JP4967254B2 - 電子機器用試験箱 - Google Patents
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Description
よって、このような電子機器用試験箱によれば、その内部に配置した電子機器に対して、無線接続試験などの各種試験を精密に行うことができる。
言い換えると、導波管により試験箱本体の内部と外部とは連通しているものの、導波管により、前記内部と前記外部との間での電波の遮断能力は高められている。これにより、例えば、試験に必要となる電波の、前記内部から前記外部への伝搬度を、30〜40dB程度に低下させることができる。
ここで、「所定波長より長い波長の電波を伝搬しない」とは、「導波管は、所定波長以下の波長の電波が減衰せずに、その内部を良好に伝搬可能とする仕様で設計される」ことを言い換えた意味である。また、本発明における導波管は、その外形が管状のものはもちろん、後記する図11、図12に示すように、その外形が板状、細長状等であってもよいとする。
ここで、抵抗損失部材とは、電波を吸収することで、遮蔽性を有する部材を意味する。
参照する図面において、図1は本実施形態に係る電子機器用試験箱の斜視図である。図2は、図1に示す電子機器用試験箱の分解斜視図である。図3は、図1に示す電子機器用試験箱のX−X断面図である。図4(a)は、図1に示す電子機器用試験箱の接合部分を示す拡大側断面図であり、図4(b)は図4(a)に示す絶縁抵抗フィルムの拡大図である。図5は、図1に示す手挿入用導波管の側断面図である。図6は、本実施形態に係る電子機器用試験箱の電波吸収構造による電波の擬似的な吸収状況を示す断面図である。
なお、本実施形態では、特許請求の範囲における電子機器を携帯電話Pとした場合について説明するが、本発明における電子機器の種類は、携帯電話Pに何ら限定されない。
以下、電子機器用試験箱B1の構成について説明する。
図1に加えて、図2および図3に適宜示すように、電子機器用試験箱B1は、主として、試験箱本体10と、試験箱本体10の正面側に固定された2本の手挿入用導波管50、50(電波遮蔽手段)と、試験箱本体10の上面側に固定された排気用導波管60(電波遮蔽手段)と、試験箱本体10の内部に配置されたアンテナ70と、内部に配置される携帯電話Pに接続したケーブル73と、を備えている。すなわち、本実施形態に係る電子機器用試験箱B1は、外部と内部を連通させて空気の流通性を確保すると共に、所定波長より長い波長の電波を伝搬しない導波管(電波遮蔽手段)として、2本の手挿入用導波管50、50と、同じく空気の流通性を確保する1本の排気用導波管60を備えており、これらの中空部が試験箱本体10の内部と外部とを連通する連通路となっている。
以下、説明の都合上、試験箱本体10、ケーブル73、アンテナ70、手挿入用導波管50、排気用導波管60の順で説明する。
試験箱本体10は、筺体10Aと、筺体10Aの内側に設けられたλ/4型の電波吸収構造20(図3参照)とを備えて構成されている。図3に示す電波吸収構造20は、後記するように電波を吸収する特性を有する。したがって、試験箱本体10は、携帯電話Pから放射された電波を吸収する電波吸収性を有している。
なお、筺体10Aは、後記するように電波の遮蔽性を有する機能の他に、電波吸収構造20の一部を構成しているが、都合上分けて説明する。
筺体10Aは、金属製であり導電性を有している。したがって、筺体10Aは、電波の遮蔽性を有すると共に、所定の剛性を有している。
さらに説明すると、筺体10Aは、図2に示すように、主として、ボルト等により所定に組み付けられる複数の金属部材として、フレーム11、斜面パネル13、正面パネル14、背面パネル15、上面パネル16、底面パネル17、左側面パネル18および右側面パネル19と、これらフレーム11と各パネル13〜19との隙間に介在した絶縁抵抗フィルム31(抵抗損失部材、図4参照)と、背面パネル15に固定されたEMIダクト15A(図3参照)とを備えて構成されている。
フレーム11および各パネル13〜19を形成する金属の種類は、本発明では特に限定されず、純金属だけでなく、合金であってもよい。具体的には、アルミニウム、アルミニウム合金(以下、アルミニウム等とする)が挙げられる。アルミニウム等からフレーム11、各パネル13〜19が形成された場合、所望の剛性を維持しつつ、筺体10Aが軽量化され、運搬等の取り扱いが容易となるだけでなく、アルミニウム等は独特の光沢を有するため、電子機器用試験箱B1全体は美観に優れたものとなる。
絶縁抵抗フィルム31(抵抗損失部材)は、電波の遮蔽性を有しており、フレーム11と各パネル13〜19との隙間に介在している(例えば、図4(a)に示すフレーム11と背面パネル15と上面パネル16の接合部分を参照)。絶縁抵抗フィルム31は、図4(b)に示すように、導電層31bを、絶縁層31aと絶縁層31cとで挟んだ3層構造を有している。
これにより、金属製の筺体10Aはフレーム11および各パネル13〜19が組み付けられて構成されるものの、その電波の遮蔽性は良好に維持されている。言い換えると、絶縁抵抗フィルム31を介在させることで、複数の金属部材を組み付けて、所望形状の筺体10Aを構成することも容易となる。
このような電波の遮蔽性を有する絶縁抵抗フィルム31は、例えば、特開2000−59088号公報に記載されるように、カーボン抵抗シートなどの抵抗損失体を有する電磁遮蔽接合用シート体を使用することができる。より具体的には、絶縁抵抗フィルム31としては、例えば、東洋サービス社製のルミディオン(登録商標)IRなどを使用することができる。
斜面パネル13には、図2および図3に示すように、窓13Aが設けられている。窓13Aは、試験箱本体10の内部を視認可能な透明性を有すると共に、筺体10Aの電波の遮蔽性を維持すべく、窓13Aを介しての電波の往来を防止する電波の遮断性を有している。このような窓13Aは、例えば、ガラス板の片面にITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムすず)膜を形成することで構成される。
EMI(Electro Magnetic Interference:電磁妨害または電磁干渉)ダクト15Aは、電磁妨害を防止しつつ、ケーブル73などを筺体10Aの外部から内部に挿通可能とするダクトであり、図3に示すように、絶縁抵抗性を有するガスケット15Bを介して、背面パネル15に設けられている。したがって、EMIダクト15Aを介して、携帯電話Pに接続するケーブル73を筺体10Aの外部から内部に配線可能とすると共に、ケーブル73の挿通部分からの電磁妨害は防止され、筺体10Aの遮蔽性は確保されている。
また、図3に示すように、ケーブル73の所定長さ(例えば100mm以上)が、EMIダクト15A内を通るように、ケーブル73を配線することによって、前記電磁妨害を好適に防止可能となっている。
アンテナ70は、携帯電話Pとの間で電波を授受するためのものであり、アンテナ台71を介して上面パネル16に垂設されている。アンテナ70に接続するケーブルは、上面パネル16に形成された貫通孔から、試験箱本体10の外部に引き出されており、送受信機(図示しない)に接続されている。そして、この送受信機により、アンテナ70と携帯電話Pとの間で授受される電波を制御・測定可能となっている。
λ/4型の電波吸収構造20について、図2、図3および図6を適宜参照して説明する。電波吸収構造20は、電波を吸収させる公知の一方式に基づく構造であり、筺体10Aの内周面を覆うように構築されており、携帯電話Pから放射された電波を擬似的に吸収させる構造である。言い換えると、電波吸収構造20は、携帯電話Pから放射された電波が、筺体10Aの内面で反射した電波の共振を防止し、携帯電話Pの試験精度の低下を防止する構造である。
なお、図3では保護膜を省略しており、図4および図6において背面パネル15側の保護膜25Cと上面パネル16側の保護膜26Cを、図5において正面パネル14側の保護膜24Cをそれぞれ描いている。
スペーサ23A〜29Aは、電波の透過性を有すると共に、抵抗膜シート23B〜29Bと、各パネル13〜19(筺体10A)との間隔を、λ/4に設定するためものであり、λ/4の厚みL1を有している(図6参照)。なお、ここでは、携帯電話Pなどから放射される電波W1の波長がλである場合を想定している。
このようなスペーサ23A〜29Aは、電波が通過可能あればどのような材料から形成されてもよく、例えば、発泡スチロールから形成することができる。発泡スチロールから形成した場合、スペーサ23A〜29Aの厚みL1を容易に調整可能となる。
抵抗膜シート23B〜29Bは、その表面抵抗値が自由空間のインピーダンス(376.7Ω)に略等しくなるように調整された薄いシートである。このような抵抗膜シートとしては、炭素導電性塗料を塗布したものや、ITO膜の抵抗値を調整して成膜したものなどを使用することができる。
保護膜(図4〜図6参照)は、抵抗膜シート23B〜29Bの内側にそれぞれ積層しており、抵抗膜シート23B〜29Bの表面を保護可能となっている。
そうすると、抵抗膜シート25Bに到達した電波W4は、抵抗膜シート25Bで反射した電波W3に対して、スペーサ25Aの厚みL1の2倍、つまり、「λ/4×2=λ/2」進んでおり、電波W3の位相と電波W4の位相が反転することになる。したがって、電波W3と電波W4とは相互に打ち消し合い、その結果として、抵抗膜シート25Bに入射した電波W1は擬似的に吸収されるようになっている。
図1および図2に戻って、手挿入用導波管50、50について説明する。
2本の手挿入用導波管50、50は、試験箱本体10の内部に手を挿入するべく、試験箱本体10の内部と外部とを連通させると共に、所定波長より長い波長の電波を伝搬しない特性を有している。手挿入用導波管50、50は、試験箱本体10の正面パネル14に、平面視で手の挿入側がやや開くように固定されている。また、手挿入用導波管50の一端は、試験箱本体10内に延びている(図3、図5参照)。
そして、図1、図2に加えて、図3、図5に示すように、各手挿入用導波管50は、手挿入用導波管本体51と、電波吸収シート52と、カバー53を備えて構成されている。なお、電波吸収シート52は、広いバンドで電波を吸収するため、広帯域吸収体と称される場合もある。
本実施形態に係る手挿入用導波管本体51は、断面が矩形を呈し、アルミニウムなどから形成された金属製の筒体であり、電波の遮蔽性を有している。そして、手挿入用導波管本体51の中空部は、正面パネル14の手挿入用孔14aを介して、試験箱本体10の内部と連通しており、前記中空部を経由して、試験箱本体10の内部に手を挿入可能となっている。
したがって、手挿入用導波管本体51の中空部を介して、前記設定された波長より長い波長の電波の伝搬は防止されている。これにより試験箱本体10の遮蔽性を好適に維持されており、携帯電話Pの動作試験精度を確保可能となっている。
ただし、手挿入用導波管本体51の断面は、前記した矩形に限らず、その他に例えば、円形などであってもよい。
なお、一般に導波管は、その開口部の形状と寸法(長さ)が同一であれば、導波管が長くなる程、電波の遮蔽性能が高くなる。また、導波管の開口部の形状にも依存するが、開口部の面積が小さくなる程、導波管が遮蔽できる電波の限界周波数(所定の周波数)が高くなる。
電波吸収シート52は、手挿入用導波管本体51の内周面を被覆しており、手挿入用導波管本体51内部を伝搬しようとする、前記設定された波長より長い波長の僅かな電波も吸収し、所定に設定した手挿入用導波管本体51の非伝搬性を高めるシートである。この結果として、手挿入用導波管50は、その内側に電波を吸収する電波吸収性を有している。
カバー53は、図2および図3に示すように、手挿入用導波管本体51の手の挿入側に蓋をするように固定されている。カバー53は、手を挿入可能な円形の手挿入孔53aを有しており、手挿入孔53aの直径は、電波吸収シート52で被覆された手挿入用導波管本体51の開口径よりも小さく設定されている。これにより、手挿入孔53aから挿入した手、腕、衣服などが、一般に高価な電波吸収シート52に直接接触し、摩擦による損傷が防止されている。また、手の挿入側から電波吸収シート52が視認しにくくなっており、美観が高められている。
次に、図2、図3を参照して、排気用導波管60について説明する。
排気用導波管60は、携帯電話Pから放出された熱などを排気するべく、試験箱本体10の内部と外部とを連通させると共に、所定波長より長い波長の電波を伝搬しない特性を有し、試験箱本体10に設けられた管である。排気用導波管60は、試験箱本体10の上面パネル16に固定されており、排気用導波管60の中空部は、上面パネル16の排気用孔16aと介して、試験箱本体10の内部に連通している。また、排気用導波管60の一端は、試験箱本体10内に延びている(図3参照)。
これにより、前記放出された熱は、排気用孔16a、排気用導波管60の中空部を介して、外部に排気可能となっており、試験箱本体10の内部が高温になることが防止されている。
さらに、携帯電話P、アンテナ70か試験箱本体10の内周面に向かって放射された電波は、電波吸収構造20によって擬似的に吸収され、反射した電波による共振はせず、良好な試験状態が維持される。さらにまた、手挿入用導波管50、排気用導波管60は、所定波長より長い波長の電波を伝搬しないため、試験箱本体10の遮蔽性は低下せず、良好な試験条件を確保することができる。
また、試験箱本体10の内部と外部を連通させる導波管の用途は、手挿入用、排気用に限定されず、吸気用、配線用などその他の使用目的であってもよい。すなわち、例えば、電子機器用試験箱が、排気用導波管60と吸気用の導波管との双方を備える構成としてもよい。
そして、この各細孔160aを取り囲む筒状の周壁161は、それぞれ導波管としての機能を備えている。すなわち、排気用導波管160は、1つの細孔160aを取り囲む筒状の周壁161からなる導波管が、複数集合し、束状となって構成されている。
また、排気用導波管160を取り付けるため、試験箱本体10に形成された貫通孔の開口径L1、排気用導波管160の長さL2(=排気用導波管160を構成する筒状の周壁161からなる各導波管の長さ)、六角形の細孔160aの開口径L3は、前記した手挿入用導波管本体51と同様に、排気用導波管160内を伝搬させない電波の波長に基づいて設定される(例えば、L1=79.5mm、L2=12.7mm、L3=3.18mm)。
さらに、排気用導波管160と、背面パネル15、スペーサ25A、抵抗膜シート25Bおよび保護膜25Cとの隙間に、前記した3層構造の絶縁抵抗フィルム31が介在されており、電波の遮蔽性は好適に維持されている。ただし、絶縁抵抗フィルム31に限らず、例えば、導電性を有するスポンジ状の発泡体を前記隙間に充填することによって、電波の遮蔽性を維持してもよい。
ただし、導波管の内側に、仕様の異なる導波管を、多重・多段で配置することは、排気用導波管60に限定されず、その他に例えば、手挿入用導波管50(図3参照)や、吸気用導波管や、配線用導波管などであってもよい。
図10についてさらに説明すると、電子機器用試験箱B3は、その正面側に第1実施形態に係る窓13Aと同様の窓81Aを有する開閉自在の扉81を有しており、扉81が閉められた状態で、電子機器用試験箱B3は、略直方体を呈している。また、電子機器用試験箱B3の上面には、ケーブル配線用導波管83が設けられており、ケーブル配線用導波管83の中空部を介して、電子機器用試験箱B3の内部と外部は連通している。そして、ケーブル配線用導波管83の中空部を介して、内部に設けられたアンテナ(図示しない)や電子機器などにケーブルを好適に配線可能となっている。
ここで、電波もアルミニウム片フィルタ94の隙間を通過しようとするが、アルミニウム片フィルタ94を構成するアルミニウム等の小片によって電波が回折損失し、電波が遮蔽されるようになっている。なお、電波の回折損失とは、電波が複数のアルミニウム等の小片によって反射し、この小片の背面側(電波の進行方向側)に電波が伝播しにくいことである。
また、このようなアルミニウム片フィルタ94に代えて、スチールウールや、メッシュが複数重ねられてなるメッシュ積層体を、電波遮蔽手段として使用することもできる。
10 試験箱本体
10A 筺体
13A 窓(扉)
15A EMIダクト
20 電波吸収構造
23A、24A、25A、26A、27A、28A、29A スペーサ
23B、24B、25B、26B、27B、28B、29B 抵抗膜シート
31 絶縁抵抗フィルム(抵抗損失部材)
50 手挿入用導波管(電波遮蔽手段)
51 手挿入用導波管本体
52 電波吸収シート
60、160 排気用導波管(電波遮蔽手段)
61 内排気用導波管
70 アンテナ
73 ケーブル
75 ノイズ吸収体
81 扉
83 ケーブル配線用導波管
94 アルミニウム片フィルタ(電波遮蔽手段)
Claims (13)
- 内部に電子機器が入れられ、当該電子機器の動作を試験するための電子機器用試験箱であって、
電波の遮蔽性、および、前記電子機器から放射された電波を吸収する電波吸収性を有する試験箱本体と、
前記試験箱本体の外部と内部との空気の流通を確保しつつ、電波を遮蔽する電波遮蔽手段と、
を備え、
前記電波遮蔽手段は、前記試験箱本体の外部と内部を連通させるために当該試験箱本体に設けられると共に、所定波長より長い波長の電波を伝搬しない導波管であり、
前記導波管は手挿入用導波管である
ことを特徴とする電子機器用試験箱。 - 前記導波管は、内側に電波吸収性を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器用試験箱。
- 前記導波管は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器用試験箱。
- 前記試験箱本体は、電波の遮蔽性を有する金属製の筺体を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子機器用試験箱。
- 前記金属製の筺体は、複数の金属部材を組み付けて構成されており、当該複数の金属部材の隙間に介在した抵抗損失部材を、さらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の電子機器用試験箱。
- 前記筺体は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成されたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電子機器用試験箱。
- 前記試験箱本体は、前記電子機器を視認可能な窓を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電子機器用試験箱。
- 前記窓は、電波の遮蔽性を有することを特徴とする請求項7に記載の電子機器用試験箱。
- 前記窓は、前記電子機器から放射される電波を反射し、反射した電波が前記試験箱本体で吸収可能な方向を向いていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の電子機器用試験箱。
- 前記試験箱本体は、開閉自在の扉を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電子機器用試験箱。
- 前記試験箱本体の内部に、前記電子機器との間で電波を授受するアンテナを、さらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電子機器用試験箱。
- 前記試験箱本体は、電磁妨害を防止しつつ、外部から内部にケーブルを配線可能とするEMIダクトを、さらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の電子機器用試験箱。
- 前記EMIダクトを介して、外部から内部にケーブルが配線されており、当該ケーブルはノイズを吸収するノイズ吸収体に被覆されたことを特徴とする請求項12に記載の電子機器用試験箱。
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