JP4962734B2 - 複室容器 - Google Patents

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Description

この発明は、内部空洞がシール部によって分離されることにより、それぞれが別個に薬液を封止収納する複数の隔室を形成した薬液バッグより成り、夫々の隔室からの薬液が混合された後に排出口より排出させるようにした複室容器に関する。
輸液用複室容器においては、軟弱フィルムを素材とする薬液バッグの対向面を相対的に低温にて溶着して成る弱シール部によってそれぞれ異なった薬液を収容する複数の隔室に分離したものがある。薬液バッグの外周には、プラスチック成型品としての排出口が設けられ、排出口は筒状に形成され、その内部空洞は一端側で一方の隔室に開口しているが、他端にはゴム栓が設けられている。患者への薬液の投与に先立って薬液バッグを外側から加圧することによって弱シール部が開通せしめられ、薬液バッグの内部空洞は一室となるため2種類の薬液は混合され、輸液セットの穿刺針によりゴム栓を穿刺し、薬液バッグよりの薬液の投与が可能となる。従って、この種の医療用混合型複室容器においては薬液の投与に先立って弱シール部の開通より両液を混合せしめる作業は必須であり、他方、弱シール部の開通を行わないままで排出口におけるゴム栓の穿刺を行うと、排出口側の隔室における薬液のみが投与されてしまうという誤操作の可能性があった。この問題点に対処する従来技術として、薬液バッグの内部空洞を二つの隔室に分離する第1の弱シール部に加えて、排出口の直前に第2の弱シール部を設け、第1の弱シール部の開通に要する圧力に対して第2の第2の弱シール部を同等若しくはそれ以上とすることにより、第1の弱シール部次いで第2の弱シール部の順序で開通されるようにし、これにより薬液の混合後に排出が行われるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−327498号公報
特許文献1の技術は二つの隔室を分離する第1の弱シール部に加えて排出口の直前に(第1の弱シール部から離間した部位に)第2の弱シール部を設け、これらの弱シール部を順次開通させることで未混合のままの薬液の投与を防止しようとしているが、溶着温度の大小により弱シール部を2個所設けているため、製造工程が複雑化し、コスト増となっていた。また、シール部の溶着強度を第1の弱シール部<第2の弱シール部としていても、シール箇所が薬液バッグにおける相互に離間した部位にあるため、第1の弱シール部及び第2の弱シール部に対する薬液バッグ開通時の圧力波の伝達に遅速があり、第1の弱シール部と第2の弱シール部とで必ずしも時系列的に同一値の圧力がかかるとはいえないため、薬液バッグの加圧の仕方(圧力波の伝達の仕方)によっては第2のシール部に最初に大きな力が加わり、開通してしまい、薬液が排出口に流出するため、薬液バッグ内の圧力が即座に消失して第1のシール部は未開通のままということがあり得る。この場合、穿刺により投与作業にそのまま移行してしまう可能性があり、未混合で1液のみ投与されてしまう結果となっていた。
この発明は以上の問題点に鑑みてなされてものであり、未開通の状態では投与を行い得ない多液混合型の薬液バッグの新規な構造を提供し、製造コストが低廉でありかつユーザ側の作業性が良好であるにもかかわらず、誤操作の可能性をより確実に排除することを目的とする。
この発明になる複室容器は、可撓性フィルムにて形成され、内部空洞をそれぞれの薬液の収納のための複数の隔室に分離するべく薬液バッグを対向面に溶着して成る加圧剥離可能型溶着部を備えた薬液バッグと、薬液の排出のため輸液セットにより穿刺される栓体を備えた排出口とを備えた複室容器であって、前記排出口は薬液バッグに沿ってその内部を延びるように形成され、前記排出口は、前記溶着部に沿って外周が薬液バッグの表裏対向面に溶着されることで排出口の両側において薬液バッグの内部空洞を夫々の薬液を収納するための複数の隔室に分離しており、溶着部は排出口に形成される連通孔(溝)を閉鎖している。剥離可能溶着部は、連通孔以外の部位においてシール幅を狭くしたり、溶着強度を下げたり、開通のための加圧時の薬剤バッグの膨れ方向の案内のための強溶着部等の手段により薬剤バッグ加圧時に剥離可能溶着部を連通孔以外の部位で最初に剥離させるように構成される。
複室容器の通常状態(密封時)は薬液バッグの内部空洞は溶着部によって第1及び第2の隔室に形成され、夫々の隔室における薬液は分離保持され、溶着部により連通孔も閉鎖されているため、排出口に薬液は流出されず、排出口のゴム栓を穿刺しても薬液の排出は行われないようになっている。隔室における薬液収納部位の外からの加圧により内部液圧が高まり、薬剤バッグを膨れ変形し、この膨れ変形が剥離可能溶着部に伝達され、剥離可能溶着部を剥離付勢する。この発明では薬液収納のためのそれぞれの隔室は剥離可能溶着部の側方に設けられており、液圧(膨れ変形)は均等に剥離可能溶着部に伝わり、溶着幅の狭い若しくは溶着温度が低い連通孔以外の部位が最初に剥離され、両側の隔室の薬液が混合される。また、膨れ変形方向の伝達案内のための強溶着部を設けた場合は膨れ変形は強溶着部の案内効果により剥離可能溶着部における連通孔以外の部位に伝わり、剥離を起こさせ薬剤の混合が行われる。その後の薬剤バッグの加圧継続により剥離可能溶着部は連通孔の部位でも剥離が完了されるため、混合薬液は連通孔より排出口に導入され、排出口のゴム栓の穿刺により混合薬液の排出が行われる。
溶着部を薬剤バッグ加圧時に連通孔以外の部位で最初に剥離させることで薬剤の混合を起こさせ、これに引き続いた薬剤バッグの加圧により連通孔の部位の剥離により連通孔を介して排出口への混合薬剤の混合薬剤の流出を行わしめるという2段開通動作を確実に行わしめることができる。そのため、薬液が未混合で排出されてしまうという誤作業の恐れを排除することができる。そして、また、排出口に対する溶着部の幅や溶着強度などの比較的簡単な工程変更若しくは薬剤バッグの膨れ方向の案内のための強溶着部の設置という簡単な構成を加えることだけで確実に2段階剥離動させることができ、溶着のための設備コストが極端に増加したり、作業が複雑化してしまうなどの恐れはなく、簡便に実施することが可能である。
図1はこの発明の複室型容器の概略的平面図(排出口の部位は断面にて表す)を示す。 図2(a)は図1のII−II線に沿った矢視断面図であり、開封部の密封状態を示し、(b)は開通状態を示す。 図3は図1のIII−III線に沿った矢視断面図であり、(a)は密封状態、(b)は開通状態を示す。 図4は図1のIV−IV線に沿った矢視断面図である。 図5はこの発明の複室型容器の概略的平面図を示す。 図6はこの発明の別実施形態の複室型容器の概略的平面図である。 図7は図6のVII-VIIに沿った排出口の側面図である。 図8は図6のVIII−VIII線に沿った矢視断面図である。 図9は図6のIX−IX線に沿った矢視断面図である。 図10は図6の排出口の斜視図である。 図11は別実施形態における薬剤バッグの平面図である。 図12は図11の排出口の斜視図である。。 図13は別の実施形態における薬剤バッグの平面図である。 図14は更に別の実施形態における薬剤バッグの平面図である。
符号の説明
10, 110, 210, 310, 410…薬液バッグ
12, 112, 212, 312, 412 …排出口
13, 113, 213, 313, 413…剥離可能溶着部
13A, 113A, 213A, 313A, 413A…剥離可能溶着部の第1部分(領域)
13B, 113B, 213B, 313B, 413B…剥離可能溶着部の第2部分(領域)
17, 117, 217, 317, 417…外部接続部
18, 118, 218, 318, 418…連通孔
20, 120, 220, 320, 420…ゴム栓
23, 24, 123, 124, 223, 224, 323, 324, 423, 424…第1及び第2の隔室
30…少量薬剤収納窪み
32…蓋
40…軸方向孔
44…閉鎖ピン
60, 62…強溶着部
L1…溶着部の第1領域の溶着幅
L2…溶着部の第2領域の溶着幅
図1から図5において、複室容器は薬液の収納のための平坦状の薬液バッグ10と、薬液バッグ10の長手方向をその全長を幾分超えて上下両側に延びる筒状排出口12とから構成される。薬液バッグ10は厚さ200ミクロンといったポリエチレンフィルムなどの多層構造の合成樹脂軟弱フィルム(本発明の可撓性フィルム)を素材とする。薬液バッグ10を構成する合成樹脂軟弱フィルムは一対の切片10A, 10Bが筒状排出口12を挟んで重ねられ、全外周部がポリエチレンの場合は130℃といった高温で溶着され、筒状排出口12の部位も含めた全周に沿った強シール部14を形成する。筒状排出口12以外の部位での溶着はポリエチレンフィルム同士であり、筒状排出口12の部位での溶着は筒状排出口12とポリエチレンフィルムとであり、同時には溶着できないので、別工程で溶着(強シール)が実施され、筒状排出口12での強シール部を残余の部位でのそれと区別するため図4及び図5で14Aにて表す。強シール部14及び14Aでの溶着は薬液バッグ10の開通ため加圧したときの薬液バッグ内に生ずる程度の圧力では剥離するようなことはないように行われ、これにより外部からの物理的な力の影響にかかわらず、薬液バッグ10内に薬液を漏洩することなく保持することができる。筒状排出口12はその筒形状を維持することができる肉厚(剛性)のプラスチック成形品として構成される。筒状排出口12は上下両端で薬液バッグ10から突出しており、上端12Aは扁平に形成され、この扁平部に薬液バッグ10を点滴台に懸架するための吊下孔16が穿設される。薬液バッグ10の下端から突出する筒状排出口12の下端12Bはテーパ状の外部接続部17に連結され、この外部接続部17に、輸液時に輸液セットの穿刺針22により穿刺されるゴム栓(栓体)20が装着されている。
薬液バッグ10を構成する2枚の合成樹脂フィルム切片は筒状の排出口12を間に挟んでその外周にて加圧剥離可能に溶着され、排出口12の長手方向に沿って上下の強シール部14A間の全長に延設された溶着部13を構成する。薬液バッグ10の表裏対向面を構成する合成樹脂フィルムを筒状排出口12の対向外面に長手方向に沿って溶着部13にて溶着することにより薬液バッグ10の内部空洞は図1の左右における第1及び第2の隔室23, 24に分離され、第1及び第2の隔室23, 24に夫々第1及び第2の薬液を分離状態で収納することができる。溶着部13における、薬液バッグ10を構成する上下の合成樹脂フィルム切片の、排出口12の外周面に対する溶着は加圧剥離可能である。加圧剥離可能とは、薬液バッグ10の開通のため薬液バッグ10を手のひらなどで適当な力で加圧したとき、薬液バッグ10内に生ずる液体圧力(薬剤バッグ10の膨れ変形)で合成樹脂フィルム切片が剥離される剥離されることを意味し、この発明の実施形態におけるポリエチレン樹脂の場合は120℃(強シール部14を得るための前記した130℃といった溶着温度より相当低い溶着温度)といった温度にて行われる。
図1〜図5において溶着部13は、排出口12の長手方向に沿って上端より長さL1の第1領域(部分)13A(ゴム栓20から離間側の領域)では、W1の溶着幅(排出口12の円周方向長さ=開通時の薬液圧力が加わる方向の溶着長さ)で溶着が行われ(図2(a)参照)、上端より長さL1の第1領域13Aに継続する残余の長さL2の第2領域(部分)13B(ゴム栓20に近接側の領域)ではW2(>W1)の溶着幅にて溶着が行われる(図3(a)及び図5参照)。溶着幅W1, W2の設定は、手のひらで薬液バッグ10を加圧した場合に内部に生ずる流体圧力により、狭い幅の溶着幅W1の部位で薬液バッグ10を構成する合成樹脂フィルムの剥離が最初に完了し、それに継続して広い溶着幅W2の部位で剥離が完了されるように、行われる。そして、長さL2のこの第2領域に沿って筒状排出口12の外周に長手方向に延びる連通溝(この発明の連通孔)18が形成されている。
この発明の複室容器による輸液操作について説明すると、薬液バッグ10の開通のため薬液バッグ10は机などの上に図2(a)のように平坦に載置され、薬液バッグ10は上面より手のひらで矢印aのように加圧される薬液バッグ10の加圧により溶着部13に液圧が加わる。溶着部13における図1の長さL1の第1領域13Aはシール幅がW1のように狭いため、加圧により薬液バッグ10の内部に生じた液圧にて、最初にこの領域13Aにおいて剥離が完了され、図2(b)のように破壊開通され、第1及び隔室23, 24は連通され、隔室23, 24内の薬液は混合されるに至る。溶着部13のこの第1領域13Aの開通が完了の時点においては、シール幅がW2のように広い長さL2の第2領域13Bの剥離は完了せず、図3(a)のように溶着状態を依然として維持し、ゴム栓20を輸液セットにより穿刺しても排出口12からの薬液の排出を行うことはできないようになっている。
第1及び隔室23, 24の加圧力b(図3(a))をそのまま継続することにより最終的には第2領域13Bにおいても図3(b)のように剥離が完了され、連通孔18を介して薬液バッグ10の内部空洞が排出口12に連通される。そのため、当初第1及び第2の隔室23, 24に収容された薬液バッグ10の混合薬液は矢印cのように上下の開口排出口12に導入され、ゴム栓20を輸液セットの穿刺針22により穿刺することにより排出口12からの混合薬液の排出を行うことができる。
この発明では薬液バッグ10の開通時(薬剤バッグ10の加圧時)の薬剤バッグ10の内部圧力(圧力波)は排出口12の長手方向に沿った溶着部13に実質的に同時的に伝達されるため(加圧時の排出口12での圧力値の変化傾向が一定のため)、溶着部13の剥離の完了は溶着幅の狭い第1領域13A、溶着幅の広い第2領域13Bの順序で起こるようにでき、薬液の混合、混合薬液の排出の作動順序がいつも確保され、薬液の排出は必ず混合された状態で起こるようにされ、換言すれば、未混合の薬剤の排出が行われることは確実に阻止できる。
この発明の実施形態では第1部分L1と第2部分L2とで溶着温度は同一であるが溶着幅を大小変えることで順序的な剥離開通を実現しており、溶着温度が同一であるため、被溶着部を加熱下で加圧する溶着ヘッドによる1回の加圧操作で剥離可能溶着を行わせることができ、工程が簡略化する利点がある。
図6〜図10はこの発明の第2の実施形態を示しており、排出口112はプラスチック成形品であり実質的に中実棒状に構成され、排出口112の上下端は薬剤バッグ110から突出している。排出口112の一端(下端)に外部接続部117が一体に形成され、外部接続部117に輸液セットの穿刺針により穿刺されるゴム栓120が設けられる。排出口112の他端(上端)112Aに薬液バッグ10を点滴台に懸架するための吊下孔116が形成される。排出口112は上下端に近接して鍔状部112-1, 112-2を有しており、薬剤バッグ110は表裏層を形成する合成樹脂フィルム切片を外周にて高温溶着(剥離不能溶着)し、強シール部114を形成して構成されるが、鍔状部112-1, 112-2では表裏の合成樹脂フィルム切片110A, 110Bの溶着は鍔状部112-1, 112-2を挟んで行われている。
排出口112は図8から分かるように上下の鍔状部112-1, 112-2の間における上側の約2/3の長さの部位112-3では十字型の断面形状(図8)をなし、下側の1/3の部位112-4では中間の空洞部118(この発明の連通孔)で隔てられた一対の矩形断面形状(図9)をなす。排出口112は部位112-3, 112-4の間では股状移行部112-5を呈している。空洞部112は上端は移行部112-5により閉鎖されているが、下端は図6に示すように混合薬液の排出を行うべく外部接続部117における内部通路117'に開口している。
第1の実施形態と同様に排出口112の長手方向に上下の強シール部114の間の全長で薬剤バッグ110を構成する上下の合成樹脂フィルム切片110A, 110Bに剥離可能溶着部113にて溶着されており、薬剤バッグ110の内部空洞は図6の左右の第1及び第2の隔室123, 124に分離され、夫々の隔室123, 124に別個に薬液を収納している。剥離可能溶着部113は十字型断面形状部位112-3の上面における第1領域(部分)113Aと一対の矩形断面形状部112-4の上面における第2領域(部分)113Bとからなる。この実施形態では、十字型断面形状部位112-3の上面における第1領域113Aの溶着幅と夫々の矩形断面形状部112-4の上面における第2領域113Bの溶着幅はwで同一であり、溶着部113の第1領域113A及び第2領域113Bはいずれも加圧剥離可能であるが、溶着温度は第1領域113Aのそれが第2領域113Bのそれより幾分低温となっている。そのため、薬剤バッグの加圧時に第1領域113Aの剥離が最初に惹起され、それに遅れて第2領域113Bが剥離され、第1領域113Aの剥離による隔室123, 124の薬液の混合が最初に行われ、その後の第2領域113Bの剥離により混合薬液は空洞部118より外部接続部117における内部通路117'に流入され、ゴム栓120の穿刺により輸液が行われる。
剥離可能溶着部113の形成に際しては、薬剤バッグ110を構成する上下の合成樹脂フィルム切片110A, 110Bは排出口112を中間に介在させて上下の溶着具により挟着して、十字型断面形状部位112-3の上面における第1領域113Aと一対の矩形断面形状部112-4の上面における第2領域113Bとを形成する。この場合において、第1領域113A及び第2領域113Bの双方について、その幅方向全面が溶着具の加圧方向(図8及び図9の上下方向)において排出口112の中実部位により支持されている。ここに、中実とは加圧方向において身が詰まった(Solidな)状態にあり、空洞部がないことを意味する。そのため、溶着時の上下からの加圧により排出口112が撓むことがなく、加圧力を効率的に溶着部に伝達することができ、確実な溶着を行うことができる効果がある。尚、この第2の実施形態では、十字型断面形状部位112-3と一対の矩形断面形状部112-4とで溶着温度が相違するため、剥離可能溶着は溶着温度を2段階として容易に実施することができる。
図11及び図12は第2の実施形態の変形例を示しており、この実施形態では排出口212は薬剤バッグの対向内面に剥離可能溶着される十字型断面形状部位212-3の上面には少量薬剤の収納のための有底の窪み30が設けられ、窪み30の深さは少量薬剤の収納量に応じた深さとなっている。蓋32は窪み30の入口端に面一に嵌着され、排出口212の両側における隔室223, 224内の薬液とは分離させて、窪み30内に少量薬剤を分離保持する。図6〜図10で説明の第2の実施形態と同様に、図11の実施形態においても薬剤バッグを構成する上下の合成樹脂フィルム切片は基本的には上下の鍔状部212-1, 212-2間における排出口212(十字型断面形状部位212-3及び一対の一対の矩形断面形状部212-4及び逆Y形状移行部212-5)の対向面に剥離可能溶着されているが、窪み30を閉鎖する蓋32に関しては上側の合成樹脂フィルム切片は剥離不能に溶着されている。剥離不能溶着のため、蓋32を構成するプラスチック素材として排出口212を構成するプラスチック素材より幾分低融点なものとすることができる。薬剤バッグを排出口212の対向面(十字型断面形状部位212-3及び矩形断面形状部212-4)に所定温度で溶着することで剥離可能溶着部213を形成するが、この所定温度の値は排出口212に対しては溶着部213を剥離可能とする低温であるが、排出口212より低融点の素材より作られた蓋32に対しては溶着が相対的に強固となり、剥離不能の強溶着部となる。そのため、薬剤バッグ開通時における膨れ変形時に薬剤バッグが排出口212から剥離するとき蓋32は薬剤バッグと協調変位するため窪み30から外れ、窪み30内の少量薬剤は薬剤バッグ内の薬液と混合される。この実施形態において、薬剤バッグ内面と蓋32との溶着法としては通常の溶着の代わりにレーザを使用したスポット状の溶着でもよい。尚、窪み30はこの実施形態では片側のみ開口した有底であるが、上下に開口させ、上下を薬剤バッグにより閉鎖させるようにしてもよい。
図11及び図12の実施形態においては、最初の加圧により薬剤バッグの溶着部213が空洞(連通孔)218以外の部位213Aにおいて完全剥離することにより隔室223, 224間で薬剤の混合を惹起させ、その際に薬剤バッグ内面に強固に溶着された蓋32は第3の隔室を形成する窪み30から外れ、窪み30に収納した少量薬剤が隔室内の薬液に混合される。そして、加圧の継続により薬剤バッグの溶着部213は空洞218の部位213Bにおいても完全剥離され、混合薬剤は空洞218より外部接続口217に向けて流出され、外部接続口217に設けたゴム栓220の穿刺により輸液を行うことができる。輸液により薬剤バッグ210中の薬液量が減少してゆくに従い薬剤バッグ210の膨れは小さくなって行き、排出口212の対向面(十字型断面形状部位212-3及び矩形断面形状部212-4)に接近してくるが、この実施形態においては、蓋32は薬剤バッグの内面に付着したままであるため、薬剤バッグの残存薬液量が少量となっても、薬剤バッグの内面に貼着された蓋32が排出口212の対向面に当接するため、薬剤バッグ内面と排出口212の対向面との隙間が維持され、空洞(連通孔)218が薬剤バッグ内面により密封される恐れはないため、薬剤バッグ内の薬液を隈なく排出口212に排出せしめることが可能である。
図13の実施形態は図11及び図12の実施形態と同様に排出口内部に少量薬剤のための第3の隔室を形成しているが、この第3の隔室が軸方向に形成される点が特徴である。即ち、排出口312は上端(フランジ部312-1側の端部)に開口した軸線方向通路40を形成し、軸線方向通路40は股状部312-5の手前の部位で窪み330に連通している。窪み330は排出口312の外周面に開口している。薬剤バッグ310を構成する表裏の合成樹脂フィルム切片は内面側が排出口312の対向面(十字型断面形状部位312-3及び矩形断面形状部312-4)に低温溶着され、剥離可能溶着部313を構成している。剥離可能溶着部313は十字型断面形状部位312-3の上面の第1領域313Aと矩形断面形状部312-4上の第2領域313Bとから構成される。この実施形態では第1領域313Aは剥離方向の幅w1が第2領域313Bのそれw2より狭く、加圧時には第1領域313Aが最初に剥離して、隔室313, 314間の薬剤を混合し、その後第2領域313Bが剥離して、混合薬剤を空洞部318より外部接続部317に導くようになっている。従って、この実施形態では十字型断面形状部位312-3に開口する窪み330は剥離可能溶着部313の第1領域313Aによって閉鎖される。即ち、窪み330の閉鎖はこの実施形態では薬剤バッグを構成する合成樹脂フィルムによって直接行われているが、窪み330の閉鎖のため図12の実施形態の蓋32と同様な部材を使用してもよい。
薬剤バッグ316の内面を剥離可能溶着部313によって排出口312の対向面に溶着することにより左右に形成された隔室313, 324には夫々の薬液が収容され、密閉される。剥離可能溶着部313の形成後は剥離可能溶着部313は窪み330も閉鎖しているため、軸線方向通路40は上端のみ開口しているが、少量薬剤はこの上端より軸線方向通路40に充填され、必要量の充填後に閉止ピン44が軸線方向通路40にその上端より嵌挿(矢印f)される。そのため、軸線方向通路(第3隔室)40に所定量の少量薬剤が密封収納される。この実施形態では薬剤バッグ開通時に剥離可能溶着部313の第1領域313Aが最初に剥離され、隔室313, 324内の薬剤の混合が行われると同時に窪み330も開放され、軸線方向通路40により構成される第3隔室に収容された少量薬剤が混入される。その後の継続的な薬剤バッグ加圧により第2領域313Bも剥離され、第3隔室(軸線方向通路40)内の少量薬剤を混入した混合薬液を空洞部318を経由して外部接続部317に導くことができる。
図14は更に別の実施形態を示し、この実施形態においても、図6以降の実施形態と同様に、薬剤バッグ410の表裏層を形成する合成樹脂フィルム切片は外周では強シール部414により高温にて剥離不能溶着され、強シール部414間においては薬剤バッグ410の対向面は排出口412の対向面(十字型断面形状部位412-3及び矩形断面形状部412-4)に低温溶着され、剥離可能溶着部413を構成している。この実施形態では剥離可能溶着部413における十字型断面形状部位412-3上の第1領域413Aと矩形断面形状部412-4上の第2領域413Bは溶着幅が同一であり、溶着温度も同一である。剥離可能溶着部413を第1領域413Aを最初に剥離させて、隔室423, 424間での薬液の混合を惹起させ、その後に第2領域413B を剥離させて、混合薬液を空洞部418を介して外部接続口417に流出せしめるようにさせるため、この実施形態では薬剤バッグ加圧による開通操作作業時の薬剤バッグ内部液圧による薬剤バッグ膨れ方向の案内部60, 62を設けている。この案内部60, 62は排出口412における十字型断面形状部位412-3と矩形断面形状部412-4とを接続する股状部412-5の両側において排出口412と直交するように延設され、薬剤バッグ410の上下面を高温溶着(外周の強シール部414の溶着温度と同等の温度による溶着)されている。案内部60, 62はこの実施形態ではコの字状をなし、両端が外周の強シール部414まで延設されており、両側に隔離室64, 66を形成している。混合後の薬液の流通のため、排出口412から適当距離離(M)離間させている。
図14の実施形態の動作を説明すると、薬剤バッグ410の開通は隔室423, 424内の薬液を加圧し、薬剤バッグの膨れ変形が剥離可能溶着部413に伝達することで行われる。薬剤バッグの膨れ変形の伝達は加圧部位Pを中心に同芯状に行われる。加圧部位Pを中心とする薬剤バッグの膨れ変形の同芯状伝播ラインを図14で想像線にて模式的に示す。剥離可能溶着部413の第1領域413Aへの膨れ変形の伝達(ラインL1)は阻止するものがないが、案内部60, 62の部位まで薬剤バッグ膨れ変形が伝達すると(ラインL2)それ以上の伝達は遮られ、第2領域413Bへの伝達は遅延される。従って、加圧の過程で第1領域413Aの開通が最初に行われる。第1領域413Aの開通後に薬剤バッグの更なる加圧の継続により第2領域413Bにも膨れ変形を伝達させ、第2領域413Bの剥離により空洞部(連通孔)418を介して混合薬剤を外部取出口417に導くことができる。
この図14の実施形態では強溶着部としての案内部60, 62によって薬剤バッグ410の加圧開通時の薬剤バッグの拡開変形を最初に第1領域413Aに伝達するように規制することで、隔室423, 424間での薬液の混合を確実に起こさせることができる。

Claims (15)

  1. 可撓性フィルムにて形成され、内部空洞をそれぞれの薬液の収納のための複数の隔室に分離するべく薬液バッグを対向面に薬剤バッグ加圧による剥離可能に溶着して成る剥離可能溶着部を備えた薬液バッグと、薬液の排出のため輸液セットにより穿刺される栓体を備えた排出口とを備えた複室容器であって、前記排出口は薬液バッグに沿ってその内部を延びるように形成されると共に栓体側に連通する連通孔を備え、前記剥離可能溶着部に沿って薬液バッグの表裏対向面が排出口の外周に溶着されることで排出口の両側において薬液バッグの内部空洞を夫々の薬液を収納するための複数の隔室に分離すると共に前記連通孔を閉鎖し、薬剤バッグの加圧による開通時に剥離可能溶着部における連通孔の部位の閉鎖は維持しつつ残余の部位は開通させることにより、排出口からの薬液の排出に先立ち複数の隔室間で薬液の混合を行わせる開通順序制御手段を備えた複室容器。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記開通順序制御手段は剥離可能溶着部を前記連通孔の部位において残余の部位より剥離方向における溶着長を長くして構成された複室容器。
  3. 請求項1に記載の発明において、前記開通順序制御手段は剥離可能溶着部を前記連通孔の部位において残余の部位より溶着強度を大きくして構成された複室容器。
  4. 請求項1に記載の発明において、前記開通順序制御手段は排出口に近接して設けられ、薬剤バッグの対向面を剥離不能に溶着して成る強溶着部により構成され、強溶着部は薬剤バッグ加圧開始時における薬剤バッグの膨れ変形を連通孔から離間した剥離可能溶着部に案内伝達せしめることで、連通孔の部位の閉鎖は維持しつつ隔室間の部位において剥離可能溶着部を剥離せしめ、隔室間で薬剤の混合を行わしめる複室容器。
  5. 可撓性フィルムにて形成され、内部空洞をそれぞれの薬液の収納のための複数の隔室に分離するべく薬液バッグを対向面に薬剤バッグ加圧による剥離可能に溶着して成る剥離可能溶着部を備えた薬液バッグと、薬液の排出のため輸液セットにより穿刺される栓体を備えた排出口とを備えた複室容器であって、前記排出口は薬液バッグに沿ってその内部を延びるように形成されると共に栓体側に連通する連通孔を備え、前記剥離可能溶着部に沿って薬液バッグの表裏対向面が排出口の外周に溶着されることで排出口の両側において薬液バッグの内部空洞を夫々の薬液を収納するための複数の隔室に分離すると共に前記連通孔を閉鎖し、前記溶着部は薬剤バッグ加圧時に最初に剥離することで前記複数の隔室の薬剤の混合を行わしめる第1部分と、第1部分の剥離による薬剤の混合後に剥離することで連通孔を介して排出口への混合薬剤の流入を行わしめる第2部分とからなる複室容器。
  6. 請求項5に記載の発明において、剥離可能溶着部の溶着幅が第1部分で狭く第2部分で広くされている複室容器。
  7. 請求項5に記載の発明において、剥離可能溶着部の溶着強度が第1部分で低く第2部分で高くなっている複室容器。
  8. 可撓性フィルムにて形成され、内部空洞をそれぞれの薬液の収納のための複数の隔室に分離するべく薬液バッグを対向面に薬剤バッグ加圧による剥離可能に溶着して成る剥離可能溶着部を備えた薬液バッグと、薬液の排出のため輸液セットにより穿刺される栓体を備えた排出口とを備えた複室容器であって、前記排出口は薬液バッグに沿ってその内部を延びるように形成されると共に栓体側に連通する連通孔を備え、前記剥離可能溶着部に沿って薬液バッグの表裏対向面が排出口の外周に溶着されることで排出口の両側において薬液バッグの内部空洞を夫々の薬液を収納するための複数の隔室に分離すると共に前記連通孔を閉鎖し、排出口に近接して、薬剤バッグの対向面を剥離不能に溶着して成る強溶着部を備え、前記強溶着部は薬剤バッグ加圧開始時における薬剤バッグの膨れ変形を連通孔から離間した剥離可能溶着部に案内伝達せしめることで、連通孔の部位の閉鎖は維持しつつ隔室間の部位において剥離可能溶着部を剥離せしめ、隔室間で薬剤の混合を行わしめる複室容器。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の発明において、前記排出口は、両端において薬液バッグの全長を超えて延設されている複室容器。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の発明において、連通孔は排出口に対する剥離可能溶着部の幅における実質的中央に延設されている複室容器。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に発明において、前記連通孔は排出口の全長に対して部分的に延設されている複室容器。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の発明において、前記栓体と離間側の端部において排出口に一体に輸液台等への薬剤バッグの取付部が設けられる複室容器。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の発明において、前記剥離可能溶着部を溶着する排出口の部位は薬剤バッグの表裏方向で中実をなす複室容器。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の発明において、薬剤バッグに対向する排出口の面に少量薬剤の収納のための窪みが設けられ、前記窪みは通常時は閉鎖され、薬剤バッグの開通に連動して開口される複室容器。
  15. 請求項14に記載の発明において、前記窪みは排出口内の軸孔に開口し、前記軸孔を外部から閉鎖する閉鎖部材を供えた複室容器。
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