JP4968137B2 - 差動装置 - Google Patents
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Description
車両の駆動源のトルクを受けて回転する入力軸と、
車輪に連結された出力軸と、
前記入力軸と前記出力軸とを差動回転可能に連結する差動回転部材と、
前記入力軸と前記出力軸との差動回転を増速して出力される増速回転軸と、
前記増速回転軸の前記入力軸に対する回転または前記増速回転軸の前記出力軸に対する回転を抑制する抑制手段と、
を備えることを特徴とする。
前記第一クラッチ板または前記第二クラッチ板に対して回転規制された部材の軸方向端面に凹部を形成し、
前記押圧部材は、前記凹部に前記第一方向の幅を規制され、且つ、伸長した場合に前記凹部から軸方向に突出するように変形するとよい。
手段2によれば、押圧部材の第一方向の幅を確実に規制できる。その結果、第一、第二クラッチ板を係合することが確実に可能となる。
手段3によれば、押圧部材による軸方向の押圧力を大きくすることができる。
上記手段1〜3に記載のように、電圧または磁場を与えることにより伸長する材料を用いることもできるが、従来の差動装置にも適用されていた電磁石を用いることも可能である。従来から使用されている電磁石を採用することで、簡易な構成とすることができる。ここで、電磁石を適用したとしても、第一、第二クラッチ板の係合力は小さくてよいため、十分に両クラッチを係合させることができる。
手段5によれば、増速回転軸の支持構造が容易となる。
手段6によれば、容易に増速回転軸を支持できる。
前記入力軸および前記出力軸の端面にギヤが形成され、
前記差動回転部材は、前記入力軸および前記出力軸の第一の軸線に対して傾斜した第二の軸線回りに回転可能であり、
前記差動回転部材の両端面に、前記入力軸および前記出力軸の前記ギヤにそれぞれ係合可能なギヤが形成され、
前記増速回転軸は、前記差動回転部材を回転可能に支持する。
手段7によれば、例えば、特開昭58−57544号公報などに記載されたシンクルギヤ(「ベアリング減速機」とも言う)を適用した構成である。これにより、確実に上記手段を達成できる。
前記入力軸および前記出力軸の内周面にギヤが形成され、
前記差動回転部材は、外周面にギヤが形成された薄肉筒状のフレクススプラインであり、
前記増速回転軸は、前記フレクススプラインを回転可能に支持する楕円状のウェーブジェネレータである。
手段8によれば、ハーモニックギヤ減速機(「ハーモニックドライブ (登録商標)機構」を適用した構成である。これにより、確実に上記手段を達成できる。
第一実施形態の差動装置100について、図1を参照して説明する。図1は、第一実施形態の差動装置100の軸方向断面図である。図1に示すように、差動装置100は、入力軸10と、ヨーク20と、出力軸30と、増速回転軸40と、内輪50と、転動体60と、差動回転部材70と、クラッチ部80と、電磁石90とから構成される。
第二実施形態の差動装置200について、図2〜図5を参照して説明する。図2は、第二実施形態の差動装置200の軸方向断面図である。図3は、出力軸210および押圧部材220のみを取り出した状態の軸方向(図2の左側)から見た図である。図4は、図3のA−A断面図である。図5(a)は、磁場を与えていない状態における押圧部材220を示し、図5(b)は、磁場を与えた状態における押圧部材220を示す。なお、図5(a)(b)は、図の左右方向が図3のX1、X2、X3の方向とそれぞれ一致する状態を図示している。
第三実施形態の差動装置300について、図6および図7を参照して説明する。図6は、第三実施形態の差動装置300の軸方向断面図である。図7は、ハーモニックギヤの模式図である。図7(b)が軸方向断面図であり、図7(a)が図7(b)の左方向から見た図であり、図7(c)が図7(b)の右方向から見た図である。なお、図7において、図6の構成に対応する符号を付す。
上記実施形態においては、クラッチ部80を構成する第一、第二クラッチ板81、82が、出力軸30と増速回転軸40とにそれぞれ係合するようにした。つまり、クラッチ部80は、増速回転軸40の出力軸30に対する回転を抑制するようにした。この他に、第一、第二クラッチ板81、82は、増速回転軸40と入力軸10とをそれぞれ係合するようにもできる。この場合、クラッチ部80は、増速回転軸40の入力軸10に対する回転を抑制するように作用する。
10、310:入力軸、 13:端面ギヤ
20:ヨーク、 30、330:出力軸、 32:スプライン、 33:端面ギヤ
40、340:増速回転軸
41:円盤部、 42、43:軸部、 43a:スプライン
50:内輪、 60:転動体
70:差動回転部材、 72、73:端面ギヤ
80、801:クラッチ部、 81、811:第一クラッチ板
82、821:第二クラッチ板、 83:アーマチャ、 831:端壁部材
90:電磁石
211a〜211c:凹部、 220a〜220c:押圧部材、 221:板状押圧部材
311、331:内周面ギヤ
Claims (8)
- 車両の駆動源のトルクを受けて回転する入力軸と、
車輪に連結された出力軸と、
前記入力軸と前記出力軸とを差動回転可能に連結する差動回転部材と、
前記入力軸と前記出力軸との差動回転を増速して出力される増速回転軸と、
前記増速回転軸の前記入力軸に対する回転または前記増速回転軸の前記出力軸に対する回転を抑制する抑制手段と、
を備え、
前記抑制手段は、
前記増速回転軸に回転規制された第一クラッチ板と、
前記入力軸または前記出力軸に対して回転規制され前記第一クラッチ板に対向配置され且つ前記第一クラッチ板に対して相対的に軸方向移動可能な第二クラッチ板と、
電圧または磁場を与えることにより第一方向に伸長し且つ可撓性を有する材料からなり、前記第一方向の幅を規制され且つ伸長した場合に軸方向に凸状に変形するように設けられ、変形した凸部が前記第一クラッチ板または前記第二クラッチ板を押圧可能な押圧部材と、
を備えることを特徴とする差動装置。 - 前記第一クラッチ板または前記第二クラッチ板に対して回転規制された部材の軸方向端面に凹部を形成し、
前記押圧部材は、前記凹部に前記第一方向の幅を規制され、且つ、伸長した場合に前記凹部から軸方向に突出するように変形する請求項1に記載の差動装置。 - 前記押圧部材は、板法線方向が凸状に変形する前記軸方向となるように設けられた板状押圧部材を、複数枚積層されてなる請求項1または2に記載の差動装置。
- 前記抑制手段は、前記第一クラッチ板および前記第二クラッチ板を電磁力により係脱可能とする電磁石を備える請求項1に記載の差動装置。
- 前記増速回転軸は、前記入力軸および前記出力軸と同軸回りに回転可能である請求項1〜4の何れか一項に記載の差動装置。
- 前記増速回転軸は、前記入力軸および前記出力軸に回転可能に支持される請求項5に記載の差動装置。
- 前記入力軸および前記出力軸の端面にギヤが形成され、
前記差動回転部材は、前記入力軸および前記出力軸の第一の軸線に対して傾斜した第二の軸線回りに回転可能であり、
前記差動回転部材の両端面に、前記入力軸および前記出力軸の前記ギヤにそれぞれ係合可能なギヤが形成され、
前記増速回転軸は、前記差動回転部材を回転可能に支持する請求項1〜6の何れか一項に記載の差動装置。 - 前記入力軸および前記出力軸の内周面にギヤが形成され、
前記差動回転部材は、外周面にギヤが形成された薄肉筒状のフレクススプラインであり、
前記増速回転軸は、前記フレクススプラインを回転可能に支持する楕円状のウェーブジェネレータである請求項1〜6の何れか一項に記載の差動装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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