JP4946626B2 - 位置推定システム、位置推定装置及びそれらに用いる位置推定方法並びにそのプログラム - Google Patents

位置推定システム、位置推定装置及びそれらに用いる位置推定方法並びにそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は位置推定システム、位置推定装置及びそれらに用いる位置推定方法並びにそのプログラムに関し、特に移動体の位置を推定するシステムにおいて、移動体が複数のセンサ端末のそれぞれを携帯しているかどうかに基づいて移動体の位置を推定する位置推定方法に関する。
人や物等の移動体の位置を検出するシステムとしては、GPS(Global Positioning System)、無線LAN(Local Area Network)、RFID(Radio Frequency IDentification)、赤外線、超音波等を利用したシステムが提案されている。
非特許文献1には、移動体に取り付けられた端末(以下、センサ端末とする)の位置を、無線、超音波、赤外線等の様々な媒体を用いて検出するシステムが記載されている。
また、非特許文献2には、移動体に関連付けられた複数の位置検出システムで得られる位置検出結果を要求(精度や応答速度)に応じて切替えて、移動体の位置として出力するシステムが記載されている。
さらに、特許文献1には、移動体に関連付けられた複数の位置検出システムの出力に矛盾がある場合に、移動体がセンサ端末を携帯していない等の異常な状態が発生していると判断するシステムが記載されている。
さらにまた、特許文献2には、位置検出システムの出力が予め設定したスケジュール情報と矛盾する場合に、移動体の位置推定結果を修正するシステムが記載されている。
特開2005−038269号公報 特開2005−181224号公報 G.Chen and D.Kotz,A Survey of Context−Aware Mobile Computing Research,Technical Report 381,Department of Computer Science,Dartmouth College,2000 森信一郎他著,シームレス位置測位システム,情報処理学会研究報告Vol.2006,No.22((ITS−24),pp.71−78,2007)
本発明に関連する技術では、移動体に取り付けられたセンサ端末の位置を検出する位置検出システムの場合、移動体がセンサ端末を携帯していなければ、移動体の位置を検出することができず、また、センサ端末の位置を検出できたとしても、移動体に関連付けられた複数のセンサ端末について、移動体が携帯しているセンサ端末と携帯していないセンサ端末を判別することができず、移動体の位置を正しく特定することができないため、移動体が、移動体に関連付けられた複数の位置検出システムのためのセンサ端末のうち一部のセンサ端末を携帯していない場合に、移動体の位置を正しく推定できないという課題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、移動体に関連付けられた複数の位置検出システムの出力から移動体の位置を推定する際に、移動体が各センサ端末を携帯しているかどうかに基づいて移動体の位置を推定することができる位置推定システム、位置推定装置及びそれらに用いる位置推定方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による位置推定システムは、移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含み、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定システムであって、
前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定手段を備えている。
本発明による位置推定装置は、移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含むシステムにおいて、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定装置であって、
前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定手段を備えている。
本発明による位置推定方法は、移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含むシステムにおいて、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定装置に用いられる位置推定方法であって、
前記位置推定装置が、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定処理を実行している。
本発明によるプログラムは、移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含むシステムにおいて、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定装置内でコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定処理を含むことを特徴とする。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、移動体に関連付けられた複数の位置検出システムの出力から移動体の位置を推定する際に、移動体が各センサ端末を携帯しているかどうかに基づいて移動体の位置を推定することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施例による位置推定システムの構成例を示すブロック図であり、図2は本発明の第1の実施例によるセンサ位置記憶部に記録される情報の一例を示す図であり、図3は本発明の第1の実施例によるセンサ携帯状態記憶部に記録される情報の一例を示す図であり、図4は本発明の第1の実施例による観測量から移動体の位置を推定する確率推論モデルを示す図である。
図1において、本発明の第1の実施例による位置推定システムは、位置を推定する対象である移動体1と、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2k(k=a,b,・・・)と、センサ端末2kの位置をそれぞれ検出するセンサ位置検出装置3kと、センサ端末2kが移動体1に携帯されているかどうかをそれぞれ検出するセンサ携帯状態検出装置4kと、センサ位置検出装置3kで検出された各センサ端末2kの位置とセンサ携帯状態検出装置4kで検出された各センサ端末2kの携帯状態とから移動体1の位置を推定する移動体位置推定装置5と、推定された移動体の位置を利用する移動体位置利用装置6とから構成されている。
移動体1及びセンサ端末2kには、それぞれをシステム内で一意に識別できるようなIDが予め設定されているものとする。
センサ位置検出装置3kは、無線、超音波、赤外線等の媒体を用いてセンサ端末2kの位置をそれぞれ検出する位置検出システムである。例えば、GPSによる位置検出システムであれば、センサ端末2kがGPS衛星(図示せず)からの信号を用いて自身の位置を検出し、検出した位置を有線もしくは無線のネットワーク経由でセンサ位置検出装置3kに送信する。
また、例えば、無線LANやRFIDによる基地局(図示せず)単位の位置検出システムであれば、センサ端末2kは自身の位置を直接検出せずに、基地局で得られる無線電波の受信状況をセンサ位置検出装置3kで解析することによって、センサ端末2kの位置を検出する。
このように、センサ端末2kの位置は、センサ端末2kもしくはセンサ位置検出装置3kのいずれで検出されても良いが、センサ位置検出装置3kでセンサ端末2kの位置を取得することができるものとする。
また、センサ位置検出装置3kで検出されるセンサ端末2kの位置の表現方法は、場所の名前でも、住所でも、1次元、2次元、もしくは3次元座標で表された位置でも良い。さらに、センサ端末2k及びセンサ位置検出装置3kは、必ずしも同数ある必要はなく、異なる数であっても良い。さらに、利用する位置検出システムは必ずしも一種類である必要はなく、様々な種類の位置検出システムを利用しても良い。
センサ携帯状態検出装置4kは、移動体1がセンサ端末2kを携帯しているかどうか(以下、センサ携帯状態)をそれぞれ検出する。センサ携帯状態を検出する方法の具体例としては、センサ端末2kにパスワード、指紋、声紋、または顔等による認証機能を設け、認証が成功した場合に移動体1がセンサ端末2kを携帯していると検出する方法、センサ端末2kにスイッチ、マウス、キーボード、またはペンタブレット等の何らかの入力装置を設け、何らかの入力が発生した場合に移動体1がセンサ端末2kを携帯していると検出する方法、センサ端末2kに加速度センサ、振動センサ、ジャイロセンサ、または磁気センサを組み込み、組み込まれたセンサによってセンサ端末2kが動いていることが確認できた場合に移動体1がセンサ端末2kを携帯していると検出する方法等がある。
また、センサ端末2k及びセンサ携帯状態検出装置4kは、必ずしも同数ある必要はなく、異なる数であっても良い。さらに、センサ端末2kのセンサ携帯状態をそれぞれ検出するセンサ携帯状態検出装置4kは、それぞれ異なる方法でセンサ携帯状態を検出しても良い。
さらにまた、センサ携帯状態検出装置4kは、センサ携帯状態を、「携帯されている」か、「携帯されていない」かの二値で出力しても、携帯されている度合いをいくつかの段階で表して出力しても、携帯されている度合いを連続値で表して出力しても良い。
移動体位置推定装置5は、センサ位置取得部51と、センサ携帯状態取得部52とセンサ位置記憶部53と、センサ携帯状態記憶部54と、移動体情報記憶部57と、センサ携帯度推定部56と、移動体位置推定部55とを備えている。
移動体位置利用装置6は、位置を取得したい移動体1のIDを移動体位置推定装置5に対して入力し、対応する移動体1の位置を移動体位置推定装置5から取得する。
センサ位置取得部51は、センサ位置検出装置3kから入力される各センサ端末2kの位置を、センサのID及び取得時刻と共にセンサ位置記憶部53へ記録する。センサ位置記憶部53には、図2に示すように、時刻と、各センサを一意に識別するIDと、検出された位置とが記録される。また、センサ位置記憶部53には、各センサのID毎に最新の位置検出結果のみを記録し、過去の位置検出結果を削除するようにしても良い。
センサ携帯状態取得部52は、センサ携帯状態検出装置4kから入力される各センサ端末2kのセンサ携帯状態を、センサのID及び取得時刻と共にセンサ携帯状態記憶部54へ記録する。センサ携帯状態記憶部54には、図3に示すように、時刻と、各センサを一意に識別するIDと、検出されたセンサ携帯状態とが記憶される。図3では、センサ携帯状態検出装置4kが、センサ携帯状態として、移動体がセンサ端末を携帯している状態を「YES」、携帯していない状態を「NO」と出力する例を示している。
移動体情報記憶部57は、移動体1のIDと、各移動体に関連付けられたセンサ端末2kのIDが記録されており、移動体1のIDから、該当する移動体1に関連付けられたセンサ端末2kのIDリストを取得する機能を有する。
センサ携帯度推定部56は、移動体情報記憶部57から移動体1に関連付けられた各センサ端末2kのIDを取得し、センサ携帯状態記憶部54に記録された各センサ端末2kのセンサ携帯状態から、移動体1の位置を推定する時点での各センサ端末2kのセンサ携帯度を推定する。
ここで、センサ端末2kのセンサ携帯度とは、該当するセンサ端末2kが移動体1に携帯されている確率値を示す。センサ携帯度は「0」から「1」までの範囲の値をとり、「1」はセンサ端末2kが移動体1に携帯されていることを示し、値が小さくなるに連れてセンサ端末2kが移動体1に携帯されている確率が低くなり、「0」はセンサ端末2kが移動体1に携帯されていないことを示すものとする。
例えば、あるセンサ端末2kのセンサ携帯度は、センサ携帯状態取得部52によって移動体1がセンサ端末2kを携帯していると最後に検出されてからの経過時間に従って減少する値であると定義できる。
移動体1がセンサ端末2kを携帯していると最後に検出されてからセンサ端末2kを置き忘れて移動してしまうまでの時間が指数分布に従うとすると、センサ携帯度Pholdは、
Figure 0004946626
・・・(1)
という計算式に従って決定できる。この式において、f(x)はセンサ端末2kを置き忘れて移動してしまうまでの時間xの確率密度分布、Pholdは移動体1がセンサ端末2kを携帯していると最後に検出されてから時間t経過した後のセンサ携帯度、1/λはセンサ端末2kを置き忘れて移動してしまうまでの時間の期待値である。
移動体位置推定部55は、移動体位置利用装置6から入力された移動体1のIDに関連付けられたセンサ端末2kのIDを移動体情報記憶部57から取得し、これを基にセンサ位置記憶部53に記録された各センサ端末2kの最新の位置と、センサ携帯度推定部56で推定される移動体1の位置を推定する時点での各センサ端末2kのセンサ携帯度とを取得する。移動体位置推定部55は、センサ位置記憶部53から取得した各センサ端末2kの最新の位置と、センサ携帯度推定部56から取得した各センサ端末2kのセンサ携帯度とから移動体1の位置を推定する。
移動体位置推定部55の移動体位置推定方法の具体例としては、センサ携帯度推定部56で得られるセンサ携帯度が最も高いセンサ端末2kの位置を移動体1の位置とするものがある。また、移動体位置推定部55の移動体位置推定方法の他の具体例としては、移動体1と各センサ端末2kの位置とが同一でないことを前提とした確率推論モデルを用いて、検出された各センサ端末2kの位置から移動体1の位置を推定するものがある。
確率推論モデルの例を図4に示す。このモデルでは、移動体1の位置とセンサ端末2kの位置とが同一であるとは限らず、さらに、複数のセンサ端末2kから得られる出力が互いに独立であると仮定する。本モデルは、時刻tにおける移動体1の位置πt と、各センサ端末2kの位置Xi 、各センサ端末2kで得られる観測量ei (検出された各センサ端末2kの位置)、及び1ステップ前の移動体の位置πt-1 との関係をモデル化したダイナミックベイジアンネットワークで構成される。
本モデルでは、センサ携帯度推定部56で推定された各センサ端末2kの携帯度に従って決定される移動体1と各センサ端末2kとの位置の関係を表す確率値と、予め用意したセンサ位置検出装置3kの検出結果と、センサ端末2kの位置の関係を表す確率値と、予め用意した移動体1の任意位置間の移動特性を表す確率値とから移動体1の位置を推定する。
本モデルに従うと、観測量から移動体1の位置を確率的に計算する式が、
Figure 0004946626
・・・(2)
というように導かれる。この(2)式において、P(πt |e)は時刻tの間測量が得られた時に移動体1が位置πt にある確率(以下、事後確率とする)、P(πt-1 )は時刻t−1に移動体1が位置πt にある確率(以下、事前確率とする)、P(Xi |πt )は移動体1が位置πt にある時にセンサ端末2kが位置Xi にある確率(以下、センサ携帯確率とする)、P(ei |Xi )はセンサ端末2kが位置Xi にある時にセンサ端末2kが位置ei にあると検出される確率(以下、センサ出力確率とする)、P(πt |πt-1 )は時刻t−1に位置πt-1 にあった移動体1が時刻tに位置πt に移動する確率(以下、状態遷移確率)、αt は正規化係数(事後確率の全位置に関する総和が1になるように調整するための係数)である。
ここで、上記の(2)式で、センサ出力確率及び状態遷移確率は予め各位置検出システムの特性や位置検出対象エリアの特性(出力位置記号間の距離等)を基に与えられる定数であり、センサ携帯確率はセンサ携帯度推定部56で推定された各センサ端末2kのセンサ携帯度から、例えば、
Figure 0004946626
・・・(3)
というような計算式で決定できる。
本実施例では、上記の(2)式を用いて、各位置に移動体1が存在する確率(事後確率)を逐次計算し、計算された事後確率の確率値が最大となる位置を移動体1の位置とする。
図5〜図7は本発明の第1の実施例による位置推定システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図7を参照して本発明の第1の実施例による位置推定システムの動作について説明する。
センサ位置検出装置3kは、無線、超音波、赤外線等の媒体を用いてセンサ端末2kの位置をそれぞれ検出する(図5ステップA1)。センサ位置検出装置3kで検出されたセンサ端末2kの位置は、センサ位置取得部51に入力され(図5ステップA2)、さらに、センサ位置取得部51によって、時刻と各センサ端末2kを一意に識別するIDと共に、センサ位置記憶部53に記録される(図5ステップA3)。センサ位置検出装置3kによるセンサ位置の検出からセンサ位置記憶部53への記録までの一連の動作は、他の動作とは非同期に実行される。
センサ携帯状態検出装置4kは、移動体1がセンサ端末2kを確かに携帯しているかどうかをそれぞれ検出する(図6ステップB1)。センサ携帯状態検出装置4kで検出されたセンサ端末2kのセンサ携帯状態は、センサ携帯状態取得部52に入力され(図6ステップB2)、さらに、センサ携帯状態取得部52によって、時刻と各センサ端末2kを一意に識別するIDと共に、センサ形態状態記憶部54に記録される(図6ステップB3)。センサ携帯状態検出装置4kによるセンサ携帯状態の検出からセンサ携帯状態記憶部54への記録までの一連の動作は、他の動作とは非同期に実行される。
移動体位置利用装置6は、移動体1の位置を利用するために、移動体1のIDを移動体位置推定部55に対して入力する(図7ステップC1)。移動体位置推定部55は、入力された移動体1のIDを元に、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kのIDリストを移動体情報記憶部57から取得する(図7ステップC2,C3)。
移動体位置推定部55は、取得した各センサ端末2kのIDを基に、各センサ端末2kの現在位置をセンサ位置記憶部53から取得する(図7ステップC4,C5)。移動体位置推定部55は、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kのセンサ携帯度を取得するために、移動体1のIDをセンサ携帯度推定部56に入力する。
センサ携帯度推定部56は、入力された移動体1のIDを基に、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kのIDリストを移動体情報記憶部57から取得する(図7ステップC7,C8)。但し、移動体情報記憶部57へのセンサ端末3kのID取得処理の負荷を低減させるために、本ステップで取得するセンサ端末2kのIDリストの代わりに、図7のステップC2,C3の処理で取得したセンサ端末2kのIDリストを利用しても良い。
センサ携帯度推定部56は、取得した各センサ端末2kのIDを基に、各センサ端末2kのセンサ携帯状態をセンサ携帯状態記憶部54から取得する(図7ステップC9,C10)。センサ携帯度推定部56は、取得した各センサ端末2kのセンサ携帯状態から、各センサ端末2kのセンサ携帯度を算出し(図7ステップC11)、移動体位置推定部55に対して出力する(図7ステップC12)。
移動体位置推定部55は、取得した移動体1に関連付けられた複数の各センサ端末2kの現在位置及びセンサ携帯度から、移動体1の位置を推定し(図7ステップC13)、その位置を移動体位置利用装置6に対して出力する(図7ステップC14)。
このように、本発明の第1の実施例では、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kを移動体1が携帯しているかどうかを検出した上で、各センサ端末2kの位置から移動体1の位置を推定することによって、移動体1に関連付けられた複数の位置検出システムのためのセンサ端末2kのうち一部のセンサ端末を携帯していない場合でも、各センサ端末2kで検出された位置から移動体1の位置を正しく推定することができる。
図8は本発明の第2の実施例による位置推定システムの構成を示すブロック図である。図8において、本発明の第2の実施例による位置推定システムは、センサ携帯状態検出装置4kを備えず、移動体位置推定装置5のセンサ携帯状態取得部52とセンサ携帯状態記憶部54とセンサ携帯度推定部56との代わりに、センサ位置記憶部53に記録された各センサ端末2kの位置から移動体1の位置を推定する時点でのセンサ携帯度を推定するセンサ携帯度推定部58を備える移動体位置推定装置7を設けた以外は、図1に示す本発明の第1の実施例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
センサ携帯度推定部58は、移動体情報記憶部57から移動体1に関連付けられた各センサ端末2kのIDを取得し、センサ位置記憶部53に記録された各センサ端末2kの位置から、移動体1の位置を推定する時点での各センサ端末2kのセンサ携帯度を推定する。
センサ携帯度推定部58の具体例としては、検出されたセンサ端末2kの位置の過去の履歴からセンサ端末2kが移動したかどうかを判定し、移動体1の位置を推定する時点でセンサ端末2kが移動中と判定された場合にセンサ携帯度を最大とし、移動体1の位置を推定する時点でセンサ端末2kが移動していないと判定された場合に、最後に移動中と判定された時刻からの経過時間が短いほどセンサ携帯度を大きく決定するものがある。これは、センサ端末2kが移動したということを、センサ端末2kが移動体1に携帯されていると見なすことに等しい。
センサ携帯度推定部58の他の具体例としては、検出されたセンサ端末2kの位置の過去の履歴から、あるセンサ端末が他のセンサ端末と同じ位置にいるかどうかを判定し、同じ、もしくは近い位置にあるセンサ端末が多いほどセンサ携帯度を大きく決定するものがある。
図9は本発明の第2の実施例による位置推定システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図5と図8と図9とを参照して本発明の第2の実施例による位置推定システムの動作について説明する。
図5のステップA1〜A3で示される本発明の第2の実施例におけるセンサ位置検出装置3k、センサ位置取得部51及びセンサ位置記憶部53の動作は、本発明の第1の実施例におけるセンサ位置検出装置3k、センサ位置取得部51及びセンサ位置記憶部53の動作と同一のため、その動作の説明は省略する。
また、図9のステップC1〜C8及びステップC12〜C14で示される本発明の第2の実施例における移動体位置利用装置6、移動体位置推定部55、センサ携帯度推定部58、移動体情報記憶部57及びセンサ位置記憶部53の動作は、図7のステップC1〜C8及びステップC12〜C14で示される本発明の第1の実施例における移動体位置利用装置6、移動体位置推定部55、センサ携帯度推定部56、移動体情報記憶部57及びセンサ位置記憶部53の動作と同一のため、その動作の説明は省略する。
センサ携帯度推定部56は、取得した各センサ端末2kのIDを基に、各センサ端末2kの位置をセンサ位置記憶部53から取得する(図9ステップC15,C16)。但し、センサ位置記憶部53へのセンサ端末2kの位置取得処理の負荷を低減させるために、本ステップで取得するセンサ端末2kの位置の代わりに、図9のステップC4,C5の処理で取得したセンサ端末2kの位置を利用しても良い。
センサ携帯度推定部56は、取得した各センサ端末2kの位置から、各センサ端末2kのセンサ携帯度を算出し(図9ステップC17)、移動体位置推定部55に対して出力する(図9ステップC12)。
このように、本発明の第2の実施例は、上述した本発明の第1の実施例の効果に加えて、検出された移動体1の位置から各センサ端末2kの携帯度を推定するため、センサ端末2kの位置を検出するための装置以外にセンサ携帯状態を検出するための装置が必要なく、移動体1に関連付けられた複数の位置検出システムのためのセンサ端末2kのうち一部のセンサ端末を携帯していない場合でも、各センサ端末2kで検出された位置から移動体1の位置を正しく推定することができる。
図10は本発明の第3の実施例におけるセンサ携帯度推定部の構成例を示すブロック図であり、図11はグラフ構造の例を示す図である。図10において、本発明の第3の実施例におけるセンサ携帯度推定部58は、センサ移動距離算出部581と、センサ移動状態検出部582と、センサ携帯度算出部583とを備えている。尚、本発明の第3の実施例による位置推定システムは、図8に示す本発明の第2の実施例による位置推定システムと同様の構成となっている。
本実施例は、移動体1に関連付けられるセンサ端末2kとして、無線LAN端末であるノート型パーソナルコンコンピュータ(以下、ノートパソコンとする)もしくは無線LAN携帯電話を、センサ端末2kの位置を検出するセンサ位置検出装置3kとして、各無線LAN端末が接続しているアクセスポイントの設置位置をセンサ端末2kの位置として検出する無線LAN管理システムを備えている。
移動体位置推定装置7及び移動体位置利用装置6はパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとする)によって実現され、各装置間は、無線LANもしくは有線LANのネットワークで接続される。パソコンは、センサ位置取得部51、センサ携帯度推定部58及び移動体位置推定部55として機能する中央演算装置(図示せず)と、センサ位置記憶部53及び移動体情報記憶部57として機能する記憶装置(図示せず)とを有している。
センサ移動距離算出部581は、一定時間間隔毎にセンサ位置記憶部53から各センサ端末2kの最新の位置を取得し、取得した各センサ端末2kの位置履歴からセンサ端末2kの移動距離を算出する。
本実施例では、図11に示したような全アクセスポイントの設置位置間の接続関係を、アクセスポイントの設置位置をノード、ノード間の接続をリンクとしたグラフ構造で定義する。このようなグラフ構造を用いて、センサ位置検出装置3kが出力する位置同士の距離をグラフ構造における最短距離として算出できる。ここで、センサ位置記憶部53から各センサ端末2kの最新の位置を取得する時間間隔、及び各センサ端末2kの移動距離を算出する位置履歴の長さは、システムを利用する環境や、移動体1の移動傾向を考慮して決定する。
例えば、オフィス内の従業員の位置把握を想定した場合、センサ位置記憶部53から各センサ端末2kの最新の位置を取得する時間間隔を30秒、位置履歴の長さを10(5分)とすることで、センサ端末2kの移動状態検出に適した移動距離を得ることができる。
センサ移動状態検出部582は、センサ移動距離算出部581で算出されたセンサ端末2kの移動距離が予め設定した閾値より大きい場合に該当するセンサ端末2kが移動していると、小さい場合に該当するセンサ端末2kが移動していないと判定し、その判定結果を出力する。
移動距離の閾値は、センサ位置検出装置3kの誤差特性や、移動体1の移動傾向を考慮して決定する。例えば、本実施例で用いたような、無線LAN端末が接続しているアクセスポイントの設置位置をセンサ端末2kの位置として検出するセンサ位置検出装置3kの場合には、周辺のアクセスポイント設置位置に誤って検出されてしまう検出ミスが起こるため、このような検出ミスによって発生し得る移動距離の算出誤差よりも大きく、かつ移動体1の移動をできるだけ漏れなく検出できる閾値を設定する必要がある。
センサ携帯度算出部583は、センサ移動有無判定部582で最後にセンサ端末2kが移動したと判定されてからの経過時間に基づいて、センサ携帯度を算出する。センサ端末2kが移動したことを、移動体1がセンサ端末2kを携帯しているとみなし、移動体1がセンサ端末2kを携帯していると最後に検出されてからセンサ端末2kを置き忘れて移動してしまうまでの時間が指数分布に従うとして、センサ携帯度を上記の(1)式に従って算出する。
ここで、センサを置き忘れて移動してしまうまでの時間の期待値は、移動体1の移動傾向を考慮して決定する。例えば、オフィス内の従業員の位置把握を想定し、従業員の移動傾向を調査した上で、期待値として1時間という値を設定することで、妥当なセンサ携帯度を得ることができる。
センサ携帯度推定部58で算出された各センサ端末2kのセンサ携帯度に基づいて、上記の本発明の第1の実施例で説明したような移動体位置推定部55によって移動体1の位置を推定することができる。
本実施例では、無線LANによるセンサ位置検出システムを用いて、複数の無線LAN端末が関連付けられた移動体1の位置を、検出された位置履歴から推定されたセンサ携帯度に基づいて推定することができる。これによって、本実施例では、移動体1に関連付けられた複数の位置検出システムのためのセンサ端末2kのうち一部のセンサ端末を携帯していない場合でも、各センサ端末2kで検出された位置から移動体1の位置を正しく推定することができる。
図12は本発明の第4の実施例におけるセンサ携帯度推定部の構成例を示すブロック図である。図12において、本発明の第4の実施例におけるセンサ携帯度推定部58の構成では、図10に示す構成におけるセンサ携帯度推定部58が、センサ移動距離算出部581と、センサ移動状態検出部582と、センサ履歴間距離算出部584と、類似センサ数算出部585と、センサ携帯度算出部586とを備える点で、図10に示す本発明の第3の実施例におけるセンサ携帯度推定部58の構成とは異なっている。尚、本発明の第4の実施例による位置推定システムは、図8に示す本発明の第2の実施例による位置推定システムと同様の構成となっている。
センサ移動距離算出部581及びセンサ移動有無判定部582の動作は、上述した図10に示すセンサ移動距離算出部581及びセンサ移動有無判定部582の動作とそれぞれ同一のため、その動作の説明は省略する。
センサ履歴間距離算出部584は、一定時間間隔毎にセンサ位置記憶部53から各センサ端末2kの最新の位置を取得し、取得した各センサ端末2kの位置履歴から、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kの全組合せについて、各センサ端末2k同士の履歴間距離を算出する。
本実施例では、上述したグラフ構造を用いてセンサ端末2kが出力する位置間の距離を算出し、各センサ端末2kの履歴間距離は、
Figure 0004946626
・・・(4)
という計算式に従って算出できる。この(4)式においては、時刻tにおけるセンサ端末kとセンサ端末jの過去Tステップの履歴間距離を算出する。また、(4)式において、Xi (t)は時刻tに検出されたセンサ端末2kの位置、d(x1 ,x2 )は位置x1 と位置x2 との距離である。
ここで、センサ位置記憶部53から各センサ端末2kの最新の位置を取得する時間間隔、及び各センサ端末2kの履歴間距離を算出する位置履歴の長さは、システムを利用する環境や、移動体の移動傾向を考慮して決定する。例えば、オフィス内の従業員の位置把握を想定した場合、センサ位置記憶部53から各センサ端末2kの最新の位置を取得する時間間隔を30秒、位置履歴の長さを10(5分)とすることで、類似センサ数算出に適した履歴間距離を得ることができる。
類似センサ数算出部585は、各センサ端末2kについて、移動体1に関連付けられた全センサ端末2kのうち、センサ履歴間距離算出部585で算出されたセンサ履歴間の距離が予め設定した閾値より小さいセンサ端末の個数を算出し、該当するセンサ端末の類似センサ数として出力する。
センサ履歴間距離の閾値は、センサ位置検出装置3kの誤差特性を考慮して決定する。例えば、本実施例で用いたような、無線LAN端末が接続しているアクセスポイントの設置位置をセンサ端末2kの位置として検出するセンサ位置検出装置3kの場合、周辺のアクセスポイント設置位置に誤って検出されてしまう検出ミスが起こるため、このような検出ミスによって発生し得るセンサ履歴間距離の変動よりも大きく、かつ同一位置にあるセンサ端末をできるだけ漏れなく検出できる閾値を設定する必要がある。
センサ携帯度算出部586は、センサ移動有無判定部582で最後にセンサ端末2kが移動したと判定されてからの経過時間と、類似センサ数算出部585で算出されたセンサ端末2kの類似センサ数とに基づいてセンサ携帯度を算出する。移動後経過時間が短いほどセンサ携帯度が高く、かつ一緒にいるセンサ端末が多いほどセンサ携帯度が高くなるように、センサ携帯度を、
Figure 0004946626
・・・(5)
という計算式に従って算出する。(5)式において、tは最後に移動したと判定されてからの経過時間、1/λはセンサ端末2kを置き忘れて移動してしまうまでの時間の期待値、Nは移動体1に関連付けられたセンサ端末2kの総数、Cは類似センサ数、Pmax はセンサ携帯度の最大値、Pholdはあるセンサ端末のセンサ携帯度である。
ここで、センサ端末2kを置き忘れて移動してしまうまでの時間の期待値(1/λ)は、移動体1の移動傾向を考慮して決定する。例えば、オフィス内の従業員の位置把握を想定し、従業員の移動傾向を調査した上で、期待値として1時間という値を設定することができる。また、センサ携帯度の最大値(Pmax )は、センサ携帯度算出部586の精度に従って決定し、例えば、「0.9」という値を設定することができる。
センサ携帯度推定部58で算出された各センサ端末2kのセンサ携帯度に基づいて、上述した本発明の第1の実施例で説明したような移動体位置推定部55によって移動体1の位置を推定することができる。
本実施例では、無線LANによるセンサ位置検出システムを用いて、複数の無線LAN端末が関連付けられた移動体1の位置を、検出された位置履歴から推定されたセンサ携帯度に基づいて推定することができる。これによって、本実施例では、移動体1に関連付けられた複数の位置検出システムのためのセンサ端末2kのうち一部のセンサ端末を携帯していない場合でも、各センサ端末2kで検出された位置から移動体1の位置を正しく推定することができる。
上記のように、本実施例では、センサ端末2kの移動距離や履歴間距離の算出に予め設定したグラフ構造を用いているが、出力記号の種類数を移動距離、出力記号間のハミング距離を履歴間距離として算出する方法や、位置を1次元、2次元、もしくは3次元の座標値で表してから移動距離や履歴間距離を直接算出する方法を用いることもできる。
図13は本発明の第5の実施例による位置推定システムの構成を示すブロック図である。図13において、本発明の第5の実施例による位置推定システムは、上述した本発明の第1の実施例と同様に、位置を推定する対象である移動体1と、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kと、センサ端末2kの位置をそれぞれ検出するセンサ位置検出装置3kと、センサ端末2kが移動体1に携帯されているかどうかをそれぞれ検出するセンサ携帯状態検出装置4kと、センサ位置検出装置3kで検出された各センサ端末2kの位置とセンサ携帯状態検出装置4kで検出された各センサ端末2kの携帯状態とから移動体1の位置を推定する移動体位置推定装置5と、推定された移動体1の位置を利用する移動体位置利用装置6とから構成されている。
移動体位置推定用プログラム8は、移動体位置推定装置5に読み込まれ、移動体位置推定装置5の動作を制御する。移動体位置推定装置5は、移動体位置推定用プログラム8の制御によって、本発明の第1の実施例における移動体位置推定装置5による処理と同一の処理を実行する。
図14は本発明の第6の実施例による位置推定システムの構成を示すブロック図である。図14において、本発明の第6の実施例による位置推定システムは、上述した本発明の第2の実施例と同様に、位置を推定する対象である移動体1と、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kと、センサ端末2kの位置をそれぞれ検出するセンサ位置検出装置3kと、センサ位置検出装置3kで検出された各センサ端末の位置から移動体1の位置を推定する移動体位置推定装置7と、推定された移動体の位置を利用する移動体位置利用装置6とから構成されている。
移動体位置推定用プログラム9は、移動体位置推定装置7に読み込まれ、移動体位置推定装置7の動作を制御する。移動体位置推定装置7は、移動体位置推定用プログラム9の制御によって、上述した本発明の第2の実施例における移動体位置推定装置7による処理と同一の処理を実行する。
上記のように、本発明の第1の位置推定システムは、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kと、センサ端末2kの位置をそれぞれ検出するセンサ位置検出装置3kと、センサ端末2kが移動体1に携帯されているかどうかをそれぞれ検出するセンサ携帯状態検出装置4kと、センサ位置検出装置3kで検出された各センサ端末2kの位置とセンサ携帯状態検出装置4kで検出された各センサ端末2kの携帯状態から移動体1の位置を推定する移動体位置推定装置5とを有する。
本発明の第1の位置推定システムは、このような構成を採用し、各センサ端末2kを移動体1が携帯しているかどうかを検出し、検出した各センサ端末2kの携帯度を考慮して各センサ端末2kの位置から移動体1の位置を推定することによって、移動体1に関連付けられた複数の位置検出システムのためのセンサ端末2kのうち一部のセンサ端末を携帯していない場合でも、各センサ端末2kで検出された位置から移動体1の位置を正しく推定することができる。
本発明の第2の位置推定システムは、移動体1に関連付けられた複数のセンサ端末2kと、センサ端末2kの位置をそれぞれ検出するセンサ位置検出装置3kと、センサ端末2kが移動体1に携帯されているかどうかを推定し、その推定結果とセンサ位置検出装置3kで検出された各センサ端末2kの位置とから移動体1の位置を推定する移動体位置推定装置5とを有する。
本発明の第2の位置推定システムは、このような構成を採用し、各センサ端末2kの位置履歴から各センサ端末2kを移動体1が携帯しているかどうかを検出し、検出した各センサ端末2kの携帯度を考慮して各センサ端末2kの位置から移動体1の位置を推定することによって、移動体1に関連付けられた複数の位置検出システムのためのセンサ端末2kのうち一部のセンサ端末を携帯していない場合でも、各センサ端末2kで検出された位置から移動体1の位置を正しく推定することができる。
したがって、本発明は、移動体1が各センサ端末2kを携帯しているかどうかを検出し、得られた各センサ端末2kの携帯度に応じて、検出された各センサ端末2kの位置から移動体1の位置を推定するため、移動体1に複数の位置検出用のセンサ端末2kが関連付けられていて、それらのセンサ端末2kのうち一部のセンサ端末を携帯していない場合でも、各センサ端末2kで検出された位置から移動体1の位置を正しく推定できる。
本発明は、複数の位置検出システムを利用したヒトやモノの位置取得や、複数の位置検出システムを利用した利用したヒトやモノの位置取得をコンピュータに実現するためのプログラムといった用途に適用することができる。
本発明の第1の実施例による位置推定システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例によるセンサ位置記憶部に記録される情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施例によるセンサ携帯状態記憶部に記録される情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施例による観測量から移動体の位置を推定する確率推論モデルを示す図である。 本発明の第1の実施例による位置推定システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施例による位置推定システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施例による位置推定システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施例による位置推定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例による位置推定システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施例におけるセンサ携帯度推定部の構成例を示すブロック図である。 グラフ構造の例を示す図である。 本発明の第4の実施例におけるセンサ携帯度推定部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施例による位置推定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施例による位置推定システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 移動体
2a,2b センサ端末
3a,3b センサ位置検出装置
4a,4b センサ携帯状態検出装置
5 移動体位置推定装置
6 移動体位置利用装置
7 移動体位置推定装置
8 移動体位置推定用プログラム
9 移動体位置推定用プログラム
51 センサ位置取得部
52 センサ携帯状態取得部
53 センサ位置記憶部
54 センサ携帯状態記憶部
55 移動体位置推定部
56 センサ携帯度推定部
57 移動体情報記憶部
58 センサ携帯度推定部
581 センサ移動距離算出部
582 センサ移動有無判定部
583 センサ携帯度算出部
584 センサ履歴間距離算出部
585 類似センサ数算出部
586 センサ携帯度算出部

Claims (25)

  1. 移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含み、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定システムであって、
    前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定手段を有することを特徴とする位置推定システム。
  2. 前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを検出するセンサ携帯状態検出手段を含み、
    前記移動体位置推定手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯状態検出手段で検出された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項1に記載の位置推定システム。
  3. 前記移動体位置推定手段は、前記センサ携帯状態検出手段で前記移動体に携帯されていることが検出された少なくとも1以上の前記センサ端末の位置から前記移動体の位置を選択して出力することを特徴とする請求項2に記載の位置推定システム。
  4. 前記移動体位置推定手段は、前記センサ携帯状態検出手段で前記移動体に携帯されていることが検出されてからの経過時間に応じて値が減少するセンサ携帯度を算出し、前記センサ携帯度が最大となる少なくとも1以上の前記センサ端末の位置から前記移動体の位置を選択して出力することを特徴とする請求項2に記載の位置推定システム。
  5. 前記移動体位置推定手段は、前記移動体と前記センサ端末各々との位置が同一でないことを前提とする確率推論モデルに従って、前記センサ携帯状態検出手段で検出された前記センサ端末各々の携帯状態に従って決定される前記移動体と前記センサ端末各々との位置の関係を表す確率値と、予め設定されかつ前記センサ位置検出システムの検出結果と前記センサ端末の位置との関係を表す確率値と、予め設定されかつ前記移動体の任意位置間の移動特性を表す確率値とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項2に記載の位置推定システム。
  6. 前記センサ携帯状態検出手段は、前記センサ端末に設けられたパスワード、指紋、声紋、顔のいずれかを少なくとも用いる認証機能による認証が成功した場合に、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているものと判定することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の位置推定システム。
  7. 前記センサ携帯状態検出手段は、前記センサ端末に設けられたスイッチ、マウス、キーボード、ペンタブレットのいずれかを少なくとも含む入力装置において任意の操作が発生した場合に、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているものと判定することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の位置推定システム。
  8. 前記センサ携帯状態検出手段は、前記センサ端末に組み込まれた加速度センサ、振動センサ、ジャイロセンサ、磁気センサのいずれかを少なくとも含む計測装置にて前記センサ端末が動いていることが確認された場合に、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているものと判定することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の位置推定システム。
  9. 前記センサ携帯状態検出手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置の一定期間の履歴から前記センサ端末が動いていることが確認された場合に、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているものと判定することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の位置推定システム。
  10. 前記センサ携帯状態検出手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置の一定期間の履歴から前記センサ端末が動いているかどうかを判定し、他のセンサ端末との位置履歴間類似度を基に類似センサ数を算出し、移動後の経過時間が短ければ短いほど、類似センサ数が多ければ多いほど、前記移動体が前記センサ端末を携帯している度合いが高くなるという仮定のもと、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを推定することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の位置推定システム。
  11. 前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを推定するセンサ携帯度推定手段を含み、
    前記移動体位置推定手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯度推定手段で推定された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項1に記載の位置推定システム。
  12. 前記移動体位置推定手段は、前記センサ携帯度推定手段で前記移動体に携帯されていることが推定された少なくとも1以上の前記センサ端末の位置から前記移動体の位置を選択して出力することを特徴とする請求項11に記載の位置推定システム。
  13. 前記移動体位置推定手段は、前記センサ携帯度推定手段で前記移動体に携帯されていることが推定されてからの経過時間に応じて値が減少するセンサ携帯度を算出し、前記センサ携帯度が最大となる少なくとも1以上の前記センサ端末の位置から前記移動体の位置を選択して出力することを特徴とする請求項11に記載の位置推定システム。
  14. 前記移動体位置推定手段は、前記移動体と前記センサ端末各々との位置が同一でないことを前提とする確率推論モデルに従って、前記センサ携帯度推定手段で推定された前記センサ端末各々の携帯状態に従って決定される前記移動体と前記センサ端末各々との位置の関係を表す確率値と、予め設定されかつ前記センサ位置検出システムの検出結果と前記センサ端末の位置との関係を表す確率値と、予め設定されかつ前記移動体の任意位置間の移動特性を表す確率値とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項11に記載の位置推定システム。
  15. 前記センサ携帯度推定手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置の一定期間の履歴から前記センサ端末が動いていることが確認された場合に、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを推定することを特徴とする請求項11から請求項14のいずれかに記載の位置推定システム。
  16. 前記センサ携帯度推定手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置の一定期間の履歴から前記センサ端末が動いているかどうかを判定し、他のセンサ端末との位置履歴間類似度を基に類似センサ数を算出し、移動後の経過時間が短ければ短いほど、類似センサ数が多ければ多いほど、前記移動体が前記センサ端末を携帯している度合いが高くなるという仮定のもと、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを推定することを特徴とする請求項11から請求項14のいずれかに記載の位置推定システム。
  17. 移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含むシステムにおいて、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定装置であって、
    前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定手段を有することを特徴とする位置推定装置。
  18. 前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを検出するセンサ携帯状態検出手段を前記システムに設け、
    前記移動体位置推定手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯状態検出手段で検出された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項17に記載の位置推定装置。
  19. 前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを推定するセンサ携帯度推定手段を含み、
    前記移動体位置推定手段は、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯度推定手段で推定された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項17に記載の位置推定装置。
  20. 移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含むシステムにおいて、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定装置に用いられる位置推定方法であって、
    前記位置推定装置が、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定処理を実行することを特徴とする位置推定方法。
  21. 前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを検出するセンサ携帯状態検出手段を前記システムに設け、
    前記位置推定装置が、前記移動体位置推定処理において、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯状態検出手段で検出された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項20に記載の位置推定方法。
  22. 前記位置推定装置が、前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを推定するセンサ携帯度推定処理を実行し、
    前記位置推定装置が、前記移動体位置推定処理において、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯度推定手段で推定された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定することを特徴とする請求項20に記載の位置推定方法。
  23. 移動体に関連付けられた複数のセンサ端末と、前記複数のセンサ端末各々の位置を検出するセンサ位置検出システムとを含むシステムにおいて、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末の位置に基づいて前記移動体の位置を推定する位置推定装置内でコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを示す前記センサ端末各々の携帯状態と前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置とから前記移動体の位置を推定する移動体位置推定処理を含むことを特徴とするプログラム。
  24. 前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを検出するセンサ携帯状態検出手段を前記システムに設け、
    前記移動体位置推定処理において、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯状態検出手段で検出された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定させることを特徴とする請求項23に記載のプログラム。
  25. 前記移動体が前記センサ端末を携帯しているかどうかを推定するセンサ携帯度推定処理を含み、
    前記移動体位置推定処理において、前記センサ位置検出システムで検出された前記センサ端末各々の位置と前記センサ携帯度推定手段で推定された前記センサ端末各々の携帯状態とから前記移動体の位置を推定させることを特徴とする請求項23に記載のプログラム。
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