JP4970802B2 - Ni基合金フラックス入りワイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、Ni基合金を外皮とするNi基合金フラックス入りワイヤに関し、特に、液化天然ガスタンク等の極低温用容器及び化学機器等に使用される9%Ni鋼を溶接する際に使用されるNi基合金フラックス入りワイヤに関する。
Ni基合金系の溶接材料は、既存の鉄系溶接材料及びステンレス系溶接材料に比べて耐食性及び耐熱性が飛躍的に優れているため、TIG、MIG及びSMAW等の各種溶接法に適用されている。更に、Ni基合金系溶接材料は、耐熱性及び耐食性のみならず、極低温における強度及び靭性特性も優れているため、9%Ni鋼により製作されるLNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)用等の極低温用タンクの溶接施工にも適用されている。
また、近時、溶接施工の高能率化が進み、種々のフラックス入りワイヤが開発されており、極低温用容器及び化学機器等の分野においても、溶接能率の高能率化を目指し、フラックス入りワイヤを導入する動きが活発になっている。しかしながら、従来のNi基合金フラックス入りワイヤは、LNG用等の極低温環境で使用されるタンク及び圧力容器を製造する際に求められる品質を、十分満たしているとはいえない。例えば、現在市販されているNi基合金フラックス入りワイヤは、その溶接金属の耐割れ性能の限界から、適用範囲がごく一部の用途に限られている。また、近年、溶接部に対する靭性要求のレベルは従来にも増して高まっており、従来の溶接材料では、十分に性能を満たすことが難しくなっている。更に、全姿勢での溶接作業性が優れたフラックス入りワイヤは、機械性能、特に低温靭性が低くなる傾向にあり、溶接作業性と機械性能の両立が大きな課題となっている。
従来、Ni基合金フラックス入りワイヤの溶接作業性及び耐割れ性を改善するため、種々の検討がなされている(例えば、特許文献1乃至5参照。)。特許文献1乃至4に記載のNi基合金フラックス入りワイヤは、スラグ形成材の組成を最適化し、全姿勢での溶接作業性の向上を図っている。また、特許文献5に記載のNi基合金フラックス入りワイヤはワイヤの化学成分を最適化し、耐高温割れ性の向上を図っている。
特開平8-309583号公報 特開平11-197883号公報 特開2000-343276号公報 特開2000-343277号公報 特開2005-59077号公報
しかしながら、前述の従来の技術には以下に示す問題点がある。即ち、特許文献1乃至4に記載のNi基合金フラックス入りワイヤは、いずれも溶接作業性の向上を図ったものであり、溶接金属の耐高温割れ(凝固割れ)性能は十分ではないという問題点がある。
また、特許文献5に記載のフラックス入りワイヤは、全姿勢の溶接作業性が十分ではないという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、9%Ni鋼の溶接において、全姿勢における溶接作業性が優れていると共に、耐高温割れ性、強度、及び低温靭性が優れた溶接金属が得られるNi基合金フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るNi基合金フラックス入りワイヤは、Ni基合金を外皮とするNi基合金フラックス入りワイヤにおいて、前記フラックス入りワイヤによって得られる溶着金属成分が
C:0.005乃至0.05質量%
Si:0.1乃至0.5質量%
Mn:0.2乃至6.0質量%
Cr:0.1乃至15.0質量%以下、望ましくは0.1乃至8.0質量%
Mo:10.0乃至25.0質量%、望ましくは15.0乃至25.0質量%
Fe:0.1乃至10.0質量%
W:1.0乃至4.0質量%
Ti:0.01乃至1.0質量%
残部がNi及び不可避不純物である。
不可避的不純物としては、以下のものがあり、以下の範囲であれば許容される。
P :0.020質量%以下
S :0.010質量%以下
Nb:0.1質量%以下
V :0.1質量%以下
Al:0.1質量%以下
また、溶着金属成分のCr値を[Cr]、Mo値を[Mo]としたとき、下記数式(A)を満足し、
18.38−0.54[Cr]≦[Mo]≦24.53−0.76[Cr]・・(A)
前記フラックス入りワイヤの充填フラックス及びNi基合金外皮のいずれか一方又は双方に含有されるワイヤ全重量に対するNa、K、Li、Mn、Si、Al、Ti及びZrの各化合物の含有量を各酸化物に換算した値を夫々[NaO]、[KO]、[LiO]、[MnO]、[SiO]、[Al]、[TiO]及び[ZrO]としたとき、下記数式(B)の値が0.5以下である。
([NaO]+[KO]+[LiO]+0.2×[MnO])/([SiO]+0.5×([Al]+[TiO]+[ZrO]))・・・(B)
本発明は、9%Ni鋼の溶接に使用されるNi基合金フラックス入りワイヤであり、このワイヤを特定するために、開先面にバタリングを施した後に、本溶接により開先内に充填された溶着金属(母材希釈の影響を受けていない)の組成を規定する。Ni基合金フラックス入りワイヤを使用して9%Ni鋼を溶接すると、得られた溶接金属は5乃至30質量%程度の希釈を受ける、このときの希釈率は、溶接電流、溶接電圧及び溶接速度等の溶接条件によって異なり、また開先面近傍では大きくなる。従って、溶接継手部の化学成分は厳密にはパス毎に異なっている。但し、このような溶接部に使用する溶接材料は、希釈の影響を受けない溶着金属の特性を評価することにより、評価することができる。この溶着金属の組成を試験するために、本発明においては、バタリングを行った。即ち、例えば、V字開先の斜面及び裏当金の上面に対し、本溶接用のNi基合金フラックス入りワイヤ又は同種のワイヤを使用して溶接金属の層(バタリング層)を肉盛する。このバタリング層は、母材からの成分が混入して希釈されているが、多層盛りすることにより、母材の影響は小さくなり、3層盛りすれば、母材の影響を殆ど無視できる。そして、このバタリングの後、バタリング層で囲まれた開先部分に、Ni基合金フラックス入りワイヤを使用して本溶接し、開先内部を溶着金属で充填する。この本溶接により得られた溶着金属は、母材の希釈を受けていないものである。本発明は、この溶着金属の組成を規定することにより、本発明のNi基合金フラックス入りワイヤを特定するものである。なお、実構造物においては、このようなバタリングを行わない。従って、溶接金属においては、母材からの希釈が存在するが、前述の如く、その影響は同一の開先でも部分により異なり、化学成分が一様ではない。従って、溶接金属の性能も厳密には溶接金属中で一様ではないと考えられるが、このような箇所を溶接する溶接材料自体の評価としては、希釈の影響を受けない溶着金属にて評価することができる。但し、後述する実施例において、フィスコ割れ試験により高温割れを感受性試験したが、これは、バタリングをせずに、母材の溶融により母材成分が溶接金属中に混入して母材成分による希釈を受けた部分を含む試験片について行ったものである。このように、本発明においては、母材の希釈による影響も考慮に入れて、本発明のワイヤ組成を規定している。
そして、本発明者等は、上述の問題点を解決するため鋭意実験研究を行った結果、溶接金属の酸素量が高くなるような低塩基度のスラグであっても、溶着金属の合金成分のうち、CrとMoを最適化することにより、良好な低温靭性を確保できることを見出した。
本発明は、このような知見に基づき、低塩基度のスラグ系として全姿勢での溶接作業性を確保すると共に、溶着金属の組成を上述の範囲内とすることより、全姿勢での溶接作業性と、溶接金属の耐高温割れ性、溶着金属の機械性能、特に低温靭性を両立させたものである。
本発明によれば、低塩基度のスラグ系として全姿勢での溶接作業性を確保すると共に、溶着金属の組成を上述の範囲内とすることより、全姿勢での溶接作業性と溶着金属の耐高温割れ性、溶着金属の機械性能、特に低温靭性を両立することができる。
以下、本発明に係るNi基合金フラックス入りワイヤについて、具体的に説明する。先ず、本発明のワイヤにより形成される溶着金属の組成について説明する。
「C:溶着金属中に0.005乃至0.05質量%」
Cは溶接金属の強度を向上させる効果がある。但し、C含有量が0.005%未満では強度を向上させる効果を十分に得ることはできない。一方、溶着金属のC含有量が0.05質量%を超えると、耐高温割れ性及び靭性が低下する。よって、Cの含有量は0.05質量%以下とする。なお、本発明における溶着金属のC源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれるMn-C、Cr-C、W-C等の金属炭化物、シールドガス中のCOガス及びスラグ成分から還元されたCである。
「Si:溶着金属中に0.1乃至0.5質量%」
Siは溶接金属の粒界強度を上げ、延性を向上させる効果がある。但し、溶着金属のSi含有量が0.1質量%未満ではその効果は十分ではない。一方、Siが0.5質量%を超えると、Niと化合して低融点化合物を生成するため、耐高温割れ性を劣化させると共に、靭性も低下する。よって、Siの含有量は0.1乃至0.5質量%とする。なお、本発明における溶着金属のSi源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれる金属Si及びFe−Si合金等、又はSiO等のスラグ成分から還元されたSiである。
「Mn:溶着金属中に0.2乃至6.0質量%」
MnはNiと低融点化合物を形成して耐高温割れ性を劣化させるSと結合し、Sを無害化する効果がある。但し、溶着金属におけるMn含有量が0.2質量%未満の場合、Sを無害化する効果が得られない。一方、Mn含有量が6.0質量%を超えると、スラグ剥離性が低下する。よって、溶着金属のMn含有量は、0.2乃至6.0質量%とする。なお、本発明の溶着金属におけるMn源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれる金属Mn、Fe-Mn合金、MnO及びMnCO等があり、いずれの添加によっても溶着金属のMn量を調整できる。
「Cr:溶着金属中に0.1乃至15.0質量%、好ましくは0.1乃至8.0質量%」
Crは溶接金属の強度を向上させる効果があるが、0.1質量%未満ではその効果が無く、溶着金属中のCr量が15.0質量%を超えると、靭性が低下する。従って、溶着金属中のCr含有量は、15.0質量%以下とする。また、より好ましくは、Cr含有量が0.1乃至8.0質量%である。なお、本発明の溶着金属におけるCr源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれる金属Cr、Fe-Cr合金及びCr等があり、いずれの添加によっても溶着金属のCr量を調整できる。
「Mo:溶着金属中に10.0乃至25.0質量%、好ましくは15.0乃至25.0質量%」
Moは溶接金属の強度を向上させる効果がある。但し、溶着金属のMo含有量が10.0質量%未満の場合は、溶着金属の強度を確保することができない。一方、Mo含有量が25.0質量%を超えると、溶着金属の靭性が低下する。よって、Mo含有量は、ワイヤ全質量あたり10.0乃至25.0質量%とする。なお、より好ましくは、Mo含有量は、15.0乃至25.0質量%である。なお、本発明の溶着金属におけるMo源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれる金属Mo及びFe-Mo合金等があり、いずれの添加によっても溶着金属のMo量を調整できる。
「Fe:溶着金属中に0.1乃至10.0質量%」
Feは溶接金属の延性を確保するために添加する。Fe含有量が0.1質量%未満の場合、この効果を十分確保することはできない。一方、溶着金属のFe含有量が10.0質量%を超えると、溶着金属の耐高温割れ性が劣化する。よって、溶着金属中のFe含有量は10.0質量%以下とする。なお、本発明の溶着金属におけるFe源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれる金属Fe、Fe-Mn合金、Fe-Cr合金、Fe-Mo合金及びFe-Ti合金等があり、いずれの添加によってもFe量を調整できる。
「W:溶着金属中に1.0乃至4.0質量%」
Wは溶接金属の強度を向上させる成分である。但し、溶着金属中のW含有量が1.0質量%未満の場合、溶着金属の強度を確保することができない。一方、W含有量が4.0質量%を超えると、溶着金属の靭性が低下する。よって、溶着金属中のW含有量は1.0乃至4.0質量%とする。なお、本発明の溶着金属におけるW源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれる金属W、Fe-W合金、W-C等があり、いずれの添加によってもW量を調整することができる。
「Ti:溶着金属中に0.01乃至1.0質量%」
Tiは溶接金属の脱酸剤として効果がある成分であるが、溶着金属中のTi含有量が0.01質量%未満の場合、この脱酸効果を十分確保することができない。一方、Ti含有量が1.0質量%を超えると、溶着金属の靭性が低下する。従って、Ti含有量は、ワイヤ全量あたり0.01乃至1.0質量%とする。なお、本発明の溶着金属におけるTi源としては、外皮を形成するNi基合金、フラックスに含まれる金属Ti及びFe-Ti合金等、TiO等のスラグ成分から還元されたTiがある。
「不可避不純物」
不可避的不純物としては、P,S,Nb,V及びAl等がある。これらの不純物は、以下の規制範囲であれば、許容される。
P:溶着金属中に0.020質量%以下
S:溶着金属中に0.010質量%以下
Nb:溶着金属中に0.1質量%以下
V:溶着金属中に0.1質量%以下
Al:溶着金属中に0.1質量%以下
P及びSはフラックス入りワイヤ中に存在する不可避的不純物である。P及びSはNiと化合して低融点化合物を生成するため、耐高温割れ性が低下する。よって、P及びSの含有量は、夫々P:0.020質量%以下、S:0.010質量%以下に規制する。
Nb、Vはフラックス入りワイヤ中に存在する不可避的不純物である。Nb及びVはNiと化合して低融点化合物を生成するため、耐高温割れ性が低下する。よって、溶着金属中のNb及びVの含有量は、夫々0.1質量%以下に規制する。
Alはフラックス入りワイヤ中に存在する不可避的不純物である。外皮を形成するNi基合金、Al等のスラグ成分からの還元により溶着金属に混入するが、溶着金属中のAl含有量が0.1質量%を超えると、靭性が低下する。従って、溶着金属中のAl量は0.1質量%以下に規制する。
「溶着金属成分のCr含有量を[Cr]、Mo値を[Mo]としたとき、下記数式(A)を満足すること
18.38−0.54×[Cr]≦[Mo]≦24.53−0.76×[Cr]・(A)」
本発明者はCr:0.1乃至15.0質量%、Mo:10.0乃至25.0%の範囲において、実施例に示す化学成分の異なる9種類(No.1乃至9)のフラックス入りワイヤを作成し、溶着金属の引張強さと−196℃における衝撃値を調査した。そして、試験結果についてCrとMoの重回帰分析を行い、引張強さとして690MPa以上、−196℃における衝撃値として70J以上を合格として計算を行った結果、上記数式(A)を満足する場合に、引張強さ690MPa以上、−196℃における衝撃値70J以上が得られた。[Mo]が18.38−0.54[Cr]未満の場合、引張強さは690MPa未満となり、引張強さが不足する。また、[Mo]が24.53−0.76[Cr]を超える場合には、−196℃における衝撃値は70J未満となり、靭性不足となる。
「フラックス入りワイヤの充填フラックス及びNi基合金外皮のいずれか一方又は双方に含有されるNa、K、Li、Mn、Si、Al、Ti及びZrの化合物の含有量を各酸化物に換算した値を夫々[NaO]、[KO]、[LiO]、[MnO]、[SiO]、[Al]、[TiO]及び[ZrO]としたとき、下記数式(B)の値が0.5以下
([NaO]+[KO]+[LiO]+0.2×[MnO])/([SiO]+0.5×([Al]+[TiO]+[ZrO]))・・・(B)」
数式(B)は、フラックスの塩基度を示す。このフラックスの塩基度が小さくなると、溶融スラグの融点、粘性が高くなり、全姿勢溶接が作業性が向上する。但し、塩基度(数式(B))が0.5を超えると、溶融スラグの粘性が低くなり、溶接中の溶接金属は立向きなどで垂れやすくなり、全姿勢溶接に適さなくなる。従って、数式(B)で示される塩基度は0.5以下とする。Li、K、Naの化合物の添加源としては、LiF、NaF、KF、NaAlFe、KSiFe、ソーダ長石、カリ長石、Li−Fe等であり、TiO源としては、ルチール、白チタン、チタン酸カリ、チタン酸ソーダ等、金属Ti、Fe−Ti、外皮のNi基合金中のTi等があり、SiO源としては、珪石灰、珪砂、マイカ、ソーダ長石、カリ長石等、Fe−Si、外皮のNi基合金中のSi等があり、ZrO源としては、ジルコンサンド、ジルコンフラワ等、Al源としてはアルミナ、Fe−Al、Al−Mg等がある。
「フラックス入りワイヤの充填フラックス及びNi基合金外皮のいずれか一方又は双方に含有されるワイヤ全重量に対するNa、K、Li、Mn、Si、Al、Ti及びZrの化合物の含有量を各酸化物に換算した値を夫々[NaO]、[KO]、[LiO]、[MnO]、[SiO]、[Al]、[TiO]及び[ZrO]としたとき、ワイヤ全質量に対し、[NaO]、[KO]、[LiO]の1種又は2種以上の総計で0.1乃至3.0質量%」
アーク安定剤としてLi、Na及びKからなる群から選択された少なくとも1種を添加することにより、アークが安定しスパッタの発生を抑制する効果がある。[NaO]、[KO]、[LiO]の総量で0.1質量%未満では、スパッタの発生を抑制する効果を十分得ることができず、3.0質量%を超えるとアークが不安定になりスパッタが多くなる。従って、Li、Na及びKからなる群から選択された少なくとも1種の含有量は[NaO]、[KO]、[LiO]で0.1乃至3.0質量%にすることが望ましい。
「Mn化合物:ワイヤ全質量に対して[MnO]換算で0.5乃至10.0質量%」
MnOはスラグの流動性を上げてビード外観を良好にするために添加する。また、合金調整のために添加した金属Mn及びMn合金についても、溶接時の酸化により一部スラグ中に混入し、スラグの流動性を上げてビード外観を向上させる効果をもたらす。Mn化合物の添加量が[MnO]換算で0.2質量%未満では、ビード外観を良好にする効果を十分に得ることができない。一方、Mn化合物の添加量がMnO換算で10.0質量%を超えると、スラグの被包性が低下する。従って、Mn化合物の添加量はMnO換算で0.5乃至10.0質量%とすることが望ましい。
「Si化合物:ワイヤ全質量に対して、[SiO]換算で0.1乃至3.0質量%」
SiOはスラグの粘性を上げてビード形状を良好にするために添加する。Si化合物の添加量が[SiO]換算で0.1質量%未満では、ビード形状を良好にする効果を十分に得ることができない。一方、Si化合物の添加量がSiO換算で3.0質量%を超えると、スラグの剥離性が低下する。従って、Si化合物の含有量はSiO換算で0.1乃至3.0質量%とすることが好ましい。
「Al、Ti、Zr化合物:ワイヤ全質量に対して1種又は2種以上の[Al]、[TiO] 、[ZrO]換算の総計で5.0〜12.0質量%」
Al、Ti、Zr化合物はスラグの融点を上げて全姿勢溶接の作業性を良好にするために添加する。Al、Ti、Zr化合物の1種又は2種以上の[Al]、[TiO] 、[ZrO]換算の総計で5質量%未満では、スラグの量が十分ではなく、スラグの被包性が劣化する。一方、Al、Ti、Zr化合物の1種又は2種以上の[Al]、[TiO]、[ZrO]換算の総計で12.0質量%を超えると、スラグ巻き欠陥が発生しやすくなる。従って、Al、Ti、Zr化合物の1種又は2種以上の[Al]、[TiO]、[ZrO]換算の総計で5.0乃至12.0質量%とすることが好ましい。
更に、使用するNi基合金外皮のMo含有量及びW含有量は、下記範囲とすることが好ましい。
「Mo:10乃至25質量%、W:1乃至4質量%」
Mo、Wは溶接金属の強度を確保するために不可欠な元素であるが、外皮中のMo、W含有量が少ない場合には、足りない分をフラックスに添加しなければならない。フラックスにMo、Wを添加する場合は、通常金属Mo、Wを使用するが、金属Mo、Wは融点が高いため、溶接時に溶け残って欠陥になりやすいため、外皮からの添加が好ましい。
以下、本発明の実施例の溶着金属の強度、衝撃値、耐高温割れ性及び全姿勢での溶接作業性について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して説明する。先ず、下記表1に示す組成のNi基合金からなる厚さ0.4mm、幅9.0mmの帯を湾曲させて、円筒状の外皮(No.A乃至C)を作製した。これらの外皮に、金属原料とスラグ成分とからなるフラックスを内包したフラックス入りワイヤ(No.1乃至25)を作成した。このフラックスの組成は下記表3に示すとおりである。表3中、Bの欄は式(B)の値であり、フラックスの塩基度である。このワイヤを、直径が1.2mmになるように伸線加工した後、加熱によりワイヤ中に含まれる水分を400ppm以下にしたものを供試ワイヤとした。このフラックス入りワイヤを使用した溶接により得られる溶着金属の組成は、表3のワイヤNo.1乃至25及び外皮No,A乃至Cに応じて、下記表2に示す全溶着金属成分組成となるものであった。但し、表2に記載されていないが、Vは全て0.01質量%未満であった。
Figure 0004970802
Figure 0004970802
Figure 0004970802
そして、前述の方法で製造したNo.1乃至25のワイヤについて、立向きでの溶接作業性評価、溶着金属の化学成分分析、引張及び衝撃試験、高温割れ試験としてフィスコ割れ試験を行った。
立向きでの溶接作業性評価は、図1に示すように、板厚が12mmであって、開先角度が55°になるように斜面が形成された開先部を有する母材を、開先のルートギャップが2mmになるように調整して、立向き上進姿勢で溶接することにより行った。この母材の組成を、下記表4に示す。その際の溶接条件は、溶接電流が150A、電圧が27Vであり、シールドガスにはAr−80%COを使用し、シールドガスの流量は25リットル/分とした。
Figure 0004970802
溶着金属は、図2に示すように、板厚20mmのSM490鋼板の開先面に、開先角度が45°になるように斜面を形成し、この開先部を供試ワイヤでバタリングして、バタリング層2を形成した。その後、バタリングされた母材1同士をルートギャップが12mmとなるように配置し、開先が狭まる側に、同様に表面をバタリングした裏当金3(鋼材)を配置した。この開先にJIS Z3222に準じて溶接し、溶着金属を作成した。化学成分分析試料及び引張試験片(JIS Z3111 A1号)は図4に示す要領で、また、衝撃試験片は図5に示す要領でJIS Z3111 4号試験片4,5を採取した。
その際の溶接条件は、溶接電流が200A,電圧が29V、溶接速度が300乃至400mmであり、シールドガスには80%Ar−20%COを使用し、シールドガスの流量は25リットル/分とした。
引張強さは690MPa以上、伸びは30%以上、−196℃における衝撃値は70J以上を合格とした。
高温耐割れ試験は,表4に示す成分の母材を使用し、図3に示すように、開先角度が60°になるように板厚の半分まで斜面が形成された板厚が20mm、幅が125mm、長さが300mmの母材を間隔が2mmになるように調整して、拘束割れ試験方法により行った。自動溶接機によるシングルビード溶接を行い、スタートとクレータを除く溶接金属部に発生する割れの有無を確認した。
なお、高温割れ試験の溶接条件は、電流を280A、電圧を34V、溶接速度を50cm/分、シールドガスには80%Ar−20%COを使用し、シールドガスの流量は25リットル/分とした。
その結果を下記表5に示す。
Figure 0004970802
表5に示すように、本発明の範囲に入る実施例No.1乃至6は、立向きの溶接作業性、機械的性能、及び耐高割れ性について良好な結果を得ることができた。比較例No.7、8及び17は溶着金属のMoが24.53−0.76×[Cr]を超えたため、靭性が劣化した。比較例No.9乃至11は溶着金属のMoが18.38−0.54×[Cr]未満であるため、引張強さが劣化した。比較例No.11は溶着金属のSiが0.1質量%未満であるため、伸びが劣化した。比較例No.12は溶着金属のCが0.05質量%を超えたため、靭性及び耐割れ性が劣化した。比較例No.13は溶着金属のSiが0.5質量%を超えたため、靭性及び耐割れ性が劣化した。また、ワイヤ全質量に対するSi化合物の量が酸化物換算で3.0質量%を超えたため、溶接時のスラグ剥離性が劣化した。比較例No.14は溶着金属のMnが6.0質量%を超えたため、溶接時のスラグ剥離性が劣化した。また、ワイヤ全質量に対するMn化合物の量が酸化物換算で10.0質量%を超えたため、溶接時のスラグ被包性が劣化した。比較例No.15は溶着金属のPが0.02質量%を超えたため、耐割れ性が劣化した。比較例No.16は溶着金属のSが0.01質量%を超えたため、耐割れ性が劣化した。比較例No.17は溶着金属のCrが15.0質量%を超えたため、靭性が劣化した。比較例No.18は溶着金属のMoが25.0質量%を超えたため、靭性が劣化した。比較例No.19は溶着金属のNbが0.1質量%を超えたため、耐割れ性が劣化した。比較例No.20は溶着金属のFeが10.0質量%を超えたため、耐割れ性が劣化した。比較例No.21は溶着金属のWが1.0質量%未満であるため、引張強さが劣化した。比較例No.22は溶着金属のWが4.0質量%を超えたため、靭性が劣化した。
比較例No.23は溶着金属のAlが0.1質量%を超えたため、靭性が劣化した。比較例No.24は溶着金属のTiが1.0質量%を超えたため、靭性が劣化した。また、ワイヤ全重量に対するLi、Na、K化合物の総量が酸化物換算で0.1質量%未満であったため、溶接時にスパッタが多発した。比較例No.25はワイヤ全重量に対するLi、Na、K化合物の総量が酸化物換算で3.0質量%を超えたため、アークが不安定になりスパッタが多発した。比較例No.14及び25はワイヤ全重量に対するNa、K、Li、Mn、Si、Al、Ti及びZrの化合物の含有量を各酸化物に換算した値を夫々[NaO]、[KO]、[LiO]、[MnO]、[SiO]、[Al]、[TiO]及び[ZrO]としたとき、([NaO]+[KO]+[LiO]+0.2×[MnO])/([SiO]+0.5×([Al]+[TiO]+[ZrO]))が0.5を超えたため、立向きの作業性が劣化した。
なお、実施例No.2はワイヤ全重量に対するTi、Zr、Al化合物の総量が酸化物換算で12.0質量%を超えるため、若干スラグ巻きが発生したが、機械的性質は問題がないレベルであった。実施例No.5はワイヤ全重量に対するTi、Zr、Al化合物の総量が酸化物換算で5.0質量%未満であるため、他の実施例よりもスラグ被包性が低い。
実施例で用いた試験板形状を示す断面図である。 実施例で用いた試験板形状を示す断面図である。 実施例で用いた試験板形状を示す断面図である。 実施例で用いた各試験片の採取位置を示す断面図である。 実施例で用いた各試験片の採取位置を示す断面図である。
符号の説明
1:母材
2:バタリング層
3:裏当金

Claims (5)

  1. Ni基合金外皮にフラックスが充填されたNi基合金フラックス入りワイヤにおいて、
    このフラックス入りワイヤによって得られる溶着金属成分が
    C :0.005乃至0.05質量%
    Si:0.1乃至0.5質量%
    Mn:0.2乃至6.0質量%
    Cr:0.1乃至15.0質量%
    Mo:10.0乃至25.0質量%
    Fe:0.1乃至10.0質量%
    W :1.0乃至4.0質量%
    Ti:0.01乃至1.0質量%
    残部がNi及び不可避不純物であり、
    この不可避的不純物は、
    P :0.020質量%以下
    S :0.010質量%以下
    Nb:0.1質量%以下
    V :0.1質量%以下
    Al:0.1質量%以下
    と規制され、
    溶着金属成分のCr含有量を[Cr]、Mo含有量を[Mo]としたとき、下記数式(A)を満足し
    且つ
    前記フラックス入りワイヤの充填フラックス及びNi基合金外皮のいずれか一方又は双方に含有されるワイヤ全重量に対するNa、K、Li、Mn、Si、Al、Ti及びZrの各化合物の含有量を各酸化物に換算した値を夫々[NaO]、[KO]、[LiO]、[MnO]、[SiO]、[Al]、[TiO]及び[ZrO]としたとき、下記数式(B)の値が0.5以下であることを特徴とするNi基合金フラックス入りワイヤ。
    18.38−0.54×[Cr]≦[Mo]≦24.53−0.76×[Cr]・・(A)
    ([NaO]+[KO]+[LiO]+0.2×[MnO])/([SiO]+0.5×([Al]+[TiO]+[ZrO]))・・・(B)
  2. 前記フラックス入りワイヤの充填フラックス及びNi基合金外皮のいずれか一方又は双方に含有されるNa、K、Li、Mn、Si、Al、Ti及びZrの各化合物の含有量を各酸化物に換算した値を夫々[NaO]、[KO]、[LiO]、[MnO]、[SiO]、[Al]、[TiO]及び[ZrO]としたとき、
    ワイヤ全重量に対し
    [NaO]、[KO]、[LiO]:その1種又は2種以上の総計で0.1乃至3.0質量%
    [SiO]:0.1乃至3.0質量%
    [MnO]:0.5乃至10.0質量%
    [Al]、[TiO]、[ZrO]:その1種又は2種以上の総計で5.0乃至12.0質量%であることを特徴とする請求項1に記載のNi基合金フラックス入りワイヤ。
  3. 前記溶着金属成分が
    Cr:0.1乃至8.0質量%
    Mo:15.0乃至25.0質量%
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のNi基合金フラックス入りワイヤ。
  4. 前記外皮が、Mo:10乃至25%質量%を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のNi基合金フラックス入りワイヤ。
  5. 前記外皮が、W:1乃至4%質量%を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のNi基合金フラックス入りワイヤ。
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