JP4953543B2 - 燃料要素およびこの型の燃料要素を使用する原子炉 - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、主として、ガス冷却剤によって冷却される原子炉の炉心に使用のために設計される燃料要素に関する。
【0002】
本発明は、また、この型の燃料要素から構成される炉心を備えたガス冷却原子炉に関する。
【0003】
とくに、本発明による原子炉は劣化ウランを消費するのに使用され得る。
【0004】
(従来技術)
運転中の多くの原子炉は漏洩し難い金属被覆内に積層されたペレットの形に整えられた核燃料を使用している。その中に収容された核燃料ペレットを備えた被覆は燃料棒を形成している。燃料棒は燃料構体を形成するために堅固な枠組みによって束で分類されている。同様なレイアウトは通常将来の原子炉に関して計画されている。
【0005】
核燃料を整えているこの通常の手段の欠点は、ガス冷却剤が使用されるとき炉心の単位容積当たりに消散され得る熱量を制限するということである。核燃料ペレットによって消散された熱はペレットを被覆から分離する空間に収容されたガスによって、かつ次いで被覆それ自体によって棒間に循環している冷却流体に伝達される。さらに、通常の燃料棒と冷却流体との間の接触表面積または熱交換表面積は比較的小さい。
【0006】
さらに、各通常の燃料棒の長さの1部分はペレットを不動にするための装置用にかつ核分裂によって発生されるガスの膨張用に確保されている。結果として、各燃料棒はその長さの1部分にわたってのみ熱を発生する。結果は、棒と冷却流体との間の熱交換表面積が炉心の有用な容積に関して、言い換えれば、熱が核燃料によって効果的に発生される炉心容積に関してのみ使用されるということである。これは、炉心の有用な立方メートル当たりの熱交換面積がどのように定義されるかである。
【0007】
例えば、三角形ネットワークに配置されかつ12mmに等しいc/c距離を有する8mm直径の棒から構成される通常の燃料構体から形成される原子炉炉心の場合を考慮すると、炉心の有効立方メートル当たりの熱交換表面積は202平方メートルより少ない。
【0008】
炉心の単位容積当たりの熱交換表面積のこの制限は単位容積当たりのパワー密度、言い換えれば、炉心の単位容積当たりのパワー出力を制限する燃料材料の最高温度の制限に加えてである。
【0009】
この制限は、ガス冷却剤によって冷却される原子炉に関してとくに厳しい。これらの原子炉は通常の運転中の炉心パワーを消散するために、または緊急遮断後の残余のパワーを消散するために高い熱交換表面積を必要とする。
【0010】
この状況は比較的低い値に単位容積当たりのパワー密度を制限することを必要とする。これは、とくに高速中性子炉に関して、炉心の中性子容量を不利にする。この状況は、また、パワー密度についての制限が、容器および原子炉建設寸法が原子炉が経済的に魅力的な合計パワーで建設されるならば非常に大きくなることを意味するので、この型の原子炉のコスト価格を不利にしている。
【0011】
これらの通常核燃料構体が使用されている一方、最近数年にわたって研究および実験が炭素を含むマトリクスによって塊りにされた被覆核分裂性粒子から形成された燃料要素について行われている。これらの燃料要素は、主として、ヘリウムのごとき冷却ガスによって冷却される高温原子炉における使用に向けられている。
【0012】
被覆された核分裂性粒子は、とくに核分裂ガスを含むことができかつ核の膨張に抗することができる内部多孔性層、および核分裂生成物用漏洩防止バリヤを形成する炭化ケイ素SiCからなる層を含んでいる、幾つかの連続する層で被覆された球状の核分裂性核を含んでいる。これらの粒子は「トリソ(TRISO)」型からなると呼ばれる。それらの直径は、使用される製造方法に依存して、数百ミクロンおよび数ミクロンの間で変化する。
【0013】
そのとき、被覆された粒子が炭素を含むマトリクスによつて種々の会場に塊りにされる2つの型の燃料要素がある。
【0014】
アメリカ合衆国およびフランスにおいて開発された第1の型の燃料要素において、被覆された粒子は筒状棒の形に塊りにされ、この棒は、次いで、高温ガス冷却された原子炉の炉心を形成する、六角形断面を有するグラファイトブロックにこの目的のために設けられた垂直管状チャンネルに挿入される。筒状棒は被覆された粒子およびグラファイト粉末を基礎にしたマトリクスを塊りにすることによって作られる。
【0015】
ドイツ連邦共和国において開発された第2の型の燃料要素において、被覆された粒子は、高温ガス冷却原子炉を形成するために、同一の大きさのグラファイトボールにより大量に圧縮されたボールの形に塊りにされる。ボールは、ボールの中心部を形成するために被覆された粒子および炭素を含んだマトリクスを塊りにし、かつこの中心部を被覆された粒子なしに外層で被覆することによって作られる。
【0016】
棒またはボールの形に塊りにされた被覆粒子から形成さる燃料要素は、それらがより簡単でかつ棒の束から作られる通常の核燃料構体より安価であるという重要な利点を有している。
【0017】
しかしながら、それらは、また、重大な欠点を有している。
【0018】
かくして、これらの燃料要素は、被覆された核分裂性粒子がグラファイトによって、言い換えれば、中性子調整または減速媒体によってともに結合されるので、熱スペクトルを有する原子炉において使用され得るのみである。
【0019】
この型の燃料要素の他の欠点は、とくに原子炉炉心の部分を周期的に新しくすることが必要な要素の個々の取扱いが非常に困難であるため、工業的実施に非常に適さないということである。最後に、熱交換容量および熱損失、またはとくにガス冷却速度の高い値において、容器の燃料のジオメトリを独立して制御することができない。
【0020】
(発明の開示)
本発明の主たる目的は、通常の燃料構体より著しく高い熱交換表面積および単位容積当たりのパワー密度を備える、ガス冷却剤によって冷却される原子炉に使用され得る革新的な設計を有する燃料要素である。
【0021】
本発明によれば、この結果は、ガス冷却剤を使用する原子炉炉心用燃料要素であって、前記燃料要素が、金属マトリクス中に埋め込まれた基本の核分裂性粒子を含んでいる互いに隣接する1組の燃料プレートを含み、前記隣接する燃料プレートの形状が複数のガス冷却剤流れチャンネルを画成するために協働することによって特徴付けられる燃料要素によって得られる。
【0022】
この型の燃料要素において、燃料プレートは、それらがガス冷却剤がそれを通って流れるチャンネルを画成するように協働するようにあらゆる型の手段によって組み立てられる。結果として生じるレイアウトは通常の熱交換器のレイアウトと同様である。結果として、この型の交換器に代表的に使用されるあらゆる技術は再使用され得る。かくして、燃料要素は波形プレートがそれらの間に挿入さる互いにほぼ平行なプレートから作られることができる。代替的に、単一の要素中のすべての燃料プレートが波形にされてもよい。燃料要素のジオメトリは平面、円形、螺旋等であってもよい。
【0023】
本発明の好適な実施例において、ガス冷却剤がそれを通って流れるチャンネルは互いにほぼ平行である。
【0024】
さらに、燃料プレートは炉心の高さ全体にわたって延びそしてチャンネルはほぼ垂直である。
【0025】
第1の考え得る配置によれば、チャンネルの断面はそれらの長さ全体にわたってほぼ均一である。
【0026】
他の考え得る配置によれば、チャンネルの断面は、前記チャンネルの各々が、ガス冷却剤の流れの方向に沿って、連続して、集中的な入口部分および拡散的な出口部分を含むように可変である。この配置によれば、ガス冷却座の圧力はチャンネルの集中的な入口部分において減少されることができかつしたがって炉心の冷却は、ガス冷却剤の温度がチャンネルの断面が均一であったときより低いためより有効である。この配置は、また、超低周波条件下で出口拡散器中のガス冷却剤の圧縮を可能にする。
【0027】
本発明の好適な実施例において、基本の核分裂性粒子は金属マトリクスに直接埋め込まれた核分裂性および親体である。各プレートは、その場合に、圧延によって直接得られることができるか、または、その各面上に形成された金属コーティングとともに圧延され得る。
【0028】
代替的に、基本の核分裂性粒子は金属マトリクスに埋め込まれた被覆された核分裂性および親体である。この場合に、燃料プレートは圧延によって直接得られる。
【0029】
基本の核分裂性粒子を形成する元素は、ウランおよび/またはプルトニウムおよび/またはトリウムである。注目すべきことは、ウラン238から主として構成される劣化ウランが本発明による燃料要素により消費され得るということである。
【0030】
本発明の他の目的は、ガス冷却剤によって冷却され、その炉心が序容器で定義された型の燃料要素から形成される原子炉である。この型の原子炉は、とくに、炉心中の中性子束が本質的に高速中性子束であることを特徴とする。
【0031】
ガス冷却剤は、好都合には、二酸化炭素CO2 、ヘリウム、空気またはアルゴンである。
【0032】
この型の原子炉の制御および装備は、それらが燃料要素間に挿入され得るように配置された炭化ホウ素B4 Cから作られた制御装置によって設けられることができる。
【0033】
我々は、次に、添付の図面を参照して非限定的な例として本発明の好適な実施例を説明する。
【0034】
(発明を実施するための最良の形態)
同様な機能を実施する記載された種々の実施例の要素は同一の参照符号によって示されている。
【0035】
図1は本発明の第1実施例と一致する燃料要素10を略示している斜視図である。
【0036】
本発明の必須の特徴によれば、燃料要素10は多数の隣接する燃料プレートの構体からなっている。図1および図2に示された実施例において、隣接する燃料要素は互いに平行な平らなプレート12aおよび波形のプレート12bを含んでいる。これらの平らなプレート12aおよび波形のプレート12bは交互に配置され、言い換えれば、波形プレート12bの各々は2枚の平らなプレート12aの間に置かれている。しかしながら、観察されることは、この配置は、燃料要素10を形成する種々の燃料プレートが、後述されるように、本発明の枠組みの外に出ることなく他の多くの形状に配置され得るので、決して制限しない本発明の1例としてのみ付与されているということである。
【0037】
表現「燃料プレート」は、燃料要素10の12aおよび12bのごときプレートの各々が堅固でかつそれ自体核燃料を、言い換えれば、核分裂性媒体を形成することを意味している。
【0038】
12aおよび12bのごとき燃料プレートは薄いプレート、言い換えれば数ミリメートルの厚さのプレートである。非限定的な例として、プレート12aおよび12bの厚さは約2mmであってもよい。
【0039】
12aおよび12bのごときプレートの各々は金属マトリクス内に埋め込まれた基本の核分裂性粒子から構成されたサーメットを圧延または共同圧延することによって作られる。波形のプレート12bのごとき平らでないプレートの場合において、得られたプレートは、対で、例えば、プレスで成形される。
【0040】
基本の核分裂性粒子は数百ミクロン程度の直径でほぼ球形である。各々がプルトニウムおよび/またはウランから構成される核分裂性要素を含んでいる。
【0041】
金属マトリクスはモリブデン、鋼、タングステン、ジルコニウムまたはジルカロイ(登録商標)のごとき金属から作られる。
【0042】
燃料要素10はガス冷却剤によって冷却される原子炉において使用されるように設計されるので、基本の核分裂性粒子に含有される核分裂体は好都合には被覆されない、言い換えれば、これらの核分裂体は1または幾つかのコーティングによって保護されることなく金属マトリクス中に直接埋め込まれる。これらの粒子によって放出された核分裂ガスはその場合に金属マトリクス中に閉じ込められる。とくに、この結果はその面により近いその中心で核分裂性粒子のより高い核分裂性粒子の濃度でインゴットを圧延することによって得られることができる。
【0043】
金属コーティングが、プレート12aおよび12bを製造するためのこの技術が核分裂ガスの閉じ込めに必要なすべての基本核分裂性粒子とプレートの2面との間に金属が存在することを保証できないならば、前記面の各々に設けられてもよい。12aおよび12bのごとき燃料プレートはその場合に上述したコーティングと共同圧延することにより作られる。この場合に、コーティング用の金属はマトリクスが作られる金属と同一の金属グループから選ばれる。
【0044】
代替的に、また、被覆された核分裂体から構成される、言い換えれば、SHIシリコンカーバイドSiCの被覆を組み合わせている幾つかの保護層で被覆された、基本の核分裂粒子を使用することも可能である。この場合に、燃料プレートの各面上の金属コーティングの存在は必要なく、そしてプレートは圧延かつ多分成形によって直接作られ得る。
【0045】
本発明の1つの必須の特徴によれば、燃料要素10の組成に使用される12aおよび12bのごとき種々の燃料プレートは、隣接する燃料プレートがガス冷却剤がそれを通って自由に流れる幾つかのチャンネル14を画成するように組み立てられる。チャンネル14は、好ましくは、互いにほぼ平行である。
【0046】
図1および図2に例として示される実施例において、言い換えれば、燃料要素10が平らなプレート12aおよび波形のプレート12bの構体から構成されるとき、チャンネル14の断面はすべてほぼ平らにされた二等辺三角形の形になっている。
【0047】
この配置はプレート熱交換器に使用される配置に匹敵しかつ燃料材料とガス冷却剤との間に比較的大きな熱交換表面積を付与する。図示のごとく、プレート12aおよび12bが2mmの厚さである場合に、プレート12bの波形のピッチは12mmでかつ2つの連続する平らなプレート12aの中間面間の距離は10mmであり、各チャンネル14用の加熱周部は43.8mmに等しくそして炉心全体の単位容積当たりの熱交換表面積は436/mに等しい。
【0048】
さらに、12aおよび12bのごときプレートの単一のブロックの性質はプレート内に収納される燃料材料とガス冷却剤との間の効率的な熱転送を達成する手段である。かくして、所定の目的が達成される。
【0049】
より一般的に、本発明による燃料要素10の組成に使用される12aおよび12bのごとき種々のプレートの形状は、それらが、かなりの流れ抵抗の値を維持しながら、これらのプレートの壁とガス冷却剤との間の考え得る最大の熱交換表面積を付与するように選ばれている。このことは、燃料材料と炉心の単位容積当たりのガス冷却剤との間に大きな値の熱交換表面積を結果として生じる。
【0050】
サーメット燃料プレートの非常に良好な熱伝導率と結合された、この特徴は、多くの利点を有している。これらの利点の幾つかは、炉心の中性子の設計および反応炉および対応する投資の大きさに十分である単位容積当たりのパワー密度を得る可能性である。さらに、記載された配置は、燃料材料とガス冷却剤との間の小さな温度差により作動中の非常に良好な熱作用を可能にする。とくに、それは反応炉内で冷却ガスを循環させるためのファンのごとき通常の冷却手段が、残余のパワーを空にするために、遮断が発生するとき失われるならば自然循環において作動を容易にする。最後に、上述した配置は燃料内に蓄積される熱の減少、言い換えれば、偶発的な遷移の管理を容易にする燃料温度の減少を可能にする。
【0051】
燃料要素10の組成に使用される12aおよび12bのごとき種々の燃料プレートは適宜な手段によって組み立てられ得る。したがって、かつ1に略示されたように、燃料プレートはプレートの積層体の両面上でかつチャンネル14に対して平行に配置されたこの積層体の側部上ですべての燃料プレートを取り囲んでいる矩形断面を備えたケーシング16によって互いに接触して保持され得る。代替的に、ケーシング16は、プレートの積層体を取り囲んでいる2つまたはそれ以上の支持装置によって、プレートの積層体を貫通する1組のボルトまたは同等な取着装置によって、隣接するプレートを膠着または溶接すること等によって置き換えられ得る。
【0052】
図1に示されるように、燃料要素10はガス冷却された核反応炉の炉心内に垂直に置かれるように設計されている。ガス冷却剤流れチャンネル14はその場合にほぼ垂直に向けられかつ冷却剤はそれらの中で底部から頂部に循環する。さらに、燃料要素10およびそれを構成する12aおよび12bのごとき燃料プレートは好都合には炉心の高さ全体にわたって延びている。
【0053】
図1および図2において例として示された実施例において、波形のプレート12bはすべて同一でありかつそれらの波形はすべて一致しており、そのようにすると、平らなプレート12aの各々がこの平らなプレート12aの1側に配置された第1の波形プレート12bの波形とかつプレート12aの他の側に配置された波形プレート12bの波形と交互に接触している。
【0054】
図3は、波形プレート12bが1つの波形プレート12bから次の波形プレートへ1つの波形によって規則的にずれる、この第1実施例の変形例を示している。結果として、平らなプレート12aの各々の2つの面がこの平らなプレートの各側に配置された波形プレート12bの各々の1つの波形と同時に接触している。言い換えれば、連続する波形プレート12bはそれらの間に配置された平らなプレート12aの中間面に関連して対称的に配置されている。
【0055】
既述のごとく、燃料要素10を形成している種々の燃料プレートは本発明の枠組みを逸脱することなく多数の他の形状に配置され得る。したがって、図3に示された変形例の平らなプレート12aは除去されてもよい。さらに、図1ないし図3の実施例において、プレート12bの波形の高さは異なってもおよび/またはより複雑な形状に置き換えられてもよい。さらに、すべての場合において、平らなパネルの形であることに代えて、プレートの積層体は螺旋または円形または他の断面を形成するようにそれ自体に巻回され得る。一般に、積層されたプレートから構成される熱交換器に通常使用されるるあらゆる技術は本発明と一致する燃料要素10の製造に移されることができる。
【0056】
上記において、燃料プレート間に形成されたガス冷却剤流れチャンネル14はそれらの長さ全体に沿ってまだほぼ均一の断面を有している。図4に略示されるように、チャンネル14は、また、可変の断面を有することができる。したがって、チャンネル14の各々は、次から次へと、燃料要素10の内部のガス冷却剤の流れの方向に沿って、言い換えれば、底部から頂部へ、底部で集中的な入口部分および拡散器を形成する頂部で拡散的な出口部分を含むことができる。
【0057】
この配置は、チャンネルの各々の集中的な入口部分においてガス冷却剤を膨張させる。これは、したがって、ガス冷却剤の温度が、チャンネル14の断面が均一である場合の温度より低いので、炉心のより効果的な冷却を付与する。さらに、ガス冷却剤は超低周波状態下で拡散的な出口部分において圧縮される。
【0058】
例示として、図1を参照して上述された燃料要素10は、例えば、長さまたは高さに沿って2m、幅に沿って47cmおよび厚さに沿って7.2cmの寸法を備えたパネルの形である。この型のパネルは、8枚の平らなプレート12aおよび7枚の波形のプレート12bを含んでいる、15枚の2mmの厚さの燃料プレートをともに組み立てることによって得られ、2枚の隣接する平らなプレート112aの中間面の間の間隔は10mmでありかつ波形プレート12bの2つの連続する波形間の間隔は、また、10mmに等しい。
【0059】
既述されたごとく、この配置は、436/mに等しい単位容積当たりの熱交換表面積、5.2mmに等しい油圧直径および43.8mmの加熱周部を付与することができる。
【0060】
本発明による燃料要素10はガス冷却核反応炉の炉心における使用に設計されている。このガス冷却剤は二酸化炭素CO2 、ヘリウム、空気または加圧アルゴンであってもよい。
【0061】
簡単な計算は、これらのガスのいずれかによって冷却されかつ炉心が本発明による燃料要素10から形成される原子炉が燃料内に比較的適度のパワー密度および非常に長い寿命の炉心、またはさらに十分である炉心寿命を備えたより高いパワー密度を有することができることを示している。
【0062】
したがって、二酸化炭素CO2 が図1および図2を参照して説明された型の燃料要素10から構成される、9m2 の断面および2mの高さを有する炉心内で循環されるならば、非常に長い寿命が40m/sに等しい炉心からの出口での速度により得られ、入口および出口温度はそれぞれ250°Cおよび600°Cになっている。この場合に、交換された熱パワーは、720MWeに等しい電力および41%程度の効率を付与する、1753MWである。燃料内のパワー密度は195MW/m3 に制限されそして非常に大きな熱交換表面積に対応する単位面積当たりの比較的低いフラックス(225KW/m2 )が燃料中心と冷却剤ガスとの間に65°C以下の温度差を付与している。最も熱い点での燃料温度は700°C以下である。炉心を通る二酸化炭素の流れによる圧力損失はおよそ3バールである。
【0063】
著しく高いパワー密度は40バールの圧力で二酸化炭素を使用することによって得られ、炉心からの出口での流速は50M/sでありそして二酸化炭素の入口および出口温度はそれぞれ、250°Cおよび800°Cである。この場合に、炉心の熱エネルギは43%の効率と考える1240MWeに等しい電力に対応する2816MWである。燃料内のパワー密度は319.11MW/m3 に等しく、燃料炉心中の温度は900°Cより僅かに低くそして炉心を通過する評価された圧力損失は4バールより僅かに低い。
【0064】
上記の第2の場合の特性と同様な(1200MWe)のパワー特性は70ばーるの圧力で冷却剤としてヘリウムを使用して得られることができ、炉心からの出口での速度は65m/sでありそして炉心入口および出口温度は260°Cおよび900°Cである。この場合に、最大燃料温度は1000°C以下でありそして炉心内の圧力損失は1バール以下である。
【0065】
既に述べられたごとく、12aおよび12bのごとき燃料プレートに包含された基本核分裂性粒子は、ウランおよび/またはプルトニウムのごとき核分裂性元素、かつ多分トリウムのごとき親元素から形成される。
【0066】
より精密には、ウラン粒子は好都合には劣化された二酸化ウランおよび二酸化プルトニウムの形である。表現「劣化された二酸化ウラン」は0.25%のウラン235および99.75%のウラン238を含有している粒子を意味している。
【0067】
プルトニウム粒子は、通常、現存する加圧水型原子炉に由来しているプルトニウムから得られた二酸化プルトニウムPuO2 の形である。結果として、「2016品質」プルトニウム、言い換えれば、3年間冷却され、再処理されかつ次の2年以内に製造される3つの通常のサイクル後900MW電気加圧水原子炉によって2016年に製造される組成物に対応する平均組成物を有するプルトニウムを使用するのが好都合である。
【0068】
第1例の組成物において、燃料プレートの各々は、容量で、34%のUO2 粒子、16%のPuO2 粒子および50%の金属マトリクスを含むことができる。既述されたごとく、マトリクスがそれにより作られる金属は、とくに、モリブデン、鋼、タングステン、ジルコニウムまたはジルカロイ(登録商標)から構成され得る。明らかなように、この組成物は例示として単に付与され、かつ核分裂性核の含量は炉心に使用されるような管理計画の結果として最適にされる。
【0069】
計算は、この組成物に基づいて、CEA(原子力委員会(フランス語)−原子力委員会(英語))に属するアポロ2コンピュータプログラムを使用して行われた。これらの計算において、PuO2 粒子は2016品質プルトニウムから得られたと推定された。
【0070】
図5は、炉心が上記例と一致する組成物を有する燃料要素から形成される原子炉に関する計算によって得られた中性子スペクトルを示している。言い換えれば、図5は、無限媒体中のエネルギ(電子ボルト)の関数としての中性子束(n.s- 1 .cm- 2 において)の分布を示している。
【0071】
この中性子スペクトルは、炉心中の中性子束が本質的に高速中性子束(40,000km/s程度の速度)であることを示している。とくに、束は、およそ50電子ボルトに等しいしきい値エネルギ以下でゼロでありかつウラン238の共振範囲においてほぼゼロであると見なされ得る。この特性は、ウラン239の製造を減少することによりウラン238の共振捕捉率の減少を可能にする。この特性は、また、遅延されたβe f f の製造を著しく改善しながら、ウラン238の高速ドメインの核分裂量を増大する期待値である。
【0072】
さらに、中性子計算は、構体の上述した組成物と共同して、本発明と一致する燃料要素が非常に魅力的な中性子特性を付与し得ることを示している。したがって、ドップラー係数は−1.40pcm/°C程度からなり、それは燃料温度の増加を生じるパワーエクスカーションを伴う炉心の本質的に安全な作用を可能にする。
【0073】
同様に、遅延中性子(βe f f )の比率は364pcmであり、それは制御装置のタイミングの悪い撤回を伴う原子炉制御の良好なマージンを確率する。この都合の良い現象は幾らかのサーメットの破壊に対する強力な耐性および比較的高い溶融温度によって強められる。
【0074】
さらに、反応度係数は新たな炉心(無限媒体)に関して約1.467からなっている。燃料によって放出された単位容積当たりのパワー(重核の約88W/g)と見なすと、非常に長いサイクルを達成しかつとくに100GWd/t(UO2 )と等価)に近い無負荷での燃焼率を達成することができる。
【0075】
同一の仮定に関して、表Iは検討された例と一致する原子炉炉心の重核の最初の組成物、および195WM/m3 (上記で定義されたCO2 原子炉の第1例に対応する)に等しい単位容積当たりのパワーおよび125GWd/tに等しい無負荷での燃焼率に関してこの炉心の最終の組成物を含んでいる。この表において、kgで表される質量値は例として上記で付与された炉心寸法(18m3 )に関して計算された。
【0076】
【表1】
【0077】
表1は、サイクルの終わりにおいて核分裂性プルトニウムの含量がまだ高い(およそ50%)ことを示している。これは、プルトニウムの追加の再処理が高められたUOX型支持体の使用によって調整された負荷を獲得しかつプルトニウムの追加の使用を可能にすることができる。
【0078】
さらに、プルトニウムの消費は本発明の主たる目的ではないけれども、消費された部分(34%)が、約25%に制限される、30%MOX型燃料による加圧水型原子炉に関してより大きいことを記載する価値がある。
【0079】
また、注目すべきことは、最初の燃料組成物がプルトニウムの消費を改善するのに最適化され得るということである。しかしながら、この型の燃料は、それがウラン238の大量の消費者(約30%の減少)であるという主要な利点を有している。これは、非常に大きな量において利用可能であるこの燃料材料に顕著な経済的価値を付与する。
【0080】
炉心が本発明による燃料要素から構成されるガス冷却された原子炉は燃料要素間に炭化ホウ素プレートを挿入することによって制御される。原子炉炉心に存在している高速スペクトルを考慮すると、重アイソトープの吸収は低くかつ中性子バランスに対して非常に制限された個々の寄与を行う。他方で、ホウ素は非常に高い局部吸収率を有しかつそれゆえ非常に効果的である。このエネルギ範囲において、その有効な断面は燃料アイソトープと同程度の大きさからなるが、その濃度は50倍より非常に高い。結果として、各燃料要素に関して炭化ホウ素を挿入することは、0.925以下の値を有する増倍率(無限k)を保証するのに十分である。
【0081】
計算は、また、以前の例の半分のプルトニウム含量を有する燃料組成物に基づいて行われた。この前提は高いプルトニウム含量を備えた燃料要素の製造に関連付けられる制約を減少するのに向けられる。
【0082】
これらの計算は魅力的なサイクル長さ(18ケ月の約3倍)が得られることを示している。さらに、最初の反応度がより低いので、この燃料はより容易に制御され得る。より低い量のプルトニウムおよびより高い量のウラン238はより良好なドップラー係数およびより良好な遅延中性子比を付与する。さらに、ウラン238の消費は以前の場合より低くかつプルトニウム239の変化はほとんどゼロである。
【0083】
他の計算は、単位容積当たりのパワーが319MW/m3 (上記で付与されたCO2 で冷却された原子炉の第2の例に対応する)であると仮定して、上述した燃料組成物の2つの例において実施された。
【0084】
両方の場合において、増加された特別なパワーはサイクル長さの減少を導いている。しかしながら、得られたサイクルはまだ非常に関心がある。したがって、約30ケ月持続している3つのサイクルは酸化プルトニウムの8容量%を含有している燃料に関して得られるか、または3つの12ケ月サイクルが酸化プルトニウムの5容量%を含有している燃料を使用して得られることができる。
【0085】
さらに、パワーの増加は、プルトニウム含量が高いとき消費されるプルトニウムおよびウランのパーセンテージにほとんど効力を有しない。しかしながら、下級のアクチニドの製造はパワーが増加されるとき僅かに低い。
【0086】
低いプルトニウム含量を有する燃料の場合に、ウラン238およびプルトニウム239の消費は単位容量当たりのパワーがより高いときより非常に効率的である。
【0087】
明らかなように、本発明に一致する燃料要素は平行六面体形状または筒状形状において、または他の形状を有する炉心において使用され得る。既述されたごとく、各燃料要素の形状はとくに図1を参照して説明された形状とことなってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例による燃料要素を示す斜視図である。
【図2】 拡大尺度で水平面上で、図1の燃料要素を示す断面図である。
【図3】 代替の実施例を示している、図2の断面図と同様な断面図である。
【図4】 本発明による燃料要素の他の実施例を示している、図1に匹敵する斜視図である。
【図5】 本発明による燃料要素が二酸化炭素CO2 によって冷却される原子炉の炉心を形成するのに使用されると仮定して、計算によって無限媒体に関して得られた中性子スペクトルを示す図である。
Claims (12)
- ガス冷却剤を有する原子炉炉心用燃料要素(10)において、前記燃料要素が、金属マトリクス中に埋め込まれた核分裂性粒子を含んでいる互いに隣接する1組の燃料プレート(12a,12b)を含み、前記隣接する燃料プレート(12a,12b)の形状が協働して複数のガス冷却剤流れチャンネル(14)を画成することを特徴とする燃料要素。
- 前記ガス冷却剤流れチャンネル(14)が互いに略平行であることを特徴とする請求項1に記載の燃料要素。
- 前記燃料プレート(12a,12b)が前記原子炉炉心の高さ全体にわたって延びそして前記チャンネル(14)が略垂直方向にあることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料要素。
- 前記チャンネル(14)がそれらの長さ全体にわたって略均一の断面形状および略均一の断面積を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料要素。
- 前記チャンネル(14)の断面が、前記チャンネルの各々が、前記ガス冷却剤の流れの方向に沿って、集中的な入口部分および拡散的な出口部分を含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料要素。
- 前記燃料プレート(12a,12b)の各々がその各面上に金属コーティングを含んでいることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料要素。
- 前記核分裂性粒子が、前記金属マトリクスに埋め込まれた被覆された核分裂性粒子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料要素。
- 前記核分裂性粒子がウラン、プルトニウムおよびトリウムを含んでいるグループから選ばれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料要素。
- 前記燃料プレートが互いに略平行な第1プレート(10a)および交互に配置された第2の波形プレート(10b)を含んでいることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料要素。
- 前記原子炉炉心が請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料要素(10)から形成される原子炉において、前記炉心中の中性子束が本質的に高速中性子束であることを特徴とする原子炉。
- 前記ガス冷却剤が二酸化炭素CO2、ヘリウム、空気およびアルゴンを含んでいるグループから選ばれることを特徴とする請求項10に記載の原子炉。
- 炭化ホウ素B4Cから作られた制御装置が燃料要素(10)の間に挿入されることを特徴とする請求項10または11に記載の原子炉。
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