JP4967386B2 - 容器の口部加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は容器の口部加工装置に関し、より詳しくは、容器の口部を切削するエンドミルを覆うカバーの改良に関する。
従来、マヨネーズ用の合成樹脂容器を製造する場合には、先ず上端部が閉鎖された合成樹脂容器を製造してからその上端部の天面を切断し、その後に切断箇所となった上端口部をリーマ機のエンドミルによって研磨することで仕上げ加工を施している。このような容器の口部加工装置として、例えば特許文献1に開示されたものが提案されている。
こうした従来の口部加工装置においては、エンドミルの周囲を覆ってカバーを設けてあり、エンドミルによる切削加工時に発生する切削屑を回収するようにしている。また、それと同時に、上記カバー内を集塵ダクトに連通させてカバー内に負圧を導入することにより、カバー内に介在する切削屑を吸引して回収するようにしている。
特開平6−285740号公報
ところで、上述したような従来の口部加工装置において、カバー内を吸引してもカバー内の全ての切削屑を吸引できるわけではなく、一部の切削屑はカバーの内面に付着して残留していたものである。そのため、従来ではカバー内に残留した切削屑を除去するために定期的にカバー内を清掃する必要があった。しかも、切削工具としてのエンドミルは消耗品であるので、摩滅したものは新しいものと定期的に交換する必要があった。
上述したカバー内の清掃作業あるいはエンドミルの交換作業を行う場合には、いずれの場合もカバーを口部加工装置の回転体から取り外さなければならない。その際、従来では、カバーのすぐ下方位置に容器の首部を把持するネックグリッパを配置しているため、カバーの高さを変更することなく該カバーを取り外そうとすると、ネックグリッパが邪魔になってカバーを回転体から取り外すことができない。
そこで、従来では、口部加工装置の回転体を所要量だけ上昇させてカバーとネックグリッパとの間隔を広げた後に、カバーを取り外してからカバー内部の清掃やエンドミルの交換を行っている。そして、カバー内の清掃作業あるいはエンドミルの交換作業が終了したら、再度カバーを回転体に取り付けて該回転体を基の高さ、すなわちエンドミルによる容器の切削加工時の高さまで下降させていたものである。
ここで、エンドミルによる容器の仕上げ加工は容器製造の最終工程であり、非常に高い精度が要求されるが、回転体を前回の加工時の高さに再度下降させる際には、厳密に元の高さと一致させるためにダイヤルゲージを用いて高さを微調整しながら作業を行っている。従来ではこうしたエンドミルの高さ調整作業が煩雑となり、したがって、上記カバー内の清掃作業やエンドミルの交換作業が煩雑で時間が掛かるという欠点があった。
そこで、本発明の目的は、従来必要であったエンドミルの高さ調整作業を省略して、カバーの清掃作業およびエンドミルの交換作業をきわめて容易に行うことが可能な容器の口部加工装置を提供することである。
上述した事情に鑑み、本発明は、回転体の円周方向の複数箇所に配置されて容器を加工する複数の仕上げ機構を備え、上記仕上げ機構は、駆動源によって回転されて容器の口部を切削するエンドミルと、上記エンドミルを覆って配置されて切削屑を回収するカバーとを備えた容器の口部加工装置において、
上記カバーは、回転体の回転中心側に位置する固定部材と、この固定部材よりも回転体の外方側に位置して集塵ダクトと連通可能な吸気孔を有する着脱部材とからなり、上記固定部材および着脱部材に、上下方向に貫通した切欠き部を有する対向面を形成し、これら両部材の対向面を当接させることにより、上記両部材の切欠き部によって上記エンドミルを収容する空間部を形成し、また上記着脱部材の対向面に上記エンドミルの中心より上記固定部材側へ突出する突出部を設け、さらに上記固定部材と着脱部材とを相互に当接させた状態において、それら両部材を着脱可能なクランプ手段によって一体に連結するとともに、所要時に上記着脱部材を分離させることで、カバーの内面およびエンドミルが露出されるように構成したものである。
このような構成によれば、上記カバーの着脱部材を分離させると、カバーの内面およびエンドミルを露出させることができる。そのため、仕上げ機構とそれに設けたエンドミルを昇降させることなく、カバー内の清掃およびエンドミルの交換作業を行うことができる。そして、それらの作業が終了した後にエンドミルの高さ調整を行う必要がない。
したがって、カバーの清掃作業およびエンドミルの交換作業に要する作業時間を従来と比較して大幅に短縮することが可能となる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において1は容器2の上端口部の仕上げ加工を行う口部加工装置である。この口部加工装置1は、容器2の上端部を水平に切断する回転式のカッター機3と、このカッター機3によって上端部を切断した後の容器2の上端口部2Aを仕上げ加工する回転式のリーマ機4とを備えている。
これらカッター機3およびリーマ機4の近接位置には、容器2を搬送する搬送コンベヤ5を配置してあり、この搬送コンベヤ5とカッター機3との間に供給スターホイール6を配置している。また、カッター機3とリーマ機4との間には、容器2を受け渡す中間スターホイール7を配置してあり、リーマ機4と搬送コンベヤ5との間には排出スターホイール8を配置している。
本実施例の口部加工装置1による加工対象となる容器2は、マヨネーズを充填するための合成樹脂容器であって、前工程において上端部が閉鎖された密封状態で製造されている。
そして、このように上端部が閉鎖された容器2が搬送コンベヤ2上にカップ状のホルダに保持されて正立状態で供給されると、各容器2はタイミングスクリュー11によって所定間隔に離隔された後に、供給スターホイール6を介して順次カッター機3上に受け渡される。
カッター機3は、容器2の上端部である天面を切り離すカッター12を備えており、カッター機3によって回転方向に移送される容器2は上記カッター12の位置を通過する際に、上端部の天面を水平に切り離されるようになっている。
このようにして、カッター機3によって上端部が切り離されて上端口部2Aが開口した各容器2は中間スターホイール7を介してリーマ機4へ受け渡されるようになっている。
リーマ機4は、矢印方向に回転する回転体13と、この回転体13の円周方向等間隔位置に設けられ、供給される容器2を載置するびん台14と、その上方となるように回転体13に回転自在に配置されてエンドミル15を有する仕上げ機構16と、各びん台14毎に設けられて容器2の首部を把持する従来公知のネックグリッパ17とを備えている(図1〜図3参照)。
中間スターホイール7からリーマ機4へ受け渡された容器2は、リーマ機4のびん台14上に載置されるとともに、上記ネックグリッパ17によってびん台14上の容器2の首部が把持される。
そして、この状態において、回転体13の回転に伴って昇降機構18によって仕上げ機構16が所要量だけ下降して、そのエンドミル15が容器2の上端口部2Aに接触するとともに、駆動機構21によってエンドミル15が所定方向に回転されるようになっている。そのため、エンドミル15によって容器2の上端口部2Aが切削されて仕上げ加工が施されるようになっている。
後に詳述するが、各仕上げ機構16は、上記エンドミル15の外周部とその隣接上方部分を覆うカバー22を備えており、エンドミル15によって切削加工時に生じる切削屑はカバー22によって回収するようになっている。また、リーマ機4は、回転体13の隣接外方側となる所定領域にわたって集塵ダクト23を配置してあり、これら集塵ダクト23には導管24を介してブロア25から常時負圧が導入されている。
そして、仕上げ機構16が上記集塵ダクト23を設けた領域を移動する際に、 仕上げ機構16のカバー22内は集塵ダクト23と連通するようになっている(図2、図3参照)。そして、このように、集塵ダクト23とカバー内22とが連通する領域において、各仕上げ機構16のエンドミル15が駆動機構21によって回転されて容器2の上端口部2Aが切削加工されるようになっている。このように、エンドミル15を回転させて容器2の上端口部2Aを切削加工する際には、ブロア23を介してカバー22内に負圧が導入されてカバー22内が吸引されており、したがって、カバー22内で生じる切削屑はカバー22、ブロアー23及び導管24を介して図示しない回収箱に回収されるようになっている。
このようにして、リーマ機4は、エンドミル15によって各容器2の上端口部2Aの仕上げ加工を行うようになっており、仕上げ加工が終了したら仕上げ機構16は昇降機構18により上昇されるとともに加工が終了した容器2はネックグリッパ17による把持状態を解放されてから排出スターホイール8を介して搬送コンベヤ5上に排出されるようになっている。
上述した口部加工装置1の構成は、例えば特許文献1(特開平6−285740号公報)の開示内容から公知である。
本実施例は、上記リーマ機4の各仕上げ機構16が備えるカバー22を改良することで、カバー22内の清掃作業とエンドミル15の交換作業を容易にしたものである。
すなわち、図2ないし図3に示すように、本実施例の仕上げ機構16は、回転体13に昇降自在に取り付けられた昇降パイプ26と、この昇降パイプ26内を貫通させて配置されて昇降パイプ26内のベアリング27を介して回転自在に軸支された中空のスピンドル28と、このスピンドル28の下端部に鉛直下方に向けて螺着された上記エンドミル15と、上記昇降パイプ26の下端部に円筒部材31を介して連結されて上記エンドミル15を覆う上記カバー22とを備えている。
昇降パイプ26にはカムフォロワ32を回転自在に設けてあり、このカムフォロワ32は、回転体13に取り付けた環状のカム33に載置されている。これにより、回転体13の回転に伴って、仕上げ機構16全体が上記カム33のカム面の高さに応じて昇降されるようになっている。つまり、カムフォロワ32とカム33とによって、仕上げ機構16全体を昇降させる上記昇降機構18を構成している。
昇降機構18によって仕上げ機構16が上昇位置に位置しているときには、エンドミル15は、びん台14上の容器2の上端口部2Aと接触することはない(図2の状態)。これに対して、昇降機構18によって仕上げ機構16が下降位置に位置しているときには、エンドミル15がびん台14上の容器2の上端口部2Aに接触するようになっている(図3の状態)。
回転体13の上端にはベアリング35を介して太陽ギヤ36を回転自在に取り付けてあり、この太陽ギヤ36は、仕上げ機構16のスピンドル28の上端に取り付けたギヤ34と噛みあっている。太陽ギヤ36は、図示しないモータに連動して所定速度で回転されるようになっている。したがって、この太陽ギヤ36、ギヤ34を介して仕上げ機構16のスピンドル28およびエンドミル15が所定方向に回転されるようになっている。この時には、図3に示すように、上記昇降機構18によってエンドミル15は下降位置にあり、容器2の上端口部2Aに接触しているので、回転するエンドミル15によって容器2の上端口部2Aが切削されて仕上げ加工が施されるようになっている。本実施例では、太陽ギヤ36、ギヤ34及び図示しないモータによって上記駆動機構21を構成している。
本実施例のカバー22は、図2ないし図4に示すように、全体として概略直方体状に形成されており、その上下方向に貫通する段付貫通孔22Aを備えるとともに、段付貫通孔22Aから連通して集塵ダクト23と対向する側部に開口する吸気孔22Bを備えている。
カバー22の底面部にはリング状のガイド部材37を嵌着してあり、上記エンドミル15は、カバー22の段付貫通孔22A及びガイド37の内部に収容されるようになっている。カバー22の上面には、円筒部材31の下端部を連結してあり、上述したように円筒部材31を介してカバー22は昇降パイプ26に連結されている。
しかして、従来では上記カバー22を一体物で構成していたものであるが、本実施例においては、図3から図5に示すように、上記回転体13の放射方向における内方側と外方側とに位置する第1部材41と第2部材42とによってカバー22を構成してあり、所要時に第1部材41を第2部材42から分離できるようにしている。
第1部材41は、その長手方向と直交する方向の断面がL字形となるブロック状に形成してあり、下半分は肉厚部41Aとしてあり、上半分は肉薄部41Bとなっている。このように構成することで、第1部材41の肉厚部41Aおよび肉薄部41Bにおける回転体13の中心側を向けた側面は、上記第2部材42と対向する平坦な対向面41G、41H(突出部)として形成されている。上記肉厚部41Aの対向面41Hはカバー22に収容されるエンドミル15の中心よりも回転体13の中心側に向かって突出している。そして、第1部材41における上記対向面41Gの長手方向の中央部に、肉薄部41Bから肉厚部41Aにわたって上下方向に貫通する段付切欠き部41Cが形成されている。段付切欠き部41Cの水平方向の断面は円弧状となっており、肉薄部41B側となる段付切欠き部41Cは肉厚部41A側のそれよりも小径となっている。また、この第1部材41には、上記肉厚部41Aの段付切欠き部41Cから連続して、第1部材41における長手方向の他方の側面に開口する上記吸気孔22Bが形成されている。
また、図2〜図4に示すように、第1部材41における上面には、3箇所のねじ孔41Dを形成している。そして、その位置に円弧状をした連結部材43の下部を当接させ、その部分の貫通孔にねじ44を挿通させてからねじ孔41Dに螺合することで、第1部材41の上面に連結部材43を一体に連結している(図3、図5参照)。また、第1部材41における底面には、段付切欠き部41の内面に沿って円弧状溝41Eを形成している。
他方、第2部材42は、その長手方向と直交する方向の断面が鉤型となるブロック状に形成してあり、上半分は肉厚部42Aとしてあり、下半分は肉薄部42Bとなっている。このように構成することで、第2部材42における肉厚部42A、肉薄部42Bの一側に上記第1部材41の対向面41G、41Hと対向する平坦な対向面42G、42Hが形成されている。第2部材42の対向面42G、42Hの長手方向中央には、下方の肉薄部42Bから肉厚部42Aにわたって上下方向に貫通する段付切欠き部42Cが形成されている。段付切欠き部42Cの断面形状は円弧状となっており、肉厚部42A側となる段付切欠き部42Cは肉薄部42Bのそれよりも小径となっている。
また、第2部材42の上面には、段付切欠き部42Cの内面に沿って円弧状突出部42Dを形成してあり、その隣接位置となる上面には3箇所のねじ孔42Eを形成している。また、第2部材42の底面には、段付切欠き部42Cの内面に沿って円弧状溝42Fを形成している。
本実施例の上記円筒部材31は、第1部材41の上面に連結された連結部材43と、この連結部材43の形状に相当する切欠き部31Cを形成した概略円筒状の本体部31Aとから構成されている。そして、連結部材43は上述した第1部材41の上面に連結されている。これに対して、円筒部材31の本体部31Aの上端は上記昇降パイプ26の下端部にねじで連結されている(図2参照)。そして、この本体部31Aの下端部を上記第2部材42の上面に当接させ、その状態においてねじ45を本体部31Aの下端部の孔に挿通してからねじ孔42Eへ螺合させて、本体部31Aの下端部と第2部材42とを一体に連結している(図3、図5参照)。
このように、本実施例においては、カバー22の一方の構成部材である第2部材42は円筒部材31を介して昇降パイプ26と一体に連結されている。そして、この状態の円筒部材31の本体部31A内にスピンドル28が挿入されており、またエンドミル15は第2部材42の段付切欠き部42C内に位置している。この状態では、第2部材42は、その平坦な対向面42G、42Hが回転体13の放射方向の外方側に面している。
そして、本実施例では、上述したように円筒部材31を介して昇降パイプ26と一体となっている第2部材42に対して、両段付切欠き部41C、42Cが抱き合わされるように、他方の第1部材41の対向面41G、41Hを第2部材42の対向面42G、42Hに当接させる。このように、両部材41、42の対向面41G、41H、42G、42Hを相互に当接させることで、全体として概略直方体となるブロック状のカバー22が形成されるようになっている。
このように両部材41、42が抱き合わされた状態では、連結部材43は本体部31Aの切欠き部31Cに係合することになる。そして、このように抱き合わせて1個のブロック状となった第1部材41と第2部材42は、上記連結部材43および本体部31Aの外周部にわたって形成された環状突起31Bに従来公知の着脱式のクランプ手段46(へルールクランプ)を装着することで、両部材41、42が分離しないように一体に連結されている(図2、図6参照)。一体となった両部材41、42からなるカバー22は、円筒部材31を介して昇降パイプ26の下端部に連結されたことになる。
このように両部材41、42が一体に連結されると、両段付切欠き部41C、42Cによって段付筒状の上記段付貫通孔22Aが形成されるとともに、両部材41、42の底面中央部に両円弧溝41E、42Fによって環状溝が形成され、その環状溝にリング状のガイド部材37を嵌着するようになっている。ガイド部材37には第2部材42の円弧状溝42Fに係合する突起37’が形成されており、突起37’が円弧状溝42Fにはまり込むことにより、両部材41、42が下方で離れることなく密着して連結されるようになっている。そして、両部材41、42からなるカバー22の段付貫通孔22A内とガイド部材37内にエンドミル15が位置し、吸気孔22Bの開口部は集塵ダクト23側に面するようになっている。本実施例の仕上げ機構16とそのカバー22は以上のように構成している。
上述したように、本実施例における仕上げ機構16のカバー22は、二分割された第1部材41および第2部材42とからなり、クランプ手段46による固定状態を解除することで、着脱側となる第1部材41を固定側である第2部材42から容易に分離させることができる(図4、図5参照)。その際、本実施例においては、カバー22の隣接下方側に配置されているネックグリッパ17に第1部材41および作業者が干渉する事がないので、上記第1部材41を取り外す際に回転体13と仕上げ機構16およびそれに設けたエンドミル15の高さを変更する必要がない。
したがって、上記第1部材41を取り外すことで、段付貫通孔22Aの内面(両段付切欠き部41C、42C)を露出させることができる。また、本実施例においては、第1部材41の対向面41Hが段付切欠き部41C、42Cが形成する円の中心、すなわち収容されるエンドミル15の中心よりも第2部材42に向けて突出する形状となっている。換言すると、着脱側である第1部材41の下方部の体積(肉厚部41Aの体積)は、固定側である第2部材42の下方部の体積(肉薄部42Bの体積)よりも大きくなっているので、第1部材41を第2部材42から取り外した際には、エンドミル15の周囲に大きな空間が生じるようになっている。
したがって、この状態において、カバー22の内面(段付切欠き部41C、42C)の内面に付着した切削屑の除去等の清掃作業を容易に行うことができる。
また、第1部材41を取り外した状態においては、エンドミル15が露出した状態となるので、エンドミル15の交換作業を容易に行うことができる。
そして、第1部材41を取り外した状態において、カバー22内の清掃あるいはエンドミル15の交換作業が終了したら、第1部材41を再度第2部材42に抱き合わせて全体として一体のカバー22を形成してから再度上記クランプ手段46を筒状部材31に装着し、両部材41、42を一体に連結する。
本実施例においては、第1部材41の着脱の際には、エンドミル15の高さを変更しないので、従来行っていたような清掃作業や交換作業の前後にエンドミル15の高さ調整を行う必要がない。したがって、本実施例によれば、そのような高さ調整を必要としていた従来と比較して上述した清掃作業や交換作業を極めて容易にかつ短時間で行うことができる。
なお、上記実施例においては、カバー22を第1部材41と第2部材42とに二分割しているが、第1部材41をさらに二分割して、全体として3個の部材によってカバー22を構成するようにしても良い。
本発明の一実施例を示す平面図。 図1のII―II線に沿う要部の断面図。 図2の要部の拡大図。 図3に示したカバーの分解斜視図。 図3の要部を分離した状態を示す断面図。 図2に示したクランプ手段46の斜視図。
符号の説明
1…口部加工装置 2…容器
2A…容器の上端口部 4…リーマ機
15…エンドミル 16…仕上げ機構
17…ネックグリッパ 41…第1部材(着脱部材)
42…第2部材(固定部材)

Claims (2)

  1. 回転体の円周方向の複数箇所に配置されて容器を加工する複数の仕上げ機構を備え、上記仕上げ機構は、駆動源によって回転されて容器の口部を切削するエンドミルと、上記エンドミルを覆って配置されて切削屑を回収するカバーとを備えた容器の口部加工装置において、
    上記カバーは、回転体の回転中心側に位置する固定部材と、この固定部材よりも回転体の外方側に位置して集塵ダクトと連通可能な吸気孔を有する着脱部材とからなり、上記固定部材および着脱部材に、上下方向に貫通した切欠き部を有する対向面を形成し、これら両部材の対向面を当接させることにより、上記両部材の切欠き部によって上記エンドミルを収容する空間部を形成し、また上記着脱部材の対向面に上記エンドミルの中心より上記固定部材側へ突出する突出部を設け、さらに上記固定部材と着脱部材とを相互に当接させた状態において、それら両部材を着脱可能なクランプ手段によって一体に連結するとともに、所要時に上記着脱部材を分離させることで、カバーの内面およびエンドミルが露出されるように構成したことを特徴とする容器の口部加工装置。
  2. 上記仕上げ機構は、回転体の円周方向の等間隔位置に昇降自在に設けた昇降パイプと、この昇降パイプの内部で回転自在に軸支したスピンドルと、このスピンドルの下端部に取り付けた上記エンドミルと、上記昇降パイプの下端部に円筒部材を介して連結された上記カバーとを備えており、
    上記カバーは、回転体の回転中心側に位置して上記円筒部材を介して昇降パイプに連結される上記固定部材と、上記固定部材に対して回転体の外方側に位置して固定部材に対して分離可能な上記着脱部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載の容器の口部加工装置。
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