JP2002244942A - ネットワーク管理方式 - Google Patents

ネットワーク管理方式

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JP2002244942A
JP2002244942A JP2001040682A JP2001040682A JP2002244942A JP 2002244942 A JP2002244942 A JP 2002244942A JP 2001040682 A JP2001040682 A JP 2001040682A JP 2001040682 A JP2001040682 A JP 2001040682A JP 2002244942 A JP2002244942 A JP 2002244942A
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management
frame
network
management frame
unit
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JP2001040682A
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English (en)
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Shuichi Fujieda
秀一 藤枝
Katsuhiro Kasai
克洋 笠井
Tateo Hijioka
健郎 肱岡
Koichi Miyake
三宅孝一
Mitsumasa Saito
斉藤満将
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Hitachi Cable Ltd
Hirakawa Hewtech Corp
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hirakawa Hewtech Corp
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  • Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マネージャ側によるエージェント側の管理が
簡易かつ経済的に達成できると共に、既存の環境に影響
を及ぼすことがないようにする。 【解決手段】 ローカル装置10と、このローカル装置
10により制御及び監視が行われる被制御側としてのリ
モート装置20とはネットワーク回線300によって接
続されている。ローカル装置10及びリモート装置20
は、共にLANインターフェース部11,21を備え、
それぞれに管理フレーム制御部12,22が設けられて
いる。管理フレーム制御部12,22は、LANフレー
ム間のフレーム送信禁止時間(IFG)の期間に、管理
情報を含む管理フレーム30の送受信を行う。これによ
り、従来、管理を行うために必要であったSNMPフレ
ームの伝送が不要になり、そのためのハード及びソフト
の資源が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク管理
方式に関し、特に、LAN(Local Area Network)にお
いて、マネージャによるエージェントの管理をSNMP
(Simple NetworkManagement Protocol:簡易ネットワ
ーク管理プロトコル)によらずに行えるようにするネッ
トワーク管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より普及しているネットワーク管理
プロトコルとして、SNMPがある。SNMPでは、管
理システムと被管理システムのネットワーク内に存在す
る要素として、マネージャ(Manager )とエージェント
(Agent )という二つの要素がある。マネージャは、管
理システム上で稼働し、エージェントに対して管理情報
を要求し、応答を受け取る。また、マネージャは、エー
ジェントから非同期に発生するメッセージを受信する。
一方、エージェントは、被管理システム上で稼働し、マ
ネージャからの管理情報の要求に応答するほか、マネー
ジャに非同期にメッセージの送信を行う。
【0003】図9は、従来のネットワーク管理方式を示
す。ローカル(local )装置100は管理側であり、こ
のローカル装置100には管理対象(被告管理側)であ
るリモート(remote)装置200がイーサネット(Ethe
rnet(米国ゼロックス社登録商標))310を介して接
続されている。ローカル装置100は、SNMPマネー
ジャ101を備え、トランスポート層及びネットワーク
層としてUDP(User Datagram Protocol)/IP(In
ternet Protocol )によるプロトコル102を備えてい
る。また、リモート装置200は、SNMPエージェン
ト201及びUDP/IPによるプロトコル202を備
えている。
【0004】SNMPはUDPの上位層であり、データ
のフロー制御や再送制御は、このUDPと下位のプロト
コルで行われる。SNMPのもとでの管理情報の送受信
には、次の5つのパケットタイプが便用される。 ・GetRequest:マネージャがエージェントに
管理オブジェクト(MIB(Management Information B
ase :管理情報べ一ス)の要求を行う。 ・GetNextRequest:マネージャがエージ
ェントに次のオブジェクトを要求する。 ・SetRequest:エージェントがマネージャの
指示に従って、管理オブジェクトの内容を設定する。 ・GetResponse:・〜・すべての要求に対し
て、エージェントが答える。 ・Trap:エージェントがマネージャに障害などの異
常状態を非同期に伝える。
【0005】上記のうち、・〜・はマネージャからエー
ジェントに対して送信される管理コマンドであり、・及
び・はエージェントからマネージャに対して送信される
管理コマンドである。SNMPによる管理は、MIBに
よって骨格がつくられている。MIBは管理対象オブジ
ェクトの集合であるが、マネージャとエージェント間で
送受信する管理情報が管理対象オブジェクトである。管
理対象オブジェクトは、具体的にはCPU使用率、ディ
スク使用率等である。このMIBをSNMPマネージャ
がアクセスすることにより、機器の状態の把握や機器に
設定される定義情報の変更が行われる。これにより、複
雑に構成されるネットワークの管理が、SNMPマネー
ジャによって簡単に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のネット
ワーク管理方式によると、SNMPはUDP/IPベー
スのプロトコルであり、管理側の装置、管理対象側の装
置ともに当該プロトコルの実装が必須になるため、実装
に必要なハードウェア、ソフトウェア資源が必要にな
る。このため、管理内容が簡単である場合は、経済的に
不利になる。さらに、実際の運用面においては、SNM
Pフレーム(SNMP frame)により管理情報の伝達を行う
ため、トラッフィック(traffic )に影響が生じる。
【0007】したがって、本発明の目的は、マネージャ
側によるエージェント側の管理が簡易かつ経済的に達成
できると共に、既存の環境に影響を及ぼすことのないネ
ットワーク管理方式を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1の特徴として、制御側としてのロー
カル装置と、前記ローカル装置により制御及び監視が行
われる被制御側としてのリモート装置と、このリモート
装置を前記ローカル装置に接続するネットワーク回線を
備えるネットワーク管理システムにおいて、前記ネット
ワーク回線に伝送されるフレーム間に管理情報を含む管
理フレームを伝送することを特徴とするネットワーク管
理方式を提供する。
【0009】この方式によれば、従来、ネットワーク回
線にSNMPフレームを伝送して管理を行っていたのに
対し、SNMPフレームに代えて管理情報を含む管理フ
レームを伝送し、この管理フレーム内の管理情報によっ
てリモート装置の管理が行われる。したがって、UDP
/IPベースのプロトコルが不必要になり、このための
ハードウェア、ソフトウェアを必要としないので、シス
テムの管理が簡単かつ経済的に行えると共に、既存の環
境に影響を及ぼすことのないネットワーク管理方式を提
供することができる。
【0010】本発明は、上記の目的を達成するため、第
2の特徴として、公衆的なネットワークと、一般ユーザ
ー、企業、団体、又は公的機関等に設置された複数の端
末装置又はLANと、ブリッジ機能を備えるとともに前
記複数の端末装置又はLANに接続された複数の独立装
置と、ブリッジ機能を備えるとともに前記複数の独立装
置が一括して接続される集合装置と、前記集合装置を介
して前記複数の独立装置を選択的に前記ネットワークに
接続するスイッチ装置を備え、通常のフレーム伝送の送
信禁止期間内に、前記集合装置と前記複数の独立装置と
の間で管理情報を含む管理フレームを伝送することを特
徴とするネットワーク管理方式を提供する。
【0011】この方式によれば、ネットワークと一般ユ
ーザー、企業、団体、又は公的機関等に設置された複数
の端末装置又はLANとを接続するに際し、両者間に複
数の回線部分が存在するが、その伝送形式の変換処理が
集合装置及び複数の独立装置によってなされ、集合装置
からの複数の独立装置の管理は、従来のSNMPフレー
ムに代えて、管理フレームを用い、この管理フレームを
通常のフレーム伝送の送信禁止期間内に伝送することに
より行われる。したがって、UDP/IPベースのプロ
トコルが不必要になり、このためのハードウェア、ソフ
トウェアを必要としないので、システムの管理が簡単か
つ経済的に行えると共に、既存の環境に影響を及ぼすこ
とのないネットワーク管理方式を提供することが可能に
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基に説明する。図1は本発明のネットワーク管
理方式を示す。管理側となるローカル装置10には、管
理対象(被告管理側)であるリモート装置20がネット
ワーク回線300(イーサネット等の汎用のLAN回
線、特殊又は専用のLAN回線、インターネット回線等
のフレーム伝送を行うあらゆる回線を含む)を介して接
続されている。ローカル装置10はLANインターフェ
ース(interface )部11を備え、このLANインター
フェース部11内に管理フレーム制御部12が設けられ
ている。同様に、リモート装置20はLANインターフ
ェース(interface )部21を備え、このLANインタ
ーフェース部21内に管理フレーム制御部22が設けら
れている。
【0013】LANインターフェース部11とLANイ
ンターフェース部21、及び管理フレーム制御部12と
管理フレーム制御部22は、共に同一構成であり、管理
フレーム制御部12と管理フレーム制御部22の間に
は、管理フレーム30が伝送される。ローカル装置10
とリモート装置20とでは、この場合、管理フレーム3
0は双方で独自に定義し、この管理フレーム30によっ
て管理情報が伝達される。管理フレーム制御部12を設
けたことにより、MIIインターフェースで管理フレー
ム30の終端を行うことができ、ネットワーク回線30
0ではLANフレーム(以下の説明では、イーサネット
・フレームであるとする)33に加えて管理フレーム3
0の伝送が可能になる。
【0014】図2は、LANインターフェース部の詳細
を示す。上記したようにLANインターフェース部11
とLANインターフェース部21は同一構成であるの
で、ここではLANインターフェース部11についての
み説明する。LANインターフェース部11は、管理フ
レーム制御部12のほか、MAC(Media Access Contr
ol:媒体アクセス制御)部13と、OSI参照モデルの
最下位層である物理層としてのPHY(Physical layer
protocol :物理層プロトコル)部14を備えている。
また、管理フレーム制御部12は、管理フレーム処理部
12a、管理フレーム送受信部12b、及びセレクタ2
cを備えて構成されている。セレクタ2cは、MAC部
13からのMII(RMII)又は管理フレーム送受信
部12bからの管理フレーム30の一方を選択してPH
Y部14へ出力する機能を有している。MII(RMI
I)は、MAC部13とPHY部14を接続するインタ
ーフェース規格である。管理フレーム送受信部12b
は、管理フレームの送受信の処理を実行する。管理フレ
ーム処理部12aは、管理フレームの処理を実行する。
【0015】管理フレーム制御部12のMII(RMI
I)インターフェースにおいて、LANフレーム33の
送信はMAC部13からセレクタ12cを介してPHY
部14に渡され、ネットワーク回線300へ送信され
る。この送信の際、ネットワーク回線300を流れるL
ANフレーム33が監視され、フレーム送信禁止時間
(IFG=Inter Frame Gap :フレームとフレームの間
のギャップ)の要件を満たす様に送信が行われる。
【0016】図3は、ネットワーク回線300上におけ
る管理フレーム30及びLANフレーム33の伝送形態
を示す。LANフレーム33の相互間には、フレーム送
信禁止時間(IFG)が設定されており、このIFG内
に管理フレーム30を挿入して伝送が行われる。
【0017】図2及び図3を参照して動作を説明する。 〔管理フレーム30の送信〕管理フレーム送受信部12
bから送出さた管理フレーム30の送信は、セレクタ1
2cを介してPHY部14に渡され、ネットワーク回線
300に送信される。管理フレーム制御部12では、管
理フレーム30をネットワーク回線300を流れるLA
Nフレーム33を監視し、LANフレームを送信できな
いフレーム送信禁止時間(IFG)内に送信を行う。こ
れにより、既存のネットワーク回線300に影響を与え
ることなく管理フレーム30を伝送することができる。
【0018】〔管理フレーム30の受信〕LANインタ
ーフェース部11に受信された管理フレーム30は、P
HY部14からMAC部13と管理フレーム送受信部1
2bへ送出されるが、各々で管理フレーム30の判別が
行われる。この管理フレーム30は、管理フレーム送受
信部12bのみで受け付けられ、MAC部13で受信さ
れた管理フレーム30は破棄される。
【0019】〔LANフレーム33の受信〕LANフレ
ーム33がLANインターフェース部11で受信される
と、PHY部14を経て、MII(RMII)インター
フェースによりMAC部13と管理フレーム送受信部1
2bに送られ、それぞれにおいてフレームの判別が行わ
れれる。LANフレーム33が受け付けられるのは、M
AC部13のみであり、管理フレーム処理部12aで受
信されたLANフレーム33は破棄される。MAC部1
3では、LANプロトコル(具体的にはイーサネットプ
ロトコル)に基づいてLANフレーム33の送受信を実
行する。
【0020】図4は、管理フレーム30のフォーマット
を示す。管理フレーム30のフォーマットは、プリアン
ブル42の後に1オクテット長のSFD(Start Frame
Delimiter :フレームの開始点)43を配置して表現さ
れている。そして、このSFD43に続いて、ローカル
装置10とリモート装置20の間で取り決められた管理
データ44(1〜6バイトの範囲内の任意長)が定義さ
れている。管理フレーム30は、SSD(Start of Str
eam Delimiter )から始まり、ESD(End of Stream
Delimiter )で終わるMACペイロード40内にプリア
ンブル42の後に1オクテット長のSFD43が配置さ
れる。そして、このSFD43に続いてローカル装置1
0とリモート装置20の間で取り決められた管理データ
44(1〜6オクテットの範囲内の任意長)が定義され
ている。このようにして、IFG期間内で伝送できるM
ACペイロード長として定義される。
【0021】SFD43,46の内容により、フレーム
の種類がLANフレーム33であるか、管理フレーム3
0であるかを識別することができる。SFDの詳細を示
せば、〔表1〕の様になる。〔表1〕において、プリア
ンブル42及びLANフレーム33以外を管理フレーム
30として使用することができ、この管理フレーム30
に割り当てられる3種類のコマンドはSFD43で区別
される。
【0022】〔表1〕にSFDの詳細を示す。
【表1】
【0023】上記したように、管理フレーム30は、L
ANフレーム33に影響を及ぼすことなく、LANフレ
ーム33のIFG内に送信を行えるようにするため、I
FGに相当する12オクテット(1オクテット=1バイ
ト)長未満の長さに設定する必要がある。ネットワーク
回線300を流れるデータは、IEEE(Instituteof
Electrical and Electronics engineers )802.3
uに準拠した符号化で表現されている。
【0024】フレームの前後に設けられた符号のIDL
E41は、ネットワーク回線300上でLANフレーム
33が送信されていない状態を示し、LANフレーム3
3が送信されない間、この符号が繰り返される。この状
態でSSD符号が検出されてからESD(End of Strea
m Delimiter )符号が検出されるまでの区間が有効なフ
レーム(MACペイロード(MAC payload )40)とし
て認識され、この区間にイーサネットフレーム33及び
管理フレーム30のフォーマットが定義される。
【0025】以上説明したように、本発明によれば、ロ
ーカル装置10及びリモート装置20にSNMPエージ
ェント機能を備える必要が無く、管理フレーム30によ
りリモート装置20の管理が行えるため、管理方法が簡
易になる。また、ローカル装置10にSNMPエージェ
ント機能を搭載する必要が無いため、その分だけハード
ウェア及びソフトウェア資源が不要になり、経済的に有
利になる。また、管理フレーム30は、MAC部13と
PHY部14の間で終端され、イーサネットフレーム3
3の送信禁止時間(IFG)に送信することができるた
め、イーサネットフレーム33の送信に影響を与えるこ
となく管理情報を伝送することができ、トラッフィック
への影響を及ぼすことなく管理が可能になる。
【0026】次に、本発明の実施例について説明する。
図5は、本発明のネットワーク管理方式を適用したネッ
トワークシステムを示す。このネットワークシステム
は、2つのネットワーク部60と70(ユーザ側)を集
合/独立型メディアコンバータ装置80で結合して構成
されている。集合/独立型メディアコンバータ装置80
は、ネットワーク部60と70の間の接続を集合型装置
81と独立型装置82〜88により媒体変換(有線から
光ファイバへの伝送変換)を行うメディアコンバータ
(Media converter )として機能している。この集合/
独立型メディアコンバータ装置80を使用することによ
り、ネットワーク60側のネットワーク61(例えば、
サービスプロバイダに接続されたインターネット)と遠
隔設置されたネットワーク70側のLAN71〜73、
ホスト74〜77の間のイーサネット通信が可能にな
る。集合/独立型メディアコンバータ装置80の一例と
して、光ファイバをユーザーまで敷設して、アクセス・
ネットワークの高速化及び広帯域化を図っているFTT
H(Fiber To The Home )をあげることができる。
【0027】集合装置81は図1のローカル装置に相当
し、独立装置82〜88は図1のリモート装置20に相
当し、例えば、集合装置81はローカルブリッジ(Brid
ge)であり、独立装置82〜88はブリッジ機能(デー
タリンクを延長する機能)を持つ相互接続装置(リモー
トブリッジ)である。ネットワーク部60には、ネット
ワーク61、このネットワーク61に接続されたスイッ
チ装置62、及びSNMPマネージャ63が設けられて
いる。また、ネットワーク部70には、LAN71〜7
3及びホスト(host)74〜77が設けられている。こ
れらLAN71〜73及びホスト74〜77は、企業、
団体、公的機関、又は一般ユーザー側に設置されてい
る。
【0028】ネットワーク61には、独立装置82〜8
8の内のLANスイッチ62で選択された装置が接続さ
れる。LAN71〜73は、例えば、企業等の施設内に
設置されると共に従業員等の端末装置が接続された社内
用LANであり、ISDN(Integrated Service Digit
al Network )を介して独立装置82,83,86に接続
される。また、ホスト74〜77は、一般ユーザにより
利用されるメール機能やWebアクセス機能等を備えた
PDA(Personal Digital Assistant:個人情報端末)
装置やパーソナルコンピュータ(パソコン)等である。
【0029】集合型装置81及び独立型装置82〜88
は、共に図2に示したLANインターフェース部11を
備えている。図5のネットワーク61と遠隔設置された
LAN71〜73、ホスト74〜77の間では、常時、
LANフレーム33の通信が行われている。このLAN
フレーム33の通信では、LANインターフェース部1
1のMAC部13からPHY部14、そしてネットワー
ク回線300ルートで伝送が行われている。
【0030】集合/独立型メディアコンバータ装置80
は、ネットワーク部60側に設置されると共にスイッチ
装置62に100Base−TX規格によるツイスイペ
ア線を介して接続された集合型装置81と、この集合型
装置81に100Base−FX規格による光ファイバ
(図1のネットワーク回線300に相当)を介して接続
されると共にネットワーク部70側に設置された独立型
装置82〜88とより構成されている。独立型装置82
〜88のそれぞれには、100Base−TX規格によ
るツイスイペア線を介して、LAN71,72,73及
びホスト74〜77が接続されている。
【0031】集合型装置81には、管理機能として、S
NMPエージェント機能によるネットワーク管理機能が
実装されている。SNMPによる管理項目は、MIB及
びプライベートMIBと呼ばれる管理オブジェクトとし
て定義され、この定義に従ってSNMPマネージャ63
とSNMPエージェントである集合型装置81の間で管
理データの授受が行われる。管理オブジェクトには、集
合型装置81に関する管理項目及び独立型装置82〜8
8に関する管理項目が含まれる。なお、・独立型装置8
2〜88は遠隔設置が想定されること、・独立型装置8
2〜88自身への設定作業を軽減すること、・独立型装
置82〜88を経済的に実現すること、のそれぞれを満
足するため、独立型装置82〜88にはSNMPエージ
ェント機能を実装しないものとする。
【0032】したがって、集合型装置81では、SNM
Pエージェントとして集合型装置81だけでなく独立型
装置82〜88の管理項目もSNMPマネージャに伝え
る必要があるので、集合型装置81は独立型装置82〜
88の情報収集を一括して行う。独立型装置82〜88
の情報を収集するため、集合型装置81は、管理フレー
ム30を集合型装置81と独立型装置82〜88の間の
みで終端を行うものとする。独立型装置82〜88から
収集した管理情報は、集合型装置81でSNMP用の管
理オブジェクトに情報が変換され、SNMPマネージャ
63との管理データ通信でSNMPマネージャ63に管
理情報が渡される。
【0033】図6は、集合型装置81とSNMPマネー
ジャ63の間の管理情報の流れを示す。独立型装置82
〜88と集合型装置81の間は、管理データがSNMP
により伝送され、集合型装置81と独立型装置82〜8
8のそれぞれとの間では、管理データが管理フレーム3
0により伝送される。ここで、集合型装置81が管理
側、独立型装置82〜88が被管理側として位置付けさ
れ、管理フレーム30によって「設定コマンド」、「参
照コマンド」、及び「通知コマンド」の3種類のフレー
ム形態が形成される。収集される管理情報は、集合型装
置81の内部に定義されるSNMP用管理オブジェクト
に反映される。
【0034】図7は、フレーム管理フレーム30による
設定コマンド、参照コマンド、通知コマンドの3種類の
フレーム形態を示す。図8は、図7の3種類のフレーム
の通信シーケンスを示す。この通信シーケンスは、大別
して設定動作、参照動作、及び通知動作からなる。以
下、各動作について順に説明する。
【0035】〔設定動作〕まず、集合型装置81から設
定コマンド91が管理フレーム30に送信される。独立
型装置82〜88で管理フレーム30を受け付けると、
独立型装置82(〜88)は、集合型装置81から受取
った設定コマンド91の応答として、設定コマンド92
を集合型装置81へ返送する。ついで、独立型装置82
(〜88)では内部設定処理93を実行する。 〔参照動作〕集合型装置81から参照コマンド94とし
て管理フレーム30を送信する。独立型装置82〜88
では情報収集処理95が実行され、受け付けた参照コマ
ンド94の応答として、収集した情報を参照コマンド9
6に格納し、これを集合型装置81に返送する。 〔通知動作〕独立型装置82〜88において、障害や状
態変化を検出97すると、この検出した内容を通知コマ
ンド98に格納し、管理フレーム30として独立型装置
82〜88から集合型装置81へ返送する。
【0036】以上説明したように、図5の構成によれ
ば、集合/独立型メディアコンバータを用いたことによ
り、集合型装置81及び独立型装置82〜88の各々に
SNMPエージェント機能を備えることなく、集合型装
置81が管理フレーム30により一括して独立型装置8
2〜88の管理が行えるため、管理方法が簡易になる。
また、独立型装置82〜88にSNMPエージェント機
能を搭載する必要が無くなるため、このためのハードウ
ェア及びソフトウェア資源が不要になる結果、経済的に
有利になる。また、〔0022〕で説明したように、ト
ラッフィックへの影響を低減することができる。
【0037】上記説明においては、LANフレームとし
てイーサネット・フレームを例にしたが、本発明はイー
サネットに限定されるものではなく、フレーム間に休止
期間を有するあらゆるフレームに適用可能である。ま
た、管理フレーム30を休止期間中に伝送するものとし
たが、フレームの終端に付加する伝送形態であってもよ
い。さらに、ネットワーク回線についても同様であり、
フレームを伝送する回線の全てに適用可能である。
【0038】また、図5においては、スイッチ装置61
と集合装置81の接続をツイストペアによる線材を用
い、集合装置81と独立装置82〜88の接続に光ファ
イバを用いたが、本発明は、この構成に限定されるもの
ではなく、光ファイバ部分が線材であってもよい。この
場合、集合/独立型メディアコンバータ装置(80)の
名称は、集合/独立型接続装置等に変更するのが好まし
い。
【0039】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明のネッ
トワーク管理方式によれば、ローカル装置とリモート装
置をネットワーク回線により接続されたネットワーク管
理システムにあって、ネットワーク回線に伝送されるL
ANフレーム間に管理情報を含む管理フレームを伝送す
るようにしたので、従来のように、SNMPフレームの
使用に伴うハードウェア及びソフトウェアを削減てきる
ため、簡単かつ経済的に管理が行えるネットワーク管理
方式を構築でき、しかも、既存の環境に影響を及ぼすこ
とがない。
【0040】また、本発明の他のネットワーク管理方式
によれば、公衆的なネットワークと、これに接続された
複数の端末装置又はLANと、ブリッジ機能を備えると
ともに前記複数の端末装置又はLANに接続された複数
の独立装置と、ブリッジ機能を備えるとともに前記複数
の独立装置が一括して接続される集合装置と、前記集合
装置を介して前記複数の独立装置を選択的に前記ネット
ワークに接続するスイッチ装置を備えるシステムにあっ
て、通常のフレーム伝送の送信禁止期間内に、前記集合
装置と前記複数の独立装置との間で管理情報を含む管理
フレームを伝送するようにしたので、UDP/IPベー
スのプロトコルが不必要になり、このためのハードウェ
ア、ソフトウェアを必要としないので、システムの管理
が簡単かつ経済的に行えると共に、既存の環境に影響を
及ぼすことのないネットワーク管理方式を提供すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク管理方式を示すブロック
図である。
【図2】図1のLANインターフェース部の詳細を示す
ブロック図である。
【図3】イーサネット回線上における管理フレーム及び
LANフレームの伝送形態を示す説明図である。
【図4】管理フレーム及びLANフレームのフォーマッ
トを示す構成図である。
【図5】本発明を適用したネットワークシステムを示す
ブロック図である。
【図6】図5の集合型装置とSNMPマネージャの間の
管理情報の流れを示す説明図である。
【図7】フレーム管理フレームによる3種のコマンドに
対応したフレーム形態を示す説明図である。
【図8】図7の3種類のフレームの通信シーケンスを示
す説明図である。
【図9】従来のネットワーク管理方式を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 ローカル装置 11,21 LANインターフェース部 12,22 管理フレーム制御部 12a 管理フレーム処理部 12b 管理フレーム送受信部 12c セレクタ 13 MAC部 14 PHY部 20 リモート装置 30 管理フレーム 33 LANフレーム 60,70 ネットワーク部 61 ネットワーク 62 スイッチ装置 71〜73 LAN 74〜77 ホスト 80 集合/独立型メディアコンバータ装置 81 集合型装置 82〜88 独立型装置 300 ネットワーク回線
フロントページの続き (72)発明者 笠井 克洋 茨城県日立市砂沢町880番地 日立電線株 式会社高砂工場情報ネットワーク部 (72)発明者 肱岡 健郎 茨城県猿島郡総和町大字東牛ヶ谷1144番地 平河ヒューテック株式会社デバイス事業 部デバイス工場内 (72)発明者 三宅孝一 茨城県猿島郡総和町大字東牛ヶ谷1144番地 平河ヒューテック株式会社電子機器部内 (72)発明者 斉藤満将 茨城県猿島郡総和町大字東牛ヶ谷1144番地 平河ヒューテック株式会社電子機器部内 Fターム(参考) 5B089 GA21 GB02 HA01 HA06 JA35 JB15 KA11 KA13 KC28 5K030 GA11 HA08 KA01 KA07 KA13 MA01 MD07 5K032 AA04 BA08 DA01 DB28 EA07 5K033 AA04 BA08 DA01 DA13 DB20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御側としてのローカル装置と、前記ロ
    ーカル装置により制御及び監視が行われる被制御側とし
    てのリモート装置と、このリモート装置を前記ローカル
    装置に接続するネットワーク回線を備えるネットワーク
    管理システムにおいて、 前記ネットワーク回線に伝送されるフレーム間に管理情
    報を含む管理フレームを伝送することを特徴とするネッ
    トワーク管理方式。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク回線は、イーサネット
    (登録商標)回線であり、 前記フレームは、IEEE802.3規格で規定された
    イーサネット・フレームであることを特徴とする請求項
    1記載のネットワーク管理方式。
  3. 【請求項3】 前記ローカル装置及び前記リモート装置
    は、前記フレームの送受信を処理するMAC(Media Ac
    cess Control)部、及び前記ネットワーク回線との接続
    制御を行うPHY部を有するLANインターフェース部
    を備え、前記MAC部と前記PHY部の間に管理フレー
    ム制御部が配設され、この管理フレーム制御部により前
    記管理フレームの送受信を制御することを特徴とする請
    求項1記載のネットワーク管理方式。
  4. 【請求項4】 前記管理フレーム制御部は、前記管理フ
    レームを処理する管理フレーム処理部と、 前記管理フレーム処理部からの管理フレームを前記ネッ
    トワーク回線へ送信すると共に前記ネットワーク回線か
    らの管理フレームを前記管理フレーム処理部へ送出する
    管理フレーム送受信部と、 前記MAC部からの前記フレーム、及び前記管理フレー
    ム送受信部からの管理フレームを前記PHY部へ送出す
    るセレクタを備えることを特徴とする請求項3記載のネ
    ットワーク管理方式。
  5. 【請求項5】 前記管理フレームは、MACレベルで前
    記ネットワーク・フレーム間のフレーム送信禁止時間の
    期間に送受信されることを特徴とする請求項4記載のネ
    ットワーク管理方式。
  6. 【請求項6】 前記管理フレームは、そのフレーム長
    が、前記フレーム送信禁止時間の期間を越えないことを
    特徴とする請求項5記載のネットワーク管理方式。
  7. 【請求項7】 前記管理フレームは、IEEE802.
    3u規格に準拠し、アイドル期間、プリアンブル、SF
    D(Start Frame Delimiter )、管理データの順番でフ
    レーム化されていることを特徴とする請求項1,5,及
    び6記載のネットワーク管理方式。
  8. 【請求項8】 公衆的なネットワークと、 一般ユーザー、企業、団体、又は公的機関等に設置され
    た複数の端末装置又はLANと、 ブリッジ機能を備えるとともに前記複数の端末装置又は
    LANに接続された複数の独立装置と、 ブリッジ機能を備えるとともに前記複数の独立装置が一
    括して接続される集合装置と、 前記集合装置を介して前記複数の独立装置を選択的に前
    記ネットワークに接続するスイッチ装置を備え、 通常のフレーム伝送の送信禁止期間内に、前記集合装置
    と前記複数の独立装置との間で管理情報を含む管理フレ
    ームを伝送することを特徴とするネットワーク管理方
    式。
  9. 【請求項9】 前記管理フレームは、そのフレーム長
    が、前記フレーム送信禁止時間の期間を越えないことを
    特徴とする請求項8記載のネットワーク管理方式。
  10. 【請求項10】 前記管理フレームは、IEEE80
    2.3u規格に準拠し、アイドル期間、プリアンブル、
    SFD(Start Frame Delimiter )、管理データの順番
    でフレーム化されていることを特徴とする請求項8又は
    9記載のネットワーク管理方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271544A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Chiho Kagi Kofun Yugenkoshi ネットワーク管理システム及びその管理方法
JP2009232208A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Nec Saitama Ltd ネットワーク中継装置、端末装置、通知情報通知方法、通知情報通知プログラムおよびプログラム記録媒体
JP2011048763A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Fujitsu Ltd メモリ診断方法及びメモリ回路

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