JP4970059B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Description
また、地上波デジタル放送の他のサービス形態として、上記セグメント数の異なる階層を複数用いて同一時間帯に同一番組を放送するサイマル放送が行われている。このサイマル放送は、家庭等の固定受信向け、自動車等の移動体受信向け、あるいは携帯電話受信向けに同じ番組サービスを提供するためのものである。
自動車のような移動体に搭載したデジタル放送受信装置では、マルチパスフェージングなど激しく電界強度が変動する場合、階層が頻繁に切り替わってしまうという問題ある。また、電界強度や再生状態によって階層ごと切替えるため、映像だけが途切れ、音声は十分に聞き取れる場合であっても、テレビジョン放送の場合、映像と音声を一緒に切替えてしまうという問題がある。さらに、階層間の切り替えタイミングによって、画像再生と音声再生が前後して結合してしまい、頻繁に再生する階層が切替る場合には、前後していることが認識できない状態になるという問題がある。さらにまた、再生状態に問題がある場合に階層を切替えるだけであるため、切替え後の各階層の映像あるいは音声データにエラーがあっても、そのエラー再生を回避できないという問題がある。
データエラー検出手段は、符号化方式抽出手段で抽出された符号化方式制御情報に基づいて、ストリーム分離手段で分離された映像データをデコードして映像フレームデータを生成する映像デコード手段と、各階層の映像データのデータエラー位置を抽出する映像データエラー検出手段とを有し、相互補完合成手段は、映像データエラー検出手段で検出した各階層の映像のデータエラー位置の映像フレームデータを、同一データ位置に基づいた互いの階層のフレームで相互補完して、1つの映像の連続するデータとして生成する映像相互補完合成手段とし、
映像データエラー検出手段は、映像デコード手段が各階層の映像データのデコード中に得る映像デコードエラー情報に基づいて、エラー箇所があるフレームを検出する階層ごとの映像デコードエラーフレーム検出手段を有し、映像デコード手段のデコード中に抽出された映像デコード制御情報からデコード後の映像フレームサイズを検出する映像フレームサイズ検出手段と、条件として与えられる出力映像サイズと前記映像フレームサイズ検出手段で取得した階層ごとの映像フレームサイズに基づいて、各階層の映像のフレームサイズ対するスケーリング値をそれぞれ決定する映像出力サイズ決定手段と、当該映像出力サイズ決定手段で決定された各階層の映像のフレームスケーリング値に基づいて、映像デコードエラーフレーム検出手段から出力されるデコード後の映像フレームデータのフレームサイズをスケーリングする階層ごとの映像サイズスケーリング手段を備え、
映像相互補完合成手段は、映像サイズスケーリング手段でスケーリングされた映像フレームデータを一時保存する映像フレームバッファと、伝送方式制御情報抽出手段から取得した伝送方式制御情報に基づいて、各階層の変調方式に対し階層間のエラー耐性の強弱の判定と、映像フレームサイズ検出手段で検出した各階層の映像フレームサイズを取得し、階層間で映像フレームサイズの大小の判定を行い、映像フレームバッファに対する各階層の映像データの書込み可否および書込む順序を決定する映像書込み順序決定手段と、当該映像書込み順序決定手段で決定した書き込み順序に従って、映像フレームバッファに書き込む映像書込み手段を有したものである。
図1はこの発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の機能構成を示すブロック図である。このデジタル放送受信装置は、伝送周波数帯域を構成するセグメントを組み合わせた少なくとも2階層を使用し、それぞれの階層に同じ番組の映像および音声データを多重させて階層伝送を行うサイマル放送を受信し、各階層の映像および音声データを復調、復号して、映像および/もしくは音声のフレームデータを、一方の階層のフレームのエラーの多い部分を他の階層のエラーの少ない部分で補完し合うことで合成し再生するものである。なお、図1の構成はテレビジョン放送についての例を示したものであるが、この発明はデジタルの音声放送に対しても適用できるものである。
図において、チューナ10は、デジタル放送の電波を受信し、サイマル放送を行っている階層1と階層2を含む受信信号を生成する手段である。伝送方式制御情報抽出手段11は、受信信号に多重されたTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号より、階層数および各階層の変調方式および伝送レートを設定した伝送方式制御情報を抽出する手段である。階層1復調手段12は、伝送方式制御情報に含まれた階層1の変調方式に基づいて放送波の階層1を復調し、階層1のデータストリーム、すなわちMPEG2−TS(Moving Picture Expert Group 2 − Transport Stream:以下、単にTSとする。)成分を得ると共に、階層1のTSに対して誤り訂正処理を行う手段である。階層2復調手段13は、階層1復調手段12と同様、放送波の階層2を復調して階層2のTSを得ると共に、階層2のTSに対して誤り訂正処理を行う手段である。ストリーム分離手段14は、復調された階層1と階層2のTSのヘッダに含まれるPID(Packet ID)番号によってフィルタリング処理することにより、各階層の映像、音声のTSパケット(映像データ、音声データ)、セクション情報、時刻情報(PCR;Program Clock Reference)などのTSパケットに分離する手段である。また、この発明におけるストリーム分離手段14は、分離された時刻情報に基づいて、階層1および階層2間の対応する映像、音声を同期させる同一データ位置を抽出する同一データ位置抽出手段を含んでいる。
階層1映像デコード手段20は、階層1映像のTSパケットからPES(Packetized Elementary Stream)、ES(Elementary Stream)を生成した後、符号化方式抽出手段15で取得した符号化方式制御情報に合わせてESをデコードして階層1の映像フレームデータを生成し、また、セクション構成手段16から取得した階層1映像の制御データと階層1映像のTSに含まれるヘッダ情報との比較や、デコード時に発生する各種エラーの検出を行って、それらの結果をデータエラー位置情報を含む映像デコードエラー情報として得る手段である。階層2映像デコード手段21は、階層2映像のTSパケットに対して階層1映像デコード手段20と同様な処理を行い、階層2の映像フレームデータ、およびデータエラー位置情報を含む映像デコードエラー情報を得る手段である。階層1映像デコードエラーフレーム検出手段22は、デコード後の階層1の映像フレームデータをバッファリングし、映像デコードエラー情報に基づいてエラー箇所があるフレームを検出する手段である。階層2映像デコードエラーフレーム検出手段23は、デコード後の階層2の映像フレームデータに対して、階層1映像デコードエラーフレーム検出手段22と同様な処理を行う手段である。
階層1音声デコード手段24は、階層1音声のTSパケットからPES、ESを生成した後、符号化方式抽出手段15で取得した符号化方式制御情報に合わせてESをデコードして音声フレームデータを生成し、また、セクション構成手段16から取得した階層1音声の制御データと音声用TSデータに含まれるヘッダ情報との比較や、デコード時に発生するデコードエラーの検出を行って、データエラー位置情報を含む音声デコードエラー情報として得る手段である。階層2音声デコード手段25は、階層2音声のTSパケットに対して、階層1音声デコード手段24と同様と同様な処理を行い、階層2の音声フレームデータ、およびデータエラー位置情報を含む音声デコードエラー情報を得る手段である。階層1音声デコードエラーフレーム検出手段26は、デコード後の階層1の音声フレームデータをバッファリングし、音声デコードエラー情報に基づいてエラー箇所があるフレームを検出する手段である。階層2音声デコードエラーフレーム検出手段27は、デコード後の階層2の音声フレームデータに対して階層1音声デコードエラーフレーム検出手段26と同様な処理を行う手段である。
映像フレームバッファ33は、再生するための映像フレームデータを一時保持する手段である。映像書込み順序決定手段32は、後述する方法で、伝送方式制御情報抽出手段11から取得した伝送方式制御情報に基づいて階層1と階層2のうちエラー耐性の強い変調方式の階層を判定すると共に、階層1映像サイズスケーリング手段29および階層2映像サイズスケーリング手段30から取得した、各階層の映像のフレームサイズ値から解像度の高い階層の映像を判定し、これらの判定結果に基づいて映像フレームバッファ33に書き込む階層と書き込む順序を決定する手段である。映像書込み手段321は、映像書込み順序決定手段32で決定した書込み順序に従って、映像フレームバッファ33に対して、後述する方法で、エラー耐性が大きく、かつ映像解像度が大きい階層の映像フレームデータを書き込むか、あるいは一方の階層の映像フレームデータのエラー箇所を補完するように他方の階層の映像フレームデータを重ね書きする手段である。
音声フレームバッファ36は、再生するための音声フレームデータを一時保持する手段である。音声書込み順序決定手段35は、後述する方法で、伝送方式制御情報抽出手段11から取得した伝送方式制御情報に基づいてエラー耐性の強い方式の階層判定を行うと共に、階層1音声サンプリング周波数変換手段261および階層2音声サンプリング周波数変換手段271から取得したデコード後の各階層の音声サンプリング周波数値に基づいて音声解像度の同一性判定を行い、これらの判定結果に基づいて、音声フレームバッファ36に書き込む階層と書込み順序を決定する手段である。音声書込み手段351は、音声書込み順序決定手段35で決定された書込み順序に従って、音声フレームバッファ36に対して、後述するように、エラー耐性が強い階層の映像フレームデータを書き込むか、あるいは一方の階層の音声フレームデータのエラー箇所を補完するように他方の階層の音声フレームデータを重ね書きする手段である。
まず、チューナ10により、デジタル放送の電波を受信し、サイマル放送を行っている階層1と階層2を含む受信信号を生成する。伝送方式制御情報抽出手段11では、その受信信号に多重された階層数および各階層の変調方式情報を抽出して伝送方式制御情報として階層1復調手段12と階層2復調手段13へ出力する。また、その受信信号は階層1復調手段12と階層2復調手段13へ与えられる。階層1復調手段12では、伝送方式制御情報抽出手段11で抽出した伝送方式制御情報に含まれる階層1の変調方式に基づいて復調し階層1のTSを生成すると共に、生成した階層1のTSに対して誤り訂正処理を行う。この処理では、誤り訂正後の出力データと共に、誤り訂正しきれなかったデータについては、TSヘッダのエラービットを立て、後段のストリーム分離手段14へ出力する。一方、階層2についても、階層2復調手段13において、階層1と同様な処理を行い、誤り訂正した階層2のTSをストリーム分離手段14に出力する。ストリーム分離手段14では、復調された階層1と階層2のTSのヘッダに含まれるPID(Packet ID)番号によって、階層1と階層2の各TSに対してフィルタリング処理を行い、各階層の映像、音声のTSパケットおよびセクション情報などのTSパケットに分離する。この場合、階層1映像のPIDをもつTSパケットは階層1映像デコード手段20へ、階層2映像のPIDをもつTSパケットは階層2映像デコード手段21へ、階層1音声のPIDを持つTSパケットは階層1音声デコード手段24へ、階層2音声のPIDを持つTSパケットは階層2音声デコード手段25へ、セクションを構成するPIDを持つTSパケットはセクション構成手段16へ、また、TSヘッダに含まれる符号化方式制御情報については符号化方式抽出手段15へ分配して出力される。また、ストリーム分離手段14に含まれる同一データ位置抽出手段により、ストリーム分離手段14で分離された時刻情報に基づいて、階層1と階層2の間の対応する映像同士、音声同士を同期させる同一データ位置を抽出する。この同一データ位置情報に基づいて以下のデータの処理が同期をとって行われる。
階層1映像サイズスケーリング手段29では、映像出力サイズ決定手段28から取得したスケーリング値に基づいて、階層1映像デコードエラーフレーム検出手段22からのデコード後の階層1の映像フレームデータを階層1の映像出力サイズとなるようにスケーリングし、階層1の映像デコードエラー情報と共に一時保持する。階層2映像サイズスケーリング手段30においても、階層1映像サイズスケーリング手段29と同様な処理を行い、デコード後の階層2の映像フレームデータを階層2の映像出力サイズとなるようにスケーリングし、階層2の映像デコードエラー情報と共に一時保持する。
まず、映像書込み順序決定手段32では、伝送方式制御情報抽出手段11から取得した伝送方式制御情報から階層毎の変調方式を抽出する(ステップST1)。次に、いずれの階層の変調方式が、エラー耐性が強いかを判定する(ステップST2)。階層1の方が階層2よりエラー耐性が強い変調方式である場合、階層1映像サイズスケーリング手段29および階層2映像サイズスケーリング手段30から取得した各階層のデコード後の映像フレームサイズの映像解像度について、いずれの階層の方がよいかを判定する(ステップST3)。一方、ステップST2において、階層2の方が階層1よりエラー耐性が強い変調方式である場合においても、同様に、階層1映像サイズスケーリング手段29および階層2映像サイズスケーリング手段30から取得した各階層のデコード後の映像フレームサイズの映像解像度について、いずれの階層の方がよいかを判定する(ステップST4)。
一方、ステップST4において、階層2の方が階層1より映像解像度がよい場合、映像書込み順序決定手段32では、フレームバッファ書込み順序を階層2のみと決定する(ステップST13)。映像書込み手段321では、この決定順序に従って、階層2映像サイズスケーリング手段30からスケーリングされたフレームサイズのエラー箇所を含む階層2の映像フレームデータを取得してそのデータのみをそのまま書き込む(ステップST14)。
また、映像書込み手段321の書込み動作を整理すると、エラー耐性の強い変調方式の階層と映像解像度の高い階層が同じと判定された場合には、当該同じ階層の映像フレームデータのみをそのまま書き込み、一方、エラー耐性の強い変調方式の階層と映像解像度の高い階層が異なると判定された場合には、最初に書き込むエラー耐性の強い変調方式の方の階層の映像フレームデータはそのまま映像フレームバッファ33に書き込み、次に書き込む映像解像度の高い方の階層の映像フレームデータはデコードエラーの発生箇所をマスクして、最初に書き込んだ映像フレームバッファ33の同一位置に書き込むことになる。
階層1音声サンプリング周波数変換手段261では、音声出力サンプリング周波数決定手段242から取得した変換値に基づいて、階層1音声デコードエラーフレーム検出手段26からのデコード後の階層1の音声フレームデータを階層1の音声出力サイズとなるように変換し、階層1の音声デコードエラー情報と共に一時保持する。階層2音声サンプリング周波数変換手段271においても、階層1音声サンプリング周波数変換手段261と同様な処理を行い、デコード後の階層2の音声フレームデータを階層2の音声出力サンプリング周波数となるように変換し、階層2の音声デコードエラー情報と共に一時保持する。
音声書込み順序決定手段35では、まず、伝送方式制御情報抽出手段11から取得した伝送方式制御情報から階層毎の変調方式を抽出する(ステップST1)。次に、いずれの階層の変調方式が、エラー耐性が強いかを判定する(ステップST2)。階層1の方が階層2よりエラー耐性が強い変調方式である場合、階層1音声デコードエラーフレーム検出手段26および階層2音声デコードエラーフレーム検出手段27から取得した各階層のデコード後の音声フレームサンプリング周波数の音声解像度について、いずれの階層の方がよいかを判定する(ステップST3)。一方、ステップST2において、階層2の方がエラー耐性が強い場合、同様に、階層1音声デコードエラーフレーム検出手段26および階層2音声デコードエラーフレーム検出手段27から取得した各階層のデコード後の音声フレームのサンプリング周波数の音声解像度について、いずれの階層の方がよいかを判定する(ステップST4)。
一方、ステップST4において、階層2の方が階層1より音声解像度がよい場合、音声書込み順序決定手段35では、フレームバッファ書込み順序を階層2のみと決定する(ステップST13)。音声書込み手段351では、この決定順序に従って、階層2音声サンプリング周波数変換手段271から変換されたサンプリング周波数のエラー箇所を含む階層2の音声フレームデータを取得して、そのデータのみをそのまま書き込む(ステップST14)。
また、音声書込み手段351の書込み動作を整理すると、エラー耐性の強い変調方式の階層と音声解像度の高い階層が同じと判定された場合には、当該同じ階層の音声フレームデータのみをそのまま書き込み、一方、エラー耐性の強い変調方式の階層と音声解像度の高い階層が異なると判定された場合には、最初に書き込むエラー耐性の強い変調方式の方の階層の音声フレームデータはそのまま音声フレームバッファ36に書き込み、次に書き込む音声解像度の高い方の階層の音声フレームデータはデコードエラーの発生箇所をマスクして、最初に書き込んだ音声フレームバッファ36の同一位置に書き込むことになる。
また、各階層のデコード後の映像フレームデータをスケーリングして、同一のサイズにしているため、階層によって映像のフレームサイズが異なっている場合にもこの発明を適用でき、映像フレームバッファへの書込み動作を容易にすることができる。
また、各階層のデコード後の音声フレームデータのサンプリング周波数を変換して、同一周波数にしているため、階層によって音声のサンプリング周波数が異なっている場合にもこの発明を適用でき、音声フレームバッファへの書込み動作を容易にすることができる。
また、階層毎の映像、音声データは各階層の符号化方式制御情報を取得してデコードしているので、符号化方式がそれぞれ異なっていても適用可能である。
Claims (7)
- 伝送周波数帯域を構成するセグメントを組み合わせた少なくとも2つの階層を使用し、それぞれの階層にテレビジョン放送または音声放送の同じ番組の映像データおよび/もしくは音声データを多重させて階層伝送を行うサイマル放送を受信し、復調、復号して各階層の映像および/もしくは音声のフレームデータを生成するデジタル放送受信装置であって、
受信信号から各階層の変調方式および伝送レートを設定した伝送方式制御情報を抽出する伝送方式制御情報抽出手段と、
復調したデータストリームから映像データおよび/もしくは音声データ、並びに時刻情報を含む制御情報を分離するストリーム分離手段と、
該ストリーム分離手段で分離された制御情報から、映像データおよび/もしくは音声データの符号化方式制御情報を抽出する符号化方式抽出手段と、
前記ストリーム分離手段で分離された各階層の映像データまたは音声データのデータエラー位置を抽出するデータエラー検出手段と、
前記ストリーム分離手段で分離された時刻情報に基づいて、階層間の対応する映像および/もしくは音声を同期させる同一データ位置を抽出する同一データ位置抽出手段と、
当該同一データ位置抽出手段で抽出された同一データ位置に基づいて、前記データエラー検出手段で検出されたデータエラー位置の映像および/もしくは音声のフレームデータを互いの階層のフレームで補完して、映像および/もしくは音声の連続するデータを生成する相互補完合成手段とを備え、
前記データエラー検出手段は、
符号化方式抽出手段で抽出された符号化方式制御情報に基づいて、ストリーム分離手段で分離された映像データをデコードして映像フレームデータを生成する映像デコード手段と、各階層の映像データのデータエラー位置を抽出する映像データエラー検出手段とを有し、
前記相互補完合成手段は、前記映像データエラー検出手段で検出した各階層の映像のデータエラー位置の映像フレームデータを、同一データ位置に基づいた互いの階層のフレームで相互補完して、1つの映像の連続するデータとして生成する映像相互補完合成手段とし、
前記映像データエラー検出手段は、映像デコード手段が各階層の映像データのデコード中に得る映像デコードエラー情報に基づいて、エラー箇所があるフレームを検出する階層ごとの映像デコードエラーフレーム検出手段を有し、
映像デコード手段のデコード中に抽出された映像デコード制御情報からデコード後の映像フレームサイズを検出する映像フレームサイズ検出手段と、
条件として与えられる出力映像サイズと前記映像フレームサイズ検出手段で取得した階層ごとの映像フレームサイズに基づいて、各階層の映像のフレームサイズ対するスケーリング値をそれぞれ決定する映像出力サイズ決定手段と、
当該映像出力サイズ決定手段で決定された各階層の映像のフレームスケーリング値に基づいて、前記映像デコードエラーフレーム検出手段から出力されるデコード後の映像フレームデータのフレームサイズをスケーリングする階層ごとの映像サイズスケーリング手段を備え、
前記映像相互補完合成手段は、
映像サイズスケーリング手段でスケーリングされた映像フレームデータを一時保存する映像フレームバッファと、
伝送方式制御情報抽出手段から取得した伝送方式制御情報に基づいて、各階層の変調方式に対し階層間のエラー耐性の強弱の判定と、映像フレームサイズ検出手段で検出した各階層の映像フレームサイズを取得し、階層間で映像フレームサイズの大小の判定を行い、前記映像フレームバッファに対する各階層の映像データの書込み可否および書込む順序を決定する映像書込み順序決定手段と、
当該映像書込み順序決定手段で決定した書き込み順序に従って、前記映像フレームバッファに書き込む映像書込み手段を有したことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 映像デコード手段、映像デコードエラーフレーム検出手段、映像サイズスケーリング手段または映像書き込み手段は、映像書込み順序決定手段で決定した書込み順序に従って各階層の映像フレームデータを出力する際、映像フレームバッファに書き込む最初の階層の映像フレームデータはそのまま出力し、2番目以降に書き込む階層の映像フレームデータはデコードエラーが発生した箇所のみマスクして出力し、
その際、前記映像書き込み手段は、前記映像フレームバッファに対し、階層間の映像フレームデータを同一データ位置へ出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。 - データエラー検出手段は、符号化方式抽出手段で抽出された符号化方式制御情報に基づいて、ストリーム分離手段から分離された音声データをデコードして音声フレームデータを生成する音声デコード手段と、各階層の音声データのデータエラー位置を抽出する音声データエラー検出手段とを有し、
相互補完合成手段は、前記音声データエラー検出手段で検出した各階層の音声のデータエラー位置の音声フレームデータを、同一データ位置に基づいた互いの階層のフレームで相互補完して、1つの音声の連続するデータを生成する音声相互補完合成手段としたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。 - 音声データエラー検出手段は、音声デコード手段で各階層の音声データのデコード中に得られる音声デコードエラー情報に基づいてエラー箇所があるフレームを検出する階層ごとの音声デコードエラーフレーム検出手段を有し、
前記音声デコード手段のデコード中に抽出された音声デコード制御情報からデコード後の音声サンプリング周波数を抽出する音声サンプリング周波数検出手段と、
条件として与えられる出力音声サンプリング周波数と前記音声サンプリング周波数検出手段が各階層から得たサンプリング周波数に基づいて、各階層に含まれた音声のサンプリング周波数に対する変換値をそれぞれ決定する音声サンプリング周波数決定手段と、
当該音声サンプリング周波数決定手段で決定されたサンプリング周波数に基づいて、各階層の音声フレームデータをサンプリングする階層ごとの音声サンプリング周波数変換手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のデジタル放送受信装置。 - 音声相互補完合成手段は、
階層ごとの音声サンプリング周波数変換手段で変換した音声フレームデータを一時保持する音声フレームバッファと、
伝送方式制御情報抽出手段から取得した伝送方式制御情報に基づいて、2つの階層のうちエラー耐性の強い変調方式の階層を判定すると共に、デコード後の音声フレームのサンプリング周波数の高い階層を判定し、これらの判定結果に基づいて、前記音声フレームバッファに書き込む音声フレームデータの階層と書込み順序を決定する音声書込み順序決定手段と、
当該音声書込み順序決定手段の決定順序に従って、前記音声フレームバッファに対して、エラー耐性が強く、かつ音声サンプリング周波数が高い階層の音声フレームデータを書き込むか、そうでない場合には一方の階層の音声フレームデータのエラー箇所を補完するように他方の階層の音声フレームデータを重ね書きする音声書込み手段を有することを特徴とする請求項4記載のデジタル放送受信装置。 - 音声書込み順序決定手段は、伝送方式制御情報抽出手段から取得した伝送方式制御情報に基づいて、各階層の変調方式に対し階層間のエラー耐性の強弱の判定と、音声サンプリング周波数検出手段で検出した各階層の音声サンプリング周波数を取得し、階層間で音声サンプリング周波数の高低の判定を行い、音声フレームバッファに対する各階層の音声データの書込み可否および書込む順序を決定し、
音声書込み手段は、前記音声書込み順序決定手段で決定した書き込み順序に従って前記音声フレームバッファに書き込むようにしたことを特徴とする請求項5記載のデジタル放送受信装置。 - 音声デコード手段、音声デコードエラーフレーム検出手段、音声サンプリング周波数変換手段または音声書き込み手段は、音声書込み順序決定手段で決定した書込み順序に従って各階層の音声デフレームデータを出力する際、音声フレームバッファに書き込む最初の階層の音声フレームデータはそのまま出力し、2番目以降に書き込む階層の音声フレームデータはデコードエラーが発生した箇所のみマスクして出力し、
その際、前記音声書き込み手段は、前記音声フレームバッファに対し、階層間の音声フレームデータを同一位置に出力するようにしたことを特徴とする請求項6記載のデジタル放送受信装置。
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