JP4962373B2 - ネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体 - Google Patents

ネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体 Download PDF

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本発明は、ネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体に関し、特に、ネットワークから端末ユーザ向けの通知情報を転送・通知するネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体に関する。イーサネット(登録商標)を利用する通信ネットワークにおいて通信ネットワークからの通知情報を端末側へ転送する中継装置に好適に適用することができる。
図8のような通信ネットワーク構成において、従来は、特許文献1の特開2006−246065号公報「通知装置、被通知装置および状態通知方法」に記載のように、ネットワークの保守者側からユーザ側へ通知情報を送る場合は、中継装置3や中継装置5にて、通知したい通知情報を載せたパケットを生成して、ユーザ側の端末4へ送信していた。この場合、ネットワーク側で情報パケットを生成するソフトウェア処理が必要であり、端末4側では、ネットワークからの通知情報が載っている受信パケットを処理するソフトウェアが必要である。
しかし、ネットワーク側でパケットを生成することができる中継装置を中継装置3や中継装置5など全ての中継点で配置することはコストがかかるとともに、各中継装置の構成が異なるとそれぞれに異なるソフトウェア処理で通知情報を作成することが必要になるという問題と、端末4側においても、通信障害が発生した場合に、ネットワークの正常性を確認する手段がないために、端末側に問題があるかネットワーク側に問題があるかを識別する手段がないという問題があった。
特開2006−246065号公報(第14−16頁)
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ネットワーク中継装置、端末装置における通知情報の送受信動作を簡単かつ低コストで実現することができ、かつ、ネットワークと端末装置との障害切り分けを容易に可能とするネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体を提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明によるネットワーク中継装置は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)端末装置へのパケットを中継するネットワーク中継装置において、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する通知情報が発生した際に、前記端末装置側へ通知する該通知情報に基づいて、当該ネットワーク中継装置から前記端末装置へ順次転送するパケット間のギャップ時間を変化させることによって、該通知情報を前記端末装置側へ通知するネットワーク中継装置。
本発明のネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体によれば、以下のような効果を得ることができる。
第1の効果は、ネットワーク中継装置に簡単なハードウェアを搭載し、端末装置側に簡単なハードウェア構成の表示装置を備えることにより、ネットワーク側から端末装置のユーザ側へ通知情報を通知する手段を低コストで実現していることである。
第2の効果は、ネットワーク側の端末装置側への通知情報の伝送方法として、パケット自身の情報を使用しないで、他の目的で端末装置側へ転送されるパケット間のギャップ時間の変化を情報化して利用しているため、端末装置への回線帯域に対する影響が少ない点である。
第3の効果は、ネットワーク中継装置と端末装置との間の回線に表示装置を挿入することによって、端末装置側において通信の異常が発生した場合であっても、表示装置の表示情報により、ネットワークの正常性を確認することを可能にしている点である。
以下、本発明によるネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体の好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明によるネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法について説明するが、かかる通知情報通知方法をコンピュータにより実行可能な通知情報通知プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、通知情報通知プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、通信ネットワークを構成するネットワーク中継装置(以下、中継装置と略称する)が端末装置(以下、端末と略称する)側へデータ転送を行う構成において、ネットワーク側から端末側のユーザへ通知したい通知情報を送信する場合、該通知情報を生成する中継装置では、当該端末へ転送される転送パケット間のギャップ時間を通知情報に応じて変化させる制御を行い、受信側の端末は、受信したパケット間のギャップ時間の変化から通知情報を抽出するという仕組みを採用することによって、通知情報として任意のデータ伝送を可能とすることを特徴とし、ネットワーク保守者側から任意の情報を端末側のユーザへ通知することを実現している。
例えば、図1の中継装置と端末との通信ネットワーク構成において、中継装置1から端末4側のユーザへネットワーク側で生成した通知情報を送信する場合、通知情報を2進数として扱い、情報値“0”と“1”とに応じて、中継装置1から端末4側へ転送すべきパケット間のギャップ時間を変化させる。端末4側に配置された表示装置2は、中継装置1から転送されてきたパケット間のギャップ時間を計測し、ギャップ時間の変化に応じて、通知情報の情報値“0”と“1”とを判別することにより、ネットワーク側からの通知情報を再生し、ユーザに対して表示を行うことを特徴としている。これにより、中継装置1側で通知情報としてのパケットを生成する必要がなくなり、ユーザ側では、端末4を使うことなく、表示装置2により、直接、ネットワーク側からの通知情報を知ることができる。
(実施形態の構成)
図1は、本発明によるネットワーク中継装置を用いたネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図である。図1において、本発明によるネットワーク中継装置(以下、中継装置と略称する)は、中継装置1であり、ネットワーク側の通知情報を通知するユーザ側の端末装置(以下、端末と略称する)を直接収容している中継装置である。また、端末4側には、ネットワークからの通知情報を表示するための表示装置2が端末4の前段に接続されている。なお、中継装置3、端末4の本体については、図8に示した従来の中継装置3、端末4と全く同様である。以下、中継装置1、表示装置2の構成について図2、図3を用いてさらに説明する。
まず、中継装置1の構成について図2を用いて説明する。図2は、図1に示す中継装置1のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図2に示すように、中継装置1は、中継装置3側と情報の送受信を行うインタフェース部である送信部21と受信部22、端末4側と情報の送受信を行うインタフェース部である送信部24と受信部25、さらに、他の端末と情報の送受信を行うインタフェース部である送信部24a,24b,…と受信部25a,25b,…、中継装置3と端末4、他の端末側とのスイッチング動作を行うスイッチ部23を少なくとも備えている。
各受信部22,25,25a,25b,…で受信されたパケットは、スイッチ部23によって、受信されたパケットのヘッダ情報にある宛先と一致する転送先の方路にある送信部21,24,24a,24b,…へ転送される。端末4側に接続する送信部24の構成について図3を用いてさらに説明する。図3は、図2に示す端末4側へ情報を送信する送信部24の構成の一例を示すブロック構成図である。
図3に示すように、端末4側へ情報を送信する送信部24は、データバッファ31、転送機能部32、ダミーパケット挿入部33、送信機能部34、通知情報生成部35、ギャップ時間変換部36を少なくとも備えている。
図3において、データバッファ31は、図2のスイッチ部23から転送されたパケットを一時的に格納する。転送機能部32は、データバッファ31に格納されたパケットを読み込み、送信機能部34へ転送する。転送機能部32は、前回のパケット転送を完了してから、次のパケットを転送するまでの時間間隔(以降、ギャップ時間と称する)を任意の時間に制御することができる機能を有しており、ギャップ時間変換部36から指定されるギャップ時間に従って、パケットの転送タイミングを制御する。
ダミーパケット挿入部33は、データバッファ31の空き状態を監視し、転送機能部32が、次のタイミングで送信すべきパケットがデータバッファ31に格納されていない場合に、ダミーパケットを転送機能部32へ転送する。ダミーパケットは、パケットヘッダの宛先情報を送信先の端末4の宛先とは不一致になるものとし、端末4側で受信されたときに廃棄される。通知情報生成部35は、端末4のユーザ側へ通知する任意の情報を生成する。例えば、中継装置1が中継装置3側との間の通信障害を検出した場合に、その旨を知らせる文字情報データなどを生成する。ギャップ時間変換部36は、通知情報生成部35から入力されたデータを2進数のビット列で扱い、各ビットを端末4へ順次転送するパケット間のギャップ時間にそれぞれ対応付け、“0”と“1”との2進数の値に従って決定したギャップ時間を転送機能部32へ指定する。通知情報生成部35からの通知情報データの“0”、“1”の値とギャップ時間の関係を表1に示す。
Figure 0004962373
表1に示すように、通知情報生成部35からの通知情報データが存在しないときつまり“NULL”のときのギャップ時間をあらかじめ定めた基準時間“A”に設定し、通知情報データのデータ値“0”の場合は、基準時間“A”よりも小さいギャップ時間に設定し、通知情報データのデータ値“1”の場合は、基準時間“A”より大きいギャップ時間に設定する。なお、表1には、基準時間“A”という一つの時間値と一致するか否かについて示しているが、基準時間“A”は、あらかじめ定めた時間幅を有するものであっても良い。
送信機能部34は、転送機能部32からデータが転送されてくると、直ちに、端末4側へ送信出力を行う。
次に、端末4側に配置される表示装置2の構成について図4を用いて説明する。図4は、図1に示す表示装置2のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図4に示すように、表示装置2は、中継装置1と端末4との間の回線に直接接続されており、受信機能部41、ギャップ計測部42、デコード部43、表示部44を少なくとも備えている。
表示装置2は、受信機能部41によって、中継装置1から受信した信号を分岐してモニタを行う。受信機能部41は、パケットの受信処理を行うが、パケットの中身を処理することはなく、パケットの受信開始タイミングと受信完了タイミングとを抽出して、ギャップ計測部42へ出力する。
ギャップ計測部42は、受信機能部41の受信完了タイミングから次の受信開始タイミングまでの期間(つまり空き時間)をパケット間のギャップ時間として計測を行う。デコード部43は、ギャップ計測部42の計測結果より、前述した表1の条件に従い、計測したギャップ時間が基準時間“A”と同じ時間の場合を、ネットワーク側からの通知情報に関する「情報なし」とし、ギャップ時間が基準時間“A”よりも小さい場合を、通知情報の2進数の値“0”とし、基準時間“A”よりも大きい場合を、通知情報の2進数の値“1”として、ネットワーク側からの通知情報を再生する。表示部44は、デコード部43で再生された通知情報を画面表示する。
(実施形態の動作の説明)
次に、ネットワーク側の中継装置1が、端末4側へ通知情報を送信する場合の動作について、中継装置1と端末4側に設置されている表示装置2との双方における動作の一例を説明する。
図1において説明したように、中継装置1は、通常の中継処理として、中継装置3から受信したパケットの宛先に従い、受信したパケットを端末4側へ中継し、端末4側から受信したパケットは、その宛先に従い、中継装置3側へ中継するという処理を行っている。ただし、中継装置1が、端末側例えば端末4側へ受信したパケットの送信を行う場合、図3に示した中継装置1の構成において、当該中継装置1から端末4側へ通知する通知情報が存在していない場合には、端末4側へ次のパケットの送信を開始するまでの時間間隔つまりギャップ時間は、常にあらかじめ定めた基準時間“A”になるように、パケット間の転送間隔の制御が継続して実施されている。
つまり、中継装置1から端末4側へ通知する通知情報が存在していない場合には、中継装置1から端末4に次のパケットを送信すべき基準時間“A”に達した際に、中継装置3などから端末4宛のパケットが中継装置1に受信されていなかった場合、基準時間“A”ごとに、端末4にパケットを送信するために、図3のダミーパケット挿入部33によって、ダミーパケットが挿入されて、端末4側に送信される。図3のダミーパケット挿入部33がダミーパケットを挿入する動作の一例を図5のフローチャートに示している。
図5のフローチャートにおいて、中継装置1は、転送機能部32が端末4側へパケット転送を完了すると(ステップS51)、ダミーパケット挿入部33は、端末4宛に次に送信するパケットがデータバッファ31に格納されているか否かを確認する(ステップS52)。次に送信するパケットがデータバッファ31に格納されていないことをダミーパケット挿入部33が検出した場合(ステップS52のNO)、ダミーパケット挿入部33はダミーパケットを挿入して転送機能部32へ転送する(ステップS54)。一方、次に送信するパケットがデータバッファ31に格納されていることをダミーパケット挿入部33が検出した場合(ステップS52のYES)、ダミーパケットを挿入することはなく、データバッファ31に格納されている転送パケットが転送機能部32へ転送される(ステップS53)。
転送機能部32は、次の送信用のパケットとして転送されてきたダミーパケットまたは転送パケットを、前のパケットの端末4側への転送後、ギャップ時間変換部36から指定されている時間間隔(ギャップ時間)に達するまで保存して待ち合わせ(ステップS55)、該時間間隔(ギャップ時間)に達した際に、転送されてきたダミーパケットまたは転送パケットを、送信機能部34を介して端末4側へ転送する(ステップS56)。ギャップ時間変換部36は、中継装置1から端末4側へ通知する通知情報が存在していない場合には、通知情報生成部35からの入力データがないので、通知情報が存在していない場合としてあらかじめ定めた基準時間“A”を、次のパケットの転送時間間隔として転送機能部32に指定している。
ここで、中継装置1から端末4側へ通知する通知情報が存在していて、通知情報生成部35が例えば2進数“0100”という情報を端末4側へ通知しようとしている場合、通知情報生成部35から通知情報“0100”を受信したギャップ時間変換部36は、前述した表1に従って、転送機能部32に対し、2進数の通知情報“0100”に対応する時間間隔(ギャップ時間)として、端末4側へ順次転送する各パケットに対して、それぞれ、“<A”、“>A”、“<A”、“<A”の範囲内の任意の時間を指定する。
かくのごとく、中継装置1から端末4側へ通知する通知情報“0100”(2進数)が存在している場合、図5のステップS55において、転送機能部32は、ギャップ時間変換部36から、端末4側へ転送するパケットごとに、順次、“<A”、“>A”、“<A”、“<A”の時間間隔が指定されてくるので、ステップS56において、指定されたそれぞれに該当する時間間隔(ギャップ時間)で、転送されてきたダミーパケットまたは転送パケットを、送信機能部34を介して端末4側へ転送することになる。
図6は、ギャップ時間変換部36から指定された時間間隔に従い、送信機能部34から端末4側へパケット間のギャップ時間を制御して送信されるパケットの状態を示す模式図であり、中継装置1から端末4側へ通知情報“0100”(2進数)を送信する場合について示している。ここで、端末4側へ送信されるパケットの長さは可変であり、端末4へ転送するパケットとして第1のパケット61から第6のパケット66まで、順次、転送される。この間、パケット間のギャップ時間は、第1のパケット61と第2のパケット62とのギャップ時間tから、第5のパケット65と第6のパケット66とのギャップ時間tまで、通知情報“0100”(2進数)に応じて、順次、次のように制御される。
<A
>A
<A
<A
=A
中継装置1と端末4との通信回線に接続されている表示装置2においては、図6に示すようなパケット間のギャップ時間間隔で、第1のパケット61から第6のパケット66までのパケットが順次転送されてきた場合、図4の受信機能部41は、各パケットの受信開始時刻と受信完了時刻とをギャップ計測部42に対して出力しており、ギャップ計測部42は、第1のパケット61の受信完了時刻から次の第2のパケット62の受信開始時刻までの第1のギャップ時間t、第1のパケット61の受信完了時刻から次の第2のパケット62の受信開始時刻までの第2のギャップ時間t、…、第5のパケット65の受信完了時刻から次の第6のパケット66の受信開始時刻までの第5のギャップ時間t、というように、順次、各パケット間のギャップ時間を計測する。
デコード部43は、ギャップ計測部42からの計測結果である第1のギャップ時刻t、第2のギャップ時刻t、…第5のギャップ時刻tを、前述した表1に従って、端末側への通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間“A”と同じギャップ時間が検知されるまで、順次、デコードすることによって、次の表2に示すように、中継装置1からの通知情報として“0100”(2進数)という情報を再生して、表示部44へ出力し画面表示する。この結果、端末4側に設置されている表示装置2を視認したユーザは、中継装置1から端末4側への通知情報“0100”(2進数)を認識することができる。
Figure 0004962373
なお、図3に示すギャップ時間変換部36は、通知情報生成部35からの通知情報の入力がない場合、前述したように、ギャップ時間として、あらかじめ定めた基準時間“A”を指定している。したがって、図4の表示装置2側のデコード部43では、第5のパケット65の受信完了時刻から次の第6のパケット66の受信開始時刻までの第5のギャップ時間tとして基準時間“A”を検知した場合、中継装置1からの通知情報はないものとして、基準時間“A”に該当する情報の表示部44への出力を行わない。
第1の効果は、中継装置1に簡単なハードウェアを搭載し、端末4側に簡単なハードウェア構成の表示装置2を備えることにより、ネットワーク側から端末4のユーザ側へ通知情報を通知する手段を低コストで実現していることである。
第2の効果は、ネットワーク側の端末4側への通知情報の伝送方法として、パケット自身の情報を使用しないで、他の目的で端末4側へ転送されるパケット間のギャップ時間の変化を情報化して利用しているため、端末への回線帯域に対する影響が少ない点である。
第3の効果は、中継装置1と端末4との間の回線に表示装置2を挿入することによって、端末4側において通信の異常が発生した場合であっても、表示装置2の表示情報により、ネットワークの正常性を確認することを可能にしている点である。
(本発明の他の実施形態)
本実施形態においては、端末4側と直接接続される中継装置1における図3の送信部24の構成と端末4側に配置する図4の表示装置2の構成とを組み合わせて、中継装置に実装することによって、ネットワーク側から端末側へ通知する通知情報を、中継装置を介して転送することを可能にしている例を示している。図7は、図3の送信部24の構成と図4の表示装置2の構成とを組み合わせた構成からなる中継装置として図2とは異なる構成例を示すブロック構成図である。
図7に示すように、本実施形態の中継装置6は、図2で示した受信部22の入力側に、図4の表示装置2から表示部44のみを除いた各回路部を、隣接の中継装置から送られてくる通知情報を抽出する機能を有する通知情報抽出部75として接続し、該通知情報抽出部75を、図3の送信部24における通知情報生成部35の代わりに用いている送信部70として構成しているものである。つまり、図7の中継装置6は、端末側ではなく、中継装置間の情報の転送を行う場合を示しており、図2の場合と同様の受信部22とスイッチ部23とを備え、図2の送信部21の代わりに送信部70を備えている場合を示している。
図7の送信部70は、図3の送信部24のデータバッファ31と同一の機能を有するデータバッファ71、図3の送信部24の転送機能部32と同一の機能を有する転送機能部72、図3の送信部24のダミーパケット挿入部33と同一の機能を有するダミーパケット挿入部73、図3の送信部24の送信機能部34と同一の機能を有する送信機能部74、図3の送信部24の通知情報生成部35に代わって通知情報抽出部75、図3の送信部24のギャップ時間変換部36と同一の機能を有するギャップ時間変換部76を少なくとも備えている。
また、図3の送信部24の通知情報生成部35に代わって配置した通知情報抽出部75は、図4の表示装置2の受信機能部41と同一の機能を有する受信機能部77、図4の表示装置2のギャップ計測部42と同一の機能を有するギャップ計測部78、図4の表示装置2のデコード部43と同一の機能を有するデコード部79、を少なくとも備え、図4の表示装置2の表示部44を備えることなく、デコード部79の出力を、送信部70のギャップ時間変換部76に入力するように構成している。
図7の構成を採用することにより、隣接の中継装置からパケット間のギャップ時間を用いて送られてきた通知情報を通知情報抽出部75により再生し、該通知情報を転送すべき方路を決定するとともに、再生した結果として得られた該通知情報を、再度、隣の中継装置へ転送すべきパケットにおけるパケット間のギャップ時間とする情報に変換して挿入することによって、隣の中継装置へ転送していくことを可能としている。
つまり、図7の中継装置6においては、図2の受信部22の入力側に、図4の表示装置2の受信機能部41と同一の機能を有する受信機能部77を接続し、隣接の中継装置から転送されてきた各パケットの受信開始時刻と受信完了時刻とを該受信機能部77により算出して、図4の表示装置2のギャップ計測部42と同一の機能を有するギャップ計測部78に対して出力して、パケット間のギャップ時間を計測し、図4の表示装置2のデコード部43と同一の機能を有するデコード部79により、該パケットを転送してきた中継装置からの通知情報を再生する。
一方、受信部22で受信した受信パケットは、スイッチ部23を経由して、受信パケットの宛先に応じて、該受信パケットの方路選択がなされた方路に設置されているデータバッファ71に格納されていく。図3の送信部24のダミーパケット挿入部33と同一の機能を有するダミーパケット挿入部73は、転送機能部72が隣の中継装置へパケット転送を完了すると、当該方路に向かう次の転送パケットがデータバッファ71に格納されているか否かを確認し、次に送信すべき転送パケットがデータバッファ71に格納されていない場合には、ダミーパケットを挿入して転送機能部72へ転送する。次に送信すべき転送パケットがデータバッファ71に格納されていた場合は、当該転送パケットが転送機能部72へ転送される。
図3の送信部24の転送機能部32と同一の機能を有する転送機能部72は、次の送信用のパケットとして転送されてきたダミーパケットまたは転送パケットを、前のパケットの転送後、ギャップ時間変換部76から指定されている時間間隔(ギャップ時間)に達するまで保存して待ち合わせる。
ここで、中継装置からの通知情報を再生したデコード部79の出力は、前述のように、該通知情報を転送すべき方路に設置されている送信部70のギャップ時間変換部76へ入力される構成とされている。図3の送信部24のギャップ時間変換部36と同一の機能を有するギャップ時間変換部76は、通知情報抽出部75からの入力データがなく、当該方路へ転送すべき通知情報が存在していない場合には、通知情報が存在していない場合としてあらかじめ定めた基準時間“A”を、次のパケットの転送時間間隔として転送機能部72に指定する。一方、当該方路へ転送すべき通知情報が存在していた場合は、当該方路に順次転送するパケット間のギャップ時間を、通知情報を2進数で表示した2進数情報それぞれに対応付けた時間間隔(ギャップ時間)として、2進数情報“0”、“1”の値に応じて、それぞれ、“<A”、“>A”、の範囲内の任意の時間を指定する。
次に送信すべきダミーパケットまたは転送パケットを保存して待ち合わせていた転送機能部72は、ギャップ時間変換部76から指定された時間間隔(ギャップ時間)に達した際に、保存しておいたダミーパケットまたは転送パケットを、図3の送信部24の送信機能部34と同一の機能を有する送信機能部74を介して、隣の中継装置側へ転送する。
以上のように、本実施形態の中継装置6においては、隣接する中継装置から受信部22へ入力されたパケット間のギャップ時間を用いた情報として転送されてきた通知情報を、当該通知情報を転送すべき方路の隣の中継装置に対して、再び、パケット間のギャップ時間を用いた情報として送信機能部74によって中継転送することができる。而して、かかる構成を各中継装置に実装すれば、複数の中継装置を経る場合であっても、ネットワーク側の通知情報を端末4側の表示装置2に転送することが可能になる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて次のような構成として表現できる。
(2)ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合、当該ネットワーク中継装置から前記端末装置へ順次転送するパケット間の前記ギャップ時間を、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間の時間間隔に設定して、パケットを前記端末装置側へ送信する上記(1)のネットワーク中継装置。
(3)ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が発生した場合に、該通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、前記端末装置へ順次転送する各パケット間の前記ギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、前記通知情報の2進数の“0”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、前記通知情報の2進数の“1”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間とする上記(1)のネットワーク中継装置。
(4)ネットワーク側から端末装置へ次に転送するパケットが存在しない場合、ダミーパケットを生成して挿入するダミーパケット挿入手段を備え、該ダミーパケット挿入手段により挿入した前記ダミーパケットと前に送信したパケットとの間のギャップ時間を、前記通知情報に基づいて変化させる上記(1)ないし(3)のいずれかのネットワーク中継装置。
(5)前記ダミーパケット挿入手段により挿入する前記ダミーパケットの宛先は、送信する前記端末装置とは異なる宛先に設定し、当該ダミーパケットを受信した前記端末装置が当該ダミーパケットを廃棄することを可能とする上記(4)のネットワーク中継装置。
(6)隣接するネットワーク中継装置から転送されてきたパケット間のギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と異なる時間間隔であることを検知した場合、前記基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の“0”に、大きい値の時間であった場合には、2進数の“1”に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、隣接する前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生し、かつ、当該通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、再生した当該通知情報を転送すべき方路へ転送される各パケット間の前記ギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、各パケット間の前記ギャップ時間として、2進数の“0”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、2進数の“1”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間に設定して、当該通知情報を転送すべき方路の各パケットを順次転送する上記(1)ないし(5)のいずれかのネットワーク中継装置。
(7)パケットを転送するネットワーク中継装置からパケットを受信する端末装置において、当該端末装置の受信部の入力側の回線に接続してなる表示装置を備え、前記ネットワーク中継装置が、上記(1)ないし(6)のいずれかのネットワーク中継装置からなっていて、かつ、前記表示装置にて、前記ネットワーク中継装置から順次転送されてくるパケット間のギャップ時間を算出して、該ギャップ時間の変化に基づいて、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報を再生して、表示部に画面出力する端末装置。
(8)前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と等しい場合、情報の再生をしない上記(7)の端末装置。
(9)前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の“0”に、大きい値の時間であった場合には、2進数の“1”に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生して、前記表示部に画面出力する上記(7)の端末装置。
(10)転送されてきたパケットが、当該端末装置とは異なる宛先のパケットであった場合、ダミーパケットとして廃棄する上記(7)ないし(9)のいずれかの端末装置。
(11)ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知情報を通知する通知情報通知方法であって、前記端末装置へのパケットを中継するネットワーク中継装置において前記通知情報が発生した際に、前記端末装置側へ通知する該通知情報に基づいて、当該ネットワーク中継装置から前記端末装置へ順次転送するパケット間のギャップ時間を変化させることによって、該通知情報を前記端末装置側へ通知する通知情報通知方法。
(12)ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合、前記ネットワーク中継装置から前記端末装置へ順次転送するパケット間の前記ギャップ時間を、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間の時間間隔に設定して、パケットを前記端末装置側へ送信する上記(11)の通知情報通知方法。
(13)ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が発生した場合に、該通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、前記端末装置へ順次転送する各パケット間の前記ギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、前記通知情報の2進数の“0”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、前記通知情報の2進数の“1”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間とする上記(11)の通知情報通知方法。
(14)ネットワーク側から端末装置へ次に転送するパケットが存在しない場合、ダミーパケットを生成して挿入し、挿入した前記ダミーパケットと前に送信したパケットとの間のギャップ時間を、前記通知情報に基づいて変化させる上記(11)ないし(13)のいずれかの通知情報通知方法。
(15)挿入する前記ダミーパケットの宛先は、送信する前記端末装置とは異なる宛先に設定し、当該ダミーパケットを受信した前記端末装置が当該ダミーパケットを廃棄することを可能とする上記(14)の通知情報通知方法。
(16)隣接するネットワーク中継装置から転送されてきたパケット間のギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と異なる時間間隔であることを検知した場合、前記基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の“0”に、大きい値の時間であった場合には、2進数の“1”に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、隣接する前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生し、かつ、当該通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、再生した当該通知情報を転送すべき方路へ転送される各パケット間の前記ギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、各パケット間の前記ギャップ時間として、2進数の“0”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、2進数の“1”に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間に設定して、当該通知情報を転送すべき方路の各パケットを順次転送する上記(11)ないし(15)のいずれかの通知情報通知方法。
(17)前記ネットワーク中継装置からパケットを受信する前記端末装置の受信部の入力側の回線に接続してなる表示装置を備え、該表示装置において、前記ネットワーク中継装置から順次転送されてくるパケット間のギャップ時間を算出して、該ギャップ時間の変化に基づいて、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報を再生して、表示部に画面出力する上記(11)ないし(16)のいずれかの通知情報通知方法。
(18)前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と等しい場合、情報の再生をしない上記(17)の通知情報通知方法。
(19)前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の“0”に、大きい値の時間であった場合には、2進数の“1”に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生して、前記表示部に画面出力する上記(17)の通知情報通知方法。
(20)転送されてきたパケットが、当該端末装置とは異なる宛先のパケットであった場合、ダミーパケットとして廃棄する上記(17)ないし(19)のいずれかの通知情報通知方法。
(21)上記(11)ないし(16)のいずれかの通知情報通知方法を、ネットワークを構成するネットワーク中継装置のコンピュータにより実行可能なプログラムとして実施している通知情報通知プログラム。
(22)上記(17)ないし(20)のいずれかの通知情報通知方法を、ネットワークに接続する端末装置のコンピュータにより実行可能なプログラムとして実施している通知情報通知プログラム。
(23)上記(21)および/または(22)の通知情報通知プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
本発明によるネットワーク中継装置を用いたネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図である。 図1に示す中継装置のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 図2に示す端末側へ情報を送信する送信部の構成の一例を示すブロック構成図である。 図1に示す表示装置のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 図3のダミーパケット挿入部がダミーパケットを挿入する動作の一例を示すフローチャートである。 ギャップ時間変換部から指定された時間間隔に従い、送信機能部から端末側へパケット間のギャップ時間を制御して送信されるパケットの状態を示す模式図である。 図3の送信部の構成と図4の表示装置の構成とを組み合わせた構成からなる中継装置として図2とは異なる構成例を示すブロック構成図である。 従来のネットワーク中継装置を用いたネットワーク構成を示すネットワーク構成図である。
符号の説明
1 中継装置
2 表示装置
3 中継装置
4 端末
5 中継装置
6 中継装置
21 送信部
22 受信部
23 スイッチ部
24 送信部
24a 送信部
24b 送信部
25 受信部
25a 受信部
25b 受信部
31 データバッファ
32 転送機能部
33 ダミーパケット挿入部
34 送信機能部
35 通知情報生成部
36 ギャップ時間変換部
41 受信機能部
42 ギャップ計測部
43 デコード部
44 表示部
61 第1のパケット
62 第2のパケット
63 第3のパケット
64 第4のパケット
65 第5のパケット
66 第6のパケット
70 送信部
71 データバッファ
72 転送機能部
73 ダミーパケット挿入部
74 送信機能部
75 通知情報抽出部
76 ギャップ時間変換部
77 受信機能部
78 ギャップ計測部
79 デコード部

Claims (21)

  1. 端末装置へのパケットを中継するネットワーク中継装置において、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する通知情報が発生した際に、前記通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、前記端末装置へ順次転送する各パケット間のギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、前記通知情報の2進数の"0"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、前記通知情報の2進数の"1"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間とすることによって、該通知情報を前記端末装置側へ通知することを特徴とするネットワーク中継装置。
  2. ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合、当該ネットワーク中継装置から前記端末装置へ順次転送するパケット間の前記ギャップ時間を、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間の時間間隔に設定して、パケットを前記端末装置側へ送信することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク中継装置。
  3. ネットワーク側から端末装置へ次に転送するパケットが存在しない場合、ダミーパケットを生成して挿入するダミーパケット挿入手段を備え、該ダミーパケット挿入手段により挿入した前記ダミーパケットと前に送信したパケットとの間のギャップ時間を、前記通知情報に基づいて変化させることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク中継装置。
  4. 前記ダミーパケット挿入手段により挿入する前記ダミーパケットの宛先は、送信する前記端末装置とは異なる宛先に設定し、当該ダミーパケットを受信した前記端末装置が当該ダミーパケットを廃棄することを可能とすることを特徴とする請求項に記載のネットワーク中継装置。
  5. 隣接するネットワーク中継装置から転送されてきたパケット間のギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と異なる時間間隔であることを検知した場合、前記基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の"0"に、大きい値の時間であった場合には、2進数の"1"に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、隣接する前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生し、かつ、当該通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、再生した当該通知情報を転送すべき方路へ転送される各パケット間の前記ギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、各パケット間の前記ギャップ時間として、2進数の"0"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、2進数の"1"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間に設定して、当該通知情報を転送すべき方路の各パケットを順次転送することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のネットワーク中継装置。
  6. パケットを転送するネットワーク中継装置からパケットを受信する端末装置において、当該端末装置の受信部の入力側の回線に接続してなる表示装置を備え、前記ネットワーク中継装置が、請求項1ないしのいずれかのネットワーク中継装置からなっていて、かつ、前記表示装置にて、前記ネットワーク中継装置から順次転送されてくるパケット間のギャップ時間を算出して、該ギャップ時間の変化に基づいて、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報を再生して、表示部に画面出力することを特徴とする端末装置。
  7. 前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と等しい場合、情報の再生をしないことを特徴とする請求項に記載の端末装置。
  8. 前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の"0"に、大きい値の時間であった場合には、2進数の"1"に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生して、前記表示部に画面出力することを特徴とする請求項に記載の端末装置。
  9. 転送されてきたパケットが、当該端末装置とは異なる宛先のパケットであった場合、ダミーパケットとして廃棄することを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の端末装置。
  10. ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知情報を通知する通知情報通知方法であって、前記端末装置へのパケットを中継するネットワーク中継装置において前記通知情報が発生した際に、前記通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、前記端末装置へ順次転送する各パケット間のギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、前記通知情報の2進数の"0"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、前記通知情報の2進数の"1"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間とすることによって、該通知情報を前記端末装置側へ通知することを特徴とする通知情報通知方法。
  11. ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合、前記ネットワーク中継装置から前記端末装置へ順次転送するパケット間の前記ギャップ時間を、前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間の時間間隔に設定して、パケットを前記端末装置側へ送信することを特徴とする請求項10に記載の通知情報通知方法。
  12. ネットワーク側から端末装置へ次に転送するパケットが存在しない場合、ダミーパケットを生成して挿入し、挿入した前記ダミーパケットと前に送信したパケットとの間のギャップ時間を、前記通知情報に基づいて変化させることを特徴とする請求項10または11に記載の通知情報通知方法。
  13. 挿入する前記ダミーパケットの宛先は、送信する前記端末装置とは異なる宛先に設定し、当該ダミーパケットを受信した前記端末装置が当該ダミーパケットを廃棄することを可能とすることを特徴とする請求項12に記載の通知情報通知方法。
  14. 隣接するネットワーク中継装置から転送されてきたパケット間のギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と異なる時間間隔であることを検知した場合、前記基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の"0"に、大きい値の時間であった場合には、2進数の"1"に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、隣接する前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生し、かつ、当該通知情報を2進数の情報とした場合のビット列を、再生した当該通知情報を転送すべき方路へ転送される各パケット間の前記ギャップ時間にそれぞれ対応付けるとともに、各パケット間の前記ギャップ時間として、2進数の"0"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも小さい値の時間とし、2進数の"1"に対応するパケット間の前記ギャップ時間を、前記基準時間よりも大きい値の時間に設定して、当該通知情報を転送すべき方路の各パケットを順次転送することを特徴とする請求項10ないし13のいずれかに記載の通知情報通知方法。
  15. 前記ネットワーク中継装置からパケットを受信する前記端末装置の受信部の入力側の回線に接続してなる表示装置を備え、該表示装置において、前記ネットワーク中継装置から順次転送されてくるパケット間のギャップ時間を算出して、該ギャップ時間の変化に基づいて、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報を再生して、表示部に画面出力することを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記載の通知情報通知方法。
  16. 前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間と等しい場合、情報の再生をしないことを特徴とする請求項15に記載の通知情報通知方法。
  17. 前記表示装置は、転送されてきたパケット間の前記ギャップ時間が、ネットワーク側から端末装置側のユーザへ通知する前記通知情報が存在しない場合としてあらかじめ定めた基準時間に対して、小さい値の時間であった場合には、2進数の"0"に、大きい値の時間であった場合には、2進数の"1"に、前記ギャップ時間が前記基準時間に等しくなるまで、順次、変換し、変換した2進数のビット列を、前記ネットワーク中継装置から通知されてきた通知情報として再生して、前記表示部に画面出力することを特徴とする請求項15に記載の通知情報通知方法。
  18. 転送されてきたパケットが、当該端末装置とは異なる宛先のパケットであった場合、ダミーパケットとして廃棄することを特徴とする請求項15ないし17のいずれかに記載の通知情報通知方法。
  19. 請求項10ないし14のいずれかに記載の通知情報通知方法を、ネットワークを構成するネットワーク中継装置のコンピュータにより実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする通知情報通知プログラム。
  20. 請求項15ないし18のいずれかに記載の通知情報通知方法を、ネットワークに接続する端末装置のコンピュータにより実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする通知情報通知プログラム。
  21. 請求項19および/または請求項20に記載の通知情報通知プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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