JP4952352B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の両面に特定の画像が含まれているか否かを判定する画像読取装置に関し、特に、原稿の両面の画像を各面で異なる読取手段により読み取り、読み取られた画像に特定の画像が含まれているか否かを判定する画像読取装置に関する。
画像読取装置はスキャナに備えられる原稿の画像を読み取る装置である。スキャナには、ファクシミリ、コピー機、またはこれらの複合機に備えられるものもある。
ところで、原稿の中には、紙幣などのように複製をさせることが好ましくないものがある。画像読取装置では、複製を禁じるべき原稿に含まれる特定の画像(以下、「特定画像」ともいう。)の処理ができないように制御される。このような特定画像の一例として、紙幣にしるされている印章がある。画像読取装置は、紙幣の印章などの特定画像が原稿に含まれるか否かを判定する回路基板を特定画像判定手段として備える。特定画像判定手段により特定の画像が含まれると判定された原稿の処理を禁止することで、不正や犯罪を予防することができる。
画像読取装置には原稿の両面の画像を読み取るものも多い。そのような画像読取装置は、例えば、2つの異なる読取手段により原稿の表面と裏面とのそれぞれを読み取る。そして、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿給紙装置)で供給される原稿の両面を読み取る場合、ADFを有する原稿押圧部(以下、「ADF部」ともいう。)にCIS(Contact Image Sensor:密着センサ方式)の第1読取手段を備え、FBS(Flat Bed Scanner)を有する本体(以下、「FBS部」ともいう。)にCCD(Charge Coupled Devices:縮小光学系、光学縮小方式などともいう。)の第2読取手段を備える。これにより、ADF内の原稿搬送路の1度の通過で両面を読み取ることができる。
ここで、不正や犯罪を予防するためには、表面の画像と裏面の画像とのそれぞれに、特定画像が含まれるか否かを判断する方法があるが、原稿押圧部に備えられる第1読取手段と本体に備えられる第2読取手段とのそれぞれに特定画像判定手段としての回路基板を備えることは画像読取装置全体を複雑化させ、コストがかさむ。1つの特定画像判定手段により特定画像の有無を判定することが望ましい。
従来、表面と裏面との入力画像を縮小し1画像に合成して特定画像判定手段に入力する技術が提案されている(特許文献1参照)。これにより、画像読取装置が備える1つの特定画像判定手段によって、原稿の両面に特定の画像が含まれているかを判断することができる。
特開2005-026880号公報
しかしながら、従来の画像読取装置において、原稿押圧部が備える第1読取手段と本体が備える第2読取手段とは、それぞれ原稿の画像を読み取り、3成分で構成される画像情報として出力するため、画像情報を特定画像判定手段に送信するための配線が多くなるという問題がある。
例えば、特定画像判定手段が本体に備えられる場合、原稿押圧部に備えられる第1読取手段から特定画像判定手段に画像情報を送信するために、第1読取手段と特定画像判定手段とは結線される。例えば、画像情報が、画素の色調を光の3原色の輝度で表すRGB系、または画素の色調を輝度と色差で表すYCC系で表されている場合、いずれの場合も画像情報は3成分から構成され、各成分は8bitである。そのため、第1読取手段と特定画像判定手段とを結ぶ配線は24本となる。
さらに、一般に、第1読取手段とCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)とを結ぶ配線がある。例えば、CPUの処理能力が16bitの場合、第1読取手段とCPUとは16本の配線により結線される。
すなわち、原稿押圧部に備えられる第1読取手段と、本体に備えられる特定画像判定手段およびCPUとを結線するために、40本の配線が必要となる。一般に、第1読取手段が備えられる原稿押圧部と特定画像判定手段およびCPUが備えられる本体とはヒンジ構造により開閉自在となっている。このような構造上、原稿押圧部と本体との間を結ぶ配線が多いことは、設計開発の制約および負担になる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、原稿の画像を読み取る読取手段から特定画像判定手段に少ない配線で画像情報を送信することが可能な画像読取装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像読取装置は、原稿の画像を読み取り、読み取られた画像に特定画像が含まれるか否かを判定する画像読取装置であって、前記原稿の第1面の画像を読み取り、読み取られた画像を示す第1画像情報を出力する第1読取手段と、前記第1読取手段から前記第1画像情報を取得し、取得した前記第1画像情報を参照することにより、前記第1画像情報に含まれる画素値を示す情報のうち、各画素の「特定の成分を示す情報である特定成分情報を抽出する抽出手段と、前記特定画像を判定するための特定画像情報として、当該特定画像を構成する画素値における前記特定の成分を示す情報を記憶している特定画像情報記憶手段と、抽出された前記特定成分情報を前記抽出手段から取得するとともに前記特定画像情報を前記特定画像情報記憶手段から取得し、取得した前記特定成分情報と、取得した前記特定画像情報とに基づいて、前記第1面の画像に前記特定画像が含まれているか否かを判定する特定画像判定手段とを備える。
このように、特定画像判定手段は、第1面の画像に特定画像が含まれているか否かを第1画像情報の特定成分のみに基づいて判定する。これにより、第1画像情報の特定成分を出力する抽出手段と特定画像判定手段とは、第1画像情報の特定成分を授受できる配線で接続されればよい。すなわち、第1画像情報の全ての成分を特定画像判定手段に送信するための配線が必要となる場合に比べて、配線を構成する信号線の本数を少なくすることができる。したがって、配線に起因する設計上の制約や負担を軽減することが可能になる。また、放射ノイズを低減させることが可能になる。
このような、画像情報の特定成分は、例えば、RGB系のR成分・G成分・B成分のいずれか、または、YCC系の輝度成分・色差成分の1つ、または、Lab系の明度・色度のいずれか1つなどでよい。
好ましくは、さらに、前記原稿の第2面の画像を読み取り、読み取られた画像を示す第2画像情報を出力する第2読取手段を備え、前記特定画像判定手段は、前記第2画像情報を前記第2読取手段から取得し、取得した前記第2画像情報から前記特定の成分を示す情報を抽出し、抽出した情報と、取得した前記特定画像情報とに基づいて、前記原稿の第2面に前記特定画像が含まれていると判定する。
このように、特定画像判定手段は第2面の画像に特定画像が含まれているか否かを判定する。これにより、1つの特定画像判定手段により原稿の両面それぞれに特定画像が含まれているか否かを判定することができる。したがって、両面の画像それぞれに特定画像が含まれているか否かを判定するために、2つの異なる特定画像判定手段を備える場合に比べて、特定画像判定手段が少なくてすみ、装置全体の構成を簡略化することが可能になり、コストを削減することが可能になる。
さらに好ましくは、前記画像読取装置は、本体に開閉自在に取り付けられた原稿押圧部を備え、前記原稿押圧部は、前記第1読取手段と、前記抽出手段とを有し、前記本体は、前記特定画像情報記憶手段と、前記特定画像判定手段と、前記第2読取手段とを有する。
このように、画像読取装置が備える各手段は、原稿押圧部と本体とに分離して配置される。そのため、抽出手段と特定画像判定手段とを接続する配線が必要となるが、これらの間で送受信される情報は、特定成分情報のみである。特定成分情報は、裏面画像情報の一部であり、裏面画像情報の全てに比べて少ないため、裏面画像情報の全てを送受信する場合に比べて、抽出手段と特定画像判定手段とを接続する配線を少なくすることができる。したがって、配線に起因する設計上の制約や負担を軽減することが可能になる。また、放射ノイズを低減させることが可能になる。
さらに好ましくは、さらに、前記抽出手段と前記特定画像判定手段とを接続し、前記抽出手段により抽出された前記特定成分情報を伝送する専用線を備える。
このように、専用線を備えることにより、抽出手段は、その専用線を介して抽出した特定成分情報を特定画像判定手段に伝送することができる。
例えば、圧縮していない特定成分情報は容量が大きく、システムバスを介して伝送すると、そのためにシステムバスが占有され他の処理が滞る。しかし、専用線を備えることにより、特定成分情報の伝送にシステムバスを利用しないため、システムバスの占有による他の処理への影響をなくすことができ、画像読取装置での処理の低下を抑えることが可能になる。
また例えば、特定成分情報を圧縮することにより、システムバスの占有を緩和することが考えられるが、圧縮処理および伸張処理を実行する負荷がかかるため、プロセッサの負荷が増加する。そこで、圧縮処理および伸張処理のためのプロセッサをさらに備えることも考えられるが、それでは画像読取装置の構成が複雑になる。これに対して、特定画像情報を伝送するための専用線は特定成分のみを伝送するものにすぎず、圧縮処理および伸張処理のためのプロセッサを備える場合に比べて、画像読取装置の構成を複雑にする程度はわずかである。
したがって、特定成分情報を伝送する専用線を備えることによって、特定画像を判定することによる画像読取装置の性能の低下および構成の複雑化を抑えることが可能になる。
さらに好ましくは、前記第2読取手段は、前記第1読取手段より解像能力が高い。
このように、第1読取手段と第2読取手段とで解像能力が異なる場合、第1読取手段より第2読取手段の方が解像能力が高い。一般に、同じ画像を読み取った場合、解像能力が低い第1読取手段により読み取られた画像を示す第1画像情報は、解像能力が高い第2読取手段により読み取られた画像を示す第2画像情報よりも情報量が少ない。そのため、特定画像判定手段は、解像能力が低い第1読取手段により読み取られた画像を示す第1画像情報の特定成分のみを取得することにより、第2画像情報の特定成分のみを取得する場合に比べて、抽出手段と特定画像判定手段とを接続する配線の通信負荷を軽減することが可能になる。
このような、第1読取手段と第2読取手段とで解像能力が異なり、第1読取手段より第2読取手段の方が解像能力が高い場合として、第1読取手段が密着センサ方式で読み取る読取手段であり、第2読取手段が光学縮小方式で読み取る読取手段である例が挙げられる。
なお、本発明は、このような手段を備える画像読取装置として実現することができるだけでなく、このような画像読取装置を備えるスキャナおよびネットワーク複合機として実現することもできる。
本発明により、原稿の画像を読み取る読取手段から原稿に特定の画像が含まれているか否かを判定する特定画像判定手段に少ない配線で画像情報を送信することができる。したがって、その配線による設計上の制約や負担を軽減することが可能になり、配線からの放射ノイズを低減することが可能になる。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像読取装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態としてのネットワーク複合機を含む通信システムの構成例を示す図である。
本図に示す通信システムは、ネットワーク複合機1および2と、端末3および4とにより構成され、ネットワーク複合機1とネットワーク複合機2とはPSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆電話回線網)5を介して接続され、ネットワーク複合機1と端末3と端末4とはLAN(Local Area Network)6を介して接続されている。
ネットワーク複合機1および2は、プリンタ、ファクシミリ、LAN通信およびスキャナ機能を備える。また、端末3および4は、LAN通信できるコンピュータなどである。本発明の画像読取装置は、ネットワーク複合機1および2が備えるスキャナに含まれる。
例えば、ネットワーク複合機1は、スキャナにより読み取られた原稿の画像を示す情報(以下、「画像情報」ともいう。)を、ネットワーク複合機2にPSTN5を介してファクシミリ送信し、また、端末3および4にLAN6を介して送信する。
図2は、ネットワーク複合機1の外観を示す図である。図2(a)はネットワーク複合機1の正面図であり、図2(b)はネットワーク複合機1の平面図である。図2(a)に示すようにネットワーク複合機1は、本体と原稿押圧部とを備える。
原稿押圧部は、FBSのコンタクトガラス上に載置された原稿を押さえつける部位であり、本実施の形態のADF部20は原稿押圧部の一例である。
本体は、ネットワーク複合機1のADF部20、ヒンジ部35および配線40を除く部分をいう。すなわち、FBS部10とユーザインターフェース30は、本体の一部である。
ADF部20は、図2(b)に示すようにヒンジ部35によりFBS部10に取り付けられており、ヒンジ部35を軸にユーザインターフェース30側が開閉自在となっている。すなわち、FBS部10とADF部20とはヒンジ部35により連結され、FBS部10とADF部20とのそれぞれに備えられる回路基板は、信号線を束ねた配線40を介して情報を送受信する。
ユーザインターフェース30は、FBS部10と一体となっており、図2(b)に示すように操作パネル32とディスプレイ34とを備える。
図3は、本実施の形態のスキャナの主要部を示す断面図である。スキャナは、上記のようにADF部20とFBS部10とから構成される。
ADF部20は、ADFと裏面読取部70とを備える。ADFは、原稿供給トレイ52と、搬送ローラ54、58および60と、原稿排出トレイ64とを備え、裏面読取部70はADFにより搬送される各原稿の裏面に含まれる画像を読み取る。
図4は、本実施の形態の裏面読取部70の詳細を示す図である。裏面読取部70は、等倍光学系で画像を読み取る。このような裏面読取部70は、密着センサを用いたものであって、筐体93と、それに取り付けられた透光性のコンタクトガラス91とを備え、筐体93は、一列に配置されている光源95と、搬送路の裏面読取スリット72を通過する原稿50からの反射光を光学レンズ97を介して受光する光電変換素子99とを有する。本実施の形態の光電変換素子99は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。なお、裏面読取部70の光電変換素子99は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサであってもよい。
ここで図3の説明に戻る。
FBS部10は、FBSを備える。FBSは、表面読取部75とコンタクトガラス76とを備える。表面読取部75は、走査部79と、ミラー83および85と、光学レンズ87と、光電変換素子89とを備える。走査部79は、光源80とミラー81とを備える。光源80の具体例としては、LED(Light Emitting Diode)を挙げることができる。また、光電変換素子89の具体例としては、CCDイメージセンサを挙げることができる。
このようなスキャナにより原稿を読み取る場合の各部の動作について説明する。
まず、コンタクトガラス76上に載置された原稿を読み取る場合、走査部79は、光源80が光を発しながら図示しない駆動装置により本図の右方向に移動することによって、原稿を走査する。操作中の原稿からの反射光はミラー81とミラー83および85とを介して、光電変換素子89に受光され電子データとして出力される。このとき、ミラー83および85は、図示しない駆動装置により、ミラー81から光電変換素子89までの距離が一定になるように走査部79とは異なる速度で本図の右方向に移動する。走査部79およびミラー83および85は、原稿を走査した後に初期位置に戻る。これにより、コンタクトガラス76と接する原稿面上の画像を読み取ることができる。
次に、原稿供給トレイ52に載置された複数の原稿50の両面を読み取る場合の各原稿50の動きとその原稿50の読み取りの流れについて説明する。
原稿供給トレイ52に載置された各原稿50は、ローラ54により搬送が開始され、搬送される各原稿50が通過する搬送路56の脇に配置された複数のローラ58および60により搬送される。搬送される原稿50は、搬送されている途中で、裏面読取スリット72において裏面読取部70により裏面が読み取られ、表面読取スリット77において表面読取部75により表面が読み取られる。
このように、本実施の形態のようなスキャナでは、搬送路を通過する原稿の表面と裏面とをそれぞれ異なる読取部により読み取る。そのため、搬送路を一度通過させるだけで両面の読み取りを完了させることができる。
また、両面を読み取る場合、表面画像が裏面画像よりも先に読み取られる。そのため、後述するように、先に読み取られる表面画像に基づいて原稿に特定画像が含まれるか否かを判定することによって、後に読み取られる裏面画像に基づいて原稿に特定画像が含まれるか否かを判定するよりも判定結果を早く得ることができる。そのため、判定結果を待って開始される処理の開始を早くすることができるため、処理全体を早く終了させることが可能になる。
ここで、原稿の表面は請求項に記載の「原稿の第2面」に相当し、原稿の裏面は請求項に記載の「原稿の第1面」に相当する。
図5は、本実施の形態のネットワーク複合機1のハードウェア構成の一例を示す図である。ネットワーク複合機1のハードウェア構成の一例を示す図である。
ネットワーク複合機1は、ユーザインターフェース30と、CPU101と、ROM103と、RAM105と、モデム107と、NCU109と、スキャナ113と、プリンタ115と、LANI/F117とを備え、これらは内部バス119により接続されている。
ユーザインターフェース30は、操作パネル32とディスプレイ34とを有する。操作パネル32は、利用者からの操作を受け付ける部位であり、具体的にはキーボタンやタッチパネルなどである。ディスプレイ34は利用者への操作ガイドや、ネットワーク複合機1の動作状態を表示する表示装置であり、具体的にはLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)等である。
CPU101は、ROM103に格納された制御プログラム103aを実行することにより、ネットワーク複合機1の全体を制御する。CPU101は、本発明に特徴的な処理として、特定の画像を含む原稿が読み取られた場合、その原稿の画像がそのまま電子データとして出力または送信され、また、その原稿の画像がそのまま印刷されることがないように制御する。
ROM103は、CPU101が実行する制御プログラム103aを保持する読み出し専用メモリである。
RAM105は、CPU101が制御プログラム103aを実行する際に用いられるワークデータ、及びスキャナ113から得られる電子データを保持する読み書き可能なメモリである。
モデム107は、RAM105に保持された電子データをファクシミリ信号に変調して送信し、また外部から受信されたファクシミリ信号を電子データに復調する。モデム107は、例えばG3規格に準拠したファクスモデムである。
NCU109は、モデム107とPSTN5との接続を制御する網制御装置である。
スキャナ113は、画像を読み取る装置であり、原稿の両面の画像をそれぞれ異なる読取手段により読み取り、読み取られた画像に特定画像が含まれるか否かを判定する画像読取装置の一例である。
本実施の形態に特徴的な機能としては、スキャナ113は、ROM103に格納されている制御プログラム103aを実行するCPU101の制御下で、原稿供給トレイ52に載置された複数の原稿を順に供給し、供給された原稿を読み取り、読み取った情報を電子データとしてRAM105に格納する。また、スキャナ113は、後述するように、読み取った画像に特定の画像が含まれているか否かを判定し、読み取った画像を圧縮する。読み取った画像に特定の画像が含まれているか否かを判定する機能および読み取った画像を圧縮する機能は、それぞれ1つまたは複数の回路基板により実現される。
プリンタ115は、印刷装置であり、例えば、RAM105に格納された各原稿を示す電子データを、CPU101の制御下で原稿イメージとして印刷出力する。
LANI/F117は、ネットワーク複合機1とLAN6とを接続する通信アダプタであり、例えば、スキャナ113により得られた各原稿を含む電子データを、CPU101の制御下で端末3等へ送信する。
図6は、本実施の形態のスキャナ113が備える機能構成を示すブロック図である。本図には、スキャナ113の詳細と、図5に示す各部のうち特にスキャナ113と関連するCPU101およびRAM105と、内部バス119とを示す。
スキャナ113は、ADF部20内に、裏面読取部70と、原稿搬送部120と、裏面画像処理部127と、画像抽出部121とを備え、FBS部10内に、表面読取部75と、特定画像記憶部123と、特定画像判定部125と、表面画像処理部129とを備える。
まず、ADF部20内の各部について説明する。
原稿搬送部120は、制御プログラム103aを実行するCPU101の制御下で、原稿供給トレイ52に載置された複数の原稿を順に供給する。原稿搬送部120は、具体的には、ローラ54、58、および60やローラ54および58を駆動するモータなどにより実現されるADFであり、請求項に記載の原稿供給部に相当する。
裏面読取部70は、ADFにより供給される原稿の両面を読み取る場合に裏面の画像を示す裏面画像情報を読み取る部位であり、請求項に記載の第1画像読取部に相当する。裏面読取部70については既に説明したため、ここでの詳細な説明は省略する。
裏面画像処理部127は、裏面読取部70により読み取られた原稿の裏面の画像を示す画像情報に画像処理を施し、データ量を圧縮する。画像情報を圧縮する方式としては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式やGIF(Graphics Interchange Format)ファイルへの画像圧縮方式などが例として挙げられる。
画像抽出部121は、裏面読取部70から裏面画像情報を取得し、取得した裏面画像情報を参照することにより、その裏面画像情報に含まれる画素値を示す情報のうち、特定成分情報を抽出する処理部であり、請求項に記載の抽出手段に相当する。
ここで、特定成分情報とは、画像抽出部121が取得した画像情報に含まれる各画素における画素値の特定の成分を示す情報をいう。
本実施の形態では、裏面画像情報は、裏面読取部70により読み取られた裏面の画像に含まれる各画素のRGB成分の全てを含んでおり、画像抽出部121は、裏面画像情報に含まれるRGB成分のうちのR成分のみを抽出する。本実施の形態の特定成分情報は、裏面画像情報に含まれる各画素におけるR成分の値を示す情報である。以下、画像情報をRGB成分で示す場合を「RGB系」で示すともいう。
また、特定成分の抽出は、例えば、画素ごとの各成分が画像情報においてどのような順番で含まれるかという画像情報のフォーマットを画像抽出部121が記憶しておくことで実現できる。すなわち、画像抽出部121が裏面画像情報を参照し、画像情報のフォーマットにしたがって特定成分に対応する情報を抽出する。
次に、FBS部10内の各部について説明する。
表面読取部75は、ADFにより供給される原稿の両面を読み取る場合に表面の画像を示す表面画像情報を読み取る部位であり、請求項に記載の第2画像読取部に相当する。表面読取部75については既に説明したため、ここでの詳細な説明は省略する。本実施の形態では、表面読取部75の解像能力と裏面読取部70の解像能力とは同一である。
表面画像処理部129は、表面読取部75により読み取られた原稿の表面の画像を示す画像情報に画像処理を施し、データ量を圧縮する。画像情報を圧縮する方式としては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式やGIF(Graphics Interchange Format)ファイルへの画像圧縮方式などが例として挙げられる。
特定画像記憶部123は、特定画像の特徴を示す値を含む特定画像情報123aを記憶しており、請求項に記載の特定画像情報記憶手段に相当する。本実施の形態の特定画像情報123aは、特定画像の一部である特定領域に含まれる各画素値の特定の色成分の値を、特定画像の特徴を示す値として含む。特定画像情報123aについて、より具体的に図7を参照して説明する。
図7(a)は本実施の形態の特定画像を示す図である。本実施の形態の特定画像は、本図の点線枠131で囲まれた矩形領域内の画像であり、縦横ともに15画素であるとする。点線枠132bで囲まれた矩形領域内の画像は、点線枠132aで囲まれた矩形領域内の画像を90度回転させた画像である。このように、回転後の画像の情報も記憶しておくことにより、特定画像を含む原稿が回転して読み取られた場合にも、特定画像が含まれるか否かを判定することができる。
図7(b)は、本実施の形態の特定画像記憶部123が記憶している特定画像情報123aの一例を説明するための概念図であり、実線枠133aおよび133bで示される特定画像の7ライン目を画素ごとに示す。斜線は、特定画像に含まれる画像の画素値のR成分がある部分を示す。
図7(c)は、本実施の形態の特定画像記憶部123が記憶している特定画像情報123aの一例を示す図である。
本図に示す特定画像情報123aは、位置と値とを含む。位置は、第1成分がX座標位置、第2成分がY座標位置、第3成分が回転前か回転後かを示す。より具体的には、第1成分には、X座標位置として、左から順に0〜14が付与される。また、第2成分には、Y座標位置として、上から順に0〜14が付与される。さらに、第3成分には、回転前の画像には「0」を回転後の画像には「1」が付与される。また、値は、各位置に対応する画素値に含まれるR成分の値である。
本図に示す特定画像情報123aは、例えば、位置「(0,0,0)」の値が「0」であり、位置「(1,7,0)」の値が「255」である特定画像情報を含む例を示す。
ここから、図6の説明に戻る。
配線40は、画像抽出部121と特定画像判定部125とを接続する結線であり、画像抽出部121により抽出された情報を伝達する。具体的には、配線40は、画像抽出部121を備える回路基板と特定画像判定部125を備える回路基板とを接続するハーネスなどである。
本実施の形態では、画像抽出部121は裏面画像情報からR成分のみを抽出する。そのため、配線40は、8bitの情報伝達のための配線であり、8本の信号線により構成される。
また、CPU101とADF部20の原稿搬送部120および裏面画像処理部127とを接続する配線は、内部バス119と直結されており、画像抽出部121と特定画像判定部125とを接続する配線40とは独立している。
一般に、モデム107やプリンタ115などは、内部バス119を介してCPU101により制御される。特定画像の判定のために送受信される画像情報により内部バス119が占有されると、内部バス119を介したモデム107やプリンタ115などの制御が遅延する。配線40が内部バス119と独立しているため、特定画像の判定のために送受信される画像情報による内部バス119への影響をなくすことができ、内部バス119を解した他の制御に対する特定画像判定処理の影響を低減させることが可能になる。
特定画像判定部125は、表面および裏面の画像に特定画像が含まれているか否かを判定する。
すなわち、特定画像判定部125は、画像抽出部121により抽出された裏面画像情報の一部である特定成分情報を画像抽出部121から配線40を介して取得するとともに、特定画像記憶部123が記憶している特定画像情報123aを取得し、取得した特定成分情報から得られる原稿裏面に含まれる画像の特徴を示す値と、取得した特定画像情報123aに含まれる特定画像の特徴を示す値とを比較し、比較した結果、2つの特徴量の差が予め定められた範囲内にある場合に、裏面に特定画像が含まれていると判定する。
さらに、特定画像判定部125は、表面読取部75により読み取られた表面画像情報を表面読取部75から取得し、取得した表面画像情報から得られる原稿表面に含まれる画像の特徴を示す値と、取得した特定画像情報123aに含まれる特定画像の特徴を示す値とを比較し、比較した結果、2つの特徴量の差が予め定められた範囲内にある場合に、表面に特定画像が含まれていると判定する。
ここで、1台のネットワーク複合機当たりのコストを削減し、故障の原因を減らすために、特定画像判定部125は、ADF部20とFBS部10とのそれぞれに備えられるよりも、ADF部20とFBS部10とのいずれかに1つのみ備えられる方が望ましい。そのため、本実施の形態では、特定画像判定部125は1つである。
本実施の形態の特定画像判定部125はFBS部10に備えられている。特定画像判定部125は、ADF部20に備えられている裏面読取部70が読み取った裏面画像情報を取得するため、配線40により画像抽出部121と接続される。
本実施の形態では、画像抽出部121により裏面画像情報の一部のみが抽出されるため、配線40は8本の信号線で足りる。すなわち、RGB系やYCC系の全ての情報を伝達するために必要な配線が24本であるのに対して、本実施の形態の配線40に含まれる信号線の本数は少なくてよい。このように信号線が少なくてすむため、ADF部20とFBS部10との間で配線を取り回すための設計上の制約や負担を軽減することが可能になる。また、信号線を少なくすることができるため、放射ノイズを低減させることが可能になる。
また、一般に、原稿搬送部120と内部バス119とを接続する配線と、裏面画像処理部127と内部バス119とを接続する配線には、共通の配線である内部バス接続配線が利用される。内部バス接続配線は、CPUが16bitの場合、信号を伝達するための16本の信号線により構成される。
配線40は、内部バス接続配線とは別に設けられる。これにより、裏面読取部70から特定画像判定部125への裏面画像情報の送信に内部バス接続配線および内部バス119が占有され、その結果、処理の遅延が発生することを防止することが可能になる。
図8は、本発明の画像読取装置が実行する表面処理の流れを示すフローチャートである。本図の説明において、CPU101は、ROM103に格納されている制御プログラム103aを実行しており、その制御プログラム103aに従って各部を制御する。
CPU101は、操作パネル32に入力された利用者の原稿読取の指示を取得する(S11)。
原稿搬送部120は、原稿の読取開始の指示を取得したCPU101の制御の下で、搬送路を搬送される原稿を検知するセンサ群からの情報に基づいてローラ54および58を回転させ、原稿供給トレイ52に載置された原稿50を供給する(S12)。
表面読取部75は、搬送路56を通過する原稿の表面の画像を読み取る(S13)。
特定画像判定部125は、表面読取部75により読み取られた表面の画像を示す表面画像情報を取得し、その表面画像情報が示す画像に特定画像記憶部123が記憶している特定画像が含まれるか否かを判定する(S14)。
ここで、特定画像が含まれているか否かを判定する処理(S14)の具体的な手順について、図10(a)を参照して説明する。
図10(a)は、特定画像を含む原稿の一例を示す図である。ここで、特定画像は、図7(a)に示す画像であり、特定画像情報123aは図7(c)に示す内容である。図10(a)に示すように原稿の表面には、右下部に特定画像が含まれている。
特定画像判定部125は、図10(a)に示す原稿の画像を示す表面画像情報を表面読取部75から取得し、特定画像記憶部123が記憶している特定画像情報123aを取得する。
次に、特定画像判定部125は、取得した表面画像情報の上から順に連続する15ラインの各ラインに含まれる連続した15画素分の画素値と、取得した特定画像情報123aを構成する各ラインに含まれる連続した15画素分の画素値とを比較する。ここでの15ラインおよび15画素は、特定画像のサイズに対応している。
すなわち、本実施の形態では特定画像が含まれているか否かを判断するための画像の特徴量として、各行に含まれる一定数の連続した画素の画素値のR成分を用いる。また、本実施の形態の特定画像判定部125は、取得した情報が原稿の表面に対応する情報であるか原稿の裏面に対応する情報であるかを判定し、原稿の表面に対応する情報であると判定された場合にはR成分を抽出する。
ここで、特定画像判定部125が、取得した情報が表面画像情報であるか、裏面画像情報の一部かを判定する手順について説明する。
本実施の形態において、表面画像情報であるか裏面画像情報であるかは、各画像情報に含まれる情報量で判定する。表面画像情報はRGB成分のすべてを含むのに対して、裏面画像情報はR成分のみであるため、表面画像情報の情報量は裏面画像情報の情報量より多い。したがって、読み取る原稿のサイズに応じた閾値を記憶しておくことにより実現できる。
具体的には、表面読取部75から出力される表面画像情報には読み取った原稿のサイズを示す情報が含まれ、裏面読取部70から出力される裏面画像情報には読み取った原稿のサイズを示す情報が含まれる。また、画像抽出部121は、裏面画像情報に含まれる原稿のサイズを示す情報を特定画像判定部125に引き渡す。したがって、特定画像判定部125は、取得した情報に含まれる原稿のサイズに対応する閾値と、その取得した情報の情報量とを比較する。
ここで、取得した情報とは、表面画像情報または裏面画像情報の一部である。
特定画像判定部125は、取得した情報に含まれる情報量が閾値より多い場合は画像情報は表面画像情報であり、取得した情報に含まれる情報量が閾値と同じであるかまたは閾値より少ない場合は画像情報は裏面画像情報であると判定する。
なお、予め表面画像情報と裏面画像情報とに、それぞれが原稿表面と原稿裏面とに対応する画像情報であることを示すフラグを含め、そのフラグを画像抽出部121が参照することにより、画像情報が表面画像情報であるか裏面画像情報であるかを判定してもよい。
ここから、特定画像が含まれているか否かを判定する処理(S14)の説明に戻る。
本実施の形態では、特定画像判定部125は、表面画像のうち、縦15ライン横15画素の画素値と、特定画像に含まれる対応する位置の画素の画素値との差分絶対値和を比較の結果として算出し、算出した差分絶対値和が予め定められた閾値以下であるか否かにより、特定画像が含まれているか否かを判定する。
すなわち、特定画像判定部125は、算出した差分絶対値和が閾値より大きい場合には、特定画像が含まれていないと判定し(S14でNo)、差分絶対値和が閾値以下である場合には、特定画像が含まれていると判定する(S14でYes)。
ここで、図7と図10(a)とを参照して、1ライン分の画素値の比較の一例について説明する。図10(a)に示す第1の画像領域136は、左下の点線で囲まれた部分を示し、第2の画像領域は右下の点線で囲まれた部分138を示す。第1の画像領域と第2の画像領域とはともに、縦15ライン横15画素の画像領域を示している。また、第1のライン137は、第1の画像領域136に含まれる7行目の画素であり、第2のライン139は、第2の画像領域138に含まれる7行目の画素である。第1のライン137と第2のライン139とは共通のライン135の一部である。
特定画像判定部125は、対応する表面画像に含まれる、左右に連続した15個の画素の画素値を、特定画像情報123aに含まれる画素値と比較する。第1のライン137に含まれる画素の画素値がすべて「0」である場合、比較の結果として得られる7行目の差分絶対値和は「1275」(=0×10+255×5)となる。
また、第2のライン139に含まれる画素の画素値が左から順に「10、245、0、255、0、0、0、255、0、0、0、255、0、255、0」である場合、比較の結果として得られる7行目の差分絶対値和は「20」となる。
このように、表面画像の一部である第2のライン139に特定画像が含まれているため、特定画像判定部125は、図10(a)に示す原稿の表面に特定画像が含まれると判定する(S14でYes)。
同様に、各画像領域の1ライン目から6ライン目および8ライン目から15ライン目までの画素値についても差分絶対値和を算出し、1行目から15行目までの差分絶対値和を合計することによって、特定画像判定部125は、特定画像が含まれているか否かの判定に係る差分絶対値和を算出する。
ここから、図8の説明に戻る。
特定画像が含まれていないと判定された場合(S14でNo)、表面画像処理部129は、特定画像判定部125の判定結果を取得したCPU101の制御の下、表面読取部75から表面画像情報を取得し、取得した表面画像情報をそのまま圧縮する(S15)。
また、特定画像が含まれていると判定された場合(S14でYes)、表面画像処理部129は、特定画像判定部125の判定結果を取得したCPU101の制御の下、表面読取部75から表面画像情報を取得し、取得した表面画像情報に加工を施した後に、圧縮する(S16)。ここで、特定画像が含まれる原稿に対する加工の例を図10(b)を参照して説明する。
図10(b)は本発明の画像読取装置を備えるネットワーク複合機によって作成された特定画像が含まれる原稿の複製の一例を示す図である。このように、原稿全体に斜線の影が施され、原稿に含まれる特定画像は薄くぼかされる。このような加工をすることにより、特定画像が含まれる原稿の複製を印刷したとしても、その複製の使用を防止することが可能になる。
表面画像処理部129は、表面画像処理(S15)または表面画像加工処理(S16)において圧縮された画像情報をCPU101の制御の下でRAM105に格納し(S17)、表面処理を終了する。
図9は、本発明の画像読取装置が実行する裏面処理の流れを示すフローチャートである。本図の説明において、CPU101は、ROM103に格納されている制御プログラム103aを実行しており、その制御プログラム103aに従って各部を制御する。
図8を参照して説明した表面処理のうち表面読取処理(S13)に後続する処理と、本図を参照して説明する裏面処理のうち裏面読取処理(S22)に後続する処理とは、並行して実行される。並行処理により、原稿の両面の読み取りに掛かる処理速度を向上させることが可能になる。
原稿搬送部120は、原稿50の搬送を継続し(S21)、裏面読取部70は、搬送路を通過する原稿の裏面の画像を読み取る(S22)。
画像抽出部121は、裏面読取部70により読み取られた裏面画像を示す裏面画像情報から特定成分情報を抽出し、特定画像判定部125は、特定成分情報を配線40を介して取得し、その裏面画像情報が示す画像に特定画像記憶部123が記憶している特定画像が含まれるか否かを判定する(S23)。ここでの、詳細な判定方法は、表面画像での特定画像判定処理(S14)と同様である。そのため、ここでは判定処理(S23)の詳細な説明は省略する。
特定画像が含まれていないと判定された場合(S23でNo)、裏面画像処理部127は、特定画像判定部125の判定結果を取得したCPU101の制御の下、裏面読取部70から裏面画像情報を取得し、取得した裏面画像情報をそのまま圧縮する(S24)。
また、特定画像が含まれていると判定された場合(S23でYes)、裏面画像処理部127は、特定画像判定部125の判定結果を取得したCPU101の制御の下、裏面読取部70から裏面画像情報を取得し、取得した裏面画像情報に加工を施した後に、圧縮する(S25)。ここで、特定画像が含まれる原稿に対する加工の例は、図10(b)を参照して説明した表面の画像と同様であるため、ここでの説明は省略する。
裏面画像処理部127は、裏面画像処理(S24)または裏面画像加工処理(S25)において圧縮された画像情報をCPU101の制御の下でRAM105に格納し(S26)、処理を終了する。
以上、図8および図9を参照してスキャナ113が実行する処理について説明した。このように、本実施の形態のスキャナは、1つの特定画像判定部125によって、表面と裏面との両方の画像に特定画像が含まれているかを判定することができる。また、特定画像判定部は、R成分のみ、すなわち画像情報の一部のみによって、特定画像が含まれているか否かを判定することができる。
以上の処理により判定された結果をユーザに提示する例を図11に示す。
図11は、読み取られた原稿に特定画像が含まれることを提示するディスプレイ34の表示例を示す図である。原稿に特定画像が含まれていた場合、本図に示すように、特定画像判定部125の判定結果を取得したCPU101により、ディスプレイ34には読み取られた原稿に特定画像が含まれていたことが表示される。これにより、利用者は出力された画像に図10(b)に示すような加工処理が施されたのが、原稿に特定画像が含まれていたためであることを知ることができる。
以上、本発明の実施の形態に係る画像読取装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態で特定画像判定部125は、FBS部10に備えられることとしたが、FBS部10の代わりにADF部20に備えられてもよい。この場合、FBS部10に画像抽出部が備えられ、表面読取部により読み取られた表面画像情報は、その一部が画像抽出部により抽出され、画像抽出部により抽出された情報が配線を介して画像抽出部から特定画像判定部に送信される。これにより、実施の形態と同様に、配線を構成する信号線の本数を少なくすることができるため、設計の制約および負担を軽減することが可能になる。
例えば、特定画像判定部125は、原稿に特定画像が含まれているか否かを判定するためにヒストグラムを用いても良い。ここでいう「ヒストグラム」とは、画像中に含まれる各画素の画素値の分布を示すヒストグラムである。画素値がRGB成分で表される場合を例に説明する。
特定画像記憶部123は、特定画像に含まれるR成分のヒストグラムを特定画像情報123aとして記憶している。
特定画像判定部125は、原稿に含まれる、特定画像の大きさに相当する各領域のR成分のヒストグラムと特定画像情報123aとを比較し、比較の結果、両者の差分を閾値と比較する。これにより、原稿に特定画像が含まれるか否かを判定することができる。
まず、特定画像情報123aは、特定画像を構成する画素の画素値のR成分ではなく、G成分、またはB成分であってもよい。
また、実施の形態において、裏面画像情報はRGB系で示されるとしたが、輝度・色差成分で示されてもよい。この場合、輝度および色差から、特定の色成分を算出することができるため、この場合であっても、実施の形態と同様に特定の色成分のみを抽出することができる。以下、画像情報を輝度・色差成分で示す場合を「YCC系」で示すという。さらに、裏面画像情報は明度・色度成分で示されてもよい。以下、裏面画像情報を明度・色度成分で示す場合を「Lab系」で示すという。
さらに、裏面画像情報が、RGB系であるか、YCC系であるか、Lab系であるかにかかわらず、画像抽出部121は、裏面画像情報に含まれる輝度または2つの色差のいずれか1つを抽出してもよい。裏面画像情報が、RGB成分により裏面の画像を示される場合、画像抽出部121は、抽出すべき情報として予め定められている輝度または2つの色差のいずれか1つを算出することとによって、予め定められた情報を抽出することができる。
次に、特定画像情報は、特定画像の1ラインのみではなく、複数ラインの画素に含まれる画素値のR成分であってもよい。この場合、特定画像判定部は、対応する複数ラインに含まれる画素の画素値を比較し判定する。より具体的には、対応する位置にある各画素の画素値の絶対値差分和を閾値と比較し、閾値より大きい場合に特定画像が含まれていないと判定し、閾値以下である場合に特定画像が含まれていると判定する。これにより、複数ラインに含まれる画素を用いて特定画像が含まれるか否かを判定することができ、判定の精度を向上させることが可能になる。
さらに例えば、実施の形態では表面読取部75と裏面読取部70との解像能力が同一であるとしたが、表面読取部と裏面読取部とで解像能力が異なっていてもよい。例えば、表面読取部の解像能力が裏面読取部よりも高く、両面で共通の特定画像情報により特定画像の判定をする場合、特定画像情報は裏面読取部70の解像能力に対応する画素数の画素値を含む。そのため、表面読取部75から出力される表面読取情報は、特定画像情報に含まれる画素数となるように補完処理または一部の間引き処理がされた後に、特定画像判定部に入力される。
さらに例えば、本実施の形態の特定画像記憶部123は、特定画像情報123aとして表面と裏面とに共通の特定画像情報123aを記憶し、特定画像判定部はその特定画像情報123aを参照して、両面のそれぞれに特定画像が含まれるか否かを判定したが、特定画像情報は表面用と裏面用とで異なっていても良い。
まず、表面用の特定画像情報は、特定成分のみではなく特定画像の画像情報のすべてを含んでいても良い。この場合、裏面画像について、特定画像判定部は、実施の形態と同様の方法によって判定する。他方、表面画像について、特定画像判定部は、表面画像情報と特定画像とのそれぞれに含まれる各画素の画素値の各成分の差分絶対値と閾値とを比較し、比較の結果、閾値より大きい場合に特定画像が含まれていないと判定し、閾値以下である場合に特定画像が含まれていると判定する。これにより、表面画像については、より精度の高い判定が可能になる。
また、表面用の特定画像情報が裏面用の特定画像情報よりも、多くの画素の画素値を示す情報を含んでいてもよい。例えば、同じ画像の特定領域に含まれる画素の画素値を特定画像情報とする場合、表面読取部と裏面読取部とで解像能力が異なれば特定画像情報に含まれる画素数は異なる。すなわち、表面読取部の方が裏面読取部よりも解像能力が高い場合には、表面用の特定画像情報に含まれる画素数は、裏面用の特定画像情報に含まれる画素数よりも多くなる。このように、表面読取部と裏面読取部とのそれぞれの解像能力に応じて、表面用の特定画像情報と裏面用の画像情報とを使い分けることにより、解像能力に応じて精度の高い特定画像の判定が可能になる。
さらに例えば、本実施の形態では特定画像判定部125は、取得した情報が表面画像情報であるか裏面画像情報の一部であるかを取得した情報に含まれる情報量に基づいて判定することとしたが、この判定方法はこれに限られない。具体的には、表面画像情報には表面読取部75により表面の画像であることを示すフラグ情報が含められ、また、裏面画像情報には裏面読取部70により裏面の画像であることを示すフラグ情報が含められていてもよい。この場合、画像抽出部121が裏面の画像であることを示すフラグ情報を含む裏面画像情報の一部を特定画像判定部125に引き渡すことにより、特定画像判定部125は、取得した情報に含まれるフラグ情報を参照することにより、その取得した情報が表面画像情報であるか裏面画像情報の一部であるかを判定することができる。
さらに例えば、本実施の形態では表面画像情報は画像抽出部などを介することなく直接、表面読取部75から特定画像判定部125に引き渡されることとしたが、本実施の形態の裏面画像情報と同様に、表面読取部75により読み取られた後に、画像抽出部を介して特定画像判定部125に引き渡されてもよい。すなわち、特定画像判定部125は、裏面画像情報については特定の色成分など一部のみを取得するのに対して、表面画像情報については少なくとも一部を取得すればよい。これにより、裏面画像情報を引き渡すための配線40については実施の形態と同じであって、すなわち、配線40は一部の画像情報のみを送信するために必要な少ない配線数で構成される。さらに、表面画像情報と裏面画像情報とに同様の抽出処理が施された情報に基づいて、表面画像と裏面画像とのそれぞれに特定画像が含まれているか否かを判定することができる。そのため、特定画像判定部125は、裏面画像情報のみに抽出処理が施されている場合とは異なり、表面画像情報と裏面画像情報とのそれぞれに対して同様の処理によって判定することが可能になる。
以上のような変形例によっても、裏面読取部により読み取られた裏面画像情報は、それに含まれる特定成分のみが特定画像判定部に引き渡されるため、裏面読取部と特定画像判定部とは、全ての成分を引き渡すよりも少ない信号線により構成される配線で接続することが可能になる。
本発明は、ADF内の原稿搬送路の1度の通過で両面を読み取る画像読取装置に適用でき、特に、このような画像読取装置を備える複写機、スキャナ、FAXおよびこれらの複合機等に適用できる。
本発明の一実施の形態としてのネットワーク複合機を含む通信システムの構成例を示す図である。 (a)ネットワーク複合機の正面図である。(b)ネットワーク複合機の平面図である。 本実施の形態のスキャナの主要部を示す断面図である。 本実施の形態の裏面読取部の詳細を示す図である。 本実施の形態のネットワーク複合機のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施の形態のスキャナが備える機能構成を示すブロック図である。 (a)本実施の形態の特定画像を示す図である。(b)本実施の形態の特定画像記憶部が記憶している特定画像情報を示す概念図である。(c)本実施の形態の特定画像記憶部が記憶している特定画像情報の一例を示す図である。 本発明の画像読取装置が実行する表面処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の画像読取装置が実行する裏面処理の流れを示すフローチャートである。 (a)特定画像を含む原稿の一例を示す図である。(b)本発明の画像読取装置を備えるネットワーク複合機によって作成された特定画像が含まれる原稿の複製の一例を示す図である。 読み取られた原稿に特定画像が含まれることを提示するディスプレイの表示例を示す図である。
符号の説明
1、2 ネットワーク複合機
10 FBS部
20 ADF部
30 ユーザインターフェース
35 ヒンジ部
40 配線
50 原稿
52 原稿供給トレイ
54、58、60 ローラ
56 搬送路
70 裏面読取部
72 裏面読取スリット
75 表面読取部
76 コンタクトガラス
77 表面読取スリット
79 走査部
80、95 光源
81、83、85 ミラー
87、97 光学レンズ
89、99 光電変換素子
91 コンタクトガラス
93 筐体
101 CPU
103 ROM
105 RAM
113 スキャナ
119 内部バス
120 原稿搬送部
121 画像抽出部
123 特定画像記憶部
125 特定画像判定部
127 裏面画像処理部
129 表面画像処理部

Claims (6)

  1. 原稿の画像を読み取り、読み取られた画像に特定画像が含まれるか否かを判定する画像読取装置であって、
    前記原稿の第1面の画像を読み取り、読み取られた画像を示す第1画像情報を出力する第1読取手段と、
    前記原稿の第2面の画像を読み取り、読み取られた画像を示す第2画像情報を出力する第2読取手段と、
    前記第1読取手段から前記第1画像情報を取得し、取得した前記第1画像情報を参照することにより、前記第1画像情報に含まれる画素値を示す情報のうち、各画素の特定の成分を示す情報である特定成分情報を抽出する抽出手段と、
    前記特定画像を判定するための特定画像情報として、当該特定画像を構成する画素値における前記特定の成分を示す情報を記憶している特定画像情報記憶手段と、
    (1)抽出された前記特定成分情報を前記抽出手段から取得するとともに前記特定画像情報を前記特定画像情報記憶手段から取得し、取得した前記特定成分情報と、取得した前記特定画像情報とに基づいて、前記第1面の画像に前記特定画像が含まれているか否かを判定することと、(2)前記第2画像情報を前記第2読取手段から取得し、取得した前記第2画像情報から前記特定の成分を示す情報を抽出し、抽出した情報と、取得した前記特定画像情報とに基づいて、前記原稿の第2面に前記特定画像が含まれていると判定することとを行う特定画像判定手段と、
    本体に開閉自在に取り付けられた原稿押圧部と
    前記抽出手段と前記特定画像判定手段とを接続し、前記抽出手段により抽出された前記特定成分情報を伝送する専用線とを備え、
    前記原稿押圧部は、前記第1読取手段と、前記抽出手段とを有し、
    前記本体は、前記特定画像情報記憶手段と、前記特定画像判定手段と、前記第2読取手段とを有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第2読取手段は、前記第1読取手段より解像能力が高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第1読取手段は、密着センサ方式で読み取り、
    前記第2読取手段は、光学縮小方式で読み取る
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1画像情報および前記第2画像情報は、ともに前記原稿のそれぞれの面に含まれる各画素の各色成分の輝度を示す情報であって、
    前記抽出手段は、取得した前記第1画像情報から前記色成分のいずれか1つの色成分の輝度を示す情報を前記特定成分情報として取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1画像情報および前記第2画像情報は、ともに前記原稿のそれぞれの面に含まれる輝度および各色差を示す情報であって、
    前記抽出手段は、取得した前記第1画像情報について、前記輝度および各色差を示す情報から特定の色成分を算出し、算出した特定の色成分を示す情報を前記特定成分情報として取得する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  6. 情報を文字または画像として印刷するプリンタと、
    ファクシミリで情報を送信するファクシミリ通信手段と、
    ネットワークを介して接続された装置と情報を送受信するネットワーク通信手段と、
    原稿を自動供給する原稿供給部と、
    前記原稿供給部により供給される原稿の両面の画像をそれぞれ異なる読取手段により読み取り、読み取られた画像に特定画像が含まれるか否かを判定する画像読取部とを有するスキャナとを備えるネットワーク複合機であって、
    前記画像読取部は、
    前記原稿の第1面の画像を読み取り、読み取られた画像を示す第1画像情報を出力する第1読取手段と、
    前記原稿の第2面の画像を読み取り、読み取られた画像を示す第2画像情報を出力する第2読取手段と、
    前記第1読取手段から前記第1画像情報を取得し、取得した前記第1画像情報のうち特定成分である特定成分情報を抽出する抽出手段と、
    前記特定画像を判定するための特定画像情報として、当該特定画像を構成する画素値における前記特定の成分を示す情報を記憶している特定画像情報記憶手段と、
    (1)抽出された前記特定成分情報を前記抽出手段から取得するとともに前記特定画像情報を前記特定画像情報記憶手段から取得し、取得した前記特定成分情報と、取得した前記特定画像情報とに基づいて、前記原稿の第1面に前記特定画像が含まれているか否かを判定することと、(2)前記第2画像情報を前記第2読取手段から取得し、取得した前記第2画像情報から前記特定の成分を示す情報を抽出し、抽出した情報と、取得した前記特定画像情報とに基づいて、前記原稿の第2面に前記特定画像が含まれていると判定することとを行う特定画像判定手段と、
    本体に開閉自在に取り付けられた原稿押圧部と
    前記抽出手段と前記特定画像判定手段とを接続し、前記抽出手段により抽出された前記特定成分情報を伝送する専用線とを備え、
    前記原稿押圧部は、前記第1読取手段と、前記抽出手段とを有し、
    前記本体は、前記特定画像情報記憶手段と、前記特定画像判定手段と、前記第2読取手段とを有する
    ことを特徴とするネットワーク複合機。
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