JP4971001B2 - インターホン装置 - Google Patents
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Description
この特許文献1は宅配業者を装った強盗等による被害を未然に防止するインターホン装置であり、ICタグ(RFタグ)等から入手した宅配業者情報と、来訪者を撮像した画像と、インターネットを介して入手した宅配業者、宅配物情報等から来訪者を認証する構成となっている。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、来訪者画像と来訪者から提示されたIDカードの画像情報とにより来訪者を複合的に認証するインターホン装置を提供することを目的とする。
この構成によれば、来訪者画像とIDカードの双方の撮像画像を居室端末のモニタに出画できるので、居住者は双方を基に来訪者を判断でき、セキュリティの向上を図ることができる。また、1つのカメラで来訪者及び提示されたIDカードの双方を撮像でき、コスト増を防ぐことができる。
更に、IDカードの顔写真情報を自動認証するので、カードの写真が貼り替えられた場合は確実に判断できる。よって、居住者はID認証を確実に行うことができる。
また、IDカードに一致する顔画像が認証データ記憶手段に無くても、外部から入手するので確実に顔写真の照合ができる。
この構成によれば、IDカードを撮像して入手した情報を自動認証するのでスムーズ且つ確実に来訪者のID認証ができる。
この構成によれば、IDカードに表示されたバーコード情報等を基にID認証でき、スムーズ且つ確実なID認証ができる。
この構成によれば、IDカード画像から入手したID情報に一致するデータが認証データ記憶手段に無くても、外部から入手するので確実にID認証できる。
この構成によれば、一度提示されたIDカードは登録されるので、次回のIDカードの提示から速やかに認証動作することができる。
この構成によれば、玄関端末が提示されたカードを撮像している間、或いは故意にカメラが塞がれた場合は、外設カメラの画像がモニタに表示されるので、引き続き来訪者を視認できセキュリティを維持できる。
また、1つのカメラで来訪者及び提示されたIDカードの双方を撮像でき、コスト増を防ぐことができる。
また、外設カメラを備えた場合は、常に来訪者を視認できセキュリティの向上を図ることができる。
一方、IDカード25は、印刷された顔写真25a、文字やバーコード等からなる印刷されたID情報記載部25bを備えており、カード提示部22に提示されたIDカード25は、確実に位置決めされ、写真や文字等がぶれることなく鮮明に撮像される。
来訪者により玄関端末1の呼出ボタン15が押されると、玄関端末1から呼出信号が居室端末2に伝送される。同時にカメラ11が起動して来訪者の撮像を開始し、居室端末2のモニタ36に来訪者画像が出画される。その後、玄関端末制御部18の制御により音声合成部17から音声信号が送出され玄関端末1のスピーカ10bから例えば「IDカードを所持している方はIDカードを提示してください」のガイダンスが流れる。
尚、この表示を受けて、即ち来訪者画像とその後撮像したカードの写真の表示を見て居住者が来訪者を確認したら、この時点で解錠操作等の操作を行い認証操作を終了しても良い。
尚、新たに認証されたID情報は、居室端末制御部38の制御により、日時情報を加えて記憶部32に保存され、次回の照合時に使用される。
更に、IDカード画像から入手したID情報に一致するデータが認証データ記憶手段に無くても、また顔写真情報が記憶部に無くても外部から入手するので確実にID認証及び顔認証ができるし、一度認証されたID情報は登録されるので、次回のIDカードの提示から速やかに認証動作することができる。
また、来訪者の撮像とIDカードの撮像を1つのカメラで撮像することでコスト増とならない。
また、上記実施形態では、来訪者が呼出ボタン15を押すとガイダンスを流しているが、来訪者がIDカード25をカード提示部22に提示することにより呼出ボタン15の操作なく呼出操作が行われるようにしてもよい。また、来訪者の顔画像、IDカードの情報、IDカードに印刷された写真の3点を照合したが、IDカードの情報、写真の2つの照合でも同様の効果を奏する。
更に、玄関端末カメラ11の撮像画像から顔画像を認識する顔画像認識手段、カメラ撮像画像から文字情報や認証情報を読み取る光学文字認識手段を居室端末制御部38としているが、居室端末制御部38とは別に玄関端末1に設けても良い。
また、カメラ11が無焦点カメラである場合には、カメラ制御部・映像処理部12がカメラ11の焦点を制御する必要がなくなる。
Claims (6)
- 居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するためのカメラを備えた玄関端末と、呼び出しに応答する機能及び前記カメラの撮像画像を出画するモニタを備えた居室端末とを有するインターホン装置であって、
前記玄関端末は、来訪者が提示するIDカードを密着させるためのカード提示部を備えて、前記カメラが前記カード提示部に提示されたIDカードを撮像可能とするために前記玄関端末のケース内部に収容され、来訪者及びIDカードの双方を撮像可能とする一方、
前記居室端末は、前記カメラが撮像したIDカード画像から顔画像を抽出する顔抽出手段と、顔画像データを含む認証データが記憶される認証データ記憶手段と、前記抽出した顔画像を記憶されている顔画像データと照合する顔照合手段とを備え、
更に、前記居室端末には公衆通信網を介してカード発行者等のデータベースにアクセスするルーターが接続され、
前記IDカードの顔画像が前記認証データ記憶手段のデータに一致して認証されたら、認証した顔画像及び前記認証データ記憶手段に記憶されている関連情報が前記モニタに表示される一方、
前記IDカードの顔画像と一致する顔画像データが前記認証データ記憶手段に無ければ、前記ルーターを介して外部から入手して照合が行われ、認証されたら入手した顔画像が前記モニタに表示されることを特徴とするインターホン装置。 - 前記居室端末は、前記カメラが撮像したIDカード画像からID情報を認識する光学文字読取手段と、認証のためのデータを記憶する認証データ記憶手段と、認識したID情報を記憶されているデータと照合するデータ照合手段とを備え、
提示されたIDカード画像から読み取ったID情報が照合されたら、一致した項目及び前記認証データ記憶手段に記憶されている関連情報が前記モニタに表示されることを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。 - 前記光学文字読取手段はバーコード等の光学的情報媒体からID情報を読み取り、前記データ照合手段は読み取った光学的情報媒体のID情報と記憶されているデータと照合することを特徴とする請求項2記載のインターホン装置。
- 前記カメラが撮像したIDカード画像から読み取ったID情報に一致するIDデータが認証データ記憶手段に無ければ、前記認証データ照合手段が前記ルーターを介して外部から入手し、入手したID情報に関連する情報が前記モニタに表示されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホン装置。
- 前記カメラが撮像したIDカード画像から読み取ったID情報を、日時情報と共に前記認証データ記憶手段に記憶制御するデータ保存制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のインターホン装置。
- 前記玄関端末とは独立して来訪者の略全体を撮像可能な外設カメラを備え、カード提示部にIDカード等が提示されて前記玄関端末のカメラ前方が塞がれている間は、前記外設カメラの撮像画像を前記モニタに表示させる画像切替制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインターホン装置。
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