JP4949155B2 - 高度に伸長性のある脚部開口部及び仕上げした外側レッグカフスを有する使い捨て吸収性衣類 - Google Patents

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Description

本発明は、おむつ、失禁用ブリーフ、プルオンおむつ、トレーニングパンツ、おむつホルダ及びライナー、生理用衛生衣類などの吸収性物品に関する。より詳細には、本発明は、容易に適用し且つ取り外すこと、動的な適合を維持すること、漏れを防止すること、着用者の快適な着用を維持すること、及び望ましい外観を提供する吸収性物品に関する。
おむつ及びトレーニングパンツなどの吸収性物品が着用される時、物品と身体との間に空隙が形成される傾向がある。これらの空隙を通って漏れが発生し得るので、吸収性物品のデザインは一般に、身体の上での適切な適合の維持を企図する構造を含む。例えば、多くの吸収性物品のデザインは、物品が着用される時に脚部開口部を形成する側面縁部にほぼ沿って位置するレッグカフスを包含する。レッグカフスは一般に、レッグカフス、レッグバンド、サイドフラップ、バリアカフス、封じ込めフラップ、及び/または伸縮性カフスとして、様々に当該技術分野で既知である。
外側レッグカフスは、存在する可能性のある他のレッグカフス要素に相対する長手方向中心線から遠位に位置すると共に、一般に、物品の主要構造体を作製する材料の層の間に挟まれた弾性要素を有する。この主要構造体は、一般に、封じ込め集合体であり、または封じ込め集合体に取り付けられて耳部を形成し、物品全体に砂時計的形状を与える側部構造体である。一般に、外側レッグカフス弾性要素は、材料を脚に向けて引っ張る傾向がある収縮力を提供し、ガスケットを形成して漏れを防ぐ一方、ある範囲の弾性伸長性をも提供して、吸収性物品を着用者の身体に適合させる。
しかし、吸収性物品の形状は、弾性構造部によってゆがめられることが多い。例えば、弾性ウエスト構造部、弾性サイドパネル、及び/または弾性レッグカフスの収縮力は、脚部開口部の末端縁を上向き及び内向きに引っ張る傾向があるので、脚部開口部が長手方向に有効に回転する。この長手方向の配向は、着用者の足及び脚の挿入をより困難にし、挿入中に着用者の足及びつま先を捉える傾向があるため、内側レッグカフスを有する予め閉じた吸収性物品を適用するのが特に困難になっている。
吸収性物品の幾つかのデザインでは、脚部開口部の上部縁部は弾性サイドパネルの下部縁部により形成される。これらの弾性サイドパネルは、着用者の身体の上での物品支持を企図する力を提供するように設計されることが多いので、該弾性サイドパネルが提供する力は、脚部周囲の空隙形成を防ぐには効果がないことがある。弾性サイドパネルによって形成される脚部開口部を有するデザインの例が、1990年7月3日にバンゴンペル(Van Gompel)らに発行された米国特許第4,938,757号に説明されている。幾つかの弾性サイドパネルのデザインは、ウエスト開口部の前側縁部にまたはその近くに位置する一つの末端部と、脚部開口部の後ろ側縁部にまたはその近くに位置するもう一方の末端部とを有する角をなす弾性要素を包含する。しかし、後側に向かって下向きに角をなす弾性要素は、物品の前側部分の上で下向きの力を加え、それが脚部開口部の周囲に空隙形成を導くことがある。角をなす弾性要素を含むサイドパネルを有するデザインの例は、1997年9月23日にラボン(Lavon)らに発行された米国特許第5,669,897号と、1999年5月4日にロブレス(Robles)らに発行された米国特許第5,899,895号とに説明されている。
空隙形成を最小化する試みにおいて高い収縮力を発生するように弾性レッグカフスが設計される時、この高い力は着用者に不快を発生させる及び/または身体に圧力の跡をつくることが多い。弾性ストランドを包含する外側レッグカフスを有するデザインでは、この問題を回避するのは特に困難であり、それが着用者に集中化した力を与える傾向がある。高い収縮力は、物品の適用及び/または取り外しを困難にする傾向の可能性がある。
外側レッグカフスのデザインには、脚部開口部の縁部からある程度の距離に挿入される弾性要素を有するものもある。しかし、外側レッグカフスのはめ込まれた弾性要素は一般に、脚部開口部の実際の縁部を着用者の脚に向けて引っ張ることはできない。その結果、そのような外側レッグカフスの漏れを防ぐためのガスケットとしての効果は制限される。
外側レッグカフスの一般的デザインにおけるもう一つの不利益は、脚部開口部を囲むシートまたはウェブ材料の未処理である縁部の外観が、耐久性のある衣類の外観、または多くのユーザに所望される衣類様の外観を有する使い捨て吸収性物品のものとは顕著に異なることである。外観を改善しようとする試みにおいては、脚部開口部の縁部を包み込む材料、すなわち、材料の縁部上で折り畳まれるものを有する吸収性物品もある。しかし、これらのデザインには、追加された材料の層が、弾性要素によって加えられた収縮力に抵抗する傾向があるというもう一つの不利益を有する。包み込むカフスのデザインの例は、2001年1月9日にボイセ(Boisse)らに発行された米国特許第6,171,290号に説明されている。デザインには、柔軟なパディング材料のストリップが、脚部開口部の縁部を包み込んでいるものがある。これらのデザインは、同じ不利益を有する上、収縮に対して更に抵抗する。柔軟なパディングを伴うデザインの例が、1991年11月12日及び1998年8月25日に双方ともトレーシーに対して発行された米国特許第5,064,421号と第5,797,824号のそれぞれに説明されている。
故に、着用者の脚の周囲で物品の適切な適合を維持するように設計された吸収性物品を提供することは有益である。脚の周囲に改善された外観を有する吸収性物品を提供することも有益である。脚での漏れの可能性を低減した吸収性物品を提供することは更に有益である。その上、適用及び/または取り外しが容易である、特に、物品の脚部開口部への着用者の足及び脚の挿入が容易である吸収性物品を提供することは有益である。また、着用者に改善された快適さをもたらす吸収性物品を提供することも有益である。
本発明は、おむつ、失禁用ブリーフ、プルオンおむつ、トレーニングパンツ、女性生理用衣類などの吸収性物品を提供し、特に、脚部開口部へ脚を容易に挿入することと、動的な適合を維持することと、漏れを防止することと、着用者の快適な着用を維持することと、望ましい外観とを包含する容易に適用及び取り外しできるという利益のうち、一部または全てを提供し得る。そのような吸収性物品は、排泄物及び/または身体排出物を封じ込めるために着用者の身体の周囲に適合することを企図する。
吸収性物品は、前側ウエスト領域と、前側ウエスト領域に対向する後側ウエスト領域と、前側ウエスト領域と後側ウエスト領域との間に配置された股部領域と、前側末端部縁部と、後側末端部縁部と、対向する側面縁部と、トップシートと、バックシートと、少なくとも部分的にトップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアとを有する封じ込め集合体を有する。吸収性物品が着用のために閉じられる時、前側及び後側末端部縁部にほぼ隣接する側面縁部の一部分は共に締着または結合され、側面縁部の残りの部分は二つの脚部開口部を画定すると共に、前側末端部縁部及び後側末端部縁部はウエスト開口部を画定する。吸収性物品の脚部開口部のへり部は、約50%以上の弾性伸長性を有することもある。
吸収性物品は、各脚部開口部のへり部で少なくとも一つの外側レッグカフスを有することもある。外側レッグカフス及び隣接する材料は、大量の弾性伸長性並びに差別的な伸長性を提供する可能性があり、且つ、機械的に漸次延伸される可能性がある。外側レッグカフスは、脚部開口部を画定する材料の側面縁部上で折り畳まれるか、またはくるむこともできる。
該吸収性物品では、従って、容易に適用し且つ取り外すことと、動的な適合を維持することと、漏れを防止することと、着用者の快適な着用を維持することと、望ましい外観を提供することとが可能である。
本明細書は、本発明を形成するとみなす主題を特定して指摘し明確に請求する請求項にて結論とするが、本発明は、添付図と関連づけて行う以下の説明によってより良く理解されると考えられ、添付図中では同様の表示記号はほぼ同一の要素を示すのに使用する。すべての特許、特許出願、及びそれに基づいて発行された対応する任意の特許、並びに対応する任意の公開外国特許出願、及び本明細書全体で言及した発行物の開示内容は、本願に引用して援用する。しかし、本明細書に参考として組み入れた文献のいずれも、本発明を教示または開示していないことを明言する。
本明細書で使用する用語「吸収性物品」とは、排泄物及び/または身体排出物を吸収して封じ込める装置を指し、より詳細には、身体から排泄される排泄物及び/または排出物を吸収して封じ込めるために、着用者の身体に当ててまたは近接して配置される装置を指す。本発明は、おむつ、プルオンおむつ、トレーニングパンツ、失禁用ブリーフ、失禁用下着、吸収性挿入具、おむつホルダ及びライナー、女性生理用衣類などの吸収性物品に適用可能である。
本発明の吸収性物品の代表的な実施形態は、プルオンおむつまたはトレーニングパンツとしての使用に好適な、予め閉じた形状で図1に示されるおむつ20である。おむつ20は好ましくは、封じ込め集合体22及びウエスト構造部34を包含する。おむつ20は、前側ウエスト領域36、前側ウエスト領域36と対向する後側ウエスト領域38、及び前側ウエスト領域36と後側ウエスト領域38との間に配置された股部領域37を有する。おむつ20の周囲は、おむつ20の外側縁部によって画定され、側面縁部50は、長手方向中心線100にほぼ平行をなすと共に、前側末端部縁部52及び後側末端部縁部54は、おむつ20の横方向中心線110とほぼ平行をなす。おむつ20が着用のために閉じられる時、前側末端部縁部52及び後側末端部縁部54にほぼ隣接する側面縁部50の一部分は、相互に締着または結合される。この閉じた状態で、側面縁部50の残りの部分が二つの脚部開口部32の縁部34を画定すると共に、前側末端部縁部52及び後側末端部縁部54は、ウエスト開口部21を画定する。
おむつ20の封じ込め集合体22は好ましくは、液体透過性トップシート24、液体不透過性バックシート26、及びトップシート24の少なくとも一部分とバックシート26との間に好ましくは配置された吸収性コア28を包含する。封じ込め集合体22は、複合おむつ構造体を形成するために加えられた他の構造部を有するおむつ20の主要構造体を構成する。代表的な封じ込め集合体構造体は、1999年5月4日にロブレス(Robles)らに発行された米国特許第5,899,895号と、2000年9月19日にアシュトン(Ashton)に発行された米国特許第6,120,487号と、1992年9月29日にブエル(Buell)らに発行された米国特許第5,151,092号とに説明されている。
バックシート26は一般に、吸収性コア28の衣類に面する表面45に隣接して配置されるおむつ20の部分であり、吸収性コアに封じ込められた排泄物及び/または排出物が、おむつ20に接触することがあるベッドシーツや下着などの物品が汚れるのを防ぐ。本明細書で使用する用語「配置する」とは、おむつ20のある要素を他の要素と特定の物理的関係で配置することを意味する。バックシート26は当該技術分野で既知の広範囲の材料から製造することが可能である。
バックシート26は、トップシート24、吸収性コア28、またはおむつ20の他のいずれかの要素に、当該技術分野において既知のいずれかの取り付け手段により結合することができる。本明細書で使用する用語「結合する」とは、第1の要素を第2の要素へ直接取り付けるか、または第1の要素を中間要素へ取り付け、この中間要素が第2の要素に取り付けられるかのいずれかによる、おむつ20の要素の相互の取り付けを意味する。取り付け手段には、任意の好適な取り付け手段、または当該技術分野で既知の取り付け手段の組み合わせが挙げられる。
トップシート24は好ましくは、吸収性コア28の身体に面する表面47に隣接して配置され、当該技術分野において既知のいずれかの取り付け手段により吸収性コア28及び/またはバックシート26へ結合することもできる。トップシート24は好ましくは、順応性があり、柔らかな感触であり、着用者の皮膚を刺激しない。好適なトップシート24は、当該技術分野で既知の広範囲の材料から製造することが可能である。
吸収性コア28は、ほぼ圧縮性で、順応しやすく、着用者の皮膚に刺激がなく、尿及び他の身体排出物などの液体を吸収及び保持できる任意の吸収性材料を含むこともできる。吸収材コア28は、多種多様の寸法及び形状、例えば、長方形、砂時計形、「T」字形、非対称形などで製造することも可能である。吸収性コア28は、使い捨ておむつ及び他の吸収性物品において一般に使用される多種多様の液体吸収性材料のいずれかを包含することもできる。
おむつ20は、例えば、図1及び他の図面で示されるような、少なくとも一つのウエスト構造部34を包含することも可能である。ウエスト構造部34は、着用者のウエストで動的に適合するために弾性的に伸長性であることも可能である。本明細書で使用する用語「弾性」及び「弾性的に伸長性」とは、材料及び/または構成要素が、張力をかけられると実用的な程度まで伸びることができ、張力が解放されるとほぼ元の長さまたはそれに近い長さに戻る、おむつ20の材料及び/または構成要素の特性を指す。
ある実施形態では、おむつ20は、例えば、図2及び他の図面で示されるような締着装置40を具備することもできる。一般に締結装置40はまた、既知のいかなる締結手段を含むこともできる。幾つかの実施形態では、容易に着用者の身体へ当てたり外したりするために、またおむつ20を着用中に調節するために、締結装置40は、おむつ20を開いて再締結できる再締結可能な締結手段を包含することも可能である。
ある実施形態では、おむつ20は、例えば、図1に示されるように、プルオンおむつ、トレーニングパンツなどとしての使用に好適な、予め閉じた形状で提供することもできる。本明細書で使用する「閉じた」とは、使用時のように物品が組み立てられている物品の形体を指す。本明細書で使用する「予め閉じた」という用語は、閉じた形状でユーザに提供される物品を指す。予め閉じたおむつ20は、図1に示されるように、継ぎ目または接合部42で結合された対向する側面縁部50を、前側ウエスト領域36内及び後側ウエスト領域38内に有することができる。継ぎ目または接合部42は、使用する特定の材料に適切な、当該技術分野において既知のいずれか好適な結合手段により結合することもできる。あるいは予め閉じたおむつ20は、締着装置40のために上述され、図2に示されたものを包含する、いずれか好適な締着手段によって相互に締着されたおむつ20に対向する側面縁部50を有する。ある実施形態では、予め閉じたおむつ20の締着装置40は、容易に着用者の身体へ当てたり外したりするために、またおむつ20を着用中に調節するために、おむつ20を開ける及び再締着させる再締着可能な締着手段を有することもできる。
おむつ20は、例えば、図1及び他の図面に示されるように、後側ウエスト領域38、前側ウエスト領域36、または前側ウエスト領域36と後側ウエスト領域38との両方に配置されるサイドパネル30を包含することもまた可能である。サイドパネル30は、当該技術分野において既知のいずれか好適な配置で構成することができる。サイドパネル30の少なくとも一部分は、弾性的に伸長性、ほぼ非弾性的に伸長性、またはほぼ非伸長性であることも可能である。
おむつ20の脚部開口部32は、好ましくは高い弾性伸長性を有する脚部開口部へり部33を有する。本明細書で使用する「へり部」という用語は、おむつ20の一部分または要素の、外側境界及び隣接する表面を指す。本明細書で使用する「弾性伸長性」という用語は、おむつ20の材料及び/または要素が、その弛緩した長さに関係して実用的な程度にまで伸びることが可能であると共に、その伸びている力が解放されるとその弛緩した長さまで、またはそれに近い長さまでほぼ戻る程度を指す。本明細書で使用する「弾性伸長」という用語は、材料及び/または要素が、説明してきた特定の状態で弾性伸長性の範囲内で伸びる程度を指す。弾性伸長性及び/または弾性伸長は、弛緩した長さの割合として表すことができる。例えば、「150%の伸長」のように割合として表される時、その値は、材料または要素が実質的に弾性的に伸びることが可能な弛緩した長さの割合である。本明細書で使用する「高い弾性伸長性」、「非常に弾性的に伸長性」などという用語は、約60%以上の弾性伸長性を指す。ある実施形態では、おむつ20のある要素の最大弾性伸長性は約300%でもあり得る。
本発明の目的にとって重要であるのは有効な弾性伸長性である。故に、おむつ20の他の要素によって収縮される可能性がある弾性的に伸長性のある材料又は要素での実施形態における本明細書の参照は、収縮された状態を指し、おむつ20は、孤立して拡張または収縮する程度にまで拡張する又は収縮する。同様に、弾性伸長性の、弾性伸長の、及び代表的な実施形態の弾性的に伸長した寸法の本明細書での説明は、閉じたおむつ20の脚部開口部32におけるへり部33の最上遠位点146での、またはそれに隣接して加えられた約5kgの力の大きさを有する横方向の拡大力の影響下での、おむつ20の弾性的に伸長した状態を指す。省略形「kg」は本明細書では、測定のキログラムの単位として使用される。この5kgの横方向の拡大力は、おむつ20の適用または装着の準備において、及び適用または装着中に加えられた横方向の拡大力を表す。
脚部開口部へり部33に関する弾性伸長性についての本明細書での説明では、該へり部の周囲の弾性拡張を特に指す。故に、例えば、「非常に弾性的な伸長性脚部開口部へり部」とは本明細書では、脚部開口部へり部の周囲、及び脚部開口部32の周囲が、上述した5kgの横方向に拡大する力の影響下で約60%以上弾性的に拡張される可能性のある、弾性伸長性を有する脚部開口部へり部33を指す。
脚部開口部へり部33は、差別的特性を有することも可能である。本明細書で使用する「差別的」という用語は、差異に関するまたは差異を構成するものを指すと共に、本明細書で使用する「差別的特性」という用語は、おむつ20の、ある要素の異なる部分におけるある特性への異なる値を指す。例えば、脚部開口部へり部33は、おむつ20の前側ウエスト領域36に隣接する第1部分33Aでの第1弾性率と、後側ウエスト領域38に隣接する第2部分33Bの第2弾性率などのような、差別的弾性率を有することもできる。
差別的特性のもう一つの例として、ある実施形態では、前側ウエスト領域36に隣接する第1部分33Aにおける第1弾性伸長性、後側ウエスト領域38に隣接する第2部分33Bにおける第2弾性伸長性、及び股部領域37に隣接する第3部分33Cにおける第3弾性伸長性を有することを含み、脚部開口部へり部33は差別的に弾性的に伸長性であることもできる。ある実施形態では、上記で参照した第1弾性伸長性は好ましくは、約100%以上であり、またある実施形態では、この第1弾性伸長性は好ましくは、約150%以上である。同様に、ある実施形態では、第2弾性伸長性は好ましくは約80%以上であり、またある実施形態では、この第2弾性伸長性は好ましくは約120%以上である。これらの代表的な実施形態では、股部領域37は概して、前側及び後側ウエスト領域よりも動きの少ない帯域であるので、第3弾性伸長性は、第1または第2弾性伸長性のどちらかよりも少ない可能性がある。故に、例えばある実施形態では、第3弾性伸長性は好ましくは約30%以上であり、またある実施形態ではこの第3弾性伸長性は好ましくは約50%以上である。
上記の例は、3部分で差別的特性を有する脚部開口部へり部33を指すが、脚部開口部へり部33のいかなる数の部分においても差別的特性を有することができる。例えば、脚部開口部へり部33は、第1部分33A及び第2部分33Bのみなどの差別的特性を有する第2部分だけを有することもできる。同様に、脚部開口部へり部33は、差別的特性を有する4以上の部分を有することも可能である。例として、脚部開口部へり部33は、上述の差別的弾性伸長性を有する3部分と、図8に示されるように少なくとも部分的に封じ込め集合体22の内側表面23にまたはそれに隣接して配置された、少なくとも一つの高摩擦保持領域70を有する第4部分とを有して、着用者の身体の表面に関係するおむつ20の動きに抵抗することもできる。高摩擦保持帯域70の例が、1999年5月17日に出願され、本発明の譲受人に共に譲渡された、同時係属中の米国特許出願09/312,997号に説明されている。もう一つの例として、脚部開口部へり部33は、弾性サイドパネル30またはもう一つの要素といったおむつ20の隣接する要素の弾性伸長に、特に適応するように設計された差別的弾性伸長性を有する部分を備えることもできる。
脚部開口部へり部33は、網目状の波形ロール間のリングロール、網目状にする圧盤での鍛造などの方法により漸増的に拡張(漸次延伸)された材料を含むこともできる。漸増的拡張(漸次延伸)方法及び好適な漸増的拡張材料の例が、1992年12月1日にウェーバーに発行され、本発明の譲受人に共に譲渡された米国特許第5,167,897号に説明されている。
漸増的に拡張された積層体は、実質的に弛緩した、すなわち、非拡張状態の非エラストマー材から形成される。この積層体はその後漸増的に拡張されて、その弾性限界を超えてひずみを与えられた非エラストマー材を生じると共に、非エラストマー材の可塑的に変形された区域をつくり、それらの区域はほぼ、エラストマー材で積層されたままである。ある実施形態では、積層体はエラストマー材の弾性限界まで漸増的に拡張され得る。弛緩状態での漸増的に拡張した完成積層体では、非エラストマー材の蓄積する嵩はほぼ、漸増的に拡張される前の最初の積層体の嵩にしか過ぎないこともある。故に、漸増的に拡張した積層体の最大弾性伸長及び弾性伸長性のどちらも従来のギャザーを寄せた構造体のものより有意に大きいこともある。
本発明のおむつ20は、非常に弾性的に伸長性であることもできる、少なくとも一つの外側レッグカフス120を包含することもできる。本明細書で使用する「レッグカフス」という用語は、漏れを防ぐために着用者の脚の周囲にガスケットを形成する機能を有するおむつ20の要素を指す。本明細書で使用する「外側レッグカフス」という用語は、おむつ20が閉じられる時に脚部開口部32を画定する側面縁部50の一部分にほぼ隣接すると共に、内側カフス、バリアカフス、封じ込めフラップなどの、おむつ20に同様に存在する可能性のある任意の他のレッグカフス要素に関連して遠位に配置されるレッグカフスを指す。
外側レッグカフス120はほぼ真っ直ぐであることも、または少なくとも一部分が曲がっていることもある。例えば、おむつ20の脚部開口部32を画定する側面縁部50がほぼ真っ直ぐである実施形態において、外側レッグカフス120もほぼ真っ直ぐである可能性がある。脚部開口部32を画定する側面縁部50がその長さ126の少なくとも一部分上で曲がっている実施形態においては、外側レッグカフス120は曲がり、側面縁部50の曲線とほぼ一致することもできる。ある実施形態では、外側レッグカフス120は、実質的に末端部から末端部まで配置された真っ直ぐな区分を有し、曲線の少なくとも一部分を形成する、及び/または側面縁部50の曲線とほぼ一致する。
外側レッグカフス120は、第1末端部122及び第2末端部124を有する。第1末端部122は好ましくは、おむつ20が閉じられる時脚部開口部32縁部の周囲の上部前側四分円に配置される。第2末端部124は好ましくは、おむつ20が閉じられる時、脚部開口部32縁部の周囲の上部後側四分円に配置される。本明細書で使用される「上向きの」という用語は、全ての身体の位置及び姿勢において、着用者の身体の足から頭にほぼ向かう方向を指す。この定義と一致して、本明細書で使用する「上部」という用語は、対比しているもう一つの場所または相対的な位置よりも一般的に更に上方の場所または相対的な位置を指す。本明細書で使用する「下向きの」及び「下部」という用語は、「上向き」及び「上部」それぞれに相当するものとほぼ対向する方向及び場所、または相対的な位置を指す。故に、例えば、脚部開口部32縁部の周囲の四分円は、四分円の相対的な場所と、前側ウエスト領域36及び後側ウエスト領域38のそれぞれに四分円が近接することに基づき、上部及び下部と、前側及び後側として特徴付けすることもできる。
ある好ましい実施例では、外側レッグカフス120の第1末端部122及び第2末端部124は、共に締着または結合されておむつ20を閉じる側面縁部50の一部分と脚部開口部32を画定する側面縁部50の一部分との間で推移点に隣接して配置することもできる。このような実施形態では、図1に見られるように、おむつ20が閉じられる時、第1末端部122及び第2末端部124は、相互に隣接して配置することもでき、並びに外側レッグカフス120は脚部開口部32をほぼ取り囲むこともできる。好ましい実施形態においては、第1末端部122及び第2末端部124は共に結合されて、脚部開口部32を完全に取り囲むことも可能である。例えば、予め閉じたおむつ20の実施形態において、前側ウエスト領域36及び後側ウエスト領域38での対向する側面縁部50は、継ぎ目または接合部42によって結合され、第1末端部122及び第2末端部124は、継ぎ目または接合部42の区域内に伸びて結合され、完全に取り囲んでいる外側レッグカフス120を形成することも可能である。
外側レッグカフス120は、封じ込め集合体22の内側表面23に隣接して形成されたおむつ20の少なくとも部分的に内側に配置することもできる。あるいは、外側レッグカフス120は、封じ込め集合体22の外側表面25に隣接して形成されたおむつ20の少なくとも部分的に外側に配置することもできる。同様に、外側レッグカフス120は、例えば、脚部開口部32を画定する材料の側面縁部50を包み込んでいる実施形態において、内側及び外側の両方に配置することも可能である。
外側レッグカフス120は、その第1末端部122と第2末端部124との間でその表面に沿って測定される長さ126を有する。おむつ20が平らに広げられる時、外側レッグカフスの長さ126は、前側末端縁部と後側末端縁部との間の側面縁部50の輪郭に沿って測定される隣接する側面縁部50の全長よりは短い任意の長さであることも可能である。ある実施形態では、おむつ20が閉じられる時、長さ126は好ましくは、側面縁部50によって画定される脚部開口部32の周囲にほぼ等しい。ある実施形態では、長さ126は、脚部開口部32の周囲よりも約5mm〜20mm長いことが好ましい。例えば、そのような実施形態では、外側レッグカフス120の末端部は重ね合わされ、結合されて、脚部開口部32を完全に取り囲むこともできる。
外側レッグカフス120は、その長さ方向にほぼ垂直に測定される幅128も有する。外側レッグカフスの幅128は、脚の周囲に適合するのに好適な任意の長さであることも可能である。ある実施形態では、外側レッグカフス120は好ましくは、約10mm以上の幅128を有し、またある実施形態では、幅128は好ましくは、約16mm以上である。本明細書で使用される省略形「mm」は、測定のmmの単位を指す。同様に、ある実施形態では、外側レッグカフス120は好ましくは、約60mm以下の幅128を有し、ある実施形態では、幅128は好ましくは、約30mm以下である。約20mmの外側レッグカフス幅128が、広範囲の着用者の寸法及びおむつ20に好適であることが判明している。
外側レッグカフス120は、含まれている材料に好適である当該技術分野で既知のいずれかの取り付け手段によって、バックシート26、トップシート24、バックシート26とトップシート24との両方、及び/またはおむつ20の他の要素に結合することもできる。例えば、取り付け手段は、バックシート26に関連して上記で列挙したもののいずれかを包含することも可能である。外側レッグカフス120は好ましくは、少なくともその表面の少なくとも大部分上でおむつ20のもう一つの要素に結合されるので、外側レッグカフス120の小さい方の縁部またはフラップはほぼ自由のままである。ある実施形態では、外側レッグカフス120は好ましくは、少なくともその一表面のほぼ全体の上で、おむつ20のもう一つの要素に結合されるので、外側レッグカフス120の最小縁部またはフラップのみがほぼ自由のままである。例えば、ある実施形態では、自由端またはフラップの幅は約5mm以下であることも可能で、ある実施形態では、自由幅は約2mm以下であることもでき、またある実施形態では、自由幅は約1mm以下であることも可能である。自由端またはフラップの実用的な最小幅は、約0.01mmであることもできる。
ある実施形態では、例えば、外側レッグカフス120が、脚部開口部32を画定する側面縁部50を包み込む時のように、外側レッグカフス120の少なくとも一部分がそれ自体に結合されることも可能である。例えば、接着剤が使用されて外側レッグカフス120をおむつ20のもう一つの、または別の複数の要素に結合するような実施形態では、接着剤は、外側レッグカフス120の内側に折り畳んだ表面の露出した部分を、それ自体にも結合することが可能である。他の実施形態では、外側レッグカフス120は、上述したような幾つかの実施形態において、第1末端部122及び第2末端部124以外で、それ自体にではなく、おむつ20のもう一つのまたは別の複数の要素のみに結合されることもできる。例えば、外側レッグカフス120は、その内側に折り畳んだ表面がそれ自体に結合しないように側面縁部50を包み込むことも可能である。
ある実施形態では、外側レッグカフス120は別個であることもできる。本明細書で使用する「別個」という用語は、他のいずれかの要素からも別れて別に形成されると共に、他の複数の要素またはおむつ20の複数の要素に結合される、おむつ20の一要素を指し、別個の要素の全構成成分はその別個の要素内に完全に封じ込められ、外側の要素とどれも連続性はない。例えば、連続するトップシートまたはバックシートの一部分から形成されたレッグカフスは別個ではない一方、別れた別個の片から形成され、トップシートまたはバックシートに結合されたレッグカフスは別個であることもできる。もう一つの例として、外側レッグカフス及び内側レッグカフスの両方、または封じ込めフラップを包含する複合構造体は、別個の外側レッグカフスではない。
ある実施形態では、外側レッグカフス120は、脚部開口部32を画定する材料の側面縁部50を包み込む。このような実施形態では、外側レッグカフス幅128の一部分が、形成されたおむつ20の内側に配置され、一部分が外側に配置される。図に示され、本明細書で説明される実施形態では、外側レッグカフス120は側面縁部50上で包み込まれる、内側及び外側に配置された外側レッグカフス幅128にほぼ等しい部分を有するが、外側レッグカフス120は、側面縁部50を包み込むために非対称に折り畳まれることも可能である。故に、例えば、図7に示されるような完全に外側に配置された状態から、内側及び外側に均等に配置された状態を経て、完全に内側に配置された状態までの範囲内での外側レッグカフス幅128のいずれかの分布を、特定の実施形態のために選択することもできる。トップシートまたはバックシートと連続する外側レッグカフスを有する実施例では、単一の自由端のみが存在する。折り畳まれた外側レッグカフスのこの形状は、包み込むような形状であると考えられる。切断された縁部よりもむしろ折り畳んだ縁部が、脚部開口部を画定する側面縁部に沿って存在するからである。
外側レッグカフス120が包み込むような形状の実施形態において、脚部開口部32の周囲の少なくとも一部分に仕上げした外観を提供することもできる。例えば、図6に示されるように、包み込まれる材料の切断された縁部を覆うことにより、そのような包み込む形状のカフスは、サイドパネル30から封じ込め集合体22の要素まで移り変わる部分にあるカフスのように、不連続を視覚的に隠すことが可能である。故に、包み込んでいる外側レッグカフス120は均一な表面を形成して、脚部開口部32の周囲の少なくとも一部分の周囲に均一な外観をつくることもできる。
外側レッグカフス120は、本明細書に説明される目的及び機能に好適である、当該技術分野で既知のいずれかの材料を含むこともできる。外側レッグカフス120の材料は好ましくは、順応しやすく、柔らかい感触で皮膚に刺激がないため、着用者の快適さ、及び/またはユーザの視覚的及び/または触覚的認知において最小のマイナスの影響のみを有する。外側レッグカフス120の構成における使用に好適な材料には、トップシート24の材料、バックシート26の材料、ウエスト構造部34の材料、サイドパネル30の材料、弾性ストリップの材料など、おむつ20の他の要素で使用される材料が挙げられるがこれらに限定されない。外側レッグカフス120は、好適な材料の単層または積層体を含むこともできる。そのような積層体は、例えば、不織布材料、フイルム、形成フイルム、スクリム材料、発泡体、及び/またはストリップ材料を包含することも可能である。外側レッグカフス120におけるそのような積層体の配向は、含まれる材料のいずれかを着用者の皮膚に向けて配置することもできる。例えば、不織布材料は、皮膚に面して配置することもでき、またはフイルムをそのように配置することもできる。ある実施形態では、外側レッグカフス120が、構造的弾性様フイルム(「SELF」)ウェブを含むことも可能である。構造的弾性様フイルムェブは、追加の弾性材料の使用なしに伸長の方向に弾性様挙動を表す伸長性材料であり、1996年5月21日にチャペル(Chappell)らに発行された「弾性様挙動を表すウェブ材料」という発明の名称の米国特許第5,518,801号に更に詳細に説明されている。
外側レッグカフス120は、差別的特性も有することもできる。例えば、外側レッグカフス120は、おむつ20の前側ウエスト領域36に隣接する第1部分132における第1弾性率と、後側ウエスト領域38に隣接する第2部分134における第2弾性率などの、差別的弾性率を有することもできる。ある実施形態では、外側レッグカフス120は、様々な部分における積層構造体の1以上の構成要素の存在または不在に対応する差別的特性を有することも可能である。例えば、弾性フイルム材料を包含する積層構造体を有する外側レッグカフス120では、そのフイルムは、幾つかの部分では存在し、他の部分では存在しないこともある。そのような差別的特性は、厚さ、幅、材料組成物、及び/または他の特性も包含することもできる。
ある実施形態では、外側レッグカフス120が形成される時、その区域全体でほぼ同一の特性を有することもできるが、おむつ20に組み込まれる時に差別的特性を有することも可能である。例えば、外側レッグカフス120が封じ込め集合体22に結合される時、少なくとも一部分で弾性的に予め伸ばされ、少なくとも他の一部分で実質的に弛緩されることも可能である。様々な実施形態では、封じ込め集合体22に結合される時、弾性的に予め伸ばされることが可能な外側レッグカフス120の割合は、0から外側レッグカフス120のほぼ全体にまで亘る範囲であることも可能である。
差別的特性の例として、ある実施形態では、外側レッグカフス120は、前側ウエスト領域36に隣接する第1部分での第1弾性伸長性と、後側ウエスト領域38に隣接する第2部分134での第2弾性伸長性と、股部領域37に隣接する第3部分136での第3弾性伸長性とを有することを包含しながら、差別的に弾性的に伸長性があることもできる。ある実施形態では、上記で参照された第1弾性伸長性は好ましくは約100%以上であり、またある実施形態では、この第1弾性伸長性は好ましくは約150%以上である。同様に、ある実施形態では、第2弾性伸長性は好ましくは約80%以上であり、またある実施形態では、この第2弾性伸長性は好ましくは約120%以上である。これらの代表的な実施形態では、股部領域37は、前側及び後側ウエスト領域よりも概して動きの少ない帯域であるので、第3弾性伸長性は、第1または第2弾性伸長性のどちらかより少ない可能性がある。故に、例えば、ある実施形態では、第3弾性伸長性は好ましくは約30%以上であり、またある実施形態では、この第3弾性伸長性は好ましくは約50%以上である。
上記の例は、3部分で差別的特性を有する外側レッグカフス120を指すが、外側レッグカフス120のいかなる数の部分で差別的特性を有することもできる。例えば、外側レッグカフス120は、前側部分及び後側部分だけなどとした2部分の差別的特性のみを有することも可能である。同様に、外側レッグカフス120は、差別的特性を有する4以上の部分を有することもできる。例として、外側レッグカフス120は、上述の弾性伸長性の差別的範囲を有する3部分と、図8に示されるように封じ込め集合体22の内側表面23に少なくとも部分的と、またはそれに隣接して配置された少なくとも1つの高摩擦保持帯域70を有する第4部分とを備えることもできる。もう一つの例として、外側レッグカフス120は、弾性サイドパネル30またはもう一つの要素などの、おむつ20の隣接する要素の弾性伸長に適応するように特に設計された差別的弾性伸長性を有する部分を備えることもできる。
外側レッグカフス120は、網目状の波形ロール間のリングロール、網目状にする圧盤での鍛造などの方法によって漸増的に拡張された材料の積層体を含むことも可能である。おむつ20の、ある実施形態では、外側レッグカフス120が漸増的に拡張されてもよいだけではなく、更に、脚部開口部32を画定する材料の少なくとも一部分138と、脚部開口部32に隣接する材料と、外側レッグカフス120とが漸増的に拡張されることも可能である。例えば、外側レッグカフス120の積層体形状は、おむつ20のもう一つの要素に結合される前に、別個に漸増的に拡張されることも可能で、その後、脚部開口部32でのまたはそれに隣接するおむつ20の区域の少なくとも一部分138が、漸増的に拡張されることもできる。故に、そのような実施形態では、外側レッグカフス120の少なくとも一部分は、少なくとも2回、漸増的に拡張されることが可能である。
他の実施形態では、外側レッグカフス120の積層体形状は、漸増的に拡張される前に、おむつ20のもう一つの要素に結合することもできる。外側レッグカフス120の少なくとも一部分はその後、隣接する材料の一部分138と同時に漸増的に拡張することもできる。故に、おむつ20の特定の区域での有効な弾性伸長性の特定の範囲を提供するために、外側レッグカフス120の弾性事前伸長と、外側レッグカフス120の漸増的拡張と、外側レッグカフス120に隣接する封じ込め集合体22の材料の漸増的拡張との様々な組み合わせを利用することができる。
外側レッグカフス120の少なくとも一部分と、隣接する単数または複数の材料が漸増的に拡張されるような実施形態は、望ましい弾性伸長性特性を有することもできる。例えば、隣接する材料も漸増的に拡張されるので、脚部開口部32の周囲は、外側レッグカフス120自体の弾性伸長性の充分な範囲全体に亘って弾性的に伸長性であることも可能である。また、隣接する材料が、ギャザーを寄せるよりも漸増的に拡張されるので、弛緩した状態でのその蓄積する嵩はほぼ、それが漸増的に拡張される前の材料の嵩にしか過ぎないこともある。故に、隣接する材料は、着用者の身体におむつ20を適用する間は伸長性である可能性がある一方、着用期間中は身体の輪郭から離れて「膨らむ」または「たれ」ないでいることもできる。更に、材料または要素は、異なる区域で異なる程度まで漸増的に拡張されて、上述のような望ましい差別的特性を有することもできる。
弾性伸長性に関連する漸増的に拡張された材料の利点は、従来のギャザーを寄せた外側レッグカフスを有するおむつと比較して、着用者の身体に適用するのが著しく容易な、及び/または着用者が装着するのがより簡単なおむつのデザインによって適用することができる。例えば、本発明のある実施形態では、脚部開口部へり部33の弛緩した周囲は好ましくは、おむつ20が設計される着用者の脚周囲範囲での下部末端部より小さい。同一の実施形態では、脚部開口部へり部33の弾性的に伸長した周囲は好ましくは、意図された着用者の脚周囲範囲での上部末端部より有意に大きい。最小の脚周囲に対する弛緩した脚部開口部へり部33の周囲との関係により、外側レッグカフス120が脚の周囲で収縮してガスケットとしてその企図された機能を行い、漏れの防止を補助する。弾性的に伸長した脚部開口部へり部33の周囲が最大の脚の周囲より有意に大きくなっていることにおける利益は、おむつ20が容易に適用または装着され得ることである。例えば、これらのある実施形態では、脚部開口部へり部33の弾性的に伸長した周囲は好ましくは、意図される着用者の脚周囲範囲の上部末端部より少なくとも約20%大きく、またある実施形態では、好ましくは、意図される着用者の脚周囲範囲の上部末端部より少なくとも約50%大きい。例えば、活動的な着用者の足及び靴をはいた足でさえも、脚の周囲より50%大きい脚部開口部32に相対的に容易に挿入することができる。
更に、おむつ20の適用または装着の準備で、及び適用または装着中におむつ20が横方向に拡張される時、その結果生じる重要な効果は、そのような非常に弾性的な伸長性脚部開口部へり部33を有する脚部開口部32の配向が、長手方向の配向から横方向の配向に回転することである。着用者の足及び脚の挿入は、解剖学的に長手方向にほぼ平行な方向へ強要されるので、この挿入の方向にほぼ垂直な脚部開口部32の配向が挿入を容易にする。脚部開口部へり部33が弾性的に拡張される時、おむつ20の拡張の方向は横方向であるので、脚部開口部へり部33の縁部上の最上遠位点は外向きの横方向に、すなわち、より遠位に配置されるので、脚部開口部32の配向は回転する。
解釈の促進するため、外側レッグカフス120を有するおむつ20の代表的なパンツの実施形態を次のように説明することもできる。外側レッグカフス120は、インディアナ州テレホーテのトレデガー社(Tredegar Industries, Inc.)から入手可能な厚さ2.0ミル(約0.05mm)のBEX501フイルムなどのエラストマーフイルムの単層から形成された、漸増的に拡張した積層体を含むこともできる。その単層は、BPアモコ社から入手可能なP−10不織布などのポリプロピレンがスパンボンドされている不織布材料の2層間に挟まれている。エラストマーフイルムは、不織布材料の弛緩した層を有する積層体の弾性伸長の約125%まで弾性的に伸ばすことも可能である。故に、外側レッグカフス120の不織布材料層は弛緩した時、エラストマーフイルムによってギャザーを寄せることもできる。積層された材料は共に熱固着されて、外側レッグカフス120を形成することもできる。
封じ込め集合体22への外側レッグカフス120の結合時に、外側レッグカフス120の股部部分136は、約125%まで弾性的に伸ばされる可能性がある一方、外側レッグカフス120の残部は、実質的に弛緩した状態で封じ込め集合体22に結合することもできる。弛緩する時に、外側レッグカフス120の股部部分136は、封じ込め集合体22の股部領域37の材料を収縮させてギャザーを寄せ、股部領域37で吸収性コア28に隣接するカップまたはバケットを形成することもできる。
上述のように、外側レッグカフス120に隣接するおむつ20の区域は、漸増的に拡張される可能性がある。例えば、外側レッグカフス120の前側ウエスト領域36に隣接する部分132、及び外側レッグカフス120のこの部分132が結合される封じ込め集合体22の区域は、外側レッグカフス120が封じ込め集合体22に結合された後で漸増的に拡張される可能性がある。結合された外側レッグカフス120及び隣接する材料のこの漸増的拡張は、弾性伸長性の所望の範囲を生じることも可能である。
次の用語及び寸法は、測定の目的のために閉じて平らに置かれたおむつ20の図5の説明を参照して定義することもできる。
a)本明細書で引用する「平らな横方向の幅」及び「平らな長手方向の高さ」という用語は、おむつ20の横方向中心線110及び長手方向中心線100それぞれに実質的に平行に測定された寸法を指し、
b)緩いフラップが、測定されるおむつに存在する場合、脚から離れて折り畳むまたは曲がるためにほぼ自由のままである材料の任意の緩いフラップを除いて、最下近位点145及び最上遠位点146は、おむつ20が着用される時、へり部33が着用者の脚に接触して脚の周りにガスケットを形成する脚部開口部へり部33上の点であり、
c)脚部開口部の斜めの軸線144は、脚部開口部へり部33の最下近位点145と、脚部開口部へり部33の最上遠位点146とによって画定され、
d)脚部開口部32の平らな横方向の幅140は、脚部開口部へり部33の最下近位点145から脚部開口部へり部33の最上遠位点146までの横方向の距離、すなわち、斜めの軸線144のベクトル長の横方向の構成要素であり、
e)脚部開口部32の平らな長手方向の高さ142は、脚部開口部へり部の33最下近位点から脚部開口部へり部33の最上遠位点146までの長手方向の距離、すなわち、斜めの軸線144のベクトル長の長手方向の構成要素であり、
f)股部領域37の平らな横方向の幅154は、1つの脚部開口部へり部33の最下近位点145から、対向する脚部開口部へり部33の最下近位点145までの横方向の距離であり、
g)おむつ20の平らな横方向の全幅156は、1つの脚部開口部へり部33の最上遠位点146から、対向する脚部開口部へり部33の最上遠位点146までの横方向の距離、すなわち、股部領域の平らな横方向の幅154と、脚部開口部の平らな横方向の幅140の2倍との合計であり、
h)脚部開口部32の弓形前側部分の弓長148は、脚部開口部の平らな横方向の幅140の2倍と、脚部開口部の平らな長手方向の高さ142の2倍とにそれぞれ等しい軸線を有する一楕円の四分円の長さであり、また
i)脚部開口部32の配向角度150は、横方向中心線110と、脚部開口部32の斜めの軸線144とによって画定され、そのタンジェントは、平らな長手方向の高さ142と、脚部開口部32の平らな横方向の幅140との間の比である。
閉じられて弛緩した状態で平らに置かれたこの代表的なおむつ20では、各脚部開口部32は、約59mmの平らな横方向の幅140と、約80mmの平らな長手方向の高さ142とを有することもできる。股部領域37の弛緩した平らな横方向の幅154は、約100mmであることも可能である。同様に、おむつ20の弛緩した平らな横方向の全幅156は、約218mmであることもできる。故に、弛緩した状態の脚部開口部32の斜めの軸線144は、約99mmの長さを有することも可能である。脚部開口部へり部33の後側部分は、実質的に直線を描くことも、また斜めの軸線144にほぼ沿うこともできる。この実施形態では、脚部開口部へり部33の前側部分は平らに置かれた時、弓形を描くこともできる。この弓形状は、下向きにほぼ凹形であってもよい、すなわち、弓形は、脚部開口部へり部33の後側部分に関して、また斜めの軸線144に関して、おむつ20の上で上向きに位置することも可能である。脚部開口部32の弛緩した弓形の長さ148は、弛緩した状態で約110mmであることも可能である。
故に、この実施形態では、弛緩した脚部開口部へり部33の周囲は、約209mmであることもでき、それは、弛緩した斜めの軸線144の長さと、弛緩した弓形の長さ148との合計である。同様に、弛緩した状態のこの実施形態では、脚部開口部32の配向角度150は、約54°であることも可能である。いかに容易に適用するか、特に、いかに容易に着用者が脚部開口部32へ脚を挿入するかは、配向角度150の大きさにほぼ反比例する。すなわち、脚部開口部へり部33が横方向軸線にほぼ平行であり、おむつ20の長手方向軸線にほぼ垂直である時、最適の配向角度150は、およそ0°である。
上述での5kgの拡大力の影響下で、上記の代表的な実施形態の各脚部開口部32の平らな横方向の幅140は約149mmまで拡張する一方、脚部開口部32の平らな長手方向の高さ142は、約80mmで実質的には変わらないままである可能性がある。股部領域37の弛緩した平らな横方向の幅154も、約100mmで実質的には変わらないままであることも可能である。弾性的に伸びたおむつ20の平らな横方向の全幅156は、約398mmであることも可能である。故に、脚部開口部32の斜めの軸線144の長さは、約169mmまで拡張することも、並びに脚部開口部32の弓形の長さ148は、約184mmまで拡張することも可能である。
従って、5kgの拡大力の影響下で、代表的なおむつ20の弾性的に伸びた脚部開口部へり部33の周囲は、約353mmで、脚部開口部へり部33の弾性伸長性は約69%であることも可能である。ある実施形態では、5kgの拡大力の影響下での脚部開口部へり部33の弾性伸長性は好ましくは、約60%以上であり、またある実施形態では、5kgの拡大力の影響下での脚部開口部へり部33の弾性伸長性は好ましくは、約65%以上である。
故に、この代表的な実施形態での配向角度150は、約28°まで低減することが可能で、すなわち、脚部開口部へり部33は、5kgの拡大力の影響下で横方向に約25°回転することもできる。ある実施形態では、5kgの拡大力の影響下での配向角度150は好ましくは、約30°以下であり、またある実施形態では、5kgの拡大力の影響下での配向角度150は好ましくは、約28°以下である。
同様に、おむつ20の平らな横方向の全弾性伸長性は、約83%であることも可能である。更に、股部領域37の平らな横方向の幅154は、弾性的に伸びた代表的なおむつ20の平らな横方向の全幅156の約25%であることも可能である。
この代表的なおむつ20は、約232mm〜約294mmの範囲の脚周囲を有する着用者による使用に好適である可能性がある。この決定は、脚部開口部へり部33の弛緩した周囲が、おむつ20が意図する着用者の脚の周囲範囲の下部末端部より約10%少なく、脚部開口部へり部33の弾性的に伸長した周囲が、意図された着用者の脚周囲範囲の上部末端部より約20%大きいことに基づく。
上述の利益に加えて、非常に弾性的な伸長性脚部開口部へり部33及び/または非常に弾性的に伸長性のある外側レッグカフス120を有するおむつ20は、従来のギャザーを寄せた外側レッグカフスによるおむつよりも少ない股部領域幅154及び少ない股部領域嵩を有するように設計することもできる。脚部開口部へり部33の大きい弾性伸長性によって、おむつ20が弾性的に伸びた平らな横方向の広い全幅156を有することが実現されるので、容易に適用及び/または装着することにマイナスの影響を与えることなく、股部領域37の幅154を低減することができる。着用者の股は狭く、おむつ20の股部領域37での過度の嵩は不快を引き起こす可能性があるので、股部領域37の嵩の最小化は有利である。また、過度の嵩の存在は、おむつ20の股部領域37の折り畳み及び/または横方向の崩壊を引き起こして、漏れを導くことがある。着用中のおむつ20の外観も、そのような折り畳みによって悪化することがある。これらの考察の結果として、ある実施形態では、股部領域37の平らな横方向の幅154は好ましくは、弾性的に伸びたおむつ20の平らな横方向の全幅156の約30%以下であり、またある実施形態では、股部領域37の平らな横方向の幅154は好ましくは、弾性的に伸びた平らな横方向の全幅156の約25%以下である。ある実施形態では、股部領域37の平らな横方向の幅154は10mm程度であることも可能である。
おむつ20はまた、図8に示されるような、少なくとも1つの斜めの支持部材200を具備することもできる。斜めの支持部材200は、実質的に斜めの支持領域で身体の上のおむつ20を支持するように設計され、その解剖学的な場所はほぼ、背中の小さい部分を横切り、腰を越えて、着用者の下腹部を横切って位置する。更に、おむつ20は、図8に示されるような、少なくとも1つの横方向の補強部材80も具備することが可能である。横方向の補強部材80は好ましくは、身体の下腹部を横切る区域で封じ込め集合体22を横方向に補強及び/または支持する。斜めの支持部材200及び横方向の補強部材80の例は、発明の名称が、改善された外観及び維持された適合性を有する使い捨て吸収性衣類である、2001年1月18日に出願された、本発明の譲受人に共に譲渡された同時係属中の米国特許出願第09/765,225号に説明されている。
本発明の様々な実施形態及び/または個別の特徴を例示し記述してきたが、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく様々な変形と変更が可能であることは、当業者にとって明白であろう。これも当業者には明らかであろうが、先行する開示で教示された実施形態及び特徴のあらゆる組み合わせが可能であると共に、本発明の好ましい実施となり得る。従って、付随する請求項は、本発明の範囲内にあるそのような全ての変形と変更を網羅するものである。
本発明の予め閉じた吸収性物品の実施形態の側面斜視図である。 閉じた形状の、本発明の他の吸収性物品の実施形態の側面斜視図である。 内側表面がビューアーに面するように平らに広げ、様々な区分及び構造的要素を示し、並びに下層構造を露呈するために表面の一部切り取った部分を有する、図2の吸収性物品の簡略化した平面図である。 外側表面がビューアーに面するように平らに広げ、様々な区分及び構造的要素を示す、図2の物品の簡略化した平面図である。 前側部分がビューアーに面するように平らに広げ、様々な伸長性要素及び画定された寸法を示す、本発明の組み立てられた吸収性物品の実施形態の平面図である。 図3の区分線6−6に沿って取った、様々な構造的要素を示す、本発明の吸収性物品の実施形態の部分的横断面図である。 図4の区分線7−7に沿って取った、様々な構造的要素を示す、本発明の吸収性物品の他の実施形態の部分的横断面図である。 本発明の他の吸収性物品の実施形態の側面斜視図である。

Claims (7)

  1. 排泄物及び/または身体排出物を収容するために、着用者の身体の周囲に適合するための、封じ込め集合体を具備した吸収性物品であって、
    前記封じ込め集合体は、
    前側ウエスト領域と、
    前記前側ウエスト領域に対向する後側ウエスト領域と、
    前記前側ウエスト領域と前記後側ウエスト領域との間に配置された股部領域と、
    前側末端部縁部と、
    後側末端部縁部と、
    当該吸収性物品が閉じられる時に脚部開口部を画定する部分をそれぞれ含む、互いに対向する側面縁部と、
    各脚部開口部のへり部である脚部開口部へり部と、
    前記脚部開口部へり部にそれぞれ隣接して配置された外側レッグカフスであって、該外側レッグカフスのそれぞれが、前記前側末端部縁部の側に位置する第1末端部、及び、前記後側末端部縁部の側に位置する第2末端部を有するレッグカフスと、
    トップシートと、
    バックシートと、
    少なくとも部分的に前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収性コアと、
    を有し、
    前記外側レッグカフスが、漸次延伸された積層体を含むと共に、当該外側レッグカフスが、その幅方向において折り畳まれて、前記脚部開口部を画定する前記側面縁部の一部分における前記トップシートおよび前記バックシートを包み込むことを特徴とする物品。
  2. 前記前側ウエスト領域及び前記後側ウエスト領域にある前記対向する側面縁部が、継ぎ目または接合部によって結合される請求項1の吸収性物品。
  3. 前記脚部開口部へり部のそれぞれの最上遠位点に加えられた5kgの横方向の拡大力により、当該吸収性物品が横方向に弾性的に伸長する時、前記脚部開口部へり部と前記隣接する外側レッグカフスとが、少なくとも60%の弾性伸長性を有する請求項1の吸収性物品。
  4. 各外側レッグカフスの前記第1末端部が前記脚部開口部の一つの周囲の上部前側四分円に配置されると共に、各外側レッグカフスの前記第2末端部が前記脚部開口部の一つの周囲の上部後側四分円に配置されて、前記脚部開口部の1つを少なくとも部分的に取り囲む前記請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 各外側レッグカフスの前記第1及び第2末端部が結合されて、各脚部開口部を取り囲む前記請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収性物品が5kgの横方向の拡大力によって横方向に弾性的に伸長する時、前記脚部開口部の少なくとも1つの前記脚部開口部へり部における最下近位点と最上遠位点とを結ぶ斜めの軸線が、横方向に対して30°以下の配向角度を有する前記請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収性物品が5kgの横方向の拡大力によって横方向に弾性的に伸長する時、前記吸収性物品の平らな横方向の全幅の30%以下に相当した股部領域の平らな横方向の幅を有する前記請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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