JP4964086B2 - カール検出装置 - Google Patents

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本発明は、外部装置から排出された用紙の湾曲状態を検出するカール検出装置に関するものである。
複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ装置などの画像形成装置においては、潜像担持体である感光体表面に担持されたトナー像などの静電潜像が用紙に転写され、その後、用紙は定着装置により加熱定着されて排出される。この定着装置を用紙が通過する場合に、定着に伴う熱や圧力などによって用紙が湾曲し、いわゆるカールが発生することがある。
このように用紙がカールすることにより、用紙の先端部が折れる等の搬送不良が生じる場合がある。例えば、画像が定着された用紙を、所定の後処理を行う用紙後処理装置に搬送した場合、その搬送路で引っ掛かり、ジャムが発生する原因となる場合がある。また、用紙後処理装置において、用紙を所定部数に揃えるソータ処理、用紙束を綴じるステイプル処理、用紙に孔をあけるパンチ処理を行う場合、揃え不良やステイプラ不良、パンチ不良などが発生する原因となる場合がある。そこで、従来、カールした用紙にストレスを加えてカールを矯正する様々なカール矯正装置が提案されている。このような装置では、例えば接触型のリミットスイッチや非接触型の光センサ等を用いて用紙のカールの検出を行い、その検出結果に応じたカール矯正を行うようにしている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−53607号公報
しかしながら、上記のカールの検出において接触型のセンサを用いる場合、用紙のカール部分に接触してその高さを検出するためのアクチュエータの設計が困難である。すなわち、用紙によってはコシのない場合もあり、うまくアクチュエータが機能するようにアクチュエータの差動力を設定しなければならない。また、様々なカール状態に対応するために、広範囲で検出できるようアクチュエータ自体を大型化する必要がある。
また、光センサを用いる場合、カールの状態は様々であり、どこでカールを測定するか、センサの位置決めが難しい。カールを確実に検出するために、光センサを用紙によって移動可能に配設する方法もある。しかし、この方法は光センサを移動させる機構と位置制御が必要になり、大掛かりなものとなってしまう。また、光センサを複数並設する方法もあるが、部品点数が増えることでコストアップになるとともに、複数の光センサを配設するための比較的大きなスペースを確保する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成且つ低コストで用紙のカールを確実に検出することができるカール検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、処理対象の用紙を受け入れ、用紙搬送手段によって用紙を搬送しながら用紙のカールを検出するカール検出装置であって、それぞれが超音波送受信兼用センサであって前記用紙の搬送路を挟んで互いに対向させて配置した超音波送信センサ及び超音波受信センサと、前記用紙搬送手段によって前記用紙を搬送した場合に、前記超音波送信センサから前記用紙の一方の表面に向けて超音波を送信して前記超音波受信センサで受信した超音波の強度に基づいて、前記用紙のカールの有無を判別する制御手段と、第1の超音波センサを送信側、第2の超音波センサを受信側とした状態と、第2の超音波センサを送信側、第1の超音波センサを受信側とした状態とに交互に切替える送受信切替手段と、を備え、前記制御手段は、第1の超音波センサを送信側、第2の超音波センサを受信側とした場合に第2の超音波センサが受信した超音波の強度と、第2の超音波センサを送信側、第1の超音波センサを受信側とした場合に第1の超音波センサが受信した超音波の強度とを比較することによって、前記用紙のカールの有無を判別することを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載のカール検出装置において、前記送受信切替手段は、前記第1の超音波センサと前記第2の超音波センサの送受信を所定の周期で切替えることを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載のカール検出装置において、前記第2の超音波センサよりも用紙の搬送方向上流側となる位置に、前記第1の超音波センサから送信された超音波を受信する第3の超音波センサを配設し、前記制御手段は、前記第3の超音波センサで受信した超音波の強度に基づいて前記用紙の有無を判別し、前記第3の超音波センサで受信した超音波の強度に基づいて前記用紙を検出した場合に、前記送受信切替手段に、第1及び第2の超音波センサの送受信を所定の周期で切替えさせるようにしたことを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項又はに記載のカール検出装置において、前記制御手段は、前記第2又は第1の超音波センサの超音波受信強度が予め設定された閾値以下の場合に、前記第1又は第2の超音波センサの超音波送信強度を強めて再送信させることを特徴とする。
請求項1にかかるカール検出装置によれば、前記用紙の搬送路を挟んで互いに対向させて配置した超音波送信センサ及び超音波受信センサを備え、用紙搬送手段によって用紙を搬送した場合に超音波送信センサから用紙の一方の表面に向けて超音波を送信して超音波受信センサで受信した超音波の強度に基づいて、用紙のカールの有無を判別する構成としたことで、フェイスカール、バックカール等のカール状態によって受信位置を変える必要がなく、簡易な構成且つ低コストで、確実に用紙のカールを判別することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかるカール検出装置によれば、前記超音波送信センサ及び超音波受信センサとして超音波送受信兼用センサを適用し、第1の超音波センサを送信側、第2の超音波送センサを受信側とした状態と、第2の超音波センサを送信側、第1の超音波センサを受信側とした状態とに交互に切替える送受信切替手段を備え、第1の超音波センサを送信側、第2の超音波センサを受信側とした場合に第2の超音波センサが受信した超音波の強度と、第2の超音波センサを送信側、第1の超音波センサを受信側とした場合に第1の超音波センサが受信した超音波の強度とを比較することによって、用紙のカールの有無を判別する構成としたことで、フェイスカール、バックカールといったカールの方向を判別することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかるカール検出装置によれば、送受信切替手段により第1の超音波センサと第2の超音波センサの送受信を所定の周期で切替える構成としたことで、受信した超音波の強度の時間変化を把握することが可能となる。その結果、フェイスカール、バックカールの判別に加えて、カールの形状まで判別することができる。
また、請求項にかかるカール検出装置によれば、第2の超音波センサよりも用紙の搬送方向上流側となる位置に、第1の超音波センサから送信された超音波を受信する第3の超音波センサを配設し、この第3の超音波センサで受信した超音波の強度に基づいて用紙の有無を判別する構成とし、第3の超音波センサの検出結果に基づいて第1及び第2の超音波センサの送受信を所定の周期で切替えるようにしたことで、用紙が検出されない期間は送信側のセンサの駆動周期を長くとることができるため、CPU負荷の軽減、受信回路の電力消費の低減、センサの劣化の低減を図ることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかるカール検出装置によれば、受信側である第2又は第1の超音波センサの超音波受信強度が予め設定された閾値以下の場合に、送信側である第1又は第2の超音波センサの超音波送信強度を強めて再送信する構成としたことで、安定した受信信号が得られ、正確にカールを検出することができるという効果を奏する。
以下に、添付図面を参照して、この発明にかかるカール検出装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、本発明における外部装置として画像形成装置を例にあげて説明しているが、これに限定されるものではなく、用紙を排出可能な装置であればいずれの装置も外部装置として適用することが可能である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるカール検出装置30を搭載した画像形成装置の一部を示す断面図である。画像形成装置は、装置本体における画像形成部(不図示)により用紙に画像形成を行った後、カール検出装置30において用紙端部の湾曲(以下、これを「カール」という)を検出し、用紙後処理装置40において所定の後処理を実行して、用紙を画像形成装置の外へ排紙するものである。また、画像形成装置とは、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ機能やコピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納した複合機等の画像処理を行うものであれば、本発明を適用することができる。
図1に示すカール検出装置30では、図1に示すように、画像形成装置本体内部の定着ユニット(不図示)において定着処理がなされた後に装置本体から排出されて矢印P方向に搬送されてきた用紙(不図示)が、ガイド部31によって受け入れられ、矢印方向に搬送される。ガイド部31により搬送された用紙は、一対の用紙搬送ローラ32a、32bによって挟持されつつ搬送され、その搬送過程に設けられたカール検出部10Aにおいてカールの有無が検出される。カール検出部10Aを通過した用紙は、用紙受入部33で受け入れられ、ガイド部34を介して用紙後処理装置40へと搬送される。
カール検出装置30から用紙後処理装置40へと送られた用紙は、カール処理部41においてカール検出部10Aの検出結果に応じた所定の処理がなされた後、用紙後処理部42に送られ、複数の用紙を仕分けするソート処理、複数の用紙を整合して用紙束を綴じるステイプル処理、用紙に穴を開けるパンチ処理等の後処理が行われ、排紙トレー43に排出される。また、ストレート排紙処理の場合には、用紙はカール処理部41での処理後に、用紙後処理部42に送られずにそのまま排紙される。
図2は、本実施の形態であるカール検出装置30のブロック図、図3は、カール検出装置30におけるカール検出部の一例を示す概念図、図4は、カール検出部を図3のA方向から見た図である。なお、図1では、カール検出装置30における用紙の搬送方向を鉛直下向きとしたが、用紙の搬送方向は限定されるものではなく、図3に示すように搬送方向を水平方向としたり、その他の方向とすることもできる。以下、搬送方向を水平方向とした例について説明する。また、以下の説明では、用紙50において、画像形成がなされる側の面をフェイス面といい、その裏面をバック面という。そして、フェイス面を内側に湾曲したカールをフェイスカールといい、バック面を内側に湾曲したカールをバックカールという。
図2に示すように、本実施の形態であるカール検出装置30は、用紙搬送手段(用紙搬送ローラ)32a,32b、カール検出部10A及び制御部20Aとを備えて構成してある。
用紙搬送ローラ32a,32bは、図1に示すガイド部31から搬送されてきた用紙50をニップ位置で挟持して回転することにより、用紙50を図3に示す搬送方向へ搬送し、カール検出部10Aへと送るものである。用紙搬送手段としてローラ以外の搬送手段を適用してもよい。なお、以下の説明では、カール検出部10Aにおける用紙50の搬送域を「搬送路」と呼ぶことにする。
カール検出部10Aは、超音波送信センサ11a,12aと超音波受信センサ11b,12bとから構成されるものである。超音波送信センサ11a,12aは、電源部及び発振部(ともに図示せず)を備え、発振部における圧電素子の振動により超音波を発振する公知のものを適用している。この2つの超音波送信センサ11a,12aは、図3に示すように、用紙50がカール検出部10Aに搬送された場合に用紙50の両端部の直上に位置するように、搬送路35の上方に配設してある。
超音波受信センサ11b,12bは、電源部、増幅部、振動子(ともに図示せず)を備え、超音波送信センサ11a,12aから送信された超音波を受信し、受信した超音波の振動を電気信号に変換し増幅する機能を有する公知のものを適用している。この超音波受信センサ11b,12bは、図4に示すように、搬送路35を挟んで超音波送信センサ11a,12aとそれぞれ対向する位置に配設してある。図4に示すように、超音波送信センサ11aと超音波受信センサ11bは、搬送路35からの距離が互いに等しくなるように配置される。同様に、超音波送信センサ12aと超音波受信センサ12bは、搬送路35からの距離が互いに等しくなるように配置される。なお、超音波送信センサ12a及び超音波受信センサ12bは、超音波送信センサ11a及び超音波受信センサ11bと同一の構成であるので、以下の説明では、超音波送信センサ11aと超音波受信センサ11bによるカールの検出についてのみ説明する。
上記構成を有するカール検出部10Aでは、図3及び図4に示すように、超音波送信センサ11aから超音波Uが送信され、用紙搬送ローラ32a,32bによって搬送された用紙50のフェイス面端部に向けて送信される。超音波Uは用紙50の搬送方向に直交する方向に進み、用紙50に当たって反射するが(図4のU)、一部は用紙50を透過し、この用紙50を透過した超音波Uが超音波受信センサ11bで受信される。超音波受信センサ11bは、受信した超音波の振動を電気信号に変換し、これを制御部20Aに送信する。
ところで、超音波受信センサ11bで受信される超音波の強度は、超音波送信センサ11aから用紙50までの距離に応じて変化する。具体的には、超音波送信センサ11aから用紙50までの距離が短くなるほど、用紙50での超音波強度は距離の2乗に反比例して大きくなり、用紙50を透過した超音波の強度は大きくなる。つまり、図4に示すように用紙50の端部がフェイスカールしている場合、超音波送信センサ11aから用紙50までの距離は、用紙50が平紙の場合(すなわちカールしていない場合)と比べて短くなる。従って、用紙50がフェイスカールしている場合、平紙の場合よりも用紙50を透過する超音波の量が多くなる。一方、図示は省略するが、用紙50の端部がバックカールしている場合、超音波送信センサ11aから用紙50までの距離は、用紙50が平紙の場合と比べて長くなる。従って、用紙50がバックカールしている場合には、平紙の場合よりも用紙50を透過する超音波の量が少なくなる。
制御部20Aは、超音波受信センサ11bで受信した超音波の強度に基づいて、用紙50のカールの有無を判別するものであり、図2に示すように演算処理部21を備えている。演算処理部21には、用紙50が平紙の場合に超音波受信センサ11bで受信される超音波の強度が予め設定してある。制御部20Aは、演算処理部21を介して、この設定値と、超音波受信センサ11bから受け取った超音波の強度とを比較する。超音波受信センサ11bから受け取った超音波の強度がこの設定値と一致する場合、制御部20Aは、用紙50にカールがない(すなわち平紙である)と判別する。また、超音波受信センサ11bから受け取った超音波の強度が設定値より大きい場合、制御部20Aは、用紙50にフェイスカールがあると判別する。一方、超音波受信センサ11bから受け取った超音波の強度が設定値より小さい場合、制御部20Aは、用紙50にバックカールがあると判別する。
制御部20Aは、用紙50にフェイスカール又はバックカールが有ると判別した場合に、カール処理部41に対してカール処理指令を送信し、カール処理部41に所定のカール処理を行わせる。カール処理部41が行うカール処理としては、用紙50のカールの矯正、あるいは、カールが発生したことにより搬送品質、スタック品質等が確保されない等のメッセージを表示パネル(不図示)に表示する等の処理が挙げられる。
以上説明したように、本実施の形態であるカール検出装置30Aによれば、超音波送信センサ11a,12a及び超音波受信センサ11b,12bを用紙の搬送路を挟んで対向配置し、用紙搬送ローラ32a,32bによって用紙50を搬送した場合に、超音波送信センサ11a,12aから用紙50の一方の表面に向けて超音波を送信し、超音波受信センサ11b,12bで受信した超音波の強度に基づいて、用紙のカールの有無を判別する構成としたことで、フェイスカール、バックカール等のカール状態によって受信位置を変える必要がなく、簡易な構成且つ低コストで、確実に用紙のカールを判別することができる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2であるカール検出装置30のブロック図である。また、図6−1及び図6−2は、カール検出装置30におけるカール検出部10Bの一例を示す概念図であり、カール検出部10Bを、図4と同じ方向から見た図である。なお、実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態2のカール検出装置30は、上述した実施の形態1で適用した超音波送信センサ及び超音波受信センサをそれぞれ超音波送受信兼用とし、後述する送受信切替部によって超音波の送受信を交互に切替える構成とした点において、実施の形態1と異なっている。図5に示すように、カール検出装置30は、カール検出部10B、用紙搬送ローラ32a,32b、送受信切替部24及び制御部20Bとを備えて構成してある。
カール検出部10Bは、第1超音波送受信センサ13a,14aと第2超音波送受信センサ13b,14bから構成されるものである。以下、第1超音波送受信センサ13a,14aを、省略して「第1超音波センサ13a,14a」という。また、第2超音波送受信センサ13b,14bを省略して「第2超音波センサ13b,14b」という。この第1超音波センサ13a,14a及び第2超音波センサ13b,14bは、受信と送信を同一センサチップとした構造を有する公知の送受信兼用センサを適用している。図には明示されていないが、第1超音波センサ13a,14aは、上述した実施の形態1の超音波送信センサ11a,12aと同様に、用紙50がカール検出部10Bに搬送された場合に用紙50の両端部の直上に位置するように、搬送路35の上方にそれぞれ配設してある。一方、第2超音波センサ13b,14bも、実施の形態1の超音波受信センサ11b,12bと同様に、搬送路35を挟んで第1超音波センサ13a,14aとそれぞれ対向する位置に配設してある。なお、第1超音波センサ14a及び第2超音波センサ14bは、第1超音波センサ13a、第2超音波センサ13bと同一の構成である。従って、以下の説明では第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bによるカールの検出についてのみ説明する。
送受信切替部24は、第1超音波センサ13aを送信側、第2超音波センサ13bを受信側とした状態と、第2超音波センサ13bを送信側、第1超音波センサ13aを受信側とした状態とに交互に切替えるスイッチである。本実施の形態では、この送受信切替部24が、第1超音波センサ13aと第2超音波センサ13bの送受信の切替えを、所定の周期で行うように設定してある。なお、以下の説明では、図6−1に示すように、第1超音波センサ13aを送信側とした場合の超音波の送信方向を「正方向」とし、図6−2に示すように、第2超音波センサ13bを送信側とした場合の超音波の送信方向を「逆方向」という。
実施の形態1でも説明したように、送信側のセンサから用紙50までの距離が短いほど用紙50を透過した超音波の強度は大きくなる。本実施の形態では、第1超音波センサ13aを送信側とした場合に第2超音波センサ13bが受信する超音波の強度と、第2超音波センサ13bを送信側とした場合に第1超音波センサ13aが受信する超音波の強度とを比較することによって、用紙50のカールがフェイスカールかバックカールであるかの判別を行う。
制御部20Bは、第1超音波センサ13aを送信側とした場合に第2超音波センサ13bが受信する超音波の強度と、第2超音波センサ13bを送信側とした場合に第1超音波センサ13aが受信する超音波の強度に基づいて、搬送される用紙50のカールの有無を判別するものであり、演算処理部22及び切替指令部23を備えている。
演算処理部22は、図6−1に示すように第1超音波センサ13aから超音波を送信した場合に第2超音波センサ13bが受信する超音波の強度と、図6−2に示すように第2超音波センサ13bから超音波を送信した場合に第1超音波センサ13aが受信する超音波の強度との比較を行うものである。本実施の形態では、第1超音波センサ13aで受信した超音波の強度から第2超音波センサ13bで受信した超音波の強度を差し引いた値Xの正負によってカールの判別を行っている。すなわち、X=0の場合、制御部20Bは、用紙50にカールがない(平紙である)と判別する。また、X<0の場合、制御部20Bは、用紙50にフェイスカールがあると判別する。一方、X>0の場合、制御部20Bは、用紙50にバックカールがあると判別する。
切替指令部23は、送受信切替部24における第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信の切替周期を設定し、設定された切替周期で各センサの送受信の切替えを行う指令を送受信切替部24に与えるものである。本実施の形態では、切替周期を例えば1msとしてある。
以下、図6−1及び6−2を参照して、実施の形態2であるカール検出装置30のカール検出動作について説明する。上述したように、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信は、所定の周期で切り替わるように設定してある。用紙搬送ローラ32a,32bによってカール検出部10Bに搬送された用紙50は、図6−1及び図6−2に示すように、第1超音波センサ13aと第2超音波センサ13bとの間を通過する。第1超音波センサ13aを送信側とした場合、第1超音波センサ13aから送信された超音波Uは、用紙50のフェイス面で反射するが、一部が用紙50を透過し、透過した超音波Uが第2超音波センサ13bで受信される。第2超音波センサ13bは、受信した超音波の強度を制御部20Bへ送信する。一方、送受信切替部24によって第2超音波センサ13bを送信側に切替えた場合、第2超音波センサ13bから送信された超音波Uは、用紙50のバック面で反射するが、一部が用紙50を透過し、透過した超音波Uが第1超音波センサ13aで受信される。第1超音波センサ13aは、受信した超音波の強度を制御部20Bへ送信する。制御部20Bは、演算処理部22を介して、第1超音波センサ13aから受け取った超音波の強度から、第2超音波センサ13bから受け取った超音波の強度を差し引いた値Xの正負によってカールの判別を行う。
用紙50にカールがない場合、第1超音波センサ13aから用紙50までの距離と、第2超音波センサ13bから用紙50までの間の距離は等しい。従って、第1超音波センサ13aから受け取った超音波の強度と、第2超音波センサ13bから受け取った超音波の強度は一致することになる。従って、X=0となり、制御部20Bは、用紙にカールがないと判別する。
また、用紙50が、図6−1及び図6−2に示すように上側にカールしている場合、第1超音波センサ13aから用紙50までの距離は、第2超音波センサ13bから用紙50までの間の距離よりも短くなるから、第1超音波センサ13aから受け取った超音波の強度は、第2超音波センサ13bから受け取った超音波の強度よりも小さくなる。従って、X<0となり、制御部20Bは、用紙50にフェイスカールがあると判別する。
また、用紙50が下側にカールしている場合、第1超音波センサ13aから用紙50までの距離は、第2超音波センサ13bから用紙50までの間の距離よりも長くなるから、第1超音波センサ13aから受け取った超音波の強度は、第2送受信センサ13bから受け取った超音波の強度よりも大きくなる。従って、X>0となり、制御部20Bは、用紙50にバックカールがあると判別する。
なお、上記のカール検出では、フェイスカール、バックカール、カールなしの3通りを検出したが、本実施の形態では、以下に述べるように、カールの形状の検出を行うことも可能である。上述したように、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信は、所定の周期で切り替わるように設定してあるから、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bでの超音波の受信が交互に繰り返し行われることになる。従って、受信した超音波の強度の時間変化を把握することができる。例えば、用紙50の端部に発生するカールは、ロール状に癖がつく場合があるが、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bで受信した超音波の強度を所定の周期で測定し、第1超音波センサ13aで受信した超音波の強度から第2超音波センサ13bで受信した超音波の強度を差し引いた値Xの時間変化を見ることで、カールの形状を検出することが可能である。
また、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bとの間に用紙50がない場合、送信側のセンサから送信された超音波Uは直接受信側のセンサに届くため、用紙50を透過する場合と比べると、受信される超音波の強度が強くなる。従って、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bを所定の周期で切替え、受信した超音波の時間変化を見ることで、用紙50の端部の識別を行うことが可能である。
以上説明したように、実施の形態2のカール検出装置によれば、送受信兼用である第1超音波センサ13a,14a及び第2超音波センサ13b,14bを用紙の搬送路を挟んで対向配置し、第1超音波センサ13a,14aを送信側、第2超音波センサ13b,14bを受信側とした状態と、第2超音波センサ13b,14bを送信側、第1超音波センサ13a,14aを受信側とした状態とに交互に切替え、第1超音波センサ13a,14aを送信側とした場合に第2超音波センサ13b,14bが受信する超音波の強度と、第2超音波センサ13b,14bを送信側とした場合に第1超音波センサ13a,14aが受信する超音波の強度とを比較することによって、用紙のカールの有無を判別する構成としたことで、フェイスカール、バックカール、カールなしの3通りの用紙の状態を、簡易な構成且つ低コストで、確実に判別することができる。
また、上述した実施の形態1では、用紙が平紙の場合に超音波受信センサで受信される超音波の強度を予め設定しておき、この設定値と超音波受信センサで受信した超音波の強度とを比較することによってカールの判別を行ったが、実施の形態2では、この設定値を設定する必要がない。従って、用紙が平紙の場合に受信側のセンサで受信される超音波の強度が予め分からないような場合であっても、カールの判別を行うことができる。
さらに、実施の形態2のカール検出装置によれば、送受信切替部24において第1超音波センサと第2超音波センサの送受信を所定の周期で切替える構成としたので、受信した超音波の強度の時間変化を把握することが可能となる。その結果、フェイスカール、バックカールの判別に加えて、カールの形状まで判別することができる。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3であるカール検出装置30のブロック図である。また、図8は、カール検出装置30におけるカール検出部10Cの一例を示す概念図であり、カール検出部10Cを、図4と同じ方向から見た図である。なお、実施の形態1,2と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態3のカール検出装置30は、上述した実施の形態2において、第2超音波センサよりも用紙50の搬送方向上流側となる位置に、第1超音波センサから送信された超音波を受信する第3の超音波センサを配設した構成としている。図7に示すように、このカール検出装置30は、カール検出部10C、用紙搬送ローラ32a,32b、送受信切替部24及び制御部20Cとを備えて構成してある。
カール検出部10Cは、図7に示すように、第1超音波センサ13a,14a、第2超音波センサ13b,14b及び第3超音波センサ15a,15bから構成されるものである。第1超音波センサ13a,14a及び第2超音波センサ13b,14bは、上記実施の形態2と同様のものを適用しており、上記実施の形態2と同一位置に配設してある。なお、第1超音波センサ14a、第2超音波センサ14b及び第3超音波センサ15bは、第1超音波センサ13a、第2超音波センサ13b及び第3超音波センサ15aと同一の構成であるので、以下の説明では第1超音波センサ13a、第2超音波センサ13b、第3超音波センサ15aを用いたカールの検出についてのみ説明する。
第3超音波センサ15aは、図8に示すように、第1超音波センサ13aから送信された超音波Uを受信する受信専用のセンサである。この第3超音波センサ15aは、図8に示すように、第2超音波センサ13bよりも用紙50の搬送方向上流側となる位置に配設してある。第3超音波センサ15aは、後述するように、用紙搬送手段32a,32bによって搬送される用紙50の検出に用いられるものであり、受信した超音波の強度を制御部20Cの用紙検出部25に送信する。
本実施の形態では、第3超音波センサ15aによって用紙50が検出されるまで、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信を正方向に固定しておき、第3超音波センサ15aによって用紙が検出された後に、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信を交互に切替える構成とした点に特徴がある。
制御部20Cは、第3超音波センサ15aで受信した超音波の強度に基づいて用紙50の有無を判別する一方、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bで受信した超音波の強度に基づいて用紙50のカールの有無を判別するものである。制御部20Cは、図7に示すように、演算処理部22、切替指令部23及び用紙検出部25を備えている。演算処理部22及び切替指令部23は、上記実施の形態2と同様である。
用紙検出部25は、第1超音波センサ13aと第3超音波センサ15aとの間に用紙50がない場合に第3超音波センサ15aが受信する超音波の強度が予め設定されており、この設定値と、第3超音波センサ15aから受け取った超音波の強度とを比較する。第1超音波センサ13aと第3超音波センサ15aとの間に用紙50がない場合、第1超音波センサ13aから送信された超音波Uは直接、第3超音波センサ15aに届くため、用紙50を透過する場合と比べると、受信される超音波の強度が強くなる。第3超音波センサ15aから受け取った超音波の強度が設定値と一致する場合、用紙検出部25は、カール検出部10Cに用紙50がないと判別する。一方、第3超音波センサ15aから受け取った超音波の強度が設定値より小さい場合、用紙検出部25は、カール検出部10Cに用紙50があると判別する。制御部20Aは、用紙検出部25によって用紙50が検出された場合に、切替指令部23を通じて、送受信切替部24に第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信の切替指令を与える。
第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信の切替が所定の周期で行われている間、第3超音波センサ15aは、第1超音波センサ13aから送信された超音波Uの受信を継続し、受信した超音波の強度を用紙検出部25に送信し続ける。用紙検出部25は、第3超音波センサ15aから受け取った超音波の強度が再び設定値と一致した場合に、カール検出部10Cに用紙50がないと判別する。制御部20Aは、送受信切替部24に対して、第1超音波センサ13aを送信側、第2超音波センサ13bを受信側(すなわち正方向)に固定する旨の指令を与える。
以下、図8を参照して、実施の形態3であるカール検出装置30のカール検出動作について説明する。上述したように、カール検出部10Cに用紙50がない場合、第1送受信センサ13a及び第2送受信センサ13bの送受信は、正方向に設定してある。用紙搬送ローラ32a,32bによって搬送された用紙50が第1送受信センサ13aと第3超音波センサ15aとの間の超音波Uに達すると、第3超音波センサ15aで受信される超音波の強度は、用紙50が超音波Uに達する以前と比べて小さくなり、用紙検出部25によって用紙50が検出される。用紙検出部25によって用紙50が検出されると、第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信は、超音波を正方向に固定したモードから、正方向と逆方向を所定の周期で繰り返すモードに切り替えられる。
図8に示すように、第1超音波センサ13aから送信される超音波Uが搬送路35と交差する点をA、Bとし、AB間の距離をLとすると、上述した第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信の切替えは、用紙50の前端がAを通過してから(すなわち用紙検出部25で用紙50が検出されてから)、用紙50の前端がLだけ進んでBに到達するまでに行われる。
第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信の切替えが行われると、上記実施の形態2で説明したように、第1超音波センサ13aから超音波を送信した場合に第2超音波センサ13bが受信する超音波の強度と、第2超音波センサ13bから超音波を送信した場合に第1超音波センサ13aが受信する超音波の強度との比較を行うことにより、用紙50のカールの判別が行われる。
上述したカールの検出動作を行う場合、第1超音波センサ13aから送信される超音波の送信タイミングを、用紙50を検出する前後で変化させてもよい。図9は、第1超音波センサ13aから送信される超音波の送信タイミングの一例を概略的に示したものである。図9に示すように、用紙50の前端が図8におけるAに到達するまでの、第1超音波センサ13aの駆動周期をtとする。一方、第3超音波センサ15aによって用紙50が検出されている間(すなわち、用紙50の前端がAに達してから後端がBを通過するまでの間)の第1超音波センサ13aの駆動周期を、tよりも短いtとしている。そして、用紙50の後端がBを通過した後の第1超音波センサ13aの駆動周期を、再びtとする。t、tの一例としては、tが10msであり、tが2ms程度である。
また、第2超音波受信センサ13bの受信強度が弱い場合に、第1超音波センサ13aの超音波送信強度を強めて再送信する構成としてもよい。この場合、図7に示すように、制御部20Cに閾値比較部26を設ける。閾値比較部26は、第2超音波センサ13bから受け取った超音波の強度を、予め設定された閾値と比較するものである。第2超音波センサ13bから受け取った超音波の強度が閾値を下回る場合、閾値比較部26は、閾値以上の所定の値を駆動部27に送信する。駆動部27は、閾値比較部26から受け取った送信強度で第1超音波センサ13aを駆動させる。
以上説明したように、実施の形態3のカール検出装置は、第2超音波センサ13bよりも用紙の搬送方向上流側となる位置に、第1超音波センサ13aから送信された超音波を受信する第3超音波センサ15aを配設し、この第3超音波センサ15aで受信した超音波の強度に基づいて用紙50の有無を判別する構成とし、第3超音波センサ15aの検出結果に基づいて第1超音波センサ13a及び第2超音波センサ13bの送受信を所定の周期で切替える構成としている。従って、例えば、用紙50が検出されない期間は送信側のセンサの駆動周期を長くとることで、CPU負荷の軽減、受信回路の電力消費の低減、センサの劣化の低減を図ることができる。
また、実施の形態3のカール検出装置によれば、受信側センサの超音波受信強度が予め設定された閾値以下の場合に、送信側センサの超音波送信強度を強めて再送信する構成としたことで、安定した受信信号が得られ、正確にカールを検出することができる。
なお、実施の形態3で適用した閾値比較部26及び駆動部27を、実施の形態1の制御部20A、及び、実施の形態2の制御部20Bに設けた構成としてもよい。
本発明のカール検出装置を搭載した画像形成装置の一部を示す断面図である。 実施の形態1にかかるカール検出装置のブロック図である。 実施の形態1にかかるカール検出装置におけるカール検出部の一例を示す概念図である。 図3に示すカール検出部のカール検出を説明する図である。 実施の形態2にかかるカール検出装置のブロック図である。 実施の形態2にかかるカール検出装置におけるカール検出部の一例を示す概念図である。 実施の形態2にかかるカール検出装置におけるカール検出部の一例を示す概念図である。 実施の形態3にかかるカール検出装置のブロック図である。 実施の形態3にかかるカール検出装置におけるカール検出部の一例を示す概念図である。 第1超音波センサから送信される超音波の送信タイミングの一例を概略的に示す図である。
符号の説明
10A,10B,10C カール検出部
11a,12a 超音波送信センサ
11b,12b 超音波受信センサ
13a,14a 第1超音波送受信センサ
13b,14b 第2超音波送受信センサ
15a,15b 第3超音波受信センサ
20A,20B,20C 制御部
21,22 演算処理部
23 切替指令部
24 送受信切替部
25 用紙検出部
26 閾値比較部
27 駆動部
30 カール検出装置
31 ガイド部
32a,32b 用紙搬送ローラ
33 用紙受入部
34 ガイド部
35 搬送路
40 用紙後処理装置
41 カール処理部
42 用紙後処理部
43 排紙トレー
50 用紙
,U,U 超音波

Claims (4)

  1. 処理対象の用紙を受け入れ、用紙搬送手段によって用紙を搬送しながら用紙のカールを検出するカール検出装置であって、
    それぞれが超音波送受信兼用センサであって前記用紙の搬送路を挟んで互いに対向させて配置した超音波送信センサ及び超音波受信センサと、
    前記用紙搬送手段によって前記用紙を搬送した場合に、前記超音波送信センサから前記用紙の一方の表面に向けて超音波を送信して前記超音波受信センサで受信した超音波の強度に基づいて、前記用紙のカールの有無を判別する制御手段と
    第1の超音波センサを送信側、第2の超音波センサを受信側とした状態と、第2の超音波センサを送信側、第1の超音波センサを受信側とした状態とに交互に切替える送受信切替手段と、
    を備え
    前記制御手段は、
    第1の超音波センサを送信側、第2の超音波センサを受信側とした場合に第2の超音波センサが受信した超音波の強度と、第2の超音波センサを送信側、第1の超音波センサを受信側とした場合に第1の超音波センサが受信した超音波の強度とを比較することによって、前記用紙のカールの有無を判別することを特徴とするカール検出装置。
  2. 前記送受信切替手段は、前記第1の超音波センサと前記第2の超音波センサの送受信を所定の周期で切替えることを特徴とする請求項に記載のカール検出装置。
  3. 前記第2の超音波センサよりも前記用紙の搬送方向上流側となる位置に、前記第1の超音波センサから送信された超音波を受信する第3の超音波センサを配設し、
    前記制御手段は、
    前記第3の超音波センサで受信した超音波の強度に基づいて前記用紙の有無を判別し、
    前記第3の超音波センサの検出結果に基づいて、前記送受信切替手段に、前記第1及び第2の超音波センサの送受信の切替えを行わせることを特徴とする請求項に記載のカール検出装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記第1又は第2の超音波センサの超音波受信強度が予め設定された閾値以下の場合に、超音波送信強度を強めて再送信を行うことを特徴とする請求項又はに記載のカール検出装置。
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