JP4945394B2 - 現在位置情報通知システム、携帯端末装置、センタ装置及び現在位置情報通知方法 - Google Patents

現在位置情報通知システム、携帯端末装置、センタ装置及び現在位置情報通知方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動体の現在位置情報をセンタ装置を介した無線通信により別な移動体へと通知する現在位置情報通知システム、携帯端末装置、センタ装置及び現在位置情報通知方法に関する。
従来より、歩行者が存在する情報を車両の運転者に通知するために、歩行者が保有する端末から位置情報を送信させて、情報提供サーバによって歩行者の地図上の位置を認識する技術が知られている。このような技術においては、歩行者が持っている移動体端末からGPSによって自己の位置情報を生成し、移動体端末から情報提供サーバに定期的に位置情報を送信している。
特許3549850号(段落番号0043を参照)
しかしながら、上述した従来の技術では、情報提供サーバから車両の運転者に、車両の周囲の歩行者の存在を通知するためには、歩行者の位置情報を定期的に情報提供サーバに送信する構成が必要となっていた。このために、上述した技術では、位置情報を定期的に送信するために移動体端末の消費電力が増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、歩行者の位置情報を送信する回数を削減して歩行者が保有する携帯端末装置の消費電力を削減することができる現在位置情報通知システム、携帯端末装置、センタ装置及び現在位置情報通知方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の移動体が有する携帯端末装置と、前記携帯端末装置との無線通信により当該携帯端末装置の現在位置情報を取得したことに応じて、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体に前記現在位置情報を通知するセンタ装置とを備える。
そして、前記センタ装置は、前記第2の移動体に対して前記携帯端末装置の存在の通知が必要となる領域を規定した存在通知必要領域情報と、前記存在通知必要領域情報で規定される領域の周囲から所定の距離だけ確保した領域を規定した存在通知不要領域情報とからなる領域情報を複数記憶している。
一方、前記携帯端末装置は、外部装置との周期的な無線通信により当該携帯端末装置の現在位置を特定する現在位置情報を取得し、前記センタ装置の記憶手段に記憶された複数の領域情報のうち、取得された前記現在位置情報で特定される現在位置近傍の領域情報を取得し、取得された前記現在位置情報によって特定される当該携帯端末装置の現在位置と、取得された前記領域情報とから、前記存在通知必要領域情報で規定される領域に当該携帯端末装置が存在しているか否かを判断し、前記判断結果に応じて、当該携帯端末装置の現在位置情報を無線通信により前記センタ装置に送信するよう制御する。
本発明によれば、携帯端末装置が歩行者の位置情報を送信する回数を削減して歩行者が保有する端末の消費電力を削減できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて、本発明の実施の形態として示す現在位置情報通知システムについて説明をする。
図1に示すように、現在位置情報通知システムは、当該現在位置情報通知システムを統括的に管理するセンタ装置10と、第1の移動体である複数の歩行者がそれぞれ有する携帯端末装置20と、第1の移動体とは異なる第2の移動体である複数の車両にそれぞれ搭載された車載装置30とを備えている。現在位置情報通知システムは、主に、携帯端末装置20で取得された現在位置情報を広域通信網を介した無線通信により、センタ装置10を経由して車載装置30へと通知することができる。
センタ装置10は、携帯端末装置20、車載装置30とそれぞれ無線通信を行う通信部11と、端末分布管理部12と、地図記憶部13と、時刻計測部14と、当該センタ装置10を統括的に制御処理する処理部15とを備えている。センタ装置10は、現在位置情報通知システムを運営する運営者により管理されている。
端末分布管理部12は、携帯端末装置20との無線通信により取得した現在位置情報に基づき、現在位置情報通知システムで管轄する領域内において携帯端末装置20の分布状況を管理する。
地図記憶部13は、携帯端末装置20からの要求に応じて提供する簡易地図情報、車載装置30からの要求に応じて提供する地図情報を記憶している。
携帯端末装置20に提供される地図情報は、車載装置30との処理能力の違いに応じて簡易的な地図情報である簡易地図情報となっている。この簡易地図情報は、現在位置情報通知システムにおける一方の移動体である携帯端末装置20に提供された際に、他方の移動体である車両に対して積極的に携帯端末装置20の現在位置情報を通知するべきかどうかを判断するために用いられる領域情報を含んでいる。
ここで、簡易地図情報に含まれる領域情報について説明をする。本発明の実施の形態として示す現在位置情報通知システムでは、一方の移動体である携帯端末装置20で現在位置情報を定期的に取得して、他方の移動体である車両の車載装置30に対して毎回通知するのではなく、車載装置30、つまり車両に搭乗している主に運転者の要求(運転者の需要)を反映させるべく現在位置情報を取得し、通知するようにすることでセンタ装置10との無線通信回数を抑制(削減)することにより携帯端末装置20の消費電力を低減させるようにしている。
一般に、車両を運転する運転者にとって、歩行者の存在をあらかじめ知っておきたい場面というのは限られており、例えば、見通しのよい交差点などでは、歩行者の存在を事前に知る必要などなく目視できさえすれば十分である。
これに対し、例えば、歩行者事故多発地点、見通しの悪い交差点、スクールゾーンにある交差点、住宅街の中、またはその付近にある道路、見通しが悪いカーブの頂点、峠の頂点にある道路、街灯がなく、かつ歩道がない道路(夜間時)、横断歩道外横断が起きやすい道路などのような各種領域においては、歩行者の存在を事前に把握しておくことは有効であり、これにより車両を操作する運転者の快適な運転を支援することができる。
そこで、このように、歩行者の存在を事前に把握しておきたい領域、言い換えれば、現在位置情報通知システムの他方の移動体である車両が有する車載装置30に対して、一方の移動体が有する携帯端末装置20の存在の通知が必要となる領域を領域情報にてあらかじめ規定しておき、その領域内での携帯端末装置20の存在が確認できた場合には、定期的に取得されている携帯端末装置20の現在位置情報をセンタ装置10に対して無線通信により必ず送信し、それ以外の領域においては、現在位置情報を送信する周期を長くすることで、トレードオフの関係にあった携帯端末装置20の現在位置情報を他の移動体へと効果的に通知することと、携帯端末装置20の消費電力を大幅に低減させることを同時に満たすことができる。
図2を用いて、簡易地図情報に含まれる領域情報で規定される領域について具体的に説明をする。図2に一例として示す領域情報で規定される領域RAは、簡易地図情報の交差点に設定される最も基本的な領域である。
図2に示すように、領域RAは、現在位置情報通知システムの他方の移動体である車両が有する車載装置30に対して、一方の移動体が有する携帯端末装置20の存在の通知が必要となる領域を規定した存在通知必要領域TRと、存在通知必要領域TRの周囲から所定の距離Aだけ確保した領域を規定した存在通知不要領域NTRとからなる。存在通知必要領域TR、存在通知不要領域NTRは、それぞれ領域情報の存在通知必要領域情報、存在通知不要領域情報によって規定される。
図2に示すように、存在通知必要領域TRは、交差点の形状に応じて四辺形となっている。このような、存在通知必要領域TRは、過去の歩行者事故発生状況、道路形状、周辺環境、歩行者通行量、通行する通行者の属性(例えば、年齢や性別)などを集計することなどにより、システム管理者によってあらかじめ決定される。また、存在通知必要領域TRは、時間帯に応じて照度や歩行者通行数などが変化することから、歩行者の存在を事前に通知する必要がある領域なども対象となるようにシステム管理者によって決定される。
この存在通知必要領域TRは、携帯端末装置20に領域情報として提供され、存在通知不要領域NTRから移動して当該存在通知必要領域TR内に携帯端末装置20が存在していると判断された場合に、携帯端末装置20の現在位置情報を無線通信によってセンタ装置10に送信するトリガーとなる領域である。また、存在通知必要領域TRは、逆に当該存在通知必要領域TR内に存在していた携帯端末装置20が存在通知不要領域NTRへと移動したと判断された場合にも、携帯端末装置20の現在位置情報を無線通信によってセンタ装置10に送信するトリガーとなる領域である。
図2に示すように、存在通知不要領域NTRは、存在通知必要領域TRの周囲を囲むように一定の距離Aだけ確保された枠状となっている。このような、存在通知不要領域NTRの大きさ、つまり、図2に示す距離Aの長さは、一般的な歩行者の平均的な移動速度(例えば、4km/h程度)と、車両の運転者が歩行者の存在を認識してから回避行動を実行するまでに十分であるとされる時間である、いわゆるTTC(Time To Collision:操舵回避操作開始時の衝突余裕時間)値(例えば、15sec程度)との積に基づき、システム管理者によって決定される。なお、TTC値は、存在通知必要領域TRの周囲環境などによってそれぞれ異なるため、各存在通知必要領域情報に依存する。
この存在通知不要領域NTRは、上述したように、現在位置情報を送信するトリガーとなる存在通知必要領域TRの周囲に設けられている。したがって、存在通知不要領域NTRは、携帯端末装置20の現在位置情報を無線通信によりセンタ装置10に送信することを想定し、取得する現在位置情報の精度を高めるために、当該存在通知不要領域NTRに携帯端末装置20が存在していることに応じて、領域情報で規定される領域外に携帯端末装置20が存在している場合と比較して現在位置情報を取得する際に行われる外部装置であるGPS衛星との無線通信の周期を短くするためのトリガーとなる領域である。
また、存在通知必要領域TRの周囲に、このような大きさで規定された存在通知不要領域NTRは、一方の移動体を歩行者とし、他方の移動体を車両とした場合に、当該携帯端末装置20が存在通知必要領域TRへと近付いていることを携帯端末装置20自身に把握させ、現在位置情報をセンタ装置10へ送信する準備をするためのマージンとしても機能する。これにより、存在通知必要領域TRへと移動したことに応じて、現在位置情報を取得する無線通信の周期を変えることなく単純に現在位置情報を送信するように準備するのとは異なり、存在通知必要領域TRへと移動する前段である存在通知不要領域NTRへと侵入したことに応じて、現在位置情報を取得する無線通信の周期が短くされるため、高い精度で現在位置情報をセンタ装置10へと送信し、ひいては高い精度の現在位置情報を車両に搭載された車載装置30へと送信することができる。
携帯端末装置20は、センタ装置10と無線通信を行う通信部21と、位置特定部22と、位置履歴記憶部23と、簡易地図記憶部24と、処理部25とを備えている。携帯端末装置20は、例えば、通話機能を備えた携帯電話装置やPDA(Personal Data Assistance)などである。
位置特定部22は、いわゆるGPS(Global Positioning System)であり、処理部25の制御に応じて、GPS衛星から送信される信号をGPSアンテナで受信することで、GPS航法による位置計測を行い、当該携帯端末装置20の絶対位置(緯度、経度)情報を歩行者の現在位置情報として取得する。取得された携帯端末装置20の現在位置情報は、処理部25に出力される。位置特定部22の現在位置情報を取得するために行われるGPS衛星との無線通信は、処理部25によって制御されており、存在する位置に応じて無線通信の周期が異なっている。具体的には、上述した領域情報で規定される領域内に当該携帯端末装置20が存在する場合、領域情報で規定される領域外に存在する場合と比較して無線通信の周期が短くなる傾向にある。
位置履歴記憶部23は、処理部25の制御に応じて、位置特定部22で求められた携帯端末装置20の現在位置情報を履歴として記憶する。
簡易地図記憶部24は、当該携帯端末装置20の要求に応じて、センタ装置10から送信される簡易地図情報を記憶する。
処理部25は、当該携帯端末装置20を統括的に制御する制御手段である。処理部25は、センタ装置10と無線通信をすることにより、位置特定部22で取得される当該携帯端末装置20の現在位置情近傍の簡易地図情報を取得する。この簡易地図情報には、上述した領域情報が含まれているため、当該携帯端末装置20の現在位置情報近傍の領域情報も同時に取得されることになる。
また、処理部25は、位置特定部22で取得される当該携帯端末装置20の現在位置情報と簡易地図情報に含まれる領域情報とから、当該携帯端末装置20の現在位置情報をセンタ装置10に送信するかどうかを判断し、判断結果に応じて、現在位置情報をセンタ装置10に送信するよう通信部21を制御する。
例えば、処理部25は、取得した簡易地図情報に含まれる領域情報で規定される図2に示すような領域RA近傍に携帯端末装置20が差し掛かった場合において、存在通知不要領域NTRに存在していると判断した場合には、位置特定部22を制御してGPS衛星との無線通信の周期を短くするように制御する。また、処理部25は、存在通知不要領域NTRから存在通知必要領域TRへと移動し、存在通知必要領域TR内に存在すると判断した場合には、取得した現在位置情報を無線通信によりセンタ装置10へと送信する。さらに、処理部25は、存在通知必要領域TRから存在通知不要領域NTRへと移動し、存在通知不要領域NTR内に存在すると判断した場合にも、取得した現在位置情報を無線通信によりセンタ装置10へと送信する。
車載装置30は、センタ装置10と無線通信を行う通信部31と、位置特定部32と、処理部33と、情報提供部34とを備えている。車載装置30は、移動体である車両に搭載され、車両の現在位置を検出し、地図データから描画された車両の現在位置に対応する地図を表示しながら、所望の目的までの経路案内をする、例えば、ナビゲーション装置などである。
位置特定部32は、いわゆるGPSを有し、処理部33の制御に応じて、GPS衛星から送信される信号をGPSアンテナで受信することで、GPS航法による位置計測を行い、当該車載装置30が搭載された移動体である車両の絶対位置(緯度、経度)情報を求める。また、位置特定部32は、図示しない距離センサから出力された走行距離情報、図示しない方位センサから出力された進行方位情報に基づいて、自律航法による車両の相対位置を求める。
さらに、位置特定部32は、上述した絶対位置(緯度、経度)情報と、相対位置情報とから、当該車載装置30が搭載された車両の地図上における位置を算出する。算出された車両の現在位置情報は、処理部33に出力される。
処理部33は、当該車載装置30を統括的に制御する制御手段である。処理部33は、位置特定部32から出力された現在位置情報に基づいて、対応する地図情報、道路情報など、ナビゲーションに必要となる各種情報を図示しない記憶部から読み出したり、センタ装置10から無線通信により取得するよう制御する。
また、処理部33は、ユーザによって入力される目的地と、現在位置情報とを用いて、現在位置から目的地までの最適な走行経路を提示して目的地の近傍領域までの経路案内(ナビゲーション)をするルートガイダンスを行う。このとき、処理部33は、車載装置30に備えられた、図示しない音声出力部を制御して、音声によるナビゲーションを実行することもできる。
さらに、処理部33は、情報提供部34に表示させる表示画像を生成する。例えば、処理部33は、表示画像としてナビゲーション用の地図を生成したり、さらに、携帯端末装置20からセンタ装置10を介して無線通信により取得した現在位置情報を付加した表示画像を生成し表示させる。
情報提供部34は、処理部33によって生成された表示画像を表示する表示手段である。情報提供部34は、液晶ディスプレイなどであり、ユーザから視認し易い位置、例えば、車両に搭載されている場合は、主に運転者に視認し易い位置に設置される。また、情報提供部34の表示パネルは、タッチパネルになっていてもよい。
続いて、図3に示すフローチャートを用いて、携帯端末装置20の処理動作について説明をする。なお、説明のため、領域情報で規定される領域としては図2に示す領域RAを一例として用いる。
ステップS1において、処理部25は、電源がオン(ON)状態となったかどうか判断し、オン状態となった場合には、ステップS2へと処理を進める一方、オン状態となっていない場合には、待機状態を継続する。
ステップS2において、処理部25は、センタ装置10と通信できる状態、つまり接続状態にあるかどうかを判断する。処理部25は、センタ装置10と接続状態にある場合には、ステップS4へと処理を進める一方、接続状態にない場合には、ステップS3へと処理を進める。
ステップS3において、処理部25は、センタ装置10へとアクセスし、センタ装置10との接続状態を確立する。
ステップS4において、処理部25は、位置特定部22を制御してGPS衛星との無線通信により緯度、経度情報である、当該携帯端末装置20の現在位置情報を取得する。この時点におけるGPS衛星との無線通信は、当該携帯端末装置20の存在位置をロストしない程度の周期とし、当該携帯端末装置20の消費電力をできるだけ制限するようにする。
ステップS5において、処理部25は、簡易地図記憶部24を参照し、簡易地図情報を記憶しているかどうか判断する。処理部25は、簡易地図情報を全く記憶しない場合には、ステップS7へと処理を進める一方、簡易地図情報を記憶している場合には、ステップS6へと処理を進める。
ステップS6において、処理部25は、位置履歴記憶部23を参照し、当該携帯端末装置20の現在位置情報に対応する簡易地図情報が簡易地図記憶部24に記憶されているかどうかを判断する。処理部25は、簡易地図記憶部24に記憶されている簡易地図情報の更新が必要な場合には、ステップS7へと処理を進める一方、簡易地図情報の更新が必要ない場合にはステップS10へと処理を進める。
ステップS7において、処理部25は、次回の処理を開始するまでの周期時間である処理周期を1secに設定する。これにより、ステップS4で位置特定部22がGPS衛星から現在位置情報を取得する無線通信の周期も1sec間隔となり比較的速い間隔で現在位置情報を取得することとなるため現在位置情報の精度を高くすることができる。
ステップS8において、処理部25は、センタ装置10に、ステップS4で取得した現在位置情報を無線通信によりセンタ装置10に送信する。
ステップS9において、処理部25は、センタ装置10に対して簡易地図情報を送信するよう要求する。これに応じて、センタ装置10は、ステップS8で送信された携帯端末装置20の現在位置情報に基づき、携帯端末装置20の周囲を網羅する簡易地図情報を携帯端末装置20に送信する。処理部25は、センタ装置10から送信された簡易地図情報を簡易地図記憶部24に記憶させる。
ステップS10において、処理部25は、ステップS4で取得した現在位置情報を用いて、領域RAの存在通知必要領域TR内に存在しているかどうかを判断する。処理部25は、存在通知必要領域TR内に存在している場合には、ステップS11へと処理を進める一方、存在通知必要領域TR内に存在していない場合には、ステップS15へと処理を進める。
処理部25が、当該携帯端末装置20が領域RAの存在通知必要領域TR内に存在するか、存在通知不要領域NTR内に存在するかどうかの判断には、以下に示す2通りの手法がある。
1つ目の手法は、ヒステリシスを用いた判断手法であり、2つ目の手法は複数のGPS受信結果に基づく判断手法である。
まず、1つめの手法であるヒステリシスを用いた判断手法について説明をする。まず、領域RAの存在通知必要領域TRと存在通知不要領域NTRの境界の内側と外側にそれぞれ侵入境界線と退出境界線をあらかじめ設けておく。これにより、歩行者が有する携帯端末装置20が存在通知必要領域TRに存在すると判断する条件を、携帯端末装置20が侵入境界線より内側に存在する場合とし、存在通知不要領域NTRに存在すると判断する条件を、携帯端末装置20が退出境界線より外側に存在する場合とする。
続いて、2つ目の手法である複数のGPS受信結果に基づく判断手法について説明をする。歩行者が有する携帯端末装置20が存在通知必要領域TRに存在すると判断する条件を、例えば、GPS衛星から連続して受信した5回の現在位置情報のうち、3回が存在通知必要領域TR内にある場合とする。一方、歩行者が有する携帯端末装置20が存在通知不要領域NTRに存在すると判断する条件を、例えば、GPS衛星から連続して受信した5回の現在位置情報のうち3回が存在通知不要領域NTRにある場合とする。
いずれの手法を用いた場合でも、処理部25は、当該携帯端末装置20が領域RAの存在通知必要領域TR内に存在するか、存在通知不要領域NTR内に存在するかどうかを容易に判断することができる。
なお、2つ目の手法である複数のGPS受信結果に基づく判断手法を用いた場合、ステップS4へと戻り、現在位置情報を取得するループが複数回必要となり当該フローチャートが煩雑となるため、本フローチャートにおいては、1つ目の手法であるヒステリシスを用いた判断手法により、存在通知必要領域TR内に存在するのか、存在通知不要領域NTR内に存在するのかを判断するものとして説明をする。
ステップS11において、処理部25は、次回の処理を開始するまでの周期時間である処理周期を1secに設定する。これにより、ステップS4で位置特定部22がGPS衛星から現在位置情報を取得する無線通信の周期も1sec間隔となり比較的速い間隔で現在位置情報を取得することとなるため現在位置情報の精度を高くすることができる。
ステップS12において、処理部25は、位置履歴記憶部23を参照し、前回の処理周期において当該携帯端末装置20が領域RAの存在通知必要領域TRに存在していたかどうかを判断する。処理部25は、存在通知必要領域TRに存在していたと判断した場合、既に、センタ装置10への現在位置情報の送信がなされているため処理を終了する。一方、処理部25は、存在通知必要領域TRに存在していないと判断した場合には、ステップS13へと処理を進める。
ステップS13において、処理部25は、前回の処理周期において、当該携帯端末装置20が領域RAの存在通知必要領域TRに存在していなかったことに応じて、今回の処理周期において存在通知不要領域NTRから存在通知必要領域TRへと移動したと判断し、存在通知必要領域TRに存在していることを示すフラグを立てる。
ステップS14において、処理部25は、通信部21を制御し、センタ装置10との無線通信により現在位置情報を送信する。
ステップS15において、処理部25は、ステップS4で取得した現在位置情報を用いて、領域RAの存在通知不要領域NTR内に存在しているかどうかを判断する。処理部25は、存在通知不要領域NTR内に存在している場合には、ステップS16へと処理を進める一方、存在通知不要領域NTR内に存在していない場合には、ステップS17へと処理を進める。
ステップS16において、処理部25は、次回の処理を開始するまでの周期時間である処理周期を1secに設定する。これにより、ステップS4で位置特定部22がGPS衛星から現在位置情報を取得する無線通信の周期も1sec間隔となり比較的速い間隔で現在位置情報を取得することとなるため現在位置情報の精度を高くすることができる。
ステップS17において、処理部25は、次回の処理を開始するまでの周期時間である処理周期を30secに設定する。これにより、ステップS4で位置特定部22がGPS衛星から現在位置情報を取得する無線通信の周期も30sec間隔となるため、携帯端末装置20の消費電量を低減することができる。
ステップS18において、処理部25は、位置履歴記憶部23を参照し、前回の処理周期において当該携帯端末装置20が領域RAの存在通知必要領域TRに存在していたかどうかを判断する。処理部25は、存在通知必要領域TRに存在していないと判断した場合、センタ装置10への現在位置情報の送信が必要ないとして処理を終了する。一方、処理部25は、存在通知必要領域TRに存在していたと判断した場合には、ステップS19へと処理を進める。
ステップS19において、処理部25は、前回の処理周期において、当該携帯端末装置20が領域RAの存在通知必要領域TRに存在していたことに応じて、今回の処理周期において存在通知必要領域TRから存在通知不要領域NTRへと移動したと判断し、存在通知不要領域NTRに存在している、つまり存在通知必要領域TRに存在していないことを示すフラグを立てる。ステップS19の処理が終了すると、処理部25は、ステップS14の処理ステップへと移行して通信部21を制御し、センタ装置10との無線通信により現在位置情報を送信する。
このようにして、現在位置情報通知システムは、センタ装置10から提供される簡易地図情報に含まれる領域情報の存在通知必要領域情報、存在通知不要領域情報によってそれぞれ規定される存在通知必要領域TR、存在通知不要領域NTRでの携帯端末装置20の存在状態に応じて、移動体である歩行者が有する携帯端末装置20の現在位置情報を他の移動体である車載装置30を搭載した車両へと効果的に通知するとともに、無線通信によって実行される現在位置情報の通知、現在位置情報の取得処理を必要最低限に抑制することができるため携帯端末装置20の消費電力を大幅に低減することができる。
これにより、携帯端末装置20が歩行者の位置情報を送信する回数を削減して歩行者が保有する端末の消費電力を削減できる。
また、図2を用いて説明した、センタ装置10から提供される簡易地図情報に含まれる領域情報によって規定される領域RAに、さらに図4に示すような領域を規定することもできる。図4に示すように、領域RAの周囲には、まず、領域RAの周囲を囲むように一定の距離Bだけ確保された枠状の領域RBが形成されている。さらに、図4に示すように、領域RBの周囲を囲むように一定の距離Cだけ確保された枠状の領域RCが形成されている。
領域RB、領域RCは、存在通知不要領域NTRと同様に、現在位置情報を送信するトリガーとなる存在通知必要領域TRの周囲に設けられている。したがって、領域RB、RCは、携帯端末装置20の現在位置情報を無線通信によりセンタ装置10に送信することを想定し、取得する現在位置情報の精度を高めるために、当該領域RB、または領域RCに携帯端末装置20が存在していることに応じて、領域情報で規定される領域外に携帯端末装置20が存在している場合と比較して現在位置情報を取得する際に行われる外部装置であるGPS衛星との無線通信の周期を段階的に短くするためのトリガーとなる領域である。領域RBより外周に存在する領域RCの方が、領域RBよりも無線通信の周期が長く設定されることになる。
領域RBの大きさ、つまり、図4に示す距離Bの長さは、一般的な歩行者の平均的な移動速度(例えば、4km/h程度)と、領域RCに携帯端末装置20が存在する場合に、現在位置情報を取得するための無線通信の周期TC(例えば、5sec程度)と、補償係数(例えば、1.1)との積に基づき、システム管理者によって決定される。
領域RCの大きさ、つまり、図4に示す距離Cの長さは、一般的な歩行者の平気的な移動速度(例えば、4km/h程度)と、領域情報で規定される領域外に携帯端末装置20が存在する場合に現在位置情報を取得するための無線通信の周期TD(例えば、30sec程度)と、補償係数(1.1)との積に基づき、システム管理者によって決定される。
これにより、存在通知必要領域TRへと移動したことに応じて、即座に現在位置情報を送信するよりも、存在通知必要領域TRへと移動する前段である存在通知不要領域NTRよりも先に領域RC、領域RBへと侵入したことに応じて、現在位置情報を取得する無線通信の周期が段階的に短くされるため、徐々に高い精度で現在位置情報をセンタ装置10へと送信し、ひいては高い精度の現在位置情報を車両に搭載された車載装置30へと送信することができる。
なお、領域RAの周囲に設ける領域は、図4に示した領域RB、領域RCだけに限らず、さらに増加させるようにしてもよい。この場合も、存在通知必要領域TRに近いほど、現在位置情報を取得する際に行われる外部装置であるGPS衛星との無線通信の周期を段階的に短くする。
また、上述したように、領域RB、領域RCは、現在位置情報通知システムを管理するシステム管理者によって設定し、センタ装置10から領域情報として携帯端末装置20に送信するようにしてもよいし、領域RAのみ領域情報として携帯端末装置20に送信して、領域RB、領域RCについては携帯端末装置20自身で設定するようにしてもよい。この場合、携帯端末装置20の処理部25は、領域RB、領域RCを形成するためのアルゴリズムを保持しておき、領域情報を取得したことに応じて、このアルゴリズムに従って、領域RB、領域RCを設定する。
このように、領域RB、RCを携帯端末装置20自身で設定する場合には、携帯端末装置20の処理負荷が増加することになるが、センタ装置10とのデータ通信量を削減することができるというメリットがある。
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、領域情報で規定される領域として図4に示すように領域RA、領域RB、領域RCを有する場合の、携帯端末装置20の処理動作について説明をする。なお、図5に示すフローチャートは、図3のフローチャートのステップS15、ステップS16、ステップS17の間にステップS20乃至ステップS22が付加されているだけであるので、付加された処理ステップについてのみ説明をする。
ステップS20において、処理部25は、ステップS4で取得した現在位置情報を用いて、領域RB内に存在しているかどうかを判断する。処理部25は、領域RB内に存在している場合には、ステップS16へと処理を進める一方、RB内に存在していない場合には、ステップS21へと処理を進める。
ステップS21において、処理部25は、ステップS4で取得した現在位置情報を用いて、領域RC内に存在しているかどうかを判断する。処理部25は、RC内に存在している場合には、ステップS22へと処理を進める一方、領域RC内に存在していない場合には、ステップS17へと処理を進める。
ステップS22において、 処理部25は、次回の処理を開始するまでの周期時間である処理周期を5secに設定する。これにより、ステップS4で位置特定部22がGPS衛星から現在位置情報を取得する無線通信の周期も5sec間隔となるため、比較的速い間隔で現在位置情報を取得することとなるため現在位置情報の精度を高くすることができる。
このようにして、現在位置情報通知システムは、センタ装置10から提供される簡易地図情報に含まれる領域情報の存在通知必要領域情報、存在通知不要領域情報によってそれぞれ規定される存在通知必要領域TR、存在通知不要領域NTR、領域RB、領域RCでの携帯端末装置20の存在状態に応じて、移動体である歩行者が有する携帯端末装置20の現在位置情報を他の移動体である車載装置30を搭載した車両へと効果的に通知するとともに、無線通信によって実行される現在位置情報の通知、現在位置情報の取得処理を必要最低限に抑制することができるため携帯端末装置20の消費電力を大幅に低減することができる。これにより、携帯端末装置20が歩行者の現在位置情報を送信する回数を削減して歩行者が保有する端末の消費電力を削減できる。
また、図2、図4に一例として示した簡易地図情報に含まれる領域情報で規定される領域は、簡易地図情報の交差点に設定される領域であるが、図6に示すように、単路r1に設定される領域であったり、図7に示すように、カーブ路r2に設定される領域などとすることもできる。
図6、図7に示す例においても、図2、図4の場合と同様に、センタ装置10から提供される簡易地図情報に含まれる領域情報の存在通知必要領域情報、存在通知不要領域情報によってそれぞれ規定される存在通知必要領域TR、存在通知不要領域NTR、領域RB、領域RCでの携帯端末装置20の存在状態に応じて、移動体である歩行者が有する携帯端末装置20の現在位置情報を他の移動体である車載装置30を搭載した車両へと効果的に通知するとともに、無線通信によって実行される現在位置情報の通知、現在位置情報の取得処理を必要最低限に抑制することができるため携帯端末装置20の消費電力を大幅に低減することができる。これにより、携帯端末装置20が歩行者の現在位置情報を送信する回数を削減して歩行者が保有する端末の消費電力を削減できる。
また、図6に示すように、比較的長い単路r1に領域情報によって存在通知必要領域TRを設定する場合には、その長さに応じて存在通知必要領域TR1乃至TR3といったように、ある程度の大きさに分割させた各存在通知必要領域単位で、携帯端末装置20の存在を把握するようにする。これにより、例えば、存在通知必要領域TR1で携帯端末装置20の存在が確認された場合に、車載装置30を搭載した車両が、存在通知必要領域TR3側の領域RCにすら到達していないにも関わらず、現在位置情報を通知してしまい無駄に携帯端末装置20の電力を消費してしまうことを回避することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態として示す現在位置情報通知システムの構成について説明するための図である。 前記現在位置情報通知システムにおいて用いられる領域情報によって交差点に規定される領域について説明するための図である。 前記現在位置情報通知システムの携帯端末装置の図2に示した領域情報で規定される領域を用いた処理動作について説明するためのフローチャートである。 前記現在位置情報通知システムにおいて用いられる領域情報によって交差点に規定されるさらに拡張した領域について説明するための図である。 前記現在位置情報通知システムの携帯端末装置の図4に示した領域情報で規定される領域を用いた処理動作について説明するためのフローチャートである。 前記現在位置情報通知システムにおいて用いられる領域情報によって単路に規定される領域について説明するための図である。 前記現在位置情報通知システムにおいて用いられる領域情報によってカーブ路に規定される領域について説明するための図である。
符号の説明
10 センタ装置
11 通信部
12 端末分布管理部
13 地図記憶部
15 処理部
20 携帯端末装置
21 通信部
22 位置特定部
23 位置履歴記憶部
24 簡易地図記憶部
25 処理部
30 車載装置
31 通信部
RA 領域
RB 領域
RC 領域
TR 存在通知必要領域
NTR 存在通知不要領域

Claims (9)

  1. 第1の移動体が有する携帯端末装置と、前記携帯端末装置との無線通信により当該携帯端末装置の現在位置情報を取得したことに応じて、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体に前記現在位置情報を通知するセンタ装置とを備える現在位置情報通知システムにおいて、
    前記センタ装置は、前記第2の移動体に対して前記携帯端末装置の存在の通知が必要となる領域を規定した存在通知必要領域情報と、前記存在通知必要領域情報で規定される領域の周囲から所定の距離だけ確保した領域を規定した存在通知不要領域情報とからなる領域情報を複数記憶する記憶手段を有し、
    前記携帯端末装置は、外部装置との周期的な無線通信により当該携帯端末装置の現在位置を特定する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    前記センタ装置の記憶手段に記憶された複数の領域情報のうち、前記現在位置情報取得手段によって取得される現在位置情報で特定される現在位置近傍の領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記現在位置情報取得手段によって取得される現在位置情報によって特定される当該携帯端末装置の現在位置と、前記領域情報取得手段によって取得される領域情報とから、前記存在通知必要領域情報で規定される領域に当該携帯端末装置が存在しているか否かを判断する存在判断手段と、
    前記存在判断手段による判断結果に応じて、当該携帯端末装置の現在位置情報を無線通信により前記センタ装置に送信するよう制御する送信制御手段とを有すること
    を特徴とする現在位置情報通知システム。
  2. 前記携帯端末装置の送信制御手段は、
    前記存在判断手段によって当該携帯端末装置が、前記存在通知不要領域情報で規定される領域から移動して、前記存在通知必要領域情報で規定される領域に存在していると判断された場合、
    又は、前記存在通知必要領域情報で規定される領域から移動して、前記存在通知不要領域情報で規定される領域に存在していると判断された場合に、当該携帯端末装置の現在位置情報を無線通信により前記センタ装置に送信するよう制御すること
    を特徴とする請求項1記載の現在位置情報通知システム。
  3. 前記携帯端末装置の現在位置情報取得手段は、
    前記現在位置情報取得手段によって取得される現在位置情報によって特定される当該携帯端末装置の現在位置が、前記領域情報取得手段によって取得される領域情報の存在通知不要領域情報で規定される領域内に存在していることに応じて、
    前記領域情報で規定される領域外に前記携帯端末装置が存在している場合と比較して、前記現在位置情報を取得する際に行われる外部装置との無線通信の周期を短くすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の現在位置情報通知システム。
  4. 前記第1の移動体を歩行者とし、前記第2の移動体を車両とした場合、
    前記存在通知不要領域情報で規定される領域の大きさを、前記歩行者の平均的な移動速度と、前記車両の運転者が前記歩行者の存在を認識してから回避行動を実行するまでに十分であるとされる時間とに基づき決定すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の現在位置情報通知システム。
  5. 前記携帯端末装置の現在位置情報取得手段は、
    前記現在位置情報取得手段によって取得される現在位置情報によって特定される当該携帯端末装置の現在位置が、前記存在通知不要領域情報で規定される領域内に存在している場合に、
    前記存在通知必要領域情報で規定される領域に近いほど、前記現在位置情報を取得する際に行われる外部装置との無線通信の周期を段階的に短くすること
    を特徴とする請求項3記載の現在位置情報通知システム。
  6. 前記第1の移動体を歩行者とし、前記第2の移動体を車両とした場合、
    前記存在通知不要領域情報で規定される領域を、段階的に短くされた前記外部装置との無線通信の周期に対応するように規定し、
    前記存在通知必要領域情報で規定される領域に最も近い領域の大きさを、前記歩行者の平均的な移動速度と、前記車両の運転者が前記歩行者の存在を認識してから回避行動を実行するまでに十分であるとされる時間とに基づき決定し、
    それ以外の領域の大きさを、前記歩行者の平均的な移動速度と、当該領域の外周側に隣接する領域に携帯端末装置が存在している場合に、前記現在位置情報を取得する際に行われる外部装置との無線通信の周期とに基づき決定すること
    を特徴とする請求項5記載の現在位置情報通知システム。
  7. 第1の移動体が有し、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体に当該携帯端末装置の現在位置情報を通知するセンタ装置と無線通信をする携帯端末装置において、
    外部装置との周期的な無線通信により当該携帯端末装置の現在位置を特定する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    前記センタ装置の記憶手段に記憶された前記第2の移動体に対して当該携帯端末装置の存在の通知が必要となる領域を規定した存在通知必要領域情報と、前記存在通知必要領域情報で規定される領域の周囲から所定の距離だけ確保した領域を規定した存在通知不要領域情報とからなる複数の領域情報のうち、前記現在位置情報取得手段によって取得される現在位置情報で特定される現在位置近傍の領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記現在位置情報取得手段によって取得される現在位置情報によって特定される当該携帯端末装置の現在位置と、前記領域情報取得手段によって取得される領域情報とから、前記存在通知必要領域情報で規定される領域に当該携帯端末装置が存在しているか否かを判断する存在判断手段と、
    前記存在判断手段による判断結果に応じて、当該携帯端末装置の現在位置情報を無線通信により前記センタ装置に送信するよう制御する送信制御手段とを備えること
    を特徴とする携帯端末装置。
  8. 第1の移動体が有する携帯端末装置との無線通信により前記携帯端末装置の現在位置情報を取得したことに応じて、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体に前記現在位置情報を通知するセンタ装置において、
    前記第2の移動体に対して前記携帯端末装置の存在の通知が必要となる領域を規定した存在通知必要領域情報と、前記存在通知必要領域情報で規定される領域の周囲から所定の距離だけ確保した領域を規定した存在通知不要領域情報とからなる領域情報を複数記憶する記憶手段を備えること
    を特徴とするセンタ装置。
  9. 第1の移動体が有する携帯端末装置と、前記携帯端末装置との無線通信により当該携帯端末装置の現在位置情報を取得したことに応じて、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体に前記現在位置情報を通知するセンタ装置とを備える現在位置情報通知システムの現在位置情報通知方法において、
    前記センタ装置は、前記第2の移動体に対して前記携帯端末装置の存在の通知が必要となる領域を規定した存在通知必要領域情報と、前記存在通知必要領域情報で規定される領域の周囲から所定の距離だけ確保した領域を規定した存在通知不要領域情報とからなる領域情報を記憶手段に複数記憶し、
    前記携帯端末装置は、外部装置との周期的な無線通信により当該携帯端末装置の現在位置を特定する現在位置情報を取得し、
    前記センタ装置の記憶手段に記憶された複数の領域情報のうち、取得された前記現在位置情報で特定される現在位置近傍の領域情報を取得し、
    取得された前記現在位置情報によって特定される当該携帯端末装置の現在位置と、取得された前記領域情報とから、前記存在通知必要領域情報で規定される領域に当該携帯端末装置が存在しているか否かを判断し、
    前記判断結果に応じて、当該携帯端末装置の現在位置情報を無線通信により前記センタ装置に送信するよう制御すること
    を特徴とする現在位置情報通知方法。
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