JP4952538B2 - 廃棄物収容装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置筐体の内部に袋体を設置し、装置筐体に投入された廃棄物を袋体に収容するようにした廃棄物収容装置に関するものである。
装置筐体の内部に袋体を設置するようにした廃棄物収容装置が提供されている。袋体は、その開口周縁部が外枠と内枠との間に挟持され、開口が拡開した状態で装置筐体の内部に配設されている。外枠は比較的大きな枠状に構成され、内枠は外枠の内側に嵌合する枠状に構成されており、内枠に袋体の開口周縁部を折り返した状態で装着し、この状態から内枠を外枠に嵌合させると、外枠と内枠との間に袋体が挟持される。
この種の廃棄物収容装置によれば、装置筐体に投入された廃棄物が袋体の内部に収容されるため、装置筐体から袋体を取り出せば、そのまま回収することができるようになる。しかも、例えば空き缶や空きペットボトル、空き瓶等のように、内部に液体が残存した状態で廃棄される廃棄物を収容対象とした場合にも、漏出した液体が袋体の内部に留まるため、液体の漏出に起因した装置筐体の汚損を防止することも可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−156609号公報
上述した特許文献1に記載のものにあっては、装置筐体の内部に外枠ガイドが設けられている。この外枠ガイドは、外枠を装置筐体に対してスライド可能に支持するものである。こうした廃棄物収容装置によれば、外枠を装置筐体の外部に突出させた状態で袋体の交換を行うことができ、その作業を容易化することが可能となる。すなわち、外枠ガイドに沿って外枠を手前側に引き出せば、外枠を手で把持することなく装置筐体の外部に配置することができる。従って、廃棄物を収容した袋体を外枠から取り外す作業、あるいは新たな袋体を外枠に装着する作業をそれぞれ両手で行うことができ、袋体の着脱作業を容易に行うことが可能となる。
しかしながら、袋体の着脱に際しては、外枠に対して内枠の嵌合/嵌合解除を行う必要がある。外枠に対して袋体を確実に装着するには、外枠と内枠との嵌合状態が強固であることが好ましい。従って、外枠に対して内枠を嵌合/嵌合解除させる場合には、大きな操作力が必要とならざるを得ない。この結果、外枠を支持する外枠ガイドには、上下方向に向けて大きな力が繰り返し加えられるようになり、耐久性を考慮した場合、必ずしも好ましいものとはいえない。特に、外枠を手前側に引き出した場合には、片持ち状態で支持されることになるため、外枠ガイドに加えられる力もきわめて大きなものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて、耐久性を損なうことなく袋体の着脱作業を容易化することのできる廃棄物収容装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る廃棄物収容装置は、前面に開口を有した箱状を成す装置筐体と、前記装置筐体の開口を開閉する扉体と、袋体に着脱可能に装着し、前記装置筐体の内部に袋体を支持する支持体と、前記装置筐体に対して前記支持体を移動可能に支持し、前記支持体を前記装置筐体の内部に収容した収容位置から前記扉体を開けて前記装置筐体の外部に突出した突出位置までの間に案内する案内手段とを備え、これら案内手段及び支持体を介して前記装置筐体の内部に袋体を設置し、前記装置筐体に投入された廃棄物を袋体に収容するようにした廃棄物収容装置であって、前記支持体は、袋体の開口形状を規定する矩形の枠状に構成した基準部材と、この基準部材に対して開閉する態様で配設し、閉じた場合に前記基準部材との間に袋体の開口周縁部を挟持する挟持部材と、前記基準部材に対して前記挟持部材を閉じた場合にその状態を保持する保持手段と、前記基準部材が構成する枠の内部を前後に分割して複数の枠部分を構成する分割用アタッチメントとを備え、前記装置筐体は、前記扉体に着脱可能に配設され、複数の投入口が上下に沿って並設された投入口プレートと、内部に着脱可能に配設され、前記投入口プレートのそれぞれの投入口から投入された廃棄物を前記基準部材の対応する枠部分に案内する投入ガイドとを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る廃棄物収容装置は、上述した請求項1において、前記保持手段は、磁力の作用により基準部材に対して挟持部材を閉じた状態に保持するマグネット部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る廃棄物収容装置は、上述した請求項1において、収容位置に配置された支持体を突出位置に向けてスライドさせた場合に当該支持体を突出位置で停止させるストッパ手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した廃棄物収容装置において、前記分割用アタッチメントによって分割された後のn角形の枠状部分に対してそれぞれ少なくとも(n−1)個の辺に相当する部分に前記挟持部材を配設したことを特徴とする
本発明によれば、基準部材と挟持部材との間に袋体の開口周縁部を配置させた後に挟持部材を閉じれば、保持手段によって袋体が支持体に支持されることになる。従って、支持体や案内手段に過大な操作力が加わるおそれはなく、耐久性を損なうことなく袋体の着脱作業を容易化することができるようになる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る廃棄物収容装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1−1及び図1−2は、本発明の実施の形態1である廃棄物収容装置を示したものである。ここで例示する廃棄物収容装置は、図には明示していないが、缶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の容器入り飲料を販売する自動販売機に隣設して配置され、空になったこれらの容器を廃棄物として収容するためのもので、装置筐体10を備えている。
装置筐体10は、横断面が矩形で中空の筒状を成し、上壁の前端部に手前側に向けて漸次下方に傾斜した前方傾斜面10aを有するものである。前方傾斜面10aには、円形の投入口11が設けてある。この投入口11は、装置筐体10の内部に連通する開口であり、自動販売機で販売される容器の最大外径よりも大きな内径に構成してある。
また、装置筐体10において前方傾斜面10aよりも下方に位置する前面には、前面開口12が形成してあるとともに、前壁13が設けてある。前面開口12は、装置筐体10の内部と外部とを連通するもので、装置筐体10の内部において左右方向に沿った全幅に亘る部位に設けてある。前壁13は、一方の側縁を介して鉛直軸回りに揺動可能に配設したものである。この前壁13は、図1−2に示すように、前方に向けて揺動させた場合に装置筐体10の前面開口12を開放する一方、図1−1に示すように、閉じた場合には装置筐体10の前面開口12を塞ぐように構成してある。尚、図には明示していないが、前壁13と装置筐体10との間には、不必要時に前面開口12が不用意に開放しないようにするための施錠手段が設けてある。
また、上記廃棄物収容装置は、図2〜図7に示すように、支持体20を備えている。支持体20は、装置筐体10の内部に袋体100を支持するためのもので、図10及び図11に示すように、基準部材21を備えている。
基準部材21は、2つの長辺部分21aと2つの短辺部分21bとを備えた矩形の枠状を成すものである。本実施の形態1では、中央の開口が上下方向となるように水平に配置し(以下、「収容姿勢」という)、かつ一方の短辺部分21bが装置筐体10の手前側となる状態で装置筐体10の内部に収容することのできる大きさに構成してある。
この基準部材21には、図2〜図7、図10及び図11に示すように、長辺部分21a及び短辺部分21bにそれぞれ蝶番部材22が設けてある。
蝶番部材22は、長辺部分21a及び短辺部分21bの下縁から水平方向に沿って外方に延在したもので、個々の先端部に支持軸23を介して挟持部材24を支承している。支持軸23は、基準部材21において各辺となる部分21a,21bの下縁に沿って延在するものである。挟持部材24は、基準部材21を収容姿勢に配置した状態において、各辺となる部分21a,21bとほぼ同一の高さ寸法を有する一方、各辺となる部分21a,21bよりも水平方向長さが短い平板状を成すものである。それぞれの挟持部材24は、対応する蝶番部材22に支持軸23を介して揺動可能に支持してあり、図10に示すように、基準部材21において対応する辺となる部分21a,21bの外表面に対向した閉状態と、図11に示すように、基準部材21において対応する辺となる部分21a,21bの外表面から離隔した開状態とに変位することが可能である。
これら基準部材21及び挟持部材24の間には、それぞれマグネット部材25が配設してある。マグネット部材25は、基準部材21に対して挟持部材24を閉状態に配置した場合に互いに当接し、相互間に作用する磁気吸引力によって挟持部材24を閉状態に保持するものである。尚、マグネット部材25は、必ずしも基準部材21及び挟持部材24の両者に設ける必要はない。例えば、基準部材21及び挟持部材24のいずれか一方にのみマグネット部材25を設け、他方には鉄製の薄板等、磁性体を設けるようにしても構わない。
さらに、上記廃棄物収容装置は、図2〜図9に示すように、装置筐体10の内部に、支持体20を装置筐体10に対してスライド可能に配設するための案内手段30を備えている。案内手段30は、支持体20において2つの長辺部分21aにそれぞれフレーム部材31を設けるとともに、装置筐体10において側壁内面の互いに対向する部位にガイドローラ32及びガイドレール33を配設することによって構成してある。
フレーム部材31は、図8及び図9に示すように、フレーム基部311、走行ローラ312及びローラガイド部313とを備えて構成してある。フレーム基部311は、長辺部分21aの下縁から水平方向に沿って外方に延在した後、蝶番部材22よりもさらに外方に位置する部位において下方に向けて略直角に屈曲する横断面形状を有した長尺部材である。それぞれのフレーム基部311は、図10に示すように、基準部材21における長辺部分21aの全長に亘って配設してある。走行ローラ312は、図5〜図7、図9及び図10に示すように、それぞれフレーム基部311の一端部において外表面よりも外方となる部位に配設したもので、フレーム基部311の外表面に対して直交する水平軸を中心として回転することが可能である。ローラガイド部313は、フレーム基部311の上下方向に沿う部分の外表面に沿って上方に延在した後、外方に向けて略直角に屈曲し、さらにその先端部が下方に向けて僅かに略直角に屈曲する横断面形状を有した長尺部材である。このローラガイド部313は、図10に示すように、フレーム基部311の全長に亘る部位に配設してある。
図4及び図9からも明らかなように、ローラガイド部313において水平に延在する部分は、基準部材21を収容姿勢に配置した場合に、その下面が走行ローラ312の周面位置よりも上方となるように設けてある。また、ローラガイド部313には、図5〜図7及び図9に示すように、ストッパ314が設けてある。ストッパ314は、ローラガイド部313において水平に延在する部分に着脱可能に取り付けたネジ部材であり、水平に延在する部分の下面から下方に向けて突出している。このストッパ314は、ローラガイド部313の一端部において走行ローラ312よりもわずかに他端側となる部位に配設してある。
ガイドローラ32は、装置筐体10の側壁内面において前面開口12に近接した上方部に配設したもので、側壁に対して直交する水平軸を中心として回転することが可能である。個々のガイドローラ32の幅は、それぞれ支持体20のローラガイド部313において水平に延在する部分の下面に当接することのできる寸法に構成してある。また、一方の側壁に設けたガイドローラ32と他方の側壁に設けたガイドローラ32との相互間距離は、支持体20のローラガイド部313において水平に延在する部分の相互間距離とほぼ同一であり、2つのガイドローラ32を同時にローラガイド部313の水平に延在する部分の下面に当接させることが可能である。
ガイドレール33は、基部の上下両端からそれぞれ同一の方向に向けて略直角に延在する上壁部33a及び下壁部33bを有した横断面形状の長尺部材であり、装置筐体10の側壁に前後方向に沿って水平となるように配設してある。ガイドレール33の上壁部33aと下壁部33bとは、走行ローラ312の外径よりもわずかに大きな間隙を確保して設けてあり、互いの間に走行ローラ312を回転可能に収容することが可能である。ガイドレール33における下壁部33bの高さ位置は、その上面に走行ローラ312を載置させた状態で支持体20のローラガイド部313において水平に延在する部分の下面にガイドローラ32の周面を当接させた場合に、支持体20が水平となるように構成してある。また、一方の側壁に設けたガイドレール33と他方の側壁に設けたガイドレール33との相互間距離は、支持体20に設けた走行ローラ312の相互間距離とほぼ同一であり、2つの走行ローラ312を同時に下壁部33bの上面に当接させることが可能である。
尚、図2中の符号400は、装置筐体10の内部において支持体20よりも上方となる位置に設けた投入ガイドである。この投入ガイド400は、装置筐体10の側壁内面から中央に向かうに従って漸次下方に傾斜するように設けたもので、投入口11から投入された廃棄物を支持体20の開口に案内する機能を有している。
上記のように構成した廃棄物収容装置では、図7に示すように、ストッパ314を取り外した状態で走行ローラ312をそれぞれ対応するガイドレール33の上壁部33aと下壁部33bとの間に挿入し、さらに支持体20のローラガイド部313において水平に延在する部分をガイドローラ32に載置し、そのまま奥方に押し入れれば、支持体20を前面開口12から装置筐体10の内部に収容させることが可能となる(収容位置)。この間、ストッパ314は、図6に示すように、ローラガイド部313においてストッパ314の取付位置が装置筐体10のガイドローラ32を通過した状態においてローラガイド部313に取り付けられる。支持体20を収容させた後においては、図1−1及び図5に示すように、前壁13によって前面開口12を閉じれば、装置筐体10の外表面に唯一投入口11が開口することになる。
一方、前壁13を前方に揺動させて前面開口12を開放し、支持体20を手前側に引き出せば、走行ローラ312がガイドレール33に沿って転動するとともに、ローラガイド部313が転動するガイドローラ32によって案内されることになり、図1−2及び図6に示すように、前面開口12を介して支持体20を装置筐体10の外部に配置することが可能となる(突出位置)。このとき、ローラガイド部313に取り付けたストッパ314がガイドローラ32の周面に当接することによって支持体20の移動が阻止され、ガイドローラ32にローラガイド部313が載置されるとともに、走行ローラ312がガイドレール33に当接された状態を維持するため、支持体20が不用意に脱落する虞れはない。
この廃棄物収容装置を使用する場合には、以下に記載する操作により、支持体20を介して装置筐体10の内部に袋体100を支持させる。適用する袋体100としては、ビニール袋等、液体を浸透させないものであることが好ましい。
まず、支持体20を装置筐体10の外部に配置し、図3及び図11に示すように、マグネット部材25の磁気吸引力に抗してそれぞれの挟持部材24を基準部材21の外表面から離隔した開状態に変位させる。この状態から図12に示すように、袋体100の開口部を支持体20の下方から挿通させ、開口周縁部の全周を折り返して基準部材21の外表面に位置させる。さらに、図13に示すように、それぞれの挟持部材24を上方に揺動させ、マグネット部材25を互いに吸着させて挟持部材24を閉状態に復帰させる。
この状態においては、袋体100の開口周縁部が支持体20において基準部材21と挟持部材24との間に挟持され、開口が拡開した状態に維持される。従って、支持体20を装置筐体10の内部に収容すれば、開口が拡開した状態の袋体100を装置筐体10の内部に支持させることが可能となる。これにより、投入口11から空き缶や空きペットボトル等の廃棄物が投入された場合には、袋体100の内部に確実に収容されるようになり、仮に廃棄物の内部に飲料が残存していたとしても、飲料の漏出に起因した装置筐体10やその周囲の汚損を招来する虞れがない。
袋体100に多数の廃棄物が収容された場合には、前壁13を開いて袋体100ごと支持体20を外部に引き出し、マグネット部材25の磁気吸引力に抗してそれぞれの挟持部材24を基準部材21の外表面から離隔した開状態に変位させる。この状態においては、袋体100を支持体20から取り外すことができ、そのまま廃棄物を回収することができる。尚、袋体100を回収した後には、新たな袋体100を支持体20に支持させ、再び装置筐体10の内部に収容させれば良い。
ここで、上記のように支持体20に対して袋体100を着脱させる操作を行う場合、上記廃棄物収容装置によれば、支持体20を装置筐体10の外部に突出させた状態で行うことができるため、支持体20を把持することなく両手を使うことができ、作業を容易に行うことが可能となる。
しかも、支持体20に対して袋体100を着脱させる際の操作としては、基準部材21に対して挟持部材24を開閉させるだけで良く、大きな操作力を要しない。すなわち、基準部材21に対して挟持部材24を開状態に変位させるには、マグネット部材25の磁気吸引力に打ち勝つだけの操作力を挟持部材24に加えれば良く、基準部材21に対して挟持部材24を閉状態に変位させるには、単に揺動させるだけの操作力を挟持部材24に加えれば良い。従って、支持体20に対して袋体100を確実に支持させるべくマグネット部材25の磁気吸引力を大きく設定した場合にも、これらの操作の際に支持体20やこれを支持する案内手段30に上下方向に向けて大きな力が作用することはなく、耐久性の点で有利となる。
<実施の形態2>
図21−1、図21−2、図23−1及び図23−2は、本発明の実施の形態2である廃棄物収容装置を示したものである。ここで例示する廃棄物収容装置は、実施の形態1と同様に、缶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の容器入り飲料を販売する自動販売機に隣設して配置され、空になったこれらの容器を廃棄物として収容するためのもので、装置筐体40を備えている。
装置筐体40は、前面が開口した箱状を成すもので、開口の一側縁部に扉体41を備えている。扉体41は、装置筐体40の開口を開閉する態様で揺動可能に配設してあり、閉方向に揺動した場合、装置筐体40の開口を閉塞することができる。
扉体41の中間位置には、投入口プレート42a,42bが着脱可能に配設してある。投入口プレート42a,42bは、廃棄物を投入するための投入口が形成された平板部材である。本実施の形態2では、図21−1及び図21−2に示すように、上下2個の投入口42a1,42a2が形成された2口用プレート42aと、図23−1及び図23−2に示すように、上下3個の投入口42b1,42b2,42b3が形成された3口用プレート42bとが用意してあり、扉体41に対してこれら2口用プレート42a及び3口用プレート42bを選択的に取り付けることが可能である。尚、図には明示していないが、扉体41と装置筐体40との間には、装置筐体40の開口が不必要時に不用意に開放しないようにするための施錠手段が設けてある。
この装置筐体40の内部には、袋体100を支持するための支持体50と、支持体50を装置筐体40に対してスライド可能に配設するための案内手段30とが設けてある。このうち、支持体50に関しては、実施の形態1で適用した支持体20とほぼ同じく構成したもので、挟持部材の詳細構成及び基準部材の詳細構成が異なるとともに、分割用アタッチメントを備える点が異なっている。以下の説明においては、これらの相違点について主に説明し、実施の形態1と同様の構成に関しては同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
図14に示すように、実施の形態2で適用する支持体50には、基準部材51の長辺部分51aにそれぞれ2つの挟持部材24が設けてある。2つの挟持部材24は、それぞれ長辺部分51aの長さの1/2よりもさらに短い長さに構成したもので、互いの間に間隔を確保した状態で各長辺部分51aに配設してある。挟持部材24のそれぞれが蝶番部材22の先端部に支持軸23を介して揺動可能に支持してあり、基準部材51の外表面に対して閉状態と開状態とに変位可能である点は、実施の形態1と同様である。また、これら基準部材51及び挟持部材24の間にそれぞれマグネット部材25が配設してあり、基準部材51に対して挟持部材24を閉状態に配置した場合に、マグネット部材25の相互間に作用する磁気吸引力によって挟持部材24を閉状態に保持する点も実施の形態1と同様である。
一方、支持体50の基準部材51には、3箇所に装着用切欠52が設けてある。装着用切欠52は、基準部材51の上縁に開口するもので、長辺部分51aにおいてそれぞれ長さ方向のほぼ中央となる部位及び図14において奥側に位置する長辺部分51aと右側に位置する短辺部分51bとの接合部分に形成してある。
分割用アタッチメント60,70は、支持体50の基準部材51が構成する矩形状の枠の内部を複数の枠部分に分割するためのものである。本実施の形態2では、図15〜図17に示すように、基準部材51の枠の内部を2つの枠部分に分割するための2分割用アタッチメント60と、図18〜図20に示すように、基準部材51の枠の内部を3つの枠部分に分割するための3分割用アタッチメント70とが用意してある。
2分割用アタッチメント60は、図15〜図17に示すように、基準部材51の短辺部分51bとほぼ同じ長さを有した略角筒状を成すアタッチメント本体61と、アタッチメント本体61の両端部に設けた一対の係合用フランジ62とを有したものである。アタッチメント本体61は、基準部材51の短辺部分51bに平行となるように配置した状態で基準部材51の内部に収容することができる寸法に構成してある。アタッチメント本体61の上面を構成する部分には、軸方向に沿ってスリットが設けてあり、このスリットを挟んで両側に位置する部分に、互いに対向する方向に向けて延在する係合爪部63を構成している。各一対の係合用フランジ62は、アタッチメント本体61の端面においてその両側となる部分からそれぞれアタッチメント本体61の延在方向に沿って突出した後、互いに離反する方向に向けて略直角に屈曲したもので、アタッチメント本体61を基準部材51の枠の内部に配置した場合に、それぞれ長辺部分51aの装着用切欠52に嵌合するとともに、屈曲した部分が長辺部分51aの外表面に当接するように構成してある。図からも明らかなように、係合用フランジ62は、その高さ方向の寸法が装着用切欠52の高さ方向の寸法とほぼ同一で、しかもアタッチメント本体61の上端側に設けてある。従って、係合用フランジ62を装着用切欠52に嵌合させた場合、アタッチメント本体61の上面を基準部材51の上面と同一の平面上に位置させることができる。
図16及び図17に示すように、基準部材51に2分割用アタッチメント60を取り付けた場合には、基準部材51の枠の内部が2つの矩形状枠部分50A,50Bに分割されることになる。この場合、分割後の矩形状枠部分50A,50Bには、それぞれ4辺中の3辺となる部分に挟持部材24が配置されることになる。また、挟持部材24の無い辺部分には、矩形状枠部分50A,50Bに対してそれぞれ外方に向けて屈曲延在する係合爪部63が配置されることになる。
3分割用アタッチメント70は、図18〜図20に示すように、短辺構成部170と斜辺構成部270とを一体に構成したものである。
短辺構成部170は、2分割用アタッチメント60と同様に、基準部材51の短辺部分51bとほぼ同じ長さを有した略角筒状を成す短辺用本体171と、短辺用本体171の両端部に設けた一対の係合用フランジ172とを有したものである。短辺用本体171は、基準部材51の短辺部分51bに平行となるように配置した状態で基準部材51の内部に収容することができる寸法に構成してある。短辺用本体171の上面を構成する部分には、軸方向に沿ってスリットが設けてあり、このスリットを挟んで両側に位置する部分に、互いに対向する方向に向けて延在する係合爪部173を構成している。各一対の係合用フランジ172は、短辺用本体171の端面においてその両側となる部分からそれぞれ短辺用本体171の延在方向に沿って突出した後、互いに離反する方向に向けて略直角に屈曲したもので、短辺用本体171を基準部材51の枠の内部に配置した場合に、それぞれ長辺部分51aの装着用切欠52に嵌合するとともに、屈曲した部分が長辺部分51aの外表面に当接するように構成してある。図からも明らかなように、係合用フランジ172は、その高さ方向の寸法が装着用切欠52の高さ方向の寸法とほぼ同一で、しかもアタッチメント本体61の上端側に設けてある。従って、係合用フランジ172を装着用切欠52に嵌合させた場合、短辺用本体171の上面を基準部材51の上面と同一の平面上に位置させることができる。
この短辺構成部170には、一方の側面において長さ方向のほぼ中央となる部位に挟持部用切欠174を形成し、さらにこの挟持部用切欠174の内部に挟持部材175が設けてある。挟持部用切欠174は、短辺構成部170の一側面を構成する部分から係合爪部173に亘る部位を切除する態様で設けたものである。挟持部材175は、基準部材51の短辺部分51bに設けた挟持部材24とほぼ同じ長さを有したもので、短辺構成部170の底面を構成する部分に支持軸176を介して揺動可能に支持してあり、短辺構成部170に対して閉状態と開状態とに変位することが可能である。これら短辺構成部170及び挟持部材175の間には、短辺構成部170に対して挟持部材175を閉状態に配置した場合に、相互間に作用する磁気吸引力によって挟持部材175を閉状態に保持するためのマグネット部材177が配設してある。
斜辺構成部270は、短辺構成部170の一端部から分岐延在し、短辺構成部170と基準部材51とによって構成される矩形の対角線上に配置されるもので、略角筒状を成す斜辺用本体271と、斜辺用本体271の延在端部に設けた一対の係合用フランジ272とを有したものである。斜辺用本体271は、短辺構成部170の両端部に設けた係合用フランジ172をそれぞれ長辺部分51aの装着用切欠52に嵌合させた場合にその先端部が長辺部分51aと短辺部分51bとの接合部に設けた装着用切欠52に向けて延在し、かつ基準部材51の内部に収容することのできる形状及び寸法に構成してある。斜辺用本体271の上面を構成する部分には、軸方向に沿ってスリットが設けてあり、このスリットを挟んで両側に位置する部分に、互いに対向する方向に向けて延在する係合爪部273を構成している。一対の係合用フランジ272は、斜辺用本体271の端面においてその両側となる部分からそれぞれ斜辺用本体271の延在方向に沿って突出した後、互いに離反する方向に向けて屈曲したもので、短辺構成部170の両端部に設けた係合用フランジ172をそれぞれ長辺部分51aの装着用切欠52に嵌合させた場合に長辺部分51aと短辺部分51bとの接合部に設けた装着用切欠52に嵌合するとともに、長辺部分51aの外表面及び短辺部分51bの外表面に当接するように構成してある。図からも明らかなように、係合用フランジ272は、その高さ方向の寸法が装着用切欠52の高さ方向の寸法とほぼ同一で、斜辺用本体271の上端に設けてある。従って、係合用フランジ272を装着用切欠52に嵌合させた場合、斜辺用本体271の上面を基準部材51の上面と同一の平面上に位置させることができる。
図19及び図20に示すように、基準部材51に3分割用アタッチメント70を取り付けた場合には、基準部材51の枠の内部が1つの矩形状枠部分50Aと2つの三角状枠部分50C,50Dとに分割されることになる。この場合、分割後の矩形状枠部分50Aには、4辺中の3辺となる部分に挟持部材24が配置され、かつ分割後の三角状枠部分50C,50Dには、それぞれ3辺中の2辺となる部分に挟持部材24,175が配置されることになる。また、挟持部材24,175の無い辺部分には、いずれも外方に向けて屈曲延在する係合爪部173,273が配置されることになる。
廃棄物収容装置の案内手段30に関しては、実施の形態1と同様に、支持体50において2つの長辺部分51aにそれぞれ走行ローラ312を備えたフレーム部材31を設けるとともに、装置筐体40において側壁内面の互いに対向する部位にガイドローラ32及びガイドレール33を配設することによって構成してある。この案内手段30は、支持体50を装置筐体40の内部に収容させた場合、基準部材51の上面が最も下方に位置する投入口42b3の下縁位置よりもさらに下方となるようにその位置が規定してある。
一方、廃棄物収容装置には、装置筐体40の内部に投入ガイド80,81が着脱可能に設けてある。投入ガイド80,81は、投入口から投入された廃棄物を基準部材51の所定の枠部分に案内するためのものである。
いま、図16及び図17に示すように、支持体50の基準部材51に2分割用アタッチメント60を取り付けた場合には、図21−1、図21−2及び図22に示すように、扉体41に2口用プレート42aを取り付けるとともに、装置筐体40の内部に2分割用投入ガイド80を取り付ける。この2分割用投入ガイド80は、その上縁が2口用プレート42aにおいて上方の投入口42a1と下方の投入口42a2との間にほぼ水平となるように位置する一方、その下縁が2分割用アタッチメント60に沿って延在し、かつ2分割用アタッチメント60の上面に近接して配置されるものである。
2分割用アタッチメント60を取り付けた基準部材51には、扉体41を開放した状態で支持体50を手前側に引き出し、この状態から分割されたそれぞれの矩形状枠部分50A,50Bに袋体100を支持させる。支持させる袋体100は、ビニール袋等、液体を浸透させないものであることが好ましい。
袋体100を支持させるには、マグネット部材25の磁気吸引力に抗してそれぞれの挟持部材24を基準部材51の外表面から離隔した開状態に変位させる。この状態から袋体100の開口部を支持体50の下方から挿通させ、開口周縁部の全周を折り返し、3辺については基準部材51の外表面に位置させる一方、残りの1辺については2分割用アタッチメント60のスリットに挿入させる。その後、それぞれの挟持部材24を上方に揺動させ、マグネット部材25を互いに吸着させて挟持部材24を閉状態に復帰させる。
この状態においては、袋体100の開口周縁部が支持体50の3辺において基準部材51と挟持部材24との間に挟持される。挟持部材24の無い1辺部分に関しても係合爪部63によって袋体100の下方への移動が制限される。これにより、支持体50に支持された袋体100は、その開口が拡開した状態に維持される。従って、支持体50を装置筐体40の内部に収容すれば、開口が拡開した状態の袋体100を装置筐体40の内部に支持させることが可能となる。
上記のように構成された廃棄物収容装置によれば、それぞれの投入口42a1,42a2から空き缶や空きペットボトル等の廃棄物が投入された場合、袋体100の内部に確実に収容されるようになり、仮に廃棄物の内部に飲料が残存していたとしても、飲料の漏出に起因した装置筐体40やその周囲の汚損を招来する虞れがない。この場合、上方の投入口42a1から投入された廃棄物は、2分割用投入ガイド80に案内されることにより装置筐体40の奥方に位置する袋体100に収容され、下方の投入口42a2から投入された廃棄物は、そのまま手前側に位置する袋体100に収容されることになる。従って、例えばそれぞれの投入口42a1,42a2に分別すべき廃棄物の名称を明示しておけば、廃棄物を分別した状態で装置筐体40の内部に収容することが可能となる。
これに対して、図19及び図20に示すように、支持体50の基準部材51に3分割用アタッチメント70を取り付けた場合には、図23−1、図23−2及び図24に示すように、三角状枠部分50C,50Dが装置筐体40の手前側となるように基準部材51を配置する一方、扉体41に3口用プレート42bを取り付け、さらに装置筐体40の内部に3分割用投入ガイド81を取り付ける。3分割用投入ガイド81は、図24及び図25に示すように、上方ガイド81Aと下方ガイド81Bとを備えて構成したものである。上方ガイド81Aは、その上縁が3口用プレート42bにおいて上方の投入口42b1と中間の投入口42b2との間にほぼ水平となるように位置する一方、その下縁が3分割用アタッチメント70の短辺構成部170に沿って延在し、かつ短辺構成部170の上面に近接して配置されるものである。下方ガイド81Bは、その上縁が3口用プレート42bにおいて中間の投入口42b2と下方の投入口42b3との間にほぼ水平となるように位置する一方、その下縁が3分割用アタッチメント70の斜辺構成部270に沿って延在し、かつ斜辺構成部270の上面に近接して配置されるものである。
3分割用アタッチメント70を取り付けた基準部材51には、扉体41を開放した状態で支持体50を手前側に引き出し、この状態から分割された矩形状枠部分50A及び2つの三角状枠部分50C,50Dにそれぞれ袋体100を支持させる。支持させる袋体100は、ビニール袋等、液体を浸透させないものであることが好ましい。
袋体100を支持させるには、マグネット部材25,177の磁気吸引力に抗してそれぞれの挟持部材24,175を基準部材51の外表面から離隔した開状態に変位させる。この状態から袋体100の開口部を支持体50の下方から挿通させ、開口周縁部の全周を折り返した後、それぞれの挟持部材24,175を上方に揺動させ、マグネット部材25,177を互いに吸着させて挟持部材24,175を閉状態に復帰させる。挟持部材24,175の無い1辺部分については袋体100の開口部を係合爪部173,273に係止させれば良い。
この状態においては、袋体100の開口周縁部が支持体50において基準部材51と挟持部材24,175との間に挟持される。挟持部材24,175の無い1辺部分に関しても係合爪部173,273によって袋体100の下方への移動が制限される。これにより、支持体50に支持された袋体100は、その開口が拡開した状態に維持される。従って、支持体50を装置筐体40の内部に収容すれば、開口が拡開した状態の袋体100を装置筐体40の内部に支持させることが可能となる。
上記のように構成された廃棄物収容装置によれば、それぞれの投入口42b1,42b2,42b3から空き缶や空きペットボトル等の廃棄物が投入された場合、袋体100の内部に確実に収容されるようになり、仮に廃棄物の内部に飲料が残存していたとしても、飲料の漏出に起因した装置筐体40やその周囲の汚損を招来する虞れがない。この場合、上方の投入口42b1から投入された廃棄物は、上方ガイド81Aに案内されることにより、矩形状枠部分50Aを通じて装置筐体40の奥方に位置する袋体100に収容され、中間の投入口42b2から投入された廃棄物は、下方ガイド81Bに案内されることにより、次の三角状枠部分50Cを通じて袋体100に収容され、下方の投入口42b3から投入された廃棄物は、そのまま手前側の三角状枠部分50Dを通じて最も手前側に位置する袋体100に収容されることになる。従って、例えば投入口42b1,42b2,42b3に分別すべき廃棄物の名称を明示しておけば、廃棄物を分別した状態で装置筐体40の内部に収容することが可能となる。
2分割用アタッチメント60を取り付けた場合及び3分割用アタッチメント70を取り付けた場合のいずれの状態であっても、袋体100に多数の廃棄物が収容されたら、扉体41を開いて袋体100ごと支持体50を外部に引き出し、マグネット部材25,177の磁気吸引力に抗してそれぞれの挟持部材24,175を基準部材51の外表面から離隔した開状態に変位させる。この状態においては、袋体100を支持体50から取り外すことができ、そのまま廃棄物を回収することができる。尚、袋体100を回収した後には、新たな袋体100を支持体50に支持させ、再び装置筐体40の内部に収容させれば良い。
ここで、上記のように支持体50に対して袋体100を着脱させる操作を行う場合、上記廃棄物収容装置によれば、支持体50を装置筐体40の外部に突出させた状態で行うことができるため、支持体50を把持することなく両手を使うことができ、作業を容易に行うことが可能となる。
しかも、支持体50に対して袋体100を着脱させる際の操作としては、基準部材51に対して挟持部材24,175を開閉させるだけで良く、大きな操作力を要しない。すなわち、基準部材51に対して挟持部材24,175を開状態に変位させるには、マグネット部材25,177の磁気吸引力に打ち勝つだけの操作力を挟持部材24,175に加えれば良く、基準部材51に対して挟持部材24,175を閉状態に変位させるには、単に揺動させるだけの操作力を挟持部材24,175に加えれば良い。従って、支持体50に対して袋体100を確実に支持させるべくマグネット部材25,177の磁気吸引力を大きく設定した場合にも、これらの操作の際に支持体50やこれを支持する案内手段30に上下方向に向けて大きな力が作用することはなく、耐久性の点で有利となる。
しかも、分割用アタッチメント60,70によって分割された後のn角形の枠状部分に対してそれぞれ(n−1)個の辺に相当する部分にのみ挟持部材24,175を配設するようにしているため、つまり、分割後の矩形状枠部分50A,50Bについては3辺部分に挟持部材24を配設し、分割後の三角状枠部分50C,50Dについては2辺部分に挟持部材24,175を配設するようにしているため、挟持部材24,175及びマグネット部材25,177の個数を大きく増大させることなく基準部材51を分割して分別収集が可能になる。この場合、挟持部材24,175の無い辺部分に関しては、係合爪部63,173,273を設けるようにしているため、袋体100が容易に脱落する事態を招来する虞れもない。
尚、上述した実施の形態2において分割用アタッチメント60,70を使わない場合には、実施の形態1と同様に、一つの廃棄収容装置として機能させることができるのはいうまでもない。また、分割用アタッチメントとしては、基準部材51の枠部分を2分割、もしくは3分割するものを例示しているが、必ずしもこれに限らず、4分割以上に分割するようにしても構わない。
尚、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、缶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の容器入り飲料を販売する自動販売機に隣設して配置され、空になったこれらの容器を廃棄物として収容するものを例示しているが、必ずしも飲料用容器を廃棄物として収容するものに限らず、その他の廃棄物を収容するものにももちろん適用することは可能である。また、装置筐体として横断面が矩形状のものを例示しているが、その他の横断面形状を有するものであっても構わない。この場合、支持体の形状に関しても装置筐体の横断面形状の変更に伴って変更することが好ましいのは言うまでもない。
さらに、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、マグネットの磁気吸引力によって基準部材に対して挟持部材を閉じた状態に保持するものを例示しているが、その他の付勢力、例えば弾性力によって基準部材に対して挟持部材を保持するように構成することも可能である。
また、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、基準部材の下縁に挟持部材を支持させるようにしているが、基準部材の上縁に挟持部材を支持させるようにしても良い。さらに、基準部材に対する挟持部材の開閉方向は水平方向に沿った軸心回りである必要はなく、鉛直方向に沿った軸心回りに挟持部材を開閉させることも可能である。
さらに、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、支持体にフレーム基部、走行ローラ及びローラガイド部を設けるとともに、装置筐体にガイドローラ及びガイドレールを設けることによって案内手段を構成しているが、案内手段の構成はこれらに限定されることなく、支持体を装置筐体に対して収容位置から突出位置までの間に案内するものであればその他のものからなるものであっても構わない。この場合、必ずしもスライド移動させるものである必要もない。
本発明の実施の形態1である廃棄物収容装置の外観を示す斜視図である。 図1−1に示した廃棄物収容装置において装置筐体から支持体を引き出した状態を示す斜視図である。 図1に示した廃棄物収容装置において装置筐体の内部を示す要部正面図である。 図1に示した廃棄物収容装置において装置筐体の内部を示すもので、基準部材に対して挟持部材を開いた状態の要部正面図である。 図1に示した廃棄物収容装置において装置筐体の内部を示すもので、支持体を取り外した状態の要部正面図である。 図1に示した廃棄物収容装置の要部断面側面図である。 図1に示した廃棄物収容装置において支持体を引き出した状態の要部断面側面図である。 図1に示した廃棄物収容装置において支持体を取り外した状態を示す要部断面側面図である。 図1に示した廃棄物収容装置の案内手段を示す要部正面図である。 図1に示した廃棄物収容装置の案内手段を示す要部正面一部破断図である。 図1に示した廃棄物収容装置に適用する支持体を示した斜視図である。 図10に示した支持体において基準部材に対して挟持部材を開いた状態の斜視図である。 図1に示した廃棄物収容装置において支持体に袋体の開口周縁部を支持させる際の手順を示す要部断面図である。 図1に示した廃棄物収容装置に適用する支持体の要部断面図である。 本発明の実施の形態2で適用する支持体の斜視図である。 図14に示した支持体に適用する2分割用アタッチメントの斜視図である。 図14に示した支持体に図15に示した2分割用アタッチメントを取り付けた状態を示す斜視図である。 図16の平面図である。 図14に示した支持体に適用する3分割用アタッチメントの斜視図である。 図14に示した支持体に図18に示した3分割用アタッチメントを取り付けた状態を示す斜視図である。 図19の平面図である。 図16に示した支持体を適用する場合の廃棄物収容装置の外観を示す斜視図である。 図21−1に示した廃棄物収容装置において装置筐体から支持体を引き出した状態を示す斜視図である。 図21−1に示した廃棄物収容装置の断面側面図である。 図19に示した支持体を適用する場合の廃棄物収容装置の外観を示す斜視図である。 図23−1に示した廃棄物収容装置において装置筐体から支持体を引き出した状態を示す斜視図である。 図23−1に示した廃棄物収容装置の断面側面図である。 図23−1に示した廃棄物収容装置の要部斜視図である。
符号の説明
10 装置筐体
11 投入口
12 前面開口
13 前壁
20,50 支持体
21,51 基準部材
22 蝶番部材
23 支持軸
24,175 挟持部材
25,177 マグネット部材
30 案内手段
31 フレーム部材
32 ガイドローラ
33 ガイドレール
40 装置筐体
41 扉体
42a,42b 投入口プレート
42a1,42a2 投入口
42b1,42b2,42b3 投入口
52 装着用切欠
60,70 分割用アタッチメント
61 アタッチメント本体
62,172,272 係合用フランジ
63,173,273 係合爪部
80,81,400 投入ガイド
100 袋体
170 短辺構成部
171 短辺用本体
174 挟持部用切欠
270 斜辺構成部
271 斜辺用本体
311 フレーム基部
312 走行ローラ
313 ローラガイド部
314 ストッパ

Claims (4)

  1. 前面に開口を有した箱状を成す装置筐体と、
    前記装置筐体の開口を開閉する扉体と、
    袋体に着脱可能に装着し、前記装置筐体の内部に袋体を支持する支持体と、
    前記装置筐体に対して前記支持体を移動可能に支持し、前記支持体を前記装置筐体の内部に収容した収容位置から前記扉体を開けて前記装置筐体の外部に突出した突出位置までの間に案内する案内手段と
    を備え、これら案内手段及び支持体を介して前記装置筐体の内部に袋体を設置し、前記装置筐体に投入された廃棄物を袋体に収容するようにした廃棄物収容装置であって、
    前記支持体は、
    袋体の開口形状を規定する矩形の枠状に構成した基準部材と、
    この基準部材に対して開閉する態様で配設し、閉じた場合に前記基準部材との間に袋体の開口周縁部を挟持する挟持部材と、
    前記基準部材に対して前記挟持部材を閉じた場合にその状態を保持する保持手段と、
    前記基準部材が構成する枠の内部を前後に分割して複数の枠部分を構成する分割用アタッチメントと
    を備え、
    前記装置筐体は、
    前記扉体に着脱可能に配設され、複数の投入口が上下に沿って並設された投入口プレートと、
    内部に着脱可能に配設され、前記投入口プレートのそれぞれの投入口から投入された廃棄物を前記基準部材の対応する枠部分に案内する投入ガイドと
    を備えたことを特徴とする廃棄物収容装置。
  2. 前記保持手段は、磁力の作用により前記基準部材に対して前記挟持部材を閉じた状態に保持するマグネット部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物収容装置。
  3. 収容位置に配置された支持体を突出位置に向けてスライドさせた場合に当該支持体を突出位置で停止させるストッパ手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物収容装置。
  4. 前記分割用アタッチメントによって分割された後のn角形の枠状部分に対してそれぞれ少なくとも(n−1)個の辺に相当する部分に前記挟持部材を配設したことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物収容装置。
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