JP4951979B2 - カラー液晶表示装置組立体の駆動方法 - Google Patents

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本発明は、カラー液晶表示装置と面状光源装置とを備えたカラー液晶表示装置組立体の駆動方法に関する。
カラー液晶表示装置にあっては、液晶それ自体は発光しない。従って、例えば、カラー液晶表示装置を照射する直下型の面状光源装置(バックライト)をカラー液晶表示装置の背面に配置する。そして、各画素を構成する液晶セルを、一種の光シャッター(ライト・バルブ)として動作させることによって、即ち、各画素の光透過率を制御することによって、面状光源装置から射出された光(例えば、白色光)の光透過率を制御し、画像を表示している。
従来、カラー液晶表示装置組立体における面状光源装置は、表示領域全体を、均一、且つ、一定の明るさで照明しているが、このような面状光源装置とは別の構成、即ち、複数の面状光源ユニットから構成され、カラー液晶表示装置の有する2次元マトリクス状に配列された画素から構成された表示領域における照度の分布を変化させる構成を有する面状光源装置が、例えば、特開2004−212503や特開2004−246117から周知である。
また、2005(平成17)年5月、(財)光産業技術振興協会、2004FY−003−1 光技術動向調査報告書の第313頁に記載されているように、従来の陰極線管を有するテレビジョン受像器やプラズマ表示装置においては、負荷率に制限を与えるために、自動ビーム制限回路(Auto Beam Limit 回路、ABL回路)や自動パワー制限回路(Auto Power Limit 回路、APL回路)を設け、全画面が白色表示の場合には、電力の過大増加やデバイス寿命への悪影響を防ぐために輝度を下げている。これによって、逆に、白色を表示する画面の面積が小さければ、全画面が白色表示の場合と比べて白色を表示する画面の部分の輝度が相対的に増加されるといった効果があり、画像に輝き感をもたらす。放送波等にあっては、このようなテレビジョン受像器やプラズマ表示装置の特性を前提に絵作り(映像信号の生成)をしている。従って、放送波に搬送される映像信号においては、白色を表示する画面の部分の輝度が高め(RGB値が大きめ)になるように設定されている。
特開2004−212503 特開2004−246117 2005(平成17)年5月、(財)光産業技術振興協会、2004FY−003−1 光技術動向調査報告書の第313頁(http://www.oitda.or.jp/main/technology/technology2004.html 参照) 日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページ
ところで、現行のカラー液晶表示装置には、上述したABL回路やAPL回路は設けられていない。従って、通常、放送波に搬送される映像信号をそのまま再生するが故に、白色を表示する画面の部分の面積が小さいときでも大きいときでも、カラー液晶表示装置における輝度は同じであり、特に白色の画像の部分に輝き感がないといった問題がある。
従って、本発明の目的は、白色を表示する画面の部分の面積に応じて直下型の面状光源装置(バックライト)の輝度を変化させ、特に白を表示する画像の部分に輝き感を与えることを可能とするカラー液晶表示装置組立体の駆動方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法は、
(a)第1の方向に沿ってM0個、第2の方向に沿ってN0個の、合計M0×N0個の画素が2次元マトリクス状に配列された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されて成り、各表示領域ユニットは複数の画素から構成されているカラー液晶表示装置、
(b)P×Q個の表示領域ユニットに対応したP×Q個の面状光源ユニットから成り、各面状光源ユニットは、該面状光源ユニットに対応する表示領域ユニットを背面から照明する面状光源装置、並びに、
(c)カラー液晶表示装置及び面状光源装置を駆動するための駆動回路、
を備え、
各画素は、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素の3つの副画素を1組として構成され、
駆動回路から、各画素を構成する赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに、赤色発光副画素の光透過率を制御する赤色発光制御信号、緑色発光副画素の光透過率を制御する緑色発光制御信号、及び、青色発光副画素の光透過率を制御する青色発光制御信号を供給する、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法であって、
画素に供給される赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号の最大値をXmaxとしたとき、
(A)カラー液晶表示装置を構成する各画素における赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに供給される、赤色発光制御信号の値をXR、緑色発光制御信号の値をXG、及び、青色発光制御信号の値をXBとし、1つの画素に供給される該3種類の発光制御信号の値(XR,XG,XB)の内の最大値をMax[XR,XG,XB]で表したとき、全ての画素におけるMax[XR,XG,XB]の平均値AveMAX[XR,XG,XB]が、
AveMAX[XR,XG,XB]≦a0・Xmax (1)
(ここで、a0は定数)
を満足するか否かを調べ、式(1)を満足する場合、次いで、
(B)1つの画素に供給される前記3種類の発光制御信号の値(XR,XG,XB)が、
R≧k1・Xmax (2−1)
G≧k1・Xmax (2−2)
B≧k1・Xmax (2−3)
(但し、k1は、0.90≦k1≦0.99の範囲内の係数)
を満足する画素が、白色表示画素として存在する場合、係る白色表示画素の数をNCとしたとき、
1×M0×N0≦NC≦a2×M0×N0 (3)
(ここで、a1,a2は定数)
を満足するか否かを調べ、式(3)を満足する場合、次いで、
(C)白色表示画素が第1の方向に沿ってaM×M0個(ここで、aMは定数)以上連続して存在するか否かを調べ、且つ、白色表示画素が第2の方向に沿ってaN×N0個(ここで、aNは定数)以上連続して存在するか否かを調べ、存在する場合、これらの白色表示画素が含まれる表示領域ユニットを輝度増加表示領域ユニットとし、次いで、
(D)輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの数をNBとしたとき、
NB≦a3×P×Q (4)
(ここで、a3は定数)
を満足するか否かを調べ、式(4)を満足する場合、次いで、
(E)輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの輝度を増加させる、
各工程から成ることを特徴とする。
ここで、
0の値として、0.6≦a0≦0.8の範囲内のいずれかの値
1の値として、0≦a1≦0.02の範囲内のいずれかの値
2の値として、0.05≦a2≦0.1の範囲内のいずれかの値
3の値として、0.05≦a3≦0.1の範囲内のいずれかの値
Mの値として、0.05≦aM≦0.1の範囲内のいずれかの値
Nの値として、0.05≦aN≦0.1の範囲内のいずれかの値
を例示することができる。
また、工程(C)において、白色表示画素が第1の方向に沿ってaM×M0個以上連続して存在するか否かを調べるが、ここで、「連続して」とは、aM×M0個の全てが白色表示画素である場合だけでなく、例えば、βM×aM×M0個(但し、βM>1であり、例えば、βM=1.1)の連続する画素中に、aM×M0個の白色表示画素が存在する場合を含む。また、白色表示画素が第2の方向に沿ってaN×N0個以上連続して存在するか否かを調べるが、ここで、「連続して」とは、aN×N0個の全てが白色表示画素である場合だけでなく、例えば、βN×aN×N0個(但し、βN>1であり、例えば、βN=1.1)の連続する画素中に、aN×N0個の白色表示画素が存在する場合を含む。
本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法にあっては、前記工程(E)において輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニット(輝度増加面状光源ユニット)の輝度を増加させる場合、該輝度増加表示領域ユニットを構成する各画素における前記3種類の発光制御信号の値の平均値(XR+XG+XB)/3を該輝度増加表示領域ユニットを構成する全ての画素において求め、3種類の発光制御信号の値の平均値の最大値をXave_maxとしたとき、
X(U)max=Xave_max+k0・Xmax (5)
(但し、k0は、0.06≦k0≦0.3の範囲内の係数)
に相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、前記工程(E)において輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニット(輝度増加面状光源ユニット)の輝度を増加させる形態とすることができる。尚、このような形態を、便宜上、本発明の第1の形態に係る駆動方法と呼ぶ場合がある。
このような本発明の第1の形態に係る駆動方法にあっては、輝度増加表示領域ユニットを構成する各白色表示画素[赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに供給される発光制御信号の値(XR,XG,XB)のいずれもが、画素に供給される発光制御信号の最大値Xmaxのk1倍(k1<1)の値である上限閾値(k1・Xmax)以上である画素]の副画素のそれぞれに、3つの発光制御信号の値(XR,XG,XB)の平均値にバイアス(k0・Xmax)を加えた値に相当する信号値を有する発光制御信号が供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、輝度増加表示領域ユニットに対応する輝度増加面状光源ユニットの輝度を増加させるので、係る白色表示画素が連続して或る面積を占める輝度増加表示領域ユニットの輝度レベルを、他の表示領域ユニット(非輝度増加表示領域ユニット)の輝度レベルよりも上げることができ、陰極線管の白の輝きに類似した白の輝きを一層確実に達成することができる。
ここで、本発明の第1の形態に係る駆動方法にあっては、面状光源ユニットは発光ダイオード(LED)から成り、面状光源ユニットの輝度の増減を、面状光源ユニットを構成する発光ダイオードのパルス幅変調制御におけるデューティ期間の長短制御によって行う構成とすることができる。そして、この場合、
X(U)max=(1+k0)Xmax (6)
に相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるようなデューティ期間D0は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
0=α0・Dmax (7)
(但し、α0は、0.95≦α0≦1.0の範囲内の係数)
であることが望ましい。また、k1・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるようなデューティ期間D1は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
1=α1・Dmax (8)
(但し、α1は、0.3≦α1≦0.8の範囲内の係数)
を満足することが望ましい。
上記の好ましい構成、本発明の第1の形態に係る駆動方法を含む本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法にあっては、前記工程(E)において輝度増加面状光源ユニット以外の面状光源ユニット(非輝度増加面状光源ユニット)に対応する非輝度増加表示領域ユニットにおいては、各該非輝度増加表示領域ユニットを構成する全ての画素における赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給される赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号の内の最大値をX’(U)maxとしたとき、係るX’(U)maxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、該非輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニット(非輝度増加面状光源ユニット)の輝度を増減する形態とすることができる。尚、このような形態を、便宜上、本発明の第2の形態に係る駆動方法と呼ぶ場合がある。このような構成にした場合、γ(ガンマ)特性が所望の特性から若干逸脱し、画質が若干変化するが、実質的には問題は生じない。
このような本発明の第2の形態に係る駆動方法にあっては、非輝度増加面状光源ユニットのそれぞれにおいて、全ての画素における副画素に供給される発光制御信号の値(XR,XG,XB)の内の最大値X’(U)maxに相当する値を有する発光制御信号が、各副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、非輝度増加表示領域ユニットに対応する非輝度増加面状光源ユニットの輝度を増減させるので、コントラスト比を一層向上させることが可能となる。
ここで、本発明の第2の形態に係る駆動方法にあっても、面状光源ユニットは発光ダイオード(LED)から成り、面状光源ユニットの輝度の増減を、面状光源ユニットを構成する発光ダイオードのパルス幅変調制御におけるデューティ期間の長短制御によって行う構成とすることができる。そして、この場合、前記工程(E)において輝度増加面状光源ユニット以外の面状光源ユニット(非輝度増加面状光源ユニット)に対応する非輝度増加表示領域ユニットにおいては、
X’(U)max≦k2・Xmax (9)
(但し、k2は、0.1≦k2≦0.2の範囲内の係数)
である場合、k2・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、該非輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニット(非輝度増加面状光源ユニット)の輝度を制御することが好ましい。式(9)を設定するといった上述の構成にすることで、γ(ガンマ)特性を所望の特性に極力維持し、コントラスト比を増加させつつ、画質が変質することを回避することができる。尚、k1とk2との関係として、
0.1≦k2/k1≦0.22
を例示することができる。また、k2・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるようなデューティ期間D2は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
2=α2・Dmax (10)
(但し、α2は、0.01≦α2≦0.2の範囲内の係数)
を満足することが望ましい。尚、カラー液晶表示装置それ自体のコントラスト比が103:1であるとき、α2=0.2ならば、コントラスト比は5×103:1に改善されるし、α2=0.01ならば、コントラスト比は105:1に改善される。
以上に説明した種々の好ましい形態、構成を含む本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法(以下、単に、本発明と略称する場合がある)においては、種々の値XR,XG,XB(但し、XR=XG=XB)を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に実際に供給されたときの画素の輝度を得るための面状光源ユニットの輝度の値やデューティ期間の値を、種々の試験を行い、予め求めておく。そして、これらの関係に基づいた種々のデータを駆動回路内に記憶させておくことが望ましい。また、Xmax,a0,a1,a2,a3,aM,aN,k0,k1,k2,α0,α1,α2,Dmax,D0,D1,D2といった種々のパラメータも、駆動回路内に記憶させておくことが望ましい。
面状光源装置にあっては、赤色(例えば、波長640nm)を発光する複数の赤色発光ダイオード、緑色(例えば、波長530nm)を発光する複数の緑色発光ダイオード、及び、青色(例えば、波長450nm)を発光する複数の青色発光ダイオードが、筐体内に配置、配列されている。尚、赤色、緑色、青色以外の第4番目の色を発光する発光ダイオードを更に備えていてもよい。あるいは又、白色発光ダイオード(例えば、紫外又は青色発光ダイオードと蛍光体粒子とを組み合わせて白色を発光する発光ダイオード)を用いることもできる。
そして、面状光源装置を構成する面状光源ユニットは、例えば、複数の発光ダイオードを仕切りで区分けすることで得ることができる。(1つの赤色発光ダイオード,1つの緑色発光ダイオード,1つの青色発光ダイオード)、(1つの赤色発光ダイオード,2つの緑色発光ダイオード,1つの青色発光ダイオード)、(2つの赤色発光ダイオード,2つの緑色発光ダイオード,1つの青色発光ダイオード)等の組合せから成り、全体として混色されて白色を発光する発光ダイオード・ユニットから面状光源ユニットが構成されていると想定した場合、1つの面状光源ユニットには、少なくとも1つの発光ダイオード・ユニットが備えられている。あるいは又、1つの面状光源ユニットには、少なくとも1つの白色発光ダイオードが備えられている。
発光ダイオードは、所謂フェイスアップ構造を有していてもよいし、フリップチップ構造を有していてもよい。即ち、発光ダイオードは、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成されており、発光層から光が外部に射出される構造としてもよいし、発光層からの光が基板を通過して外部に射出される構造としてもよい。より具体的には、発光ダイオード(LED)は、例えば、基板上に形成された第1導電型(例えばn型)を有する化合物半導体層から成る第1クラッド層、第1クラッド層上に形成された活性層、活性層上に形成された第2導電型(例えばp型)を有する化合物半導体層から成る第2クラッド層の積層構造を有し、第1クラッド層に電気的に接続された第1電極、及び、第2クラッド層に電気的に接続された第2電極を備えている。発光ダイオードを構成する層は、発光波長に依存して、周知の化合物半導体材料から構成すればよい。
或る面状光源ユニットにおける輝度は、隣接する面状光源ユニットによって出来る限り影響を受けないようにすることが望ましい。具体的には、ランバーシアン方式のように、直進方向への光強度が強いレンズを発光ダイオードの光射出部分に取り付けてもよいし、面状光源ユニットと面状光源ユニットとの間に、面状光源ユニットの照明光に対して不透明な仕切りを配置してもよい。
発光ダイオードから射出される光を上方に位置するカラー液晶表示装置に直接入射させる構成とした場合、即ち、発光ダイオードから専らz軸方向に沿って光を射出させた場合、面状光源装置に輝度ムラが発生してしまう場合がある。このような現象の発生を回避するための手段として、発光ダイオードに光取出しレンズを取り付けた発光ダイオード組立体を光源として使用し、発光ダイオードから射出された光が、光取出しレンズの頂面において全反射され、光取出しレンズの水平方向に主に射出される2次元方向射出構成を挙げることができる。このような構成は、例えば、日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページに開示されている。
更には、面状光源装置は、拡散板、拡散シート、プリズムシート、偏光変換シートといった光学機能シート群や、反射シートを備えている構成とすることができる。
透過型のカラー液晶表示装置は、例えば、透明第1電極を備えたフロント・パネル、透明第2電極を備えたリア・パネル、及び、フロント・パネルとリア・パネルとの間に配された液晶材料から成る。
ここで、フロント・パネルは、より具体的には、例えば、ガラス基板やシリコン基板から成る第1の基板と、第1の基板の内面に設けられた透明第1電極(共通電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)と、第1の基板の外面に設けられた偏光フィルムとから構成されている。更には、フロント・パネルは、第1の基板の内面に、アクリル樹脂やエポキシ樹脂から成るオーバーコート層によって被覆されたカラーフィルターが設けられ、オーバーコート層上に透明第1電極が形成された構成を有している。透明第1電極上には配向膜が形成されている。カラーフィルターの配置パターンとして、デルタ配列、ストライプ配列、ダイアゴナル配列、レクタングル配列を挙げることができる。一方、リア・パネルは、より具体的には、例えば、ガラス基板やシリコン基板から成る第2の基板と、第2の基板の内面に形成されたスイッチング素子と、スイッチング素子によって導通/非導通が制御される透明第2電極(画素電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)と、第2の基板の外面に設けられた偏光フィルムとから構成されている。透明第2電極を含む全面には配向膜が形成されている。これらの透過型のカラー液晶表示装置を構成する各種の部材や液晶材料は、周知の部材、材料から構成することができる。尚、スイッチング素子として、単結晶シリコン半導体基板に形成されたMOS型FETや薄膜トランジスタ(TFT)といった3端子素子や、MIM素子、バリスタ素子、ダイオード等の2端子素子を例示することができる。
尚、透明第1電極と透明第2電極の重複領域であって液晶セルを含む領域が、1副画素(サブピクセル)に該当する。そして、各画素(ピクセル)を構成する赤色発光副画素は、係る領域と赤色を透過するカラーフィルターとの組合せから構成され、緑色発光副画素は、係る領域と緑色を透過するカラーフィルターとの組合せから構成され、青色発光副画素は、係る領域と青色を透過するカラーフィルターとの組合せから構成されている。赤色発光副画素、緑色発光副画素及び青色発光副画素に配置パターンは、上述したカラーフィルターの配置パターンと一致する。
2次元マトリクス状に配列された画素(ピクセル)の数M0×N0を(M0,N0)で表記したとき、(M0,N0)の値として、具体的には、VGA(640,480)、S−VGA(800,600)、XGA(1024,768)、APRC(1152,900)、S−XGA(1280,1024)、U−XGA(1600,1200)、HD−TV(1920,1080)、Q−XGA(2048,1536)の他、(1920,1035)、(720,480)、(1280,960)等、画像表示用解像度の幾つかを例示することができるが、これらの値に限定するものではない。また、(M0,N0)の値と(P,Q)の値との関係として、限定するものではないが、以下の表1に例示することができる。尚、1つの表示領域ユニットを構成する画素の数として、20×20乃至320×240、好ましくは、50×50乃至200×200を例示することができる。表示領域ユニットにおける画素の数は、一定であってもよいし、異なっていてもよい。
Figure 0004951979
カラー液晶表示装置及び面状光源装置を駆動するための駆動回路は、例えば、パルス幅変調(PWM)信号発生回路、デューティ比制御回路、発光ダイオード(LED)駆動回路、演算回路、記憶装置(メモリ)等から構成された面状光源装置制御回路、及び、タイミングコントローラ等の周知の回路から構成された液晶表示装置駆動回路を備えている。画素の輝度(表示輝度と呼ぶ場合がある)及び面状光源ユニットの輝度(光源ユニット輝度と呼ぶ場合がある)の制御は、1フレーム毎に行われる。尚、駆動回路に電気信号として1秒間に送られる画像情報の数(毎秒画像)がフレーム周波数(フレームレート)であり、フレーム周波数の逆数がフレーム時間(単位:秒)である。
本発明にあっては、特定の条件、即ち、
(1)カラー液晶表示装置を構成する全ての画素におけるMax[XR,XG,XB]の平均値AveMAX[XR,XG,XB]が或る割合以上である。
(2)1つの画素に供給される3種類の発光制御信号の値(XR,XG,XB)の全てが或る値以上であるような画素(白色表示画素)の数が、或る割合の範囲内にある。
(3)白色表示画素の集合体が或る値以上の大きさを有する。
(4)輝度増加表示領域ユニットに対応する輝度増加面状光源ユニットの数が、或る値以下である。
といった条件を満足する面状光源ユニットのみ、その輝度を増加させる。従って、白色を表示する画面の部分の面積が小さいとき、白色を表示する画面の部分の面積が大きいときよりも、カラー液晶表示装置における輝度が高く成り、特に白色の画像の部分に輝き感を与えることができる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明するが、それに先立ち、各実施例において使用に適した透過型のカラー液晶表示装置、面状光源装置、駆動回路の概要を説明する。
図10に模式的な平面図を示すように、各実施例におけるカラー液晶表示装置10は、第1の方向に沿ってM0個、第2の方向に沿ってN0個の、合計M0×N0個の画素が2次元マトリクス状に配列された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されて成り、各表示領域ユニットは複数の画素から構成されている。具体的には、例えば、画像表示用解像度としてHD−TV規格を満たすものであり、2次元マトリクス状に配列された画素(ピクセル)の数M0×N0を(M0,N0)で表記したとき、例えば、(1920,1080)である。また、2次元マトリクス状に配列された画素から構成された表示領域11(図10において、一点鎖線で示す)がP×Q個の表示領域ユニット12(境界を点線で示す)に分割されている。ここで、(P,Q)の値は、例えば、(19,12)である。但し、図面の簡素化のため、図10における表示領域ユニット12(及び、後述する面状光源ユニット42)の数は、この値と異なる。各表示領域ユニット12は複数(M×N)の画素から構成されており、1つの表示領域ユニット12を構成する画素の数は、例えば、約1万である。また、各画素は、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素の3つの副画素(サブピクセル)から構成されている。
カラー液晶表示装置10は、図11に模式的な一部断面図を示すように、透明第1電極24を備えたフロント・パネル20、透明第2電極34を備えたリア・パネル30、及び、フロント・パネル20とリア・パネル30との間に配された液晶材料13から成る。
フロント・パネル20は、例えば、ガラス基板から成る第1の基板21と、第1の基板21の外面に設けられた偏光フィルム26とから構成されている。第1の基板21の内面には、アクリル樹脂やエポキシ樹脂から成るオーバーコート層23によって被覆されたカラーフィルター22が設けられ、オーバーコート層23上には、透明第1電極(共通電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)24が形成され、透明第1電極24上には配向膜25が形成されている。一方、リア・パネル30は、より具体的には、例えば、ガラス基板から成る第2の基板31と、第2の基板31の内面に形成されたスイッチング素子(具体的には、薄膜トランジスタ、TFT)32と、スイッチング素子32によって導通/非導通が制御される透明第2電極(画素電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)34と、第2の基板31の外面に設けられた偏光フィルム36とから構成されている。透明第2電極34を含む全面には配向膜35が形成されている。フロント・パネル20とリア・パネル30とは、それらの外周部で封止材(図示せず)を介して接合されている。尚、スイッチング素子32は、TFTに限定されず、例えば、MIM素子から構成することもできる。また、図面における参照番号37は、スイッチング素子32とスイッチング素子32との間に設けられた絶縁層である。
尚、これらの透過型のカラー液晶表示装置を構成する各種の部材や、液晶材料は、周知の部材、材料から構成することができるので、詳細な説明は省略する。
直下型の面状光源装置(バックライト)40は、P×Q個の表示領域ユニット12に対応したP×Q個の面状光源ユニット42から成り、各面状光源ユニット42は、面状光源ユニット42に対応する表示領域ユニット12を背面から照明する。尚、カラー液晶表示装置10の下方に面状光源装置40が位置しているが、図10においては、カラー液晶表示装置10と面状光源装置40とを別々に表示した。面状光源装置における発光ダイオード等の配置、配列状態を図12の(A)に模式的に示し、面状光源装置及びカラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図を図12の(B)に示す。
面状光源装置40は、外側フレーム53と内側フレーム54とを備えた筐体51から構成されている。そして、透過型のカラー液晶表示装置10の端部は、外側フレーム53と内側フレーム54とによって、スペーサ55A,55Bを介して挟み込まれるように保持されている。また、外側フレーム53と内側フレーム54との間には、ガイド部材56が配置されており、外側フレーム53と内側フレーム54とによって挟み込まれたカラー液晶表示装置10がずれない構造となっている。筐体51の内部であって上部には、拡散板61が、スペーサ55C、ブラケット部材57を介して、内側フレーム54に取り付けられている。また、拡散板61の上には、拡散シート62、プリズムシート63、偏光変換シート64といった光学機能シート群が積層されている。
筐体51の内部であって下部には、反射シート65が備えられている。ここで、この反射シート65は、その反射面が拡散板61と対向するように配置され、筐体51の底面52Aに図示しない取付け用部材を介して取り付けられている。反射シート65は、例えば、シート基材上に、銀反射膜、低屈折率膜、高屈折率膜を順に積層された構造を有する銀増反射膜から構成することができる。反射シート65は、発光ダイオード41から射出された光や、筐体51の側面52B、あるいは、図12の(A)に示す仕切り板43によって反射された光を反射する。こうして、赤色を発光する複数の赤色発光ダイオード41R、緑色を発光する複数の緑色発光ダイオード41G、及び、青色を発光する複数の青色発光ダイオード41Bから射出された赤色、緑色及び青色が混色され、色純度の高い白色光を照明光として得ることができる。この照明光は、拡散板61、拡散シート62、プリズムシート63、偏光変換シート64といった光学機能シート群を通過し、カラー液晶表示装置10を背面から照射する。
発光ダイオード41R,41G,41Bの配列状態は、例えば、赤色(例えば、波長640nm)を発光する赤色発光ダイオード41R、緑色(例えば、波長530nm)を発光する緑色発光ダイオード41G、及び、青色(例えば、波長450nm)を発光する青色発光ダイオード41Bを1組とした発光ダイオード・ユニットを水平方向及び垂直方向に複数、並べる配列とすることができる。
面状光源装置40を構成する面状光源ユニット42は、複数の発光ダイオード41を、面状光源ユニット42の照明光(より具体的には、発光ダイオード41の射出光)に対して不透明な仕切り板43によって区分けすることで得ることができる。面状光源ユニット42における輝度は、隣接する面状光源ユニット42によって影響を受けない。
カラー液晶表示装置10及び面状光源装置40を駆動するための駆動回路は、パルス幅変調(PWM)信号発生回路71、デューティ比制御回路72、発光ダイオード(LED)駆動回路73、演算回路74、記憶装置(メモリ)75から構成された面状光源装置制御回路70、及び、タイミングコントローラ81といった周知の回路から構成された液晶表示装置駆動回路80を備えている。また、カラー液晶表示装置10には、TFTから成るスイッチング素子32を駆動するための、ゲート・ドライバ、ソース・ドライバ等(これらは図示せず)が備えられている。
各画素は、赤色発光副画素(赤色発光サブピクセル)、緑色発光副画素(緑色発光サブピクセル)、及び、青色発光副画素(青色発光サブピクセル)の3つの副画素(サブピクセル)を1組として構成されている。以下の実施例の説明においては、赤色発光副画素、緑色発光副画素及び青色発光副画素のそれぞれの輝度の制御(階調制御)を8ビット制御とし、0〜255の28段階にて行うとする。従って、各表示領域ユニット12を構成する各画素における赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに供給される、赤色発光副画素の光透過率を制御する赤色発光制御信号の値をXR、緑色発光副画素の光透過率を制御する緑色発光制御信号の値をXG、及び、青色発光副画素の光透過率を制御する青色発光制御信号の値をXBとしたとき、赤色発光制御信号の値XRは0〜255の28段階の値をとり、緑色発光制御信号の値XGも0〜255の28段階の値をとり、青色発光制御信号の値XBも0〜255の28段階の値をとる。但し、これに限定するものではなく、例えば、10ビット制御とし、0〜1023の210段階にて行うこともでき、この場合には、8ビットの数値での表現を、例えば4倍すればよい。
そして、これらの発光制御信号の値(XR,XG,XB)を有する発光制御信号は、駆動回路から、各画素を構成する赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに供給される。より具体的には、駆動回路を構成するタイミングコントローラ81から、カラー液晶表示装置10のゲート・ドライバ及びソース・ドライバに、周知の方法で送出され、各副画素を構成するスイッチング素子32が駆動され、透明第1電極24及び透明第2電極34に所望の電圧が印加されることで、各副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率とも呼ばれる)が制御される。ここで、発光制御信号の値(XR,XG,XB)が大きいほど、副画素の光透過率(副画素の開口率)が高くなり、副画素の輝度の値が高くなる。即ち、副画素を通過する光によって構成される画像(通常、一種、点状である)は明るい。
2次元マトリクス状に配列された画素から構成された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されているが、この状態を、「行」及び「列」で表現すると、Q行×P列の表示領域ユニットに分割されていると云える。また、表示領域ユニット12は複数(M×N)の画素から構成されているが、この状態を、「行」及び「列」で表現すると、N行×M列の画素から構成されていると云える。尚、2次元マトリクス状に配列され、第q行、第p列[但し、q=1,2,・・・,Qであり、p=1,2,・・・,Pである]に位置する表示領域ユニット、面状光源ユニットを、それぞれ、表示領域ユニット12(q,p)、面状光源ユニット42(q,p)と表記し、第1の方向に沿ってM0個、第2の方向に沿ってN0個の、合計M0×N0個の画素における、第n行、第m列[但し、n=1,2,・・・,Nであり、m=1,2,・・・,Mである]に位置し、且つ、第q行目、第p列[但し、q=1,2,・・・,Qであり、p=1,2,・・・,Pである]の表示領域ユニット内に存在する画素をPX(n,m/q,p)と表記し、赤色発光副画素をSPXR-(n,m/q,p)、緑色発光副画素をSPXG-(n,m/q,p)、青色発光副画素をSPXB-(n,m/q,p)と表記する。更には、係る画素PX(n,m/q,p)における光透過率を制御するための画像信号に相当する赤色発光副画素SPXR-(n,m/q,p)の光透過率を制御する赤色発光制御信号をLVDSR-(n,m/q,p)と表記し、赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)の値をXR(より具体的には、XR-(n,m/q,p))と表記し、緑色発光副画素SPXG-(n,m/q,p)の光透過率を制御する緑色発光制御信号をLVDSG-(n,m/q,p)と表記し、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)の値をXG(より具体的には、XG-(n,m/q,p))と表記し、青色発光副画素SPXB-(n,m/q,p)の光透過率を制御する青色発光制御信号をLVDSB-(n,m/q,p)と表記し、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)の値をXB(より具体的には、XB-(n,m/q,p))と表記する。尚、発光制御信号LVDSを構成するLVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式とは、パラレル信号を低電圧差動のシリアル信号に変換して伝送する方式であり、ノイズ及び不要輻射を低減し、伝送線を削減することができる。但し、信号伝送方式は、LVDS方式に限られず、例えば、LVTTL方式を採用してもよい。
画素の輝度及び面状光源ユニットの輝度の制御は、1フレーム毎に行われる。
実施例1は、本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法に関し、より具体的には、本発明の第1の形態に係る駆動方法に関する。以下、実施例1のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法を、図1、図2及び図3の流れ図を参照して説明するが、実施例1あるいは後述する実施例2〜実施例3において、画素に供給される赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号の最大値をXmaxとする。Xmaxの具体的な値を表2に示す。また、実施例1における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に図4の(A)に示し、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に図4の(B)に示す。
[表2]
max =256
0 =0.6
1 =0.01
2 =0.0625(=1/16)
3 =0.0625(=1/16)
M =0.1
N =0.1
0 =0.0625
1 =0.9375
1・Xmax =240
0・Xmax = 16
2 =0.2
α0 =1.00
α1 =0.7
α2 =0.1
max=カラー液晶表示装置における表示領域ユニットにおいて、714cd/m2の値が得られるデューティ期間
0=Dmax
1=カラー液晶表示装置における表示領域ユニットにおいて、500cd/m2の値が得られるデューティ期間
2=カラー液晶表示装置における表示領域ユニットにおいて、71cd/m2の値が得られるデューティ期間
[ステップ−100]
スキャンコンバータ等の周知のディスプレイ回路から送出された1フレーム分の赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)、及び、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)、並びに、クロック信号CLKは、先ず、面状光源装置制御回路70に入力され、そして、そのまま出力されて、タイミングコントローラ81に入力される。あるいは又、これらの信号は、面状光源装置制御回路70及びタイミングコントローラ81に入力される。そして、面状光源装置制御回路70に入力された1フレーム分の赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)の値XR-(n,m/q,p)、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)の値XG-(n,m/q,p)、及び、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)の値XB-(n,m/q,p)は、面状光源装置制御回路70を構成する記憶装置(メモリ)75に、一旦、記憶される。
[ステップ−110]
次いで、演算回路74においては、記憶装置(メモリ)75に記憶された発光制御信号の値を読み出し、n=1,2,3・・・,N0までにおいて、m=1,2,3・・・,M0まで、1つの画素PX(n,m/q,p)に供給される3種類の発光制御信号の値(XR-(n,m/q,p),XG-(n,m/q,p),XB-(n,m/q,p))の内の最大値をMax[XR-(n,m/q,p),XG-(n,m/q,p),XB-(n,m/q,p)]で表したとき、全画素におけるMax[XR-(n,m/q,p),XG-(n,m/q,p),XB-(n,m/q,p)]の平均値AveMAX[XR-(n,m/q,p),XG-(n,m/q,p),XB-(n,m/q,p)]が、
AveMAX[XR-(n,m/q,p),XG-(n,m/q,p),XB-(n,m/q,p)]≦a0・Xmax (1)
(ここで、a0は定数であり、実施例にあっては、0.6)
を満足するか否かを調べる。満足しない場合には、[ステップ−160]を実行する。満足する場合には、次の[ステップ−120]を実行する。
このように、式(1)を満足しない場合、画面全体の明るさが明るいと判断されるので、特に白を表示する画像の部分に輝き感を与えるといった操作は不要である。一方、式(1)を満足する場合、画面全体の明るさが暗いと判断されるので、特に白色の画像の部分に輝き感を与えるために、次の[ステップ−120]を実行する。
[ステップ−120]
即ち、演算回路74においては、記憶装置(メモリ)75に記憶された発光制御信号の値を再び読み出し、n=1,2,3・・・,N0までにおいて、m=1,2,3・・・,M0まで、1つの画素PX(n,m/q,p)に供給される3種類の発光制御信号の値(XR-(n,m/q,p),XG-(n,m/q,p),XB-(n,m/q,p))が、
R-(n,m/q,p)(=XR)≧k1・Xmax (2−1’)
G-(n,m/q,p)(=XG)≧k1・Xmax (2−2’)
B-(n,m/q,p)(=XB)≧k1・Xmax (2−3’)
を満足する画素が、白色表示画素として存在する場合、云い換えれば、各画素PX(n,m/q,p)における赤色発光副画素SPXR-(n,m/q,p)、緑色発光副画素SPXG-S(n,m/q,p)、及び、青色発光副画素SPXB-(n,m/q,p)のそれぞれに供給される、赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)の値XR-(n,m/q,p)、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)の値XG-(n,m/q,p)、及び、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)の値XB-(n,m/q,p)の全てが、同時に、上限閾値であるk1・Xmaxの値以上である画素が、白色表示画素として存在する場合、係る白色表示画素の数をNCとしたとき、
1×M0×N0≦NC≦a2×M0×N0 (3)
(ここで、a1,a2は定数)
を満足するか否かを調べる。但し、k1は、0.90≦k1≦0.99の範囲内の係数であり、k1,k1・Xmax,a1,a2の具体的な値を表2に示す。
このように、式(2−1’),式(2−2’),式(2−3’)を同時に満足する白色表示画素の数NCが、式(3)を満足しない場合、白色表示画素が全体の画素の例えば1%未満であるので、白色を表示する画面の部分の面積が小さすぎると判断され、あるいは又、例えば6.25%を超えるので、白色を表示する画面の部分の面積が大きすぎると判断され、特に白を表示する画像の部分に輝き感を与えるといった操作は不要であり、[ステップ−160]を実行する。一方、式(3)を満足する場合、白色を表示する画面の部分に輝き感を与えるために、次の[ステップ−130A]〜[ステップ−130D]を実行する。尚、[ステップ−120]において式(2−1’)、式(2−2’)及び式(2−3’)を満足する(m,n)を記憶しておき、記憶された(m,n)に基づき、次の[ステップ−130A]〜[ステップ−130D]を実行してもよい。
[ステップ−130A]
即ち、演算回路74においては、記憶装置(メモリ)75に記憶された発光制御信号の値を再び読み出し、例えば、nの値が最も小さく、且つ、mの値が最も小さい画素(n1,m1)を始点画素(nini,mini)として、niniを固定して、miniから出発して、白色表示画素が第1の方向に沿って(即ち、mの値を1つずつインクリメントして)、係る画素が白色表示画素であるかを調べ、白色表示画素がaM×M0(ここで、aMは定数であり、実施例にあっては、aM=0.1)個以上連続して存在するか否かを調べる。
[ステップ−130B]
そして、存在する場合、miniを固定して、niniから出発して、式(2−1’),(2−2’),(2−3’)を同時に満足する白色表示画素が第2の方向に沿って(即ち、nminからnの値を1つずつインクリメントして)、係る画素が白色表示画素であるかを調べ、白色表示画素がaN×N0(ここで、aNは定数であり、実施例にあっては、aN=0.1)個以上連続して存在するか否かを調べる。
[ステップ−130C]
そして、白色表示画素がaM×M0個以上、及び、aN×N0個以上、連続して存在するときの白色表示画素が含まれる各表示領域ユニット12(q,p)(輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)と呼ぶ場合がある)に対応する面状光源ユニット42(q,p)(輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)と呼ぶ場合がある)を記憶装置(メモリ)75に記憶する。
[ステップ−130D]
次いで、あるいは又、白色表示画素がaM×M0個以上連続して存在しない場合、あるいは又、白色表示画素がaN×N0個以上連続して存在しない場合、始点画素(nini,mini)におけるniniを1つインクリメントして、[ステップ−130A]〜[ステップ−130C]を繰り返す。更には、niniの値がそれ以上、インクリメントできなくなった場合、mminを1つインクリメントして、(nmin,mmin)から更に[ステップ−130A]〜[ステップ−130C]を繰り返す。このような操作を全画素に対して行う。
尚、輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)が存在しない場合には、[ステップ−160]を実行する。
[ステップ−140]
次に、輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)に対応する輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)の数([ステップ−130C]において得られた輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)の数)NBが、
NB≦a3×P×Q (4)
(ここで、a3は定数であり、実施例にあっては、a3=0.0625)
を満足するか否かを調べる。
式(4)を満足しない場合には、[ステップ−160]を実行する。一方、式(4)を満足する場合には、以下の[ステップ−150]を実行する。
[ステップ−150]
即ち、輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)に対応する輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)の輝度を増加させる。より具体的には、輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)を構成する各画素における3種類の発光制御信号の値の平均値
(XR+XG+XB)/3=(XR-(n,m/q,p)+XG-(n,m/q,p)+XB-(n,m/q,p))/3
を輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)を構成する全ての画素において求め、3種類の発光制御信号の値の平均値の最大値をXave_maxとしたとき、
X(U)max=Xave_max+k0・Xmax (5)
に相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるように、輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)に対応する輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)の輝度を増加させる。但し、k0は、0.06≦k0≦0.3の範囲内の係数であり、具体的な値を表2に示す。尚、式(5)の右辺第1項の値を整数とし、3で除したときに整数とならない場合には、小数点第1桁を四捨五入する。また、式(5)の右辺第2項の値も整数とし、k0・Xmaxの値が整数となるように係数k0を選択する。
具体的には、例えば、
R-(n,m/q,p)=240
G-(n,m/q,p)=255
B-(n,m/q,p)=250
とした場合、式(5)から、演算回路74において、X(U)maxの値を計算する。即ち、
X(U)max=(240+255+250)/3+16
=264
となる。従って、XR=XG=XB=264に相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるように、輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)に対応する輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)の輝度を増加させる。
ここで、
X(U)max=(1+k0)Xmax (6)
=272
に相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるようなデューティ期間D0は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
0=α0・Dmax (7)
である。但し、α0は、0.95≦α0≦1.0の範囲内の係数であり、具体的な値を表2に示す。
そして、演算回路74において求められたXR=XG=XB=264といった値に基づき、デューティ比制御回路72において、輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)のパルス幅変調制御におけるデューティ期間D[X(U)max]を決定する。この状態を、図4の(A)には実線で示す。そして、係るデューティ期間D[X(U)max]に相当する信号をLED制御回路73に送り、併せて、PWM信号発生回路71において生成されたPWM信号をLED制御回路73に送り、LED制御回路73においては、PWM信号とデューティ期間D[X(U)max]に相当する信号に基づきLED駆動信号PWM(q,p)を生成し、係るLED駆動信号PWM(q,p)を、輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)に送出する。これによって、輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)は、1フレーム時間中の所定の時間だけ点灯し、第(p,q)番目の輝度増加表示領域ユニット12A(q,p)を、所定の照度において照明する。こうして得られた表示輝度の状態を、図4の(B)には実線で示す。
一方、輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)以外の面状光源ユニット42(q,p)(非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)と呼ぶ場合がある)にあっては、以下の[ステップ−160]と同じ操作が行われる。
[ステップ−160]
即ち、[ステップ−110]、[ステップ−120]、[ステップ−130A]〜[ステップ−130D]、あるいは、[ステップ−140]において、[ステップ−160]を実行すべきと判断された場合には、また、輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)以外の非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)にあっては、面状光源ユニットの動作を通常の動作とする。尚、この[ステップ−160]あるいは後述する[ステップ−210]において駆動される面状光源ユニットを、総称して、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)と呼ぶ。具体的には、演算回路74からその旨の指示を受け取ったデューティ比制御回路72においては、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)における輝度L(q,p)が一定の輝度LConsとなるように、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)のパルス幅変調制御におけるデューティ期間D1(=α1・Dmaxであり、具体的な値を表2に示す)を決定する。この状態を、図4の(A)には点線で示す。そして、係るデューティ期間D1に相当する信号をLED制御回路73に送り、併せて、PWM信号発生回路71において生成されたPWM信号をLED制御回路73に送り、LED制御回路73においては、PWM信号とデューティ期間D1に相当する信号に基づきLED駆動信号PWM(q,p)を生成し、係るLED駆動信号PWM(q,p)を、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)に送出する。これによって、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)は、1フレーム時間中の所定の時間だけ点灯し、非輝度増加表示領域ユニット12B(q,p)を所定の照度において照明する。こうして得られた表示輝度の状態を、図4の(B)には点線で示す。
尚、k1・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるようなデューティ期間D1は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
1=α1・Dmax (8)
を満足する。但し、α1は、0.3≦α1≦0.8の範囲内の係数であり、具体的な値は表2に示したとおりである。
こうして、1フレームの画像表示が行われる。1フレーム内における液晶表示装置10の動作と面状光源装置40の動作とは同期させられる。
尚、[ステップ−100]において説明したとおり、スキャンコンバータ等の周知のディスプレイ回路から送出された1フレーム分の赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)、及び、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)、並びに、クロック信号CLKは、何ら、変更、補正等されることなくタイミングコントローラ81に入力される。従って、本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法にあっては、係る駆動方法を実行しても、副画素の光透過率(副画素の開口率)それ自体が、変更、補正等されることはない。
式(5)の右辺第2項のk0・Xmaxにおける係数k0を、発光制御信号の平均値[(XR+XG+XB)/3=Xave_max]の1次あるいは2次以上の多項式で表現される関数F_k0(Xave_max)とすることもできる。例えば、関数F_k0(Xave_max)として、Xave_maxの1次関数、例えば、
F_k0(Xave_max)=k0・Xave_max/{(1−k1)・Xmax) }−k0・k1/(1−k1
を例示することができる。この実施例1の変形例における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に図5の(A)に示し、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に図5の(B)に示す。尚、関数F_k0(Xave_max)は、上記のとおり、Xave_max=k1・Xmaxのとき0であり、Xave_max=Xmaxのときk0となる1次関数である。
カラー液晶表示装置におけるコントラスト比(カラー液晶表示装置の画面表面における、外光反射等を含まない、全黒表示部と全白表示部の輝度比)は、各画素の光透過率を最大にした場合の光透過率と、最低にした場合の光透過率との比である。そして、現状のカラー液晶表示装置にあっては、1000対1程度のコントラスト比が達成できれば優秀なカラー液晶表示装置であると云われている。ところで、コントラスト比を更に向上させるためには、全白表示部の輝度レベルを上げる必要があり、そのためには、図14に模式的に示すように、面状光源装置の輝度を増加させる方法が考えられる。然るに、このような方法では、全黒表示部も明るくなり、所謂、「黒が浮く」といった現象が生じてしまい、他の形式の表示装置と比べて、表示画面の自然さの点で劣る。また、陰極線管(CRT)にあっては、自動輝度制限(ABL)制御を行い、白表示部のみ、輝度レベルを上げることで、陰極線管独特の白の輝きを達成している。具体的には、白表示部の輝度を例えば500cd/m2とし、他の部分の輝度を300cd/m2としている。しかしながら、カラー液晶表示装置にあっては、白表示部を含む表示領域の部分の輝度レベルを、他の表示領域の部分の輝度レベルよりも上げる具体的な方法は、本発明者が調べた限りでは知られていない。
実施例1のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法にあっては、3つの発光制御信号の値(XR,XG,XB)の平均値にバイアス(k0・Xmax)を加えた値に相当する信号値を有する発光制御信号が各副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、輝度増加表示領域ユニットに対応する輝度増加面状光源ユニットの輝度を増加させるので、係る白色表示画素を含む輝度増加表示領域ユニットの輝度レベルを、他の表示領域ユニットの輝度レベルよりも上げることができ、陰極線管の白の輝きに類似した白の輝きを達成することができる。
実施例2は、実施例1の変形であり、本発明の第2の形態に係る駆動方法に関する。以下、実施例2のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法を説明する。尚、実施例2における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に図6の(A)に示し、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に図6の(B)に示す。
尚、図6の(A)及び(B)の実線、点線、あるいは、後述する図7の(A)及び(B)の実線、点線、図8の(A)及び(B)の実線、点線、図9の(A)及び(B)の実線、点線の意味するところは、図4の(A)及び(B)の実線、点線の意味するところと同じである。また、実施例2あるいは後述する実施例3におけるXmaxを含む種々のパラメータの値は、表2に示したとおりである。
[ステップ−200]
先ず、実施例1の[ステップ−100]〜[ステップ−150]と同じステップを実行する。
[ステップ−210]
このステップは、実施例1の[ステップ−160]と類似したステップであるが、実施例1の[ステップ−160]とは異なっている。即ち、[ステップ−110]、[ステップ−120]、[ステップ−130A]〜[ステップ−130D]、あるいは、[ステップ−140]において、[ステップ−160]を実行すべきと判断された場合には、また、輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)以外の非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)にあっては、各非輝度増加表示領域ユニット12B(q,p)を構成する全ての画素PX(n,m/q,p)における赤色発光副画素SPXR-(n,m/q,p)、緑色発光副画素SPXG-(n,m/q,p)、及び、青色発光副画素SPXB-(n,m/q,p)に供給される赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)(信号の値:XR-(n,m/q,p))、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)(信号の値:XG-(n,m/q,p))、及び、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)(信号の値:XB-(n,m/q,p))の内の最大値X’(U)maxを、演算回路74において決定する。
そして、係るX’(U)maxに相当する値を有する赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)、及び、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)が、赤色発光副画素SPXR-(n,m/q,p)、緑色発光副画素SPXG-(n,m/q,p)、及び、青色発光副画素SPXB-(n,m/q,p)に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるように、非輝度増加表示領域ユニット12B(q,p)に対応する非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)の輝度(光源ユニット輝度)を増減する。
即ち、演算回路74からX’(U)maxに関する情報を受け取ったデューティ比制御回路72においては、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)における輝度L(q,p)によって上述した表示輝度が得られるように、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)のパルス幅変調制御におけるデューティ期間Dを決定する。この状態を、図6の(A)には点線で示すが、実施例1と異なり、デューティ期間Dは、一定の値ではなく、一種、X’(U)maxの関数である。そして、係るデューティ期間Dに相当する信号をLED制御回路73に送り、併せて、PWM信号発生回路71において生成されたPWM信号をLED制御回路73に送り、LED制御回路73においては、PWM信号とデューティ期間Dに相当する信号に基づきLED駆動信号PWM(q,p)を生成し、係るLED駆動信号PWM(q,p)を、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)に送出する。これによって、非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)を構成する発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)は、1フレーム時間中の所定の時間だけ点灯し、第(p,q)番目の非輝度増加表示領域ユニット12B(q,p)を所定の照度において照明する。こうして得られた表示輝度の状態を、図6の(B)には点線で示す。
例えば、
R-(n,m/q,p))=110
G-(n,m/q,p))=150
B-(n,m/q,p))= 50
である場合、
X’(U)max=150
となる。従って、X’(U)max=150に相当する値を有する赤色発光制御信号LVDSR-(n,m/q,p)、緑色発光制御信号LVDSG-(n,m/q,p)、及び、青色発光制御信号LVDSB-(n,m/q,p)が、赤色発光副画素SPXR-(n,m/q,p)、緑色発光副画素SPXG-(n,m/q,p)、及び、青色発光副画素SPXB-(n,m/q,p)に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるように、非輝度増加表示領域ユニット12B(q,p)に対応する非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)の輝度(光源ユニット輝度)を増減する。
実施例2にあっても、式(5)の右辺第2項のk0・Xmaxにおける係数k0を、実施例1において説明したと同様に、発光制御信号の平均値(Xave_max)の1次あるいは2次以上の多項式で表現される関数F_k0(Xave_max)とすることもできる。実施例2の変形例における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に図7の(A)に示し、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に図7の(B)に示す。
実施例2のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法にあっては、実施例1のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法と同じ方法に基づき、陰極線管の白の輝きに類似した白の輝きを達成することができるだけでなく、副画素に供給される発光制御信号の値(XR,XG,XB)の内の最大値X’(U)maxに相当する値を有する発光制御信号が、各副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、非輝度増加表示領域ユニットに対応する非輝度増加面状光源ユニットの輝度を増減させるので、コントラスト比を一層向上させることが可能となる。
実施例3は、実施例2の変形である。実施例2においては、デューティ期間Dは、一種、X’(U)maxの関数であり、しかも、X’(U)maxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、非輝度増加表示領域ユニットに対応する非輝度増加面状光源ユニットの輝度を増減した。
一方、実施例3にあっては、実施例2の[ステップ−210]において、輝度増加面状光源ユニット42A(q,p)以外の非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)に対応する非輝度増加表示領域ユニット12B(q,p)にあっては、
X’(U)max≦k2・Xmax (9)
である場合、k2・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるように、非輝度増加表示領域ユニット12B(q,p)に対応する非輝度増加面状光源ユニット42B(q,p)の輝度(光源ユニット輝度)を制御する。但し、k2は、0.1≦k2≦0.2の範囲内の係数であり、具体的な値は表2に示すとおりである。尚、この状態を、図8の(B)に点線で示す。
また、k2・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度(表示輝度)が得られるようなデューティ期間D2は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
2=α2・Dmax (10)
を満足する。但し、α2は、0.01≦α2≦0.2の範囲内の係数であり、具体的な値は表2に示すとおりである。尚、この状態を、図8の(A)に点線で示す。
実施例3にあっても、式(5)の右辺第2項のk0・Xmaxにおける係数k0を、実施例1において説明したと同様に、発光制御信号の平均値(Xave_max)の1次あるいは2次以上の多項式で表現される関数F_k0(Xave_max)とすることもできる。実施例3の変形例における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に図9の(A)に示し、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に図9の(B)に示す。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例において説明した透過型のカラー液晶表示装置や面状光源装置、カラー液晶表示装置組立体の構成、構造は例示であるし、これらを構成する部材、材料等も例示であり、適宜、変更することができる。面状光源装置の発光状態を光センサーで監視し、発光ダイオードの温度を温度センサーで監視し、その結果を、発光ダイオード(LED)駆動回路73にフィードバックすることで、面状光源ユニットの輝度補償(補正)や温度制御を行ってもよい。
また、場合によっては式(2−1)、式(2−2)、式(2−3)の代わりに、
(XR+XG+XB)/3≧k1・Xmax (11)
(但し、k1は、0.90≦k1≦0.99の範囲内の係数)
を満足する画素が、白色表示画素として存在する場合、係る白色表示画素の数をNCとしたとき、
1×M0×N0≦NC≦a2×M0×N0 (3)
(ここで、a1,a2は定数)
を満足するか否かを調べるといったカラー液晶表示装置組立体の駆動方法を採用してもよい。更には、[ステップ−130A]〜[ステップ−130D]において説明したルーチンも例示であり、適宜変更することができる。
図13に概念図を示すように、発光ダイオード41に光取出しレンズ100を取り付けた発光ダイオード組立体を光源として使用し、発光ダイオード41から射出された光が、光取出しレンズ100の頂面103において全反射され、光取出しレンズ100の水平方向に主に射出される2次元方向射出構成とすることもできる。尚、図13において、参照番号101は光取出しレンズ100の底面を指し、参照番号102は光取出しレンズ100の側面を指す。光取出しレンズを構成する材料としては、メガネレンズに用いられている材料を挙げることができ、セイコーオプティカルプロダクツ株式会社の商品名プレステージ(屈折率:1.74)、昭和光学株式会社の商品名ULTIMAX V AS 1.74(屈折率:1.74)、ニコン・エシロールの商品名NL5−AS(屈折率:1.74)といった高屈折率を有するプラスチック材料がある。また、HOYA株式会社製の硝材NBFD11(屈折率n1:1.78)、M−NBFD82(屈折率n1:1.81)、M−LAF81(屈折率n1=1.731)といった光学ガラス;KTiOPO4(屈折率n1:1.78)、ニオブ酸リチウム[LiNbO3](屈折率n1:2.23)といった無機誘電体材料を挙げることができる。
図1は、実施例1のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法を説明するための流れ図である。 図2は、図1に引き続き、実施例1のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法を説明するための流れ図である。 図3は、図2に引き続き、実施例1のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法を説明するための流れ図である。 図4の(A)は、実施例1における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に示す図であり、図4の(B)は、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に示す図である。 図5の(A)は、実施例1の変形例における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に示す図であり、図5の(B)は、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に示す図である。 図6の(A)は、実施例2における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に示す図であり、図6の(B)は、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に示す図である。 図7の(A)は、実施例2の変形例における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に示す図であり、図7の(B)は、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に示す図である。 図8の(A)は、実施例3における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に示す図であり、図8の(B)は、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に示す図である。 図9の(A)は、実施例3の変形例における発光制御信号の値とデューティ期間との関係を模式的に示す図であり、図9の(B)は、発光制御信号の値と表示輝度との関係を模式的に示す図である。 図10は、各実施例における使用に適したカラー液晶表示装置、面状光源装置、及び、駆動回路から成るカラー液晶表示装置組立体の概念図である。 図11は、カラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図である。 図12の(A)は、各実施例の面状光源装置における発光ダイオード等の配置、配列状態を模式的に示す図であり、図12の(B)は、各実施例の面状光源装置及びカラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図である。 図13は、日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページに開示された光取出しレンズの模式的な断面図である。 図14は、従来のカラー液晶表示装置組立体における発光制御信号レベルと画素の輝度である表示輝度との関係を模式的に示すグラフである。
符号の説明
10・・・カラー液晶表示装置、11・・・表示領域、12,12A,12B・・・表示領域ユニット、13・・・液晶材料、20・・・フロント・パネル、21・・・第1の基板、22・・・カラーフィルター、23・・・オーバーコート層、24・・・透明第1電極、25・・・配向膜、26・・・偏光フィルム、30・・・リア・パネル、31・・・第2の基板、32・・・スイッチング素子、34・・・透明第2電極、35・・・配向膜、36・・・偏光フィルム、37・・・絶縁層、40・・・面状光源装置、41,41R,41G,41B・・・発光ダイオード、42,42A,42B・・・面状光源ユニット、43・・・仕切り板、51・・・筐体、52A・・・筐体の底面、52B・・・筐体の側面、53・・・外側フレーム、54・・・内側フレーム、55A,55B・・・スペーサ、56・・・ガイド部材、57・・・ブラケット部材、61・・・拡散板、62・・・拡散シート、63・・・プリズムシート、64・・・偏光変換シート、65・・・反射シート、70・・・面状光源装置制御回路、71・・・パルス幅変調(PWM)信号発生回路、72・・・デューティ比制御回路、73・・・発光ダイオード駆動回路、74・・・演算回路、75・・・記憶装置(メモリ)、80・・・液晶表示装置駆動回路、81・・・タイミングコントローラ

Claims (9)

  1. (a)第1の方向に沿ってM0個、第2の方向に沿ってN0個の、合計M0×N0個の画素が2次元マトリクス状に配列された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されて成り、各表示領域ユニットは複数の画素から構成されているカラー液晶表示装置、
    (b)P×Q個の表示領域ユニットに対応したP×Q個の面状光源ユニットから成り、各面状光源ユニットは、該面状光源ユニットに対応する表示領域ユニットを背面から照明する面状光源装置、並びに、
    (c)カラー液晶表示装置及び面状光源装置を駆動するための駆動回路、
    を備え、
    各画素は、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素の3つの副画素を1組として構成され、
    駆動回路から、各画素を構成する赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに、赤色発光副画素の光透過率を制御する赤色発光制御信号、緑色発光副画素の光透過率を制御する緑色発光制御信号、及び、青色発光副画素の光透過率を制御する青色発光制御信号を供給する、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法であって、
    画素に供給される赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号の最大値をXmaxとしたとき、
    (A)カラー液晶表示装置を構成する各画素における赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに供給される、赤色発光制御信号の値をXR、緑色発光制御信号の値をXG、及び、青色発光制御信号の値をXBとし、1つの画素に供給される該3種類の発光制御信号の値(XR,XG,XB)の内の最大値をMax[XR,XG,XB]で表したとき、全ての画素におけるMax[XR,XG,XB]の平均値AveMAX[XR,XG,XB]が、
    AveMAX[XR,XG,XB]≦a0・Xmax (1)
    (ここで、a0は定数)
    を満足するか否かを調べ、式(1)を満足する場合、次いで、
    (B)1つの画素に供給される前記3種類の発光制御信号の値(XR,XG,XB)が、
    R≧k1・Xmax (2−1)
    G≧k1・Xmax (2−2)
    B≧k1・Xmax (2−3)
    (但し、k1は、0.90≦k1≦0.99の範囲内の係数)
    の全てを同時に満足する画素を白色表示画素としたとき、係る白色表示画素が存在する場合、係る白色表示画素の数をNCとしたとき、
    1×M0×N0≦NC≦a2×M0×N0 (3)
    (ここで、a1,a2は定数)
    を満足するか否かを調べ、式(3)を満足する場合、次いで、
    (C)白色表示画素が第1の方向に沿ってaM×M0個(ここで、aMは定数)以上連続して存在するか否かを調べ、且つ、白色表示画素が第2の方向に沿ってaN×N0個(ここで、aNは定数)以上連続して存在するか否かを調べ、白色表示画素が第1の方向に沿ってa M ×M 0 個以上連続して存在し、且つ、白色表示画素が第2の方向に沿ってa N ×N 0 個以上連続して存在する場合、これらの白色表示画素が含まれる表示領域ユニットを輝度増加表示領域ユニットとし、次いで、
    (D)輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの数をNBとしたとき、
    NB≦a3×P×Q (4)
    (ここで、a3は定数)
    を満足するか否かを調べ、式(4)を満足する場合、次いで、
    (E)輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの輝度を増加させる、
    各工程から成ることを特徴とするカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  2. 前記工程(E)において輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの輝度を増加させる場合、該輝度増加表示領域ユニットを構成する各画素における前記3種類の発光制御信号の値の平均値(XR+XG+XB)/3を該輝度増加表示領域ユニットを構成する全ての画素において求め、3種類の発光制御信号の値の平均値の最大値をXave_maxとしたとき、
    X(U)max=Xave_max+k0・Xmax (5)
    (但し、k0は、0.06≦k0≦0.3の範囲内の係数)
    に相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、前記工程(E)において輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの輝度を増加させることを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  3. 面状光源ユニットは発光ダイオードから成り、
    面状光源ユニットの輝度の増減を、面状光源ユニットを構成する発光ダイオードのパルス幅変調制御におけるデューティ期間の長短制御によって行うことを特徴とする請求項2に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  4. X(U)max=(1+k0)Xmax (6)
    に相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるようなデューティ期間D0は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
    0=α0・Dmax (7)
    (但し、α0は、0.95≦α0≦1.0の範囲内の係数)
    であることを特徴とする請求項3に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  5. 1・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるようなデューティ期間D1は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
    1=α1・Dmax (8)
    (但し、α1は、0.3≦α1≦0.8の範囲内の係数)
    を満足することを特徴とする請求項3に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  6. 前記工程(E)において輝度増加面状光源ユニット以外の面状光源ユニットに対応する非輝度増加表示領域ユニットにおいては、各該非輝度増加表示領域ユニットを構成する全ての画素における赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給される赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号の内の最大値をX’(U)maxとしたとき、係るX’(U)maxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、該非輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの輝度を増減することを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  7. 面状光源ユニットは発光ダイオードから成り、
    面状光源ユニットの輝度の増減を、面状光源ユニットを構成する発光ダイオードのパルス幅変調制御におけるデューティ期間の長短制御によって行うことを特徴とする請求項6に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  8. 前記工程(E)において輝度増加面状光源ユニット以外の面状光源ユニットに対応する非輝度増加表示領域ユニットにおいては、
    X’(U)max≦k2・Xmax (9)
    (但し、k2は、0.1≦k2≦0.2の範囲内の係数)
    である場合、k2・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、該非輝度増加表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの輝度を制御することを特徴とする請求項7に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  9. 2・Xmaxに相当する値を有する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるようなデューティ期間D2は、最大デューティ期間をDmaxとしたとき、
    2=α2・Dmax (10)
    (但し、α2は、0.01≦α2≦0.2の範囲内の係数)
    を満足することを特徴とする請求項8に記載のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
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