JP4947537B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、始動口への遊技球の入球に基づいて遊技内容決定乱数を取得し、当該遊技内容決定乱数が当選値である場合、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するタイプのパチンコ遊技機であって、特に、識別情報変動表示許可が下りていない場合、前記遊技内容決定乱数を一時的に記憶する保留機能を有するパチンコ遊技機に関する。
現在最も普及しているパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機として、液晶等のディスプレー上で、通常は三列の図柄列が上下又は左右に図柄変動を行い、所定時間後に停止した結果、有効ライン上に所定態様(例えば「777」)が揃った場合、通常遊技時には閉状態にある大入賞口が開状態となる特別遊技に移行するタイプの機種(いわゆる「デジパチ」や従来の「第一種」と称される機種)である。ところで、この種のタイプのパチンコ遊技機の多くは、図柄変動中や特別遊技状態中に始動入賞口に遊技球が入賞した場合、当該入賞に基づく図柄変動を保留状態とする保留機能を備えている。そして、保留状態が解除された場合、保留された順に図柄変動が行なわれる。
特開2004−49893
ここで、従来機においては、何回の図柄変動が保留状態にあるのかを、例えばディスプレーに備えられた保留ランプを点灯させることにより遊技者に報知している。そして、通常の機種においては、図柄変動が最大4回まで保留可能に構成されている。ところで、遊技者の中には、識別情報の変動表示がリーチ態様となった場合、保留が上限に達していないにもかかわらず遊技球の発射を停止してしまう者も存在する。この場合、当該変動が当たりに結び付いたときには、遊技者は、無駄打ち防止というメリットを享受することになる。しかしながら、当該変動が当たりに結び付かなかったときには、遊技者は、好適な発射強度となるように再度ハンドルを調整する必要があり、また、ホール側も、稼働率が低下するという問題を抱えることになる。保留が上限に達した際に遊技者が遊技球の発射を停止する場合にも同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、例えば、保留が上限に達していない状況で、識別情報の変動表示がリーチ態様となった場合でも、遊技球を発射し続けるモチベーションを遊技者に付与する手段を提供することを第一の目的とする。更に、本発明は、保留が上限に達した場合でも、遊技球を発射し続けるモチベーションを遊技者に付与する手段を提供することを第二の目的とする。
更に、近年、遊技性向上を更に追及すべく、従来の第一種、第二種、第三種等の枠に縛られない機種開発の必要性が認識されている。しかしながら、従来の遊技性から余りに逸脱してしまうと遊技性の複雑化を招き、遊技者から敬遠される原因ともなりかねない。遊技者にとって遊技性の理解を容易にするためには、従来の仕様の主要部分を踏襲して親しみやすさを維持することが必要であり、その上で斬新な遊技が実現されるような機種の開発が望まれている。
ここで、前記タイプのパチンコ遊技機の内、従来の第一種の機能が複数備えられたパチンコ遊技機における前記保留状態の解除に関しては、一方の始動口への入球に基づく識別情報変動中である場合には他方の始動口への入球に基づく識別情報の変動を待機させる第一調整モード(直列タイプ)と、一方の始動口への入球に基づく識別情報変動中である場合にも他方の始動口への入球に基づく識別情報の変動を待機させない第二調整モード(並列タイプ)とが想定される。例えば、直列タイプの場合には、一方の始動口への入球に基づく保留解除と、他方の始動口への入球に基づく保留解除が交互に実行されたり、両方の始動口への入球順に従い、いずれか一方の始動口への入球に基づく保留の解除が実行される。例えば、後者の場合、第1始動口、第2始動口、第2始動口の順序で入球したときには、第1特別図柄、第2特別図柄、第2特別図柄の順に変動表示される。他方、並列タイプの場合には、各始動口への入球に基づく保留の解除は、他の始動口への入球に基づく識別情報変動に関係なく、夫々の始動口への入球順に独立して実行される。
そこで、本発明は、従来の仕様の主要部分を踏襲して親しみやすさを維持すると共に、斬新な遊技を実現することにより、当該タイプのパチンコ遊技機の遊技の興趣性を高めることを第三の目的とする。
本発明(1)は、遊技球が入球可能な始動口と、
第一識別情報を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口と、
前記始動口への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段と、
前記乱数に基づき、前記第一識別情報の変動内容と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段と、
前記乱数を記憶するための乱数記憶手段と、
前記第一識別情報の変動開始条件を充足していない場合、所定条件下で前記乱数を前記乱数記憶手段中に一時的に記憶させる乱数一時記憶判定実行手段と、
前記識別情報変動開始条件を充足している場合、前記第一識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に従い、前記第一識別情報表示部で前記第一識別情報を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第一識別情報表示制御手段と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技に移行する一条件である、前記第一識別情報の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための特別遊技移行条件判定手段と、
前記可変入賞口を前記開状態にし、前記特別遊技を実行するための特別遊技実行手段と、
第二識別情報を変動表示及び停止表示可能な第二識別情報表示部と、
前記第一識別情報の前記変動内容及び前記停止識別情報とリンクした形で、前記第二識別情報の変動内容と停止識別情報を決定し、当該決定内容を前記第二識別情報表示部に表示制御する第二識別情報表示制御手段と
を備えたパチンコ遊技機において、
前記第二識別情報表示制御手段は、複数の第二識別情報により構成される第二識別情報列が複数存在する状況で、前記複数の第二識別情報列の夫々について、前記第二識別情報表示部で変動表示させた後、前記第二識別情報表示部に形成された一又は複数の有効ライン上に、前記第二識別情報列の一部を構成する前記第二識別情報を停止表示させるよう制御すると共に、
前記第二識別情報表示制御手段は、前記第一識別情報及び前記第二識別情報が変動表示中である状況下、前記乱数記憶手段中に一時記憶された前記乱数の数に基づき、前記有効ライン数を決定する有効ライン数決定手段を更に有することを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(2)は、前記有効ライン数決定手段は、前記乱数の数が多くなる程、多い数の有効ライン数を割り振る、前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
本発明(3)は、遊技球が入球可能な始動口と、
第一識別情報を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口と、
前記始動口への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段と、
前記乱数に基づき、前記第一識別情報の変動内容と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段と、
前記乱数を記憶するための乱数記憶手段と、
前記第一識別情報の変動開始条件を充足していない場合、所定個数を上限として、前記乱数を前記乱数記憶手段中に一時的に記憶させる乱数一時記憶判定実行手段と、
前記識別情報変動開始条件を充足している場合、前記第一識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に従い、前記第一識別情報表示部で前記第一識別情報を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第一識別情報表示制御手段と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技に移行する一条件である、前記第一識別情報の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための特別遊技移行条件判定手段と、
前記可変入賞口を前記開状態にし、前記特別遊技を実行するための特別遊技実行手段と、
第二識別情報を変動表示及び停止表示可能な第二識別情報表示部と、
前記第一識別情報の前記変動内容及び前記停止識別情報とリンクした形で、前記第二識別情報の変動内容と停止識別情報を決定し、当該決定内容を前記第二識別情報表示部に表示制御する第二識別情報表示制御手段と
を備えたパチンコ遊技機において、
前記第二識別情報表示制御手段は、複数の第二識別情報により構成される第二識別情報列が複数存在する状況で、前記複数の第二識別情報列の夫々について、前記第二識別情報表示部で変動表示させた後、前記第二識別情報表示部に形成された一又は複数の有効ライン上に、前記第二識別情報列の一部を構成する前記第二識別情報を停止表示させるよう制御すると共に、
前記第二識別情報表示制御手段は、
前記乱数記憶手段に一時記憶された前記乱数が前記所定個数に達した状態で前記始動口に遊技球が更に入球した場合、前記所定個数を超えた分の入球個数を一時的に記憶するための超過入球個数記憶手段と、
前記超過入球個数記憶手段中に一時記憶された前記入球個数に基づき、前記有効ライン数を決定する有効ライン数決定手段を更に有することを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(4)は、前記有効ライン数決定手段は、前記入球個数が多くなる程、多い数の有効ライン数を割り振る、前記発明(3)のパチンコ遊技機である。
本発明(5)は、遊技球が入球可能な第一始動口(第1特図始動口2100)と、
第一識別情報(第1特別図柄)を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部(第1特図表示部2131)と、
開状態と閉状態を採り得る第一可変入賞口(第1大入賞口2120)と、
前記第一始動口(第1特図始動口2100)への遊技球の入球に基づき、第一遊技の内容を決定する第一乱数を取得する第一乱数取得手段(第1特図抽選手段1121)と、
前記第一乱数に基づき、前記第一識別情報(第1特別図柄)の変動内容と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段(第1特図内容決定手段1141)と、
前記第一乱数を記憶するための第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)と、
前記第一識別情報(第1特別図柄)の変動開始条件を充足していない場合、所定条件下で前記第一乱数を前記第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)中に一時的に記憶させる第一乱数一時記憶判定実行手段(第1特図保留手段1131)と、
前記識別情報変動開始条件を充足している場合、前記第一識別情報表示内容決定手段(第1特図内容決定手段1141)により決定された表示内容に従い、前記第一識別情報表示部(第1特図表示部2131)で前記第一識別情報(第1特別図柄)を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第一識別情報表示制御手段(第1特図制御手段1151)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第一特別遊技に移行する一条件である、前記第一識別情報(第1特別図柄)の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための第一特別遊技移行条件判定手段(第1条件判定手段1171a)と、
前記第一可変入賞口(第1大入賞口2120)を前記開状態にし、前記第一特別遊技を実行するための第一特別遊技実行手段(第1特別遊技実行手段1171b)と、
第二識別情報(第1装飾図柄)を変動表示及び停止表示可能な第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)と、
前記第一識別情報(第1特別図柄)の前記変動内容及び前記停止識別情報とリンクした形で、前記第二識別情報(第1装飾図柄)の変動内容と停止識別情報を決定し、当該決定内容を前記第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)に表示制御する第二識別情報表示制御手段(第1表示制御手段2152)と
を備えた第一遊技部;
遊技球が入球可能な第二始動口(第2特図始動口2210)と、
第三識別情報(第2特別図柄)を変動表示及び停止表示可能な第三識別情報表示部(第2特図表示部2231)と、
開状態と閉状態を採り得る第二可変入賞口(第2大入賞口2220)と、
前記第二始動口(第2特図始動口2210)への遊技球の入球に基づき、第二遊技の内容を決定する第二乱数を取得する第二乱数取得手段(第2特図抽選手段1122)と、
前記第二乱数に基づき、前記第三識別情報(第2特別図柄)の変動内容と停止識別情報を決定する第三識別情報表示内容決定手段(第2特図内容決定手段1142)と、
前記第二乱数を記憶するための第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)と、
前記第三識別情報(第2特別図柄)の変動開始条件を充足していない場合、所定条件下で前記第二乱数を前記第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)中に一時的に記憶させる第二乱数一時記憶判定実行手段(第2特図保留手段1132)と、
前記識別情報変動開始条件を充足している場合、前記第三識別情報表示内容決定手段(第2特図内容決定手段1142)により決定された表示内容に従い、前記第三識別情報表示部(第2特図表示部2231)で前記第三識別情報(第2特別図柄)を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第三識別情報表示制御手段(第2特図制御手段1152)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第二特別遊技に移行する一条件である、前記第三識別情報(第2特別図柄)の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための第二特別遊技移行条件判定手段(第2条件判定手段1172a)と、
前記第二可変入賞口(第2大入賞口2220)を前記開状態にし、前記第二特別遊技を実行するための第二特別遊技実行手段(第2特別遊技実行手段1172b)と、
第四識別情報(第2装飾図柄)を変動表示及び停止表示可能な第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)と、
前記第三識別情報(第2特別図柄)の前記変動内容及び前記停止識別情報とリンクした形で、前記第四識別情報(第2装飾図柄)の変動内容と停止識別情報を決定し、当該決定内容を前記第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)に表示制御する第四識別情報表示制御手段(第2表示制御手段2252)と
を備えた第二遊技部
を有するパチンコ遊技機において、
前記第二識別情報表示制御手段(第1表示制御手段2152)は、
複数の第二識別情報(第1装飾図柄)により構成される第二識別情報列が複数存在する状況で、前記複数の第二識別情報列の夫々について、前記第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)で変動表示させた後、前記第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)に形成された一又は複数の有効ライン上に、前記第二識別情報列の一部を構成する前記第二識別情報(第1装飾図柄)を停止表示させるよう制御すると共に、
前記第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)及び/又は前記第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)中に一時記憶された前記乱数の数に基づき、前記有効ライン数を決定する第一有効ライン数決定手段(第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2)を更に有するか、並びに/或いは、
前記第四識別情報表示制御手段(第2表示制御手段2252)は、
複数の第四識別情報(第2装飾図柄)により構成される第四識別情報列が複数存在する状況で、前記複数の第四識別情報列の夫々について、前記第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)で変動表示させた後、前記第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)に形成された一又は複数の有効ライン上に、前記第四識別情報列の一部を構成する前記第四識別情報(第2装飾図柄)を停止表示させるよう制御すると共に、
前記第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)及び/又は前記第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)中に一時記憶された前記乱数の数に基づき、前記有効ライン数を決定する第二有効ライン数決定手段(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)を更に有する
ことを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(6)は、前記第一有効ライン数決定手段(第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2)及び/又は第二有効ライン数決定手段(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、前記第一乱数、前記第二乱数又は前記第一乱数と前記第二乱数の合計の数が多くなる程、多い数の有効ライン数を割り振る、前記発明(5)のパチンコ遊技機である。
本発明(7)は、遊技球が入球可能な第一始動口(第1特図始動口2100)と、
第一識別情報(第1特別図柄)を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部(第1特図表示部2131)と、
開状態と閉状態を採り得る第一可変入賞口(第1大入賞口2120)と、
前記第一始動口(第1特図始動口2100)への遊技球の入球に基づき、第一遊技の内容を決定する第一乱数を取得する第一乱数取得手段(第1特図抽選手段1121)と、
前記第一乱数に基づき、前記第一識別情報(第1特別図柄)の変動内容と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段(第1特図内容決定手段1141)と、
前記第一乱数を記憶するための第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)と、
前記第一識別情報(第1特別図柄)の変動開始条件を充足していない場合、所定個数を上限として、前記第一乱数を前記第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)中に一時的に記憶させる第一乱数一時記憶判定実行手段(第1特図保留手段1131)と、
前記識別情報変動開始条件を充足している場合、前記第一識別情報表示内容決定手段(第1特図内容決定手段1141)により決定された表示内容に従い、前記第一識別情報表示部(第1特図表示部2131)で前記第一識別情報(第1特別図柄)を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第一識別情報表示制御手段(第1特図制御手段1151)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第一特別遊技に移行する一条件である、前記第一識別情報(第1特別図柄)の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための第一特別遊技移行条件判定手段(第1条件判定手段1171a)と、
前記第一可変入賞口(第1大入賞口2120)を前記開状態にし、前記第一特別遊技を実行するための第一特別遊技実行手段(第1特別遊技実行手段1171b)と、
第二識別情報(第1装飾図柄)を変動表示及び停止表示可能な第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)と、
前記第一識別情報(第1特別図柄)の前記変動内容及び前記停止識別情報とリンクした形で、前記第二識別情報(第1装飾図柄)の変動内容と停止識別情報を決定し、当該決定内容を前記第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)に表示制御する第二識別情報表示制御手段(第1表示制御手段2152)と
を備えた第一遊技部;
遊技球が入球可能な第二始動口(第2特図始動口2210)と、
第三識別情報(第2特別図柄)を変動表示及び停止表示可能な第三識別情報表示部(第2特図表示部2231)と、
開状態と閉状態を採り得る第二可変入賞口(第2大入賞口2220)と、
前記第二始動口(第2特図始動口2210)への遊技球の入球に基づき、第二遊技の内容を決定する第二乱数を取得する第二乱数取得手段(第2特図抽選手段1122)と、
前記第二乱数に基づき、前記第三識別情報(第2特別図柄)の変動内容と停止識別情報を決定する第三識別情報表示内容決定手段(第2特図内容決定手段1142)と、
前記第二乱数を記憶するための第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)と、
前記第三識別情報(第2特別図柄)の変動開始条件を充足していない場合、所定個数を上限として、前記第二乱数を前記第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)中に一時的に記憶させる第二乱数一時記憶判定実行手段(第2特図保留手段1132)と、
前記識別情報変動開始条件を充足している場合、前記第三識別情報表示内容決定手段(第2特図内容決定手段1142)により決定された表示内容に従い、前記第三識別情報表示部(第2特図表示部2231)で前記第三識別情報(第2特別図柄)を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第三識別情報表示制御手段(第2特図制御手段1152)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第二特別遊技に移行する一条件である、前記第三識別情報(第2特別図柄)の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための第二特別遊技移行条件判定手段(第2条件判定手段1172a)と、
前記第二可変入賞口(第2大入賞口2220)を前記開状態にし、前記第二特別遊技を実行するための第二特別遊技実行手段(第2特別遊技実行手段1172b)と、
第四識別情報(第2装飾図柄)を変動表示及び停止表示可能な第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)と、
前記第三識別情報(第2特別図柄)の前記変動内容及び前記停止識別情報とリンクした形で、前記第四識別情報(第2装飾図柄)の変動内容と停止識別情報を決定し、当該決定内容を前記第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)に表示制御する第四識別情報表示制御手段(第2表示制御手段2252)と
を備えた第二遊技部
を有するパチンコ遊技機において、
前記第二識別情報表示制御手段(第1表示制御手段2152)は、
複数の第二識別情報(第1装飾図柄)により構成される第二識別情報列が複数存在する状況で、前記複数の第二識別情報列の夫々について、前記第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)で変動表示させた後、前記第二識別情報表示部(第1装図表示部2141)に形成された一又は複数の有効ライン上に、前記第二識別情報列の一部を構成する前記第二識別情報(第1装飾図柄)を停止表示させるよう制御すると共に、
前記第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)及び/又は前記第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶された前記第一乱数及び/又は前記第二乱数が前記所定個数に達した状態で前記第一始動口(第1特図始動口2100)及び/又は前記第二始動口(第2特図始動口2210)に遊技球が更に入球した場合、前記所定個数を超えた分の入球個数を一時的に記憶するための第一超過入球個数記憶手段(第1超過入球個数情報一時記憶手段2152c−1)を更に有するか、並びに/或いは、
前記第四識別情報表示制御手段(第2表示制御手段2252)は、
複数の第四識別情報(第2装飾図柄)により構成される第四識別情報列が複数存在する状況で、前記複数の第四識別情報列の夫々について、前記第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)で変動表示させた後、前記第四識別情報表示部(第2装図表示部2241)に形成された一又は複数の有効ライン上に、前記第四識別情報列の一部を構成する前記第四識別情報(第2装飾図柄)を停止表示させるよう制御すると共に、
前記第一乱数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)及び/又は前記第二乱数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶された前記第一乱数及び/又は前記第二乱数が前記所定個数に達した状態で前記第一始動口(第1特図始動口2100)及び/又は前記第二始動口(第2特図始動口2210)に遊技球が更に入球した場合、前記所定個数を超えた分の入球個数を一時的に記憶するための第二超過入球個数記憶手段(第2超過入球個数情報一時記憶手段2252c−1)を更に有しており、かつ、
前記第二識別情報表示制御手段(第1表示制御手段2152)は、
前記第一超過入球個数記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a)及び/又は前記第二超過入球個数記憶手段(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)中に一時記憶された前記入球個数に基づき、前記有効ライン数を決定する第一有効ライン数決定手段(第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2)を更に有するか、並びに/或いは、
前記第四識別情報表示制御手段(第2表示制御手段2252)は、
前記第一(第1超過入球個数情報一時記憶手段2152c−1)及び/又は前記第二超過入球個数記憶手段(第2超過入球個数情報一時記憶手段2252c−1)中に一時記憶された前記入球個数に基づき、前記有効ライン数を決定する第二有効ライン数決定手段(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)を更に有する
ことを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(8)は、前記第一有効ライン数決定手段(第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2)及び/又は前記第二有効ライン数決定手段(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、前記入球個数が多くなる程、多い数の有効ライン数を割り振る、前記発明(7)のパチンコ遊技機である。
ここで、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の意義について説明する。まず、「入球」とは、賞球が払い出させる入賞のみならず、遊技者に対して何らかの利益状態を生じ得るもの一切を包含する概念であり、いわゆる「スルーチャッカー」や入賞口を含む。「入賞」とは、賞球払出に関連する概念である。「識別情報」とは、視覚的に認識可能なものであれば特に限定されず、例えば、数字、文字、図柄等を挙げることができる(例えば特別図柄や装飾図柄)。「開状態」とは、遊技球が流入可能な状態や流入し易い状態を指し、「閉状態」とは、遊技球が流入不能な状態や遊技球が流入困難な状態を指す。「乱数」(第一乱数や第二乱数も含む)とは、パチンコ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数(遊技内容決定乱数)であり、例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当たり図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、例えば、一つの乱数(例えば当選乱数)が、別の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「乱数に基づき」とは、識別情報の変動内容や停止識別情報を当該乱数から直接的に決定する場合のみならず、当該乱数から直接決定された事項から間接的に決定する場合も包含する(例えば、停止図柄を乱数から直接決定し、当該停止図柄から変動内容を決定する場合、特別図柄を乱数から直接決定し、当該特別図柄から装飾図柄を決定する場合)。「乱数を記憶」は、取得したすべての乱数値を記憶する場合のみならず、例えば、遊技の結果に影響を与える「基本乱数値」のみを記録する場合も包含する。「識別情報の変動開始条件」とは、従来の第1種の機能を一つ有する機種においては、例えば、当該識別情報が変動中でないとか特別遊技中でないことを指し、また、従来の第1種の機能を複数(例えば2つ)有する機種においては、例えば、第一調整モードでは、当該識別情報や他の識別情報が変動中でないとか特別遊技中でないことを指し、第二調整モードでは、当該識別情報が変動中でないとか特別遊技中でないことを指す。「所定条件下」とは、例えば、保留情報記憶手段に記憶されている変動待機状態数が上限値に達していない場合をいう。「リンクした形で」とは、一方の識別情報の変動・停止が、他方の識別情報の変動・停止と同じタイミングでシンクロ的に行なわれることを指す。「識別情報列」を構成する識別情報は、数字等のみならずブランク図柄も包含する。尚、各構成要素は、規定した機能を有する限り、他の要素の機能を有していてもよい。例えば、ある入賞口が、第一可変入賞口としても第二可変入賞口としても機能する場合、当該入賞口は、第一可変入賞口でもあり第二可変入賞口でもある。
本発明(1)によれば、保留球数と有効ライン数とをリンクさせるという、これまでに存在しない斬新な表示手法を採用しているので、遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。
本発明(2)によれば、前記効果に加え、保留球数が大きくなる程、有効ライン数が増加するよう構成されている結果、保留が上限に達していない状況で、識別情報の変動表示がリーチ態様となった場合でも、遊技球を発射し続けるモチベーションを遊技者に付与することができるという効果を奏する。
本発明(3)によれば、保留の上限を超えた場合、当該保留を超えた分の入球個数と有効ライン数とをリンクさせるという、これまでに存在しない斬新な表示手法を採用しているので、遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。
本発明(4)によれば、前記効果に加え、当該保留を超えた分の入球個数が大きくなる程、有効ライン数が増加するよう構成されている結果、保留が上限に達した場合の止め打ちを有効に防止でき、その結果、遊技機の稼働率を向上させることが可能になるという効果を奏する。
本発明(5)によれば、保留球数と有効ライン数とをリンクさせるという、これまでに存在しない斬新な表示手法を採用しているので、従来の第1種の機能を複数(例えば2つ)有する機種における遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。
本発明(6)によれば、前記効果に加え、保留球数が大きくなる程、有効ライン数が増加するよう構成されている結果、保留が上限に達していない状況で、識別情報の変動表示がリーチ態様となった場合でも、遊技球を発射し続けるモチベーションを遊技者に付与することができるという効果を奏する。
本発明(7)によれば、保留の上限を超えた場合、当該保留を超えた分の入球個数と有効ライン数とをリンクさせるという、これまでに存在しない斬新な表示手法を採用しているので、従来の第1種の機能を複数(例えば2つ)有する機種における遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。
本発明(8)によれば、前記効果に加え、当該保留を超えた分の入球個数が大きくなる程、有効ライン数が増加するよう構成されている結果、保留が上限に達した場合の止め打ちを有効に防止でき、その結果、遊技機の稼働率を向上させることが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の最良形態(各種変更例を含む)を説明する。尚、以下の最良形態は、従来の第1種パチンコ遊技機を二つ混在させたような機種であるが、これに限定されず、例えば他の遊技機(例えば、従来の第1種の機能を二つと従来の第2種の機能を一つ有する遊技機)に応用された場合も本発明の範囲内である。尚、あくまで最良の形態であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、本最良形態での有効ライン数は5ラインであるが、当該ライン数も限定されず、例えばマルチラインであってもよいことはいうまでもない。
ここで、本発明の最良形態は大別して二つある。第一最良形態は、第1遊技における保留球と第2遊技における保留球の合計数に基づき、第1遊技及び第2遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数が変動する形態である。そして、第二最良形態は、第1遊技における仮想保留球(実保留球を超えて始動口に入賞した遊技球の数)と第2遊技における仮想保留球の合計数に基づき、第1遊技及び第2遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数が変動する形態である。更に、夫々の形態に関しては、複数の特別遊技が同時に実行されることを回避するために、後述する「強制一時停止タイプ」(タイプA)及び「強制ハズレ図柄差換タイプ」(タイプB)が夫々存在する。以下、まず、第一最良形態のタイプAについて説明する。
まず、図1を参照しながら、第一最良形態(タイプA)に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。尚、図中の点線囲み(2143、2243)は、第二最良形態に係る要素であるのでここでは説明しない。
はじめに、パチンコ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1特図始動口2110、第2特図始動口2210、普図入賞口2310、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220、第1特別図柄表示装置2130、第2特別図柄表示装置2230、第1演出表示装置2140、第2演出表示装置2240、普通図柄表示装置2320、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
まず、第1特図始動口2110は、第1遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1特図始動口2110は、第1入球検出装置2111と、第1電動役物2112と、第1電動役物2112を開閉させるための第1電動役物ソレノイド132とを備える。ここで、第1入球検出装置2111は、第1特図始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1特図始動口入球情報を生成する。次に、第1電動役物2112は、第1特図始動口2110に遊技球が入賞し得る通常状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、第2特図始動口2210は、第2遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2特図始動口2210は、第2入球検出装置2211を備える。ここで、第2入球検出装置2211は、第2特図始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2特図始動口入球情報を生成する。
次に、普図入賞口2310は、入球検出装置2311を備える。ここで、入球検出装置2311は、普図入賞口2310への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す普図始動口入球情報を生成する。尚、普図入賞口2310への遊技球の入球は、第1特図始動口2110の第1電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)は、第1特別図柄(第2特別図柄)が所定態様で停止した場合、「大当たり」として開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の左上方(右上方)に位置した、第1遊技(第2遊技)に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)は、遊技球の入球を検出するための第1入球検出装置2121(第2入球検出装置2221)と、第1電動役物2122(第2電動役物2222)と、第1電動役物2122(第2電動役物2222)を開閉させるための大入賞口ソレノイド2330(大入賞口ソレノイド12330)とを備える。ここで、第1入球検出装置2121(第2入球検出装置2221)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報(第2大入賞口入球情報)を生成する。第1電動役物2122(第2電動役物2222)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を可変させる。
次に、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)は、第1遊技(第2遊技)に対応する第1特別図柄(第2特別図柄)の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)は、第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)と、第1特図保留表示部2132(第2特図保留表示部2232)とを備える。ここで、第1特図保留表示部2132(第2特図保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1遊技(第2遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない特別図柄の変動数)に相当する。尚、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1特別図柄(第2特別図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字で表示される。
尚、第1特別図柄(第2特別図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本最良形態では、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1特別図柄(第2特別図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)のような液晶ディスプレーに、第1特別図柄(第2特別図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)は、主として、第1特別図柄(第2特別図柄)と連動して変動・停止する第1装飾図柄(第2装飾図柄)を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)は、第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)と、第1装図保留表示部2142(第2装図保留表示部2242)とを備える。ここで、第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の第1装飾図柄(第2装飾図柄)変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)は、本最良形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、第1装図保留表示部2142(第2装図保留表示部2242)は、4個のランプから構成され、当該ランプは、第1特別図柄(第2特別図柄)の保留ランプと連動している。尚、第1演出表示装置2140と第2演出表示装置2240は、夫々の背景に対照的な色を施して視覚的に区別させてもよい。
次に、普通図柄表示装置2320は、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、普通図柄表示装置2320は、普図表示部2321と、普図保留表示部2322とを備える。ここで、普図保留表示部2322は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、普通図柄変動の保留数(実行されていない普通図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の周囲に設置され、遊技球の流路、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、パチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に第1特図始動口2110(第2特図始動口2210)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置1000と、遊技内容に興趣性を付与する第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)上での各種演出に係る表示制御を行う第1演出表示制御手段2150{第2演出表示制御手段2250}と、遊技の興趣性を高める演出が表示される第1演出表示装置2140及び第2演出表示装置2240と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、パチンコ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、パチンコ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本最良形態(第一最良形態のタイプA)に係るパチンコ遊技機の各種機能について説明する。尚、図中の点線囲みに係る手段は、本最良形態のタイプB・変更例・第二最良形態・第二最良形態の変更例に係るものであるので、これらについては後述する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器2000と、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出装置3000と情報伝達可能に接続されている。その他、図示しないが、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。尚、主制御装置1000は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、本最良形態では、主制御装置1000に払出制御機能を持たせているが、例えば賞球払出装置3000内に持たせるように構成してもよい。同様に、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、第1遊技・第2遊技・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、第1遊技と第2遊技との調整を行なう遊技間調整手段1200と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(例えば、確率変動当たり、回数制限付き時間短縮当たり、通常当たり、ハズレ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信手段1300と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出装置3000を制御する賞球払出決定手段1400とを有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための抽選手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第1特図始動口2110の第1電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電チュー開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な各特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1遊技及び第2遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、特別遊技状態、電チュー開閉に関連した状態(易開放状態、非易開放状態)、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190とを有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1特図始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第1特図始動口入球判定手段1111と、第2特図始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第2特図始動口入球判定手段1112と、普図入賞口2310に遊技球が流入したか否かを判定する普図始動口入球判定手段1113とを有している。
次に、抽選手段1120は、第1特図始動口2110への遊技球の入球に基づき遊技内容決定乱数(第1乱数)を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得する第1特図抽選手段1121と、第2特図始動口2210への遊技球の入球に基づき遊技内容決定乱数(第2乱数)を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得する第2特図抽選手段1122と、普通図柄当選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための普図抽選手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類により割り振られた「0」〜「65535」(当選乱数)や「0」〜「255」(変動態様決定乱数)といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、取得した遊技内容決定乱数に基づく第1図柄変動が許可されていない場合に当該乱数を第1特図保留情報一時記憶手段1131aに記憶するための第1特図保留手段1131と、取得した遊技内容決定乱数に基づく第2図柄変動が許可されていない場合に当該乱数を第2特図保留情報一時記憶手段1132aに記憶するための第2特図保留手段1132と、普通図柄変動許可が下りていない状況で取得した普通図柄当選乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで保留するための普図保留手段1133とを有している。ここで、第1特図保留手段1131、第2特図保留手段1132及び普図保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1特図保留情報一時記憶手段1131a、第2特図保留情報一時記憶手段1132a及び普図保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数(第1乱数)に基づき、第1特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1特図内容決定手段1141と、取得した遊技内容決定乱数(第2乱数)に基づき、第2特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2特図内容決定手段1142と、取得した普通図柄当選乱数に基づき普通図柄の停止図柄を決定する普図内容決定手段1143とを有している。
ここで、第1特図内容決定手段1141は、第1特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1特図内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該第1特図内容決定用抽選テーブル1141aは、遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(通常遊技→第1特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1、確率変動遊技→第1特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2、時間短縮遊技→第1特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3)。また、第2特図内容決定手段1142は、第2特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2特図内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該第2特図内容決定用抽選テーブル1142aは、遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(通常遊技→第2特図通常遊技状態用抽選テーブル1142a−1、確率変動遊技→第2特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1142a−2、時間短縮遊技→第2特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1142a−3)。更に、普図内容決定手段1143は、普通図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される普図内容決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該普図内容決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→普図通常用抽選テーブル1143a−1、確率変動遊技及び時間短縮遊技→普図時間短縮用抽選テーブル1143a−2)。
尚、本最良形態において、上記における第1特図内容決定手段1141が有する抽選テーブル(第1特図内容決定用抽選テーブル1141a)と第2特図内容決定手段1142が有する抽選テーブル(第2特図内容決定用抽選テーブル1142a)は、実質的に同等の特徴を有する。即ち、大当たりの抽選確率や選択される変動態様に係る変動時間は、基本的には同等である。また、図示しないが、上記における第1特図内容決定用抽選テーブル1141aの各抽選テーブル(第1特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1、第1特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2、第1特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3)及び第2特図内容決定用抽選テーブル1142aの各抽選テーブル(第2特図通常遊技状態用抽選テーブル1142a−1、第2特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1142a−2、第2特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1142a−3)は、変動態様を決定するに際し、夫々が複数の抽選テーブルを有しており、所定条件を充足した場合(例えば保留球が所定数以上)では、短い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択され、他方、所定条件を充足しない場合(例えば保留球が所定数未満)では、長い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択されるように構成されている。尚、本形態では、第1特別図柄に関する抽選テーブルと第2特別図柄に関する抽選テーブルとを別々のものとして構成したが、第1特別図柄に関する抽選テーブルと第2特別図柄に関する抽選テーブルとを共通のものとして構成してもよい。
次に、表示制御手段1150は、第1特別図柄表示装置2130の第1特図表示部2131上で、所定時間第1特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1特図制御手段1151と、第2特別図柄表示装置2230の第2特図表示部2231上で、所定時間第2特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2特図制御手段1152と、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上で、所定時間普通図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う普図制御手段1153とを有している。
ここで、第1特図制御手段1151は、前記第1特図内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1特図変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1特図変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1特図変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2特図制御手段1152は、前記第2特図内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2特図変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2特図変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2特図変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、普図制御手段1153は、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上での普通図柄の変動時間を管理するための普図変動時間管理手段1153aを有している。また、普図変動時間管理手段1153aは、時間を計測可能な普図変動管理用タイマ1153a−1を更に備えている。
次に、電チュー開閉制御手段1160は、第1特図始動口2110の第1電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第1特図始動口2110の第1電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、停止した第1特別図柄が所定態様であるか否かの判定を行うと共に、当たりに当選しており(当たりフラグが発生しており)、かつ、所定態様である場合には、第1大入賞口2120を所定条件で開状態にするという第1特別遊技を実行するための第1特別遊技制御手段1171と、停止した第2特別図柄が所定態様であるか否かの判定を行うと共に、当たりに当選しており(当たりフラグが発生しており)、かつ、所定態様である場合には、第2大入賞口2220を所定条件で開状態にするという第2特別遊技を実行するための第2特別遊技制御手段1172とを有している。
ここで、第1特別遊技制御手段1171は、第1特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定する第1条件判定手段1171aと、前記条件を充足している場合に、第1特別遊技を実行するための第1特別遊技実行手段1171bと、第1特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための第1特別遊技時間管理手段1171cとを有している。また、第1特別遊技時間管理手段1171cは、時間を計測可能な第1特別遊技用タイマ1171c−1を更に有している。
また、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定する第2条件判定手段1172aと、前記条件を充足している場合に、第2特別遊技を実行するための第2特別遊技実行手段1172bと、第2特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための第2特別遊技時間管理手段1172cとを有している。また、第2特別遊技時間管理手段1172cは、時間を計測可能な第2特別遊技用タイマ1172c−1を更に有している。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、本最良形態においては、時短回数は100回であり、当該時短中には、非時短中と比較して、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、普通図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、第1特図始動口2110の第1電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本最良形態における時短は、第1特別図柄の変動回数と第2特別図柄の変動回数の合計値が100回を超えた場合に終了する。即ち、時短回数は、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動(停止)毎に減算される。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、回数制限付きの確率変動遊技において終了回数に到達したか否かを判定する機能を有していたり(回数制限付確率変動遊技機能を有するパチンコ遊技機の場合)、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するパチンコ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための第1遊技状態一時記憶手段1191と、第2遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための第2遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193と、その他一般遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための一般遊技状態一時記憶手段1194とを有している。
ここで、第1遊技状態一時記憶手段1191は、第1遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の第1特別図柄(変動開始条件が成立した第1特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1特図情報一時記憶手段1191bと、第1特別遊技に関する情報(ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cとを有している。
また、第2遊技状態一時記憶手段1192は、第2遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、現在変動中の第2特別図柄(変動開始条件が成立した第2特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第2特図情報一時記憶手段1192bと、第2特別遊技に関する情報(ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192cとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、補助遊技に関する情報(例えば、普通図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1193aと、現在変動中の普通図柄(変動開始条件が成立した普通図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための普図情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技間調整手段1200は、各種一時記憶手段(第1特図保留情報一時記憶手段1131a、第2特図保留情報一時記憶手段1132a、普図保留情報一時記憶手段1133a、遊技状態一時記憶手段1190)を参照することにより、現在の遊技状態を逐次確認する遊技状態確認手段1210と、第1遊技及び第2遊技の一方が特別遊技に移行した際に、他方の特別遊技の移行を回避するための作動回避制御手段1220と、各調整モードの実行処理や調整モードの切替処理等を実行するための調整モード制御手段1230とを有している。
ここで、切替条件は、例えば、第1特別図柄及び第2特別図柄が所定の変動態様(例えば、リーチ態様やスーパーリーチ態様)又は特定の停止図柄(例えば、「123」といった連続した数字列や「776」といったハズレリーチ停止図柄)である場合;第1特別図柄及び第2特別図柄又は第1普通図柄及び第2普通図柄の変動回数が所定値に到達した場合;ある遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態、特定遊技状態)から、当該遊技状態とは遊技者の利益状態が異なる別の遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態、特定遊技状態)へ移行した場合;特別図柄の保留数の合計数が所定値に到達した場合;内蔵タイマが所定時間に到達した場合(例えば、夕方6時になるとモード切替が実行される);遊技領域に設けられた所定の入球口へ遊技球が入球又は所定個数入球した場合;のいずれか又はこれらの組み合わせを挙げることができる。この切替条件は、図示しない入力手段により、遊技者及び/又はホール側で適宜変更可能に構成してもよい。
ここで、遊技状態確認手段1210は、第1調整モードにおける、第1特別図柄に係る保留と第2特別図柄に係る保留の解除順序を記憶するための保留順序一時記憶手段1211を更に有する。
また、作動回避制御手段1220は、第1遊技及び第2遊技の一方が特別遊技に移行したか否かを判定するための作動回避判定手段1221と、作動回避条件を充足した場合に作動回避処理を実行するための作動回避実行手段1222とを備えている。
ここで、作動回避実行手段1222は、第1遊技及び第2遊技の一方が特別遊技に移行した場合、当該特別遊技の間、他方の遊技に係る特別図柄の変動を禁止するための特図変動禁止手段1222aと、第1遊技及び第2遊技の一方が特別遊技に移行した場合、当該特別遊技の間、他方の遊技に係る特別図柄の変動を一時停止するための特図変動タイマ一時停止手段1222bとを有している。
また、調整モード制御手段1230は、第1調整モード下で図柄変動が許可された場合、保留順序一時記憶手段1211を参照して、第1特別図柄と第2特別図柄のいずれを変動させるかを判定する直列モード図柄変動タイミング判定手段1231と、第1調整モードと第2調整モードとの切替条件を充足しているか否かを判定するための切替条件充足判定手段1232と、調整モード制御に関する情報を一時記憶するための調整モード関連情報一時記憶手段1233とを更に有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器2000は、第1遊技側の周辺機器である第1遊技周辺機器2100と、第2遊技側の周辺機器である第2遊技周辺機器2200と、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2300とを有している。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1遊技周辺機器2100は、第1特別遊技移行の契機となる第1特図始動口2110と、通常遊技の際には閉状態にあり、第1特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、第1特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1特別図柄表示装置2130と、第1装飾図柄の停止表示及び変動表示や特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、第1演出に係る表示を行う第1演出表示装置2140と、第1演出に係る一切の表示制御を司る第1演出表示制御手段2150とを有している。尚、第1演出は、第1特別図柄の変動と時間的に同期の取れた形での第1装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。
ここで、第1演出表示制御手段2150は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための第1表示情報受信手段2151と、主として、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、第1演出表示装置2140での演出表示制御を行う第1表示制御手段2152とを有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、第1表示情報受信手段2151は、主制御装置1000側からの第1遊技に関する図柄情報を一時記憶するための第1メイン側情報一時記憶手段2151aを有している。尚、第1メイン側情報一時記憶手段2151aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
また、第1表示制御手段2152は、第1演出表示装置2140の第1装図表示部2141上での第1装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る第1装飾図柄表示制御手段2152aと、第1演出表示装置2140の第1装図保留表示部2142上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る第1装図保留情報表示制御手段2152bとを有している。
ここで、第1装飾図柄表示制御手段2152aは、第1メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、第1装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための第1装図表示内容決定手段2152a−1と、第1遊技側の保留球個数と第2遊技側の保留球個数との合算値に基づき、第1装飾図柄の有効ライン数を増減する表示を行う第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2と、第1装図表示内容決定手段2152a−1により決定された前記停止図柄や変動態様などの第1装飾図柄に関する一切の情報を一時記憶するための第1装図情報一時記憶手段2152a−3と、第1装飾図柄に関する一切のデータを記憶するための第1装図情報記憶手段2152a−4とを更に有している。
ここで、第1装図表示内容決定手段2152a−1は、第1装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための第1装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1を更に有している。
また、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2は、第1遊技側の第1装図保留情報一時記憶手段2152b−1及び第2遊技側の第2装図保留情報一時記憶手段2252b−1にアクセスし、保留球個数情報を夫々取得すると共に、当該情報の合算値を第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1に一時記憶するための第1装図保留球個数情報取得手段2152a−2−1を有している。更に、第1装図保留球個数情報取得手段2152a−2−1は、第1遊技側の保留球個数と第2遊技側の保留球個数との合算値を一時記憶するための第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1を更に有している。
また、第1装図保留情報表示制御手段2152bは、現在の保留球数を一時記憶するための第1装図保留情報一時記憶手段2152b−1を更に有している。
尚、第1演出表示制御手段2150は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本最良形態においては、第1演出表示制御手段2150が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、第2遊技周辺機器2200は、第2特別遊技移行の契機となる第2特図始動口2210と、通常遊技の際には閉状態にあり、第2特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、第2特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2特別図柄表示装置2230と、第2装飾図柄の停止表示及び変動表示や特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、第2演出に係る表示を行う第2演出表示装置2240と、第2演出に係る一切の表示制御を司る第2演出表示制御手段2250とを有している。尚、第2演出は、第2特別図柄の変動と時間的に同期の取れた形での第2装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。
ここで、第2演出表示制御手段2250は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための第2表示情報受信手段2251と、主として、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、第2演出表示装置2240での演出表示制御を行う第2表示制御手段2252とを有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、第2表示情報受信手段2251は、主制御装置1000側からの第2遊技に関する図柄情報を一時記憶するための第2メイン側情報一時記憶手段2251aを有している。尚、第2メイン側情報一時記憶手段2251aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
また、第2表示制御手段2252は、第2演出表示装置2240の第2装図表示部2241上での第2装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る第2装飾図柄表示制御手段2252aと、第2演出表示装置2240の第2装図保留表示部2242上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る第2装図保留情報表示制御手段2252bとを有している。
ここで、第2装飾図柄表示制御手段2252aは、第2メイン側情報一時記憶手段2251a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、第2装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための第2装図表示内容決定手段2252a−1と、
第1遊技側の保留球個数と第2遊技側の保留球個数との合算値に基づき、第2装飾図柄の有効ライン数を増減する表示を行う第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2と、第2装図表示内容決定手段2252a−1により決定された前記停止図柄や変動態様などの第2装飾図柄に関する一切の情報を一時記憶するための第2装図情報一時記憶手段2252a−3と、第2装飾図柄に関する一切のデータを記憶するための第2装図情報記憶手段2252a−4とを更に有している。
ここで、第2装図表示内容決定手段2252a−1は、第2装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための第2装図変動内容決定用抽選テーブル2252a−1−1を更に有している。
また、第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2は、第1遊技側の第1装図保留情報一時記憶手段2152b−1及び第2遊技側の第2装図保留情報一時記憶手段2252b−1にアクセスし、保留球個数情報を夫々取得すると共に当該情報の合算値を第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1に一時記憶するための第2装図保留球個数情報取得手段2252a−2−1を有している。更に、第2装図保留球個数情報取得手段2252a−2−1は、第1遊技側の保留球個数と第2遊技側の保留球個数との合算値を一時記憶するための第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1を更に有している。
また、第2装図保留情報表示制御手段2252bは、現在の保留球数を一時記憶するための第2装図保留情報一時記憶手段2252b−1を更に有している。
尚、第2演出表示制御手段2250は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本最良形態においては、第2演出表示制御手段2250が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。尚、本最良形態においては、第1演出表示制御手段2150と第2演出表示制御手段2250とを機能的に分けたが、これらを一体として構成してもよい。
次に、補助遊技周辺機器2300は、第1特図始動口2110の第1電動役物2112の開放の契機となる普図入賞口2310と、普通図柄の停止表示及び変動表示が可能な普通図柄表示装置2320とを有している。
尚、第1特別図柄表示装置2130、第2特別図柄表示装置2230及び普通図柄表示装置2320が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る第1演出表示装置2140及び第2演出表示装置2240が、第1演出表示制御手段2150及び第2演出表示制御手段2250と夫々情報伝達可能に接続されている。即ち、第1特別図柄表示装置2130、第2特別図柄表示装置2230及び普通図柄表示装置2320は、主制御装置1000により制御され、第1演出表示装置2140及び第2演出表示装置2240は、第1演出表示制御手段2150及び第2演出表示制御手段2250により夫々制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、本最良形態(第一最良形態のタイプA)に係る処理の流れを説明する。まず、図4は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図4に示すように、まず、ステップ10で、主制御装置1000は、第1特別遊技及び第2特別遊技移行に係る始動口(間接的に寄与する普図始動口も含む)への入賞に関する処理を行う入賞処理10を実行する。次に、ステップ12で、主制御装置1000は、第1特別遊技中でも第2特別遊技中でもないか否か{即ち、特別遊技関連フラグ(特別遊技移行許可フラグ、特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か}を判定する。ステップ12でYesの場合、ステップ14で、主制御装置1000は、通常遊技制御処理を実行し、ステップ5000に移行する。他方、ステップ12でNoの場合、ステップ16で、主制御装置1000は、特別遊技制御処理を実行し、ステップ5000に移行する。そして、ステップ5000で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出装置3000を駆動して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ10に戻る。
次に、図5は、図4におけるステップ10のサブルーチンに係る、入賞処理のフローチャートである。まず、ステップ1100で、主制御装置1000は、普通図柄当選乱数取得処理を実行する。そして、ステップ1300で、主制御装置1000は、特別遊技内容決定乱数取得処理を実行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、普図始動口入球判定手段1113は、普図入賞口2310に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、普図抽選手段1123は、普図保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、普図抽選手段1123は、普通図柄当選乱数を取得する。次に、ステップ1108で、普図保留手段1133は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を普図保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(特別遊技内容決定乱数取得処理1300)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(特別遊技内容決定乱数取得処理1300)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、特別遊技内容決定乱数取得処理フローチャートである。まず、ステップ1302で、第1特図始動口入球判定手段1111は、第1特図始動口2110の第1入球検出装置2111から第1特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1特図抽選手段1121は、第1特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1特図抽選手段1121は、遊技内容決定乱数(第1乱数)を取得する。そして、ステップ1308で、遊技状態確認手段1210は、調整モード関連情報一時記憶手段1233を参照することにより、現在の遊技状態が第1調整モードであるか否かを確認する。ステップ1308でYesの場合、ステップ1309で、遊技間調整手段1200は、第1特図保留情報一時記憶手段1131a及び第2特図保留情報一時記憶手段1132aの保留数を踏まえ、これらの保留が解除された後に解除されるよう、第1特図保留情報一時記憶手段1131aにリンク解除(入賞)順序を保留順序一時記憶手段1211に記憶する。例えば、第1特図保留情報一時記憶手段1131aに3個保留されており第2特図保留情報一時記憶手段1132aに2個保留されている状況で新たに第1特図始動口2110に入賞した場合には、当該入賞に対して「6番目」という入賞順序が保留順序一時記憶手段1211に記憶されることになる。他方、ステップ1308でNoの場合には、ステップ1309をスキップする。次に、ステップ1312で、第1特図保留手段1131は、当該遊技内容決定乱数を第1特図保留情報一時記憶手段1131aに記憶する。次に、ステップ1314で、第2特図始動口入球判定手段1112は、第2特図始動口2210の第2入球検出装置2211から第2特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2特図抽選手段1122は、第2特図保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1316でYesの場合、ステップ1318で、第2特図抽選手段1122は、遊技内容決定乱数(第2乱数)を取得する。そして、ステップ1320で、遊技状態確認手段1210は、調整モード関連情報一時記憶手段1233を参照することにより、現在の遊技状態が第1調整モードであるか否かを確認する。ステップ1320でYesの場合、ステップ1321で、遊技間調整手段1200は、第1特図保留情報一時記憶手段1131a及び第2特図保留情報一時記憶手段1132aの保留数を踏まえ、これらの保留が解除された後に解除されるよう、保留順序一時記憶手段1211にリンク解除(入賞)順序を記憶する。例えば、第1特図保留情報一時記憶手段1131aに3個保留されており第2特図保留情報一時記憶手段1132aに2個保留されている状況で新たに第2特図始動口2210に入賞した場合には、当該入賞に対して「6番目」という入賞順序が保留順序一時記憶手段1211に記憶されることになる。他方、ステップ1320でNoの場合には、ステップ1321をスキップする。次に、ステップ1324で、第2特図保留手段1132は、当該遊技内容決定乱数を第2特図保留情報一時記憶手段1132aに記憶し、次の処理(ステップ12)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にはステップ1314に移行し、ステップ1314及びステップ1316でNoの場合には次の処理(ステップ12)に移行する。
次に、図8は、図4におけるステップ14のサブルーチンに係る、通常遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1700で、主制御装置1000は、後述する調整モード切替処理を実行する。次に、ステップ100で、遊技状態確認手段1210は、調整モード関連情報一時記憶手段1233を参照することにより、現在の遊技状態が第1調整モードであるか否かを確認する。ステップ100でYesの場合、ステップ102で、遊技状態確認手段1210は、第1遊技状態一時記憶手段1191及び第2遊技状態一時記憶手段1192を参照することにより、現在の遊技状態を確認すると共に、直列モード図柄変動タイミング判定手段1231は、当該確認情報を踏まえ、第1図柄の変動タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ102でYesの場合、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述の第1特別図柄表示処理を実行し、ステップ1500に移行する。他方、ステップ102でNoの場合、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述の第2特別図柄表示処理を実行し、ステップ1500に移行する。
他方、ステップ100でNoの場合、即ち、第2調整モードである場合には、ステップ1400(3)で、主制御装置1000は、後述の第1特別図柄表示処理を実行する。そして、ステップ1400(4)で、主制御装置1000は、後述の第2特別図柄表示処理を実行し、ステップ1500に移行する。
次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電チュー駆動判定処理を実行し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、図9は、図8におけるステップ1700のサブルーチンに係る、調整モード切替処理のフローチャートである。まず、ステップ1702で、遊技状態確認手段1210は、第1遊技状態一時記憶手段1191及び第2遊技状態一時記憶手段1192を参照することにより、現在の遊技状態を確認すると共に、切替条件充足判定手段1232は、当該確認情報を踏まえ、切替条件を充足しているか否かを判定する。ステップ1702でYesの場合、ステップ1704で、調整モード制御手段1230は、調整モード関連情報一時記憶手段1233を参照し、切り替えるべき調整モードが第1調整モードであるか否かを判定する。ステップ1704でYesの場合、ステップ1705で、遊技状態確認手段1210は、第1特図変動管理用タイマ1151a−1及び第2特図変動管理用タイマ1152a−1を参照することにより、切替タイミング(いずれか一方の図柄変動が停止)に到達したか否かを判定する。ステップ1705でYesの場合、ステップ1706で、調整モード制御手段1230は、調整モード関連情報一時記憶手段1233中に記憶されていた調整モードを第1調整モードに書き換えることにより、調整モードを第1調整モードに切替える。そして、ステップ1708で、遊技状態確認手段1210が、第1特図保留情報一時記憶手段1131a及び第2特図保留情報一時記憶手段1132aを参照することにより、夫々に記憶されている保留数情報を取得した後、調整モード制御手段1230が、前記保留数情報を踏まえてリンク解除順序をセットし(例えば機械的に交互に割り振る形でセットし)、次の処理(ステップ100)に移行する。例えば、第1特図保留情報一時記憶手段1131aに保留球が4個あり、第2特図保留情報一時記憶手段1132aに保留球が2個ある場合には、第1図柄変動→第2図柄変動→第1図柄変動→第2図柄変動→第1図柄変動→第1図柄変動、といった具合に、まずは交互に解除し一方の保留が無くなった場合に他方の保留を解除する順序をセットする。
他方、ステップ1704でNoの場合、ステップ1710で、調整モード制御手段1230は、調整モード関連情報一時記憶手段1233中に記憶されていた調整モードを第2調整モードに書き換えることにより、調整モードを第2調整モードに切替える。そして、ステップ1712で、調整モード制御手段1230は、保留順序一時記憶手段1211に記憶されているリンク解除順序をリセットし、次の処理(ステップ100)に移行する。尚、ステップ1702及び1705でNoの場合にも、次の処理(ステップ100)に移行する。
次に、図10は、図8におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第一調整モード(直列:擬似通常遊技状態)における第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである。まず、ステップ1402で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。
ここで、この変動開始条件は、特別遊技中や図柄変動中でないことに加え、当該調整モード(第一調整モード)においては、調整モード制御手段1230からの図柄変動開始許可が下りていることが条件となる。即ち、調整モード制御手段1230が、保留順序一時記憶手段1211を参照し、今回の保留解除が第1特別図柄及び第2特別図柄のいずれに係るものであるかを確認し、当該確認情報に基づき、第1特図内容決定手段1141又は第2特図内容決定手段1142に変動開始許可コマンドを送信する。
ステップ1402でYesの場合、ステップ1404で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照して、確率変動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1404でYesの場合、ステップ1406で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、参照テーブルとして第1特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2(第2特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1142a−2)をセットし、ステップ1414に移行する。
他方、ステップ1404でNoの場合、ステップ1408で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1408でYesの場合、ステップ1410で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、参照テーブルとして第1特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3(第2特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1142a−3)をセットし、ステップ1414に移行する。
他方、ステップ1408でNoの場合、ステップ1412で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、参照テーブルとして第1特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1(第2特図通常遊技状態用抽選テーブル1142a−1)をセットし、ステップ1414に移行する。
次に、ステップ1414で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1特図保留情報一時記憶手段1131a(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る遊技内容決定乱数を読み出す。そして、ステップ1416で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、セットした各抽選テーブルを参照し、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び特別図柄決定乱数)に基づいて特別図柄に関する停止図柄を決定すると共に、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び変動態様決定乱数)に基づいて特別図柄の変動態様を決定し、これらを第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。そして、ステップ1417で、遊技制御手段1100は、抽選結果が当たりか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、遊技制御手段1100は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の当たりフラグをオンにする。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。次に、ステップ1419で、情報送信手段1300は、ステップ1416で決定した特別図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態を第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に送信する。次に、ステップ1420で、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)が、所定時間(前記ステップ1416で決定した変動態様に係る変動時間)を第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1422で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上で、第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1434で、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)が、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1434でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1434でYesの場合、ステップ1436で、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に送信する。次に、ステップ1438で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上での特別図柄の変動表示を停止し、第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)は、第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)をリセットする。次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1434に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図11は、図8におけるステップ1400(3){ステップ1400(4)}のサブルーチンに係る、第二調整モード(並列:擬似確率変動遊技状態)における第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである。まず、ステップ1402Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。
ここで、この変動開始条件は、特別遊技中でないことと、第1特別図柄(第2特別図柄)の変動開始に関しては第1特別図柄(第2特別図柄)の変動中でないことのみである。即ち、第1調整モードと異なり、第1特別図柄(第2特別図柄)の変動開始に際し、第2特別図柄(第1特別図柄)が変動中であることは変動開始制限条件にはならない。
次に、ステップ1402AでYesの場合、ステップ1404Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照して、確率変動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1404AでYesの場合、ステップ1406Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、参照テーブルとして第1特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2(第2特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1142a−2)をセットし、ステップ1414Aに移行する。
他方、ステップ1404AでNoの場合、ステップ1408Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1408AでYesの場合、ステップ1410Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、参照テーブルとして第1特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3(第2特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1142a−3)をセットし、ステップ1414Aに移行する。
他方、ステップ1408AでNoの場合、ステップ1412Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、参照テーブルとして第1特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1(第2特図通常遊技状態用抽選テーブル1142a−1)をセットし、ステップ1414Aに移行する。
次に、ステップ1414Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1特図保留情報一時記憶手段1131a(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る遊技内容決定乱数を読み出す。そして、ステップ1416Aで、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、セットした各抽選テーブルを参照し、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び特別図柄決定乱数)に基づいて特別図柄に関する停止図柄を決定すると共に、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び変動態様決定乱数)に基づいて特別図柄の変動態様を決定し、これらを第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。そして、ステップ1417Aで、遊技制御手段1100は、抽選結果が当たりか否かを判定する。ステップ1417AでYesの場合、ステップ1418Aで、遊技制御手段1100は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の当たりフラグをオンにする。他方、ステップ1417AでNoの場合には、ステップ1418Aをスキップする。次に、ステップ1419Aで、情報送信手段1300が、ステップ1416Aで決定した特別図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態を第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に送信する。次に、ステップ1420Aで、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)が、所定時間(前記ステップ1416Aで決定した変動態様に係る変動時間)を第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1422Aで、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上で、第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446Aで、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンにする。
ここで、以下の処理を詳述する前に、第2調整モードにおける本タイプAの特徴である、タイマ一時停止処理の概要を説明する。当該処理は、第2(第1)特別遊技実行中に、第1(第2)特別図柄変動に係るタイマを一時停止させることにより、第2(第1)特別遊技実行中における第1(第2)特別遊技への移行を防止するものである。即ち、第2(第1)特別遊技実行中は、第1(第2)特別図柄が変動し続ける。
そこで、フローチャートに戻ると、ステップ1424Aで、遊技状態確認手段1210は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192aを参照することにより、現在特別遊技関連フラグ(例えば、特別遊技移行許可フラグ、特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か、即ち、現在第2(第1)特別遊技が実行中でないか否かを確認する。
ステップ1424AでYesの場合、ステップ1426Aで、遊技状態確認手段1210は、第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)を更に参照することにより、現在特別図柄変動タイマが停止中であるか否かを確認する。ステップ1426AでYesの場合、ステップ1428Aで、特図変動タイマ一時停止手段1222bは、一時停止中であった第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)をオンにする。そして、ステップ1429Aで、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に図柄変動の再開信号を送信し、ステップ1434Aに移行する。
他方、ステップ1424AでNoの場合、ステップ1430Aで、遊技状態確認手段1210は、第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)を更に参照することにより、現在特別図柄変動タイマが動作中であるか否かを確認する。ステップ1430AでYesの場合、ステップ1432Aで、特図変動タイマ一時停止手段1222bは、動作中の第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)を一時停止状態にする。そして、ステップ1433Aで、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に図柄変動の一時停止信号を送信し、ステップ1434Aに移行する。尚、ステップ1426A及びステップ1430AでNoの場合にもステップ1434Aに移行する。
次に、ステップ1434Aで、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)が、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1434AでNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1434AでYesの場合、ステップ1436Aで、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に送信する。次に、ステップ1438Aで、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上での特別図柄の変動表示を停止し、第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440Aで、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442Aで、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)は、第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)をリセットする。次に、ステップ1450Aで、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402AでNoの場合には、ステップ1444Aで、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444AでYesの場合にはステップ1424Aに移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図12は、図10及び図11におけるステップ1450(1)及び(3)A{ステップ1450(2)及び(4)A}のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオフにし、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。
次に、図13は、図8におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、第1条件判定手段1171a(第2条件判定手段1172a)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、第1条件判定手段1171a(第2条件判定手段1172a)は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上に表示された特別図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1506及びステップ1508で、第1条件判定手段1171a(第2条件判定手段1172a)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に当たりフラグをオフにする。そして、ステップ1550で、主制御装置1000は、後述する特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ1200の電チュー駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ1200の電チュー駆動判定処理)に移行する。
次に、図14は、図13におけるステップ1550のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1552及び1554で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の特定遊技フラグ(確率変動フラグ・時間短縮フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。そして、ステップ1556で、特定遊技制御手段1180は、第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上で停止した第1特別図柄(第2特別図柄)が確率変動当たりであるか否かを判定する。ステップ1556でYesの場合、ステップ1558及びステップ1560で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の確率変動フラグと時間短縮フラグとを夫々オンにし、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。尚、特定遊技フラグ(確率変動フラグ・時間短縮フラグ)を第1遊技側及び第2遊技側夫々にセットする理由は、第1遊技と第2遊技とを同じ遊技状態にすることを担保するためである。即ち、第1遊技及び第2遊技が通常遊技状態の場合において、第1遊技側で確率変動当たりとなった場合は、第1特別遊技終了後に第2遊技側も確率変動遊技状態となる。
他方、ステップ1556でNoの場合、ステップ1562で、特定遊技制御手段1180は、第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上で停止した特別図柄が時間短縮変動当たりであるか否かを判定する。ステップ1562でYesの場合、ステップ1564で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の時間短縮フラグを夫々オンする。次に、ステップ1566で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば100)をセットし、次の処理(ステップ1200の電チュ−駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1562でNoの場合にも、次の処理(ステップ1200の電チュ−駆動判定処理)に移行する。
次に、図15は、図8におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電チュー駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電チュ−開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、電チュ−開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、普図制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、普通図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、普図内容決定手段1143は、普図保留情報一時記憶手段1133aにアクセスし、普通図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1208で、普図内容決定手段1143は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、現在特別遊技中(特別遊技移行許可フラグオン又は特別遊技実行フラグオン)でないか否かを判定する。ステップ1208でYesの場合、ステップ1210で、普図内容決定手段1143は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、現在の遊技状態が易開放状態中(時間短縮フラグオン)か否かを判定する。ステップ1210でYesの場合には、ステップ1212で、普図内容決定手段1143は、普図時間短縮用抽選テーブル1143a−2をセットし、他方、ステップ1210でNoの場合には、ステップ1214で、普図内容決定手段1143は、普図通常用抽選テーブル1143a−1をセットする。そして、ステップ1216で、普図内容決定手段1143は、当該保留球に基づく普通図柄乱数に基づき停止図柄を決定する。次に、ステップ1218で、普図変動時間管理手段1153aは、セットしたテーブルに基づき、普図変動管理用タイマ1153a―1に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、普図制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、普図保留手段1133は、普通図柄に関する当該保留球を1減算した上で普図保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、普図制御手段1153は、普図変動管理用タイマ1153a−1をスタートした後、普図表示部2321上で普通図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、普図変動時間管理手段1153aは、普図変動管理用タイマ1153a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、普図制御手段1153は、普図表示部2321上で、前記ステップ1216で普図内容決定手段1143が決定した停止図柄を確定表示する。そして、ステップ1228で、普図制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該停止図柄が「当たり」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電チュ−開閉制御手段1160は、セットしたテーブルに基づき、開放タイマ1162に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には0.5秒)セットする。次に、ステップ1234で、電チュ−開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電チュ−開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電チュー開閉制御手段1160は、第1特図始動口2110の第1電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電チュ−開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電チュ−開閉制御手段1160は、第1特図始動口2110の第1電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電チュ−開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1208でNoの場合にはステップ1214に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
図16は、図4でのステップ16のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ90で、特別遊技制御手段1170は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192aを参照することにより、特別遊技が第1特別遊技及び第2特別遊技のうち第1特別遊技であるか否か、即ち、第1特別遊技に関する特別遊技移行許可フラグ又は特別遊技実行フラグがオンになっているか否かを確認する。ステップ90でYesの場合には、ステップ2100(1)で、主制御装置1000は、後述する第1特別遊技実行処理を行い、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。他方、ステップ90でNoの場合には、ステップ2100(2)で、主制御装置1000は、後述する第2特別遊技実行処理を行い、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
図17は、図16でのステップ2100(1)及びステップ2100(2)のサブルーチンに係る、第1特別遊技実行処理及び第2特別遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ2102で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2102でYesの場合、ステップ2104で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に特別遊技開始信号を送信する。次に、ステップ2106及びステップ2108で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにし、ステップ2112に移行する。他方、ステップ2102でNoの場合、ステップ2110で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ2110でYesの場合には、ステップ2112に移行する。尚、ステップ2110でNoの場合には、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ2112で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ2112でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ2114〜2122の処理を行うことなく、ステップ2123に移行する。他方、ステップ2112でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ2114で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1特別遊技用タイマ1171c−1(第2特別遊技用タイマ1172c−1)をゼロクリアすると共に所定値(例えば30秒)セットする。次に、ステップ2116で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c(第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192c)中の入賞球カウンタをゼロクリアする。そして、ステップ2118で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c(第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192c)中のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c(第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192c)に記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ2120で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ2122で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)の第1電動役物2122(第2電動役物2222)を駆動して第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を開放し、ステップ2123に移行する。
次に、ステップ2123で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に現在の遊技状態情報(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を送信する。そして、ステップ2124で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c(第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192c)を参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ2124でYesの場合には、ステップ2128に移行する。他方、ステップ2124でNoの場合、ステップ2126で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1特別遊技用タイマ1171c−1(第2特別遊技用タイマ1172c−1)を参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ2126でYesの場合にも、ステップ2128に移行し、Noの場合には、次の処理(賞球払出処理5000)に移行する。
次に、ステップ2128で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)の第1電動役物2122(第2電動役物2222)の駆動を停止して第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を閉鎖する。そして、ステップ2130で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1特別遊技用タイマ1171c−1(第2特別遊技用タイマ1172c−1)をリセットする。次に、ステップ2132で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ2134で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c(第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192c)を参照して、当該ラウンドが最終ラウンドか否かを判定する。ステップ2134でYesの場合、ステップ2136で、第1特別遊技実行手段1171b(第2特別遊技実行手段1172b)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の特別遊技実行フラグをオフにする。そして、ステップ2138で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に特別遊技終了信号を送信し、次の処理(賞球払出処理5000)に移行する。尚、ステップ2134でNoの場合にも、次の処理(賞球払出処理5000)に移行する。
図18は、本最良形態(第一最良形態のタイプA)に係るパチンコ遊技機における、サブ基板側のメインフローチャートである。まず、ステップ6100(1)で、第1演出表示制御手段2150は、後述する第1装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6100(2)で、第2演出表示制御手段2250は、後述する第2装飾図柄表示制御処理を実行する。そして、ステップ6200で、第1演出表示制御手段2150及び/又は第2演出表示制御手段2250は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行し、ステップ6100(1)に戻る処理を繰り返す。
図19は、図18でのステップ6100(1)及びステップ6100(2)のサブルーチンに係る、タイプAの第1装飾図柄表示制御処理及び第2装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6101Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。
ステップ6101AでYesの場合、ステップ6102Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)を参照し、主制御装置1000側から図柄情報を受信したか否かを判定する。ステップ6102AでYesの場合、ステップ6130Aで、第1装図表示内容決定手段2152a−1(第2装図表示内容決定手段2252a−1)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)内に一時記憶された主制御装置1000側からの停止図柄情報が当たりであるか否かを判定する。
ここで、ステップ6130AでYesの場合、ステップ6132Aで、第1装図表示内容決定手段2152a−1(第2装図表示内容決定手段2252a−1)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、第1装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1(第2装図変動内容決定用抽選テーブル2252a−1−1)を参照して、5ラインの内、いずれかの1ラインで当たり停止装飾図柄となる図柄配列を決定すると共に、当該決定情報を第1装図情報一時記憶手段2152a−3(第2装図情報一時記憶手段2252a−3)に一時記憶し、ステップ6136Aに移行する。
他方、ステップ6130AでNoの場合、ステップ6134Aで、第1装図表示内容決定手段2152a−1(第2装図表示内容決定手段2252a−1)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、第1装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1(第2装図変動内容決定用抽選テーブル2252a−1−1)を参照して、5ライン全てがハズレ停止装飾図柄となる図柄配列を決定すると共に、当該決定情報を第1装図情報一時記憶手段2152a−3(第2装図情報一時記憶手段2252a−3)に一時記憶し、ステップ6136Aに移行する。
次に、ステップ6136Aで、第1装図表示内容決定手段2152a−1(第2装図表示内容決定手段2252a−1)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、第1装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1(第2装図変動内容決定用抽選テーブル2252a−1−1)を参照して、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の変動態様を決定する。
尚、主制御装置1000側からの停止図柄・変動態様(即ち、特別図柄の停止図柄・変動態様)と第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側で決定する停止図柄・変動態様(即ち、装飾図柄の停止図柄・変動態様)とは1対1対応でなくともよく、例えば、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側での変動態様の比率を主制御装置1000側からの一変動態様に対して複数パターン持っていてもよい。
次に、ステップ6105Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、図柄変動中フラグをオンにする。そして、ステップ6106Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、前記ステップ6104Aでの決定内容に従い、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)上で第1装飾図柄(第2装飾図柄)の変動表示を開始する。
次に、ステップ6138Aで、第1装図保留球個数情報取得手段2152a−2−1(第2装図保留球個数情報取得手段2252a−2−1−1)は、第1遊技側の第1装図保留情報一時記憶手段2152b−1及び第2遊技側の第2装図保留情報一時記憶手段2252b−1にアクセスし、保留球個数情報を夫々取得すると共に、当該情報の合算値を第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1(第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1)に一時記憶する。そして、ステップ6140Aで、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1(第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1)内に一時記憶されている保留球個数情報の合算値に基づき、装飾図柄の有効ラインを増減表示する。具体的に説明すると、有効ラインとして、合算値が0〜4個の場合は1ライン、合算値が5個の場合は2ライン、合算値が6個の場合は3ライン、合算値が7個の場合は4ライン、合算値が8個の場合は5ラインが表示される。
次に、ステップ6107Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、図柄変動一時停止フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6107AでYesの場合、ステップ6108Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)を参照して、主制御装置1000側から図柄変動の一時停止信号を受信したか否かを判定する。ステップ6108AでYesの場合、ステップ6109A及びステップ6110Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、図柄変動一時停止フラグをオンにすると共に、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)上で、変動中の第1装飾図柄(第2装飾図柄)を一時停止(ゆれ変動)する。そして、ステップ6112Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)を参照して、主制御装置1000側から図柄変動の再開信号を受信したか否かを判定する。ステップ6112AでYesの場合、ステップ6113A及びステップ6114Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、図柄変動一時停止フラグをオフにすると共に、一時停止(ゆれ変動)していた第1装飾図柄(第2装飾図柄)の変動を再開する。他方、ステップ6112AでNoの場合には、再開信号を受信するまで待機する。
そして、ステップ6116Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)を参照し、主制御装置1000側から確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。
ステップ6116AでYesの場合、ステップ6142Aで、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1装図情報一時記憶手段2152a−3(第2装図情報一時記憶手段2252a−3)を参照し、5ラインの内、いずれかの1ラインで当たり停止装飾図柄となる図柄配列があるか否かを判定する。ステップ6142AでYesの場合、ステップ6144Aで、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、当該当たり停止装飾図柄に係るラインが有効ライン化されているか否か、即ち、可視化(認識し易い状態)されているか否かを判定する。ステップ6144AでYesの場合、ステップ6118Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、前記ステップ6132A又は前記ステップ6134Aでの決定内容に従い、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の停止図柄を確定表示する。そして、ステップ6119Aで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(特別遊技中表示制御処理6200)に移行する。
他方、ステップ6144AでNoの場合、ステップ6146Aで、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、当該当たり停止装飾図柄に係るラインを保留球個数情報の合算値にかかわらず強制的に有効ライン化し、ステップ6118Aに移行する。
尚、ステップ6101AでNoの場合にはステップ6138Aに移行し、ステップ6102A及びステップ6116AでNoの場合には次の処理(特別遊技中表示制御処理6200)に移行し、ステップ6107AでNoの場合にはステップ6112Aに移行し、ステップ6108A及びステップ6112AでNoの場合にはステップ6116Aに移行し、ステップ6142AでNoの場合にはステップ6118Aに移行する。
図20は、図18でのステップ6200のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6201で、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6201でYesの場合、ステップ6202で、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)を参照し、主制御装置1000側から特別遊技開始信号を受信したか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6203及びステップ6204で、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、特別遊技中フラグをオンにすると共に、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)上で大当たり開始表示を行う。そして、ステップ6206で、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)上で、ステップ2123で主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する。そして、ステップ6208で、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)を参照し、主制御装置1000側から特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ6208でYesの場合、ステップ6210で、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)上で、大当たり終了表示を行う。そして、ステップ6211で、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、特別遊技中フラグをオフにし、次の処理{第1装飾図柄表示制御処理6100(1)}に移行する。尚、ステップ6201でNoの場合にはステップ6206に移行し、ステップ6202及びステップ6208でNoの場合にも次の処理{第1装飾図柄表示制御処理6100(1)}に移行する。
次に、図21〜図23のタイミングチャート及び図24〜図26の図柄表示例を参照しながら、本最良形態(第一最良形態のタイプA)に係るパチンコ遊技機の作用について説明する。尚、図21及び図22は、各調整モードにおける図柄変動の様子を示したものである。また、図23は、第1図柄及び第2図柄に係る保留球数の合計球数と、第1装図表示部及び第2装図表示部における有効ライン数との関係を示したものである。更に、図24〜図26は、第1装図表示部(第2装図表示部)に表示された第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ラインの増減表示の様子を示したものである。以下、まず、図21及び図22を参照しながら、各調整モードにおける図柄変動の様子を説明する。
はじめに、図21のタイミングチャートは、前記のように、第1調整モード(直列:擬似通常遊技状態)における第1図柄と第2図柄の変動の様子を示したものである。当該モードにおいては、第1特図始動口及び第2特図始動口の入賞順序に従いいずれか一方の図柄のみが変動する。具体的には、本例では、第1特図始動口及び第2特図始動口への入賞順序は、「1−1」→「1−2」→「2−1」→「1−3」→「2−2」→「2−3」→「1−4」→「1−5」である。したがって、第1図柄及び第2図柄は、当該順序で変動する。
次に、図22のタイミングチャートは、第2調整モード(並列:擬似確率変動遊技状態)における第1図柄と第2図柄の変動の様子を示したものである。当該モードにおいては、第1図柄と第2図柄が同時に変動することが許容されている。具体的には、第1特図始動口及び第2特図始動口への入賞順に、第1図柄及び第2図柄が夫々変動する。ここで、第2図柄の「2−3」の変動の結果、第2特別遊技に移行する。これを受け、第2図柄の「2−3」が当たり図柄で停止したとき、変動を開始してからTaを経過している第1図柄の「1−4」の変動が、第2特別遊技が終了するまで一時停止し、当該第2特別遊技が終了した後、一時停止が解除され「1−4」の残り時間Tbの変動が実行される。尚、第1図柄の「1−4」は、内部的に当選しており、前記一時停止状態の際にも内部的には当たり状態が維持されている。そして、第1図柄の「1−4」が停止した後、第1特別遊技に移行する。
次に、図23のタイミングチャートを参照しながら、第1装図表示部及び第2装図表示部における有効ライン数が、第1図柄及び第2図柄に係る保留球数の合計球数の変化に伴い、調整モードに応じてどのように変化するかを説明する。ここで、図の前半は、第2調整モード(並列)である場合であり、後半は、第1調整モード(直列)である場合である。そこで具体的に説明すると、調整モード1(並列)においても調整モード2(直列)においても、第1装図表示部及び第2装図表示部のいずれに表示される有効ライン数共、第1保留球個数と第2保留球個数との合算値に依存する。即ち、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の有効ライン数は、当該合算値が「0」〜「4」の場合は「1」であり、当該合算値が「5」〜「8」の場合は夫々「2」〜「5」である。尚、第2調整モード(並列)では、第1装飾図柄と第2装飾図柄が同時に変動し得るので、当該同時に変動している間は、第1装図表示部及び第2装図表示部に表示されている有効ライン数は同数となる。他方、第1調整モード(並列)
では、いずれか一方の装飾図柄のみが変動し得るので、いずれか一方の装図表示部に表示されている有効ラインのみが、当該合算値に応じて表示されることになる。
次に、図24〜図26を参照しながら、第1装図表示部(第2装図表示部)に表示される第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ライン数増減表示の様子を例示的に説明する。ここで、図24は、内部的にハズレが決定している場合の時系列的図である。また、図25は、内部的に当たりが決定しており、図柄変動中に当該当たりラインが有効ライン化されている場合の時系列的図である。更に、図26は、内部的に当たりが決定しており、図柄変動中に当該当たりラインが有効ライン化されなかった場合の時系列的図である。尚、ここでは、図柄変動開始時点での有効ライン数は3であり、当該図柄変動中に有効ラインが4となり、当該図柄変動終了時点(確定表示時点ではない)での有効ラインも4のままである場合を例にとり説明する。
まず、図24を参照しながら、内部的にハズレが決定している場合の有効ライン増減の様子を説明すると、図柄変動開始後、有効ラインが「3」{図24(a)}から「4」{図24(b)}となり、装飾図柄の停止図柄が表示された状態で揺れ変動{図24(c)}となるが、いずれの有効ラインにも当たり図柄配列が揃っていないので、そのまま確定表示{図24(d)}が実行される。
次に、図25を参照しながら、内部的に当たりが決定しており、図柄変動中に当該当たりラインが有効ライン化されている場合の有効ライン増減の様子を説明すると、図柄変動開始後、有効ラインが「3」{図25(a)}から「4」{図25(b)}となり、その後、装飾図柄の停止図柄列がすべて停止した状態で一旦揺れ変動状態となる{図25(c)}が、有効ライン上に当たり図柄配列(「777」)が揃っているので、そのまま確定表示{図25(d)}が実行される。
最後に、図26を参照しながら、内部的に当たりが決定しており、図柄変動中に当該当たりラインが有効ライン化されなかった場合の有効ライン増減の様子を説明すると、図柄変動開始後、有効ラインが「3」{図26(a)}から「4」{図26(b)}となり、その後、装飾図柄列がすべて停止した状態で一旦揺れ変動状態となる{図26(c)}。ここで、図25の場合と異なり、いずれの有効ラインにも当たり図柄配列が揃っていないので、当該当たり停止図柄(「777」)に係るライン(右上がりライン)を有効ライン化した後に、確定表示{図26(d)}が実行される。
次に、第一最良形態のBタイプ(ハズレ停止図柄強制停止タイプ)を説明する。ここで、当該タイプは、第2(第1)の特別遊技実行中に第1(第2)特別図柄が変動中である場合、当該第1(第2)特別図柄をハズレ停止図柄で強制的に停止させることにより、第1(第2)特別遊技への移行を防止するものである。
そこでまず、図3のブロック図を参照しながら、タイプBに係るパチンコ遊技機の機能上の特徴を説明する。タイプBに係るパチンコ遊技機は、タイプAの特図変動タイマ一時停止手段1222bの代わりに、第1遊技及び第2遊技の一方が特別遊技に移行した場合、他方の遊技に係る特別図柄を強制的にハズレ図柄にするためのハズレ図柄強制差換手段1222cを有することを特徴とする。
次に、図27及び図28のフローチャートを参照しながら、タイプBに係るパチンコ遊技機の処理上の特徴を説明する。ここで、図27は、メイン側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図8におけるステップ1400(3){1400(4)}のサブルーチンに係る、第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである。尚、大部分が図10と共通し、ステップ1424B〜ステップ1431Bが存在する点でのみ相違する。そこで相違点のみ説明すると、ステップ1422Bで特別図柄が変動を開始した後、ステップ1424Bで、遊技状態確認手段1210は、第2フラグ一時記憶手段1192a(第1フラグ一時記憶手段1191a)を参照して、特別遊技関連フラグ(例えば、特別遊技移行許可フラグ、特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か、即ち、現在特別遊技が実行中でないか否かを判定する。そして、ステップ1424BでYesの場合には、本フローに係るハズレ停止図柄強制停止処理を行なわず、ステップ1434Bに移行する。他方、ステップ1424BでNoの場合、ステップ1425Bで、まず、情報送信手段1300が、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側にハズレ図柄で強制停止する旨の確定表示コマンドを送信する。次に、ステップ1427Bで、ハズレ図柄強制差換手段1222cが、第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄をハズレ停止図柄に強制的に差換えると共に、作動回避実行手段1222が、第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)をゼロクリアする。これにより、設定したハズレ停止図柄が、第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)に確定表示されることになる。そして、ステップ1429Bで、作動回避制御手段1220は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照して、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1429BでYesの場合、ステップ1431Bで、作動回避制御手段1220は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の当たりフラグをオフにする。これにより、当該ハズレの停止図柄が停止するだけでなく、内部的にも当たりの権利が消滅する。
尚、上記タイプBは、強制ハズレ停止条件を充足した場合、変動中の図柄が直ちにハズレ停止図柄に置換されるように構成したが、ハズレ態様が停止図柄として表示されるまで変動を延長する、いわゆる「すべり」の手法を用いてもよい。
次に、図28は、サブ側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図18でのステップ6100(1)及びステップ6100(2)のサブルーチンに係る、第1装飾図柄表示制御処理及び第2装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。尚、大部分が図19と共通し、ステップ6109B〜ステップ611B間の処理のみ相違する。そこで相違点のみ説明すると、ステップ6109Bで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、第1メイン側情報一時記憶手段2151a(第2メイン側情報一時記憶手段2251a)を参照して、主制御装置1000側からハズレ停止図柄で強制停止する旨の信号を受信したか否かを判定する。ステップ6109BでYesの場合、ステップ6111Bで、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)上で、変動中の第1装飾図柄(第2装飾図柄)をハズレ停止図柄で強制停止し、ステップ6119Bに移行する。他方、ステップ6109BでNoの場合は、ステップ6116Bに移行する。
次に、図29のタイミングチャートを参照しながら、本最良形態のタイプBの作用について説明する。ここで、当該タイミングチャートは、第2調整モード(並列:擬似確率変動遊技状態)における第1図柄と第2図柄の変動の様子を示したものである。当該モードにおいても、第1図柄と第2図柄が同時に変動することが許容されている。具体的には、第1特図始動口及び第2特図始動口への入賞順に、第1図柄及び第2図柄が夫々変動する。ここで、第2図柄の「2−3」の変動の結果、第2特別遊技に移行する。これを受け、第2図柄の「2−3」が当たり図柄で停止したとき、変動を開始してからTaを経過している第1図柄の「1−4」の変動が、強制的にハズレ図柄で停止する。また、第1図柄の「1−4」は、内部的に当選しているが、当該強制ハズレにより内部当たりが無効化される。
本最良形態によれば、保留球数と有効ライン数とをリンクさせるという、これまでに存在しない斬新な表示手法を採用しているので、遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。特に、従来の第1種の機能を複数(例えば2つ)有する機種における遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。
更に、保留球数が大きくなる程、有効ライン数が増加するよう構成されている結果、保留が上限に達していない状況で、識別情報の変動表示がリーチ態様となった場合でも、遊技球を発射し続けるモチベーションを遊技者に付与することができるという効果を奏する。
次に、本最良形態に係る変更例について説明する。前述のように、本最良形態は、第一遊技における保留球数と第二遊技における保留球数の合計に基づき、第一遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数と第二遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数を決定するように構成されているが、本変更例は、第一遊技における保留球数に基づき第一遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数を決定し、第二遊技における保留球数に基づき第二遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数を決定するよう構成されている。
そこでまず、図3のブロック図を参照しながら、当該変更例に係るパチンコ遊技機の機能上の特徴を説明する。当該変更例に係るパチンコ遊技機においては、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1遊技(第2遊技)側の保留球個数のみに基づき、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ライン数を増減する表示を行う。そして、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1遊技(第2遊技)側の第1装図保留情報一時記憶手段2152b−1(第2装図保留情報一時記憶手段2252b−1)にアクセスし、保留球個数情報を取得すると共に、当該情報を第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1(第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1)に一時記憶するための第1装図保留球個数情報取得手段2152a−2−1(第2装図保留球個数情報取得手段2252a−2−1−1)を更に有している。そして、第1装図保留球個数情報取得手段2152a−2−1(第2装図保留球個数情報取得手段2252a−2−1−1)は、第1遊技(第2遊技)側の保留球個数を一時記憶するための第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1(第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1)を更に有している。
次に、図30及び図31のフローチャートを参照しながら、当該変更例に係るパチンコ遊技機の処理上の特徴を説明する。尚、図30及び図31は、夫々、タイプA(強制一時停止タイプ)及びタイプB(強制ハズレ図柄差換タイプ)に係るサブ側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図18でのステップ6100(1)及びステップ6100(2)のサブルーチンに係る、第1装飾図柄表示制御処理及び第2装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。ここで、第一最良形態のそれと相違する点は、ステップ6138A〜B−2及びステップ6140A〜B−2の内容である。即ち、ステップ6138A〜B−2で、第1装図保留球個数情報取得手段2152a−2−1(第2装図保留球個数情報取得手段2252a−2−1−1)は、第1遊技側(第2遊技側)の第1装図保留情報一時記憶手段2152b−1(第2装図保留情報一時記憶手段2252b−1)にアクセスし、保留球個数情報を取得すると共に、当該情報を第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1(第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1)に一時記憶する。そしてステップ6140A〜B−2で、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1装図保留球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−1−1(第2装図保留球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−1−1)内に一時記憶されている保留球個数情報に基づき、装飾図柄の有効ラインを増減表示する。具体的に説明すると、有効ラインとして、保留球個数が0個の場合は1ライン、保留球個数が1個の場合は2ライン、保留球個数が2個の場合は3ライン、保留球個数が3個の場合は4ライン、保留球個数が4個の場合は5ラインが表示される。
次に、図32のタイミングチャートを参照しながら、本最良形態の変更例に係るパチンコ遊技機の作用について説明する。ここで、本変更例は、本最良形態と異なり、各装図表示部に表示される有効ライン数を、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の保留数の合計ではなく、夫々の装図表示部に対応した装飾図柄の保留数(即ち、第1装図表示部であれば第1装飾図柄の保留球数のみ、第2装図表示部であれば第2装飾図柄の保留球数のみ)に基づき決定するというものである。ここで、図の前半は、第2調整モード(並列)である場合であり、後半は、第1調整モード(直列)である場合である。そこで具体的に説明すると、第1調整モード(直列)においても第2調整モード2(並列)においても、第1装図表示部は第1保留球個数のみに依存し、第2装図表示部は第2保留球個数のみに依存する。即ち、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ライン数は、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の保留球数が「0」〜「4」の場合は夫々「1」〜「5」である。
次に、本発明に係る第二最良形態について説明する。ここで、第二最良形態は、冒頭で述べたように、第一遊技における仮想保留球(実保留球を超えて始動口に入賞した遊技球の数)と第二遊技における仮想保留球の合計数に基づき、第一遊技及び第二遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数が変動する形態である。尚、以下では、第一最良形態との相違点を中心に説明する。
まず、図1は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。ここで、第一最良形態との相違点は、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)の表示内容である。具体的には、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)上には、装飾図柄が変動表示・停止表示する第1装図表示部2141(第2装図表示部2241)と、待機状態にある装飾図柄の変動数を示す第1装図保留表示部2142(第2装図保留表示部2242)と、保留が上限値(例えば4個)に達している状況で、第1特図始動口2110(第2特図始動口2210)に入球した超過入球数を表示する第1超過入球個数表示部2143(第2超過入球個数表示部2243)が表示される。ここで、第1超過入球個数表示部2143(第2超過入球個数表示部2243)は、特定個数(例えば4個)の丸型オブジェクトからなり、超過入球個数に応じて、当該丸型オブジェクトが変色(例えば白から赤)するように構成されている。尚、本最良形態においては、超過入球個数の上限値は4個に設定されている。
次に、図3を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の機能上の特徴を説明する。まず、第1遊技周辺機器2100及び第2遊技周辺機器2200を説明すると、本最良形態に係る周辺機器の内、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)は、前記のように、第1特図始動口2110(第2特図始動口2210)に入球した超過入球数を表示する第1超過入球個数表示部2143(第2超過入球個数表示部2243)を有している。
次に、第1演出表示制御手段2150及び第2演出表示制御手段2250を説明すると、第1装飾図柄表示制御手段2152a(第2装飾図柄表示制御手段2252a)は、第1遊技側の超過入球個数と第2遊技側の超過入球個数との合算値に基づき、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ライン数を増減する表示を行う第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)を有している。ここで、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1遊技側の第1超過入球個数情報一時記憶手段2152c−1及び第2遊技側の第2超過入球個数情報一時記憶手段2252c−1にアクセスし、超過入球個数情報を夫々取得すると共に、当該情報の合算値を第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)に一時記憶するための第1超過入球個数情報取得手段2152a−2−2(第2超過入球個数情報取得手段2252a−2−2)を更に有している。また、第1超過入球個数情報取得手段2152a−2−2(第2超過入球個数情報取得手段2252a−2−2)は、第1遊技側の超過入球個数と第2遊技側の超過入球個数との合算値を一時記憶するための第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)を更に有している。更に、第1表示制御手段2152(第2表示制御手段2252)は、超過入球個数に応じて、第1演出表示装置2140(第2演出表示装置2240)上の第1超過入球個数表示部2143(第2超過入球個数表示部2243)の表示を可変させる第1超過入球個数表示制御手段2152c(第2超過入球個数表示制御手段2252c)を有している。ここで、第1超過入球個数表示制御手段2152c(第2超過入球個数表示制御手段2252c)は、超過入球個数を一時的に記憶するための第1超過入球個数情報一時記憶手段2152c−1(第2超過入球個数情報一時記憶手段2252c−1)を更に有している。
次に、図33〜図35のフローチャートを参照しながら、当該最良形態に係るパチンコ遊技機の処理上の特徴を説明する。まず、図33のフローチャートは、主制御装置1000側で行われる、第1種特別遊技内容決定乱数取得処理1300である。ここで、第一最良形態のそれと相違する点は、ステップ1332及びステップ1336が存在することのみである。即ち、保留球が上限に達した状況で第1特図始動口2110(第2特図始動口2210)に遊技球が入賞した場合{ステップ1304(ステップ1316)でNoの場合}、ステップ1332(ステップ1336)で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)側に超過球情報を送信する。これを受けて、サブ側である第1演出表示制御手段2150(第2演出表示制御手段2250)は、メイン側から受信した超過球情報を管理し、当該管理内容を踏まえて有効ライン数の変動表示制御を行うことが可能となる。
次に、図34及び図35のフローチャートは、夫々、タイプA(強制一時停止タイプ)及びタイプB(強制ハズレ図柄差換タイプ)に係るサブ側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図18でのステップ6100(1)及びステップ6100(2)のサブルーチンに係る、第1装飾図柄表示制御処理及び第2装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。ここで、第一最良形態のそれと相違する点は、ステップ6138A〜B及びステップ6140A〜Bの内容である。即ち、ステップ6138A〜Bで、第1超過入球個数情報取得手段2152a−2−2(第2超過入球個数情報取得手段2252a−2−2)は、第1遊技側の第1超過入球個数情報一時記憶手段2152c−1及び第2遊技側の第2超過入球個数情報一時記憶手段2252c−1にアクセスし、超過入球個数情報を夫々取得すると共に、当該情報の合算値を第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)に一時記憶する。そして、ステップ6140A〜Bで、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)内に一時記憶されている超過入球個数情報の合算値に基づき、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ライン数を増減表示する。具体的に説明すると、有効ラインとして、合算値が0〜4個の場合は1ライン、合算値が5個の場合は2ライン、合算値が6個の場合は3ライン、合算値が7個の場合は4ライン、合算値が8個の場合は5ラインが表示される。
次に、図36のタイミングチャートを参照しながら、第1装図表示部及び第2装図表示部における有効ライン数が、第1図柄及び第2図柄に係る超過入球個数{保留の上限を超えて第1特図始動口2110(第2特図始動口2210)に入賞した遊技球数}の合計球数の変化に伴い、調整モードに応じてどのように変化するかを説明する。ここで、図の前半は、第2調整モード(並列)である場合であり、後半は、第1調整モード(直列)である場合である。そこで具体的に説明すると、第1調整モード(直列)においても第2調整モード(並列)においても、第1装図表示部及び第2装図表示部のいずれに表示される有効ライン数共、第1超過入球個数と第2第1超過入球個数との合算値に依存する。即ち、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の有効ライン数は、当該合算値が「0」〜「4」の場合は「1」であり、当該合算値が「5」〜「8」の場合は夫々「2」〜「5」である。尚、調整モード2では、第1装飾図柄と第2装飾図柄が同時に変動し得るので、当該同時に変動している間は、第1装図表示部及び第2装図表示部に表示されている有効ライン数は同数となる。他方、調整モード1(直列)では、いずれか一方の装飾図柄のみが変動し得るので、いずれか一方の装図表示部に表示されている有効ライン数のみが、当該合算値に応じて表示されることになる。
次に、本最良形態に係る変更例について説明する。前述のように、本最良形態は、第一遊技における仮想保留数(第1超過入球個数)と第二遊技における仮想保留数(第2超過入球個数)の合計に基づき、第一遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数と第二遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数を決定するように構成されているが、本変更例は、第一遊技における第1超過入球個数に基づき第一遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数を決定し、第二遊技における第2超過入球個数に基づき第二遊技における装飾図柄表示部の有効ライン数を決定するよう構成されている。
そこでまず、図3のブロック図を参照しながら、当該変更例に係るパチンコ遊技機の機能上の特徴を説明する。当該変更例に係るパチンコ遊技機においては、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1遊技(第2遊技)側の第1超過入球個数(第2超過入球個数)のみに基づき、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ライン数を増減する表示を行う。そして、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1遊技(第2遊技)側の第1超過入球個数情報一時記憶手段2152c−1(第2超過入球個数情報一時記憶手段2252c−1)にアクセスし、第1超過入球個数(第2超過入球個数)情報を取得すると共に、当該情報を第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)に一時記憶するための第1超過入球個数情報取得手段2152a−2−2(第2超過入球個数情報取得手段2252a−2−2)を更に有している。そして、第1超過入球個数情報取得手段2152a−2−2(第2超過入球個数情報取得手段2252a−2−2)は、第1遊技(第2遊技)側の超過入球個数を一時記憶するための第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)を更に有している。
次に、図37及び図38のフローチャートを参照しながら、当該変更例に係るパチンコ遊技機の処理上の特徴を説明する。尚、図37及び図38は、夫々、タイプA(強制一時停止タイプ)及びタイプB(強制ハズレ図柄差換タイプ)に係るサブ側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図18でのステップ6100(1)及びステップ6100(2)のサブルーチンに係る、第1装飾図柄表示制御処理及び第2装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。ここで、第二最良形態のそれと相違する点は、ステップ6138A〜B−2及びステップ6140A〜B−2の内容である。即ち、ステップ6138A〜B−2で、第1超過入球個数情報取得手段2152a−2−2(第2超過入球個数情報取得手段2252a−2−2)は、第1遊技側(第2遊技側)の第1超過入球個数情報一時記憶手段2152c−1(第2超過入球個数情報一時記憶手段2252c−1)にアクセスし、超過入球個数情報を取得すると共に、当該情報を第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)に一時記憶する。そしてステップ6140A〜B−2で、第1装図有効ライン表示制御手段2152a−2(第2装図有効ライン表示制御手段2252a−2)は、第1超過入球個数取得情報一時記憶手段2152a−2−2−1(第2超過入球個数取得情報一時記憶手段2252a−2−2−1)内に一時記憶されている超過入球個数情報に基づき、装飾図柄の有効ラインを増減表示する。具体的に説明すると、有効ラインとして、超過入球個数が0個の場合は1ライン、超過入球個数が1個の場合は2ライン、超過入球個数が2個の場合は3ライン、超過入球個数が3個の場合は4ライン、超過入球個数が4個の場合は5ラインが表示される。
次に、図39のタイミングチャートを参照しながら、本最良形態の変更例に係るパチンコ遊技機の作用について説明する。ここで、本変更例は、本最良形態と異なり、各装図表示部に表示される有効ライン数を、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の超過入球個数の合計ではなく、夫々の装図表示部に対応した装飾図柄の超過入球個数(即ち、第1装図表示部であれば第1装飾図柄の超過入球個数のみ、第2装図表示部であれば第2装飾図柄の超過入球個数のみ)に基づき決定するというものである。ここで、図の前半は、第2調整モード(並列)である場合であり、後半は、第1調整モード(直列)である場合である。そこで具体的に説明すると、第1調整モード(直列)においても第2調整モード(並列)においても、第1装図表示部は第1超過入球個数のみに依存し、第2装図表示部は第2超過入球個数のみに依存する。即ち、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の有効ライン数は、第1装飾図柄(第2装飾図柄)の超過入球個数が「0」〜「4」の場合は夫々「1」〜「5」である。
本最良形態によれば、保留の上限を超えた場合、当該保留を超えた分の入球個数と有効ライン数とをリンクさせるという、これまでに存在しない斬新な表示手法を採用しているので、遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。特に、従来の第1種の機能を複数(例えば2つ)有する機種における遊技の興趣性を顕著に高めることができるという効果を奏する。
更に、当該保留を超えた分の入球個数が大きくなる程、有効ライン数が増加するよう構成されている結果、保留が上限に達した場合の止め打ちを有効に防止でき、その結果、遊技機の稼働率を向上させることが可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図2は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機の背面図である。 図3は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図5は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での入賞処理のフローチャートである。 図6は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での通常遊技制御処理のフローチャートである。 図9は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での調整モード切替処理のフローチャートである。 図10は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである。 図11は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである(タイプA)。 図12は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図13は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図14は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図15は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での電チュー駆動判定処理のフローチャートである。 図16は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図17は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技実行処理(第2特別遊技実行処理)のフローチャートである。 図18は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側でのメインフローチャートである。 図19は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1装飾図柄表示制御処理(第2装飾図柄表示制御処理)のフローチャートである(タイプA)。 図20は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図21は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である。 図22は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である。 図23は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である。 図24は、装図表示部上に表示される画面例である(装飾図柄の図柄変動表示及び有効ラインの増減表示画面)。 図25は、装図表示部上に表示される画面例である(装飾図柄の図柄変動表示及び有効ラインの増減表示画面)。 図26は、装図表示部上に表示される画面例である(装飾図柄の図柄変動表示及び有効ラインの増減表示画面)。 図27は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである(タイプB)。 図28は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1装飾図柄表示制御処理(第2装飾図柄表示制御処理)のフローチャートである(タイプB)。 図29は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である(タイプB)。 図30は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである(タイプAの変更例)。 図31は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1装飾図柄表示制御処理(第2装飾図柄表示制御処理)のフローチャートである(タイプBの変更例)。 図32は、本発明の第一最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である(変更例)。 図33は、本発明の第二最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである。 図34は、本発明の第二最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1装飾図柄表示制御処理(第2装飾図柄表示制御処理)のフローチャートである(タイプA)。 図35は、本発明の第二最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1装飾図柄表示制御処理(第2装飾図柄表示制御処理)のフローチャートである(タイプB)。 図36は、本発明の第二最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である。 図37は、本発明の第二最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1装飾図柄表示制御処理(第2装飾図柄表示制御処理)のフローチャートである(タイプAの変更例)。 図38は、本発明の第二最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1装飾図柄表示制御処理(第2装飾図柄表示制御処理)のフローチャートである(タイプBの変更例)。 図39は、本発明の第二最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である(変更例)。
符号の説明
1121 第1特図抽選手段
1122 第2特図抽選手段
1131 第1特図保留手段
1131a 第1特図保留情報一時記憶手段
1132 第2特図保留手段
1132a 第2特図保留情報一時記憶手段
1141 第1特図内容決定手段
1142 第2特図内容決定手段
1151 第1特図制御手段
1152 第2特図制御手段
1171a 第1条件判定手段
1171b 第1特別遊技実行手段
1172a 第2条件判定手段
1172b 第2特別遊技実行手段
2100 第1特図始動口
2120 第1大入賞口
2131 第1特図表示部
2141 第1装図表示部
2152 第1表示制御手段
2152a−2 第1装図有効ライン表示制御手段
2152c−1 第1超過入球個数情報一時記憶手段
2210 第2特図始動口
2220 第2大入賞口
2231 第2特図表示部
2241 第2装図表示部
2252 第2表示制御手段
2252a−2 第2装図有効ライン表示制御手段
2252c−1 第2超過入球個数情報一時記憶手段

Claims (2)

  1. 遊技球が入球可能な始動口と、
    第一識別情報を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部と、
    開状態と閉状態を採り得る可変入賞口と、
    前記始動口への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数に基づき、前記第一識別情報の変動内容と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段と、
    前記乱数を記憶するための乱数記憶手段と、
    前記第一識別情報の変動開始条件を充足していない場合、所定条件下で前記乱数を前記乱数記憶手段中に一時的に記憶させる乱数一時記憶判定実行手段と、
    前記識別情報変動開始条件を充足している場合、前記第一識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に従い、前記第一識別情報表示部で前記第一識別情報を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第一識別情報表示制御手段と、
    通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技に移行する一条件である、前記第一識別情報の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための特別遊技移行条件判定手段と、
    前記可変入賞口を前記開状態にし、前記特別遊技を実行するための特別遊技実行手段と、
    第二識別情報を変動表示及び停止表示可能な第二識別情報表示部と、
    前記第一識別情報の前記変動内容及び前記停止識別情報とリンクした形で、前記第二識別情報の変動内容と停止識別情報を決定し、当該決定内容を前記第二識別情報表示部に表示制御する第二識別情報表示制御手段と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    前記第二識別情報表示制御手段は、複数の第二識別情報により構成される第二識別情報列が複数存在する状況で、前記複数の第二識別情報列の夫々について、前記第二識別情報表示部で変動表示させた後、前記第二識別情報表示部に形成された一又は複数の有効ライン上に、前記第二識別情報列の一部を構成する前記第二識別情報を停止表示させるよう制御すると共に、
    前記第二識別情報表示制御手段は、前記第一識別情報及び前記第二識別情報が変動表示中である状況下、前記乱数記憶手段中に一時記憶された前記乱数の数に基づき、前記有効ライン数を決定する有効ライン数決定手段を更に有することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記有効ライン数決定手段は、前記乱数の数が多くなる程、多い数の有効ライン数を割り振る、請求項1記載のパチンコ遊技機。
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