JP4971421B2 - 制御電磁弁のコイル電流を調整する調整器を備えた制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車液圧装置における所望の体積流を調整するために使用される可動子を有する制御電磁弁のコイル電流を調整するために、閉ループ制御回路を形成しながらフィードバック経路を介して制御電磁弁と接続されている調整器を備えた制御装置に関し、制御電磁弁の可動子は静止摩擦および/または磁気ヒステリシスを低減するために恒常的に可動子振動が加えられている。
例えば、自動車のオートマティック伝動装置においては、シャフトを結合または固定するために液圧式に動作するクラッチおよびブレーキが使用される。このクラッチおよびブレーキにおける作動液の液圧(油圧)は、ディジタル閉ループ制御回路が対応付けられているいわゆる制御電磁弁によって調節される。それぞれの閉ループ制御回路のフィードバック経路内には測定素子ないしセンサが設けられており、そのセンサを用いることにより制御電磁弁を流れる実際電流が求められ、ディジタル調整器、殊にPID調整器の入力側に供給される。制御電磁弁の既知の特性曲線フィールドに基づき、測定された制御電磁弁を流れる電流から液圧を推量することができる。公知の構造様式の制御電磁弁においては、その可動子がそれぞれのクラッチまたは液圧ブレーキの作動液の体積流においてその調整アクチュエータの内壁における静止摩擦に基づき、および/または、その磁気ヒステリシスに基づき、弁を流れる電流が少なくとも所定の固有の電流閾値ないし電流最小値だけ変化する場合にのみ、アドホックで所望の位置に移動させることができる。このことは、そもそも可動子の静止摩擦および/または磁気ヒステリシスを克服するために行われなければならない。閾値は種々の環境パラメータ、例えば作動液または温度に依存して変化する。可動子のこの妨害的な特性は問題である。何故ならば、電流が正確に調節されているにもかかわらず、制御電磁弁を流れる液体油を正確に推量することができず、したがってこれによってそれぞれの液圧装置において生じた体積流の圧力も推量することができないからである。
この問題は従来、WO 02/25132 A1に記載されているような第1のアプローチによれば、クラッチ操作システムの離散的な調整器にしたがい振動、典型的にはクラッチ操作システムの電磁的に操作される弁を介する電圧、したがって弁を流れる電流を決定するパルス幅変調が行われ、これによってこの制御電磁弁の可動子が恒常的なジッタ運動、すなわちディザ運動で維持されることによって取り組まれていた。JP 100 95 321 Aの制動装置の調整方法においても、調整器からの出力調整信号にディザ信号が重畳されるだけである。同様に、JP 06 281 043 Aによるソレノイド弁を調整するために、先ず調整器ないしコントローラに従い、そこから出力された調整量信号に基づきディザ信号が同期して印加される。相応に、DE 199 30 965 A1の電流調整器の出力電圧にもディザ電圧が重畳される。同一の調整コンセプトがDE 10 2004 048 706 A1の電磁弁においても行われ、この電磁弁においても同様にPID電流調整器に応じてその出力された調整量信号がディザ信号と結合される。調整器のこのディザ振動への応答を回避するために、閉ループ制御回路のフィードバック経路における基準量としての測定された電流のフィルタリングが好適である。つまりDE 10 2004 048 706 A1においては、ディザ周波数をフィルタリングするために閉ループ制御回路のフィードバック経路内にローパスフィルタが設けられている。ディザ周波数を分離するために、選択性のフィルタを電流調整器に前置接続することもできる。この種のフィルタリングにより、確かにこのディザ振動を十分に平滑化することができる。しかしながらもっともこれによってディザ調整器は著しく緩慢になるので、この方法は高周波振動、殊に250Hz以上の振動にしか適していない。実際にはこれに対して、非常に低周波の振動を有するそれぞれ固有の制御電磁弁の弁電流の変化、したがって可動子振動が要求されている。
公知の第2のアプローチによれば、目標電流が離散的な調整器、殊にPID調整器、閉ループ制御回路の基準量として予め相応の振動が加えられる。この方法により確かに所望の低周波振動が実現されている。もっとも実際には調整器の調整量に関してうねりが考察される。このことは殊に、PID調整器の呼出周波数が環境パラメータ、例えば温度に依存し、したがってうねりを正確に検出できない場合には問題である。
本発明の課題は、自動車液圧装置の所望の体積流を調節するために使用される、制御電磁弁のコイル電流をさらに良好に調整するためのディジタル閉ループ制御のコンポーネントとしてのディジタル調整器を備えた制御装置を提供することである。この課題は、冒頭で述べたような制御装置において、閉ループ制御の調整器自体内では、調整器の入力側に基準量として供給されている目標電流には調整器のクロック周期と実質的に同期して、調整器において生成された、可動子振動を生じさせるためのディザ信号が印加されることによって解決される。
離散的な調整器ないしディジタル調整器のクロック周期と実質的に同期してディザ信号を調整器、例えばPID調整器の基準信号ないし目標値信号に内部的に印加することによって、調整器から出力される調整信号におけるうねりは十分に回避されている。これによって、基準量により決定される最小電流を制御電磁弁の弁電流を周期的に変化させるために実質的に正確に維持することができる。すなわち、高い調整精度を達成することができる。さらに、殊に離散的な調整器のディジタル閉ループ制御回路のフィードバック経路においては、調整器の電圧応答に負の影響を及ぼすか、その動的応答を不利に変化させる可能性がある別の付加的なフィルタは必要とされない。何故ならば、フィードバック経路の調整量は、ディジタル調整器の不所望な誤制御過程を生じさせる可能性がある妨害的なうねりから十分に解放されたままだからである。このようにして、制御電磁弁の可動子に関する比較的低い周波数、殊に250Hz以下の低周波数が実現されており、これは実際に重要である。
さらに本発明は、自動車液圧装置における所望の体積流を調節するために使用される可動子を有する制御電磁弁のコイル電流を、調整経路を形成しながらフィードバック経路を介して制御電磁弁と接続されている制御装置の調整器により調整するための方法に関し、制御電磁弁の可動子は静止摩擦および/または磁気ヒステリシスを低減するために恒常的に可動子振動が印加される。本方法は、閉ループ制御回路の調整器自体において、調整器の入力側において基準量として供給される目標電流には、調整器のクロック周期と実質的に同期して、調整器内において形成される、可動子振動を生じさせるためのディザ信号が印加されることを特徴とする。本発明のその他の構成は従属請求項に記載されている。
本発明およびその実施形態を以下では図面に基づき詳細に説明する。
ここで、
図1は、自動車液圧装置における所望の体積流の調節に使用される可動子を有する制御電磁弁のコイル電流を調整するための本発明による制御装置の実施例としての伝動装置制御部を概略的に示す。
図2は、図1の制御電磁弁の構造を概略的に示す。
図3は、図1の伝動装置制御部のPID調整器の基準量としての目標電流の時間的な経過を示す。
図4は、図1のPID調整器内において目標電流、すなわち基準量に印加されるディザ信号の時間的な経過を概略的に示す。
図5は、図3による内部的な印加により生じる、図1の伝動装置制御部のPID調整器の基準量としての目標電流を示す。
同一の機能および効果を有する構成素子には図1から図5においてそれぞれ同一の参照番号を付している。
図1は、自動車液圧装置HP内の液圧媒体、殊に作動液の体積流Qを電気的な調整素子ないしアクチュエータEPにより調節するために使用される制御装置としての伝動装置制御部GSの例示的な概略図を示す。伝動装置制御部は有利にはオートマティック伝動装置制御部として構成されている。電気的な調整素子ないしアクチュエータEPはメインコンポーネントとして制御電磁弁CVを有する。コイル電流Iを調節することによって、調整アクチュエータSZ内の可動子AN(図2を参照されたい)が種々の深さで液圧装置HPの体積流Qに浸漬する。可動子ANは図1において見やすくするために単に矢印によって示唆されている。液圧装置HPは実際にクラッチCLまたは液圧ブレーキによって形成されている。制御電磁弁CVのコイル電流Iにはその特性曲線マップを介して、液圧装置HP内の体積流Qの所定の液圧が対応付けられている。
制御電磁弁CVの詳細が図2に概略的に示されている。この制御電磁弁CVは流入管路INを介して液圧装置HPの体積流Qの一部を流す。制御電磁弁CVの可動子ANは流出管路OUの入口側開口部の上方において静止位置にあり、またこの流出管路OUを密着した状態で閉鎖している。可動子ANを電磁的なコイルSPによりこの流出管OUの入口側開口部から部分的または完全に離れるように動かすことができるので、この入口側開口部を段階的に開くことができる。可動子ANの軸方向のアクチュエータスライド運動は図2において両方向矢印AOによって表されている。可動子ANは閉鎖エレメントとして、流出管路OUに対向する端部に球体部を有する。それとは反対側の端部にはばねエレメントFEが取り付けられている。このばねエレメントは可動子ANが移動する際に流出管路OUによってばね弾性的に加圧される。電磁的なコイルSPのコイル電流Iが遮断されると可動子ANはばねエレメントFEによって再び静止位置に戻され、この静止位置においてばねエレメントFEは出力管路OUを加圧する。制御電磁弁が可動子の静止位置において開かれており、この可動子ANはコイルに電流が流されると部分的または完全に流出管路OUの上に移動され、体積流の所定の圧力が形成されるようにするためにこの流出管路OUを所望のように加圧するよう制御電磁弁を変更することも勿論可能である。
制御電磁弁CVのコイル電流Iを所定の時間的な目標電流経過に調整し、またこれに付随する体積流Qの時間的な圧力経過を調整するために、伝動装置制御部GSは動的なディジタル調整器、殊にPID調整器PCを有し、この調整器PCはディジタル閉ループ制御回路を形成しながらフィードバック経路FBを介して制御電磁弁CVと接続されている。フィードバック経路FB内には、測定素子ないしセンサGMが電流測定のために配置されており、このセンサは低電位のドライバ段LSDに依存する。この実施例において低電位のドライバ段LSDはガルバノメータによって形成されており、このガルバノメータはその都度存在する電圧を所定の電気的な抵抗を介して実際電流Iに関する尺度として求める。続いて、測定された電圧CPVがフィードバック経路FB内のAD変換器ADCを用いてディジタル化される。AD変換器ADCの出力側におけるディジタル化された電圧値VOはフィードバック経路FB内の変換ユニットCONに供給され、この変換ユニットOCNは測定された電圧値をオームの法則に従い所属の実際電流値ACに変換する。続いて、この離散的な測定された実際電流値ACはPID調整器PCに測定された調整量として供給される。
液圧装置HPにおいてこの種の液圧媒体に関する所望の液圧経過を生じさせるために、PID調整器PCの入力側には所望の目標電流経過SCが図示されていない車両コンポーネントVSを用いて入力側において設定される。PID調整器PCは、供給された離散的な実際電流値ACと、調整器PCの基準量を形成する離散的な目標電流値SCとの差から調整量DSCを導出する調整偏差を求めるPID調整器は、制御電磁弁CVを所定の目標電流値SCに調整するために、この調整量DSCを高電位のドライバHSDを介して制御電磁弁CVの入力側に供給する。
制御電磁弁CVの可動子ANの静止摩擦をその調整アクチュエータにおいてこの制御電磁弁CVを流れる液圧媒体および/またはその他の何らかの磁気ヒステリシス効果に基づき補償できるようにするために、制御電磁弁CVの可動子ANは循環的ないし周期的な基本振動でもって継続的な運動状態に維持される。このために制御電磁弁CVの弁電流Iは常に、有利には周期的に変化され、すなわち殊に振動が加えられる。PID調整器PC内では目標電流SCにいわゆるディザ信号DSが印加される。この印加プロシージャは図1では、参照記号DISが付されているブロックによって離散的な調整器PCに表されている。調整量DSCの時間的な経過における不所望なうねりないし内部干渉を可能な限り回避するために、PID調整器PC内ではディザ信号DSが離散的なPID調整器PCのクロック周期と実質的に同期してこの入力側の基準量SCについて調整される。すなわち、PID調整器PCの基準量SCには振動が調整器の外部においてではなく、調整器自体において、したがって調整器PCのクロック周期ないし呼出周期と一致してないし同期して印加される。これによって調整信号DSC、またフィードバック経路において結果として生じる調整量におけるうねりは十分に回避されている。
一般的に言えることは、離散的なPID調整器PCのサンプリング周波数が有利にはディザ信号の周波数に等しく、またはその周波数の数倍に選択される。サンプリング周波数は殊にディザ信号の周波数と等しく選択されているか、その周波数よりも大きく選択されている。例えば、可動子の恒常的な運動状態を維持し、したがって静止摩擦および/または磁気ヒステリシスの影響を低減ないし除去するために、k Hzの周波数およびmAの単位のΔA/2の電流振幅を有する制御電磁弁CVの可動子ANが振動状態に移行され、且つPID調整器PCの呼出周波数ないしサンプリング周波数がm Hzに等しい(但しm≧k)場合には、可動子振動周波数kとPID調整器PCのサンプリング周波数mとの比が好適にn=round(m/(2k))に等しく選択される。ここでroundは整数Nに丸めるための演算子を表す。したがってPID調整器PCにおいては、調整器のn周期にわたり目標電流SCがΔA/2mA高められ、続いて調整器のn周期にわたりΔA/2mA低減される。平均して、基準量SCによって決定される電流Iが得られ、したがって本来の調整精度が維持される。それにもかかわらず可動子ANは永続的に基本振動によって運動状態に維持される。重畳的なディザ信号DSの目標電流SCへのクロック同期的なこの印加を以下では図3から5に基づき詳細に説明する。
図3は、ディザ信号が印加されていない目標電流SCの時間的な経過を示す。横軸に沿って時間tがプロットされており、また縦軸に沿って目標電流値SCがプロットされている。図3の実施例において目標電流SCは先ず時点txまで一定のレベルSC1で経過し、時点txにおいて一定の目標電流レベルSC2に値ΔSC12だけ跳躍的に変化する。付加的に横軸tに沿って離散的な調整器CVのサンプリング時点t0からtAがプロットされている。これらのサンプリング時点に関しては、周期、すなわち2つの隣接するサンプリング時点、例えばtiとti+1の時間的な間隔CRが1/mに等しく、ここでmはディジタル調整器CVのサンプリング周波数である。
PID調整器PC内では、振動周波数kを有するディザ信号DSが生成される。このことは図4に示されている。横軸に沿ってやはり時間tがプロットされており、また縦軸に沿ってディザ信号DSの電流値DIがプロットされている。この種のディザ信号DSは周期1/k内に電流振幅値+ΔA/2と−ΔA/2との間で正確に1回切り替わる。すなわちこのディザ信号DSの周期時間CTは1/kである。ここでkはディザ信号の周波数である。PID調整器PCにおいてはこのディザ信号DSと入力側に供給される目標電流SCとの間の重畳が印加プロシージャDISにより同相モードで行われる。このために図3および図4の実施例においては、正の振幅値+ΔA/2または負の振幅値−ΔA/2へのディザ信号DSの切り換えに関する時点がそれぞれ離散的な調整器のt0からtAの振幅時点に対応付けられる。
図5は、ディザ信号DSの同期的な印加により生じる調整器CV内の目標電流SIを示し、この目標電流SIにはうねりまたは妨害的な内部干渉は存在しない。
すなわち一般的に言えることは、目標電流SCには、ディジタル調整器のサンプリング周波数がディザ信号の周波数に等しいかその周波数の数倍であるように付加的なディザ信号が重畳される。これにより殊に以下の利点が得られる:基準量によって決定される制御電磁弁内の電流は周期1/kの平均において正確に維持される。すなわち、サンプリング周波数mを有する離散的な調整器の本来の調整精度は十分に維持される。基準量とディザ信号の重畳により生じる目標電流におけるうねりは十分に回避されている。これによって可動子の可動子振動はディジタル調整器をクロック制御するための拍子を常に維持する。
さらに、ディジタル調整器の電圧応答に負に作用する可能性がある負荷的なフィルタは必要とされない。したがってその動的応答は妨害的なものにはならない。さらには可動子振動に関して、実際に所望される低い周波数を実現することができる。比率係数nが各周期1/k毎に新たに検出される場合、有利には調整器に関して可変の呼出周波数ないしクロック周波数を調整することができる。
相応にして、制御電磁弁の電気的なコイル電流の本発明による調整を、その他の自動車液圧装置、例えば液圧式ブレーキのための制御装置においても実施することができる。
本発明による制御装置の実施例としての伝動装置制御部の概略図。 図1の制御電磁弁の構造の概略図。 図1の伝動装置制御部のPID調整器の基準量としての目標電流の時間的な経過。 図1のPID調整器内において目標電流、すなわち基準量に印加されるディザ信号の時間的な経過。 図3による内部的な印加により生じる、図1の伝動装置制御部のPID調整器の基準量としての目標電流。

Claims (4)

  1. 自動車液圧装置(HP)における所望の体積流(Q)の調節に使用される可動子(AN)を有する制御電磁弁(CV)のコイル電流(I)を調整するために、閉ループ制御回路を形成しながらフィードバック経路(FB)を介して前記制御電磁弁(CV)と接続されている調整器(PC)を備えた制御装置(GS)であって、
    前記制御電磁弁(CV)の前記可動子(AN)には静止摩擦および/または磁気ヒステリシスを低減するために恒常的に可動子振動が印加されている形式の制御装置において、
    前記閉ループ制御回路の前記調整器(PC)自体において、該調整器(PC)の入力側において基準量として供給される目標電流(SC)には、前記調整器(PC)のクロック周期(m)と期して、前記調整器(PC)内において形成される、前記可動子振動を生じさせるためのディザ信号(DS)が印加されており、
    前記調整器(PC)はPID調整器として構成されている
    ことを特徴とする、制御装置。
  2. 前記自動車液圧装置(HP)はクラッチまたは液圧ブレーキによって形成されている、請求項1記載の制御装置。
  3. 前記調整器(PC)のサンプリング周波数(m)と前記ディザ信号(DS)の周波数(k)との比が式round(m/(2k))=nεN(整数)にしたがい選択され、ここで演算子roundは整数への丸めこみを表し、nは前記調整器(PC)の調整周期の数を表し、該調整周期においては前記調整器(PC)の基準量(SC)が所定の電流振幅(ΔA/2mA)だけ高められ、続いて該電流振幅(ΔA/2mA)だけ低減される、請求項1または2記載の制御装置。
  4. 自動車液圧装置(HP)における所望の体積流(Q)の調節に使用される可動子(AN)を有する制御電磁弁(CV)のコイル電流(I)を、閉ループ制御回路を形成しながらフィードバック経路(FB)を介して前記制御電磁弁(CV)と接続されている調整器(PC)により調整する方法であって、
    前記制御電磁弁(CV)の前記可動子(AN)に静止摩擦および/または磁気ヒステリシスを低減するために恒常的に可動子振動を印加する、方法において、
    前記閉ループ制御回路の前記調整器(PC)自体において、該調整器(PC)の入力側において基準量として供給される目標電流(SC)に、前記調整器(PC)のクロック周期(m)と期して、前記調整器(PC)内において形成される、前記可動子振動を生じさせるためのディザ信号(DS)を印加するものであり、
    前記調整器(PC)はPID調整器として構成されている
    ことを特徴とする、方法。
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