JP4948956B2 - 角膜切開用ブレードユニットを保管するブレードケース - Google Patents

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本発明は、角膜を層状に切開する角膜切開装置に装着されて使用される,角膜切開用のブレードを持つブレードユニットを保管するブレードケースに関する。
エキシマレーザビーム等により角膜の一部を切除(ablation)する角膜手術の術式としては、角膜上皮(epithelium)から角膜実質(corneal stroma)の途中までの厚さ150μmほどの部分を層状に切開することによりフラップを作成するLASIK手術(laser assisted in-situ keratomileusis)、角膜上皮のみを層状に切開することによりフラップを作成するEpi-LASIK手術(Epithelial LASIK)、等が知られている。そして、角膜を層状に切開する装置としては、ケラトーム(keratome)と称される角膜切開装置が使用されている。
角膜切開装置は、サクションリング(装置固定具)が角膜輪部(corneal limbus)から結膜(conjunctiva)までの部分に吸着固定された後、ブレードが刃幅方向に高速振動されながら切開方向に移動されることにより、角膜を層状に切開する。そして、ブレードは感染症の防止等のために使い捨てであることが好ましい(滅菌処理して再使用される場合もある)ため、ブレードを交換しやすくする技術が提案されている(特許文献1)。
特表2002−528226号公報
ブレードやブレードを保持するカッターヘッド(ブレードホルダ)は小さいため、ブレードをカッターヘッドに取り付けたり取り外したりするには手間がかかる。そして、取り付け時に術者や補助者が誤ってブレードを落としたりカッターヘッドにぶつけたりして汚染や破損してしまった場合には、滅菌処理し直したり交換し直したりしなければならない。ブレードの交換をしやすくするために提案された特許文献1の技術は、ブレードを保管するブレードケースから取り出されたブレードをブレードインジェクタ(ブレード挿入具)にセットしてカッターヘッドに取り付けるものであり、取り付け作業(ブレードをブレード振動機構の一部に係合させるまで)の途中にブレードを落としてしまう惧れが依然としてある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、ブレードを交換しやすく汚染や破損させにくい角膜切開用ブレードユニットを保管するブレードケースを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 角膜を層状に切開する角膜切開装置に装着されて使用される,角膜切開用のブレードを持つブレードユニットを保管するブレードケースにおいて、角膜切開装置は、ブレードユニットをブレードの刃幅方向である横方向に振動可能に保持するキャビティが形成されたカッターヘッドユニットと、ブレードユニットを横振動する本体部と、を有し、カッターヘッドユニットが、ブレードユニットをブレードの横方向にスライドさせて前記キャビティに挿入するために前記キャビティの挿入側に形成された挿入側開放部分と、前記挿入側開放部分からのブレードユニットの脱落を防止するための可動ストッパ機構であって、一部が前記キャビティ内に突出する位置と前記キャビティ内に突出しない位置とに移動する移動部材を持つ可動ストッパ機構と、前記キャビティの挿入側とは反対側に形成された反対側開放部分と、を有する角膜切開装置であり、
ブレードケースは、ブレードユニットをケースの内部に格納する空洞部であって、ブレードユニットの横方向に直交する断面形状と略同じ断面形状に形成され、内部に格納されたブレードユニットの横方向の一方にブレードユニットを放出可能に外部に開放された第1開放部分を持つと共に、前記第1開放部分に対して反対側にも外部に開放された第2開放部分を持つ空洞部と、前記空洞部に格納されたブレードユニットの横方向の移動を制限して第1及び第2開放部分からの脱落を防止するために第1開放部分側に設けられた第1ストッパ及び第2開放部分側に設けられた第2ストッパと、カッターヘッドユニットのキャビティの挿入側開放部分に前記第1開放部分を位置合わせしたときに、カッターヘッド側勘合部に嵌合されるように前記第1開放部分側に形成されたケース側嵌合部と、前記ケース側嵌合部をカッターヘッド側勘合部に嵌合させることにより前記可動ストッパ機構の前記移動部材に押し当てられ、前記移動部材をキャビティ内に突出する位置からキャビティ内に突出しない位置に移動させる押圧部であって、前記第1開放部分側に形成された押圧部と、前記空洞内に格納されたブレードユニットをブレードの横方向に移動させて前記第1開放部分から押し出し、カッターヘッドユニットの挿入側開放部分を介してキャビティ内にブレードユニットを挿入するために、前記空洞部に格納されたブレードユニットを前記第1ストッパを越えて第1開放部分から押し出すための操作者による外力を与える押し出しロッドであって、前記第2開放部分から挿入可能な断面形状を持つと共に、カッターヘッドユニットの反対側開放部分からも挿入可能な断面形状を持ち、カッターヘッドユニット内のブレードユニットを前記空洞部に戻すときにも使用される押し出しロッドと、を備えることを特徴とする。




本発明によれば、ブレードを交換しやすく汚染や破損させにくくできる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態である角膜切開装置の概略構成図である。
角膜切開装置の本体部1の前側(図1中の左側)には、角膜切開用ブレードユニット20が着脱可能で振動可能に保持するブレードホルダユニットであるカッターヘッドユニット2と、装置を患者眼(被手術眼)に固定するためのサクションリングユニット3と、が設けられている。サクションリングユニット3は、患者眼の角膜輪部から結膜までの部分に吸着固定される。
なお、本実施形態においては、ブレードユニット20は交換されるものとしているが、本体部1に対して着脱可能なカッターヘッドユニット2も交換されるものとしてもよい。
ブレードユニット20は、図2に示すように、角膜切開用ブレード21と、ブレード21に取り付け固定された振動伝達部材22と、から成る。ブレード21は、金属製ブレード、鉱物製ブレード、樹脂製ブレード、セラミックス製ブレード、等の刃先の鋭利なものである。また、振動伝達部材22は、樹脂等の加工が容易な材料によるものである。
本体部1内には、カッターヘッドユニット2をサクションリングユニット3上で切開方向に直進移動させるための送り(translation)用モータ11が固定されている。モータ11の回転シャフト11aには、カッターヘッドユニット2を移動させる距離分のネジ部を持つ送りネジ13の後側端が固定されている。また、送りネジ13の前側端は、本体部1に嵌め合わされている。さらに、送りネジ13に螺合する接続部材14には、本体部1とカッターヘッドユニット2とを連結する連結部材15の後側端が固定されている。このような構成により、モータ11の正逆回転により送りネジ13及び接続部材14を介して連結部材15が回転シャフト11a及び送りネジ13の軸方向に前後移動し、連結部材15の前側端に連結されたカッターヘッドユニット2も同じ方向に前後移動する。
連結部材15内には、ブレードユニット20(ブレード21)をその刃幅方向に高速振動させるための振動(oscillation)用モータ12が固定されている。また、モータ12の回転シャフト12aには、回転シャフト16の後側端が固定され、連結部材15に回転可能に保持されている。さらに、回転シャフト16の前側端には、回転中心から偏った位置に偏心ピン17aがバネ17bを介して植設されている。
カッターヘッドユニット2は、ナット25により連結部材15に取り付け固定される。そして、この取り付け固定により、取り付け固定前にカッターヘッドユニット2に装着されたブレードユニット20に偏心ピン17aが係合される。または、取り付け固定後にカッターヘッドユニット2にブレードユニット20が装着されて偏心ピン17aが係合される。偏心ピン17aは、バネ17bにより回転シャフト16内に引っ込む(嵌入する)ようになっているため、カッターヘッドユニット2の取り付け固定またはブレードユニット20の装着の際に偏心ピン17aの前側端が振動伝達部材22の縦溝22aに入り込んで係合される。このような構成により、モータ12の回転により回転シャフト16が回転し、回転シャフト16に植設された偏心ピン17aが周動し、偏心ピン17aに係合されたブレードユニット20が軸方向に直交する方向に振動する。
なお、ブレードユニット20は、ブレード21が水平面に対して所定の角度(例えば25度)を持つようにカッターヘッドユニット2に保持される。
カッターヘッドユニット2の前側下部には、アプラネータ(圧平部)27が設けられている。アプラネータ27は、カッターヘッドユニット2の前移動によりブレード21に先立って患者眼の角膜を平坦に押圧する。
図3(a)はブレードユニット20が装着されていない状態でのカッターヘッドユニット2の斜視図であり、図3(b)は図3(a)の矢印A方向から見た側面図であり、図3(c)は図3(b)の矢印B方向から見た透視図である。なお、本実施形態の装置では、カッターヘッドユニット2に対するブレードユニット20の着脱を、ブレード21の刃先が見やすいように装置(カッターヘッドユニット2)を上下に反転させて行うため、以降の図はすべて上下に反転させた状態で示している。もちろん、カッターヘッドユニット2に対するブレードユニット20の着脱は、装置(カッターヘッドユニット2)を上下に反転させて行わなくてもよい。
カッターヘッドユニット2には、ブレードユニット20の断面形状と略同じ断面形状のキャビティ(空洞部)31が形成されており、図3(a)の矢印A方向からブレードユニット20が挿入可能になっている。そして、キャビティ31にブレードユニット20が挿入されるとブレード21の刃先がスロット(開口部)32から突出するようになっている。キャビティ31の挿入側の開放部分には、ブレードユニット20の脱落防止(移動制限)用の可動ストッパ33が設けられている。また、反対側の開放部分にも、ブレードユニット20の脱落防止(移動制限)用の固定ストッパ34が設けられている。さらに、カッターヘッドユニット2の後側底部には切り欠き状の嵌合部35が設けられており、後述するブレードケース50の嵌合部55が嵌め合わされるようになっている(詳細は後述する)。
図4(a)はキャビティ31にブレードユニット20が挿入されている途中の状態での図3(c)と同じ方向から見た透視図であり、図4(b)はブレードユニット20が挿入された状態での図4(a)と同じ方向から見た透視図であり、図4(c)はブレードユニット20が挿入された状態での図3(b)と同じ方向から見た側面図である。
ストッパ33は、カッターヘッドユニット2に固定されたピン33aと、ピン33aに矢印S1,S2方向に移動可能に取り付けられた移動部材33bと、から成る。移動部材33bは、ピンaとカッターヘッドユニット2の側面とに移動可能な状態で挟持されている。図3(b)、(c)に示すように、ブレードユニット20が挿入されていない状態では、移動部材33bは、一部がキャビティ31内に突出するようになっている。そして、この突出部分が外側から押し下げられる(矢印S1方向への圧力がかけられる)と、移動部材33bはピン33aを中心に矢印S1方向に揺動し(傾き)、キャビティ31内に突出しなくなる。この状態になれば、図4(a)に示すように、ブレードユニット20をキャビティ31に挿入できる。また、ブレードユニット20がキャビティ31に挿入された後は、移動部材33bが外側から押し上げられる(矢印S2方向への圧力がかけられる)と、移動部材33bはピン33aを中心に矢印S2方向に揺動し(傾き)、再びキャビティ31内に突出するようになる。この状態になれば、図4(b),(c)に示すように、ブレードユニット20のキャビティ31からの脱落を抑制できる。さらに、カッターヘッドユニット2を上下に反転させた状態から元の状態に戻すことにより移動部材33bが自重により落ち、キャビティ31内にさらに突出するようになる。
図4(a),(b)に示すように、移動部材33bの嵌合部35側の面が非直角に(傾斜して)形成されており、その反対側の面がほぼ直角に形成されているため、カッターヘッドユニット2が傾くなどして移動部材33bがブレードユニット20により内側から押されても、キャビティ31内に突出した移動部材33bがカッターヘッドユニット2の外側に傾くことがない。
なお、移動部材33bは、単に矢印S1,S2方向に揺動する(傾く)だけでもよい。また、揺動ではなく上下移動するものでもよい。また、ストッパ33の移動部材33bは、バネやゴム等の付勢部材により押し上げられて戻り、再びキャビティ31内に突出するようにしてもよい。また、カッターヘッドユニット2を上下に反転させた状態から元の状態に戻すことにより移動部材33bが押し上げられなくとも自重により落ち、再びキャビティ31内に突出するようにしてもよい。
次に、本発明の実施形態であるブレードユニット20を保管するブレードケース50について説明する。図5(a)はブレードユニット20が格納された状態でのブレードケース50の斜視図であり、図5(b)は図5(a)中の矢印C方向から見た側面図である。本実施形態のブレードケース50は、ヒンジ部50aを中心に開閉可能な構成となっている(図5(a),(b)は閉じた状態)。このため、ブレードケース50にブレードユニット20を格納する際(組立て時や装着時)には、ブレードケース50のヒンジ部50aを中心に開き、ブレードユニット20を後述するキャビティ51に収めてからブレードケース50を閉じ合わせる。このような構成にすることにより、簡単にブレードユニット20をブレードケース50に格納できる。また、このようなブレードケース50は、内部に格納されたブレードユニット20が目視できる程度に透明な樹脂等で形成されていることが好ましい。
ブレードケース50には、ブレードユニット20の断面形状と略同じ断面形状のキャビティ(空洞部)51が形成されており、ブレードユニット20が格納され、ブレードユニット20を矢印D方向に放出可能になっている。また、ブレードケース50には、後述する押出しロッド59が格納されるキャビティ(空洞部)52が形成されている。キャビティ51の放出側の開放部分には、ブレードユニット20の脱落防止(移動制限)用の固定小ストッパ53が設けられている。また、反対側の開放部分にも、ブレードユニット20の脱落防止(移動制限)用の固定ストッパ54が設けられている。小ストッパ53は、ブレードケース50を傾けたときにブレードユニット20が自重(数百mg)で脱落するのを抑える程度の大きさで形成されている。但し、ある程度の外力が加われば、ブレードユニット20は小ストッパ53を越えてキャビティ51から放出されるようになっている。この外力とは、後述する押出しロッド59によってかかる力である。
ブレードケース50の放出側の上部には、カッターヘッドユニット2の嵌合部35に嵌め合わされる鉤爪状の嵌合部55が設けられている。ブレードケース50の放出側の下部には、カッターヘッドユニット2の移動部材33bを押し下げる押圧部56が設けられている。また、押圧部56の斜め上には、カッターヘッドユニット2のスロット32に係合するガイド部57が設けられている。さらに、ブレードケース50には、把手58が設けられている。
図6(a)はブレードケース50に格納される押出しロッド59の斜視図であり、図6(b)は押出しロッド59をブレードケース50に格納した状態での図5(a)と同じ方向から見た斜視図である。押出しロッド59は把手59aを持ち、ブレードケース50のキャビティ51にストッパ54側の開放部分から挿入可能な断面形状をしている。また、カッターヘッドユニット2のキャビティ31にストッパ34側の開放部分から挿入可能な断面形状をしている。把手59aは、押出しロッド59がキャビティ52に格納されたときには、図6(b)に示すように、キャビティ51の放出側(小ストッパ53側)の開放部分のフタ(ストッパ)を兼ねる。さらに、ブレードケース50及び押出しロッド59には、押出しロッド59がキャビティ52に格納された際に容易に脱落しない構成が形成されている。例えば、押出しロッド59のロッド部分とキャビティ52とが嵌め合わされるようにしてもよい。
次に、ブレードユニット20をブレードケース50からカッターヘッドユニット2に装着する動作を説明する。図7(a)はブレードケース50がカッターヘッドユニット2に取り付けられる(嵌め合わされる)前の状態を示す図であり、図7(b)は取り付けられた(嵌め合わされた)状態を示す図である。
まず、ブレードケース50に格納された押出しロッド59を取り出す。次に、ブレードケース50の嵌合部55がある放出側をカッターヘッドユニット2に向け、図7(a)の矢印E方向に移動させて嵌合部55をカッターヘッドユニット2の嵌合部35に嵌め合わせる。これにより、ブレードケース50の押圧部56がカッターヘッドユニット2の移動部材33bを矢印S1方向に押し下げる。また、ブレードケース50のガイド部57がカッターヘッドユニット2のスロット32内に係合する。これらにより、ブレードケース50のキャビティ51がカッターヘッドユニット2のキャビティ31に合致するように位置合わせされる。
次に、図7(b)に示するように、押出しロッド59をブレードケース50のキャビティ51にストッパ54側の開放部分から挿入してキャビティ51内に格納されたブレードユニット20を押出し、カッターヘッドユニット2のキャビティ31に挿入する。カッターヘッドユニット2の移動部材33bは押し下げられているため、ブレードユニット20はキャビティ31内に挿入される。ブレードユニット20がキャビティ31内に完全に挿入されたら、カッターヘッドユニット2からブレードケース50を取り外す。これにより、押圧部56による移動部材33bの押し下げがなくなるため、移動部材33bを矢印S2方向に押し上げる。これにより、移動部材33bの一部がキャビティ31内に突出し、キャビティ31内に挿入されたブレードユニット20の脱落が抑制される。
ブレードユニット20は、使用後は新しいものに交換される。図8はブレードユニット20をカッターヘッドユニット2からブレードケース50に戻す動作を示す図である。ブレードユニット20の排出は、前述のブレードユニット20の挿入と逆の手順で行う。カッターヘッドユニット2にブレードケース50が取り付けられると、移動部材33bは押し下げられるため、押出しロッド59をキャビティ31のストッパ34側の開放部分から挿入してキャビティ31内のブレードユニット20を押し出し、ブレードケース50のキャビティ51に戻す。
このようにして、ブレードユニット20に直に触れることなく、ブレードケース50からカッターヘッドユニット2に直接装着することができる。また、カッターヘッドユニット2からブレードケース50に直接戻すことができる。このため、ブレードユニット20を交換しやすく汚染や破損させにくい。また、使用済みのブレードユニット20が戻されたブレードケース50は、その状態で廃棄されるため、衛生的且つ安全である。
次に、カッターヘッドユニットのストッパの変容例について説明する。図9(a),(b)は変容例のカッターヘッドユニット2を図3(b)と同じ方向から見た側面図である。キャビティ31の挿入側の開放部分には、ブレードユニット20の脱落防止(移動制限)用の可動ストッパ70が設けられている。ストッパ70は、カッターヘッドユニット7に固定されたピン71と、ピン71に矢印S3,S4方向に移動(回転)可能に取り付けられた移動部材72と、から成る。
図9(a)に示すように、ブレードユニット20が挿入されていない状態では、移動部材72は、その一部がキャビティ31に突出するようになっており、ブレードユニット20の脱落防止の機能を果たす。そして、この突出部分が押し下げられる(矢印S3方向への圧力がかけられる)と、移動部材72はピン71を中心に矢印S3方向に回転し(傾き)、図9(b)に示すように、キャビティ31内に突出しなくなる。これにより、ブレードユニット20をキャビティ31に挿入でき、また、ブレードユニット20をキャビティ31から排出できる。逆に、図9(b)の状態から移動部材72を押し上げ(矢印S4方向に圧力をかけ)て矢印S4方向に回転させる(傾ける)と、図9(a)の状態に戻る。
ピン71は、略小判型であり、移動部材72には、ピン71が嵌まる凹部を持つ開口部72aが形成されている。従って、図9(a)の状態でカッターヘッドユニット7を上下に反転させた状態から元の状態に戻すことにより移動部材72が自重で落ち、キャビティ31内にさらに突出するようになる。そして、移動部材72の開口部72aの凹部にピン71が嵌まることにより、移動部材72が回転し難くなる。
移動部材72を押し下げる(矢印S3方向に回転させる)場合は、指やピンセット等を用いる。なお、前述のブレードケース50をカッターヘッドユニット2に取り付け(嵌め合わせ)て押し下げる方法を用いてもよい。また、移動部材72を押し上げる(矢印S4方向に回転させる)場合も、指やピンセット等を用いる。なお、バネやゴム等の付勢部材により押し上げられるようにしてもよい。また、カッターヘッドユニット2を上下に反転させた状態から元の状態に戻すことにより移動部材72が押し上げられなくとも自重により押し上げられるようにしてもよい。
次に、本発明のブレードケースの変容例(第2実施形態)を説明する。図10は、変容例で用いるブレードユニット60の斜視図である。ブレードユニット60は、図示するように、角膜切開用ブレード61と、ブレード61に取り付け固定された振動伝達部材62と、から成る。ブレード61と振動伝達部材62は、先のブレードユニット20と同様の素材が用いられる。また、振動伝達部材62には、ブレードユニット20と同様に、偏心ピン17aの前側端が係合する縦溝62aが形成される。なお、ブレード61の厚さは0.3mm程で、横幅及び奥行きのサイズは12mm×8mm程であり、これは先の例のブレード21と同様である。このブレードユニット60が持つブレード61の外周付近には、スリット状に貫通加工された孔63が形成されている。孔63は詳細を後述するブレードケース80側の押出しロッド95に設けられたピン96に嵌め合わせられる係合部とされる。
図11(a)は、変容例であるブレードケース80の外観斜視図であり、図11(b)はブレードケース80を図11(a)の矢印H−H方向から見たときの断面図である。図12(a)は、ブレードケース80にカッターヘッドユニット2を装着した状態の斜視図である。図12(b)は、ブレードユニット60の操作途中の状態を、図11(b)と同じ矢印H−H方向からみたときの拡大断面図である。図13(a)は、図11(a)の矢印I方向からブレードケース80を見たときの側面図であり、図13(b)は、カバー82にカッターヘッドユニット2が装着されたブレードケース80を矢印I方向からみたときの側面図である。
ブレードケース80には、前述のブレードケース50と同様に、ブレードユニット60の断面形状と略同じ断面形状のキャビティ(空洞部)81が形成されている。キャビティ81に格納されたブレードユニット60は、キャビティ81の端部の開放部分81aからブレードユニット60を矢印F方向に放出可能になっている。キャビティ81の放出方向には、カッターヘッドユニット2が覆われて収められる空洞を有したカバー82が設けられている。カバー82の一部には、カッターヘッドユニット2に形成された嵌合部35(位置決め部)に嵌め合わせる嵌合部85(位置合わせ部)が形成されている。
また、ブレードケース80には、矢印G方向にスライド移動可能な進退部材90が設けられている。進退部材90は、操作者が指で操作するためにグリップ部93(凹凸形状部)と、グリップ部93が形成されたベース90a(操作部)と、ベース90aの後端側(図11(b)の右側)から屈曲して前側に延びるように形成されたバー91と、バー91の先端方向に一体的に形成され、ブレードユニット60を押し出すための部材である押出しロッド95と、押出しロッド95と下方向に押し下げるための押圧部92と、備える。この進退部材90は、樹脂等で製作され、押出しロッド95からベース90aまでは連結されている。
ブレードケース80上には、開放部81aに対して直交するように延びたレール溝89が形成されている。バー91はレール溝89と嵌め合うように細長く形成され、レール溝89のガイドにより進退部材90が矢印G方向(ブレード61の横方向)に進退移動される。押圧部92は、バー91に一体的に形成されており、バー91が撓む(たわむ)ことにより、押圧部92が上下動される。押出しロッド95は、細長で形成され、カッターヘッドユニット2のキャビティ31を通過する断面形状を持つ。
押出しロッド95の先端の上部には、ブレード61の孔63と嵌め合う鉤状のピン96が形成されている(図12(b)参照)。このピン96と孔63による嵌め合いによって、ブレード61(ブレードユニット60)が係止され、係合部としての孔63に接続部としてのピン96とが接続される。ブレードユニット60がブレードケース80に収められている状態(使用前)では、ブレードユニット60は、押出しロッド95に係止されている。グリップ部93はベース90aの上面に設けられ、操作者がグリップ部93に指を掛けて、進退部材90を移動させる。
ブレードケース80の放出側の下部には、先の例のブレードケース50の押圧部56と同様に、カッターヘッドユニット2の移動部材33bを押し下げる押圧部86が設けられている。また、88は把手であり、80aはヒンジ部である。把手88、ヒンジ部80aは、ブレードケース50の場合と同様の機能を有している。
キャビティ81の放出側の開放部分には、ブレードユニット60の脱落防止(移動制限)用のストッパ83(図12(b)参照)が設けられている。ストッパ83は弾性を有してあり、その先端には突起83aが形成されている。突起83aを含む先端部は、図中矢印が示すように上下方向にしなる。キャビティ81内に収められたブレードユニット60(振動伝達部材62)は、突起83aによって、係止される。ストッパ83は、ブレードケース50を傾けたときにブレードユニット60が自重(数百mg)で脱落するのを抑える程度の弾性を有している。但し、ある程度の外力が加われば、ブレードユニット60はストッパ83を越えてキャビティ81から放出されるようになっている。この外力とは、進退部材90等によってかかる力である。
次に、ブレードケース80からブレードユニット60を挿脱する手順について説明する。図12(a)に示すように、カッターヘッドユニット2が、カバー82に覆われて、ブレードケース80に装着される。また、カバー82には、図13(b)に示すように、カッターヘッドユニット2の外形に嵌め合わせる内壁が形成されている。このため、図11(a)の矢印I方向にカッターヘッドユニット2をスライドさせてカバー82に装着することにより、カッターヘッドユニット2側のキャビティ31とブレードケース80側の開放部81aとが合致するように位置合わせされる。すなわち、カバー82は、カッターヘッドユニット2側のキャビティ31と開放部81aとを合致させる位置合わせ部の役目を果たし、カッターヘッドユニット2の外形は位置決め部の役目を果たす。そして、カッターヘッドユニット2がカバー82の奥側まで装着されると、カッターヘッドユニット2に形成された嵌合部35に嵌合部85が嵌め合わせられ、カッターヘッドユニット2はブレードケース80に安定して装着される。同時に、先の例の場合と同様に、可動ストッパ33は押圧部86により押圧される。
この状態で、押出しロッド95によりブレードユニット60はカッターヘッドユニット2内を移動可能となる。ブレードユニット60のカッターヘッドユニット2への挿入は、前述のように、押出しロッド95で振動伝達部材62を押せばよい。操作者は、グリップ部93に指を掛けて、進退部材90を矢印Gの開放部方向(レール溝89に沿う方向)に向かって移動させることで、ブレードユニット60が開放部81aから押し出され、カッターヘッドユニット2のキャビティ31に挿入される。ブレードユニット60が開放部81aから押し出されてキャビティ31に挿入されるときのスライドに際して、カバー82は、ブレード61がスライドされる範囲を少なくとも覆う大きさに形成されている。ブレードユニット60がカッターヘッドユニット2に収められた後、操作者は押圧部92を押し下げて、係止状態を解除し、押出しロッド95をブレードケース80側に戻す。なお、係止機構については後述する。
ブレードユニット60をカッターヘッドユニット2から取り出す場合には、先に述べたピン96と孔63の係止機構(接続機構)を用いる。図12(b)を用いて、ピン96と孔63の係止機構を説明する。ここでは、説明の簡便のために、ブレードユニット60の操作途中で係止操作する場合を例に挙げる。先に述べたように、図中の矢印Jに示すように上下方向に押圧部92は移動する構造となっている。図では、操作者が押圧部92を下方に押し下げた状態を示す。この状態で、操作者が押出しロッド95の先端部を振動伝達部材62に当接させ、押圧部92に掛けた力を抜くと、バー91の弾性により、バー91は上方(矢印K方向)に移動し、バー91と一体的に成形される押出しロッド95も矢印K方向に移動する。これにより、ピン96が孔63に嵌め合わされる(図示は略す)。このようにして、ブレードユニット60が押出しロッド95に係止(接続)されることにより、進退部材90のレール溝89に沿った進退移動に伴って、ブレードユニット60も進退移動される。これにより、ブレードユニット60をカッターヘッドユニット2から取り出し、再びキャビティ81に収納することができる。
以上説明したように、ブレードケース80の変容例では、ブレードユニット60を押出す押出しロッドが、ブレードケース80に一体的に形成され、さらに、押出しロッド95の先端とブレード61とに、ブレードユニット60を係止させる係止部材が形成されることにより、一連の進退部材90の進退移動と、押圧部92の押し下げの動作で、ブレードユニット60をカッターヘッドユニット2に挿入及び挿脱が可能となる。これにより、第1の実施形態では、押出しロッド59を、ブレードケース50から取り外し、ブレードユニット20を押出してカッターヘッドユニット2に挿入する動作や挿入の場合と反対側からブレードユニット20を押出してブレードユニット20をカッターヘッドユニット2から取り出すという手間が低減される。また、押出しロッド95を分離した部品としないことで、操作者が押出しロッド59を不意に落として汚染させることを防止できる。また、ブレード21,61のサイズは前述のように10mm前後のものであり、これに伴って、第1実施形態の押出しロッド59の径は細く、そのサイズも大きくし難いため、指の大きい操作者には扱い難い場合がある。これに対して、ブレードケース80のような一体構造であれば、操作性は向上する。
また、ブレードケース80にカッターヘッドユニット2を覆い、ブレード61がスライドされる範囲を少なくとも覆う大きさを持つカバー82を設けたことにより、ブレードユニット60の挿脱作業時に、操作者が不意にブレード61に触れることが低減される。ブレード61が操作者に触れないことにより、ブレード61を清潔に保つことができると共に、ブレード61が何かにぶつかって破損することが低減できる。さらに、操作者の指等が傷つく可能性を低減できる。
なお、以上説明した変容例では、押出しロッド95の先端部に接続部としてのピン96を付け、ブレード61に設けた孔63に嵌め合わせて、ブレードユニット60をブレードケース80内に移動させる構成としたがこれに限るものではない。押出しロッド95の先端に磁石を取り付けるか又は埋植し、ブレード21(第1実施形態のブレードユニット20)を磁力により保持する構成としてもよい。磁石の磁力は、押圧部92の移動により解除される程度とする。
また、ブレードユニット60を再びブレードケース80内に戻す構成については、カッターヘッドユニット2にブレードケース80を位置合わせしたとき、カッターヘッドユニット2を挟んで押出し部材である進退部材90と反対側に配置された第2の押出し部材であって、押出し方向に進退移動可能で、ブレードケース80に一体的に保持された第2の押出し部材を設けた構成としても良い。その例(ブレードケースの第3実施形態)を説明する。
図14は第3実施形態のブレードケース100の外観斜視図である。図15は、カッターヘッドユニット2を装着したブレードケース100を図14の矢印L−L方向からみたときの断面図である。先の例で説明したものと類する構造及び機能を持つ部材の詳細な説明は略す。ブレードケース100には、装着時にカッターヘッドユニット2を覆うカバー102が設けられており、カバー102の上部にはカッターヘッドユニット2が収まる開放部101設けられる。カバー102は、先の例と同様、カッターヘッドユニット2の位置合わせ部としての機能を付されている。カバー102の一端には、ブレードユニット20が収められるキャビティ111やブレードユニット20をキャビティ111の開放部101側面に設けられた開放部分112から押出す第1の押出し部材を有する進退部材120が設けられる。カバー102の他端(反対側)には、ブレードユニット20をキャビティ111に押し戻すための第2の押出し部材を有する進退部材130が設けられている。
進退部材120は、ベース120aの上面には操作者の指がフィットするような凹凸を有したブリップ123が設けらる。ベース120aの下部には、ブレードケース100の上面に設けられ、開放部101に直交する方向に設けられたレール溝108に嵌め合うと共に、レール溝108に沿ってスライド移動しブレードユニット20を押出す第1の押出し部材125が設けられる。押出し部材125の断面形状は、キャビティ31、111を通り抜ける形状とされる。押出し部材125は、ブレード21の側面に当接し、ブレード21を押すことでブレードユニット20を押出す構造とされている。押出し部材125は、進退部材120が矢印M方向に移動されることで、キャビティ111内をスライド移動される。
進退部材130は、ベース130aの上部にはグリップ部133が設けられる。ベース130aの下部には、ブレードケース100上面にレール溝108と同方向に形成されたレール溝109に嵌め合うと共に、レール溝109に沿ってスライド移動される第2の押出し部材135が設けられる。進退部材130が矢印N方向にスライド移動させられることで、第2の押出し部材135が開放部101の方向にスライド移動される。第2の押出し部材135の断面形状は、キャビティ31、111を通過する形状とされる。
以上のように、第1の押出し部材と、それと対向するように配置された第2の押出し部材が、ブレードケース100に一体的に保持され、それぞれスライド移動可能とされる。
また、図示は略すが、カバー102の底面にはストッパ33の規制を解除させる突起部材が設けられている。突起部は、カッターヘッドユニット2をカバー102に装着させることにより、先の例で示した押圧部56、86による移動部材33bの移動と同様に働き、ストッパ33による規制が解除される。なお、先の例と同様に、キャビティ111には、使用前のブレードユニット20が脱落しないようにするストッパが設けられている(図示せず)。
次に、ブレードケース100を用いたブレードユニット20の挿脱を説明する。図14の矢印Zに示すように、カッターヘッドユニット2を下方に移動させ、カバー102に装着させる。このとき、カバー102の形状によりキャビティ31とキャビティ111は位置合わせされる。また、ストッパ33の規制も解除される。この後、操作者にグリップ部120がスライド移動させられると、第1の押出し部材125の移動によりブレードユニット20がカッターヘッドユニット2内へと挿入される。
角膜切開装置の使用後に、ブレードユニッヨ20を回収する場合は、同様に、カッターヘッドユニット2がブレードケース100に装着され、操作者にグリップ部133がスライド移動されることで、第2の押出し部材の移動によりブレードユニット20がカッターヘッドユニット2内からキャビティ111へと押し戻される。
以上、説明したように、ブレードケースに第1押出し部材を設け、第1押出し部材の反対側に第2押出し部材を設けて、それぞれの押出し部材を一体的に保持する構成としたことにより、第2実施形態で説明したような押出し部材95の先端及びブレード61に係止機構を設けなくともよく、係止機構の解除動作等も必要とせずに、カッターヘッドユニット2に対するブレードユニット20の挿脱ができる。
本発明の実施形態である角膜切開装置の概略構成図である。 角膜切開用ブレードユニットの概略構成図である。 カッターヘッドユニットの概略構成図である。 カッターヘッドユニットのストッパの概略構成及び動作を示す図である。 ブレードケースの概略構成図である。 ブレードケースの概略構成図である。 ブレードユニットをブレードケースからカッターヘッドユニットに装着する動作を示す図である。 ブレードユニットをカッターヘッドユニットからブレードケースに戻す動作を示す図である。 カッターヘッドユニットのストッパの変容例の概略構成及び動作を示す図である。 第2実施形態で用いる角膜切開用ブレードユニットの概略構成図である。 変容例であるブレードケース80の外観斜視図及び断面図である。 ブレードケース80にカッターヘッドユニット2を装着した状態の斜視図及び拡大断面図である。 ブレードケース80の側面図である。 第3実施形態のブレードケース100の外観斜視図である。 カッターヘッドユニット2を装着したブレードケース100の断面図である。
符号の説明
1 本体部
2 カッターヘッドユニット
3 サクションリングユニット
16 回転シャフト
17a 偏心ピン
20、60 ブレードユニット
21、61 ブレード
31 キャビティ
33 可動ストッパ
34 固定ストッパ
50、80、100 ブレードケース
51、52 キャビティ
54 固定ストッパ
59、95 押出しロッド
70 可動ストッパ
125、135 押出し部材

Claims (1)

  1. 角膜を層状に切開する角膜切開装置に装着されて使用される,角膜切開用のブレードを持つブレードユニットを保管するブレードケースにおいて、角膜切開装置は、ブレードユニットをブレードの刃幅方向である横方向に振動可能に保持するキャビティが形成されたカッターヘッドユニットと、ブレードユニットを横振動する本体部と、を有し、カッターヘッドユニットが、ブレードユニットをブレードの横方向にスライドさせて前記キャビティに挿入するために前記キャビティの挿入側に形成された挿入側開放部分と、前記挿入側開放部分からのブレードユニットの脱落を防止するための可動ストッパ機構であって、一部が前記キャビティ内に突出する位置と前記キャビティ内に突出しない位置とに移動する移動部材を持つ可動ストッパ機構と、前記キャビティの挿入側とは反対側に形成された反対側開放部分と、を有する角膜切開装置であり、
    ブレードケースは、
    ブレードユニットをケースの内部に格納する空洞部であって、ブレードユニットの横方向に直交する断面形状と略同じ断面形状に形成され、内部に格納されたブレードユニットの横方向の一方にブレードユニットを放出可能に外部に開放された第1開放部分を持つと共に、前記第1開放部分に対して反対側にも外部に開放された第2開放部分を持つ空洞部と、
    前記空洞部に格納されたブレードユニットの横方向の移動を制限して第1及び第2開放部分からの脱落を防止するために第1開放部分側に設けられた第1ストッパ及び第2開放部分側に設けられた第2ストッパと、
    カッターヘッドユニットのキャビティの挿入側開放部分に前記第1開放部分を位置合わせしたときに、カッターヘッド側勘合部に嵌合されるように前記第1開放部分側に形成されたケース側嵌合部と、
    前記ケース側嵌合部をカッターヘッド側勘合部に嵌合させることにより前記可動ストッパ機構の前記移動部材に押し当てられ、前記移動部材をキャビティ内に突出する位置からキャビティ内に突出しない位置に移動させる押圧部であって、前記第1開放部分側に形成された押圧部と、
    前記空洞内に格納されたブレードユニットをブレードの横方向に移動させて前記第1開放部分から押し出し、カッターヘッドユニットの挿入側開放部分を介してキャビティ内にブレードユニットを挿入するために、前記空洞部に格納されたブレードユニットを前記第1ストッパを越えて第1開放部分から押し出すための操作者による外力を与える押し出しロッドであって、前記第2開放部分から挿入可能な断面形状を持つと共に、カッターヘッドユニットの反対側開放部分からも挿入可能な断面形状を持ち、カッターヘッドユニット内のブレードユニットを前記空洞部に戻すときにも使用される押し出しロッドと、
    を備えることを特徴とするブレードケース。
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