JP4966822B2 - 充電システム、及び電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池を充電する充電システム、及び電池パックに関する。
従来より、二次電池、例えばリチウムイオン二次電池を備えた電池パック充電する充電方法として、充電の初期には一定の電流を電池パックに供給することにより電池パックを充電する定電流(CC)充電を行い、電池パックの端子電圧が予め定める終止電圧に達すると、電池パックの満充電時の端子電圧に等しい一定の充電電圧を電池パックに印加することにより電池パックを充電する定電圧(CV)充電を行うようにした定電流定電圧(CCCV)充電が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
CCCV充電では、電池パックの出力電圧が低い充電初期には、定電流(CC)充電を行うことによって、過大な充電電流が二次電池に流入して二次電池が劣化することを防止しつつ、充電が進んで二次電池の出力電圧が予め設定された終止電圧に達した後は、定電圧(CV)充電を行うことで、二次電池の充電に伴う出力電圧の増大に従って徐々に充電電流が低減するので、過充電を回避することが容易である。このようなCCCV充電では、充電電流が所定の判定値以下に減少すると二次電池が満充電になったものと判定して充電を終了するようになっている。
特開平6−78471号公報
ところで、二次電池の充電電圧は、過電圧になると安全性の低下を招くため、上限電圧が厳しく規定されている。特に、近年エネルギー密度の向上が著しいリチウムイオン二次電池については、社団法人電池工業会(BAJ:Battery Association of Japan)によって、充電電圧の最大値が4.25V以下(活物質にコバルト酸リチウムを用いた場合)にすることが推奨されており、高精度の電圧制御が必要となる。
一方、二次電池を充電する充電装置は、一般に、充電電圧が例えば4.2V(活物質にコバルト酸リチウムを用いた場合)に設定されているが、充電装置における充電電圧の制御精度やバラツキを考慮すると、充電電圧の最大値が規定値を超えないようにすることが困難であるという不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、二次電池の充電電圧の最大値が規定値を超えるおそれを低減することができる充電システム、及び電池パックを提供することを目的とする。
本発明に係る充電システムは、二次電池と、前記二次電池へ充電用の電圧を供給する充電部と、前記充電部から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、前記端子電圧制御部は、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記二次電池の充電電流を制限し、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を減少させる下側電圧制御処理を実行し、当該減少された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させる
この構成によれば、充電部によって、二次電池の充電用の電圧が供給される。また、スイッチング素子によって、充電部から二次電池への充電用の電圧の供給経路が開閉される。そして、電圧検出部によって、二次電池の端子電圧が検出される。さらに、端子電圧制御部によって、電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、二次電池の充電電流が制限される。これにより、充電装置における充電電圧の制御精度やバラツキのために、充電部から供給される充電用の電圧が規定電圧を超える場合であっても、スイッチング素子が非飽和領域で動作することによって二次電池へ供給される充電電流が制限されて、二次電池の端子電圧が上限電圧を超えないようにされるので、二次電池の充電電圧の最大値が規定値を超えるおそれを低減することができる。
この構成によれば、電圧検出部により検出される端子電圧が上限電圧以上になった場合、端子電圧制御部によって、スイッチング素子が非飽和領域で動作されることによって、電圧検出部により検出される端子電圧が下側電圧になるまで充電電流が減少される。そして、当該減少された充電電流値が、二次電池の充電が進んで電圧検出部により検出される端子電圧が上限電圧に達するまで維持されるので、二次電池の端子電圧が上限電圧を超えないようにすることができる。
また、本発明に係る充電システムは、二次電池と、前記二次電池へ充電用の電圧を供給する充電部と、前記充電部から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、前記端子電圧制御部は、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記二次電池の充電電流を制限し、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記充電電流を、所定の設定電流値まで減少させる電流減少処理を実行した後、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を増大させる下側電圧制御処理を実行し、当該増大された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させるようにしてもよい。
この構成によれば、電圧検出部により検出される端子電圧が上限電圧以上になった場合、端子電圧制御部によって、スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、充電電流が所定の設定電流値まで減少される。そうすると、二次電池の端子電圧が速やかに低下するので、充電電流を徐々に減少させる場合のように、二次電池の端子電圧の上昇に充電電流の減少処理が間に合わなくなって二次電池の端子電圧が上限電圧を超えるおそれが低減される。
また、前記端子電圧制御部は、前記電流減少処理を実行する都度、前記設定電流値を減少させることが好ましい。
この構成によれば、端子電圧制御部によって、電流減少処理が実行される都度、設定電流値が減少されて、充電電流が前回よりも少なくなるように、電流減少処理が実行される。二次電池を定電圧で充電すると、充電が進むにつれて、充電電流が減少する。そのため、設定電流値が一定の電流値で固定されていると、充電が進むにつれて、充電電流を設定電流値まで減少させても端子電圧を充分低下させることができなくなる。そこで、電流減少処理を実行する都度、設定電流値を減少させることで、充電が進んでも、端子電圧を速やかに低下させることが可能となる。
また、前記端子電圧制御部は、前記電流減少処理を実行するときに、前記充電電流を前記設定電流値にするべく予め設定された制御信号を前記スイッチング素子へ出力することが好ましい。
この構成によれば、電流減少処理において、端子電圧制御部によって、充電電流を設定電流値にするべく予め設定された制御信号が、スイッチング素子へ出力される。この構成によれば、充電電流値を監視しながらフィードバック制御を行うことなく、簡素な処理で、充電電流を速やかに略設定電流値にすることができる。
また、前記端子電圧制御部は、前記下側電圧制御処理において、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記下側電圧になったときの前記制御信号の出力を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持することが好ましい。
この構成によれば、端子電圧が下側電圧になってから、充電が進んで端子電圧が上限電圧に達するまでの間、充電電流を増加させることなく維持するので、端子電圧が急激に上昇して上限電圧を超えてしまうおそれが低減される。
また、前記端子電圧制御部は、前記制御信号のデューティ比を調節することにより、前記スイッチング素子を流れる充電電流を調節することが好ましい。
この構成によれば、スイッチング素子の動作を制御するための制御信号のデューティ比を調節することにより、スイッチング素子を非飽和領域で動作させて二次電池へ制限電流を供給することができるので、スイッチング素子の出力電流を調節する制御信号としてアナログ電圧を生成する必要がなく、アナログ電圧を生成して非飽和領域におけるスイッチング素子の動作を制御する場合と比べてコストを低減することができる。
また、前記充電電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部によって検出される電流値が、予め設定された満充電検出電流値に満たない場合、前記二次電池の充電を終了させる充電終了制御部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、電流検出部で検出された電流値が満充電検出電流値に満たない場合、充電終了制御部によって、二次電池の充電が終了される。
また、本発明に係る電池パックは、二次電池と、前記二次電池を充電するための充電用の電圧を受電する接続端子と、前記接続端子から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、前記端子電圧制御部は、前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記二次電池の充電電流を制限させ、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を減少させる下側電圧制御処理を実行し、当該減少された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させる
また、本発明に係る電池パックは、二次電池と、前記二次電池を充電するための充電用の電圧を受電する接続端子と、前記接続端子から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、前記端子電圧制御部は、前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記二次電池の充電電流を制限させ、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記充電電流を、所定の設定電流値まで減少させる電流減少処理を実行した後、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を増大させる下側電圧制御処理を実行し、当該増大された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させる。
この構成によれば、接続端子によって、二次電池の充電用の電圧が受電される。また、スイッチング素子によって、接続端子から二次電池への充電用の電圧の供給経路が開閉される。そして、電圧検出部によって、二次電池の端子電圧が検出される。さらに、端子電圧制御部によって、電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、二次電池の充電電流が制限される。これにより、充電装置における充電電圧の制御精度やバラツキのために、充電部から供給される充電用の電圧が規定電圧を超える場合であっても、スイッチング素子が非飽和領域で動作することによって二次電池へ供給される充電電流が制限されて、二次電池の端子電圧が上限電圧を超えないようにされるので、二次電池の充電電圧の最大値が規定値を超えるおそれを低減することができる。
このような構成の充電システム、及び電池パックは、端子電圧制御部によって、電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、二次電池の充電電流が制限される。これにより、充電装置における充電電圧の制御精度やバラツキのために、充電部から供給される充電用の電圧が規定電圧を超える場合であっても、スイッチング素子が非飽和領域で動作することによって二次電池へ供給される充電電流が制限されて、二次電池の端子電圧が上限電圧を超えないようにされるので、二次電池の充電電圧の最大値が規定値を超えるおそれを低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る充電システム、及び電池パックの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す充電システム1は、電池パック2と、電池パック2を充電する充電装置3とを備えている。なお、充電装置3は、例えば携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等種々の電子機器に内蔵されるものであってもよい。
電池パック2は、組電池21、制御部22、アナログデジタル(AD)変換器23(電圧検出部)、電流検出部24、スイッチング素子25、抵抗26、通信部27、及び接続端子11,12,13を備えている。充電装置3は、接続端子31,32,33、制御IC34、及び充電電流供給部35(充電部)を備えている。制御IC34は、通信部36と制御部37とを備えている。充電電流供給部35は、制御部37からの制御信号に応じた電流を、接続端子31,32を介して電池パック2へ供給する電源回路である。制御部37は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成された制御回路である。
電池パック2及び充電装置3は、給電を行う直流ハイ側の接続端子11,31と、通信信号用の接続端子13,33と、給電および通信信号のための接続端子12,32とによって相互に接続される。
充電装置3では、制御部22からの要求を、制御IC34において、通信部36で受信し、制御部37が充電電流供給部35を制御して、充電制御部221からの要求に応じた電圧値、及び電流値で、充電電流を供給させる。充電電流供給部35は、AC−DCコンバータやDC−DCコンバータなどの電源回路から成り、例えば商用交流電源電圧から、制御部37で指示された充電電圧及び充電電流を生成し、接続端子31,11;32,12を介して電池パック2へ供給する。
電池パック2では、接続端子11は、スイッチング素子25、組電池21、及び電流検出部24を介して接続端子12と接続されている。組電池21は、複数の二次電池211,212,213が直列接続されて構成されている。二次電池211,212,213は、例えばリチウムイオン二次電池である。
なお、二次電池211,212,213は、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等、種々の二次電池を用いることができる。また、電池パック2は、組電池を備える例に限られず、単電池のみを含んで構成されていてもよい。また、組電池21は、複数の二次電池が並列に接続されていてもよく、直列と並列とが組み合わされていてもよい。
二次電池211,212,213の各端子電圧は、アナログデジタル変換器23によってデジタル信号に変換されて制御部22へ出力される。電流検出部24は、組電池21に流れる電流Icを検出する。電流検出部24としては、例えばシャント抵抗やホール素子等の電流センサが用いられる。
スイッチング素子25は、例えばFET(Field Effect Transistor)が用いられる。そして、スイッチング素子25のゲート端子は、抵抗26を介して制御部22の信号出力端子に接続されている。図2は、FETのゲート−ソース間電圧Vgsと、FETのオン抵抗Ronとの関係の一例を示したグラフである。横軸がゲート−ソース間電圧Vgs、縦軸がFETのオン抵抗Ronを示している。
図2に示すように、ゲート−ソース間電圧Vgsが一定の電圧、例えば7Vを超えると、オン抵抗Ronが非常に小さくなってFETがオン状態となると共に、これ以上ゲート−ソース間電圧Vgsが増大してもオン抵抗Ronが小さくならない飽和領域となる。一方、ゲート−ソース間電圧Vgsが一定の電圧、例えば2.5V以下になると、オン抵抗Ronが非常に大きくなってFETがオフ状態となると共に、これ以上ゲート−ソース間電圧Vgsが低下してもオン抵抗Ronが大きくならない飽和領域となる。
そして、ゲート−ソース間電圧Vgsが2.5Vを超えて7Vに満たない範囲では、ゲート−ソース間電圧Vgsが大きくなるほどオン抵抗Ronが小さくなる非飽和領域となる。従って、スイッチング素子25のゲート電圧を非飽和領域で制御することにより、スイッチング素子25のオン抵抗Ronを調節することができる。
なお、スイッチング素子25は、FETに限られず、例えばバイボーラトランジスタやアナログスイッチ等、非飽和領域で動作する半導体スイッチング素子を用いることができる。
制御部22は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、タイマ回路やこれらの周辺回路等を備えて構成され、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、充電制御部221(充電終了制御部)、端子電圧制御部222、PWM制御部223、及び電圧最大値取得部224として機能する。
なお、制御部22は、電池パック2に設けられている例に限られず、充電装置3が備える構成であってもよく、電池パック2と充電装置3とで制御部22が分担して備えられる構成であってもよい。
電圧最大値取得部224は、アナログデジタル変換器23から出力された二次電池211,212,213の各端子電圧のうち、最大の電圧を最大電圧Vmaxとして充電制御部221、及び端子電圧制御部222へ出力する。なお、二次電池が一つだけの場合、あるいは複数の二次電池が並列接続され、直列接続されていない場合には、電圧最大値取得部224は不要である。
充電制御部221は、電圧最大値取得部224から出力された最大電圧Vmax及び電流検出部24で検出された電流Icに基づいて、充電装置3に対して、出力を要求する充電電流の電圧値、電流値を演算し、通信部27から接続端子13,32を介して充電装置3へ送信することで、例えばCCCV(定電流定電圧)充電を行う。
具体的には、充電制御部221は、例えば、充電装置3から、電流値Iccの充電電流Icを供給させることにより定電流充電を実行する。そして、充電制御部221は、例えば、最大電圧Vmaxが予め設定された上限電圧値Vthに達すると、セル毎に上限電圧値Vthを充電電圧として印加することで組電池21を充電する定電圧充電に切り替える。そして、充電制御部221は、組電池21に流れる充電電流Icが充電終止電流値Ia以下になると、組電池21が満充電になったものと判定して充電を終了する。
上限電圧値Vthは、二次電池211,212,213がリチウムイオン二次電池の場合、例えば、二次電池211,212,213の負極電位が実質的に0Vになったときの、正極電位と負極電位との電位差すなわち二次電池211,212,213の端子電圧を基準電圧Veとしたとき、この基準電圧Veが上限電圧値Vthとして用いられる。基準電圧Veは、リチウムイオン二次電池の場合、正極活物質としてコバルト酸リチウムを用いたときに約4.2V、正極活物質としてマンガン酸リチウムを用いたときに約4.3Vとなる。例えば基準電圧Veが約4.2Vであれば、上限電圧値Vthとして、例えば4.2Vが予め設定されている。
この場合、上限電圧値Vthは、BAJにより活物質にコバルト酸リチウムを用いた場合に推奨されている充電電圧の最大値(4.25V)より低い電圧値に設定される。
なお、「負極電位が実質的に0V」とは、二次電池211,212,213の温度等の環境条件や、製造上の特性バラツキ、測定誤差等によるバラツキの範囲を0Vに含む意であり、例えば負極電位が0V±0.1Vの範囲となることを示すものとする。そして、二次電池211,212,213の開路電圧(OCV)が基準電圧Veになったとき、二次電池211,212,213が満充電状態、すなわち充電深度(SOC)が100%となる。
また、充電制御部221の充電方法はCCCV充電に限られず、パルス状に充電電流を供給するパルス充電を行うものや、定電流充電の後に微少電流により充電を行うトリクル充電等を行うもの等、種々の充電方式を用いることができる。また、図略の負荷回路へ負荷電流を供給しながら組電池21を充電する構成であってもよい。
端子電圧制御部222は、電圧最大値取得部224から出力される最大電圧Vmaxに応じて、スイッチング素子25を非飽和領域で動作させることによって、最大電圧Vmaxが予め設定された上限電圧値Vthを超えないように、組電池21に流れる充電電流を制限する。
PWM制御部223は、端子電圧制御部222からの指示に応じたデューティ比を有する制御信号S1を、抵抗26を介してスイッチング素子25のゲートへ出力する。そうすると、PWM制御部223から出力された制御信号S1は、抵抗26とスイッチング素子25のゲート容量とで平滑されるので、スイッチング素子25のゲートには、制御信号S1のデューティ比に応じた電圧が印加される。
これにより、端子電圧制御部222は、PWM制御部223によって、制御信号S1のデューティ比を調節させることにより、図2に示すFETの非飽和領域においてスイッチング素子25のオン抵抗Ronを調節することで、組電池21に流れる充電電流を調節することが可能となる。
この場合、例えばPWM制御部223の代わりにデジタルアナログ変換器を用いてスイッチング素子25のオン抵抗Ronを調節するようにしてもよく、PWM制御部223及びスイッチング素子25の代わりに定電流回路を用いて充電電流を調節するようにしてもよいが、PWM制御部223及びスイッチング素子25を用いて充電電流を調節することにより、簡素な回路で組電池21の充電電流を調節することが可能となる。
次に、上述のように構成された充電システム1及び電池パック2の動作について説明する。図3は、図1に示す充電システム1及び電池パック2の動作の一例を説明するための説明図である。図3は、組電池21を充電する際における最大電圧Vmaxと、組電池21の充電電流Icとの変化を示している。
まず、タイミングT1では、充電制御部221からの指示に応じて、充電装置3から電流値Iccの充電電流Icが組電池21へ供給されて、二次電池211,212,213が充電されている(タイミングT1)。そうすると、充電が進むにつれて、二次電池211,212,213の各端子電圧が上昇し、電圧最大値取得部224で取得される最大電圧Vmaxが上昇する。
そして、最大電圧Vmaxが上限電圧値Vthに達すると、充電制御部221によって、定電流充電を終了して定電圧充電に移行すべく、充電装置3へ、セルあたり上限電圧値Vthの出力を要求する要求指示が出力されて、定電圧充電に移行する(タイミングT2)。具体的には、組電池21は、三個の二次電池211,212,213が直列接続されているから、充電制御部221は、充電装置3へ、上限電圧値Vthに直列セル数の3を乗じた電圧の出力を要求する。
このとき、充電電流供給部35における電圧制御精度や特性バラツキ、あるいは二次電池211,212,213相互間における端子電圧のバラツキ等により、そのままでは最大電圧Vmaxが、上限電圧値Vthを超えてしまうおそれがある。
そこで、端子電圧制御部222は、最大電圧Vmaxが上限電圧値Vthに達すると、PWM制御部223によって、制御信号S1のデューティ比を変化させることでオン抵抗Ronを増大させて、スイッチング素子25を非飽和領域で動作させることによって、電圧最大値取得部224により検出される最大電圧Vmaxが、上限電圧値Vthより低い電圧に設定された下側電圧値Vtuになるまで充電電流Icを減少させる下側電圧制御処理を実行する(タイミングT2〜T3)。下側電圧値Vtuとしては、端子電圧制御部222、PWM制御部223、及びスイッチング素子25による制御応答性能が許す限り、上限電圧値Vthとの差が小さい値が設定されており、例えば4.15Vが設定されている。
そして、最大電圧Vmaxが、下側電圧値Vtuに達すると、端子電圧制御部222は、PWM制御部223によって、そのときの制御信号S1のデューティ比を維持させる。そうすると、充電電流Icは、最大電圧Vmaxが下側電圧値Vtuになったときの充電電流値I1に維持される。この場合、制御信号S1のデューティ比を維持しても、厳密には二次電池211,212,213の充電が進むにつれて徐々に充電電流Icは減少するものの、充電電流Icをほぼ一定に維持することができる。
この場合、電流検出部24によって検出された充電電流Icに基づいて、フィードバック制御を行うことで、充電電流Icを、最大電圧Vmaxが下側電圧値Vtuになったときの充電電流値I1に維持するようにしてもよいが、制御信号S1のデューティ比を維持して充電電流Icをほぼ一定に維持することで、充電電流Icを監視する必要がないので、処理を簡素化することができる。
そして、充電電流値I1により組電池21が充電されるに従って、最大電圧Vmaxが徐々に上昇し、再び最大電圧Vmaxが上限電圧値Vthに達する(タイミングT4)。以降、タイミングT8まで、タイミングT2〜T4と同様の動作が繰り返されることで、最大電圧Vmaxが、上限電圧値Vthと下側電圧値Vtuとの間に維持される。
これにより、充電電流供給部35における電圧制御精度や特性バラツキ、あるいは二次電池211,212,213相互間における端子電圧のバラツキ等があっても、さらに端子電圧制御部222、PWM制御部223、及びスイッチング素子25によって、簡素な構成により、二次電池211,212,213の端子電圧が上限電圧値Vthを超えないように、制御することができる。これにより、二次電池211,212,213の端子電圧が、BAJにより推奨されている規定電圧を超えるおそれが低減される。
そして、組電池21の充電が進んで電流検出部24によって検出された電流Icが、充電終止電流値Iaを下回った場合(タイミングT7)、充電制御部221によって、電流Icが充電終止電流値Iaを下回っている時間が、例えば図略のタイマ回路を用いて計時される。そして、電流Icが充電終止電流値Iaを下回っている時間が、予め設定された設定時間ts(例えば60秒)を超えると、充電制御部221によって、充電電圧の出力を停止すべき旨の指示が、充電装置3へ出力されて、組電池21の充電を終了する(タイミングT9)。
なお、充電制御部221は、タイミングT9において、スイッチング素子25をオフさせることにより、組電池21の充電を終了するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る充電システム、及び電池パックについて説明する。本発明の第2実施形態に係る充電システム1a、及び電池パック2aの構成は、第1実施形態と同様、図1で示される。第2実施形態に係る充電システム1a、及び電池パック2aと、第1実施形態に係る充電システム1、及び電池パック2とでは、端子電圧制御部222aの動作が後述するように異なる。
その他の構成は第1実施形態に係る充電システム1、及び電池パック2と同様であるのでその説明を省略し、以下、図1に示す充電システム1a、及び電池パック2aの動作について説明する。
図4は、図1に示す充電システム1a及び電池パック2aの動作の一例を説明するための説明図である。図4は、組電池21を充電する際における最大電圧Vmaxと、組電池21の充電電流Icとの変化を示している。
まず、タイミングT11では、充電制御部221からの指示に応じて、充電装置3から電流値Iccの充電電流Icが組電池21へ供給されて、二次電池211,212,213が充電されている(タイミングT11)。そうすると、充電が進むにつれて、二次電池211,212,213の各端子電圧が上昇し、電圧最大値取得部224で取得される最大電圧Vmaxが上昇する。
そして、最大電圧Vmaxが上限電圧値Vthに達すると、充電制御部221によって、定電流充電を終了して定電圧充電に移行すべく、充電装置3へ、セルあたり上限電圧値Vthの出力を要求する要求指示が出力されて、定電圧充電に移行する(タイミングT12)。具体的には、組電池21は、三個の二次電池211,212,213が直列接続されているから、充電制御部221は、充電装置3へ、上限電圧値Vthに直列セル数の3を乗じた電圧の出力を要求する。
このとき、充電電流供給部35における電圧制御精度や特性バラツキ、あるいは二次電池211,212,213相互間における端子電圧のバラツキ等により、そのままでは最大電圧Vmaxが、上限電圧値Vthを超えてしまうおそれがある。また、図3に示すタイミングT2〜T3のように、スイッチング素子25のオン抵抗Ronを徐々に増大させて、電流Icを徐々に減少させる場合、電流Icの減少速度が充電に伴う最大電圧Vmaxの増大に間に合わず、最大電圧Vmaxが上限電圧値VthやBAJの規定電圧を超えてしまうおそれがある。
そこで、端子電圧制御部222aは、最大電圧Vmaxが上限電圧値Vthに達すると(タイミングT12)、PWM制御部223によって、電流Icが、電流値Iccより充分に小さく確実に最大電圧Vmaxを下側電圧値Vtu以下に低下させることができる電流値として予め設定された設定電流値I11になるように、速やかに制御信号S1のデューティ比を変化させて、瞬時に最大電圧Vmaxを下側電圧値Vtu以下に低下させる電流減少処理を実行する。
具体的には、端子電圧制御部222aは、タイミングT12において、電流Icを設定電流値I11まで低下させることができる制御信号S1のデューティ比として予め設定されたデューティ比D1を、PWM制御部223に指示することにより、PWM制御部223からデューティ比D1の制御信号S1を出力させることで、瞬時に最大電圧Vmaxを下側電圧値Vtu以下に低下させる。
これにより、電流Icの減少速度が充電に伴う最大電圧Vmaxの増大に間に合わないために最大電圧Vmaxが上限電圧値VthやBAJの規定電圧を超えてしまうおそれが低減される。
次に、電圧最大値取得部224によって取得された最大電圧Vmaxが設定電流値I11に達すると(タイミングT13)、端子電圧制御部222aは、PWM制御部223によって、制御信号S1のデューティ比を変化させることにより、オン抵抗Ronを徐々に減少させて電流Ic及び最大電圧Vmaxを徐々に増大させる。
次に、最大電圧Vmaxが、下側電圧値Vtuに達すると(タイミングT14)、端子電圧制御部222は、PWM制御部223によって、そのときの制御信号S1のデューティ比を維持させる。そうすると、充電電流Icは、最大電圧Vmaxが下側電圧値Vtuになったときの充電電流値に維持される。この場合、制御信号S1のデューティ比を維持しても、厳密には二次電池211,212,213の充電が進むにつれて徐々に充電電流Icは減少するものの、充電電流Icをほぼ一定に維持することができる。
この場合、電流検出部24によって検出された充電電流Icに基づいて、フィードバック制御を行うことで、充電電流Icを、最大電圧Vmaxが下側電圧値Vtuになったときの充電電流値に維持するようにしてもよいが、制御信号S1のデューティ比を維持して充電電流Icをほぼ一定に維持することで、充電電流Icを監視する必要がないので、処理を簡素化することができる。
そして、組電池21が充電されるに従って、最大電圧Vmaxが徐々に上昇し、再び最大電圧Vmaxが上限電圧値Vthに達する(タイミングT15)。そうすると、端子電圧制御部222aは、PWM制御部223によって、電流Icが、設定電流値I11より小さい電流値として予め設定された設定電流値I12になるように、速やかに制御信号S1のデューティ比を変化させて、瞬時に最大電圧Vmaxを下側電圧値Vtu以下に低下させる電流減少処理を実行する。
具体的には、端子電圧制御部222aは、タイミングT15において、電流Icを設定電流値I12まで低下させることができる制御信号S1のデューティ比として予め設定されたデューティ比D2を、PWM制御部223に指示することにより、PWM制御部223からデューティ比D2の制御信号S1を出力させることで、瞬時に最大電圧Vmaxを下側電圧値Vtu以下に低下させる。
このように、端子電圧制御部222aは、電流減少処理を実行する都度、設定電流値を減少させることによって、組電池21が充電されるに従い充電電流Icが減少しても、最大電圧Vmaxが上限電圧値Vthに達した際に速やかに最大電圧Vmaxを下側電圧値Vtu以下に低下させることができるようになっている。
そして、電圧最大値取得部224によって取得された最大電圧Vmaxが設定電流値I12に達すると(タイミングT16)、端子電圧制御部222aは、PWM制御部223によって、制御信号S1のデューティ比を変化させることにより、オン抵抗Ronを徐々に減少させて電流Ic及び最大電圧Vmaxを徐々に増大させる。
以降、タイミングT13〜T16と同様の動作が繰り返されることで、最大電圧Vmaxが、上限電圧値Vthを超えないように、制御される。
これにより、充電電流供給部35における電圧制御精度や特性バラツキ、あるいは二次電池211,212,213相互間における端子電圧のバラツキ等があっても、さらに端子電圧制御部222、PWM制御部223、及びスイッチング素子25によって、簡素な構成により、二次電池211,212,213の端子電圧が上限電圧値Vthを超えないように、制御することができる。そして、二次電池211,212,213の端子電圧が、BAJにより推奨されている規定電圧を超えるおそれが低減される。
また、もし仮に、スイッチング素子25を飽和領域でオフ状態からオンした場合、図5に示す電流Ix1のように、二次電池への突入電流によって急激に充電電流が増加して、二次電池の端子電圧Vx1が、規定電圧を超えてしまうおそれがある。しかしながら、充電システム1,1a、及び電池パック2,2aにおいては、スイッチング素子25の非飽和状態において電流を制御することで、図5に示す電流Ix2のように、二次電池への突入電流を緩やかに増大させることができる結果、二次電池の端子電圧Vx2が、規定電圧を超えてしまうおそれが低減される。
そして、組電池21の充電が進んで電流検出部24によって検出された電流Icが、充電終止電流値Iaを下回った場合(タイミングT19)、充電制御部221によって、電流Icが充電終止電流値Iaを下回っている時間が、例えば図略のタイマ回路を用いて計時される。そして、電流Icが充電終止電流値Iaを下回っている時間が、予め設定された設定時間ts(例えば60秒)を超えると、充電制御部221によって、充電電圧の出力を停止すべき旨の指示が、充電装置3へ出力されて、組電池21の充電を終了する(タイミングT21)。
なお、充電制御部221は、タイミングT21において、スイッチング素子25をオフさせることにより、組電池21の充電を終了するようにしてもよい。
本発明は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電池搭載装置の電源として用いられる電池パック、及びこのような電池パックを充電する充電システムに利用することができる。
本発明の一実施形態に係る充電システム、及び電池パックの構成の一例を示すブロック図である。 FETのゲート−ソース間電圧Vgsと、FETのオン抵抗Ronとの関係の一例を示したグラフである。 第1実施形態に係る充電システム及び電池パックの動作の一例を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る充電システム及び電池パックの動作の一例を説明するための説明図である。 スイッチング素子を飽和領域でオンさせた場合の電流、電圧波形と、スイッチング素子を非飽和領域でオンさせた場合の電流、電圧波形とを示す説明図である。
符号の説明
1,1a 充電システム
2,2a 電池パック
3 充電装置
11,12,13,31,32,33 接続端子
21,37 組電池
22 制御部
23 アナログデジタル変換器
24 電流検出部
25 スイッチング素子
26 抵抗
27,36 通信部
35 充電電流供給部
211,212,213 二次電池
221 充電制御部
222,222a 端子電圧制御部
223 PWM制御部
224 電圧最大値取得部
I11,I12 設定電流値
Ia 充電終止電流値
S1 制御信号
Vth 上限電圧値
Vtu 下側電圧値
ts 設定時間

Claims (9)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池へ充電用の電圧を供給する充電部と、
    前記充電部から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、
    前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、
    前記端子電圧制御部は、
    前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記二次電池の充電電流を制限し、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を減少させる下側電圧制御処理を実行し、当該減少された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させること
    を特徴とする充電システム。
  2. 二次電池と、
    前記二次電池へ充電用の電圧を供給する充電部と、
    前記充電部から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、
    前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、
    前記端子電圧制御部は、
    前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記二次電池の充電電流を制限し、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記充電電流を、所定の設定電流値まで減少させる電流減少処理を実行した後、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を増大させる下側電圧制御処理を実行し、当該増大された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させること
    を特徴とする充電システム。
  3. 前記端子電圧制御部は、前記電流減少処理を実行する都度、前記設定電流値を減少させること
    を特徴とする請求項記載の充電システム。
  4. 前記端子電圧制御部は、
    前記電流減少処理を実行するときに、前記充電電流を前記設定電流値にするべく予め設定された制御信号を前記スイッチング素子へ出力すること
    を特徴とする請求項2又は3記載の充電システム。
  5. 前記端子電圧制御部は、
    前記下側電圧制御処理において、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記下側電圧になったときの前記制御信号の出力を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電システム。
  6. 前記端子電圧制御部は、
    前記制御信号のデューティ比を調節することにより、前記スイッチング素子を流れる充電電流を調節すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の充電システム。
  7. 前記充電電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部によって検出される電流値が、予め設定された満充電検出電流値に満たない場合、前記二次電池の充電を終了させる充電終了制御部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の充電システム。
  8. 二次電池と、
    前記二次電池を充電するための充電用の電圧を受電する接続端子と、
    前記接続端子から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、
    前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、
    前記端子電圧制御部は、
    前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記二次電池の充電電流を制限させ、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を減少させる下側電圧制御処理を実行し、当該減少された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させること
    を特徴とする電池パック。
  9. 二次電池と、
    前記二次電池を充電するための充電用の電圧を受電する接続端子と、
    前記接続端子から前記二次電池への前記充電用の電圧の供給経路を開閉するスイッチング素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧に応じて、前記スイッチング素子の動作を制御する制御信号を出力する端子電圧制御部とを備え、
    前記スイッチング素子は、前記端子電圧制御部から出力された制御信号に応じて、非飽和領域において流れる電流を制限するものであり、
    前記端子電圧制御部は、
    前記電圧検出部により検出される端子電圧が予め設定された上限電圧を超えないように、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記二次電池の充電電流を制限させ、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧以上になった場合、前記スイッチング素子を非飽和領域で動作させることによって、前記充電電流を、所定の設定電流値まで減少させる電流減少処理を実行した後、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧より低い電圧に設定された下側電圧になるまで前記充電電流を増大させる下側電圧制御処理を実行し、当該増大された充電電流値を、前記電圧検出部により検出される端子電圧が前記上限電圧に達するまで維持させること
    を特徴とする電池パック。
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