JP4946382B2 - 壁掛型扇風機 - Google Patents

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Description

本発明は、壁面に取付けられた壁掛金具に基台を取り付けて壁面に扇風機を掛ける壁掛型扇風機に関する。
従来、この種の壁掛型扇風機の一例として取付金具と基台を固定ねじで固定する壁掛用扇風機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その壁掛型扇風機について図12を参照にしながら説明する。
図に示すように、電動機101の回転軸102には羽根103が設けられ、羽根103は保護網104に囲まれ、電動機101は受部材105に枢支され、受部材105は基台106には引掛用孔107が設けられ、ねじ108で壁に取付けられた取付金具109により取付けられ、基台106と取付金具109にはねじ孔110が設けられ、固定用ねじ111によりねじ締め固定されている。
また、この種の壁掛型扇風機の他の例として落下防止ワイヤーを設けた扇風機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
以下、その壁掛型扇風機について図13および図14を参照しながら説明する。
図に示すように、壁面112に装着されたスタンド113にネックピース114を介して首振自在に装着された扇風機頭部115と、スタンド113に一端が連結された落下防止ワイヤー116の他端が係止されるとともに、壁面112に装着されたワイヤー係止部117とを設け、スタンド113に落下防止ワイヤー116およびワイヤー係止部117を内設するワイヤーカバー118を連設して構成する。
実開昭63−52993号公報(第3ページ、第1図) 特開平5−321880号公報([0008]図1、図3)
このような従来の壁掛用扇風機では、ドライバーを用いて目視できない状態でねじ108のねじ締め作業を行うため作業性が悪いという課題があり、作業性を向上することが要求されている。
また、他の従来の扇風機では、落下防止ワイヤー116のワイヤカバー118がスタンド113より突出しているので、スタンド113の取扱いが不便であり、スタンド113の樹脂成型の金型も大きくなりコストアップになるという課題があり、コスト低減を図ることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、基台が壁掛金具から外れないようにして扇風機が脱落することを未然に防ぐことができ、また、ねじ孔の位置が目視で容易に確認でき、規制ねじをねじ孔に螺合するときの作業が向上するとともに、成型金型を簡単な構造にしてコストの低減を図ることのできる壁掛型扇風機を提供することを目的としている。
本発明の壁掛型扇風機は上記目的を達成するために、羽根を回転するモータと、このモータを枢支するように設けられる合成樹脂製のスタンドの裏面に金属製の底板を付設した基台と、この基台の底板に設けた挿入口から前記スタンドの壁面側の上端面に設けた押出口に至る連通部と、前記連通部に嵌入される形状で前記基台を着脱可能に固定する壁面に設けた壁掛金具とを備え、前記壁掛金具の上端部に設けたねじ孔に、前記スタンドの上方に近接して規制ねじを螺合可能に設け、前記壁掛金具の近傍の壁面に一端を固定した落下防止ワイヤーを設け、前記落下防止ワイヤーの他端を前記規制ねじで前記壁掛金具の上端部に固定したものである。
この手段により、基台が壁掛金具から外れないようにして脱落することを未然に防ぐことができ、また、ねじ孔の位置が目視で容易に確認でき、規制ねじをねじ孔に螺合するときの作業性が向上でき、壁掛金具にねじ止め固定されたスタンドの落下も防ぐことができ、基台そのものが落下するのを防止することができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、落下防止ワイヤーに規制ねじを回動可能に保持する保持片を設けたものである。
この手段により、天井付近の不安定な場所で、落下防止ワイヤーを壁掛型金具へねじ締めする作業性が向上するとともに、落下防止ワイヤーと一体化しているので規制ねじの紛失を未然に防ぐことができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、スタンドの壁面側の上端部に設けた押出口を、スタンド端辺の切欠部と底板との間に挟まれて形成されたものである。
この手段により、スタンドの成型金型の抜き方向に切欠部が形成できるので成型金型を簡単な構造とすることができ、製造コストを低減することができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、壁掛金具の先端部を略半円形状としたものである。
この手段により、先端部を押出口から容易に突き出すことができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、スタンドの壁面側の上端部に設けた押出口を、スタンドの一部を貫通して形成したものである。
この手段により、重量物であるモータおよび羽根ガードの落下を防止できる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、スタンドに設けた押出口の上方に、壁掛金具の先端部を覆う保護部を前記スタンドと一体に形成したものである。
この手段により、作業者の手先を傷つけない安全な構造とすることができ、また、スタンドの切欠部が変形しないように補強することができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、壁掛金具を、幅寸法の小なる先端部と、幅寸法大なる挿入部と、壁面に固定される固定部から形成し、前記挿入部の上端辺をスタンドの押出口近傍の内壁面に当接可能に設けたものである。
この手段により、ねじ孔位置をねじ締めの操作のしやすい適正な位置に保つことができ、また、保護部の破損防止や、規制ねじ貫通孔とねじ孔位置が重なる配置とすることができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、壁掛金具の固定部にピッチ大なる一対の第1の固定孔と、ピッチ小なる第2の固定孔を、同一中心線の対称位置にそれぞれ設けたものである。
この手段により、木枠のピッチに合わせた大小いずれかのピッチの固定孔を選択して取り付けることができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、第1の固定孔または第2の固定孔のいずれかとともに、3点支持するための第3の固定孔を、中心線上に設けたものである。
この手段により、3点支持の取付作業を2種類に標準化して、操作性を簡略化することができる壁掛型扇風機が得られる。
また、他の手段は、基台の連通部の上下寸法H1と、壁掛金具の上端部の突出寸法H2を合計した壁掛金具の嵌合必要寸法Hを、8cm〜10cmとしたものである。
この手段により、基台が壁掛金具に沿って浮いて外れる確率は極めて少なくなり、容易に脱落しない安全な構成の壁掛型扇風機が得られる。
本発明によれば、基台が壁掛金具から外れないようにして脱落することを未然に防ぐことができ、また、ねじ孔の位置が目視で容易に確認でき、規制ねじをねじ孔に螺合するときの作業性が向上し、壁掛金具にねじ止め固定されたスタンドの落下を防ぐことができるとともに、基台そのものが落下するのを防止することができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、天井付近の不安定な場所で、落下防止ワイヤーを壁掛金具へねじ締めする作業性が向上するとともに、落下防止ワイヤーと一体化しているので規制ねじの紛失を未然に防ぐことができるという効果のある壁掛扇風機を提供できる。
また、成型金型を簡単な構造とすることができ、製造コストを低減することができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、曲面に沿って正常な突き出し方向に軌道修正できるので、先端部を押出口から容易に突き出すことができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、重量物であるモータおよび羽根ガードの落下を防止することができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、規制ねじを締め付けるときに、作業者の手先を傷つけない安全な構造とすることができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、ねじ孔位置をねじ締め操作のしやすい適正な位置に保つことができ、また、保護部の破損防止や規制ねじ貫通孔とねじ孔位置が重なる配置とすることができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、木枠のピッチに合わせた大小いずれかのピッチの固定孔を選択して取り付けることができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、3点支持の取付作業を2種類に標準化して、操作性を簡略化することができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
また、基台が壁掛金具に沿って浮いて外れる確率は極めて少なくなり、容易に脱落しない安全な構成とすることができるという効果のある壁掛型扇風機を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、羽根を回転するモータと、このモータを枢支するように設けられる合成樹脂製のスタンドの裏面に金属製の底板を付設した基台と、この基台の底板に設けた挿入口から前記スタンドの壁面側の上端面に設けた押出口に至る連通部と、前記連通部に嵌入される形状で前記基台を着脱可能に固定する壁面に設けた壁掛金具とを備え、前記壁掛金具の上端部に設けたねじ孔に、前記スタンドの上方に近接して規制ねじを螺合可能に設け、前記壁掛金具の近傍の壁面に一端を固定した落下防止ワイヤーを設け、前記落下防止ワイヤーの他端を前記規制ねじで前記壁掛金具の上端部に固定しものであり、基台を下から上方向に突き上げられて基台が浮き上がるような場合でも、規制ねじにスタンドが当接して基台の上方への移動が規制され、基台が壁掛金具から外れないようにして脱落することを未然に防ぐことができ、また、壁掛金具の上端部をスタンドの壁面側の上端部に設けた押出口より突出しているので、壁掛金具の上端部に設けたねじ孔の位置が目視で容易に確認でき、規制ねじをねじ孔に螺合するときの作業性が向上し、突き上げ落下対策用の規制ねじを利用して、壁掛金具が壁から外れた場合において、落下防止ワイヤーで基台の落下を防止する。すなわち、落下防止ワイヤーが壁掛金具に固定しているので壁掛金具にねじ止め固定されたスタンドの落下も防ぐことができ、基台そのものが落下するのを防止することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、落下防止ワイヤーに規制にねじを回動可能に保持する保持片を設けたものであり、落下防止ワイヤーの一端を壁面に固定したあとに、他端を規制ねじで壁掛金具の上端部に固定するときに、弾力性のある落下防止ワイヤーから規制ねじが外れないように保持片で保持しているので、扇風機の使用者にとって、天井付近の不安定な場所で、落下防止ワイヤーを壁掛金具へねじ締めする作業性が向上するとともに、落下防止ワイヤーと一体化しているので、規制ねじの紛失を未然に防ぐことができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、スタンドの壁面側の上端部に設ける押出口を、スタンド端辺に設けた切欠部と底板との間に挟まれた状態で形成されたものであり、スタンドの成型金型の抜き方向に切欠部が形成できるので、成型金型を簡単な構造とすることができ、製造コストを低減することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、壁掛金具の先端部を略半円形状としたものであり、壁掛金具の先端部を基台に設けた押出口から突き出させる場合に、先端部の形状が略半円であるため、先端部の一部が押出口の周辺に当接しても、曲面に沿って正常な突き出し方向に軌道修正できるので、先端部を押出口から容易に突き出すことができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、スタンドの壁面側の上端部に設けた押出口を、スタンドの一部を貫通して形成したものであり、押出口をスタンドの一部を貫通する開口とすることにより、壁掛金具がスタンドを貫通して取り付けられるため、底板がスタンドから外れるような異常状態となっても、スタンドと連結したモータおよび羽根ガードを落下防止ワイヤーで繋げて壁面側に保持できるので、重量物であるモータおよび羽根ガードの落下を防止できるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、スタンドに設けた押出口の上方に、壁掛金具の先端部を覆う保持部を前記スタンドと一体に形成したものであり、壁掛金具の先端部の端面がスタンドの押出口から露出しないように保護部で覆うことにより、規制ねじを締め付けるときに、作業者の手先を傷つけない安全な構造とすることができ、また、スタンド端辺に切欠部を設けている場合は、スタンドの切欠部が変形しないように補強することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、壁掛金具を、幅寸法の小なる先端部と、幅寸法大なる挿入部と、壁面に固定される固定部から形成し、前記挿入部の上端辺をスタンドの押出口近傍の内壁面に当接可能に設けたものであり、壁掛金具はねじ孔を有した先端部を、押出口を通して突き出しているが、壁掛金具の挿入部の上端辺をスタンドの押出口近傍の内壁面に当接可能とすることにより、先端部が押出口を通して突き出す最大寸法が決まるので、壁掛金具の先端部のねじ孔位置をねじ締め操作のしやすい適正な位置に保つことができ、また、壁掛金具の先端部が露出しないようにスタンドに保護部を設けている場合は、先端部と保護部の適正な位置関係を保ち、保護部の破損防止や規制ねじ貫通孔とねじ孔位置が重なる配置とすることができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、壁掛金具の固定部にピッチ大なる一対の第1の固定孔と、ピッチ小なる第2の固定孔を、同一中心線の対称位置にそれぞれ設けたものであり、壁掛金具のピッチ大なる第1の固定孔は、コンクリート壁に対応して、コンクリート壁に亀裂を生じない固定孔とするとともに、ピッチ小なる第2の固定孔は木造の柱に対応して柱の幅内に収まる固定孔とするとともに、裏面が細い木枠構造で構成された壁面に対しては、木枠のピッチに合わせた大小いずれかのピッチの固定孔を選択して取り付けることができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、第1の固定孔または第2の固定孔のいずれかとともに、3点支持するための第3の固定孔を、中心線上に設けたものであり、壁掛金具が先端部と挿入部を延設する縦に長い形状であって、3点支持することにより上下方向への保持力を高めて固定することができるとともに、第3の固定孔を共通して使用できるので少ない孔数となり、3点支持の取付作業を2種類に標準化して、操作性を簡略化することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項10記載の発明は、基台の連通部の上下寸法H1と、壁掛金具の先端部の突出寸法H2を合計した壁掛金具の嵌合必要寸法Hを、8cm〜10cmとしたものであり、従来、一般に使用されていた嵌合寸法4cm前後に比べて2倍以上となり、規制ねじを締結せずに基台が取り付けられた場合でも、基台の上方向への突き上げに対して、基台が壁掛金具に沿って浮いて外れる確率は極めて少なくなり、容易に脱落しない安全な構成とすることができ、また、天井面との必要な間隔および取付作業を考慮して、嵌合必要寸法Hの上限値を10cmとしているという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4に示すように、羽根1を回転するモータ2を枢支するように基台5を設け、基台5は合成樹脂製のスタンド3の裏面に金属製の底板4を付設したものである。基台5内には底板4に設けた挿入口6からスタンド3の壁面7側の上端面8に設けた押出口9に至る連通部10を設けている。壁面7に固定される壁掛金具11は、基台5の連通部10に嵌入される形状をなし、基台5を壁面7に着脱可能に固定している。壁掛金具11の上端部12にねじ孔13を設け、スタンド3の上方に近接して規制ねじ14をねじ孔13に螺合可能に設けている。
また、壁掛金具11の近傍の壁面7に一端を固定した落下防止ワイヤー15を設け、落下防止ワイヤー15の他端を規制ねじ14で壁掛金具11の上端部12に固定するように設けている。さらに、落下防止ワイヤー15の壁面7への固定位置を、基台5の裏側に位置して固定できるとともに、落下防止ワイヤー15の他端に設けた規制ねじ14を回動可能に保持する保持片16を設けている。
また、スタンド3の壁面7側の上端面8に設ける押出口9は、スタンド3の端辺に設けた切欠部17と底板4との間に挟まれた状態で形成され、壁掛金具11の先端部18を略半円形状に形成し構成する。
上記構成において、底板4の挿入口6からスタンド3の押出口9に至る連通部10を設けているので、壁面7に設けた壁掛金具11は連通部10を貫通して基台5を着脱可能に固定することができる。このとき、壁掛金具11の上端部12に設けたねじ孔13に規制ねじ14を螺合することにより、スタンド3の上方に近接して規制ねじ14の頭部が突出するので、基台5を下から上方向に突き上げられて基台5が浮き上がるような場合でも、規制ねじ14にスタンド3が当接して基台5の上方への移動が規制され、基台5が壁掛金具11から外れないようにして脱落することを未然に防ぐことができる。また、壁掛金具11の上端部12を、スタンド3の押出口9より突出しているので、壁掛金具11上端部12に設けたねじ孔13の位置が目視で容易に確認でき、規制ねじ14をねじ孔13に螺合するときの作業性を向上することができることとなる。
また、壁掛金具11の近傍の壁面7に一端を固定した落下防止ワイヤー15を設け、落下防止ワイヤー15の他端を規制ねじ14で壁掛金具11の上端部12に固定したので、壁掛金具11が壁面7から外れるような場合においても、落下防止ワイヤー15で基台5の落下を防止することができる。すなわち落下防止ワイヤー15が規制ねじ14で壁掛金具11に固定されているので、壁掛金具11に貫通されて保持される基台5そのものが落下するのを防止することができる。また、落下防止ワイヤー15の壁面7への固定位置を基台5の裏側に位置して固定することにより、落下防止ワイヤー15を短くして基台5の裏側および上方の目立たない位置に固定できるため、安全性を高めつつ美観を損なわずに取り付けることができることとなる。
また、落下防止ワイヤー15に規制ねじ14を回動可能に保持する保持片16を設けたので、落下防止ワイヤー15に保持片16で規制ねじ14を保持することにより、落下防止ワイヤー15の一端を壁面7に固定したあとに、他端を規制ねじ14で壁掛金具の上端部12に固定するときに、弾力性のある落下防止ワイヤー15から規制ねじ14が外れないように保持片16で保持しているので、扇風機の使用者にとって、天井付近の不安定な場所で落下防止ワイヤー15を壁掛金具11へねじ締めする作業性が向上するとともに、落下防止ワイヤー15と一体化しているので規制ねじ14の紛失を未然に防ぐことができることとなる。
また、スタンド3の壁面7側の上端面8に設ける押出口9を、スタンド3端辺に設けた切欠部17と底板4との間に挟まれた状態で形成することにより、スタンド3の端辺の切欠部17と底板4との間に挟まれた開口を押出口9とすることができ、スタンド3の成型金型の抜き方向に切欠部17が形成できるので、成型金型を簡単な構造とすることができ、製造コストを低減することができることとなる。
また、壁掛金具11の先端部18を略半円形状としたので、壁掛金具の先端部18を基台5に設けた押出口9から突き出せる場合に、先端部18の形状が略半円形であるため、先端部18の一部が押出口9の周辺に当接しても、曲面に沿って正常な突き出し方向に軌道修正できるので、先端部18を押出口9から容易に突き出すことができることとなる。
(実施の形態2)
図5および図6に示すように、スタンド3Aの壁面7A側の上端面8Aに設けた押出口9Aを、スタンド3Aの上端面8Aの一部を貫通して形成した構成とする。
上記構成において、押出口9Aをスタンド3Aの一部を貫通する開口とすることにより、壁掛金具11がスタンド3Aを貫通して取り付けられるため、底板4がスタンド3Aから分離するような異常状態となっても、スタンド3Aと連結したモータ2および羽根ガード1Aを落下防止ワイヤー15で繋げて壁面7A側に吊り下げて保護できるので、重量物であるモータ2および羽根ガード1Aの落下を防止することができることとなる。
(実施の形態3)
図7〜図9に示すように、スタンド3Bに設けた押出口9Bの上方に、壁掛金具11Aの先端部18Aを覆う保護部19をスタンド3Bと一体に形成し、保護部19に規制ねじ14Aが貫通する規制ねじ貫通孔20を設け、壁掛金具11Aを、幅寸法の小なる先端部18Aと、幅寸法の大なる挿入部21と、壁面(図示せず)に固定される固定部22から形成し、挿入部21の上端片23をスタンド3Bの押出口9B近傍の内壁面24に当接可能に設け構成する。
上記構成において、壁掛金具11Aの先端部18Aの端面がスタンド3Bの押出口9Bから露出しないように保護部19で覆うことにより、規制ねじ14Aを締め付けるときに、作業者の手先を傷つけない安全な構造とすることができるとともに、スタンド3Bの端辺に切欠部17を設けている場合は、スタンド3Bの切欠部17が変形しないようにすることができる。また、保護部19に規制ねじ14Aが貫通する規制ねじ貫通孔20を設けることにより、底板4がスタンド3Bから脱落した場合でも、スタンド3Bは壁掛金具11Aと繋がった状態になり、スタンド3Bと連結しているモータ2および羽根ガード1Aが落下するのを防止することができることとなる。
また、壁掛金具11Aを、幅寸法の小なる先端部18Aと、幅寸法の大なる挿入部21と、壁面に固定される固定部22から形成し、挿入部21の上端片23をスタンド3Bの押出口9B近傍の内壁面24に当接可能に設けたので、壁掛金具11Aはねじ孔13を有した先端部18Aを、押出口9Bを通して突き出しているが、壁掛金具11Aの挿入部21の上端片23をスタンド3Bの押出口9B近傍の内壁面24に当接可能とすることにより、先端部18Aが押出口9Bを通して突き出す最大寸法が決まるので、壁掛金具11Aの先端部18Aのねじ孔13位置をねじ締め操作のしやすい適正な位置に保つことができる。さらに、壁掛金具11Aの先端部18Aが露出しないようにスタンド3Bに保護部19を設けている場合は、先端部18Aと保護部19の適正な位置関係を保ち、保護部19の破損防止や規制ねじ貫通孔20とねじ孔13の位置を重なる配置とすることができることとなる。
(実施の形態4)
図10に示すように、壁掛金具11Bの固定部22Aにピッチ大なる一対の第1の固定孔25と、ピッチ小なる第2の固定孔26を、同一の中心線27の対称位置にそれぞれ設け、第1の固定孔25または第2の固定孔26のいずれかとともに、3点支持するための第3の固定孔28を、中心線27上に設け構成する。
上記構成においては、壁掛金具11Bの固定部22Aにピッチ大なる一対の第1の固定孔25とピッチ小なる第2の固定孔26を同一の中心線27の対称位置にそれぞれ設けたので、壁掛金具11Bのピッチ大なる第1の固定孔25は、コンクリート壁に対応して、コンクリート壁に亀裂を生じない固定孔とするとともに、ピッチ小なる第2の固定孔26は木造の柱に対応して柱の幅内に収まる固定孔とするとともに、裏面が細い木枠構造で構成された壁面に対しては、木枠のピッチに合わせた大小いずれかのピッチの固定孔を選択して取り付けることができることとなる。
また、第1の固定孔25または第2の固定孔26のいずれかとともに、3点支持するための第3の固定孔28を、中心線27上に設けたので、壁掛金具11Bが先端部18Aと挿入部21を延設する縦に長い形状であり、3点支持することにより、上下方向への保持力を高めて固定することができるとともに、第3の固定孔28を共通して使用できるので少ない孔数となり、3点支持の取付作業を2種類に標準化して、使用者にとって取付作業を容易にすることができることとなる。
(実施の形態5)
図11に示すように、基台5Aの連通部10Aの上下寸法H1と、壁掛金具11Cの先端部18Bの突出寸法H2を合計した壁掛金具11Cの嵌合必要寸法Hを、8cm〜10cmとして構成する。
上記構成において、壁掛金具11Cの嵌合必要寸法Hを8cm〜10cmに長くすることで、従来、一般に使用されていた嵌合寸法4cm前後に比べて2倍以上となり、規制ねじ14を締結せずに基台5Aが取り付けられた場合でも、基台5Aの上方向への突き上げに対して、基台5Aが壁掛金具11Cに沿って浮いて外れる確率は極めて少なくなり、容易に脱落しない安全な構成とすることができる。また、天井面との必要な間隔および取付作業性を考慮して、嵌合必要寸法Hの上限値を10cmとすることにより、壁掛型扇風機の本体の上端部と天井面との距離が10cm以上であれば、支障なく壁掛金具11Cに取付できる寸法関係とすることができる。
本発明にかかる壁掛型扇風機は、基台が壁掛金具から外れないようにして脱落することを未然に防ぐことができ、また、ねじ孔の位置が目視で容易に確認でき、規制ねじをねじ孔に螺合するときの作業性が向上するという効果を有し、壁掛型扇風機等として有用である。
本発明の実施の形態1の壁掛型扇風機の壁掛構成を示す分解斜視図 同壁掛型扇風機の壁掛構成を示す基台部分の背面斜視図 同壁掛型扇風機の落下防止ワイヤーの構成を示す斜視図 同壁掛型扇風機を壁面に取り付けた状態を示す側面図 本発明の実施の形態2の壁掛型扇風機の押出口の構成を示す基台の背面斜視図 同壁掛型扇風機を壁面に取り付けた状態を示す側面図 本発明の実施の形態3の壁掛型扇風機の壁掛構成を示す基台部分の背面斜視図 同壁掛型扇風機の規制ねじ貫通孔を示す部分斜視図 同壁掛型扇風機の保護部と壁掛金具の関係を示す背面斜視図 本発明の実施の形態4の壁掛型扇風機の固定部の状態を示す正面図 本発明の実施の形態5の壁掛型扇風機の壁掛金具の必要寸法の説明図((イ)嵌合時、(ロ)嵌合前) 従来の壁掛用扇風機の取付状態を示す断面図 同他の例の扇風機の側面図 同扇風機の取付状態を示す取付断面図
符号の説明
1 羽根
2 モータ
3 スタンド
3A スタンド
3B スタンド
4 底板
5 基台
5A 基台
6 挿入口
7 壁面
7A 壁面
8 上端面
8A 上端面
9 押出口
9A 押出口
9B 押出口
10 連通部
10A 連通部
11 壁掛金具
11A 壁掛金具
11B 壁掛金具
11C 壁掛金具
12 上端部
13 ねじ孔
14 規制ねじ
14A 規制ねじ
15 落下防止ワイヤー
16 保持片
17 切欠部
18 先端部
18A 先端部
18B 先端部
19 保護部
20 規制ねじ貫通孔
21 挿入部
22 固定部
22A 固定部
23 上端片
24 内壁面
25 第1の固定孔
26 第2の固定孔
27 中心線
28 第3の固定孔

Claims (10)

  1. 羽根を回転するモータと、このモータを枢支するように設けられる合成樹脂製のスタンドの裏面に金属製の底板を付設した基台と、この基台の底板に設けた挿入口から前記スタンドの壁面側の上端面に設けた押出口に至る連通部と、前記連通部に嵌入される形状で前記基台を着脱可能に固定する壁面に設けた壁掛金具とを備え、前記壁掛金具の上端部に設けたねじ孔に、前記スタンドの上方に近接して規制ねじを螺合可能に設け、前記壁掛金具の近傍の壁面に一端を固定した落下防止ワイヤーを設け、前記落下防止ワイヤーの他端を前記規制ねじで前記壁掛金具の上端部に固定した壁掛型扇風機。
  2. 落下防止ワイヤーに規制ねじを回動可能に保持する保持片を設けた請求項記載の壁掛扇風機。
  3. スタンドの壁面側の上端面に設ける押出口を、スタンド端辺に設けた切欠部と底板との間に挟まれた状態で形成した請求項1または2記載の壁掛型扇風機。
  4. 壁掛金具の先端部を略半円形状とした請求項1から3のいずれかに記載の壁掛型扇風機。
  5. スタンドの壁面側の上端面に設けた押出口を、スタンドの一部を貫通して形成した請求項1または2記載の壁掛型扇風機。
  6. スタンドに設けた押出口の上方に、壁掛金具の先端部を覆う保護部を前記スタンドと一体に形成した請求項1から3のいずれかに記載の壁掛型扇風機。
  7. 壁掛金具を、幅寸法の小なる先端部と、幅寸法大なる挿入部と、壁面に固定される固定部から形成し、前記挿入部の上端辺をスタンドの押出口近傍の内壁面に当接可能に設けた請求項1または記載の壁掛型扇風機。
  8. 壁掛金具の固定部にピッチ大なる一対の第1の固定孔と、ピッチ小なる第2の固定孔を、同一中心線の対称位置にそれぞれ設けた請求項1記載の壁掛型扇風機。
  9. 第1の固定孔または第2の固定孔のいずれかとともに、3点支持するための第3の固定孔を、固定部の中心線上に設けた請求項記載の壁掛型扇風機。
  10. 基台の連通部の上下寸法H1と、壁掛金具の先端部の突出寸法H2を合計した壁掛金具の嵌合必要寸法Hを、8cm〜10cmとした請求項1記載の壁掛型扇風機。
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