JP4949884B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Description
一成分現像方式は、キャリアを含まないため、キャリアおよびトナーから形成される磁気ブラシによって感光体の静電潜像が乱されることがなく、高画質化に適している。しかし、一成分現像方式は、トナーの帯電量を安定して維持することが難しい。また、カラートナーの場合、透過性が求められるため、非磁性トナーである必要がある。そのため、フルカラー画像形成装置においては、トナーを帯電および搬送する媒体としてキャリアを用いる二成分現像方式を採用する場合が多い。
また、特許文献3では、二成分現像方式において、現像装置のハウジング開口部に回収ローラを設けて飛散トナーを回収し、該回収ローラからトナーを剥ぎ取って現像装置に戻す方式が提案されている。
また、特許文献4では、形成される画像比率に応じて、前記回収ローラに印加するバイアスを変える制御手段を有し、該制御手段は、前記回収ローラに印加するバイアスを、画像比率が5%未満では、交番電圧に現像剤の正規の帯電極性と同極性の直流電圧を重畳したバイアスとし、5〜15%の場合は、交番バイアスのみとし、15%を超える場合は、交番電圧に現像剤の正規の帯電極性とは逆極性の直流電圧を重畳したバイアスとする手段が提供されている。
(1)内部に磁性部材を配置しキャリアとトナーからなる現像剤を磁気的に保持する二成分現像剤担持体と、該二成分現像剤担持体よりトナーを移送してその表面にトナー薄層を担持するトナー担持体とをハウジング内に少なくとも備え、前記トナー担持体および/または前記二成分現像剤担持体に現像バイアスを印加して、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像の現像を行う画像形成装置であって、前記トナー担持体および前記二成分現像剤担持体の近傍に浮遊する飛散トナーを回収するトナー回収ローラが、前記二成分現像剤担持体と前記トナー担持体の最近接位置よりも前記二成分現像剤担持体の回転方向下流側で、且つ前記二成分現像剤担持体と前記ハウジング壁の間に配置され、さらに、飛散トナーを回収するためのバイアス電圧を前記トナー回収ローラに印加するバイアス手段と、前記静電潜像担持体表面に現像されたトナー像または前記静電潜像担持体表面に現像されたトナー像が転写された転写体上のトナー像の濃度を検知して前記バイアス電圧を制御するための画像濃度検知手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記バイアス電圧を制御するための前記トナー担持体の表面電位を検知する表面電位検知手段をさらに備えたことを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記静電潜像担持体の周速が180mm/sec以上であることを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)ハウジング内に備えた、内部に磁性部材を配置しキャリアとトナーからなる現像剤を磁気的に保持する二成分現像剤担持体と、該二成分現像剤担持体よりトナーを移送してその表面にトナー薄層を担持するトナー担持体とを用いて、前記トナー担持体および/または前記二成分現像剤担持体に現像バイアスを印加して、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像の現像を行う画像形成方法であって、前記トナー担持体および前記二成分現像剤担持体の近傍に浮遊する飛散トナーを回収するトナー回収ローラを、前記二成分現像剤担持体と前記トナー担持体の最近接位置よりも前記二成分現像剤担持体の回転方向下流側で、且つ前記二成分現像剤担持体と前記ハウジング壁の間に配置し、前記トナー回収ローラに、飛散トナーを回収するためのバイアス手段により印加されるバイアス電圧は、前記静電潜像担持体表面に現像されたトナー像または前記静電潜像担持体表面に現像されたトナー像が転写された転写体上のトナー像の濃度を検知するための画像濃度検知手段により得られた検知結果を用いて制御されることを特徴とする画像形成方法。
(5)前記画像濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいて、前記トナー担持体上のトナー薄層厚を略一定に維持するために、前記トナー前記二成分現像剤担持体とトナー担持体間のバイアス差ΔVを設定し、前記設定されたバイアス差ΔVに応じて前記トナー回収ローラに印加する前記バイアス電圧を制御することを特徴とする(4)に記載の画像形成方法。
(6)前記トナー濃度が所定の濃度より高い場合に前記バイアス差ΔVを変化させて、再度画像パッチを形成すると共に該画像パッチの濃度を前記画像濃度検知手段により検知し、前記所定の濃度に至るまで、繰り返し前記バイアス差ΔVを変化させることを特徴とする(5)に記載の画像形成方法。
(7)前記所定の濃度に至ったときの前記バイアス差ΔVが所定の閾値を下回った場合に、前記バイアス電圧を前記トナー回収ローラに印加することを特徴とする(6)に記載の画像形成方法。
(8)前記バイアス電圧を制御するための前記トナー担持体の表面電位を検知する表面電位検知手段により検知された前記トナー担持体の表面電位と、前記画像濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいて、前記トナー担持体上のトナー薄層のトナー帯電量を算出し、その算出結果に基づいて、前記トナー回収ローラに印加する前記バイアス電圧を制御することを特徴とする(4)に記載の画像形成方法。
さらに、前記トナー回収ローラは飛散トナーを回収するためのバイアス電圧を印加するバイアス手段を備え、該バイアス手段により、飛散トナー量と関係したトナー帯電量に応じて前記バイアス電圧が制御されるので、タッチダウン現像特有のトナー担持体上のトナー層厚制御によって発生量の異なる飛散トナーを一層効果的に前記トナー回収ローラ上に回収することができる。その結果、トナー飛散を抑制し、長期間安定した画像品質が得られる。
本発明の画像形成装置は、磁性キャリア4とトナー5からなる二成分現像剤を用いて磁気ローラ1上に担持された二成分現像剤により現像ローラ2上にトナー薄層9を形成し、感光体3(静電潜像担持体)上に形成された静電潜像を現像する、所謂タッチダウン現像方式による画像形成装置である。図1に示すように、該画像形成装置は、前記感光体3を備え、この感光体3の周囲には帯電手段8、露光手段16、現像手段18、一次転写手段22、二次転写手段25、定着手段26およびクリーニング手段24等が配置されている。
また、プロセス線速が高速化すればするほど短時間で多くの静電潜像を現像するのに必要なトナー5を現像ローラ2に搬送する必要があるが、逆にトナー層9を形成する時間が短くなるため、二成分現像剤中のトナー濃度を高くする等の対策が必要となる。すなわち、トナー層9を形成した後、二成分現像剤収容部45に回収されてくる二成分現像剤は低速時に比べ、トナー濃度が高くなってしまう。また、現像ローラ2上の未現像トナーの引き剥がし時間も短くなり、且つ二成分現像剤収容部45に回収されてくる二成分現像剤のトナー濃度が高いため、より引き剥がしが困難となってしまう。更にトナー飛散も発生しやすい状態となり、且つ飛散トナーが現像ローラ2に付着してしまう場合があり、回収トナー量が増大し、よりトナー飛散が増加しやすい。
また、タッチダウン現像方式においては、現像ローラ2から感光体3への現像性を安定化させるために、現像ローラ2と磁気ローラ1間の電位差ΔVを可変させることによって、二成分現像剤の劣化などで変化するトナー5の帯電特性を補い、現像ローラ2上のトナー薄層9の層厚を安定に保つ方法がある。これはトナー帯電量により現像性及び転写性が異なり例えばトナー帯電量が高くなるとトナー薄層9が薄くなり、更に現像効率及び転写効率は共に低下する傾向になるため、まず現像ローラ2と磁気ローラ1間の電位差ΔVを制御し、トナー薄層9のトナー量を安定に保つと共に、現像ローラ2に印加するバイアス電圧をも制御することで感光体3上或いは中間転写体20上の画像パッチのトナー濃度を安定に保つことができる手段である。例えば、画像パッチのトナー濃度が上昇する場合は、トナー帯電量が低下している場合が多く、その場合現像ローラ2上のトナー薄層9は厚くなっており、必要トナー量が過剰となっているため、まず現像ローラ2と磁気ローラ1間の電位差ΔVを調整し、前記現像ローラ2上のトナー層厚9を正常時と略同一となるように制御する。更に前記現像ローラ2に印加するバイアス電圧を調整することで画像パッチのトナー濃度を安定に維持することが可能となる。但し、このとき磁気ローラ1上に形成されている磁気ブラシ6から現像ローラ2上にトナー5が移動しにくい方向に可変させるため、可変前は現像ローラ2上に移動してトナー薄層9を形成したトナー5の一部が、トナー薄層9形成に寄与しないで磁気ローラ1上の磁気ブラシ6中に低帯電トナー5として残存したまま二成分現像剤収容部45に回収されていくことになり、キャリア4との付着力が弱い低帯電トナー5が多く存在する状態となり、トナー飛散がより発生しやすい状態となる。
従って、トナー回収ローラ14の前記飛散トナーの回収力を増大するバイアス電圧の設定が必要となる。
すなわち、現像ローラ2上のトナー薄層厚を補正する前記ΔVの違いにより飛散トナー量が異なるので、回収ローラ14に印加するバイアス電圧が一定のままでは、トナー飛散を抑制できない。そして、飛散トナーは各種の画像不良、動作不良等を引き起こし、特に飛散トナーは現像ローラ2の表面に付着し、引き剥がし不良によるゴースト現象が発生しやすくなり、良好な画像形成を妨げる要因のひとつとなる。
本発明に係るトナー回収ローラ14は、前記飛散トナーを捕集し、それを磁気ローラ1に戻すためのものであり、図1に示すように、感光体3、現像ローラ2、磁気ローラ1、および攪拌スクリュー40、44の配置構成において、前記磁気ローラ1と前記現像ローラ2の最近接位置よりも前記磁気ローラ1の回転方向下流側で、且つ前記磁気ローラ1とハウジング46壁との隙間を塞ぐようにして磁気ローラ1に対向して配設される。
前記IDセンサ28としては、反射型濃度センサを用いることができる。図6に該反射型濃度センサの概略図を示す。反射型濃度センサは、LEDから照射された光はBS(Beam splitter)1を通って1方向に偏光されトナー面に照射され、また、もう一方に偏光された光はPD1にてモニターされ、フィードバック回路により常に光量を一定に保つように構成されている。トナー面から反射した光は散乱光となり、BS2にて再び2つの偏光成分に分配され、それぞれPD2、PD3に入射する。その比率でトナー量を検知するものである。
まず、画像形成において現像駆動時間が所定の駆動時間を超えた場合、感光体3表面上に画像パッチを形成する。そして、IDセンサ28により画像パッチのトナー濃度を検知する。画像パッチの形成タイミングは、前記現像駆動時間が5〜20分毎に行うのがよい。得られたトナー濃度は予め設けられているデータテーブル(トナー濃度とトナー薄層厚の関係)を参照し、所定の範囲内であれば、適正なトナー層厚と判定し、画像形成が継続される。前記トナー層厚の適正な範囲としては、7〜18μmである。なお、前記トナー層厚は、トナー5の発色性や隠蔽率、グロス等で適正な範囲が異なるので、それらに応じて適正な範囲を設定すればよい。そしてトナー濃度が適正値より高い場合、前記テーブルより前記トナー層厚が所定の範囲より高いと判断され、すなわちトナー帯電量が低いと判定し、ΔVを低減する。その時のΔVは、予め設けられたトナー層厚とΔVに関するデータテーブルに基づいて決定される。
次に、そのときのΔVを所定の閾値と比較(予め設けられたデータテーブルを参照)し、所定の閾値以上である場合は、引き続き画像形成が継続される。ΔVが所定の閾値を下回った場合は、回収ローラ14のバイアス電圧Vdc3を飛散トナーを引き付ける方向に増加する。その後、引き続き画像形成が継続される。
また図4に示すように、最初にトナー濃度が高いと判断された時、それに伴い所定量のΔVを可変した後、再度画像パッチを形成し、そのトナー濃度をIDセンサ28で検知し、所定のトナー濃度になるまで繰り返し行いΔVを決定し、その時のΔVを所定の閾値と比較してもよい。
また最初にトナー濃度が高いと判断された時、それに伴いΔVを可変させた画像パッチを複数形成し、予め設けられているデータテーブル(トナー濃度とトナー層厚の関係)と比較して、ΔVを決定しても良い。
なお、前記画像パッチの形成タイミングのパラメータとして、現像駆動時間以外に印字枚数あるいはドットカウント数を用いることができる。
3を100Vとする。また、ΔVが前記所定の閾値以上となる場合には、磁気ローラ1と略同電位とする。前記ΔVは現像剤の特性により制限されるが、その制限される範囲内であれば、トナーの飛散程度によって変えて制御できる。また、ΔVに対応して段階的に磁気ローラ1との電位差を可変させてもよい。例えばΔVの閾値が190Vであって、ΔVが180Vの場合は、回収ローラ14のVdc3を100Vに、ΔVが170Vの場合は回収ローラ14のVdc3を80Vにすればよく、トナーの飛散レベルに合わせた対応が可能である。上記したようにΔVが190V以下となる場合、回収ローラ14側にトナー5を回収する方法を直流電圧差のみで回収ローラ14側にトナー5を回収する構成を示したが、交流のDUTY比、Vppおよび周波数の少なくとも1つを用いて回収ローラ14側にトナー5を回収する構成としても良い。
図3に本発明にかかる現像手段の一部を模式的に示す。以下に、現像方法について説明する。
磁気ローラ1に内包されている固定マグネットで磁気的に拘束されているキャリア4(磁性体粒子)と、その表面と帯電保持しているトナー5とからなる磁気ブラシ6が、磁気ローラ1表面を回動し現像ローラ2へ搬送される。磁気ローラ1の表面はブラスト処理や溝加工を施したものを用いることで磁気ブラシ6の搬送をよりスムーズに行える。
トナー体積平均粒子径はマルチサイザーIII(ベックマン・コールター社製)を用い、アパチャー径100μm(測定範囲2.0〜60μm)で測定することができる。
また、トナー帯電量は、QMメータ(TREK社製、MODEL 210HS)で測定することができる。
キャリア4の飽和磁化は、TOEI社製「VSM−P7」を用いて、磁場79.6kA/m(1kOe)で測定することができる。
前記トナー回収ローラ14は、前記バイアス手段13により印加されるバイアス電圧の制御を、前記一実施形態におけるΔVに応じた制御に代えて、現像ローラ2上のトナー帯電量に応じた制御であってもよい。ただし、ここでは現像ローラ2上のトナー帯電量は現像ローラ2の表面電位と画像パッチのトナー濃度から算出される現像ローラ2上のトナー帯電量による制御とした。そのため、本実施形態では現像ローラ2の表面電位を検知する表面電位検知手段29を設け、該表面電位検知手段29として表面電位検知センサを用いた。図5に、本実施形態において回収ローラ14に印加するバイアス電圧の制御の一例をフローチャート図で示した。
なお、上記制御は画像調整のキャリブレーションによる画像パッチ形成時に上記動作を実行してもよい。
同時に、予め用意されているトナー薄層9のトナー帯電量と電位差ΔVの関係を示すデータテーブルを参照し、ΔVを調整してトナー薄層厚を一定に保つ制御を行う。
以下に示す仕様により、図1に示す本発明の画像形成装置を作製した。感光体3、現像ローラ2、磁気ローラ1および回収ローラ14の各スリーブの寸法は、下記の通りである。
感光体3:外径30mm
現像ローラ2:外径20mm
磁気ローラ1:外径25mm
回収ローラ14:外径10mm
感光体3ドラムにはアモルファスシリコンを使用し、各ローラのスリーブには、それぞれアルミニウムを使用した
また、各ドラムの周速は下記の通りである。なお、回収ローラ14の回転方向は磁気ローラ1とトレール回転、即ち回収ローラ14と磁気ローラ1の最近接位置で互いに同一方向(スクリュー40へ戻す方向)に回転させた。
感光体3:300mm/sec
現像ローラ2:450mm/sec
磁気ローラ1:675mm/sec
回収ローラ14:30mm/sec
また、画像濃度検知手段28としては、オムロン、ニチコン、スタンレー社製等の濃度センサがあるが本実施例ではスタンレー社製濃度センサを用いた。
感光体表面電位:+310V
現像剤中のトナーのQ/m:20μC/g
トナー粒径(体積平均粒子径):6.7μm
キャリア粒径(重量平均粒子径):45μm
磁気ローラと現像ローラ間距離:350μm
磁気ローラと回収ローラ間距離:500μm
現像ローラ印加電圧:Vdc2=100V、VP-P=1.6kV,周波数f=2.7kHz、Duty比=30%
磁気ローラ印加電圧:Vdc1=300V、現像ローラと同周期で逆位相のVP-P=300V,周波数f=2.7kHz、Duty比=70%
回収ローラ印加電圧:ΔVの閾値を200V、印加時のVdc3=440V(直流電圧のみ印加)
現像駆動時間カウント:10分
回収ローラ14の印加電圧をトナー帯電量(現像ローラ2表面電位)による制御とし、下記に示すパラメータ以外は、実施例1と同様にして、画像形成装置を作製した。なお、表面電位検知手段29としては、TDK社製表面電位検知センサを用いた。
現像剤中のトナーのQ/m:22μC/g
トナー粒径(体積平均粒子径):6.5μm
キャリア粒径(重量平均粒子径):42μm
現像ローラ印加電圧:Vdc2=150V、VP-P=1.6kV,周波数f=2.7kHz、Duty比=27%
磁気ローラ印加電圧:Vdc1=300V、現像ローラと同周期で逆位相のVP-P=300V,周波数f=2.7kHz、Duty比=73%
回収ローラ印加電圧:現像ローラ2の表面電位変化に応じた制御、印加時のVdc3=350V(直流電圧のみ印加)
2 トナー担持体(現像ローラ)
3 静電潜像担持体(感光体)
4 キャリア
5 トナー
6 磁気ブラシ
7 規制ブレード
8 帯電手段
9 トナー薄層
11a 交流電源
11b 直流電源
12a 交流電源
12b 直流電源
13 直流電源
14 トナー回収ローラ
16 露光手段
22 一次転写手段
24 クリーニング手段
25 二次転写手段
26 定着手段
Claims (4)
- ハウジング内に備えた、内部に磁性部材を配置しキャリアとトナーからなる現像剤を磁気的に保持する二成分現像剤担持体と、該二成分現像剤担持体よりトナーを移送してその表面にトナー薄層を担持するトナー担持体とを用いて、前記トナー担持体および/または前記二成分現像剤担持体に現像バイアスを印加して、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像の現像を行う画像形成方法であって、
前記トナー担持体および前記二成分現像剤担持体の近傍に浮遊する飛散トナーを回収するトナー回収ローラを、前記二成分現像剤担持体と前記トナー担持体の最近接位置よりも前記二成分現像剤担持体の回転方向下流側で、且つ前記二成分現像剤担持体と前記ハウジング壁の間に配置し、
前記トナー回収ローラに、飛散トナーを回収するためのバイアス手段により印加されるバイアス電圧は、前記静電潜像担持体表面に現像されたトナー像または前記静電潜像担持体表面に現像されたトナー像が転写された転写体上のトナー像の濃度を検知するための画像濃度検知手段により得られた検知結果を用いて制御され、
前記画像濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいて、前記トナー担持体上のトナー薄層厚を略一定に維持するために、前記二成分現像剤担持体と前記トナー担持体間のバイアス差ΔVを設定し、前記設定されたバイアス差ΔVに応じて前記トナー回収ローラに印加する前記バイアス電圧を制御することを特徴とする画像形成方法。 - 前記トナー濃度が所定の濃度より高い場合に前記バイアス差ΔVを変化させた後、再度画像パッチを形成すると共に該画像パッチの濃度を前記画像濃度検知手段により検知し、前記所定の濃度に至るまで、繰り返し前記バイアス差ΔVを変化させることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
- 前記所定の濃度に至ったときの前記バイアス差ΔVが所定の閾値を下回った場合に、前記バイアス電圧を前記トナー回収ローラに印加することを特徴とする請求項2記載の画像形成方法。
- 前記バイアス電圧を制御するための前記トナー担持体の表面電位を検知する表面電位検知手段により検知された前記トナー担持体の表面電位と、前記画像濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいて、前記トナー担持体上のトナー薄層のトナー帯電量を算出し、その算出結果に基づいて、前記トナー回収ローラに印加する前記バイアス電圧を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
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