JP4945005B1 - 散骨用バルーン及び散骨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空中散骨が失敗し落下してしまう可能性が少ない散骨用バルーン及び散骨方法を提供する。
【解決手段】第1バルーン1に遺灰7を入れ、この第1バルーン1の中に第2バルーン3を位置させ、この第2バルーン3に注入ガス5を注入することで第1、第2バルーン1,3を重ねた状態でともに膨らませ、膨らませた第1、第2バルーン1,3の口9を閉じ、高々度において破裂させ、よって、空中で散骨する。このとき、外側の第1バルーン1だけが破裂し内側の第2バルーン3が破裂しない場合には、遺灰7は直ちに空中散骨される。逆に、高々度において、外側の第1バルーン1が破裂しないで内側の第2バルーン3だけが破裂した場合には、遺灰7は外側の第1バルーン1の中に残り、この第1バルーン1の浮力により落下しない。この第1バルーン1はさらに高度を上げ、やがて破裂し、無事、空中散骨がなされる。
【選択図】図1

Description

この発明は、バルーンに遺灰を入れて高々度の空中で破裂させて散骨を行なう散骨方法及び散骨用バルーンの構造に関する。
人やペットが亡くなった後に自然の中に散骨する自然葬を行なうことが多くなっている。従来のお墓への埋葬に比べ、墓地の取得費用や管理費用などにより家族に負担をかけることがない、という理由のみならず、狭い墓地の中ではなく、広い自然に還りたいという希望もかなえられるためである。
下記特許文献1では、自然葬として空中放散を行なうためのバルーンの構造が記載される。遺灰を入れた小さなバルーンを、より大きなバルーンへ入れ、さらにへリウムガスを注入し、バルーンの口を閉じて、高々度の空中へ飛ばす。そして、例えば高度約8000mに達すると、気温は−40°C、気圧は地上の約1/3程度になるため、バルーンの体積は7倍程度に膨張し、さらに低温による脆性破壊を引き起こし、破裂して、遺灰を空中に放散する。遺灰は空中、海中あるいは山野に散り自然に回帰する。
特開2006−61245
しかしながら、上記特許文献1では、外側の大きなバルーンが破裂した際に、その中に入れられた小さなバルーンが破裂しなかった場合、小さなバルーンは遺灰が入っていて浮力が少ないため、遺灰の重さで落下する可能性がある。遺灰の重さは通常約1〜2kg程となり、落下した場合、大変危険である。
この発明は、以上の問題点を解決するために、落下の可能性が少ない散骨用バルーン及びそのような散骨用バルーンを用いた散骨方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、遺灰を入れて高々度の空中で破裂させて散骨を行なうためのバルーンにおいて、遺灰を入れる第1バルーンと、この遺灰を入れた第1バルーンの中に位置させる第2バルーンと、この第2バルーンに注入することで前記第1バルーン及び前記第2バルーンを重ねた状態でともに膨らませる注入ガスと、を有することを特徴とする散骨用バルーンである。
第二発明は、バルーンに遺灰を入れて高々度の空中で破裂させて散骨を行なう散骨方法において、第1バルーンに遺灰を入れる第1手順と、この遺灰を入れた第1バルーンの中に第2バルーンを位置させる第2手順と、この第2バルーンに注入ガスを注入することで前記第1バルーン及び前記第2バルーンを重ねた状態でともに膨らませる第3手順と、膨らませた前記第1バルーン及び前記第2バルーンの口を閉じ、高々度において破裂させることで空中で散骨する第4手順と、を有することを特徴とする散骨方法である。
第一、又は第二発明によれば、遺灰は、内側の第1バルーンと外側の第2バルーンの間に位置する。そして、高々度において、外側の第1バルーンだけが破裂し内側の第2バルーンが破裂しない場合には、遺灰は直ちに空中散骨される。内側の第2バルーンはさらに高度を上げ、やがて破裂する。
逆に、高々度において、外側の第1バルーンが破裂しないで内側の第2バルーンだけが破裂した場合には、遺灰は外側の第1バルーンの中に残り、この第1バルーンの浮力により落下しない。この第1バルーンはさらに高度を上げ、やがて破裂し、無事、空中散骨がなされる。
また、第1バルーンと第2バルーンが同時に破裂したときにも無事、空中散骨がなされる。
また、第1バルーンと第2バルーンがともに破裂しないときには、さらに高度を上げ、やがて、上記3つのうちのいずれかの空中散骨が行なわれる。
このようにして、遺灰を入れたバルーンがそのまま落下する可能性が少ない安全な散骨用バルーン及び散骨方法を提供できる。
この発明の一実施形態を示すもので、(A)は、遺灰を入れた第1バルーンの断面図、(B)は、(A)の遺灰を入れた第1バルーンの中に第2バルーンを位置させた状態の断面図、(C)はこの第2バルーンに注入することで第1バルーン及び第2バルーンを重ねた状態でともに膨らませた状態の断面図である。
この発明の実施形態を、図1に示す。
この実施形態に係る散骨用バルーン及び散骨方法について説明する。
まず、ほぼ同じ大きさでゴム製の第1バルーン1と第2バルーン3を用意する。ゴムは、天然ゴムでも合成ゴムでも構わない。外側になる第1バルーン1の方がやや大きいことが望ましい。注入ガス5は、空気よりの比重が軽く安全なヘリウムガスを用意する。
遺骨は、骨粉砕機等により粉砕し遺灰7とする。遺灰7は、粒径が数mm以下とされる。スプーンや漏斗を利用して、第1バルーン1に入れる(図1(A))。入れる作業は、第1バルーン1にはガスを注入しない状態で、口をリング状の金具などで広げた状態で行える。
次に、この遺灰7を入れた第1バルーン1の中に第2バルーン3を挿入し位置させる(図1(B))。第1バルーン1と第2バルーン3の口9をほぼ同じ位置に合わせる。
そして、第2バルーン3へ注入ガス5を注入する。注入には、図示しないヘリウムガスボンベに接続されたガスホースの先に備えられるガスガンが用いられる。ガスガンの先端を、合わせた第1バルーン1と第2バルーン3の口9の中に入れ、ガスガンのトリガーを引いて注入を行なう。
これにより第1バルーン及び第2バルーン3を重ねた状態で、ともに膨らませることができる。その際、第1バルーン及び第2バルーン3を揺すりながら膨らませ、両者の間に遺灰7を均等に位置させ、遺灰7と両者とをいわば一体構造とする。
膨らんだ第1バルーン及び第2バルーン3の間に遺灰7が位置し、いわばサンドイッチ状態になる。このとき第1バルーン及び第2バルーン3の間は、空気が第2バルーン3の膨張により押し出され、真空に近い状態になる。
膨らませた第1バルーン及び第2バルーン3の口9を紐11等で結び閉じる。そして、山奥、船上、あるいは小型飛行機の上で、バルーンを手から離す。バルーンは、空気よりも軽いので、空中を上昇し、しばらく時間がったった後に、高々度において破裂し、遺灰7は空中で細かくばらまかれ、これにより散骨が行なわれる。
「実施形態の効果」
以上説明したように、空中散骨時において、遺灰7は、内側の第1バルーン1と外側の第2バルーン3の間にサンドイッチ状態に位置する。
(1)そして、空中の予定の高々度において、外側の第1バルーン1だけが破裂し内側の第2バルーン3が破裂しない場合には、遺灰7は直ちに空中散骨される。内側の第2バルーン3はさらに高度を上げ、やがて破裂する。
(2)逆に、予定の高々度において、外側の第1バルーン1が破裂しないで内側の第2バルーン3だけが破裂した場合には、遺灰7は外側の第1バルーン1の中に残り、この第1バルーン1の浮力により落下しない。この第1バルーン1はさらに高度を上げ、やがて破裂し、無事、空中散骨がなされる。
(3)また、第1バルーン1と第2バルーン3が同時に破裂したときにも無事、空中散骨がなされる。そして、遺灰7が位置する第1バルーン及び第2バルーン3の間は、真空に近い状態になり、遺灰7、第1バルーン1、第2バルーン3とをいわば一体構造とすることができるので、同時に破裂する可能性が高い。
(4)また、予定の高々度において、第1バルーン1と第2バルーン3がともに破裂しないときには、さらに高度を上げ、やがて、上記3つ(1)(2)(3)のうちのいずれかの空中散骨が行なわれる。
このようにして、遺灰7を入れたバルーンがそのまま落下する可能性は、ほぼなくなる。よって安全な散骨用バルーン及び散骨方法を提供できる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、注入ガス5はヘリウムガスであったが、他の実施形態では、空気よりの比重が軽いガスであれば使用できる。
1…第1バルーン、3…第2バルーン、5…注入ガス、7…遺灰、9…口、11…紐。

Claims (2)

  1. 遺灰を入れて高々度の空中で破裂させて散骨を行なうためのバルーンにおいて、遺灰を入れる第1バルーンと、この遺灰を入れた第1バルーンの中に位置させる第2バルーンと、この第2バルーンに注入することで前記第1バルーン及び前記第2バルーンを重ねた状態とし前記両バルーンを間に遺灰を位置させたサンドイッチ状態の一体構造でともに膨らませる注入ガスと、を有することを特徴とする散骨用バルーン。
  2. バルーンに遺灰を入れて高々度の空中で破裂させて散骨を行なう散骨方法において、第1バルーンに遺灰を入れる第1手順と、この遺灰を入れた第1バルーンの中に第2バルーンを位置させる第2手順と、この第2バルーンに注入ガスを注入することで前記第1バルーン及び前記第2バルーンを重ねた状態とし前記両バルーンを間に遺灰を位置させたサンドイッチ状態の一体構造でともに膨らませる第3手順と、膨らませた前記第1バルーン及び前記第2バルーンの口を閉じ、高々度において破裂させることで空中で散骨する第4手順と、を有することを特徴とする散骨方法。
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