JP4960713B2 - ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ - Google Patents
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物体の光学的な像を3倍以上に変倍可能に形成するためのズームレンズ系であって、
物体側から像側へと順に、負パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群と、正パワーの第3レンズ群とからなり、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少し、かつ第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化するように各レンズ群を光軸に沿ってそれぞれ移動させて変倍を行い、
前記第1レンズ群が、1枚の物体側レンズ素子と1枚の像側レンズ素子とで構成され、
前記第1レンズ群において、物体側レンズ素子が負パワーを有し、かつ像側レンズ素子が正パワーを有し、
前記第2レンズ群を構成する最物体側レンズ素子の物体側面が非球面であり、かつ該第2レンズ群が、物体側から像側へと順に、1枚の正レンズ素子と1組の接合レンズ素子と1枚の正レンズ素子とからなり、
以下の条件(1):
1.5<f2/fW<2.8 ・・・(1)
(ただし、ωW>36である)
(ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における半画角
である)
を満足することを特徴とする。
被写体の光学的な像を電気的な画像信号に変換して出力可能な撮像装置であって、
前記被写体の光学的な像を3倍以上に変倍可能に形成するズームレンズ系と、
前記ズームレンズ系が形成した被写体の光学的な像を、電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、被写体側である物体側から像側へと順に、負パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群と、正パワーの第3レンズ群とからなり、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少し、かつ第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化するように各レンズ群を光軸に沿ってそれぞれ移動させて変倍を行い、
前記第1レンズ群が、1枚の物体側レンズ素子と1枚の像側レンズ素子とで構成され、
前記第1レンズ群において、物体側レンズ素子が負パワーを有し、かつ像側レンズ素子が正パワーを有し、
前記第2レンズ群を構成する最物体側レンズ素子の物体側面が非球面であり、かつ該第2レンズ群が、物体側から像側へと順に、1枚の正レンズ素子と1組の接合レンズ素子と1枚の正レンズ素子とからなり、
以下の条件(1):
1.5<f2/fW<2.8 ・・・(1)
(ただし、ωW>36である)
(ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における半画角
である)
を満足することを特徴とする。
被写体を撮影して、電気的な画像信号として出力可能なカメラであって、
前記被写体の光学的な像を3倍以上に変倍可能に形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系が形成した被写体の光学的な像を、電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、被写体側である物体側から像側へと順に、負パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群と、正パワーの第3レンズ群とからなり、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少し、かつ第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化するように各レンズ群を光軸に沿ってそれぞれ移動させて変倍を行い、
前記第1レンズ群が、1枚の物体側レンズ素子と1枚の像側レンズ素子とで構成され、
前記第1レンズ群において、物体側レンズ素子が負パワーを有し、かつ像側レンズ素子が正パワーを有し、
前記第2レンズ群を構成する最物体側レンズ素子の物体側面が非球面であり、かつ該第2レンズ群が、物体側から像側へと順に、1枚の正レンズ素子と1組の接合レンズ素子と1枚の正レンズ素子とからなり、
以下の条件(1):
1.5<f2/fW<2.8 ・・・(1)
(ただし、ωW>36である)
(ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における半画角
である)
を満足することを特徴とする。
図1は、参考の実施の形態1に係るズームレンズ系の構成図である。図3は、実施の形態1に係るズームレンズ系の構成図である。図5は、参考の実施の形態2に係るズームレンズ系の構成図である。図7は、実施の形態2に係るズームレンズ系の構成図である。各図は、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。各図において、(a)は、広角端(最短焦点距離状態:焦点距離fW)のレンズ構成、(b)は略中間位置(中間焦点距離状態:焦点距離fM=√(fW*fT))、(c)は望遠端(最長焦点距離状態:焦点距離fT)をそれぞれ表している。
1.5<f2/fW<2.8 ・・・(1)
(ただし、ωW>36である)
ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における半画角
である。
2.0<f2/fW ・・・(1)’
f2/fW<2.7 ・・・(1)’’
(ただし、ωW>36である)
n12>1.91 ・・・(2)
ν12<29 ・・・(3)
n11>1.50 ・・・(4)
ν11>35 ・・・(5)
n12−n11>0.10 ・・・(6)
ここで、
n12:第1レンズ群の像側レンズ素子の屈折率、
ν12:第1レンズ群の像側レンズ素子のアッベ数
n11:第1レンズ群の物体側レンズ素子の屈折率、
ν11:第1レンズ群の物体側レンズ素子のアッベ数
である。
n12>1.95 ・・・(2)’
ν12<23 ・・・(3)’
n11>1.70 ・・・(4)’
ν11>38 ・・・(5)’
42>ν11 ・・・(5)’’
n12−n11>0.18 ・・・(6)’
T1/d12>2.0 ・・・(7)
ここで、
T1:第1レンズ群の中心厚み、
d12:第1レンズ群の物体側レンズ素子と像側レンズ素子との中心間隔
である。
T1/d12>2.3 ・・・(7)’
3.3>T1/d12 ・・・(7)’’
T2/Y>0.8 ・・・(8)
ここで、
T2:第2レンズ群の中心厚み、
Y:最大像高
である。
T2/Y>0.82 ・・・(8)’
1.25>T2/Y ・・・(8)’’
図9は、実施の形態3に係る、カメラの一例であるデジタルスチルカメラの概略斜視図である。図9において、デジタルスチルカメラは、本体901と、ズームレンズ系及びCCDやCMOS等の撮像素子を備えた撮像装置902と、光学式別体ファインダー903と、ストロボ904と、レリースボタン905とから構成され、撮像装置902のズームレンズ系として、実施の形態1に係るズームレンズ系が用いられている。
参考例1のズームレンズ系は、図1に示した参考の実施の形態1に対応する。参考例1のズームレンズ系のレンズデータを表1に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離f、Fナンバー、画角2ω、光学全長L及び可変面間隔データd4、d10、d12を表2に、非球面データを表3に示す。
実施例1のズームレンズ系は、図3に示した実施の形態1に対応する。実施例1のズームレンズ系のレンズデータを表4に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離f、Fナンバー、画角2ω、光学全長L及び可変面間隔データd4、d12、d14を表5に、非球面データを表6に示す。
参考例2のズームレンズ系は、図5に示した参考の実施の形態2に対応する。参考例2のズームレンズ系のレンズデータを表7に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離f、Fナンバー、画角2ω、光学全長L及び可変面間隔データd4、d10、d12を表8に、非球面データを表9に示す。
実施例2のズームレンズ系は、図7に示した実施の形態2に対応する。実施例2のズームレンズ系のレンズデータを表10に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離f、Fナンバー、画角2ω、光学全長L及び可変面間隔データd4、d12、d14を表11に、非球面データを表12に示す。
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1 物体側レンズ素子
L2 像側レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
A 絞り
P 平行平板
S 像面
901 本体
902 撮像装置
903 光学式別体ファインダー
904 ストロボ
905 レリースボタン
Claims (13)
- 物体の光学的な像を3倍以上に変倍可能に形成するためのズームレンズ系であって、
物体側から像側へと順に、負パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群と、正パワーの第3レンズ群とからなり、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少し、かつ第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化するように各レンズ群を光軸に沿ってそれぞれ移動させて変倍を行い、
前記第1レンズ群が、1枚の物体側レンズ素子と1枚の像側レンズ素子とで構成され、
前記第1レンズ群において、物体側レンズ素子が負パワーを有し、かつ像側レンズ素子が正パワーを有し、
前記第2レンズ群を構成する最物体側レンズ素子の物体側面が非球面であり、かつ該第2レンズ群が、物体側から像側へと順に、1枚の正レンズ素子と1組の接合レンズ素子と1枚の正レンズ素子とからなり、
以下の条件(1)を満足することを特徴とする、ズームレンズ系:
1.5<f2/fW<2.8 ・・・(1)
(ただし、ωW>36である)
ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における半画角
である。 - 以下の条件(2)、(3)、(4)、(5)及び(6)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
n12>1.91 ・・・(2)
ν12<29 ・・・(3)
n11>1.50 ・・・(4)
ν11>35 ・・・(5)
n12−n11>0.10 ・・・(6)
ここで、
n12:第1レンズ群の像側レンズ素子の屈折率、
ν12:第1レンズ群の像側レンズ素子のアッベ数
n11:第1レンズ群の物体側レンズ素子の屈折率、
ν11:第1レンズ群の物体側レンズ素子のアッベ数
である。 - 以下の条件(7)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
T1/d12>2.0 ・・・(7)
ここで、
T1:第1レンズ群の中心厚み、
d12:第1レンズ群の物体側レンズ素子と像側レンズ素子との中心間隔
である。 - 以下の条件(8)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
T2/Y>0.8 ・・・(8)
ここで、
T2:第2レンズ群の中心厚み、
Y:最大像高
である。 - 第3レンズ群が1枚のレンズ素子で構成される、請求項1に記載のズームレンズ系。
- 被写体の光学的な像を電気的な画像信号に変換して出力可能な撮像装置であって、
前記被写体の光学的な像を3倍以上に変倍可能に形成するズームレンズ系と、
前記ズームレンズ系が形成した被写体の光学的な像を、電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、被写体側である物体側から像側へと順に、負パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群と、正パワーの第3レンズ群とからなり、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少し、かつ第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化するように各レンズ群を光軸に沿ってそれぞれ移動させて変倍を行い、
前記第1レンズ群が、1枚の物体側レンズ素子と1枚の像側レンズ素子とで構成され、
前記第1レンズ群において、物体側レンズ素子が負パワーを有し、かつ像側レンズ素子が正パワーを有し、
前記第2レンズ群を構成する最物体側レンズ素子の物体側面が非球面であり、かつ該第2レンズ群が、物体側から像側へと順に、1枚の正レンズ素子と1組の接合レンズ素子と1枚の正レンズ素子とからなり、
以下の条件(1)を満足することを特徴とする、撮像装置:
1.5<f2/fW<2.8 ・・・(1)
(ただし、ωW>36である)
ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における半画角
である。 - ズームレンズ系が以下の条件(2)、(3)、(4)、(5)及び(6)を満足する、請求項6に記載の撮像装置:
n12>1.91 ・・・(2)
ν12<29 ・・・(3)
n11>1.50 ・・・(4)
ν11>35 ・・・(5)
n12−n11>0.10 ・・・(6)
ここで、
n12:第1レンズ群の像側レンズ素子の屈折率、
ν12:第1レンズ群の像側レンズ素子のアッベ数
n11:第1レンズ群の物体側レンズ素子の屈折率、
ν11:第1レンズ群の物体側レンズ素子のアッベ数
である。 - ズームレンズ系が以下の条件(7)を満足する、請求項6に記載の撮像装置:
T1/d12>2.0 ・・・(7)
ここで、
T1:第1レンズ群の中心厚み、
d12:第1レンズ群の物体側レンズ素子と像側レンズ素子との中心間隔
である。 - ズームレンズ系が以下の条件(8)を満足する、請求項6に記載の撮像装置:
T2/Y>0.8 ・・・(8)
ここで、
T2:第2レンズ群の中心厚み、
Y:最大像高
である。 - ズームレンズ系の第3レンズ群が1枚のレンズ素子で構成される、請求項6に記載の撮像装置。
- 被写体を撮影して、電気的な画像信号として出力可能なカメラであって、
前記被写体の光学的な像を3倍以上に変倍可能に形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系が形成した被写体の光学的な像を、電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、被写体側である物体側から像側へと順に、負パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群と、正パワーの第3レンズ群とからなり、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少し、かつ第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化するように各レンズ群を光軸に沿ってそれぞれ移動させて変倍を行い、
前記第1レンズ群が、1枚の物体側レンズ素子と1枚の像側レンズ素子とで構成され、
前記第1レンズ群において、物体側レンズ素子が負パワーを有し、かつ像側レンズ素子が正パワーを有し、
前記第2レンズ群を構成する最物体側レンズ素子の物体側面が非球面であり、かつ該第2レンズ群が、物体側から像側へと順に、1枚の正レンズ素子と1組の接合レンズ素子と1枚の正レンズ素子とからなり、
以下の条件(1)を満足することを特徴とする、カメラ:
1.5<f2/fW<2.8 ・・・(1)
(ただし、ωW>36である)
ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における半画角
である。 - 被写体の静止画像を取得可能なデジタルスチルカメラである、請求項11に記載のカメラ。
- 被写体の動画像を取得可能なデジタルビデオカメラである、請求項11に記載のカメラ。
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