点座標に基づいて移動後の部分領域の位置を検出する。尚、ここでいう部分領域の移動量とは、中央点から移動点までの部分領域を移動させる距離のことを指す。
また、更新した端点座標を補助記憶装置16内に記憶する。
更にまた、部分領域位置検出部134は、検出した部分領域の位置を部分領域表示制御部135、指定領域内侵入判定部136及び入力座標算出部139へ出力する。
部分領域表示制御部135は、ペン近接検知部132から出力された検知信号を受け付けたときに以下の処理を実行する。
部分領域表示制御部135は、部分領域位置検出部134から出力された部分領域の位置を受け付けたとき、受け付けた部分領域の位置に基づいて表示画面内に部分領域を描画すべく、描画信号をRAM17へ出力する。描画信号は、RAM17で受け付けられた後、CPU18を介して出力インタフェース15へ出力される。尚、部分領域表示制御部135は、ペン近接検知部132から出力すべき検知信号を受け付けていないとき、描画信号を出力しない。
このように、本発明では、部分領域表示制御部135がペン近接の状態に応じて部分領域の表示をオンオフにするようにしてあるので、ペンを近接せずデータ入力を行わないときには部分領域を非表示にでき、表示画面の視認性の低下を回避することができる。
指定領域内侵入判定部136は、ペン近接検知部132から出力された検知信号を受け付けたとき、後述する領域内判定処理を実行し、侵入信号を部分領域移動量方向決定部137へ出力する。
部分領域移動量方向決定部137は、指定領域内侵入判定部136から出力された侵入信号を受け付けたとき、カーソル位置(x0 、y0 )及びカーソル位置(xt 、yt )の差分に基づいて差分を算出し、算出した差分に基づいて後述する部分領域操作処理を実行する。部分領域移動量方向決定部137は、決定した部分領域の移動量及び移動方向を部分領域位置検出部134へ出力する。
外部記憶装置14は、(Digital Versatile Disc)又はCD(Compact Disc)などの可搬式の記録媒体141に記憶してあるプログラム又はデータを読み出すためのユニットである。外部記憶装置14は、挿入口(図示せず)に記録媒体141が挿入されたとき、挿入された記録媒体141に記憶してあるプログラムなどを読み出し、読み出したプログラムなどを補助記憶装置16へ出力する。
出力インタフェース15は、モニタ151に接続してあり、RAM17に記憶してあるプログラム又はデータに従ってモニタ151に表示画面を表示する。モニタ151は、CRT、LED又は液晶表示式の画像を出力する装置である。
補助記憶装置16は、例えば、磁気記憶方式のハードディスクなどが該当する。補助記憶装置16には、記録媒体141から読み取ったプログラム、部分領域位置の端点座標、その他の各種データが記憶してある。
RAM17は、SRAM又はDRAMなどで構成されており、例えば、補助記憶装置16から読み出されたプログラム、該プログラムを実行することにより生じる各種データ、指位置検出部131から出力された相対座標、部分領域表示制御部135から出力された描画信号及び入力座標算出部139から出力された絶対座標などを受け付けて記憶する。
CPU18は、情報処理装置1の各ハードウェアに手書き入力認識を実行させるべく制御する。尚、CPU18は、デジタイザ制御ユニット13が備える各演算処理器の機能の全てを担当するようにしてもよい。
実施例1.
次にモニタ151に表示された表示画面及びその部分領域の表示について説明する。図2は実施例1に係る部分領域PS1の表示例を示す模式図である。図2中、Sはモニタ151に表示された表示画面である。表示画面Sは、タブレット2の解像度に対してドットバイドットで表示できる部分領域PS1を備える。部分領域PS1は、表示画面S内で上下左右斜め方向へ移動させることができる(図2PS2参照)。部分領域PS1は、入力領域Iと指定領域Gとで構成されている。
入力領域Iは、線書きデータを入力するための領域である。CPU18は、ペン21で操作されたカーソルが入力領域I内に侵入したと判断した場合、線書きデータの入力モードで処理を実行する。尚、接地とは、ペン21がタブレット2の触れる場合を指す。
指定領域Gは、部分領域PS1の動きを指定するための領域である。CPU18は、ペン21で操作されたカーソルが指定領域G内に侵入したと判断した場合、部分領域の操作モードで処理を実行する。尚、近接とは、ペン21及びタブレット2との距離が所定の距離であるときをいい、例えば、タブレット2のコイルセンサがペン21から発生した電界に影響されて誘導電流を流すことができる距離を指す。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2への近接状態にあると判断したとき、カーソル位置(x0 、y0 )を検出する。デジタイザ制御ユニット13は、検出したカーソル位置(x0 、y0 )を中心点とした所定の解像度を有する矩形の部分領域PS1を表示画面S内に描画する。デジタイザ制御ユニット13は、再度検出したカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内に侵入し、且つ、ペン21がタブレット2に接地していない、所謂少し浮いた状態にあると判断したとき、カーソルを移動中として扱う。
また、デジタイザ制御ユニット13は、再度検出したカーソル位置(xt 、yt )が指定領域G内に侵入したと判断したとき、部分領域PS1を移動させるための処理を実行する。その結果、デジタイザ制御ユニット13は、部分領域PS1を移動して部分領域PS2として再描画する(図2参照)。
また、デジタイザ制御ユニット13は、再度検出したカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内に侵入し、且つ、ペン21がタブレット2に接地していると判断したとき、線書きデータの入力モードで処理を実行する。
次に情報処理装置1が実行する手書きの入力認識処理の手順を説明する。図3は入力認識処理の手順を示すフローチャートである。情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、後述する領域内判定処理を実行し(S101)、領域内判定処理を実行することにより侵入信号を出力したか否かを判断する(S102)。その結果、デジタイザ制御ユニット13は、侵入信号を出力していないと判断した場合(S102でNO)、入力認識処理を完了する。
一方、デジタイザ制御ユニット13は、侵入信号を出力したと判断した場合(S102でYES)、ステップS101の領域内判定処理で検出したカーソル位置(x0 、y0 )及び(xt 、yt )の差分を算出する(S103)。デジタイザ制御ユニット13は、算出した差分に基づいて部分領域操作処理を実行し(S104)、補助記憶装置16内からt=0時の部分領域PS1の端点座標を読み出す(S105)。
デジタイザ制御ユニット13は、ステップS104で実行した部分領域操作処理の結果に基づいて部分領域PS1の端点座標を更新し(S106)、更新後の部分領域PS2を描画する(S107)。尚、実施例1において、更新後の部分領域PS2は、更新前の部分領域PS1と異なる位置へ移動させた部分領域として説明している。
次にステップS101で実行される領域内判定処理の手順について説明する。図4は領域内判定処理の手順を示すフローチャートである。デジタイザ制御ユニット13は、RAM17に記憶してある時間tを0にし(S201)、初期化を行う。デジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2に近接している近接状態であるか否かを判断し(S202)、ペン21が近接状態にないと判断した場合(S202でNO)、ステップS201に戻って領域内判定処理を繰り返す。
一方、デジタイザ制御ユニット13は、ペン21が近接状態にあると判断した場合(S202でYES)、カーソル位置(xt 、yt )を検出する(S203)。デジタイザ制御ユニット13は、検出したカーソル位置(xt 、yt )が部分領域PS1内に侵入したか否かを判断し(S204)、カーソル位置(xt 、yt )が部分領域PS1内に侵入していないと判断した場合(S204でNO)、ステップS201に戻って領域内判定処理を繰り返す。
一方、デジタイザ制御ユニット13は、カーソル位置(xt 、yt )が部分領域PS1内に侵入したと判断した場合(S204でYES)、更にカーソル位置(xt 、yt )が指定領域G内に侵入したか否かを判断する(S205)。その結果、デジタイザ制御ユニット13は、カーソル位置(xt 、yt )が指定領域G内に侵入したと判断した場合(S205でYES)、侵入信号を出力する(S206)。
一方、デジタイザ制御ユニット13は、カーソル位置(xt 、yt )が指定領域G内に侵入していないと判断した場合(S205でNO)、ペン21がタブレット2に接地している接地状態にあるか否かを判断する(S207)。その結果、デジタイザ制御ユニット13は、ペン21が接地状態にあると判断した場合(S207でYES)、線書きのデータ入力を行い(S208)、ステップS202に戻って領域内判定処理を繰り返す。
一方、デジタイザ制御ユニット13は、ペン21が接地状態にないと判断した場合(S207でNO)、時間tに1を加算し(S209)、ステップS202に戻って領域内判定処理を繰り返す。尚、実施例1では、時間tに加算する値は1とした。しかし、本発明は、これに限るものでなく、タイマ(図示せず)により計時した時間を加算していくようにしてもよい。
次にステップS104で実行される部分領域操作処理の手順について説明する。図5は実施例1に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。デジタイザ制御ユニット13は、ステップS103で算出したカーソル位置の差分及び時間0〜tに基づいて中心点から移動先までのカーソルの移動速度を算出する(S301)。また、デジタイザ制御ユニット13は、ステップS301で算出したカーソル位置の差分に基づいて中心点から移動先までのカーソルの移動方向を算出する(S302)。
デジタイザ制御ユニット13は、ステップS301で算出したカーソルの移動速度に対応する部分領域PS1の移動量を決定し(S303)、ステップS302で算出したカーソルの移動方向に対応する部分領域PS1の移動量を決定する(S304)。尚、当該決定は、カーソルの移動速度と部分領域PS1の移動量とを対応付けたテーブル(図示せず)及びカーソルの移動方向と部分領域PS1の移動方向とを対応付けたテーブル(図示せず)に基づいて行われる。当該テーブルは、補助記憶装置16に予め記憶されており、必要に応じて読み出される。
実施例2.
上述した実施例1では、ペン21をタップなどの特殊な操作をすることなくカーソルを中心点から移動先へ移動させる一例を説明した。しかし、本発明は、これに限らず、ペン21をタブレット2の任意の位置でタップ操作することによりカーソルを中心点から移動先へ移動させるようにしてもよい。そこで、実施例2では、ペン21をタブレット2でタップ操作する一例を説明する。尚、実施例2において、タブレット2は、ペン21のタップを検知する圧力センサ(図示せず)を備え、情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、圧力センサで検知したタップの回数を計数するカウンタ(図示せず)を備える。
まず、実施例2に係るモニタ151に表示された部分領域PS1の表示について説明する。図6は実施例2に係る部分領域PS1を説明するための概略図である。部分領域PS1は、入力領域Iと指定領域Gとで構成されている。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2に近接状態にあると判断したとき、カーソル位置(x0 、y0 )を検出する。デジタイザ制御ユニット13は、検出したカーソル位置(x0 、y0 )を中心点とした所定の解像度を有する矩形の部分領域PS1を表示画面S内に描画する。デジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタップされたときのカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内であると判断したとき、カーソルを移動中として扱う。
また、デジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタップされたときのカーソル位置(xt 、yt )が指定領域G内にあると判断したとき、部分領域PS1を移動させるための処理を実行する。
また、デジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2に接地しているときのカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内にあると判断したとき、線書きデータの入力モードで処理を実行する。
次に実施例2に係る情報処理装置1が実行する手書きの入力認識処理の手順を説明する。但し、実施例2において、部分領域操作処理以外の処理の手順は、実施例1と同様であるから、その説明を省略する。従って、次にステップS104で実行される部分領域操作処理の手順について説明する。図7は実施例2に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、ステップ103で算出したカーソル位置の差分に基づいて中心点から移動先までのカーソルの移動方向を算出する(S401)。また、デジタイザ制御ユニット13は、移動先であるカーソル位置(xt 、yt )でのタップ回数を計数する(S402)。
デジタイザ制御ユニット13は、ステップ402で計数したタップ回数に対応する部分領域PS1の移動量を決定し(S403)、ステップS401で算出したカーソルの移動方向に対応する部分領域PS1の移動方向を決定する(S404)。尚、当該決定は、タップ回数と部分領域PS1の移動量とを対応付けたテーブル(図示せず)及びカーソルの移動方向と部分領域PS1の移動方向とを対応付けたテーブル(図示せず)に基づいて実行される。また、当該テーブルは、補助記憶装置16に予め記憶されており、必要に応じて読み出される。
尚、実施例2では、部分領域PS1の移動量をタップ回数に応じて決定する一例を示したが、これに限らず、カーソルの移動距離に応じて決定するか、又は、常時定量になるようにしてもよい。
実施例3.
上述した実施例2では、ペン21をタブレット2でタップ操作することによりカーソルを中心点から移動先へ移動させる一例を説明した。しかし、本発明は、これに限らず、ペン21をタブレット21の任意の位置で接地して更に押し当てる接地圧力操作することによりカーソルを中心点から移動先へ移動させるようにしてもよい。そこで、実施例3では、ペン21をタブレット2で接地圧力操作する一例を説明する。尚、実施例3において、タブレット2は、ペン21の接地圧力を検出する圧力センサ(図示せず)を備え、情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、圧力センサで検出した圧力を算出するための圧力算出部(図示せず)を備える。
まず、実施例3に係るモニタ151に表示された部分領域PS1の表示について説明する。図8は実施例3に係る部分領域を説明するための概略図である。部分領域PS1は、入力領域I及び指定領域Gとで構成されている。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2への近接状態にあると判断したとき、カーソル位置(x0 、y0 )を検出する。デジタイザ制御ユニット13は、検出したカーソル位置(x0 、y0 )を中心点とした所定の解像度を有する矩形の部分領域PS1を表示画面S内に描画する。デジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2に接地圧力をかけたときのカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内であると判断したとき、カーソルを移動中として扱う。
また、デジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2に接地圧力をかけたときのカーソル位置(xt 、yt )が指定領域G内にあると判断したとき、部分領域PS1を移動させるための処理を実行する。
また、デジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2に接地しているときのカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内にあると判断したとき、線書きデータの入力モードで処理を実行する。尚、ここでいう接地圧力と接地との違いは、接地圧力とはペン21をタブレット2に接地し、更に所定以上の圧力で押し当てることを指すのに対し、接地とはペン21がタブレット2に所定以下の圧力で触れることを指す。
次に実施例3に係る情報処理装置1が実行する手書きの入力認識処理の手順について説明する。但し、実施例3において、部分領域操作処理以外の処理の手順は、実施例1と同様であるから、その説明を省略する。従って、次にステップS104で実行される部分領域操作処理の手順について説明する。図9は実施例3に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、ステップS103で算出したカーソル位置の差分に基づいて中心点から移動先までのカーソルの移動方向を算出する(S501)。また、デジタイザ制御ユニット13は、移動先であるカーソル位置(xt 、yt )でのペン21の接地圧力を検知する(S502)。
デジタイザ制御ユニット13は、ステップS502で検知したペン接地圧力に対応する部分領域PS1の移動量を決定し(S503)、ステップS501で算出したカーソルの移動方向に対応する部分領域PS1の移動方向を決定する(S504)。尚、当該決定は、接地圧力と部分領域PS1の移動量とを対応付けたテーブル(図示せず)及びカーソルの移動方向と部分領域PS1の移動方向とを対応付けたテーブル(図示せず)に基づいて実行される。また、当該テーブルは、補助記憶装置16に予め記憶されており、必要に応じて読み出される。
実施例4.
上述した実施例1〜3では、ペン21の操作により更新後の部分領域PS2が更新前の部分領域PS1と異なる位置へ移動させる一例を説明した。しかし、本発明は、これに限らず、ペン21の操作により更新前の部分領域PS1を拡縮させるようにしてもよい。そこで、実施例4では、ペン21の操作により更新前の部分領域PS1を拡縮させる一例を説明する。
まず、実施例4に係るモニタ151に表示された表示画面S及びその部分領域PS1の表示について説明する。図10は実施例4に係る部分領域PS1の表示例を示す模式図である。部分領域PS1は、表示画面S内で拡大又は縮小させることができる(図10PS3参照)。部分領域PS1は、入力領域I、指定領域Gの第1象限G1及び指定領域Gの第2象限G2で構成されている。
入力領域Iは、線書きデータを入力するための領域である。
第1象限G1及び第2象限G2は、矩形の指定領域Gを右上端と左下端とを結ぶ対角線により区切られ、対角線より左側を第1象限G1象限G1とし、対角線より右側を第2象限G2としてある。第1象限G1は、部分領域PS1の拡大を指示するための領域である。また、第2象限G2は、部分領域PS1の縮小を指示するための領域である。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、ペン21がタブレット2への近接状態にあると判断したとき、カーソル位置(x0 、y0 )を検出する。デジタイザ制御ユニット13は、検出したカーソル位置(x0 、y0 )を中心点とした所定の解像度を有する矩形の部分領域PS1を表示画面S内に描画する。デジタイザ制御ユニット13は、再度検出したカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内に侵入し、且つ、ペン21がタブレット2に接地していないと判断したとき、カーソルを移動中として扱う。
また、デジタイザ制御ユニット13は、再度検出したカーソル位置(xt 、yt )が第1象限G1内に侵入したと判断したとき、部分領域PS1を拡大させるための処理を実行する。その結果、デジタイザ制御ユニット13は、部分領域PS1を拡大して部分領域PS3を再描画する。
また、デジタイザ制御ユニット13は、再度検出したカーソル位置(xt 、yt )が第2象限内に侵入したと判断したとき、部分領域PS1を縮小させるための処理を実行する。その結果、デジタイザ制御ユニット13は、部分領域PS1を縮小して部分領域を再描画する(図示せず)。
また、デジタイザ制御ユニット13は、再度検出したカーソル位置(xt 、yt )が入力領域I内に侵入し、且つ、ペン21がタブレット21に接地していると判断したとき、線書きデータの入力モードの処理を実行する。
次に実施例4に係る情報処理装置1が実行する手書きの入力認識処理の手順を説明する。但し、実施例4において、部分領域操作処理以外の処理の手順は、実施例1と同様であるから、その説明を省略する。従って、次にステップS104で実行される部分領域操作処理の手順について説明する。図11は実施例4に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、ステップS203で検出したカーソル位置(xt 、yt )が第1象限G1内に侵入したか否かを判断し(S601)、カーソル位置(xt 、yt )が第1象限G1内に侵入していないと判断した場合(S601でNO)、部分領域PS1を縮小させることを決定する(S602)。
一方、デジタイザ制御ユニット13は、カーソル位置(xt 、yt )が第1象限G1内に侵入したと判断した場合(S601でYES)、部分領域PS1を拡大させることを決定する(S603)。
尚、デジタイザ制御ユニット13は、ステップS103で算出した差分及び時間0〜tに基づいて中心点から移動先までのカーソルの移動速度を算出し、算出したカーソル移動速度に対応する倍率を決定する。そして、決定した倍率で部分領域PS1を拡縮するようにしてもよい。また、カーソル位置(xt 、yt )でのタップ回数を計数し、計数したタップ回数に対応する倍率で部分領域PS1を拡縮するようにしてもよい。更にまた、カーソル位置(xt 、yt )でのペン21の接地圧力を検知し、検知した接地圧力に対応する倍率で部分領域PS1を拡縮するようにしてもよい。
実施例5.
上述した実施例1〜3では、ペン21の操作により部分領域SP1を移動させる一例を説明し、実施例4では、ペン21の操作により部分領域SP1を拡縮させる一例を説明した。しかし、本発明は、これに限らず、移動及び拡縮を組み合わせるようにしてもよい。そこで、実施例5では、ペン21の操作により部分領域SP1を移動及び拡縮させる一例を説明する。
実施例5に係る情報処理装置1が実行する手書きの入力認識処理の手順を説明する。但し、実施例5において、部分領域操作処理以外の処理の手順は、実施例1と同様であるから、その説明を省略する。従って、ステップS104で実行させる部分領域操作処理の手順について説明する。図12は実施例5に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理装置1のデジタイザ制御ユニット13は、カーソルの移動量を算出する(S701)。ここでカーソルの移動量とは、例えば、カーソルの移動速度又は移動距離などを指し、その算出については実施例1〜4に基づく。また、デジタイザ制御ユニット13は、ステップS103で算出したカーソル位置の差分に基づいて中心点から移動先までのカーソルの移動方向を算出する(S703)。
また、デジタイザ制御ユニット13は、移動先であるカーソル位置(xt 、yt )でのタップ操作量を検出する(S704)。ここでタップ操作量とは、例えば、タップ回数又はペン21の接地圧力などを指し、その算出については実施例1〜4に基づく。
デジタイザ制御ユニット13は、ステップS701で算出したカーソルの移動量に対応する部分領域PS1の移動量を決定し(S705)、ステップ702で算出したカーソルの移動方向に対応する部分領域PS1の移動方向を決定する(S706)。
また、デジタイザ制御ユニット13は、ステップS704で検出したタップ操作量に対応する部分領域PS1の拡縮を決定する(S707)。ここでの拡縮は、例えば、タップ回数に応じて部分領域PS1を拡大するか又は縮小するかを決定し、ペン21の接地圧力の度合いに応じて倍率を決定するようにすればよい。
尚、実施例5では、カーソルの移動量と部分領域PS1の移動量とをタップ操作量と部分領域PS1の拡縮とを夫々対応付けた一例を説明したが、これに限るものでなく、カーソル移動量と部分領域PS1の拡縮とをタップ操作量と部分領域PS1の移動量とを対応付けるようにしてもよい。
本発明に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る部分領域の表示例を示す模式図である。 入力認識処理の手順を示すフローチャートである。 領域内判定処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る部分領域を説明するための概略図である。 実施例2に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。 実施例3に係る部分領域を説明するための概略図である。 実施例3に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。 実施例4に係る部分領域の表示例を示す模式図である。 実施例4に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。 実施例5に係る部分領域操作処理の手順を示すフローチャートである。 従来のペン入力を説明するための概略図である。 従来の手書き入力を説明するための概略図である。
符号の説明
1 情報処理装置
11 ペン入力インタフェース
12 指入力インタフェース
13 デジタイザ制御ユニット
14 外部記憶装置
15 出力インタフェース
16 補助記憶装置
17 RAM
18 CPU
2 タブレット
21 ペン

Claims (7)

  1. ペンの動きを検出する入力面と、カーソルを表示する表示画面と、該ペンの入力面に対する位置関係を検出する検出手段と、検出した位置関係に応じて前記表示画面でのカーソルの表示位置を決定する決定手段とを備える情報処理装置において、
    ペンの前記入力面に対する近接を検知する手段と、
    ペンの前記入力面に対する近接を検知したとき、前記表示画面の所定の位置に、線書きデータの入力を受付ける入力領域及び領域の動きを指定する指定領域を有する部分領域を配置する手段と、
    前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記入力領域内であり、かつペンが非接触状態である場合、カーソルの移動と判定し、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が入力領域内であり、かつペンが接触状態である場合、線書きデータの入力を受付ける入力モードと判定し、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記指定領域内である場合、前記部分領域を移動させる操作と判定する判定手段と、
    該判定手段にて前記部分領域を移動させる操作と判定した場合、前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に応じて前記部分領域の配置を変更する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に基づいて該カーソルが移動した方向を算出する手段と、
    算出した方向に応じて前記部分領域を移動すべき方向を決定する移動方向決定手段と
    を更に備え、
    前記制御手段は、決定した移動すべき方向に応じて前記部分領域を配置するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に基づいて該カーソルが移動すべき量を決定する第一の移動量決定手段と、
    ペンの前記入力面への接地回数を計数し、当該計数した接地回数に応じて前記部分領域を移動すべき量を決定する第二の移動量決定手段と、
    ペンの前記入力面への接地圧力を検出し、当該検出した接地圧力に応じて前記部分領域を移動すべき量を決定する第三の移動量決定手段と
    の少なくとも一を更に備え、
    前記制御手段は、決定した移動すべき量に応じて前記部分領域を配置するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、決定した移動すべき方向又は量に応じて前記部分領域を配置する大きさを拡大又は縮小するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. ペンの動きを検出する入力画面と、カーソルを表示する表示画面と、該ペンの入力面に対する位置関係を検出する検出手段と、検出した位置関係に応じて前記表示画面でのカーソルの表示位置を決定する決定手段とを備える情報処理装置において、
    ペンの前記入力面に対する近接を検知する手段と、
    ペンの前記入力面に対する近接を検知したとき、前記表示画面の所定の位置に部分領域を配置する手段と、
    前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に応じて前記部分領域の配置を変更する制御手段と、
    ペンの前記入力面への接地回数を計数し、当該計数した接地回数に応じて前記部分領域を移動すべき量を決定する移動量決定手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. ペンの動きを検出する入力画面と、カーソルを表示する表示画面と、該ペンの入力面に対する位置関係を検出する検出手段と、検出した位置関係に応じて前記表示画面でのカーソルの表示位置を決定する決定手段とを備える情報処理装置において、
    ペンの前記入力面に対する近接を検知する手段と、
    ペンの前記入力面に対する近接を検知したとき、前記表示画面の所定の位置に部分領域を配置する手段と、
    前記決定手段において決定したカーソルの表示位置に応じて前記部分領域の配置を変更する制御手段と、
    ペンの前記入力面への接地圧力を検出し、当該検出した接地圧力に応じて前記部分領域を移動すべき量を決定する移動量決定手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. コンピュータに、ペンの動きを検出できる入力面と該ペンとの位置関係に応じて表示画面でのカーソルの表示位置を決定させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、ペンの前記入力面に対する近接を検知させるステップと、
    コンピュータに、ペンの戦記入力面に対する近接を検知したとき、前記表示位置の所定の位置に、線書きデータの入力を受付ける入力領域及び領域の動きを指定する指定領域を有する部分領域を配置させるステップと、
    コンピュータに、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記入力領域内であり、かつペンが非接触状態である場合、カーソルの移動と判定させ、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が入力領域内であり、かつペンが接触状態である場合、線書きデータの入力を受付ける入力モードと判定させ、前記部分領域を配置した後に検出したカーソルの位置が前記指定領域内である場合、前記部分領域を移動させる操作と判定させる判定ステップと、
    コンピュータに、前記判定ステップにて前記部分領域を移動させる操作と判定した場合、決定したカーソルの表示位置に応じて前記部分領域の配置を変更させるステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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