JP5075056B2 - 通信システム - Google Patents

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本発明は、ネットワークに含まれるルータ装置を含んで構成される通信システムに関する。
ネットワークに含まれるルータ装置におけるダイナミックルーティングでは、ルータ装置により保持されるルーティングテーブル(経路情報)が用いられて、ルーティングが実行される(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−93608号公報
上記のルーティングテーブルには、ルータ装置間のコスト値が格納されているものがあり、コスト値に基づいて自装置と別のルータ装置との間のルートを示すルート情報が生成されてルーティングが行われる。ルート情報の生成は、例えば、上記のコスト値が最も小さくなるようになされる。
ネットワーク構成の変更等がある場合、上記のルーティングテーブルは更新される。通常、ルーティングテーブルの更新は以下のように行われる。まず、ネットワークの保守者等から所定のルータ装置にルーティングテーブルの更新の指示が行われる。指示を受けたルータ装置は、当該指示に基づいて、自身が記憶するルーティングテーブルの更新を行うと共に、当該更新を示す情報を当該ルータ装置に接続された別のルータ装置に通知する。通知を受けたルータ装置は、上記と同様にルーティングテーブルの更新と別のルータ装置への更新情報の通知とを行う。即ち、ルーティングテーブルは、ルータ装置間で順次、自動的に更新される。
しかしながら、上記のようにルーティングテーブルが更新されると、ネットワークにおいて更新前のルータ装置と更新後のルータ装置とが存在することになる。このような状態であると適切にルーティングが行われず、パケットがネットワーク内で迷走して破棄されることがある。このようなパケットロスは、パケットの送受信によるサービスの中断につながることもある。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、ルーティングテーブルの更新の際に、パケットロスの発生を防止することができる通信システムを提供することを目的とする。
記の目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、ネットワークに含まれる複数のルータ装置と、当該ネットワークに接続されるオペレーション装置とを含んで構成される通信システムであって、ルータ装置は、ルーティングに用いられる、自装置と別のルータ装置との間のルートを示すルート情報を保持するルーティングテーブルと、ルーティングテーブルに保持されるルート情報を更新する更新情報を入力する更新情報入力手段と、更新情報入力手段によって入力された更新情報に基づいてルート情報を算出して保持する算出手段と、算出手段によって算出されて保持されたルート情報で、ルーティングテーブルに保持されるルート情報を更新するタイミングを示すタイミング情報を受信するタイミング情報受信手段と、タイミング情報受信手段によって受信されたタイミング情報により示されるタイミングで、算出手段によって算出されて保持されたルート情報によりルーティングテーブルに保持されるルート情報を更新する更新手段と、更新情報入力手段によって入力された更新情報を、自装置に接続された別のルータ装置に送信する更新情報送信手段と、更新手段によって更新されるルート情報を、ネットワークに接続されるオペレーション装置に送信するルート情報送信手段と、を備え、オペレーション装置は、複数のルータ装置の少なくとも何れか一つに、更新情報を送信する更新情報送信手段と、複数のルータ装置の少なくとも何れか一つに、更新情報送信手段によって送信される更新情報に基づいて算出されるルート情報で、ルーティングテーブルに保持されるルート情報を更新するタイミングを示すタイミング情報を送信するタイミング情報送信手段と、更新情報送信手段による更新情報の送信に応じて、複数のルータ装置から送信されるルート情報を受信して出力するルート情報受信手段と、を備えることを特徴とする。
上記のルータ装置では、算出されたルート情報による更新は、受信されたタイミング情報により示されるタイミングで行われる。このタイミングを、ネットワークに含まれる複数のルータ装置間で同様のタイミングにすることにより、ネットワークにおいて、ルーティングテーブルの更新前のルータ装置と更新後のルータ装置とが同時に存在することを防止することができる。これにより、本発明によれば、ルーティングテーブルの更新の際であっても適切なルーティングが行われることとなり、パケットロスの発生を防止することができる。
本発明に係るルータ装置では、算出されたルート情報による更新は、受信されたタイミング情報により示されるタイミングで行われる。このタイミングを、ネットワークに含まれる複数のルータ装置との間で同様のタイミングにすることにより、ネットワークにおいて更新前のルータ装置と更新後のルータ装置とが存在することを防止することができる。これにより、本発明によれば、ルーティングテーブルの更新の際であっても適切なルーティングが行われることとなり、パケットロスの発生を防止することができる。
以下、図面と共に本発明に係るルータ装置及び通信システムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に本実施形態に係る通信システム1の構成を示す。通信システム1は、ネットワークNを含み、通信端末(図示せず)当該ネットワークNを介した通信機能を提供するシステムである。ネットワークNは、例えば、移動体通信網、LAN(Local Area Network)及びインターネット等のコンピュータネットワークである。ネットワークNは、複数の本実施形態に係るルータ装置10を含んで構成されている。ルータ装置10は、別のルータ装置10と接続されており、データ(IP(Internet Protocol)パケット)の転送を行う装置である。この転送は、各ルータ装置10が保持しているルーティングテーブル11が参照されてルーティングが行なわれた上で行なわれる。各ルータ装置10には、(直接あるいは間接的に)オペレーション装置20が接続されている。オペレーション装置20は、ネットワークNの保守者によって用いられて、ルータ装置10に対して(管理的な)制御を行うための装置である。
引き続いて、ルータ装置10及びオペレーション装置20について、より詳細に説明する。図2に示すように、ルータ装置10は、機能的には、ルーティングテーブル11と、更新情報入力部12と、算出部13と、タイミング情報受信部14と、更新部15と、更新情報送信部16と、ルート情報送信部17とを備えて構成される。なお、ルータ装置10は、上記の機能の他にもIPパケットを転送するための機能も有している。
ルーティングテーブル11は、自装置10と別のルータ装置10との間のルートを示すルート情報を保持するテーブルである。ルーティングテーブル11は、具体的には、図3に示すようなテーブルである。図3に示すように、ルーティングテーブル11は、ルート情報として、「宛先」と、「コスト値」と、「次の転送先アドレス」とを対応付けて保持している。「宛先」は、IPパケットの宛先となるルータ装置10を示す情報であり、具体的には、ルータ装置10のルータ筐体のアドレスである。「次の転送先アドレス」は、IPパケットが「宛先」で示されるルータ装置10に送信される場合に、自装置10が直接、転送を行うルータ装置を示す情報である。「次の転送先アドレス」は、具体的には、IPアドレスである。ここで「次の転送先アドレス」は、複数含まれていてもよい。
ルータ装置10による転送の処理は、以下のように行われる。なお、本実施形態において、ルータ装置10において転送の処理を行う機能部の図示は省略する。まず、転送の対象となるIPパケットが受信されると、当該IPパケットから宛先となるルータ装置10を示す情報(ルータ筐体のアドレス)を取得する。取得された「宛先」に対応する「次の転送先アドレス(IPアドレス)」が、ルーティングテーブル11から取得される。取得された転送先アドレスにより示されるルータ装置10にIPパケットが転送される。なお、一つの宛先に対して、複数の次の転送先アドレスが対応付けられていた場合は、転送先として何れか一つが選択される。この選択方法としては、周知の方法が用いられる。
「コスト値」は、自装置10から「宛先」で示されるルータ装置10までにIPパケットを送信した場合の送りやすさを示す指標値である。「コスト値」は、後述するように設定されて、値が小さいほうがより好ましい(IPパケットを送信しやすい)ことを示している。なお、「コスト値」は、「次の転送先アドレス」の算出に用いられ、IPパケットの転送の際には参照されない。「コスト値」は、以下のように決定される。
まず、各ルータ装置10間に、個別のコスト値が予め設定されている。このコスト値は、物理的に接続されており隣接し、互いに情報の送受信を行うことができるルータ装置10間に設定されており、その値は、ネットワークNの保守者等により適宜設定されている。例えば、ルータ装置10間に設けられる回線の太さ等により、IPパケットが流れやすい場合にはより小さい値となるように設定される。具体的には、図1に示すように“ルータ1”と“ルータ4”との間“30”、“ルータ4”と“ルータ5”との間は“10”というように設定されている。
自装置10から「宛先」となるルータ装置10へのルートは、経由するルータ装置10間のコスト値の合計が最も小さくなるように設定される。そのルートにおいて自装置10に隣接するルータ装置10が、「次の転送先アドレス」で示されるルータ装置となる。具体的には、図1に示すように、“ルータ4”から“ルータ7”にIPパケットを送信する場合には、最も合計のコスト値が小さくなるルートは、“ルータ5”及び“ルータ6”を経由するルートである。“ルータ4”に隣接するルータは“ルータ5”であるので、“ルータ7”が「宛先」となる場合、「次の転送先アドレス」は“ルータ5”となる。図3に示される情報の「コスト値」は、自装置10から「宛先」となるルータ装置10までのコスト値の合計である。
更新情報入力部12は、ルーティングテーブル11に保持されるルート情報を更新する更新情報を入力する更新情報入力手段である。更新情報としては、具体的には、隣接するルータ装置10間の変更されるコスト値と、それらのルータ装置10を特定する情報(例えば、ルータ筐体のアドレス)とを対応付けた情報である。また、ルータ装置10間の回線(リンク)の故障により回線が使用できなくなった場合には、更新情報として、隣接するルータ装置10間の隣接関係を削除する情報が用いられてもよい。更新情報入力部12は、更新情報を、オペレーション装置20又は別のルータ装置10から受信することによって入力する。更新情報入力部12は、受信した更新情報を、算出部13及び更新情報送信部16に出力する。
算出部13は、更新情報入力部12から入力された更新情報に基づいてルート情報を算出して保持する算出手段である。具体的には、算出部13は、ルーティングテーブル11の「宛先」毎に、更新情報が含まれるコスト値や隣接するルータ装置10間の隣接関係を削除する情報に基づいて、コスト値が最も小さくなるルートを算出する。なお、算出部13は、隣接するルータ装置10間のコスト値を示す情報を全て保持(記憶)しておき、変更部分以外は保持した情報を算出に用いる。コスト値を示す情報は、隣接するルータ装置10を特定する情報(例えば、ルータ筐体のアドレス)に対応付けられて保持される。また、更新情報に含まれる情報も、その後の更新のために上記のように保持する。算出部13は、算出したルート情報を、図3に示すようなルーティングテーブル11に保持される形式にして保持する。
タイミング情報受信部14は、タイミング情報を受信するタイミング情報受信手段である。タイミング情報は、算出部13によって算出されて保持されたルート情報で、ルーティングテーブル11に保持されるルート情報を更新するタイミングを示す情報である。タイミング情報は、例えば、ルーティングテーブルを更新する時刻を示す情報である。また、タイミング情報は、何れの更新情報に基づいて算出されたルート情報で更新するかを示す情報(更新情報との対応付けを示す情報)を含む。タイミング情報受信部14は、オペレーション装置20からタイミング情報を受信する。タイミング情報受信部14は、受信したタイミング情報を更新部15に出力する。
更新部15は、算出部13によって算出されて保持されたルート情報によりルーティングテーブル11に保持されるルート情報を更新する更新手段である。更新部15は、タイミング情報受信部14によって受信されたタイミング情報により示されるタイミングで上記の更新を行う。更新部15は、各ルータ装置10間で同じタイミングで処理を行えるように、別の各ルータ装置10との間で時刻同期を取っている。更新部15は、タイミング情報受信部14によって受信されたタイミング情報により示されるタイミングが来たら、算出されたルート情報を算出部13から取得し、そのルート情報でルーティングテーブル11に保持されたルート情報を更新する。また、更新部15は、ルーティングテーブル11を更新する際に、そのルート情報をルート情報送信部17に出力する。
更新情報送信部16は、更新情報入力部12によって入力された更新情報を、自装置10に接続された別のルータ装置10に送信する更新情報送信手段である。別のルータ装置10への更新情報の送信は、ネットワークNを構成するルータ装置10の何れか一つにオペレーション装置20から更新情報が送信されるだけで、自動的にネットワークN全体でルーティングテーブル11が更新されるようにするためのものである。更新情報送信部16は、従来のルータ装置と同様に、更新情報を送信すべきルータ装置10を特定し(例えば、入力元となったルータ装置10には送信しない等)、特定したルータ装置10に対して更新情報を送信する。また、ルータ装置10各々には、ルーティングテーブルを更新するためのグループ設定が行われており、更新情報送信部16によって送信されるルータ装置10の範囲は同一のグループに設定されたものである。
ルート情報送信部17は、更新部15によって更新されるルート情報を、オペレーション装置20に送信するルート情報送信手段である。
続いて、図4に本実施形態に係るルータ装置10のハードウェア構成を示す。図4に示すように、ルータ装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103、通信を行うための通信モジュール104、並びにハードディスク等の補助記憶装置105等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、上記のルータ装置10の各機能が発揮される。以上が本実施形態に係るルータ装置10の説明である。
引き続いて、オペレーション装置20について説明する。図2に示すように、オペレーション装置20は、機能的には、更新情報送信部21と、タイミング情報送信部22と、ルート情報受信部23とを備えて構成される。
更新情報送信部21は、複数のルータ装置10の少なくとも何れか一つに、更新情報を送信する更新情報送信手段である。更新情報は、ネットワークNの保守者等によるオペレーション装置20に対する操作によって入力される。また、何れのルータ装置10に対して更新情報が送信されるかについての情報も同様に入力されて、送信されるルータ装置10が特定される。
タイミング情報送信部22は、複数のルータ装置10の少なくとも何れか一つに、タイミング情報を送信するタイミング情報送信手段である。上述したように、タイミング情報は、更新情報送信部21によって送信される更新情報に基づいて算出されるルート情報で、ルーティングテーブル11に保持されるルート情報を更新するタイミングを示す情報である。また、タイミング情報は、何れの更新情報に基づいて算出されたルート情報で更新するかを示す情報(更新情報との対応付けを示す情報)を含む。ここで、ルータ装置10に送信されるタイミング情報は、全てのルータ装置10において同一のタイミングで更新を行わせる情報である。上記のタイミングは、更新情報の送信から、更新対象となる全てのルータ装置10においてルート情報の算出が終了するまでの時間間隔を少なくとも開けたタイミングとするのが望ましい。具体的には、更新情報の送信から数十秒〜数分後程度にルーティングテーブルが更新されるようにするのが望ましい。
タイミング情報は、ネットワークNの保守者等によるオペレーション装置20に対する操作によって入力される。また、更新情報の送信から予め定められた時間間隔を空けたタイミングを更新のタイミングとするタイミング情報が自動的に生成されてもよい。
タイミング情報は、オペレーション装置20から、ルーティングテーブル11の更新対象となる全てのルータ装置10に向けて送信されてもよいし、更新情報と同様に何れか一つのルータ装置10に送信してルータ装置間の送受信により各ルータ装置10に行きわたるようにされてもよい。また、タイミング情報を更新情報に含めて、更新情報と併せて送信することとしてもよい。タイミング情報送信部22によるタイミング情報の送信は、更新のタイミング以前の、予め設定された任意のタイミングで行われる。
ルート情報受信部23は、更新情報送信部21による更新情報の送信に応じて、複数のルータ装置10から送信されるルート情報を受信して出力するルート情報受信手段である。ルート情報の出力は、例えば、オペレーション装置20が備える表示装置に表示を行うことによって行われる。具体的には、例えば、図5に示すように、例えば、予め自装置20に保持している隣接するルータ装置10間の隣接関係を示す情報(コスト値)に基づいて、各ルータ装置10の接続関係を示す表示(図5における「ネットワーク構成図画面」)を行う。
そこから、ネットワークNの保守者等の操作によってルータ装置10が選択されると、ルータ装置10毎のルートを示す表示(図5における「ルータ4ルーティング構成画面」)を行う。ここでは、プルダウン等により宛先が選択されると、ルート情報を元に更新前に転送先のルータ装置10を示す表示と、更新後に転送先のルータ装置10を示す表示(ルート情報のうち「次の転送先アドレス」により特定できる)とを行う。上記の表示ができるように、更新前の転送先のルータ装置10を示す情報を保持しておく。また、上記の表示に加えて、コスト値等の表示も行うこととしてもよい。ネットワークNの保守者等は、上記の出力を参照することによって、どのようにルーティングテーブル11が更新されたかを把握することができる。
オペレーション装置20は、図4に示したルータ装置10と同様の構成のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、上記のオペレーション装置20の各機能が発揮される。以上が本実施形態に係るオペレーション装置20の説明である。
引き続いて、図6のシーケンスを用いて、本実施形態の通信システム1で実行される処理を説明する。この処理は、ネットワークNに含まれるルータ装置10において、ルーティングテーブル11が更新される際の処理である。なお、ルータ装置10間の接続関係は、図1に示すものであるとする。
まず、オペレーション装置20の更新情報送信部21から、更新情報がルータ装置10d(ルータ4)に送信される(S01)。なお、ルータ装置10dに更新情報が送信することは、送信時に予め更新情報送信部21に設定されている。ルータ装置10dでは、更新情報入力部12によって更新情報が受信される。受信された更新情報は、更新情報入力部12から算出部13及び更新情報送信部16に入力される。
続いて、上記の更新情報が、ルータ装置10dの更新情報送信部16から、ルータ装置10a(ルータ1)及びルータ装置10e(ルータ5)に送信される(S02)。ルータ装置10a及びルータ装置10eでは、上記と同様に更新情報入力部12によって受信される。更新情報は、上記のようにネットワークNのルータ装置10に順次、送受信される。
一方、ルータ装置10dでは、算出部13によって、更新情報に基づいてルート情報が算出して保持される(S04)。また、ルータ装置10a,10eでも、算出部13によって、更新情報に基づいてルート情報が算出して保持される(S05)。また、他のルータ装置10においても、算出部13によって、更新情報に基づいてルート情報が算出して保持される。ルート情報の算出は、更新情報が受け取られた後、行われるため、ルータ装置10毎に様々なタイミングで行われる。
続いて、オペレーション装置20のタイミング情報送信部22から各ルータ装置10に対して、タイミング情報が送信される(S06)。各ルータ装置10では、タイミング情報受信部14によってタイミング情報が受信される。受信されたタイミング情報は、タイミング情報受信部14から更新部15に入力される。続いて、各ルータ装置10では、タイミング情報で示されるタイミングにて、更新部15によって、ルート情報が算出部13から取得されて、そのルート情報でルーティングテーブル11が更新される(S07)。上記のタイミング情報によって、各ルータ装置10において同じタイミングでルーティングテーブル11の更新が行われる。
更新部15によって取得されたルート情報は、更新情報送信部16に入力される。続いて、各ルータ装置10の更新情報送信部16からオペレーション装置20に対して、上記のルート情報が送信される(S08)。オペレーション装置20では、ルート情報受信部23によって、上記のルート情報が受信されて、出力される(S09)。
以上の処理により、各ルータ装置10においてルーティングテーブル11の更新が行われ、更新が行われた後は、更新後のルーティングテーブル11が用いられてルーティングが行われる。
上述したように、本実施形態では、ネットワークNに含まれる複数のルータ装置10において、同じタイミングにて、ルーティングテーブル11の更新が行われる。これにより、ネットワークNにおいて、ルーティングテーブル11の更新前のルータ装置10と更新後のルータ装置10とが同時に存在することを防止することができる。これにより、本実施形態によれば、ルーティングテーブル11の更新前のルータ装置10と更新後のルータ装置10とが同時に存在することによるIPパケットの迷走を防止することができる。即ち、本実施形態によれば、ルーティングテーブル11の更新の際であっても適切なルーティングが行われることとなり、パケットロスの発生を防止することができる。
また、本実施形態のように、更新情報をルータ装置10間で順次送受信する構成にすれば、従来のように、ネットワークNに含まれる複数のルータ装置10に確実に更新情報が入力され、確実に本発明を実施することができる。
また、本実施形態のように、ルーティングテーブルの更新に用いられるルート情報をオペレーション装置20に送信する構成にすれば、オペレーション装置20を利用するネットワークの保守者等がルータ装置10によってルーティングされるルートを確認することができる。
なお、回線故障の障害発生時等には、ルーティングテーブルの更新を一刻も行った方がよい場合がある。そのような場合には、本実施形態のように、必ずしも同時更新を行わなくてもよい。その場合、例えば、更新情報に同時更新(タイミング情報による更新)を行うか否かを示す情報を含めておき、ルータ装置10がその情報から同時更新を行うか判断してから同時更新を行うようにしてもよい。
また、ルーティングテーブル11の具体的な内容及び更新方法も必ずしも上述したものに限られない。本実施形態のように、各ルータ装置10間で同時にルーティングテーブル11の更新を行うものが好ましいものであれば適用することができる。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るルータ装置及びオペレーション装置の機能構成を示す図である。 ルータ装置に保持されるルーティングテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るルータ装置のハードウェア構成を示す図である。 オペレーション装置において出力される画面表示の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信システムで実行される処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…通信システム、10…ルータ装置、11…ルーティングテーブル、12…更新情報入力部、13…算出部、14…タイミング情報受信部、15…更新部、16…更新情報送信部、17…ルート情報送信部、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…通信モジュール、105…補助記憶装置、20…オペレーション装置、21…更新情報送信部、22…タイミング情報送信部、23…ルート情報受信部、N…ネットワーク。

Claims (1)

  1. ネットワークに含まれる複数のルータ装置と、当該ネットワークに接続されるオペレーション装置とを含んで構成される通信システムであって、
    前記ルータ装置は、
    ルーティングに用いられる、自装置と別のルータ装置との間のルートを示すルート情報を保持するルーティングテーブルと、
    前記ルーティングテーブルに保持される前記ルート情報を更新する更新情報を入力する更新情報入力手段と、
    前記更新情報入力手段によって入力された更新情報に基づいて前記ルート情報を算出して保持する算出手段と、
    前記算出手段によって算出されて保持された前記ルート情報で、前記ルーティングテーブルに保持される前記ルート情報を更新するタイミングを示すタイミング情報を受信するタイミング情報受信手段と、
    前記タイミング情報受信手段によって受信されたタイミング情報により示されるタイミングで、前記算出手段によって算出されて保持された前記ルート情報により前記ルーティングテーブルに保持される前記ルート情報を更新する更新手段と、
    前記更新情報入力手段によって入力された前記更新情報を、自装置に接続された別のルータ装置に送信する更新情報送信手段と、
    前記更新手段によって更新される前記ルート情報を、前記ネットワークに接続されるオペレーション装置に送信するルート情報送信手段と、
    を備え、
    前記オペレーション装置は、
    前記複数のルータ装置の少なくとも何れか一つに、前記更新情報を送信する更新情報送信手段と、
    前記複数のルータ装置の少なくとも何れか一つに、前記更新情報送信手段によって送信される更新情報に基づいて算出される前記ルート情報で、前記ルーティングテーブルに保持される前記ルート情報を更新するタイミングを示すタイミング情報を送信するタイミング情報送信手段と、
    前記更新情報送信手段による前記更新情報の送信に応じて、前記複数のルータ装置から送信される前記ルート情報を受信して出力するルート情報受信手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
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