JP4967460B2 - 画像表示媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、表面全体が熱可塑性フィルムで覆われた可撓性を有する画像表示媒体に関する。
近年、画像表示媒体として、紙媒体や電子ディスプレイデバイスの他に、電子ディスプレイと紙の両者の長所を併せ持った電子ペーパーまたはデジタルペーパーと呼ばれる画像表示媒体が注目されている。
また、この様な電子ペーパーにより表示機能を付加したICカードの開発も行われており、このICカードを外的ダメージから守るために、ボンディングツールを用いた熱圧着によりICカード表面に熱可塑性フィルムを形成する技術がある。
しかし、従来の技術によると、熱可塑性フィルムを形成する際に、外部と電気的な接続を行うための取出電極と、液晶等からなる表示層に電圧を印加するための薄膜電極との接続部が加熱、加圧により損傷を受けてクラックが生じるおそれがある。また、画像表示媒体の使用時に応力を与えることにより、応力を受けた接続部の電気抵抗が上がり、画像表示に支障をきたすおそれがある。
一方、非接触ICカードのアンテナに補強部を設けることにより、文字等を表示するエンボスとアンテナが干渉した際のアンテナの断線を防ぐという技術が公開されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−42081号公報
しかし、エンボスを形成する技術は、熱圧着によりICカード表面に熱可塑性フィルムを形成する技術とは根本的に異なるため、特許文献1に記載の技術を利用して問題を回避することはできない。
従って、本発明の目的は、製造時および使用時における薄膜電極でのクラックの発生、外部応力等による薄膜電極の電気抵抗の増加を抑制する画像表示媒体を提供することである。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、表面全体が熱可塑性フィルムで覆われた画像表示媒体において、表示層と、前記表示層を挟んで対向配置された主要部、および前記主要部から延在してなる延在部を含んで構成される第1および第2の薄膜電極と、前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部表面にそれぞれ接合された、外部と電気的な接続を行うための第1および第2の取出電極と、を有し、前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部は、前記第1および第2の取出電極の複数のエッジを含んで複数の導電経路を形成するように構成され、前記第1および第2の薄膜電極と、前記第1および第2の取出電極とが、それぞれ導電性接着剤を介して接合され、前記導電性接着剤は、前記第1および第2の薄膜電極上の前記延在部のそれぞれ前記第1および第2の取出電極に挟まれない位置、および前記第1および第2の取出電極のそれぞれ前記第1および第2の薄膜電極側の反対に位置する面と接触していることを特徴とする画像表示媒体を提供する。
上記本発明の一態様によれば、前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部の幅を前記第1および第2の取出電極の幅よりも大きくすることにより前記第1および第2の取出電極から前記第1および第2の薄膜電極への前記導電経路を増やしているため、前記延在部の一部分が前記熱可塑性フィルムを熱圧着する工程において生じるクラックや、使用時に加わる曲げ応力等による変形により、電気抵抗が増加しても、電気抵抗の増加していない他の前記導電経路を通じて電流が流れ、正常な画像表示機能を維持することが可能となる。
また、従来よりも前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部上に在る前記第1および第2の取出電極のエッジ長が長くなったため、前記熱可塑性フィルムを熱圧着する工程や、使用時において、前記エッジに加わる集中応力が緩和され、クラックが生じにくくなる。
前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部の幅は、前記第1および第2の取出電極の幅よりも大きいものであってもよい。
前記第1および第2の取出電極のそれぞれ全ての前記エッジが、前記第1および第2の薄膜電極上に在る構成であってもよい。
前記画像表示媒体は、例えば、光書込型、トナーディスプレイ型、電気泳動方式等の電子ペーパーによる表示機能を付けたICカードであり、前記表示層は、前記画像表示媒体の種類により、それぞれ液晶、着色粒子等を有する層からなる。
前記第1および第2の基板は、少なくとも表示側に位置する一方が、例えば、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明な樹脂材料からなる。
前記第1および第2の薄膜電極は、少なくとも表示側に位置する一方が、例えば、50nmの酸化インジウム錫(ITO)、酸化亜鉛等からなる透明電極である。
前記第1および第2の薄膜電極は、前記表示層の種類により、例えば、両者とも全面電極の形態、一方が全面電極で他方が画素電極の形態、一方が走査電極で他方が信号電極の形態、一方が信号電極で他方が信号電極上を移動することにより走査する線電極の形態等が考えられる。
前記第1および第2の取出電極は、例えば、厚さ140μmのNi等の金属からなる。
前記熱可塑性フィルムは、PET、非晶質PET(PET−G)、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の透明な熱可塑性樹脂からなる。
前記導電性接着剤は、Agエポキシ系、Agポリイミド系等の銀ペースト、カーボンブラック等の導電性物質を分散させた樹脂等を用いることができる。
本発明によれば、製造時および使用時に生じるクラック、外部応力等による薄膜電極の電気抵抗の増加を抑制する画像表示媒体を提供することが可能となる。
〔第1の実施の形態〕
(画像表示媒体の構成)
図1(a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示媒体の上面図および下面図、図2(a)、(b)は、図1(a)の鎖線A−A’、B−B’における切断面をそれぞれ図中の矢印の方向に見た断面図である。
この画像表示媒体100は、液晶等からなる表示層101と、表示層101を挟んで対向配置された、透明な第1および第2の薄膜電極102、103を有する透明な第1および第2の基板104、105と、外部と電気的な接続を行うための第1および第2の取出電極106、107と、構成部分全体を覆うように形成された熱可塑性フィルム200と、を有して概略構成される。
図3(a)、(b)は、第1および第2の薄膜電極と、第1および第2の基板との形状を示す上面図である。図3(a)は、第1の基板104上に形成された第1の薄膜電極102を、第1の薄膜電極102の形成されている面の方向から見た図である。また、図3(b)は、第2の基板105上に形成された第2の薄膜電極103を、第1の薄膜電極103の形成されている面の方向から見た図である。
第1および第2の薄膜電極102、103は、それぞれ表示層101の位置に対応した主要部102a、103aと、第1および第2の取出電極106、107がそれぞれ接続される延在部102b、103bとから構成される。
図4(a)、(b)は、第1および第2の薄膜電極の延在部と第1および第2の取出電極の接続部を示す拡大図である。図4(a)、(b)の紙面に対する方向は、それぞれ図1(a)、(b)の方向に対応している。
図4(a)、(b)に示すように、第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103bの幅wは、第1および第2の取出電極106、107の幅wよりも大きい。
そのため、従来の画像表示装置の有する導電経路と同じ、第1および第2の取出電極106、107の幅方向に平行なエッジ106a、107aから第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103bにそれぞれ繋がる導電経路の他に、長さ方向に平行なエッジ106b、107b、および106b、107cから延在部102b、103bにそれぞれ繋がる2つの導電経路が形成され、それぞれ大きく分類して3つの導電経路が存在する。
熱可塑性フィルム200は、後述する第1、第2および第3の熱可塑性部材201、202、203を画像表示媒体100表面に熱圧着することにより形成され、図1(b)に示すように、外部から第1および第2の取出電極106、107に接続するための取出孔108を有する。なお、取出孔108は、図1(a)に示す反対側の面に形成されてもよい。また、取出孔108は、画像表示媒体100表面に熱可塑性フィルム200を形成した後に設けられるものであってもよい。
第1および第2の熱可塑性部材201、202は、例えば厚さ100μmのPETからなる母層の表面に、例えば厚さ25μmのホットメルト接着剤、共重合ポリエステル系ホットメルト接着剤等からなる溶融層を有する。溶融層は母層と比較して融点が低く、この溶融層が形成された面を画像表示媒体100表面側に向けて熱圧着を行う。
なお、図1(a)、(b)に示すように、必要に応じて、無線タグ等のICチップ109を搭載することができる。
図5は、画像表示媒体の分解斜視図である。なお、熱可塑性フィルム200は、熱圧着前の第1、第2および第3の熱可塑性部材201、202、203として表す。第1および第2の熱可塑性部材201、202は、画像表示媒体100の表面を覆う板状の形状を有し、第3の熱可塑性部材203は、側面を覆う枠状の形状を有する。なお、第1、第2および第3の熱可塑性部材201、202、203の形状は同図に示したものに限られず、また、必要に応じて熱可塑性部材を追加してもよい。
(画像表示媒体の作製)
図6(a)〜(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示媒体の各製造工程を示した断面図である。なお、図6(a)〜(c)に示す断面は図3(a)に示した断面に対応する。
まず、図6(a)に示すように、熱可塑性フィルム200を形成する前の画像表示媒体100を用意する。
次に、図6(b)に示すように、画像表示媒体100を第1、第2および第3の熱可塑性部材201、202、203で覆い、台上に固定した画像表示媒体100の全体にボンディングツール(図示しない)を用いて、緩衝材を挟んで鉛直上方向から加熱(例えば、90〜200℃)、加圧(例えば、60〜120N/mm)を施す。
なお、例えば、加熱ローラー(図示しない)を用いたラミネート法等を用いて、画像表示媒体100の裏表両面から同条件で加熱、加圧を施してもよい。
上記の工程を経て、図6(c)に示すように、第1、第2および第3の熱可塑性部材201、202、203が熱可塑性フィルム200となって画像表示媒体100の表面を覆う。
(第1の実施の形態の効果)
上記第1の実施の形態によれば、第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103bの幅wをそれぞれ第1および第2の取出電極106、107の幅wよりも大きくすることにより、導電経路を増やしているため、延在部102b、103bの一部分が、熱可塑性フィルム200を熱圧着する工程において生じるクラックや、使用時に加わる曲げ応力等による変形により、電気抵抗が増加しても、電気抵抗の増加していない他の導電経路を通じて電流が流れ、正常な画像表示機能を維持することが可能となる。
また、従来よりも第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103b上に在る第1および第2の取出電極106、107のエッジ長が長くなったため、熱可塑性フィルム200を熱圧着する工程や、使用時において、エッジに加わる集中応力が緩和され、クラックが生じにくくなる。
〔第2の実施の形態〕
(画像表示媒体の構成)
図7(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る画像表示媒体の断面図である。図7(a)、(b)の断面の位置は、第1の実施の形態に係る画像表示媒体の図3に示した断面の位置に対応する。
図8(a)、(b)は、第1および第2の薄膜電極の延在部と第1および第2の取出電極の接続部を示す拡大図である。図7(a)、(b)の紙面に対する方向は、それぞれ図4(a)、(b)に示す第1の実施の形態に係る第1および第2の薄膜電極の延在部と第1および第2の取出電極の接続部を示す拡大図の方向に対応している。
第1および第2の取出電極106、107は、それぞれ全体が第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103b上にある。すなわち、第1および第2の取出電極106、107のエッジ106a〜d、107a〜dが、第1および第2の薄膜電極102、103上に位置する。
それにより、第1および第2の取出電極106、107のエッジ106a〜d、107a〜dにより、それぞれ大きく分類して第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103bに繋がる4つの導電経路を構成している。なお、導電経路を広くとるために、図8(a)、(b)に示すように、第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103bの幅を接続部において大きくとることが好ましい。
なお、図7(b)、図8(b)に示すように、第2の基板105および第2の薄膜電極103の延在部103bには、熱可塑性フィルム200の取出孔108に通じる孔が形成されており、画像表示媒体100の外部から第2の取出電極107に電気的に接続できるようになっている。
第2の実施の形態に係る画像表示媒体100は、第1の実施の形態に係る画像表示媒体100とは、上記のように第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103bと第1および第2の取出電極106、107の接続部の構成が異なる。他の部分の構成、画像表示媒体100の製造方法については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
(第2の実施の形態の効果)
上記第2の実施の形態によれば、第1および第2の取出電極106、107をそれぞれ全体が第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103b上に位置するように形成することにより、第1の実施の形態に係る画像表示媒体100よりもさらに導電経路を増やすことができる。
また、第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103b上に在る第1および第2の取出電極106、107のエッジ長が、第1の実施の形態に係る画像表示媒体100よりも長くなったため、熱可塑性フィルム200を熱圧着する工程や、使用時において、エッジに加わる集中応力がさらに緩和され、クラックが生じにくくなる。
〔第3の実施の形態〕
(画像表示媒体の構成)
図9(a)、(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る画像表示媒体の薄膜電極および基板の上面図である。図9(a)は、第1の基板104上に形成された第1の薄膜電極102を、第1の薄膜電極102の形成されている面の方向から見た図である。また、図9(b)は、第2の基板105上に形成された第2の薄膜電極103を、第1の薄膜電極103の形成されている面の方向から見た図である。
第1および第2の薄膜電極102、103は、それぞれ主要部102a、103aと、延在部102b、103bと、迂回部102c、103cとから構成される。第1および第2の基板もまた、第1および第2の薄膜電極102、103の形状に対応した形状を有する。
なお、図9(b)に示すように、第2の基板105および第2の薄膜電極103の延在部103bには、熱可塑性フィルム200の取出孔108に通じる孔が形成されており、画像表示媒体100の外部から第2の取出電極107に電気的に接続できるようになっている。
図10(a)、(b)は、第1および第2の薄膜電極の延在部および迂回部と第1および第2の取出電極の接続部を示す拡大図である。同図から分かるように、第1および第2の取出電極106、107のエッジ106a、107aから第1および第2の薄膜電極102、103に繋がる導電経路の他に、エッジ106a、107aの反対側のエッジ106d、107dから迂回部102c、103cに繋がる導電経路が存在する。
第3の実施の形態に係る画像表示媒体100は、第1の実施の形態に係る画像表示媒体100とは、上記のように第1および第2の薄膜電極102、103と第1および第2の基板104、105の形状が異なる。他の部分の構成、画像表示媒体100の製造方法については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
(第3の実施の形態の効果)
上記第3の実施の形態によれば、第1および第2の薄膜電極102、103に迂回部102c、103cを形成して、第1および第2の取出電極106、107のエッジ106d、107dからの導電経路とすることにより、延在部102b、103bまたは迂回部102c、103cの一部分が、熱可塑性フィルム200を熱圧着する工程において生じるクラックや、使用時に加わる曲げ応力等による変形により電気抵抗が増加しても、電気抵抗が増加していない他の導電経路を通じて電流が流れ、正常な画像表示機能を維持することが可能となる。
また、従来よりも第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103b上に在る第1および第2の取出電極106、107のエッジ長が長くなったため、熱可塑性フィルム200を熱圧着する工程や、使用時において、エッジに加わる集中応力が緩和され、クラックが生じにくくなる。
〔第4の実施の形態〕
(画像表示媒体の構成)
図11(a)、(b)は、本発明の第4の実施の形態に係る画像表示媒体の薄膜電極と取出電極との接続部の断面図である。
図11(a)、(b)は、それぞれ導電性接着剤110を用いた第1および第2の薄膜電極102、103と第1および第2の取出電極106、107の接続部を示している。通常、導電性接着剤110は、第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103bと第1および第2の取出電極106、107に挟まれる位置にのみ塗布されるものであるが、第4の実施の形態に係る画像表示媒体100においては、延在部102b、103b上の第1および第2の取出電極106、107に挟まれない位置、および第1および第2の取出電極106、107の第1および第2の薄膜電極102、103側と反対の面にも接するように塗布される。
また、第1および第2の取出電極106、107の側面にも導電性接着剤110を塗布して、さらに導電経路を増やしてもよい。
第4の実施の形態に係る画像表示媒体100は、上記のように、第1および第2の薄膜電極102、103と第1および第2の取出電極106、107の接着に用いる導電性接着剤110の形状に特徴を持たせた点において、第1の実施の形態に係る画像表示媒体100と異なる。他の部分の構成、画像表示媒体100の製造方法については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
(第4の実施の形態の効果)
上記第4の実施の形態によれば、導電性接着剤110を第1および第2の薄膜電極102、103の延在部102b、103b上の第1および第2の取出電極106、107に挟まれない位置、および第1および第2の取出電極106、107の第1および第2の取出電極106、107側と反対の面にも接するように塗布することにより、導電性接着剤110直下の延在部102b、103bの一部分が、熱可塑性フィルム200を熱圧着する工程において生じるクラックや、使用時に加わる曲げ応力等による変形により電気抵抗が増加しても、導電性接着剤110を伝わる他の導電経路を通じて電流が流れ、正常な画像表示機能を維持することが可能となる。
また、第1および第2の取出電極106、107のエッジを包み込むように導電性接着剤110が形成されるため、熱可塑性フィルム200を熱圧着する工程や、使用時において、エッジに加わる集中応力が緩和され、クラックが生じにくくなる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において上記各実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
(a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示媒体の上面図および下面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示媒体の断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る第1および第2の薄膜電極と、第1および第2の基板との形状を示す上面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る第1および第2の薄膜電極の延在部と第1および第2の取出電極の接続部を示す拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像表示媒体の分解斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示媒体の各製造工程を示した断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る画像表示媒体の断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る第1および第2の薄膜電極の延在部と第1および第2の取出電極の接続部を示す拡大図である。 ((a)、(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る画像表示媒体の薄膜電極および基板の上面図である。 (a)、(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る第1および第2の薄膜電極の延在部および迂回部と第1および第2の取出電極の接続部を示す拡大図である。 (a)、(b)は、本発明の第4の実施の形態に係る画像表示媒体の薄膜電極と取出電極との接続部の断面図である。
符号の説明
100 画像表示媒体
101 表示層
102 第1の薄膜電極
102a 主要部
102b 延在部
102c 迂回部
103 第2の薄膜電極
103a 主要部
103b 延在部
103c 迂回部
104 第1の基板
105 第2の基板
106 第1の取出電極
106a、106b、106c、106d エッジ
107 第2の取出電極
107a、107b、107c、107d エッジ
108 取出孔
109 ICチップ
110 導電性接着剤
200 熱可塑性フィルム
201 第1の熱可塑性部材
202 第2の熱可塑性部材
203 第3の熱可塑性部材

Claims (3)

  1. 表面全体が熱可塑性フィルムで覆われた画像表示媒体において、
    表示層と、
    前記表示層を挟んで対向配置された主要部、および前記主要部から延在してなる延在部を含んで構成される第1および第2の薄膜電極と、
    前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部表面にそれぞれ接合された、外部と電気的な接続を行うための第1および第2の取出電極と、
    を有し、
    前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部は、前記第1および第2の取出電極の複数のエッジを含んで複数の導電経路を形成するように構成され
    前記第1および第2の薄膜電極と、前記第1および第2の取出電極とが、それぞれ導電性接着剤を介して接合され、
    前記導電性接着剤は、前記第1および第2の薄膜電極上の前記延在部のそれぞれ前記第1および第2の取出電極に挟まれない位置、および前記第1および第2の取出電極のそれぞれ前記第1および第2の薄膜電極側の反対に位置する面と接触していることを特徴とする画像表示媒体。
  2. 前記第1および第2の薄膜電極の前記延在部の幅は、前記第1および第2の取出電極の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。
  3. 前記第1および第2の取出電極のそれぞれ全ての前記エッジが、前記第1および第2の薄膜電極上に在ることを特徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。
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