JP4968137B2 - 差動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の駆動源のトルクを受けて回転する入力軸と、車輪に連結された出力軸とを差動回転可能に構成する差動装置に関するものである。
従来、差動装置の例として、エンジンなどの駆動力を後輪側へ分配する駆動力伝達装置が、特開2006−300298号公報(特許文献1)に記載されている。この駆動力伝達装置は、電磁力により駆動するパイロットクラッチと、パイロットクラッチの係合に応じて駆動するカム機構と、カム機構の駆動に応じて入力軸と出力軸とを係合するメインクラッチを備えている。入力軸と出力軸との間で伝達されるトルクは非常に大きいため、電磁力のみによってはメインクラッチを係合させることが困難である。そのため、従来の駆動力伝達装置は、パイロットクラッチとカム機構を用いて、メインクラッチを駆動させるという複雑な機構を採用している。
特開2006−300298号公報
しかし、従来の駆動力伝達装置は、パイロットクラッチとメインクラッチの2種のクラッチを備えると共に、カム機構を備えるため、非常に複雑な構成であり、且つ、高コスト化を招来していた。そのため、より簡易的な構成で、確実に、大きなトルクを伝達することができる装置が求められていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡易的な構成で且つ大きなトルクを伝達できる新規な差動装置を提供することを目的とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
(手段1)手段1に係る差動装置は、
車両の駆動源のトルクを受けて回転する入力軸と、
車輪に連結された出力軸と、
前記入力軸と前記出力軸とを差動回転可能に連結する差動回転部材と、
前記入力軸と前記出力軸との差動回転を増速して出力される増速回転軸と、
前記増速回転軸の前記入力軸に対する回転または前記増速回転軸の前記出力軸に対する回転を抑制する抑制手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、回転軸における回転数とトルクは、反比例の関係からなる。すなわち、回転数が大きいとトルクは小さくなり、回転数が小さいとトルクは大きくなる。そして、本手段によれば、増速回転軸は、入力軸および出力軸に比べて大きな回転数で回転している。従って、増速回転軸にかかるトルクは、入力軸および出力軸に比べて小さくなる。そして、抑制手段は、増速回転軸の入力軸または出力軸に対する回転を抑制している。従って、抑制手段は、小さな抑制力で、増速回転軸の入力軸または出力軸に対する回転を抑制できる。ここで、従来の差動装置におけるパイロットクラッチ、カム機構およびメインクラッチが、本手段の抑制手段に対応する。つまり、本手段は、抑制手段の小型化および簡易構成化を図ることができる。以上より、本手段によれば、簡易的な構成で且つ大きなトルクを伝達できる。
ここで、前記抑制手段は、前記増速回転軸に回転規制された第一クラッチ板と、前記入力軸または前記出力軸に対して回転規制され前記第一クラッチ板に対向配置され且つ前記第一クラッチ板に対して相対的に軸方向移動可能な第二クラッチ板と、電圧または磁場を与えることにより第一方向に伸長し且つ可撓性を有する材料からなり、前記第一方向の幅を規制され且つ伸長した場合に軸方向に凸状に変形するように設けられ、変形した凸部が前記第一クラッチ板または前記第二クラッチ板を押圧可能な押圧部材とを備える。
第一クラッチ板と第二クラッチ板とは、増速回転軸との係合をするためのものである。従って、第一、第二クラッチ板は、小さなトルクを伝達できる程度のものでよい。そして、抑制手段を第一、第二クラッチ板により構成することで、確実に且つ容易に、増速回転軸と入力軸または出力軸との回転を抑制できる構成を形成できる。
押圧部材を備えることにより、小さな変形により大きな変位を発生することができる。つまり、小さな電圧または磁場により、第一、第二クラッチ板を係合することが可能となる。なお、電圧を与えることにより伸長し且つ可撓性を有する材料としては、例えば、ピエゾ素子などである。また、磁場を与えることにより伸長し且つ可撓性を有する材料としては、磁歪材料などである。
手段2手段1の差動装置において、
前記第一クラッチ板または前記第二クラッチ板に対して回転規制された部材の軸方向端面に凹部を形成し、
前記押圧部材は、前記凹部に前記第一方向の幅を規制され、且つ、伸長した場合に前記凹部から軸方向に突出するように変形するとよい。
手段2によれば、押圧部材の第一方向の幅を確実に規制できる。その結果、第一、第二クラッチ板を係合することが確実に可能となる。
手段3手段1または2の差動装置において、前記押圧部材は、板法線方向が凸状に変形する前記軸方向となるように設けられた板状押圧部材を、複数枚積層されてなるとよい。
手段3によれば、押圧部材による軸方向の押圧力を大きくすることができる。
手段4手段1の差動装置において、前記抑制手段は、前記第一クラッチ板および前記第二クラッチ板を電磁力により係脱可能とする電磁石を備えるようにしてもよい。
上記手段1〜3に記載のように、電圧または磁場を与えることにより伸長する材料を用いることもできるが、従来の差動装置にも適用されていた電磁石を用いることも可能である。従来から使用されている電磁石を採用することで、簡易な構成とすることができる。ここで、電磁石を適用したとしても、第一、第二クラッチ板の係合力は小さくてよいため、十分に両クラッチを係合させることができる。
手段5手段1〜4の何れかの差動装置において、前記増速回転軸は、前記入力軸および前記出力軸と同軸回りに回転可能であるとよい。
手段5によれば、増速回転軸の支持構造が容易となる。
手段6手段5の差動装置において、前記増速回転軸は、前記入力軸および前記出力軸に回転可能に支持されるようにしてもよい。
手段6によれば、容易に増速回転軸を支持できる。
手段7手段1〜6の何れかの差動装置において、
前記入力軸および前記出力軸の端面にギヤが形成され、
前記差動回転部材は、前記入力軸および前記出力軸の第一の軸線に対して傾斜した第二の軸線回りに回転可能であり、
前記差動回転部材の両端面に、前記入力軸および前記出力軸の前記ギヤにそれぞれ係合可能なギヤが形成され、
前記増速回転軸は、前記差動回転部材を回転可能に支持する。
手段7によれば、例えば、特開昭58−57544号公報などに記載されたシンクルギヤ(「ベアリング減速機」とも言う)を適用した構成である。これにより、確実に上記手段を達成できる。
手段8手段1〜6の何れかの差動装置において、
前記入力軸および前記出力軸の内周面にギヤが形成され、
前記差動回転部材は、外周面にギヤが形成された薄肉筒状のフレクススプラインであり、
前記増速回転軸は、前記フレクススプラインを回転可能に支持する楕円状のウェーブジェネレータである。
手段8によれば、ハーモニックギヤ減速機(「ハーモニックドライブ (登録商標)機構」を適用した構成である。これにより、確実に上記手段を達成できる。
以下、本発明の差動装置を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態の差動装置100について、図1を参照して説明する。図1は、第一実施形態の差動装置100の軸方向断面図である。図1に示すように、差動装置100は、入力軸10と、ヨーク20と、出力軸30と、増速回転軸40と、内輪50と、転動体60と、差動回転部材70と、クラッチ部80と、電磁石90とから構成される。
入力軸10は、有底円筒状に形成され、底部外側が車両のプロペラシャフト(図示せず)に連結されている。従って、入力軸10は、プロペラシャフトを介して、車両の駆動源のトルクを受けて回転する。この入力軸10は、底部内側に円形凹部11が形成されている。さらに、入力軸10は、開口端部を内側(第一の軸線側)に屈曲形成された内フランジ部12を有する。さらに、入力軸10の底部内側のうち、円形凹部11より径方向外側部分には、端面ギヤ13が形成されている。端面ギヤ13は、周方向に凹凸状であって、それぞれの凹凸は放射状に延びるように形成されている。
ヨーク20は、磁性体からなり、全体として円筒状に形成されている。このヨーク20の外周面が、軸受21を介して、入力軸10の内フランジ部12に第一の軸線回りに回転可能に支持されている。ヨーク20の駆動源側(図1の左側)には、大径の円形凹部22が形成されている。また、ヨーク20の反駆動源側(図1の右側)には、小径の円形凹部23が形成されている。そして、ヨーク20は、車両ボディに固定されたホールケース(図示せず)に取り付けられている。つまり、ヨーク20は、車両ボディに対して固定的に設けられている。
出力軸30は、有底筒状に形成され、底部外側が車輪側に連結されている。具体的には、出力軸30は、ディファレンシャルギヤに連結されている。さらに、出力軸30はステンレス等の非磁性材料からなる非磁性リング30aにより、鉄等の磁性材料からなる外側部材30bと、同じく鉄等の磁性材料からなる内側部材30cに分割され、これらが溶接等により一体に結合されている。非磁性リング30aのヨーク20側の軸方向一端は、後述する電磁石90に対向している。
この出力軸30の外周面は、開口側から底部側に向かって2段の階段状に形成されている。また、出力軸30の内周面は、中央底部に小径の円形凹部31が形成されている。さらに、出力軸30の内周面のうち小径の円形凹部31よりも開口側には、小径の円形凹部31よりも大径からなり、周方向に凹凸状となるスプライン32が形成されている。さらに、出力軸30の開口側端面(図1の左端面)には、端面ギヤ33が形成されている。端面ギヤ33は、周方向に凹凸状であって、それぞれの凹凸は放射状に延びるように形成されている。そして、端面ギヤ33は、入力軸10の端面ギヤ13に対して、軸方向に離隔した状態で、対向するように位置している。
そして、出力軸30は、入力軸10の径方向内側であって、ヨーク20の径方向内側に、出力軸30の底部が反駆動源側(図1の右側)を向くように、入力軸10およびヨーク20に対して第一の軸線回りに回転可能に支持されている。具体的には、出力軸30の外周面のうち最小径部位が、軸受34を介して、ヨーク20の小径の円形凹部23に回転可能に支持されている。また、出力軸30の外周面のうち中間径部位が、軸受35を介して、入力軸10の円筒内周面および内フランジ部12の内側により形成される角部に回転可能に支持されている。
増速回転軸40は、円盤部41と、軸部42、43とから構成されている。円盤部41の直径は、入力軸10の端面ギヤ13の内径および出力軸30の端面ギヤ33の内径よりも小さく設定されている。軸部42、43は、円盤部41の軸方向両端に円盤部41よりも小径で且つ同軸上に設けられている。この増速回転軸40は、入力軸10の径方向内側に収容されるように、且つ、増速回転軸40の一部を出力軸30の径方向内側に収容されるように設けられている。そして、増速回転軸40は、入力軸10および出力軸30に対して第一の軸線回りに回転可能に支持されている。具体的には、一方の軸部42が、軸受44を介して、入力軸10の円形凹部11に回転可能に支持されている。他方の軸部43が、軸受45を介して、出力軸30の小径の円形凹部23に回転可能に支持されている。このとき、円盤部41は、端面ギヤ13、33の径方向内側に位置している。また、他方の軸部43の外周面には、周方向に凹凸状となるスプライン43aが形成されている。このスプライン43aは、出力軸30のスプライン32に対して径方向に対向するように位置している。この増速回転軸40は、後に詳細に説明するが、入力軸10と出力軸30との差動回転を増速して出力される。つまり、増速回転軸40は、当該差動回転に応じた回転速度に増速される。
内輪50は、円筒状に形成されており、増速回転軸40の円盤部41の外周面に固定されている。ただし、内輪50の軸線が、第一の軸線に対して傾斜する第二の軸線に一致するように設けられている。内輪50の外周面には、全周に亘って円弧凹状断面の転動面51が形成されている。転動体60は、複数の球体からなり、内輪50の転動面51を転動するように設けられている。
差動回転部材70は、円筒状に形成されている。この差動回転部材70の内周面には、全周に亘って円弧凹状断面の転動面71が形成されている。この転動面71は、転動体60が転動する。差動回転部材70は、内輪50と同軸的に設けられている。つまり、差動回転部材70の軸線は、第一の軸線に対して傾斜する第二の軸線に一致する。差動回転部材70の両端面には、端面ギヤ72、73が形成されている。両端面ギヤ72、73は、周方向に凹凸状であって、それぞれの凹凸は放射状に延びるように形成されている。そして、駆動源側の端面ギヤ72は、入力軸10の端面ギヤ13に対向するように位置している。このとき、図1の中央より下側に示すように、駆動源側の端面ギヤ72の一部は、入力軸10の端面ギヤ13に係合している。また、反駆動源側の端面ギヤ73は、出力軸30の端面ギヤ33に対向するように位置している。このとき、図1の中央より上側に示すように、反駆動源側の端面ギヤ73の一部は、出力軸30の端面ギヤ33に係合している。ここで、本実施形態においては、一方の端面ギヤ72の歯数(凹凸数)は、入力軸10の端面ギヤ13の歯数と異なるように設定し、他方の端面ギヤ73の歯数は、出力軸30の端面ギヤ33の歯数と一致するように設定している。つまり、差動回転部材70は、入力軸10と出力軸30とを差動回転可能に連結している。
クラッチ部80(本発明の「抑制手段」に相当する)は、出力軸30に係合する複数の第一クラッチ板81およびアーマチャ83と、増速回転軸40に係合する複数の第二クラッチ板82とからなる。第一クラッチ板81およびアーマチャ83の中央には、増速回転軸40の反駆動源側(図1の右側)の軸部43の外径より大きな円形孔が形成され、第一クラッチ板81およびアーマチャ83の外周面は、周方向に凹凸状に形成されている。これらの第一クラッチ板81およびアーマチャ83は、出力軸30のスプライン32に係合される。つまり、第一クラッチ板81およびアーマチャ83は、出力軸30に対して、周方向に対する回転を規制され、且つ、軸方向に移動可能とされている。
第二クラッチ板82の中央には貫通孔が形成されており、第二クラッチ板82の内周面には、周方向に凹凸状に形成されている。第二クラッチ板82の外径は、出力軸30のスプライン32の内径よりも小さく形成されている。そして、第二クラッチ板82は、増速回転軸40の反駆動源側の軸部43のスプライン43aに係合される。つまり、第二クラッチ板82は、増速回転軸40に対して、周方向に対する回転を規制され、且つ、軸方向に移動可能とされている。さらに、第一クラッチ板81と第二クラッチ板82とは、軸方向に交互に配置されて、相互に対向するように配置されている。つまり、クラッチ部80は、増速回転軸40の出力軸30に対する回転を抑制することができる。
第一クラッチ板81および第二クラッチ板82の摩擦摺動面の径方向中央部には、円弧状の複数のスリット(空隙)が設けられ、このスリットの外側部分と内側部分とが、スリット間に形成されたブリッジ部により一体に連結されている。このスリットにより、各クラッチ板の外側部分と内側部分との磁気的な短絡を防止している。
電磁石90は、ヨーク20の大径の円形凹部22に取り付けられている。この電磁石90は、コイルが巻回されている。この電磁石90のコイルに電流を供給すると、ヨーク20、出力軸30の外側部材30b、第一クラッチ板81および第二クラッチ板82の外側部分、アーマチャ83、第一クラッチ板81および第二クラッチ板82の内側部分、出力軸30の内側部材30c、を通過してヨーク20に戻る回転磁界が発生する。この回転磁界によりアーマチャ83がヨーク20側に吸引され、第一クラッチ板81と第二クラッチ板82とが係合する。
以上のように構成される差動装置100の動作について説明する。まず、電磁石90のコイルに電流を全く供給していない場合について説明する。この場合、第一クラッチ板81と第二クラッチ板82とが完全に離間しているので、両クラッチ板81、82の間でトルク伝達が行われない。そうすると、増速回転軸40は、入力軸10および出力軸30に対して第一の軸線回りに相対回転可能となる。従って、差動回転部材70は、入力軸10および出力軸30に対して第一の軸線回りに相対回転可能となる。つまり、差動回転部材70は、入力軸10および出力軸30に対して揺動可能となる。
ここで、説明の容易化のため、増速回転軸40が1回転した場合について説明する。増速回転軸40が1回転することで、内輪50が第二の軸線回りに1回転する。そうすると、差動回転部材70の端面ギヤ72の歯と入力軸10の端面ギヤ13の歯との噛み合い位置が、周方向にずれていく。同様に、差動回転部材70の端面ギヤ73の歯と出力軸30の端面ギヤ33の歯との噛み合い位置が、周方向にずれていく。
本実施形態においては、差動回転部材70の一方の端面ギヤ72の歯数と入力軸10の端面ギヤ13の歯数とが異なるように設定している。従って、この歯数の差分だけ、入力軸10が回転する。例えば、差動回転部材70の一方の端面ギヤ72の歯数が50で、入力軸10の端面ギヤ13の歯数が49の場合には、入力軸10が50分の1だけ逆回転する。一方、差動回転部材70の他方の端面ギヤ73の歯数と出力軸30の端面ギヤ33の歯数は同一であるので、出力軸30は回転しない。つまり、増速回転軸40が1回転した場合、入力軸10と出力軸30との間には50分の1回転の差動が生じる。換言すると、入力軸10が1回転すると、増速回転軸40が50回転に増速されると共に、出力軸30は回転しないことになる。
そして、回転数とトルクの関係は上述したように反比例の関係からなる。すなわち、回転数が大きいとトルクは小さくなり、回転数が小さいとトルクは大きくなる。入力軸10と増速回転軸40とで比較した場合に、入力軸10が1回転に対して、増速回転軸40は50回転となる。つまり、増速回転軸40のトルクは、入力軸10に対して50分の1に減少する。
次に、電磁石90のコイルに最大電流を供給して、第一クラッチ板81と第二クラッチ板82とが完全に係合している場合について説明する。第一クラッチ板81と第二クラッチ板82とを完全に係合するためには、増速回転軸40にかかるトルク以上の係合力を要する。ただし、上述したように、増速回転軸40にかかるトルクは、入力軸10にかかるトルクに対して50分の1に減少している。従って、第一、第二クラッチ板81、82による係合力は、それほど大きなものでなくても、両クラッチ板81、82を完全に係合することができる。
このように、第一クラッチ板81と第二クラッチ板82とが完全に係合した場合には、以下のようになる。この場合、出力軸30と増速回転軸40とは一体的となる。従って、差動回転部材70は、出力軸30に対して揺動しない。つまり、差動回転部材70は、出力軸30および増速回転軸40と一体的となる。さらに、差動回転部材70は、出力軸30に対して揺動しないということは、入力軸10に対しても揺動しないということになる。従って、差動回転部材70は、入力軸10とも一体的となる。この場合、入力軸10が車両の駆動源からトルクを受けて回転した場合に、全てが一体的に回転する。つまり、入力軸10が受けたトルクそのものを出力軸30に出力する。
また、第一クラッチ板81と第二クラッチ板82とが完全に係合している状態ではない、中間の係合状態の場合には、第一クラッチ板81と第二クラッチ板82との係合力は上記の最大係合状態の場合よりも小さな係合力で足りる。
以上説明したように、増速回転軸40は、入力軸10および出力軸30に比べて大きな回転数で回転する。従って、増速回転軸40にかかるトルクは、入力軸10および出力軸30に比べて小さくなる。そして、抑制手段を構成するクラッチ部80は、増速回転軸40の出力軸30に対する回転を抑制している。従って、クラッチ部80は、小さな抑制力で、増速回転軸40の出力軸30に対する回転を抑制できる。つまり、抑制手段を構成する部材の小型化および簡易構成化を図ることができる。このように、簡易的な構成で且つ大きなトルクを伝達できる。また、クラッチ部80を構成する第一、第二クラッチ板81、82は、小さなトルクを伝達できる程度のものでよい。さらに、第一クラッチ板81および第二クラッチ板82を電磁石90の電磁力により係脱可能な構成を採用している。従来から使用されている電磁石90を採用することで、簡易な構成とすることができる。なお、電磁石90を適用したとしても、第一、第二クラッチ板81、82の係合力は小さくてよいため、十分に両クラッチを係合させることができる。
また、増速回転軸40は、入力軸10および出力軸30と同軸回りに、且つ、入力軸10および出力軸30に回転可能に支持されている。これにより、増速回転軸40の支持構造が容易となる。
<第二実施形態>
第二実施形態の差動装置200について、図2〜図5を参照して説明する。図2は、第二実施形態の差動装置200の軸方向断面図である。図3は、出力軸210および押圧部材220のみを取り出した状態の軸方向(図2の左側)から見た図である。図4は、図3のA−A断面図である。図5(a)は、磁場を与えていない状態における押圧部材220を示し、図5(b)は、磁場を与えた状態における押圧部材220を示す。なお、図5(a)(b)は、図の左右方向が図3のX1、X2、X3の方向とそれぞれ一致する状態を図示している。
第二実施形態の差動装置200において、第一実施形態の差動装置100と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。第二実施形態の差動装置200は、第一実施形態の差動装置100に対して、出力軸210が異なることに加えて、押圧部材220を新たに備え、クラッチ部801の構成を変更した点が相違する。
出力軸210は、ステンレス等の非磁性材料からなる非磁性リング210aにより、鉄等の磁性材料からなる外側部材210bと、同じく鉄等の磁性材料からなる内側部材21cに分割され、これらが溶接等により一体に結合されている。非磁性リング210aのヨーク20側の軸方向一端は電磁石90に対向している。
さらに、出力軸210は、スプライン32が形成される部位の底端面に、周方向に等間隔に3箇所に、凹部211a、211b、211cが形成されている。それぞれの凹部211a〜211cは、図3に示すように矩形状からなる。これらの凹部211a〜211cは、径方向幅よりも周方向側の幅が大きくされている。具体的には、凹部211aは、第一方向X1の幅が、第一方向X1に直交する幅より大きく形成されている。凹部211bは、第一方向X2の幅が、第一方向X2に直交する幅より大きく形成されている。凹部211cは、第一方向X3の幅が、第一方向X3に直交する幅より大きく形成されている。
また、凹部211a、211b、211cの径方向外側の端面は外側部材210bの内周面の一部であり、凹部211a、211b、211cの径方向内側の端面は内側部材210cの外周面の一部である。よって、電磁石90のコイルに電流を供給すると、凹部211a、211b、211cの径方向外側の端面と同径方向内側の端面との間に磁界が発生する。なお、その他の構成は、第一実施形態の出力軸30と同一構成からなる。
クラッチ部801は、出力軸210に係合する複数の第一クラッチ板811と、増速回転軸40に係合する複数の第二クラッチ板821と、これら両クラッチ板811、821の軸方向に並置され、出力軸210に対して少なくとも両クラッチ板811、821から離間する方向の軸方向移動が規制された端壁部材831からなる。第一クラッチ板811および端壁部材831の中央には、増速回転軸40の反駆動源側(図2の右側)の軸部43の外径より大きな円形孔が形成され、第一クラッチ板811の外周面は、周方向に凹凸状に形成されている。第一クラッチ板811は、出力軸210のスプライン32に係合され、出力軸210に対して、周方向に対する回転を規制され、且つ、軸方向に移動可能とされている。
第二クラッチ板821の中央には貫通孔が形成されており、第二クラッチ板821の内周面には、周方向に凹凸状に形成されている。第二クラッチ板821の外径は、出力軸21のスプライン32の内径よりも小さく形成されている。そして、第二クラッチ板821は、増速回転軸40の反駆動源側の軸部43のスプライン43aに係合される。つまり、第二クラッチ板821は、増速回転軸40に対して、周方向に対する回転を規制され、且つ、軸方向に移動可能とされている。さらに、第一クラッチ板811と第二クラッチ板821とは、軸方向に交互に配置されて、相互に対向するように配置されている。なお、第一クラッチ板811および第二クラッチ板821には、第一実施形態における第一クラッチ板81および第二クラッチ板82に形成されたような円弧状の複数のスリット(空隙)は存在しない。
端壁部材831は、出力軸210のスプライン32に圧入され、且つ溶接等の公知の手段により軸方向移動不能に固定されている。端壁部材831の軸方向の固定位置は、電磁コイル90に通電しない状態において、第一クラッチ板811および第二クラッチ板821の両面の摺動面とその対向面との間に隙間が生じ得るように設定されている。つまり、コイル90に通電しない状態では、クラッチ部801は、増速回転軸40の出力軸210に対する回転を抑制しないようにされている。
押圧部材220a、220b、220cは、図2〜図4に示すように、複数の板状押圧部材221により構成される。それぞれ板状押圧部材221は、矩形に形成されている。具体的には、板状押圧部材221の長手方向幅が、凹部211a〜211cの第一方向X1〜X3の幅とほぼ同一である。一方、板状押圧部材221の短手方向幅は、凹部211a〜211cの第一方向X1〜X3に直交する幅より僅かに小さく形成されている。この板状押圧部材221は、磁場を与えることにより、長手方向に伸長し、且つ、可撓性を有する磁歪材料からなる。なお、磁歪材料自体は公知のものであり、例えばイットリウム(Y)を含む希土類金属元素とFe、NiまたはCoとを化合させたもの等である。
そして、図5(a)に示すように、板状押圧部材221を複数枚(本実施形態においては、6枚)積層されて、長手方向が第一方向X1〜X3に一致するように、それぞれの凹部211a〜211cに挿入される。このとき、板状押圧部材221の長手方向端部は、凹部211a〜211cの第一方向X1〜X3の端面に当接している。つまり、板状押圧部材221は、第一方向(長手方向)の幅を規制されている。そして、それぞれの板状押圧部材221に磁場を与えた場合には、図5(b)に示すように、長手方向に伸長しようとするが、長手方向が規制されているため、板状法線方向に凸状に変形する。つまり、図2においては、押圧部材220は、凹部211a〜211cの開口端から第一の軸線方向に突出するように変形する。
そして、突出するように変形する押圧部材220は、第二クラッチ板821の端面を第一の軸線方向に押圧する。第一、第二クラッチ板811、821の軸方向移動は端壁部材831により規制されるので、これら両クラッチ板811、821は押圧部材220と端壁部材831によって挟まれ、摩擦係合する。つまり、コイル90に通電した状態では、クラッチ部801は、増速回転軸40の出力軸210に対する回転を抑制する。
以上より、押圧部材220は、小さな伸長変形により、第一の軸線方向の大きな変位を発生することができる。従って、小さな磁場により、第一、第二クラッチ板811、821を確実に係合することが可能となる。特に、複数枚の板状押圧部材221を適用することで、第一の軸線方向の押圧力を大きくすることができる。
なお、上記実施形態においては、押圧部材220として、磁場を与えることにより伸長し且つ可撓性を有する磁歪材料を用いた。この他に、電圧を与えることにより伸長し、且つ、可撓性を有する材料(例えば、ピエゾ素子)を用いることもできる。この場合、ピエゾ素子に電圧を印加するために導線を設ける必要がある。ただし、ピエゾ素子を用いる場合には、電磁石は不要となる。また、端壁部材831は、出力軸210のスプライン32に軸方向移動可能に係合するとともに、第一、第二クラッチ板811、821から離間する方向の移動のみがスプライン32の端部に設けられたスナップリング等により規制されるようにしてもよい。
<第三実施形態>
第三実施形態の差動装置300について、図6および図7を参照して説明する。図6は、第三実施形態の差動装置300の軸方向断面図である。図7は、ハーモニックギヤの模式図である。図7(b)が軸方向断面図であり、図7(a)が図7(b)の左方向から見た図であり、図7(c)が図7(b)の右方向から見た図である。なお、図7において、図6の構成に対応する符号を付す。
第三実施形態の差動装置300において、第一実施形態の差動装置100と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。第一実施形態の差動装置100は、ベアリング減速機を用いた構成としたが、第三実施形態の差動装置300は、ハーモニックギヤ減速機を用いた構成とした。
差動装置300は、入力軸310と、ヨーク20と、出力軸330と、増速回転軸340と、転動体350と、外輪360と、差動回転部材370と、クラッチ部80と、電磁石90とから構成される。
入力軸310は、第一実施形態の入力軸10における端面ギヤ13の代わりに、内周面ギヤ311が形成されている。つまり、この入力軸310は、ハーモニックギヤのステータギヤを構成する。なお、他の構成は、実質的に、第一実施形態の入力軸10と同一である。出力軸330は、第一実施形態の出力軸30における端面ギヤ33の代わりに、内周面ギヤ331が形成されている。出力軸330も、出力軸30と同様に、非磁性リング330aにより、外側部材330bと内側部材330cに分割され、これらが溶接等により一体に結合されている。この出力軸330は、ハーモニックギヤのドリブンギヤを構成する。なお、他の構成は、実質的に、第一実施形態の出力軸30と同一である。
増速回転軸340は、円盤部341と、軸部42、43とから構成される。軸部42、43は、第一実施形態の軸部42、43と同一である。円盤部341の外周面が、楕円状に形成されている。転動体350は、球体からなり、円盤部341の外周面を転動する。外輪360は、円盤部341の外周面に対応する楕円状からなり、その内周面を転動体350が転動する。つまり、円盤部341、転動体350および外輪360は、ハーモニックギヤのウェーブジェネレータを構成する。
差動回転部材370は、外周面にギヤが形成された薄肉筒状からなる。そして、差動回転部材370は、外輪360の外周側に圧入固定されている。つまり、差動回転部材370は、増速回転軸340の円盤部341に回転可能に支持されていることになる。そして、差動回転部材370の外周面ギヤが、入力軸310の内周面ギヤ311および出力軸330の内周ギヤ331に係合する。つまり、差動回転部材370は、ハーモニックギヤのフレクススプラインを構成する。
このように構成した場合にも、実質的に、第一実施形態と同様の動作をする。従って、本実施形態においても、第一実施形態と同様の効果を奏する。
<その他>
上記実施形態においては、クラッチ部80を構成する第一、第二クラッチ板81、82が、出力軸30と増速回転軸40とにそれぞれ係合するようにした。つまり、クラッチ部80は、増速回転軸40の出力軸30に対する回転を抑制するようにした。この他に、第一、第二クラッチ板81、82は、増速回転軸40と入力軸10とをそれぞれ係合するようにもできる。この場合、クラッチ部80は、増速回転軸40の入力軸10に対する回転を抑制するように作用する。
第一実施形態の差動装置100の軸方向断面図である。 第二実施形態の差動装置200の軸方向断面図である。 出力軸210および押圧部材220のみを取り出した状態の軸方向(図2の左側)から見た図である。 図3のA−A断面図である。 (a)磁場を与えていない状態における押圧部材220a〜220cを示し、(b)磁場を与えた状態における押圧部材220a〜220cを示す。 第三実施形態の差動装置300の軸方向断面図である。 ハーモニックギヤの模式図である。
符号の説明
100、200、300差動装置
10、310:入力軸、 13:端面ギヤ
20:ヨーク、 30、330:出力軸、 32:スプライン、 33:端面ギヤ
40、340:増速回転軸
41:円盤部、 42、43:軸部、 43a:スプライン
50:内輪、 60:転動体
70:差動回転部材、 72、73:端面ギヤ
80、801:クラッチ部、 81、811:第一クラッチ板
82、821:第二クラッチ板、 83:アーマチャ、 831:端壁部材
90:電磁石
211a〜211c:凹部、 220a〜220c:押圧部材、 221:板状押圧部材
311、331:内周面ギヤ

Claims (8)

  1. 車両の駆動源のトルクを受けて回転する入力軸と、
    車輪に連結された出力軸と、
    前記入力軸と前記出力軸とを差動回転可能に連結する差動回転部材と、
    前記入力軸と前記出力軸との差動回転を増速して出力される増速回転軸と、
    前記増速回転軸の前記入力軸に対する回転または前記増速回転軸の前記出力軸に対する回転を抑制する抑制手段と、
    を備え
    前記抑制手段は、
    前記増速回転軸に回転規制された第一クラッチ板と、
    前記入力軸または前記出力軸に対して回転規制され前記第一クラッチ板に対向配置され且つ前記第一クラッチ板に対して相対的に軸方向移動可能な第二クラッチ板と、
    電圧または磁場を与えることにより第一方向に伸長し且つ可撓性を有する材料からなり、前記第一方向の幅を規制され且つ伸長した場合に軸方向に凸状に変形するように設けられ、変形した凸部が前記第一クラッチ板または前記第二クラッチ板を押圧可能な押圧部材と、
    を備えることを特徴とする差動装置。
  2. 前記第一クラッチ板または前記第二クラッチ板に対して回転規制された部材の軸方向端面に凹部を形成し、
    前記押圧部材は、前記凹部に前記第一方向の幅を規制され、且つ、伸長した場合に前記凹部から軸方向に突出するように変形する請求項1に記載の差動装置。
  3. 前記押圧部材は、板法線方向が凸状に変形する前記軸方向となるように設けられた板状押圧部材を、複数枚積層されてなる請求項1または2に記載の差動装置。
  4. 前記抑制手段は、前記第一クラッチ板および前記第二クラッチ板を電磁力により係脱可能とする電磁石を備える請求項1に記載の差動装置。
  5. 前記増速回転軸は、前記入力軸および前記出力軸と同軸回りに回転可能である請求項1〜4の何れか一項に記載の差動装置。
  6. 前記増速回転軸は、前記入力軸および前記出力軸に回転可能に支持される請求項5に記載の差動装置。
  7. 前記入力軸および前記出力軸の端面にギヤが形成され、
    前記差動回転部材は、前記入力軸および前記出力軸の第一の軸線に対して傾斜した第二の軸線回りに回転可能であり、
    前記差動回転部材の両端面に、前記入力軸および前記出力軸の前記ギヤにそれぞれ係合可能なギヤが形成され、
    前記増速回転軸は、前記差動回転部材を回転可能に支持する請求項1〜6の何れか一項に記載の差動装置。
  8. 前記入力軸および前記出力軸の内周面にギヤが形成され、
    前記差動回転部材は、外周面にギヤが形成された薄肉筒状のフレクススプラインであり、
    前記増速回転軸は、前記フレクススプラインを回転可能に支持する楕円状のウェーブジェネレータである請求項1〜6の何れか一項に記載の差動装置。
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