JP4957302B2 - 差動伝送回路 - Google Patents

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Description

この発明は、差動伝送回路に関し、詳しくは信号線の未接続時の不定信号による差動受信回路の誤動作防止に有効な差動伝送回路に関する。
1つの送信装置と1つの受信装置とを結ぶ高速インタフェースで一般的に用いられる差動伝送回路において、送信装置の電源Off、ケーブル未接続等により、レシーバ回路の信号が未入力になった場合、差動信号間(トルー信号/コンプリメント信号)の電位差がなくなり、レシーバ出力は不定となる。その結果、その不定信号が有効信号に化けて装置を誤動作させてしまう場合がある。
このような不具合を回避する手段が従来においても採られている。例えば、レシーバ回路の入力にプルアップ/プルダウン抵抗を付加して予め電位差を付ける回路、内部ロジックに有効信号検査回路を設け、プルアップ/プルダウン抵抗を切り離す方式、或るいは内部ロジックに有効信号検査回路を設け、無効信号を無視する方式が用いられていた。
しかしながら、上述した従来採用されている手段において、レシーバ入力回路にスイッチ等の回路を付加すると、波形が歪み信号品質に影響を与える。また、レシーバ回路の入力に予め電位差を与えると、通常信号伝送時に、振幅が小さくなり、長距離の伝送が出来なくなるという課題が生ずる。
また、内部ロジックに有効信号検査回路を設けるには、クリック信号が必要になり、ハードウェア量も増大するため、単純なバッファやリピータなどの中継回路では有効信号検査回路を設けることが困難であった。
また、8B10Bに代表される符号化方式を採用した高速インタフェースでは、コンデンサによりAC結合しているが、この高速インタフェースにおいても、その受信回路において信号未入力状態になり、信号が不定になると、受信回路に誤動作が生じ、同様の技術的課題がある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、信号線の未接続時に不定信号が生じた場合の誤動作を防止し得る差動伝送回路を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路に係り、信号線の未接続時の前記トルー信号入力の直流電圧を前記コンプリメント信号入力の直流電圧より高くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記トルー信号出力と前記差動受信回路の前記トルー信号入力との間に設け、かつ、前記コンプリメント信号出力と前記コンプリメント信号入力との間に第1の容量性素子を接続し、前記電圧付与手段は、前記トルー信号出力と前記差動受信回路の終端電圧より低い電圧を供給する第1の電圧源とを接続する第1の抵抗性素子と、前記第1の信号線と前記トルー信号入力との間に並列に接続された第2の抵抗性素子及び第2の容量性素子と、前記トルー信号入力と前記終端電圧より高い電圧を供給する第2の電圧源との間に接続された第3の抵抗性素子とから構成され、前記第2の抵抗性素子と前記第3の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第1の抵抗性素子、前記第2の抵抗性素子及び第3の抵抗性素子の抵抗値を設定し、前記第1の容量性素子は、前記第2の信号線と前記コンプリメント信号入力との間に接続されることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の差動伝送回路に係り、前記第1の電圧源は、大地電位であり、前記第2の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電圧源であることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項又は記載の差動伝送回路に係り、前記第3の抵抗性素子が接続される前記トルー信号入力と前記差動受信回路の終端電圧より低い第3の電圧源との間に第4の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第2、第3及び第4の抵抗性素子の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第1、第2、第3及び第4の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の差動伝送回路に係り、前記第3の電圧源は、大地電位であることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路に係り、信号線の未接続時の前記トルー信号入力の直流電圧を前記コンプリメント信号入力の直流電圧より高くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記トルー信号出力と前記差動受信回路の前記トルー信号入力との間に設け、かつ、前記コンプリメント信号出力と前記コンプリメント信号入力との間に第1の容量性素子を接続し、前記電圧付与手段は、前記トルー信号出力と前記差動受信回路の終端電圧より低い電圧を供給する第4の電圧源とを接続する第4の抵抗性素子と、前記トルー信号出力と前記第1の信号線との間に並列に接続された第5の抵抗性素子及び第3の容量性素子と、前記トルー信号入力と前記終端電圧より高い電圧を供給する第5の電圧源との間に接続された第6の抵抗性素子とから構成され、前記第5の抵抗性素子と前記第6の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第4の抵抗性素子、前記第5の抵抗性素子及び第6の抵抗性素子の抵抗値を設定し、前記第1の容量性素子は、前記コンプリメント信号出力と前記第2の信号線との間に接続されることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の差動伝送回路に係り、前記第4の電圧源は、大地電位であり、前記第5の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電圧源であることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項又は記載の差動伝送回路に係り、前記第6の抵抗性素子が接続される前記トルー信号入力と前記差動受信回路の終端電圧より低い第6の電圧源との間に第7の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第5、第6及び第7の抵抗の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第4、第5、第6及び第7の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の差動伝送回路に係り、前記第6の電圧源は、大地電位であることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路に係り、信号線の未接続時の前記コンプリメント信号入力の直流電圧を前記トルー信号入力の直流電圧より低くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の前記コンプリメント信号入力との間に設け、かつ、前記トルー信号出力と前記トルー信号入力との間に第1の容量性素子を接続し、前記電圧付与手段は、前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の終端電圧よりも高い電圧を供給する第7の電圧源とを接続する第8の抵抗性素子と、前記第2の信号線と前記コンプリメント信号入力との間に並列に接続された第9の抵抗性素子及び第4の容量性素子と、前記コンプリメント信号入力と前記終端電圧より低い電圧を供給する第8の電圧源との間に接続された第10の抵抗性素子とから構成され、前記第9の抵抗性素子と前記第10の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第8の抵抗性素子、前記第9の抵抗性素子及び第10の抵抗性素子の抵抗値を設定し、前記第1の容量性素子は、前記第1の信号線と前記トルー信号入力との間に接続されることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項記載の差動伝送回路に係り、前記第7の電圧源は、前記差動送信回路の駆動電圧源であり、前記第8の電圧源は、大地電位であることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項又は10記載の差動伝送回路に係り、前記第9の抵抗性素子が接続される前記コンプリメント信号入力と前記差動受信回路の終端電圧より高い第9の電圧源との間に第11の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第9、第10及び第11の抵抗の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第8、第9、第10及び第11の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項11記載の差動伝送回路に係り、前記第9の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電源であることを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路に係り、信号線の未接続時の前記コンプリメント信号入力の直流電圧を前記トルー信号入力の直流電圧より低くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の前記コンプリメント信号入力との間に設け、かつ、前記トルー信号出力と前記トルー信号入力との間に第1の容量性素子を接続し、前記電圧付与手段は、前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の終端電圧よりも高い電圧を供給する第10の電圧源とを接続する第12の抵抗性素子と、前記コンプリメント信号出力と前記第2の信号線との間に並列に接続された第13の抵抗性素子及び第5の容量性素子と、前記コンプリメント信号入力と前記終端電圧より低い電圧を供給する第11の電圧源との間に接続された第14の抵抗性素子とから構成され、前記第13の抵抗性素子と前記第14の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第12の抵抗性素子、前記第13の抵抗性素子及び第14の抵抗性素子の抵抗値を設定し、前記第1の容量性素子は、前記トルー信号出力と前記第1の信号線との間に接続されることを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、請求項13記載の差動伝送回路に係り、前記第10の電圧源は、前記差動送信回路の駆動電圧源であり、前記第11の電圧源は、大地電位であることを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、請求項13又は14記載の差動伝送回路に係り、前記第14の抵抗性素子が接続される前記コンプリメント信号入力と前記終端電圧より高い電圧を供給する第12の電圧源との間に第15の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第13、第14及び第15の抵抗の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第12、第13、第14及び第15の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴としている。
また、請求項16記載の発明は、請求項15記載の差動伝送回路に係り、前記第12の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電源であることを特徴としている。
この発明によれば、信号線の未接続時の差動受信回路のトルー信号入力の直流電圧をコンプリメント信号入力の直流電圧よりも高める又はコンプリメント信号入力の直流電圧をトルー信号入力の直流電圧よりも低くめるようにしたので、差動受信回路の誤動作を防止することができる。また、通常動作時には、差動受信回路のトルー信号入力の直流電圧とコンプリメント信号入力の直流電圧とを終端電圧に設定し得るので、信号伝送も正常に行うことができる。
この発明は、差動受信回路を信号線の未接続時にそのトルー信号入力の直流電圧をコンプリメント信号入力の直流電圧よりも高める又はコンプリメント信号入力の直流電圧をトルー信号入力の直流電圧よりも低くめるいずれかの手段と共にと、通常の動作時に差動受信回路のトルー信号入力の直流電圧とコンプリメント信号入力の直流電圧とを終端電圧に設定させる手段を用いて構成される。
図1は、この発明の実施例1である差動伝送回路の電気的構成を示す図、図2は、同差動伝送回路における信号線の未接続時の動作を説明する図、また、図3は、同差動伝送回路における通常動作時の動作を説明する図である。
この実施例の差動伝送回路10は、信号線の未接続時に差動信号が不定になっても、差動受信回路の誤動作を防止する回路に係り、差動送信回路(差動ドライバ)12と、差動受信回路(差動レシーバ)14と、トルー信号伝送線16と、コンプリメント信号伝送線18と、電源(Vcc)20と、抵抗22と、抵抗24と、抵抗26と、AC結合用コンデンサ28と、AC結合用コンデンサ30とから構成される。
差動送信回路12は、差動受信回路14へ伝送したい2進値の情報1、0をトルー信号とコンプリメント信号とからなる差動信号にしてその差動信号をトルー信号出力12T及びコンプリメント信号出力12Cからトルー信号伝送線16及びコンプリメント信号伝送線18に送信する回路である。差動送信回路12のトルー信号出力は、抵抗値R1を有する抵抗24を介して接地されている。
トルー信号伝送線16は、差動送信回路12のトルー信号出力12Tから出力されるトルー信号を差動受信回路14へ伝送する線である。そのトルー信号伝送線16は、抵抗値R2を有する抵抗26とAC結合用コンデンサ28との並列回路を介して差動受信回路14のトルー信号入力に接続されている。これに加えて、差動受信回路14のトルー信号入力には、電圧Vccを出力する電源(Vcc)20の出力が、抵抗値R3を有する抵抗22を介して接続されている。
そして、抵抗24及び抵抗26の抵抗値R1、R2と抵抗22の抵抗値R3との間には、R1+R2=R3の関係が成立するように抵抗24、抵抗26及び抵抗22の抵抗値は設定される。
これに加えて、コンプリメント信号伝送線18は、差動送信回路12のコンプリメント信号出力12Cから出力されるコンプリメント信号を差動受信回路14へ伝送する線である。コンプリメント信号伝送線18は、AC結合用コンデンサ30を介して差動受信回路14のコンプリメント信号入力に接続されてこの発明実施例の全体が構成されている。
差動受信回路14は、トルー信号伝送線16及びコンプリメント信号伝送線18を介して伝送されて来た差動信号を受信して2進信号を出力する回路である。
なお、差動受信回路14は、従来と同様、その内部において、終端電圧VTにトルー信号伝送線16及びコンプリメント信号伝送線18のインピーダンス(一般的には50Ω)と等しい終端抵抗32、34で終端される。
次に、図1乃至図3を参照して、この実施例の動作を説明する。
この実施例の差動伝送回路10において、差動受信回路14の差動信号が信号線の未接続で入力されなくなるとときの差動受信回路14の動作状態は、等価的に、図2のようになり、そのトルー信号入力が電源20の電圧Vccへプルアップされるから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10の通常動作においては(図3)、差動伝送回路10の終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、R1+R2=R3の関係が成立するように各抵抗22、24、26の抵抗値は設定されているから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧と等しくなり、差動受信回路14のトルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28、30をそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
このように、この実施例の構成によれば、差動送信回路のトルー信号出力と大地電位との間に1個の抵抗を、トルー信号線と差動受信回路のトルー信号入力との間に並列接続の1個の抵抗及び1個のコンデンサを、差動受信回路のトルー信号入力と電源との間に1個の抵抗を付加する一方、コンプリメント信号線と差動受信回路のコンプリメント信号入力との間に1個のコンデンサを付加することにより、通常動作の信号伝送に影響を生じさせることなく、信号線の未接続時に差動受信回路の入力信号が不定となって差動受信回路が誤動作してしまうのを回避することができる。
図4は、この発明の実施例2である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
この実施例の構成が、実施例1のそれと大きく異なる点は、実施例1に示される発明概念をコンプリメント信号線に適用し得るように変更した点である。
すなわち、この実施例の差動伝送回路10Aは、図4に示すように、差動信号伝送回路12のコンプリメント信号出力を、抵抗値R4を有する抵抗44を介して電源(Vcc)50に接続する一方、コンプリメント信号伝送線16を、抵抗値R5を有する抵抗46とAC結合用コンデンサ30との並列回路を介して差動受信回路14のコンプリメント信号入力に接続し、かつ、そのコンプリメント信号入力を、抵抗値R6を有する抵抗42を介して大地電位に接続してこの実施例の主要部が構成されている。
そして、抵抗44及び抵抗46の抵抗値R4、R5と抵抗42の抵抗値R6との間には、R4+R5=R6の関係が成立するように抵抗44、抵抗46及び抵抗42の抵抗値は設定される。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図4を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例の差動伝送回路10Aにおいて、差動受信回路14の差動信号が信号線の未接続で入力されなくなると、差動受信回路14のコンプリメント信号入力は大地電位へプルダウンされるから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10Aの通常動作においては、差動伝送回路10Aの終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、R4+R5=R6の関係が成立するように各抵抗44、46、42の抵抗値は設定されているから、差動受信回路14のコンプリメント信号入力in−の電圧は、トルー信号入力in+の電圧と等しくなり、差動受信回路14のトルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28、30をそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
したがって、この実施例の構成においても、実施例1と同効が得られる。
図5は、この発明の実施例3である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
この実施例の構成が、実施例1のそれと大きく異なる点は、差動受信回路(差動レシーバ)側において、トルー信号線について電源とGND双方にテブナン接続で抵抗を接続するようにした点である。
すなわち、この実施例の差動伝送回路10Bは、図5に示すように、実施例1の構成において、差動受信回路14のトルー信号入力を抵抗値R7を有する抵抗36を介して接地するように構成される。
そして、信号線の未接続時において、抵抗22と抵抗36との接続点の電圧が、差動受信回路14のコンプリメント信号入力の電圧(終端電圧)よりも高くなるように抵抗22の抵抗値及び抵抗36の抵抗値は設定される。
また、抵抗24、抵抗26及び抵抗36の並列合成抵抗値と抵抗22の抵抗値R3との間には、(R1+R2)R7/R1+R2+R7=R3の関係が成立するように抵抗24、抵抗26、抵抗36及び抵抗22の抵抗値は設定される。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図5を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例の差動伝送回路10Bにおいて、差動受信回路14の差動信号が信号線の未接続で入力されなくなると、差動受信回路14のトルー信号入力は抵抗22と抵抗36とによって電源電圧Vccを分圧した終端電圧VTより高い電圧にプルアップから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10Bの通常動作においては、差動受信回路14の終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、(R1+R2)R7/R1+R2+R7=R3の関係が成立するように各抵抗24、26、36、22の抵抗値は設定されているから、差動受信回路14のコンプリメント信号入力in−の電圧は、トルー信号入力in+の電圧と等しくなり、差動受信回路14のトルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28、30をそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
したがって、この実施例の構成においても、実施例1と同効が得られる。
図6は、この発明の実施例4である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
この実施例の構成が、実施例2のそれと大きく異なる点は、差動受信回路(差動レシーバ)において、コンプリメント信号線について電源とGND双方にテブナン接続で抵抗を接続するようにした点である。
すなわち、この実施例の差動伝送回路10Cは、図6に示すように、実施例2の構成において、差動受信回路14のコンプリメント信号入力を抵抗値R8を有する抵抗48を介して電源Vccに接続するように構成される。
そして、信号線の未接続時において、抵抗42と抵抗48との接続点の電圧が、差動受信回路14のトルー信号入力の電圧(終端電圧)よりも低くなるように抵抗42の抵抗値及び抵抗48の抵抗値は設定される。
また、抵抗44、抵抗46及び抵抗48の並列合成抵抗値と抵抗42の抵抗値R6との間には、(R4+R5)R8/R4+R5+R8=R6の関係が成立するように抵抗44、抵抗46、抵抗48及び抵抗42の抵抗値は設定される。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図6を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例の差動伝送回路10Cにおいて、差動受信回路14の差動信号が信号線の未接続で入力されなくなると、差動受信回路14のコンプリメント信号入力は抵抗48と抵抗42とによって電源電圧Vccを分圧した終端電圧VTより低い電圧にプルダウンされるから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10Cの通常動作においては、差動受信回路14の終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、(R4+R5)R8/R4+R5+R8=R6の関係が成立するように各抵抗44、46、48、42の抵抗値は設定されているから、差動受信回路14のコンプリメント信号入力in−の電圧は、トルー信号入力in+の電圧と等しくなり、差動受信回路14のルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28、30をそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
したがって、この実施例の構成においても、実施例1と同効が得られる。
図7は、この発明の実施例5である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
この実施例の構成が、実施例1のそれと大きく異なる点は、差動受信回路(差動レシーバ)のトルー信号線とトルー信号入力との間に接続されている抵抗とコンデンサとの並列回路と、コンプリメント信号線とコンプリメント信号入力との間に接続されているコンデンサとを差動送信回路側に移した点である。
すなわち、この実施例の差動伝送回路10Dは、図7に示すように、実施例1の抵抗26とコンデンサ28に相当する抵抗26Sとコンデンサ28Sとを差動送信回路12のトルー信号出力とトルー信号伝送線16との間に設け、かつ、実施例1のコンデンサ30に相当するコンデンサ30Sを差動送信回路12のコンプリメント信号出力とコンプリメント信号伝送線18との間に設けて構成される。
そして、抵抗26Sの抵抗値と抵抗24の抵抗値との和は、抵抗22の抵抗値と等しいように設定される。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図7を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例においても、差動受信回路14の差動信号が入力されなくなるときの差動受信回路14の動作状態は、等価的に、図2のようになり、そのトルー信号入力が電源20の電圧Vccへプルアップされるから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10Dの通常動作においても、差動伝送回路10の終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、抵抗26Sの抵抗値と抵抗24の抵抗値との和が、抵抗22の抵抗値と等しくなるように設定されているから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧と等しくなり、差動受信回路14のトルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28、30をそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
したがって、この実施例の構成においても、実施例1と同効が得られる。
図8は、この発明の実施例6である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
この実施例の構成が、実施例2のそれと大きく異なる点は、トルー信号伝送線とトルー信号入力との間に接続されているコンデンサとコンプリメント信号伝送線と差動受信回路のコンプリメント信号入力との間に接続されている抵抗とコンデンサとの並列回路とを差動送信回路側に移した点である。
すなわち、この実施例の差動伝送回路10Eは、図8に示すように、実施例2の抵抗46とコンデンサ30に相当する抵抗46Sとコンデンサ30Sとを差動送信回路12のコンプリメント信号出力とコンプリメント信号伝送線18との間に設け、かつ、実施例2のコンデンサ28に相当するコンデンサ28Sを差動送信回路12のトルー信号出力とトルー信号伝送線16との間に設けて構成される。
そして、抵抗44の抵抗値R4と抵抗46Sの抵抗値R5との和は、抵抗42の抵抗値R6と等しいように設定される。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図8を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例においても、差動受信回路14の差動信号が入力されなくなるときの差動受信回路14の動作状態は、そのコンプリメント信号入力が大地電位へプルダウンされるから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10Eの通常動作においても、差動受信回路14の終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、抵抗46Sの抵抗値と抵抗44の抵抗値との和が、抵抗42の抵抗値と等しくなるように設定されているから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧と等しくなり、差動受信回路14のトルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28S、30Sをそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
したがって、この実施例の構成においても、実施例1と同効が得られる。
図9は、この発明の実施例7である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
この実施例の構成が、実施例3のそれと大きく異なる点は、差動受信回路(差動レシーバ)のトルー信号線とトルー信号入力との間に接続されている抵抗とコンデンサとの並列回路と、コンプリメント信号線とコンプリメント信号入力との間に接続されているコンデンサとを差動送信回路側に移した点である。
すなわち、この実施例の差動伝送回路10Fは、図9に示すように、実施例3の抵抗26とコンデンサ28に相当する抵抗26Sとコンデンサ28Sとを差動送信回路12のトルー信号出力とトルー信号伝送線16との間に設け、かつ、実施例3のコンデンサ30に相当するコンデンサ30Sを差動送信回路12のコンプリメント信号出力とコンプリメント信号伝送線18との間に設けて構成される。
そして、抵抗22の抵抗値及び抵抗36の抵抗値の設定の仕方も、また、抵抗24、抵抗26S、抵抗36及び抵抗22の抵抗値の設定の仕方も、実施例3と同様である。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図9を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例においても、差動受信回路14の差動信号が信号線の未接続で入力されなくなるときの差動受信回路14の動作状態は、抵抗22と抵抗36とによって分圧される電圧がコンプリメント信号入力in−の電圧より高い電圧へプルアップされるから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10Fの通常動作においても、差動伝送回路10の終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、抵抗24及び抵抗26Sと抵抗36との並列合成抵抗値が抵抗22の抵抗値と等しくなるように設定されているから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧と等しくなり、差動受信回路14のトルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28S、30Sをそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
したがって、この実施例の構成においても、実施例1と同効が得られる。
図10は、この発明の実施例8である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
この実施例の構成が、実施例4のそれと大きく異なる点は、トルー信号伝送線とトルー信号入力との間に接続されているコンデンサとコンプリメント信号伝送線と差動受信回路のコンプリメント信号入力との間に接続されている抵抗とコンデンサとの並列回路とを差動送信回路側に移した点である。
すなわち、この実施例の差動伝送回路10Gは、図10に示すように、実施例4の抵抗46とコンデンサ30に相当する抵抗46Sとコンデンサ30Sとを差動送信回路12のコンプリメント信号出力とコンプリメント信号伝送線18との間に設け、かつ、実施例4のコンデンサ28に相当するコンデンサ28Sを差動送信回路12のトルー信号出力とトルー信号伝送線16との間に設けて構成される。
そして、抵抗42の抵抗値及び抵抗48の抵抗値の設定の仕方も、また抵抗44、抵抗46S、抵抗48及び抵抗42の抵抗値の設定の仕方も、実施例4と同様である。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図10を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例においても、差動受信回路14の差動信号が信号線の未接続で入力されなくなるときの差動受信回路14の動作状態は、抵抗48と抵抗42とによって分圧される電圧がコンプリメント信号入力in−の電圧より低くなるから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧より高くなる。
したがって、差動受信回路14の出力電圧は、高レベルHIに固定され、出力レベルは保証される。
差動伝送回路10Gの通常動作においても、差動受信回路14の終端電圧VTが1/2Vccに設定される場合において、抵抗44及び抵抗46Sと抵抗48との並列合成抵抗値が、抵抗42の抵抗値と等しくなるように設定されているから、差動受信回路14のトルー信号入力in+の電圧は、コンプリメント信号入力in−の電圧と等しくなり、差動受信回路14のトルー信号入力in+とコンプリメント信号入力in−との間に電位差は無くなる。
したがって、符号化されたデータ信号は、コンデンサ28S、30Sをそのまま通過し、すなわち、電気的な影響を受けることなく、差動受信回路14の入力に入力される。
したがって、この実施例の構成においても、実施例1と同効が得られる。
以上、この発明の実施例を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもそれらはこの発明に含まれる。
例えば、上記のいずれの実施例においても、コンデンサを用いる例について説明したが、その他の容量性素子で代替してなる差動伝送回路を構成してもよい。
また、上記のいずれの実施例においても、終端電圧VTを1/2Vccとする例について説明したが、この終端電圧以外の任意の終端電圧においても、例えば、実施例1の構成において、抵抗22に供給される電圧が3つの抵抗22、24及び26によって分圧され、抵抗26と抵抗22との接続点に現れる電圧がその任意の終端電圧と等しくなるように3つの抵抗22、24及び26の抵抗値を設定すれば、その任意の終端電圧に対応する差動伝送回路を構成することができる。
また、トルー信号線16又はコンプリメント信号線18に、例えば、抵抗26とコンデンサ28との並列回路を設けるようにしてもよい。
また、例えば、実施例1において、トルー信号伝送信号16及びコンプリメント信号伝送線18の未接続であるとき、線抵抗22を差動受信回路のトルー信号入力に接続するように構成してもよい。他の実施例においても、同等の回路構成をすることが可能である。
ここに開示している差動伝送回路は、コンピュータと周辺装置との間で信号を高速伝送する伝送路に利用し得る。
この発明の実施例1である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。 同差動伝送回路における信号線の未接続時の動作を説明する図である。 同差動伝送回路における通常動作時の動作を説明する図である。 この発明の実施例2である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。 この発明の実施例3である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。 この発明の実施例4である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。 この発明の実施例5である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。 この発明の実施例6である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。 この発明の実施例7である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。 この発明の実施例8である差動伝送回路の電気的構成を示す図である。
符号の説明
10、10A等 差動伝送回路
12 差動送信回路
14 差動受信回路
16 トルー信号線
18 コンプリメント信号線
22 抵抗(電圧付与手段の一部)
24 抵抗(電圧付与手段の一部)
26 抵抗(電圧付与手段の一部)
28 コンデンサ(電圧付与手段の残部、第1の容量性素子)
30 コンデンサ(電圧付与手段の残部、第1の容量性素子)

Claims (16)

  1. 差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路であって、
    信号線の未接続時の前記トルー信号入力の直流電圧を前記コンプリメント信号入力の直流電圧より高くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記トルー信号出力と前記差動受信回路の前記トルー信号入力との間に設け、かつ、前記コンプリメント信号出力と前記コンプリメント信号入力との間に第1の容量性素子を接続し
    前記電圧付与手段は、
    前記トルー信号出力と前記差動受信回路の終端電圧より低い電圧を供給する第1の電圧源とを接続する第1の抵抗性素子と、
    前記第1の信号線と前記トルー信号入力との間に並列に接続された第2の抵抗性素子及び第2の容量性素子と、
    前記トルー信号入力と前記終端電圧より高い電圧を供給する第2の電圧源との間に接続された第3の抵抗性素子とから構成され、
    前記第2の抵抗性素子と前記第3の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第1の抵抗性素子、前記第2の抵抗性素子及び第3の抵抗性素子の抵抗値を設定し、前記第1の容量性素子は、前記第2の信号線と前記コンプリメント信号入力との間に接続されることを特徴とする差動伝送回路。
  2. 前記第1の電圧源は、大地電位であり、
    前記第2の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電圧源であることを特徴とする請求項記載の差動伝送回路。
  3. 前記第3の抵抗性素子が接続される前記トルー信号入力と前記差動受信回路の終端電圧より低い第3の電圧源との間に第4の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第2、第3及び第4の抵抗性素子の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第1、第2、第3及び第4の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴とする請求項又は記載の差動伝送回路。
  4. 前記第3の電圧源は、大地電位であることを特徴とする請求項記載の差動伝送回路。
  5. 差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路であって、
    信号線の未接続時の前記トルー信号入力の直流電圧を前記コンプリメント信号入力の直流電圧より高くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記トルー信号出力と前記差動受信回路の前記トルー信号入力との間に設け、かつ、前記コンプリメント信号出力と前記コンプリメント信号入力との間に第1の容量性素子を接続し
    前記電圧付与手段は、
    前記トルー信号出力と前記差動受信回路の終端電圧より低い電圧を供給する第4の電圧源とを接続する第4の抵抗性素子と、
    前記トルー信号出力と前記第1の信号線との間に並列に接続された第5の抵抗性素子及び第3の容量性素子と、
    前記トルー信号入力と前記終端電圧より高い電圧を供給する第5の電圧源との間に接続された第6の抵抗性素子とから構成され、
    前記第5の抵抗性素子と前記第6の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第4の抵抗性素子、前記第5の抵抗性素子及び第6の抵抗性素子の抵抗値を設定し、前記第1の容量性素子は、前記コンプリメント信号出力と前記第2の信号線との間に接続されることを特徴とする差動伝送回路。
  6. 前記第4の電圧源は、大地電位であり、前記第5の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電圧源であることを特徴とする請求項記載の差動伝送回路。
  7. 前記第6の抵抗性素子が接続される前記トルー信号入力と前記差動受信回路の終端電圧より低い第6の電圧源との間に第7の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第5、第6及び第7の抵抗の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第4、第5、第6及び第7の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴とする請求項又は記載の差動伝送回路。
  8. 前記第6の電圧源は、大地電位であることを特徴とする請求項記載の差動伝送回路。
  9. 差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路であって、
    信号線の未接続時の前記コンプリメント信号入力の直流電圧を前記トルー信号入力の直流電圧より低くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の前記コンプリメント信号入力との間に設け、かつ、前記トルー信号出力と前記トルー信号入力との間に第1の容量性素子を接続し
    前記電圧付与手段は、
    前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の終端電圧よりも高い電圧を供給する第7の電圧源とを接続する第8の抵抗性素子と、
    前記第2の信号線と前記コンプリメント信号入力との間に並列に接続された第9の抵抗性素子及び第4の容量性素子と、
    前記コンプリメント信号入力と前記終端電圧より低い電圧を供給する第8の電圧源との間に接続された第10の抵抗性素子とから構成され、
    前記第9の抵抗性素子と前記第10の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第8の抵抗性素子、前記第9の抵抗性素子及び第10の抵抗性素子の抵抗値を設定し、前記第1の容量性素子は、前記第1の信号線と前記トルー信号入力との間に接続されることを特徴とする差動伝送回路。
  10. 前記第7の電圧源は、前記差動送信回路の駆動電圧源であり、前記第8の電圧源は、大地電位であることを特徴とする請求項記載の差動伝送回路。
  11. 前記第9の抵抗性素子が接続される前記コンプリメント信号入力と前記差動受信回路の終端電圧より高い第9の電圧源との間に第11の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第9、第10及び第11の抵抗の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第8、第9、第10及び第11の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴とする請求項又は10記載の差動伝送回路。
  12. 前記第9の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電源であることを特徴とする請求項11記載の差動伝送回路。
  13. 差動送信回路のトルー信号出力を第1の信号線を介して差動受信回路のトルー信号入力に接続し、かつ、前記差動送信回路のコンプリメント信号出力を第2の信号線を介して差動受信回路のコンプリメント信号入力に接続する差動伝送回路であって、
    信号線の未接続時の前記コンプリメント信号入力の直流電圧を前記トルー信号入力の直流電圧より低くする電圧付与手段を前記差動送信回路の前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の前記コンプリメント信号入力との間に設け、かつ、前記トルー信号出力と前記トルー信号入力との間に第1の容量性素子を接続し
    前記電圧付与手段は、
    前記コンプリメント信号出力と前記差動受信回路の終端電圧よりも高い電圧を供給する第10の電圧源とを接続する第12の抵抗性素子と、
    前記コンプリメント信号出力と前記第2の信号線との間に並列に接続された第13の抵抗性素子及び第5の容量性素子と、
    前記コンプリメント信号入力と前記終端電圧より低い電圧を供給する第11の電圧源との間に接続された第14の抵抗性素子とから構成され、
    前記第13の抵抗性素子と前記第14の抵抗素子との接続点の電圧が前記終端電圧となるように前記第12の抵抗性素子、前記第13の抵抗性素子及び第14の抵抗性素子の抵抗値を設定し、
    前記第1の容量性素子は、前記トルー信号出力と前記第1の信号線との間に接続されることを特徴とする差動伝送回路。
  14. 前記第10の電圧源は、前記差動送信回路の駆動電圧源であり、前記第11の電圧源は、大地電位であることを特徴とする請求項13記載の差動伝送回路。
  15. 前記第14の抵抗性素子が接続される前記コンプリメント信号入力と前記終端電圧より高い電圧を供給する第12の電圧源との間に第15の抵抗性素子を接続し、かつ、前記第13、第14及び第15の抵抗の接続点の電圧が前記終端電圧になるように第12、第13、第14及び第15の抵抗性素子の抵抗値を設定したことを特徴とする請求項13又は14記載の差動伝送回路。
  16. 前記第12の電圧源は、前記差動受信回路の駆動電源であることを特徴とする請求項15記載の差動伝送回路。
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