JP4960482B2 - 磁気ディスク装置及び同装置におけるパラメータ調整方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及び同装置におけるパラメータ調整方法 Download PDF

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    • G11B27/36Monitoring, i.e. supervising the progress of recording or reproducing

Description

本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及び同装置におけるパラメータ調整方法に関する。
磁気ディスク装置では、記録媒体としてのディスク(磁気ディスク)にヘッドによりデータが書き込まれ、また当該ディスクに格納されているデータがヘッドにより読み出される。このヘッドによるデータの書き込み/読み出しは、磁気ディスク装置の環境温度に影響される。そのため、磁気ディスク装置は一般に、当該磁気ディスク装置の環境温度が予め定められた温度範囲(例えば動作保証温度範囲)にある状態において、常に最適なデータの書き込み/読み出しが可能なような仕組みを有している。
この仕組みによれば、磁気ディスク装置の環境温度に応じて、最適な書き込み/読み出しの条件が設定される。書き込み/読み出しの条件として、ライト電流及びライトプリコンペンセイション値等のパラメータが知られている。
そこで、磁気ディスク装置の環境温度に応じて最適なパラメータが設定可能なように、予め定められた温度(温度範囲)Ti(i=1,2,…n)に対応付けて、その温度に最適なパラメータが設定されたパラメータテーブルが用いられる。このパラメータテーブルは一般に磁気ディスク装置の製造工程で生成される。
パラメータテーブルを生成するためには、多大な工程時間を要し、しかも工程設備で環境温度を可変する必要がある。このため従来技術では、一部の温度(例えば低温側の温度)Tjについて、当該温度Tjの設定と、当該温度Tjにおける最適なパラメータ(つまり調整済みパラメータ)を取得するための処理とが省略されることがある。
特開2005−209281号公報 特開2000−048312号公報
しかし従来技術では、パラメータが未設定の環境温度、つまりパラメータが未調整の環境温度で磁気ディスク装置が使用される場合、ホストからのアクセスの効率が低下する可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、予め定められた複数の温度区分のうちパラメータが未調整の箇所を効果的に低減できる磁気ディスク装置及び同装置におけるパラメータ調整方法を提供することにある。
実施形態によれば、磁気ディスク装置は、パラメータ管理テーブルと温度検出器と判定手段とパラメータ調整手段と補間手段と振動検出器とを具備する。前記パラメータ管理テーブルは、ディスクにデータを書き込むまたは当該ディスクからデータを読み出す際に用いられるパラメータを、予め定められた複数の温度区分の各々に対応付けて登録する。前記温度検出器は、前記磁気ディスク装置の環境温度を検出する。前記パラメータ調整手段は、前記検出された環境温度が、前記複数の温度区分のうちの第1の温度区分に対応し、且つ前記第1の温度区分に対応付けて前記パラメータ管理テーブルに登録されているパラメータが未調整の場合、当該未調整のパラメータを前記第1の温度区分に適合するように調整する。前記補間手段は、前記第1の温度区分に対応する前記未調整のパラメータの調整結果に基づいて、前記第1の温度区分及びパラメータ調整済みの第2の温度区分の間の第3の温度区分に対応する未調整のパラメータを補間処理により更新する。前記振動検出器は、前記磁気ディスク装置に加えられる振動を検出する。前記パラメータ調整手段は、前記検出された振動のレベルが第1の閾値を超えている場合、前記未調整のパラメータを調整するためのパラメータ調整処理を保留し、前記検出された振動のレベルが前記第1の閾値を超えていないが、前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を超えている場合、前記パラメータ調整処理を複数回繰り返し、この繰り返しの結果に基づいて前記未調整のパラメータを調整する。
第1の実施形態に係る磁気ディスク装置を備えた電子機器の典型的な構成を示すブロック図。 第1の実施形態で適用されるディスクの記録面のフォーマットの一例を示す概念図。 第1の実施形態で適用されるパラメータ管理テーブルのデータ構造例を示す図。 第1の実施形態における磁気ディスク装置の動作を説明するためのフローチャート。 第1の実施形態で適用される未調整パラメータ調整処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態で適用される振動時パラメータ調整処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態で適用される通常時パラメータ調整処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態で適用される補間処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態で適用される補間計算の処理手順を示すフローチャート。 第1の実施形態において、調整済みポイントと新調整済みポイントとの間に5つの未調整ポイントが存在する場合の当該5つの未調整ポイントと補正量との関係を示す図。 上記未調整パラメータ調整処理の前後におけるパラメータ管理テーブルの例を示す図。 第1の実施形態で適用されるパラメータ管理テーブル保存処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施形態で適用される再調整判定処理の手順を示すフローチャート。
以下、実施の形態につき図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係る磁気ディスク装置を備えた電子機器の典型的な構成を示すブロック図である。図1において、電子機器は、磁気ディスク装置(HDD)10及びホスト(ホストシステム)20を備えている。電子機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、音楽プレーヤー、携帯端末、或いは携帯電話機である。ホスト20はHDD10を当該ホスト20の記憶装置として利用する。
HDD10は、ヘッドディスクアセンブリ部(HDA部)100と、制御ボード部200とを備えている。
HDA部100は、少なくとも1枚のディスク、例えば2枚のディスク(磁気ディスク)110-1及び110-2と、スピンドルモータ(SPM)130と、アクチュエータ140と、ヘッドIC150と、温度検出器160と、振動検出器170とを備えている。
ディスク110-1及び110-2の各々は上側と下側の2つの記録面を備えている。ディスク110-1及び110-2はSPM130により高速に回転させられる。ディスク110-i(i=1,2)はCDR(constant density recording)と呼ばれる周知の記録フォーマットを適用している。このためディスク110-iの各記録面は、当該ディスク11-iの半径方向に複数のゾーンに区分して管理される。つまり、ディスク110-iの各記録面は、複数のゾーンを備えている。
図2は、ディスク110-iの記録面のフォーマットの一例を示す概念図である。図2の例では、作図の都合上、ディスク110-iの記録面は4個のゾーンZ0乃至Z3に区分されている。しかし、ディスク110-iの記録面上のゾーンの数は4個に限らない。また、第1の実施形態において、ゾーンZ0乃至Z3はCDRで適用されるが、ゾーンZ0乃至Z3がCDRで適用されるゾーンとは別に設定される領域であっても構わない。
ディスク110-iのゾーンZp(p=0,1,2,3)は、当該ゾーンZp内のユーザ領域にデータを書き込むまたは当該ゾーンZp内のユーザ領域からデータを読み出す際に用いられるパラメータを調整するためのパラメータ調整処理に用いられるパラメータ調整領域111を備えている。第1の実施形態で適用されるパラメータ調整処理は、パラメータ調整領域111にデータを書き込んで、そのパラメータ調整領域111に書き込まれたデータを読み出して、エラーレイトを算出する動作を、パラメータを変更しながら実行する。
第1の実施形態において、パラメータ調整領域111は、ゾーンZp内の中周に位置しており、少なくとも1データトラックを備えているものとする。この場合、パラメータ調整領域111を用いたパラメータ調整処理で調整されたパラメータは、ゾーンZp内の全てのデータトラックに対して最適であることが期待される。
しかし、ディスク110-iの記録面当たりのゾーンの数が多くなるほど、パラメータ調整領域111の位置のパラメータに及ぼす影響は少なくなる。このため、パラメータ調整領域111が必ずしもゾーンZpの中周に位置している必要はない。例えば、ディスク110-iの記録面当たりのゾーンの数が十分多い場合、パラメータ調整領域111がゾーンZpの内周または外周側に位置していても構わない。また、パラメータ調整領域111が、1データトラックの一部の領域、つまり1データトラックのデータセクタ数よりも少ないデータセクタを備えた領域であっても構わない。
再び図1を参照すると、アクチュエータ140はディスク110-1のそれぞれの記録面に対応して配置されるヘッド・アームの先端にヘッド(磁気ヘッド)120-0及び120-1を備えている。アクチュエータ140は更に、ディスク110-2のそれぞれの記録面に対応して配置されるヘッド・アームの先端にヘッド120-2及び120-3を有する。ヘッド120-0及び120-1は、ディスク110-1へ/からのデータの書き込み/読み出しに用いられ、ヘッド120-2及び120-3は、ディスク110-2へ/からのデータの書き込み/読み出しに用いられる。
アクチュエータ140はボイスコイルモータ(VCM)141を備えている。アクチュエータ140はVCM141によって駆動され、ヘッド120-0乃至120-3をディスク110-1及び110-2の半径方向に移動させる。
SPM130及びVCM141は、後述するモータドライバIC210からそれぞれ供給される駆動電流(SPM電流及びVCM電流)により駆動される。
ヘッドIC150は、ヘッド120-j(j=0,1,2,3)により読み出された信号(リード信号)を増幅する。ヘッドIC150はまた、後述するリード/ライトチャネル230から転送されるライトデータをライト電流に変換してヘッド120-jに出力する。
温度検出器160は、HDD10が使用される環境における温度(環境温度)Tを検出する。振動検出器170は、HDD10の外部から当該HDD10に加えられる振動を検出する。より詳細には、振動検出器170は、加速度センサを備えており、当該加速度センサによって検知された振動の加速度に基づいて、当該振動を検出する。なお、温度検出器160及び振動検出器170の少なくとも一方が、制御ボード部200内に設けられていてもよく、HDA部100及び制御ボード部200の外部に設けられていても構わない。
制御ボード部200は、モータドライバIC210及びシステムLSI220の2つのLSIを備えている。モータドライバIC210は、SPM130を一定の回転速度で駆動する。モータドライバIC210はまた、CPU270から指定されたVCM操作量に相当する値の電流(VCM電流)をVCM141に供給することで、アクチュエータ140を駆動する。
システムLSI220は、リード/ライトチャネル(R/Wチャネル)230、ディスクコントローラ(HDC)240、バッファRAM250、フラッシュメモリ260、プログラムROM270、CPU280及びRAM290が単一チップに集積されたSOC(System on Chip)と呼ばれるLSIである。
R/Wチャネル230は、リード/ライトに関連する信号処理を行う周知の信号処理デバイスである。R/Wチャネル230は、リード信号をデジタルデータに変換し、このデジタルデータからリードデータを復号する。R/Wチャネル230はまた、上記デジタルデータからヘッド120-jの位置決めに必要なサーボデータを抽出する。R/Wチャネル230はまた、ライトデータを符号化する。
HDC240は、ホスト20とホストインタフェース21を介して接続されている。HDC240は、ホスト20から転送されるコマンド(ライトコマンド、リードコマンド等)を受信する。HDC240は、ホスト20と当該HDC240との間のデータ転送を制御する。HDC240は、R/Wチャネル230を介して行われるディスク110-i(i=1,2)と当該HDC240との間のデータ転送を制御する。
バッファRAM250は、ディスク110-iに書き込まれるべきデータ及びディスク110-iからヘッドIC150及びR/Wチャネル230を介して読み出されたデータを一時格納するのに用いられる。
フラッシュメモリ260は、書き換え可能な不揮発性メモリである。フラッシュメモリ260は、パラメータ管理テーブル261を格納するのに用いられる。パラメータ管理テーブル261については後述する。
プログラムROM270は、制御プログラム(ファームウェアプログラム)を予め格納する。なお、制御プログラムがフラッシュメモリ260の一部の領域に格納されていても構わない。
CPU280は、HDD10の主コントローラとして機能する。CPU280はプログラムROM270に格納されている制御プログラムに従ってHDD10内の他の少なくとも一部の要素を制御する。RAM290の一部の領域は、CPU280の作業領域として用いられる。この作業領域には、HDD10のパワーオン時に、フラッシュメモリ260に格納されているパラメータ管理テーブル261がロードされる。
図3は、パラメータ管理テーブル261のデータ構造例を示す。
パラメータ管理テーブル261は、パラメータテーブル262とフラグテーブル263とを備えている。
パラメータテーブル262は、ディスク110-1及び110-2の記録面に対応するヘッド120-j(j=0,1,2,3)毎で、且つゾーンZp(p=0,1,2,3)毎に、予め定められた複数の温度区分Tq(q=1,2,…n)に対応付けてパラメータを登録する。第1の実施形態では、温度検出器160によって温度Tが検出された場合、当該温度Tが上記複数の温度区分Tqのうちのいずれの温度区分Tqに対応するかが判定される。
第1の実施形態において、パラメータが、温度区分Tqだけでなく、ヘッド120-j及びゾーンZpにも対応付けられるのは、HDD10の書き込み/読み出しの特性が、温度区分Tqだけでなく、ヘッド120-j及びゾーンZpによっても異なることを考慮したためである。しかし、パラメータが、温度区分Tqのみに対応付けられていてもよく、温度区分Tqと、ヘッド120-j及びゾーンZpの一方との組み合わせに対応付けられていてもよい。
第1の実施形態では、ヘッド120-jにはヘッド番号h(h=j)が割り当てられ、ゾーンZpにはゾーン番号z(z=p)が割り当てられている。つまり、パラメータテーブル262は、ヘッド番号h(h=0,1,2,3)及びゾーン番号z(z=0,1,2,3)の組み合わせ毎に、上記複数の温度区分Tqに対応付けてパラメータを登録する。図3に示すパラメータテーブル262は、説明の簡略化のために、パラメータがライト電流のみである場合を想定している。しかし、パラメータがライトプリコンペンセイション値を含んでいてもよい。
フラグテーブル263は、ディスク110-1及び110-2の記録面に対応するヘッド120-j毎で、且つゾーンZp毎に、上記複数の温度区分Tqに対応付けてフラグFを登録する。つまり、フラグテーブル263は、ヘッド番号h(h=0,1,2,3)及びゾーン番号z(z=0,1,2,3)の組み合わせ毎に、上記複数の温度区分Tqに対応付けてフラグFを登録する。
フラグテーブル263に登録されている、ヘッド120-j(h=j)、ゾーンZp(z=p)及び温度区分Tqの組み合わせ(h,z,Tq)に対応するフラグFは、パラメータテーブル262に登録されている当該組み合わせ(h,z,Tq)に対応するパラメータが、調整済みであるか或いは未調整であるか、つまり調整の有無を示す。図3の例では、フラグFが“1”の場合、対応するパラメータが調整済みであることを示し、フラグFが“0”の場合、対応するパラメータが未調整であることを示す。以下の説明では、調整済みを示すラグFが対応する温度区分Tqを調整済みポイントと呼び、未調整を示すラグFが対応する温度区分Tqを未調整ポイントと呼ぶ。
図3の例では、作図の都合で、隣接する温度区分Tq及びTq+1の間の温度間隔が比較的大きく設定されている。しかし第1の実施形態では、例えば温度検出器160によって検出された温度Tが温度区分Tqに属する(つまり対応する)場合に、隣接する温度区分Tq−1またはTq+1に対応付けられたパラメータを使用しても、正常に読み出し/書き込みが可能な程度に、温度区分が細かく設定されているものとする。この場合、上記検出された温度Tが属する温度区分Tqに対応付けられたパラメータを、例えば線形補間処理を必要とすることなく、そのまま用いることができる。このため、読み出し/書き込みに用いられるパラメータ値が最適値に対して乖離するのを防止できる。
また、図3の例では、パラメータ管理テーブル261(パラメータテーブル262)に登録されるパラメータには、簡略化のために整数が用いられている。しかし、後述する補間処理の高精度化のために、パラメータ管理テーブル261に登録されるパラメータとして、小数点付きの数値を用いてもよい。但し、ディスクアクセスのためのパラメータ設定に用いられるレジスタは、一般に整数値を保持する。このため、小数点付きの数値のパラメータを用いる場合には、当該パラメータの整数部を上記レジスタに設定すればよい。この場合、例えば、上記レジスタの分解能、つまり数値“1”に相当する温度差で、温度区分を設定してもよい。このような温度区分を適用した場合、隣接する温度区分に対応付けられたパラメータを使用しても、正常に読み出し/書き込みが可能となることが期待される。但し、“1”より大きい数値に相当する温度差の温度区分でも構わない。
図3のパラメータ管理テーブル261は、当該パラメータ管理テーブル261を備えたHDD10が出荷された時点の状態を示している。図3の例では、パラメータ管理テーブル261内のフラグテーブル263により、ヘッド番号hが0乃至3(ヘッド120-0乃至120-3)及びゾーン番号zが0乃至3(ゾーンZ0乃至Z3)の組み合わせにおける、温度区分Tq毎のパラメータのうち、20℃(いわゆる常温)の温度区分Tqに対応するパラメータのみが調整済みであり、残りの温度区分に対応するパラメータは全て未調整であることが示されている。
このように第1の実施形態では、HDD10を製造する工程において、ヘッド番号h及びゾーン番号zの組み合わせ毎に、20℃の温度区分Tqに対応するパラメータのみが調整される。上記複数の温度区分Tqのうち20℃を除く全ての温度区分に対応するパラメータには、予め定められたデフォルト値(暫定値)が未調整のパラメータとして用いられる。なお、HDD10を製造する工程におけるパラメータ調整が、例えば60℃のような、20℃以外の温度区分で行われてもよく、20℃及び60℃のように、2つ以上の温度区分で行われてもよい。
次に、図1に示される電子機器におけるHDD10の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、HDD10がパワーオンされた場合、フラッシュメモリ260に格納されているパラメータ管理テーブル261が、CPU280の制御によりRAM290にロードされる。そこで以下の説明では、RAM290にパラメータ管理テーブル261が格納されているものとする。
CPU280は、HDD10がパワーオンされている状態では、温度検出器160によって検出される温度(つまりHDD10の環境温度)Tを定常的に読み込む(ステップ401)。そしてCPU280は、複数の温度区分Tqのうち温度Tが属する温度区分Tqを特定する(ステップ402)。
次にCPU280は、RAM290に格納されているパラメータ管理テーブル261のフラグテーブル263を参照することにより、温度区分Tqに対応する未調整のパラメータがあるかを判定する(ステップ403)。もし、温度区分Tqに対応する未調整のパラメータがあるならば(ステップ403のYes)、CPU280はホスト20からディスクアクセスが要求されているかを判定する(ステップ404)。
もし、ホスト20からディスクアクセスが要求されていないならば(ステップ404のNo)、CPU280は未調整パラメータ調整処理を実行する(ステップ405)。この未調整パラメータ調整処理については後述する。CPU280は未調整パラメータ調整処理を実行すると、ステップ401に戻る。
これに対し、ホスト20からディスクアクセスが要求されているならば(ステップ404のYes)、CPU280はパラメータ調整済みの領域へのアクセスかを判定する(ステップ406)。パラメータ調整済みの領域とは、当該領域をアクセスするのに用いられるパラメータが調整済みである場合における、当該領域を指す。
もし、パラメータ調整済みの領域へのアクセスであるならば(ステップ406のYes)、CPU280は、対応する調整済みパラメータを用いてホスト20から要求されたディスクアクセス処理を実行する(ステップ407)。ここで、ホスト20から指定されたアクセスされるべき領域が、ヘッド番号h及びゾーン番号zの組み合わせで特定される、ディスク110-iの記録面(ヘッド番号hのヘッド120-jに対応する記録面)上のゾーンZpに属しているものとする。この場合、ヘッド番号h、ゾーン番号z及び温度区分Tqに対応付けてパラメータ管理テーブル261(パラメータテーブル262)に登録されている調整済みパラメータが用いられる。CPU280は、ステップ407を実行すると、ステップ401に戻る。
第1の実施形態において、温度区分Tqに対応付けてパラメータ管理テーブル261に登録されているパラメータ群の数は、ヘッド番号h(h=0,1,2,3)及びゾーン番号z(z=0,1,2,3)の組み合わせの数である16である。このため、16のパラメータのうち、一部のパラメータは未調整でも、アクセスされるべき領域に対応するパラメータが調整済みの場合はあり得る。つまり、ステップ403の判定がYesであるにも拘わらずに、ステップ406の判定がYesとなる場合はあり得る。
一方、パラメータ調整済みの領域へのアクセスでないならば(ステップ406のNo)、CPU280は、選択手段として機能する。そこでCPU280(選択手段)は、ホスト20からのアクセスの要求が当該要求に対する応答に制限時間を定めているか、つまり時間制限のあるアクセスであるかを判定する(ステップ408)。
もし、時間制限のあるアクセスであるならば(ステップ408のYes)、CPU280(選択手段)は、ディスクアクセス処理を優先させるために、対応する未調整パラメータを用いてホスト20から要求されたディスクアクセス処理を実行する(ステップ409)。即ちCPU280(選択手段)は、ディスクアクセス処理を選択する。これにより、未調整パラメータ調整処理を行っているにも拘わらず、ホスト20から要求された時間制限のあるディスクアクセスを高速に実行することができる。
ここで、未調整パラメータを用いたディスクアクセス処理が、ライト処理の場合、CPU280は、当該ライト処理をライト・ベリファイ処理に切り替えてもよい。ここでのライト・ベリファイ処理とは、未調整パラメータを用いてディスク110-iに書き込まれたデータを読み出して、その読み出されたデータが書き込みデータに一致することを確認する処理である。このライト・ベリファイ処理への切り替えによって、未調整パラメータを用いたデータが正しく書き込まれたことと、その正しく書き込まれたデータの読み出しとを保証することができる。
CPU280は、選択されたディスクアクセス処理(ステップ409)を実行すると、ステップ401に戻る。
これに対し、時間制限のあるアクセスでないならば(ステップ408のNo)、CPU280(選択手段)は、上記ステップ405と同様の未調整パラメータ調整処理を実行する(ステップ410)。即ちCPU280(選択手段)は、未調整パラメータ調整処理を選択する。CPU280は、選択された未調整パラメータ調整処理(ステップ410)を実行すると、当該未調整パラメータ調整処理で調整された対応するパラメータを用いて、ホスト20から要求されたディスクアクセス処理を実行する(ステップ411)。CPU280は、ステップ411を実行すると、ステップ401に戻る。
また、温度区分Tqに対応する未調整のパラメータがない場合(ステップ403のNo)、つまり温度区分Tqに対応するパラメータが全て調整済みの場合、CPU280は上記ステップ404と同様に、ホスト20からディスクアクセスが要求されているかを判定する(ステップ412)。
もし、ホスト20からディスクアクセスが要求されていないならば(ステップ412のNo)、CPU280はステップ401に戻る。これに対し、ホスト20からディスクアクセスが要求されているならば(ステップ412のYes)、CPU280は、上記ステップ406の判定がYesの場合と同様に、対応する調整済みパラメータ(つまり最適パラメータ)を用いてホスト20から要求されたディスクアクセス処理を実行する(ステップ407)。これにより、ホスト20から要求されたディスクアクセスを最適な条件で実行することができる。
図4のフローチャートでは明確に示されていないが、上記ステップ405及び410で実行される未調整パラメータ調整処理は、ステップ402で特定された温度Tが属する温度区分Tqと、ヘッド番号h(h=0,1,2,3)及びゾーン番号z(z=0,1,2,3)との組み合わせに対応する未調整パラメータの1つが調整される毎に終了する。これにより、ホスト20からのディスクアクセス(特に時間制限のあるディスクアクセス)が連続する場合でも、当該ディスクアクセスを高速で処理でき、未調整パラメータ調整処理に起因するホスト20への影響を最小限に抑えることができる。
次に、上記ステップ405及び410で実行される未調整パラメータ調整処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。この説明では、簡略化のために、調整されるべき未調整パラメータが、ヘッド番号hが0のヘッド120-0及びゾーン番号zが0のゾーンZ0の組み合わせにおける、温度Tqに対応するパラメータであるものとする。また、未調整パラメータの値、つまり未調整パラメータ値がPであるものとする。
まずCPU280は、振動検出器170(より詳細には、振動検出器170内の加速度センサ)によって検出される振動の加速度Gを読み込む(ステップ501)。CPU280によって読み込まれた加速度Gは、HDD10に加えられる振動のレベルを表す。
CPU280は、加速度(振動のレベル)Gが、第1の閾値TH1を超えているかを判定する(ステップ502)。もし、加速度Gが第1の閾値TH1を超えているような劣悪な環境の場合(ステップ502のYes)、CPU280は、HDD10が、未調整パラメータの調整に不適切な加速度(振動)を受けているとして、未調整パラメータを調整することなく、未調整パラメータ調整処理を終了する。
これに対し、加速度Gが第1の閾値TH1を超えていないならば(ステップ502のNo)、未調整パラメータの調整のために、未調整パラメータ値Pに基づき、ライト・リードテストで使用すべきm個のパラメータ値Pr(r=0,1,…m−1)を決定する(ステップ503)。第1の実施形態では、説明の簡略化のために、mが5であり、5個のパラメータ値P0,P1,P2,P3及びP4が、それぞれ、P−2α,P−α,P,P+α及びP+2αであるものとする。αは、予め定められた調整刻みである。αとしてより小さな値を適用して、mの数を増やしてもよい。
次にCPU280は、加速度Gが、第1の閾値TH1を超えていないが、第1の閾値TH1より小さい第2の閾値TH2を超えているかを判定する(ステップ504)。もし、ステップ504の判定がYesの場合(TH1≧G>TH2)、CPU280は、HDD10が振動を受けているものの、調整方法を工夫すれば、未調整パラメータの調整は可能であると判定する。この場合、CPU280は、未調整パラメータの調整のために特別の調整方法を適用した、後述する振動時パラメータ調整処理を実行する(ステップ505)。
これに対し、ステップ504の判定がNoの場合(G≦TH2)、CPU280は、HDD10が振動を受けておらず、したがって通常の方法で未調整パラメータの調整が可能であると判定する。この場合、CPU280は、後述する通常時パラメータ調整処理を実行する(ステップ506)。
CPU280は、振動時パラメータ調整処理(ステップ505)または通常時パラメータ調整処理(ステップ506)を実行すると、補間手段として機能して、後述する補間処理を実行する(ステップ507)。これにより、未調整パラメータ調整処理は終了する。
次に、上記ステップ505で実行される振動時パラメータ調整処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まずCPU280は、パラメータ値Prを指定するための変数rを0に初期設定する(ステップ601)。次にCPU280は、パラメータ値Prを用いてライト・リードテストをn回実行する際の、ライト・リードテスト回数をカウントするための変数kを0に初期設定する(ステップ602)。
次にCPU280は、変数rで指定されるパラメータ値Prを用いて、ライト・リードテストを実行する(ステップ603)。ここで、調整されるべき未調整パラメータは、前述のように、ヘッド番号hが0のヘッド120-0及びゾーン番号zが0のゾーンZ0の組み合わせにおける、温度Tqに対応するパラメータである。この場合、ライト・リードテストは、ヘッド120-0に対応するディスク110-1の記録面のゾーンZ0が備えているパラメータ調整領域111を用いて次のように行われる。まず、パラメータ調整領域111にテストデータがライトされる。次にパラメータ調整領域111からデータがリードされる。CPU280は、このライト・リード動作の後、パラメータ調整領域111にライトされたテストデータと当該パラメータ調整領域111から読み出されたデータとを比較することにより、エラービット数を検出する。CPU280は、以上の動作を、予め定められた回数(例えば10回)繰り返す。
次にCPU280は、パラメータ値Prを用いてのk回目のライト・リードテスト(ステップ603)の期間における加速度Gkを決定する(ステップ604)。第1の実施形態では、k回目のライト・リードテストで実行される予め定められた回数のライト・リード動作のそれぞれにおいて、振動検出器170から加速度Gが読み込まれる。そして、読み込まれた加速度Gの平均値が、k回目のライト・リードテストにおける加速度Gkとして決定される。
次にCPU280は、予め定められた回数のライト・リード動作の結果に基づいて、パラメータ値Prを用いてのk回目のライト・リードテストにおけるエラーレイトERrkを計算する(ステップ605)。なお、ステップ604及び605の実行順序は第1の実施形態と逆であっても構わない。
次にCPU280は、変数kがn−1に一致するかを判定する(ステップ606)。もし、変数kがn−1に一致しない場合(ステップ606のNo)、CPU280は、パラメータ値Prを用いてのライト・リードテストの実行回数がnに達していないと判定する。この場合、CPU280は変数kを1インクリメントして(ステップ607)、ステップ603に戻る。
これに対し、変数kがn−1に一致する場合(ステップ606のYes)、CPU280は、パラメータ値Prを用いてのライト・リードテストがn回実行されたと判定する。この場合、CPU280は、n回のライト・リードテストで取得されたエラーレイトERrk(k=0,1,…n−1)に基づき、パラメータ値Prを用いた場合のエラーレイトERrを計算する(ステップ608)。第1の実施形態において、エラーレイトERrは、加速度Gkが大きいときのエラーレイトの影響が小さくなるように、加重平均演算を用いて計算される。例えばCPU280は、エラーレイトERrを次式
ERr=Σ(ERrk/Gk)/Σ(1/Gk)
に従って計算する。
次にCPU280は、変数rがm−1に一致するかを判定する(ステップ609)。もし、変数rがm−1に一致しない場合(ステップ609のNo)、CPU280は、m個のパラメータ値Prを用いてのライト・リードテストが完了していないと判定する。この場合、CPU280は変数rを1インクリメントして(ステップ610)、ステップ602に戻る。
これに対し、変数rがm−1に一致する場合(ステップ609のYes)、CPU280は、m個のパラメータ値Prを用いてのライト・リードテストが完了したと判定する。この場合、CPU280は、m個のパラメータ値Prを用いてのライト・リードテストで取得されたエラーレイトERr(r=0,1,…m−1)に基づき、最適パラメータ値、つまり調整されたパラメータ値を決定する(ステップ611)。ここでは、m個のエラーレイトERrのうち、最小のエラーレイトERrに対応するパラメータ値Prが、調整されたパラメータ値(調整パラメータ値)として決定されるものとする。
CPU280は、決定された調整パラメータ値に基づき、パラメータ管理テーブル261を更新する(ステップ612)。ここでは、ヘッド番号h=0、ゾーン番号z=0、及び温度区分Tqに対応付けて、パラメータ管理テーブル261内のパラメータテーブル262に登録されている未調整のパラメータが、ステップ611で決定された調整パラメータ値に更新される。また、ヘッド番号h=0、ゾーン番号z=0、及び温度区分Tqに対応付けて、パラメータ管理テーブル261内のパラメータテーブル262に登録されているフラグFが、未調整を示す状態(F=0)から、調整済みを示す状態(F=1)に更新される。
CPU280は、ステップ612を実行すると、振動時パラメータ調整処理を終了する。なお、振動時パラメータ調整処理で調整されたパラメータを、後述するテーブル保存処理の対象外とすることも可能である。
次に、上記ステップ506で実行される通常時パラメータ調整処理の手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。なお、図7のフローチャートにおいて、図6のフローチャートと等価な部分についての詳細な説明は省略する。
まずCPU280は、変数rを0に初期設定する(ステップ701)。次にCPU280は、変数rで指定されるパラメータ値Prを用いて、ライト・リードテストを実行する(ステップ702)。即ちCPU280は、上記ステップ603と同様に、予め定められた回数のライト・リード動作を行う。
次にCPU280は、ステップ702でのライト・リードテストの結果に基づいて、パラメータ値Prを用いてのライト・リードテストにおけるエラーレイトERrを計算する(ステップ703)。
次にCPU280は、変数rがm−1に一致するかを判定する(ステップ704)。もし、変数rがm−1に一致しない場合(ステップ704のNo)、CPU280は、変数rを1インクリメントして(ステップ705)、ステップ702に戻る。
これに対し、変数rがm−1に一致する場合(ステップ704のYes)、CPU280は、m個のパラメータ値Prを用いてのライト・リードテストで取得されたエラーレイトERr(r=0,1,…m−1)に基づき、調整パラメータ値を決定する(ステップ706)。CPU280は、決定された調整パラメータ値に基づき、パラメータ管理テーブル261を更新する(ステップ707)。これにより、通常時パラメータ調整処理を終了する。
次に、上記ステップ507で実行される補間処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。この補間処理では、先行する振動時パラメータ調整処理(ステップ505)または通常時パラメータ調整処理(ステップ506)で、調整済みを示す状態に更新されたフラグFが対応する温度区分(第1の温度区分)Tqを、新調整済みポイントと呼び、Tqnで表すものとする。
まずCPU280は、パラメータ管理テーブル261を参照することにより、新調整済みポイントTqnに対して、低温側及び高温側で、それぞれ最も近い調整済みポイント(第2の温度区分)を検索する(ステップ801)。以下、新調整済みポイントTqnに対して、低温側で最も近い調整済みポイントをTqlで表し、新調整済みポイントTqnに対して、高温側で最も近い調整済みポイントをTqhで表す。また、調整済みポイントTqlまたはTqhと新調整済みポイントTqnとの間の温度区分Tq(つまり未調整パラメータに対応する温度区分Tq)を未調整ポイントと呼び、Tqkで表す。
次にCPU280は、ステップ801での検索の結果に基づき、新調整済みポイントTqnの例えば高温側に調整済みポイントTqhがあるかを判定する(ステップ802)。
もし、ステップ802の判定がYesであるならば、CPU280は、新調整済みポイントTqnと高温側の調整済みポイントTqhとの間の未調整ポイントTqk(k=1,2,…N)の未調整パラメータ値を、新調整済みポイントTqnでのパラメータ調整結果に基づいて補間するための補間計算を実行する(ステップ803)。補間計算の詳細は後述する。ここで、Nは調整済みポイントTqhと新調整済みポイントTqnとの間の未調整ポイントTqkの数を示す。
CPU280は、ステップ803を実行すると、ステップ804に進む。一方、ステップ802の判定がNoの場合には、CPU280はステップ803をスキップしてステップ804に進む。ステップ804において、CPU280は、ステップ801での検索の結果に基づき、新調整済みポイントTqnの低温側に調整済みポイントTqlがあるかを判定する。
もし、ステップ804の判定がYesであるならば、CPU280は、新調整済みポイントTqnと低温側の調整済みポイントTqlとの間の未調整ポイントTqk(k=1,2,…N’)の未調整パラメータ値を、新調整済みポイントTqnでのパラメータ調整結果に基づいて補間するための、ステップ803と同様の補間計算を実行する(ステップ805)。ここで、N’は、調整済みポイントTqlと新調整済みポイントTqnとの間の未調整ポイントTqkの数を表す。
CPU280は、ステップ805を実行すると、補間処理を終了する。また、ステップ804の判定がNoの場合には、ステップ805をスキップして補間処理を終了する。
次に、上記ステップ803で実行される補間計算の処理手順について、図9のフローチャートを参照して説明する。以下の説明では、新調整済みポイントTqnにおける調整されたパラメータ値(調整パラメータ値)をPaaで表し、調整前のパラメータ値(未調整パラメータ値)をPbaで表す。また、未調整ポイントTqkの未調整パラメータ値をPbakで表す。
まずCPU280は、新調整済みポイントTqnにおける調整パラメータ値Paaと未調整パラメータ値Pbaとの差分Dを、次式
D=Paa−Pba
に従って算出する(ステップ901)。この差分Dは、正または負を示す符号ビットを有しており、未調整パラメータ値Pbaに対する調整パラメータ値Paaの変更量(より詳細には、増加量または減少量)を表す。
次にCPU280は、パラメータ管理テーブル261を参照して、調整済みポイントTqhと新調整済みポイントTqnとの間の未調整ポイントTqkの数Nを取得する(ステップ902)。ここで、N個の未調整ポイントTqk(k=1,2,…N)のkの値が小さいほど、調整済みポイントTqhに近いものとする。
次にCPU280は、単位補正量ADJを、次式
ADJ=D/(N+1)
に従って算出する(ステップ903)。
次にCPU280は、未調整ポイントTqk(k=1,2,…N)の未調整パラメータ値Pbakに補正量ADJ*k(つまり単位補正量ADJをk倍した値)を加算する(ステップ904)。即ちCPU280は、パラメータ管理テーブル261のパラメータテーブル262に温度区分Tqkに対応付けて登録されている未調整パラメータ値Pbakを、次式
Pbak=Pbak+ADJ*k
に従い、補正量ADJ*kが加算された値に更新する。このとき第1の実施形態では、パラメータ管理テーブル261のフラグテーブル263に温度区分Tqkに対応付けて登録されているフラグFの状態は更新されず、当該フラグFに対応するパラメータは依然として未調整パラメータであることが示される。しかし、このフラグFに対応するパラメータは、補間処理により補正量ADJ*kに基づいて補正されており、実質的には調整されている。
なお、ステップ805で実行される補間処理も、図9のフローチャートと同様の手順で実行できる。必要なら、上述の図9のフローチャートに従う補間処理の手順についての説明において、調整済みポイントTqhを調整済みポイントTqlに、NをN’に、それぞれ読み替えられたい。
このように第1の実施形態によれば、ポイント(温度区分)Tqnに対応するパラメータが調整された場合、当該ポイント(つまり新調整済みポイント)Tqnと、当該ポイントTqnに対して高温側で最も近い調整済みポイントTqhとの間の未調整ポイントTqk(k=1,2,…N)の未調整パラメータ値も、当該ポイントTqnでのパラメータ調整結果に基づく補間処理により実質的に調整できる。同様に、ポイントTqnと、当該ポイントTqnに対して低温側で最も近い調整済みポイントTqlとの間の未調整ポイントTqk(k=1,2,…N’)の未調整パラメータ値も、当該ポイントTqnでのパラメータ調整結果に基づく補間処理により実質的に調整できる。よって第1の実施形態によれば、複数の温度区分のうちパラメータが未調整の箇所を効果的に低減できる。また、補間処理による実質的な調整の結果、最適値に対する誤差を低減することもできる。
図10は、Nが5の場合、つまり調整済みポイントTqhと新調整済みポイントTqnとの間に未調整ポイントTq1乃至Tq5が存在する場合の、未調整ポイントTq1乃至Tq5kと補正量ADJ*1乃至ADJ*5との関係を示す。
図11(a)及び(b)は、上述の補間処理を含む未調整パラメータ調整処理の、それぞれ前及び後におけるパラメータ管理テーブル261の例を示す。但し、図11では簡略化のために、パラメータ管理テーブル261のうち、ヘッド番号hが0のヘッド120-0及びゾーン番号zが0のゾーンZ0の組み合わせに対応する部分のみを示す。
図11(a)に示すパラメータ管理テーブル261の例では、温度が20℃の温度区分においてのみ、パラメータ調整済みである。このような状態で、未調整パラメータ調整処理が実行された結果、温度が12℃の温度区分に対応するパラメータ値が、図11(a)に示す11から、図11(b)に示すように12に調整されたものとする。この例では、上述の補間処理(補間計算)における変更量Dは1であり、温度が20℃の温度区分(調整済みポイントTqh)と温度が12℃の温度区分(新調整済みポイントTqn)との間の未調整ポイントTqkの数Nは、温度15℃の温度区分の1つである。この場合、単位補正量ADJは、D/(N+1)=1/2=0.5であることから、温度15℃の温度区分に対応するパラメータ値は、11+ADJ*1の演算により、図11(a)に示す11から、図11(b)に示すように11.5に更新(補正)される。
なお、第1の実施形態では、未調整パラメータ調整処理の中で、補間処理が行われる。しかし、補間処理が、未調整パラメータ調整処理から切り離されて実行されてもよい。この場合、フラグテーブル263に、対応するパラメータ値の補間処理が済んでいるかを示すフラグを追加するならば、同一温度区分のパラメータ値が複数回補間されるのを防止できる。
次に、第1の実施形態において、RAM290に格納されているパラメータ管理テーブル261を不揮発性記憶媒体としてのフラッシュメモリ260に保存するためのパラメータ管理テーブル保存処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU280は、最新の未調整パラメータ調整処理が終了したかを例えば定期的に判定する(ステップ1201)。もし、最新の未調整パラメータ調整処理が終了しているならば(ステップ1201のYes)、CPU280は、パラメータ管理テーブル261の中に、フラッシュメモリ260に未保存の調整済みパラメータがあるかを判定する(ステップ1202)。
もし、未保存の調整済みパラメータがあるならば(ステップ1202のYes)、CPU280は、はホスト20からディスクアクセスが要求されているかを判定する(ステップ1203)。
もし、ホスト20からディスクアクセスが要求されていないならば(ステップ1203のNo)、CPU280はRAM290に格納されているパラメータ管理テーブル261をフラッシュメモリ260に保存する(ステップ1204)。つまり、未調整パラメータ調整処理の直後にディスクアクセスが要求されていないならば、CPU280は直ちにパラメータ管理テーブル261を保存する。
一方、ホスト20からディスクアクセスが要求されているならば(ステップ1203のYes)、CPU280は時間制限のあるアクセスであるかを判定する(ステップ1205)。もし、時間制限のあるアクセスでないならば(ステップ1205のNo)、CPU280は、パラメータ管理テーブル261をフラッシュメモリ260に保存する(ステップ1204)。つまりCPU280は、パラメータ管理テーブル261の保存を優先させる。
これに対し、時間制限のあるアクセスであるならば(ステップ1205のYes)、CPU280は、ディスクアクセス処理を優先させて(ステップ1206)、ステップ1201に戻る。
このように、第1の実施形態では、パラメータ管理テーブル261を保存するタイミングは、未調整パラメータ調整処理(つまりパラメータ管理テーブル261の更新)の直後を基本とする。但し、ディスクアクセスが連続している場合には、ディスクアクセスが途切れるのを待ってパラメータ管理テーブル261が保存される。また、HDD10がパワーセーブモードに切り替えられるタイミング、或いはヘッド120-jがアンロードされるタイミングでパラメータ管理テーブル261が保存されてもよい。
なお、第1の実施形態において、パラメータ管理テーブル261はフラッシュメモリ260に保存され、当該フラッシュメモリ260に保存されたパラメータ管理テーブル261が、HDD10のパワーオン時に、RAM290にロードされる。しかし、パラメータ管理テーブル261が保存される不揮発性記憶媒体として、フラッシュメモリ260に代えてディスク110-iが用いられてもよい。
[第2の実施形態]
次に第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態に係るHDDを備えた電子機器の構成は、第1の実施形態と同様であるため、以下の説明では図1及び図3を援用する。
第2の実施形態の特徴は、調整済みポイントであっても、調整時点から予め定められた期間が経過した場合には、HDD10の経時変化(特に書き込み/読み出しの特性の経時変化)を考慮してパラメータを再度調整する点にある。
以下、第2の実施形態における再調整判定処理の手順について、図13のフローチャートを参照して説明する。この再調整判定処理は例えば定期的に行われても、或いはホスト20からのディスクアクセスが途切れた場合に行われても構わない。
まずCPU280は、現在の環境温度Tが属する温度区分Tqが調整済みポイントであるかを判定する(ステップ1301)。なお、図13のフローチャートでは、図4のフローチャートにおけるステップ401及び402に相当する処理が省略されている。
もし、現在の温度区分Tqが調整済みポイントでないならば(ステップ1301のNo)、CPU280は対応する再調整不実施を判定する(ステップ1302)。
これに対し、現在の温度区分Tqが調整済みポイントであるならば(ステップ1301のYes)、CPU280は、当該調整済みポイントでの前回の調整時点から現時点までの経過時間t_xを検出する(ステップ1303)。この経過時間t_xの検出のために、第2の実施形態では、温度区分Tqに対応するフラグFに、前回(つまり最新)の調整時点を示す時刻情報が付されている。一般にHDDでは、当該HDDの使用開始時からの通電時間の累計値(以下、総通電時間と称する)を保持・管理している。そこで、上記時刻情報として、この総通電時間を用いる。この総通電時間は、HDDの使用開始時を基準とする、当該HDDが通電されている状態における相対時刻と見なすことができる。
前回の調整時点の総通電時間をt_pで表し、現時点の総通電時間をt_cで表す。この場合、経過時間t_xは、次式
t_x=t_c−t_p
に従って検出(算出)される。
次にCPU280は、経過時間t_xを基準時間t_rと比較し(ステップ1304)、その比較結果に基づき、経過時間t_xが基準時間t_rを超えているかを判定する(ステップ1305)。基準時間t_rとしては、最適パラメータ値が変化する可能性のある比較的長い時間、例えば1週間程度が適用される。
もし、経過時間t_xが基準時間t_rを超えているならば(ステップ1305のYes)、CPU280は再調整実施を判定する(ステップ1306)。これに対して、経過時間t_xが基準時間t_rを超えていないならば(ステップ1305のNo)、CPU280は再調整不実施を判定する(ステップ1302)。
第2の実施形態によれば、調整済みポイントであっても、調整時点から基準時間t_rを経過した場合には、対応するパラメータが再度調整される。このため、HDD10の経時変化により、最適な書き込み/読み出し条件が変化しても、常にパラメータ値を最適値に維持することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、予め定められた複数の温度区分のうちパラメータが未調整の箇所を効果的に低減できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…HDD(磁気ディスク装置)、20…ホスト、110-1,110-2,110-i…ディスク、111…パラメータ調整領域、120-0〜120-3…ヘッド、160…温度検出器、170…振動検出器、230…R/Wチャネル(リード/ライトチャネル)、260…フラッシュメモリ、261…パラメータ管理テーブル、262…パラメータテーブル、263…フラグテーブル、270…プログラムROM、280…CPU、290…RAM、Z0〜Z3…ゾーン。

Claims (8)

  1. 磁気ディスク装置において、
    ディスクにデータを書き込むまたは当該ディスクからデータを読み出す際に用いられるパラメータを、予め定められた複数の温度区分の各々に対応付けて登録するパラメータ管理テーブルと、
    前記磁気ディスク装置の環境温度を検出する温度検出器と、
    前記検出された環境温度が、前記複数の温度区分のうちの第1の温度区分に対応し、且つ前記第1の温度区分に対応付けて前記パラメータ管理テーブルに登録されているパラメータが未調整の場合、当該未調整のパラメータを前記第1の温度区分に適合するように調整するパラメータ調整手段と、
    前記第1の温度区分に対応する前記未調整のパラメータの調整結果に基づいて、前記第1の温度区分及びパラメータ調整済みの第2の温度区分の間の第3の温度区分に対応する未調整のパラメータを補間処理により更新する補間手段と、
    前記磁気ディスク装置に加えられる振動を検出する振動検出器とを具備し、
    前記パラメータ調整手段は、前記検出された振動のレベルが第1の閾値を超えている場合、前記未調整のパラメータを調整するためのパラメータ調整処理を保留し、前記検出された振動のレベルが前記第1の閾値を超えていないが、前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を超えている場合、前記パラメータ調整処理を複数回繰り返し、この繰り返しの結果に基づいて前記未調整のパラメータを調整する
    磁気ディスク装置。
  2. ホストからアクセスが要求され、且つ前記アクセスの要求時の前記検出された環境温度に対応する前記第1の温度区分に対応付けて前記パラメータ管理テーブルに登録されているパラメータが未調整の場合、当該未調整のパラメータに基づいて前記ディスクにアクセスするか、又は、前記パラメータ調整手段による当該未調整のパラメータの調整後に当該調整後のパラメータに基づいて前記ディスクにアクセスするかを選択する選択手段を更に具備する請求項記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記選択手段は、前記アクセスの要求が当該要求に対する応答に制限時間を定めている場合、前記未調整のパラメータに基づいて前記ディスクにアクセスすることを選択する請求項記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記アクセスの要求がライト要求で、且つ前記未調整のパラメータに基づいて前記ディスクにアクセスすることが選択された場合、要求されたライト処理をライト・ベリファイ処理に切り替える制御手段を更に具備する請求項記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記第2の温度区分は、前記パラメータ管理テーブルに登録されている調整済みのパラメータが対応付けられた温度区分のうち、前記第1の温度区分よりも低温側または高温側で前記第1の温度区分に最も近い温度区分である
    請求項記載の磁気ディスク装置。
  6. 前記パラメータ管理テーブルは、前記複数の温度区分の各々に対応付けられているパラメータが調整済みであるかを示すフラグを更に登録し、
    前記パラメータ調整手段は、前記未調整のパラメータを前記第1の温度区分に適合するように調整した場合、前記第1の温度区分に対応するフラグを調整済みを示す状態に切り替える請求項記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記ディスクは、前記未調整のパラメータを調整するためのパラメータ調整処理に用いられるパラメータ調整領域をユーザ領域とは別に備えており、
    前記パラメータ調整手段は、前記パラメータ調整領域を用いて前記パラメータ調整処理を実行する請求項記載の磁気ディスク装置。
  8. ディスクにデータを書き込むまたは当該ディスクからデータを読み出す際に用いられるパラメータを、予め定められた複数の温度区分の各々に対応付けて登録するパラメータ管理テーブルを備えた磁気ディスク装置におけるパラメータ調整方法であって、
    温度検出器によって検出された前記磁気ディスク装置の環境温度に対応する、前記複数の温度区分のうちの第1の温度区分を特定し、
    前記第1の温度区分に対応付けて前記パラメータ管理テーブルに登録されているパラメータが未調整の場合、当該未調整のパラメータを前記第1の温度区分に適合するように調整し、
    前記第1の温度区分に対応する前記未調整のパラメータの調整結果に基づいて、前記第1の温度区分及びパラメータ調整済みの第2の温度区分の間の第3の温度区分に対応する未調整のパラメータを補間処理により更新し、
    前記磁気ディスク装置に加えられる振動を検出し、
    前記検出された振動のレベルが第1の閾値を超えている場合、前記未調整のパラメータを調整するためのパラメータ調整処理を保留し、
    前記検出された振動のレベルが前記第1の閾値を超えていないが、前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を超えている場合、前記パラメータ調整処理を複数回繰り返し、この繰り返しの結果に基づいて前記未調整のパラメータを調整する
    パラメータ調整方法。
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