JP4967614B2 - 清掃手段付き樹脂供給装置 - Google Patents
清掃手段付き樹脂供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4967614B2 JP4967614B2 JP2006311302A JP2006311302A JP4967614B2 JP 4967614 B2 JP4967614 B2 JP 4967614B2 JP 2006311302 A JP2006311302 A JP 2006311302A JP 2006311302 A JP2006311302 A JP 2006311302A JP 4967614 B2 JP4967614 B2 JP 4967614B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- resin supply
- unit
- supply apparatus
- cleaning means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
上記プラスチック容器は、まず、圧縮成形法によりプリフォームが形成され、続いて、ブロー成形金型内に収納されたプリフォームに流体を吹き込み膨張形成するブロー成形方法によって製造されている。上記圧縮成形法では、通常、圧縮成形装置が用いられ、この圧縮成形装置は、押出機、樹脂供給装置、及び、圧縮成形機を備えている。
また、上記樹脂供給装置は、生産性や品質の向上などを目的として、様々な技術が開発されてきた。
この付着物(アセトアルデヒド、オリゴマー、樹脂カスなど)が所定量に達すると、溶融樹脂と保持ユニットとの摩擦係数が増大したり、あるいは、熱伝導率の低下にともない冷却不良となり、高温のままの溶融樹脂が保持ユニットにくっつきやすくなってしまうことによって、保持手段を開放しても溶融樹脂が落下しなくなり、溶融樹脂を圧縮成形機の金型に供給できなくなる。このような不具合を回避するため、作業者が数時間ごとに保持ユニットを清掃している。
たとえば、特許文献2には、回転式粉末圧縮成形機の洗浄装置であって、昇降及び回転するノズル用パイプを備えた洗浄装置の技術が開示されている。この技術は、先端にブラシの付いたノズル用パイプから圧液を噴射させながら、金型を洗浄する構成となっている。
また、清掃作業時間中も、ダイヘッドから溶融樹脂を連続的に押し出しており、清掃作業時間が長いと樹脂材料の損失が増大するといった問題があった。
さらに、数時間ごとの清掃のために、作業者を確保しておく必要があり、省人化を図ることができないといった問題があった。
このようにすると、保持ユニットへの付着物を清掃することができ、付着物により溶融樹脂と保持ユニットとの摩擦係数が増大し、溶融樹脂を圧縮成形機に供給できなくなるといった不具合を確実に防止することができる。また、清掃手段を自動制御することにより、作業者による直接的な清掃作業を行なわなくてもすむので、省人化を図ることができる。
このようにすると、カッターホイール式の樹脂供給装置本体の保持ユニットに対して清掃を行なうことができる。また、清掃する際、生産時における保持ユニットの軌跡に対し、清掃時の軌跡が小径となり、保持ユニットが、押出機のダイヘッドから連続的に押し出される溶融樹脂と干渉しなくなるので、制御が容易になる。
このようにすると、保持ユニットに対して、清掃を良好に行なうことができる。
このようにすると、複数の保持ユニットを同時に清掃することができ、清掃時間が短縮されるので、生産性を大幅に向上させることができる。また、清掃時間が短縮されると、清掃中に押し出される溶融樹脂量が低減され、樹脂材料の損失を大幅に低減することができる。
このようにすると、保持ユニットへの付着物を効果的に清掃することができる。
このようにすると、保持ユニットへの付着物を剥離させやすくしたり、あるいは、溶かしながら清掃するので、清掃品質を向上させることができる。
このようにすると、保持ユニットへの付着物をあらかじめ剥離させやすくしたり溶かしてから清掃するので、清掃品質を向上させることができる。
このようにすると、清掃具の交換などを容易に行なうことができるとともに、樹脂供給装置本体の製造を停止させることなく、次回の清掃の準備を行なうことができ、生産性を向上させることができる。
同図において、圧縮成形装置は、押出機2、カッターホイール3、清掃装置4、金型ホイール5、出口ホイール6及び取出しコンベア7とからなっている。また、本実施形態の清掃手段付き樹脂供給装置1は、樹脂供給装置本体であるカッターホイール3と清掃手段としての清掃装置4とからなっている。
また、図3は、図2のA−A断面図を示している。
図2,3において、清掃手段付き樹脂供給装置1は、カッターホイール3及び清掃装置4とからなっており、清掃装置4は、ダイヘッド21や金型ホイール5の金型51から離れ、かつ、保持ユニット35の下方の位置に設けられている。
回転板31は、円板状部材としてあり、周縁部に等角度間隔で、六つの揺動ユニット33が回動自在に配設されている。この回転板31は、モータ(図示せず)によって、上方から見て時計回り方向に回転する。 揺動ユニット33は、下部にカムフォロワーが設けられており、回転板31が回転すると、カムフォロワーが揺動カム32に形成された溝に沿って移動することにより、揺動する。
同図において、保持ユニット35は、半円柱状の収納凹部353が形成され、かつ、上部に回転方向斜め上方に向かって突出したカッター351が形成された基部350と、この基部350に回動自在に取り付けられた、一対の保持部352とからなっている。保持部352は、例えばロータリアクチュエータなどの回動手段によって、ダイヘッド21の上流側で開き、ダイヘッド21を通過した直後に閉じる。これにより、図示してないが、カッター351によって切断されながら収納凹部353に収納された溶融樹脂を保持する。また、保持ユニット35は、切断し保持した溶融樹脂を、保持部352を閉じた状態で搬送し、金型51の上方に達すると、保持部352を開き溶融樹脂を下方の金型51に落下させる。
同図において、清掃具43は、金属や樹脂などからなる棒433と、この棒433に巻き付けられたスポンジ431と、スポンジ431を覆うように被せた、ポリエステルなどからなる布432とからなっている。このようにすると、清掃具43からの異物の発生を防止するとともに、付着物を良好に清掃することができる。
なお、本実施形態の清掃具43は、スポンジ431と布432を使用しているが、清掃具43はこの構成に限定されるものではなく、たとえば、スポンジ単体、あるいは、布(繊維)単体でもよいし、ブラシなどを使用してもよい。
この成形されたプリフォームは、出口ホイール6及び取出しコンベア7を介して排出される。
また、図示してないが、押出機2、カッターホイール3、清掃装置4、金型ホイール5、出口ホイール6及び取出しコンベア7は、図示してないが、情報処理部及び記憶部などを有する制御手段によって制御される。
また、図7は、清掃準備状態における図5のB−B断面図を示している。
次に、清掃手段付き樹脂供給装置1は、入力された清掃サイクルにもとづいて制御手段から清掃開始信号を入力すると、図6,7に示すように、溶融樹脂を保持していない保持ユニット35の伸縮ユニット34が距離Lだけ回転中心側に移動する。また、溶融樹脂を保持している保持ユニット35は、溶融樹脂を金型51に供給した後、同様に伸縮ユニット34が回転中心側に移動し、全ての伸縮ユニット34が回転中心側に移動した後、回転板31の回転を停止させる。
次に、清掃手段付き樹脂供給装置1は、図9に示すように、モータ45を回転させながら昇降板42を上昇させる。これにより、保持ユニット35は、回転している清掃具43によって、カッター351、収納凹部353及び保持部352内面が清掃される。この際、予想される付着量に応じて、清掃具43の回転数、回転方向、昇降速度、昇降回数、清掃時間などが設定されている。このように、清掃具43を回転させたり昇降させたりすることにより、保持ユニット35を効果的に清掃することができる。
なお、清掃具43の数量は少なくとも一つ以上あればよいが、本実施形態の保持ユニット35は6つ設けられているので、清掃具43の数量は、例えば3つ又は2つといった、保持ユニット数の約数(1と保持ユニット数(この例では6)を除く。)とするのが、より好ましい。このようにすると、複数の清掃具43を有効利用することができる。
また、効率よく清掃することができるので、生産性を大幅に向上させ、かつ、樹脂材料の損失の低減及び省人化を図ることができる。
たとえば、清掃手段付き樹脂供給装置1の樹脂供給装置本体は、回転、揺動及び往復移動する保持ユニット35を備えたカッターホイール3としてあるが、本発明における樹脂供給装置本体は、上記構成に限定されるものではなく、ほぼ長円に沿って移動する保持ユニットを備えた樹脂供給装置本体など、様々な構成の樹脂供給装置本体であってもよい。
また、揺動や往復移動しない保持ユニットを備えた樹脂供給装置本体に対しては、押出機を稼働させた状態のまま後退させて、ダイヘッドを避けて保持ユニットを清掃してもよい。
さらに、清掃手段付き樹脂供給装置1は、清掃具43を保持ユニット35の下方に配置・待機させる構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、清掃具43を保持ユニット35の上方に配置・待機させる構成としてもよい。
また、昇降板42の下流側に、すすぎ用ノズルや乾燥用エアーノズルなどを設けてもよい。このようにすると、清掃品質をより向上させることができる。
Claims (8)
- 押出機から押し出された溶融樹脂を切断し保持する保持ユニットを搬送し、前記溶融樹脂を圧縮成形機に供給する樹脂供給装置本体と、
この樹脂供給装置本体の近傍に設けられ、前記保持ユニットを清掃する清掃手段と
を備えたことを特徴とする清掃手段付き樹脂供給装置。 - 前記樹脂供給装置本体が、
回転板と、
この回転板に回動自在に取り付けられ、揺動カムにより揺動する揺動ユニットと、
この揺動ユニットに取り付けられ、前記保持ユニットをほぼ径方向に移動させる伸縮ユニットを備え、
前記清掃手段が、前記伸縮ユニットにより回転中心側に移動した前記保持ユニットを清掃することを特徴とする請求項1に記載の清掃手段付き樹脂供給装置。 - 前記清掃手段が清掃具を備え、該清掃具が、ブラシ、スポンジ又は布の少なくとも一つ以上からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃手段付き樹脂供給装置。
- 前記清掃具が複数個所に配設され、複数の前記清掃具が、前記保持ユニットを清掃することを特徴とする請求項3に記載の清掃手段付き樹脂供給装置。
- 前記清掃具が、昇降及び/又は回転することを特徴とする請求項3又は4に記載の清掃手段付き樹脂供給装置。
- 前記清掃具に、清掃液を供給する清掃液供給手段を備えたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の清掃手段付き樹脂供給装置。
- 前記保持ユニットに、清掃液を吹き付ける清掃液吹付け手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の清掃手段付き樹脂供給装置。
- 前記清掃手段が、前記樹脂供給装置本体に対して、進退自在に設置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の清掃手段付き樹脂供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006311302A JP4967614B2 (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | 清掃手段付き樹脂供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006311302A JP4967614B2 (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | 清掃手段付き樹脂供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008126438A JP2008126438A (ja) | 2008-06-05 |
JP4967614B2 true JP4967614B2 (ja) | 2012-07-04 |
Family
ID=39552776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006311302A Expired - Fee Related JP4967614B2 (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | 清掃手段付き樹脂供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4967614B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5319016Y2 (ja) * | 1974-11-13 | 1978-05-20 | ||
JPS5164766A (ja) * | 1974-11-30 | 1976-06-04 | Omron Tateisi Electronics Co | Kanjotaisenjosochino senjoshijidokokansochi |
JPH0711826Y2 (ja) * | 1989-07-14 | 1995-03-22 | 三菱重工業株式会社 | 高圧流体噴射洗浄装置 |
JPH07299599A (ja) * | 1994-05-09 | 1995-11-14 | Inter Metallics Kk | 砥粒を含む圧粉体成形方法 |
JP3584975B2 (ja) * | 2000-03-28 | 2004-11-04 | 東洋ガラス機械株式会社 | プリフォーム清掃方法及び装置 |
-
2006
- 2006-11-17 JP JP2006311302A patent/JP4967614B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008126438A (ja) | 2008-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8007266B2 (en) | Compression moulding apparatus | |
RU2420399C2 (ru) | Устройства и способы обработки порций текучего материала | |
US8778241B2 (en) | Method for converting a blow molding machine and blow molding machine | |
JP4967614B2 (ja) | 清掃手段付き樹脂供給装置 | |
CN205110805U (zh) | 正向全自动多头车床 | |
WO2009038245A1 (en) | Workpiece transfer device, and apparatus and method for producing molded container using the same | |
JP5098535B2 (ja) | 溶融樹脂供給装置 | |
KR200464881Y1 (ko) | 화장품 용기의 이물질 제거장치 | |
JP6850431B2 (ja) | 三次元造形装置 | |
JP5999517B2 (ja) | ディスペンシング用のジェットバルブのノズル掃除ブレード | |
US3444604A (en) | Apparatus for trimming and removing neck flash from blown articles | |
CN219820451U (zh) | 一种具有清洁功能的注塑机 | |
JP7246157B2 (ja) | 噴出装置、半凝固金属製造装置及びダイカストマシン | |
CN114311518B (zh) | 一种注塑加工模具自动清洗设备 | |
JP5151566B2 (ja) | 圧縮成形に用いる溶融樹脂を切断するカッターを備えた圧縮成形装置。 | |
WO2022158479A1 (ja) | 樹脂カス除去装置 | |
CN218744784U (zh) | 一种水喷淋冷却装置 | |
CN214645954U (zh) | 一种冰支撑3d打印机 | |
US20090130240A1 (en) | Device for making candy, particularly lollipops | |
JP2022113633A (ja) | 樹脂カス除去装置 | |
KR20150000478U (ko) | 사출 성형기의 도포 장치 | |
CN115382971A (zh) | 一种金属原料片旋压成型方法 | |
CN104941870A (zh) | 全自动导热膏涂覆机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091019 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120306 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120319 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4967614 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |