JP4972346B2 - 乾燥装置の演算システム - Google Patents

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Description

本発明は、塗工ユニットにおいて基材に塗工された塗工液を乾燥させる乾燥装置の演算システムに関するものである。
従来、下記特許文献1に示されるように、輪転印刷機で印刷された紙等のウエブからなる基材に熱風からなる乾燥用エアを吹き付けることにより塗工液を乾燥させて溶剤を蒸発させる乾燥器と、乾燥器の排気中に含まれる溶剤を除去し、溶剤の臭いを低減させる溶剤処理手段(脱臭処理装置)とを有する印刷機の乾燥脱臭装置において、輪転印刷機で印刷されてフロアと平行に走行する2つ以上の基材を処理するための少なくとも2つの乾燥器と、少なくとも一つの溶剤処理手段とを有し、上下に積み重ねられた2つの乾燥器の間に設けられた空間部内に上記溶剤処理手段を装着することが行われている。
特開平10−193566号公報
上記特許文献1に開示されているように、乾燥器内に導入された基材に乾燥用エアを吹き付けることにより基材上の塗工液を乾燥させる場合には、基材に塗工された塗工液中の溶剤を完全に蒸発させることができるように乾燥用エアの風量および温度等を設定する必要がある。しかし、上記塗工液の種類および塗工量等が変化すると、必要な乾燥用エアの風量および温度等も変化するため、塗工液の乾燥が不充分なるという事態の発生を防止することができるように、乾燥器の乾燥能力に充分な余力を持たせることが行われており、必要以上に設備コストが嵩むという問題があった。
また、上記特許文献1に開示されているように乾燥器から排出された排気中の溶剤成分を浄化する溶剤処理手段を備えた乾燥装置では、上記乾燥器に供給される乾燥用エア量が多いととともに、これに対応して溶剤処理手段にも大量の排気が導入されるため、乾燥用エア供給手段の熱風供給能力および溶剤処理手段の処理能力を充分に確保する必要があり、設備コストを効果的に削減することが困難である。特に、最近では、印刷機の多色化により印刷機一台当たりの塗工ユニットおよび乾燥器の台数が増大するとともに、印刷機のライン速度が高速化される等により1台の乾燥器に供給される乾燥用エア量が増大する傾向があるため、これに対応して、大型の乾燥用エア供給手段と、多量の排気を処理することができる大型の溶剤処理手段とを印刷機に設置する必要があり、その設備コストが増大することが避けられないという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、乾燥器の乾燥能力を適正値に設定して設備コストを効果的に削減することができる乾燥装置の演算システムを提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、塗工液が塗工された基材に乾燥用エアを吹き付けて塗工液を乾燥させる乾燥器を備えた乾燥装置の演算システムであって、乾燥器に導入される基材の搬送速度および基材に塗工された塗工液量のデータに基づいてこの塗工液を乾燥させるのに必要な熱量を演算する必要熱量演算手段と、上記塗工液を乾燥させるために吹き付けられる乾燥用エアの吹付面積および境膜伝熱係数のデータに基づいて乾燥器の乾燥能力を演算する乾燥能力演算手段とを備え、この乾燥能力演算手段において演算される乾燥器の乾燥能力を、上記基材に対する塗工液の塗工面積率が小さくなるのに応じて値が大きくなるように設定された乾燥能力補正係数を用いて補正するとともに、この補正後の乾燥能力と、上記必要熱量演算手段により演算された必要熱量とを比較することにより、上記乾燥器が必要な乾燥能力を有しているか否かを判別するように構成したものである。
請求項2係る発明は、上記請求項1に記載の乾燥装置の演算システムにおいて、乾燥器に導入される基材の搬送速度および基材に塗工された塗工液量および上記排気還流ダクトを介して乾燥器内に還流される排気還流割合に基づき排気中の溶剤量を演算する溶剤量演算手段と、この溶剤量演算手段により演算された排気中の溶剤量に基づいてこの溶剤の爆発危険度を演算する爆発危険度演算手段とをさらに備え、上記溶剤量演算手段において演算される排気中の溶剤量を、上記基材に対する塗工液の塗工面積率が大きくなるのに応じて値が大きくなるように設定された面積率補正係数を用いて補正するとともに、この補正後の溶剤量に応じて上記爆発危険度演算手段により演算された溶剤の爆発危険度に基づき、上記排気の還流割合が適正であるか否かを判別するように構成したものである。
請求項1に係る発明によれば、上記塗工液の種類および塗工量等が変化した場合においても、塗工液中の溶剤を完全に蒸発させることができる乾燥器の乾燥能力を、乾燥装置の設計段階で適正に検証することでき、上記乾燥器の乾燥能力に不必要な余力を持たせること起因して設備コストが嵩む等の問題を生じることなく、上記乾燥装置を適正に設計できる等の利点がある。
請求項2に係る発明によれば、溶剤量演算手段において演算される排気中の溶剤量を、上記基材に対する塗工液の塗工面積が大きくなるのに応じて値が大きくなるように設定された面積率補正係数を用いて補正することにより、排気中の溶剤量を適正に演算することができるとともに、この溶剤量の演算値に応じ、爆発危険度演算手段において溶剤の爆発危険度を適正に演算することにより、排気の還流割合が適正であるか否かを、容易かつ適正に判別でき、設備コストが嵩む等の問題を生じることなく、乾燥装置を適正に設計できる等の利点がある。
図1は、本発明に係る演算システムが適用される印刷機の乾燥装置を示し、この乾燥装置には、図外の塗工ユニットにおいて基材1上に塗工された塗工液を乾燥させる乾燥器2と、この乾燥器2内に乾燥用エアを供給するエア供給手段3と、上記乾燥器2から排出された排気を溶剤処理手段4の設置部に導出する排気導出手段5と、上記乾燥器2の乾燥能力に必要なデータを入力するデータ入力手段6と、このデータ入力手段6により入力されたデータ等に基づいて上記塗工液を乾燥させるのに必要な熱量および上記乾燥器2の乾燥能力等を演算する演算装置7とを有している。
上記乾燥器2は、下端部の基材搬入口から導入された基材1を上端部の基材搬出口に向けて案内する複数本の案内ローラ9と、これらの案内ローラ9によって案内されつつ搬送される基材1に向けて乾燥用エアを吹き付ける多数のノズルが設けられたエア吹付部10と、上記乾燥器2の上部に設けられた給気ヘッダ11と、この給気ヘッダ11に隣接して配設された上部排気ヘッダ12と、乾燥器2の下部に設けられた下部排気ヘッダ13とを有している。
また、上記エア供給手段3は、外部から導入された新鮮空気を乾燥用エアとして乾燥器2内に供給する空気供給ダクト14と、乾燥器2から排出された排気を乾燥器2内に還流する排気還流ダクト15とを有している。上記空気供給ダクト14には、上記給気ヘッダ11に向けて乾燥用エアを圧送する給気ファン16と、乾燥器2内に供給される乾燥用エアを塗工液の乾燥に適した温度に加熱する蒸気ヒータ17と、上記空気供給ダクト14を介して乾燥器2内に供給される新鮮空気の圧力損失を抑制するための新鮮空気用固定ダンパー18と、外部から取り入れられて上記乾燥器2内に供給される新鮮空気の供給量を調節する新鮮空気量調節用ダンパー19とが設けられている。この新鮮空気量調節用ダンパー19は、駆動モータ20によって開閉駆動される開閉弁を有し、この開閉弁が開閉駆動されることにより、上記空気供給ダクト14から乾燥器2内に供給される新鮮空気量を調節するように構成されている。
上記排気還流ダクト15は、上記排気導出手段5の排気導出ダクト21と上記空気供給ダクト14とを連結することにより、上記乾燥器2から排気導出ダクト21に導出された排気の一部を、上記蒸気ヒータ17の設置部と新鮮空気用固定ダンパー18との間に還流するように構成されている。上記排気還流ダクト15には、この排気還流ダクト15を介して乾燥器2内に還流される排気の圧力損失を抑制するための還流用固定ダンパー22と、上記排気の還流量を調節する還流量調節用ダンパー23とが設けられている。この還流量調節用ダンパー23は、駆動モータ24によって開閉駆動される開閉弁を有し、この開閉弁が開閉駆動されることにより、上記排気還流ダクト15を介して乾燥器2内に還流される排気の還流量を調節するように構成されている。
上記排気導出手段5は、乾燥器2の上部排気ヘッダ12に接続された上部排気ダクト25と、乾燥器2の下部排気ヘッダ13に接続された下部排気ダクト26と、これらの上部排気ダクト25および下部排気ダクト26を介して乾燥器2の外部に排出された排気を上記溶剤処理手段4の設置部に導出する排気導出ダクト21とを有している。この排気導出ダクト21には、上記溶剤処理手段4の設置部に向けて排気を圧送する排気ファン27と、この排気ファン27により圧送される排気の圧力損失を抑制するための排気用固定ダンパー28と、上記排気導出ダクト21を介して上記溶剤処理手段4の設置部に導出される上記排気の導出量を調節する排気量調節用ダンパー29とが設けられている。上記排気量調節用ダンパー29は、駆動モータ31によって開閉駆動される開閉弁を有し、この開閉弁が開閉駆動されることにより、上記排気導出ダクト21を介して溶剤処理手段4の設置部に導出される排気量を調節するように構成されている。
上記溶剤処理手段4は、乾燥器2内において基材1に塗工された印刷用インクが加熱される等により蒸発したトルエン、メチルエチルケトンまたは酢酸エチル等からなる溶剤を除去して、排気を浄化処理する従来周知の浄化処理装置、例えば上記溶剤を燃焼させる直燃タイプの処理装置、触媒を用いて上記溶剤を分解する触媒タイプの処理装置、または上記溶剤を分離して回収する溶剤回収タイプの処理装置等からなっている。そして、上記乾燥器2から上下部排気ダクト25,26および排気導出ダクト21を介して排出された排気が、上記溶剤処理手段4の設置部に供給されて排気中の溶剤が除去されることにより、クリーンな状態となって放出されるように構成されている。
上記データ入力手段6は、基材1の幅寸法W(M)、その搬送速度V(M/min)、単位面積当たりの基材重量g(gr/M)、単位面積当たりの塗工液総重量gw(gr/M)、単位面積当たりの塗工液固形分重量gd(gr/M)、溶剤の種類および比率(w%)、基材1の種類および厚み、乾燥用エアの温度T(℃)、基材入口温度ti(℃)、定常状態の溶剤蒸発温度に相当する溶剤湿球温度tw(℃)、溶剤蒸発潜熱ql(kcal/kg)、基材1および塗工液の比熱C(kcal/kg)等からなる基材情報および塗工液情報を入力するキーボード等からなり、入力された上記各データは、下記演算装置7の記憶手段37において記憶される。また、基材1に塗工された塗工液の塗工領域を作業者が判別し、この判別結果に応じた塗工液の塗工面積率を、上記データ入力手段6を使用して手動で入力するように構成されている。
上記演算装置7には、図2に示すように、乾燥器2に導入される基材1の搬送速度および基材に塗工された塗工液量等のデータに基づいてこの塗工液を乾燥させるのに必要な熱量を演算する必要熱量演算手段33と、上記塗工液を乾燥させるために吹き付けられる乾燥用エアの吹付面積および境膜伝熱係数等のデータに基づいて乾燥器2の乾燥能力を演算する乾燥能力演算手段34と、上記基材1の搬送速度および基材1に塗工された塗工液量および上記排気還流ダクト15を介して乾燥器2内に還流される排気還流割合等に基づき排気中の溶剤量を演算する溶剤量演算手段35と、この溶剤量演算手段35により演算された排気中の溶剤量に基づいてこの溶剤の爆発危険度を演算する爆発危険度演算手段36と、上記各データの入力値等を記憶する記憶手段37とが設けられている。
上記必要熱量演算手段33は、データ入力手段6により入力された上記基材1の幅寸法W(M)、基材1の搬送速度V(M/min)および単位面積当たりの基材重量g(gr/M)からなる各データに応じ、乾燥器2内に導入される一時間当たりの基材導入重量Gb(kg/hr)を下記式(1)に基づいて演算し、かつ上記基材1の幅寸法W(M)、基材1の搬送速度V(M/min)、単位面積当たりの塗工液総重量gw(gr/m)および単位面積当たりの塗工液固形分重量gd(gr/m)からなる各データに応じ、乾燥器2内に導入される一時間当たりの塗工液固形分重量Gbd(kg/hr)および乾燥器2内に導入される一時間当たりの塗工液溶剤分重量Gs(kg/hr)を下記式(2),3に基づいて演算する機能を有している。
Gb=60・V・W・g・10−3 (1)
Ggd=60・V・W・gd・10−3 (2)
Gs=60・V・W・(gw−gd)・10−3 (3)
例えば上記基材1の幅寸法Wが1.1M、基材1の搬送速度Vを200M/min、単位面積当たりの基材重量gが20gr/M、単位面積当たりの塗工液総重量gwが4gr/Mであり、かつ単位面積当たりの塗工液固形分重量gdが1gr/Mである場合に、これらの値をそれぞれ式(1)〜(3)に代入して演算を行うと、乾燥器2内に導入される一時間当たりの基材導入重量Gbは、264kg/hrとなり、かつ乾燥器2内に導入される一時間当たりの塗工液固形分重量Gbdおよび塗工液溶剤分重量Gsは、それぞれ13.2kg/hrおよび39.6kg/hrであるという演算結果が得られる。
また、必要熱量演算手段33は、上記式(1)〜(3)に基づいて演算された基材導入重量Gb、塗工液固形分重量Gbdおよび塗工液溶剤分重量Gsと、データ入力手段6により入力された基材1および塗工液の比熱Cと、基材入口温度tiおよび溶剤湿球温度twと、溶剤蒸発潜熱qlとからなる各データに応じ、下記式(4)〜(8)に基づいて、基材昇温に必要な顕熱Qb(kcal/hr)、塗工液固形分昇温に必要な顕熱Qs(kcal/hr)、塗工液溶剤分昇温に必要な顕熱Ql(kcal/hr)および塗工液溶剤分蒸発に必要な潜熱QL(kcal/hr)を演算するとともに、これらの値に基づいて基材1の表面に塗工された塗工液を乾燥させるのに必要な熱量の合計値QT(kcal/hr)を演算するように構成されている。
Qb=Gb・(tw−ti)・C (4)
Qs=Ggd・(tw−ti)・C (5)
Ql=Gs・(tw−ti)・C (6)
QL=Gs・ql (7)
QT=Qb+Qs+Ql+QL (8)
例えば、上記各式(4)〜(8)に、基材1および塗工液の比熱Cとして、紙、フィルム、樹脂または固形分等の比熱に相当する値0.4kcal/kgを代入するとともに、上記溶剤蒸発潜熱qlとして各溶剤の加重平均に相当する値101kcal/kgをそれぞれ代入し、上記式(4)〜(8)に基づいて演算を行うと、それぞれ基材昇温に必要な顕熱Qbは、1161.6kcal/hr、塗工液固形分昇温に必要な顕熱Qsは、58.1kcal/hr、塗工液溶剤分昇温に必要な顕熱Qlは、174.2kcal/hr、塗工液溶剤分蒸発に必要な潜熱QLは、4000kcal/hrとなり、これら合計値である上記塗工液を乾燥させるのに必要な熱量の合計QTは、5394kcal/hrであるという演算結果が得られる。なお、上記塗工液に複数種の溶剤が使用されている場合には、最大の溶剤湿球温度twを有する溶剤の値を使用し、あるいは各溶剤の加重平均に基づいて上記溶剤湿球温度twを設定する。
一方、上記乾燥能力演算手段34は、エア吹付ノズルの配設ピッチP(mm)およびノズル本数Z(本)のデータに応じ、下記式(9)に基づいて有効乾燥長Lを演算するとともに、上記乾燥用エアの温度T(℃)および溶剤湿球温度tw(℃)からなるデータに応じ、下記式(10)に基づいて乾燥器2内における基材1および乾燥有効温度Δtlnを演算し、かつ塗工液の塗工幅Wと有効乾燥長Lとからなるデータに応じ、下記式(11)基づき乾燥器2内における乾燥用エアの吹付面積A(M)を演算する機能を有している。
L=P・(Z−1)・0.001 (9)
Δtln=T−tw (10)
A=W×L (11)
例えば、上記エア吹付ノズルの配設ピッチPが150mmでノズル本数Zが6本である場合、上記式(9)から有効乾燥長Lは0.75Mであると演算され、乾燥用エアの温度Tが60℃で溶剤湿球温度twが31℃の場合、上記式(10)から乾燥有効温度Δtlnは、29℃であると演算される。また、上記塗工液の塗工幅Wが1.1M、有効乾燥長Lが0.75Mである場合、上記式(11)から乾燥器2内における乾燥用エアの吹付面積Aは、0.825Mであると演算される。
また、上記乾燥能力演算手段34は、基材1までの距離およびノズルピッチ等に対応したノズル形状係数Hd(kcal/Mhr℃)と、乾燥用エアの風速に対応した風速係数ηvと、ノズル間のピッチに対応したピッチ係数ηsと、乾燥用エアの温度に対応した温度係数ηtとに応じ、下記式(12)に基づき単位面積・単位温度差当たりにおける毎時の対流伝熱の程度を表す境膜伝熱係数U(kcal/Mhr℃)を演算する機能を有している。
U=Hd・ηv・ηt (12)
ドライヤー設計資料に基づいて、上記基材1までの距離およびノズル形状等に対応したノズル形状係数Hdを114kcal/Mhr℃、乾燥用エアの風速係数ηvを0.88、ノズル間のピッチ係数ηsを1.27、乾燥用エアの温度係数ηtを1.18に設定し、これらの値を上記式(12)代入して演算を行うと、上記境膜伝熱係数Uは、150kcal/Mhr℃であるという演算結果が得られる。
そして、乾燥能力演算手段34は、上記式(12)に基づいて演算された境膜伝熱係数U(kcal/Mhr℃)と、上記式(11)に基づいて演算された乾燥器2内における乾燥用エアの吹付面積A(M)と、上記式(10)に基づいて演算された基材1および乾燥有効温度Δtlnとに応じ、下記の伝熱計算式(13)に基づき乾燥器2が有する塗工液の乾燥能力QDを演算する機能を有している。
QD=U・A・Δtln (13)
上記式(10)〜(12)に基づいて演算された乾燥器2内における上記吹付面積Aの値0.825Mと、乾燥有効温度Δtlnの値29℃と、境膜伝熱係数Uの値150kcal/Mhr℃とを上記式(13)に代入して上記乾燥能力QDを演算すると、その値は、3597kcal/hrとなる。
上記式(8)に基づいて演算された塗工液の乾燥に必要な熱量QTと、上記式(13)に基づいて演算された塗工液の乾燥能力QDとを比較し、この乾燥能力QDが上記必要熱量QTよりも大きい場合には、充分な乾燥能力を有し、上記乾燥能力QDが上記必要熱量QTよりも小さい場合には、乾燥能力が不足していることになる。そして、上記乾燥能力TDが上記必要熱量QTよりも小さく、乾燥能力が不足している場合には、下記式(14)に基づいて塗工液の乾燥率(%)を演算することができるとともに、全溶剤量に上記乾燥率を掛け合わせることにより乾燥が完了した溶剤量を演算することができる。
乾燥率=(QD/QT)・100 (14)
上記実施例では、必要熱量QTが5394kcal/hrで、乾燥能力QDが3597kcal/hrであるため、乾燥能力が不足している状態にあることが分かる。そして、これらの値を上記式(14)に代入することにより、上記乾燥率は約67%であるという演算結果が得られる。
一方、上記乾燥能力QDが必要熱量QTよりも大きく、乾燥器2が充分な乾燥能力を有している場合には、下記式(15)に基づいて乾燥器2の入り口から乾燥完了地点までの基材面積Aa(M)を演算することができるとともに、下記式(16)に基づいて乾燥完了地点から乾燥器2の出口までの基材面積Ab(M)を演算することができる。
Aa=A・(QD/QT) (15)
Ab=A−Aa (16)
また、上記乾燥器2の出口部における基材1の出口温度tfとし、ΔTemを対数平均温度差とすると、伝熱計算式および一般的な対数平均温度差の式に基づいて、以下の式(17),(18)が成立する。
Q=C・M・Δt=U・A・ΔTem (17)
ΔTem=((T−tw)−(T−tf))/log((T−tw)−(T−tf)) (18)
ここで、Cは、0.4程度の値となる基材1および塗工液の比熱、Mは、単位面積当たりの基材重量と塗工液固形分重量との和(Gb+Ggd)、Δtは、上記基材1の出口温度と溶剤湿球温度との差(tf−tw)である。
上記基材1の出口温度tfとして所定の推定値を上記式(18)に代入し、対数平均温度差ΔTemを演算するとともに、この値を上記式(17)に代入してこの式(17)が成立するか否か、つまり式(17)の左辺と右辺とが等しくなるか否かを検証し、この作業を繰り返すことにより、出口温度Tfを適正に求めることができる。
上記実施例における演算は、基材1の表面全体に塗工液が塗工された場合、つまり塗工面積率が100%の場合を想定しており、実際には、塗工液の塗工面積率が種々の値に変化し、この塗工面積率の変化に応じて乾燥器2の乾燥能力にも差が生じる。この乾燥器2の乾燥能力が上記塗工面積率の変化に対応して、どうのように変動するか検証するために、種々の塗工面積率を有する版胴を使用して実験を繰り返したところ、図3に示すようなデータが得られた。このデータにおいて、yは乾燥能力倍率であり、xは塗工液の塗工面積率(%)である。
図3に示すデータから、次式(19)からなる近似式が得られるとともに、この式(19)に基づいて求められた塗工面積率xに対応する乾燥能力倍率yを補正係数として、上記式(13)に基づき次式(20)が得られ、上記塗工面積率xが小さくなるのに応じて乾燥能力倍率、つまり乾燥能力補正係数yが大きくなることが分かる。
y=0.6057x−1.2977x+1.6977 (19)
QD=U・A・Δtln・y (20)
このように乾燥器2に導入される基材1の搬送速度および基材1に塗工された塗工液量等のデータに基づいてこの塗工液を乾燥させるのに必要な熱量を演算する必要熱量演算手段33と、上記塗工液を乾燥させるために吹き付けられる乾燥用エアの吹付面積および境膜伝熱係数等のデータに基づいて乾燥器2の乾燥能力を演算する乾燥能力演算手段34とを設け、この乾燥能力演算手段34により演算される乾燥器2の乾燥能力を、上記基材1に対する塗工液の塗工面積率が小さくなるのに応じて値が大きくなるように設定された乾燥能力補正係数yを用いて補正するとともに、この補正後の乾燥能力と、上記必要熱量演算手段33により演算された塗工液の乾燥に必要な熱量とを比較することにより上記乾燥器2が必要な乾燥能力を有しているか否かを判別するように構成した場合には、上記乾燥器2の乾燥能力を適正値に設定して設備コストを効果的に削減することができる。
すなわち、上記塗工液の種類および塗工量等が変化すると、必要な乾燥用エアの風量および温度等も変化するとともに、上記塗工液の塗工面積率が変化するのに応じて乾燥器2の乾燥能力も変化することになるが、これらの値が変化した場合においても、塗工液中の溶剤を完全に蒸発させることができるか否かを、乾燥装置の設計段階で、上記必要熱量演算手段33および乾燥能力演算手段34を有する演算システムを使用して適正に検証することできる。したがって、上記乾燥器2の乾燥能力に不必要な余力を持たせること起因して設備コストが嵩む等の問題を生じることなく、必要な乾燥能力を有する乾燥装置を容易かつ適正に設計できるという利点がある。
また、上記溶剤量演算手段35は、データ入力手段6により入力された上記基材1の搬送速度および基材1に塗工された塗工液量および上記排気還流ダクト15を介して乾燥器2内に還流される排気還流割合等に基づいて排気中の溶剤量を演算するとともに、上記基材1に対する塗工液の塗工面積率が小さくなるのに応じて値が大きくなるように設定された面積率補正係数を用いて溶剤量の演算値を補正する機能を有している。
例えば、基材の幅寸法Wが1.1M、基材1の搬送速度Vが150M/min、単位面積当たりの塗工液総重量gwが4gr/mおよび単位面積当たりの塗工液固形分重量gdが1gr/mに設定され、かつ上記塗工液の塗工面積率が1/1(100%)設定されるとともに、排気の還流割合が0%、つまり上記排気還流ダクト15を介した排気の還流量が0に設定された実施例において、上記基材1の搬送速度V等のデータをそれぞれ式(3)に代入して演算することにより、一時間当たりに蒸発する塗工液溶剤量Gsの値として29.7kg/hrが得られる。
一方、上記実施例と同一の条件で、塗工液の塗工面積率だけを1/4(25%)に変化させた場合には、この塗工面積率の逆数を面積率補正係数zとして上記塗工液溶剤量Gsの演算値を補正することにより、一時間当たりに蒸発する塗工液溶剤量Gsとして7.4kg/hrが得られる。つまり、上記面積率補正係数zを用いて上記式(3)を修正することにより得られた下記式(21)に基づき、塗工面積率に応じて補正された塗工液溶剤量Gsを求めることができる。
Gs=60・V・W・(gw−gd)・10−3・z (21)
また、上記溶剤量演算手段35は、上記排気還流ダクト15を介して乾燥器2に対する排気の還流が行われている場合に、この還流排気中に含有された溶剤量を加味して排気中の溶剤量を演算する機能を有している。すなわち、上記気還流ダクト25を介して乾燥器2内に還流される排気の還流割合(リサイクル率)と、新たに蒸発して排気中に含有された溶剤の濃度倍率との関係を検証する種々の実験を行ったところ、図4に示すようなデータが得られた。
図4に示すデータから、例えば排気の還流割合を1/2(50%)に設定し、50%の新鮮空気と、50%の排気とを混合して上記乾燥器2内に導入するように構成した場合には、上記濃度倍率が2倍となり、かつ上記排気の還流割合を3/4(75%)に設定し、25%の新鮮空気と、75%の排気とを混合して上記乾燥器2内に導入するように構成した場合には、上記濃度倍率が4倍となり、乾燥器2において蒸発することにより新たに排気中に含有された溶剤量と、乾燥器2に導入される新鮮空気割合の逆数からなる濃度倍率とに応じ、排気中の溶剤量を適正に演算できることが分かる。
すなわち、上記塗工液の塗工面積率が1/4(25%)に設定されるとともに、上記排気の還流割合が3/4(75%)に設定された上記実施例では、一時間当たりに基材1から新たに蒸発する塗工液の溶剤量が、上記式(21)に基づいて7.4kg/hrであると演算されるとともに、これに上記濃度倍率からなるリサイクル率補正係数の値4が掛け合わされることにより、上記乾燥器2内から導出される混合気中の溶剤量は29.6(kg/hr)になるという演算結果が得られる。
また、上記爆発危険度演算手段36は、溶剤量演算手段35により演算された排気中の溶剤量に応じ、下式(22)に基づいて上記溶剤の爆発危険度K(%)を演算する機能を有している。この式(22)において、Gs(kg/hr)は排気中の溶剤量、B(g/mol)は当該溶剤の分子量、Rは一時間当たりにおける乾燥用エアの供給量(M/hr)、T(℃)は乾燥用エアの温度、LEL(Vol%)は溶剤の爆発限界濃度、つまり可燃ガスと空気との混合ガスに点火したときに炎が連鎖的に伝播してガス爆発を起こす限界となる可燃ガスの濃度である。
K=[(Gs・1000・22.4・10−3)/(B・R)]・100・(100/LEL)・[273/(273+T)] (22)
上記溶剤がトルエンである場合、その分子量Bは92.1g/molであるともに、その爆発限界濃度LELは1.3Vol%であり、これらの値が予め記憶手段37に記憶されている。そして、上記基材の幅寸法Wが1.1M、基材の搬送速度Vが150M/min、単位面積当たりの塗工液総重量gwが4gr/mおよび単位面積当たりの塗工液固形分重量gdが1gr/mであり、かつ上記塗工液の塗工面積率が1/4(25%)であるとともに、排気の還流割合が3/4(75%)である上記実施例において、乾燥用エアの供給量Rを3600M/hrに設定するとともに、温度Tを60℃に設定し、上記式(21)に基づいて排気中の溶剤量Gsを演算すると、その値は29.6kg/hrであるという演算結果が得られる。これらの値と、記憶手段37から読み出された上記分子量Bおよび爆発限界濃度LELを、上記式(22)に代入して演算すると、溶剤の爆発危険度Kは、12.6%になるという演算結果が得られることになる。
このように溶剤量演算手段35において演算される排気中の溶剤量を、上記基材1に対する塗工液の塗工面積率が大きくなるのに応じて値が大きくなるように設定された面積率補正係数zを用いて補正するように構成した場合には、塗工液の塗工面積率に対応した排気中の溶剤量を適正に演算することができるとともに、この溶剤量の演算値に応じ、爆発危険度演算手段36において溶剤の爆発危険度K(%)を演算することにより、排気の還流割合が適正であるか否かを容易かつ、適正に判別することができる。
例えば、爆発危険度演算手段36において、上記式(22)を使用して演算された溶剤の爆発危険度K(%)が、予め設定された基準値以上であるか否かを判定し、この基準値以上であれば、上記排気還流ダクト15を介して乾燥器2内に還流される排気還流割合が多いため、排気中の溶剤濃度が高く爆発の危険性が高い状態にあると判断して、新鮮空気量調節用ダンパー19の開度を増大させるとともに、還流量調節用ダンパー23の開度を低減する制御を実行する等により、上記排気還流割合を低下させて安全性を確保することができる。
また、上記の示すように乾燥器2から排出された排気中の溶剤を除去して排気を浄化処理する溶剤処理手段4を備えた乾燥装置では、上記爆発危険度演算手段36において溶剤の爆発危険度K(%)を予め求められるとともに、この値に対応した処理能力を有する溶剤処理手段4を用いるように乾燥装置を設計することにより、必要以上の性能を有する溶剤処理装置4を用いることなく、上記排気中の溶剤を充分に除去できるという利点がある。
なお、上記実施形態では、作業者が基材1に塗工された塗工液の塗工領域を判別し、上記データ入力手段6を使用して塗工液の塗工面積を手動で入力するように構成した例ついて説明したが、画像センサを使用して上記塗工液の塗工領域を読み取り、この塗工領域が基材1に占める割合を計算して求め、あるいは図外のホストコンピュータから入力される印刷データに応じて上記印刷絵柄の面積率を自動的に入力するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、乾燥器2の上部排気ヘッダ12に接続された上部排気ダクト25と、乾燥器2の下部排気ヘッダ13に接続された下部排気ダクト26とを設け、これらの上部排気ダクト25および下部排気ダクト26を介して乾燥器2の外部に排出された排気を、必要に応じて上記排気還流ダクト15により乾燥器2内に還流させるように構成した例について説明したが、上記上部排気ダクト25および下部排気ダクト26の一方を省略し、その他方から乾燥器2の外部に排出された排気だけを上記排気還流ダクト15により乾燥器2内に還流させるように構成してもよい。
さらに、上記乾燥器2の上部排気ヘッダ12に接続された上部排気ダクト25と、乾燥器2の下部排気ヘッダ13に接続された下部排気ダクト26との間に、中間排気ダクトを設け、これらのダクトを介して乾燥器2の外部に排出された排気をそれぞれ上記排気還流ダクト15により乾燥器2内に還流させ、あるいは上記各ダクトのうち特定のダクトから排出された排気だけを上記乾燥器2内に還流させるように構成してもよい。
本発明に係る演算システムの実施形態を示す説明図である。 演算装置の具体的構成を示すブロック図である。 溶剤濃度とリサイクル率および測定場所との関係を示すグラフである。 塗工液の塗工面積率と乾燥能力倍率との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 基材
2 乾燥器
6 データ入力手段
7 演算装置
14 空気供給ダクト
15 排気還流ダクト
33 必要熱量演算手段
34 乾燥能力演算手段
35 溶剤量演算手段
36 爆発危険度演算手段

Claims (2)

  1. 塗工液が塗工された基材に乾燥用エアを吹き付けて塗工液を乾燥させる乾燥器を備えた乾燥装置の演算システムであって、乾燥器に導入される基材の搬送速度および基材に塗工された塗工液量のデータに基づいてこの塗工液を乾燥させるのに必要な熱量を演算する必要熱量演算手段と、上記塗工液を乾燥させるために吹き付けられる乾燥用エアの吹付面積および境膜伝熱係数のデータに基づいて乾燥器の乾燥能力を演算する乾燥能力演算手段とを備え、この乾燥能力演算手段において演算される乾燥器の乾燥能力を、上記基材に対する塗工液の塗工面積率が小さくなるのに応じて値が大きくなるように設定された乾燥能力補正係数を用いて補正するとともに、この補正後の乾燥能力と、上記必要熱量演算手段により演算された必要熱量とを比較することにより、上記乾燥器が必要な乾燥能力を有しているか否かを判別するように構成したことを特徴とする乾燥装置の演算システム。
  2. 上記乾燥器に導入される基材の搬送速度および基材に塗工された塗工液量および上記排気還流ダクトを介して乾燥器内に還流される排気還流割合に基づき排気中の溶剤量を演算する溶剤量演算手段と、この溶剤量演算手段により演算された排気中の溶剤量に基づいてこの溶剤の爆発危険度を演算する爆発危険度演算手段とをさらに備え、上記溶剤量演算手段において演算される排気中の溶剤量を、上記基材に対する塗工液の塗工面積率が大きくなるのに応じて値が大きくなるように設定された面積率補正係数を用いて補正するとともに、この補正後の溶剤量に応じて上記爆発危険度演算手段により演算された溶剤の爆発危険度に基づき、上記排気の還流割合が適正であるか否かを判別するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置の演算システム。
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