JP4949908B2 - 放射線画像検出方法および装置 - Google Patents

放射線画像検出方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4949908B2
JP4949908B2 JP2007087012A JP2007087012A JP4949908B2 JP 4949908 B2 JP4949908 B2 JP 4949908B2 JP 2007087012 A JP2007087012 A JP 2007087012A JP 2007087012 A JP2007087012 A JP 2007087012A JP 4949908 B2 JP4949908 B2 JP 4949908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
image signal
signal
tft switch
data line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007087012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008252157A (ja
Inventor
直人 岩切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2007087012A priority Critical patent/JP4949908B2/ja
Priority to US12/058,737 priority patent/US7932500B2/en
Publication of JP2008252157A publication Critical patent/JP2008252157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4949908B2 publication Critical patent/JP4949908B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/24Measuring radiation intensity with semiconductor detectors
    • G01T1/247Detector read-out circuitry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/29Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2914Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2921Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras
    • G01T1/2928Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras using solid state detectors

Description

本発明は、TFTスイッチを有する多数の画素が2次元状に配列された放射線画像検出器から放射線画像を検出する放射線画像検出方法および装置に関するものである。
近年、TFT(thin film transistor)アクティブマトリクスアレイ上に放射線感応層を配置し、被写体を透過した放射線に応じて発生した潜像電荷を一旦蓄積し、この蓄積した潜像電荷を電気信号として読み取ることができる放射線画像検出装置が知られている。従来の蓄積性蛍光体を使用したイメージングプレートに比べて、即時に画像を確認でき、動画も確認できるといったメリットがあり、急速に普及が進んでいる。
まず、図8を用いて従来の放射線画像検出装置の構成について説明する。図8は3×3画素の模式的等価回路である。図8において、111は電荷蓄積容量、112はTFTスイッチ、113は走査線、114はデータ線である。
X線等の放射線は図8の紙面に垂直な方向から入射し、光電変換素子により電気信号に変換され、その電荷が各画素の電荷蓄積容量111に蓄積される。その後、走査線113によりTFTスイッチ112を順次動作させ、この蓄積電荷をTFTスイッチ112のソース・ドレイン電極の一方と接続されたデータ線114に転送してデータ線114に流出する信号を信号検出器115によって検出し、検出されたアナログ信号をA/D変換器116によってデジタル信号に変換して出力するように構成されている。
このような放射線画像検出装置においては、各種原因で、本来検出すべき画像信号に各種ノイズが付与されるケースがある。例えば、ノイズの一つにTFTスイッチのリーク電流がある。検出画素を選択するためのTFTスイッチはオフ動作時には全くリーク電流を流さないことが好ましい。しかしながら、X線照射量が高いほど電荷発生層の発生電荷量が多くなり、それによってTFTスイッチのドレイン電圧が高くなり、結果的に高いリーク電流が流れて、この分が画像信号に加算されてしまう。この問題を解決するため、たとえば、特許文献1においては、TFTスイッチオフ時のリーク電流を読み出しておき、そのリーク電流値を用いてデジタルの画像信号を補正する方法が提案されている。
特開2003−319264号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、実質的に使用可能なダイナミックレンジの縮小をもたらす。具体的には、得られたデジタルの画像信号からリーク電流成分を減算する処理を用いて画像信号の補正を行っていることから、補正後の画像信号が取り得る値の範囲は、A/D変換器の出力ダイナミックレンジからリーク電流量に相当する分が縮小する。特に、放射線画像検出器に照射されたX線量が大線量である場合には、リーク電流が大きくなるので問題となる。
本発明は、上記の事情に鑑み、画像信号のリーク電流による誤差分を適切に補正するとともに、補正後の画像信号のダイナミックレンジの縮小を回避することができる放射線画像検出方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線画像検出方法は、放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生層と、電荷発生層において発生した電荷を収集する収集電極、収集電極によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量および蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチを有する多数の画素とTFTスイッチをオン/オフするための多数の走査線と蓄積容量に蓄積された電荷を転送する多数のデータ線とを備えた検出層とが積層された放射線画像検出器から、各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にしてデータ線に流出する各画素のアナログの画像信号を検出し、検出されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する放射線画像検出方法において、各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎にオン状態にする度に、そのオン状態とする前にTFTスイッチがオフの状態でデータ線に流出するアナログのリークレベルを検出し、アナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する前に、リークレベルに基づいてアナログの画像信号を補正することを特徴とする。
本発明の放射線画像検出装置は、放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生層と、電荷発生層において発生した電荷を収集する収集電極、収集電極によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量および蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチを有する多数の画素とTFTスイッチをオン/オフするための多数の走査線と蓄積容量に蓄積された電荷を転送する多数のデータ線とを備えた検出層とが積層された放射線画像検出器と、その放射線画像検出器から各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にしてデータ線に流出する各画素のアナログの画像信号を検出する画像信号検出手段と、検出されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するアナログ/デジタル変換手段とを備えた放射線画像検出装置において、各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎にオン状態にする度に、そのオン状態にする前にTFTスイッチがオフの状態でデータ線に流出するアナログのリークレベルを検出するリークレベル検出手段と、アナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する前に、リークレベルに基づいてアナログの画像信号を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の放射線画像検出装置においては、補正手段は、各画素のアナログの画像信号から、各画素におけるTFTスイッチをオン状態にする前にTFTスイッチがオフの状態で各画素が接続されたデータ線で検出したアナログのリークレベルを減算するものであってもよい。
また、画像信号検出手段は、各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にしてデータ線に流出する信号を所定の基準電圧と比較することにより各画素におけるアナログの画像信号を検出するものであり、補正手段は、各画素におけるTFTスイッチをオン状態にする前に、TFTスイッチがオフの状態で各画素が接続されたデータ線で検出されたアナログのリークレベルに基づいて各データ線における基準電圧を調整するものであってもよい。
本発明の放射線画像検出方法および装置によれば、放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生層と、電荷発生層において発生した電荷を収集する収集電極、収集電極によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量および蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチを有する多数の画素とTFTスイッチをオン/オフするための多数の走査線と蓄積容量に蓄積された電荷を転送する多数のデータ線とを備えた検出層とが積層された放射線画像検出器から、各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にしてデータ線に流出する各画素のアナログの画像信号を検出し、検出されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する放射線画像検出方法において、各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎にオン状態にする度に、そのオン状態とする前にTFTスイッチがオフの状態でデータ線に流出するアナログのリークレベルを検出し、アナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する前に、リークレベルに基づいてアナログの画像信号を補正することにより、画像信号のリーク電流による誤差分を適切に補正するとともに、補正後の画像信号のダイナミックレンジの縮小を回避することができる。
また、上記本発明の放射線画像検出装置において、補正手段が、各画素のアナログの画像信号から、各画素におけるTFTスイッチをオン状態にする前にTFTスイッチがオフの状態で各画素が接続されたデータ線で検出したアナログのリークレベルを減算するものであれば、各画素の画像信号のリーク電流による誤差分を適切に補正することができる。
また、画像信号検出手段が、各走査線に接続されたTFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にしてデータ線に流出する信号を所定の基準電圧と比較することにより各画素におけるアナログの画像信号を検出するものであり、補正手段が、各画素におけるTFTスイッチをオン状態にする前に、TFTスイッチがオフの状態で各画素が接続されたデータ線で検出されたアナログのリークレベルに基づいて各データ線における上記基準電圧を調整するものであれば、予め画像信号のリーク電流による誤差分を予測して、画像信号の検出時に用いられる基準電圧を調整することにより、リーク電流による誤差分が補正された画像信号を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の放射線画像検出装置の一実施形態について説明する。
図1に放射線画像検出装置の一実施形態の概略構成を示す。図示の放射線画像検出装置100は、放射線画像検出器110と、放射線画像検出器110から出力されたアナログの画像信号およびアナログのリークレベルを検出する信号検出部120と、放射線画像検出器110の走査線(ゲート電極)2にスキャン信号を出力するスキャン信号制御装置103と、信号検出部120によって検出された検出信号を取得してディスプレイ200にビデオ信号として出力するとともに、スキャン信号制御装置103および信号検出部120に制御信号を出力する信号処理装置130とを備えている。
放射線画像検出器110は、後述するバイアス電極と電荷発生層である半導体膜と電荷収集電極とから構成される画像センサ部105と、画像センサ部105で検出された電荷信号を蓄積する電荷蓄積容量5と、電荷蓄積容量5に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチ4とから構成される画素が2次元状に多数配列されたものである。そして、上記TFTスイッチ4をオン/オフするための多数の走査線(ゲート電極)2と上記電荷蓄積容量5に蓄積された電荷を転送する多数のデータ線(ソース電極)3とが設けられている。
信号処理装置130は、信号検出部120によって検出されたアナログの画像信号を同様に信号検出部120によって検出されたリークレベルに基づいて補正するリーク補正手段140と、リーク補正手段140によって補正されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するA/D変換器150とを備えている。
ここで、放射線画像検出器110についてより詳細に説明する。図2は、放射線画像検出器110の1画素単位の構造を示す断面図、図3はその平面図である。
図2に示すように、放射線画像検出器110は、アクティブマトリックス基板10上に、電磁波導電性を有する半導体膜6、及び、図示しない高圧電源に接続されたバイアス電極(共通電極)7が順次形成されている。半導体膜6は、X線などの電磁波が照射されることにより、内部に電荷(電子−正孔)を発生するものである。つまり、半導体膜6は電磁波導電性を有し、X線などによる画像情報を電荷情報に変換するためのものである。また、半導体膜6は、例えば、セレンを主成分とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)からなる。ここで、主成分とは、50%以上の含有率を有するということである。
以下に、アクティブマトリックス基板10について詳しく説明する。
アクティブマトリックス基板10は、ガラス基板1、走査線(ゲート電極)2、電荷蓄積容量電極(以下、C電極と称する)14、ゲート絶縁膜15、接続電極13、チャネル層8、コンタクト層9、データ線(ソース電極)3、絶縁保護膜17、層間絶縁膜12とを有している。
また、ゲート絶縁膜15、接続電極13、チャネル層8、コンタクト層9等で以て薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)4が構成されており、C電極14やゲート絶縁膜15、接続電極13等で以て電荷蓄積容量(C)5が構成されている。
ガラス基板1は支持基板であり、ガラス基板1としては、例えば、無アルカリガラス基板を用いることができる。走査線2及びデータ線3は、格子状に配列された電極配線であり、その交点には薄膜トランジスタ(以下、TFTスイッチと称する)4が形成されている。TFTスイッチ4はスイッチング素子であり、そのソース・ドレインは、各々データ線3と接続電極13とに接続されている。データ線3はそのソース電極、接続電極13はそのドレイン電極である。つまり、データ線3は、信号線としての直線部分と、TFTスイッチ4を構成するための延長部分とを備えており、接続電極13は、TFTスイッチ4と電荷蓄積容量5とをつなぐように設けられている。
ゲート絶縁膜15は、SiNや、SiO等からなっている。ゲート絶縁膜15は、走査線2及びC電極14を覆うように設けられており、走査線2上に位置する部位がTFTスイッチ4におけるゲート絶縁膜として作用し、C電極14上に位置する部位は電荷蓄積容量5における誘電体層として作用する。つまり、電荷蓄積容量5は、走査線2と同一層に形成されたC電極14と接続電極13との重畳領域によって形成されている。なお、ゲート絶縁膜15としては、SiNやSiOに限らず、走査線2及びC電極14を陽極酸化した陽極酸化膜を併用することもできる。
また、チャネル層(i層)8はTFTスイッチ4のチャネル部であり、データ線3と接続電極13とを結ぶ電流の通路である。コンタクト層(n層)9はデータ線3と接続電極13とのコンタクトを図る。
絶縁保護膜17は、データ線3及び接続電極13上、つまり、ガラス基板1上に、ほぼ全面(ほぼ全領域)にわたって形成されている。これにより、接続電極13とデータ線3とを保護すると共に、電気的な絶縁分離を図っている。また、絶縁保護膜17は、その所定位置、つまり、接続電極13において電荷蓄積容量5を介してC電極14と対向している部分上に位置する部位に、コンタクトホール16を有している。
電荷収集電極11は、非晶質透明導電酸化膜からなっている。電荷収集電極11は、コンタクトホール16を埋めるようにして形成されており、データ線3上及び接続電極13上に積層されている。電荷収集電極11と半導体膜6とは電気的に導通しており、半導体膜6で発生した電荷を電荷収集電極11で収集できるようになっている。
層間絶縁膜12は、感光性を有するアクリル樹脂からなり、TFTスイッチ4の電気的な絶縁分離を図っている。層間絶縁膜12には、コンタクトホール16が貫通しており、電荷収集電極11は接続電極13に接続されている。
ガラス基板1上には、走査線2及びC電極14が設けられている。走査線2の上方には、ゲート絶縁膜15を介して、チャネル層(i層)8、及び、コンタクト層(n層)9がこの順に形成されている。コンタクト層9上には、データ線3と接続電極13とが形成されている。接続電極13は、電荷蓄積容量5を構成する層の上方に積層されている。また、接続電極13とデータ電極3の上方には絶縁保護膜17が配されている。
絶縁保護膜17の上方には、TFTスイッチ4の層間絶縁膜12が設けられている。層間絶縁膜12の上層、すなわちアクティブマトリックス基板10の最上層には電荷収集電極11が設けられている。電荷収集電極11とTFTスイッチ4とは接続電極13を介して接続されている。
また、C電極14の上方にはゲート絶縁膜15が配されており、その上方には接続電極13が配されている。電荷収集電極11と接続電極13とは、層間絶縁膜12を貫通するコンタクトホール16によって接続されている。
バイアス電極7とC電極14との間には、図示しない高圧電源が接続されている。この高圧電源により、バイアス電極7とC電極14との間に電圧が印加される。これにより、電荷蓄積容量5を介してバイアス電極7と電荷収集電極11との間に電界を発生させることができる。このとき、半導体膜6と電荷蓄積容量5とは、電気的に直列に接続された構造になっているので、バイアス電極7にバイアス電圧を印加しておくと、半導体膜6内で電荷(電子−正孔対)が発生する。半導体膜6で発生した電子は+電極側に、正孔は−電極側に移動し、その結果、電荷蓄積容量5に電荷が蓄積される。
放射線画像検出器全体としては、電荷収集電極11は2次元に複数配列されると共に、電荷収集電極11に個別に接続された電荷蓄積容量5と、電荷蓄積容量5に個別に接続されたTFTスイッチ4とを複数備えている。これにより、2次元の電磁波情報を一旦電荷蓄積容量5に蓄積し、TFTスイッチ4を順次走査していくことで、2次元の電荷情報を簡単に読み出すことができる。
以下に、放射線画像検出器の製造工程の一例について説明する。
まず、ガラス基板1上に、TaやAl等の金属膜をスパッタ蒸着により厚さ約300nmに成膜した後、所望の形状にパターニングすることにより、走査線2及びC電極14を形成する。
そして、この走査線2及びC電極14を覆うようにして、ガラス基板1の略全面にSiNや、SiO等からなるゲート絶縁膜15をCVD(Chemical Vapor Deposition )法により厚さ約350nmに成膜する。なお、ゲート絶縁膜15としては、SiNやSiOに限らず、走査線2及びC電極14を陽極酸化した陽極酸化膜を併用することもできる。
また、ゲート絶縁膜15を介して、走査線2の上方にチャネル層8が配されるように、CVD法により、アモルファスシリコン(以下、a−Siと称する)を、厚さ約100nmに成膜した後、所望の形状にパターニングすることにより、チャネル層8を形成する。
チャネル層8の上層にコンタクト層9が配されるように、CVD法によりa−Siを厚さ約40nmに成膜した後、所望の形状にパターニングすることにより、コンタクト層9を形成する。
さらに、コンタクト層9上に、TaやAl等の金属膜をスパッタ蒸着により厚さ約300nmに成膜した後、所望の形状にパターニングすることにより、データ線3及び接続電極13を形成する。
このようにしてTFTスイッチ4及び電荷蓄積容量5等を形成したガラス基板1の略全面を覆うようにSiNをCVD法で厚さ約300nmに成膜することにより、絶縁保護膜17を形成する。その後、コンタクトホール16となる接続電極13上の所定の部分に形成された、SiN膜を除去しておく。
上記絶縁保護膜17上の略全面を覆うように、感光性を有するアクリル樹脂等を厚さ約3μmに成膜し、層間絶縁膜12を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術によるパターニングを行い、絶縁保護膜17におけるコンタクトホール16となる部分と位置合わせをしてコンタクトホール16を形成する。
層間絶縁膜12上に、ITO(Indium−Tin−Oxide)等の非晶質透明導電酸化膜をスパッタ蒸着法にて厚さ約200nmに成膜し、所望の形状にパターニングして電荷収集電極11を形成する。この時、絶縁保護膜17及び層間絶縁膜12に設けたコンタクトホール16を介して、電荷収集電極11と接続電極13とを電気的に導通させる(短絡させる)。
なお、本実施形態では上述したように、アクティブマトリックス基板10として電荷収集電極11がTFTスイッチ4の上方にオーバーラップする、いわゆる屋根型構造(マッシュルーム電極構造)を採用しているが、非屋根型構造を採用してもかまわない。また、スイッチング素子としてa−Siを用いたTFT4を用いたが、これに限らず、p−Si(ポリシリコン)を用いてもよい。また、データ線3及び接続電極13がゲート絶縁膜15を介して走査線2より上方にある逆スタガ構造を採用したが、スタガ構造にしてもよい。
上記のように形成されたアクティブマトリックス基板10の画素配列領域をすべて覆うように、a−Se(アモルファスセレン)からなり電磁波導電性を有する半導体膜6を真空蒸着法により膜厚が約0.5mm〜1.5mmになるように成膜する。
最後に、半導体膜6の略全面にAu、Alなどからなるバイアス電極7を真空蒸着法により約200nmの厚さで形成する。
なお、半導体膜6と電荷収集電極11との界面に、電子又は正孔の半導体膜6への注入を阻止する電荷注入阻止層や、半導体膜6と電荷収集電極11との密着性を向上させるバッファ層を形成してもよい。また同様に、半導体膜6とバイアス電極7の界面にも電荷注入阻止層やバッファ層を形成してもよい。電荷注入阻止層やバッファ層としてはa−AsSeや、アルカリ元素イオンやハロゲン元素イオンが添加されたa−Se等を用いることが可能である。
次に、上記構造の放射線画像検出器110の動作原理について説明する。バイアス電極7とC電極14との間に電圧を印加した状態で、半導体膜6にX線が照射されると、半導体膜6内に電荷(電子−正孔対)が発生する。そして、半導体膜6と電荷蓄積容量5とは電気的に直列に接続された構造となっているので、半導体膜6内に発生した電子は+電極側に、正孔は−電極側に移動し、その結果、電荷蓄積容量5に電荷が蓄積される。
電荷蓄積容量5に蓄積された電荷は、走査線2への入力信号によってTFTスイッチ4をオン状態にすることによりデータ線3を介して外部に取り出すことが可能となる。
そして、走査線2とデータ線3、TFTスイッチ4及び電荷蓄積容量5は、すべてXYマトリクス状に設けられているため、走査線2に入力する信号を順次走査し、データ線3毎にそのデータ線3に流出した電荷信号を信号検出部120において検知することにより、二次元的にX線の画像情報を得ることが可能となる。
なお、TFTスイッチ4がオフ状態では、電荷蓄積容量5に蓄積された電荷はデータ線3に全く流出しないことが好ましい。しかしながら、高線量照射時には意図的に電荷をデータ線3へ流すことが行われる。何故なら、高線量照射時にゲートとソースとの間の電位差が大きくなってTFTが破損しないように、前述したような電荷収集電極11がTFTスイッチ4の上方にオーバーラップする構造、いわゆる屋根型構造(マッシュルーム電極構造)を採るからである。この構造においては、ゲート−ソース間にTFTが破損するほど過剰な電位差(60〜100V程度)が発生する場合には、TFTスイッチ上方にオーバーラップしている電荷収集電極11が擬似的なトップゲートとして作用することでTFTをスイッチングし、データ線3へ電荷をオーバーフローさせることになる。よって、TFTの破損を防止することができる。なお、本実施形態では屋根型構造を採用した場合を例にとって説明しているが、各画素内に保護ダイオード構造を採用し過大な電位差が発生した場合にデータ線へ電荷をオーバーフローさせる構造を採用しても良い。このように、以上のような構造を採った場合には、各画素に照射されたX線照射量が高いほど各画素の電荷蓄積容量5からある量のリーク電流(オーバーフロー電流)がデータ線3に流出し、一つのデータ線3に接続された全TFTスイッチ4のリーク電流の総和となるリークレベルが検知される。また、このリークレベルは、TFTスイッチ4を選択的にオンの状態にしてデータ線3を介して検出された画像信号に重畳される。
信号検出部120は、TFTスイッチ4がオフの状態で放射線画像検出器110から出力されたアナログのリークレベルLおよびTFTスイッチ4が選択的にオンの状態で放射線画像検出器110から出力されたアナログの画像信号Rを所定の基準電圧Vrefと比較することにより検出するものであり、各データ線3にそれぞれ接続されている複数の差動アンプ121等を有している。各差動アンプ121はチャージアンプであり、リセットスイッチ122と積分用コンデンサ123とを備えている。
スキャン信号制御装置103は、放射線画像検出器110の各走査線2に選択的に順次制御信号を出力し、各画素のTFTスイッチ4をオン/オフ制御するためのものであり、各走査線2に出力するスキャン信号は後述する信号処理装置130から入力された制御信号により制御される。
信号処理装置130は、リーク補正手段140と、A/D変換器150等を有する。リーク補正手段140は、信号検出部120によって検出されたアナログの画像信号RをリークレベルLに基づいて補正するためのものである。このリーク補正手段140は、データ線3毎に設けられた第1のサンプルホールド回路131および第2のサンプルホールド回路132を有し、全走査線2のTFTスイッチ4がオフの状態で各作動アンプ121によって検出された信号、すなわちアナログのリークレベルLを各第1のサンプルホールド回路131によりサンプリングして保持するとともに、TFTスイッチを走査線毎に選択的にオンにした状態で各作動アンプ121によって検出された信号、すなわちアナログの画像信号Rを第2のサンプルホールド回路132によりサンプリングして保持する。
また、リーク補正手段140は、全ての第1のサンプルホールド回路131に接続され、それらの第1のサンプルホールド回路131に保持された複数のアナログのリークレベルLを選択的に切り替えて減算回路に出力する第1のマルチプレクサ133と、全ての第2のサンプルホールド回路132に接続され、それらの第2のサンプルホールド回路132に保持された複数のアナログの画像信号Rを選択的に切り替えて減算回路に出力する第2のマルチプレクサ134と、第2のマルチプレクサ134により入力されたアナログの画像信号Rから第1のマルチプレクサ133により入力されたアナログのリークレベルLを減算して、その結果をA/D変換器150に出力する減算手段135、例えば、減算回路とを備えている。
A/D変換器150は、リーク補正手段140から出力された補正済みのアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するものである。
次に、本放射線画像検出装置による放射線画像の記録および読取りの作用を図1および図4を用いて説明する。図4は、本放射線画像検出装置の作用を説明するためのタイミングチャートである。
まず、上述したようにバイアス電極7とCs電極14との間に電圧を印加した状態で放射線画像検出器110に対してX線照射を行うことによりX線画像データの書き込みが行われる。X線の照射量に応じて半導体膜6において発生した電荷は、各電荷収集電極11に集められ、電荷収集電極11に電気的に接続された電荷蓄積容量5に蓄積される。
そして、まず、図4に示すように、信号処理装置130から信号検出部120およびスキャン信号制御装置103にリークレベル検出用の制御信号が出力され、全走査線2のTFTスイッチ4がオフの状態で各データ線3に流出した信号が、各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置130の第1のサンプルホールド回路131に出力され、アナログのリークレベルLとして保持される。第1のサンプルホールド回路131によりそれぞれ保持された各データ線3から得られたリークレベルLは、第1のマルチプレクサ133によりデータ線順に順次減算手段135に出力される。
次に、信号処理装置130からスキャン信号制御装置103に画像信号検出用の制御信号が出力される。この制御信号に応じてスキャン信号制御装置103から走査線G1にTFTスイッチ4をオン状態とするスキャン信号が出力され、このスキャン信号によって走査線G1上の各TFTスイッチがオンの状態となり、走査線G1上の各電荷蓄積容量5から信号が各データ線3に流出する。また、信号処理装置130から信号検出部120にも画像信号検出用の制御信号が出力され、この制御信号に応じて、各データ線3に流出した信号が各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置130の第2のサンプルホールド回路132に出力され、アナログの画像信号Rとして保持される。そして、第2のサンプルホールド回路132によりそれぞれ保持された各データ線3から得られたアナログの画像信号Rは、第2のマルチプレクサ134によりデータ線順に順次減算手段135に出力される。そして、信号処理装置130における画像信号検出用の制御信号の出力が終了し、全走査線2のTFTスイッチ4がオフ状態となる。
そして、減算手段135において、各データ線3で検出されたアナログの画像信号Rから、各同一のデータ線3で検出されたアナログのリークレベルLを減算することにより、走査線G1に接続された各画素における補正済みのアナログの画像信号が得られる。この補正済みのアナログの画像信号はA/D変換器150に出力される。
走査線G1による画像信号の読み出しが終了したら、次に、走査線G2による画像信号の読み出しが行なわれる。まず、走査線G1の場合と同様に信号処理装置130から信号検出部120およびスキャン信号制御装置103にリークレベル検出用の制御信号が出力され、全走査線2のTFTスイッチ4がオフの状態で各データ配線3に流出した信号が、各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置130の第1のサンプルホールド回路131に出力され、アナログのリークレベルLとして保持される。第1のサンプルホールド回路131によりそれぞれ保持された各データ線3から得られたリークレベル信号Lは、第1のマルチプレクサ133によりデータ線順に順次減算手段135に出力される。
次に、信号処理装置130からスキャン信号制御装置103に画像信号検出用の制御信号が出力され、この制御信号に応じてスキャン信号制御装置103から走査線G2にTFTスイッチ4を順次オン状態とするスキャン信号が出力され、このスキャン信号によって走査線G2上の各TFTスイッチがオンの状態となり、走査線G2上の各電荷蓄積容量5から信号が各データ線3に流出する。また、信号処理装置130から信号検出部120にも画像信号検出用の制御信号が出力され、この制御信号に応じて、各データ線3に流出した信号が各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置130の第2のサンプルホールド回路132に出力され、アナログの画像信号Rとして保持される。そして、第2のサンプルホールド回路132によりそれぞれ保持された各データ線3から得られたアナログの画像信号Rは、第2のマルチプレクサ134によりデータ線順に順次減算手段135に出力される。そして、信号処理装置130における画像信号検出用の制御信号の出力が終了し、全走査線2のTFTスイッチ4がオフ状態となる。
そして、減算手段135において、各データ線3で検出されたアナログの画像信号Rから、各同一のデータ線3で検出されたアナログのリークレベルLを減算することにより、走査線G2に接続された各画素における補正済みのアナログの画像信号が得られる。この補正済みのアナログの画像信号はA/D変換器150に出力される。
以後、各走査線G3、・・・、Gkのそれぞれについて、上記と同様にして、リークレベル検出用の制御信号と画像信号検出用の制御信号とが信号処理装置130から交互に出力され、信号検出部120により各走査線G3、・・・、Gk毎にそれらの走査線に接続された各画素におけるアナログのリークレベルLとアナログの画像信号Rとが交互に検出され、検出された各画素におけるアナログの画像信号RとアナログのリークレベルLがそれぞれリーク補正手段140の第1のサンプルホールド回路131と第2のサンプルホールド回路132に保持され、減算手段135において、第1のサンプルホールド回路131から第1のマルチプレクサ133を介して入力された各画素におけるアナログの画像信号Rから、第2のサンプルホールド回路132から第2のマルチプレクサ134を介して入力された、その画素におけるTFTスイッチをオン状態にする前にTFTスイッチがオフの状態でその画素が接続されたデータ線で検出されたアナログのリークレベルLが減算され、この減算により得られた各画素における補正済みのアナログの画像信号がA/D変換器130に出力される。
そして、リーク補正手段140で取得された補正済みアナログの画像信号はA/D変換器150によりデジタルの画像信号に変換された後、ディスプレイ200、プリンタ、ビデオ処理装置等の外部装置に出力される。
上記実施の形態によれば、放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生層と、電荷発生層において発生した電荷を収集する収集電極、収集電極によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量および蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチを有する多数の画素とTFTスイッチをオン/オフするための多数の走査線と蓄積容量に蓄積された電荷が流出する多数のデータ線とを備えた検出層とが積層された放射線画像検出器110から、各走査線2に接続されたTFTスイッチ4を走査線2毎に順次オン状態にしてデータ線3に流出する各画素のアナログの画像信号Rを検出し、検出されたアナログの画像信号Rをデジタルの画像信号に変換して出力する放射線画像検出方法において、各走査線2に接続されたTFTスイッチを走査線2毎にオン状態にする度に、そのオン状態とする前にTFTスイッチ4がオフの状態でデータ線3に流出するアナログのリークレベルLを検出し、アナログの画像信号Rをデジタルの画像信号に変換する前に、リークレベルLに基づいてアナログの画像信号Rを補正することにより、画像信号のリーク電流による誤差分を適切に補正するとともに、補正後の画像信号のダイナミックレンジの縮小を回避することができる。
具体的には、図8に示す従来の放射線画像検出装置では、図9(a)のグラフに示すように、リークレベルが重畳されたアナログの画像信号が信号検出部により検出され、A/D変換器によりデジタルの画像信号に変換される。そのとき、図9(b)に示すように、A/D変換器の出力のダイナミックレンジ0〜DR2の上限値DR2より大きい画像信号は上限値(飽和値)DR2に設定される。そして、図9(c)に示すように、A/D変換器から出力された画像信号からリークレベルを減算して得られた補正済みの画像信号は、本来のA/D変換器のダイナミックレンジより小さい第2のダイナミックレンジ0〜DR3内の値となる。ここで、この第2のダイナミックレンジの上限値DR3はA/D変換器の本来のダイナミックレンジの上限値DR2からリークレベルLを減算した値に相当するので、リークレベルLが高くなるほど実質的にデジタルの画像信号が取り得る値の範囲、すなわち第2のダイナミックレンジが縮小する。
これに対して、本発明の放射線画像検出装置では、図5(a)のグラフに示すように、リークレベルが重畳されたアナログの画像信号が信号検出部により検出される。A/D変換器によりデジタルの画像信号に変換される前に、図5(b)に示すように、検出されたアナログの画像信号からリークレベルが減算され、リーク補正が施される。次に、図5(c)に示すように、補正後のアナログの画像信号がA/D変換器によりデジタルの画像信号に変換される。これにより、リークレベルの大きさに拘らず、補正後の画像信号がA/D変換器の出力ダイナミックレンジ0〜DR2の全域を用いて表現可能となり、補正後の画像信号のダイナミックレンジの縮小を回避することができる。
次に、本発明による放射線画像検出装置の第2の実施の形態について図6および図7を参照して説明する。図6は第2の実施の形態の放射線画像検出装置300を示す概略構成図であり、図7は、本放射線画像検出装置300の作用を説明するためのタイミングチャートである。なお図6の放射線画像検出装置300において上述した第1の実施の形態の放射線画像検出装置100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。放射線画像検出装置300においては、リーク補正手段240により、各画素におけるTFTスイッチ4をオン状態にしてアナログの画像信号Rを取得する前に、TFTスイッチ4がオフの状態で各画素が接続されたデータ線3で検出されたアナログのリークレベルLに基づいて各データ線3における各画素のアナログの画像信号Rを取得する際に参照される基準電圧Vrefを調整することにより、リーク電流による誤差分を補正する。
具体的には、図6に示すように、信号処理装置230から信号検出部120およびスキャン信号制御装置103にリークレベル検出用の制御信号が出力される。この制御信号に応じて信号検出部120の各差動アンプ121の基準電圧Vrefが初期基準電圧、例えばグラウンドに設定されるとともに、全走査線2のTFTスイッチ4がオフの状態で各データ線3に流出した信号が、各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置230の第1のサンプルホールド回路231に出力され、アナログのリークレベルLとして保持される。そして、保持された各リークレベルLは、プラス1倍でバッファリングされ、各差動アンプ121の基準電圧Vrefとして設定される。
次に、信号処理装置230からスキャン信号制御装置103に画像信号検出用の制御信号が出力され、この制御信号に応じてスキャン信号制御装置103から走査線G1にTFTスイッチ4を順次オン状態とするスキャン信号が出力される。また、信号処理装置230から信号検出部120にも画像信号検出用の制御信号が出力され、この制御信号に応じて各データ線3に流出した信号が、各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。ここで、各差動アンプ121により検出される信号は、走査線G1に接続された各画素のアナログの画像信号にそのデータ線におけるリークレベルが重畳された信号から基準電圧Vrefとして設定されたリークレベルが減算されたものとなる。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置230の第2のサンプルホールド回路232に出力され、アナログの画像信号Rとして保持される。第2のサンプルホールド回路232によりそれぞれ保持された各データ線3から得られたアナログの画像信号Rは、マルチプレクサ236によりデータ線順に順次A/D変換器150に出力される。そして、信号処理装置230における画像信号検出用の制御信号の出力が終了し、全走査線2のTFTスイッチ4がオフ状態となる。
走査線G1による画像信号の読み出しが終了したら、次に、走査線G2による画像信号の読み出しが行なわれる。まず、走査線G1の場合と同様に信号処理装置230から信号検出部120およびスキャン信号制御装置103にリークレベル検出用の制御信号が出力される。この制御信号に応じて信号検出部120の各差動アンプ121の基準電圧Vrefが初期基準電圧に設定されるとともに、全走査線2のTFTスイッチ4がオフの状態で各データ配線3に流出した信号が各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置230の第1のサンプルホールド回路231に出力され、アナログのリークレベルLとして保持される。そして、保持された各リークレベルLは、プラス1倍でバッファリングされ、各差動アンプ121の基準電圧Vrefとして設定される。
次に、信号処理装置230からスキャン信号制御装置103に画像信号検出用の制御信号が出力され、この制御信号に応じてスキャン信号制御装置103から走査線G2にTFTスイッチ4を順次オン状態とするスキャン信号が出力される。また、信号処理装置230から信号検出部120にも画像信号検出用の制御信号が出力され、この制御信号に応じて各データ線3に流出した信号が、各データ線3に接続された各差動アンプ121により検出される。各差動アンプ121により検出された検出信号は、各差動アンプ121に接続された信号処理装置230の第2のサンプルホールド回路232に出力され、アナログの画像信号Rとして保持される。第2のサンプルホールド回路232によりそれぞれ保持された各データ線3から得られたアナログの画像信号Rは、マルチプレクサ236により順次A/D変換器150に出力される。そして、信号処理装置230における画像信号検出用の制御信号の出力が終了し、全走査線2のTFTスイッチ4がオフ状態となる。
以後、各走査線G3、・・・、Gkのそれぞれについて、上記と同様にして、リークレベル検出用の制御信号と画像信号検出用の制御信号とが信号処理装置230から交互に出力され、全走査線2のTFTスイッチがオフの状態でかつ各差動アンプ121の基準電圧Vrefが初期基準電圧に設定された状態で各データ線に流出して検出されたアナログのリークレベルに基づいて、続く画像信号検出時における各差動アンプ121の基準電圧Vrefが調整されるとともに、信号検出部120により各走査線G3、・・・、Gk毎にそれらの走査線に接続された各画素のアナログの画像信号が順次検出されて、第2のサンプルホールド回路に保持される。そして、第2のサンプルホールド回路によりそれぞれ保持された各データ線3から得られたアナログの画像信号Rは、マルチプレクサにより順次A/D変換器130に出力されて、デジタルの画像信号に変換される。
この第2の実施形態の放射線画像検出器300においては、第1の実施形態の放射線画像検出装置100と同様に、放射線画像検出器の各データ線3に流出する各画素のリークレベルが重畳されたアナログの画像信号からリークレベルを取り除く補正を行った後、デジタルの画像信号に変換することにより、画像信号のリーク電流による誤差分を適切に補正するとともに、補正後の画像信号のダイナミックレンジの縮小を回避することができる。また、予め画像信号のリーク電流による誤差分を予測して、画像信号の検出時に用いられる基準電圧を調整することにより、リーク電流による誤差分が補正された画像信号を得ることができる。
さらに、この第2の実施形態の放射線画像検出器300によれば、補正済みのアナログの画像信号のダイナミックレンジの縮小を回避することもできる。例えば、信号検出器120における検出可能な信号のダイナミックレンジが0〜DR1であり、リークレベルを含まないアナログの画像信号がこのダイナミックレンジ0〜DR1の上限値DR1より小さいが、リークレベルが重畳されたアナログの画像信号がこのダイナミックレンジ0〜DR1の上限値DR1より大きい場合、第1の実施形態の放射線画像検出器100では、リークレベルが重畳されたアナログの画像信号RとリークレベルLをそれぞれ信号検出器により検出した後、アナログの画像信号RからリークレベルLを減算して補正済みのアナログの画像信号を取得するようにしているので、アナログの画像信号Rの検出時に、上限値DR1より大きいアナログの画像信号Rが上限値(飽和値)DR1に設定されて検出され、検出されたアナログの画像信号からリークレベルLが減算されて補正済みのアナログの画像信号が取得されるので、リークレベルLが大きいほど補正済みのアナログの画像信号のダイナミックレンジが信号検出器120のダイナミックレンジ0〜DR1より小さくなる。これに対して、第2の実施形態の放射線画像検出器300では、信号検出器120により検出されるアナログの画像信号がリークレベルを含まない補正済みのものであり、そのダイナミックレンジは信号検出器120のダイナミックレンジ0〜DR1と同一である。
なお、上記各実施の形態では、A/D変換器が放射線画像検出装置に一体的に構成された場合について説明したが、放射線画像検出装置の外部に別途のユニットとして設けられたものであってもよい。
また、上記各実施の形態において、信号検出器の差動アンプと信号処理装置のサンプルホールド回路との間に、ノイズを除去する相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling)回路を設けることもできる。
本発明による放射線画像検出装置の第1の実施の形態を示す概略構成図 図1の放射線画像検出器の1画素単位の構造を示す断面図 図1の放射線画像検出器の1画素単位の構造を示す平面図 図1の放射線画像検出装置の作用を説明するためのタイミングチャート 図1の放射線画像検出装置によるダイナミックレンジの範囲を説明するための図 本発明による放射線画像検出装置の第2の実施の形態を示す概略構成図 図6の放射線画像検出装置の作用を説明するためのタイミングチャート 従来の放射線画像検出器の概略構成図 従来の放射線画像検出器によるダイナミックレンジの縮小を説明するための図
符号の説明
2(G1〜G4) 走査線
3 データ線
4 TFTスイッチ
5 電荷蓄積容量(蓄積容量)
6 半導体層(電荷発生層)
10 アクティブマトリックス基板
11 電荷収集電極(収集電極)
100 放射線画像検出装置
103 スキャン信号制御装置
110 放射線画像検出器
121 差動アンプ (リークレベル検出手段、画像信号検出手段)
140 リーク補正手段(補正手段)
150 A/D変換器(アナログ/デジタル変換手段)
L リークレベル
R 画像信号

Claims (6)

  1. 放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生層と、該電荷発生層において発生した電荷を収集する収集電極、該収集電極によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量および該蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチを有する多数の画素と前記TFTスイッチをオン/オフするための多数の走査線と前記蓄積容量に蓄積された電荷を転送する多数のデータ線とを備えた検出層とが積層された放射線画像検出器から、前記各走査線に接続された前記TFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にして前記データ線に流出する前記各画素のアナログの画像信号を検出し、検出されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する放射線画像検出方法において、
    前記各走査線に接続された前記TFTスイッチを走査線毎にオン状態にする度に、該オン状態とする前に前記TFTスイッチがオフの状態で前記データ線に流出するアナログのリークレベルを検出し、
    前記変換の前に、前記リークレベルに基づいて前記アナログの画像信号を補正することを特徴とする放射線画像検出方法。
  2. 放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生層と、該電荷発生層において発生した電荷を収集する収集電極、該収集電極によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量および該蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチを有する多数の画素と前記TFTスイッチをオン/オフするための多数の走査線と前記蓄積容量に蓄積された電荷を転送する多数のデータ線とを備えた検出層とが積層された放射線画像検出器と、
    該放射線画像検出器から前記各走査線に接続された前記TFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にして前記データ線に流出する各画素のアナログの画像信号を検出する画像信号検出手段と、
    検出されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するアナログ/デジタル変換手段とを備えた放射線画像検出装置において、
    前記各走査線に接続された前記TFTスイッチを走査線毎にオン状態にする度に、該オン状態にする前に前記TFTスイッチがオフの状態で前記データ線に流出するアナログのリークレベルを検出するリークレベル検出手段と、
    前記変換の前に、前記リークレベルに基づいて前記アナログの画像信号を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする放射線画像検出装置。
  3. 前記補正手段が、前記各画素のアナログの画像信号から、前記各画素における前記TFTスイッチをオン状態にする前に前記TFTスイッチがオフの状態で前記各画素が接続された前記データ線で検出した前記アナログのリークレベルを減算するものであることを特徴とする請求項2記載の放射線画像検出装置。
  4. 前記画像信号検出手段が、前記各走査線に接続された前記TFTスイッチを走査線毎に順次オン状態にして前記データ線に流出する信号を所定の基準電圧と比較することにより各画素におけるアナログの画像信号を検出するものであり、
    前記補正手段が、前記各画素における前記TFTスイッチをオン状態にする前に、前記TFTスイッチがオフの状態で前記各画素が接続された前記データ線で検出された前記アナログのリークレベルに基づいて前記各データ線における前記基準電圧を調整するものであることを特徴とする請求項2記載の放射線画像検出装置。
  5. 前記補正手段が、前記基準電圧の調整を、前記検出されたアナログのリークレベルをサンプルホールドし、該サンプルホールドされたアナログのリークレベルをバッファリングして前記基準電圧に設定することにより行うものであることを特徴とする請求項4記載の放射線画像検出装置。
  6. 前記データ線に流出するアナログのリークレベルを検出する信号検出アンプと、該検出したアナログのリークレベルを保持するサンプルホールド回路とを備え、
    前記補正手段が、前記サンプルホールド回路により保持されたアナログのリークレベルに基づいて前アナログの画像信号を補正するものであり、
    前記信号検出アンプと前記サンプルホールド回路との間に相関二重サンプリング回路を備えていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の放射線画像検出装置。
JP2007087012A 2007-03-29 2007-03-29 放射線画像検出方法および装置 Active JP4949908B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007087012A JP4949908B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 放射線画像検出方法および装置
US12/058,737 US7932500B2 (en) 2007-03-29 2008-03-30 Radiation image detection method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007087012A JP4949908B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 放射線画像検出方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008252157A JP2008252157A (ja) 2008-10-16
JP4949908B2 true JP4949908B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=39792604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007087012A Active JP4949908B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 放射線画像検出方法および装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7932500B2 (ja)
JP (1) JP4949908B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE532553C2 (sv) * 2008-01-24 2010-02-23 Mikael Lindstrand Metod och anordning för erhållande av högdynamisk, spektral-, spatial- och vinkelupplöst radiansinformation
JP5223699B2 (ja) * 2009-01-28 2013-06-26 株式会社島津製作所 放射線検出器、およびそれを備えた放射線撮影装置
EP2555508A4 (en) * 2010-04-01 2013-10-30 Toshiba Kk X-RAY DETECTOR AND METHOD FOR CONTROLLING IT
KR101833498B1 (ko) 2010-10-29 2018-03-02 삼성디스플레이 주식회사 액정 표시 장치
JP5702704B2 (ja) * 2010-11-26 2015-04-15 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置、及び放射線画像撮影システム
CN102736095A (zh) * 2011-03-30 2012-10-17 Ge医疗系统环球技术有限公司 用于x射线探测器的成像平板及其模块布置方法
KR20160034502A (ko) * 2014-09-19 2016-03-30 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치 및 이의 구동 방법
CN104932165B (zh) * 2015-07-20 2018-05-25 深圳市华星光电技术有限公司 一种液晶面板及电压调节方法
JP6649775B2 (ja) * 2016-01-13 2020-02-19 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その駆動方法及び放射線撮像システム
JP6695260B2 (ja) * 2016-11-02 2020-05-20 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置、放射線画像撮影方法、及び放射線画像撮影プログラム
WO2019075646A1 (en) * 2017-10-17 2019-04-25 Huawei Technologies Co., Ltd. DISPLAY DEVICE

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3696434B2 (ja) * 1999-05-07 2005-09-21 シャープ株式会社 画像センサおよびそのデータ処理方法
US6453008B1 (en) * 1999-07-29 2002-09-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Radiation detector noise reduction method and radiation detector
JP3437152B2 (ja) * 2000-07-28 2003-08-18 ウインテスト株式会社 有機elディスプレイの評価装置および評価方法
JP3979165B2 (ja) 2002-04-24 2007-09-19 株式会社島津製作所 二次元画像撮影装置
US6904126B2 (en) * 2002-06-19 2005-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Radiological imaging apparatus and method
EP1573896A4 (en) * 2002-10-16 2008-08-20 Varian Med Sys Tech Inc METHOD AND DEVICE FOR CORRECTING SIGNAL EXCESSES IN IMAGING DEVICE
JP2005101193A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Shimadzu Corp 放射線検出器
US7122803B2 (en) * 2005-02-16 2006-10-17 Hologic, Inc. Amorphous selenium flat panel x-ray imager for tomosynthesis and static imaging
JP2006236364A (ja) * 2006-03-17 2006-09-07 Canon Inc 信号処理回路及びそれを用いた指紋検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20080237479A1 (en) 2008-10-02
US7932500B2 (en) 2011-04-26
JP2008252157A (ja) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4949908B2 (ja) 放射線画像検出方法および装置
JP4886493B2 (ja) 画像信号読出方法および装置並びに画像信号読出システム
JP5482286B2 (ja) 放射線撮像装置およびその駆動方法
JP4842192B2 (ja) 放射線画像検出装置及びそれに用いられる残存電荷量推定方法並びにプログラム
US7855738B2 (en) Imaging device and imaging method for use in such device
US7566878B2 (en) Radiation image detector
US20090084938A1 (en) Sensor panel and image detecting device
US20100051820A1 (en) X-ray detecting element
US20100072383A1 (en) Radiation detecting element
JP3597392B2 (ja) 二次元画像検出器
US7804071B2 (en) Image detection device
CN103456753A (zh) 摄像装置和摄像显示系统
US20110174957A1 (en) Radiation detection element
KR20150135214A (ko) 촬상 장치 및 촬상 표시 시스템
JP2012178825A (ja) 放射線画像撮影装置、放射線画像撮影装置の制御プログラム、及び放射線画像撮影装置の制御方法
JP5974654B2 (ja) 撮像装置および撮像表示システム
JP2010003766A (ja) 電磁波検出素子
JP4026377B2 (ja) 放射線検出装置
JP2001257333A (ja) 二次元画像検出器
US20110284749A1 (en) Radiation detector
JP2004007551A (ja) 撮像装置及び撮像システム並びに撮像方法
US20080087834A1 (en) Radiation image detector
KR102619971B1 (ko) 디지털 엑스레이 검출장치 및 그 제조방법
JP2004085383A (ja) 放射線検出装置及びその製造方法
JP2009283710A (ja) 電磁波検出素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4949908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250