JP4958518B2 - 外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法及び画像形成装置 - Google Patents

外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法に係り、特に、外部機器の接続時において、ユーザにとっての利便性向上を図ることが可能な動作モード変更方法及び画像形成装置に関する。
従来、コピー、プリンタ、スキャナ、及びファクシミリ等の諸機能を併せ持つ、いわゆるMFP(Multi Function Peripheral)とも呼ばれる画像形成装置が提供されている。このような画像形成装置においては、例えば、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなどの外部機器の接続を可能にするために、USB(ユニバーサルシリアルバス)やIEEE1394といったインタフェースが搭載されている。このうち、USBは高速データ転送とプラグアンドプレイと呼ばれる機能を有しており、この機能により、接続しようとする外部機器の電源をオフにすることなく、単に接続するだけで自動的に外部機器を認識することが出来る。また、かかるプラグアンドプレイ機能に伴って、外部機器の動作モードに応じて、対応するものとして予め登録されたソフトウェアを自動的に起動する技術が知られている(特許文献1)。
しかしながら、従来の画像形成装置では、外部機器の接続時に、対応するものとして予め登録されたソフトウェアを単に自動起動することとしていたために、ユーザの使用意図とは異なるソフトウェアを起動してしまうこともあり、ユーザにとっての利便性に欠けるおそれがあった。
特開2000−99697号公報
解決しようとする問題点は、従来の画像形成装置では、外部機器の接続時に、ユーザにとっての利便性に欠けるおそれがあった点である。
本発明は、外部機器の接続時において、ユーザにとっての利便性向上を図るためになされたものであり、装置本体の複数の動作モードとこの複数の動作モードにそれぞれ対応付けられて選択的に登録されたそれぞれ関連する動作モードとを備え、外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法であって、前記外部機器との接続を可能にするためのインタフェースに同外部機器が接続された時、当該接続された外部機器の種別を認識するとともに、前記装置本体の複数の動作モードの中で動作可能状況にある現在の動作モードを取得し、当該取得した装置本体の現在の動作モードと、前記認識した外部機器の種別に基づいて、前記取得した装置本体の現在の動作モードに関連する前記登録された動作モードから当該認識した外部機器に相応しいと判断された関連する動作モードを選択して、前記装置本体の現在の動作モードを前記選択した関連する動作モードに変更することを特徴とする。
本発明によれば、外部機器との接続を可能にするためのインタフェースに同外部機器が接続された時、当該接続された外部機器の種別を認識するとともに、前記装置本体の複数の動作モードの中で動作可能状況にある現在の動作モードを取得し、当該取得した装置本体の現在の動作モードと、前記認識した外部機器の種別に基づいて、前記取得した装置本体の現在の動作モードに関連する前記登録された動作モードから当該認識した外部機器に相応しいと判断された関連する動作モードを選択して、前記装置本体の現在の動作モードを前記選択した関連する動作モードに変更する動作モード変更方法を採用したので、従って、外部機器の接続時には、同時に取得される装置本体の動作モード及び外部機器の種別に基づいて、装置本体の動作モードが、前記取得した装置本体の動作モードに関連する動作モードのうち、当該認識した外部機器に相応しい動作モードに変更され、ユーザの使用意図に適った環境が自動的に整備される結果として、外部機器の接続時において、ユーザにとっての利便性向上を図ることができる。
外部機器の接続時において、ユーザにとっての利便性向上を図るという目的を、外部機器との接続を可能にするためのインタフェースに同外部機器が接続された時、当該接続された外部機器の種別を認識するとともに、装置本体の動作モードを取得し、当該取得した自身の動作モードと、前記認識した外部機器の種別に基づいて、前記取得した装置本体の動作モードに関連する動作モードのうち、当該認識した外部機器に相応しい動作モードに、前記装置本体の動作モードを変更する動作モード変更方法によって実現した。
[画像形成装置]
図1は、本発明実施例に係る画像形成装置の機能ブロック図、図2は、本発明に係る画像形成装置の操作パネル部を示す図である。
本発明に係る画像形成装置は、外部機器との接続を可能にするためのインタフェースに同外部機器が接続された時、当該接続された外部機器の種別を認識するとともに、装置本体の動作モードを取得し、当該取得した装置本体の動作モードと、前記認識した外部機器の種別に基づいて、前記取得した装置本体の動作モードに関連する動作モードのうち、当該認識した外部機器に相応しい動作モードに、前記装置本体の動作モードを変更する動作モード変更機能を有するものであり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、画像形成装置は、スキャナ部21、画像処理部31、プリンタ部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部81、ネットワークI/F(インタフェース)部83、HDD(ハードディスクドライブ)85、並びに、本発明においてインタフェースとして機能するUSBホスト87を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、装置全体の動作を統括制御する。なお、本発明において制御手段として機能する主制御部11は、使用可能なアプリケーションとして、ワープロソフト、電子メールソフト、Webブラウザ、表計算ソフト、画像編集ソフト、データベースソフト、プレゼンテーションソフトなどを備えており、外部機器として例えば後述するUSBキーボードが接続され、かつ、同接続時における装置本体の動作モードが認識されると、USBキーボードの接続時に相応しい、キー入力操作に関連する動作モードに、装置本体の動作モードを変更する制御等を行うことで、ユーザにとっての利便性向上を実現する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、プリンタ部41、ファクシミリ通信部81等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
プリンタ部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。プリンタ部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部83を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部81を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図1及び図2に示すように、タッチパネル部53、及びテンキー55やスタートキー57等から構成される操作キー部59を含む。操作パネル部51は、本実施例において諸機能を選択的に入力操作する操作部であり、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53(本発明における表示手段に相当)は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。また、タッチパネル部53には、後述するUSBキーボードが接続されて、このとき例えばワープロソフトが起動した時には、USBキーボードを用いて作成中の文書を表示する。
操作キー部59は、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能など諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に用いられるとともに、ユーザが複写部数やコピー実行指令などを操作入力する際に用いられる。このため、操作キー部53には、コピー機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行するために用いられるコピー機能選択キー61と、プリンタ機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行するために用いられるプリンタ機能選択キー63と、スキャナ機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行するために用いられるスキャナ機能選択キー65と、ファクシミリ機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行するために用いられるファクシミリ機能選択キー67と、が備えられている。また、操作パネル部51上におけるコピー機能選択キー61、プリンタ機能選択キー63、スキャナ機能選択キー65、ファクシミリ機能選択キー67にそれぞれ隣接する位置に、コピー機能選択LED71、プリンタ機能選択LED73、スキャナ機能選択LED75、ファクシミリ機能選択LED77が設けてある。そして、これらのLEDの点滅状態によって、該当機能の選択状態(本発明に係る「装置本体の動作モード」に相当)等を表示するように構成されている。
ファクシミリ通信部81は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部81は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。
ネットワークI/F部83は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等に対する種々のデータの送受信を制御し、例えば、クライアントPC等から送信されてきた印刷データ等を受信する。
HDD(ハードディスクドライブ)85は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部83を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
USBホスト87(本発明におけるインタフェースに相当)は、USB規格に準拠したものであり、USBケーブル89、並びにUSBコネクタ91,93を介して、外部機器としての、USB規格に準拠したUSBキーボード95と接続される。
上記したように、本発明に係る画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能メール送信機能、及びデータ送信機能を含む種々の動作モードのうち、ユーザの使用意図に従う動作モードで稼働するように構成されている。
[USBデバイス(本発明に係る「外部機器」に相当)接続時における動作]
次に、本発明に係る画像形成装置へのUSBデバイス接続時における動作制御の流れを説明する。図3は、本発明に係る画像形成装置へのUSBデバイス接続時における動作フローチャートを示し、図4及び図5は、本発明に係る画像形成装置に対するUSBキーボード95接続時における、装置本体の動作モード変更例を示す。
S1において、本発明に係る画像形成装置のユーザが、USBキーボード95とUSBホスト87とを、USBケーブル89並びにUSBコネクタ91,93を介して接続すると、主制御部11は、USBデバイスに対してサポートされているプラグアンドプレイ機能に従って、USBデバイスの種別を認識する。
S2において、主制御部11は、S1において認識したUSBデバイスの種別に基づいて、USBデバイスがUSBキーボード95か否かの判定を行う。S2の判定の結果、USBデバイスがUSBキーボード95ではないと判定されたとき、主制御部11は、全ての処理を終了させる。これは、USBデバイスとしてUSBキーボード95以外の機器を接続した場合の処理の流れである。
一方、S2の種別判定の結果、USBデバイスがUSBキーボード95であると判定されたとき、主制御部11は、USBキーボード95の接続時における装置本体の動作モードを取得する処理を実行する。具体的には、例えば、主制御部11は、USBキーボード95の接続時における、タッチパネル部(表示手段)53に表示されている操作画面の指令内容を認識することを通じて、装置本体の動作モードを取得する(S3)。これは、装置本体の動作モードは、ユーザの操作指示などに従って時々刻々と変更されるものであるが、その時々の動作モードをユーザに対して視覚を通じて提供すべき要請から、常時タッチパネル部53の表示画面に反映されている。従って、タッチパネル部53の表示画面に関する指令内容を認識しさえすれば、装置本体の動作モードを取得できることになる。
S3における動作モード取得の結果、タッチパネル部53の表示画面が初期画面であると判定されたとき、主制御部11は、デフォルトとして初期設定されている機能を実行(本発明の「装置本体の動作モード変更」に相当)する(S4)。
具体的には、キー入力操作に関連するアプリケーションである、例えば、ワープロソフトを起動させる。ここで、タッチパネル部53の表示画面が初期画面である場合とは、例えば、装置本体の電源が投入された直後、装置本体におけるリセットキーの押下直後、又は、オートパネルクリア直後などを例示することができる。つまり、本実施例では、装置本体の動作モードが初期状態にある時(この時の表示画面は初期画面)に、外部機器としてUSBキーボード95を接続すると、ワープロソフトを起動するようにしている。なお、本発明において、装置本体の動作モードが初期状態にある時に、ワープロソフトを起動することは、装置本体の動作モードを変更することの下位概念に相当する。従って、外部機器としてUSBキーボード95の接続時に、ワープロソフトのみを起動させたいという意図を持つユーザにとっては、装置本体の動作モードを初期状態に設定操作した後に、USBキーボード95を接続すれば、そのような意図に適う環境を手に入れることができることになる。
一方、S3における動作モード取得の結果、操作中の表示画面(表示画面が初期画面ではない)と判定されたとき、主制御部11は、さらに、S3で取得した動作モードと、外部機器の種別がUSBキーボード95であることに基づいて、実行すべき機能(動作モード)が登録されているか否かの判定を行う(S5)。
S5の登録判定の結果、実行すべき登録機能(動作モード)がないと判定されたとき、主制御部11は、処理の流れを前述したS4に進ませる。
一方、S5の判定の結果、実行すべき登録機能(動作モード)があると判定されたとき、主制御部11は、対応した登録機能を実行することにより、USBキーボード95の接続時における装置本体の動作モードに関連する動作モードのうち、外部機器の種別に相応しい、キー入力操作に関連する動作モードに、装置本体の動作モードを変更する制御を行う(S6)。この場合、USBキーボード95の接続時における装置本体の動作モード毎に、変更対象となる動作モードを、予めきめ細かく設定しておくことによって、ユーザの使用意図に適った環境整備を可能にする。
具体的には、図4に示すように、例えば、S3で取得した動作モードが、スキャン機能選択モード(スキャン画面D41参照)であって、スキャン画面D41に関連するキー入力操作に関連する動作モードとして「E-mailアドレス入力画面へジャンプ」が登録されている場合において、USBキーボード95が接続された時、主制御部11は、装置本体の動作モードを、スキャン機能選択モードからE-mailアドレス入力モード(「E-mailアドレス入力画面D42」参照)へと変更する制御を行う。このとき、USBキーボード95を用いて入力されるメールアドレスは、タッチパネル部53(表示手段)に逐次表示される。従って、ユーザは、タッチパネル部53に表示された入力途中のメールアドレスを確認しながら、宛先入力作業を快適に進めることができる。この際に、メールアドレスの入力とともに、メールメッセージを入力することも考えられる。この場合、上述した「E-mailアドレス入力画面へジャンプ」に係る動作モード変更に伴って、ワープロソフトを起動するようにしてもよい。なお、前述と同様に、ワープロソフトを起動することも、動作モード変更の概念に含まれる。こうして作成された電子メールは、ユーザによる所定の操作によって、インターネット網を介して送信される。
一方、図5に示すように、S3で取得した動作モードが、システムメニュー選択モード(システムメニュー画面D51参照)であって、システムメニュー画面D51に関連するキー入力操作に関連する動作モードとして「アドレス帳編集画面へジャンプ」が登録されている場合において、USBキーボード95が接続された時、主制御部11は、装置本体の動作モードを、システムメニュー選択モードからアドレス帳編集モード(「アドレス帳編集画面D52」参照)へと変更する制御を行う。このとき、USBキーボード95を用いて編集されるアドレス帳は、タッチパネル部53(表示手段)に逐次表示される。従って、ユーザは、タッチパネル部53に表示された入力途中のアドレス帳の記載内容を確認しながら、アドレス帳編集作業を快適に進めることができる。この際に、アドレス帳編集作業とともに、住所や電話番号等の個人情報やメモを入力することも考えられる。この場合、上述した「アドレス帳編集画面へジャンプ」に係る動作モード変更に伴って、ワープロソフトを起動するようにしてもよい。なお、前述と同様に、ワープロソフトを起動することも、動作モード変更の概念に含まれる。
以上述べたように、本実施例によれば、主制御部11(制御手段)は、外部機器との接続を可能にするためのUSBホスト87(インタフェース)に、外部機器としてUSBキーボード95が接続された時、その接続時における装置本体の動作モードに関連する動作モードのうち、外部機器の種別に相応しい、キー入力操作に関連する動作モードに、装置本体の動作モードを変更する制御を行うようにしたので、従って、ユーザの使用意図に適った環境が自動的に整備される結果として、外部機器の接続時において、ユーザにとっての利便性向上を図ることができる。
また、本実施例では、USBキーボード95の接続時において、装置本体の動作モードが初期状態(このときの表示画面は初期画面)にある時には、一般に頻用されるワープロソフトを起動するようにしたので、このような使い勝手を熟知しているユーザにおいての利便性を格段に向上することができる。
[その他]
なお、本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
具体的には、例えば、本実施例では、外部機器としてUSBキーボードを例示して説明したが、本発明はこの例に限定されることなく、あらゆる種類の外部機器を接続対象として採用することが可能である。
また、本発明における画像形成装置と外部機器(キーボード)との接続は、コストや汎用性を考慮すると、現在のところUSB規格を採用するのが最も望ましいが、将来的にUSBに代わる規格が普及すれば、これに準拠する規格を用いて接続するようにしてもよい。
さらに、本実施例では、上述の動作フローチャート図で示した各種処理手順を、主制御部11が所定のプログラムに従って入出力機器とデータ交換しながら実行する例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されることなく、主制御部11の機能をハードウェアによって実現するように構成してもよい。
また、本実施例において、動作モード変更の下位概念として、ワープロソフトを起動する例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されることなく、例えば、電子メールソフト、Webブラウザ、表計算ソフト、画像編集ソフト、データベースソフト、プレゼンテーションソフト、ゲーム、及び各種のユーティリティソフトなど、あらゆるソフトウェアの起動を動作モード変更に範疇に属するものとして採用することができる。
最後に、本実施例において、装置本体の動作モードを取得するための技術的手段として、例えば、USBキーボード95の接続時における、タッチパネル部(表示手段)53に表示されている操作画面の指令内容を認識することを通じて、装置本体の動作モードを取得する例を挙げて説明したが、本発明は、上述した実施例以外の態様であっても、装置本体の動作モードを取得することが出来さえすれば、所定の効果が得られるように実施することができることは言うまでもない。
本発明に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の操作パネル部を示す図である。 本発明に係る画像形成装置へのUSBデバイス接続時における動作フローチャート図である。 本発明に係る画像形成装置へのUSBキーボード接続時における、装置本体の動作モード変更例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置へのUSBキーボード接続時における、装置本体の動作モード変更例を示す図である。
符号の説明
11 主制御部(制御手段)
21 スキャナ部
31 画像処理部
41 プリンタ部
53 タッチパネル部(表示手段)
81 ファクシミリ通信部
83 ネットワークI/F部
87 USBホスト(インタフェース)
95 USBキーボード(外部機器)

Claims (8)

  1. 装置本体の複数の動作モードとこの複数の動作モードにそれぞれ対応付けられて選択的に登録されたそれぞれ関連する動作モードとを備え、外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法であって、
    前記外部機器との接続を可能にするためのインタフェースに同外部機器が接続された時、当該接続された外部機器の種別を認識するとともに、前記装置本体の複数の動作モードの中で動作可能状況にある現在の動作モードを取得し、
    当該取得した装置本体の現在の動作モードと、前記認識した外部機器の種別に基づいて、前記取得した装置本体の現在の動作モードに関連する前記登録された動作モードから当該認識した外部機器に相応しいと判断された関連する動作モードを選択して、前記装置本体の現在の動作モードを前記選択した関連する動作モードに変更する
    ことを特徴とする外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法。
  2. 請求項1に記載の動作モード変更方法であって、
    前記インタフェースに前記外部機器としてキーボードが接続された時、キー入力操作に関連する動作モードに、前記装置本体の動作モードを変更する
    ことを特徴とする外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法。
  3. 請求項2に記載の動作モード変更方法であって、
    前記キー入力操作に関連する動作モードに、前記装置本体の動作モードを変更するに当たっては、前記キー入力操作に関連する動作モードに係る1又は複数の操作画面を表示手段に表示する
    ことを特徴とする外部機器の接続時における画像形成装置の動作モード変更方法。
  4. 装置本体の複数の動作モードとこの複数の動作モードにそれぞれ対応付けられて選択的に登録されたそれぞれ関連する動作モードとを備え、外部機器との接続を可能にするためのインタフェースを備える画像形成装置であって、
    前記インタフェースに前記外部機器が接続された時、当該接続された外部機器の種別を認識するとともに、前記装置本体の複数の動作モードの中で動作可能状況にある現在の動作モードを取得し、当該取得した装置本体の現在の動作モードと、前記認識した外部機器の種別に基づいて、前記取得した装置本体の現在の動作モードに関連する前記登録された動作モードから当該認識した外部機器に相応しいと判断された関連する動作モードを選択して、前記装置本体の現在の動作モードを前記選択した関連する動作モードに変更する制御を行う制御手段をさらに備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記インタフェースに前記外部機器としてキーボードが接続された時、キー入力操作に関連する動作モード、前記装置本体の動作モードを変更する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記キー入力操作に関連する動作モードに、前記装置本体の動作モードを変更するに当たっては、前記キー入力操作に関連する動作モードに係る1又は複数の操作画面を表示手段に表示する制御を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4〜6のうちいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記インタフェースはUSB規格に準拠したものであり、
    前記キーボードはUSB規格に準拠したUSBキーボードである、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4〜7のうちいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記インタフェースに前記外部機器としてキーボードが接続された時、キー入力操作に関連するアプリケーションを起動する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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